JP2014064681A - オス型コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、転がり難く、流動物が充填された容器へのテープ等による貼り付けも行い易く、ピンホールを形成する可能性も低く、コンパクトであり、PEGカテーテル等との接続が強固に行え、且つ、接続操作性も良好なオス型コネクタを提供する。
【解決手段】本発明のオス型コネクタ1では、把持部23は、例えば、キャップ本体部20の底部側の端26から開口端24にまで達しており、例えば、平面231と平面231上に形成された凸部(例えばリブ232)とを含む。キャップ部2の中心軸方向に沿った何れの位置においても、キャップ部の前記中心軸を通る長軸方向の外寸法は、キャップ部の前記中心軸を通る短軸方向の外寸法よりも大きい。各係合爪22は、キャップ部を一方の把持部に対して垂直な方向から見たときのキャップ本体部20の外径寸法が最大となる箇所を通り且つ中心線と平行な直線Rを越えないように中心軸に対して突出している。
【選択図】図2A

Description

本発明は、流動物が充填された容器の口部と、一対の係合凸部を有するメス型コネクタとを接続するための経腸栄養療法用のオス型コネクタに関する。
可撓性を有する袋状の容器本体部(「パウチ」とも呼ばれる。)に口部が固定され、容器本体部内に、液体飲料、ゼリー飲料等の流動性を有する内容物(以下「流動物」と呼ぶ場合もある。)が充填された容器が知られている。
このような充填容器内の流動物を胃に直接投与する場合、充填容器と胃ろうカテテール(PEGカテーテル)とを、アダプタ(例えば、特許文献1参照)を介して接続することによって行うことができる。また、アダプタ(オス型コネクタ270)は、延長回路を介してPEGカテーテルに接続される場合もある(特許文献2参照)。
ところで、このようなアダプタは、看護師等により充填容器の表面にテープ等で貼り付けられて、必要に応じて延長回路等とともに、各患者へ運ばれる。
特開2009−136427号公報 特開2011−5328号公報
しかし、特許文献1に記載のアダプタ及び特許文献2に記載のオス型コネクタ270は、その流路に沿って見たときに見える外形形状がいずれも円形であるので、転がり易く、故に、紛失してしまうことがある。また、充填容器へのテープ等による貼り付けも行い難い。
そこで、本発明は、転がり難く、充填容器へのテープ等による貼り付けも行い易く、更には、貼り付けに伴って充填容器にピンホールを形成する可能性も低く、コンパクトであり、PEGカテーテルや延長回路との接続が強固に行え、且つ、接続操作性も良好な経腸栄養療法用のオス型コネクタを提供する。
本発明のオス型コネクタは、
流動物が充填された容器の口部と、一対の係合凸部を有するメス型コネクタとを接続するための経腸栄養療法用のオス型コネクタであって、
前記口部を挿入可能とし、前記口部の外周面に形成されたオネジと螺合可能なメネジが内周面に形成されたキャップ本体部と、前記一対の係合凸部と係合可能とし、前記キャップ本体部の外周面から前記キャップ部の中心軸に対して放射方向に突出した一対の係合爪と、前記キャップ本体部の外周面上に配置された前記一対の把持部と、を含むキャップ部と、
前記キャップ部の内部と連通する貫通孔を有し、前記キャップ本体部の底部から突出した管状部とを含み、
前記管状部の先端から前記管状部の長手方向に沿って前記キャップ部を見たとき、前記オス型コネクタの外径寸法が最大となる長軸上に前記一対の係合爪が配置されており、前記長軸と直交する短軸上に前記一対の把持部が配置されており、
前記キャップ部の前記中心軸方向に沿った何れの位置においても、前記キャップ部の前記中心軸を通る長軸方向の外寸法は、前記キャップ部の前記中心軸を通る短軸方向の外寸法よりも大きく、
各把持部は、前記キャップ本体部の前記底部側の端から開口端にまで達し、前記長軸と前記中心軸とを含む平面と平行な平面を含むか、又は前記長軸と前記中心軸とを含む平面と平行な前記平面と前記平面上に形成された凸部とを含み、
前記各係合爪は、前記キャップ部を前記一方の把持部に対して垂直な方向から見たときの前記キャップ本体部の外径寸法が最大となる箇所を通り且つ前記中心線と平行な直線を越えないように前記中心軸に対して突出している。
本発明の接続具は、
流動物が充填された容器の口部と、一対の係合凸部を有するメス型コネクタとを接続するためのオス型コネクタと、前記メス型コネクタとからなる接続具であって、
前記オス型コネクタは、本発明のオス型コネクタであり、
前記メス型コネクタは、
筒状のアダプタと、前記アダプタが挿入された環状のハンドルとを備え、
前記アダプタは可撓性及び弾性を有し、
前記ハンドルは前記アダプタよりも硬い材料からなり、
前記アダプタには、その外周面に外方向に突出したフランジ部と、前記挿入部とが設けられており、
前記ハンドルには、前記フランジ部の前記オス型コネクタとは反対側の面を保持するフランジ保持部と、前記一対の係合凸部と、前記一対の把持操作部とが設けられており、
前記挿入部に前記管状部を挿入した状態で前記オス型コネクタに対して前記一対の把持操作部を回転させることにより、前記一対の係合凸部は前記一対の係合爪と係合し又はその係合が解除される。
本発明のオス型コネクタでは、上記構成により、オス型コネクタが水平面上を転がることが防止されており、故に、オス型コネクタを紛失し難い。また、流動物が充填された容器へのオス型コネクタのテープ等による貼り付けも行い易く、更には、貼り付けに伴って流動物が充填された容器にピンホールを形成する可能性も低く、オス型コネクタは、コンパクトであり、PEGカテーテルや延長回路との接続が強固に行え、且つ、接続操作性も良好である。
図1は、流動物が充填された容器の一例の部分正面図である。 図2Aは、図1に示した流動物が充填された容器に本発明のオス型コネクタの一例が装着された状態を表した正面図である。 図2Bは、図2AのD部分の部分拡大断面図である。 図3Aは、本発明のオス型コネクタの一例の斜視図であり、図3Bは、図3Aに示したオス型コネクタの他の斜視図である。 図4Aは、図3Aに示したオス型コネクタの正面図であり、図4Bは、図4Aを矢印IVBに沿って見た断面図である。 図5Aは、図3Aに示したオス型コネクタの側面図であり、図5Bは、図5Aを矢印VBに沿って見た断面図である。 図6Aは、図3Aに示したオス型コネクタの底面図であり、図6Bは、図3Aに示したオス型コネクタの上面図である。 図7Aは、図3Aに示したオス型コネクタを、一方の把持部が水平面に面するように水平面上に配置した時の様子を示した図であり、図7Bは、図7Aの部分拡大図である。 図8Aは、本発明のオス型コネクタの他の一例の斜視図であり、図8Bは、図8Aに示したオス型コネクタを、一方の把持部が水平面に面するように水平面上に配置した時の様子を示した図である。 図9は、本発明のオス型コネクタのさらに別の例の斜視図である。 図10Aは、本発明の接続具の一例を構成するメス型コネクタの一例の斜視図である。 図10Bは、図10Aに示したメス型コネクタのXB−XB線及び中心軸を含む面に沿った矢視断面図である。 図11は、図10Aに示したメス型コネクタを構成するアダプタの斜視図である。 図12Aは、図11に示したアダプタの側面図であり、図12Bは、図12Aの断面図である。 図13Aは、図10Aに示したメス型コネクタを構成するハンドルの斜視図であり、図13Bは、図13Aに示したハンドルの他の斜視図である。 図14Aは、図13Aに示したハンドルの平面図、図14Bは正面図、図14Cは底面図、図14Dは図14AのXIVD−XIVD線を含む面に沿ったバンドルの矢視断面図である。 図15は、本発明の接続具の一例を構成するオス型コネクタの一例とメス型コネクタの一例との接続直前の様子を示した図である。 図16は、図3Aに示したオス型コネクタと介して、図1に示した流動物が充填された容器と、図10Aに示したメス型コネクタを含む延長回路とを接続した様子を示した図である。
本発明において、管状部の先端から管状部の長手方向に沿ってキャップ部(オス型コネクタ)を見たとき、オス型コネクタの外径寸法が最大となる長軸の長手方向と平行な方向を「長軸方向」と、前記長軸と直交する短軸の長手方向と平行な方向を「短軸方向」と称する。また、オス型コネクタの外径寸法が最大となる長軸は、キャップ部およびキャップ本体部の長軸でもあり、オス型コネクタの外径寸法が最大となる長軸と直行する短軸は、キャップ部およびキャップ本体部の短軸でもある。
また、本発明において、メス型コネクタの中心軸と平行な方向に沿ってメス型コネクタを見たとき、ハンドルの外寸法が最大となる長軸の長手方向と平行な方向を「長軸方向」と、前記長軸と直交する短軸の長手方向と平行な方向を「短軸方向」と称する。また、ハンドルの外径寸法が最大となる長軸は、メス型コネクタの長軸でもあり、ハンドルの外径寸法が最大となる長軸と直行する短軸は、メス型コネクタの短軸でもある。
また、キャップ部の中心軸は、キャップ本体部の中心軸でもあり、管状部の中心軸でもあり、オス型コネクタの中心軸でもある。
また、本発明の接続具において、オス型コネクタとメス型コネクタとが接続された状態では、メス型コネクタの中心軸とオス型コネクタの中心軸は同一直線上にある。
また、本発明の接続具において、メス型コネクタのアダプタの中心軸は、ハンドルの中心軸でもあり、メス型コネクタの中心軸でもある。
本発明のオス型コネクタの好ましい一例では、一方の前記把持部が水平面と面するように前記オス型コネクタが前記水平面上に置かれたとき、前記把持部の前記平面が前記水平面に接するか、又は前記凸部と前記把持部の前記平面の一部とが前記管状部を水平面に接触させることなく前記水平面に接する。この場合、汚染され難くいようにオス型コネクタを水平面上に置くことができる。
本発明のオス型コネクタの好ましい一例では、各把持部の前記平面における、前記長軸方向の最小長は、前記キャップ部の前記長軸方向の最大長の40%以上である。この場合、オス型コネクタの周方向への転がり防止とコンパクト化を両立でき好ましい。
本発明のオス型コネクタの好ましい一例では、各把持部の前記平面における、前記長軸方向の最大長は、前記キャップ部の前記長軸方向の最大長の50%以上である。この場合、オス型コネクタの周方向への転がり防止と回転操作性向上の観点から好ましい。
本発明のオス型コネクタの好ましい一例では、把持部の平面上に形成された凸部は、その長手方向が、前記キャップ部の長軸方向と平行なリブである。この場合、リブと把持部の平面の何れかの箇所が水平面に接することにより、オス型コネクタの周方向への転がりが防止される。また、リブによって、オス型コネクタとメス型コネクタとの接続操作性が向上するので好ましい。
本発明の接続具の好ましい一例では、前記メス型コネクタの中心軸と平行な方向に沿って見たとき、前記ハンドルの外寸法が最大となる長軸上に前記一対の係合凸部が配置されており、前記長軸と直交する短軸上に前記一対の把持操作部が配置されている。さらに、前記一対の係合爪と前記一対の係合凸部とが係合した状態では、前記オス型コネクタの短軸と、前記メス型コネクタの短軸とが、接続具をその中心軸方向から見て重なる。この場合、一対の係合爪と一対の係合凸部とが係合した状態を確認し易く、且つ、接続具の厚みを最も薄い状態とすることができるので、接続具、流動物が充填された容器等を含む流動物の供給システムの取り扱い性が向上し、好ましい。
以下、本発明の好適なオス型コネクタの一例、当該オス型コネクタとメス型コネクタとからなる接続具の一例を、図面を用いて説明する。但し、本発明は以下の形態に限定されない。
本実施形態のオス型コネクタ1は、例えば、図1に示されたような、流動物が充填された容器10(以下「充填容器10」とも呼ぶ。) に装着される。図2Aおよび図2Bには、充填容器10にオス型コネクタ1が装着された状態を示している。
図1に示されるように、充填容器10は、流動物が充填された袋状の容器本体部11と、容器本体部11の開口部に固着された口部12とを含む。容器本体部11は例えば可撓性シートで形成されている。口部12の外周面には、後述するオス型コネクタ1(図3等参照)のキャップ部2との接続手段として、オネジ12aが形成されている。口部12は、オス型コネクタ1が装着されたときに、キャップ部2内に挿入される内挿部12bと、一対の可撓性シートに挟まれて容器本体部11に液密に固定される接着部12cとを含む。
図2〜図7に示されるオス型コネクタ1は、キャップ部2と管状部3とを含む。尚、説明の便宜のため、本願において、オス型コネクタ1の中心軸101方向において、紙面上側(流動物の流れの上流側)を「上」側、紙面下側(流動物の流れの下流側)を「下」側と呼ぶ。但し、これらはオス型コネクタ1の実際の使用状態での上下方向を意味するものではない。
オス型コネクタ1は、中心軸101に対して2回回転対称形状(即ち、中心軸101回りに180°回転させると回転前の形状と一致する)を有している。
キャップ部2は、液状物が流れる流路がその中心軸101に沿って形成された、全体として略筒状のキャップ本体部20と、一対の係合爪22を備える。一対の係合爪22は、オス型コネクタ1と、後述するメス型コネクタ7(図10A等参照)との接続手段であり、一対の係合爪22がメス型コネクタ7の一対の係合凸部62(図10B等参照)と係合することにより、オス型コネクタ1とメス型コネクタ7との接続状態が保持される。
一対の係合爪22は、キャップ本体部20の外周面から中心軸101に対して放射方向に突出している。一対の係合爪22は、中心軸101に対して対称位置に配置されている。キャップ本体部20の底部21(図3参照)の外表面(下面)211は単一の平面、例えば、中心軸101と直交する単一の平面からなる。そして、一対の係合爪22が一対の係合凸部62と係合した際に一対の係合爪22の一対の係合凸部62と向かい合う面の反対面221は、底部21の下面211と同一平面内にある。即ち、キャップ本体部20の下面211と係合爪22の面221は、面一となっている。そのため、管状部3を口腔内に挿入して経口により充填容器内の流動物を摂取する場合、一対の係合爪22等により唇を切る等の恐れが低減されており、好ましい。また、例えば、管状部3を口腔内に挿入して経口により充填容器内の流動物を摂取する場合、唇を底部21の下面211に押し付けるようにすれば、管状部3が口腔内の奥に入り込み過ぎることを抑制でき、流動物の吸引も行い易い。
また、キャップ本体部20は、その外周面上に配置された一対の把持部23を含む。一対の把持部23は、中心軸101に対して対称位置に配置されている。図6から良く分かるように、オス型コネクタ1を中心軸と平行な方向に沿って下側(キャップ本体部20の底部側)から見たとき、オス型コネクタ1の外径寸法が最大となる長軸101a上に一対の係合爪22が配置され、長軸101aと直交する短軸101b上に一対の把持部23が配置されている。故に、係合爪22と把持部23は、周方向に沿って交互に配置されている。
図5B及び図6Bに示されるように、キャップ本体部20の係合爪22よりも開口端24に近い部分では、キャップ本体部20の長軸方向の両端部が、メネジ25が形成された内側筒27と、内側筒27と離れて内側筒27の外側に配置された外側筒28とを含む二重筒構造をしている。即ち、オス型コネクタ1の長軸101a上では、キャップ本体部20はニ重筒構造をしている。一方、オス型コネクタ1の長軸101aと直交する短軸101b上では、キャップ本体部20は一重筒構造をしている。このような構造を採用することによって、短軸方向の長さを短くしてオス型コネクタ1をコンパクト化しつつ、把持部23について回転操作が良好に行える面積を十分に確保でき、且つ、キャップ部2を容易に成形できる。
また、図5に示されるように、キャップ部2の、中心軸101を通る長軸101a方向の外寸法の最小寸法Fは、中心軸101を通る短軸101b方向の外寸法の最大寸法Eよりも大きい。即ち、キャップ部2の中心軸101方向に沿った何れの位置においても、中心軸101を通る長軸101a方向の外寸法は、中心軸101を通る短軸101b方向の外寸法よりも大きい。しかも、各把持部23の表面が単一の平面231からなるか(図9参照)、又は当該平面231上に凸部(例えば、リブ232)が形成されている。ただし、凸部(例えば、リブ232)の高さは、管状部3の重みによって管状部3の先端が水平面9(図7参照)に近づくように傾いても、その傾きは僅かであり、管状部2が水平面9に接しないように設定される。しかも、当該平面231はキャップ本体部20の底部21側の端26(図3A参照)から開口端24にまで達しており、長軸101aと中心軸101とを含む平面と平行である。以上の構成により、オス型コネクタが、水平面9上を転がることが防止されており、故に、紛失し難く、流動物が充填された容器本体部11(図1参照)の一方の主面へのオス型コネクタ1のテープ等による貼り付けも行い易い。また、オス型コネクタ1は上記のような構成をしていることから、自然と一方の把持部23が容器本体部11に面するように容器本体部11に貼り付けられるので、係合爪22が容器本体部11に接することがなく、貼り付けに伴って流動物が充填された容器にピンホールを形成する可能性も低い。また、オス型コネクタ1は上記のような構成をしていることから、コンパクトである。
各把持部23の長軸方向(周方向)の長さは、キャップ本体部20の底部21から遠のくにつれて大きくなっていると好ましい。コンパクト化の観点からは、把持部23のうちの相対的に底部21に近い部分の長軸方向の長さを遠い部分の長軸方向の長さより短くすると好ましく、転がり防止及び回転操作性の向上の観点からは、把持部23のうちの相対的に底部21から遠い部分の長軸方向の長さを近い部分の長軸方向の長さより長くすると好ましい。例えば、図4に示されるように、各把持部23の平面231は、底部21に隣接しており長軸方向の長さが一定の領域Cと、開口端24に隣接しており長軸方向の長さが一定で且つ長軸方向の長さが領域Cのそれよりも長い領域Aと、領域Aと領域Cとを連結し、領域Aから領域Cへ向かう方向に沿って長軸方向の長さが漸次小さくなる領域Bとを含む。以上のようにキャップ本体部20の外周面が造形されているために、作業者は、キャップ部2を把持する場合、一対の把持部23を、極めて自然に親指と人差し指とで挟んで把持する。また、一対の把持部23を把持してキャップ部2に中心軸101周りの回転トルクを加えるのも容易である。
図7に示すように、オス型コネクタ1を水平面9上に置く際、キャップ本体部20の開口端24が水平面9に接するようにオス型コネクタ1を水平面9上に置くと、充填容器10の口部12が挿入されるキャップ部2の内腔が汚染される恐れがあり、好ましくない。オス型コネクタ1では、各把持部23が、水平面9上に置かれたオス型コネクタ1の周方向への転がりを抑止する構造をしているので、例えば、下記のとおりオス型コネクタ1が汚染され難くいように水平面9上に置くことができる。
図3〜図7に示したオス型コネクタ1では、メス型コネクタとの係合およびその解除の操作を行い易くするために、各把持部23は、その平面231上に複数のリブ232が形成された構造をしている。そのため、図7に示されるように、一方の把持部23が水平面9に面するようにオス型コネクタ1を水平面9上に置くと、管状部3の重みによってオス型コネクタ1は、管状部3の先端が水平面9に近づくように傾き、平面231のうちの管状部3に近い部分と複数のリブ232のうちの一部のリブ232が水平面9に接する。
尚、図3〜図7に示されたオス型コネクタ1では、把持部23の平面231に複数のリブ232が形成されているが、本発明のオス型コネクタはこれに限定されず、図8に示されるように、平面231にはリブは形成されていなくてもよい。この形態では、一方の把持部が水平面9に面するようにオス型コネクタ1を水平面上に置くと、把持部23の平面231の一部、好ましくは全面が水平面9に接して、オス型コネクタ1の転がりを防止する。また、本発明のオス型コネクタは、把持部23の平面231に形成された複数のリブ232に代えて、図9に示されるように、平面231に半球状の突起233(凸部)が複数形成されていてもよい。
オス型コネクタを水平面上に置いたときに、把持部23の平面231のうちの水平面に接しうる部分の長軸方向の最小長W(図4A参照)については、オス型コネクタ1の転がりが防止される限り特に制限はないが、転がり防止および接続操作性の向上と、オス型コネクタ1のコンパクト化の両立の観点から、キャップ部2(キャップ本体部20)の長軸101a方向の外径寸法の最大値X(図4A参照)の40%以上が好ましく、45%以上がより好ましく、50%以上がさらに好ましい。最小長Wは、把持部23の平面231の底部21側の端26における長軸方向の長さであり、平面231の領域Cにおける長軸方向の長さと等しい。
各把持部23の平面231のうちの長軸方向の最大長Z(図4A参照)は、転がり防止および接続操作性の向上の観点から、キャップ部2(キャップ本体部20)の長軸101a方向の外径寸法の最大値X(図4A参照)の50%以上が好ましく、55%以上がより好ましく、60%以上がさらに好ましい。図4Aに示した例では、最大長Zは、平面231の領域Aにおける長軸方向の長さ、および、平面231の開口端24における長軸方向の長さと等しい。
また、このように、キャップ部2の外周面を非円筒面とし、その長軸101a上に一対の係合爪22を配置し、短軸101b上に平面231を含む一対の把持部23を配置することにより、一対の係合爪22の中心軸101回りの位置をキャップ部2の外周面の形状より認識することができる。また、作業者は、キャップ部2を把持する場合、一対の把持部23を、極めて自然に親指と人差し指とで挟んで把持する。従って、後述するように、係合爪22をメス型コネクタの係合凸部62(図10A等参照)に係合する際に、メス型コネクタに対するキャップ部2の中心軸101回りの位置合わせが容易となり、係合作業を効率よく行うことができる。
図4Aに示されるように、各係合爪22は、キャップ部2を一方の把持部23に対して垂直な方向から見たときのキャップ本体部20の長軸方向の外径寸法(即ち、キャップ部2を中心軸101と平行な方向に沿って見たときのキャップ本体部20の外径寸法)が最大となる箇所を通り且つ中心軸101と平行な直線Rを越えないように中心軸101に対して突出している。言い換えると、図4において、係合爪22は直線Rよりも、より中心軸101の近くに配置されているか又はその先端が直線R上にある。そのため、オス型コネクタ1はコンパクトであり、且つ、輸送時等にオス型コネクタ1の包装袋が一対の係合爪22が当たることによって破損することが抑制される。
管状部3の全体形状は、基端から先端に向かって外径および内径が小さくなった略管状である。図3〜図7に示した例では、管状部3の外周面は、上側から下側に向かって外径が小さくなるテーパ面(円錐面)が中心軸101方向に複数個繰り返して配置されたタケノコ形状をしている。しかし、これに限定されず、管状部3の外周面は、図8及び図9に示されるように、基端から先端に向かって外径および内径が漸次小さくなった円錐面でもよい。
図5Bに示されるように、キャップ本体部20の内部に突出し、管状部3の貫通孔31と連通する環状の突出部29がキャップ本体部20の底部21の内面から形成されている。充填容器の口部12に形成されたオネジ12a(図2B参照)とキャップ本体部20の内面に形成されたメネジ25とを螺合させると、口部12の先端部が突出部29と内側筒27との間に入り込み、突出部29の外周面と口部12の内周面とが密着することにより、口部12とオス型コネクタ1との液密性が向上する。
オス型コネクタ1は、その材料について特に制限はないが、例えば、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアセタール、PVC、PBD等を用いて、一体成型により作製できる。
次に、本発明の接続具の一例について説明する。
本発明の接続具の一例は、オス型コネクタ1と、下記において図10A〜図14を用いて説明するメス型コネクタ7とを含む。図15は、オス型コネクタ1とメス型コネクタ7とが接続される直前を示している。
図10Aおよび図10Bに示されるように、メス型コネクタ7は、オス型コネクタの管状部3(図4A等参照)が挿入されるアダプタ4と、アダプタ4に外装される環状のハンドル5とを備える。参照符号103は、メス型コネクタ7の中心軸であり、これはアダプタ4の中心軸及びハンドル5の中心軸でもある。前述とオス型コネクタ1とメス型コネクタ7とが接続された状態では、メス型コネクタ7の中心軸103とオス型コネクタ101は同一直線上にある。
図10Bは、図10AのXB−XB線及び中心軸103を含む面に沿ったメス型コネクタ7の矢視断面図である。以下の説明の便宜のため、図10A及び図10Bの紙面の上側(オス型コネクタ側)をメス型コネクタ7の「上」側、図10A及び図10Bの紙面の下側(オス型コネクタとは反対側)をメス型コネクタ7の「下」側と呼ぶ。但し、これらはメス型コネクタ7の実際の使用状態での上下方向を意味するものではない。
図11〜図12に示されるように、アダプタ4は、液状物が流れる流路がその中心軸103に沿って形成された、全体として円筒形状を有する。オス型コネクタ1の管状部3は、アダプタ4の上側の開口から挿入される(図15参照)。オス型コネクタ1の管状部3が挿入されるアダプタ4の部分を挿入部41と呼ぶ。アダプタ4の、挿入部41とは反対側(下側)の部分は、延長回路の柔軟性を有するチューブ16(後述する図16参照)が挿入され固定される基端部47である。
アダプタ4は、可撓性及び弾性を有する材料からなり、特に制限はないが、例えば、PBD(ポリブタジエン)、PVC(ポリ塩化ビニル樹脂)、ABS(アクリル−ブタジエン−スチレン共重合体)、ポリアミド樹脂、EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)等の熱可塑性樹脂、ポリウレタン樹脂、天然ゴム、合成ゴム等を用いて、一体成型により作製できる。
挿入部41側の開口端縁の外周面には、外方向に突出したフランジ部42が形成されている。フランジ部42は、挿入部41の外周面に周方向に連続しており、アダプタ4の上端に設けられている。フランジ部42の基端部47側の面には、周方向に沿った環状の溝43が形成されている。
図11からよく分かるように、挿入部41の、フランジ部42よりも下側の領域の外周面には、外方向に突出した複数のリブ45が上下方向に延びている。複数のリブ45は中心軸103に対して等角度間隔で配置されている。リブ45は、ハンドル5の内周面の少なくとも一部(例えば、小径部52、図13参照)と接触して、アダプタ4とハンドル5との間に静止摩擦力を発生させ、ハンドル5が下方に落下するのを防止する。リブ45の頂部でのアダプタ4の外径は、フランジ部42でのアダプタ4の外径より小さい。
オス型コネクタ1に関しては、管状部3の外周面の形状や寸法が異なる各種のオス型コネクタが存在し現実に使用されている。アダプタ4の内周面は、各種の管状部に対して適合できるように、例えば、内径の異なる領域(第1領域40A、第2領域40B、第3領域40C)を含み、これらの領域の内径は、上側から下側に向かって順に小さくなっている。アダプタ4の内径をこのように徐々に小さくすることにより、オス型コネクタの管状部の外周面の形状や寸法が種々に異なっても、いずれかの領域でアダプタ40の内周面と管状部の外周面とを密着させることができるので、オス型コネクタの管状部の仕様にかかわらず、オス型コネクタと接続したときの高い引っ張り特性及び高い耐圧特性が得られる。
図13Aはハンドル5の上方から見た斜視図、図13Bはその下方から見た斜視図である。ハンドル5は、中心軸103を中心として周方向に連続した環状形状を有している。ハンドル5は、中心軸103に対して2回回転対称形状(即ち、中心軸103回りに180°回転させると回転前の形状と一致する)を有している。
ハンドル5は、アダプタ4よりも高い剛性を有し且つ硬い材料からなり、特に制限はないが、例えば、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアセタール、PVC、PBD等を用いて、一体成型により作製できる。
ハンドル5の内周面には、アダプタ4のフランジ部42の外径より大きな内径を有する大径部51と、大径部51より下側に、アダプタ4のフランジ部42の外径より小さな内径を有する小径部52とを有する。そして大径部51と小径部52との間に、フランジ保持部53が形成されている。フランジ保持部53は、上側に向いた面を有し、この面上に、上方に向かって突出した凸条54が形成されている。凸条54は、周方向に沿って延びている。本実施形態では、小径部52においてハンドル5の内径は最小となる。
大径部51よりも上側に、一対の鍔部60が上方に向かって突出するように形成されている。鍔部60の中心軸103に対向する内周面61は、中心軸31を中心とする円筒面の一部をなす。内周面61には、中心軸103に向かって突出した係止凸部62及びストッパ部63が形成されている。係止凸部62は、内周面61の上側端縁に沿って周方向に延びている。ストッパ部63は、中心軸31から見て係止凸部62の右側端から下方に向かって延びている。互いに対向する係止凸部62間の距離及び互いに対向するストッパ部63間の距離は、アダプタ4のフランジ部42の外径及び大径部51の内径より大きい。
図14A、図14Cに示されているように、ハンドル5を、上から下に向かって見たとき(中心軸103と平行な方向に沿って見たとき)、ハンドル5は、互いに直交する長軸59aと短軸59bとを有する。長軸59aは、中心軸103と直交し、且つ、ハンドル5の外寸法が最大となる方向と平行な軸である。一対の鍔部60及びその内周面61に形成された一対の係止凸部62は、長軸59a上に配置されている。
このように、ハンドル5の外周面を非円筒面とし、その長軸59a上に一対の係止凸部62を配置することにより、一対の係止凸部62の中心軸103回りの位置をハンドル5の外周面の形状より認識することができる。従って、後述するように、一対の係止凸部62をオス型コネクタの一対の係合爪22(図3等参照)に係合する際に、オス型コネクタ1に対するハンドル5の中心軸103回りの位置合わせが容易となり、係合作業を効率よく行うことができる。
一対の鍔部60より下側のハンドル5の外周面上の領域には、中心軸103を挟んで互いに対向する位置に一対の把持操作部55が形成されている。図14Cから理解できるように、ハンドル5を、上から下に向かって見たとき(その中心軸103と平行な方向に沿って見たとき)、一対の把持操作部55は短軸59b上に配置されている。一対の把持操作部55の外面は、中心軸103を中心とする円筒面の一部55cとその周方向の両側に隣接して配置され凹状に窪んだ凹部55a,55bとを含む。このように、メス型コネクタ7とオス型コネクタ1とを接続するための回転操作の際、指が当接する各把持操作部55の周方向の両端部が凹状に窪んでいるので、指が滑りにくく、安定して押力を加えることができる。また、一対の把持操作部55が配置された中心軸103方向の位置において、ハンドルの外周面の長軸方向の外寸法は、外周面の短軸方向の外寸法よりも大きいので、一対の把持部を2本の指で把持した状態で、中心軸周りの回転トルクを加えやすい。従って、オス型コネクタ1に対してメス型コネクタ7を接続又は分離する作業が容易である。
図10A、図10Bに示すように、アダプタ4はハンドル5の開口内に挿入される。アダプタ4のフランジ部42はハンドル5の大径部51内に嵌入される。ハンドル5は、アダプタ4に対して中心軸103方向に移動可能であり、且つ、アダプタ4の回りに回転可能である。
但し、図10Bに示されているように、アダプタ4のフランジ部42の下面は、ハンドル5のフランジ保持部53と当接する。更に、フランジ部42の下面に形成された溝43に、フランジ保持部53の凸条54が嵌入する。このようにしてフランジ部42とフランジ保持部53とが係合すると、アダプタ4はハンドル5に対して上下方向の移動が制限される。
図16に、オス型コネクタ1を介して、充填容器10と、メス型コネクタ7を含む延長回路15とを接続した様子を示している。図16に示したオス型コネクタ1とメス型コネクタ2とを含む接続具8では、中心軸101と交わり長軸101aと直交するオス型コネクタ1の短軸101b(図6参照)と、中心軸103と交わり長軸59aと直交するメス型コネクタ7の短軸59b(図14C参照)とが、接続具8をその中心軸(中心軸101と中心軸103とを含む直線)方向から見て重なっている。この場合、把持部23の対称軸104(図16参照)と、把持操作部55の対称軸105(図16参照)とが同一直線上に配置される。このような接続状態では、一対の係合爪と一対の係合凸部とが係合した状態を確認し易く、且つ、接続具8の厚み(短軸方向の長さ)を最も薄い状態とすることができるので、接続具、充填容器等を含む流動物の供給システムの取り扱い性が向上し、好ましい。
図16に示した延長回路15は、その構成部品として、可撓性チューブ16と、可撓性チューブ16の一方の端部に固定されたメス型コネクタ7と、可撓性チューブ16を押しつぶして液状物の流路を一時的に閉塞可能とするクランプ13と、PEGカテーテルの上流端に設けられたメス型コネクタとの接続を可能とし、可撓性チューブ16の他方の端部に固定されたオス型コネクタ14を含んでいる。しかし、延長回路15の構成部品はこれらに限定されず従来公知の経腸栄養療法に使用される延長回路が備える構成部品をさらに含んでいてもよい。
本発明のオス型コネクタは、延長回路を介することなく、直接PEGカテーテルに接続することもできる。
本発明は、経腸栄養療法の分野において有用である。
1 オス型コネクタ
2 キャップ部
20 キャップ本体部
21 底部
22 係合爪
23 把持部
231 平面
232 リブ(凸部)
24 開口端
25 メネジ
26 キャップ本体部の底部側の端
3 管状部
31 貫通孔
4 アダプタ
42 フランジ部
41 挿入部
47 基端部
5 ハンドル
53 フランジ保持部
62 係合凸部
55 把持操作部
7 メス型コネクタ
8 接続具
9 水平面
10 充填容器
11 容器本体部
12 口部
12a オネジ
12b 内挿部
101 キャップ部の中心軸
101a オス型コネクタの外径寸法が最大となる長軸
101b 長軸101aと直交する短軸
103 メス型コネクタの中心軸
59a ハンドルの長軸
59b ハンドルの長軸と直交する短軸

Claims (7)

  1. 流動物が充填された容器の口部と、一対の係合凸部を有するメス型コネクタとを接続するための経腸栄養療法用のオス型コネクタであって、
    前記口部を挿入可能とし、前記口部の外周面に形成されたオネジと螺合可能なメネジが内周面に形成されたキャップ本体部と、前記一対の係合凸部と係合可能とし、前記キャップ本体部の外周面から前記キャップ部の中心軸に対して放射方向に突出した一対の係合爪と、前記キャップ本体部の外周面上に配置された前記一対の把持部と、を含むキャップ部と、
    前記キャップ部の内部と連通する貫通孔を有し、前記キャップ本体部の底部から突出した管状部とを含み、
    前記管状部の先端から前記管状部の長手方向に沿って前記キャップ部を見たとき、前記オス型コネクタの外径寸法が最大となる長軸上に前記一対の係合爪が配置されており、前記長軸と直交する短軸上に前記一対の把持部が配置されており、
    前記キャップ部の前記中心軸方向に沿った何れの位置においても、前記キャップ部の前記中心軸を通る長軸方向の外寸法は、前記キャップ部の前記中心軸を通る短軸方向の外寸法よりも大きく、
    各把持部は、前記キャップ本体部の前記底部側の端から開口端にまで達し、前記長軸と前記中心軸とを含む平面と平行な平面を含むか、又は前記長軸と前記中心軸とを含む平面と平行な前記平面と前記平面上に形成された凸部とを含み、
    前記各係合爪は、前記キャップ部を前記一方の把持部に対して垂直な方向から見たときの前記キャップ本体部の外径寸法が最大となる箇所を通り且つ前記中心線と平行な直線を越えないように前記中心軸に対して突出している、オス型コネクタ。
  2. 一方の前記把持部が水平面と面するように前記オス型コネクタが前記水平面上に置かれたとき、前記把持部の前記平面が前記水平面に接するか、又は前記凸部と前記把持部の前記平面の一部とが前記管状部を水平面に接触させることなく前記水平面に接する、請求項1に記載のオス型コネクタ。
  3. 各把持部の前記平面における、前記長軸方向の最小長は、前記キャップ部の前記長軸方向の最大長の40%以上である請求項1又は2に記載のオス型コネクタ。
  4. 各把持部の前記平面における、前記長軸方向の最大長は、前記キャップ部の前記長軸方向の最大長の50%以上である請求項1〜3のいずれかの項に記載のオス型コネクタ。
  5. 前記凸部は、その長手方向が前記キャップ部の前記長軸方向と平行なリブである、請求項1〜4のいずれかの項に記載のオス型コネクタ。
  6. 流動物が充填された容器の口部と、一対の係合凸部を有するメス型コネクタとを接続するためのオス型コネクタと、前記メス型コネクタとからなる接続具であって、
    前記オス型コネクタは、請求項1〜5のいずれかの項に記載のオス型コネクタであり、
    前記メス型コネクタは、
    筒状のアダプタと、前記アダプタが挿入された環状のハンドルとを備え、
    前記アダプタは可撓性及び弾性を有し、
    前記ハンドルは前記アダプタよりも硬い材料からなり、
    前記アダプタには、その外周面に外方向に突出したフランジ部と、挿入部とが設けられており、
    前記ハンドルには、前記フランジ部の前記オス型コネクタとは反対側の面を保持するフランジ保持部と、前記一対の係合凸部と、一対の把持操作部とが設けられており、
    前記挿入部に前記管状部を挿入した状態で前記オス型コネクタに対して前記一対の把持操作部を回転させることにより、前記一対の係合凸部は前記一対の係合爪と係合し又はその係合が解除される、接続具。
  7. 前記メス型コネクタの中心軸と平行な方向に沿って見たとき、前記ハンドルの外寸法が最大となる長軸上に前記一対の係合凸部が配置されており、前記長軸と直交する短軸上に前記一対の把持操作部が配置されており、
    前記一対の係合爪と前記一対の係合凸部とが係合した状態で、前記オス型コネクタの短軸と、前記メス型コネクタの短軸とが、接続具をその中心軸方向から見て重なっている請求項6に記載の接続具。
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