JP2014063092A - 表示装置、プロジェクター及び表示装置の制御方法 - Google Patents

表示装置、プロジェクター及び表示装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光源を周期的に点灯及び消灯させ、点灯期間と消灯期間の比を変えて光源の輝度を調整する構成において、より広い範囲で輝度を調整できるようにする。
【解決手段】プロジェクター1は、光変調装置22と、複数のレーザー光源42、43と、パルス信号S5、S6を出力する光源駆動部50と、パルス信号S5、S6の周期、オン期間、及びパルスのオフ期間のうち少なくともいずれかを設定することでレーザー光源42、43の少なくとも一の輝度を調整する発光制御部18とを備え、発光制御部18は、輝度を調整するレーザー光源に対応するパルス信号のオン期間が下限より小さく設定される場合に、パルス信号のオン期間を下限以上に設定するとともに、1または複数の周期におけるオフ期間をより大きく設定し、全周期または所定周期毎に、上記のパルス信号と他の光源に対応するパルス信号とを同期させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置、プロジェクター及び表示装置の制御方法に関する。
従来、表示装置の光源の輝度を調整するため、光源をPWM(パルス幅変調)制御するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の制御においては、光源を周期的に点灯及び消灯させ、点灯期間と消灯期間の比を変えることで、光源の輝度を調整する。
特開2010−051068号公報
特許文献1記載の構成で使用されているLEDや、レーザー等の光源には、光源の仕様により下限が定められており、これより短いパルスが入力されると光源が追従できない。このため、光源の輝度を調整できる範囲が低輝度側で制限されてしまうという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、光源を周期的に点灯及び消灯させ、点灯期間と消灯期間の比を変えて光源の輝度を調整する場合に、より広い範囲で輝度を調整できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の表示装置は、複数色の色光を変調する変調手段と、少なくともいずれかの前記色光に対応する複数の光源と、前記複数の光源を周期的に点灯させるパルス信号を出力する光源駆動手段と、前記パルス信号の周期、パルスのオン期間、及びパルスのオフ期間のうち少なくともいずれかを設定することで、前記複数の光源のうち少なくとも一光源の輝度を調整する制御手段と、を備え、前記制御手段は、輝度を調整する光源に対応するパルス信号のオン期間が予め設定された所定の値より小さく設定される場合に、前記パルス信号のオン期間を前記所定の値または前記所定の値よりも大きく設定するとともに、前記パルス信号の1または複数の周期に対するオフ期間をより大きく設定し、全周期または所定周期毎に、一光源に対応し且つパルス幅が前記所定の値より小さくなった場合に設定されたパルス信号と他の光源に対応するパルス信号とを同期させることを特徴とする。
本発明によれば、光源を点灯させるパルスのオン期間を所定の値以上の大きさに保ち、光源の輝度をより低輝度に調整でき、輝度を調整する光源と他の光源とを同期して点灯させる。これにより、光源を安定して点灯させるとともに、複数の光源の点灯タイミングのばらつきを防止し、かつ、光源の輝度の調整可能範囲を拡大できる。従って、例えば光源の数と色光の数が一致しない場合など、いずれかの光源を他の光源より低輝度にする必要がある場合であっても、階調の調整範囲が制限されることがなく、高品質の画像を表示できる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記制御手段は、他の光源に対応するパルス信号が有する1または複数の周期に対するオン期間の比率が保持されるように、前記他の光源に対応するパルス信号を、前記一光源に対応するパルス信号の周期に合わせて同期させることを特徴とする。
本発明によれば、輝度を調整した光源以外の光源について輝度を変化させることなく、複数の光源に対応するパルス信号を同期させることにより、複数の光源の点灯タイミングのばらつきを、より確実に防止できる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記制御手段は、前記一光源に対応するパルス信号のオン期間が前記所定の値より小さく設定される場合に、前記一光源に対応するパルス信号の周期及びパルス幅を略整数倍に延長することを特徴とする。
本発明によれば、周期を略整数倍に延長することによって、シンプルな制御により、光源を安定して点灯させながら光源の輝度をより低輝度に調整できる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記制御手段は、前記他の光源に対応するパルス信号の周期を、前記一光源に対応するパルス信号と同じ略整数倍にした周期に延長し、前記一光源に対応するパルス信号と同期させることを特徴とする。
本発明によれば、複数の光源の点灯タイミングのばらつきを防止して、各色光の発光のタイミングを揃えることができ、より高品質の画像を表示できる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記制御手段は、前記一光源に対応するパルス信号のオン期間が前記所定の値より小さく設定される場合に、前記一光源に対応するパルス信号のパルスを間欠的に発生させなくすることでオフ期間をより大きく設定することを特徴とする。
本発明によれば、シンプルな制御によって、光源を点灯させるパルスのオン期間を所定の値以上に保ち、光源を安定して点灯させるとともに、光源の輝度をより低輝度に調整できる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記制御手段は、前記他の光源に対応するパルス信号において、前記一光源に対応するパルス信号の発生させなくしたパルスに時間的に対応するパルスを発生させなくしてオフ期間をより大きく設定し、前記一光源に対応するパルス信号と同期させることを特徴とする。
本発明によれば、複数の光源の点灯タイミングのばらつきを防止することができ、色光のバランスの乱れによる表示品質の低下を防止し、高品質の画像を表示できる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記制御手段は、予め設定された比率に基づいて前記各光源が発する光の光量を調整し、前記予め設定された比率は、各々の前記光源に対応するパルス信号の1または複数の周期に対するオン期間の比、または、前記一光源を基準とした各々の前記光源の輝度の比であることを特徴とする。
本発明によれば、各光源の光量を予め設定された比率に基づいて調整するので、例えば各光源の輝度が均一でなく、いずれかの光源の輝度の調整範囲に従って他の光源の輝度の調整範囲が制約され得る構成において、輝度の調整範囲の制約を回避できる。これにより、複数の光源を用いて幅広い階調表現が可能になり、より高品質の画像を表示できる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記光源に対し、前記所定の値より小さいパルスのオン期間を有するパルス信号が入力されることを制限する制限手段をさらに備えたことを特徴とする。
本発明によれば、光源を安定して点灯させることができる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記複数の光源の各々は、レーザー光源であることを特徴とする。
本発明によれば、レーザー光源の輝度をPWM制御により調整する表示装置において、輝度の調整可能範囲を拡大し、レーザー光源を安定して点灯させるとともに、複数のレーザー光源の点灯タイミングのばらつきを防止できる。
また、上記目的を達成するために、本発明のプロジェクターは、前記変調手段によって変調された光を投射する投射手段と、上記のいずれかの表示装置と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の光源を備えたプロジェクターにおいて、光源を安定して点灯させるとともに、複数の光源の点灯タイミングのばらつきを防止し、かつ、光源の輝度の調整可能範囲を拡大でき、高品質の画像を表示できる。
また、上記目的を達成するために、本発明の表示装置の制御方法は、複数色の色光を変調する変調手段と、少なくともいずれかの前記色光に対応する複数の光源と、前記複数の光源を周期的に点灯させるパルス信号を出力する光源駆動手段とを備え、前記パルス信号の周期、パルスのオン期間、及びパルスのオフ期間のうち少なくともいずれかを設定することで、前記複数の光源のうち少なくとも一光源の輝度を調整する表示装置の制御方法であって、輝度を調整する光源に対応するパルス信号のオン期間が予め設定された所定の値より小さく設定される場合に、前記パルス信号のオン期間を前記所定の値または前記所定の値よりも大きく設定し、前記パルス信号の1または複数の周期に対するオフ期間をより大きく設定し、全周期または所定周期毎に、一光源に対応し且つパルス幅が前記所定の値より小さくなった場合に設定されたパルス信号と他の光源に対応するパルス信号とを同期させることを特徴とする。
本発明によれば、光源を点灯させるパルスのオン期間を所定の値以上の大きさに保ち、光源の輝度をより低輝度に調整でき、輝度を調整する光源と他の光源とを同期して点灯させる。これにより、光源を安定して点灯させるとともに、複数の光源の点灯タイミングのばらつきを防止し、かつ、光源の輝度の調整可能範囲を拡大できる。従って、例えば光源の数と色光の数が一致しない場合など、いずれかの光源を他の光源より低輝度にする必要がある場合であっても、階調の調整範囲が制限されることがなく、高品質の画像を表示できる。
本発明によれば、光源を安定して点灯させるとともに、複数の光源の点灯タイミングのばらつきを防止し、かつ、光源の輝度の調整可能範囲を拡大して高品質の画像を表示できる。
プロジェクターの機能ブロック図である。 レーザー光源の点灯を制御するパルス信号のタイミングチャートであり、(A)はパルス周期が一定とされた例を示し、(B)はパルス周期を変更する例を示す。 プロジェクターの動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態においてレーザー光源の点灯を制御するパルス信号のタイミングチャートである。 第2の実施形態に係るプロジェクターの動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係るプロジェクターの機能ブロック図である。 第3の実施形態においてレーザー光源の点灯を制御するパルス信号のタイミングチャートである。 第3の実施形態においてレーザー光源の点灯を制御するパルス信号のタイミングチャートである。 第3の実施形態に係るプロジェクターの動作を示すフローチャートである。
[第1の実施形態]
以下、図面を参照して本発明を適用した実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係るプロジェクター1の機能的構成を示すブロック図である。スクリーンSC(投射面)に画像を投射する表示装置としてのプロジェクター1は、図示しないPC等のコンピューターや各種画像プレーヤー等の外部の画像供給装置(図示略)に、I/F(インターフェイス)11を介して接続され、インターフェイス11に入力されるデジタル画像データに基づく画像をスクリーンSCに投射する。
プロジェクター1は、光学的な画像の形成を行う投射部20(表示手段)と、この投射部20に入力される画像信号を電気的に処理する画像処理系とを備え、これらの各部は制御部10の制御に従って動作する。
投射部20は、光源部21、光変調装置22(変調手段)、及び投射光学系23(投射手段)を備えている。光源部21は、LED(Light Emitting Diode)、レーザー光源等、パルス信号により輝度をPWM制御可能な光源を備えており、本実施形態では、青色レーザー光を発する2つの青色半導体レーザー素子を用いたレーザー光源42、43を備えた構成を例示する。なお、レーザー光源42、43は複数の半導体素子を備え、複数のレーザー光を発するものであってもよい。また、光源部21は、レーザー光源42、43の出射光を走査させる光走査素子、出射光の光学特性を高めるためのレンズ群(図示略)、光量を低減させる調光手段等を備えたものであってもよい。
光変調装置22は、後述する画像処理系からの信号を受けて、後述する映像入力部12から入力された画像データに応じて光源部21が発した光を変調して画像光とする。光変調装置22の具体的な構成としては、例えば、RGBの各色に対応した3枚の透過型または反射型の液晶ライトバルブを用いた方式が挙げられる。本実施形態では、RGBの3色の色光に対応した3枚の透過型の液晶パネル、すなわち青色光(B)を変調する液晶パネル22a、赤色光(R)を変調する液晶パネル22b、及び、緑色光(G)を変調する液晶パネル22cを備えた構成とする。光変調装置22が備える液晶パネル22a、22b、22cは、後述する液晶パネルドライバー33によって駆動され、各液晶パネルにマトリクス状に配置された各画素における光の透過率を変化させることにより、画像を形成する。
光変調装置22により変調されたRGBの各色光は、図示しないクロスダイクロイックプリズムにより合成されて、投射光学系23に導かれる。
投射光学系23は、光変調装置22で変調された光をスクリーンSC上に投射して結像させるためのレンズ群等を備えて構成される。また、投射光学系23は、投射光学系駆動部34に備えられたモーター37によって図示しないレンズ郡が駆動されることにより、ズーム調整、フォーカス調整、及び絞り調整を実行する。投射光学系駆動部34は、制御部10の制御に従って投射光学系23を駆動する。
光源部21は、青色レーザー光を発する青色半導体レーザー素子を用いたレーザー光源42、43、制御部10に従って各レーザー光源42、43を制御するレーザー光源ドライバー40、41、色光を拡散させる拡散板44、入射する色光を所定の色の色光に変換する蛍光体ホイール45、及び入射した色光を所定の色の色光に分離する分光部46を備え、レーザー光源42、43の発光を制御するパルス信号S5、S6を出力する光源駆動部50に接続されている。
レーザー光源ドライバー40は、パルス信号S5に従ってレーザー光源42を駆動し点灯と消灯とを切り換え、レーザー光源ドライバー41は、パルス信号S6に従ってレーザー光源43を駆動し点灯と消灯とを切り換える。
レーザー光源42は、レーザー光源ドライバー40によって駆動されて青色レーザー光42aを発し、この青色レーザー光42aは拡散板44に入射して拡散される。拡散されたレーザー光は青色光20aとして光変調装置22の液晶パネル22aに入射し、液晶パネル22aによって変調される。一方、レーザー光源43は、レーザー光源ドライバー41によって駆動されレーザー光源42と同様に青色レーザー光43aを発する。レーザー光源43が発した青色レーザー光43aは、蛍光体ホイール45の蛍光体に入射して黄色光45aに変換され、変換された黄色光45aは分光部46に入射する。分光部46は、入射した黄色光45aを波長成分により赤色光20bと緑色光20cとに分離し、分離された赤色光20b及び緑色光20cは、それぞれ液晶パネル22b及び液晶パネル22cに入射する。
光源駆動部50(光源駆動手段)は、PWM設定部51、PWM信号生成部52、及びリミッター53を備えており、制御部10から入力される制御信号S1に従ってレーザー光源ドライバー40及び41を制御し、レーザー光源42、43をPWM制御することにより、レーザー光源42、43の点灯/消灯や輝度の調整を実行する。PWM設定部51は、制御部10から入力される制御信号S1に従って、パルス周波数を指定するPWM周波数信号S2と、パルス幅を指定するオン期間指定信号S3とを生成して出力する。PWM信号生成部52は、PWM設定部51から入力されるPWM周波数信号S2及びオン期間指定信号S3に従って、レーザー光源42、43を点灯させるパルスを有するPWM信号S4を生成して出力する。ここで、PWM信号生成部52は、レーザー光源42を制御するためのPWM信号S4aと、レーザー光源43を制御するためのPWM信号S4bとを個別に生成して出力することも可能である。PWM信号生成部52が出力したPWM信号S4は、リミッター53に入力される。リミッター53(制限手段)は、PWM信号S4に含まれるパルスのうち、パルス幅が予め設定された値より小さいパルスをカットするフィルターであり、パルス信号S5、S6を光源部21のレーザー光源ドライバー40、41に出力する。
上記のように、レーザー光源ドライバー40、41は、パルス信号S5、S6のパルスがオンに立ち上がるとレーザー光源42、43を点灯させ、パルスがオフに下がるとレーザー光源42、43を消灯させる。パルス信号S5、S6のパルス幅が、レーザー光源42、43の点灯及び消灯が追従できないほど小さい場合、レーザー光源42、43の発光が安定せず、指定された輝度に達しない等の問題が発生する可能性がある。このため、リミッター53は、設定された値のパルス幅より小さいパルスをカットして、レーザー光源42、43の動作を安定化させる。
また、プロジェクター1には、インターフェイス11、映像入力部12、及び変換処理部13が備えられている。インターフェイス11を介して映像入力部12に入力された画像データは、変換処理部13によって解像度変換などのスケーリング処理が実行され、制御部10に出力される。なお、プロジェクター1に入力される画像データは、動画像(映像)データが考えられるが、静止画像データであってもよい。
ここで、インターフェイス11は、例えば、デジタル映像信号が入力されるDVI(Digital Visual Interface)インターフェイス、USBインターフェイス及びLANインターフェイスや、NTSC、PAL及びSECAM等のコンポジット映像信号が入力されるS映像端子、コンポジット映像信号が入力されるRCA端子、コンポーネント映像信号が入力されるD端子、HDMI(登録商標)規格に準拠したHDMIコネクター等、VESA(Video Electronics Standards Association)が策定したDisplayPort(商標)規格に準拠したコネクター等を有する。また、映像入力部12は、インターフェイス11を介してアナログ映像信号が入力された場合に、このアナログ映像信号をデジタル画像データに変換するA/D変換回路を有する構成としてもよい。なお、インターフェイス11として、無線通信インターフェイスを設けても良い。
プロジェクター1は、画像処理系として、プロジェクター1全体を統合的に制御する制御部10、制御部10が処理するデータや制御部10が実行する制御プログラムを記憶した記憶部15、図示しないリモコンや操作パネルによる操作を検出する操作検出部16、画像データを処理する画像処理部31、及び画像処理部31から出力される画像信号に基づいて光変調装置22の液晶パネル22a、22b、22cを駆動して描画を行う液晶パネルドライバー33を備えている。
制御部10は、記憶部15に記憶された制御プログラムを読み出して実行することにより、プロジェクター1の各部を制御する。制御部10は、操作検出部16によって検出されユーザーが行った操作を示す操作情報に基づいて、画像処理部31、液晶パネルドライバー33、投射光学系駆動部34、及び光源駆動部50を制御して、スクリーンSCに画像を投射させる。
操作検出部16は、プロジェクター1を操作するリモコン(図示略)が送信する無線信号を受信してデコードし、リモコンにおける操作を検出する機能、及び、プロジェクター1の操作パネル(図示略)におけるボタン操作を検出する機能を有する。操作検出部16は、リモコンや操作パネルにおける操作を示す操作信号を生成して、制御部10に出力する。また、操作検出部16は、制御部10の制御に従い、プロジェクター1の動作状態や設定状態に応じて、プロジェクター1に設けられている図示しないインジケーターランプの点灯状態を制御する。
画像処理部31は、制御部10の制御に従って、変換処理部13が出力した画像データを取得して、画像サイズ、解像度、静止画像か動画像であるか、動画像である場合はフレームレート等の画像データの属性などを判定する。そして、画像処理部31は、フレーム毎にフレームメモリー32に画像を展開する。また、画像処理部31は、取得した画像データの解像度が光変調装置22の液晶パネル22a、22b、22cの表示解像度と異なる場合には解像度変換処理を行い、リモコンや操作パネルの操作により操作検出部16がズームを示す操作情報を検出した場合には拡大/縮小処理を行って、これらの処理後の画像をフレームメモリー32に展開する。その後、画像処理部31は、フレームメモリー32に展開したフレーム毎の画像を表示信号として液晶パネルドライバー33に出力する。
制御部10(制御手段)は、記憶部15に記憶された制御プログラムを実行することにより、投射制御部17、発光制御部18、及び補正制御部19の機能を実現する。
投射制御部17は、操作検出部16が検出した操作に従って、プロジェクター1の各部を初期化するとともに、光源駆動部50を制御してレーザー光源42、43を点灯させ、画像処理部31及び液晶パネルドライバー33を制御して、液晶パネル22a、22b、22cに画像を描画させて、画像を投射させる。また、投射制御部17は、投射光学系駆動部34を制御して、モーター37の動作によりフォーカス調整、ズーム調整、絞り調整等を実行させる。
発光制御部18は、制御信号S1を生成して、光源駆動部50に出力する。この制御信号S1は、光源部21のレーザー光源ドライバー40、41に入力されるパルス信号S5、S6のパルス幅と、パルス周期またはパルスがオフになる期間とを指定する。発光制御部18は、パルス幅、及びパルス周期またはパルスがオフになる期間を設定することにより、レーザー光源42、43の輝度を調整する。
補正制御部19は、プロジェクター1に対するスクリーンSCの傾き(投射角)及びスクリーンSCまでの投射距離を算出し、台形歪み補正等の補正処理を実行する。補正制御部19は、算出した投射角及び投射距離に基づいて、画像処理部31を制御し、フレームメモリー32に展開する画像を変形させることによって、スクリーンSC上の投射画像の歪みを補正して、矩形の良好な画像を表示する。補正制御部19は、図示しないセンサーなどによりスクリーンSC上の投射画像の乱れを検出した場合や、操作パネル(図示略)の操作により補正実行が指示された場合等に、投射角と投射距離を算出して、補正用のパラメーターを算出し、算出したパラメーターに従って投射画像を補正する処理を実行する。
プロジェクター1は、青(B)、赤(R)、緑(G)の3色の色光を図示しないクロスダイクロイックプリズムにより合成し、画像を投射する構成となっている。また、プロジェクター1は、レーザー光源43が発する青色レーザー光43aを蛍光体ホイール45に入射することにより黄色光45aに変換し、変換された黄色光45aを分光部46に入射することで赤色光20bと緑色光20cとに分光する。ここで、赤色光20bと緑色光20cとが同じ光量であり、且つレーザー光源42、43を同じ輝度で発光させた場合に、赤色光20bと緑色光20cの光量は、いずれも青色光20aの光量の半分となる。言い換えれば、青色光20a、赤色光20b、及び緑色光20cの各色光の光量を同一にする場合、レーザー光源42の輝度を、レーザー光源43の輝度の半分にする必要がある。また、例えば、プロジェクター1は、いわゆるカラーモードを設定可能であり、スクリーンSCに投射される画像の色調を調整して、赤みが強い画像にするモードや、青みが強い画像にするモードに設定する場合がある。このような場合には、各色光の光量は均一ではなく、モード毎に異なるバランスとなるが、この場合にもレーザー光源42、43の数と色光の数とが異なることも加味して、レーザー光源42、43の輝度を調整する必要がある。
なお、実際には、青色光20a、赤色光20b、及び緑色光20cの光量の比は、蛍光体ホイール45によって青色レーザー光43aを黄色光45aに変換する変換効率、拡散板44における拡散の状態等によって影響を受けることがあるが、この場合には、予め上記の各要素を加味して色光別の光量の比を予め求めておけばよい。さらに、例えば青色光20a、赤色光20b、及び緑色光20cを、それぞれ異なるレーザー光源により発する構成とした場合も、色光毎の光量の比は、蛍光体や拡散板等の影響を受けるが、同様に上記の各要素を加味して各色光の光量の比を予め求めておけばよい。これらの要素の影響は個体差が少なくないため、プロジェクター1の個体毎に最適な値を設定することも可能である。
従って、プロジェクター1では、青色光20a、赤色光20b、及び緑色光20cの各色光の光量を好適なバランスにするために、レーザー光源42とレーザー光源43とを、異なる輝度で発光させる。本実施形態では、青色光20aの光量を、赤色光20b及び緑色光20cよりも低光量とするように、レーザー光源42の輝度とレーザー光源43の輝度の比(割合)が設定されているとする。なお、レーザー光源42、43の輝度や各色光の光量に関する設定値は、記憶部15に記憶されている。例えば、プロジェクター1が白色画像を投射する場合に、レーザー光源42が発する青色レーザー光42aの光量が80%、レーザー光源43が発して蛍光体ホイール45により変換された黄色光45aの光量が100%の割合に設定される。
上述のように、レーザー光源42、43を点灯させるパルス幅には下限値(所定の値)が設定され、この下限値より小さいパルスはリミッター53によりカットされる。このパルス幅の下限値が、レーザー光源42、43の輝度の下限を決定する。
ところで、プロジェクター1の投射画像の明るさを調整する場合、上記のようにレーザー光源42の輝度はレーザー光源43よりも低輝度に設定されるので、投射画像の明るさの下限は、レーザー光源42の輝度の下限、すなわちレーザー光源42を点灯させるPWM信号のパルス幅の下限により決定される。
例えば、パルス幅の下限が20μS(マイクロ秒)、PWM周波数を960Hzとすると、パルス信号の1周期は1.04mS(ミリ秒)となり、パルス幅20μSは、1周期の1.92%に相当する。レーザー光源42、43が点灯するときの輝度を最大値の割合として輝度100%とすれば、レーザー光源42、43の輝度の最小値の割合は輝度1.92%となる。これは、輝度1.92%を下回る明るさに設定した場合に、リミッター53によりパルスがカットされてレーザー光源42、43は消灯する。尚、以降PWM周波数は960Hzに設定されているものとする。
ここで、例えば、プロジェクター1が白色画像を投射する場合の各光源の光量について、青色レーザー光42aが80%、黄色光45aが100%である構成において、白色画像の明るさを最大明るさに対して50%まで低下させる場合には、青色レーザー光42aの光量は40%となり、黄色光45aの光量は50%となる。さらに、白色画像の明るさを最大明るさに対して2%まで低下させる場合には、青色レーザー光42aの光量は1.6%となり、黄色光45aの光量は2%となる。この場合、レーザー光源42の輝度を、最小輝度1.92%に対して輝度1.6%にする必要があるが、輝度1.6%を実現するためのパルス幅は16.7μSである。これはパルス幅の下限値20μSを下回るため、リミッター53によりパルスがカットされる。
このように、複数のレーザー光源42、43を備え、複数色の色光に基づいて画像を投射するプロジェクター1は、投射画像の色バランスに合わせて、光源毎に輝度が異なる値に調整される。このため、いずれかの光源の輝度の調整限界により、投射画像の明るさの調整の限界が決定される。
そこで、本実施形態のプロジェクター1は、パルス幅が下限値を下回らないようにし、かつ、レーザー光源42、43の輝度を、パルス幅の下限値に対応する輝度値よりもさらに低く調整可能である。
図2は、レーザー光源42、43の点灯を制御するパルス信号S5、S6のタイミングチャートである。図2(A)は、パルス信号のパルス周期Tが一定で、且つパルス信号のパルス幅Waを小さくしていった場合の例を示し、図2(B)は、一方のパルス信号について、パルス幅が一定で且つパルス周期を変更した場合、他方のパルス信号のパルス幅及びパルス周期も変更する例を示す。尚、図2(A)中に(3)で示すパルス信号のパルス幅Waは、下限値20μSより小さい値に設定されている。
レーザー光源42、43は、パルス信号S5、S6に従ってレーザー光源ドライバー40、41により駆動されて、パルス信号S5、S6のパルスのオン期間に点灯し、オフ期間に消灯する。このため、パルス信号S5、S6のパルスのオン期間およびオフ期間は、レーザー光源42、43の点灯期間と消灯期間とみなしてよい。
図2(A)において、パルス信号S5、S6は、周期Tであり、オン期間を示すパルス幅Waとオフ期間Wbとを有する信号である。レーザー光源ドライバー40、41は、パルス信号S5、S6のパルスがオンの間、レーザー光源42、43を点灯させるので、周期Tに対するパルスのオン期間Waの割合が大きいほど、レーザー光源42、43の輝度が高くなる。
図2(A)の(1)〜(3)に示すように、パルス周期Tが一定の場合、パルス幅Waを順に小さくすると、この順にレーザー光源42、43の輝度が低くなる。発光制御部18は、レーザー光源42、43を発光させる輝度として指定された値、または発光制御部18が算出したレーザー光源42、43の輝度の目標値に合わせて、パルス周期Tに対するパルス幅Waの割合を算出する。そして、発光制御部18は、算出した割合に基づいて、パルス幅Wa(オン期間の長さ)、パルス周期T、及びパルスのオフ期間Wbを決定する。そして、発光制御部18は、光源駆動部50に、決定した周期、パルス幅、及びオフ期間を有するパルス信号S5、S6を出力させる制御信号S1を出力する。
しかし、上述のように、リミッター53は、設定された下限値より小さいパルス幅のパルスをカットする。例えば、リミッター53が、20μSより小さいパルスをカットするよう設定されている場合、パルス幅Waが20μSより小さい図2(A)の(3)に示されるパルス信号は、図2(A)の(4)に示されるように、リミッター53によってパルスがカットされて光源部21に出力されない。このように、周期Tを一定とした場合には、パルス幅の下限値20μSに対応する輝度より低輝度には調整できない。
そこで、図2(B)に示すように、発光制御部18は、パルス幅Waを小さくするのではなく、パルスの周期Tにおけるパルス幅Waの割合をより小さくする、すなわちオフ期間Wbを長くする制御を行う。図2(B)の(1)〜(3)に示すように、パルス幅Wa11すなわちオン期間の長さが一定である場合に、周期TがそれぞれT11、T12、T13と順に長くなるほど、周期Tに対するパルス幅Waの割合が低下する。なお、パルス幅Waが一定の場合、周期Tを長くすることと、オフ期間Wbを長くすることは同義である。
このように、周期Tまたはオフ期間Wbを大きくする制御を行うことで、パルス信号S5、S6のパルス幅を20μS以上とし、且つレーザー光源42、43の輝度の調整範囲を低輝度側へ拡大できる。
ところで、各色光の青色光20a、赤色光20b、及び緑色光20cを発することとなるレーザー光源42、43の発光のタイミングが揃っていると、特定の色だけが強く見えるような現象を避けることができる。このため、発光制御部18は、パルス信号S5、S6の一方に対して周期の長さを変更した場合に、他方の信号の周期を同じ長さに変更することが可能である。例えば、発光制御部18は、パルス信号S5について、図2(B)の(1)及び(3)に示すように、周期TをT11からT13に変更した場合、パルス信号S6について、図2(B)の(1)及び(4)に示すように、周期Tをパルス信号S5の周期に合わせてT11からT13に変更する。ここで、パルス信号S5のパルス幅Wa11は、レーザー光源43の輝度に合わせて調整されているので、発光制御部18は、図2(B)の(4)に示すように、図2(B)の(1)のパルス信号における周期T11に対するパルス幅Wa11の割合が保持されるように、パルス幅WaをWa11からWa12に変更する。
図3は、本実施形態に係るプロジェクター1の動作を示すフローチャートであり、特に、発光制御部18が、光源駆動部50に所望のパルス信号S5、S6を出力させる制御信号S1を生成するときの動作を示す。
この図3に示す動作は、発光制御部18が光源駆動部50に対して制御信号S1の出力を開始するときに実行され、また、発光制御部18が制御信号S1を出力している間も、継続して、所定時間毎に実行される。図3について、図2を例にして説明する。
発光制御部18は、レーザー光源42、43の一方を制御の対象として定め、この対象としたレーザー光源に対応するパルス信号の、一周期に対するパルス幅(オン期間の長さ)の割合Rを取得する(ステップST11)。より詳細には、発光制御部18は、制御の対象としたレーザー光源の輝度を取得し、この輝度をもとに、レーザー光源を点灯させる期間の長さと、レーザー光源を消灯させる期間の長さとの割合を算出する。レーザー光源42、43の点灯期間と消灯期間との割合は、パルス信号S5、S6のパルス幅とオフ期間との割合に等しいので、発光制御部18は、この割合に基づいて、パルス信号の一周期に対するパルス幅を求める。パルス信号の一周期は、予め初期値として設定された周期であってもよいし、図3の動作を実行する時点で設定されている周期であってもよい。尚、このときの周期Tを規定値とする。
発光制御部18は、ステップST11で取得した割合Rに基づき求められるパルス幅が、予め設定された下限値より短いか否かを判定する(ステップST12)。この下限値は、レーザー光源42、43の仕様上の制限等に合わせて予め設定された制限値であり、例えば記憶部15に記憶されている。この制限値は、リミッター53がパルスをカットする閾値と同一であってもよい。
発光制御部18は、パルス幅が下限値以上である場合(ステップST12;No)、パルス信号の周期を規定値Tとし、この既定値T及びステップST11で取得した割合Rに基づいて、パルス幅Wa及びオフ期間Wbの長さを設定し(ステップST13)、本処理を終了する。そして、制御の対象としなかった他方のレーザー光源を制御するパルス信号を対象とし、ステップST11以降の処理を行う。この後、発光制御部18は、光源駆動部50に、設定した周期、パルス幅、オフ期間を有するパルス信号S5、S6を出力させる制御信号S1を、光源駆動部50に出力する。
一方、ステップST12において、対象とした一方のレーザー光源を制御するパルス信号が、例えば光量のバランスを調整するために低光量に設定されており、図2(A)の(3)のパルス信号のようにパルス幅Waが下限値より短い場合(ステップST12;Yes)、発光制御部18は、図2(B)の(3)に示されるように、パルス幅Waを下限値と同じ値Wa11に設定し(ステップST14)、更に、ステップST11において算出した、図2(A)の(3)のパルス信号における周期Tに対するパルス幅Waの割合Rを保持するように、オフ期間Wb13の長さ、及び周期T13を設定する(ステップST15)。
次に、対象としなかった他方のレーザー光源を制御するパルス信号は、例えば図2(A)の(1)のように、低光量に設定されていないパルス信号とする。発光制御部18は、この他方のパルス信号において、一周期Tに対するパルス幅Waの割合R’を取得する(ステップST16)。次に、発光制御部18は、一方のパルス信号がステップST15において周期T13に変更され設定されたことに対し、各レーザー光源42、43の発光のタイミングを揃えるために、図2(B)の(4)に示されるように、この他方のパルス信号の周期を一方のパルス信号の周期と同じ周期T13に設定する(ステップST17)。そして、発光制御部18は、ステップST17で設定した周期T13に基づき、図2(A)の(1)のパルス信号における周期Tに対するパルス幅Waの割合R’が保持されるように、パルス幅Wa12及びオフ期間Wb14を設定して(ステップST18)、本処理を終了する。この後、発光制御部18は、光源駆動部50が、設定した周期、パルス幅、オフ期間を有するパルス信号S5、S6を出力させるための制御信号S1を、光源駆動部50に出力する。
以上説明したように、本発明を適用した第1の実施形態に係るプロジェクター1によれば、RGB3色の色光を変調する光変調装置22と、複数のレーザー光源42、43と、レーザー光源42、43を周期的に点灯させるパルス信号S5、S6を出力する光源駆動部50と、パルス信号S5、S6の周期、パルスのオン期間、及びパルスのオフ期間のうち少なくともいずれかを設定することでレーザー光源42、43のうち少なくとも一光源の輝度を調整する発光制御部18と、を備え、発光制御部18は、輝度を調整するレーザー光源に対応するパルス信号のオン期間が予め設定された所定の値である下限値より小さく設定される場合に、当該パルス信号のオン期間を下限値または下限値より大きく設定するとともに、このパルス信号の1または複数の周期に対するオフ期間をより大きく設定し、全周期または所定周期毎に、当該レーザー光源に対応し且つパルス幅が所定の値より小さくなった場合に設定されたパルス信号と他のレーザー光源に対応するパルス信号とを同期させる。これにより、レーザー光源42、43を安定して点灯させ、各レーザー光源42、43の点灯タイミングのばらつきを防止し、かつ、レーザー光源42、43の輝度をより低輝度に調整可能となり、輝度の調整可能範囲を拡大できる。従って、例えば本実施形態のように、レーザー光源42、43の数と色光の数が一致しない場合など、いずれかのレーザー光源を他のレーザー光源より低輝度にする必要がある場合であっても、階調の調整範囲が制限されず、高品質の画像を表示できる。
また、発光制御部18は、レーザー光源42、43のいずれかについて輝度を調整した場合に、他のレーザー光源に対応するパルス信号が有する1または複数の周期に対するオン期間の比率が保持されるように、このレーザー光源に対応するパルス信号を、輝度を調整したレーザー光源に対応するパルス信号の周期に合わせて同期させるので、輝度を調整したレーザー光源以外のレーザー光源について輝度を変化させることなく、各レーザー光源の点灯タイミングのばらつきを、より確実に防止できる。
プロジェクター1は、数色の色光の光量のバランスを調整するため、予め設定された比率に基づいて各々のレーザー光源42、43の光量を調整し、予め設定された比率は、各々のレーザー光源42、43に対応するパルス信号S5、S6の1または複数の周期に対するオン期間の比、または、いずれかのレーザー光源を基準とした各々のレーザー光源42、43の輝度の比である。このため、例えば各レーザー光源42、43の輝度が均一でなく、いずれかのレーザー光源42、43の輝度の調整範囲に従って他のレーザー光源42、43の輝度の調整範囲が制約され得る構成において、複数のレーザー光源を用いて輝度の調整範囲の制約を回避できる。
また、プロジェクター1は、レーザー光源42、43に対し、下限より小さいオン期間を有するパルス信号が入力されることを制限するリミッター53を備えているので、レーザー光源42、43を安定して点灯させることができる。
また、発光制御部18は、レーザー光源42、43の輝度または色光の光量が指定された場合に、指定された輝度または光量に基づいて、パルス信号S5、S6の一周期におけるレーザー光源42、43のオン期間の割合を求めるので、指定された輝度または色光の光量に従って、レーザー光源42、43を安定して点灯させることができる。
[第2の実施形態]
図4は、本発明を適用した第2の実施形態においてレーザー光源42、43の点灯を制御するパルス信号S5、S6のタイミングチャートである。この第2の実施形態では、発光制御部18がパルス信号の周期を整数倍に延長することで、オフ期間を延長し、より低輝度の設定を可能とする例について説明する。本第2の実施形態のプロジェクター1の構成は、上記第1の実施形態と同様であるため図示及び説明を省略する。
発光制御部18は、レーザー光源42、43の一方の輝度に基づいてパルス信号のパルス幅を設定する。ここでは、第1の実施形態と同様に低光量に設定されているレーザー光源42の輝度に基づいてパルス信号S5のパルス幅を設定するとき、パルス幅が下限値を下回ってしまう場合には、パルス信号S5の周期を整数倍に延長することも可能である。図4(1)は、周期T21、パルス幅Wa21、オフ期間Wb21に設定されており、パルス幅Wa21が下限値より小さいパルス信号S5を示す。図4(1)に示すようにパルス信号S5のパルス幅Wa21が予め設定された下限値より小さい場合、発光制御部18は、図4(2)及び(3)に示すように、パルス信号S5の周期T21を2倍の周期T22や、3倍の周期T23に延長する。そして、パルス信号のパルス幅Waは、それぞれWa21の2倍のWa22、及びWa21の3倍のWa23に設定される。これにより、パルス幅を下限値以上に保ちながら、レーザー光源42の輝度をより低輝度に調整できる。
また、パルスの周期を整数倍する処理は、第1の実施形態で説明したようにパルス信号の周期を任意の長さに延長する処理に比べてシンプルであるため、特殊なハードウェアを用いることなく、安価で汎用的な回路により実現できる。
発光制御部18は、一方のパルス信号S5の周期を整数倍した場合、他方のパルス信号S6の周期をパルス信号S5と同じ周期に設定する。図4(4)に、図4(3)に示すパルス信号S5の周期T23と同じ周期に設定したパルス信号S6を示す。発光制御部18は、パルス信号S6の周期を、図4(1)の周期T21に対して3倍に延長されたパルス信号S5の周期T23に合わせて、周期T23に設定する。ここで、パルス信号S6の周期をT23に設定する場合に、パルス幅が一定ではレーザー光源43の輝度が低下してしまうので、発光制御部18は、パルス信号S6の周期を3倍のT23に延長するとともに、周期延長前のパルス信号S6における1周期に対するパルス幅の割合を保持するようにする、すなわちパルス幅を、周期延長前のパルス信号S6のパルス幅の3倍のWa24に設定する。
図5は、本実施形態に係るプロジェクター1の動作を示すフローチャートであり、特に、発光制御部18が、光源駆動部50に所望のパルス信号S5、S6を出力させる制御信号S1を生成するときの動作を示す。なお、以下の説明において図3と共通する処理には共通のステップ番号を付して詳細な説明を省略する。
この図5に示す動作は、図3の動作と同様に、発光制御部18が光源駆動部50に対して制御信号S1の出力を開始するときに実行され、また、発光制御部18が制御信号S1を出力している間も、継続して、所定時間毎に実行される。
発光制御部18は、レーザー光源42、43の一方を対象とし、この対象としたレーザー光源に対応するパルス信号の、一周期に対するパルス幅(オン期間の長さ)の割合R2を取得する(ステップST11)。発光制御部18は、ステップST11で取得した割合R2に基づいて求められるパルス幅が、予め設定された下限値より短いか否かを判定する(ステップST12)。パルス幅が下限値以上である場合(ステップST12;No)、発光制御部18は、パルス信号の周期を規定値とし、この規定値に基づき、パルス幅及びオフ期間の長さを設定し(ステップST13)、本処理を終了する。そして、対象としなかった他方のレーザー光源を制御するパルス信号を対象とし、ステップST11以降の処理を行う。この後、発光制御部18は、光源駆動部50に、設定した周期、パルス幅、オフ期間を有するパルス信号S5、S6を出力させる制御信号S1を光源駆動部50に出力する。
一方ステップST12において、パルス幅が下限値より短い場合(ステップST12;Yes)、発光制御部18は、延長する周期の倍率Nを設定する(ステップST21)。このステップST21で、発光制御部18は、まず周期の倍率を2倍に設定した場合のパルス幅を、ステップST11で取得した割合R2に基づいて算出し、この算出したパルス幅が下限値より短いか否かを判定する。ここで、パルス幅が下限値以上であれば、周期の倍率Nを2倍に設定する。また、算出したパルス幅が下限値より短い場合には、周期の倍率を3倍にした場合のパルス幅を同様に算出して、下限値と比較する。つまり、発光制御部18は、パルス信号のパルス幅が下限値以上となるように、周期の倍率Nを設定する。
換言すると、一周期に対するパルス幅(オン期間の長さ)の割合をR、パルス幅をWa、規定の周期長をT、周期の倍率をN、パルス幅の下限値をLとすると、下記式(1)を満たす必要がある。
Wa=R×(N×T)≧L …(1)
発光制御部18は、上記式(1)を満たすNのうち最小の整数を、周期の倍率として設定する。
なお、規定の周期(規定値)は、標準的な周期として予め記憶部15に記憶されている。標準的な周期は、光変調装置22の液晶パネル22a、22b、22cに液晶パネルドライバー33が描画する垂直同期周波数の数倍以上の周波数に対応する周期である。一般的には、プロジェクター1の液晶パネルの垂直同期周波数は、60Hz(通常表示)、120Hz(倍速駆動)、240Hz(4倍速駆動)等であり、周期の規定値は、周波数960Hzに対応する周期(1/960Hz=1042μS)に設定されることが考えられる。
例えば、R=0.015、T=1042μS、L=20μSの場合に、上記式(1)に基づき、Nは下記式(2)により求められる。
N≧20÷(1042×0.015)=1.28 …(2)
式(2)を満たすNの最小の整数は2であるから、発光制御部18は、上述した条件の場合、周期の倍率Nを2倍に設定する。
続いて、発光制御部18は、設定した倍率Nで周期を延長した場合に、N倍した周期Tnが制限値よりも大きいか否かを判定する(ステップST22)。レーザー光源42、43はパルス信号S5、S6のパルスに従って点滅するため、周期が長いと投射部20が投射する画像光の明滅が視認される可能性があり、表示品質に影響する。ここで制限値は、レーザー光源42、43の点灯の周波数が液晶パネル22a、22b、22cの垂直同期周波数に比べて十分に高速な周波数となるよう設定され、記憶部15に記憶されている。例えば、液晶パネル22a、22b、22cの垂直同期周波数が60Hzの場合、制限値は、周波数120Hzに対応する周期(1/120Hz=8333μS)に設定されている。
発光制御部18は、N倍した周期Tnが制限値以下である場合(ステップST22;No)、パルス信号の周期をTnに設定し(ステップST23)、設定した周期Tnと、ステップST11で取得した割合R2とに基づいて、パルス幅及びオフ期間の長さを設定する(ステップST24)。すなわち、パルス幅及びオフ期間は、N倍した周期Tnに設定する前のパルス信号におけるパルス幅及びオフ期間をN倍したものに設定される。
次に、発光制御部18は、対象としていない他方のレーザー光源に対応するパルス信号の周期を、N倍に設定された一方のパルス信号の周期Tnに合わせて周期をTnに設定する(ステップST25)、すなわち周期をN倍する。続いて、発光制御部18は、他方のパルス信号のパルス幅及びオフ期間を、周期Tnに設定前の他方のパルス信号におけるパルス幅及びオフ期間に対してN倍したものに設定する(ステップST26)。これは、周期Tnに設定前の他方のパルス信号における1周期に対するパルス幅の割合が保持されるように、パルス幅及びオフ期間が設定されることを示す。そして、本処理を終了する。
また一方、ステップST22において周期Tnが制限値より大きい場合(ステップST22;Yes)、発光制御部18は、周期を規定値に設定し、パルス幅をゼロに設定して(ステップST27)、本処理を終了する。
このように、本発明を適用した第2の実施形態では、プロジェクター1の発光制御部18が、いずれかのレーザー光源42、43に対応するパルス信号S5、S6のオン期間が下限より小さくなる場合に、そのレーザー光源に対応するパルス信号の周期を整数倍または略整数倍に延長するので、パルス幅を下限より短くすることなく、レーザー光源42、43の輝度をより低輝度に設定できる。また、周期を略整数倍にする制御は特殊な回路構成を必要とせず、シンプルな構成で容易に実現できるという利点がある。また、発光制御部18は、輝度を調整していないレーザー光源に対応するパルス信号の周期を同様に略整数倍にして、上記パルス信号と同期させるので、レーザー光源42、43の点灯タイミングのばらつきを防止できる。
[第3の実施形態]
図6は、第3の実施形態に係るプロジェクター1aの機能的構成を示すブロック図である。プロジェクター1aは、上記の実施形態で説明したプロジェクター1と同様に構成される構成部を有し、これらの各部については同符号を付して説明を省略する。
プロジェクター1aは、それぞれプロジェクター1(図1)が備える光源駆動部50及び制御部10に代えて、光源駆動部50a及び制御部10aを備えている。光源駆動部50aは、制御部10aから入力される制御信号S1及び制御信号S11に従って、レーザー光源42、43をPWM制御することにより、レーザー光源42、43を点灯させ、かつ、レーザー光源42、43の輝度を所望の輝度に調整する機能を有する。光源駆動部50は、PWM設定部51、PWM信号生成部52、リミッター53に加え、PWM設定部54、PWM信号生成部55、及びAND回路56を備える。また、制御部10aは、制御信号S1に加えて制御信号S11を出力させる発光制御部18aを備える。
PWM設定部54には、制御部10aが出力する制御信号S11が入力される。PWM設定部54は、PWM設定部51と同様に、制御信号S11に従って、パルス周波数を指定するPWM周波数信号S12と、パルス幅を指定するオン期間指定信号S13とを生成して出力する。PWM信号生成部55は、PWM設定部54から入力されるPWM周波数信号S12及びオン期間指定信号S13に従って、所定のパルスを有するPWM信号S14を生成して出力する。
PWM信号生成部52が出力するPWM信号S4と、PWM信号生成部55が出力するPWM信号S14とは、AND回路56に入力される。AND回路56は、PWM信号S4とPWM信号S14のAND演算を行い、合成信号SSをリミッター53に出力する。そして、リミッター53は、上述の実施形態と同様に、レーザー光源42、43を制御するためのパルス信号S5、S6を光源部21に出力する。
図7は、第3の実施形態においてレーザー光源42、43の点灯を制御するパルス信号のタイミングチャートである。
図7の(1)は、周期T31のPWM信号S4を示し、図7の(2)は、周期T32、オフ期間Wb32を持つPWM信号S14を示す。PWM信号S14の周期T32は、PWM信号S4の周期T31の整数倍か、それに近い値となっており、図7(1)及び(2)の場合、PWM信号S14の周期T32は、PWM信号S4の周期T31の7倍となっている。また、PWM信号S14のオフ期間Wb32は、図7(1)のPWM信号S4の周期T31と同じ大きさとなっており、更に、オフ期間Wb32の開始のタイミングは、PWM信号S4の一パルスの開始のタイミングと揃っている。次に、図7の(3)は、AND回路56が、入力された図7(1)のPWM信号S4、及び図7(2)のPWM信号S14の論理積をとって出力した合成信号SSを示す。図7(3)に示されるように、合成信号SSは、PWM信号S4とPWM信号S14とがともにオン期間であるときにパルスが出力され、一方がオン期間またはともにオフ期間であるときはパルスが出力されない信号となっている。すなわち、図7(2)のPWM信号S14は、オフ期間Wb32に時間的に対応するPWM信号S4のパルスを、合成信号SSのパルスとして出力させない。言い換えれば、合成信号SSは、周期T32(周期T31の7周期分)を1サイクルとして、周期T31の6周期分のパルス群が間欠的に出力される信号となる。
図7(4)は、周期T32、オフ期間Wb34を持つPWM信号S14を示す。図7(4)のPWM信号S14の周期T32は、図7(2)のPWM信号S14と同周期であり、オフ期間Wb34は、図7(1)のPWM信号S4の周期T31の2倍となっている。また、オフ期間Wb34は、図7(1)のPWM信号S4におけるパルスの2周期分に時間的に対応している。図7(1)のPWM信号S4と図7(4)のPWM信号S14とがAND回路56に入力された場合、AND回路56が出力する合成信号SSは、図7(5)に示すように、周期T32を1サイクルとして、周期T31の5周期分のパルス群が間欠的に発生する信号となる。
このように、PWM信号S4の数周期分のパルスに時間的に対応する、PWM信号S14のオフ期間Wbを長くすると、合成信号SSの1サイクル(周期T31の7周期分)におけるパルスが発生しない期間が長くなる。さらにPWM信号S14の周期T32に対するオフ期間を大きくすれば、図7(6)及び(7)に示すように、合成信号SSにおける1サイクルのうち、出力されないパルスが増えるので、結果的に、レーザー光源42、43の輝度が低下する。例えば、図7(1)のPWM信号S4に対し、図7(3)の合成信号SSでは、1サイクルあたりのパルスのオン期間が6/7であり、更に図7(5)の合成信号SSでは、1サイクルあたりのオン期間が5/7、図7(6)の合成信号SSでは4/7、図7(7)の合成信号SSでは3/7である。つまり、図7の例では、1サイクルにおけるパルスのオン期間を1/7単位で減少させることができ、一パルスあたりのパルス幅、及び一パルスに対する周期を短くすることなく、1サイクルあたりのオン期間の長さ、すなわち1サイクルあたりに出力されるパルス数を変更することで、レーザー光源42、43の輝度を調整できる。つまり、PWM信号S14の周期T32を調整することで、合成信号SSの1サイクルにおけるパルスのオン期間を調整する単位を任意に変更可能である。例えば、PWM信号S14の周期T32を、図7(1)に示すPWM信号S4の周期T31の10倍とすれば、合成信号SSの1サイクルにおけるパルスのオン期間を、1/10単位で調整することができる。
このように、プロジェクター1aは、光源駆動部50aにおいて、PWM信号S14の周期及びオフ期間を調整することによって、光源部21に入力されるパルス信号S5、S6におけるパルス群を間欠的に発生させて、PWM信号S4のパルス幅の長さ、及び周期を変化させることなく、レーザー光源42、43の輝度を低く調整できる。
また、プロジェクター1が、輝度調整のためではなく、間欠的にレーザー光源42、43を点灯させることがある。例えば、プロジェクター1がアクティブシャッター方式に対応する3D映像を投射する場合、右目用のフレームと左目用のフレームとのクロストークを回避するため、右目用のフレームと左目用のフレームとを切り換える期間にレーザー光源42、43の発光を停止させる制御が行われる。このような場合、パルス信号S5、S6は、図7の(3)、(5)〜(7)に示す合成信号SSのように、間欠的にパルス群が出力される信号となる。
このような場合に、レーザー光源42、43の輝度を低下させるため、上記の制御によって1サイクルにおけるパルス群の数、すなわち1サイクルにおけるオン期間の長さを調整することができる。この場合、クロストークを回避するためのパルスが出力されない期間に影響を与えることなく、レーザー光源42、43の輝度の調整範囲を低輝度側に拡大できる。
また、クロストークを回避するためパルスを間欠的に発生させる動作を、光源駆動部50aにより行うことも可能である。この場合、クロストークを回避するための構成を用いてレーザー光源42、43の輝度の調整範囲を拡大できるという利点がある。
また、図8は、第3の実施形態においてレーザー光源42、43の点灯を制御するパルス信号の別の例を示すタイミングチャートである。
図8の(1)は、パルス幅が規定値に設定された周期T41のPWM信号S4を示し、図8の(2)は所定の輝度に対応してパルス幅が設定されたPWM信号S4を示す。この図8(2)は、いずれかのレーザー光源42、43の輝度を低輝度に調整するためにPWM信号S4のパルス幅Waを小さくした結果、パルス幅Wa42が下限値より小さくなった状態を示している。図8(3)は、PWM信号S4のパルス幅Waを下限値に合わせて調整した状態を示す。また、図8(4)はPWM信号S14を示す。図8(4)に示すPWM信号S14の周期T44は、PWM信号S4の周期T41の5倍に相当し、PWM信号S14のパルス幅Wa44は周期T41の3倍、オフ期間Wb44は周期T41の2倍となっている。
図8の(5)は、AND回路56が、入力された図8(3)のPWM信号S4、及び図8(4)のPWM信号S14の論理積をとって出力した合成信号SSを示す。図8(5)に示す合成信号SSは、PWM信号S4とPWM信号S14とがともにオン期間であるときにパルスが出力される信号であり、図8(4)のPWM信号S14は、オフ期間Wb44に時間的に対応するPWM信号S4のパルスを、合成信号SSのパルスとして出力させない。言い換えれば、合成信号SSは、周期T44(周期T41の5周期分)を1サイクルとして、周期T41の3周期分のパルス群が間欠的に出力される信号となる。
この図8(1)〜(5)に示す例では、AND回路56が出力する合成信号SSにおいて、PWM信号S4の数周期分のパルスに時間的に対応するPWM信号S14のオフ期間Wbに、PWM信号S14においてパルスが出力されない期間Wb44を設けたことにより、PWM信号S4のパルス幅Wa43を下限値とした状態から、さらに低い輝度に調整することが可能となる。
一具体例として、図8(2)のパルス幅Wa42を12μS、下限値を20μSとした場合について説明する。
パルス幅Wa42は12μSであって下限値20μSより小さいため、図8(3)に示すようにPWM信号S4のパルス幅は下限値のパルス幅Wa43に設定される。ここで、PWM信号S14の周期をPWM信号S4の5周期分(T44)とすると、PWM信号S14の1周期(T44)に対応するPWM信号S4のパルス幅の合計は、パルス幅を変更する前(図8(2)のパルス幅Wa42の合計)は12×5=60μSであったのに対し、変更後(図8(3)のパルス幅Wa43の合計)は20×5=100μSとなる。この場合、パルス幅を下限値に設定したPWM信号S4のPWM信号S14の1周期に対応するパルス幅の合計を、変更前と同じ長さにするには、PWM信号S14の1周期(T44)においてパルスを出力しない期間を、(100−60)÷20=2の計算から、2パルス分(PWM信号S4の2周期分)に相当する期間と求めることができる。すなわち、PWM信号S14の1周期において2回のパルスを出力しないことで、一周期に対するパルス幅の割合を、パルス幅を下限値に変更する前のPWM信号S4を示す図8(2)と同じ割合にすることができる。
また、本実施形態では、2つのレーザー光源42、43の発光タイミングを揃えるため、パルス信号S5、S6に対して同一の周期及びパルス幅を有するPWM信号S14を適用する。すなわち、AND回路56は、レーザー光源42に対応するPWM信号S4、及び、レーザー光源43に対応するPWM信号S4のそれぞれに、同一のPWM信号S14との論理積をとり、合成信号SSであるパルス信号S5、S6を出力する。従って、図8(1)〜(5)を参照して説明したように、PWM信号S14のパルス幅Wa44とオフ期間Wb44を調整すると、2つのレーザー光源42、43の両方の輝度が変化する。具体的には、レーザー光源42、43のうち一方の輝度を低下させるべくPWM信号S14のパルス幅Wa44を調整すると、他方のレーザー光源の輝度も低下する。
例えば、レーザー光源42の輝度を調整するため、PWM信号S14のパルス幅Wa44を周期T41の3倍とし、PWM信号S14のオフ期間Wbを周期T41の2倍として、パルス信号S5の1サイクルあたりのパルスのオン期間を3/5とした場合、レーザー光源43の輝度を決定するパルス信号S6のパルスのオン期間も3/5となる。この場合、レーザー光源43の輝度を変化させないようにするためには、PWM信号S14のパルス幅Wa及びオフ期間Wbを変更する必要があり、レーザー光源43に対応するPWM信号S4のパルス幅Waを大きくすることになる。
ここで、具体例を挙げて説明する。レーザー光源43に対応するPWM信号S4のパルス幅が、図8(1)に示す規定値の30μSであった場合、PWM信号S14の1周期に対応するパルス幅の合計は30×5=150μSである。ところが、このPWM信号S4と図8(4)のPWM信号S14との論理積をとると、出力される合成信号SSにおいて、PWM信号S4の5周期のうち2周期はパルスが出力されない。このため、合成信号SSのPWM信号S14の1周期に対応するパルス幅の合計は30×(5−2)=90μSであり、60μS短くなってしまう。そこで、この60μSのパルス幅を、出力される3つのパルスに配分して、PWM信号S4のパルス幅を60÷3+30=50μとする。図8(6)は、このようにパルス幅47を50μSに設定した場合を示す。この図8(6)のPWM信号S4と図8(4)のPWM信号S14との論理積をとって出力される合成信号SSを、図8(7)に示す。この図8(7)の合成信号SSは、周期T44(周期T41の5周期分)を1サイクルとして、周期T41の3周期分のパルス群が間欠的に出力される信号となる。このため、図8(7)の合成信号SSにより駆動されるレーザー光源の輝度は、図8(1)のPWM信号S4により駆動される場合と同等となる。
このように、プロジェクター1aは、光源駆動部50aにおいて、PWM信号S14の周期及びオフ期間を調整することによって、光源部21に入力されるパルス信号S5、S6におけるパルス群を間欠的に発生させて、PWM信号S4のパルス幅の長さ、及び周期を変化させることなく、レーザー光源42、43の輝度を低く調整できる。
さらに、2つのレーザー光源42、43に対して同一周期、同一パルス幅のPWM信号S14を適用し、2つのレーザー光源42、43のうち一方の輝度を低く調整するためPWM信号S14の周期及びオフ期間を調整した結果、他方のレーザー光源の輝度が低下するような場合に、この他方のレーザー光源に対応するPWM信号S4のパルス幅Waを拡大することで、輝度の低下を補償する。従って、2つのレーザー光源42、43の輝度を適切に調整し、かつ、レーザー光源42、43の発光タイミングを同期させることができる。そして、レーザー光源42、43の一方のみが発光する状態を避けることで、より自然な画像を投射できる。
図9は、本実施形態に係るプロジェクター1の動作を示すフローチャートであり、特に、発光制御部18aが、光源駆動部50に所望のパルス信号S5、S6を出力させる制御信号S1を生成するときの動作を示す。
この図9に示す動作は、図3、及び図5の動作と同様に、発光制御部18aが光源駆動部50に対して制御信号S1の出力を開始するときに実行され、また、発光制御部18aが制御信号S1を出力している間も、継続して、所定時間毎に実行される。
発光制御部18aは、レーザー光源42、43の一方を対象とし、この対象としたレーザー光源に対応するPWM信号S4について、一周期に対するパルス幅(オン期間の長さ)の割合Qを取得する(ステップST31)。発光制御部18aは、ステップST31で取得した割合Qに基づいて求められるパルス幅が、設定された下限値より短いか否かを判定する(ステップST32)。ここで、求めたパルス幅が下限値以上である場合(ステップST32;No)、発光制御部18aは、パルス信号の周期を規定値とし、この規定値に基づき、パルス幅及びオフ期間の長さを設定し(ステップST33)、本処理を終了する。
そして、対象としなかった他方のレーザー光源を制御するパルス信号を対象とし、ステップST31以降の処理を行う。この後、発光制御部18aは、光源駆動部50に、設定した周期、パルス幅、オフ期間を有するパルス信号S5、S6を出力させる制御信号S1を光源駆動部50に出力する。
一方、ステップST32において、パルス幅が下限値より短い場合(ステップST2;Yes)、発光制御部18aは、対象のレーザー光源に対応するPWM信号S4のパルス幅を下限値と同じ長さに設定し(ステップST34)、パルス信号の周期を規定値としてパルスのオフ期間を設定する(ステップST34)。続いて、発光制御部18aは、ステップST31で取得したパルス幅の割合Qと、ステップST34及びST35で設定したPWM信号S4のパルス幅(下限値)とオフ期間とに基づいて、PWM信号S14のパルス幅、オフ期間及び周期の長さを設定する(ステップST36)。このステップST36で、発光制御部18aは、例えば、ステップST34及びST35で設定したPWM信号S4のパルス幅の一周期に対する割合が、ステップST31で取得した割合の何倍であるか(ここではX倍とする)を算出する。次いで、発光制御部18aは、PWM信号S4の複数周期におけるパルス幅の和がステップST31で取得した割合となるように、PWM信号S14のパルス幅、オフ期間及び周期を設定する。PWM信号S14のパルス幅、オフ期間及び周期はいずれもPWM信号S4の周期の整数倍であるから、PWM信号S4の規定の周期長をT、PWM信号S14のパルス幅をp×T、PWM信号S14のオフ期間をq×Tとすると、発光制御部18aは、下記式(3)を満たす整数p及び整数qを求める。
p×T/(p+q)×T=1/X …(3)
例えば、この式(3)により算出されたp及びqに従って、PWM信号S14のパルス幅、オフ期間及び周期が設定される。
続いて、発光制御部18aは、ステップST31で対象としたレーザー光源とは別のレーザー光源に対応するPWM信号S14のパルス幅、オフ期間及び周期を、ステップST36で設定した値と同一に設定する(ステップST37)。
さらに、発光制御部18aは、ステップST37で設定したPWM信号S14のパルス幅、オフ期間及び周期に基づき、このPWM信号S14に対応するレーザー光源を点灯させるPWM信号S4のパルス幅及びオフ期間を設定する(ステップST38)。例えば、PWM信号S4のパルス幅及びオフ期間を、上記式(3)により求められたp及びqに基づき、(p+q)/p倍となるようにパルス幅を大きくする。これにより、ステップST31で対象とした側のレーザー光源の輝度を低くし、かつ、対象としなかった側のレーザー光源の輝度を保持することができる。
このように、本発明を適用した第3の実施形態では、発光制御部18aは、レーザー光源42、43のいずれかに対応するパルス信号のオン期間が下限より小さく設定される場合に、PWM信号S14のオン期間及びオフ期間を設定し、PWM信号S4とPWM信号S14との合成信号SSをパルス信号S5、S6として出力することにより、当該レーザー光源のパルス信号S5、S6において、パルスを出力させない期間を設ける。つまり、PWM信号S4の1周期の長さを規定値から変えることなく、かつ、パルス幅を下限値以上とした上で、PWM信号S4の複数周期におけるパルス幅の割合を所望の輝度に対応する割合とすることができ、レーザー光源42、43の輝度をより低輝度に調整できる。また、複数のレーザー光源42、43の点灯タイミングのばらつきを、より確実に防止することができる。
本実施形態では、発光制御部18aの制御に従って、光源駆動部50aが、所定周期のPWM信号S14とPWM信号S4との論理積をとった合成信号SSを出力する構成とすればよい。すなわち、レーザー光源42、43をPWM制御するパルス信号を出力するためのPWM設定部51及びPWM信号生成部52に加えて、別のPWM信号S14を出力するPWM設定部54及びPWM信号生成部55を備え、AND回路56でAND演算を行う構成とするだけで、容易に実現可能である。PWM設定部54、PWM信号生成部55及びAND回路56は、シンプルな回路構成により容易に実現可能であるから、パルス信号S5、S6の周期を変更する場合に比べて、回路構成及び制御を単純化できる。従って、低コストで容易に実現できるという利点がある。
なお、上述した各実施形態は本発明を適用した具体的態様の例に過ぎず、本発明を限定するものではなく、上記実施形態とは異なる態様として本発明を適用することも可能である。例えば、上記実施形態では、光変調装置22として、RGBの各色に対応した3枚の透過型の液晶パネル22a、22b、22cを用いた構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、反射型の液晶パネルを用いてもよいし、RGB各色の色光を変調する3枚のデジタルミラーデバイス(DMD)を用いた構成とすることもできる。また、液晶パネル及びDMD以外にも、レーザー光源42、43が発した光を変調可能な構成であれば問題なく採用できる。
また、上記各実施形態では、2つのレーザー光源42、43を備え、レーザー光源42が発した青色レーザー光42aを拡散して青色光20aとし、レーザー光源43が発した青色レーザー光43aを蛍光体ホイール45により黄色光45aに変換して、さらに分光して赤色光20b、緑色光20cとする構成について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、R、G、Bの各色光に対応する3つのレーザー光源を備えた構成としてもよいし、一つのレーザー光源が発するレーザー光を分光してR、G、Bの各色光を出力する構成としてもよい。また、レーザー光源の種類や具体的構成は任意であり、半導体レーザー光源の他、各種の発光方式を採用できる。さらに、レーザー光源42、43に代えてLED光源を用いることも可能であり、この場合、R、G、Bの各色光に対応する3つのLED光源を備えた構成としても、2以下の数のLED光源が発した光を適宜分光してR、G、Bの各色光を出力する構成としてもよい。その他、PWM制御により輝度を調整可能な光源であれば、光源の種類は特に限定されない。
また、本発明の表示装置は、スクリーンSCに画像を投射するプロジェクターに限定されず、液晶表示パネルに画像/画像を表示する液晶モニターまたは液晶テレビ、或いは、PDP(プラズマディスプレイパネル)に画像/画像を表示するモニター装置またはテレビ受像機や自発光型の表示装置など、PWM制御可能な光源を用いる各種の表示装置も本発明の画像表示装置に含まれる。また、図1、図8に示した各機能部は、プロジェクター1、1a及びPC50の機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、プロセッサーがプログラムを実行することで一部の機能部の機能をソフトウェア的に実現する構成とすることも勿論可能であり、その他の細部構成も任意に変更可能である。
また、上述した実施形態において、リミッター53は、設定された下限値よりも小さいパルス幅のパルスをカットするが、これに限らず例えば、設定された下限値よりも小さいパルス幅のパルスを、カットするのではなく下限値と同じパルス幅のパルスに変換することとしてもよい。
また、上述した実施形態において、まず、一方の光源のパルス信号について、1周期に対するパルス幅の割合を取得し、この割合に基づいて一方の光源のパルス信号のパルス幅が下限値よりも小さいか否かを判定し、パルス幅が下限値よりも小さい場合に、他の光源のパルス信号における1周期に対するパルス幅の割合を取得するとしたが、このタイミングに限らず例えば、一方のパルス信号の1周期に対するパルス幅の割合を取得するときに、他方のパルス信号の1周期に対するパルス幅の割合を取得してもよいし、別のタイミングでもよい。
また、上述した実施形態において、パルス信号のパルス幅が下限値より小さくなった場合に、このパルス信号のパルス幅を下限値に設定し、図3のステップST15〜ST18の処理、または図9のステップST35〜ST38の処理のいずれかを実行するが、これに限らず、パルス信号のパルス幅の大きさを調整して光源を低輝度に調整するときに、パルス幅が下限値に達した場合に、上述の2処理のいずれかを実行するようにしてもよい。
1…プロジェクター(表示装置)、10…制御部(制御手段)、15…記憶部、18、18a…発光制御部、20…投射部(表示手段)、20a…青色光(色光)、20b…赤色光(色光)、20c…緑色光(色光)、21…光源部、22…光変調装置(変調手段)、22a、22b、22c…液晶パネル、23…投射光学系、42、43…レーザー光源(光源)、42a、43a…青色レーザー光、50、50a…光源駆動部(光源駆動手段)、53…リミッター(制限手段)、SC…スクリーン。

Claims (11)

  1. 複数色の色光を変調する変調手段と、
    少なくともいずれかの前記色光に対応する複数の光源と、
    前記複数の光源を周期的に点灯させるパルス信号を出力する光源駆動手段と、
    前記パルス信号の周期、パルスのオン期間、及びパルスのオフ期間のうち少なくともいずれかを設定することで、前記複数の光源のうち少なくとも一光源の輝度を調整する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    輝度を調整する光源に対応するパルス信号のオン期間が予め設定された所定の値より小さく設定される場合に、前記パルス信号のオン期間を前記所定の値または前記所定の値よりも大きく設定するとともに、前記パルス信号の1または複数の周期に対するオフ期間をより大きく設定し、
    全周期または所定周期毎に、一光源に対応し且つパルス幅が前記所定の値より小さくなった場合に設定されたパルス信号と他の光源に対応するパルス信号とを同期させることを特徴とする表示装置。
  2. 前記制御手段は、他の光源に対応するパルス信号が有する1または複数の周期に対するオン期間の比率が保持されるように、前記他の光源に対応するパルス信号を、前記一光源に対応するパルス信号の周期に合わせて同期させることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記制御手段は、前記一光源に対応するパルス信号のオン期間が前記所定の値より小さく設定される場合に、前記一光源に対応するパルス信号の周期及びパルス幅を略整数倍に延長することを特徴とする請求項1または2記載の表示装置。
  4. 前記制御手段は、前記他の光源に対応するパルス信号の周期を、前記一光源に対応するパルス信号と同じ略整数倍にした周期に延長し、前記一光源に対応するパルス信号と同期させることを特徴とする請求項3記載の表示装置。
  5. 前記制御手段は、前記一光源に対応するパルス信号のオン期間が前記所定の値より小さく設定される場合に、前記一光源に対応するパルス信号のパルスを間欠的に発生させなくすることでオフ期間をより大きく設定することを特徴とする請求項1または2記載の表示装置。
  6. 前記制御手段は、前記他の光源に対応するパルス信号において、前記一光源に対応するパルス信号の発生させなくしたパルスに時間的に対応するパルスを発生させなくしてオフ期間をより大きく設定し、前記一光源に対応するパルス信号と同期させることを特徴とする請求項5記載の表示装置。
  7. 前記制御手段は、予め設定された比率に基づいて前記各光源が発する光の光量を調整し、
    前記予め設定された比率は、各々の前記光源に対応するパルス信号の1または複数の周期に対するオン期間の比、または、前記一光源を基準とした各々の前記光源の輝度の比であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の表示装置。
  8. 前記光源に対し、前記所定の値より小さいパルスのオン期間を有するパルス信号が入力されることを制限する制限手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の表示装置。
  9. 前記複数の光源の各々は、レーザー光源であることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の表示装置。
  10. 前記変調手段によって変調された光を投射する投射手段と、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の表示装置と、を備えることを特徴とするプロジェクター。
  11. 複数色の色光を変調する変調手段と、少なくともいずれかの前記色光に対応する複数の光源と、前記複数の光源を周期的に点灯させるパルス信号を出力する光源駆動手段とを備え、前記パルス信号の周期、パルスのオン期間、及びパルスのオフ期間のうち少なくともいずれかを設定することで、前記複数の光源のうち少なくとも一光源の輝度を調整する表示装置の制御方法であって、
    輝度を調整する光源に対応するパルス信号のオン期間が予め設定された所定の値より小さく設定される場合に、
    前記パルス信号のオン期間を前記所定の値または前記所定の値よりも大きく設定し、
    前記パルス信号の1または複数の周期に対するオフ期間をより大きく設定し、
    全周期または所定周期毎に、一光源に対応し且つパルス幅が前記所定の値より小さくなった場合に設定されたパルス信号と他の光源に対応するパルス信号とを同期させることを特徴とする表示装置の制御方法。
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