JP2014065544A - 連結容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】連結容器をコンパクト化することで流通段階での省スペース化を図りつつ、容易に製造することができる連結容器を提供することを目的とする。
【解決手段】内容物を収容する収容部を有する複数の単位容器2が破断可能な弱化部12を介して連結された連結容器1であって、複数の単位容器2の各収容部が並列に形成された成形体10と、成形体10に貼着されて複数の収容部をそれぞれ密閉する密閉シート11と、を備え、隣り合う収容部の間に弱化部12が形成されており、弱化部12を挟んで隣り合う収容部のうちの一方の収容部に、底面を有する柱状部4が形成され、他方の収容部に、その収容部の内方側に窪んだ窪み部5が形成され、弱化部12を屈曲させて成形体10が折り曲げられると共に柱状部4が窪み部5の内側に嵌め込まれることで折り畳まれ、単位容器2は、柱状部4の底面を接地させることで自立するように形成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、連結容器に関するものである。
この種の連結容器としては、従来、下記特許文献1に記載されているような、複数の単位容器が破断容易な弱化部を介して連結された構成が知られている。従来の連結容器は、内容物を収容可能な複数の収容部が形成された成形体と、成形体の上面に接着されて収容部を密閉する密閉シートと、を備えている。この成形体には、弱化部が周方向に間隔をあけて複数形成されていると共にその弱化部の間の領域内に収容部が形成されている。密閉シートはアルミニウムラミネートフィルム等からなるシートであり、収容部の周りの鍔部に溶着等によって接着されている。上記した連結容器では、収容部内の内容物を消費する際には、まず、弱化部を破断させて連結容器から1つの単位容器を切り取り、その後、その単位容器の密閉シートを剥離して収容部を開封する。
また、前記連結容器では、周方向に隣り合う収容部の間には、収容部の外形に対応した隙間が設けられている。そして、2つの連結容器が、それぞれの収容部同士が互い違いに配置されるように裏面同士で重ね合わせて組み合わされている。これにより、2つの連結容器に備えられた複数の収容部が密集して配置され、組み合わされた連結容器の体積が小さくなるので、販売前の流通、保管時あるいは販売陳列時などの流通段階での省スペース化を図ることができる。
特開平7−309322号公報
しかしながら、上記した従来の連結容器では、連結容器自体をコンパクト化することが考慮されておらず、この点に改善の余地があった。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、連結容器をコンパクト化することで流通段階での省スペース化を図りつつ、容易に製造することができる連結容器を提供することを目的としている。
本発明に係る連結容器は、内容物を収容する収容部を有する複数の単位容器が破断可能な弱化部を介して連結された連結容器であって、前記複数の単位容器の各収容部が並列に形成された成形体と、該成形体に貼着されて複数の前記収容部をそれぞれ密閉する密閉シートと、を備え、隣り合う前記収容部の間に前記弱化部が形成されており、該弱化部を挟んで隣り合う収容部のうちの一方の収容部に、底面を有する柱状部が形成され、他方の収容部に、該収容部の内方側に窪んだ窪み部が形成されており、前記弱化部を屈曲させて前記成形体が折り曲げられると共に前記柱状部が前記窪み部の内側に嵌め込まれることで折り畳まれ、前記単位容器は、前記柱状部の底面を接地させることで自立するように形成されていることを特徴としている。
上記した本発明に係る連結容器を製造する際には、まず、複数の収容部を有する成形体を熱成形(シート状の原板を軟化させた後、その原板を押圧して形成する成形方法)や射出成形、圧縮成形などの任意の成形方法によって作製する。次に、成形体に形成された複数の収容部に内容物をそれぞれ入れた後、成形体に密閉シートを貼着して収容部を密閉する。このとき、隣り合う収容部の間の位置に弱化部が形成されているが、この弱化部は密閉シートを貼着した後に形成してもよいし、成形体の作製時に形成してもよい。成形体の作製時に弱化部を形成した場合には、対応する箇所に弱化部が形成された密閉シートを貼着することが好ましい。次に、前記弱化部を屈曲させて成形体を折り曲げると共に、隣り合う収容部のうちの一方の収容部の柱状部を他方の収容部の窪み部の内側に嵌め込む。これにより、複数の収容部が互いに嵌め合わされて密集して配置され、複数の単位容器を備える連結容器が小さく折り畳まれる。
また、上記した本発明に係る連結容器を使用する際には、まず、上述したように折り畳まれた連結容器を展開させる。すなわち、一方の収容部の柱状部を他方の収容部の窪み部の内側から抜き出しつつ、弱化部を屈曲させて折り曲げられた成形体を広げる。次に、弱化部を破断させて連結容器から単位容器を切り取る。その後、切り取った単位容器の密閉シートを成形体から剥離させて収容部を開封し、収容部内に収容された内容物を出して使う。なお、単位容器には底面を有する柱状部が形成されているので、連結容器から切り取った単位容器を載置する際に柱状部の底面を接地させることで、単位容器が大きい接地面積で載置され、単位容器が安定して自立する。
また、本発明に係る連結容器は、前記柱状部の外面及び前記窪み部の外面のうちの何れか一方に係合凹部が形成され、他方に前記係合凹部の内側に嵌合する係合凸部が形成されていることが好ましい。
これにより、係合凹部の内側に係合凸部が嵌合することによって成形体が上記した折れ曲がった状態で保持される。
また、本発明に係る連結容器は、前記複数の収容部には、平面視において前記単位容器の中心点回りに互いに180度回転対称の位置に配設された一対の柱状部と、平面視において該一対の柱状部に対して前記弱化部に直交する方向に隣り合わせにそれぞれ配設されていると共に前記中心点回りに互いに180度回転対称の位置に配設された一対の窪み部と、がそれぞれ形成されていることが好ましい。
これにより、連結容器から切り取った単位容器を載置する際に、一対の柱状部の底面をそれぞれ接地させることでバランスが良くなり、単位容器が一層安定して自立する。
本発明に係る連結容器によれば、複数の単位容器を備える連結容器が小さく折り畳まれるので、流通段階での省スペース化を図ることができる。また、弱化部を屈曲させて成形体を折り曲げることで連結容器が小さく折り畳まれるので、コンパクト化された連結容器を容易に製造することができる。さらに、単位容器を切り取ったときに、その単位容器が安定して自立可能であるので、単位容器を小分けにして使用する際の使い易さを向上させることができる。
本発明の実施の形態を説明するための展開された状態(折り畳み前)の連結容器の斜視図である。 本発明の実施の形態を説明するための展開された状態(折り畳み前)の連結容器の底面側の平面図である。 本発明の実施の形態を説明するための展開された状態(折り畳み前)の連結容器の側面図であり、図2に示すA−A´方向の矢視図である。 本発明の実施の形態を説明するための展開された状態(折り畳み前)の連結容器の側面図であり、図2に示すB−B´方向の矢視図である。 本発明の実施の形態を説明するための展開中の連結容器(折り畳み中)の斜視図である。 本発明の実施の形態を説明するための折り畳んだ状態の連結容器の斜視図である。
以下、本発明に係る連結容器の実施の形態について、図面に基いて説明する。
図1に示す連結容器1は、複数(4つ)の単位容器2が破断可能な弱化部12を介して連結された容器であり、弱化部12を破断させることで各単位容器2をそれぞれ切り取って分離させることが可能となっている。前記した単位容器2は、図2に示すように、平面視矩形状の容器体であり、その概略構成としては、図1〜図4に示すように、内容物を収容する収容部6と、収容部6の開口縁に沿って全周に亘って形成された平面視矩形環状の鍔部7と、鍔部7に全周に亘って接着されて収容部6の開口面を閉塞するトップシール8と、を備えている。上記した収容部6および鍔部7は、ポリエチレン、ポリプロピレンやポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂からなり、一体に形成されている。トップシール8は、可撓性を有する薄膜状のシート体であり、例えばアルミニウムや合成樹脂からなるフィルムである。このトップシール8の外周部は、全周に亘って鍔部7に接着又は溶着されており、このトップシール8によって収容部6の内部が密封されている。
また、隣り合う単位容器2は、弱化部12を介して一体的に連結されており、複数の単位容器2(連結容器1)は一体に形成されている。具体的に説明すると、連結容器1は、複数の単位容器2の各収容部6及び鍔部7が形成された成形体10と、その成形体10に貼着されて複数の単位容器2の各トップシール8を構成する密閉シート11と、からなる。
成形体10は、例えばサーモフォーミング成形等の熱成形法や射出成形法、圧縮成形法などの任意の成形方法によって成形された成形体であり、複数の単位容器2の各収容部6がそれぞれ成形されている。つまり、成形体10は、展開した状態において平面視略矩形に形成されており、この成形体10には、複数の単位容器2の各収容部6が成形体10の長辺方向(図2における横方向)に間隔をあけて並列にそれぞれ形成されている。
また、成形体10に形成された複数の収容部6は、それぞれ同形状に形成された有底中空の立体部である。詳しく説明すると、収容部6には、断面視略台形状の山形部3と、略四角柱形状の一対の柱状部4と、柱状部4の形状に対応した形状の一対の窪み部5と、が備えられている。
なお、弱化部12に沿った方向(図2における縦方向)、つまり単位容器2の長辺方向を「長さ方向」とし、収容部6の開口面に沿って弱化部12に直交する方向、つまり単位容器2の短辺方向(図2における横方向)を幅方向とする。また、単位容器2における収容部6の開口面側(図3における上側)を「上方」とし、単位容器2における収容部6の底面側(図3における下側)を「下方」とする。
上記した山形部3の概略構成としては、鍔部7の両側の長辺部70から単位容器2の幅方向中央側に向かって下向きにそれぞれ傾斜して略逆ハ字状に配設された一対の傾斜壁部31,32と、一対の傾斜壁部31,32の下端部の間に配設された底壁部30と、を備えている。傾斜壁部31は略矩形状の壁部であり、一対の傾斜壁部31,32は幅方向に対称に配置されている。底壁部30は、単位容器2の長さ方向に延在する帯状(略矩形状)の壁部であり、幅方向の両側端が一対の傾斜壁部31,32の下端に全長に亘ってそれぞれ連結されている。また、山形部3は、単位容器2の長さ方向の中央に配設されている。
柱状部4は、収容部6の開口面側から下向きに突出していると共に収容部6の開口面に対して平行に位置する平面状の底面を有する有底中空の凸部であり、略立方体形状に形成されている。柱状部4は、山形部3の長さ方向の両側にそれぞれ配設されており、それら一対の柱状部4,4は、平面視において単位容器2の中心点O回りに互いに180度回転対称の位置に配設されている。つまり、一対の柱状部4,4は、平面視矩形状の収容部6の一方の対角部分にそれぞれ配設されている。
柱状部4の底面を形成する底壁部40は、収容部6の開口面に対して平行に位置する平面視略正方形の壁部であり、上記した山形部3の底壁部30と面一に形成されている。柱状部4の周壁部41は、下方に向かうに従い柱状部4の中心軸側にそれぞれ傾斜しており、柱状部4の横断面形状は下方に向かうに従い漸次縮小されている。また、この周壁部41には、山形部3の傾斜壁部31,32に連結された略三角形状の側面部41aが備えられ、その側面部41aの外面には、収容部6の外方側に膨出した係合凸部42が形成されている。この係合凸部42は、側面部41aの上端から周壁部41の隅角部に沿って下向きに延在されており、また、下方に向かうに従い漸次縮幅されている。
窪み部5は、収容部6の内方側に窪んだ凹部である。窪み部5は、山形部3の長さ方向の両側にそれぞれ配設されていると共に柱状部4に対して幅方向に隣り合う位置にそれぞれ配設されている。そして、それら一対の窪み部5,5は、平面視において単位容器2の中心点O回りに互いに180度回転対称の位置に配設されている。つまり、一対の窪み部5,5は、平面視矩形状の収容部6の他方の対角部分にそれぞれ配設されている。
窪み部5は、柱状部4が嵌め込み可能な形状に形成されている。具体的に説明すると、窪み部5は、山形部3や柱状部4の底壁部30,40よりも上方に配設された平面視略矩形の段差面部50と、山形部3の傾斜壁部31,32に連結された略三角形状の第一側面部51と、柱状部4の底壁部40に連結されて柱状部4の周壁部41を構成する略矩形状の第二側面部52と、によって形成されている。段差面部50は、幅方向の外側(鍔部7の長辺部70側)から中央側(柱状部4側)に向かって下向きに傾斜している。第一側面部51の上端は、段差面部50の幅方向に延在する縁部に連結されている。第二側面部52の上端は、段差面部50の長さ方向に延在する縁部に連結されており、また、第二側面部52の側端は第一側面部51の側端に連結されている。
上記した第一側面部51の外面には、収容部6の内方側に窪んだ係合凹部53が形成されている。この係合凹部53は、上記した係合凸部42が嵌合可能な窪みであり、係合凸部42の形状に対応した形状に形成されている。詳しく説明すると、第一側面部51の上端の幅方向外側の角部から第一側面部51の上端に沿って延在されており、また、幅方向中央側に向かうに従い漸次縮幅されている。
また、図2に示すように、上記した成形体10には、成形体10の短辺方向(図2における縦方向)に延在する複数(3本)の弱化部12が成形体10の長辺方向(図2における横方向)に間隔をあけて平行に形成されている。この弱化部12は、隣り合う単位容器2の鍔部7,7同士を連結する連結部であり、隣り合う収容部6,6の間に配設されていると共に鍔部7の長辺部70に沿って延在している。また、弱化部12は、破断可能であると共に屈曲可能であり、例えば、鍔部7の長辺部70の全長に亘って延設された薄肉部であってもよく、或いは、複数のブリッジ(穴)が鍔部7の長辺部70に沿って間欠的に配設されたミシン目状の加工であってもよい。
密閉シート11は、上記した成形体10の開口面側の全面を被覆するシート体であり、複数の単位容器2の各トップシール8を構成している。つまり、密閉シート11には、上記した弱化部12に沿って形成された切り込みや切れ目、ミシン目など切り取り線が形成されており、密閉シート11は、この切り取り線によって複数のトップシール8に分割され、若しくは分割可能になっている。また、各収容部6に対して独立したトップシール8を個別に貼着してもよい。
また、図5に示すように弱化部12を屈曲させ、窪み部5の内側に柱状部4を嵌め込ませると共に傾斜壁部31,32同士を重ね合わせながら成形体10を折り曲げることで、図6に示すように連結容器1が略角柱状に折り畳まれている。このとき、柱状部4の側面部41aに形成された係合凸部42が、窪み部5の第一側面部51に形成された係合凹部53の内側に嵌合されている。
次に、上記した構成からなる連結容器1の作用について説明する。
上記した連結容器1を製造する際には、まず、任意の成形方法によって成形体10を作製する。このとき、成形体10の成形と同時に弱化部12を形成してもよい。
次に、成形体10に密閉シート11を貼着する。詳しく説明すると、成形体10に形成された複数の収容部6に内容物をそれぞれ入れた後、成形体10の上面(収容部6の開口面側)に密閉シート11を貼り付ける。このとき、密閉シート11は、成形体10に形成された鍔部7に接着剤等で接着したり熱溶着等で溶着したりする。これにより、密閉シート11(トップシール8)によって複数の収容部6がそれぞれ密封される。
以上により、展開された状態の連結容器1が完成する。
次に、連結容器1を柱状に折り畳む。詳しく説明すると、成形体10に形成された複数(3本)の弱化部12をそれぞれ屈曲させて成形体10を底面側(収容部6が突出した方向)に折り曲げていく。
このとき、隣り合う収容部6,6のうちの一方の収容部6の柱状部4が他方の収容部6の窪み部5の内側に嵌め込まれると共に一方の収容部6の窪み部5の内側に他方の収容部6の柱状部4が嵌め込まれ、さらに、双方の収容部6の傾斜壁部31,32同士が重ね合わせられる。また、成形体10の両端にそれぞれ配設された両側の収容部6,6のうちの一方の収容部6の柱状部4が他方の収容部6の窪み部5の内側に嵌め込まれると共に一方の収容部6の窪み部5の内側に他方の収容部6の柱状部4が嵌め込まれ、さらに、両側の収容部6の傾斜壁部31,32同士が重ね合わせられる。これにより、隣り合う収容部6が互いに嵌め合わされて複数の収容部6が密集して配置され、連結容器1が角柱形状に小さく折り畳まれる。
またこのとき、窪み部5の係合凹部53の内側に柱状部4の係合凸部42が嵌合するため、弱化部12の弾性力に抵抗しながら窪み部5の内側に柱状部4が嵌め込まれた状態が保持される。これにより、保持部材を用いることなく、成形体10が折れ曲がった状態で保持される。
また、上記した連結容器1を使用する際には、まず、上述したように折り畳まれた連結容器1を展開させる。すなわち、係合凸部42と係合凹部53との嵌合を外して柱状部4を窪み部5から抜き出しつつ、弱化部12を屈曲させて折り曲げられた成形体10を広げる。
次に、連結容器1から単位容器2を切り取る。詳しく説明すると、弱化部12を端から破断させていくと共に、その弱化部12に沿って密閉シート11を破断させていく。これにより、弱化部12を介して連結されていた単位容器2が切り離され、単位容器2が小分けにされる。
次に、切り取った単位容器2のトップシール8(密閉シート11)を鍔部7(成形体10)から剥離させる。これにより、収容部6が開封され、収容部6内に収容された内容物が取り出される。
このとき、連結容器1から切り取られた単位容器2に平面状の底面を有する柱状部4が形成されているので、切り取った単位容器2を載置する際に、この柱状部4の底面を接地させることで、単位容器2が大きい接地面積で載置され、単位容器2が安定して自立する。特に、上記した連結容器1では、収容部6に形成された一対の柱状部4,4及び一対の窪み部5,5が平面視において単位容器2の中心点O回りに互いに180度回転対称の位置にそれぞれ配設されているので、連結容器1から切り取った単位容器2を載置する際に、一対の柱状部4,4の底面をそれぞれ接地させることでバランスが良くなり、単位容器2が一層安定して自立する。
上記した連結容器1によれば、複数の単位容器2を備える連結容器1が小さく折り畳まれるので、流通段階での省スペース化を図ることができる。特に上記した連結容器1では、4つの単位容器2が連結されており、連結容器1が角柱形状に折り畳まれるので、複数の連結容器1を隙間なく陳列したり収納したりしやすくなり、流通段階での省スペース化を図ることができる。
また、弱化部12を屈曲させて成形体10を折り曲げることで連結容器1が小さく折り畳まれるので、コンパクト化された連結容器1を容易に製造することができる。
また、上記した連結容器1によれば、連結容器1から切り取った単位容器2が安定して自立可能であるので、例えば小分けにされて開封された単位容器2を、内容物をこぼすことなく置いておくことができる。このように、単位容器2が安定して自立可能であるので、単位容器2を小分けにして使用する際の使い易さを向上させることができる。
さらに、上記した連結容器1によれば、係合凹部53の内側に係合凸部42が嵌合することによって成形体10が折れ曲がった状態で保持されるので、連結容器1を折り畳んだ状態で保持する外装箱などの保持部材が不要である。よって、保持部材を取り付ける工程を省略することができ、製造工程の簡略化を図ることができる。また、保持部材が不要であるため、部品点数を減らすことができ、コストダウンを図ることができる。
以上、本発明に係る連結容器1の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記した実施の形態では、一対の柱状部4,4及び一対の窪み部5,5の間に山形部3が配設された収容部6が形成されているが、本発明は山形部3が無い形状の収容部であってもよい。また、上記した実施の形態では、収容部6に一対の柱状部4,4及び一対の窪み部5,5が備えられているが、本発明は、柱状部及び窪み部が1つずつ形成された収容部にすることも可能であり、或いは、柱状部及び窪み部がそれぞれ3つ以上形成された収容部にすることも可能である。
また、上記した実施の形態では、柱状部4が角柱形状に形成され、窪み部5がその柱状部4の形状に対応する形状に形成されているが、本発明は、柱状部の形状は適宜変更可能であり、例えば円柱形状の柱状部であってもよい。また、本発明における窪み部は、柱状部が嵌め込み可能な形状であれば、柱状部に対応した形状でなくてもよく、例えば、角柱形状の柱状部に対して平面視半円形状や扇形状の窪み部が形成されていてもよい。
また、上記した実施の形態では、4つの単位容器2を連結させた連結容器1について説明しているが、本発明は、単位容器が少なくとも2つ以上連結されていればよく、単位容器の数は適宜変更可能である。
また、上記した実施の形態では、係合凹部53の内側に係合凸部42を嵌合させることで成形体10が折れ曲がった状態で保持されているが、本発明は、上記した係合凹部53や係合凸部42を省略することも可能である。例えば、窪み部の内側に柱状部を圧入させることで、成形体を折れ曲がった状態で保持することができる。また、折り畳まれた連結容器に外装体を装着することで、連結容器を折り畳まれた状態で保持することができる。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 連結容器
2 単位容器
4 柱状部
5 窪み部
6 収容部
10 成形体
11 密閉シート
12 弱化部
42 係合凸部
53 係合凹部

Claims (3)

  1. 内容物を収容する収容部を有する複数の単位容器が破断可能な弱化部を介して連結された連結容器であって、
    前記複数の単位容器の各収容部が並列に形成された成形体と、
    該成形体に貼着されて複数の前記収容部をそれぞれ密閉する密閉シートと、
    を備え、
    隣り合う前記収容部の間に前記弱化部が形成されており、
    該弱化部を挟んで隣り合う収容部のうちの一方の収容部に、底面を有する柱状部が形成され、他方の収容部に、該収容部の内方側に窪んだ窪み部が形成されており、
    前記弱化部を屈曲させて前記成形体が折り曲げられると共に前記柱状部が前記窪み部の内側に嵌め込まれることで折り畳まれ、
    前記単位容器は、前記柱状部の底面を接地させることで自立するように形成されていることを特徴とする連結容器。
  2. 請求項1に記載の連結容器において、
    前記柱状部の外面及び前記窪み部の外面のうちの何れか一方に係合凹部が形成され、他方に前記係合凹部の内側に嵌合する係合凸部が形成されていることを特徴とする連結容器。
  3. 請求項1または2記載の連結容器において、
    前記複数の収容部には、平面視において前記単位容器の中心点回りに互いに180度回転対称の位置に配設された一対の柱状部と、平面視において該一対の柱状部に対して前記弱化部に直交する方向に隣り合わせにそれぞれ配設されていると共に前記中心点回りに互いに180度回転対称の位置に配設された一対の窪み部と、がそれぞれ形成されていることを特徴とする連結容器。
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