JP2014060055A - 回路導通遮断装置 - Google Patents

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Shinichi Takase
慎一 高瀬
Junichi Wakayama
淳一 若山
Tetsuji Tanaka
徹児 田中
Hiroki Hirai
宏樹 平井
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Abstract

【課題】簡素な構成で回路の導通、遮断を行うことが可能な装置を提供する。
【解決手段】回路導通遮断装置10は、第1コネクタ部16を有する本体部11と、電源Bから機器に連なる動力経路に配された電線32の端末部に接続され、第1コネクタ部16に対して正規位置に装着されて本体部11の回路と電線32とを電気的に接続し、正規位置から移動することで本体部11の回路と電線32との電気的接続が遮断される第2コネクタ部31と、本体部11に装着されているときには第2コネクタ部31の正規位置への移動を可能とし、本体部11に装着されていないときには第2コネクタ部31の正規位置への移動が規制されるキー部材50と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、回路導通遮断装置に関する。
電気自動車等の車両には、高電圧の電池が搭載されている。そのため、メンテナンス等の際などには作業者の安全を確保するため電力の供給を遮断する必要がある。
特許文献1には、可動電極を備えたブレーカ装置が記載されており、可動電極を着脱することで回路の導通、遮断を行っている。
特許第3435973号公報
ところで、特許文献1の構成は、着脱を行う可動電極が導電路の一部を構成しているため、着脱を行う部材の構成が複雑になり、装置の構成が複雑になりやすいという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、簡素な構成で回路の導通、遮断を行うことが可能な装置を提供することを目的とする。
本発明の回路導通遮断装置は、第1コネクタ部を有する本体部と、電源から機器に連なる動力経路に配された電線の端末部に接続され、前記第1コネクタ部に対して正規位置に装着されて前記本体部の回路と前記電線とを電気的に接続し、前記正規位置から移動することで前記本体部の回路と前記電線との電気的接続が遮断される第2コネクタ部と、前記本体部に装着されているときには前記第2コネクタ部の前記正規位置への移動を可能とし、前記本体部に装着されていないときには前記第2コネクタ部の前記正規位置への移動が規制されるキー部材と、を備える。
本構成によれば、キー部材が本体部に装着されていれば、第2コネクタ部が正規位置に移動可能となるため、本体部の回路と電線とを電気的に接続することができるとともに、キー部材が本体部に装着されていなければ、第2コネクタ部の正規位置への移動が規制されるため、本体部の回路と電線との電気的な接続が遮断される。これにより、キー部材が導電路の一部を形成していなくても回路導通遮断装置を構成することが可能になるため、導電路の接続、遮断を行うために装着する部材の構成を簡素することが可能になる。よって、回路の導通、遮断を行う回路導通遮断装置の構成を簡素化することが可能になる。
また、導電路の接続、遮断を行うために装着する部材の構成が簡素化されることで、キー部材の持ち運びが容易になるため、作業性を向上させることが可能になる。
上記構成の実施態様として以下の構成を有すれば好ましい。
・前記第2コネクタ部は、前記第1コネクタ部に対して前記電線と前記本体部の回路とが電気的に遮断された状態となる仮係止位置に係止可能であるとともに、前記仮係止位置から前記正規位置へ移動可能に構成されている。
このようにすれば、電線と本体部の回路とが電気的に遮断された状態でも第2コネクタ部を第1コネクタ部に対して仮係止位置で係止することができるから、電線と本体部の回路との電気的接続、遮断作業を容易にすることが可能になる。
・前記第1コネクタ部は、前記第2コネクタ部の接続方向の移動の際に当接して前記第2コネクタ部を前記仮係止位置に係止する係止部を備え、前記キー部材は、前記係止部に当接して前記係止部の係止を解除し、前記第2コネクタ部の前記正規位置への移動を可能とする係止解除部を備えている。
このようにすれば、簡素な構成で、第2コネクタ部を仮係止位置から正規位置へと移動させることができる。
・前記第2コネクタ部と前記キー部材の少なくとも一方は、前記第2コネクタ部と前記キー部材との相対的位置を保持する保持部を備える。
このようにすれば、第2コネクタ部を正規位置から移動させる際に、キー部材を移動させればよいため、作業性を向上させることが可能になる。
・前記本体部は、前記第2コネクタ部の離脱を規制する離脱規制部を備える。
このようにすれば、本体部の回路と電線とが電気的に遮断された状態でも第2コネクタ部が本体部から離脱しないため、作業性を向上させることが可能になる。
・前記第2コネクタ部と前記キー部材の少なくとも一方に設けられ、前記第2コネクタ部と前記キー部材との相対的位置を保持する保持部と、前記本体部に設けられ、前記第2コネクタ部の離脱を規制する離脱規制部と、前記第2コネクタ部及び前記キー部材の離脱方向の移動の際に、前記第1コネクタ部の当接部に当接してスライド移動し、前記スライド移動した際に前記保持部に当接して前記保持部の保持を解除するスライド部材と、を備えている。
このようにすれば、本体部の回路と電線とが電気的に遮断された状態でも第2コネクタ部が本体部から離脱しないため、作業性を向上させることが可能になる。また、第2コネクタ部を正規位置から移動させる際に、キー部材を移動させればよいため、作業性を向上させることが可能になる。
さらに、スライド部材により、第2コネクタ部とキー部材との係止を解除してキー部材のみを離脱させることが可能になる。
・前記キー部材に対して回動可能に構成され、前記キー部材が正規位置にあるときに前記キー部材に対して回動されることでインターロック受け部に接続されて外部に信号を送信可能となるインターロック接続部を備える。
このようにすれば、インターロック接続部を回動させてインターロック受け部に接続すれば、電線と本体部の回路とが電気的に接続された状態にあることを外部で検知することが可能になる。
本発明によれば、簡素な構成で回路の導通、遮断を行うことが可能となる。
実施形態1の回路導通遮断装置を示す平面図 図1のA−A断面図 回路導通遮断装置を示す左側面図 図1のB−B断面図 回路導通遮断装置の電気的構成を概略的に示す図 本体部を示す斜視図 本体部を示す平面図 図7のC−C断面図 第2コネクタ部を示す斜視図 図9とは異なる方向から第2コネクタ部を示す斜視図 第2コネクタ部を示す平面図 第2コネクタ部を示す正面図 第2コネクタ部を示す側面図 第2コネクタ部を示す底面図 電線及びスライド部材を外した状態の第2コネクタ部を示す斜視図 電線及びスライド部材を外した状態の第2コネクタ部を示す側面図 スライド部材を示す斜視図 スライド部材を示す正面図 スライド部材を示す側面図 キー部材を示す斜視図 図20とは異なる方向からキー部材を示す斜視図 キー部材を示す側面図 キー部材を示す背面図 キー部材を示す底面図 第2コネクタ部がキー部材の内側に装着されて保持された状態を示す斜視図 第2コネクタ部がキー部材の内側に装着されて保持された状態を示す正面図 第2コネクタ部がキー部材の内側に装着されて保持された状態を示す側面図 第2コネクタ部がキー部材の内側に装着されて保持された状態を示す背面図 第2コネクタ部がキー部材の内側に装着されて保持された状態を示す底面図 キー部材が第2コネクタ部に装着される際の様子を示す斜視図 キー部材が装着された第2コネクタ部が正規位置に装着された状態を示す斜視図 キー部材が装着された第2コネクタ部が正規位置に装着された状態を示す平面図 キー部材が装着された第2コネクタ部が正規位置に装着された状態を示す側面図 キー部材が装着された第2コネクタ部が仮係止位置に係止された状態を示す断面図 キー部材が装着された第2コネクタ部が仮係止位置に係止された状態を示す断面図 キー部材が装着された第2コネクタ部が正規位置に装着された状態を示す断面図 スライド部材が当接部に当接した状態を示す図 スライド部材が保持片を撓ませた状態を示す図 係止が解除されてキー部材が第2コネクタ部から分離した状態を示す図
<実施形態1>
本実施形態の回路導通遮断装置10は、電気自動車やハイブリッド自動車等の車両に搭載され、メンテナンス等の際に駆動力の伝送経路を遮断する機能を有するものである。以下では、上下方向については、図2を基準とし、図2の右方を前方、左方を後方として説明する。
回路導通遮断装置10は、車両内においてバッテリ等の電源Bからインバータやモータ等の機器への電力を伝送する経路(動力経路)に配されており、図1に示すように、回路が収容された本体部11と、電線32の端末部に接続され、本体部11の第1コネクタ部16に対して正規位置に装着されて本体部11の回路と電線32とを電気的に接続する第2コネクタ部31と、第2コネクタ部31の正規位置への移動を可能とするためのキー部材50とを備えている。
本体部11は、図7に示すように、内部に回路が収容された直方体状の回路収容部12と、相手側コネクタ部と嵌合する複数(本実施形態では6個)のコネクタ部16〜21とを備え、複数のコネクタ部16〜21は、回路収容部12の上面において上方に開口している。
回路収容部12は、アッパケースとロアケースとを備える直方体状のケース12A内に、導電路13A,13Bと、導電路13Aをオンオフするリレー14と、リレー14を駆動する駆動コイル15とが収容されている(図5参照)。
リレー14は、機械式のリレーが用いられているが、MOSFET等の半導体スイッチを用いてもよい。
複数のコネクタ部16〜21は、図7に示すように、上方(嵌合方向)に筒状に開口し、ケース12Aと一体に形成された複数(本実施形態では6個)のフード部22と、回路収容部12の上面(コネクタ部の底面12B)からフード部22内に突出する複数(本実施形態では6個)の雄型の端子23とを備えている。
コネクタ部16〜19のフード部22は、長方形の角筒状に開口し、コネクタ部20,21のフード部22は、山形の角筒状に開口している。
6個のコネクタ部16〜21のうちの、角部に位置する1個は、第1端子23Aを有し、第2コネクタ部31と共にキー部材50が装着される第1コネクタ部16とされている。
第1コネクタ部16のフード部22は、互いに対向する一対の対向壁22A,22Cと、一対の対向壁22A,22C間を連ねる一対の側壁22B,22Dとからなる。
側壁22B,22D及び後方側の対向壁22Cは、後方に延出壁22E,22Fが延出されている。延出壁22E,22F間の隙間には、インターロック接続部63のアーム部65が挿通される。
第1コネクタ部16は、そのフード部22の2つの外面が回路収容部12の2つの側面に面一に連なるように配されており、その大きさ(フード部の開口の大きさ)は、他のコネクタ部17〜21よりも大きく形成されている。
第1コネクタ部16のフード部22内には、側壁22B,22Dの基端部から上方に突出する一対の係止片25A,25B(「係止部」の一例)と、対向壁22A,22Cの所定の高さ位置から内方側に突出する一対の当接突部28A,28B(「当接部」の一例)とを備える。
一対の係止片25A,25Bは、前後方向の端部が重なるように前後方向の位置をずらして配されており(前後方向の位置が第1コネクタ部16における前後方向の中間に対して対称な位置に配されており)、側壁22B,22Dの基端部に連なる連結基部26と、連結基部26の先端部から上方に起立する撓み変形可能な撓み部27とを備えている(図34参照)。
撓み部27は、薄肉の板状であって、左右方向に弾性変形可能とされている。
撓み部27の先端部(上端部)は、その前後方向の中間部が段差状に凹んだ形状とされて後述する第2コネクタ部31の被係止突部42が当接して係止する留め部27Aとされ、前後方向の両端部がキー部材50が当接して撓み部27を弾性変形させ、第2コネクタ部31の被係止突部42への係止を解除する被解除部27Bとされている。
留め部27Aは、平坦な面であって、第2コネクタ部31の被係止突部42の段差面42Aが嵌合方向に前止まり状態で当接することで第2コネクタ部31の嵌合方向の移動(仮係止位置から正規位置への移動)を規制する。
被解除部27Bは、留め部27Aの両側で留め部27Aよりも突出しており、先端部が丸みを帯びているとともに、キー部材50の係止解除部59が当接する内方側の角部がテーパ状に切欠かれている。
フード部22における側壁22B,22Dの内面には、図4に示すように、所定の高さ以上を厚くした厚肉部34が形成されており、これにより、厚肉部34の底面側に段差部34Aが形成されている。
一対の当接突部28A,28Bは、図7に示すように、軸方向に突出する円柱状であって、対向壁22A,22Cの内面における左右方向の位置をずらした位置(左右方向の位置が第1コネクタ部16における左右方向の中間に対して対称な位置)に配されている。
一対の当接突部28A,28Bは、共に等しい高さ位置であって、後述するスライド部材46をスライド移動させてキー部材50の第2コネクタ部31への係止を解除できる高さ(底面12Bからの高さ)に形成されている。
第1コネクタ部16の後方には、インターロック受け部29が設けられている。
インターロック受け部29は、図2に示すように、インターロック検知用の電線49の端末部に取付けられた端子48が収容されることで、外部のECU(Electronic Control Unit)等に信号を出力可能とされており、第1コネクタ部16の基端部に連なって後方に延出された延設部29Aと、延設部29Aの端部に設けられて電線49の端末部に取付けられた雌端子48が収容される端子収容部29Bと、延設部29Aから上方に突出し、インターロック接続部63をロック状態で係止するロック係止部30とを備えている。
端子収容部29Bは、溝状の端子挿入孔29Cを有する。
ロック係止部30は、上方に突出する板状部30Aと、板状部30Aの後面から後方に爪状に突出する係止爪部30Bとを有する。
係止爪部30Bは、後方に段差状に後方に突出し、上方に向けて突出寸法が小さくなる傾斜面を有する。
第2コネクタ部31は、第1コネクタ部16のフード部22内における第1端子23Aの近傍の領域に嵌合するものであり、電線32の軸心を中心として対称な形状であって、図9に示すように、電線32の端末部に取付けられた第2端子33が収容される端子収容部36と、端子収容部36の先端部に設けられ、第2コネクタ部31が第1コネクタ部16に対して離脱しないように保持する一対のL字状の離脱規制部39と、端子収容部36の外面に設けられた第2コネクタ部31の仮係止位置より下方への移動を規制する被係止突部42と、を備えている。
端子収容部36は、直方体状であって、その底面には、図10に示すように、第1コネクタ部16の第1端子23Aが挿入される端子挿入孔37が溝状に設けられている。
端子収容部36の内壁には、第2端子33を抜け止めするランス38が突設されている。
第2端子33は、雌型であって、図2に示すように、電線32の芯線に圧着されおり、内部に第1端子23Aと接触する弾性接触片33Aが設けられている。第1端子23Aが端子挿入孔37に挿入されると、第1端子23Aが第2端子33の弾性接触片33Aを弾性変形させつつ接触する。
端子収容部36には、図9に示すように、スライド部材46のスライド移動を可能とするスライド溝部43と、上下方向に延びるガイド溝部45とが形成されている。スライド溝部43及びガイド溝部45は、端子収容部36の外面における前面及び後面にそれぞれ設けられている。
スライド溝部43は、端子収容部36の下端部において左右方向に延びている。
スライド溝部43には、スライド部材46の所定以上のスライド移動を規制する規制突部44が設けられている。
規制突部44は、スライド溝部43の底面から段差状に突出しており、左右方向に長い長方形状をなす。
スライド溝部43の上方は、段差状に厚肉とされており、スライド溝部43の溝壁には、当該溝壁を抉るように直角三角形状に切欠いた切欠部43Aが形成されている。
ガイド溝部45は、端子収容部36の上端から下端に亘ってスライド溝部43と同じ深さで延びており、その下端は、スライド溝部43に連なっている。
ガイド溝部45には、第2コネクタ部31の仮係止位置と正規位置(本係止位置)との移動の際に当接突部28A,28Bが挿通される。
スライド部材46は、板状の部材からなり、図17に示すように、U字状の本体46Aと、本体46Aの上方に突出し、切欠部43Aに嵌め入れられる嵌入部43Bとを備えている。
本体46Aの下部には、規制突部44が収容される収容凹部46Bが設けられており、この収容凹部46B内に、規制突部44が左右方向に相対的にスライド移動可能となっている。
本体46Aの左方側の角部には、当該角部を三角形状に切欠いたテーパ部46Cが形成されている。
嵌入部43Bは、切欠部43Aに嵌合する直角三角形状の断面を有する。
一対の離脱規制部39は、図9に示すように、板状であって、端子収容部36の前後に張り出した位置に形成されており、左右方向に延びる規制片40と、上下方向に延びる案内片41とを有し、第2コネクタ部31の軸心を中心として互いに対称となる向きで形成されている。
規制片40の長さは、端子収容部36の幅寸法よりも大きくされており、その端部は、端子収容部36の側方に突出している。
案内片41は、外方側の端部は、丸みを帯びており、それとは反対側の端部は内方側に突出する突部を有する。
被係止突部42は、端子収容部36の側面における下端部に設けられており、段差状に側方に突出する段差面42Aを有するとともに、その上方側が傾斜状に突出寸法が小さくなる傾斜面42Bを有する。
キー部材50は、図20に示すように、第2コネクタ部31を内側に配して外嵌するように筒状に構成されており、インターロック接続部63が回動可能に取付けられている。
キー部材50は、概ねU字状に形成されており、前方側が開放された開放部51とされ、側方側が第2コネクタ部31の側面を挟む一対の側壁部52A,52Bとされ、一対の側壁部52A,52Bの後方側が連結されている。この連結された部分には、図23に示すように、上下方向に延びる溝部53が切欠かれており、溝部53に当接突部28Bを挿通可能となっている。
側壁部52A,52Bには、図21に示すように、第2コネクタ部31を内側に嵌め入れた状態に保持する一対の保持片54(「保持部」の一例)が設けられている。
一対の保持片54は、一方の側壁部52Aの前方側及び他方の側壁部52Bの後方側に設けられており、板状部54Aと、板状部54Aの先端部における内面側に設けられた保持突部56とからなり、側壁部52A,52Bを切欠いた一対のスリット55間に板状部54Aが設けられることで、板状部54Aが左右方向に撓み変形可能となっている。
保持突部56は段差状に内方側に突出する段差部56Aと、先端側に向けて突出寸法が小さくなる傾斜面56Bを有する。
また、側壁部52A,52Bには、一対の係止片25A,25Bに当接して一対の係止片25A,25Bの係止を解除させて第2コネクタ部31の正規位置への移動を可能とする一対の係止解除部59が設けられている。
一対の係止解除部59は、所定の寸法(被係止突部42の寸法)を空けた位置に設けられるとともに、各側壁部52A,52Bのそれぞれに対称な位置に設けられており、上下方向に延びる一対の板状延出部60と、一対の板状延出部60の先端部に設けられた一対の解除凸部61とを備えている。
一対の板状延出部60は、共に前後方向に薄肉で左右方向に厚肉の板状をなす。
一対の解除凸部61は、板状延出部60の対向する面側に設けられており、外方側に頂部を有する山形状(外府側に弧状に膨らんだ形状)であり、内方側の端面は、板状延出部60の内方側の端面と面一に形成された平坦面とされている。
解除凸部61は、キー部材50を第1コネクタ部16側への嵌合方向に付勢した際に第1コネクタ部16における係止片25A,25Bの被解除部27Bに摺接して被解除部27Bを係止片25A,25Bが広がる方向に付勢する。
インターロック接続部63は、U字状のインターロック端子70を有するインターロック本体64と、インターロック本体64に接続されキー部材50に回動可能に接続される一対のアーム部65とを備える。
アーム部65は、軸部63Aがキー部材50の側壁部52A,52Bに回動可能に固定されている。
インターロック端子70は、インターロック接続部63が非ロック位置(図33の位置)からロック位置(図2の位置)に移動すると、インターロック受け部29の雌端子48にインターロック端子70が挿し込まれて電気的に接続される(図2参照)。
次に、本体部11の回路と電線32との電気的接続、遮断作業について説明する。
(本体部11の回路と電線32との電気的接続)
電線32の端末部に取り付けられた第2コネクタ部31の被係止突部42が第1コネクタ部16における係止片25A,25Bの留め部27Aに当接して第2コネクタ部31が仮係止位置に係止されている状態(図34)で、キー部材50を第2コネクタ部31に外嵌する(図35)。
これにより、キー部材50の保持片54が第2コネクタ部31を係止してキー部材50と第2コネクタ部31とが互いに離間しないように保持される。
この状態で、キー部材50と共に第2コネクタ部31を下方に押し付ける。このとき、キー部材50の係止解除部59が係止片25A,25Bの被解除部27Bに摺接して被解除部27Bを付勢することで、係止片25A,25Bを互いに背き合う方向に撓ませる。
これにより、係止片25A,25Bの第2コネクタ部31への係止が解除されて第2コネクタ部31が第1コネクタ部16と正規に嵌合する正規位置まで押し下げられるとともに(図31)、作業者は、インターロック接続部63を押し倒す方向に回動させてインターロック受け部29に接続する(図1,図36)。
これにより、第1端子23Aと第2端子33の弾性接触片33Aが接触し、本体部11の回路と電線32とが電気的に接続された状態となるとともに、外部のECUに電線32と本体部11の回路とが電気的に接続された状態にあることを示す信号が出力される。
(本体部11の回路と電線32との遮断)
作業者は、インターロック接続部63を押し上げる方向に回動させてインターロック受け部29との接続を解除するとともに、キー部材50を掴んで引き上げる。このとき、第2コネクタ部31は保持片54によりキー部材50と一体に保持されているから、正規位置にある第2コネクタ部31がキー部材50と共に引き上げられていく。
そして、所定の高さまで移動すると、第2コネクタ部31の規制突部44を収容凹部46Bに収容したスライド部材46のテーパ部46Cが第1コネクタ部16の当接突部28A,28Bに当接し、スライド部材46が当接突部28A,28Bに付勢されて左右方向にスライド移動する(図37)。スライド移動したスライド部材46は、保持片54の保持突部56に当接して保持片54を外方側に撓み変形させ、保持片54の保持突部56の第2コネクタ部31への係止を解除する(図38)。
このとき、第2コネクタ部31は離脱規制部39の端部が第1コネクタ部16の規制突部44に当接し、第2コネクタ部31が仮係止位置に配される。
これにより、キー部材50と第2コネクタ部31との係止が解除されるとともに、第2コネクタ部31は、離脱規制部39が側壁22B,22D間に嵌め入れられて左右方向の移動が規制されるとともに、第1コネクタ部16の段差部34Aが離脱規制部39に係止することで、上方への移動が規制された状態となっているため、キー部材50を引くことにより、キー部材50と第2コネクタ部31とが分離され、キー部材50のみを取り外すことができる。
このとき、第2コネクタ部31は、下方側が係止片25A,25Bに係止されて移動が規制されているため、この仮係止位置に係止された状態に保たれる。
上記したように、キー部材50がなければ、作業者が本体部11の回路と電線32とを電気的に接続することができないため、第3者が本体部11の回路と電線32との電気的に接続することを防止することが可能になる。また、キー部材50は回路を構成していないため、キー部材50を小型化することが容易になり、作業者のキー部材50の持ち運びが容易になる。
本実施形態によれば、以下の作用・効果を奏する。
本実施形態によれば、キー部材50が本体部11に装着されていれば、第2コネクタ部31が正規位置に移動可能となるため、本体部11の回路と電線32とを電気的に接続することができるとともに、キー部材50が本体部に装着されていなければ、第2コネクタ部31の正規位置への移動が規制されるため、本体部11の回路と電線32との電気的な接続が遮断される。これにより、キー部材50が導電路の一部を形成していなくても回路導通遮断装置10を構成することが可能になるため、キー部材50(導電路の接続、遮断を行うために装着する部材)の構成を簡素することが可能になる。よって、回路の導通、遮断を行う回路導通遮断装置10の構成を簡素化することが可能になる。
また、キー部材50(導電路の接続、遮断を行うために装着する部材の構成)が簡素化されることで、キー部材50の持ち運びが容易になるため、作業性を向上させることが可能になる。
また、第2コネクタ部31は、第1コネクタ部16に対して電線32と本体部11の回路とが電気的に遮断された状態となる仮係止位置に係止可能であるとともに、仮係止位置から正規位置へ移動可能に構成されている。
このようにすれば、電線32と本体部11の回路とが電気的に遮断された状態でも第2コネクタ部31を第1コネクタ部16に対して仮係止位置で係止することができるから、電線32と本体部11の回路との電気的接続、遮断作業を容易にすることが可能になる。
さらに、第1コネクタ部16は、第2コネクタ部31の接続方向の移動の際に当接して第2コネクタ部31を仮係止位置に係止する係止片25A,25B(係止部)を備え、キー部材50は、係止片25A,25Bに当接して係止片25A,25Bの係止を解除し、第2コネクタ部31の正規位置への移動を可能とする係止解除部59を備えている。
このようにすれば、簡素な構成で、第2コネクタ部31を仮係止位置から正規位置へと移動させることができる。
また、第2コネクタ部31とキー部材50の少なくとも一方に設けられ、第2コネクタ部31とキー部材50との相対的位置を保持する保持部と、本体部11に設けられ、第2コネクタ部31の離脱を規制する離脱規制部39と、第2コネクタ部31及びキー部材50の離脱方向の移動の際に、第1コネクタ部16の当接部に当接してスライド移動し、スライド移動した際に保持部に当接して保持部の保持を解除するスライド部材46と、を備えている。
このようにすれば、本体部11の回路と電線32とが電気的に遮断された状態でも第2コネクタ部31が本体部11から離脱しないため、作業性を向上させることが可能になる。また、第2コネクタ部31を正規位置から移動させる際に、キー部材50を移動させればよいため、作業性を向上させることが可能になる。
さらに、スライド部材46により、第2コネクタ部31とキー部材50との係止を解除してキー部材50のみを離脱させることが可能になる。
また、キー部材50に対して回動可能に構成され、キー部材50が正規位置にあるときにキー部材50に対して回動されることでインターロック受け部29に接続されて外部に信号を送信可能となるインターロック接続部63を備える。
このようにすれば、インターロック接続部63を回動させてインターロック受け部に接続すれば、電線32と本体部11の回路とが電気的に接続された状態にあることを外部で検知することが可能になる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、回路導通遮断装置10には、導電路13A,13Bをオンオフ可能なリレー14が備えられており、電力を遮断する機能に加えて、リレーの機能(リレーボックスとしての機能)も有していたが、これに限られない。例えば、回路導通遮断装置が複数の電線間の接続を行うジャンクションボックスとしての機能を有するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、保持片54(保持部)は、キー部材50に設けられたが、これに限られず、第2コネクタ31側にキー部材との相対的位置を保持する保持部を設けるようにしてもよい。
10…回路導通遮断装置
11…本体部
13A,13B…導電路
14…リレー
16…第1コネクタ部
22…フード部
23A…第1端子
25A,25B…係止片(係止部)
27…撓み部
27A…留め部
27B…被解除部
28A,28B…当接突部(当接部)
29…インターロック受け部
31…第2コネクタ部
32…電線
33…第2端子
34…厚肉部
34A…段差部
36…端子収容部
39…離脱規制部
40…規制片
41…案内片
42…被係止突部
42A…段差面
42B…傾斜面
43…スライド溝部
44…規制突部
45…ガイド溝部
46…スライド部材
46A…本体
46B…収容凹部
50…キー部材
52A,52B…側壁部
54…保持片(保持部)
56…保持突部
59…係止解除部
60…板状延出部
61…解除凸部
63…インターロック接続部
B…電源

Claims (7)

  1. 第1コネクタ部を有する本体部と、
    電源から機器に連なる動力経路に配された電線の端末部に接続され、前記第1コネクタ部に対して正規位置に装着されて前記本体部の回路と前記電線とを電気的に接続し、前記正規位置から移動することで前記本体部の回路と前記電線との電気的接続が遮断される第2コネクタ部と、
    前記本体部に装着されているときには前記第2コネクタ部の前記正規位置への移動を可能とし、前記本体部に装着されていないときには前記第2コネクタ部の前記正規位置への移動が規制されるキー部材と、を備える回路導通遮断装置。
  2. 前記第2コネクタ部は、前記第1コネクタ部に対して前記電線と前記本体部の回路とが電気的に遮断された状態となる仮係止位置に係止可能であるとともに、前記仮係止位置から前記正規位置へ移動可能に構成されている請求項1に記載の回路導通遮断装置。
  3. 前記第1コネクタ部は、前記第2コネクタ部の接続方向の移動の際に当接して前記第2コネクタ部を前記仮係止位置に係止する係止部を備え、
    前記キー部材は、前記係止部に当接して前記係止部の係止を解除し、前記第2コネクタ部の前記正規位置への移動を可能とする係止解除部を備えている請求項2に記載の回路導通遮断装置。
  4. 前記第2コネクタ部と前記キー部材の少なくとも一方は、前記第2コネクタ部と前記キー部材との相対的位置を保持する保持部を備える請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の回路導通遮断装置。
  5. 前記本体部は、前記第2コネクタ部の離脱を規制する離脱規制部を備える請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の回路導通遮断装置。
  6. 前記第2コネクタ部と前記キー部材の少なくとも一方に設けられ、前記第2コネクタ部と前記キー部材との相対的位置を保持する保持部と、
    前記本体部に設けられ、前記第2コネクタ部の離脱を規制する離脱規制部と、
    前記第2コネクタ部及び前記キー部材の離脱方向の移動の際に、前記第1コネクタ部の当接部に当接してスライド移動し、前記スライド移動した際に前記保持部に当接して前記保持部の保持を解除するスライド部材と、を備えている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の回路導通遮断装置。
  7. 前記キー部材に対して回動可能に構成され、前記キー部材が正規位置にあるときに前記キー部材に対して回動されることでインターロック受け部に接続されて外部に信号を送信可能となるインターロック接続部を備える請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の回路導通遮断装置。
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