JP2014061015A - 股間部保護防具および打撃判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】競技者の手首などの攻撃部分や手に持った武具に別のセンサーや電気回路などを装着する必要が無く通常の攻撃防御動作の邪魔にならず、装置全体が複雑にならず、競技者の一方が寸止めルールの有る無しに関係なく股間部を打撃した場合にこの打撃から競技者を保護する。
【解決手段】対戦型競技の競技者の股間部に装着され競技者の急所を保護するための股間部保護防具であって、競技者の股間部を前面から覆い競技者の急所を保護する略碗状の保護基材48Aと、保護基材48Aの前面に着脱可能に装着される基材カバー48Bと、保護基材48Aと基材カバー48Bとの間に装着され股間部への打撃を検出する打撃センサー54と、を備える。
【選択図】図11

Description

この発明は、打撃型格闘技などの対戦型競技において競技者の股間部に装着して股間の急所を打撃から保護するために用いる股間部保護防具と、これを用いて股間部への打撃の有効無効を判定する打撃判定装置とに関するものである。
従来より日本古来の伝統武道である剣道、空手、合気道などの他、コテンドー、カンフー、キックボクシング、ボクシング、フェンシングなど種々の打撃型格闘技である対戦型競技が知られている。この種の競技においては、競技者の股間を攻撃した時に股間を打撃から保護するために防具を装着することがある。この股間の防具と共に、頭部を保護する頭部保護防具、腹部を含む胴部に強い打撃を直接受けるのを防止するために胴部保護防具などを装着したり、頭部や小手部などに防具を装着することも周知である。
この種の競技では打撃が瞬時に行われるために正確な判定が困難であることがある。また打撃が有効か無効かの正確な判定が困難なこともあり得る。さらに眼球や急所への攻撃を判定して反則としたり、あるいは有効とする競技もあり、特に有効とする場合には競技者をこの攻撃から保護する防具が必要である。
特開2005−224509号公報 実用新案登録第3124194号号公報 実用新案登録第2593064号公報 特開昭64ー34385号公報 特開昭63−240890号公報 実開平6−11771号公報 特開2000−42162号公報 特開2003−38703号公報
特許文献1、2には股間前面を覆うプレート状剛体1を腰回しベルト2に吊り下げて取り付けるものが開示されている。特許文献3には、ほぼ同形状のお椀状保護部材を二重に重ねて配置し、表側の保護部材に受けた衝撃力をこの表側の保護部材を歪ませて吸収するための衝撃吸収手段を各保護部材の間に設けたものが開示されている。しかしこれらの股間部保護防具では、股間部への打撃を検出することができないのでここへの打撃を正確に検出し判定することができない。
空手などの武道において、対戦者の攻撃(打撃)があったことを、攻撃側の手首や防具に付けたセンサーで検出しこの検出結果を無線で受信機(中央装置)に送り表示させるものが特許文献4〜8により公知である。
特許文献4、5には、手首にセンサーを設けることにより、空手競技でいわゆる寸止めルールに違反して「突き」、「蹴り」が有ったことを検出し警告を発するものが記載されている。特許文献6には、防御側の防具と攻撃側の攻撃具の両方に打撃センサを設け、一方のセンサの出力がない時には打撃がなかったと判定し、両センサが打撃を検出した時だけ有効と判定して誤判定を防止することが記載されている。
特許文献7には、胴部保護防具1等に異なる電極4、5を間隙を空けて配設し、これら電極4、5により有効打検出用センサー6とし、攻撃側のグローブなどの表面に導電体を装備し、グローブが相手の防具に接触した時に電極4、5を導通させて、有効な打撃を検出するものが記載されている。
特許文献8には、剣道の防具などで有効打の決まり位置やその強さを検出する有効打検出センサを取り付けたもの、これを用いる打撃判定システムが開示されている。
特許文献4、5に記載されたものは、競技者の手首に打撃センサーを設けるものであるため、手首にセンサーだけでなくその信号処理回路や送信回路を設ける必要が生じ、競技者の攻撃防御動作の障害になり得るという問題が有る。また競技者の一方が寸止めできずに打撃を加えた場合に、加えた打撃から他方の競技者を安全に保護することができないと云う問題もあった。特許文献6、7のものは、両方の競技者が装着する防具と打撃具(グローブ、剣)にそれぞれセンサーあるいはセンサーと導電性ジャケットを設ける必要が有り、装置全体が複雑になる。
特許文献8のものには、頭部や首部の防具、胸部や腹部の防具、腰部や大腿部の防具、拳や手首の防具などの表面直下に、メンブレンスイッチなどの有効打検知センサーを配置すること、このセンサーの信号を判定回路に無線で送信し打撃判定を行うことが記載されている。しかし股間部への攻撃は検出することはできず、この攻撃が寸止めルールによる反則か否かに拘わらず、この攻撃から急所を保護することもできない。
この発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、競技者の手首などの攻撃部分や手に持った剣などの武具に別のセンサーや電気回路などを装着する必要を無くして通常の攻撃防御動作を邪魔する恐れを無くし、両方の競技者に設けた電極などの接触により判定するもののように装置全体が複雑になることがなく、さらに競技者の一方が寸止めルールの有る無しに関係なく股間部を打撃した場合にこの打撃から競技者を保護することが可能である股間部保護防具を提供することを第1の目的とする。またこの股間部保護防具を用いた打撃判定装置を提供することを第2の目的とする。
この発明によれば第1の目的は、対戦型競技の競技者の股間部に装着され競技者の急所を保護するための股間部保護防具であって、競技者の股間部を前面から覆い競技者の急所を保護する略碗状の保護基材と、前記保護基材の前面に着脱可能に装着される基材カバーと、前記保護基材と前記基材カバーとの間に装着され前記股間部への打撃を検出する打撃センサーと、を備えることを特徴とする股間部保護防具、により達成される。
また第2の目的は、請求項1に記載する股間部保護防具を用いる打撃判定装置であり、
股間部保護防具に設けた打撃センサの出力に基づいて打撃の有効無効を判定する判定器と、この判定結果を告知する打撃告知手段と、を備える打撃判定装置、により達成される。
第1の発明は、股間部を保護する略碗状の基材と基材カバーの間に、打撃センサーを装着したから、競技者の手首や足(特に足の甲)などの攻撃部分や手に持った剣などの武具に別のセンサーや電気回路などを装着する必要が無く、通常の攻撃防御動作の邪魔になる恐れがない。また両方の競技者に設けた電極などの接触により判定するもののように装置全体が複雑になることがない。さらに競技者の一方が寸止めルールなどに反して誤って相手の股間部を打撃したり、股間部の攻撃が許容されている場合に、この打撃から競技者を保護することが可能である
第2の発明によれば、この股間部保護防具の打撃センサー出力を用いて打撃の有効無効を判定器で判定することができるから、誤判定を確実に防ぐことができる。またこの判定結果は、打撃告知手段により審判員などに表示ランプや信号音などにより直ちに告知できるので、競技の進行を円滑に行える。
本発明の一実施例である防具の装着例を示す競技者の正面図 その各所の打撃センサーの配置例と検出器および打撃告知手段を示す図 同じく頭部保護防具の構造概要を示す側面図 同じく頭部保護防具の分解斜視図 格闘技の競技状況を示す図 股間部保護防具の分解斜視図 図6におけるVII−VII線断面図 他の格闘競技用装備例を示す図 同じく他の競技例を示す図 同じく他の競技例を示す図 股間保護防具の他の実施例を示す分解斜視図 同じくその中央側断面図
打撃センサーは保護基材の前面に取り付けるのがよい(請求項2)。保護機材は急所を保護するために十分な硬度を有するから、基材カバーに加えた打撃はこの硬い保護基材に保持した打撃センサーに確実に伝えられ検出精度を向上させることができるからである。この時センサーの種類によっては打撃の有無だけでなく打撃圧力(打撃力)も判定することが可能になる。打撃センサーは1個でもよいがその場合は保護基材の中央付近に設けるのがよい。打撃センサーは複数個設けてもよい。
打撃センサーと基材カバーとの間には、低反発性で適度の衝撃吸収性を持つ樹脂フォームを介在させるのがよい(請求項3)。たとえば打撃センサーを樹脂フォームで包み込むようにする。ここに用いる樹脂フォームは、例えば株式会社加地より供給される「EXGEL」(登録商標)が適する。このような樹脂フォームを介在させることにより、基材カバーに加えられた打撃力を樹脂フォームに伝え、その打撃圧力を樹脂フォームにより分散させて打撃センサーに正確に伝えることができる。また打撃力をこの樹脂フォームで緩衝し、保護基材を通して競技者に伝わる衝撃が過大になるのを防ぐことができる。
打撃センサーは、例えばドーム型ゴムカバーで被覆した感圧導電性エラストマーセンサーが適する(請求項4)。このセンサーは、例えばイナバゴム株式会社から供給される「イナストマー」(品名)が適する。このセンサーは、絶縁性ゴム材料に導電性粒子をほぼ均等に分散させた状態で成型したものであり、加圧力の増加につれて導電粒子の導通経路が増えて電気抵抗値が減少するものである。ドーム型ゴムカバーは、センサーに加えられる打撃衝撃を緩和させてセンサーを保護するものである。
保護基材は、複数の略碗状の保護基材素体を相互に滑動可能に重ねたものとし、打撃センサーは前側の保護基材素体の表面に取り付け、基材カバーでこれら保護基材素体全体および打撃センサーを包むように構成すれば(請求項5)、打撃を受けた時に保護基材素体間の滑動により打撃を吸収でき、身体に受ける攻撃を軽くすることができる。ここに保護基材素体は2つ重ねてもその効果は十分であるが、3つ以上重ねてもよいのは勿論である。なおこれら重ねた複数の保護基材素体全体を基材カバーで包んでいるので、各保護基材素体が分離することが無く競技者に装着しやすい。ここに用いる基材カバーは、保護基材素体同志の滑動を妨げないしなやかさ(柔らかさ)と大きさを持ち、かつ適度な厚みを持った生地が望ましい。例えばパンツなどに用いられる伸縮性に富むスパッツ生地が最適である。
請求項6の打撃判定装置において、打撃告知手段は、防具本体に設けた発光表示手段とすることができる(請求項7)。例えば本発明の股間部保護防具と共に頭部を保護する頭部保護防具を用いることが考えられ、この頭部保護防具にこの発光表示手段を設けておくことができる。この場合はLED発光素子を頭部保護防具の頂部付近に取り付けておくのがよい。消費電力が少なく、かつ周囲から視認しやすくなるからである。
打撃告知手段は、ブザーなどの音響装置により告知するものであってもよい。ブザーなどは打撃の有効無効、打撃の場所などにより音質を変化させておくのがよい。この音響装置と前記の発光表示手段の両方を併用してもよい。
判定器および打撃告知手段は競技者から離れて例えば審判員が認識しやすい場所に設置しておき、打撃センサーの出力は競技者に装着した送信機から前記判定器に無線で送信することができる(請求項8)。この場合は競技者にはセンサー出力の送信機を装着するだけで済むから、競技者の競技の邪魔にならない。
判定器と打撃告知手段は競技者に装着しておいてもよく、この場合打撃告知手段は頭部保護防具に装着して競技者同士、審判員、観客に認識し易くしておいてもよい(請求項9)。この場合は特に観客に対して興趣に富む観戦を可能にすることができる。
図1〜4において、符号10は後記する股間部保護防具48と共に用いる頭部保護防具である。この頭部保護防具10は、競技者の頭部12を前面(顔面)以外のほぼ全体を覆い頭部12を保護するものであり、前面に顔面が前方に向かって露出する顔面露出用開口部14が形成されている防具本体16と、この顔面露出用開口部14を前方から覆う硬質透明樹脂製の前面板18とを備える。なお防具本体16の下面は開口し、頭部12を下方から進入可能にしているのは勿論である。
防具本体16は内面全体に頭部12をソフトに保護する板状緩衝材20が取り付けられ、左右側面には競技者の耳を保護するためのリング状緩衝材22(図4)が取り付けられている。防具本体16の外面には、上面前部から後面下部にかけて斜めに帯状の緩衝材24が巻き付け固定され、頭部上面への打撃を吸収するものである。図3、4で25は、頭部保護防具10を頭部12に保持するためのバンドであり、緩衝材24の後部から頭部12の顎に掛けて締め付けるものである。
前面板18は図3、4に示すように、防具本体16の顔面露出用開口部14を覆うほぼ仮面型に形成され、その外周縁部が顔面露出用開口部14の外周縁部に外側から密着し、この状態に固着されている。すなわちこれらの対応位置にそれぞれ穿設された紐穴に紐26を通して結着されている。従って防具本体16と前面板18とは一体化されて前記防具本体16を形成する。
前面板18には図3、4に示すように、競技者の眼球の前方に対向する横長の視界確保用開口部28と、競技者の鼻先に対向するほぼ三角形の鼻用開口部30と、競技者の口に対向する左右一対の口用開口部32とが形成されている。
この前面板18の前には、前記視野確保用開口部28および鼻用開口部30の全体と、口用開口部32の上半部分を前方から覆う可撓性を有する透明保護板34が取り付けられている。この透明保護板34は、前面板18との間に適切な間隙をもって防具本体16に着脱可能に取り付けられている。すなわち、透明保護板34の左右側部は、樹脂結束具36(図3)を用いて防具本体16に着脱可能に取り付けられている。
前面板18と透明保護板34の間には、複数の打撃センサー38が装着されている。すなわち前面板18の視界確保用開口部28の上縁より適宜の間隔を持って上方に左右一対のゴム状の弾性材40が接着固定され、この下方かつ視界確保用開口部28の上縁に近接して打撃センサー38が固定されている(図3)。また前面板18の視界確保用開口部28の下縁中央と鼻用開口部28の間には、他の打撃センサー38が固定されている。
これらの打撃センサー38は、例えばイナバゴム株式会社より提供される感圧導電性エラストマーセンサーである商品名「イナストマー SFRタイプ」が適する。ここに打撃センサー38は、その上面にドーム型ゴムカバーを接着固定し、打撃の衝撃を緩和させて打撃センサー38を保護するのがよい。
このように硬質な前面板18と柔軟かつ形状復元性を持つ透明保護板34を組み合わせることにより、打撃によって透明保護板34を変形させ、この変形によって打撃センサー38を作動させると共に、透明保護板34自身の復元力および弾性材40の復元力によって透明保護板34を復元させ正しい位置に戻して、打撃センサー38を復帰させることができる。従って簡単な構成により打撃センサ−38を正確に作動させることができる。
この頭部保護防具10には、図1に示すように競技者の首から肩に掛かる首の保護具42と、顎から首の前面に延びる喉の保護具44とを取り付けるのがよい。頭部保護防具10は、競技者の胸および腹を保護する胴部保護防具46、股間の急所を保護する股間部保護具48、あるいは足すねの防具50と組み合わせて用いることができる。この場合に防具46、48、50に打撃センサー52、54、56を設け、前記打撃センサー38と共にそれぞれの位置への打撃を検出するようにする。
次に本発明に係る股間部保護防具48を図6、7を用いて説明する。この防具48は、競技者の股間を前面から覆い急所を保護するための略碗状の保護基材48Aと、保護基材48Aの前面に着脱可能に装着される基材カバー48Bとを有する。保護基材48Aは、例えば競技者の腰に回したベルト48C(図6)により競技者に装着される。保護基材48Aは急所を打撃から保護するために十分な強度、剛性を有するものであり、硬質樹脂などで成型される。基材カバー48Bは、柔らかい布や適度の柔軟性を持つ樹脂で保護基材48Aを包むように作られている。
保護基材48Aに取り付ける打撃センサー54は前記した「イナストマー」が適し(段落0020、0031参照)、図2、6に示すように保護基材48Aの中央付近に1個設ける。この打撃センサー52には適度な衝撃吸収性を持つ前記「EXGEL」(段落0019)等の樹脂フォーム48Dからなる打撃緩衝材が被せられている。図6で54Aは、打撃センサー54と判定器58とをつなぐ配線である。
これらの打撃センサー38、52、54、56の出力は、図2に示す判定器58に導き、ここで打撃の有効無効などを判定する。この判定器58はコンピュータを備え、複数の打撃センサー38、52、54、56の出力から打撃の強度や位置を演算により求めると共に、設定値と比較することにより打撃の有効無効を判定する。
なお頭部保護防具10の上面にLED(発光ダイオード)等の打撃告知手段60を設け、判定器58の判定結果をここに表示するようにしてもよい。例えば有効な打撃と判定した時にこれを発光させる。この場合、判定器58と打撃告知手段60とを配線で接続しておく。判定器58には送受信機62を接続し例えば一つのケース64に収納して競技者に持たせておいてもよい。
また、競技者には打撃センサー出力の送信機62だけ、あるいは判定器58と送信機62を持たせておき、打撃センサーの出力あるいは判定器58の判定結果を他の場所に設けた送受信機66に無線で送り、主判定器68で判定して表示器70に表示させてもよい。図5はこの場合の概念図である。
図8は他の競技用装備の例を示し、前記図1の装備をより簡素化したものである。すなわち頭部保護防具10Aの硬質透明樹脂製前面板18Aを覆う可撓性保護板34Aを、正面から見て視野確保用開口部28Aを覆いかつ前面板18Aの輪郭(外形)内に入るように形成し、これら前面板18Aと保護板34Aとの間に打撃センサー38Aを配設したものである。このため頭部保護防具10Aを小型化して頭部をコンパクトに包み込むことが可能になる。
また胸および腹の防具46を競技者の身体に密着するように形成し、適宜位置に打撃センサー52を配置したものである。なおこの図においては、前記図1〜7の実施例の対応する部分に同一の符号に記号A付加してのでその説明は繰り返さない。
図9、10は、本発明の頭部保護防具10(あるいは10A)を用いた剣道に類似した剣道競技方法の例を示す。図9の競技では、競技者はそれぞれ日本伝統の装束で剣72を持ち、剣72および拳を用いて対戦する。剣72または拳で相手に打撃を与えると打撃センサー(図示せず)がこの打撃を検出し、打撃の有効無効を判定して打撃告知手段(図示せず)に表示(あるいは判定音)を出力する。この場合胴部保護防具は、着衣の内側にあり外からは目視できない。
図10は、日本の空手道に類似した空手競技方法の例を示す。この競技では、両方の手の拳を用いて打撃することを可能にすると共に、手を使って相手の足を取ってバランスを乱すことなどを許容している。
図11、12は、股間保護防具の他の実施例を示す。この実施例は図6における碗状の保護基材48Aを2つ重ね、相互に滑動可能にしたものである。すなわち保護基材48Aを、同じ保護基材素体48a、48bを重ねて、外側(前側)の素体48bの周縁を内側(後側)の素体48aの表面である曲面に接触させて滑動可能に構成したものである。この場合相互の滑動を円滑にするために、各素体48a、48bは十分に硬度を持った樹脂製としたり、素体48bの開口縁に摺動性に優れる樹脂製の縁材を取り付けておくのがよい。
図11、12では、前記図6、7と同一部分に同一符号を付したのでその説明は繰り返さない。打撃センサー54は、外側の保護基材素体48bの前面中央に固定され、樹脂フォーム48Dで保護されている。基材カバー48Bは、保護基材素体48a、48b同志の滑動を妨げないしなやかさ(柔らかさ)と伸縮性を持ち、かつ適度な厚みを持った生地が望ましい。例えばスパッツ生地が最適である。
この実施例によれば、保護基材素体48bに打撃を受けた時には、基材素体48bが基材素体48aの表面に沿って滑動し、衝撃を吸収することができるから、競技者に加わる打撃力を弱めることができる。従って競技者の保護に適する。この打撃は打撃センサー54で検出され判定装置によって判定される。
10、10A 頭部保護防具
12 頭部
46、46A 胴部保護防具
48 股間部保護防具
48A 保護基材
48B 基材カバー
48C ベルト
48D 樹脂フォーム
58 判定器
60 打撃告知手段としてのLED(発光表示手段)
62(66) 送受信機
64 ケース
68 主判定器

Claims (9)

  1. 対戦型競技の競技者の股間部に装着され競技者の急所を保護するための股間部保護防具であって、
    競技者の股間部を前面から覆い競技者の急所を保護する略碗状の保護基材と、
    前記保護基材の前面に着脱可能に装着される基材カバーと、
    前記保護基材と前記基材カバーとの間に装着され前記股間部への打撃を検出する打撃センサーと、
    を備えることを特徴とする股間部保護防具。
  2. 打撃センサーは、保護基材の前面に取り付けられている請求項1の股間部保護防具。
  3. 打撃センサーと基材カバーとの間には、低反発性で適度の衝撃吸収性を持つ樹脂フォームが介在する請求項2の股間部保護防具。
  4. 打撃センサーは、ドーム型ゴムカバーで被覆した感圧導電性エラストマーセンサーである請求項1の股間部保護防具。
  5. 保護基材は、複数の略碗状の保護基材素体を相互に滑動可能に重ねたものであり、打撃センサーは前側の保護基材素体の表面に取り付けられ、基材カバーはこれら保護基材素体全体を包んでいる請求項1の股間部保護防具。
  6. 請求項1に記載する股間部保護防具を用いる打撃判定装置であり、
    股間部保護防具に設けた打撃センサの出力に基づいて打撃の有効無効を判定する判定器と、この判定結果を告知する打撃告知手段と、を備える打撃判定装置。
  7. 打撃告知手段は、発光表示手段である請求項6の打撃判定装置。
  8. 判定器および打撃告知手段は競技者から離れて設置され、打撃センサの出力は競技者に装着した送受信機から前記判定器に無線で送信される請求項6の打撃判定装置。
  9. 判定器および打撃告知手段は、競技者に装着されている請求項6の打撃判定装置。
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