JP2014064186A - 試験会場用監視カメラシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯端末によるカンニング等を含めた、試験会場での不正行為を、容易にかつ迅速に発見可能な試験会場用監視カメラシステムを提供する。
【解決手段】試験会場内から発信される携帯端末の電波を検知し、検知した電波の発信箇所の位置座標を決定し、該位置情報を含む検知情報を、ネットワーク網を介して送信する電波発信箇所特定装置と、前記検知情報を受信し、受信した検知情報から位置情報を取得し、当該位置情報と予め関連付けしてあるWebカメラに、当該位置座標と予め関連付けしてある画角で撮像するように、前記ネットワーク網を介して、制御信号を送信する管理サーバと、前記制御信号に応じて画角を変更して撮像し、該撮像した映像を、前記ネットワーク網を介して送信するWebカメラと、前記映像をデコードするデコーダと、該デコードされた映像を表示するモニタとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワーク上の試験会場カメラ監視システムで、パソコンや携帯端末を使用して試験会場の受験生の不正行動監視に関するものである。
従来の試験会場での監視は、監視員の肉眼による目視が主流である。これは、試験会場という制約から監視対象の大きなアクションや、変化が乏しいためであり、仮に監視カメラを設置して、取得した画像をモニタ画面上で監視しても、有用な効果をあげることが難しい。
一方、近年では、携帯端末を使用した不正等も取り上げられてきており、これに対し、詳細な電波発信箇所を特定する技術も開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−300852号公報
従来、監視カメラシステムを用いて試験会場を監視する場合、映像を監視している人(以降、監視者と称する)がライブ映像を確認して、カンニング等の不正行為が行われたか否かを判断する必要があった。このような映像の目視による監視の場合には、監視者は、大きな事象については発見できるが、小さな事象については、見逃す可能性が高い。
特許文献1には、フェイズドアレイアンテナを用いて電波の波源を特定し、波源をカメラで撮像することが記載されています。しかし、フェイズドアレイアンテナでは試験会場に適用できません。
また、近年は、受験生が携帯端末を使用して不正行為を行った事例も発生している。このような新たな種類の不正行為を発見するためには、監視カメラや、監視人員も比例して増員する必要がある。しかし、単に監視カメラや監視人員を増やしても、携帯端末を使用した不正行為を発見できるものではない。
本発明の目的は、上記のような問題に鑑みて、携帯端末によるカンニング等を含めた、試験会場での不正行為を、容易にかつ迅速に発見可能な試験会場用監視カメラシステムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の試験会場用監視カメラシステムは、試験会場内から発信される携帯端末の電波を検知し、検知した電波の発信箇所の位置座標を決定し、該位置情報を含む検知情報を、ネットワーク網を介して送信する電波発信箇所特定装置と、前記検知情報を受信し、受信した検知情報から位置情報を取得し、当該位置情報と予め関連付けしてあるWebカメラに、当該位置座標と予め関連付けしてある画角で撮像するように、前記ネットワーク網を介して、制御信号を送信する管理サーバと、前記制御信号に応じて画角を変更して撮像し、該撮像した映像を、前記ネットワーク網を介して送信するWebカメラと、前記映像をデコードするデコーダと、該デコードされた映像を表示するモニタとを有することを第1の特徴とする。
上記本発明の第1の特徴の試験会場用監視カメラシステムにおいて、前記管理サーバは、さらに、前記画角変更して撮像した前記映像を画像解析し、不審な行動があるか否かを判定し、不審な行動があると判定した場合には、“不正行為あり”の解析結果を出力することを本発明の第2の特徴とする。
上記本発明の第2の特徴の試験会場用監視カメラシステムにおいて、前記管理サーバは、さらに、前記Webカメラが撮像した映像から前記試験場の全体を表示する画像を合成し、該合成した画像を、前記デコーダを介して前記モニタに表示させると共に、前記電波発信箇所特定装置が検知した前記電波の発信箇所の前記位置座標と前記予め関連付けしてあるWebカメラが撮像した映像をポップアップ表示することを本発明の第3の特徴とする。
本発明によれば、監視員は、試験会場における携帯端末を使用した不正行為を、通報発生時に通報内容により対応を実施でき、効率よく監視することが可能となる。
監視者は、通報が発生した時、ライブ映像を参照して対象者の状態を観察することが出来、その後の対応(目視での監視者への連絡)が可能になる。
本発明の試験会場用監視カメラシステムの一実施例の構成を示すブロック図である。 本発明の試験会場用監視カメラシステムを設置した試験会場の一実施例を示す模式図である。 試験官のモニタに、試験会場すべての受験者を表示した本発明の表示画面の一実施例を示す図である。 試験官のモニタに、試験会場すべての受験者を、それぞれ、別の表示画面としてマルチスクリーン表示した本発明の表示画面の一実施例を示す図である。 不正行為として摘発された受験者とその周囲を、ポップアップ表示等でクローズアップして表示した本発明の表示画面の一実施例を示す図である。 不正行為として摘発された受験者とその周囲を、ポップアップ表示等でクローズアップして表示した本発明の表示画面の一実施例を示す図である。
本発明は、インターネット等のネットワーク上で動作する試験会場監視カメラシステムであって、Webカメラ等の監視カメラと電波発信箇所特定技術を用いて試験会場における携帯端末を使用した不正行為を検知及び監視するものである。
監視カメラの映像と電波発信箇所特定技術で試験会場を監視し、電波発信箇所特定技術によって携帯端末の電波発信を検知した場合、電波発信箇所の座標情報を取得し、通報を発生する。監視カメラシステムは、通報発生時に、通報内容により対応を実施でき、その位置へ監視カメラの画角を変更し(カメラ移動、または、カメラ映像のデジタルズーム、または、その両方)、監視員への通報を行う。
本発明の一実施例を図1と図2によって説明する。図1は、本発明の試験会場用監視カメラシステムの一実施例の構成を示すブロック図である。また、図2は、本発明の試験会場用監視カメラシステムを設置した試験会場の一実施例を示す模式図である。100は本発明の一実施例の試験会場用監視カメラシステムである。10−1、10−2〜10−nはWebカメラ、11−1〜11−mはデコーダ、12−1〜12−mはモニタ、13は管理サーバ、14は蓄積サーバ、15は制御用PC(Personal Computer)、16は電波発信箇所特定装置、900はネットワーク網である。また、管理サーバ13において、13−1は画像処理ソフト、13−2はCCTV(Closed Circuit TV)管理ソフトである。なお、mとnは2以上の自然数である。また、200は試験会場である。
試験会場200では、受験者が所定の位置で次試験を受け、試験官は不正行為がないかどうか監視している。
図1において、本発明の一実施例の試験会場用監視カメラシステムを構成する各機器は、ネットワーク網900を介して他の機器と接続されている。
図1の本発明の一実施例の試験会場用監視カメラシステムにおいて、複数のWebカメラ10−1、10−2、・・・、10−nは、試験会場200の所定のエリアを撮像するために設けられ、各Webカメラ10−1、10−2、・・・、10−nが撮像した映像は、それぞれ、ネットワーク網900を介して、所定の機器に送信される。所定の機器は、例えば、デコーダ11−1〜11−m、管理サーバ13、蓄積サーバ14、及び制御用PC15である。
デコーダ11−1〜11−mは、それぞれ、Webカメラ10−1、10−2、・・・、10−nから送信された映像のいずれかを選択して、選択した映像をデコードし、デコードした映像をそれぞれのモニタ12−1〜12−mに出力する。モニタ12−1〜12−mは、それぞれ、入力された映像を表示する。表示される映像は、ライブ映像である。
蓄積サーバ14は、Webカメラ10−1、10−2、・・・、10−nから送信された映像を、カメラ毎に区別して記録する。
管理サーバ13は、内蔵された画像処理ソフト13−1及びCCTVソフト13−2を使用して、Webカメラ10−1、10−2、・・・、10−nから送信された映像を解析して、解析結果として送信する。送信された解析結果は、解析に使用した映像と関連付けされており、蓄積サーバ14に送信される。蓄積サーバ14は、解析結果を映像と関連付けして保存する。
管理用PC15は、監視員または試験官の操作に応じてネットワーク網900を介して、Webカメラ10−1、10−2、・・・、10−n、デコーダ11−1〜11−m、管理サーバ13、蓄積サーバ14、及び電波発信箇所特定装置16を制御する。なお、管理用PCは、セキュリティ管理された携帯端末から、監視員の操作に応じて制御されるようにしても良い。
また、試験会場200には、試験会場200内から発信される携帯電話等の携帯端末からの電波を検出し、電波を発信した携帯端末の位置を特定するための電波発信箇所特定装置16が設置される。
電波発信箇所特定装置16は、例えば、携帯電話を用いてはいけない室内で電源をONにしている携帯端末の位置を、計測と解析によって導き出す周知の装置である。本発明は、カンニング防止の目的で、試験会場200に携帯電話等の携帯端末の電波の発生源を特定するシステムに監視カメラシステムを連動させる。
例えば、2012年8月1日にWebサイトに公開された東京工業大学と株式会社光電製作所が共同で開発し、その年の2月に公表された携帯カンニング検知システムがある。当該携帯カンニング検知システムを使用した場合には、電波発信箇所特定装置16は、試験会場200の4隅に1本ずつアンテナを設け、それぞれに1台のセンサを接続する(図示しない)。また、試験会場200の中央に、3本のアンテナと1台のセンサを組み合わせたアンテナセンサ装置16−2を設けている。そして、センサが集めた電波状況のデータを取り込む。対象とする通信は対象とする携帯端末が断続的に発する制御信号である。制御信号を検知して、室内の電波の伝搬状況(伝わり方)を測定して発信位置を推定する。本携帯カンニング検知システムでは、試験会場200の受験者の座席毎に電波を発信させ、受信状態(強度、移相、遅延)を記憶しておくことで発信位置を特定している。
電波発信箇所特定装置16は、携帯端末から送信される電波を検知した場合には、試験会場200のどの位置か(位置情報)を特定し、位置情報を含む検知情報を、ネットワーク網900を介して、管理サーバ13、デコーダ11−1〜11−m及び制御用PC15に送信する。
管理サーバ13のCCTV管理ソフト13−2は、受信した検知情報から電波発信箇所の位置情報を取得し、その位置情報の範囲を撮像可能な1台または複数のWebカメラ(例えば、Webカメラ10−2)を選択し、ネットワーク網900を介してWebカメラ10−2に制御信号を送信する。この制御信号を受信したWebカメラ10−2は、受信した制御信号に応じてカメラの画角を変更する。Webカメラ10−2は、画角変更中も撮像しているが、画角変更が終了した直後に撮像した映像のデータに、“監視対象映像”のフラグを立てて送信する。なお、画角変更中に撮像した映像のデータには、“監視対象位置移動中”のフラグを立てて送信しても良い。
なお、試験会場200及び受験者の座席の位置座標等については、事前に決定されている。従って、それぞれの電波の発信箇所の位置座標に応じて、どのWebカメラを使用し、そのような画角で撮像させるかは、予め定められている。この情報は、例えば、CCTV管理ソフト13−2内に記憶されている。
デコーダ11−1〜11−mのWebカメラ10−2を表示していたモニタに関連するデコーダ(例えば、デコーダ11−2)は、Webカメラ10−2から送信された映像をデコードし、デコードした映像をモニタ12−2に出力する。モニタ12−2は、入力された映像を表示する。モニタ12−2には、入力された映像と共に、“監視対象映像”のテロップが表示される。また、画角変更中に撮像した映像の場合には、入力された映像と共に、“監視対象位置移動中”のテロップが表示される。
蓄積サーバ14は、Webカメラ10−2から送信された映像を、検知情報として記録する。例えば、検知後の“監視対象位置移動中”または“監視対象映像”のフラグを含めて保存する。
また、管理サーバ13は、内蔵された画像処理ソフト13−1を使用して、Webカメラ10−1、10−2、・・・、10−nから送信された映像を解析して、不審な行動があるか否かを判定する。管理サーバ13は、不審な行動があると判定した場合には、“不正行為あり”の解析結果を出力(送信)する。送信された解析結果は、解析に使用した映像と関連付けされており、蓄積サーバ14に送信される。蓄積サーバ14は、解析結果を映像と関連付けして保存する。同様に、“不正行為あり”の解析結果は、対象の映像を表示中にモニタ12−2にデコーダ11−2を介して送信する。当該デコーダ11−2に接続されたモニタ12−2は、不正行為中の受験者または不正行為の部位の画像部分を強調表示する。強調表示は、例えば、赤枠で囲んだり、矢印で示したりして、モニタを監視している監視員が注目可能にすることである。
また、管理サーバ13は、不審な行動がないと判定した場合でも、“不正行為ない”の解析結果を送信する。
管理用PC15は、ネットワーク網900を介して、Webカメラ10−1、10−2、・・・、10−n、デコーダ11−1〜11−m、管理サーバ13、蓄積サーバ14、及び電波発信箇所特定装置16を制御する。なお、管理用PCは、セキュリティ管理された携帯端末から、監視員の操作に応じて制御されるようにしても良い。
実施例1は、以下の手順に沿って、携帯端末による不正行為(カンニング)を発見する。
(1)電波発信箇所特定装置16は、携帯端末から電波が出力されていることを検知する
(2)電波発信箇所特定装置16は、電波が出力されている位置座標を決定し、管理サーバ13に位置情報を含む検知情報を送信する。
(3)管理サーバ13は、1台または複数台のWebカメラに制御信号を送信し、1台または複数台のWebカメラの画角を変更させる。当該Webカメラは、画角変更して、携帯端末から電波が出力されている位置座標とその周囲を撮像する。なお、位置座標に応じて、予め画角変更するWebカメラは定めておく。
(4)当該Webカメラは、撮像した画像を、デコーダ11(モニタ12)、蓄積サーバ14、制御用PC15、及び管理サーバ13に送信する。
(5)管理サーバ13は、画像を解析(処理)して、当該画像と共に解析結果をデコーダ11(モニタ12)、蓄積サーバ14、及び制御用PC15に送信する。
また、画像解析が不十分と判定した場合には、再度、Webカメラに制御信号を送信して、所定の量の画角変更をさせて、画像を再取得し、再度画像解析する。
(6)試験官は、モニタ12を見て、6つ、不正行為があったと判定された座席の受験者を取り調べ、不正行為を確認する。
この結果、図1及び図2の実施例によれば、携帯端末から出力された電波を検知して、試験中に携帯端末を使用しているという不正行為を迅速かつ容易に検知することが可能となる。
なお、管理サーバ13は、電波発信箇所特定装置16からの検知情報を受信していない場合でも、常に、Webカメラ10−1、10−2、・・・、10−nから送信された映像を解析して、受験者が不正行為をしているか否か監視している。即ち、管理サーバ13は、入力された映像を画像処理ソフト13−1に基づいて解析し、不正行為があったと判定した場合には、検知情報をデコーダ11−1〜11−mのいずれか(例えば、デコーダ11−2)、及び、蓄積サーバ14に送信する。デコーダ11−2は、受信した検知情報を対応するモニタ12−2に送信する。モニタ12−2は、入力された検知情報を、入力中の画像にスーパーインポーズして表示する。
管理サーバ13のCCTV管理ソフト13−2は、受信した検知情報から不正行為を検知した受験者の座席の座標情報を取得し、その座標位置を撮像可能な1台のWebカメラ(例えば、Webカメラ10−2)を選択し、ネットワーク網900を介してWebカメラ10−2に制御信号を送信する。この制御信号を受信したWebカメラ10−2は、受信した制御信号に応じてカメラの画角を変更する。Webカメラ10−2は、画角変更中も撮像しているが、画角変更が終了した直後に撮像した映像のデータに、“監視対象映像”のフラグを立てて送信する。なお、画角変更中に撮像した映像のデータには、“監視対象位置移動中”のフラグを立てて送信しても良い。
従って、図1及び図2の実施例によれば、電波発信箇所特定装置16からの検知情報を受信していない時に、Webカメラが撮像した映像を解析して不正行為を迅速かつ容易に検知することが可能となる。
なお、管理サーバ13は、試験場200の座席毎に、位置情報をもとに、最適の映像を取得可能なWebカメラを予め定めておく。従って、不正行為や携帯端末の発信箇所の位置情報が分かった時点で、管理サーバ13は、当該位置情報にもっとも適したWebカメラとその画角情報を、指定したWebカメラに送信することができる。そして、管理サーバ13は、必ず、試験場200の各座席に資格がないように、すべてのWebカメラを一元的に制御する。
上記図1及び図2の実施例において、不正行為とは、受験者の行動に関する要因であり、受験者がカンニングする場合に行う行動全般である。例えば、カンニングペーパや電子辞書等の携帯物を隠れて見る行動、前後左右の座席の他の受験者の試験用紙や画面を見る行動、鼻をかむ等のためにティッシュペーパを取り出してする行動、消しゴムや鉛筆の貸し借り等の受験者同士の接触、等である。これら、試験用紙や画面に答案を入力する行動とは異なる行動は、すべて不正行為の監視対象となる。
これらを、Webカメラ10−1、10−2、・・・10−nは、受験者の顔、手元、足元等を撮像して、管理サーバ14に送信し、管理サーバ14が解析する。
この他に、携帯端末を使用する行為として、携帯端末の電源を入れる行動や、携帯端末を操作する行動についても、不正行為の監視対象となる。
次に、図1及び図2を用いて、本発明の別の実施形態について説明する。実施例1の操作に加えて、以下の動作を行う。
実施例2では、蓄積サーバ14には、実施例1で説明したWebカメラが取得した画像や管理サーバが解析した解析結果の他に、受験者情報を記憶している。
試験が始まる前に入場して定められた座席に座る各受験者の顔情報を、その受験者情報(座席位置情報、受験者番号、右利きか左利きかの情報、受験者の性別、年齢、等)と共に蓄積サーバ14に予め記憶させておく。試験が始まる直前には、受験者はすべて着席している。この時に、各受験者をWebカメラで撮像し、蓄積サーバ14に記憶された各受験者の情報と照合し、受験者本人かどうかを確認する。もし照合できない場合には、試験官のモニタに、照合できなかった受験者の受験番号(または、ID)と座席情報と共に、照合できなかった事項を通知する。この結果、試験官は、通知された受験者について、照合できなかった事項を直接確認することができる。また、遅刻して入場する受験者がいた場合には、着席した時間も記憶する。さらに、受験者が生理的要求や体調不良等で離席せざるを得なかった場合には、通常声を出さず、挙手等で訴えるが、試験官がすぐに気付かない場合がある。しかし、管理サーバ13では、速やかに挙手等の合図を検知し、試験官のモニタに、挙手した受験者がいること及びその座席位置等を通知することができる。また、退席した時刻を記録し、戻ってきた時間と比較して、異常に時間がかかっていないかどうかのチェックをすることもできる。また、後日のために蓄積サーバ14に記憶するようにする。
この結果、実施例2によれば、実施例1の効果に加えて、受験者の替え玉や離席または遅刻時のチェックが可能となり、受験者について一層確実に把握可能となる。
次に、実施例3によって、モニタに表示される画面の実施例について説明する。図3〜図6は、実施例1及び実施例2において、不正行為や携帯端末の電源ONや電波の発信を検知した場合に、モニタに表示される画面の一実施例について説明した図である。
図3は、試験官のモニタに、試験会場すべての受験者を表示した本発明の表示画面の一実施例を示す図である。また、図4は、試験官のモニタに、試験会場すべての受験者を、それぞれ、別の表示画面としてマルチスクリーン表示した本発明の表示画面の一実施例を示す図である。図5及び図6は、図3について、不正行為として摘発された受験者とその周囲を、ポップアップ表示等でクローズアップして表示した本発明の表示画面の一実施例を示す図である。
312及び412はモニタ、32は表示画面、42−1〜42−28は、それぞれ、撮像した受験者を1人ずつ分割して、モニタ412に複数の画面として受験者の周囲と共に表示した表示画面である。また、52と62は、不正行為を行ったと判定された受験者とその周囲を拡大してポップアップ表示した表示画面である。また53と63は、不正行為を行ったと判定された受験者の座席番号である。
なお、図3〜図6における各受験者とその周囲の画像として、天井から見たような平面図を描いているが、実際の画像ではない。実際にモニタに表示される画像は、Webカメラが撮像した画像である。従って、設置場所から考えて、通常は、斜め上方向から撮像した画像が表示される。
図3は、通常(不正行為が発生していない場合)のモニタ画面であり、すべての受験者とその周囲を複数のWebカメラで撮像し、合成した画像を表示している。
図4は、図3と同様に、通常のモニタ画面であり、すべての受験者とその周囲を、それぞれ別々の表示画像に分離し、それぞれをマルチスクリーン表示したものである。なお、複数の受験者のグループに分けて、グループ毎に表示画像を分離し、それぞれをマルチスクリーン表示しても良い。
本システムでは、上記2種類の表示を選択して切り替え可能としている。
図5及び図6は、不正行為を行ったと判定された受験者(座席番号11)とその周囲を拡大表示したモニタ画面を示している。
図5に示す表示では、元のすべての座席を表示している表示画像の上にポップアップ表示している。
また、図6に示す表示では、元のすべての座席を縮小表示して、すべての座席が見えるように表示している。
図5及び図6において、ポップアップ表示した画像がどの座席かを試験官がすぐわかるように、ポップアップ画面の下(または上、または右横、または左横)に座席番号を表示している。またさらに、座席番号のほか、受験番号や、受験者名、顔情報、等、受験者に関わる情報を表示できるようにしても良い。
なお、図6においては、さらに、すべての座席を縮小表示して表示しているので、縮小表示画像に、当該不正行為によってポップアップ表示された座席の位置を強調表示(画面の色に対して目立つような色で表示または点滅表示)するようにしても良い。
実施例3によれば、実施例1及び実施例2の効果に加え、試験官は、不正行為があったこと、不正行為の種類、不正行為と判定された受験者の位置、及び受験者の情報を、即座に知ることができ、不正行為の確認を迅速に実行することができる。
なお、実施例1〜実施例3において、試験が終了し、受験者が試験会場から退席した後にもWebカメラで撮像して画像を取得し、試験開始前であって、受験者の入場前に、試験場を撮像した画像と比較することで、受験者の忘れ物等があった場合に判別できるようにしても良い。
また、実施例1〜実施例3において、さらに、受験者または受験票にRFIDタグを具備させ、試験会場に設置した受信機によって、受験者を確認することも可能である。
また、上記実施例では、監視カメラとして携帯端末によるカンニング等を含めた、試験会場での不正行為を、容易にかつ迅速に発見可能な試験会場用監視カメラシステムを提供するWebカメラを使用したが、Webエンコーダに接続された通常のカメラを使用しても良い。同様に、デコーダを内蔵するモニタを使用しても良い。
10−1、10−2〜10−n:Webカメラ、 11−1〜11−m:デコーダ、 12−1〜12−m:モニタ、 13:管理サーバ、 13−1:画像処理ソフト、 13−2:CCTV管理ソフト、 14:蓄積サーバ、 15:制御用PC、 16:電波発信箇所特定装置、 100:試験会場用監視カメラシステム、 200:試験会場、 900:ネットワーク網。

Claims (3)

  1. 試験会場内から発信される携帯端末の電波を検知し、検知した電波の発信箇所の位置座標を決定し、該位置情報を含む検知情報を、ネットワーク網を介して送信する電波発信箇所特定装置と、前記検知情報を受信し、受信した検知情報から位置情報を取得し、当該位置情報と予め関連付けしてあるWebカメラに、当該位置座標と予め関連付けしてある画角で撮像するように、前記ネットワーク網を介して、制御信号を送信する管理サーバと、前記制御信号に応じて画角を変更して撮像し、該撮像した映像を、前記ネットワーク網を介して送信するWebカメラと、前記映像をデコードするデコーダと、該デコードされた映像を表示するモニタとを有することを特徴とする試験会場用監視カメラシステム。
  2. 請求項1記載の試験会場用監視カメラシステムにおいて、前記管理サーバは、さらに、前記画角変更して撮像した前記映像を画像解析し、不審な行動があるか否かを判定し、不審な行動があると判定した場合には、“不正行為あり”の解析結果を出力することを特徴とする試験会場用監視カメラシステム。
  3. 請求項1または請求項2記載の試験会場用監視カメラシステムにおいて、前記管理サーバは、さらに、前記Webカメラが撮像した映像から前記試験場の全体を表示する画像を合成し、該合成した画像を、前記デコーダを介して前記モニタに表示させると共に、前記電波発信箇所特定装置が検知した前記電波の発信箇所の前記位置座標と前記予め関連付けしてあるWebカメラが撮像した映像をポップアップ表示することを特徴とする試験会場用監視カメラシステム。
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