JP2014068168A - 光受信装置、光伝送システム及びスパンロスモニタ方法 - Google Patents

光受信装置、光伝送システム及びスパンロスモニタ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スパンロスを高精度に求めること。
【解決手段】光受信装置3は、変換部4、訂正部5、閾値制御部6、テーブル7及び導出部8を備える。変換部4は、光送信装置1から誤り訂正情報を含む信号光を受信し、信号光を電気信号に変換する。訂正部5は、誤り訂正情報に基づいて電気信号の誤り訂正を行う。閾値制御部6は、誤り訂正の結果に基づいて、電気信号のレベルを識別する閾値を制御する。テーブル7は、信号光が光伝送路2中で増幅されるときに発生する雑音光のレベルと閾値との関係を格納する。導出部8は、テーブル7から閾値に対応する雑音光のレベルを求める。それによって、光受信装置3の運用中に雑音光のレベルがリアルタイムで得られる。雑音光のレベルを用いることによって、光受信装置3の運用中にスパンロスが高精度に求められる。
【選択図】図1

Description

この発明は、光受信装置、光伝送システム及びスパンロスモニタ方法に関する。
従来、光伝送システムにおいて、分布ラマン光増幅器(Distributed Raman Amplification、DRA)が用いられることがある。分布ラマン光増幅器は、光伝送路に励起光を注入して光伝送路の誘導ラマン散乱を利用することによって、光伝送路内を伝搬する信号光を増幅する。分布ラマン光増幅器を用いることによって、光受信装置へ入力される光信号の入力レベルが大きくなり、信号光パワーと雑音光パワーの比(Signal to Noise ratio、SN比)が大きくなる。それによって、伝送特性が改善される。
ところで、受信した光信号の光電変換により得たビットデータを、受信した光信号に対応する自動閾値制御によって制御された閾値と比較することによって、デジタル出力データの誤り率を低減させる方法がある(例えば、特許文献1参照)。また、初期の閾値と、雑音光のレベルが最大であるときに対応した閾値とを比較した結果に基づいて、いずれかの閾値と運用時の光信号の入力レベルとを比較することによって、光の損失の検出精度を向上させる装置がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−201113号公報 特開2008−236116号公報
分布ラマン光増幅器の利得はノード間のスパンロスに基づいて制御されることがある。上流局は下流局へ信号光の送信レベルを通知する。下流局は信号光の入力レベルをモニタする。スパンロスは、上流局からの信号光の送信レベルから下流局における信号光の入力レベルを減算することによって求められる。
しかしながら、下流局によってモニタされる信号光がラマン利得帯域に含まれていると、下流局がモニタする信号光の入力レベルには、分布ラマン光増幅器の利得によってレベルが上がる分と、分布ラマン光増幅器が発生させる雑音光によってレベルが上がる分とが含まれる。従って、信号光の入力レベルから、これら2つの原因によってレベルが上がる分を差し引く必要がある。
例えば波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing、WDM)方式の光伝送システムにおいて、分布ラマン光増幅器の運用中に、多重される波長の数や配置が変更されることがある。その場合、下流局がモニタする信号光と分布ラマン光増幅器が発生させる雑音光との比率が変化することがある。その比率の変化によって、雑音光によって入力レベルが上がる分に誤差が生じる。そのため、雑音光によって入力レベルが上がる分をリアルタイムで測定できないと、スパンロスの値に誤差が生じてしまう。
スパンロスを高精度に求めることができる光受信装置、光伝送システム及びスパンロスモニタ方法を提供することを目的とする。
光受信装置は、変換部、訂正部、閾値制御部、テーブル及び導出部を備える。変換部は、送信側から誤り訂正情報を含む信号光を受信し、信号光を電気信号に変換する。訂正部は、誤り訂正情報に基づいて電気信号の誤り訂正を行う。閾値制御部は、誤り訂正の結果に基づいて、電気信号のレベルを識別する閾値を制御する。テーブルは、信号光が光伝送路中で増幅されるときに発生する雑音光のレベルと閾値との関係を格納する。導出部は、テーブルから閾値に対応する雑音光のレベルを求める。
スパンロスを高精度に求めることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる光伝送システム及び光受信装置の一例を示す図である。 図2は、実施の形態にかかるスパンロスモニタ方法の一例を示す図である。 図3は、実施の形態にかかる光伝送システム及び光受信装置の別の例を示す図である。 図4は、雑音光のレベルと閾値の最適点との関係を説明する図である。 図5は、雑音光/信号光レベル比テーブルの一例を示す図である。 図6は、実施の形態にかかる光受信装置の別の例を示す図である。 図7は、図6に示す光受信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図8は、図7に示す光受信装置における信号の流れを示す図である。 図9は、図6に示す光受信装置を用いる光伝送システムの一例を示す図である。 図10は、実施の形態にかかるスパンロスモニタ方法の別の例を示す図である。 図11は、図10の続きを示す図(その1)である。 図12は、図10の続きを示す図(その2)である。
以下に添付図面を参照して、この光受信装置、光伝送システム及びスパンロスモニタ方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。以下の各実施例の説明においては、同様の構成要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
・光伝送システム及び光受信装置の一例
図1は、実施の形態にかかる光伝送システム及び光受信装置の一例を示す図である。図1に示すように、光伝送システムは、例えば光送信装置1、光伝送路2及び光受信装置3を有する。
光送信装置1と光受信装置3とは、光伝送路2によって接続されている。光伝送路2の一例として、例えば光ファイバが挙げられる。光送信装置1は、誤り訂正情報を含む信号光を送信する。光受信装置3は、光伝送路2によって伝送されてくる信号光を受信する。光受信装置3は、変換部4、訂正部5、閾値制御部6、テーブル7及び導出部8を有する。
変換部4は、光受信装置3が受信する信号光を電気信号に変換する。変換部4の一例として、例えばフォトダイオードが挙げられる。フォトダイオードは、信号光を電気信号に変換し、その電気信号と、電気信号のレベルを識別する閾値とを比較して、デジタル信号を生成する。変換部4は、閾値制御部6の制御によって閾値を変更できるようになっている。
訂正部5は、変換部4によって生成されるデジタル信号に対して誤り訂正情報に基づいて誤り訂正を行い、ビットエラーを訂正する。訂正部5は、ビットエラーの訂正数をカウントする。
閾値制御部6は、訂正部5によってカウントされるビットエラーの訂正数に基づいて、変換部4において電気信号のレベルを識別する際に用いられる閾値を制御する。例えば、閾値制御部6は、ビットエラーの訂正数が最小となるように、閾値を制御してもよい。
テーブル7は、信号光が光伝送路2中で増幅されるときに発生する雑音光のレベルと、変換部4において電気信号のレベルを識別する際に用いられる閾値との関係を格納している。ビットエラーの訂正数が最小となる場合の閾値を閾値の最適点とすると、雑音光のレベルと閾値の最適点との間には、例えば雑音光のレベルが上がると閾値の最適点が下がり、雑音光のレベルが下がると閾値の最適点が上がるという関係があってもよい。
導出部8は、テーブル7から、閾値の最適点に対応する雑音光のレベルを求める。光受信装置3は、信号光の送信レベル、光受信装置3における信号光の受信レベル、導出部8によって得られる雑音光のレベル、及び信号光が光伝送路2中で増幅されるときの利得に基づいて、光送信装置1と光受信装置3との間の光伝送路2におけるスパンロスを計算してもよい。例えば、信号光の送信レベルは光送信装置1から光受信装置3に通知されてもよい。
・スパンロスモニタ方法の一例
図2は、実施の形態にかかるスパンロスモニタ方法の一例を示す図である。図2に示すスパンロスモニタ方法は、例えば図1に示す光受信装置3によって実施されてもよい。本実施例では、図1に示す光受信装置3によって図2に示すスパンロスモニタ方法が実施されるとして説明する。
図2に示すように、スパンロスモニタ方法が開始されると、光受信装置3は、変換部4によって、光送信装置1から送られてくる信号光を受信して電気信号に変換する(ステップS1)。信号光には、誤り訂正情報が含まれている。そして、変換部4は、変換によって生成される電気信号と、電気信号のレベルを識別する閾値とを比較して、デジタル信号を生成する。
次いで、訂正部5は、誤り訂正情報に基づいて、変換部4によって生成されるデジタル信号の誤り訂正を行い、ビットエラーを訂正する(ステップS2)。その際、訂正部5はビットエラーの訂正数をカウントする。
次いで、閾値制御部6は、ビットエラーの訂正数に基づいて、変換部4において電気信号のレベルを識別する際に用いられる閾値を制御する(ステップS3)。次いで、導出部8は、テーブル7から、変換部4において電気信号のレベルを識別する際に用いられる閾値に対応する雑音光のレベルを求める(ステップS4)。
光受信装置3は、例えば光送信装置1から通知される信号光の送信レベル、光受信装置3における信号光の受信レベル、雑音光のレベル及び増幅の利得に基づいて、光送信装置1と光受信装置3との間の光伝送路2におけるスパンロスを計算してもよい。そして、光受信装置3は、一連の処理を終了する。光受信装置3は、運用中に図2に示す一連の処理を繰り返し実施する。
図1に示す光受信装置3によれば、光受信装置3の運用中に、受信信号の誤り訂正結果に基づいて閾値の最適点が求められる。それによって、テーブル7から閾値の最適点に対応する雑音光のレベルが求められる。光受信装置3の運用中の雑音光のレベルを用いて光送信装置1と光受信装置3との間の光伝送路2におけるスパンロスを計算することによって、運用中のスパンロスを高精度に求めることができる。
・光伝送システム及び光受信装置の別の例
図3は、実施の形態にかかる光伝送システム及び光受信装置の別の例を示す図である。図3に示すように、光伝送システムは、ノードA及びノードBが対向するシステムにおいて、例えばノードAに光送信装置11を有し、ノードBに分布ラマン光増幅器31を有する。分布ラマン光増幅器31は光受信装置の一例である。
光送信装置11の出力ポート12と分布ラマン光増幅器31の入力ポート32とは、光伝送路2によって接続されている。光伝送路2の一例として、例えば光ファイバが挙げられる。
光送信装置11の入力ポート13には、ノードAに設けられている図示省略する回路から信号光が入力する。光送信装置11は、OAC光出力モニタ部14、光分岐部15、OAC光送信部16、FECエンコーダ17及びフレーム生成部18を有する。
フレーム生成部18は、例えばOAC信号に乗せて対抗するノードBの局へ伝達する情報を、OAC信号のフレームにマッピングする。OAC(Optical Auxiliary Channel)信号は、受信側の局でのラマン利得を送信側の局へ通知するのに用いられる信号である。図3に示す光伝送システムでは、ノードAの光送信装置11はOAC信号光を送信しており、ノードBの分布ラマン光増幅器31は、ノードAの光送信装置11から送られてくるOAC信号光を受信することによってスパンロスを監視するとして説明する。
FECエンコーダ17は、フレーム生成部18により生成されるOAC信号のフレームにFEC(Forward Error Correction、前方誤り訂正)情報を付与する。OAC光送信部16は、FEC情報が付加されているOAC信号を光信号に変換して出力する。OAC光送信部16の一例として、例えばレーザーダイオードが挙げられる。
光分岐部15は、OAC光送信部16から出力されるOAC信号光を例えば2分岐させ、一方をOAC光出力モニタ部14へ送り、もう一方を出力ポート12へ送る。光分岐部15の一例として、例えば光カプラが挙げられる。
OAC光出力モニタ部14は、光分岐部15から出力されるOAC信号光に基づいて、OAC信号光の送信レベルをモニタする。OAC光出力モニタ部14の一例として、例えばフォトダイオードが挙げられる。OAC光出力モニタ部14によって得られるOAC信号光の送信レベルの情報は、例えばOAC信号に乗せて対抗するノードBの局へ伝達する情報の一例であり、例えばOAC信号に乗せられて分布ラマン光増幅器31へ伝達される。
出力ポート12側へ分岐されるOAC信号光は、入力ポート13から入力される信号光に合波されて出力ポート12から光伝送路2へ送出される。これ以降、OAC信号光と区別するため、光送信装置11の入力ポート13から入力される信号光を主信号光と表記することがある。例えば主信号光とOAC信号光とは、波長が異なっていてもよい。出力ポート12から送出される信号光は、光伝送路2内を進んで分布ラマン光増幅器31の入力ポート32へ至る。
分布ラマン光増幅器31はDRAモジュール33を有する。DRAモジュール33は、入力ポート32から光伝送路2へ励起光を主信号光とは逆方向に入力する。それによって、光送信装置11の出力ポート12から分布ラマン光増幅器31の入力ポート32へ向かって光伝送路2内を進む主信号光が増幅される。DRAモジュール33は励起光出力部34を有する。励起光出力部34の一例として、例えばラマン増幅用のポンプレーザーダイオードが挙げられる。
分布ラマン光増幅器31は、光分波部39、OAC_O/E部40、FECデコーダ41、フレーム終端部42及び閾値制御部43を有する。OAC_O/E部40は変換部の一例である。FECデコーダ41は訂正部の一例である。閾値制御部43は閾値制御部の一例である。
光分波部39は、入力ポート32から入力される信号光を主信号光とOAC信号光とに分波し、主信号光を分布ラマン光増幅器31の出力ポート46へ送り、OAC信号光をOAC_O/E部40へ送る。光分波部39の一例として、例えば帯域フィルタが挙げられる。
OAC_O/E部40は、光分波部39から出力されるOAC信号光を光電変換し、電気信号のOAC信号を生成する。OAC_O/E部40は、OAC信号の電圧レベルがハイであるかローであるかを識別する閾値を変更することができるようになっている。OAC_O/E部40は、OAC信号光の受信レベルをモニタする。OAC_O/E部40の一例として、例えばフォトダイオードが挙げられる。
FECデコーダ41は、OAC信号に付加されているFEC情報に基づいて、OAC信号の誤り訂正を行う。FECデコーダ41は、ビットエラーの訂正数をカウントし、ビットエラーの訂正数を閾値制御部43へ通知する。
閾値制御部43は、OAC_O/E部40に対して、閾値を変更しながらFECデコーダ41から通知されるビットエラーの訂正数が最小となるようにフィードバック制御する。閾値制御部43は、ビットエラーの訂正数が最小となるときの閾値を、後述する利得制御部36へ通知する。ビットエラーの訂正数が最小となるときの閾値を、閾値の最適点と表すことがある。
フレーム終端部42は、FECデコーダ41から出力されるOAC信号に対する終端回路である。フレーム終端部42は、OAC信号のフレームに乗っている警報、パフォーマンスモニタまたは制御信号などの情報を取り出す。
分布ラマン光増幅器31は、光分岐部44及びWDM光受信モニタ部45を有する。光分岐部44は、光分波部39から出力される主信号光を例えば2分岐させ、一方をWDM光受信モニタ部45へ送り、もう一方を出力ポート46へ送る。光分岐部44の一例として、例えば光カプラが挙げられる。
WDM光受信モニタ部45は、光分岐部44から出力される主信号光に基づいて、主信号光の受信レベルをモニタする。WDM光受信モニタ部45の一例として、例えばフォトダイオードが挙げられる。
出力ポート46側へ分岐される主信号光は、出力ポート46から出力される。出力ポート46から出力される主信号光は、ノードBに設けられている図示省略する回路へ送られる。
分布ラマン光増幅器31は、利得制御部36、スパンロス計算部37及び雑音光/信号光レベル比テーブル38を有する。スパンロス計算部37は導出部の一例である。雑音光/信号光レベル比テーブル38はテーブルの一例である。図3に示す例では、スパンロス計算部37は利得制御部36に含まれているが、利得制御部36から独立していてもよい。図3に示す例では、雑音光/信号光レベル比テーブル38はスパンロス計算部37に含まれているが、スパンロス計算部37から独立していてもよい。
雑音光/信号光レベル比テーブル38には、OAC信号光の帯域における信号光の全受信レベルに対するOAC信号光の帯域における雑音光のレベルの比Rと、閾値制御部43から通知される閾値の最適点との関係が格納されている。雑音光/信号光レベル比テーブル38は、例えばメモリに記憶されていてもよい。OAC信号光の帯域における信号光の全受信レベルに対するOAC信号光の帯域における雑音光のレベルの比Rを、雑音光/信号光レベル比Rと表すことがある。図5に雑音光/信号光レベル比テーブル38の一例を示す。
スパンロス計算部37は、OAC信号光の帯域における信号光の全受信レベル、閾値制御部43から通知される閾値の最適点、及び雑音光/信号光レベル比テーブル38に基づいて、雑音光のレベルを導出する。スパンロス計算部37は、例えば次の(1)式を計算することによって、雑音光のレベルを導出してもよい。(1)式において、Rは雑音光/信号光レベル比Rのことである。OAC信号光の全受信レベルは、OAC信号光の帯域における信号光の全受信レベルのことである。
[雑音光レベル(mW)]
=R/(100+R)×[OAC信号光の全受信レベル(mW)] ・・・(1)
スパンロス計算部37は、OAC信号光の帯域における信号光の全受信レベル、OAC信号光の送信レベル、上記(1)から導出される雑音光レベル、及びラマン利得などの情報に基づいて、ノードAとノードBとの間の光伝送路2におけるスパンロスを計算する。OAC信号光の送信レベルは、対抗するノードBの光送信装置11から例えばOAC信号に乗せられて通知される。
OAC信号光の帯域における信号光の全受信レベルは、雑音光及びラマン利得を除くOAC信号光の受信レベル、分布ラマン光増幅器31の利得によってレベルが上がる分、及び分布ラマン光増幅器31が発生させる雑音光によってレベルが上がる分を含んでいる。従って、スパンロス計算部37は、例えば次の(2)式を計算することによって、スパンロスを導出してもよい。(2)式において、OAC信号光の全受信レベルは、OAC信号光の帯域における信号光の全受信レベルのことである。ラマン利得は分布ラマン光増幅器31の利得のことである。
[スパンロス(dB)]
=[OAC信号光の送信レベル(dBm)]−[OAC信号光の受信レベル(dB)]
=[OAC信号光の送信レベル(dBm)]−{10log([OAC信号光の全受信レベル(mW)]−[雑音光レベル(mW)])−[ラマン利得(dB)]} ・・・(2)
利得制御部36は、WDM光受信モニタ部45から受け取る主信号光の受信レベル、及びスパンロス計算部37により得られるスパンロスなどの情報に基づいて、現在のラマン利得をモニタする。利得制御部36は、現在のラマン利得のモニタ結果に基づいて、励起光出力部34の設定値を、目標のラマン利得が得られるように決定する。
分布ラマン光増幅器31は、励起光制御部35を有する。励起光制御部35は、利得制御部36により決定される励起光出力部34の設定値を、励起光出力部34に設定する。
・雑音光のレベルと閾値の最適点との関係
図4は、雑音光のレベルと閾値の最適点との関係を説明する図である。図4において、左側には、例えば分布ラマン光増幅器31の励起光がオフ状態であるときの信号波形を示すアイパターン51が示されている。図4において、右側には、例えば分布ラマン光増幅器31の励起光がオン状態であるときの信号波形を示すアイパターン52が示されている。
励起光がオン状態のとき、OAC信号光の帯域への雑音光の混入比率が高くなると、OAC信号光と、OAC信号光の帯域に漏れ込むラマン光によるASS(Amplified Spontaneous Scattering)雑音光との間でビート雑音が発生する。それによって、図4に示すように、アイパターンにおいて、マークレベル側の雑音光53の幅がスペースレベル側の雑音光54の幅よりも大きくなる。そのため、閾値の最適点が下がる。
・雑音光/信号光レベル比テーブルの一例
図5は、雑音光/信号光レベル比テーブルの一例を示す図である。図5に示すように、例えば閾値の最適点が50.0%である場合、雑音光/信号光レベル比Rは0.0%であってもよい。特に限定しないが、例えば図5に示す雑音光/信号光レベル比テーブル38では、閾値の最適点が0.5%下がると、雑音光/信号光レベル比Rが1.5%上がるようになっている。例えば図5に示す雑音光/信号光レベル比テーブル38では、閾値の最適点が0.5%刻みで設定されているが、0.5%よりも細かくてもよいし、粗くてもよい。
雑音光/信号光レベル比テーブル38の閾値の最適点が、閾値制御部43における閾値の分解能に応じて設定されていてもよい。この場合には、雑音光/信号光レベル比テーブル38から、閾値制御部43から通知される閾値の最適点に対応する雑音光/信号光レベル比Rが求められる。
雑音光/信号光レベル比テーブル38の閾値の最適点が、閾値制御部43における閾値の分解能よりも細かく設定されていてもよい。この場合も、雑音光/信号光レベル比テーブル38から、閾値制御部43から通知される閾値の最適点に対応する雑音光/信号光レベル比Rが求められる。
雑音光/信号光レベル比テーブル38の閾値の最適点が、閾値制御部43における閾値の分解能よりも粗く設定されていてもよい。この場合には、雑音光/信号光レベル比テーブル38から、閾値制御部43から通知される閾値の最適点に最も近い雑音光/信号光レベル比Rが求められる。あるいは、閾値制御部43から通知される閾値の最適点に最も近くて大きい閾値に対応する雑音光/信号光レベル比Rと、閾値制御部43から通知される閾値の最適点に最も近くて小さい閾値に対応する雑音光/信号光レベル比Rとの線形近似によって、雑音光/信号光レベル比Rが求められてもよい。
雑音光/信号光レベル比テーブル38は、例えば分布ラマン光増幅器31の設計時に、光分波部39の波長透過帯域特性と同一の波長透過帯域特性を有する帯域フィルタを用いて実験を行うことによって、作成されてもよい。このようにすれば、容易に雑音光/信号光レベル比テーブル38を作成することができる。
あるいは、雑音光/信号光レベル比テーブル38は、分布ラマン光増幅器31の最初の光疎通時に、対向する局から送信されるOAC信号光の断及び復旧を繰り返しながら、励起光出力部34から送信される励起光の送信レベルを制御することによって、作成されてもよい。このようにすれば、実際の光伝送システムにおいて、容易に雑音光/信号光レベル比テーブル38を作成することができる。
図3に示す分布ラマン光増幅器31によれば、分布ラマン光増幅器31の運用中に、対向するノードAの光送信装置11から送信されてくるOAC信号光の誤り訂正結果に基づいて閾値の最適点が求められる。それによって、雑音光/信号光レベル比テーブル38から閾値の最適点に対応する雑音光/信号光レベル比Rを求め、雑音光/信号光レベル比RとOAC信号光の帯域における信号光の全受信レベルとから雑音光のレベルを求めることができる。そして、送信側から通知されるOAC信号光の送信レベル、OAC信号光の受信レベル、雑音光のレベル及び現在のラマン利得に基づいて、ノード間の光伝送路2におけるスパンロスを計算することによって、運用中のスパンロスを高精度に求めることができる。
図3に示す分布ラマン光増幅器31によれば、利得制御部36によってスパンロスに基づいてラマン利得が決定され、そのラマン利得に基づいて励起光出力部34によって送信レベルが制御されて励起光出力部34から励起光が出力される。従って、運用中にラマン利得が高精度に制御される。
・光受信装置の別の例
図6は、実施の形態にかかる光受信装置の別の例を示す図である。図6に示すように、分布ラマン光増幅器61は光受信装置の一例である。分布ラマン光増幅器61は、図3に示す分布ラマン光増幅器31の構成及び図3に示す光送信装置11の構成を含む構成となっている。
すなわち、分布ラマン光増幅器61は、対向するノードから送信されてくる信号光を受信する系として、光分波部39、OAC_O/E部40、FECデコーダ41、フレーム終端部42、光分岐部44及びWDM光受信モニタ部45を有する。また、分布ラマン光増幅器61は、ラマン増幅及びラマン増幅の制御を行う系として、励起光出力部34を有するDRAモジュール33、閾値制御部43、利得制御部36、スパンロス計算部37、雑音光/信号光レベル比テーブル38及び励起光制御部35を有する。これらの各機能部33〜45は、図3に示す分布ラマン光増幅器31の説明において述べた通りであるので、重複する説明を省略する。
分布ラマン光増幅器61の受信側の入力ポート62は、光ファイバなどの光伝送路に接続されている。対向するノードから出力される信号光は、光伝送路内を進んで分布ラマン光増幅器61の受信側の入力ポート62へ至る。DRAモジュール33は、受信側の入力ポート62から光伝送路へ励起光を、対向するノードから送られてくる信号光とは逆方向に入力する。
分布ラマン光増幅器61の受信側の出力ポート63には、光分波部39によって分波される主信号光が到達する。受信側の出力ポート63は、図示しない光伝送路に接続されており、この光伝送路によって受信側の出力ポート63から後段の回路へ主信号光が送られる。
また、分布ラマン光増幅器61は、対向するノードへOAC信号光を送信する系として、フレーム生成部18、FECエンコーダ17、OAC光送信部16、光分岐部15及びOAC光出力モニタ部14を有する。これらの各機能部14〜18は、図3に示す光送信装置11の説明において述べた通りであるので、重複する説明を省略する。
分布ラマン光増幅器61の送信側の入力ポート65及び送信側の出力ポート64は、それぞれ図示しない光伝送路に接続されている。送信側の入力ポート65には、図示しない前段の回路から主信号光が入力する。光分岐部15によって送信側の出力ポート64側へ分岐されるOAC信号光は、送信側の入力ポート65から入力される主信号光に合波されて送信側の出力ポート64から光伝送路へ送出される。
・図6に示す光受信装置のハードウェア構成の一例
図7は、図6に示す光受信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図8は、図7に示す光受信装置における信号の流れを示す図である。
図7及び図8に示すように、分布ラマン光増幅器61は、受信側の入力ポート62、受信側の出力ポート63、送信側の出力ポート64及び送信側の入力ポート65を有する。受信側の入力ポート62は光伝送路に接続される。受信側の入力ポート62には、対向するノードから光伝送路内を通って、主信号光とOAC信号光とが合波されている信号光が送られてくる。
受信側の出力ポート63は後段の回路に接続される。受信側の出力ポート63からは、受信側の入力ポート62から入力される信号光のうち、分布ラマン光増幅器61の内部において抽出される主信号光が出力される。
送信側の入力ポート65は前段の回路に接続される。送信側の入力ポート65には、対向するノードへ送信される主信号光が入力される。送信側の出力ポート64は光伝送路に接続される。送信側の出力ポート64からは、送信側の入力ポート65から入力される主信号光にOAC信号光が合波されている信号光が出力される。
また、分布ラマン光増幅器61はDRAモジュール66及びFPGA(Field Programmable Gate Array)82を有する。DRAモジュール66は、分布ラマン増幅を行うための励起光を出力する。DRAモジュール66は光カプラ67及びポンプレーザーダイオード68を有する。ポンプレーザーダイオード68は励起光出力部34の一例である。図7及び図8において、レーザーダイオードはLDと表記されている。
ポンプレーザーダイオード68は光カプラ67に接続されている。ポンプレーザーダイオード68は励起光を出力する。励起光の出力レベルはFPGA82によって制御される。ポンプレーザーダイオード68から出力される励起光によって、受信側の入力ポート62側に接続される光伝送路内において、対向するノードから送られてくる主信号光が増幅される。
光カプラ67は受信側の入力ポート62に接続されている。光カプラ67は、ポンプレーザーダイオード68から出力される励起光を、対向するノードから送られてくる信号光に合波させて、受信側の入力ポート62に接続される光伝送路側へ出力させる。
また、分布ラマン光増幅器61は、OACフィルタ69、光カプラ70、第4フォトダイオード78、第2フォトダイオード72及び第2アナログデジタル変換器80を有する。OACフィルタ69は光分波部39の一例である。第4フォトダイオード78は、OAC_O/E部40の一例である。第2フォトダイオード72及び第2アナログデジタル変換器80はOAC_O/E部40の一例である。図7及び図8において、第xフォトダイオードはPDxと表記されており、第xアナログデジタル変換器はADCxと表記されている。
OACフィルタ69は光カプラ67に接続されている。OACフィルタ69は、光カプラ67から出力される信号光を主信号光とOAC信号光とに分波し、主信号光を受信側の出力ポート63へ送り、OAC信号光を第4フォトダイオード78へ送る。OACフィルタ69の一例として、例えば帯域フィルタが挙げられる。
光カプラ70はOACフィルタ69に接続されている。光カプラ70は、OACフィルタ69から出力されるOAC信号光を例えば2分岐させ、一方を第4フォトダイオード78へ送り、もう一方を第2フォトダイオード72へ送る。
第4フォトダイオード78は光カプラ70に接続されている。第4フォトダイオード78は、光カプラ70から出力されるOAC信号光をデジタル値の電気信号に変換する。デジタル値に変換する際に用いられる閾値は、FPGA82によって制御される。第4フォトダイオード78から出力される電気信号のOAC信号は、FPGA82へ送られる。
第2フォトダイオード72は光カプラ70に接続されている。第2フォトダイオード72は、光カプラ70から出力されるOAC信号光を電気信号に変換し、OAC信号光の受信レベルをモニタする。
第2アナログデジタル変換器80は第2フォトダイオード72に接続されている。第2アナログデジタル変換器80は、第2フォトダイオード72から出力されるアナログの電気信号をデジタル値に変換する。第2アナログデジタル変換器80から出力されるOAC信号光の受信レベルのデジタル値は、FPGA82へ送られる。
また、分布ラマン光増幅器61は、光カプラ71、第1フォトダイオード73及び第1アナログデジタル変換器81を有する。光カプラ71は光分岐部44の一例であり、第1フォトダイオード73及び第1アナログデジタル変換器81はWDM光受信モニタ部45の一例である。
光カプラ71はOACフィルタ69及び受信側の出力ポート63に接続されている。光カプラ71は、OACフィルタ69から出力される主信号光を例えば2分岐させ、一方を第1フォトダイオード73へ送り、もう一方を受信側の出力ポート63へ送る。
第1フォトダイオード73は光カプラ71に接続されている。第1フォトダイオード73は、光カプラ71から出力される主信号光を電気信号に変換し、主信号光の受信レベルをモニタする。
第1アナログデジタル変換器81は第1フォトダイオード73に接続されている。第1アナログデジタル変換器81は、第1フォトダイオード73から出力されるアナログの電気信号をデジタル値に変換する。第1アナログデジタル変換器81から出力される主信号光の受信レベルのデジタル値は、FPGA82へ送られる。
また、分布ラマン光増幅器61は、光カプラ74,75、レーザーダイオード77、第3フォトダイオード76及び第3アナログデジタル変換器79を有する。光カプラ75は光分岐部15の一例であり、レーザーダイオード77はOAC光送信部16の一例であり、第3フォトダイオード76及び第3アナログデジタル変換器79はOAC光出力モニタ部14の一例である。
レーザーダイオード77はFPGA82に接続されている。レーザーダイオード77はFPGA82から出力される電気信号のOAC信号を光信号のOAC信号光に変換する。
光カプラ75はレーザーダイオード77に接続されている。光カプラ75は、レーザーダイオード77から出力されるOAC信号光を例えば2分岐させ、一方を光カプラ74へ送り、もう一方を第3フォトダイオード76へ送る。
光カプラ74は、光カプラ75、送信側の入力ポート65及び送信側の出力ポート64に接続されている。光カプラ74は、送信側の入力ポート65から入力される主信号と、光カプラ75から出力されるOAC信号光とを合波させて、送信側の出力ポート64へ出力する。
第3フォトダイオード76は光カプラ75に接続されている。第3フォトダイオード76は、光カプラ75から出力されるOAC信号光を電気信号に変換し、OAC信号光の送信レベルをモニタする。
第3アナログデジタル変換器79は第3フォトダイオード76に接続されている。第3アナログデジタル変換器79は、第3フォトダイオード76から出力されるアナログの電気信号をデジタル値に変換する。第3アナログデジタル変換器79から出力されるデジタル値は、FPGA82へ送られる。
また、分布ラマン光増幅器61はFPGA82を有する。FPGA82は、プログラムの書き換えが可能なロジックデバイスの一種である。FPGA82は、励起光制御部35、利得制御部36、スパンロス計算部37、FECデコーダ41、フレーム終端部42、閾値制御部43、フレーム生成部18及びFECエンコーダ17の一例である。
FPGA82は、DRAモジュール66、レーザーダイオード77、第4フォトダイオード78、第3アナログデジタル変換器79、第2アナログデジタル変換器80及び第1アナログデジタル変換器81に接続されている。FPGA82は、OAC信号、OAC信号光の受信レベル、主信号光の受信レベル及びOAC信号光の送信レベルに基づいて、分布ラマン光増幅器61を制御する。FPGA82には、E/Oインタフェース83及びO/Eインタフェース87が設けられる。
O/Eインタフェース87は、第4フォトダイオード78に対するインタフェースである。O/Eインタフェース87は、RxDTVコントローラ88、同期検出回路89、デスクランブラ90、FECデコード回路91及びデマッピング回路92を有する。RxDTVコントローラ88は閾値制御部43の一例である。FECデコード回路91はFECデコーダ41の一例である。デマッピング回路92はフレーム終端部42の一例である。
同期検出回路89は第4フォトダイオード78に接続されている。同期検出回路89は、第4フォトダイオード78から出力されるOAC信号に対して同期検出を行う。
デスクランブラ90は、同期検出回路89に接続されている。デスクランブラ90は、同期検出回路89から出力されるOAC信号に対してデスクランブル処理を行い、対向する送信側のノードのスクランブラにより変換されているデータ列を元のOAC信号のデータ列に戻す。
FECデコード回路91は、デスクランブラ90に接続されている。FECデコード回路91は、デスクランブラ90から出力されるOAC信号に付与されているFEC情報に基づいてOAC信号の誤り訂正を行う。また、FECデコード回路91は、OAC信号に対する誤り訂正数をカウントする。
RxDTVコントローラ88はFECデコード回路91及び第4フォトダイオード78に接続されている。RxDTVコントローラ88は、FECデコード回路91から出力される誤り訂正数のカウント値に基づいて、第4フォトダイオード78においてOAC信号光をデジタル値の電気信号に変換する際に用いられる閾値を制御し、閾値の最適点を求める。
デマッピング回路92はFECデコード回路91に接続されている。デマッピング回路92は、FECデコード回路91から出力される誤り訂正後のOAC信号に対してデマッピング処理を行い、OAC信号のフレームに乗せられている情報を抽出する。抽出される情報の一例として、例えば警報、パフォーマンスモニタまたはノード間制御信号などが挙げられる。
E/Oインタフェース83は、レーザーダイオード77に対するインタフェースである。E/Oインタフェース83は、スクランブラ84、FECエンコード回路85及びマッピング回路86を有する。FECエンコード回路85はFECエンコーダ17の一例である。マッピング回路86はフレーム生成部18の一例である。
マッピング回路86は、OAC信号のフレームに対するマッピング処理を行い、OAC信号のフレームに、OAC信号のフレームに乗せる情報をマッピングする。OAC信号のフレームに乗せる情報の一例として、例えば警報、パフォーマンスモニタまたはノード間制御信号などが挙げられる。
FECエンコード回路85はマッピング回路86に接続されている。FECエンコード回路85は、マッピング回路86から出力されるOAC信号に対してFEC情報を付与する。
スクランブラ84はFECエンコード回路85及びレーザーダイオード77に接続されている。スクランブラ84は、FECエンコード回路85から出力されるOAC信号に対してスクランブル処理を行い、例えばマーク率が50%になるようにOAC信号のデータ列を変換する。スクランブラ84は、スクランブル処理後のOAC信号をレーザーダイオード77へ出力する。
また、分布ラマン光増幅器61はCPLD(Complex Programmable Logic Device)93及びフラッシュメモリ94を有する。雑音光/信号光レベル比テーブル38はフラッシュメモリ94に格納されてもよい。
フラッシュメモリ94はCPLD93に接続されている。フラッシュメモリ94は、一括消去かつ書き換えが可能な不揮発性ROM(Read Only Memory、読み出し専用メモリ)である。フラッシュメモリ94には、FPGA82のコンフィグレーションデータなどの種々のデータが格納されてもよい。
CPLD93はFPGA82に接続されている。CPLD93は、プログラムの書き換えが可能なロジックデバイスの一種である。CPLD93は、例えばフラッシュメモリ94に格納されているFPGA82のコンフィグレーションデータをFPGA82へ転送する。
また、分布ラマン光増幅器61は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)95を有する。雑音光/信号光レベル比テーブル38はEEPROM95に格納されてもよい。
EEPROM95はFPGA82に接続されている。EEPROM95は、電気的に書き換えが可能な不揮発性ROMである。EEPROM95には、例えば分布ラマン光増幅器61の個体ごとに異なる調整データなどが格納されてもよい。
図6に示す分布ラマン光増幅器61によれば、対向するノードのそれぞれにおいて、光受信装置及び光送信装置として分布ラマン光増幅器61を用いることができる。
・図6に示す光受信装置を用いる光伝送システムの一例
図9は、図6に示す光受信装置を用いる光伝送システムの一例を示す図である。図9に示すように、対向するノードA及びノードBのそれぞれにおいて、光受信装置及び光送信装置として分布ラマン光増幅器61が用いられている。
この場合、ノードAの分布ラマン光増幅器A61の送信側の出力ポート64とノードBの分布ラマン光増幅器B61の受信側の入力ポート62とが光ファイバなどの光伝送路101によって接続される。また、ノードAの分布ラマン光増幅器A61の受信側の入力ポート62とノードBの分布ラマン光増幅器B61の送信側の出力ポート64とが光ファイバなどの光伝送路102によって接続される。
ノードAには、分布ラマン光増幅器A61の他に、例えば波長選択スイッチA1103、波長選択スイッチA2104及び増幅器群A105が設けられている。増幅器群A105には、ポストアンプ106及びプリアンプ107が設けられている。
波長分割多重方式の光伝送システムにおいて、波長選択スイッチA1103には図示省略する前段の回路から、波長多重されている主信号光、及び主信号光に合波される所望の波長の信号光が入力する。波長選択スイッチA1103は、主信号光と所望の波長の信号光とを合波する。波長選択スイッチA1103からは、波長多重されている主信号光が出力される。
ポストアンプ106は、波長選択スイッチA1103から出力される主信号光を一括して増幅する。ポストアンプ106は、例えばエルビウムなどの希土類元素のイオンが添加されているファイバアンプであってもよい。ポストアンプ106から出力される主信号光は、分布ラマン光増幅器A61の送信側の入力ポート65に入力される。
分布ラマン光増幅器A61の受信側の出力ポート63から出力される主信号光は、プリアンプ107に入力される。プリアンプ107は、受信側の出力ポート63から出力される主信号光を一括して増幅する。プリアンプ107は、例えばエルビウムなどの希土類元素のイオンが添加されているファイバアンプであってもよい。プリアンプ107から出力される主信号光は、波長選択スイッチA2104に入力される。
波長選択スイッチA2104は、波長多重されている主信号光から所望の波長の信号光を分波させる。波長選択スイッチA2104から出力される主信号、及び所望の波長の信号光は、図示省略する後段の回路へ送られる。
ノードBには、分布ラマン光増幅器B61の他に、例えば波長選択スイッチB1111、波長選択スイッチB2112及び増幅器群B108が設けられている。増幅器群B108には、プリアンプ109及びポストアンプ110が設けられている。
波長分割多重方式の光伝送システムにおいて、波長選択スイッチB2112には図示省略する前段の回路から、波長多重されている主信号光、及び主信号光に合波される所望の波長の信号光が入力する。波長選択スイッチB2112は、主信号光と所望の波長の信号光とを合波する。波長選択スイッチB2112からは、波長多重されている主信号光が出力される。
ポストアンプ110は、波長選択スイッチB2112から出力される主信号光を一括して増幅する。ポストアンプ110は、例えばエルビウムなどの希土類元素のイオンが添加されているファイバアンプであってもよい。ポストアンプ110から出力される主信号光は、分布ラマン光増幅器B61の送信側の入力ポート65に入力される。
分布ラマン光増幅器B61の受信側の出力ポート63から出力される主信号光は、プリアンプ109に入力される。プリアンプ109は、受信側の出力ポート63から出力される主信号光を一括して増幅する。プリアンプ109は、例えばエルビウムなどの希土類元素のイオンが添加されているファイバアンプであってもよい。プリアンプ109から出力される主信号光は、波長選択スイッチB1111に入力される。
波長選択スイッチB1111は、波長多重されている主信号光から所望の波長の信号光を分波させる。波長選択スイッチB1111から出力される主信号、及び所望の波長の信号光は、図示省略する後段の回路へ送られる。
・スパンロスモニタ方法の別の例
図10は、実施の形態にかかるスパンロスモニタ方法の別の例を示す図である。図11及び図12は、図10の続きを示す図である。図10〜図12に示すスパンロスモニタ方法は、例えば図3に示す分布ラマン光増幅器31または図6に示す分布ラマン光増幅器61によって実施されてもよい。本実施例では、図6に示す分布ラマン光増幅器61によって図10〜図12に示すスパンロスモニタ方法が実施されるとして説明する。
図10に示すように、スパンロスモニタ方法が開始されると、閾値制御部43は、OAC_O/E部40においてOAC信号を識別する閾値を初期値Th1に設定する(ステップS11)。初期値Th1は例えば50.0%であってもよい。
OAC_O/E部40は、閾値をTh1に設定してOAC信号光をデジタル値に変換する。FECデコーダ41は、OAC信号に付加されているFEC情報に基づいて、OAC_O/E部40から出力されるデジタル値に対してビットエラーの訂正を行う。
次いで、閾値制御部43は、FECデコーダ41から、閾値がTh1であるときのビットエラーの訂正数C1を取得する(ステップS12)。次いで、閾値制御部43は、閾値Th1に閾値の最小分解能ΔThを加算し、新たな閾値Th2とする(ステップS13)。閾値の最小分解能ΔThはRxDTVコントローラ88に依存するが、例えばΔThが0.2%である場合、Th1にΔThを加算するとTh2は50.2%となる。
OAC_O/E部40は、閾値をTh2に設定してOAC信号光をデジタル値に変換する。FECデコーダ41は、OAC信号に付加されているFEC情報に基づいて、OAC_O/E部40から出力されるデジタル値に対してビットエラーの訂正を行う。
次いで、閾値制御部43は、FECデコーダ41から、閾値がTh2であるときのビットエラーの訂正数C2を取得する(ステップS14)。そして、スパンロス計算部37は、C2からC1を減算する。減算の結果が0よりも小さくない場合(ステップS15:No)、図11のステップS21へ進む。
図11に示すように、閾値制御部43は、Th1からΔThを減算し、新たな閾値Th4とする(ステップS21)。例えばΔThが0.2%である場合、Th1からΔThを減算するとTh4は49.8%となる。
OAC_O/E部40は、閾値をTh4に設定してOAC信号光をデジタル値に変換する。FECデコーダ41は、OAC信号に付加されているFEC情報に基づいて、OAC_O/E部40から出力されるデジタル値に対してビットエラーの訂正を行う。
次いで、閾値制御部43は、FECデコーダ41から、閾値がTh4であるときのビットエラーの訂正数C4を取得する(ステップS22)。そして、スパンロス計算部37は、C4からC1を減算する。減算の結果が0よりも小さくない場合(ステップS23:No)、閾値制御部43は閾値の最適点を初期値のTh1に設定する(ステップS29)。
一方、図10に示すように、ステップS15においてC2からC1を減算して得られる結果が0よりも小さい場合(ステップS15:Yes)、閾値制御部43は、Th2にΔThを加算し、新たな閾値Th3とする(ステップS16)。例えばΔThが0.2%である場合、Th2にΔThを加算するとTh3は50.4%となる。
OAC_O/E部40は、閾値をTh3に設定してOAC信号光をデジタル値に変換する。FECデコーダ41は、OAC信号に付加されているFEC情報に基づいて、OAC_O/E部40から出力されるデジタル値に対してビットエラーの訂正を行う。
次いで、閾値制御部43は、FECデコーダ41から、閾値がTh3であるときのビットエラーの訂正数C3を取得する(ステップS17)。そして、スパンロス計算部37は、C3からC2を減算する。減算の結果が0よりも小さくない場合(ステップS18:No)、閾値制御部43は閾値の最適点をTh3に設定する(ステップS19)。閾値の最適点が決まると、図12のステップS30へ進む。ステップS30以降の処理については、後述する。
ステップS18においてC3からC2を減算して得られる結果が0よりも小さい場合(ステップS18:Yes)、閾値制御部43は、現在のTh3を新たなTh2とし、現在のC3を新たなC2とする(ステップS20)。そして、閾値制御部43は、新たなTh2にΔThを加算し、新たな閾値Th3とする(ステップS16)。例えばΔThが0.2%である場合、新たなTh2にΔThを加算すると新たなTh3は50.6%となる。
OAC_O/E部40は、閾値を新たなTh3に設定してOAC信号光をデジタル値に変換する。FECデコーダ41は、OAC信号に付加されているFEC情報に基づいて、OAC_O/E部40から出力されるデジタル値に対してビットエラーの訂正を行う。
次いで、閾値制御部43は、FECデコーダ41から、閾値が新たなTh3であるときの新たなビットエラーの訂正数C3を取得する(ステップS17)。そして、スパンロス計算部37は、新たなC3から新たなC2を減算する。減算の結果が0よりも小さい場合(ステップS18:Yes)、減算の結果が0よりも小さくなくなるまで、ステップS20及びステップS16〜ステップS18を繰り返す。
減算の結果が0よりも小さくなくなると(ステップS18:No)、ビットエラーの訂正数が最も少ない場合の閾値の最適点が見つかる。従って、閾値制御部43は閾値の最適点を、減算の結果が0よりも小さくなくなるときのTh3に設定する(ステップS19)。閾値の最適点が決まると、図12のステップS30へ進む。ステップS30以降の処理については、後述する。
一方、図11に示すように、ステップS23においてC4からC1を減算して得られる結果が0よりも小さい場合(ステップS23:Yes)、閾値制御部43は、Th4からΔThを減算し、新たな閾値Th5とする(ステップS24)。例えばΔThが0.2%である場合、Th4からΔThを減算するとTh5は49.6%となる。
OAC_O/E部40は、閾値をTh5に設定してOAC信号光をデジタル値に変換する。FECデコーダ41は、OAC信号に付加されているFEC情報に基づいて、OAC_O/E部40から出力されるデジタル値に対してビットエラーの訂正を行う。
次いで、閾値制御部43は、FECデコーダ41から、閾値がTh5であるときのビットエラーの訂正数C5を取得する(ステップS25)。そして、スパンロス計算部37は、C5からC4を減算する。減算の結果が0よりも小さくない場合(ステップS26:No)、閾値制御部43は閾値の最適点をTh5に設定する(ステップS27)。閾値の最適点が決まると、図12のステップS30へ進む。ステップS30以降の処理については、後述する。
ステップS26においてC5からC4を減算して得られる結果が0よりも小さい場合(ステップS26:Yes)、閾値制御部43は、現在のTh5を新たなTh4とし、現在のC5を新たなC4とする(ステップS28)。そして、閾値制御部43は、新たなTh4からΔThを減算し、新たな閾値Th5とする(ステップS24)。例えばΔThが0.2%である場合、新たなTh4からΔThを減算すると新たなTh5は49.4%となる。
OAC_O/E部40は、閾値を新たなTh5に設定してOAC信号光をデジタル値に変換する。FECデコーダ41は、OAC信号に付加されているFEC情報に基づいて、OAC_O/E部40から出力されるデジタル値に対してビットエラーの訂正を行う。
次いで、閾値制御部43は、FECデコーダ41から、閾値が新たなTh5であるときの新たなビットエラーの訂正数C5を取得する(ステップS25)。そして、スパンロス計算部37は、新たなC5から新たなC4を減算する。減算の結果が0よりも小さい場合(ステップS26:Yes)、減算の結果が0よりも小さくなくなるまで、ステップS28及びステップS24〜ステップS26を繰り返す。
減算の結果が0よりも小さくなくなると(ステップS26:No)、ビットエラーの訂正数が最も少ない場合の閾値の最適点が見つかる。従って、閾値制御部43は閾値の最適点を、減算の結果が0よりも小さくなくなるときのTh5に設定する(ステップS27)。閾値の最適点が決まると、図12のステップS30へ進む。
ステップS19、ステップS27またはステップS29において閾値の最適点が決まると、図12に示すように、スパンロス計算部37は、雑音光/信号光レベル比テーブル38を参照する。そして、スパンロス計算部37は、雑音光/信号光レベル比テーブル38から、閾値の最適点に対応する雑音光/信号光レベル比Rを抽出する(ステップS30)。
次いで、スパンロス計算部37は、OAC_O/E部40から、OAC信号光の帯域における信号光の全受信レベルを取得してもよい。そして、スパンロス計算部37は、雑音光/信号光レベル比R及びOAC信号光の帯域における信号光の全受信レベルを用いて、上記(1)式を計算して雑音光のレベルを算出する(ステップS31)。例えば、雑音光/信号光レベル比Rが1.2%であり、OAC信号光の帯域における信号光の全受信レベルが0.003mWである場合、これらの値を上記(1)式に代入して計算すると、雑音光のレベルはおよそ0.0000356mWとなる。
次いで、スパンロス計算部37は、対向するノードのOAC信号光の送信レベル及びラマン利得を取得する。OAC信号光の送信レベルは、例えば対向するノードからOAC信号に乗せられて通知されてもよい。スパンロス計算部37は、OAC信号光の送信レベルをフレーム終端部42から取得してもよい。スパンロス計算部37は、利得制御部36から現在のラマン利得を取得してもよい。
そして、スパンロス計算部37は、OAC信号光の送信レベル、OAC信号光の帯域における信号光の全受信レベル、雑音光のレベル及びラマン利得を用いて、上記(2)式を計算してスパンロスを算出する(ステップS32)。例えば、OAC信号光の送信レベルが+3.0dBmであり、ラマン利得が2.0dBであるとする。OAC信号光の帯域における信号光の全受信レベルは0.003mWであり、雑音光のレベルは0.0000356mWであるとする。これらの値を上記(2)式に代入して計算すると、スパンロスは30.28dBとなる。
スパンロスの算出後、ステップS12へ戻り、ステップS12〜ステップS32を繰り返す。それによって、分布ラマン光増幅器61の運用中に雑音光/信号光レベル比Rの変動をリアルタイムで測定し、スパンロスを正確に測定し続けることができる。なお、閾値として初期値Th1を設定して閾値を高くなる方向へ変化させてから低くなる方向へ変化させているが、初期値Th1の設定後、閾値を低くなる方向へ変化させてから高くなる方向へ変化させてもよい。
上述した各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)送信側から誤り訂正情報を含む信号光を受信し、前記信号光を電気信号に変換する変換部と、前記誤り訂正情報に基づいて前記電気信号の誤り訂正を行う訂正部と、前記誤り訂正の結果に基づいて、前記電気信号のレベルを識別する閾値を制御する閾値制御部と、前記信号光が光伝送路中で増幅されるときに発生する雑音光のレベルと前記閾値との関係を格納するテーブルと、前記テーブルから前記閾値に対応する雑音光のレベルを求める導出部と、を備えることを特徴とする光受信装置。
(付記2)前記テーブルは、信号光に対する雑音光のレベル比と前記閾値との関係を格納しており、前記導出部は、前記テーブルから前記閾値に対応する前記レベル比を求め、前記レベル比と前記信号光の受信レベルとに基づいて雑音光のレベルを求めることを特徴とする付記1に記載の光受信装置。
(付記3)前記導出部は、送信側から通知される前記信号光の送信レベル、前記信号光の受信レベル、前記雑音光のレベル及び前記増幅の利得に基づいて、前記光伝送路におけるスパンロスを計算することを特徴とする付記1または2に記載の光受信装置。
(付記4)前記スパンロスに基づいて前記増幅の利得を制御する利得制御部と、前記光伝送路に励起光を注入する励起光出力部と、前記増幅の利得に基づいて前記励起光の送信レベルを制御する励起光制御部と、を有することを特徴とする付記3に記載の光受信装置。
(付記5)前記テーブルは、予め装置の設計時に実験により求められていることを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項に記載の光受信装置。
(付記6)装置の最初の光疎通時に、前記信号光の断及び復旧を繰り返しながら、前記励起光制御部によって、前記光伝送路に注入される前記励起光の送信レベルを制御することによって、前記テーブルが作成されることを特徴とする付記4に記載の光受信装置。
(付記7)誤り訂正情報を含む信号光を送信する光送信装置と、前記信号光を受信する光受信装置と、を有し、前記光受信装置は、受信した前記信号光を電気信号に変換する変換部と、前記誤り訂正情報に基づいて前記電気信号の誤り訂正を行う訂正部と、前記誤り訂正の結果に基づいて、前記電気信号のレベルを識別する閾値を制御する閾値制御部と、前記信号光が光伝送路中で増幅されるときに発生する雑音光のレベルと前記閾値との関係を格納するテーブルと、前記テーブルから前記閾値に対応する雑音光のレベルを求める導出部と、を備えることを特徴とする光伝送システム。
(付記8)前記テーブルは、信号光に対する雑音光のレベル比と前記閾値との関係を格納しており、前記導出部は、前記テーブルから前記閾値に対応する前記レベル比を求め、前記レベル比と前記信号光の受信レベルとに基づいて雑音光のレベルを求めることを特徴とする付記7に記載の光伝送システム。
(付記9)前記導出部は、前記光送信装置から通知される前記信号光の送信レベル、前記信号光の受信レベル、前記雑音光のレベル及び前記増幅の利得に基づいて、前記光伝送路におけるスパンロスを計算することを特徴とする付記7または8に記載の光伝送システム。
(付記10)送信側から誤り訂正情報を含む信号光を受信し、前記信号光を電気信号に変換し、前記誤り訂正情報に基づいて前記電気信号の誤り訂正を行い、前記誤り訂正の結果に基づいて、前記電気信号のレベルを識別する閾値を制御し、前記信号光が光伝送路中で増幅されるときに発生する雑音光のレベルと前記閾値との関係を格納するテーブルから前記閾値に対応する雑音光のレベルを求めることを特徴とするスパンロスモニタ方法。
(付記11)前記テーブルは、信号光に対する雑音光のレベル比と前記閾値との関係を格納しており、前記テーブルから前記閾値に対応する前記レベル比を求め、前記レベル比と前記信号光の受信レベルとに基づいて雑音光のレベルを求めることを特徴とする付記10に記載のスパンロスモニタ方法。
(付記12)送信側から通知される前記信号光の送信レベル、前記信号光の受信レベル、前記雑音光のレベル及び前記増幅の利得に基づいて、前記光伝送路におけるスパンロスを計算することを特徴とする付記10または11に記載のスパンロスモニタ方法。
1 光送信装置
2 光伝送路
3 光受信装置
4 変換部
5 訂正部
6 閾値制御部
7 テーブル
8 導出部

Claims (7)

  1. 送信側から誤り訂正情報を含む信号光を受信し、前記信号光を電気信号に変換する変換部と、
    前記誤り訂正情報に基づいて前記電気信号の誤り訂正を行う訂正部と、
    前記誤り訂正の結果に基づいて、前記電気信号のレベルを識別する閾値を制御する閾値制御部と、
    前記信号光が光伝送路中で増幅されるときに発生する雑音光のレベルと前記閾値との関係を格納するテーブルと、
    前記テーブルから前記閾値に対応する雑音光のレベルを求める導出部と、
    を備えることを特徴とする光受信装置。
  2. 前記テーブルは、信号光に対する雑音光のレベル比と前記閾値との関係を格納しており、
    前記導出部は、前記テーブルから前記閾値に対応する前記レベル比を求め、前記レベル比と前記信号光の受信レベルとに基づいて雑音光のレベルを求めることを特徴とする請求項1に記載の光受信装置。
  3. 前記導出部は、送信側から通知される前記信号光の送信レベル、前記信号光の受信レベル、前記雑音光のレベル及び前記増幅の利得に基づいて、前記光伝送路におけるスパンロスを計算することを特徴とする請求項1または2に記載の光受信装置。
  4. 前記スパンロスに基づいて前記増幅の利得を制御する利得制御部と、
    前記光伝送路に励起光を注入する励起光出力部と、
    前記増幅の利得に基づいて前記励起光の送信レベルを制御する励起光制御部と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の光受信装置。
  5. 誤り訂正情報を含む信号光を送信する光送信装置と、
    前記信号光を受信する光受信装置と、
    を有し、
    前記光受信装置は、
    受信した前記信号光を電気信号に変換する変換部と、
    前記誤り訂正情報に基づいて前記電気信号の誤り訂正を行う訂正部と、
    前記誤り訂正の結果に基づいて、前記電気信号のレベルを識別する閾値を制御する閾値制御部と、
    前記信号光が光伝送路中で増幅されるときに発生する雑音光のレベルと前記閾値との関係を格納するテーブルと、
    前記テーブルから前記閾値に対応する雑音光のレベルを求める導出部と、
    を備えることを特徴とする光伝送システム。
  6. 送信側から誤り訂正情報を含む信号光を受信し、前記信号光を電気信号に変換し、
    前記誤り訂正情報に基づいて前記電気信号の誤り訂正を行い、
    前記誤り訂正の結果に基づいて、前記電気信号のレベルを識別する閾値を制御し、
    前記信号光が光伝送路中で増幅されるときに発生する雑音光のレベルと前記閾値との関係を格納するテーブルから前記閾値に対応する雑音光のレベルを求めることを特徴とするスパンロスモニタ方法。
  7. 送信側から通知される前記信号光の送信レベル、前記信号光の受信レベル、前記雑音光のレベル及び前記増幅の利得に基づいて、前記光伝送路におけるスパンロスを計算することを特徴とする請求項6に記載のスパンロスモニタ方法。
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