JP2014066671A - 放射線画像検出装置 - Google Patents

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宗貴 加藤
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Abstract

【課題】シンチレータの破損を防止することができるISS型の放射線画像検出装置を提供する。
【解決手段】筐体14内に、X線の入射側から、光電変換パネル21、シンチレータ20、カバー体27、回路基板12が収容されている。光電変換パネル21には、光電変換により電荷を生成する複数の画素が配置されている。シンチレータ20は、ヨウ化セシウムを含有し、光電変換パネル21に蒸着されており、X線を可視光に変換する。カバー体27は、モールド樹脂で形成され、シンチレータ20を覆うように光電変換パネル21に接着されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、放射線画像を検出する放射線画像検出装置に関する。
近年、医療分野において、画像診断を行うために、放射線源から被写体(患者)の撮影部位に向けて放射され、撮影部位を透過した放射線(例えば、X線)を検出して電荷に変換し、この電荷に基づいて撮影部位の放射線画像を表す画像データを生成する放射線画像検出装置が用いられている。この放射線画像検出装置には、放射線を直接電荷に変換する直接変換方式のものと、放射線を一旦可視光に変換し、この可視光を電荷に変換する間接変換方式のものがある。
間接変換方式の放射線画像検出装置は、放射線を吸収して可視光に変換するシンチレータ(蛍光体層)と、可視光を検出して電荷に変換する光電変換パネルとを有する。シンチレータには、ヨウ化セシウム(CsI)やガドリニウムオキサイドサルファ(GOS)が用いられている。光電変換パネルは、ガラス製の絶縁性基板の表面に薄膜トランジスタ及びフォトダイオードがマトリクス状に配列されたものである。
CsIは、GOSに比べて製造コストが高いものの、放射線から可視光への変換効率が高く、かつ柱状結晶構造を有し、光ガイド効果により画像データのSN比が向上することから、特にハイエンド向けの放射線画像検出装置のシンチレータとして用いられている。
CsIをシンチレータとして用いた放射線画像検出装置には、シンチレータを蒸着した蒸着基板と光電変換パネルとを、シンチレータが光電変換パネルに対向するように粘着層を介して貼り付ける貼り付け方式と、シンチレータを光電変換パネルに直接蒸着する直接蒸着方式とが知られている。貼り付け方式は、CsIの柱状結晶の先端部が光電変換パネルに近接し、この先端部から放出された可視光が効率良く光電変換パネルに入射するため、高解像度の放射線画像が得られる。しかし、貼り付け方式は、蒸着基板が必要であり、製造工程数が多くなるため、高コストである。
一方、直接蒸着方式は、蒸着基板が不要であり、製造工程数が少ないため、低コストである。この直接蒸着方式では、CsIの柱状結晶の先端部が光電変換パネルとは反対側に配置されるため、放射線画像の画質は、貼り付け方式の場合よりはやや劣るが、シンチレータをGOSで形成する場合よりは優れる。このため、直接蒸着方式は、性能面とコスト面とのバランスが良い。
しかし、直接蒸着方式では、シンチレータを光電変換パネルに蒸着する際に、一部の箇所で柱状結晶が異常成長し、この異常成長した柱状結晶(以下、異常成長結晶という)の先端部が、シンチレータの表面から大きく突出することが知られている(特許文献1参照)。この異常成長結晶は、例えば、光電変換パネルの表面上に凸状等に局所的に変形した欠陥が生じ、この欠陥を起点として柱状結晶が成長したものであり、光電変換パネルから離れるに連れて、欠陥の大きさよりも大きく広がる。
特許文献1では、シンチレータは、光電変換パネルより放射線源側に配置されている。シンチレータには、柱状結晶の先端部側から放射線が入射し、先端部の付近で放射線が吸収されて可視光の発光が生じる。このように、光電変換パネルより放射線源側にシンチレータを配置する構成は、PSS(Penetration Side Sampling)型と呼ばれている。
このPSS型では、柱状結晶の先端部側から放射線が入射するため、異常成長結晶が存在する場合には、異常成長結晶の先端部で発光が生じる。異常成長結晶の先端部は、大きく広がっているため、発光量が大きく、放射線画像に画像欠陥が生じる。このため、光電変換パネルにシンチレータを蒸着した後、異常成長結晶の先端部を加圧等の方法で押しつぶして、画像欠陥を低減することが行われている。
直接蒸着方式の放射線画像検出装置において、PSS型とは逆に、光電変換パネルをシンチレータより放射線源側に配置し、放射線源から放射され、光電変換パネルを透過した放射線をシンチレータに入射させるISS(Irradiation Side Sampling)型が知られている(特許文献2〜4参照)。このISS型では、シンチレータは、放射線入射側の光電変換パネルに近い領域で発光するため、光電変換パネルでの受光効率が高まり、画質及び輝度に優れる放射線画像が得られる。
特開2006−052980号公報 特開2012−105879号公報 特開2001−330677号公報
特許文献2、3に記載の直接蒸着方式のISS型の放射線画像検出装置では、光電変換パネル側からシンチレータに放射線が入射するため、異常成長結晶が存在する場合でも、異常成長結晶の先端部までは放射線が届きにくく、この先端部での発光量は小さい。したがって、ISS型では、異常成長結晶による画像欠陥が生じにくいため、異常成長結晶の先端部を押しつぶす必要はない。
しかしながら、異常成長結晶の先端部は、シンチレータの表面から突出しているため、シンチレータ及び光電変換パネルを収容する筐体に荷重が加わると、異常成長結晶の先端部が筐体等に接触して押しつぶされ、これにより異常成長結晶の周囲に存在する正常な柱状結晶が破損するという問題がある。
本発明は、シンチレータの破損を防止することができるISS型の放射線画像検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の放射線画像検出装置は、光電変換により電荷を生成する複数の画素が配置された光電変換パネルと、この光電変換パネルに蒸着され、ヨウ化セシウムを含有し、放射線を可視光に変換するシンチレータと、このシンチレータを覆うように光電変換パネルに固着されたカバー体と、放射線が光電変換パネルを通過してシンチレータに入射するように、光電変換パネル、シンチレータ、カバー体を収容する筐体と、を備えることを特徴とする。
なお、カバー体は、一体形成されており、光電変換パネルのシンチレータが蒸着された表面に接着されていることが好ましい。このカバー体は、モールド樹脂により形成されていることが好ましい。
また、カバー体は、光電変換パネルに接着され、シンチレータの側部を囲う枠状部と、この枠状部に接着され、シンチレータの放射線入射側とは反対側を覆う板状部とで構成してもよい。この枠状部は、光電変換パネルのシンチレータが蒸着された表面に接着されていることが好ましい。
また、カバー体は、光電変換パネルの外部端子を閉じ込めるように光電変換パネルに接着されており、この枠状部には、外部端子に接続されたフレキシブルプリント基板を挿通するための挿通孔が形成されていてもよい。この枠状部はモールド樹脂により形成され、板状部はガラスにより形成されていることが好ましい。
また、シンチレータは、非柱状結晶層と、この非柱状結晶層上に形成された複数の柱状結晶とを有し、非柱状結晶層は光電変換パネルに密着していることが好ましい。このシンチレータの周囲を覆う封止膜を備えることが好ましい。この封止膜とカバー体との間に隙間が設けられていることが好ましい。
また、複数の柱状結晶の先端部から放出された可視光を反射する光反射膜を備えることが好ましい。また、複数の柱状結晶の先端部を覆う保護膜を備え、光反射膜は保護膜上に形成されており、封止膜は光反射膜上を覆っていることが好ましい。
また、筐体は、モノコック構造であることが好ましい。また、画素は、可視光を電荷に変換するフォトダイオードと、フォトダイオードにより生成された電荷を読み出すためのスイッチング素子とを有することが好ましい。
また、光電変換パネルの放射線の入射側とは反対側に、可視光を透過させる透光性基板を備え、シンチレータは、透光性基板に蒸着されていることが好ましい。この透光性基板は、OPSフィルムにより形成されていることが好ましい。
本発明の放射線画像検出装置によれば、シンチレータを覆うように光電変換パネルに固着されたカバー体を備えるので、シンチレータの破損を防止することができる。
X線画像検出装置の一部破断斜視図である。 X線画像検出装置の断面図である。 カバー体の斜視図である。 FPDの断面図である。 光電変換パネルの構成を示す回路図である。 撮影時のX線画像検出装置の配置例を説明する説明図である。 X線画像検出装置の第1の変形例を示す断面図である。 X線画像検出装置の第2の変形例を示す断面図である。 X線画像検出装置の第3の変形例を示す断面図である。 X線画像検出装置の第4の変形例を示す断面図である。 X線画像検出装置の第5の変形例を示す断面図である。 柱状結晶の先端部に形成した金属薄膜を示す断面図である。
図1において、X線画像検出装置10は、フラットパネル検出器(FPD)11と、回路基板12と、制御ユニット13と、これらを収容する筐体14により構成されている。筐体14は、X線の透過性が高く、軽量で耐久性の高い炭素繊維強化樹脂(カーボンファイバー)により一体形成されたモノコック構造である。
筐体14の1つの側面には開口(図示せず)が形成され、この開口を塞ぐように蓋部材(図示せず)が形成されている。X線画像検出装置10の製造時には、この開口からFPD11、回路基板12、制御ユニット13が筐体14内に挿入される。
この筐体14の上面14aは、X線源60(図6参照)から放射され、被写体(患者)61(図6参照)を透過したX線が照射される照射面である。
X線画像検出装置10は、従来のX線フィルムカセッテと同様に可搬性を有し、X線フィルムカセッテに代えて用いることが可能であるため、電子カセッテと称されている。
筐体14内には、照射面14a側から順に、FPD11、回路基板12が配置されている。回路基板12は、信号処理等を行う集積回路(IC)チップが搭載されており、筐体14に固定されている。制御ユニット13は、筐体14内の短手方向に沿った一端側に配置されている。
制御ユニット13は、マイクロコンピュータやバッテリ(いずれも図示せず)を収容している。このマイクロコンピュータは、有線または無線の通信部(図示せず)を介して、X線源60と接続されたコンソール(図示せず)と通信して、FPD11の動作を制御する。
図2において、FPD11は、X線を可視光に変換するシンチレータ20と、この可視光を電荷に変換する光電変換パネル21を有している。X線画像検出装置10は、ISS(Irradiation Side Sampling)型であり、光電変換パネル21は、シンチレータ20よりX線の入射側に配置されている。シンチレータ20は、光電変換パネル21を透過したX線を吸収して可視光を発生する。光電変換パネル21は、シンチレータ20から放出された可視光を受光し、光電変換を行って電荷を生成する。
光電変換パネル21は、そのX線入射側が、ポリイミド等からなる接着層22を介して筐体14の照射面14a側に貼り付けられている。
シンチレータ20は、光電変換パネル21の表面21a上にタリウム賦活ヨウ化セシウム(CsI:Tl)を蒸着することにより形成されている。シンチレータ20は、複数の柱状結晶20aと非柱状結晶層20bとからなり、光電変換パネル21側に非柱状結晶層20bが形成されている。柱状結晶20aは、非柱状結晶層20bから結晶成長したものであり、非柱状結晶層20bとは反対側に先端部20cを有する。
柱状結晶20aは、非柱状結晶層20b上に複数形成されており、各柱状結晶20aは、隣接する柱状結晶20aと空気層を介して離間している。柱状結晶20aは、屈折率が約1.81と、空気層の屈折率(約1.0)より大きいため、光ガイド効果を備えている。この光ガイド効果により、各柱状結晶20a内で発生した可視光の大部分は、発生した柱状結晶20a内を伝搬し、非柱状結晶層20bを介して光電変換パネル21に入射する。
光電変換パネル21の表面21aに凸状等に局所的に変形した欠陥23が存在する場合には、この欠陥23上に蒸着されるCsI:Tlは、蒸着時に異常成長し、径及び長さが正常な柱状結晶20aより大きい異常成長結晶20dが生じることがある。異常成長結晶20dの先端部20eは、シンチレータ20の表面から光電変換パネル21とは反対側の方向に突出する。
各柱状結晶20aの先端部20cを覆うように、保護膜24が形成されている。この保護膜24は、ホットメルト樹脂により形成されている。ホットメルト樹脂は、水や溶剤を含まず、室温で固体であり、100%不揮発性の熱可塑性材料からなる接着性樹脂である。保護膜24は、光反射性微粒子を含有している。光反射性微粒子としては、金、銀、アルミニウム、ニッケル等の金属微粒子や、酸化チタン(TiO)、酸化珪素(SiO)、酸化アルミニウム(Al)等の金属酸化物を用いることができる。保護膜24は、例えば、光反射性微粒子を分散させたホットメルト樹脂を溶融し、塗布装置を用いてシンチレータ20の表面に塗布することにより形成される。
保護膜24の表面には、アルミニウム(Al)等の金属からなる光反射膜25が形成されている。この光反射膜25は、ラミネート等の方法で保護膜24上に貼り付けられている。保護膜24及び光反射膜25は、柱状結晶20aの先端部20cから放出された可視光を反射して、柱状結晶20aに戻す機能を有しており、X線の電荷への変換効率を向上させる。
この光反射膜25上及びシンチレータ20の側面を覆うように、アルミニウム等の金属で形成された封止膜26が形成されている。この封止膜26の端部は、接着層26aを介して光電変換パネル21の表面21aに接着されている。接着層26aは、紫外線の照射により硬化する紫外線硬化型接着剤で形成されている。封止膜26の端部に紫外線硬化型接着剤を塗布して表面21aに当接させ、この状態を保ったまま光電変換パネル21を介して紫外線を照射することで、紫外線硬化型接着剤が硬化して封止膜26の端部が表面21aに接着する。
封止膜26で封止されたシンチレータ20を、光電変換パネル21との間で囲うように、カバー体27が設けられている。図3に示すように、カバー体27は、上面に開口27aが形成された箱形状である。光電変換パネル21は、カバー体27の上端部27bに接着層27cを介して接着され、開口27aを覆っている。カバー体27は、モールド樹脂により一体形成されている。このモールド樹脂は、半導体封止材料として用いられるエポキシ樹脂等を主剤とするものである。カバー体27及び光電変換パネル21は、シンチレータ20より剛性が高く、シンチレータ20を保護している。
また、カバー体27の底面27dとシンチレータ20との間には、間隔Dの隙間28が設けられている。この間隔Dは、カバー体27が、封止膜26に接触して、シンチレータ20(特に、異常成長結晶20dの先端部20e)を押圧することがないように、異常成長結晶20dの想定される最大限の長さを考慮して設定されている。また、温度変化等でシンチレータ20に反りが生じた場合でも封止膜26がカバー体27に接触することがないように、使用温度範囲等も考慮して間隔Dが設定されている。
回路基板12は、カバー体27のX線入射側とは反対側に配置されている。回路基板12は、筐体14の側部14bに固設された固定部14cにビスや接着剤等で固着されている。
回路基板12と光電変換パネル21とは、フレキシブルプリント基板29を介して電気的に接続されている。フレキシブルプリント基板29は、いわゆるTAB(Tape Automated Bonding)ボンディング法により、光電変換パネル21の端部に設けられた外部端子21bに接続されている。
フレキシブルプリント基板29には、光電変換パネル21を駆動するためのゲートドライバ29aや、光電変換パネル21から出力された電荷を電圧信号に変換するチャージアンプ29bがICチップとして搭載されている。回路基板12には、チャージアンプ29bにより変換された電圧信号に基づいて画像データを生成する信号処理部12aや、画像データを記憶する画像メモリ12bがICチップとして搭載されている。
図4において、光電変換パネル21は、無アルカリガラス等のガラスで形成された絶縁性基板30と、この上に配列された複数の画素31を有する。絶縁性基板30の厚みは、X線透過性を向上させるために、0.5mm以下であることが好ましい。
各画素31は、薄膜トランジスタ(TFT)32と、このTFT32に接続されたフォトダイオード(PD)33とを有する。PD33は、シンチレータ20により生成された可視光を光電変換して電荷を発生し、これを蓄積する。TFT32は、PD33に蓄積された電荷を読み出すためのスイッチング素子である。
TFT32は、逆スタガ型であり、ゲート電極32g、ソース電極32s、ドレイン電極32d、及び活性層32aを有する。ゲート電極32gは、絶縁性基板30上に形成されている。また、絶縁性基板30上には、各画素31の電荷の蓄積容量を増加させるために、グランド電圧が付与される電荷蓄積用電極34が形成されている。
絶縁性基板30上には、ゲート電極32g及び電荷蓄積用電極34を覆うように、窒化シリコン(SiN)等からなる絶縁膜35が形成されている。この絶縁膜35上には、ゲート電極32gに対向するように、活性層32aが配置されている。ソース電極32s及びドレイン電極32dは、活性層32a上に所定間隔だけ離して配置されている。ドレイン電極32dは、その一部が絶縁膜35上に延在し、絶縁膜35を介して電荷蓄積用電極34と対向して、キャパシタ34aを構成している。
ゲート電極32g、ソース電極32s、ドレイン電極32d、電荷蓄積用電極34は、アルミニウム(Al)や銅(Cu)で形成されている。活性層32aは、アモルファスシリコンで形成されている。そして、ソース電極32s、ドレイン電極32d、及び活性層32aを覆うように、絶縁膜35上には、窒化シリコン(SiN)等からなるTFT保護膜36が形成されている。
このTFT保護膜36上には、TFT32による凹凸構造をなくすように、表面が平坦な第1の平坦化膜37が形成されている。この第1の平坦化膜37は、有機材料を塗布することにより形成されたものである。第1の平坦化膜37及びTFT保護膜36には、ドレイン電極32dと対向する位置にコンタクトホール38が形成されている。PD33は、コンタクトホール38を介してTFT32のドレイン電極32dに接続している。PD33は、下部電極33a、半導体層33b、上部電極33cにより形成されている。
下部電極33aは、コンタクトホール38内を覆い、かつTFT32上を覆うように、第1の平坦化膜37上に形成されており、ドレイン電極32dに接続されている。この下部電極33aは、アルミニウム(Al)や酸化スズインジウム(ITO)で形成されている。半導体層33bは、下部電極33a上に積層されている。半導体層33bは、PIN型のアモルファスシリコンであり、下から順にn層、i層、p層が積層されたものである。上部電極33cは、半導体層33b上に形成されている。この上部電極33cは、酸化スズインジウム(ITO)や酸化亜鉛インジウム(IZO)などの透光性の高い材料で形成されている。
このPD33及び第1の平坦化膜37上には、PD33による凹凸構造をなくすように、表面が平坦な第2の平坦化膜39が形成されている。この第2の平坦化膜39は、第1の平坦化膜37と同様に、有機材料を塗布することにより形成されたものである。
第2の平坦化膜39には、上部電極33cを露呈させるようにコンタクトホール40が形成されている。そして、このコンタクトホール40を介して上部電極33cに共通電極配線41が接続されている。共通電極配線41は、各PD33の上部電極33cに共通に接続されており、バイアス電圧を上部電極33cに印加するために用いられる。上部電極33cは、アルミニウム(Al)や銅(Cu)で形成されている。
第2の平坦化膜39及び共通電極配線41上には、保護絶縁膜42が形成されている。保護絶縁膜42は、TFT保護膜36と同様に、窒化シリコン(SiN)等で形成されている。
第2の平坦化膜39の外側の絶縁性基板30上には、前述の外部端子21bが設けられている。外部端子21bは、絶縁性基板30上に形成された端子電極43と、絶縁膜35及びTFT保護膜36に形成されたコンタクトホール44を覆うように設けられた金属膜45とで形成されている。
シンチレータ20は、第2の平坦化膜39の平坦面上に、保護絶縁膜42を介して形成されている。具体的には、保護絶縁膜42上に、非柱状結晶層20bがCVD法により蒸着されている。この非柱状結晶層20bは、複数の粒子状の結晶からなり、結晶間の空隙が少ない(空間充填率が高い)ため、保護絶縁膜42との間で高い密着性を有する。柱状結晶20aは、非柱状結晶層20bを基礎として結晶成長されたものである。柱状結晶20aの径は、その長手方向に沿ってほぼ均一であり、6μm程度である。
シンチレータ20の厚みは、X線の吸収率を向上させるために、400μm以上であることが好ましい。
また、前述のように、光電変換パネル21の表面に欠陥23が存在する場合には、この欠陥23上に異常成長結晶20dが生じている。
前述のように、各柱状結晶20aの先端部20cを覆うように、保護膜24が形成されており、この保護膜24の表面上に光反射膜25が形成されている。そして、シンチレータ20の周囲には、封止膜26が形成されている。
図5において、画素31は、絶縁性基板30上に2次元マトリクス状に配列されている。各画素31には、前述のように、TFT32、PD33、及びキャパシタ34aが含まれている。各画素31は、ゲート配線50とデータ配線51とに接続されている。ゲート配線50は、行方向に延在し、列方向に複数配列されている。データ配線51は、列方向に延在し、ゲート配線50と交わるように、行方向に複数配列されている。ゲート配線50は、TFT32のゲート電極32gに接続されている。データ配線51は、TFT32のドレイン電極32dに接続されている。
ゲート配線50の一端は、ゲートドライバ29aに接続されている。データ配線51の一端は、チャージアンプ29bに接続されている。ゲートドライバ29aは、各ゲート配線50に順にゲート駆動信号を与え、各ゲート配線50に接続されたTFT32をオンさせる。TFT32がオンすると、PD33及びキャパシタ34aに蓄積された電荷がデータ配線51に出力される。
チャージアンプ29bは、データ配線51に出力された電荷を積算して電圧信号に変換する。信号処理部12aは、チャージアンプ29bから出力された電圧信号にA/D変換やゲイン補正処理等を施して画像データを生成する。画像メモリ12bは、フラッシュメモリなどからなり、信号処理部12aにより生成された画像データを記憶する。画像メモリ12bに記憶された画像データは、有線や無線の通信部(図示せず)を介して外部に読み出し可能である。
次に、X線画像検出装置10の作用を説明する。X線画像検出装置10を用いて撮影を行うには、図6に示すように、撮影者(例えば、放射線技師)は、X線画像検出装置10上に被写体61を載置し、被写体61に対向するようにX線源60を配置する。
撮影者は、コンソールを操作してX線源60及びX線画像検出装置10に撮影開始を指示する。そうすると、X線源60からX線が射出され、被写体61を透過したX線がX線画像検出装置10の照射面14aに照射される。照射面14aに照射されたX線は、接着層22、光電変換パネル21を順に通過して、シンチレータ20に入射する。
シンチレータ20は、入射したX線を吸収して可視光を発生する。シンチレータ20での可視光の発生は、主に、柱状結晶20a内の非柱状結晶層20b側で生じる。柱状結晶20a内で発生した可視光は、光ガイド効果により、各柱状結晶20a内を伝搬し、非柱状結晶層20bを通過して光電変換パネル21に入射する。また、柱状結晶20a内を先端部20cの方向に伝搬し、先端部20cから射出された可視光は、保護膜24及び光反射膜25によって反射されて柱状結晶20a内に戻り、非柱状結晶層20bを通過して光電変換パネル21に入射する。
光電変換パネル21に入射した可視光は、画素31毎にPD33により電荷に変換され、PD33及びキャパシタ34aに電荷が蓄積される。X線源60からのX線照射が終了すると、ゲートドライバ29aにより、ゲート配線50を介してTFT32のゲート電極32gに順にゲート駆動信号が印加される。これにより、行方向に並んだTFT32が列方向に順にオンとなり、オンとなったTFT32を介してPD33及びキャパシタ34aに蓄積された電荷がデータ配線51に出力される。
データ配線51に出力された電荷は、チャージアンプ29bにより電圧信号に変換されて信号処理部12aに入力される。信号処理部12aにより、全画素31分の電圧信号に基づいて画像データが生成され、画像メモリ12bに記憶される。
この撮影の際に、図6において二点鎖線で示すように、X線画像検出装置10が被写体61からの荷重によって僅かに撓むことがある。筐体14は、モノコック構造であり、軽量化に優れる反面、耐荷重性が低いため、撓みやすい。X線画像検出装置10は、ISS型であり、光電変換パネル21が照射面14a側に配置されているため、被写体61からの荷重は、筐体14を介して光電変換パネル21に作用する。
光電変換パネル21が撓むとシンチレータ20も撓むが、シンチレータ20は、カバー体27によって保護されているため、回路基板12に接触して破損することはない。また、カバー体27の底面27dとシンチレータ20との間には、間隔Dの隙間28が設けられているため、異常成長結晶20dの先端部20eに接触せず、先端部20eを押しつぶすことはない。これにより、画像欠陥の少ないX線画像が得られる。
なお、上記実施形態では、シンチレータ20の周囲に封止膜26を設けているが、シンチレータ20は、カバー体27及び光電変換パネル21によって封止されているため、封止膜26は必ずしも設ける必要はない。
また、上記実施形態では、図2に示すように、回路基板12がカバー体27から離間しているが、図7に示すように、回路基板12を、接着層70を介してカバー体27に接着してもよい。
また、上記実施形態では、図2に示すように、光電変換パネル21を筐体14に接着しているが、図8に示すように、光電変換パネル21と筐体14との間に基板71を設けてもよい。基板71は、第1の接着層72を介して光電変換パネル21に接着されており、第2の接着層73を介して筐体14に接着されている。基板71の材料としては、緩衝性を有する樹脂や、剛性が高く補強板として機能するカーボン等が好ましい。このように基板71を設けることにより、筐体14から光電変換パネル21に加わる荷重が緩和される。
また、上記実施形態では、図2及び図3に示すように、モールド樹脂により一体形成されたカバー体27を用いているが、図9に示すように、枠状部81と板状部82とで構成されたカバー体80を用いてもよい。枠状部81は、上記実施形態のカバー体27の底部に開口を設けた形状であり、シンチレータ20の側部を囲っている。枠状部81の断面形状はL字状である。このL字状の屈曲部の内側に板状部82が接着されている。板状部82は、シンチレータ20のX線入射側とは反対側を覆っている。
カバー体80は、上面が開放された箱形状であり、枠状部81の上端部が接着層83を介して光電変換パネル21の表面21aに接着されている。枠状部81は、モールド樹脂により形成されている。板状部82は、ガラスにより形成されている。このガラスとして、X線遮蔽性を有する鉛(Pb)を含有するPbガラスを用いることが好ましい。
図9では、回路基板12がカバー体80から離間しているが、回路基板12を、カバー体80(特に、枠状部81)に接着してもよい。また、光電変換パネル21と筐体14との間に、荷重を緩和するための基板を設けてもよい。
また、図10に示すように、上部及び下部が屈曲した角括弧状の断面を有する枠状部91と、板状部92とで構成されたカバー体90を用いてもよい。枠状部91の下部の屈曲部の内側には、板状部92が接着されている。枠状部91の上部の屈曲部の内側には、光電変換パネル21が接着されている。すなわち、板状部92と光電変換パネル21とは、同一の平面形状でかつ同一の大きさであり、周囲が枠状部91に接着されている。
枠状部91は、モールド樹脂により形成されている。板状部92は、Pbガラス等のガラスにより形成されている。枠状部91は、その上端部が接着層93を介して筐体14に接着されている。
光電変換パネル21の外部端子21bが、光電変換パネル21とカバー体90とで閉じられた空間内に存在するため、枠状部91には、フレキシブルプリント基板29を挿通するための挿通孔91aが形成されている。フレキシブルプリント基板29は、挿通孔91aを介して外部端子21bと回路基板12とを接続している。
この例においても、回路基板12を、カバー体90(特に、枠状部91)に接着してもよい。また、光電変換パネル21と筐体14との間に、荷重を緩和するための基板を設けてもよい。
また、上記実施形態では、光電変換パネル21にシンチレータ20を直接蒸着しているが、図11に示すように、光電変換パネル21の放射線入射側とは反対側に透光性基板100を貼り付け、この透光性基板100上にシンチレータ20を蒸着してもよい。透光性基板100は、接着層101を介して光電変換パネル21に貼り付けられている。カバー体27は、接着層27cを介して透光性基板100に接着されている。
シンチレータ20で発生された可視光は、透光性基板100及び接着層101を通過して光電変換パネル21に入射するため、透光性基板100及び接着層101は、可視光に対して高い透光性を有することが好ましい。透光性基板100の材料として、透明ポリイミド、ポリアルレート樹脂、OPS(Oriented Polystyrene Sheet)フィルム、アラミドなどを用いることができる。また、透光性基板100は、シンチレータ20の蒸着基板として用いられるため、蒸着温度に耐えうる耐熱性を有するものが好ましい。OPSフィルムは、250℃程度の耐熱性を有しているため、透光性基板100の材料として最も好ましい。また、接着層101の材料としては、透光性のエポキシ樹脂やアクリル樹脂などを用いることができる。
接着層101は、補修の際などに、光電変換パネル21と、シンチレータ20が蒸着された透光性基板100とを容易に分離可能なように粘着材や解体性接着剤で形成してもよい。さらに、接着層101を設けず、透光性基板100を光電変換パネル21に押し当てた状態として、筐体14などに固定してもよい。
図11では、カバー体27を透光性基板100に接着しているが、光電変換パネル21に接着してもよい。
また、上記実施形態では、シンチレータ20の保護膜24上に光反射膜25を形成し、この光反射膜25上に封止膜26を形成しているが、これに代えて、保護膜24上に封止膜を形成し、この封止膜上に光反射膜を形成してもよい。また、図12に示すように、柱状結晶20aの先端部20cに、光反射性を有するアルミニウム等の金属薄膜110を蒸着し、この金属薄膜110が形成された先端部20cを覆うようにホットメルト樹脂で保護膜111を形成してもよい。
また、上記実施形態では、回路基板12を固定部14cに固着させているが、筐体14内に挿入レールを設け、筐体14の側面に設けられた開口(図示せず)から挿入レールを用いて回路基板12を筐体14内に挿入させ、この挿入レール上の所定位置に回路基板12を固定してもよい。この固定方法として、開口に対向する筐体14内の部分に位置決め部材を設け、この位置決め部材で回路基板12を位置決めしたうえで固定することが好ましい。同様に、光電変換パネル21とシンチレータ20を筐体14内に挿入して固定してもよい。
また、上記実施形態では、TFT32の活性層32aをアモルファスシリコンにより形成しているが、これに代えて、非晶質酸化物(例えば、In−O系)、有機半導体材料、カーボンナノチューブなどにより形成してもよい。
また、上記実施形態では、PD33の半導体層33bをアモルファスシリコンにより形成しているが、これに代えて、有機光電変換材料(例えば、キナクリドン系有機化合物やフタロシアニン系有機化合物)により形成してもよい。アモルファスシリコンは、幅広い吸収スペクトルを持つが、有機光電変換材料は、可視域にシャープな吸収スペクトルを持つため、シンチレータ20で発光された可視光以外の電磁波を吸収することが殆どなく、ノイズを抑制することができる。
また、上記実施形態では、シンチレータ20とカバー体27との間に隙間28が設けられているが、この隙間28に、緩衝材等を充填してもよい。
また、上記実施形態では、カバー体27をモールド樹脂で形成しているが、このモールド樹脂にカーボンブラック等を混ぜることや、外表面に遮光性シートを貼り付けることにより、カバー体27を遮光性としてもよい。これにより、万が一、外部から筐体14内に光が入射した場合に、シンチレータ20及びPD33に光が入射することを防止することができる。
また、カバー体27を形成するモールド樹脂に導電性粒子を混ぜることや、外表面に導電性シートを貼り付けることにより、カバー体27に電磁シールド性を持たせることも好ましい。これにより、回路基板12や外部からの電磁ノイズがPD33に伝搬するのを遮蔽することができる。
なお、上記した各変形例は、矛盾が生じない範囲で適宜組み合わせてもよい。また、上記実施形態では、放射線としてX線を用いているが、γ線やα線等、X線以外の放射線を用いてもよい。さらに、上記実施形態では、可搬型の放射線画像検出装置である電子カセッテを例に挙げて本発明を説明しているが、本発明は、立位型や臥位型の放射線画像検出装置や、マンモグラフィ装置等にも適用可能である。
10 X線画像検出装置
20 シンチレータ
20a 柱状結晶
20b 非柱状結晶層
20d 異常成長結晶
21 光電変換パネル
24 保護膜
25 光反射膜
26 封止膜
27,80,90 カバー体
28 隙間
31 画素
81,91 枠状部
82,92 板状部
91a 挿通孔
100 透光性基板

Claims (16)

  1. 光電変換により電荷を生成する複数の画素が配置された光電変換パネルと、
    前記光電変換パネルに蒸着され、ヨウ化セシウムを含有し、放射線を可視光に変換するシンチレータと、
    前記シンチレータを覆うように前記光電変換パネルに固着されたカバー体と、
    放射線が前記光電変換パネルを通過して前記シンチレータに入射するように、前記光電変換パネル、前記シンチレータ、前記カバー体を収容する筐体と、
    を備えることを特徴とする放射線画像検出装置。
  2. 前記カバー体は、一体形成されており、前記光電変換パネルの前記シンチレータが蒸着された表面に接着されていることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像検出装置。
  3. 前記カバー体は、モールド樹脂により形成されていることを特徴とする請求項2に記載の放射線画像検出装置。
  4. 前記カバー体は、前記光電変換パネルに接着され、前記シンチレータの側部を囲う枠状部と、前記枠状部に接着され、前記シンチレータの放射線入射側とは反対側を覆う板状部とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像検出装置。
  5. 前記枠状部は、前記光電変換パネルの前記シンチレータが蒸着された表面に接着されていることを特徴とする請求項4に記載の放射線画像検出装置。
  6. 前記カバー体は、前記光電変換パネルの外部端子を閉じ込めるように前記光電変換パネルに接着されており、
    前記枠状部には、前記外部端子に接続されたフレキシブルプリント基板を挿通するための挿通孔が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の放射線画像検出装置。
  7. 前記枠状部はモールド樹脂により形成され、前記板状部はガラスにより形成されていることを特徴とする請求項4から6いずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  8. 前記シンチレータは、非柱状結晶層と、この非柱状結晶層上に形成された複数の柱状結晶とを有し、前記非柱状結晶層は前記光電変換パネルに密着していることを特徴とする請求項2から7いずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  9. 前記シンチレータの周囲を覆う封止膜を備えることを特徴とする請求項8に記載の放射線画像検出装置。
  10. 前記封止膜と前記カバー体との間に隙間が設けられていることを特徴とする請求項9に記載の放射線画像検出装置。
  11. 前記複数の柱状結晶の先端部から放出された可視光を反射する光反射膜を備えることを特徴とする請求項10に記載の放射線画像検出装置。
  12. 前記複数の柱状結晶の先端部を覆う保護膜を備え、
    前記光反射膜は前記保護膜上に形成されており、前記封止膜は前記光反射膜上を覆っていることを特徴とする請求項11に記載の放射線画像検出装置。
  13. 前記筐体は、モノコック構造であることを特徴とする請求項1から12いずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  14. 前記画素は、可視光を電荷に変換するフォトダイオードと、前記フォトダイオードにより生成された電荷を読み出すためのスイッチング素子とを有することを特徴とする請求項1から13いずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  15. 前記光電変換パネルの放射線の入射側とは反対側に、可視光を透過させる透光性基板を備え、
    前記シンチレータは、前記透光性基板に蒸着されていることを特徴とする請求項1から14いずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  16. 前記透光性基板は、OPSフィルムにより形成されていることを特徴とする請求項15に記載の放射線画像検出装置。
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