JP2014070200A - 防湿層形成用樹脂組成物、防湿層形成用シーラント及び防湿フィルム - Google Patents
防湿層形成用樹脂組成物、防湿層形成用シーラント及び防湿フィルム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】防湿性と熱接着性の双方に優れた防湿層を簡易に製造しうる防湿層形成用樹脂組成物、防湿層形成用シーラント及び、該防湿層形成用樹脂組成物を用いてなる防湿フィルムを提供する。
【解決手段】低密度ポリエチレン及びメタロセン系ポリエチレンを含有する防湿層形成用樹脂組成物であり、これを成膜することで防湿層形成用シーラントを得る。
【選択図】図1
【解決手段】低密度ポリエチレン及びメタロセン系ポリエチレンを含有する防湿層形成用樹脂組成物であり、これを成膜することで防湿層形成用シーラントを得る。
【選択図】図1
Description
本発明は、防湿フィルムの形成に有用な防湿層形成用樹脂組成物、防湿層形成用シーラント及び防湿フィルムに関する。
従来、包装材料として防湿性を有することが重要視されており、特に、近年、食品の包装において、吸湿による風味の低下や、品質の劣化を防止することが求められ、密閉性に優れると共に、防湿性が良好な包装材料を提供するための試みが種々行われている。
汎用の防湿フィルムとしては、防湿性が良好なポリ塩化ビニリデンをコートしたプラスチックフィルム上にヒートシール性のポリエチレンを貼合したものが、優れた防湿性から広く使用されてきたが、近年環境への配慮から、塩素系の物質を含まない包装材料が求められており、改良が望まれている。
これを受けて、比較的透湿性が低い高密度ポリエチレンが注目されている。ただし、高密度ポリエチレンは熱接着性に劣ることから、防湿性と熱接着性とを有する包装材料として、例えば、結晶性が良好な高密度ポリエチレンフィルムと、これよりも密度の低いポリエチレン樹脂とを共押出した積層フィルムを空冷インフレーション法により形成する防湿性包装材料が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、食品用、特にチーズの包装に適する包装材料として、60℃以上90℃未満で融解するオレフィン系樹脂からなる熱融着層と接着層とガスバリア性層と接着層と熱融着層との5層から成る食品包装用フィルムが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
汎用の防湿フィルムとしては、防湿性が良好なポリ塩化ビニリデンをコートしたプラスチックフィルム上にヒートシール性のポリエチレンを貼合したものが、優れた防湿性から広く使用されてきたが、近年環境への配慮から、塩素系の物質を含まない包装材料が求められており、改良が望まれている。
これを受けて、比較的透湿性が低い高密度ポリエチレンが注目されている。ただし、高密度ポリエチレンは熱接着性に劣ることから、防湿性と熱接着性とを有する包装材料として、例えば、結晶性が良好な高密度ポリエチレンフィルムと、これよりも密度の低いポリエチレン樹脂とを共押出した積層フィルムを空冷インフレーション法により形成する防湿性包装材料が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、食品用、特にチーズの包装に適する包装材料として、60℃以上90℃未満で融解するオレフィン系樹脂からなる熱融着層と接着層とガスバリア性層と接着層と熱融着層との5層から成る食品包装用フィルムが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、空冷インフレーション法による積層樹脂フィルムの成膜、或いは、5層構造の積層フィルムの製造は、いずれも製造方法が煩雑であり、簡易に製造され、且つ、防湿性と熱接着性に優れた防湿フィルムが求められているのが現状である。
上記従来技術の問題点を考慮してなされた本発明の課題は、防湿性と熱接着性の双方に優れた防湿層を簡易に製造しうる防湿層形成用樹脂組成物、防湿層形成用シーラント及び、該防湿層形成用樹脂組成物を用いてなる防湿フィルムを提供することにある。
上記従来技術の問題点を考慮してなされた本発明の課題は、防湿性と熱接着性の双方に優れた防湿層を簡易に製造しうる防湿層形成用樹脂組成物、防湿層形成用シーラント及び、該防湿層形成用樹脂組成物を用いてなる防湿フィルムを提供することにある。
本発明者らは鋭意検討の結果、比較的低分子量のポリオレフィン樹脂とメタロセン系ポリエチレンとを用いることで、上記課題点を解決しうることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は以下の構成からなる。
<1> 直鎖状低密度ポリエチレン及び、密度が0.938g/cm3以上0.960g/cm3以下であるメタロセン系直鎖状ポリエチレンを含有する防湿層形成用樹脂組成物。
<2> 前記直鎖状低密度ポリエチレンと前記メタロセン系直鎖状ポリエチレンとの含有比率が、質量基準で30:70〜70:30である<1>に記載の防湿性層形成用樹脂組成物。
<3> さらにノルボルネン樹脂を含有する<1>又は<2>に記載の防止性層形成用樹脂組成物。
<4> さらに、前記直鎖状低密度ポリエチレン以外の低密度ポリエチレンを含有する<1>〜<3>のいずれか1項に記載の防湿層形成用樹脂組成物。
<5> さらに、滑剤及び耐ロッキング剤から選ばれる少なくとも1種を含有する<1>〜<4>のいずれか1項に記載の防湿層形成用樹脂組成物。
すなわち、本発明は以下の構成からなる。
<1> 直鎖状低密度ポリエチレン及び、密度が0.938g/cm3以上0.960g/cm3以下であるメタロセン系直鎖状ポリエチレンを含有する防湿層形成用樹脂組成物。
<2> 前記直鎖状低密度ポリエチレンと前記メタロセン系直鎖状ポリエチレンとの含有比率が、質量基準で30:70〜70:30である<1>に記載の防湿性層形成用樹脂組成物。
<3> さらにノルボルネン樹脂を含有する<1>又は<2>に記載の防止性層形成用樹脂組成物。
<4> さらに、前記直鎖状低密度ポリエチレン以外の低密度ポリエチレンを含有する<1>〜<3>のいずれか1項に記載の防湿層形成用樹脂組成物。
<5> さらに、滑剤及び耐ロッキング剤から選ばれる少なくとも1種を含有する<1>〜<4>のいずれか1項に記載の防湿層形成用樹脂組成物。
<6> <1>〜<5>のいずれか1項に記載の防湿層形成用樹脂組成物からなる防湿層形成用シーラント。
<7> ポリアミド樹脂フィルムと、該ポリアミド樹脂フィルム表面に、<6>に記載の防湿層形成用シーラントからなる防湿層と、を備える防湿フィルム。
<8> 前記防湿層が、防湿層形成用シーラントをポリアミド樹脂フィルム表面に熱ラミネートにより接着して形成された<7>に記載の防湿フィルム。
<9> ポリアミド樹脂フィルムと、該ポリアミド樹脂フィルム表面に、<1>〜<5>のいずれか1項に記載の防湿層形成用樹脂組成物の塗膜により形成された防湿層と、を備える防湿フィルム。
<10> 前記防湿層同士を熱接着させて防湿性包装体を形成する<7>〜<9>のいずれか1項に記載の防湿フィルム。
<11> JIS Z 0208に準拠して測定した水蒸気透過度が20g/m2・24hr以下である<7>〜<10>のいずれか1項に記載の防湿フィルム。
<7> ポリアミド樹脂フィルムと、該ポリアミド樹脂フィルム表面に、<6>に記載の防湿層形成用シーラントからなる防湿層と、を備える防湿フィルム。
<8> 前記防湿層が、防湿層形成用シーラントをポリアミド樹脂フィルム表面に熱ラミネートにより接着して形成された<7>に記載の防湿フィルム。
<9> ポリアミド樹脂フィルムと、該ポリアミド樹脂フィルム表面に、<1>〜<5>のいずれか1項に記載の防湿層形成用樹脂組成物の塗膜により形成された防湿層と、を備える防湿フィルム。
<10> 前記防湿層同士を熱接着させて防湿性包装体を形成する<7>〜<9>のいずれか1項に記載の防湿フィルム。
<11> JIS Z 0208に準拠して測定した水蒸気透過度が20g/m2・24hr以下である<7>〜<10>のいずれか1項に記載の防湿フィルム。
前記本発明の作用は明確ではないが、直鎖状低密度ポリエチレンと特定の比重を有するメタロセン系直鎖状ポリエチレンとを含有することで、両者が溶融混合されたポリマーアロイが成膜される時にポリエチレンの分子鎖が規則的に配列されてなる結晶部分が好ましい状態に制御され、防湿性に優れたシーラントが形成されるものと考えている。また、該樹脂組成物に含まれる低密度ポリエチレンは、本来、熱溶融性に優れることから、防湿層形成用樹脂組成物を成膜してなるシーラントは熱接着性に優れる。
このため、本発明の防湿性層形成用樹脂組成物からなる防湿層を、加工性と耐熱性に優れるポリアミド樹脂フィルム表面に形成することで得られた本発明の防湿フィルムは、防湿性のみならず熱接着性に優れるために、各種包装材料に好適に使用され、特に、防湿フィルム表面の防湿層同士を熱接着させることで、食品などに好適に使用される袋などの防湿性包装体を容易に得ることができ、得られた包装体は簡易な製造方法により成形され、且つ、優れた防湿性を有する。
このため、本発明の防湿性層形成用樹脂組成物からなる防湿層を、加工性と耐熱性に優れるポリアミド樹脂フィルム表面に形成することで得られた本発明の防湿フィルムは、防湿性のみならず熱接着性に優れるために、各種包装材料に好適に使用され、特に、防湿フィルム表面の防湿層同士を熱接着させることで、食品などに好適に使用される袋などの防湿性包装体を容易に得ることができ、得られた包装体は簡易な製造方法により成形され、且つ、優れた防湿性を有する。
本発明によれば、防湿性と熱接着性の双方に優れた防湿フィルムを簡易に製造しうる防湿層形成用樹脂組成物、該樹脂組成物からなる防湿層形成用シーラント、及び、防湿性と熱接着性に優れた防湿フィルムを提供することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
<防湿層形成用樹脂組成物>
まず、本発明の防湿層形成用樹脂組成物(以下、単に、「樹脂組成物」と称することがある)について説明する。
本発明の防湿層形成用樹脂組成物は、低密度ポリエチレン及びメタロセン系ポリエチレンを含有する。
即ち、防湿層を形成するための樹脂組成物は、少なくとも低密度ポリエチレンとメタロセン系ポリエチレンとを含有するポリマーアロイであり、所望により、その他の成分を含有してもよい。
<防湿層形成用樹脂組成物>
まず、本発明の防湿層形成用樹脂組成物(以下、単に、「樹脂組成物」と称することがある)について説明する。
本発明の防湿層形成用樹脂組成物は、低密度ポリエチレン及びメタロセン系ポリエチレンを含有する。
即ち、防湿層を形成するための樹脂組成物は、少なくとも低密度ポリエチレンとメタロセン系ポリエチレンとを含有するポリマーアロイであり、所望により、その他の成分を含有してもよい。
1.直鎖状低密度ポリエチレン
本発明における直鎖状低密度ポリエチレンは、密度が0.910g/cm3以上0.930g/cm3未満の直鎖状ポリエチレン(以下、適宜、L−LDPEと称する)を指す。なお、本発明におけるL−LDPEの密度は、ハンドリング性の観点から、0.915g/cm3以上0.925g/cm3以下であることが好ましい。
本発明に使用される直鎖状低密度ポリエチレンは、上記密度範囲であれば特に制限はなく、適宜使用される。ただし、本発明のおけるL−LDPEには、後述するメタロセン触媒により合成された所謂メタロセン系直鎖状ポリエチレンは包含されない。
本発明における直鎖状低密度ポリエチレンは、密度が0.910g/cm3以上0.930g/cm3未満の直鎖状ポリエチレン(以下、適宜、L−LDPEと称する)を指す。なお、本発明におけるL−LDPEの密度は、ハンドリング性の観点から、0.915g/cm3以上0.925g/cm3以下であることが好ましい。
本発明に使用される直鎖状低密度ポリエチレンは、上記密度範囲であれば特に制限はなく、適宜使用される。ただし、本発明のおけるL−LDPEには、後述するメタロセン触媒により合成された所謂メタロセン系直鎖状ポリエチレンは包含されない。
本発明における直鎖状低密度ポリエチレンとしては、密度が0.925g/m3以下であれば、チーグラー触媒を用いて低圧法によりエチレンと各種オレフィンモノマーとを合成してなる直鎖状低密度ポリエチレンが挙げられる。
L−LDPEは、チーグラー系触媒、クロム系触媒などの各種の触媒を使用し、中低圧下または高圧下において、気相法、溶液法などの各種の重合法により製造され、エチレンと、密度0.905g/cm3〜0.945g/cm3のα−オレフィンとの共重合体である。
L−LDPEの合成に用いられるα−オレフィンとしては、炭素数が3〜13のα−オレフィンが挙げられ、好ましくは、炭素数が5〜10のα−オレフィンである。具体的には、例えば、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、オクテン−1、4−メチルペンテン−1、4−メチルヘキセン−1、4,4−ジメチルペンテン−1、ノネン−1、デセン−1、ウンデセン−1、ドデセン−1等が挙げられる。ここまで
L−LDPEは、チーグラー系触媒、クロム系触媒などの各種の触媒を使用し、中低圧下または高圧下において、気相法、溶液法などの各種の重合法により製造され、エチレンと、密度0.905g/cm3〜0.945g/cm3のα−オレフィンとの共重合体である。
L−LDPEの合成に用いられるα−オレフィンとしては、炭素数が3〜13のα−オレフィンが挙げられ、好ましくは、炭素数が5〜10のα−オレフィンである。具体的には、例えば、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、オクテン−1、4−メチルペンテン−1、4−メチルヘキセン−1、4,4−ジメチルペンテン−1、ノネン−1、デセン−1、ウンデセン−1、ドデセン−1等が挙げられる。ここまで
本発明の樹脂組成物に用いうるL−LDPEのメルトフローレート(MFR)は、0.05g/10min以上であることが好ましく、1.0g/10min〜2.3g/10minであることがより好ましい。なお、メルトフローレートは、JIS K7210(1999年)に準拠し、温度190℃、荷重2.16kgfで測定した値を用いている。
本発明の防湿層形成用樹脂組成物は、L−LDPEを含有することで、得られた防湿層或いは防湿性シーラントの熱的特性が良好となる。
L−LDPEは、上記の如き公知の方法で合成したものを用いてもよく、市販品としても入手可能である。
市販品としては、例えば、低密度ポリエチレン:F2225、サンテック(いずれも商品名、旭化成ケミカルズ社製)、ダウレックス(商品名:ダウケミカル社製)、モアテック、ウルトゼックス(いずれも商品名:三井化学プライムポリマー社製)等が挙げられ、これらはいずれも本発明に好適に使用しうる。
本発明の防湿層形成用樹脂組成物は、L−LDPEを含有することで、得られた防湿層或いは防湿性シーラントの熱的特性が良好となる。
L−LDPEは、上記の如き公知の方法で合成したものを用いてもよく、市販品としても入手可能である。
市販品としては、例えば、低密度ポリエチレン:F2225、サンテック(いずれも商品名、旭化成ケミカルズ社製)、ダウレックス(商品名:ダウケミカル社製)、モアテック、ウルトゼックス(いずれも商品名:三井化学プライムポリマー社製)等が挙げられ、これらはいずれも本発明に好適に使用しうる。
本発明の樹脂組成物には、L−LDPEは1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
また、樹脂組成物におけるL−LDPEの含有率は樹脂組成物の全固形分中、10質量%〜30質量%の範囲であることが好ましく、10質量%〜20質量%の範囲であることがより好ましい。なお、ここで固形分とは樹脂組成物に含まれる溶剤を除く全成分を示す。
また、樹脂組成物におけるL−LDPEの含有率は樹脂組成物の全固形分中、10質量%〜30質量%の範囲であることが好ましく、10質量%〜20質量%の範囲であることがより好ましい。なお、ここで固形分とは樹脂組成物に含まれる溶剤を除く全成分を示す。
2.メタロセン系直鎖状ポリエチレン
本発明におけるメタロセン系直線状ポリエチレン(以下、適宜、M−LDPEと称する)とは、メタロセン触媒を用いて重合された、密度が0.938g/cm3以上0.960g/cm3以下である、従来法により得られたL−LDPEよりも分子量分布が狭いポリエチレンを指す。
M−LDPEは、メタロセン触媒(シングルサイト触媒)を使用して、気相法、液相法或いは、溶液法のいずれかによって得られる直鎖状低密度ポリエチレン樹脂である。M−LDPEとしては、例えば、エチレンと炭素数3〜13のα−オレフィンとの共重合体であって、エチレンの含有率が86モル%〜99.5モル%である樹脂が挙げられる。
M−LDPEの合成に使用されるα―オレフィンの具体例としては、例えば、プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、4―メチルペンテン−1、オクテン−1、デセン−1、ドデセン−1等が挙げられる。
M−LDPEは、分子量分布、組成分布がシャープな樹脂であり、好ましくは、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比である分散度(Mw/Mn)が、1.5〜4.0の範囲であることが好ましく、2〜3.5であることがより好ましい。なお、ここで重量平均分子量及び数平均分子量は、GPC法にてポリスチレン換算で測定した値を用いている。
本発明におけるメタロセン系直線状ポリエチレン(以下、適宜、M−LDPEと称する)とは、メタロセン触媒を用いて重合された、密度が0.938g/cm3以上0.960g/cm3以下である、従来法により得られたL−LDPEよりも分子量分布が狭いポリエチレンを指す。
M−LDPEは、メタロセン触媒(シングルサイト触媒)を使用して、気相法、液相法或いは、溶液法のいずれかによって得られる直鎖状低密度ポリエチレン樹脂である。M−LDPEとしては、例えば、エチレンと炭素数3〜13のα−オレフィンとの共重合体であって、エチレンの含有率が86モル%〜99.5モル%である樹脂が挙げられる。
M−LDPEの合成に使用されるα―オレフィンの具体例としては、例えば、プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、4―メチルペンテン−1、オクテン−1、デセン−1、ドデセン−1等が挙げられる。
M−LDPEは、分子量分布、組成分布がシャープな樹脂であり、好ましくは、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比である分散度(Mw/Mn)が、1.5〜4.0の範囲であることが好ましく、2〜3.5であることがより好ましい。なお、ここで重量平均分子量及び数平均分子量は、GPC法にてポリスチレン換算で測定した値を用いている。
M−LDPEの融点は、通常、120℃〜135℃であることが好ましく、より好ましくは125℃〜130℃である。M−LDPEの融点が上記範囲であることで、前記LDPEと混合した組成物を成膜したシーラントは、夏場保管中においても所望されないシーラント同士の融着が生じることなく、且つ、優れた熱接着性を有し、例えば、150℃〜250℃の温度範囲において、基材フィルムとの熱ラミネートやシーラント同士の融着が容易に行われる。さらに、M−LDPEは、シャープな分子量分布及びシャープな組成分布を有する均質なポリマーであり、低分子量成分が少ないため、加熱や溶剤接触時においても加熱或いは溶剤の影響による低分子量成分の溶出が抑制され、食品用包装材料としても好適に使用される。
M−LDPEの密度は、一般的には、0.880g/cm3以上0.935g/cm3未満であるが、本発明においては密度が0.938g/cm3以上0.960g/cm3以下の範囲のものを用いている。M−LDPEの密度が上記範囲であることで、前記L−LDPEと併用して得られる樹脂組成物の熱接着性がより良好となる。
M−LDPEの230℃におけるメルトフローレート(MFR)は、0.5g/10min分〜15.0g/10minであることが好ましく、0.8g/10min〜2.5g/10minであることがさらに好ましく、最も好ましくは1.0g/10min〜2.3g/10minの範囲である。MFRの測定方法は、温度を変更した以外は既述のJIS K7210(1999年)に準拠した既述の方法により測定した。MFRの値が上記範囲であることで、得られた樹脂組成物は加工性に優れる。
M−LDPEの230℃におけるメルトフローレート(MFR)は、0.5g/10min分〜15.0g/10minであることが好ましく、0.8g/10min〜2.5g/10minであることがさらに好ましく、最も好ましくは1.0g/10min〜2.3g/10minの範囲である。MFRの測定方法は、温度を変更した以外は既述のJIS K7210(1999年)に準拠した既述の方法により測定した。MFRの値が上記範囲であることで、得られた樹脂組成物は加工性に優れる。
M−LDPEは、メタロセン触媒を用いて汎用の方法で合成することができるが、市販品としても入手可能である。本発明の樹脂組成物に使用可能な市販品としては、例えば、三井化学プライムポリマー社製のモアテック メタロセンLL(商品名)、ダウケミカル社製のエリート5538G(商品名)、日本ポリエチレン株式会社製のカーネル(商品名)、宇部興産社製のユメリット(商品名)等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物には、M−LDPEは1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
また、樹脂組成物におけるM−LDPEの含有率は樹脂組成物の全固形分中、40質量%〜90質量%の範囲であることが好ましく、50質量%〜85質量%の範囲であることがより好ましい。なお、ここで固形分とは樹脂組成物に含まれる溶剤を除く全成分を示す。
また、本発明の樹脂組成物に使用されるL−LDPEとM−LDPEとの含有比率は質量基準で30:70〜70:30であることが好ましく、40:60〜60:40であることがより好ましい。
また、樹脂組成物におけるM−LDPEの含有率は樹脂組成物の全固形分中、40質量%〜90質量%の範囲であることが好ましく、50質量%〜85質量%の範囲であることがより好ましい。なお、ここで固形分とは樹脂組成物に含まれる溶剤を除く全成分を示す。
また、本発明の樹脂組成物に使用されるL−LDPEとM−LDPEとの含有比率は質量基準で30:70〜70:30であることが好ましく、40:60〜60:40であることがより好ましい。
3.シクロオレフィン樹脂
本発明の樹脂組成物には、前記L−LDPE、及びM−LDPEに加え、環状オレフィンを構成成分として含むシクロオレフィン樹脂を含有することも好ましい態様である。
シクロオレフィン樹脂としては、ポリノルボルネンに代表されるシクロオレフィンの単独重合体、ノルボルネンに代表されるシクロオレフィンと、エチレンと、の共重合体などが挙げられ、ノルボルネンとエチレンとの共重合体が好ましい。
シクロオレフィン樹脂は市販品としても入手可能であり、例えば、シクロオレフィンコポリマーCOC 8007F−500(商品名:ポリプラスチックス社製)などが挙げられる。
シクロオレフィン樹脂を用いる場合の含有率としては、一般的には3質量%〜30質量%の範囲であることが好ましく、5質量%〜15質量%であることがより好ましい。
本発明の樹脂組成物には、前記L−LDPE、及びM−LDPEに加え、環状オレフィンを構成成分として含むシクロオレフィン樹脂を含有することも好ましい態様である。
シクロオレフィン樹脂としては、ポリノルボルネンに代表されるシクロオレフィンの単独重合体、ノルボルネンに代表されるシクロオレフィンと、エチレンと、の共重合体などが挙げられ、ノルボルネンとエチレンとの共重合体が好ましい。
シクロオレフィン樹脂は市販品としても入手可能であり、例えば、シクロオレフィンコポリマーCOC 8007F−500(商品名:ポリプラスチックス社製)などが挙げられる。
シクロオレフィン樹脂を用いる場合の含有率としては、一般的には3質量%〜30質量%の範囲であることが好ましく、5質量%〜15質量%であることがより好ましい。
4.その他の成分
本発明の樹脂組成物には、前記L−LDPE、及びM−LDPE等の樹脂及び所望により併用されるシクロオレフィン樹脂以外にも、本発明の効果を損なわない範囲において、種々の化合物を添加してもよい。
併用可能な他の成分としては、例えば、上記以外の他の樹脂、耐ブロッキング剤、滑剤、着色剤、赤外線吸収剤、紫外線吸収剤などが挙げられる。
(4−1他の樹脂)
本発明の樹脂組成物には、前記L−LDPE、M−LDPE及びシクロオレフィン樹脂とは異なる他の樹脂を併用してもよい。他の樹脂としては、一般的な低密度ポリエチレン(直線状に制御されていない低密度ポリエチレン:以下、LDPEとも称する)が挙げられる。
本発明における他の樹脂としての低密度ポリエチレンとしては、従来の高圧法で合成されたLDPEが挙げられる。
本発明の樹脂組成物に用いうる他の樹脂としてのLDPEのメルトフローレートは、0.05g/10min〜50g/10minであることが好ましく、0.1g/10min〜20g/minであることがより好ましい。なお、メルトフローレートは、既述の方法で測定される。
LDPEは公知の方法で合成したものを用いてもよく、市販品としても入手可能である。
本発明の樹脂組成物には、前記L−LDPE、及びM−LDPE等の樹脂及び所望により併用されるシクロオレフィン樹脂以外にも、本発明の効果を損なわない範囲において、種々の化合物を添加してもよい。
併用可能な他の成分としては、例えば、上記以外の他の樹脂、耐ブロッキング剤、滑剤、着色剤、赤外線吸収剤、紫外線吸収剤などが挙げられる。
(4−1他の樹脂)
本発明の樹脂組成物には、前記L−LDPE、M−LDPE及びシクロオレフィン樹脂とは異なる他の樹脂を併用してもよい。他の樹脂としては、一般的な低密度ポリエチレン(直線状に制御されていない低密度ポリエチレン:以下、LDPEとも称する)が挙げられる。
本発明における他の樹脂としての低密度ポリエチレンとしては、従来の高圧法で合成されたLDPEが挙げられる。
本発明の樹脂組成物に用いうる他の樹脂としてのLDPEのメルトフローレートは、0.05g/10min〜50g/10minであることが好ましく、0.1g/10min〜20g/minであることがより好ましい。なお、メルトフローレートは、既述の方法で測定される。
LDPEは公知の方法で合成したものを用いてもよく、市販品としても入手可能である。
(4−2.滑剤、耐ブロッキング剤)
本発明の樹脂組成物には、得られた樹脂組成物により形成されるフィルムなどの滑りを改良したり、成膜されたフィルムを用いて製袋する場合のハンドリング性をより良好なものとしたりするために、滑剤及び耐ブロッキング剤から選ばれる1種以上の化合物を含有してもよく、滑剤と耐ブロッキング剤の双方を含有することが好ましい。
耐ブロッキング剤や滑剤を用いる場合の含有率としては、一般的には総量として、5質量%〜40質量%の範囲であることが好ましく、10質量%〜30質量%であることがより好ましい。耐ブロッキング剤や滑剤の使用量が上記範囲において、本発明の樹脂組成物により形成されるシーラントの強度が適切に維持され、耐ブロッキング性がより向上する。
本発明の樹脂組成物には、得られた樹脂組成物により形成されるフィルムなどの滑りを改良したり、成膜されたフィルムを用いて製袋する場合のハンドリング性をより良好なものとしたりするために、滑剤及び耐ブロッキング剤から選ばれる1種以上の化合物を含有してもよく、滑剤と耐ブロッキング剤の双方を含有することが好ましい。
耐ブロッキング剤や滑剤を用いる場合の含有率としては、一般的には総量として、5質量%〜40質量%の範囲であることが好ましく、10質量%〜30質量%であることがより好ましい。耐ブロッキング剤や滑剤の使用量が上記範囲において、本発明の樹脂組成物により形成されるシーラントの強度が適切に維持され、耐ブロッキング性がより向上する。
本発明の樹脂組成物は、食品包装用の防湿層を形成するために用いることができる。そのような用途に対しては、耐ブロッキング剤や滑剤としては、安全性の高いものが好ましく、公知の有機粒子や無機粒子から選ばれる粒子などが好適に使用される。
有機粒子としては、例えば、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、エポキシ樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル等の単独または共重合体などから選ばれる樹脂粒子が挙げられ、これらの粒子は架橋剤に由来する架橋構造を有していてもよい。無機粒子としては、タルク、カオリン、シリカ、炭酸カルシウム、ガラス粉末などが挙げられる。耐ブロッキング剤として用いられる前記各粒子の平均粒径は通常1μm〜10μm程度である。
(4−3.着色剤)
着色剤としては、本発明の樹脂組成物を用いてなる、以下に後述するシーラントや防湿フィルムに意匠性を付与したり、内容物を光より保護したりするために所望により用いられ、可視光に吸収を有する公知の染料、或いは顔料から適宜選択して使用すればよい。なお、シーラントや防湿フィルムが透明であることを要する場合には、着色剤を用いなくてもよい。
有機粒子としては、例えば、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、エポキシ樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル等の単独または共重合体などから選ばれる樹脂粒子が挙げられ、これらの粒子は架橋剤に由来する架橋構造を有していてもよい。無機粒子としては、タルク、カオリン、シリカ、炭酸カルシウム、ガラス粉末などが挙げられる。耐ブロッキング剤として用いられる前記各粒子の平均粒径は通常1μm〜10μm程度である。
(4−3.着色剤)
着色剤としては、本発明の樹脂組成物を用いてなる、以下に後述するシーラントや防湿フィルムに意匠性を付与したり、内容物を光より保護したりするために所望により用いられ、可視光に吸収を有する公知の染料、或いは顔料から適宜選択して使用すればよい。なお、シーラントや防湿フィルムが透明であることを要する場合には、着色剤を用いなくてもよい。
(樹脂組成物の調製)
本発明の樹脂組成物は、前記各成分を溶融混合して調整することができる。混合時の温度は140℃〜180℃の範囲であることが好ましい。
本発明の樹脂組成物は、前記各成分を溶融混合して調整することができる。混合時の温度は140℃〜180℃の範囲であることが好ましい。
<防湿層形成用シーラント>
本発明の防湿層形成用シーラントは、前記本発明の防湿層形成用樹脂組成物用いてなる。即ち、本発明の樹脂組成物をそのまま成膜してシーラントとしてもよく、基材に積層して防湿層としてもよい。例えば、基材樹脂表面に本発明の樹脂組成物からなる防湿層形成用シーラントを積層して2層の積層体としてもよく、さらに、防湿性層形成用シーラント表面に他の樹脂層を形成することで、3層以上の積層体としてもよい。
防湿層形成用シーラントの厚みは目的に応じて適宜選択されるが、15μm〜40μm程度が好ましく、5μm〜40μmの範囲であることがより好ましく、20μm〜30μmの範囲であることがさらに好ましい。
本発明の樹脂組成物を用いてなる防湿層形成用シーラントは薄層でも防湿性に優れるため、種々の用途に使用される。
シーラントの成膜は、公知の方法を適用することができ、押し出し成形による成膜して単層のシーラントを形成してもよく、基材フィルムに公知の塗布装置により塗布し、基材表面にシーラントからなる防湿層を形成してもよく、さらに、基材フィルムと本発明の樹脂組成物とを共押出してシーラントからなる防湿層を備えた積層構造を有する防湿フィルムとしてもよい。
本発明の防湿層形成用シーラントは、前記本発明の防湿層形成用樹脂組成物用いてなる。即ち、本発明の樹脂組成物をそのまま成膜してシーラントとしてもよく、基材に積層して防湿層としてもよい。例えば、基材樹脂表面に本発明の樹脂組成物からなる防湿層形成用シーラントを積層して2層の積層体としてもよく、さらに、防湿性層形成用シーラント表面に他の樹脂層を形成することで、3層以上の積層体としてもよい。
防湿層形成用シーラントの厚みは目的に応じて適宜選択されるが、15μm〜40μm程度が好ましく、5μm〜40μmの範囲であることがより好ましく、20μm〜30μmの範囲であることがさらに好ましい。
本発明の樹脂組成物を用いてなる防湿層形成用シーラントは薄層でも防湿性に優れるため、種々の用途に使用される。
シーラントの成膜は、公知の方法を適用することができ、押し出し成形による成膜して単層のシーラントを形成してもよく、基材フィルムに公知の塗布装置により塗布し、基材表面にシーラントからなる防湿層を形成してもよく、さらに、基材フィルムと本発明の樹脂組成物とを共押出してシーラントからなる防湿層を備えた積層構造を有する防湿フィルムとしてもよい。
<防湿フィルム>
本発明の防湿フィルムは、ポリアミド樹脂フィルム表面に、前記本発明の防湿層形成用シーラントからなる防湿層を備える。
防湿フィルムを形成するには、前記防湿層を、前記防湿層形成用シーラントをポリアミド樹脂フィルム表面に熱ラミネートにより接着して形成してもよく、ポリアミド樹脂フィルム表面に、前記本発明の防湿層形成用樹脂組成物からなる塗膜を形成することで、作製してもよい。即ち、本発明における防湿層は、塗布法、共押出を含むラミネート法のいずれにより形成されてもよい。
本発明の防湿フィルムは、ポリアミド樹脂フィルム表面に、前記本発明の防湿層形成用シーラントからなる防湿層を備える。
防湿フィルムを形成するには、前記防湿層を、前記防湿層形成用シーラントをポリアミド樹脂フィルム表面に熱ラミネートにより接着して形成してもよく、ポリアミド樹脂フィルム表面に、前記本発明の防湿層形成用樹脂組成物からなる塗膜を形成することで、作製してもよい。即ち、本発明における防湿層は、塗布法、共押出を含むラミネート法のいずれにより形成されてもよい。
防湿フィルムにおいて基材となるポリアミド樹脂は、強度、透明性、酸素バリア性等に優れているが、防湿性は不十分であることから、本発明の防湿層形成用樹脂組成物と併用することで、防湿フィルムの基材として好適に使用される。
ポリアミド樹脂層を形成するために用いられポリアミド樹脂には、特に制限はないが、例えば、ポリアミド6、ポリアミド6/66等が好ましく挙げられる。
ポリアミド樹脂層を形成するために用いられポリアミド樹脂には、特に制限はないが、例えば、ポリアミド6、ポリアミド6/66等が好ましく挙げられる。
このようにして、ポリアミド樹脂層12表面に本発明の樹脂組成物からなる防湿層14を有する防湿フィルム10が得られる。
図1(A)は、本発明の防湿フィルム10の一態様を示す概略断面図である。また、図1(B)は、別の態様を示す概略断面図であり、本実施形態では、防湿フィルム16は、ポリアミド樹脂層12表面に防湿層14と、L−LDPE樹脂層18とを有する3層構造をとる。
図1(B)に記載されるように、本発明の防湿フィルムは、少なくともポリアミド樹脂層と本発明の防湿層形成用樹脂組成物からなる防湿層を備える他は、層構成には特に制限はなく、さらに、他の樹脂層、例えば、LDPEからなる層やポリプロピレンからなる層などを備えてもよく、装飾のためのフィルムやシールを積層したものであってもよい。
図1(A)は、本発明の防湿フィルム10の一態様を示す概略断面図である。また、図1(B)は、別の態様を示す概略断面図であり、本実施形態では、防湿フィルム16は、ポリアミド樹脂層12表面に防湿層14と、L−LDPE樹脂層18とを有する3層構造をとる。
図1(B)に記載されるように、本発明の防湿フィルムは、少なくともポリアミド樹脂層と本発明の防湿層形成用樹脂組成物からなる防湿層を備える他は、層構成には特に制限はなく、さらに、他の樹脂層、例えば、LDPEからなる層やポリプロピレンからなる層などを備えてもよく、装飾のためのフィルムやシールを積層したものであってもよい。
本発明の防湿フィルムにおける防湿層は、前記本発明の防湿層形成用樹脂組成物からなるため、熱接着性に優れる。従って、防湿フィルムにおける防湿層同士を熱接着させることで、例えば、150℃〜250℃といった温度で熱接着が容易に行われ、防湿性包装体を簡易に形成することができる。
基材となるポリアミド樹脂層の厚みは、目的に応じててきぎ選択されるが、一般的には食品用包装材料としては、15μm〜25μmの範囲であることが好ましい。
また、防湿層の厚みとしては1μm〜50μm程度が好ましく、5μm〜40μmの範囲であることがより好ましく、20μm〜30μmの範囲であることがさらに好ましい。
本発明の防湿フィルムは、防湿性に優れ、JIS Z 0208(1976年)に準拠して、40℃、90%RHにて測定した水蒸気透過度が20g/m2・24hr以下であるという優れた防湿性を達成できる。
このため、防湿性を必要とする種々の分野において包装材料として好適に使用され、例えば、食品用包装フィルムに使用した場合、内容物のしっとりした触感を長期間に亘って維持できるという利点を有する。
基材となるポリアミド樹脂層の厚みは、目的に応じててきぎ選択されるが、一般的には食品用包装材料としては、15μm〜25μmの範囲であることが好ましい。
また、防湿層の厚みとしては1μm〜50μm程度が好ましく、5μm〜40μmの範囲であることがより好ましく、20μm〜30μmの範囲であることがさらに好ましい。
本発明の防湿フィルムは、防湿性に優れ、JIS Z 0208(1976年)に準拠して、40℃、90%RHにて測定した水蒸気透過度が20g/m2・24hr以下であるという優れた防湿性を達成できる。
このため、防湿性を必要とする種々の分野において包装材料として好適に使用され、例えば、食品用包装フィルムに使用した場合、内容物のしっとりした触感を長期間に亘って維持できるという利点を有する。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに制限されるものではない。
(実施例1)
<防湿層形成用シーラント>
(防湿層形成用樹脂組成物1)
・L−LDPE(DW2045.11G:商品名、ダウケミカル社製) 50質量部
・M−LDPE(エリート5538G:商品名、ダウケミカル社製) 50質量部
・LDPE(F2225:商品名、旭化成ケミカルズ社製) 20質量部
・滑剤(AM−8:商品名、旭化成ケミカルズ社製) 2質量部
(実施例1)
<防湿層形成用シーラント>
(防湿層形成用樹脂組成物1)
・L−LDPE(DW2045.11G:商品名、ダウケミカル社製) 50質量部
・M−LDPE(エリート5538G:商品名、ダウケミカル社製) 50質量部
・LDPE(F2225:商品名、旭化成ケミカルズ社製) 20質量部
・滑剤(AM−8:商品名、旭化成ケミカルズ社製) 2質量部
上記処方の樹脂組成物1を、空冷インフレーション法にて押出成形して、厚さ30μmのフィルムとし、実施例1の防湿層形成用シーラントを得た。
(実施例2〜3、比較例1)
実施例1で用いた樹脂組成物1に代えて、下記処方の樹脂組成物2、3、4及びC1を用いた以外は、実施例1と同様にして実施例2〜4、比較例1の防湿層形成用シーラントを得た。
(実施例2用 防湿層形成用樹脂組成物2)
・L−LDPE(DW2045.11G:商品名、ダウケミカル社製) 50質量部
・M−LDPE(エリート5538G:商品名、ダウケミカル社製) 50質量部
実施例1で用いた樹脂組成物1に代えて、下記処方の樹脂組成物2、3、4及びC1を用いた以外は、実施例1と同様にして実施例2〜4、比較例1の防湿層形成用シーラントを得た。
(実施例2用 防湿層形成用樹脂組成物2)
・L−LDPE(DW2045.11G:商品名、ダウケミカル社製) 50質量部
・M−LDPE(エリート5538G:商品名、ダウケミカル社製) 50質量部
(実施例3用 防湿層形成用樹脂組成物2)
・L−LDPE(SP2320:商品名、プライムポリマー社製) 50質量部
・M−LDPE(エリート5538G:商品名、ダウケミカル社製) 50質量部
・LDPE(F2225:商品名、旭化成ケミカルズ社製) 20質量部
・ポリノルボルネン樹脂
(COC9506F−500:商品名、ポリプラスチック社製) 10質量部
・L−LDPE(SP2320:商品名、プライムポリマー社製) 50質量部
・M−LDPE(エリート5538G:商品名、ダウケミカル社製) 50質量部
・LDPE(F2225:商品名、旭化成ケミカルズ社製) 20質量部
・ポリノルボルネン樹脂
(COC9506F−500:商品名、ポリプラスチック社製) 10質量部
(実施例4用 防湿層形成用樹脂組成物4)
・L−LDPE(DW2045.11G:商品名、ダウケミカル社製) 50質量部
・M−LDPE(エリート5538G:商品名、ダウケミカル社製) 50質量部
・LDPE(F2225:商品名、旭化成ケミカルズ社製) 20質量部
・滑剤(AM−8:商品名、旭化成ケミカルズ社製) 2質量部
・L−LDPE(DW2045.11G:商品名、ダウケミカル社製) 50質量部
・M−LDPE(エリート5538G:商品名、ダウケミカル社製) 50質量部
・LDPE(F2225:商品名、旭化成ケミカルズ社製) 20質量部
・滑剤(AM−8:商品名、旭化成ケミカルズ社製) 2質量部
(比較例1用 防湿層形成用樹脂組成物C1)
・L−LDPE(DW2645.11G:商品名、ダウケミカル社製) 80質量部
・LDPE(M2607A:商品名、旭化成ケミカルズ社製) 20質量部
・L−LDPE(DW2645.11G:商品名、ダウケミカル社製) 80質量部
・LDPE(M2607A:商品名、旭化成ケミカルズ社製) 20質量部
<性能評価>
得られた防湿層形成用シーラントを以下の基準で評価した。結果を下記表1に示す。
シーラントの降伏点強度、引張破断強度、2%引張弾性及び滑り性については、JIS K 7127(1999年)に記載の方法に準拠して、標準条件にて試験を行った。
また、得られたシーラントを2枚重ねて密着させ、175℃、190℃、及び205℃の各温度条件にて、加熱、加圧して、互いにシール幅5cmでヒートシールした。その後、ヒートシール部の剥離強度をJIS Z 1707 7−5(1997年)に準拠した180°剥離試験法にて、東洋精機社製の引張試験機により測定した。
水蒸気透過性は、 JIS Z 0208(1976年)に準拠して、40℃、90%RHにて測定した。
得られた防湿層形成用シーラントを以下の基準で評価した。結果を下記表1に示す。
シーラントの降伏点強度、引張破断強度、2%引張弾性及び滑り性については、JIS K 7127(1999年)に記載の方法に準拠して、標準条件にて試験を行った。
また、得られたシーラントを2枚重ねて密着させ、175℃、190℃、及び205℃の各温度条件にて、加熱、加圧して、互いにシール幅5cmでヒートシールした。その後、ヒートシール部の剥離強度をJIS Z 1707 7−5(1997年)に準拠した180°剥離試験法にて、東洋精機社製の引張試験機により測定した。
水蒸気透過性は、 JIS Z 0208(1976年)に準拠して、40℃、90%RHにて測定した。
(透明性の評価)
得られたシーラントを5枚重ねて黒い紙上に置き、目視で黒色の見え方を確認し、以下の基準で評価した。AA〜Aが実用上問題のないレベルである。
AA:黒色が濁らずに視認された(濁度:小)
A:黒色はやや濁って見えた(濁度:中)
B:全体に濁って黒色が視認し難かった(濁度:大)
(フィッシュアイ評価)
得られたシーラントを目視で確認し、直径0.3mm以上のフィッシュアイの数を数え、以下の基準で評価した。評価は場所を変えて5回行い、その平均値とした。AA〜Aが実用上問題のないレベルである。
AA:1m2中に平均して1つ未満
A:1m2中に1つ以上、2つ未満
B:1m2中に2つ以上
得られたシーラントを5枚重ねて黒い紙上に置き、目視で黒色の見え方を確認し、以下の基準で評価した。AA〜Aが実用上問題のないレベルである。
AA:黒色が濁らずに視認された(濁度:小)
A:黒色はやや濁って見えた(濁度:中)
B:全体に濁って黒色が視認し難かった(濁度:大)
(フィッシュアイ評価)
得られたシーラントを目視で確認し、直径0.3mm以上のフィッシュアイの数を数え、以下の基準で評価した。評価は場所を変えて5回行い、その平均値とした。AA〜Aが実用上問題のないレベルである。
AA:1m2中に平均して1つ未満
A:1m2中に1つ以上、2つ未満
B:1m2中に2つ以上
表1の結果より、本発明のシーラントは、透明性、強度、フィルムとしての腰、滑り性のいずれにも優れ、ヒートシール適性が良好であり、優れた防湿性を示すことがわかる。また、製造時のフィルムにおけるフィッシュアイの発生が抑制されていた。他方、M−LDPEを含まない比較例1のシーラントは、ヒートシール適性は良好であるが、腰が弱く、滑り性、防湿性に劣ることがわかる。
なお、通常、防湿用シーラントに用いられるポリプロピレンフィルム(厚さ30μm)の水蒸気透過性は13.3g/m2・24HRであり、本発明の防湿用シーラントは、同等の厚みの汎用防湿用シーラントに対し、より優れた防湿性を示すことが確認された。
なお、通常、防湿用シーラントに用いられるポリプロピレンフィルム(厚さ30μm)の水蒸気透過性は13.3g/m2・24HRであり、本発明の防湿用シーラントは、同等の厚みの汎用防湿用シーラントに対し、より優れた防湿性を示すことが確認された。
<防湿フィルム>
(実施例5〜7)
実施例1、3、及び4で得た防湿フィルム形成用シーラントを、厚み15μmのポリアミド樹脂フィルム(ユニチカ社製、エンブレムE−600)表面に、温度320℃にて熱ラミネートして、ポリアミドフィルム上に本発明の樹脂組成物からなる防湿層を有する防湿フィルムを得た。
得られた防湿フィルムを以下の基準にて評価した。結果を下記表2に示す、
なお、以下の表2において、MDはフィルムの製造、搬送方向であり、TDは、MDと直行する幅方向を指す。
(水蒸気透過性)
JIS Z 0208(1976年)カップ法にて水蒸気透過性を評価した。
(ラミネート強度)
JIS Z 0238(1998年)に準拠して、前記シーラントとポリアミド樹脂フィルムとの剥離強度を標準条件にて測定した。
(ヒートシール強度)
ヒートシールは、防湿フィルムのシーラント側同士を重ねて密着させ、175℃、190℃、及び205℃の各温度条件にて、両サイド及びボトムの3箇所を加熱、加圧してヒートシールした。ヒートシール強度は、JIS Z 1707 7−5(1997年)に準拠した180°剥離試験法にて、東洋精機社製の引っ張り試験機により測定した。
引張強度、引張伸度及び引張弾性率は、JIS K 7127(1999年)に記載の方法に準拠して、標準条件にて行った。
(実施例5〜7)
実施例1、3、及び4で得た防湿フィルム形成用シーラントを、厚み15μmのポリアミド樹脂フィルム(ユニチカ社製、エンブレムE−600)表面に、温度320℃にて熱ラミネートして、ポリアミドフィルム上に本発明の樹脂組成物からなる防湿層を有する防湿フィルムを得た。
得られた防湿フィルムを以下の基準にて評価した。結果を下記表2に示す、
なお、以下の表2において、MDはフィルムの製造、搬送方向であり、TDは、MDと直行する幅方向を指す。
(水蒸気透過性)
JIS Z 0208(1976年)カップ法にて水蒸気透過性を評価した。
(ラミネート強度)
JIS Z 0238(1998年)に準拠して、前記シーラントとポリアミド樹脂フィルムとの剥離強度を標準条件にて測定した。
(ヒートシール強度)
ヒートシールは、防湿フィルムのシーラント側同士を重ねて密着させ、175℃、190℃、及び205℃の各温度条件にて、両サイド及びボトムの3箇所を加熱、加圧してヒートシールした。ヒートシール強度は、JIS Z 1707 7−5(1997年)に準拠した180°剥離試験法にて、東洋精機社製の引っ張り試験機により測定した。
引張強度、引張伸度及び引張弾性率は、JIS K 7127(1999年)に記載の方法に準拠して、標準条件にて行った。
表2の結果より、本発明の防湿層形成用シーラントを用いた実施例5〜7の防湿フィルムは、いずれも、水蒸気透過性が低く、防湿性に優れ、且つ、フィルム強度、ヒートシール強度のいずれも良好であり、優れた防湿用包装材料として有用であることが確認された
10、16 防湿フィルム
12 ポリアミド樹脂層
14 防湿層
18 LDPE層
12 ポリアミド樹脂層
14 防湿層
18 LDPE層
Claims (11)
- 直鎖状低密度ポリエチレン及び、密度が0.938g/cm3以上0.960g/cm3以下であるメタロセン系直鎖状ポリエチレンを含有する防湿層形成用樹脂組成物。
- 前記直鎖状低密度ポリエチレンと前記メタロセン系直鎖状ポリエチレンとの含有比率が、質量基準で30:70〜70:30である請求項1に記載の防湿層形成用樹脂組成物。
- さらに、ノルボルネン樹脂を含有する請求項1又は請求項2に記載の防湿層形成用樹脂組成物。
- さらに、前記直鎖状低密度ポリエチレン以外の低密度ポリエチレンを含有する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の防湿層形成用樹脂組成物。
- さらに、滑剤及び耐ブロッキング剤から選ばれる少なくとも1種を含有する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の防湿層形成用樹脂組成物。
- 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の防湿層形成用樹脂組成物からなる防湿層形成用シーラント。
- ポリアミド樹脂フィルムと、該ポリアミド樹脂フィルム表面に、請求項6に記載の防湿層形成用シーラントからなる防湿層と、を備える防湿フィルム。
- 前記防湿層が、請求項5に記載の防湿層形成用シーラントをポリアミド樹脂フィルム表面に熱ラミネートにより接着して形成された、請求項7に記載の防湿フィルム。
- ポリアミド樹脂フィルムと、該ポリアミド樹脂フィルム表面に、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の防湿層形成用樹脂組成物の塗膜により形成された防湿層と、を備える防湿フィルム。
- 前記防湿フィルムにおける防湿層同士を熱接着させて防湿性包装体を形成する請求項7〜請求項9のいずれか1項に記載の防湿フィルム。
- JIS Z 0208に準拠して測定した水蒸気透過度が20g/m2・24hr以下である請求項7〜請求項10のいずれか1項に記載の防湿フィルム。
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JP2020050789A (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-02 | 大日本印刷株式会社 | 植物由来ポリエチレンを含むシーラントフィルム用ポリエチレン系樹脂組成物およびシーラントフィルム |
JP7259243B2 (ja) | 2018-09-27 | 2023-04-18 | 大日本印刷株式会社 | 植物由来ポリエチレンを含むシーラントフィルム用ポリエチレン系樹脂組成物およびシーラントフィルム |
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