JP2014070990A - レゾルバ - Google Patents
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Abstract
【課題】レゾルバステータに対し、コイルを保護するカバー部材を容易に固定することができるレゾルバを提供する。
【解決手段】回転軸1の外周に一体回転可能に配設されたレゾルバロータ10と、このレゾルバロータ10の外周に所定の隙間をもって配設され、かつ内周側にインシュレータ30、35を介してコイル28が巻回された複数のティース部23を周方向に所定間隔を隔てて有する環状のレゾルバステータ20とを備える。レゾルバステータ20には、複数のコイル28を保護するカバー部材50、55が組み付けられる。カバー部材50、55と複数のコイル28との間の隙間には、接着性を有するコート剤60が充填される。コート剤60の固化による接着力によってレゾルバステータ20にカバー部材50、55が固定されている。
【選択図】図7
【解決手段】回転軸1の外周に一体回転可能に配設されたレゾルバロータ10と、このレゾルバロータ10の外周に所定の隙間をもって配設され、かつ内周側にインシュレータ30、35を介してコイル28が巻回された複数のティース部23を周方向に所定間隔を隔てて有する環状のレゾルバステータ20とを備える。レゾルバステータ20には、複数のコイル28を保護するカバー部材50、55が組み付けられる。カバー部材50、55と複数のコイル28との間の隙間には、接着性を有するコート剤60が充填される。コート剤60の固化による接着力によってレゾルバステータ20にカバー部材50、55が固定されている。
【選択図】図7
Description
この発明は、回転軸の回転角度を検出するレゾルバに関する。
レゾルバは、例えば、特許文献1に開示されているように、回転軸の外周に一体回転可能に配設されたレゾルバロータと、このレゾルバロータの外周に所定の隙間をもって配設され、かつ内周側にインシュレータを介してコイルが巻回された複数のティース部を周方向に所定間隔を隔てて有する環状のレゾルバステータとを備えている。
ところで、レゾルバにおいては、例えば、ハイブリッド車両に搭載される電動機(モータ、発電機等)の回転軸に対し、その回転軸を回転可能に支持する転がり軸受の近傍に配設されて使用されることがある。
この場合、転がり軸受に向けて高圧で吹き付けられる潤滑油の一部がレゾルバステータの複数のティース部の間にも吹き付けられることがある。
この際、潤滑油に異物が混入していると、ティース部に巻回されたコイルに異物が衝突してコイルを損傷させる虞がある。
そこで、レゾルバステータに対し、カバー部材を組み付けて複数のコイルを保護することが同一出願人によって提案されている。
その一つとして、レゾルバステータの軸方向両端側から組み付け可能な第1、第2のカバー部材を形成し、これら第1、第2のカバー部材のうち、一方(又は双方)のカバー部材に、複数のティース部の間に延びる複数の柱部を形成する。
そして、レゾルバステータに対し、その軸方向両端側から第1、第2のカバー部材を組み付けた状態で、一方のカバー部材の複数の柱部の先端を、他方のカバー部材に振動溶着によって接合して第1、第2のカバー部材を固定する。
しかしながら、一方のカバー部材の複数の柱部の先端を、他方のカバー部材に振動溶着によって接合する作業は厄介であった。
この場合、転がり軸受に向けて高圧で吹き付けられる潤滑油の一部がレゾルバステータの複数のティース部の間にも吹き付けられることがある。
この際、潤滑油に異物が混入していると、ティース部に巻回されたコイルに異物が衝突してコイルを損傷させる虞がある。
そこで、レゾルバステータに対し、カバー部材を組み付けて複数のコイルを保護することが同一出願人によって提案されている。
その一つとして、レゾルバステータの軸方向両端側から組み付け可能な第1、第2のカバー部材を形成し、これら第1、第2のカバー部材のうち、一方(又は双方)のカバー部材に、複数のティース部の間に延びる複数の柱部を形成する。
そして、レゾルバステータに対し、その軸方向両端側から第1、第2のカバー部材を組み付けた状態で、一方のカバー部材の複数の柱部の先端を、他方のカバー部材に振動溶着によって接合して第1、第2のカバー部材を固定する。
しかしながら、一方のカバー部材の複数の柱部の先端を、他方のカバー部材に振動溶着によって接合する作業は厄介であった。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、レゾルバステータに対し、コイルを保護するカバー部材を容易に固定することができるレゾルバを提供することである。
前記課題を解決するために、この発明の請求項1に係るレゾルバは、回転軸の外周に一体回転可能に配設されたレゾルバロータと、このレゾルバロータの外周に所定の隙間をもって配設され、かつ内周側にインシュレータを介してコイルが巻回された複数のティース部を周方向に所定間隔を隔てて有する環状のレゾルバステータとを備えたレゾルバであって、
前記レゾルバステータには、前記複数のコイルを保護するカバー部材が組み付けられ、
前記カバー部材と前記複数のコイルとの間の隙間には、接着性を有するコート剤が充填され、
前記コート剤の固化による接着力によって前記レゾルバステータに前記カバー部材が固定されていることを特徴とする。
前記レゾルバステータには、前記複数のコイルを保護するカバー部材が組み付けられ、
前記カバー部材と前記複数のコイルとの間の隙間には、接着性を有するコート剤が充填され、
前記コート剤の固化による接着力によって前記レゾルバステータに前記カバー部材が固定されていることを特徴とする。
前記構成によると、カバー部材と複数のコイルとの間の隙間に充填されたコート剤が固化することによる接着力によって、レゾルバステータに対しカバー部材を容易に固定することができる。これによって、カバー部材とコート剤によってコイルを二重に保護することができる。
請求項2に係るレゾルバは、請求項1に記載のレゾルバであって、
カバー部材には、コート剤の充填部分に埋め込まれるアンカ部が形成されていることを特徴とする。
カバー部材には、コート剤の充填部分に埋め込まれるアンカ部が形成されていることを特徴とする。
前記構成によると、カバー部材のアンカ部がコート剤の充填部分に埋め込まれることで、カバー部材の固定が強固となり、カバー部材の不測の外れを防止することができる。
請求項3に係るレゾルバは、請求項1又は2に記載のレゾルバであって、
コート剤には、電磁波を吸収可能な金属粉末が絶縁被膜で覆われた状態で混合されていることを特徴とする。
コート剤には、電磁波を吸収可能な金属粉末が絶縁被膜で覆われた状態で混合されていることを特徴とする。
前記構成によると、コート剤に混合された金属粉末によって電磁波を吸収することができるため、電動機の回転軸に対しレゾルバが配設されて使用される場合においても、レゾルバが電磁波によって誤動作することを防止することができる。
請求項4に係るレゾルバは、請求項1〜3のいずれか一項に記載のレゾルバであって、
インシュレータは、電磁波を吸収可能な金属粉末が絶縁被膜で覆われた状態で混合された樹脂材料によって形成されていることを特徴とする。
インシュレータは、電磁波を吸収可能な金属粉末が絶縁被膜で覆われた状態で混合された樹脂材料によって形成されていることを特徴とする。
前記構成によると、インシュレータを形成する樹脂材料に混合された金属粉末によって電磁波を吸収することができるため、電動機の回転軸に対しレゾルバが配設されて使用される場合においても、レゾルバが電磁波によって誤動作することを防止することができる。
この発明を実施するための形態について実施例にしたがって説明する。
この発明の実施例1に係るレゾルバを図面にしたがって説明する。
図1と図2に示すように、レゾルバは、回転軸1の外周に一体回転可能に配設されたレゾルバロータ10と、このレゾルバロータ10の外周に所定の隙間をもって配設され環状のレゾルバステータ20とを備える。なお、図1に示すように、回転軸1は、転がり軸受3によって回転可能に支持される。また、転がり軸受3はハウジング2に固定される取付部材4に組み付けられる。
図1と図2に示すように、レゾルバは、回転軸1の外周に一体回転可能に配設されたレゾルバロータ10と、このレゾルバロータ10の外周に所定の隙間をもって配設され環状のレゾルバステータ20とを備える。なお、図1に示すように、回転軸1は、転がり軸受3によって回転可能に支持される。また、転がり軸受3はハウジング2に固定される取付部材4に組み付けられる。
図1に示すように、レゾルバステータ20は、ステータコア21と、コイル28と、第1、第2のインシュレータ30、35とを有する。
図4に示すように、ステータコア21は、単層又は複層の珪素鋼板等の磁性材料から形成され、円環状の環状部22と、この環状部22の内周面から径方向内方へ向けて突出され、かつ周方向に所定間隔を隔てる複数のティース部23とを一体に有している。
複数のティース部23は、環状部22の内周面から径方向内方へ突出する基部24と、基部24の突出端(内径端)から周方向両側へ広がった形状の先端部25とを有する。
そして、複数のティース部23の基部24に対し、第1、第2のインシュレータ30、35を介してコイル28が巻回される。
図4に示すように、ステータコア21は、単層又は複層の珪素鋼板等の磁性材料から形成され、円環状の環状部22と、この環状部22の内周面から径方向内方へ向けて突出され、かつ周方向に所定間隔を隔てる複数のティース部23とを一体に有している。
複数のティース部23は、環状部22の内周面から径方向内方へ突出する基部24と、基部24の突出端(内径端)から周方向両側へ広がった形状の先端部25とを有する。
そして、複数のティース部23の基部24に対し、第1、第2のインシュレータ30、35を介してコイル28が巻回される。
図1〜図3に示すように、第1、第2のインシュレータ30、35は、絶縁性の樹脂材料によって形成され、ステータコア21の軸方向両側面にそれぞれ配設される。これら第1、第2のインシュレータ30、35には、図1と図7に示すように、ステータコア21のティース部23を絶縁状態で被覆する被覆部31、36が形成されている。
また、図1と図7に示すように、被覆部31、36には、ステータコア21の軸方向で対向する内径側壁部32、37と、外径側壁部33、38を有している。
そして、内径側壁部32、37と、外径側壁部33、38との間にコイル28が絶縁状を保って巻回されている。
また、第1のインシュレータ30には、複数のコイル28に対する接続端子が配設されるコネクタ部34が形成されている(図6参照)。
また、図1と図7に示すように、被覆部31、36には、ステータコア21の軸方向で対向する内径側壁部32、37と、外径側壁部33、38を有している。
そして、内径側壁部32、37と、外径側壁部33、38との間にコイル28が絶縁状を保って巻回されている。
また、第1のインシュレータ30には、複数のコイル28に対する接続端子が配設されるコネクタ部34が形成されている(図6参照)。
図5〜図8に示すように、レゾルバステータ20は、第1、第2のカバー部材50、55を備える。
これら第1、第2のカバー部材50、55は、金属材料や樹脂材料によって形成され、レゾルバステータ20の軸方向両端側から組み付けられて複数のコイル28を保護する。
これら第1、第2のカバー部材50、55は、金属材料や樹脂材料によって形成され、レゾルバステータ20の軸方向両端側から組み付けられて複数のコイル28を保護する。
図6と図7に示すように、第1のカバー部材50は、第1のインシュレータ30の外径側壁部33の外周面に嵌込まれる筒状部51と、この筒状部51の一端から第1のインシュレータ30の外径側壁部33と内径側壁部32の先端部にわたって径方向内方へ環状に突出されてコイル28の一側を覆う環状部52とを有して側断面L字状に形成されている。
また、第1のカバー部材50の筒状部51には、第1のインシュレータ30のコネクタ部34を覆うコネクタ覆い部54が形成されている。
また、第1のカバー部材50の環状部52には、ステータコア21の隣接するティース部23の対向面との間にラビリンスを構成する僅かな隙間をもって軸方向に延びる複数の柱部53が形成されている。
また、複数の柱部53の延出端は、第2のカバー部材55の環状部57の近傍まで延びている。そして、各柱部53の先端部には仮止め用に係止爪53aが形成されている。
また、第1のカバー部材50の筒状部51には、第1のインシュレータ30のコネクタ部34を覆うコネクタ覆い部54が形成されている。
また、第1のカバー部材50の環状部52には、ステータコア21の隣接するティース部23の対向面との間にラビリンスを構成する僅かな隙間をもって軸方向に延びる複数の柱部53が形成されている。
また、複数の柱部53の延出端は、第2のカバー部材55の環状部57の近傍まで延びている。そして、各柱部53の先端部には仮止め用に係止爪53aが形成されている。
図6と図7に示すように、第2のカバー部材55は、第2のインシュレータ35の外径側壁部38の外周面に嵌込まれる筒状部56と、この筒状部56の一端から第2のインシュレータ35の外径側壁部38と内径側壁部37の先端部にわたって径方向内方へ環状に突出されてコイル28の他側を覆う環状部57とを有して側断面L字状に形成されている。そして、第2のカバー部材55の環状部57には、柱部53の係止爪53aと係合可能な係止爪58が形成されている。
図7に示すように、レゾルバステータ20の複数のコイル28と、第1、第2のカバー部材50、55との間の隙間には、シリコーン樹脂、熱硬化性樹脂等の接着性及び絶縁性を有するコート剤60が液状の状態で充填される。
また、液状のコート剤60が充填される際、予め、レゾルバステータ20に対し、第1、第2のカバー部材50、55は、位置決めピン(図示しない)等によって位置決めされると共に、第1のカバー部材50の柱部53の係止爪53aと、第2のカバー部材55の係止爪58とが弾性的に係合されて仮止めされる(図8参照)。
ここで、レゾルバステータ20の複数のコイル28と、第1、第2のカバー部材50、55との間の隙間に液状のコート剤60が充填される。そして、コート剤60が固化されたときの接着力によってレゾルバステータ20に対し第1、第2のカバー部材50、55が固着される。
また、液状のコート剤60が充填される際、予め、レゾルバステータ20に対し、第1、第2のカバー部材50、55は、位置決めピン(図示しない)等によって位置決めされると共に、第1のカバー部材50の柱部53の係止爪53aと、第2のカバー部材55の係止爪58とが弾性的に係合されて仮止めされる(図8参照)。
ここで、レゾルバステータ20の複数のコイル28と、第1、第2のカバー部材50、55との間の隙間に液状のコート剤60が充填される。そして、コート剤60が固化されたときの接着力によってレゾルバステータ20に対し第1、第2のカバー部材50、55が固着される。
また、この実施例1において、図8に示すように、第1、第2のカバー部材50、55の環状部52、57の内周面には、コート剤60の充填部分に埋め込まれて固着されるアンカ部61、62が形成されることが望ましい。
また、コート剤60には、電磁波を吸収可能な金属粉末(アルミ粉、鉄粉、SUS粉等)が絶縁性の樹脂材料の絶縁被膜で覆われた状態で混合されることが望ましい。
例えば、コート剤60を、シリコーン樹脂材料をベースとした場合、電磁波を吸収可能な金属粉末の混合量を5〜60重量%に設定することが望ましい。
すなわち、絶縁性を確保しながら金属粉末の混合量を小さくするためには、粒径が小さい金属粉末を用いることが望ましい。
また、絶縁性を確保して金属粉末の混合量を大きくするためには、粒径が大きい金属粉末を用いることが望ましい。
例えば、コート剤60を、シリコーン樹脂材料をベースとした場合、電磁波を吸収可能な金属粉末の混合量を5〜60重量%に設定することが望ましい。
すなわち、絶縁性を確保しながら金属粉末の混合量を小さくするためには、粒径が小さい金属粉末を用いることが望ましい。
また、絶縁性を確保して金属粉末の混合量を大きくするためには、粒径が大きい金属粉末を用いることが望ましい。
また、第1、第2のインシュレータ30、35を、電磁波を吸収可能な金属粉末(アルミ粉、鉄粉、SUS粉等)が絶縁性の樹脂材料の絶縁被膜で覆われた状態で混合され樹脂材料によって形成することも可能である。
例えば、第1、第2のインシュレータ30、35を、耐熱性、絶縁性等を考慮してPA66、PPS等の樹脂材料をベースとした場合、電磁波を吸収可能な金属粉末の混合量を5〜60重量%に設定することが望ましい。
この場合においても、絶縁性を確保しながら金属粉末の混合量を小さくするためには、粒径が小さい金属粉末を用いることが望ましい。
また、絶縁性を確保して金属粉末の混合量を大きくするためには、粒径が大きい金属粉末を用いることが望ましい。
例えば、第1、第2のインシュレータ30、35を、耐熱性、絶縁性等を考慮してPA66、PPS等の樹脂材料をベースとした場合、電磁波を吸収可能な金属粉末の混合量を5〜60重量%に設定することが望ましい。
この場合においても、絶縁性を確保しながら金属粉末の混合量を小さくするためには、粒径が小さい金属粉末を用いることが望ましい。
また、絶縁性を確保して金属粉末の混合量を大きくするためには、粒径が大きい金属粉末を用いることが望ましい。
この実施例1に係るレゾルバは上述したように構成される。
したがって、レゾルバステータ20の第1、第2のカバー部材50、55と、複数のコイル28との間に充填されたコート剤60の固化による接着力によって、レゾルバステータ20に対し第1、第2のカバー部材50、55を容易に固定することができる。
また、転がり軸受3に向けて高圧で吹き付けられる潤滑油の一部がレゾルバステータの複数のティース部の間にも吹き付けられ、その潤滑油に異物が混入してたとしても、第1、第2のカバー部材50、55とコート剤60によって、レゾルバステータ20の複数のコイル28を二重に保護する。このため、コイル28の損傷防止に効果が大きい。
したがって、レゾルバステータ20の第1、第2のカバー部材50、55と、複数のコイル28との間に充填されたコート剤60の固化による接着力によって、レゾルバステータ20に対し第1、第2のカバー部材50、55を容易に固定することができる。
また、転がり軸受3に向けて高圧で吹き付けられる潤滑油の一部がレゾルバステータの複数のティース部の間にも吹き付けられ、その潤滑油に異物が混入してたとしても、第1、第2のカバー部材50、55とコート剤60によって、レゾルバステータ20の複数のコイル28を二重に保護する。このため、コイル28の損傷防止に効果が大きい。
また、この実施例1において、図8に示すように、第1、第2のカバー部材50、55のアンカ部61、62がコート剤60の充填部分に埋め込まれることで、第1、第2のカバー部材50、55の固定が強固となり、第1、第2のカバー部材50、55の不測の位置ずれや外れを防止することができる。
また、この実施例1において、コート剤60に混合された金属粉末によって電磁波を吸収することができる。
このため、回転軸1が電動機の回転軸であり、その回転軸1に対しレゾルバが配設されて使用される場合においても、レゾルバステータ20の内径方向に対する電動機のコイル側で発生する電磁界(電磁波)によってレゾルバが誤動作することを防止することができる。
このため、回転軸1が電動機の回転軸であり、その回転軸1に対しレゾルバが配設されて使用される場合においても、レゾルバステータ20の内径方向に対する電動機のコイル側で発生する電磁界(電磁波)によってレゾルバが誤動作することを防止することができる。
また、第1、第2のインシュレータ30、35を、電磁波を吸収可能な金属粉末が絶縁被膜で覆われた状態で混合され樹脂材料によって形成した場合には、1、第2のインシュレータ30、35を形成する樹脂材料に混合された金属粉末によって電磁波を吸収することができる。
なお、この発明は前記実施例1に限定するものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の形態で実施することができる。
例えば、前記実施例1においては、レゾルバステータ20のコイル28を保護するために、レゾルバステータ20の軸方向両端側から第1、第2のカバー部材50、55組み付けて固定する場合を例示したが、レゾルバステータ20のコイル28を保護するためのカバー部材を一部品によって構成することも可能である。
例えば、前記実施例1においては、レゾルバステータ20のコイル28を保護するために、レゾルバステータ20の軸方向両端側から第1、第2のカバー部材50、55組み付けて固定する場合を例示したが、レゾルバステータ20のコイル28を保護するためのカバー部材を一部品によって構成することも可能である。
1 回転軸
10 レゾルバロータ
20 レゾルバステータ
21 ステータコア
23 ティース部
28 コイル
30 第1のインシュレータ
35 第2のインシュレータ
50 第1のカバー部材
53 柱部
55 第2のカバー部材
60 コート剤
10 レゾルバロータ
20 レゾルバステータ
21 ステータコア
23 ティース部
28 コイル
30 第1のインシュレータ
35 第2のインシュレータ
50 第1のカバー部材
53 柱部
55 第2のカバー部材
60 コート剤
Claims (4)
- 回転軸の外周に一体回転可能に配設されたレゾルバロータと、このレゾルバロータの外周に所定の隙間をもって配設され、かつ内周側にインシュレータを介してコイルが巻回された複数のティース部を周方向に所定間隔を隔てて有する環状のレゾルバステータとを備えたレゾルバであって、
前記レゾルバステータには、前記複数のコイルを保護するカバー部材が組み付けられ、
前記カバー部材と前記複数のコイルとの間の隙間には、接着性を有するコート剤が充填され、
前記コート剤の固化による接着力によって前記レゾルバステータに前記カバー部材が固定されていることを特徴とするレゾルバ。 - 請求項1に記載のレゾルバであって、
カバー部材には、コート剤の充填部分に埋め込まれるアンカ部が形成されていることを特徴とするレゾルバ。 - 請求項1又は2に記載のレゾルバであって、
コート剤には、電磁波を吸収可能な金属粉末が絶縁被膜で覆われた状態で混合されていることを特徴とするレゾルバ。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のレゾルバであって、
インシュレータは、電磁波を吸収可能な金属粉末が絶縁被膜で覆われた状態で混合された樹脂材料によって形成されていることを特徴とするレゾルバ。
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