JP2014064911A - 超音波診断装置及び医用映像投写装置 - Google Patents

超音波診断装置及び医用映像投写装置 Download PDF

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Abstract

【課題】操作機能の多様性を損なうことなく負担の少ない体勢で簡便に操作することができる超音波診断装置及び医用映像投写装置を提供する。
【解決手段】超音波プロー10ブは被検体を超音波で走査する。信号処理部20は超音波プローブ10からの第1の出力信号に信号処理を施す。表示制御部30は信号処理部20からの第2の出力信号に基づいて表示部300に画像を表示させる。投写部40は、映像を投写する。記憶部50は、超音波プローブ10、信号処理部20、表示制御部30及び投写部40のうち少なくとも一つの動作内容と、映像内の領域とを関連付けた第1の関連情報を予め記憶する。判定部60は第1の関連情報に示す領域内に物体の少なくとも一部が位置するか否か判定する。制御部70は判定部60による判定結果と第1の関連情報とに基づいて制御を行う。
【選択図】図1

Description

この発明の実施形態は超音波診断装置及び医用映像投写装置に関する。
医用診断装置の一つである超音波診断装置は、超音波プローブを用いて被検体に超音波を送信してその反射波を受信することにより、被検体の生体情報を取得するものである。超音波診断装置は、安全性が高いため、繰り返して検査を行うことができ、さらに、X線診断装置、X線CT(Computed Tomography)装置、又はMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置などの医用診断装置に比べてシステムの規模が小さいので、例えばベッドサイドでの検査も行えるなどの簡便さがある。さらに、超音波診断はX線による被曝がなく、産科や在宅医療などにおいても使用することができる。
超音波診断装置を操作するとき、操作者は、一方の手で超音波プローブを保持し被検体の所定の部位に超音波プローブを位置させる。また、操作者は、もう一方の手で超音波診断装置の操作部(キーボード、マウス、タッチパネル等)を操作して超音波診断装置を動作させる。つまり、操作者は、一方の手を被検体側に、もう一方の手を操作部側に位置させた体勢となる。
また、検査項目によっては、操作者は、一方の手で超音波プローブを保持し、もう一方の手で所定の手技を行うことがある。例えばミルキングを行う検査項目であれば、操作者は、一方の手で超音波プローブを保持し、もう一方の手で被検体のふくらはぎを揉むように圧迫(ミルキング)しながら超音波診断を行う。このとき、操作者は足踏み式のスイッチ(フットスイッチ)を足で操作し超音波診断装置を動作させる。つまり、操作者は、一方の手を超音波プローブの位置に、もう一方の手を被検体のふくらはぎに、そして少なくとも一方の足をフットスイッチ側に位置させた体勢となる。
また、医用診断装置の一つであるX線撮影装置は、被検体にX線を照射して、その透過X線を検出し、被検体内部の構造を画像化するものである。例えば、X線撮影装置は、操作者(医師)によるカテーテルの挿入作業等の手技とともに、これに並行したX線撮影を行う。このとき、操作者(医師)は、X線撮影装置により撮影された画像を視認して被検体の内部構造を把握しながら手技を行う。
特開2012−55483号公報
このように、操作者は上述したような負担のかかる体勢で超音波診断を行うので、この体勢が操作者の疲労の原因となった。また、上述したフットスイッチは所定の機能のON、OFFの切り替えなど単純なスイッチ機能を持つものでしかない場合があり、操作機能の多様性に乏しいスイッチであった。
また、操作者(医師)は、被検体に対して手術又は検査を行いながらX線撮影装置の操作部を操作してX線撮影装置を動作させる場合があった。それにより、操作者(医師)は、煩雑な操作作業や負担のかかる体勢を強いられた。このことは、操作者(医師)による手技と並行して操作され得る他の医用診断装置においても同様であった。
本発明が解決しようとする課題は、操作機能の多様性を損なうことなく負担の少ない体勢で簡便に操作することができる超音波診断装置を提供することである。
また、本発明が解決しようとする課題は、操作機能の多様性を損なうことなく負担の少ない体勢で簡便に医用診断装置を操作するための医用映像投写装置を提供することである。
実施形態の超音波診断装置は、超音波プローブと、信号処理部と、表示制御部と、投写部と、記憶部と、判定部と、制御部とを備える。超音波プローブは、被検体を超音波で走査する。信号処理部は、超音波プローブからの第1の出力信号に信号処理を施す。表示制御部は、信号処理部からの第2の出力信号に基づいて表示部に画像を表示させる。投写部は、実空間内に映像を投写する。記憶部は、超音波プローブ、信号処理部、表示制御部及び投写部のうち少なくとも一つの動作内容と、映像内の領域とを関連付けた第1の関連情報を予め記憶する。判定部は、第1の関連情報に示す領域内に物体の少なくとも一部が位置するか否か判定する。制御部は、判定部による判定結果と第1の関連情報とに基づいて制御を行う。
実施形態の医用映像投写装置は、入出力部と、投写部と、記憶部と、判定部とを備える。入出力部は、医用診断装置と互いに入出力可能に構成される。投写部は、映像を投写する。記憶部は、医用診断装置の動作内容と映像に対応する領域とを関連付けた第4の関連情報を予め記憶する。判定部は、第4の関連情報に示す領域内に物体の少なくとも一部が位置するか否か判定し、該判定による判定結果を医用診断装置へ出力する。
実施形態の超音波診断装置の構成を示すブロック図。 実施形態の超音波診断装置の概略を示す模式図。 実施形態の超音波診断装置の概略を示す模式図。 実施形態の超音波診断装置の概略を示す模式図。 実施形態の超音波診断装置の概略を示す模式図。 実施形態の超音波診断装置の概略を示す模式図。 実施形態の超音波診断装置の動作を示すフローチャート。 実施形態の超音波診断装置の構成を示すブロック図。 実施形態の医用映像投写装置の構成を示すブロック図。
〈第1の実施形態〉
[構成]
以下、図1〜図7を参照して、この実施形態の超音波診断装置について説明する。超音波診断装置1は、超音波プローブ10と、信号処理部20と、表示制御部30と、表示部300と、投写部40と、記憶部50と、判定部60と、制御部70とを備える。なお、表示部300は、超音波診断装置1の内部又は外部に設けられる。
(超音波プローブ10)
超音波プローブ10は、被検体PAを超音波で走査する。超音波プローブ10は、複数の超音波振動子が走査方向に1列に配置された1次元アレイプローブ、又は、複数の超音波振動子が2次元的に配置された2次元アレイプローブが用いられる。また、走査方向に1列に配置された複数の超音波振動子を、走査方向に直交する揺動方向に揺動させる機械式1次元アレイプローブを用いてもよい。
(信号処理部20)
信号処理部20は、超音波プローブ10からの第1の出力信号に信号処理を施す。例えば、超音波プローブ10は、受信したエコー信号を第1の出力信号として信号処理部20に出力する。信号処理部20は、第1の出力信号を受信し、その信号に対して遅延処理を行うことにより、第1の出力信号を整相された(つまり受信ビームフォームされた)データに変換する。
信号処理部20は、例えば図示しないプリアンプ回路と、A/D変換器と、受信遅延回路と、加算器とを備える。プリアンプ回路は、超音波プローブ10の各超音波振動子から出力される第1の出力信号を受信チャンネルごとに増幅する。A/D変換器は、増幅されたエコー信号をデジタル信号に変換する。受信遅延回路は、デジタル信号に変換された信号に、受信指向性を決定するために必要な遅延時間を与える。加算器は、遅延時間が与えられた信号を加算する。その加算によって、受信指向性に応じた方向からの反射成分が強調される。
また、信号処理部20は例えばBモード処理部を備える。Bモード処理部は、加算器によって加算された信号の振幅情報の映像化を行う。具体的には、Bモード処理部は、信号に対してバンドパスフィルタ処理を行い、その後、信号の包絡線を検波し、検波されたデータに対して対数変換による圧縮処理を施す。
また、信号処理部20はCFM(Color Flow Mapping)処理部を有していてもよい。CFM処理部は血流情報の映像化を行う。血流情報には、速度、分布、又はパワーなどの情報があり、血流情報は二値化情報として得られる。
また、信号処理部20はドプラ処理部を有していてもよい。ドプラ処理部は信号を位相検波することによりドプラ偏移周波数成分を取り出し、FFT(Fast Fourier Transform)処理を施すことにより血流速度を表すドプラ周波数分布を生成する。
信号処理部20は、信号処理が施された信号(超音波ラスタデータ)に基づいて超音波画像データを生成する。信号処理部20は、例えばDSC(Digital Scan Converter)を備える。信号処理部20は、走査線の信号列で表される信号処理後の信号を、直交座標系で表される画像データに変換する(スキャンコンバージョン処理)。例えば、信号処理部20は、Bモード処理部によって信号処理が施された信号にスキャンコンバージョン処理を施すことにより、被検体PAの組織の形態を表すBモード画像データを生成する。信号処理部20は、超音波画像データを第2の出力信号として表示制御部30に出力する。
(表示制御部30)
表示制御部30は、信号処理部20からの第2の出力信号に基づいて表示部300に画像を表示させる。また、表示制御部30は、超音波プローブ10による超音波の走査条件、信号処理部20による信号処理条件、表示制御部30による画像の表示条件、被検体PAのカルテ情報等を表示部300に表示させてもよい。表示部300は、必ずしも超音波診断装置1に備えられる必要はなく、一般的なインターフェイスを介して表示制御部30によって制御され、画像を表示する構成でもよい。
(投写部40)
投写部40は、映像を投写する。投写部40は、例えば、光源と、光変調部と、フォーカスレンズ等から構成される。光源は光を出力する。光変調部は、入力される映像信号に基づいて光源からの光を変調することによって所定の映像を生成する。フォーカスレンズは、光変調部からの光の焦点位置を調整する。このように、光源からの光は、光変調部を介して映像とされ、さらにフォーカスレンズを介して実空間に投写される。光源には、LED(Light Emitting Diode)ランプやハロゲンランプ等の一般的な光源を採用してよい。光変調部には、一般的なDMD(Digital Micromirror Device)等を採用してよい。フォーカスレンズは、ステッピングモータやピエゾ素子等の一般的な駆動機構によってフォーカスレンズの位置が移動されるように構成されてよい。なお、例えば、投写部40は、寝台又は被検体との相対位置が固定され得る構成の所定のアームによって、寝台BE、天井、床又は超音波診断装置本体に固定される。このとき、投写部40は、アームの一端に固定され、アームの他端は、寝台BE、天井、床又は超音波診断装置本体に固定される。また、アームの形状は、適宜設計されてよい。
図2は、投写部40が投写した映像PR1の例を示す模式図である。被検体PAが寝台BEの上に仰向けに横たわっている。投写部40は、被検体PA及び寝台BEに向けて映像PR1を投写する。映像PR1は、キーボードのキーを模したキー映像K1やダイヤルを模したダイヤル映像D1を含む操作部映像OPと被検体PAの臓器及びその位置を模した臓器映像IOとを含む。図2において、映像P1は肝臓を、映像P2は腎臓を、映像P3は膵臓を、映像P4は胆嚢を、映像P5は脾臓を模した映像である。
なお、ここでは一例として、映像を寝台BEに向けて投写した例を示したが、投写部40は、他の位置へ映像を投写してもよい。例えば投写部40は、床へ映像を投写してもよい。また、予め寝台BEや床などにおける映像の被投写位置にゴムなどの弾力性部材によるシートが設けられ、投写部40は、このシートが設けられた位置に映像を投写してもよい。
また、図3は、投写部40が投写した映像のもう一つの例を示す模式図である。投写部40は、被検体の下肢部LEに向けて映像PR2を投写する。映像PR2は、領域Ai(i=1〜n)及び領域Bi(i=1〜n)に区切られている。
(記憶部50)
記憶部50は、超音波プローブ10、信号処理部20、表示制御部30及び投写部40のうち少なくとも一つの動作内容と、映像に対応する領域とを関連付けた第1の関連情報を予め記憶する。動作内容は、超音波プローブ10による超音波の走査条件、信号処理部20による第1の出力信号の信号処理条件、表示制御部30による画像の表示条件及び投写部40による映像の投写条件のうち少なくとも1つを含む。走査条件は、例えば焦点深度や並列同時受信数等の条件を含んでよい。信号処理条件は、Bモードやドプラモード等の動作モードに対応した信号処理条件を含んでよい。表示条件は、画像のコントラストや明るさ、画像のフリーズ表示機能のON/OFF、表示項目の種別等を含んでよい。投写条件は、映像の種別、色、明るさ等を含んでよい。また、記憶部50は、動作内容を後述する制御部70が制御する順序(プロトコル)とともに映像に対応する領域と関連付けた情報を第1の関連情報として記憶してもよい。
図4は、映像に対応する領域を概念的に表す模式図である。図4は、寝台BEの側面方向から見た様子を表す。また、図4では、説明のため被検体PA、映像P1〜映像P5を省略している。映像に対応する領域とは、例えば、投写された映像PR1内のキー映像K1の外縁及び該映像から投写部40への所定の長さHからなる領域C1である。この所定の長さHは、例えば、プリセットされる。また、この所定の長さHは、操作者DCによる指定を記憶部50が受けることによって定められてもよい。このように、キー映像K1に対応する領域C1が定められる。映像P1〜映像P5、ダイヤル映像D1、領域Ai及び領域Biについても同様に、それぞれの映像に対応する領域が定められる。
また、記憶部50は、検査部位及び/又は検査項目と映像の種別とを関連付けた第2の関連情報を予め記憶する。検査部位は、肝臓や膵臓等の所定の臓器や頸動脈等の所定の血管を含んでよい。また検査項目は、被検体PAの内部形態を測定する検査や血流動態を測定する検査項目を含んでよい。映像の種別は、映像PR1に含まれる臓器映像IOの配列や形状及び操作部映像OPの配列や形状を含んでよい。また、映像PR2における領域Ai及び領域Biについても同様である。なお、第2の関連情報において、映像としてのシェーマ(模式図)が検査部位及び/又は検査項目に関連付けられてもよい。このとき、第2の関連情報において、臓器映像IOの形状は、各臓器のシェーマ(模式図)が検査部位及び検査項目に関連付けられる。
また、記憶部50は、体型情報と映像のサイズとを関連付けた第3の関連情報を予め記憶する。体型情報は、被検体PAの身長、腹囲、胸囲等の情報を含んでよい。記憶部50は、これら体型情報に好適な映像のサイズを予め記憶する。
(判定部60)
判定部60は、第1の関連情報に示す領域内に物体の少なくとも一部が位置するか否か判定する。判定部60は、この判定による判定結果を制御部70へ出力する。このとき、判定部60は、第1の関連情報に示す領域内に物体の少なくとも一部が位置すると判定したとき、当該領域を表す信号を制御部70へ出力する。図5は、映像PR1において、第1の関連情報に示す領域内に物体の少なくとも一部が位置している状態を示す模式図である。物体とは、例えば超音波プローブ10や操作者DCの指である。判定部60は、所謂バーチャルスイッチに用いられる既存技術を採用してこの判定を行なってよい。例えば判定部60は、赤外線カメラ又はデジタルカメラによって撮像した画像とのマッチングによってこの判定を行なってもよい。例えば、操作者DCの指の少なくとも一部がキー映像K1の領域に位置すると、判定部60は“キー映像K1の領域に物体が位置する”と判定する。判定部60は、この判定を所定の時間間隔(例えば赤外線カメラのフレームレート)で行うことによって、所定の領域の内部における物体の移動を検知できるように構成されてもよい。例えば、ダイヤル映像D1の円周部をなぞるように操作者DCの指が移動した場合、判定部60が所定の時間間隔で上述した判定を行えば、判定部60は操作者DCの指の移動を検知することができる。この判定は、図3に示した映像PR2においても同様に行われる。
(制御部70)
制御部70は、判定部60による判定結果と第1の関連情報とに基づいて制御を行う。例えば、制御部70は、物体の少なくとも一部が第1の関連情報に示す領域に位置したとき、当該領域に関連付けられた動作内容に基づいて超音波診断装置の各部を制御する。例えば、制御部70は、判定部60から受けた信号に表される領域が第1の関連情報において関連付けられた動作内容を記憶部50から読み出す。制御部70は、読み出した動作内容に基づいて制御を行う。例えば、制御部70は、読み出した動作内容に超音波プローブ10による超音波の走査条件が含まれたとき、読み出した走査条件に基づいて超音波プローブ10が動作するように超音波プローブ10を制御する。また、制御部70は、読み出した動作内容に信号処理部20による信号処理条件が含まれたとき、読み出した信号処理条件に基づいて信号処理部20が動作するように信号処理部20を制御する。また、制御部70は、読み出した動作内容に表示制御部30による表示条件が含まれたとき、読み出した表示条件に基づいて表示制御部30が動作するように表示制御部30を制御する。また、制御部70は、読み出した動作内容に投写部40による投写条件が含まれたとき、読み出した投写条件に基づいて投写部40が動作するように投写部40を制御する。
例えば、第1の関連情報において、キー映像K1の領域と画像のフリーズONの動作内容とが関連付けられているとき、判定部60が、操作者DCの指先等の物体がキー映像K1の領域に位置すると判定すると、制御部は表示制御部30を制御して画像をフリーズさせる(静止画を表示させる)。また、第1の関連情報において、映像P1(肝臓の模式図)の領域と肝臓検査用の動作内容とが関連付けられているとき、判定部60が、超音波プローブ10等の物体の少なくとも一部が映像P1の領域に位置すると判定すると、制御部70は、超音波プローブ10、信号処理部20及び表示制御部30のうち少なくとも一つを制御して肝臓の検査用の動作内容として映像P1の領域に関連付けられた走査条件、信号処理条件及び表示条件のうち少なくとも一つの条件を設定させる。また、記憶部50において、肝臓の検査用の動作内容として肝臓の検査の順序(プロトコル)とともに映像P1に関連付けた情報が第1の関連情報として記憶されていたとき、制御部70は、この順序に基づいて、各部の動作内容を制御してもよい。また、制御部70は、表示制御部30を制御して所定の確認画面を表示部300に表示させ、操作者DCからのプロトコル開始指示を受けてから、この順序に基づいて、各部の動作内容を制御してもよい。
なお、制御部70は、検査手順の進捗に応じてこの制御を適宜行うように構成されてもよい。超音波診断において、操作者DCは被検体PAの体表を滑らせるように超音波プローブ10の先端部を移動させる。このとき、制御部70は、超音波プローブ10の移動が判定部60によって検知されるごとにその都度、動作内容の変更を行う必要はない。例えば、制御部70は、操作者DCによる操作入力を受け、制御部70による動作内容の制御機能を適宜ON/OFFさせるよう構成してよい。
また、図6は、映像PR2において、第1の関連情報に示す領域内に物体の少なくとも一部が位置した状態を示す模式図である。例えば、領域Anと所定の走査条件とが関連付けられ、領域Bnと画像のフリーズONの動作内容とが関連付けられているとき、判定部60が、操作者DCの指先等が領域Anに位置すると判定する(操作者DCが下肢部LEの領域Anの箇所をミルキングする)と、制御部70は、超音波プローブ10を制御して所定の走査条件に変更する。また、操作者DCの指先等が領域Bnに位置すると判定される(操作者DCが指先を領域Bnに位置させる)と、制御部70は表示制御部30を制御して画像をフリーズさせる(静止画を表示させる)。
また、制御部70は、投写部40の投写条件を制御して、操作部映像OPを所望の位置に移動させるように構成されてもよい。例えば、操作者DCは、操作部映像OPのキー映像K1やダイヤル映像D1を指でなぞるように移動させ、所望の位置に配置させることができる。また、操作者DCは臓器映像IOについても同様にその位置を移動させ、検査に適した位置に配置させることができる。
また、制御部70は、検査部位及び/又は検査項目の指定を受けて、当該検査部位及び/又は当該検査項目に関連付けられた映像を投写部40に投写させる。例えば、腎臓の検査を行うとき、腎臓が検査部位として指定されると、制御部70は、腎臓に関連付けられた映像P2(腎臓の模式図)を投写部40に投写させる。このとき、制御部70は、腎臓の検査に好適な操作部映像OPを投写部40に投写させてもよい。なお、この指定は、検査開始時に当該検査の手順に関わる全ての検査部位及び/又は検査項目について行われてもよい。また、この指定は検査中に逐次行われてもよい。さらに、この指定は、キーボード等の公知の操作手段(図示せず)を介して操作者DCが行ってもよい。また、第2の関連情報において、映像としてのシェーマが検査部位及び/又は検査項目に関連付けられたとき、制御部70は、指定を受けた検査部位及び/又は検査項目に関連付けられたシェーマを投写部40に投写させる。それにより、投写部40は、指定された検査部位の臓器のシェーマ又は指定された検査項目が検査対象とする臓器のシェーマを臓器映像IOとして投写する。
また、制御部70は、被検体PAの体型情報と第3の関連情報とに基づいて映像を投写部40に投写させる。制御部70は被検体PAの体型情報の指定を受け、第3の関連情報において関連付けられたサイズの映像を投写部40に投写させる。この指定は、キーボード等の公知の操作手段(図示せず)を介して操作者DCが行ってよい。
[動作]
図7のフローチャートを参照してこの実施形態の超音波診断装置の動作例について説明する。
(S01)
制御部70は、検査部位及び/又は検査項目の指定を受け、投写部40を制御して当該検査部位及び/又は当該検査項目に関連付けられた映像PR1を投写部40に投写させる。また、制御部70は、被検体PAの体型情報と第3の関連情報とに基づいて投写部40を制御して映像PR1を投写部40に投写させる。
(S02、S03)
投写された映像PR1が当該検査について好適でないとき(S02:NO)、例えば、操作者DCは操作部映像OPのキー映像K1を指でなぞるように移動させ、所望の位置に配置させる。このとき、判定部60は“キー映像K1の領域に物体が位置する”と判定する。制御部70は、判定部60による判定結果と第1の関連情報とに基づいて投写部40を制御して、投写部40の動作内容としてのキー映像K1の投写条件を変更させる。それにより、キー映像K1は、操作者DCの所望の位置に投写される(S03)。ダイヤル映像D1等の他の映像についても同様である。
(S02、S04)
投写された映像PR1が当該検査について好適であるとき(S02:YES)、操作者DCが超音波プローブ10を検査部位(当該検査部位を示す映像の領域)に位置させると、判定部60は“検査部位を示す映像の領域に物体が位置する”と判定する。制御部70は、判定部60による判定結果と第1の関連情報とに基づいて制御を行う。すなわち、超音波プローブ10による超音波の走査条件、信号処理部20による第1の出力信号の信号処理条件、表示制御部30による画像の表示条件及び投写部40による映像PR1の投写条件のうち少なくとも1つの動作内容が設定される(S04)。
(S05、S06)
設定された動作内容が当該検査について好適でないとき(S05:NO)、操作者DCは操作部映像OPの任意の領域に指を位置させて、動作内容を変更する。このとき、判定部60は、第1の関連情報に示す領域内に物体の少なくとも一部が位置するか否か判定する。判定部60は、この判定による判定結果を制御部70へ出力する。制御部70は、超音波プローブ10、信号処理部20及び表示制御部30のうち少なくとも一つを制御して、動作内容としての、走査条件、信号処理条件及び表示条件のうち少なくとも一つの条件を、判定部60による判定結果と第1の関連情報とに基づいて変更する(S06)。
(S05、S07)
設定された動作内容が当該検査について好適であるとき(S05:YES)、操作者DCは操作部映像OPのうち検査開始の機能に関連付けられた領域に指を位置させて、検査を開始する。このとき、判定部60は、“当該領域に物体が位置する”と判定する。判定部60は、この判定による判定結果を制御部70へ出力する。制御部70は、判定部60による判定結果と第1の関連情報とに基づいて超音波プローブ10を制御して超音波で被検体PAを走査させる。また、制御部70は、判定部60による判定結果と第1の関連情報とに基づいて信号処理部20を制御して超音波プローブ10からの第1の出力信号に信号処理を施させる。また、制御部70は、判定部60による判定結果と第1の関連情報とに基づいて表示制御部30を制御して信号処理部20からの第2の出力信号に基づいて表示部300に画像を表示させる(S07)。
(S08、S09)
検査中に動作内容の変更が必要であるとき(S08:YES)、操作者DCは操作部映像OPの任意の領域に指を位置させて、動作内容を変更する。このとき、制御部70は判定部60による判定結果と第1の関連情報とに基づいて動作内容を変更させる。判定部60は、第1の関連情報に示す領域内に物体の少なくとも一部が位置するか否か判定する。判定部60は、この判定による判定結果を制御部70へ出力する。制御部70は、超音波プローブ10、信号処理部20及び表示制御部30のうち少なくとも一つを制御して、動作内容としての、走査条件、信号処理条件及び表示条件のうち少なくとも一つの条件を、判定部60による判定結果と第1の関連情報とに基づいて変更する(S09)。
(S08、S10)
検査中に動作内容の変更が必要でないとき(S08:NO)、操作者DCは操作部映像OPのうち検査開始の機能に関連付けられた領域に指を位置させて、検査を終了する。このとき、制御部70は判定部60による判定結果と第1の関連情報とに基づいて検査を終了させる(S10)。以上で図7に示す動作を終了する。
[作用・効果]
この実施形態の超音波診断装置の作用及び効果について説明する。
超音波診断装置1は、超音波プローブ10と、信号処理部20と、表示制御部30と、投写部40と、記憶部50と、判定部60と、制御部70とを備える。超音波プローブ10は、被検体PAを超音波で走査する。信号処理部20は、超音波プローブ10からの第1の出力信号に信号処理を施す。表示制御部30は、信号処理部20からの第2の出力信号に基づいて表示部300に画像を表示させる。投写部40は、映像を投写する。記憶部50は、超音波プローブ10、信号処理部20、表示制御部30及び投写部40のうち少なくとも一つの動作内容と、映像内の領域とを関連付けた第1の関連情報を予め記憶する。判定部60は、第1の関連情報に示す領域内に物体の少なくとも一部が位置するか否か判定する。制御部70は、判定部60による判定結果と第1の関連情報とに基づいて制御を行う。このような構成により、操作者DCは、映像に対応する領域と物体の位置とを用いて超音波診断装置1を操作することができる。それにより、操作機能の多様性を損なうことなく操作者DCが負担の少ない体勢で簡便に操作することができる超音波診断装置を提供することができる。
また、超音波診断装置1の動作内容は、超音波プローブ10による超音波の走査条件、信号処理部20による第1の出力信号の信号処理条件、表示制御部30による画像の表示条件及び投写部40による映像の投写条件のうち少なくとも1つを含んでよい。このように、記憶部50はこれらの動作内容と映像内の領域とを関連付けた第1の情報を記憶する。そして制御部70は判定部60による判定結果と第1の関連情報とに基づいてこれらの動作内容のうち少なくとも1つについての制御を行う。つまり、操作者DCは、これらの動作内容のうち少なくとも1つについて、映像を介して設定できる。それにより、負担の少ない体勢でさらに簡便に操作することができる超音波診断装置を提供することができる。
また、超音波診断装置1において、記憶部50は、検査部位及び/又は検査項目と映像の種別とを関連付けた第2の関連情報を予め記憶し、制御部70は、検査部位及び/又は検査項目の指定を受けて、当該検査部位及び/又は当該検査項目に関連付けられた映像を投写部40に投写させてもよい。このように、投写部40は、検査部位及び/又は検査項目の指定によって当該検査部位及び/又は当該検査項目に対応する映像を投写することができる。また、記憶部50に記憶された第2の関連情報において、映像としてのシェーマが検査部位及び/又は検査項目に関連付けられ、制御部70は、指定を受けた検査部位及び/又は検査項目に関連付けられたシェーマを投写部40に投写させてもよい。それにより、操作機能の多様性を損なうことなくさらに簡便に操作することができる超音波診断装置を提供することができる。
また、超音波診断装置1において、記憶部50は体型情報と映像のサイズとを関連付けた第3の関連情報を予め記憶し、制御部70は被検体PAの体型情報と第3の関連情報とに基づいて映像を投写部40に投写させてもよい。このように、投写部40は、被検体PAの体型に対応したサイズの映像を投写することができる。それにより、さらに簡便に操作することができる超音波診断装置を提供することができる。
〈第2の実施形態〉
以下、図8を参照してこの実施形態の超音波診断装置について説明する。この実施形態の超音波診断装置は、報知部80を備える。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
[構成]
報知部80は、判定部60の判定結果に基づいて、その判定結果を報知する。例えば、判定部60が、第1の関連情報に示す領域内に物体の少なくとも一部が位置すると判定すると、報知部80は、当該領域の映像の色を変更することによって判定部60の判定結果を報知する。また、この報知の際、報知部80はビープ音を発することによって判定部60の判定結果を報知してもよい。
[作用・効果]
この実施形態の超音波診断装置の作用及び効果について説明する。
報知部80は、判定部60の判定結果に基づいて、その判定結果を報知する。それにより、操作者DCは、第1の関連情報に示す領域内に物体の少なくとも一部が位置するか否かが判定されたかを簡便に把握することができる。従って、さらに簡便に操作することができる超音波診断装置を提供することができる。
〈第3の実施形態〉
[構成]
図9は、この実施形態の医用映像投写装置2の構成を表すブロック図である。医用映像投写装置2は、入出力部81と、投写部40と、記憶部50と、判定部60とを備える。医用診断装置3は、撮影部90と、画像生成部100と、表示制御部30aと、表示部300と、制御部70aとを備える。この実施形態の医用映像投写装置2は、医用診断装置3とは別体として構成される。なお、表示部300は、医用診断装置3の内部又は外部に設けられる。この実施形態では、医用診断装置3がX線撮影装置である場合について説明する。以下、第1の実施形態と同様の事項について説明を省略する場合がある。
撮影部90は、X線照射部91と、X線検出部92とを備える。X線照射部91は、被検体PAにX線を照射する。X線照射部91は、X線管を有する。また、X線照射部91は、図示しないインバータ及び高圧トランスを有する。X線管は、X線を発生させる。X線管は、フィラメントで構成される電子銃及びターゲットを有する。X線照射部91は、インバータ及び高圧トランスを介してフィラメントとターゲットとの間に高電圧を印加し、フィラメントから飛び出した電子をターゲットに衝突させることでX線管からX線を発生させる。そして、X線照射部91は、発生させたX線を被検体PAに照射する。動作内容には、撮影部90の撮影条件としてX線管の管電流若しくは管電圧又はこれら双方が含まれる。
X線検出部92は、被検体PAを透過したX線を検出する。X線検出部92は、複数のX線検出素子を含んで構成される。X線検出部92は、被検体PAを透過したX線の強度分布を示すX線強度分布データをX線検出素子で検出し、そのX線強度分布データを画像生成部100へ出力する。
画像生成部100は、X線検出部92からのX線強度分布データに基づいて複数のX線画像を一定の時間間隔(フレームレート)で逐次生成する。ここで、或る時相における検出結果に基づいて画像生成部100が生成した画像を1つのX線画像(フレーム)とする。画像生成部100は複数の時相のそれぞれにおける検出結果に基づいて複数の時相のそれぞれに対応した画像データを生成する。つまり、画像生成部100はX線画像を時相に対応づけて逐次生成する。なお、この生成処理において、画像生成部100はオフセット補正、X線強度補正、及び欠陥画素の補正などをX線強度分布データに施す。動作内容には、画像生成部100による画像生成条件としてのフレームレート、オフセット補正条件、X線強度補正条件若しくは欠陥画素の補正条件又はこれらの組合せが含まれる。画像生成部100は生成した画像データを表示制御部30aへ逐次出力する。
表示制御部30aは、画像生成部100からの画像データに基づいて表示部300に画像を表示させる。また、表示制御部30aは、撮影部90による撮影条件、画像生成部100による画像生成条件、被検体PAのカルテ情報等を表示部300に表示させてもよい。動作内容には表示制御部30aによる画像の表示条件が含まれる。
制御部70aは、判定部60による判定結果と第1の関連情報とに基づいて制御を行う。例えば、制御部70aは、物体の少なくとも一部が第1の関連情報に示す領域に位置したとき、当該領域に関連付けられた動作内容に基づいて医用診断装置3の各部を制御する。例えば、制御部70aは、判定部60による信号に表される領域が第1の関連情報において関連付けられた動作内容を記憶部50から読み出す。制御部70aは、読み出した動作内容に基づく制御を行う。例えば、制御部70aは、読み出した動作内容に撮影部90による撮影条件が含まれたとき、読み出した撮影条件に基づいて撮影部90が動作するように撮影部90を制御する。また、制御部70aは、読み出した動作内容に画像生成部100による画像生成条件が含まれたとき、読み出した画像生成条件に基づいて画像生成部100が動作するように画像生成部100を制御する。また、制御部70aは、読み出した動作内容に表示制御部30aによる表示条件が含まれたとき、読み出した表示条件に基づいて表示制御部30aが動作するように表示制御部30aを制御する。また、制御部70aは、検査部位及び/又は検査項目の指定を受けて、指定された検査部位及び/又は検査項目を表す信号を投写部40へ出力する。
入出力部81は、医用診断装置3と互いに入出力可能である。例えば、入出力部81は、RS−232C、IEE−488、USB等の所定の通信規格に基づくインターフェイスとして構成され、医用映像投写装置2の各部と医用診断装置3の各部とを互いに入出力可能に接続する。
投写部40は、映像を投写する。投写部40は、制御部70aから検査部位及び/又は検査項目を表す信号を受ける。投写部40は、第2の関連情報において、該信号に表される検査部位及び/又は検査項目に関連付けられた映像を記憶部50から読み出す。投写部40は読み出した映像を投写する。例えば投写部40は、寝台BEに向けて映像を投写する。映像はキーボードのキーを模したキー映像K1やダイヤルを模したダイヤル映像D1を含む操作部映像OPを含む。
記憶部50は、医用診断装置3の動作内容と映像に対応する領域とを関連付けた第4の関連情報を予め記憶する。例えば、記憶部50は、医用診断装置3に応じた第4の関連情報の入力を予め受ける。記憶部50は、医用診断装置3に応じた第4の関連情報を予め記憶していればよい。従って、記憶部50へ第4の関連情報を入力する主体は、何ら限定されるものではない。医用診断装置3がX線撮影装置であるとき、動作内容は、撮影部90による撮影条件、画像生成部100による画像生成条件、表示制御部30aによる表示条件、投写部40による投写条件のうち少なくとも1つを含む。また、記憶部50は、検査部位及び/又は検査項目と映像の種別とを関連付けた第2の関連情報を予め記憶する。例えば、記憶部50は、医用診断装置3に応じた第2の関連情報の入力を予め受ける。記憶部50は、医用診断装置3に応じた第2の関連情報を予め記憶していればよい。従って、記憶部50へ第2の関連情報を入力する主体は、何ら限定されるものではない。
判定部60は、第4の関連情報に示す領域内に物体の少なくとも一部が位置するか否か判定する。判定部60は、該判定による判定結果を医用診断装置3へ出力する。判定部60は、第4の関連情報に示す領域内に物体の少なくとも一部が位置すると判定したとき、当該領域を表す信号を制御部70aへ出力する。
[作用・効果]
この実施形態の医用映像投写装置2の作用及び効果について説明する。
医用映像投写装置2は、入出力部81と、投写部40と、記憶部50と、判定部60とを備える。入出力部81は、医用診断装置3と互いに入出力可能に接続される。投写部40は、映像を投写する。記憶部50は、医用診断装置3の動作内容と映像に対応する領域とを関連付けた第4の関連情報を予め記憶する。判定部60は、第4の関連情報に示す領域内に物体の少なくとも一部が位置するか否か判定し、該判定による判定結果を医用診断装置3へ出力する。このように、操作者DCは、医用映像投写装置2が投写した映像に対応する領域と物体の位置とを用いて医用診断装置3を操作することができる。それにより、操作機能の多様性を損なうことなく負担の少ない体勢で簡便に医用診断装置3を操作するための医用映像投写装置2を提供することができる。
〈実施形態に共通の効果〉
以上述べた少なくともひとつの実施形態の超音波診断装置又は医用映像投写装置によれば、操作機能の多様性を損なうことなく負担の少ない体勢で簡便に医用診断装置を操作するための映像を投写することが可能となる。
この発明の実施形態を説明したが、上記の実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 超音波診断装置
2 医用映像投写装置
3 医用診断装置
10 超音波プローブ
20 信号処理部
30、30a 表示制御部
40 投写部
50 記憶部
60 判定部
70、70a 制御部
80 報知部
81 入出力部
90 撮影部
91 X線照射部
92 X線検出部
100 画像生成部
300 表示部
Ai、An、Bi、Bn、C1 領域
BE 寝台
D1 ダイヤル映像
DC 操作者
IO 臓器映像
K1 キー映像
LE 下肢部
OP 操作部映像
P1、P2、P3、P4、P5、PR1、PR2 映像
PA 被検体

Claims (7)

  1. 被検体を超音波で走査する超音波プローブと、
    前記超音波プローブからの第1の出力信号に信号処理を施す信号処理部と、
    前記信号処理部からの第2の出力信号に基づいて表示部に画像を表示させる表示制御部と、
    映像を投写する投写部と、
    前記超音波プローブ、前記信号処理部、前記表示制御部及び前記投写部のうち少なくとも一つの動作内容と、映像に対応する領域とを関連付けた第1の関連情報を予め記憶する記憶部と、
    前記第1の関連情報に示す領域内に物体の少なくとも一部が位置するか否か判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果と前記第1の関連情報とに基づいて制御を行う制御部と
    を備えることを特徴とする超音波診断装置。
  2. 前記動作内容は、前記超音波プローブによる超音波の走査条件、前記信号処理部による第1の出力信号の信号処理条件、前記表示制御部による画像の表示条件及び前記投写部による映像の投写条件のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  3. 前記記憶部は、検査部位及び/又は検査項目と映像の種別とを関連付けた第2の関連情報を予め記憶し、
    前記制御部は、検査部位及び/又は検査項目の指定を受けて、当該検査部位及び/又は当該検査項目に関連付けられた映像を前記投写部に投写させることを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  4. 前記記憶部は体型情報と映像のサイズとを関連付けた第3の関連情報を予め記憶し、
    前記制御部は当該被検体の体型情報と前記第3の関連情報とに基づいて映像を前記投写部に投写させることを特徴とする請求項3に記載の超音波診断装置。
  5. 前記第2の関連情報において、前記映像としてのシェーマが前記検査部位及び/又は検査項目に関連付けられ、
    前記制御部は、指定を受けた検査部位及び/又は検査項目に関連付けられたシェーマを前記投写部に投写させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の超音波診断装置。
  6. 前記判定部の判定結果に基づいて、その判定結果を報知する報知部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の超音波診断装置。
  7. 医用診断装置と互いに入出力可能に構成された入出力部と、
    映像を投写する投写部と、
    前記医用診断装置の動作内容と映像に対応する領域とを関連付けた第4の関連情報を予め記憶する記憶部と、
    前記第4の関連情報に示す領域内に物体の少なくとも一部が位置するか否か判定し、該判定による判定結果を前記医用診断装置へ出力する判定部と
    を備えることを特徴とする医用映像投写装置。
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