JP2014062861A - 自己電源供給型振動計測装置 - Google Patents

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譲 白井
Koji Oyama
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Abstract

【課題】増幅器へ電力を供給する電源出力ラインや、振動計測センサへ印加電力を供給する印加電力供給ラインから振動計測信号(実信号)へ電源ノイズが混入するのを防止することなどが可能な自己電源供給型振動計測装置を提供する。
【解決手段】振動計測センサ4と、電源である圧電素子5とをセンサ本体ケース3に内蔵して成るものであって、振動計測対象の回転機械12に取り付けられるセンサ本体2と、振動計測センサによる回転機械の振動計測信号を増幅して出力する増幅器8とを有しており、圧電素子は回転機械の振動によって発電し、圧電素子の発電電力が電源出力ライン9を介して増幅器へ供給され、且つ、圧電素子の発電電力が増幅器から印加電力供給ライン7を介して振動計測センサへも供給される構成とする。また、増幅器もセンサ本体ケースに内蔵するようにしてもよい。また、増幅器は高インピーダンス機能を有することが望ましい。
【選択図】図1

Description

本発明はガスタービンや蒸気タービンなどの回転機械の振動を計測するための自己電源供給型振動計測装置に関する。
ガスタービンや蒸気タービンなどの回転機械の新規開発時やトラブル発生時などにおいては、当該回転機械に対して各種の振動計測が行われる。そして、この回転機械の振動計測には振動計測装置が用いられる。
図示は省略するが、振動計測装置はセンサ本体と増幅器と計測器とを有している。
センサ本体は、センサ本体ケース内にピエゾ機構等の振動計測センサを設けて成るものであり、振動計測対象のガスタービンや蒸気タービンなどの回転機械に取り付けられる。 振動計測センサは、前記回転機械の振動を計測し、この振動計測信号を信号出力ラインを介して増幅器へ出力する。
増幅器は、振動計測センサから振動計測信号を入力し、この振動計測信号を増幅した後、増幅信号出力ラインを介して計測器へ出力する。
計測器は、増幅器から増幅後の振動計測信号を入力し、この振動計測信号に対して例えばFFT(高速フーリエ変換)分析などの信号処理を行う。
なお、本発明に関連する先行技術文献としては、下記の特許文献1〜3がある。これらの特許文献1〜3には何れも、圧電素子を電源として用いている装置が開示されている。
特開2003−133971号公報 特開2011−017605号公報 特許第3194078号公報
ガスタービンや蒸気タービンなどの回転機械の振動を振動計測装置によって計測する際には、振動計測信号(実信号)が得られるだけでなく、振動計測信号(実信号)以外の電源ノイズも発生する。
そして、ガスタービンや蒸気タービンなどの回転機械の振動計測では、振動計測信号(実信号)における回転数成分(回転機械の回転数に応じた振動成分)と、電源ノイズ成分とが同じ振動数(西日本:60Hz、東日本:50Hz)であるため、実信号の振動計測信号(回転数成分)と電源ノイズ成分との信号分離が困難であり、場合によっては、電源ノイズ成分が大きくて、振動計測信号成分(実信号成分)が電源ノイズ成分に埋もれてしまうこともある。
図3には、振動計測信号(実信号)の回転数成分と電源ノイズ成分の振動数が同じ60Hzである場合のFFT分析の結果を示す。振動計測信号(実信号)に電源ノイズが混入した場合、図3に実線で示す振動計測信号(実信号)の60Hzの振動レベルよりも、図3に点線で示すように振動計測信号(実信号)成分と電源ノイズ成分とが混合した信号の60Hzの振動レベルのほうが大きな値となってしまう。
電源ノイズの発生原因としては、以下のような内容の原因が考えられる。
(1) 振動計測対象の回転機械を駆動するため電力が電源から供給される場合、この電源からの供給電力に基づく電源ノイズが、振動計測装置のセンサ面を通じて回り込み(機械面及びセンサ部が金属設置のため)、振動計測装置の振動計測信号(実信号)に混入する。。
(2) 外部の電源から振動計測装置の増幅器へ電源出力ラインを介して電力が供給され、且つ、前記増幅器から印加電力供給ラインを介して振動計測装置の振動計測センサへも前記電力が印加される場合(即ち振動計測センサが、当該センサ自体に電力を印加しないと振動計測信号を出力しない構造のものである場合)、前記電源出力ラインや前記印加電力供給ラインからの電源ノイズが振動計測信号(実信号)に混入する。
(3) 敷設した振動計測装置のケーブルルート上に高電圧ライン(発電機等の電源ライン)がある場合、この高電圧ラインからの電源ノイズが振動計測信号(実信号)に混入する。
これらの電源ノイズの発生原因に対しては以下のようなノイズ対策が有効であるが、状況によっては、これらのノイズ対策の効果が得られない場合もある。
(1) 回転機械の計測対象面と振動計測装置のセンサ設置面との間に絶縁体(ゴム材、ベークライト材、セラミック材)を設置する。
(2) 振動計測装置の増幅器に別途アース線を設けて、別途アースを行う。または、CD電源駆動の増幅器を振動計測装置に用いる。
(3) 振動計測装置のケーブル敷設ルートを高電圧ラインから離す。
従って本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、特に増幅器へ電力を供給する電源出力ラインや、振動計測センサへ印加電力を供給する印加電力供給ラインから振動計測信号(実信号)へ電源ノイズが混入するのを防止することなどが可能な自己電源供給型振動計測装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決する第1発明の自己電源供給型振動計測装置は、振動計測センサと、電源である圧電素子とをセンサ本体ケースに内蔵して成るものであって、振動計測対象の回転機械に取り付けられるセンサ本体と、
前記振動計測センサによる前記回転機械の振動計測信号を増幅して出力する増幅器とを有しており、
前記圧電素子は前記回転機械の振動によって発電し、
前記圧電素子の発電電力が電源出力ラインを介して前記増幅器へ供給され、且つ、前記圧電素子の発電電力が前記増幅器から印加電力供給ラインを介して前記振動計測センサへも供給される構成であることを特徴とする。
また、第2発明の自己電源供給型振動計測装置は、振動計測センサと、電源である圧電素子と、前記振動計測センサによる振動計測対象の回転機械の振動計測信号を増幅して出力する増幅器とをセンサ本体ケースに内蔵して成るものであって、前記回転機械に取り付けられるセンサ本体を有しており、
前記圧電素子は前記回転機械の振動によって発電し、
前記圧電素子の発電電力が電源出力ラインを介して前記増幅器へ供給され、且つ、前記圧電素子の発電電力が前記増幅器から印加電力供給ラインを介して前記振動計測センサへも供給される構成であることを特徴とする。
また、第3発明の自己電源供給型振動計測装置は、第1又は第2発明の自己電源供給型振動計測センサにおいて、
前記増幅器は高インピーダンス機能を有していることを特徴とする。
第1発明の自己電源供給型振動計測装置によれば、振動計測センサと、電源である圧電素子とをセンサ本体ケースに内蔵して成るものであって、振動計測対象の回転機械に取り付けられるセンサ本体と、前記振動計測センサによる前記回転機械の振動計測信号を増幅して出力する増幅器とを有しており、前記圧電素子は前記回転機械の振動によって発電し、前記圧電素子の発電電力が電源出力ラインを介して前記増幅器へ供給され、且つ、前記圧電素子の発電電力が前記増幅器から印加電力供給ラインを介して前記振動計測センサへも供給される構成であることを特徴としていることから、外部の電源から増幅器や振動計測センサに電力を供給する必要は無く、内蔵の圧電素子の発電電力を電源出力ラインや印加電力供給ラインを介して増幅器や振動計測センサに供給するため、電源出力ラインや印加電力供給ラインから振動計測信号(実信号)へ電源ノイズが混入することがなく、その結果、振動計測の精度が向上する。
更には、本自己電源供給型振動計測装置は、内蔵の圧電素子を電源として用いているため、振動計測対象の回転機械が振動する限りは、半永久的に監視用等として使用可能である。また、本自己電源供給型振動計測装置は、圧電素子の発電電力を蓄電せずに直接増幅器や振動計測センサで利用するため、電力ロスが小さい。
第2発明の自己電源供給型振動計測装置によれば、振動計測センサと、電源である圧電素子と、前記振動計測センサによる振動計測対象の回転機械の振動計測信号を増幅して出力する増幅器とをセンサ本体ケースに内蔵して成るものであって、前記回転機械に取り付けられるセンサ本体を有しており、前記圧電素子は前記回転機械の振動によって発電し、前記圧電素子の発電電力が電源出力ラインを介して前記増幅器へ供給され、且つ、前記圧電素子の発電電力が前記増幅器から印加電力供給ラインを介して前記振動計測センサへも供給される構成であることを特徴としていることから、第1発明の場合と同様に外部の電源から増幅器や振動計測センサに電力を供給する必要は無く、内蔵の圧電素子の発電電力を電源出力ラインや印加電力供給ラインを介して増幅器や振動計測センサに供給するため、電源出力ラインや印加電力供給ラインから振動計測信号(実信号)へ電源ノイズが混入することがない。しかも、振動計測センサと圧電素子と増幅器の全てをセンサ本体ケースに内蔵しているため、より一層、電源ノイズの影響が無くなる。従って、より一層、振動計測の精度が向上する。また、振動計測装置の小型化を図ることもできる。
更には、第1発明の場合と同様に本自己電源供給型振動計測装置は、内蔵の圧電素子を電源として用いているため、振動計測対象の回転機械が振動する限りは、半永久的に監視用等として使用可能であり、また、圧電素子の発電電力を蓄電せずに直接増幅器や振動計測センサで利用するため、電力ロスが小さい。
第3発明の自己電源供給型振動計測装置によれば、第1又は第2発明の自己電源供給型振動計測センサにおいて、前記増幅器は高インピーダンス機能を有していることを特徴としていることから、増幅器を計測器に接続しても、増幅器から計測器へ送られる振動計測信号は減衰が少なく、高出力で且つ安定した出力になるため、計測器での信号処理に用いることができる。
本発明の実施の形態例1に係る自己電源供給型振動計測装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態例2に係る自己電源供給型振動計測装置の構成を示す図である。 従来の振動計測装置の出力信号をFFT分析した結果を示す図である。
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて詳細に説明する。
<実施の形態例1>
図1に基づき、本発明の実施の形態例1に係る自己電源供給型振動計測装置1について説明する。
図1に示すように、本実施の形態例1の自己電源供給型振動計測装置1は、センサ本体2と増幅器8と計測器11とを有している。
センサ本体2は、ピエゾ機構等の振動計測センサ4と、電源である圧電素子5とをセンサ本体ケース3に内蔵して成るものである。ガスタービンや蒸気タービンなどの回転機械12の振動を計測する際、この振動計測対象の回転機械12にセンサ本体2を取り付ける。
振動計測センサ4は、回転機械12が回転しているときに当該回転機械12の振動を計測し、この振動計測信号を信号出力ライン6を介して増幅器8へ出力する。なお、振動計測センサ4としては、例えば回転機械12の振動の加速度を計測する加速度センサや前記振動の圧力を計測する圧力センサなどを用いることができる。
増幅器8は、振動計測センサ4から出力される振動計測信号(アナログ出力信号)を入力して、この振動計測信号を増幅する。増幅器8で増幅後の振動計測信号(アナログ出力信号)は、増幅器8から増幅信号出力ライン10を介して計測器11へ出力される。増幅器8から計測器11へ送られる振動計測信号は、計測器11での信号処理に用いられるため、高出力で且つ安定した出力である必要がある。これに対して増幅器8の出力インピーダンスが低い場合、増幅器8から計測器11へ送られる振動計測信号は減衰し、低出力で且つ不安定になる可能性がある。そこで、増幅器8は計測器11との接続で出力が減衰しないようにするため、高インピーダンス機能を有している。
計測器11は、増幅後の振動計測信号を増幅器8から入力し、この振動計測信号に対して例えばFFT分析などの信号処理を行う。
そして、圧電素子5は、回転機械12が回転しているときに当該回転機械12の振動によって発電する。即ち、圧電素子5は、振動計測センサ4によって回転機械12の振動を計測すべきときに当該振動によって発電する。圧電素子5の発電電力は、増幅器8の駆動電力として用いるため、電源出力ライン9を介して増幅器8へ供給される。また、圧電素子5の発電電力は、増幅器8から印加電力供給ライン7を介して振動計測センサ4へも供給される。振動計測センサ4は、当該振動計測センサ4自体に電力を印加しないと振動計測信号を出力しない構造のものであるため、圧電素子5の発電電力が印加電力として供給される。
以上のように、本実施の形態例1の自己電源供給型振動計測装置1によれば、振動計測センサ4と、電源である圧電素子5とをセンサ本体ケース3に内蔵して成るものであって、振動計測対象の回転機械12に取り付けられるセンサ本体2と、振動計測センサ4による回転機械12の振動計測信号を増幅して出力する増幅器8とを有しており、圧電素子5は回転機械12の振動によって発電し、圧電素子5の発電電力が電源出力ライン9を介して増幅器8へ供給され、且つ、圧電素子5の発電電力が増幅器8から印加電力供給ライン7を介して振動計測センサ4へも供給される構成であることを特徴としていることから、外部の電源から増幅器8や振動計測センサ4に電力を供給する必要は無く、内蔵の圧電素子5の発電電力を電源出力ライン9や印加電力供給ライン7を介して増幅器8や振動計測センサ4に供給するため、電源出力ライン9や印加電力供給ライン7から振動計測信号(実信号)へ電源ノイズが混入することがなく、その結果、振動計測の精度が向上する。
更には、本実施の形態例1の自己電源供給型振動計測装置1は、内蔵の圧電素子5を電源として用いているため、振動計測対象の回転機械12が振動する限りは、半永久的に監視用等として使用可能である。また、本実施の形態例1の自己電源供給型振動計測装置1は、圧電素子5の発電電力を蓄電せずに直接増幅器8や振動計測センサ4で利用するため、電力ロスが小さい。
また、本実施の形態例1の自己電源供給型振動計測装置1によれば、増幅器8は高インピーダンス機能を有していることを特徴としていることから、増幅器8を計測器11に接続しても、増幅器8から計測器11へ送られる振動計測信号は減衰が少なく、高出力で且つ安定した出力になるため、計測器11での信号処理に用いることができる。
<実施の形態例2>
図2に基づき、本発明の実施の形態例2に係る自己電源供給型振動計測装置21について説明する。本実施の形態例2の自己電源供給型振動計測装置21は、振動計測センサ24及び圧電素子25の他に増幅器28もセンサ本体ケース23内に設けられている点が、上記実施の形態例1の自己電源供給型振動計測装置1と異なる点である。
詳述すると、図2に示すように、本実施の形態例2の自己電源供給型振動計測装置21は、センサ本体22と計測器31とを有している。
センサ本体22は、ピエゾ機構等の振動計測センサ24と、電源である圧電素子25と、増幅器28とをセンサ本体ケース23に内蔵して成るものである。ガスタービンや蒸気タービンなどの回転機械32の振動を計測する際、この振動計測対象の回転機械32にセンサ本体22を取り付ける。
振動計測センサ24は、回転機械32が回転しているときに当該回転機械32の振動を計測し、この振動計測信号を信号出力ライン26を介して増幅器28へ出力する。なお、振動計測センサ24としては、例えば回転機械32の振動の加速度を計測する加速度センサや前記振動の圧力を計測する圧力センサなどを用いることができる。
増幅器28は、振動計測センサ24から出力される振動計測信号(アナログ出力信号)を入力して、この振動計測信号を増幅する。増幅器28で増幅後の振動計測信号(アナログ出力信号)は、増幅器28から増幅信号出力ライン30を介して計測器31へ出力される。増幅器28から計測器31へ送られる振動計測信号は、計測器31での信号処理に用いられるため、高出力で且つ安定した出力である必要がある。これに対して増幅器28の出力インピーダンスが低い場合、増幅器28から計測器31へ送られる振動計測信号は減衰し、低出力で且つ不安定になる可能性がある。そこで、増幅器28は計測器31との接続で出力が減衰しないようにするため、高インピーダンス機能を有している。
なお、メモリ機能を備えた増幅器が知られており、このような増幅器を増幅器28として用いてセンサ本体ケース23に内蔵すれば、増幅器28のメモリにセンサの感度や製造年月日などを記憶させておくことがでるため、利便性が向上する。
計測器31は、増幅後の振動計測信号を増幅器28から入力し、この振動計測信号に対して例えばFFT分析などの信号処理を行う。
そして、圧電素子25は、回転機械32が回転しているときに当該回転機械32の振動によって発電する。即ち、圧電素子25は、振動計測センサ24によって回転機械32の振動を計測すべきときに当該振動によって発電する。圧電素子25の発電電力は、増幅器28の駆動電力として用いるため、電源出力ライン29を介して増幅器28へ供給される。また、圧電素子25の発電電力は、増幅器28から印加電力供給ライン27を介して振動計測センサ24へも供給される。振動計測センサ24は、当該振動計測センサ24自体に電力を印加しないと振動計測信号を出力しない構造のものであるため、圧電素子25の発電電力が印加電力として供給される。
以上のように、本実施の形態例2の自己電源供給型振動計測装置21によれば、振動計測センサ24と、電源である圧電素子25と、振動計測センサ24による振動計測対象の回転機械32の振動計測信号を増幅して出力する増幅器28とをセンサ本体ケース23に内蔵して成るものであって、回転機械32に取り付けられるセンサ本体22を有しており、圧電素子25は回転機械32の振動によって発電し、圧電素子25の発電電力が電源出力ライン29を介して増幅器28へ供給され、且つ、圧電素子25の発電電力が増幅器28から印加電力供給ライン27を介して振動計測センサ24へも供給される構成であることを特徴としていることから、上記実施の形態例1の場合と同様に外部の電源から増幅器28や振動計測センサ24に電力を供給する必要は無く、内蔵の圧電素子25の発電電力を電源出力ライン29や印加電力供給ライン27を介して増幅器28や振動計測センサ24に供給するため、電源出力ライン28や印加電力供給ライン27から振動計測信号(実信号)へ電源ノイズが混入することがない。しかも、振動計測センサ24と圧電素子25と増幅器28の全てをセンサ本体ケース23に内蔵しているため、より一層、電源ノイズの影響が無くなる。従って、より一層、振動計測の精度が向上する。また、振動計測装置の小型化を図ることもできる。
更には、上記実施の形態例1の場合と同様に本実施の形態例2の自己電源供給型振動計測装置21は、内蔵の圧電素子25を電源として用いているため、振動計測対象の回転機械32が振動する限りは、半永久的に監視用等として使用可能であり、また、圧電素子25の発電電力を蓄電せずに直接増幅器28や振動計測センサ24で利用するため、電力ロスが小さい。
また、上記実施の形態例1の場合と同様に本実施の形態例2の自己電源供給型振動計測装置21によれば、増幅器28は高インピーダンス機能を有していることを特徴としていることから、増幅器28を計測器31に接続しても、増幅器28から計測器31へ送られる振動計測信号は減衰が少なく、高出力で且つ安定した出力になるため、計測器31での信号処理に用いることができる。
本発明はスタービンや蒸気タービンなどの回転機械の振動を計測するための自己電源供給型振動計測センサに関するものであり、特に増幅器へ電力を供給する電源出力ラインや、振動計測センサへ印加電力を供給する印加電力供給ラインから振動計測信号(実信号)へ電源ノイズが混入するのを防止することなどを可能にする場合に適用して有用なものである。
1 自己電源供給型振動計測装置
2 センサ本体
3 センサ本体ケース
4 振動計測センサ
5 圧電素子
6 信号出力ライン
7 印加電力供給ライン
8 増幅器
9 電源出力ライン
10 増幅信号出力ライン
11 計測器
12 回転機械
21 自己電源供給型振動計測装置
22 センサ本体
23 センサ本体ケース
24 振動計測センサ
25 圧電素子
26 信号出力ライン
27 印加電力供給ライン
28 増幅器
29 電源出力ライン
30 増幅信号出力ライン
31 計測器
32 回転機械

Claims (3)

  1. 振動計測センサと、電源である圧電素子とをセンサ本体ケースに内蔵して成るものであって、振動計測対象の回転機械に取り付けられるセンサ本体と、
    前記振動計測センサによる前記回転機械の振動計測信号を増幅して出力する増幅器とを有しており、
    前記圧電素子は前記回転機械の振動によって発電し、
    前記圧電素子の発電電力が電源出力ラインを介して前記増幅器へ供給され、且つ、前記圧電素子の発電電力が前記増幅器から印加電力供給ラインを介して前記振動計測センサへも供給される構成であることを特徴とする自己電源供給型振動計測装置。
  2. 振動計測センサと、電源である圧電素子と、前記振動計測センサによる振動計測対象の回転機械の振動計測信号を増幅して出力する増幅器とをセンサ本体ケースに内蔵して成るものであって、前記回転機械に取り付けられるセンサ本体を有しており、
    前記圧電素子は前記回転機械の振動によって発電し、
    前記圧電素子の発電電力が電源出力ラインを介して前記増幅器へ供給され、且つ、前記圧電素子の発電電力が前記増幅器から印加電力供給ラインを介して前記振動計測センサへも供給される構成であることを特徴とする自己電源供給型振動計測装置。
  3. 請求項1又は2に記載の自己電源供給型振動計測センサにおいて、
    前記増幅器は高インピーダンス機能を有していることを特徴とする自己電源供給型振動計測センサ。
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