本発明の第1の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態におけるネットワーク構成を示す図である。
本ネットワークは、無線LAN機能を有する被接続機器100および接続機器110と、被接続機器100と接続機器110を無線LANで接続するための無線LANアクセスポイントA 120を含む。
被接続機器100は、ネットワークインターフェイス部101と、接続管理アプリケーション102とを備えている。
接続機器110は、ネットワークインターフェイス部111と、接続管理アプリケーション112とを備えている。
図2は本発明の第1の実施の形態における詳細なネットワーク構成を示す図である。
接続管理アプリケーション102は、無線LAN接続制御部201と、インフラストラクチャ接続情報管理部202と、アドホック接続情報管理部203とを備えている。
インフラストラクチャ接続情報管理部202は、無線LAN接続制御部201と通信して、無線LANアクセスポイントA 120とのインフラストラクチャ接続での無線LAN接続を行うための情報を保存、通知する。
アドホック接続情報管理部203は、無線LAN接続制御部201と通信して、接続機器110とのアドホック接続での無線LAN接続を行うための情報を保存、通知する。
無線LAN接続制御部201は、インフラストラクチャ接続情報管理部202と通信して、無線LANアクセスポイントA 120との接続に必要なインフラストラクチャ接続情報を取得、保存する。無線LAN接続制御部201は、また、アドホック接続情報管理部203と通信して、接続機器110との接続に必要なアドホック接続情報(アドホック接続するために接続機器/被接続機器に設定するSSIDなどの情報)を取得、保存する。また、無線LAN接続制御部201は、ネットワークインターフェイス部101を、無線LANアクセスポイントA 120および接続機器110と無線LAN接続させる。このため、無線LAN接続制御部201は、無線LAN接続/切断要求を送信し、かつ、被接続機器100のネットワーク(インフラストラクチャ/アドホック)接続情報を送受信するために、接続機器110とネットワーク接続情報/ネットワーク接続状態を通信する。無線LAN接続制御部201は、また、接続機器110とのネットワーク接続結果を送受信するため、無線LANアクセスポイントA 120とインフラストラクチャ接続情報/ネットワーク接続状態を通信する。
接続管理アプリケーション112は、無線LAN接続制御部211と、インフラストラクチャ接続情報管理部212と、アドホック接続情報管理部213とを備えている。
インフラストラクチャ接続情報管理部212は、無線LAN接続制御部211と通信して、無線LANアクセスポイントA 120とのインフラストラクチャ接続での無線LAN接続を行うための情報を保存、通知する。
アドホック接続情報管理部213は、無線LAN接続制御部211と通信して、被接続機器100とのアドホック接続での無線LAN接続を行うための情報を保存、通知する。
無線LAN接続制御部211は、インフラストラクチャ接続情報管理部212と通信して、無線LANアクセスポイントA 120との接続に必要なインフラストラクチャ接続情報を取得、保存する。無線LAN接続制御部211は、また、アドホック接続情報管理部203と通信して、被接続機器100との接続に必要なアドホック接続情報を取得、保存する。また、無線LAN接続制御部211は、ネットワークインターフェイス部111を、無線LANアクセスポイントA 120および被接続機器100と無線LAN接続させる。このため、無線LAN接続制御部211は、無線LAN接続/切断要求を送信し、かつ、接続機器110のネットワーク接続情報を送受信するために、被接続機器100とネットワーク接続情報/ネットワーク接続状態を通信する。無線LAN接続制御部211は、また、被接続機器100とのネットワーク接続結果を送受信するため、無線LANアクセスポイントA 120とインフラストラクチャ接続情報/ネットワーク接続状態を通信する。
ネットワークインターフェイス部101は、接続管理アプリケーション102から受信した無線LAN接続/切断要求を無線LANアクセスポイントA 120、または、接続機器110へ送信する。さらに、ネットワーク接続情報を接続機器110へ、ネットワーク接続結果を無線LANアクセスポイントA 120へ送信する。また、無線LANアクセスポイントA 120、または、接続機器110から無線LAN接続/切断要求を受信した場合、無線LANの接続/切断を実行後に応答を返信する。ネットワーク接続情報およびネットワーク接続結果を受信した場合、データを接続管理アプリケーション102へ送信する。
ネットワークインターフェイス部111は、接続管理アプリケーション112から受信した無線LAN接続/切断要求を無線LANアクセスポイントA 120、または、被接続機器100へ送信する。さらに、ネットワーク接続情報を被接続機器100へ、ネットワーク接続結果を無線LANアクセスポイントA 120へ送信する。また、無線LANアクセスポイントA 120、または、被接続機器100から無線LAN接続/切断要求を受信した場合、無線LANの接続/切断を実行後に応答を返信する。ネットワーク接続情報およびネットワーク接続結果を受信した場合、データを接続管理アプリケーション112へ送信する。
次に、本発明の第1の実施の形態の動作について、説明する。
概略の手順は次の通りである。
・被接続機器100と無線LANアクセスポイントA 120とをインフラストラクチャ接続し、無線LANアクセスポイントA 120とのインフラストラクチャ接続情報を被接続機器100に保存する。
・被接続機器100と無線LANアクセスポイントA 120とのインフラストラクチャ接続を切断する。
・被接続機器100と接続機器110とをアドホック接続する。
・被接続機器100から無線LANアクセスポイントA 120とのインフラストラクチャ接続情報を取得し、接続機器110に保存する。
・被接続機器100と接続機器110とのアドホック接続を切断する。
・接続機器110と無線LANアクセスポイントA 120とを、接続機器100から取得したインフラストラクチャ接続情報を使って、インフラストラクチャ接続する。
・被接続機器100と無線LANアクセスポイントA 120とをインフラストラクチャ接続する。
詳細な手順については、図3、図4a、図4b、図4c、図4dを参照して説明する。
図3において、被接続機器100と無線LANアクセスポイントA 120とをインフラストラクチャ接続し、無線LANアクセスポイントA 120とのインフラストラクチャ接続情報を被接続機器100に保存する手順を示す。
先ず、操作者900は、接続管理アプリケーション102を操作して、あらかじめ用意してあったインフラストラクチャ接続情報を入力する(ネットワーク接続情報入力A1)。
接続管理アプリケーション102では、無線LAN接続制御部201が入力されたインフラストラクチャ接続情報を受信する。無線LAN接続制御部201は、受信したインフラストラクチャ接続情報をもとに、ネットワークインターフェイス部101へ接続要求信号300を送信する。ネットワークインターフェイス部101は、接続要求信号300に応じて無線LANアクセスポイントA 120へ接続要求信号301を送信する。
無線LANアクセスポイントA 120は、接続要求信号301に応じて被接続機器100とインフラストラクチャ接続し(ネットワーク接続A2)、その確認として被接続機器100へ接続応答信号302を送信する。
被接続機器100では、ネットワークインターフェイス部101が接続応答信号302を受信する。ネットワークインターフェイス部101は、接続応答信号302に応じて無線LAN接続制御部201へ接続応答信号303を送信する。無線LAN接続制御部201は、接続応答信号303を受信し、被接続機器100と無線LANアクセスポイントA 120とがインフラストラクチャ接続されたことを確認する。
無線LAN接続制御部201は、無線LANアクセスポイントA 120とのインフラストラクチャ接続情報を保存するため、インフラストラクチャ接続情報管理部202へ接続情報保存要求信号304を送信する。インフラストラクチャ接続情報管理部202は、接続情報保存要求信号304に応じてインフラストラクチャ接続情報を保存し(接続情報保存A3)、その確認として無線LAN接続制御部201へ接続情報保存応答信号305を送信する。
図4a、図4b、図4c、図4dにおいて、接続機器110と被接続装置100とをインフラストラクチャ接続する手順を示す。
まず、図4aを参照する。
操作者900は、接続管理アプリケーション102を操作して、接続機器110と被接続装置100との接続のための動作を開始させる(接続開始B1)。
先ず、被接続機器100と無線LANアクセスポイントA 120とのインフラストラクチャ接続を切断する手順を示す。
接続管理アプリケーション102では、無線LAN接続制御部201が、前記動作開始により、ネットワークインターフェイス部101へ現在接続しているインフラストラクチャ接続の切断要求信号400を送信する。ネットワークインターフェイス部101は、切断要求信号400に応じて無線LANアクセスポイントA 120へ切断要求信号401を送信する。
無線LANアクセスポイントA 120は、切断要求信号401に応じてインフラストラクチャ接続を切断し(ネットワーク切断B2)、その確認として被接続機器100へ切断応答信号402を送信する。
被接続機器100では、ネットワークインターフェイス部101が切断応答信号402を受信する。ネットワークインターフェイス部101は、切断応答信号402に応じて接続管理アプリケーション102へ切断応答信号403を送信する。接続管理アプリケーション102では、無線LAN接続制御部201が切断応答信号403を受信し、インフラストラクチャ接続の切断を確認する。
次に、被接続機器100と接続機器110とをアドホック接続する手順を示す。
無線LAN接続制御部201は、接続機器110とアドホック接続するためのアドホック接続情報を取得するため、アドホック接続情報管理部203へ接続情報取得要求信号404を送信する。アドホック接続情報管理部203は、接続情報取得要求信号404に応じてアドホック接続情報を取得し(接続情報取得B3)、その確認として無線LAN接続制御部201へ接続情報取得応答信号405を送信する。
無線LAN接続制御部201は、取得したアドホック接続情報を元に、ネットワークインターフェイス部101へ接続要求信号406を送信する。ネットワークインターフェイス部101は、接続要求信号406に応じて接続機器110とアドホック接続が可能な待機状態となり(ネットワーク接続B4)、その確認として接続管理アプリケーション102へ接続応答信号407を送信する。接続管理アプリケーション102では、無線LAN接続制御部201が接続応答信号407を受信する。接続管理アプリケーション102は、接続機器110とのアドホック接続が確立するまで待つ。
図4bを参照する。
一方、操作者901は、接続管理アプリケーション112を操作して、被接続機器100と接続機器110との接続のための動作を開始させる(接続開始B5)。
接続管理アプリケーション112では、無線LAN接続制御部211が、前記動作開始により、被接続機器100とアドホック接続するためのアドホック接続情報を取得するため、アドホック接続情報管理部213へ接続情報取得要求信号408を送信する。アドホック接続情報管理部213は、接続情報取得要求信号408に応じてアドホック接続情報を取得し(接続情報取得B6)、その確認として無線LAN接続制御部211へ接続情報取得応答信号409を送信する。
無線LAN接続制御部211は、取得したアドホック接続情報を元に、ネットワークインターフェイス部111へ接続要求信号410を送信する。ネットワークインターフェイス部111は、接続要求信号410に応じて被接続機器100へ接続要求信号411を送信する。
被接続機器100では、ネットワークインターフェイス部101が接続要求信号411を受信する。ネットワークインターフェイス部101は、接続要求信号411に応じて接続機器110とのアドホック接続を確立し(ネットワーク接続B7)、その確認として接続機器110へ接続応答信号412を送信する。
接続機器110では、ネットワークインターフェイス部111が接続応答信号412を受信する。ネットワークインターフェイス部111は、接続応答信号412に応じて接続管理アプリケーション112へ接続応答信号413を送信する。接続管理アプリケーション112では、無線LAN接続制御部211が接続応答信号413を受信し、アドホック接続の確立を確認する。
次に、被接続機器100から無線LANアクセスポイントA 120とのインフラストラクチャ接続情報を取得し、接続機器110に保存する手順を示す。
無線LAN接続制御部211は、被接続機器100から無線LANアクセスポイントA 120とのインフラストラクチャ接続情報を取得するため、ネットワークインターフェイス部111へ接続情報取得要求信号414を送信する。ネットワークインターフェイス部111は、接続情報取得要求信号414に応じて被接続機器100へ接続情報取得要求信号415を送信する。
被接続機器100では、ネットワークインターフェイス部101が接続情報取得要求信号415を受信する。ネットワークインターフェイス部101は、接続情報取得要求信号415に応じて接続管理アプリケーション102へ接続情報取得要求信号416を送信する。接続管理アプリケーション102では、無線LAN接続制御部201が接続情報取得要求信号416を受信する。
無線LAN接続制御部201は、無線LANアクセスポイントA 120とのインフラストラクチャ接続情報を取得するため、接続情報取得要求信号416に応じてインフラストラクチャ接続情報管理部202へ接続情報取得要求信号417を送信する。インフラストラクチャ接続情報管理部202は、接続情報取得要求信号417に応じてインフラストラクチャ接続情報を取得し(接続情報取得B8)、その確認として無線LAN接続制御部201へ接続情報取得応答信号418を送信する。
無線LAN接続制御部201は、無線LANアクセスポイントA 120のインフラストラクチャ接続情報を接続機器110へ通知するため、ネットワークインターフェイス部101へインフラストラクチャ接続情報419を送信する。ネットワークインターフェイス部101は、インフラストラクチャ接続情報419を転送する形で接続機器110へインフラストラクチャ接続情報420を送信する。
接続機器110では、ネットワークインターフェイス部111がインフラストラクチャ接続情報420を受信する。ネットワークインターフェイス部111は、インフラストラクチャ接続情報420を転送する形で接続管理アプリケーション112へインフラストラクチャ接続情報421を送信する。接続管理アプリケーション112では、無線LAN接続制御部211がインフラストラクチャ接続情報421を受信する。
図4cを参照する。
無線LAN接続制御部211は、被接続機器100から取得したインフラストラクチャ接続情報を保存するため、インフラストラクチャ接続情報管理部212へ接続情報保存要求信号422を送信する。インフラストラクチャ接続情報管理部212は、接続情報保存要求信号422に応じてインフラストラクチャ接続情報を保存し(接続情報保存B9)、その確認として無線LAN接続制御部211へ接続情報保存応答信号423を送信する。
次に、被接続機器100と接続機器110とのアドホック接続を切断する手順を示す。
無線LAN接続制御部211は、現在接続しているアドホック通信を切断するため、ネットワークインターフェイス部111へ切断要求信号424を送信する。ネットワークインターフェイス部111は、切断要求信号424に応じて被接続機器100へ切断要求信号425を送信する。その後、無線LAN接続制御部211は、被接続機器100とアドホック接続が切断するまで待つ。
被接続機器100では、ネットワークインターフェイス部101と無線LAN接続制御部201が切断要求信号425を受信する。ネットワークインターフェイス部101は、切断要求信号425に応じてアドホック接続を切断し(ネットワーク切断B10)、その確認として接続機器110へ切断応答信号426を送信する。
接続機器110では、ネットワークインターフェイス部111が切断応答信号426を受信する。ネットワークインターフェイス部111は、切断応答信号426に応じて接続管理アプリケーション112へ切断応答信号427を送信する。接続管理アプリケーション112では、無線LAN接続制御部211が切断応答信号427を受信し、アドホック接続の切断を確認する。
次に、接続機器110と無線LANアクセスポイントA 120とを、接続機器100から取得したインフラストラクチャ接続情報を使って、インフラストラクチャ接続する手順を示す。
無線LAN接続制御部211は、被接続機器100から取得したインフラストラクチャ接続情報を使ってインフラストラクチャ接続するため、インフラストラクチャ接続情報管理部212へ接続情報取得要求信号428を送信する。インフラストラクチャ接続情報管理部212は、接続情報取得要求信号428に応じてインフラストラクチャ接続情報を取得し(接続情報取得B11)、その確認として無線LAN接続制御部211へ接続情報取得応答信号429を送信する。
無線LAN接続制御部211は、無線LANアクセスポイントA 120と接続するため、ネットワークインターフェイス部111へ接続要求信号430を送信する。ネットワークインターフェイス部111は、接続要求信号430に応じて無線LANアクセスポイントA 120へ接続要求信号431を送信する。
無線LANアクセスポイントA 120は、接続要求信号431に応じてインフラストラクチャ接続し(ネットワーク接続B12)、その確認として接続機器110へ接続応答信号432を送信する。
接続機器110では、ネットワークインターフェイス部111が接続応答信号432を受信する。ネットワークインターフェイス部111は、接続応答信号432に応じて接続管理アプリケーション112へ接続応答信号433を送信する。接続管理アプリケーション112では、無線LAN接続制御部211が接続応答信号433を受信する。接続管理アプリケーション112は、被接続機器100とインフラストラクチャ接続できるまで待つ。
次に、被接続機器100と無線LANアクセスポイントA 120とをインフラストラクチャ接続する手順を示す。
図4dを参照する。
接続機器110とのアドホック接続の切断を待っていた被接続機器100では、無線LAN接続制御部201が接続機器110からのアドホック接続の切断を確認後、ネットワークインターフェイス部101へアドホック接続の切断要求信号434を送信する。ネットワークインターフェイス部101は、切断要求信号434に応じてアドホック接続を切断し(ネットワーク切断B13)、その確認として接続管理アプリケーション102へ切断応答信号435を送信する。接続管理アプリケーション102では、無線LAN接続制御部201が切断応答信号435を受信する。
無線LAN接続制御部201は、アドホック接続前に接続していた無線LANアクセスポイントA 120とのインフラストラクチャ接続情報を取得するため、インフラストラクチャ接続情報管理部202へ接続情報取得要求信号436を送信する。インフラストラクチャ接続情報管理部202は、接続情報取得要求信号436に応じてインフラストラクチャ接続情報を取得し(接続情報取得B14)、その確認として無線LAN接続制御部201へ接続情報取得応答信号437を送信する。
無線LAN接続制御部201は、ネットワークインターフェイス部101へ接続要求信号438を送信し、ネットワークインターフェイス部101は、接続要求信号438に応じて無線LANアクセスポイントA 120へ接続要求信号439を送信する。
無線LANアクセスポイントA 120は、接続要求信号439に応じてインフラストラクチャ接続し(ネットワーク接続B15)、その確認として被接続機器100へ接続応答信号440を送信する。
被接続機器100では、ネットワークインターフェイス部101が接続応答信号440を受信する。ネットワークインターフェイス部101は、接続応答信号440に応じて接続管理アプリケーション102へ接続応答信号441を送信する。接続管理アプリケーション102では、無線LAN接続制御部201が接続応答信号441を受信する。
被接続機器100との無線LAN接続を待っていた接続機器110では、無線LAN接続制御部211が、被接続機器100と接続機器110が接続できたことを確認するため、ネットワークインターフェイス部111へ接続完了確認要求信号442を送信する。ネットワークインターフェイス部111は、接続完了確認要求信号442に応じて無線LANアクセスポイントA 120へ接続完了確認要求信号443を送信する。
無線LANアクセスポイントA 120は、接続完了確認要求信号443に応じて被接続機器100へ接続完了確認要求信号444を送信する。
被接続機器100では、ネットワークインターフェイス部101が接続完了確認信号444を受信する。ネットワークインターフェイス部101は、接続完了確認信号444に応じて接続管理アプリケーション102へ接続完了確認要求信号445を送信する。接続管理アプリケーション102では、無線LAN接続制御部201が接続完了確認要求信号445を受信する。
無線LAN接続制御部201は、操作者900へ被接続機器と接続機器が接続完了したことを通知するため、接続完了信号446を送信し、また、ネットワークインターフェイス部101へ接続完了確認応答信号447を送信する。ネットワークインターフェイス部101は、接続完了確認応答信号447に応じて無線LANアクセスポイントA 120へ接続完了確認応答信号448を送信する。
無線LANアクセスポイントA 120は、接続完了確認応答信号448に応じて接続機器110へ接続完了確認応答信号449を送信する。
接続機器110では、ネットワークインターフェイス部111が接続完了確認応答信号449を受信する。ネットワークインターフェイス部111は、接続完了確認応答信号449に応じて接続管理アプリケーション112へ接続完了確認応答信号450を送信する。接続管理アプリケーション112では、操作者301へ被接続機器と接続機器が接続完了したことを通知するため、接続完了信号451を送信する。
以上のように、本実施の形態において、先ず、被接続機器が無線LANアクセスポイントに接続されている状態から、接続機器が、被接続機器にアドホック接続されて、被接続機器が接続されていた無線LANアクセスポイントのインフラストラクチャ接続情報を受信する。そして、接続機器が、その情報をもとに被接続機器が接続されていた無線LANアクセスポイントに接続され、また、被接続機器もその無線LANアクセスポイントに接続される。すなわち、被接続機器が接続されている無線LANアクセスポイントのインフラストラクチャ接続情報を入手し、接続機器に入力することなしに、インフラストラクチャ接続情報を接続機器に設定することが可能となる。これにより、無線LAN通信機器の通信インターフェイスを1つにできるので、無線LAN通信機器の回路、部品、制御部での処理、さらに、製造工数、保守部品、保守工数、およびこれらに伴うコストを削減することが可能となる。
本発明の第2の実施の形態として、無線LANアクセスポイントに接続されている被接続機器と、接続機器が接続する別の無線LANアクセスポイントとを接続させる場合について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明の第2の実施の形態のネットワーク構成は、本発明の第1の実施の形態のものと同じである。
本発明の第2の実施の形態の動作について、説明する。
概略の手順は次の通りである。
・被接続機器100と無線LANアクセスポイントA 120とのインフラストラクチャ接続を切断する。
・被接続機器100を接続機器110とのアドホック接続への待機状態にする。
・接続機器110と無線LANアクセスポイントB 130とをインフラストラクチャ接続し、無線LANアクセスポイントB 130とのインフラストラクチャ接続情報を接続機器110に保存する。
・被接続機器110と無線LANアクセスポイントB 130とのインフラストラクチャ接続を切断する。
・接続機器100と接続機器110とのアドホック接続を確立する。
・接続機器110から無線LANアクセスポイントB 130とのインフラストラクチャ接続情報を取得し、被接続機器100に保存する。
・被接続機器100と接続機器110とのアドホック接続を切断する。
・接続機器110と無線LANアクセスポイントB 130とをインフラストラクチャ接続する。
・接続機器100と無線LANアクセスポイントB 130とを、接続機器110から取得したインフラストラクチャ接続情報を使って、無線LAN接続する。
詳細な手順については、図5a、図5b、図5c、図5d、図5eを参照して説明する。
まず、図5aを参照する。
操作者900は、接続管理アプリケーション112を操作して、被接続機器100と接続機器110との接続のための動作を開始させる(接続開始C1)。
先ず、被接続機器100と無線LANアクセスポイントA 120とのインフラストラクチャ接続を切断する手順を示す。
接続管理アプリケーション102では、無線LAN接続制御部201が、前記動作開始により、ネットワークインターフェイス部101へ、現在接続しているインフラストラクチャ接続の切断要求信号500を送信する。ネットワークインターフェイス部101は、切断要求信号500に応じて無線LANアクセスポイントA 120へ切断要求信号501を送信する。
無線LANアクセスポイントA 120は、切断要求信号501に応じてインフラストラクチャ接続を切断し(ネットワーク切断C2)、その確認として被接続機器100へ切断応答信号502を送信する。
被接続機器100では、ネットワークインターフェイス部101が切断応答信号502を受信する。ネットワークインターフェイス部101は、切断応答信号502に応じて接続管理アプリケーション102へ切断応答信号503を送信する。接続管理アプリケーション102では、無線LAN接続制御部201が切断要求信号503を受信し、インフラストラクチャ接続の切断を確認する。
次に、被接続機器100を接続機器110とアドホック接続が可能な待機状態にする手順を示す。
無線LAN接続制御部201は、接続機器110とアドホック接続するためのアドホック接続情報を取得するため、アドホック接続情報管理部203へ接続情報取得要求信号504を送信する。アドホック接続情報管理部203は、接続情報取得要求信号C7に応じてアドホック接続情報を取得し(接続情報取得C3)、その確認として無線LAN接続制御部201へ接続情報取得応答信号505を送信する。
無線LAN接続制御部201は、取得したアドホック接続情報を元に、ネットワークインターフェイス部101へ接続要求信号506を送信する。ネットワークインターフェイス部101は、接続要求信号506に応じて接続機器110とアドホック接続が可能な待機状態となり(ネットワーク接続C4)、その確認として接続管理アプリケーション102へ接続応答信号507を送信する。接続管理アプリケーション102では、無線LAN接続制御部201が、接続応答信号507を受信する。接続管理アプリケーション102は、接続機器110とアドホック接続するまで待つ。
次に、接続機器110と無線LANアクセスポイントB 130とをインフラストラクチャ接続し、無線LANアクセスポイントB 130とのインフラストラクチャ接続情報を接続機器110に保存する手順を示す。
図5bを参照する。
操作者901は、接続管理アプリケーション112を操作して、あらかじめ用意してあったインフラストラクチャ接続情報を入力する(ネットワーク接続情報入力C5)。
接続管理アプリケーション112では、無線LAN接続制御部211がインフラストラクチャ接続情報を受信する。
無線LAN接続制御部211では、入力されたインフラストラクチャ接続情報でインフラストラクチャ接続するため、ネットワークインターフェイス部111へ接続要求信号508を送信する。ネットワークインターフェイス部111は、接続要求信号508に応じて無線LANアクセスポイントB 130へ接続要求信号509を送信する。
無線LANアクセスポイントB 130は、接続要求信号509に応じてインフラストラクチャ接続し(ネットワーク接続C6)、その確認として接続機器110へ接続応答信号510を送信する。
接続機器110では、ネットワークインターフェイス部111が接続応答信号510を受信する。ネットワークインターフェイス部111は、接続応答信号510に応じて接続管理アプリケーション112へ接続応答信号511を送信する。接続管理アプリケーション112では、無線LAN接続制御部211が接続応答信号511を受信する。
無線LAN接続制御部211は、操作者900が入力したインフラストラクチャ接続情報を保存するため、インフラストラクチャ接続情報管理部212へ接続情報保存要求信号512を送信する。インフラストラクチャ接続情報管理部212は、接続情報保存要求信号512に応じてインフラストラクチャ接続情報を保存し(接続情報保存C7)、その確認として無線LAN接続制御部211へ接続情報保存応答信号513を送信する。
次に、被接続機器110と無線LANアクセスポイントB 130とのインフラストラクチャ接続を切断する手順を示す。
無線LAN接続制御部211は、接続したインフラストラクチャ接続を切断するため、ネットワークインターフェイス部111へ切断要求信号514を送信する。ネットワークインターフェイス部111は、切断要求信号514に応じて無線LANアクセスポイントB 130へ切断要求信号515を送信する。
無線LANアクセスポイントB 130は、切断要求信号515に応じてインフラストラクチャ接続を切断し(ネットワーク切断C8)、その確認として接続機器110へ切断応答信号516を送信する。
接続機器110では、ネットワークインターフェイス部111が切断応答信号516を受信する。ネットワークインターフェイス部111は、切断応答信号516に応じて接続管理アプリケーション112へ切断応答信号517を送信する。接続管理アプリケーション112では、無線LAN接続制御部211が切断応答信号517を受信し、インフラストラクチャ接続の切断を確認する。
次に、接続機器100と接続機器110とのアドホック接続を確立する手順を示す。
図5cを参照する。
無線LAN接続制御部211は、被接続機器100とアドホック接続するためのアドホック接続情報を取得するため、アドホック接続情報管理部213へ接続情報取得要求信号518を送信する。アドホック接続情報管理部213は、接続情報取得要求信号518に応じて接続情報を取得し(接続情報取得C9)、その確認として無線LAN接続制御部211へ接続情報取得応答信号519を送信する。
無線LAN接続制御部211は、取得したアドホック接続情報を元に、ネットワークインターフェイス部111へ接続要求信号520を送信する。ネットワークインターフェイス部111は、接続要求信号520に応じて被接続機器100へ接続要求信号521を送信する。
被接続機器100では、ネットワークインターフェイス部101が接続要求信号521を受信する。ネットワークインターフェイス部101は、接続要求信号521に応じてアドホック接続を確立し(ネットワーク接続C10)、その確認として接続機器110へ接続応答信号522を送信する。
接続機器110では、ネットワークインターフェイス部111が接続応答信号522を受信する。ネットワークインターフェイス部111は、接続応答信号522に応じて接続管理アプリケーション112へ接続応答信号523を送信する。接続管理アプリケーション112では、無線LAN接続制御部211が接続応答信号523を受信し、アドホック接続の確立を確認する。
接続機器110から無線LANアクセスポイントB 130とのインフラストラクチャ接続情報を取得し、被接続機器100に保存する手順を示す。
無線LAN接続制御部211は、無線LANアクセスポイントB 130のインフラストラクチャ接続情報を取得するため、インフラストラクチャ接続情報管理部112へ接続情報取得要求信号524を送信する。インフラストラクチャ接続情報管理部112は、接続情報取得要求信号524に応じてインフラストラクチャ接続情報を取得し(接続情報取得C11)、その確認として無線LAN接続制御部211へ接続情報取得応答信号525を送信する。
無線LAN接続制御部211は、被接続機器100へ無線LANアクセスポイントB 130とのインフラストラクチャ接続情報を通知するため、ネットワークインターフェイス部111へインフラストラクチャ接続情報526を送信する。ネットワークインターフェイス部111は、インフラストラクチャ接続情報526を転送する形で被接続機器100へインフラストラクチャ接続情報527を送信する。
被接続機器100では、ネットワークインターフェイス部101がインフラストラクチャ接続情報527を受信する。ネットワークインターフェイス部101は、インフラストラクチャ接続情報527を転送する形で接続管理アプリケーション102へインフラストラクチャ接続情報528を送信する。接続管理アプリケーション102では、無線LAN接続制御部201がインフラストラクチャ接続情報528を受信する。
無線LAN接続制御部201は、接続機器110から受信したインフラストラクチャ接続情報を保存するため、インフラストラクチャ接続情報管理部102へ接続情報保存要求信号529を送信する。インフラストラクチャ接続情報管理部102は、接続情報保存要求信号529に応じてインフラストラクチャ接続情報を保存し(接続情報保存C12)、その確認として無線LAN接続制御部201へ接続情報保存応答信号530を送信する。
無線LAN接続制御部201は、接続機器110へインフラストラクチャ接続情報の保存完了を通知するため、ネットワークインターフェイス部111へ接続情報保存応答信号531を送信する。ネットワークインターフェイス部111は、接続情報保存応答信号531に応じて接続機器110へ接続情報保存応答信号532を送信する。
接続機器110では、ネットワークインターフェイス部111が接続情報保存応答信号532を受信する。ネットワークインターフェイス部111は、接続情報保存応答信号532に応じて接続管理アプリケーション112へ接続情報保存応答信号533を送信する。接続管理アプリケーション112では、無線LAN接続制御部211が接続情報保存応答信号533を受信する。これにより、接続機器110は、インフラストラクチャ接続情報が被接続機器100へ送信されたことを確認する。
次に、被接続機器100と接続機器110とのアドホック接続を切断する手順を示す。
図5dを参照する。
無線LAN接続制御部211は、現在接続しているアドホック接続を切断するため、ネットワークインターフェイス部111へ切断要求信号534を送信する。ネットワークインターフェイス部111は、切断要求信号534に応じて被接続機器100へ切断要求信号535を送信する。
被接続機器100では、ネットワークインターフェイス部101と無線LAN接続制御部201が切断要求信号535を受信する。ネットワークインターフェイス部101は、切断要求信号535に応じてアドホック接続を切断し(ネットワーク切断C13)、その確認として接続機器110へ切断応答信号536を送信する。
接続機器110では、ネットワークインターフェイス部111が切断応答信号536を受信する。ネットワークインターフェイス部111は、切断応答信号536に応じて接続管理アプリケーション112へ切断応答信号537を送信する。接続管理アプリケーション112では、無線LAN接続制御部211が切断応答信号537を受信し、アドホック接続の切断を確認する。
次に、接続機器110と無線LANアクセスポイントB 130とをインフラストラクチャ接続する手順を示す。
無線LAN接続制御部211は、無線LANアクセスポイントB 130のインフラストラクチャ接続情報を取得するため、インフラストラクチャ接続情報管理部112へ接続情報取得要求信号538を送信する。インフラストラクチャ接続情報管理部112は、接続情報取得要求信号538に応じてインフラストラクチャ接続情報を取得し(接続情報取得C14)、その確認として無線LAN接続制御部211へ接続情報取得応答信号539を送信する。
無線LAN接続制御部211は、ネットワークインターフェイス部111へ接続要求信号540を送信する。ネットワークインターフェイス部111は、接続要求信号540に応じて無線LANアクセスポイントB 130へ接続要求信号541を送信する。
無線LANアクセスポイントB 130は、接続要求信号541に応じてインフラストラクチャ接続し(ネットワーク接続C15)、その確認として接続機器110へ接続応答信号542を送信する。
接続機器110では、ネットワークインターフェイス部111が接続応答信号542を受信する。ネットワークインターフェイス部111は、接続応答信号542に応じて接続管理アプリケーション112へ接続応答信号543を送信する。接続管理アプリケーション112では、無線LAN接続制御部211が接続応答信号543を受信する。その後、無線LAN接続制御部211は、被接続機器100とインフラストラクチャ接続するまで待つ。
次に、接続機器100と無線LANアクセスポイントB 130とを、接続機器110から取得したインフラストラクチャ接続情報を使って、インフラストラクチャ接続する手順を示す。
図5eを参照する。
接続機器110とのアドホック接続の切断を待っていた被接続機器100では、無線LAN接続制御部201が接続機器110とのアドホック接続の切断を確認後、ネットワークインターフェイス部101へアドホック接続の切断要求信号544を送信する。ネットワークインターフェイス部101は、切断要求信号544に応じてアドホック接続を切断し(ネットワーク切断C16)、その確認として接続管理アプリケーション102へ切断応答信号545を送信する。接続管理アプリケーション102では、無線LAN接続制御部201が切断応答信号545を受信する。
無線LAN接続制御部201は、無線LANアクセスポイントB 130とのインフラストラクチャ接続情報を取得するため、インフラストラクチャ接続情報管理部102へ接続情報取得要求信号546を送信する。インフラストラクチャ接続情報管理部102は、接続情報取得要求信号546に応じてインフラストラクチャ接続情報を取得し(接続情報取得C17)、その確認として無線LAN接続制御部201へ接続情報取得応答信号547を送信する。
無線LAN接続制御部201は、取得したインフラストラクチャ接続情報で無線LANアクセスポイントB 130と接続するため、ネットワークインターフェイス部101へ接続要求信号548を送信する。ネットワークインターフェイス部101は、接続要求信号548に応じて無線LANアクセスポイントB 130へ接続要求信号549を送信する。
無線LANアクセスポイントB 130は、接続要求信号549に応じてインフラストラクチャ接続し(ネットワーク接続C18)、その確認として被接続機器100へ接続応答信号550を送信する。
被接続機器100では、ネットワークインターフェイス部101が接続応答信号550を受信する。ネットワークインターフェイス部101は、接続応答信号550に応じて接続管理アプリケーション102へ接続応答信号551を送信する。接続管理アプリケーション102では、無線LAN接続制御部201が接続応答信号551を受信する。
被接続機器100とのネットワーク接続を待っていた接続機器110では、無線LAN接続制御部211が被接続機器100と接続機器110が接続できたことを確認するため、ネットワークインターフェイス部111へ接続完了確認要求信号552を送信する。ネットワークインターフェイス部111は、接続完了確認要求信号552に応じて無線LANアクセスポイントB 130へ接続完了確認要求信号553を送信する。
無線LANアクセスポイントB 130は、接続完了確認要求信号553に応じて被接続機器100へ接続完了確認要求信号554を送信する。
被接続機器100では、ネットワークインターフェイス部101が接続完了確認要求信号554を受信する。ネットワークインターフェイス部101は、接続完了確認要求信号554に応じて接続管理アプリケーション102へ接続完了確認要求信号555を送信する。接続管理アプリケーション102では、無線LAN接続制御部201が接続完了確認要求信号555を受信する。
無線LAN接続制御部201は、操作者900へ被接続機器と接続機器が接続完了したことを通知するため、接続終完了信号556を送信し、また、ネットワークインターフェイス部101へ接続完了確認応答信号557を送信する。ネットワークインターフェイス部101は、接続完了確認応答信号557に応じて無線LANアクセスポイントB 130へ接続完了確認応答信号558を送信する。
無線LANアクセスポイントB 130は、接続完了確認応答信号558に応じて接続機器110へ接続完了確認応答信号559を送信する。
接続機器110では、ネットワークインターフェイス部111が接続完了確認応答信号559を受信する。ネットワークインターフェイス部111は、接続完了確認応答信号559に応じて接続管理アプリケーション112へ接続完了確認応答信号560を送信する。接続管理アプリケーション112では、無線LAN接続制御部211が接続完了確認応答信号560を受信する。
無線LAN接続制御部211は、操作者301へ被接続機器と接続機器が接続完了したことを通知するため、接続完了信号561を送信する。
以上のように、本実施の形態において、先ず、被接続機器が無線LANアクセスポイントに接続され、接続機器が別の無線LANアクセスポイントに接続されている。その状態から、被接続機器が、接続機器にアドホック接続されて、接続機器が接続されていた無線LANアクセスポイントのインフラストラクチャ接続情報を受信する。そして、被接続機器が、その情報をもとに接続機器が接続されていた無線LANアクセスポイントに接続され、また、接続機器もその無線LANアクセスポイントに接続される。すなわち、被接続機器が接続されている無線LANアクセスポイントのインフラストラクチャ接続情報を入手し、接続機器に入力することなしに、インフラストラクチャ接続情報を接続機器に設定することが可能となる。これにより、無線LAN通信機器の通信インターフェイスを1つにできるので、無線LAN通信機器の回路、部品、制御部での処理、さらに、製造工数、保守部品、保守工数、およびこれらに伴うコストを削減することが可能となる。
本発明の第3の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図6は本発明の第3の実施の形態におけるネットワーク構成を示す図である。
本ネットワークは、無線LAN通信装置600、無線LAN通信装置610、および、無線LAN通信装置600と無線LAN通信装置610とを無線LANで接続するための無線LANアクセスポイント620を含む。
無線LAN通信装置600が無線LANアクセスポイント620に接続されている。無線LAN通信装置600はインフラストラクチャ接続情報を保存する。その後、無線LAN通信装置600は無線LANアクセスポイント620から切断される。次に、無線LAN通信装置610と無線LAN通信装置600とがアドホック接続される。無線LAN通信装置600は前記インフラストラクチャ接続情報を送信し、無線LAN通信装置610は前記インフラストラクチャ接続情報を受信する。無線LAN通信装置610と無線LAN通信装置600とのアドホック接続が切断される。そして、無線LAN通信装置610は前記インフラストラクチャ接続情報にもとづいて無線LANアクセスポイント620に接続される。無線LAN通信装置600は前記インフラストラクチャ接続情報にもとづいて無線LANアクセスポイント620に接続される。
以上のように、本実施の形態において、先ず、被接続機器が無線LANアクセスポイントに接続されている状態から、接続機器が、被接続機器にアドホック接続されて、被接続機器が接続されていた無線LANアクセスポイントのインフラストラクチャ接続情報を受信する。そして、接続機器が、その情報をもとに被接続機器が接続されていた無線LANアクセスポイントに接続され、また、被接続機器もその無線LANアクセスポイントに接続される。すなわち、被接続機器が接続されている無線LANアクセスポイントのインフラストラクチャ接続情報を入手し、接続機器に入力することなしに、インフラストラクチャ接続情報を接続機器に設定することが可能となる。これにより、無線LAN通信機器の通信インターフェイスを1つにできるので、無線LAN通信機器の回路、部品、制御部での処理、さらに、製造工数、保守部品、保守工数、およびこれらに伴うコストを削減することが可能となる。