JP2014071272A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2014071272A JP2012217128A JP2012217128A JP2014071272A JP 2014071272 A JP2014071272 A JP 2014071272A JP 2012217128 A JP2012217128 A JP 2012217128A JP 2012217128 A JP2012217128 A JP 2012217128A JP 2014071272 A JP2014071272 A JP 2014071272A
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Norio Uchida
教夫 内田
Yusuke Ikegami
悠介 池上
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Abstract

【課題】内部で発生する熱を良好に放熱し、第1、2現像カートリッジ内の現像剤の劣化を抑制できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置において、第1側板又は第2側板は、第1ダクトと連通するダクト流入孔を有する。第1、2現像剤カートリッジは、双方が形成する第1隙間によって、第1ダクトを経由して第1帯電器を通過する空気を流す第1流路を形成する。第1、2プロセスユニットと転写面とは、第1帯電器より転写面側において、第2流路を形成する。第1側板及び第2側板の一方は、第2流路に連通する流入開口を有する。第1側板及び第2側板の他方は、第2流路に連通する排出開口を有する。画像形成装置は、第1、2流路内の空気に対して、画像形成装置の外部に向かって流れるように付勢する付勢ファンをさらに備える。
【選択図】図4

Description

本発明は画像形成装置に関する。
特許文献1に従来の画像形成装置の例が開示されている。この画像形成装置は、第1プロセスユニットと、第2プロセスユニットと、無端ベルトと、第1側板と、第2側板とを備えている。
第1プロセスユニットは、第1軸線周りに回転可能な第1感光体と、第1感光体を帯電させる第1帯電器と、第1感光体に現像剤を供給する第1現像剤カートリッジと、第1軸線方向に延びて、第1帯電器における第1軸線方向の一端側から他端側までの略全長に亘って空気を流す第1ダクトとを有している。
第2プロセスユニットは、第1軸線に平行な第2軸線周りに回転可能な第2感光体と、第2感光体を帯電させる第2帯電器と、第2感光体に現像剤を供給する第2現像剤カートリッジとを有している。第2プロセスユニットは、第1プロセスユニットに対して、第1軸線に直交する第1方向の下流側から隣接している。
無端ベルトは、第1軸線方向に延び、かつ第1方向に延びて第1感光体及び第2感光体に接触する転写面を形成し、転写面において第1方向の下流側に向けて移動するように構成されている。
第1側板は、第1プロセスユニット及び第2プロセスユニットを第1軸線方向の一端側で支持している。第2側板は、第1プロセスユニット及び第2プロセスユニットを第1軸線方向の他端側で支持している。第1側板は、第1軸線方向において第1ダクトと連通し、第1ダクトに空気を流入させるためのダクト流入孔を有している。
第1現像剤カートリッジと第2現像剤カートリッジとは、双方が第1方向の間に形成する第1隙間によって、第1ダクトを経由して第1帯電器を通過する空気を流す第1流路を形成している。
この画像形成装置は、第1流路内の空気に対して、画像形成装置の外部に向かって流れるように付勢する付勢ファンをさらに備えている。この付勢ファンにより、この画像形成装置では、ダクト流入孔、第1ダクト、第1帯電器及び第1流路を経由して空気が流れ、その空気が画像形成装置の外部に排出される。こうして、この画像形成装置では、内部において画像形成動作等により発生する熱を放熱するようになっている。
特開2007−178608号公報
しかしながら、上記従来の画像形成装置では、第1プロセスユニットと第2プロセスユニットと転写面とに囲まれた空間は、第1帯電器より転写面側において、第1軸線方向の一端側に位置する第1側板と、第1軸線方向の他端側に位置する第2側板によって塞がれているので、空気が滞留し易い。このため、この画像形成装置では、その空間の温度が上昇し易くなり、第1、2現像カートリッジ内の現像剤が劣化するおそれがある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、内部で発生する熱を良好に放熱し、第1、2現像カートリッジ内の現像剤の劣化を抑制できる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、画像形成装置であって、
第1軸線周りに回転可能な第1感光体と、前記第1感光体を帯電させるように構成される第1帯電器と、前記第1感光体に現像剤を供給するように構成される第1現像剤カートリッジと、前記第1軸線方向に延びて、前記第1帯電器における前記第1軸線方向の一端側から他端側までの略全長に亘って空気を流すように構成される第1ダクトとを有する第1プロセスユニットと、
前記第1軸線に平行な第2軸線周りに回転可能な第2感光体と、前記第2感光体を帯電させるように構成される第2帯電器と、前記第2感光体に現像剤を供給するように構成される第2現像剤カートリッジとを有する第2プロセスユニットであって、前記第1プロセスユニットに対して、前記第1軸線に直交する第1方向の下流側から隣接する前記第2プロセスユニットと、
前記第1軸線方向に延び、かつ前記第1方向に延びて前記第1感光体及び前記第2感光体に接触する転写面を形成し、前記転写面において前記第1方向の下流側に向けて移動するように構成される無端ベルトと、
前記第1プロセスユニット及び前記第2プロセスユニットを前記一端側で支持する第1側板と、
前記第1プロセスユニット及び前記第2プロセスユニットを前記他端側で支持する第2側板とを備え、
前記第1側板又は前記第2側板は、前記第1軸線方向において前記第1ダクトと連通し、前記第1ダクトに空気を流入させるためのダクト流入孔を有し、
前記第1現像剤カートリッジと前記第2現像剤カートリッジとは、双方が前記第1方向の間に形成する第1隙間によって、前記第1ダクトを経由して前記第1帯電器を通過する空気を流す第1流路を形成し、
前記第1プロセスユニットと前記第2プロセスユニットと前記転写面とは、前記第1帯電器より前記転写面側において、前記第1軸線方向に延びる第2流路を形成し、
前記第1側板及び前記第2側板の一方は、前記第1軸線方向において前記第2流路に連通し、前記第2流路に空気を流入させるための流入開口を有し、
前記第1側板及び前記第2側板の他方は、前記第1軸線方向において前記第2流路に連通し、前記第2流路から空気を排出するための排出開口を有し、
前記第1流路内の空気及び前記第2流路内の空気に対して、前記画像形成装置の外部に向かって流れるように付勢する付勢ファンをさらに備えていることを特徴とする。
本発明の画像形成装置では、第1流路内の空気に対して、画像形成装置の外部に向かって流れるように付勢ファンが付勢することにより、ダクト流入孔、第1ダクト、第1帯電器及び第1流路を経由して空気が流れ、その空気が画像形成装置の外部に排出される。また、この画像形成装置では、第2流路内の空気に対して、画像形成装置の外部に向かって流れるように付勢ファンが付勢することにより、流入開口、第2流路及び排出開口を経由して空気が流れ、その空気が画像形成装置の外部に排出される。こうして、この画像形成装置では、内部において画像形成動作等により発生する熱を良好に放熱できる。これにより、この画像形成装置では、第1流路だけでなく、第2流路においても空気が滞留し難いので、第2流路の温度が上昇し難くなる。
したがって、本発明の画像形成装置では、内部で発生する熱を良好に放熱し、第1、2現像カートリッジ内の現像剤の劣化を抑制できる。
付勢ファンは、第1側板側又は第2側板側に位置し、第1流路内の空気を画像形成装置の外部に排出する第1排出ファンと、第1側板及び第2側板の他方側に位置し、第2流路内の空気を排出開口を経由して画像形成装置の外部に排出する第2排出ファンとを有していることが望ましい。そして、本発明の画像形成装置は、排出開口から排出される空気を第2排出ファンに導くための第2ダクトをさらに備えていることが望ましい。
この構成によれば、第1排出ファンと第2排出ファンとにより、第1流路内の空気と第2流路内の空気とを別々に画像形成装置の外部に排出するので、第2流路において空気が確実に滞留し難い。
本発明の画像形成装置は、第1側板に対して前記一端側に位置する第1壁と、第2側板に対して前記他端側に位置する第2壁とを備えていることが望ましい。第2排出ファンは、第2側板側に位置していることが望ましい。そして、第2ダクトは、第2側板と第2壁とによって形成されていることが望ましい。この構成によれば、第2ダクト専用の配管部品を画像形成装置内に設ける必要がなくなるので、部品点数を削減できる。
第1側板と第2側板とは対をなし、画像形成装置に対して装着される装着位置と、画像形成装置に対して引き出される引出位置とに一体的に移動可能であることが望ましい。第2側板及び第2壁は、第1軸線方向において互いに離間しつつ対向する対向壁部を有していることが望ましい。第2側板及び第2壁の一方は、自己の対向壁部に連続し、第2側板及び第2壁の他方に向けて突出し、第2側板及び第2壁の他方に対して摺接して、第2側板を装着位置と引出位置との間で案内するガイド部を有していることが望ましい。そして、第2ダクトは、第2側板の対向壁部と、第2壁の対向壁部と、ガイド部とによって形成されていることが望ましい。
この構成によれば、第2側板の対向壁部と、第2壁の対向壁部と、ガイド部とによって第2ダクトを形成し易くなるので、部品点数を確実に削減できる。
本発明の画像形成装置は、第1感光体及び第2感光体を露光するように構成される露光装置を備えていることが望ましい。露光装置は、転写面に対して、第1プロセスユニット及び第2プロセスユニットを挟んで反対側に位置していることが望ましい。第1プロセスユニット及び第2プロセスユニットと、露光装置とは、第1プロセスユニットと露光装置との間、及び第2プロセスユニットと露光装置との間で第1方向に延びる第3流路を形成していることが望ましい。そして、第3流路は、第1流路を流れる空気を第1排出ファンに向かって導くように構成されていることが望ましい。
この構成によれば、第3流路により、第1流路を流れる空気がその途中で滞留し難くなり、第1排出ファンにより画像形成装置の外部に確実に排出される。
第3流路には、第1帯電器で発生するオゾンを分解するためのオゾンフィルタが設けられていることが望ましい。この構成によれば、第1流路を流れる空気に第1帯電器で発生するオゾンが混入し、その空気が第3流路を通過する際に、オゾンフィルタによって、オゾンを確実に分解できる。また、上記構成により、第1帯電器で発生するオゾンは、第2流路には流れ込み難い。このため、この画像形成装置では、第2ダクトにオゾンフィルタを設ける必要がなくなり、部品点数を削減できる。
付勢ファンは、画像形成装置の外部から空気を吸入する吸入ファンを有していることが望ましい。そして、本発明の画像形成装置は、吸入ファンによって吸入される空気をダクト流入孔及び流入開口の少なくとも一方に導くための第3ダクトをさらに備えていることが望ましい。この構成によれば、吸入ファン及び第3ダクトにより、ダクト流入孔等を経由する第1流路への空気の流入及び流入開口を経由する第2流路への空気の流入の少なくとも一方を促進できる。
第1排出ファン及び第2排出ファンは、第2側板側に位置していることが望ましい。吸入ファンは、第1側板側に位置していることが望ましい。この構成によれば、第1流路内の空気の流れと、第2流路内の空気の流れとが第1軸線方向の一端側から他端側に向かうように揃う。このため、この画像形成装置では、吸入ファン、第1排出ファン、第2排出ファン、第2ダクト、第3ダクト等のレイアウトをし易くなる。
本発明の画像形成装置は、第1側板における第1方向の下流側の第1端部と、第2側板における第1方向の下流側の第2端部とを連結する連結壁を備えていることが望ましい。そして、連結壁は、第2プロセスユニットに対して、第1方向の下流側から対向していることが望ましい。第2プロセスユニットは、第2軸線方向に延びて、第2帯電器における前記一端側から前記他端側までの略全長に亘って空気を流すように構成される第1下流側ダクトを有していることが望ましい。第1側板又は第2側板は、第2軸線方向において第1下流側ダクトと連通し、第1下流側ダクトに空気を流入させるための下流側ダクト流入孔を有していることが望ましい。第2現像剤カートリッジと連結壁とは、双方が第1方向の間に形成する第2隙間によって、第1下流側ダクトを経由して第2帯電器を通過する空気を流す第1下流側流路を形成していることが望ましい。第2プロセスユニットと連結壁と転写面とは、第2帯電器より転写面側において、第2軸線方向に延びる第2下流側流路を形成していることが望ましい。第2プロセスユニットと連結壁との間には、双方に当接することで、第1下流側流路と第2下流側流路とを区画する区画部材が設けられていることが望ましい。第1側板及び第2側板の一方は、第2軸線方向において第2下流側流路に連通し、第2下流側流路に空気を流入させるための下流側流入開口を有していることが望ましい。第1側板及び第2側板の他方は、第2軸線方向において第2下流側流路に連通し、第2下流側流路から空気を排出するための下流側排出開口を有していることが望ましい。付勢ファンは、第1下流側流路内の空気及び第2下流側流路内の空気に対して、画像形成装置の外部に向かって流れるように付勢することが望ましい。
この構成によれば、第1下流側流路内の空気に対して、画像形成装置の外部に向かって流れるように付勢ファンが付勢することにより、下流側ダクト流入孔、第1下流側ダクト、第2帯電器及び第1下流側流路を経由して空気が流れ、その空気が画像形成装置の外部に排出される。また、この画像形成装置では、第2下流側流路内の空気に対して、画像形成装置の外部に向かって流れるように付勢ファンが付勢することにより、下流側流入開口、第2下流側流路及び下流側排出開口を経由して空気が流れ、その空気が画像形成装置の外部に排出される。この際、区画部材が第1下流側流路と第2下流側流路とを区画するので、第1下流側流路内の空気と第2下流側流路内の空気とが混ざらない。こうして、この画像形成装置では、内部において画像形成動作等により発生する熱を良好に放熱できる。これにより、この画像形成装置では、第2下流側流路においても空気が滞留し難いので、第2下流側流路の温度が上昇し難くなる。
その結果、この画像形成装置では、内部で発生する熱を一層良好に放熱し、第1、2現像カートリッジ内の現像剤の劣化を確実に抑制できる。
実施例の画像形成装置の模式断面図である。 実施例の画像形成装置に係り、第1、2プロセスユニット等によって構成される画像形成部を示す拡大断面図である。 実施例の画像形成装置に係り、第1、2プロセスユニット及び連結壁等を示す部分拡大断面図である。 実施例の画像形成装置に係り、図2のA−A断面を示す模式断面図である。 実施例の画像形成装置に係り、図2のB−B断面を示す模式断面図である。 実施例の画像形成装置に係り、第1〜3ダクト、第1排出ファン、第2排出ファン及び吸入ファン等を示す模式斜視図である。 実施例の画像形成装置に係り、第1〜3流路を示す模式図である。 変形例1の画像形成装置に係り、図5と同様の模式断面図である。 変形例2の画像形成装置に係り、図5と同様の模式断面図である。 変形例3の画像形成装置に係り、第1〜3ダクト、第1排出ファン、第2排出ファン及び吸入ファン等を示す模式斜視図である。 変形例4の画像形成装置に係り、第1〜3ダクト、第1排出ファン及び吸入ファン等を示す模式斜視図である。 変形例5の画像形成装置に係り、第1〜3ダクト、第2排出ファン及び吸入ファン等を示す模式斜視図である。 変形例6の画像形成装置に係り、第1〜3ダクト、第2排出ファン及び吸入ファン等を示す模式斜視図である。 変形例7の画像形成装置に係り、図3と同様の部分拡大断面図である。
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
(実施例)
図1に示すように、本発明の画像形成装置の具体的態様の一例である実施例の画像形成装置1は、電子写真方式によりシート99(用紙やOHPシート等)に複数色の画像を形成するカラーレーザプリンタである。図1では、紙面左側を装置の前側と規定し、装置を前側から見た場合に左手に来る側(紙面奥側)を左側と規定して、前後、左右及び上下の各方向を表示する。そして、図2以降の各図に示す各方向は、全て図1に示す各方向に対応させて表示する。以下、図1等に基づいて、画像形成装置1が備える各構成要素について説明する。
<全体構成>
図1に示すように、画像形成装置1は、略箱状体であるハウジング2と、ハウジング2内に設けられた図示しないフレーム部材とを備えている。
ハウジング2内の下方には、シートカセット19が着脱可能に設けられている。シートカセット19は、上方が開放され、その内部に複数枚のシート99を積層状態で収容する略箱状体である。ハウジング2の上面には、排出トレイ2Cと、排出口2Bとが設けられている。排出トレイ2Cは、後方に下り傾斜するように凹んでいる。排出口2Bは、排出トレイ2Cの後端縁に対して上方に位置してハウジング2内と外部とを連通させている。シートカセット19上のシート99は、画像形成を終えた後、ハウジング2内から排出口2Bを通過して外部に排出され、排出トレイ2Cに載置される。ハウジング2の前面には、前面カバー2Dが設けられている。図示は省略するが、前面カバー2Dは、その上端縁が前方かつ下方に変位するように揺動して、ハウジング2の前面側を開放する。
画像形成装置1は、ハウジング2内にそれぞれ設けられた給紙部10、搬送ベルト40、画像形成部20、露光装置29、定着器30、第1排出ローラ31、32、第2排出ローラ33、34及び再搬送部50を備えている。ハウジング2内には、搬送経路P1と、再搬送経路P2とが設けられている。
搬送経路P1は、シートカセット19の前端部側から前方かつ上方に延びて給紙部10を通過し、後方に向きを変えた後、略水平に延びて、無端ベルト40の上側、かつ画像形成部20の下側を通過する。次に、搬送経路P1は、定着器30を通過した後、上方に向きを変えて、第1排出ローラ31、32を通過し、前方に向きを変えた後、略水平に延びて、第2排出ローラ33、34及び排出口2Bを経由し、排出トレイ2Cに至る。シート99の一面99Aは、シート99がシートカセット19に載置されている状態では、下方を向いている。そして、シート99の一面99Aは、画像形成部20の下側を通過する際、上方を向いている。
再搬送経路P2は、第2排出ローラ33、34から、シート99が排出される方向とは逆方向に延びて、下方に向きを変えた後、第1排出ローラ31、32を通過する。次に、再搬送経路P2は、シートカセット19の後端部より下方で前方に向きを変えた後、シートカセット19と、ハウジング2の底壁との間で略水平に延びて再搬送部50を通過する。次に、再搬送経路P2は、シートカセット19の前端部より前方で上方に向きを変えて、搬送経路P1に合流する。シート99の一面99Aは、再搬送部50を通過する際、上方を向いている。そして、シート99の他面99Bは、再搬送経路P2から搬送経路P1に合流して画像形成部20を通過する際、上方を向いている。
給紙部10は、シートカセット19に収容されたシート99を給紙ローラ11、分離ローラ12及び分離パッド13により1枚ずつ搬送経路P1に送り出す。そして、搬送経路P1の略U字状に後方に転向する部位に配設された搬送ローラ14、15及びレジストローラ16、17により、シート99を搬送ベルト40及び画像形成部20に向けて搬送する。
搬送ベルト40は、シートカセット19の上側、かつ、画像形成部20の下側に設けられている。搬送ベルト40は、ハウジング2内の後方において左右方向を向く回転軸線周りに回転する駆動ローラ41と、ハウジング2内の前方において駆動ローラ41と平行な回転軸線周りに回転する従動ローラ42とに巻き掛けられて循環する。搬送ベルト40は、本発明の「無端ベルト」の一例である。
搬送ベルト40は、転写面40Aを形成している。転写面40Aは、駆動ローラ41と従動ローラ42との間で搬送経路P1の略水平部分に沿って、左右方向及び前後方向に延在する略水平面である。搬送ベルト40は、転写面40Aにおいて前方から後方に向かって移動する。前後方向は、本発明の「第1方向」の一例である。搬送ベルト40の駆動ローラ41側は、本発明の「第1方向の下流側」の一例である。
給紙部10によりシートカセット19から搬送経路P1に沿って送り出されたシート99は、転写面40Aに吸着されながら搬送されることにより、画像形成部20の下側を通過する
図2に示すように、画像形成部20は、いわゆるダイレクトタンデム方式のものである。画像形成部20は、搬送経路P1の略水平部分を挟んで搬送ベルト40の上方に位置する4組のプロセスユニット21(21C、21M、21Y、21K)を有している。プロセスユニット21Cは、「シアン」色の現像剤に対応している。プロセスユニット21Mは、「マゼンタ」色の現像剤に対応している。プロセスユニット21Yは、「イエロー」色の現像剤に対応している。プロセスユニット21Kは、「ブラック」色の現像剤に対応している。プロセスユニット21Cに関連する画像形成装置1の各構成要素には、符号の末尾に「C」を付して、図2等に表示している。プロセスユニット21M、21Y、21Kに関連する画像形成装置1の各構成要素についても同様である。
各プロセスユニット21は、搬送経路P1の略水平部分に沿って前方から後方に向かって、プロセスユニット21C、プロセスユニット21M、プロセスユニット21Y、プロセスユニット21Kの順番で並んでいる。
4組のプロセスユニット21のうち、前方の3個のプロセスユニット21の中から任意に選択された1つのプロセスユニット21が本発明の「第1プロセスユニット」の一例であり、その選択されたプロセスユニット21に対して後側から隣接するプロセスユニット21が本発明の「第2プロセスユニット」の一例である。具体的には、隣り合うプロセスユニット21C、21Mでは、プロセスユニット21Cが本発明の「第1プロセスユニット」であり、プロセスユニット21Mが本発明の「第2プロセスユニット」である。隣り合うプロセスユニット21M、21Yでは、プロセスユニット21Mが本発明の「第1プロセスユニット」であり、プロセスユニット21Yが本発明の「第2プロセスユニット」である。隣り合うプロセスユニット21Y、21Kでは、プロセスユニット21Yが本発明の「第1プロセスユニット」であり、プロセスユニット21Kが本発明の「第2プロセスユニット」である。また、プロセスユニット21Kは、本発明の「連結壁が後側から対向する第2プロセスユニット」の一例である。
各プロセスユニット21は、感光ドラム22(22C、22M、22Y、22K)と、現像ローラ23(23C、23M、23Y、23K)と、現像剤カートリッジ26(26C、26M、26Y、26K)と、スコロトロン帯電器25(25C、25M、25Y、25K)と、クリーニングローラ28(28C、28M、28Y、28K)と、イレースレーザ27(27C、27M、27Y、27K)とを有している。
各感光ドラム22は、左右方向に延びる感光ドラム軸線X22(X22C、X22M、X22Y、X22K)周りに回転可能に支持される円筒体である。各感光ドラム22は、搬送経路P1の略水平部分を挟んで転写面40Aに対して上方から接触している。
各感光ドラム22は、転写面40Aが前方から後方に向けて移動するのに同期して、搬送されるシート99に当接しつつ、図2の紙面に向かって反時計方向に回転する。また、シート99が再搬送される場合、各感光ドラム22は、シート99の他面99Bに当接しつつ回転する。図1に示すように、転写面40Aの下側には、各感光ドラム22のそれぞれと、転写面40Aを挟んで対向する転写ローラ43(43C、43M、43Y、43K)が設けられている。
図2に示すように、現像ローラ23(23C、23M、23Y、23K)はそれぞれ、対応する感光ドラム22に対して斜め上方、かつ前方から当接している。現像剤カートリッジ26(26C、26M、26Y、26K)はそれぞれ、対応する感光ドラム22に対して斜め上方、かつ前方に位置している。各現像剤カートリッジ26は、対応する色の現像剤を内部に収容している。また、各現像剤カートリッジ26は、対応する現像ローラ23を回転可能に支持している。各現像ローラ23は、各現像剤カートリッジ26内の現像剤を各感光ドラム22に供給する。
スコロトロン帯電器25(25C、25M、25Y、25K)はそれぞれ、対応する感光ドラム22に対して斜め上方、かつ後方から対向している。各スコロトロン帯電器25は、左右方向に延びるグリッド電極により、対応する感光ドラム22の表面を非接触で正帯電させる。
クリーニングローラ28(28C、28M、28Y、28K)はそれぞれ、対応する感光ドラム22に対して前方から当接している。クリーニングローラ28は、対応する感光ドラム22に付着する余分な現像剤を除去する。
イレースレーザ27(27C、27M、27Y、27K)はそれぞれ、対応するクリーニングローラ28の下側に位置して、対応する感光ドラム22に対して前方から対向している。イレースレーザ27は、対応する感光ドラム22にレーザ光を照射し、感光ドラム22の表面に残留する電荷を消去する。
露光装置29は、ハウジング2内において、画像形成部20の上側、すなわち、転写面40Aに対して、各プロセスユニット21を挟んで反対側に設けられている。露光装置29は、左右方向及び上下方向に延在する略箱状体と、その内部に収容されるレーザ光源、ポリゴンミラー、fθレンズ及び反射鏡等により構成されている。露光装置29は、上方から各感光ドラム22に対してレーザ光を照射する。
図1及び図2に示すように、定着器30は、搬送ベルト40の駆動ローラ41の後側に設けられている。定着器30は、上側に位置する加熱ローラ30Aと、下側に位置する押圧ローラ30Bとを有している。加熱ローラ30Aと押圧ローラ30Bとは搬送経路P1を挟んで互いに対向している。加熱ローラ30Aは、自己の表面が加熱された状態で、搬送されるシート99に当接する。押圧ローラ30Bは、加熱ローラ30Aと対向し、加熱ローラ30Aに向かって付勢されている。こうして、定着器30は、画像形成部20の下方を通過したシート99を加熱ローラ30Aと押圧ローラ30Bとにより加熱加圧する。
加熱ローラ30A及び押圧ローラ30Bの後方には、排出センサ43が搬送経路P1に臨むように設けられている。排出センサ43は、例えば、シート99に当接して揺動するアクチュエータの変位をフォトインタラプタ等の光学式センサ等により検出するものである。定着器30を通過するシート99を排出センサ43が検知すると、その検知結果が図示しない制御部に伝達される。そして、制御部は、その検知結果に基づいて、画像形成動作における上記の各構成要素の稼働や停止のタイミングを制御する。
画像形成部20、露光装置29及び定着器30は、以下のようにして、搬送経路P1に沿って転写面40A上を搬送されるシート99に画像を形成する。すなわち、図1及び図2に示すように、各感光ドラム22の表面は、その回転に伴って、各スコロトロン帯電器25により一様に正帯電された後、露光装置29から照射されるレーザ光の高速走査により露光される。これにより、各感光ドラム22の表面には、シート99に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。次に、各現像剤カートリッジ26及び各現像ローラ23により、現像剤が静電潜像に対応して各感光ドラム22の表面に供給される。そして、シート99が転写面40A上を通過する際、各転写ローラ43に印加された負の電荷により、各感光ドラム22の表面に担持された現像剤がシート99の一面99Aに転写され、定着器30において加熱加圧される。その結果、現像剤がシート99に定着する。
図1に示すように、第1排出ローラ31、32は、定着器30の後方、かつ上方に位置し、搬送経路P1を挟んで互いに対向している。第1排出ローラ31は、図示しない制御部に制御されて正回転又は逆回転する。第1排出ローラ32は、第1排出ローラ31に対して押圧されて従動回転する。
第2排出ローラ33、34は、第1排出ローラ31、32の上方、かつ前方に位置し、排出トレイ2Cに臨むように設けられている。第2排出ローラ33、34は、搬送経路P1を挟んで互いに対向している。第2排出ローラ33は、図示しない制御部に制御されて、第1排出ローラ31と同期しつつ、正回転又は逆回転する。第2排出ローラ34は、第2排出ローラ33に対して押圧されて従動回転する。
第1排出ローラ31、32及び第2排出ローラ33、34は、定着器30を通過したシート99をニップした状態で、第1排出ローラ31及び第2排出ローラ33が正回転することにより、シート99を排出トレイ2Cに排出する。
搬送経路P1における定着器30と、第1排出ローラ31、32との間には、フラッパ49が設けられている。フラッパ49は、その下端側がフレーム部材2Fに揺動可能に支持されている。フラッパ49は、図1に実線で示す位置と、図1に二点鎖線で示す位置との間で揺動可能とされている。フラッパ49とフレーム部材2Fとの間には、フラッパ49を図1に二点鎖線で示す位置に保持する図示しないバネが設けられている。図示しないバネの付勢力は、搬送経路P1上を搬送されるシート99がフラッパ49に当接することにより、フラッパ49が図1に二点鎖線で示す位置から、図1に実線で示す位置に揺動する程度に弱くされている。フラッパ49は、図1に実線で示す位置では、搬送経路P1上をシート99の搬送を妨げない。その一方、フラッパ49は、図1に二点鎖線で示す位置では、搬送経路P1を跨ぐ。そして、シート99が再搬送される際、そのシート99を再搬送経路P2に案内する。
上述した第1排出ローラ31、32、第2排出ローラ33、34、排出センサ43及びフラッパ49は、シート99の反転機構を兼ねており、以下のようにして、一面99Aに画像が形成されたシート99を反転させる。すなわち、シート99の一部を第1排出ローラ31、32とがニップし、シート99の別の一部を第2排出ローラ33、34がニップして、排出トレイ2Cに向けて搬送する途中において、排出センサ43がシート99の後端縁を検知しなくなってから所定のタイミングで、図示しない制御部が第1排出ローラ31及び第2排出ローラ33を正回転から逆回転に切り替える。このタイミングは、シート99の後端縁がフラッパ49を通過し、フラッパ49が図示しないバネに付勢されて図1に二点鎖線で示す位置に復帰した後になるように設定される。これにより、フラッパ49の上端側は、搬送経路P1を跨いで、再搬送経路P2に沿う状態となる。その結果、そのシート99は、第1排出ローラ31、32、第2排出ローラ33、34及びフラッパ49により、再搬送経路P2に送り出される。そして、そのシート99は、再搬送経路P2上を下方に搬送され、シートカセット19の下方に位置する再搬送部50に到達する。
再搬送部50は、第1再搬送ローラ51、52と、第2再搬送ローラ53、54とを有している。第1再搬送ローラ51と第1再搬送ローラ52とは、再搬送経路P2の略水平部分を挟んで互いに対向している。第2再搬送ローラ53と第2再搬送ローラ54とは、第1再搬送ローラ51、52より前方に位置して、再搬送経路P2の略水平部分を挟んで互いに対向している。
シート99が再搬送経路P2上を搬送されて再搬送部50に到達すると、そのシート99は、一面99Aを上方に向けた状態で、第1再搬送ローラ51、52及び第2再搬送ローラ53、54にニップされて前方に搬送され、搬送経路P1に合流する。そうすると、その再搬送されるシート99は、給紙部10の搬送ローラ14、15及びレジストローラ16、17により、再び搬送経路P1上を搬送され、他面99Bを上方に向けた状態で画像形成部20及び定着器30を通過する。これにより、シート99の他面99Bにも画像が形成される。こうして、両面に画像が形成されたシート99は、第1排出ローラ31、32及び第2排出ローラ33、34により排出トレイ2Cに排出される。
<ドロワの構成>
図4及び図5に示すように、画像形成装置1は、第1壁210と、第2壁220とを備えている。第1壁210は、ハウジング2内において、ハウジング2の左側面に沿うように、上下方向及び前後方向に略平板状に延在している。第2壁220は、ハウジング2内において、ハウジング2の右側面に沿うように、上下方向及び前後方向に略平板状に延在している。
図2〜図5に示すように、画像形成装置1は、ドロワ100を備えている。ドロワ100は、第1側板110と、第2側板120と、連結壁130と、連結壁140とを備えている。左側の第1側板110と右側の第2側板120とは、対をなしている。第1壁210は、第1側板110に対して左側に位置している。第2壁220は、第2側板120に対して右側に位置している。第1側板110は、第1壁210に隣接しつつ、上下方向及び前後方向に略平板状に延在している。第2側板120は、第2壁220に隣接しつつ、上下方向及び前後方向に略平板状に延在している。
図4に示すように、連結壁130は、左右方向に延びて、第1側板110における後側の第1端部110Eと、第2側板120における後側の第2端部120Eとを連結している。連結壁130は、本発明の「連結壁」の一例である。連結壁140は、左右方向に延びて、第1側板110における第1端部110Eとは反対側の端部と、第2側板120における第2端部120Eとは反対側の端部とを連結している。これにより、ドロワ100は、略枠状体となっている。
第1側板110と第2側板120とは、各感光ドラム22の左端部と右端部とを回転可能に支持している。また、第1側板110と第2側板120とは、現像剤カートリッジ26の左端部と右端部とを着脱可能に支持している。すなわち、第1側板110は、各プロセスユニット21を左端側で支持している。第2側板120は、各プロセスユニット21を右端側で支持している。
図2に示すように、ドロワ100において、各感光ドラム20の後方には、中間壁150(150C、150M、150Y、150K)が設けられている。各中間壁150は、前後方向に間隔を有して並んでいる。中間壁150は、左右方向に延びて、第1側板110と、第2側板120とを連結している。各中間壁150はそれぞれ、対応するスコロトロン帯電器25、クリーニングローラ28及びイレースレーザ27を支持している。つまり、各中間壁150はそれぞれ、各プロセスユニット21を構成している。図3に示すように、各中間壁150は、第1中間壁151と、第2中間壁152とを有する。第1中間壁151は、後述する第1ダクト181の一部を形成し、スコロトロン帯電器25の上部を覆うように隣接する現像カートリッジ26とわずかな隙間を空けて対向している。第2中間壁152は、第1中間壁151の下端から、クリーニングローラ28と、イレースレーザ27を保持する保持部材の外周面とを覆うように、転写面40Aに向かって延びている。
プロセスユニット21Kの中間壁150Kは、連結壁130との間に配置されるように略平板状の区画部材169を有する。区画部材169は、第1側板110から第2側板120まで、左右方向に細長く延びている。また、区画部材169は、前後方向に延びて、中間壁150Kにおける上下方向の中間部と、連結壁130における上下方向の中間部とに当接している。
図5に示すように、第1壁210の下端縁210Eは、右方に屈曲して、第1側板110の下端縁を下方から支持している。第2壁220の下端縁220Eは、左方に屈曲して、第2側板120の下端縁を下方から支持している。
ドロワ100は、図1に実線で示すように、ハウジング2内で画像形成動作可能な位置と、図1に二点鎖線で示すように、ハウジング2から引き出される位置とに移動可能とされている。図1に実線で示すドロワ100の位置を装着位置とする。図1に二点鎖線で示すドロワ100の位置を引出位置とする。前面カバー2Dを前方に揺動させ、ハウジング2の前面側を開放した状態で、ハウジング2内のドロワ100を前方に引き出すと、第1側板110及び第2側板110の下端縁が第1壁210及び第2壁220の下端縁210E、220Eに摺接しつつ、案内される。これにより、ドロワ100は、前方に向かって斜めに上昇した後、略水平に前方に移動して、引出位置に移動する。また、逆の動作により、ドロワ100を引出位置から装着位置まで移動させることができる。第1壁210及び第2壁220の下端縁210E、220Eは、ドロワ100を装着位置と引出位置との間で案内するガイド部を兼ねている。なお、第1側板110及び第2側板110の下端縁には、第1壁210及び第2壁220の下端縁に当接して回転するカムフォロアが設けられ得る。
<第1〜3ダクト、第1流路、第2流路及び第1、2排出ファン等の構成>
図2、図3、図5及び図6に示すように、各プロセスユニット21は、第1ダクト181(181C、181M、181Y、181K)を有している。第1ダクト181は、中間壁150において、スコロトロン帯電器25の上側に形成された流路である。図5に示すように、第1ダクト181は、第1側板110から第2側板120まで左右方向に延びている。第1ダクト181Kは、本発明の「第1下流側ダクト」の一例である。
第1側板110は、ダクト流入孔111(111C、111M、111Y、111K)を有している。各ダクト流入孔111はそれぞれ、対応する第1ダクト181と左右方向において連通している。ダクト流入孔111Kは、本発明の「下流側ダクト流入孔」の一例である。第2側板210は、各ダクト流入孔111の右端を塞いでいる。
図5及び図6に示すように、画像形成装置1は、第1側板110側に設けられた第3ダクト183及び吸入ファン173を備えている。第3ダクト183は、ハウジング2内において第1壁210の左側に形成された流路である。第3ダクト183は、ハウジング2内の前面側、かつ底面側から上方に向けて略垂直に延びた後、後方に屈曲して、略水平に延びている。
図5に示すように、第3ダクト183は、第1壁210に貫設された接続孔211を経由して、各ダクト流入孔111と連通している。図6に示すように、吸入ファン173は、第3ダクト183の前端側かつ下端側に配設されている。吸入ファン173は、ハウジング2の底部から外部の空気を吸入する。第3ダクト183は、吸入ファン173によって吸入される空気を各ダクト流入孔111に導く。吸入ファン173は、本発明の「付勢ファン」の一例である。
図5に示すように、第3ダクト183によって各ダクト流入孔111に導かれた空気は、各第1ダクト181に流入する。そして、その空気は、各第1ダクト181の左側から右側まで行き渡るとともに、下側の各スコロトロン帯電器25に流入する。こうして、各第1ダクト181内を流れる空気は、各スコロトロン帯電器25の左側から右側までの略全長に亘って流れた後、各感光ドラム22の表面に到達する。
図2及び図3に示すように、現像剤カートリッジ26Cと、現像剤カートリッジ26Cに後側から隣接する現像剤カートリッジ26Mとは、双方が前後方向の間において形成する第1隙間S1によって、図7に示す第1流路161Cを形成している。現像剤カートリッジ26Mと、現像剤カートリッジ26Mに後側から隣接する現像剤カートリッジ26Yとは、双方が前後方向の間において形成する第1隙間S1によって、図7に示す第1流路161Mを形成している。現像剤カートリッジ26Yと、現像剤カートリッジ26Yに後側から隣接する現像剤カートリッジ26Kとは、双方が前後方向の間において形成する第1隙間S1によって、図7に示す第1流路161Yを形成している。現像剤カートリッジ26Kと、現像剤カートリッジ26Kに後側から対向する連結壁130とは、双方が前後方向の間において形成する第2隙間S2によって、図7に示す第1流路161Kを形成している。第1流路161Kは、本発明の「第1下流側流路」の一例である。
図5及び図7に示すように、各第1ダクト181から各スコロトロン帯電器25を通過した空気は、対応する第1流路161に流入する。各第1流路161の下側は、各中間壁150、各クリーニングローラ28及び各イレースレーザ27によってほぼ塞がれている。このため、各第1流路161に流入する空気は、対応する感光ドラム22の表面に沿って現像ローラ23に向かって流れた後、隣接する現像剤カートリッジ26同士の間を上方に向かって流れて、転写面40Aから離間する。
図2及び図3に示すように、プロセスユニット21Cの感光ドラム22C及び中間壁150Cと、プロセスユニット21Mの感光ドラム22M及び現像剤カートリッジ26Mと、転写面40Aとは、図7に示す第2流路162Cを形成している。プロセスユニット21Mの感光ドラム22M及び中間壁150Mと、プロセスユニット21Yの感光ドラム22Y及び現像剤カートリッジ26Yと、転写面40Aとは、図7に示す第2流路162Mを形成している。プロセスユニット21Yの感光ドラム22Y及び中間壁150Yと、プロセスユニット21Kの感光ドラム22K及び現像剤カートリッジ26Kと、転写面40Aとは、図7に示す第2流路162Yを形成している。プロセスユニット21Kの感光ドラム22K及び中間壁150Kと、連結壁130と、転写面40Aとは、図7に示す第2流路162Kを形成している。第2流路162Kは、本発明の「第2下流側流路」の一例である。
図4、図5及び図7に示すように、各第2流路162は、対応するスコロトロン帯電器25より転写面40A側において、第1側板110から第2側板120まで左右方向に延びている。区画部材169は、中間壁150Kと連結壁130とに当接することにより、第1流路161Kと第2流路162Kとを区画している。
図2〜図5に示すように、第1側板110は、流入開口112(112C、112M、112Y、112K)を有している。図2及び図3において、各流入開口112は、紙面奥側に位置している。各流入開口112はそれぞれ、対応する第2流路162と左右方向において連通している。流入開口112Kは、本発明の「下流側流入開口」の一例である。
図2〜図6に示すように、第2側板120は、排出開口122(122C、122M、122Y、122K)を有している。図2及び図3において、各排出開口122は、紙面手前側に位置している。各排出開口122はそれぞれ、対応する第2流路162と左右方向において連通している。排出開口122Kは、本発明の「下流側排出開口」の一例である。
図4及び図5に示すように、画像形成装置1は、各流入開口112にハウジング2の外部からの空気を導く第4ダクト184を備えている。より詳しくは、第1側板110は、その下端側に対向壁部110Tを有している。第1壁210は、その下端側に対向壁部210Tを有している。対向壁部210Tは、第1壁210が各流入開口112の上方においてクランク状に屈曲することにより、対向壁部110Tに対して左側に離間しつつ対向している。第1側板110の対向壁部110Tと、第1壁210の対向壁部210Tと、ガイド部を兼ねる第1壁210の下端縁210Eとによって、第4ダクト184が形成されている。図4に示すように、第4ダクト184は、ハウジング2の左側面の前方において、ハウジング2の外部と連通している。
図4〜図6に示すように、画像形成装置1は、各排出開口122を経由して、各第2流路162から空気を排出する第2ダクト182を備えている。より詳しくは、第2側板120は、その下端側に対向壁部120Tを有している。第2壁220は、その下端側に対向壁部220Tを有している。対向壁部220Tは、第2壁220が各排出開口122の上方においてクランク状に屈曲することにより、対向壁部120Tに対して右側に離間しつつ対向している。第2側板120の対向壁部120Tと、第2壁220の対向壁部220Tと、ガイド部を兼ねる第2壁220の下端縁220Eとによって、第2ダクト182が形成されている。第2ダクト182は、各排出開口122に連通しつつ後方に延びている。
第2ダクト182の後端には、図1及び図6に示すフィルタ162Fが設けられている。フィルタ162Fは、トナー屑や紙粉等の微粒子を除去するためのものである。フィルタ162Fは、第2排出空間72Aの前面に位置している。第2排出空間72Aは、第2壁220側に形成された略直方体形状の空間である。
図2に示すように、各プロセスユニット21と露光装置29とは、各現像剤カートリッジ26の上面と、露光装置29の下面との間で、図7に示す第3流路163を形成している。図7に示すように、第3流路163は、前方から後方に向けて延びている。第3流路163は、各第1流路161の上端と連続している。
図1及び図6に示すように、第3流路163の後端には、オゾンフィルタ163Fが設けられている。オゾンフィルタ163Fは、各スコロトロン帯電器25で発生するオゾンを分解するためのものである。オゾンフィルタ163Fは、第1排出空間71Aの前面に位置している。第1排出空間71Aは、第1壁210側から第2壁220側まで左右方向に延びる略直方体形状の空間である。
画像形成装置1は、第1排出空間71Aの右側面側、すなわち、第2側板120側に設けられた第1排出ファン71を備えている。第1排出ファン71は、本発明の「付勢ファン」の一例である。第1排出ファン71は、第1排出空間71A内の空気をハウジング2の右側面から、ハウジング2の外部に排出する。これにより、第1排出空間71A内に負圧が発生する。各第1流路161内の空気は、その負圧に付勢されて第3流路163に流入し、さらに第3流路163に導かれて第1排出空間71A内に移動する。この際、オゾンフィルタ163Fにより、各スコロトロン帯電器25で発生するオゾンが分解される。そして、その空気は、第1排出ファン71によって、ハウジング2の外部に排出される。
画像形成装置1は、第2排出空間72Aの右側面側、すなわち、第2側板120側に設けられた第2排出ファン72を備えている。第2排出ファン72は、本発明の「付勢ファン」の一例である。第2排出ファン72は、第1排出空間72A内の空気をハウジング2の右側面から、ハウジング2の外部に排出する。これにより、第2排出空間72A内に負圧が発生する。各第2流路162内の空気は、その負圧に付勢されて、各排出開口122を経由して第2ダクト182内に流入し、さらに第2ダクト182に導かれ第2排出空間72A内に移動する。この際、フィルタ162Fにより、トナー屑や紙粉等の微粒子が除去される。そして、その空気は、第2排出ファン72によって、ハウジング2の外部に排出される。
<作用効果>
実施例の画像形成装置1では、第2側板120側に設けられた第1排出ファン71は、各第1流路161内の空気に対して、ハウジング2の外部に向かって流れるように付勢する。また、第1側板110側に設けられた吸入ファン73も、各第1流路161内の空気に対して、ハウジング2の外部に向かって流れるように付勢する。これにより、吸入ファン73がハウジング2の外部から吸入する空気は、第3ダクト183、各ダクト流入孔111、各第1ダクト181、各スコロトロン帯電器25、各第1流路161及び第2流路163を経由して流れ、その空気が第1排出ファン71によりハウジング2の外部に排出される。
また、この画像形成装置1では、第2側板120側に設けられた第2排出ファン72は、第2流路162内の空気に対して、ハウジング2の外部に向かって流れるように付勢する。これにより、ハウジング2の外部から第4ダクト184に流入する空気は、各流入開口112、各第2流路162、各排出開口122及び第2ダクト182を経由して流れ、その空気が第2排出ファン72によりハウジング2の外部に排出される。特に、この画像形成装置1では、再搬送されるシート99が定着器30により加熱された後、温度が充分に冷めないまま、転写面40上を移動する場合があるので、そのシート99から、各第2流路162内に放熱され得る。この熱も、各流入開口112、各第2流路162、各排出開口122及び第2ダクト182を経由して流れる空気によって、ハウジング2の外部に確実に排出される。
こうして、この画像形成装置1では、ハウジング2の内部において画像形成動作等により発生する熱を良好に放熱できる。これにより、この画像形成装置1では、各第1流路161だけでなく、各第2流路162においても空気が滞留し難いので、各第2流路162の温度が上昇し難くなる。
したがって、実施例の画像形成装置1では、ハウジング2の内部で発生する熱を良好に放熱し、各現像カートリッジ26内の現像剤の劣化を抑制できる。
また、この画像形成措置1では、第1排出ファン71と第2排出ファン72とにより、各第1流路161内の空気と、各第2流路162内の空気とを別々にハウジング2の外部に排出する。このため、この画像形成措置1では、単一の排出ファンにより、各第1流路161内の空気と各第2流路162内の空気とを外部に排出する場合と比較して、各第2流路162において空気が確実に滞留し難い。
さらに、この画像形成装置1では、第2ダクト182が第2側板120の対向壁部120Tと、第2壁210の対向壁部210Tと、ガイド部を兼ねる第2壁210の下端縁210Eとによって形成されている。このため、この画像形成装置1では、第2ダクト専用の配管部品を画像形成装置1内に設ける必要がない。また、ガイド部を兼ねる第2壁210の下端縁210Eによって第2ダクト182を容易に形成できる。その結果、この画像形成装置1では、部品点数を確実に削減できる。
また、この画像形成装置1では、各プロセスユニット21と露光装置29との間に形成された第3流路163により、各第1流路161を流れる空気がその途中で滞留し難くなり、第1排出ファン71によりハウジング3の外部に確実に排出される。
さらに、この画像形成装置1では、各第1流路161を流れる空気に各スコロトロン帯電器25で発生するオゾンが混入し、その空気が第3流路163を通過する際に、オゾンフィルタ163Fによって、オゾンを確実に分解できる。また、オゾンフィルタ163Fにより、各スコロトロン帯電器25で発生するオゾンは、各第2流路162には流れ込み難い。このため、この画像形成装置1では、第2ダクト182にオゾンフィルタを設ける必要がなくなっており、部品点数を削減できる。
また、この画像形成装置1では、第1排出ファン71及び第2排出ファン723は、第2側板120側に位置している。吸入ファン73は、第1側板110側に位置している。これにより、この画像形成装置1では、各第1流路161内の空気の流れと、各第2流路162内の空気の流れとが左側から右側に向かうように揃う。このため、この画像形成装置1では、吸入ファン73、第1排出ファン71、第2排出ファン72、第2ダクト182、第3ダクト183等のレイアウトをし易くなる。
また、この画像形成装置1では、区画部材169が第1流路161Kと第2流路162Kとを区画しているので、第1流路161Kの空気と第2下流側流路162Kの空気とが混ざらない。このため、この画像形成装置1では、第2流路162C、162M、162Yと同様に、第2流路162Kの温度が上昇し難くなる。その結果、この画像形成装置1では、ハウジング2の内部で発生する熱を一層良好に放熱し、各現像カートリッジ26内の現像剤の劣化を確実に抑制できる。
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
(変形例1)
図8に示すように、変形例1の画像形成装置では、実施例の画像形成装置における第4ダクト184を無くし、その代りに、第3ダクト183から分岐して各流入開口112に連通する分岐路183Aを設けている。変形例1のその他の構成は、実施例と同一である。この場合、吸入ファン73によって吸入される空気は、第3ダクト183及び分岐路183Aにより、各流入開口112にも導かれる。このような構成である変形例1の画像形成装置も、実施例の画像形成装置と同様の作用効果を奏することができる。
(変形例2)
図9に示すように、変形例2の画像形成装置では、第1側板110は、自己の対向壁部110Tの上部に連続し、第1壁210に向けて突出するガイド部110Gを有している。第1壁210は、自己の対向壁部210Tの上部に連続し、第1側板110に向けて突出するガイド部210Gを有している。第2側板120は、自己の対向壁部120Tの上部に連続し、第2壁220に向けて突出するガイド部120Gを有している。第2壁220は、自己の対向壁部220Tの上部に連続し、第2側板120に向けて突出するガイド部220Gを有している。
ガイド部110Gとガイド部210Gとが摺接し、ガイド部120Gとガイド部220Gとが摺接することにより、ドロワ100が装着位置と引出位置との間で案内される。なお、ガイド部110G、120Gには、ガイド部210G、220Gに当接して回転するカムフォロアが設けられ得る。
第4ダクト284は、第1側板110の対向壁部110T及びガイド部110Gと、第1壁210の対向壁部210T及びガイド部210Gと、第1壁210の下端縁210Eとによって形成されている。第2ダクト282は、第2側板120の対向壁部120T及びガイド部120Gと、第2壁220の対向壁部220T及びガイド部220Gと、第2壁220の下端縁220Eとによって形成されている。第4ダクト284は、実施例の第4ダクト184と同様に機能する。第2ダクト282は、実施例の第2ダクト182と同様に機能する。このような構成である変形例2の画像形成装置も、実施例の画像形成装置と同様の作用効果を奏することができる。
(変形例3)
図10に示すように、変形例3の画像形成装置では、実施例の第3ダクト183、吸入ファン73及び各ダクト流入孔111を第2側板120側に移動している。このような構成である変形例3の画像形成装置も、実施例の画像形成装置と同様の作用効果を奏することができる。
(変形例4)
図11に示すように、変形例4の画像形成装置では、第2排出空間72A及び第2排出ファン72を無くし、第2ダクト182の後端を第1排出空間71Aに連通させている。このような構成である変形例4の画像形成装置も、実施例の画像形成装置と同様の作用効果を奏することができる。
(変形例5)
図12に示すように、変形例5の画像形成装置では、第1排出空間71A及び第1排出ファン71を無くし、左側に延長した第2排出空間72Aの上面にオゾンフィルタ563Fを設けている。第3流路163の後端は、オゾンフィルタ563Fを経由して、第2排出空間72Aの上面に連通している。このような構成である変形例5の画像形成装置も、実施例の画像形成装置と同様の作用効果を奏することができる。
(変形例6)
図13に示すように、変形例6の画像形成装置では、実施例の第3ダクト183、吸入ファン73及び各ダクト流入孔111を第2側板120側に移動している。また、第1排出空間71A及び第1排出ファン71を無くし、第2排出空間72Aの上面にオゾンフィルタ563Fを設けている。第3流路163の後端は、オゾンフィルタ563Fを経由して、第2排出空間72Aの上面に連通している。このような構成である変形例6の画像形成装置も、実施例の画像形成装置と同様の作用効果を奏することができる。
(変形例7)
図14に示すように、変形例7の画像形成装置では、中間壁150C、150M、150Yは、第2中間壁152の上部と現像カートリッジ26との間に配置されるように略平板状の区画部材169Aを有する。図14では、中間壁150Cの図示を省略しているが、中間壁150Cが有する区画部材169Aも、中間壁150M、150Yと同じである。区画部材169Aは、第1側板110から第2側板120まで、左右方向に細長く延びている。また、区画部材169Aは、上下方向に延びて、第2中間壁152の上部と現像カートリッジ26とに当接している。
このような構成である変形例7の画像形成装置では、区画部材169Aが第1流路161C、161M、161Yと、第2流路162C、162M、162Yとを区画しているので、第1流路161C、161M、161Yの空気と第2下流側流路162C、162M、162Yの空気とが混ざり難い。このため、この画像形成装置では、第2流路162C、162M、162Yの温度が一層上昇し難くなる。
本発明は画像形成装置又は複合機等に利用可能である。
1…画像形成装置、29…露光装置
X22C、X22M、X22Y…第1軸線(感光ドラム軸線)
22C、22M、22Y…第1感光体(感光ドラム)
25C、25M、25Y…第1帯電器(スコロトロン帯電器)
26C、26M、26Y…第1現像剤カートリッジ(現像剤カートリッジ)
181C、181M、181Y…第1ダクト、181K…第1下流側ダクト
21C、21M、21Y…第1プロセスユニット
X22M、X22Y、X22K…第2軸線(感光ドラム軸線)
22M、22Y、22K…第2感光体(感光ドラム)
25M、25Y、25K…第2帯電器(スコロトロン帯電器)
26M、26Y、26K…第2現像剤カートリッジ(現像剤カートリッジ)
21M、21Y、21K…第2プロセスユニット
40…無端ベルト(搬送ベルト)、40A…転写面
110…第1側板、120…第2側板
111C、111M、111Y…ダクト流入孔、111K…下流側ダクト流入孔
S1…第1隙間、S2…第2隙間
161C、161M、161Y…第1流路、161K…第1下流側流路
162(162C、162M、162Y…第2流路、162K…第2下流側流路
112C、112M、112Y…流入開口、112K…下流側流入開口
122C、122M、122Y…排出開口、122K…下流側排出開口
71、72、73…付勢ファン(71…第1排出ファン、72…第2排出ファン、73…吸入ファン)
182、282…第2ダクト、210…第1壁、220…第2壁
110T、120T、210T、220T…対向壁部
210E、220E、110G、120G、210G、220G…ガイド部(210E、220E…第1、2壁の下端縁)
163…第3流路、163F、563F…オゾンフィルタ、183…第3ダクト
110E…第1端部、120E…第2端部、130…連結壁、169…区画部材

Claims (9)

  1. 画像形成装置であって、
    第1軸線周りに回転可能な第1感光体と、前記第1感光体を帯電させるように構成される第1帯電器と、前記第1感光体に現像剤を供給するように構成される第1現像剤カートリッジと、前記第1軸線方向に延びて、前記第1帯電器における前記第1軸線方向の一端側から他端側までの略全長に亘って空気を流すように構成される第1ダクトとを有する第1プロセスユニットと、
    前記第1軸線に平行な第2軸線周りに回転可能な第2感光体と、前記第2感光体を帯電させるように構成される第2帯電器と、前記第2感光体に現像剤を供給するように構成される第2現像剤カートリッジとを有する第2プロセスユニットであって、前記第1プロセスユニットに対して、前記第1軸線に直交する第1方向の下流側から隣接する前記第2プロセスユニットと、
    前記第1軸線方向に延び、かつ前記第1方向に延びて前記第1感光体及び前記第2感光体に接触する転写面を形成し、前記転写面において前記第1方向の下流側に向けて移動するように構成される無端ベルトと、
    前記第1プロセスユニット及び前記第2プロセスユニットを前記一端側で支持する第1側板と、
    前記第1プロセスユニット及び前記第2プロセスユニットを前記他端側で支持する第2側板とを備え、
    前記第1側板又は前記第2側板は、前記第1軸線方向において前記第1ダクトと連通し、前記第1ダクトに空気を流入させるためのダクト流入孔を有し、
    前記第1現像剤カートリッジと前記第2現像剤カートリッジとは、双方が前記第1方向の間に形成する第1隙間によって、前記第1ダクトを経由して前記第1帯電器を通過する空気を流す第1流路を形成し、
    前記第1プロセスユニットと前記第2プロセスユニットと前記転写面とは、前記第1帯電器より前記転写面側において、前記第1軸線方向に延びる第2流路を形成し、
    前記第1側板及び前記第2側板の一方は、前記第1軸線方向において前記第2流路に連通し、前記第2流路に空気を流入させるための流入開口を有し、
    前記第1側板及び前記第2側板の他方は、前記第1軸線方向において前記第2流路に連通し、前記第2流路から空気を排出するための排出開口を有し、
    前記第1流路内の空気及び前記第2流路内の空気に対して、前記画像形成装置の外部に向かって流れるように付勢する付勢ファンをさらに備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記付勢ファンは、前記第1側板側又は前記第2側板側に位置し、前記第1流路内の空気を前記画像形成装置の外部に排出する第1排出ファンと、前記第1側板及び前記第2側板の他方側に位置し、前記第2流路内の空気を前記排出開口を経由して前記画像形成装置の外部に排出する第2排出ファンとを有し、
    前記排出開口から排出される空気を前記第2排出ファンに導くための第2ダクトをさらに備えている請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第1側板に対して前記一端側に位置する第1壁と、
    前記第2側板に対して前記他端側に位置する第2壁とを備え、
    前記第2排出ファンは、前記第2側板側に位置し、
    前記第2ダクトは、前記第2側板と前記第2壁とによって形成されている請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記第1側板と前記第2側板とは対をなし、前記画像形成装置に対して装着される装着位置と、前記画像形成装置に対して引き出される引出位置とに一体的に移動可能であり、
    前記第2側板及び前記第2壁は、前記第1軸線方向において互いに離間しつつ対向する対向壁部を有し、
    前記第2側板及び前記第2壁の一方は、自己の前記対向壁部に連続し、前記第2側板及び前記第2壁の他方に向けて突出し、前記第2側板及び前記第2壁の他方に対して摺接して、前記第2側板を前記装着位置と前記引出位置との間で案内するガイド部を有し、
    前記第2ダクトは、前記第2側板の前記対向壁部と、前記第2壁の前記対向壁部と、前記ガイド部とによって形成されている請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記第1感光体及び前記第2感光体を露光するように構成される露光装置を備え、
    前記露光装置は、前記転写面に対して、前記第1プロセスユニット及び前記第2プロセスユニットを挟んで反対側に位置し、
    前記第1プロセスユニット及び前記第2プロセスユニットと、前記露光装置とは、前記第1プロセスユニットと前記露光装置との間、及び前記第2プロセスユニットと前記露光装置との間で前記第1方向に延びる第3流路を形成し、
    前記第3流路は、前記第1流路を流れる空気を前記第1排出ファンに向かって導くように構成されている請求項2乃至4のいずれか1項記載の画像形成装置。
  6. 前記第3流路には、前記第1帯電器で発生するオゾンを分解するためのオゾンフィルタが設けられている請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記付勢ファンは、前記画像形成装置の外部から空気を吸入する吸入ファンを有し、
    前記吸入ファンによって吸入される空気を前記ダクト流入孔及び前記流入開口の少なくとも一方に導くための第3ダクトをさらに備えている請求項2乃至6のいずれか1項記載の画像形成装置。
  8. 前記第1排出ファン及び前記第2排出ファンは、前記第2側板側に位置し、
    前記吸入ファンは、前記第1側板側に位置している請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記第1側板における前記第1方向の下流側の第1端部と、前記第2側板における前記第1方向の下流側の第2端部とを連結する連結壁を備え、
    前記連結壁は、前記第2プロセスユニットに対して、前記第1方向の下流側から対向し、
    前記第2プロセスユニットは、前記第2軸線方向に延びて、前記第2帯電器における前記一端側から前記他端側までの略全長に亘って空気を流すように構成される第1下流側ダクトを有し、
    前記第1側板又は前記第2側板は、前記第2軸線方向において前記第1下流側ダクトと連通し、前記第1下流側ダクトに空気を流入させるための下流側ダクト流入孔を有し、
    前記第2現像剤カートリッジと前記連結壁とは、双方が前記第1方向の間に形成する第2隙間によって、前記第1下流側ダクトを経由して前記第2帯電器を通過する空気を流す第1下流側流路を形成し、
    前記第2プロセスユニットと前記連結壁と前記転写面とは、前記第2帯電器より前記転写面側において、前記第2軸線方向に延びる第2下流側流路を形成し、
    前記第2プロセスユニットと前記連結壁との間には、双方に当接することで、前記第1下流側流路と前記第2下流側流路とを区画する区画部材が設けられ、
    前記第1側板及び前記第2側板の一方は、前記第2軸線方向において前記第2下流側流路に連通し、前記第2下流側流路に空気を流入させるための下流側流入開口を有し、
    前記第1側板及び前記第2側板の他方は、前記第2軸線方向において前記第2下流側流路に連通し、前記第2下流側流路から空気を排出するための下流側排出開口を有し、
    前記付勢ファンは、前記第1下流側流路内の空気及び前記第2下流側流路内の空気に対して、前記画像形成装置の外部に向かって流れるように付勢する請求項1乃至8のいずれか1項記載の画像形成装置。
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JP2021117328A (ja) * 2020-01-24 2021-08-10 株式会社リコー 機器、及び、画像形成装置

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