JP2014059662A - システム、情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

システム、情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】管理装置が被管理装置に対して状態取得などの要求を定期的に行っていると、被管理装置は省電力状態を維持することが難しい。
【解決手段】第一の電力状態と当該第一の電力状態よりも電力消費量が低い第二の電力状態とを切り替え可能な情報処理装置であって、受信するデータに対応する応答データを登録して保持する保持手段と、外部装置からデータを受信する受信手段と、第二の電力状態の際に受信したデータに対応する応答データが前記保持手段に登録されている場合、第二の電力状態のまま、当該応答データを前記外部装置に返信する返信手段と、第二の電力状態の際に受信したデータに対応する応答データが前記保持手段に登録されておらず、かつ前記受信したデータが前記情報処理装置の状態の情報の要求である場合、当該受信したデータの送信元である外部装置を通知先一覧に登録する登録手段と、電力状態が変化した場合に、前記通知先一覧に登録された通知先に状態変化を通知する通知手段とを有する。
【選択図】 図3

Description

本願発明は、システム、情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラムに関し、特に管理対象となる情報処理装置の省電力状態の検知方法に関する。
プリンタやコンピューターなどの装置には、通常の電力消費状態に加え、より電力消費量を抑えた省電力状態を実現するものがある。
一方、プリンタやコンピューターなどを被管理装置として管理する管理装置がある。管理装置は、被管理装置に対して状態取得などの定期的な問い合わせを行う。この問い合わせに対して被管理装置が管理装置に応答するためには、ある程度の電力が被管理装置に供給される必要があるため、省電力状態の維持が難しい。
これに対して、管理装置からの問い合わせを受け付けた場合でも、被管理装置が省電力状態を維持したまま必要最小限の電力で応答する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
また、省電力状態に遷移する際と省電力状態から復帰した際に被管理装置が管理装置に対して電源状態を通知する方法がある(例えば、特許文献2参照)。この場合、受信した状態に基づいて、管理装置は被管理装置が省電力状態であれば状態取得の要求をキャンセルすることで、省電力状態を維持している。
特開2010−245684号公報 特開2006−215686号公報
しかしながら、特許文献1では、被管理装置が省電力状態を維持したまま管理装置に応答できるのは、予め規定された要求に対してのみであり、未知の要求に対しては、省電力状態から通常の電力状態への復帰が必要となる。
また、特許文献2では、被管理装置が電源状態を通知する際に不特定多数に向けたマルチキャストによる通知方法を用いる場合、ネットワークの構成や設定によっては通知が管理装置に届かない。その結果、管理装置は状態取得を被管理装置に対して要求することとなる。この管理装置からの要求に対応するために被管理装置は省電力状態からの復帰が必要となる。また、通知先となる管理装置のアドレスを指定した通知方法を用いる場合には、未登録の通知先(管理装置)には通知が行われず、未登録の管理装置からの要求は定期的に生じることとなる。その結果、被管理装置は定期的に省電力状態からの復帰が必要となる。
上記課題を解決するために本願発明は以下の構成を有する。すなわち、第一の電力状態と当該第一の電力状態よりも電力消費量が低い第二の電力状態とを切り替え可能な1または複数の情報処理装置と、前記1または複数の情報処理装置を管理する1または複数の管理装置とを含むシステムであって、前記1または複数の情報処理装置は、外部装置からデータを受信する受信手段と、第二の電力状態の際に受信したデータが管理装置からの前記情報処理装置の状態の情報の要求である場合、前記受信したデータの送信元である管理装置を通知先一覧に登録する登録手段と、電力状態が変化した場合に、前記通知先一覧に登録された管理装置に対し状態変化を通知する通知手段とを有し、前記1または複数の管理装置は、管理対象となる情報処理装置に対し状態の情報を要求する要求手段と、前記情報処理装置からの通知に従って、当該情報処理装置の状態を管理する管理手段とを有し、前記要求手段は、第二の電力状態の情報処理装置に対しては状態の情報を要求しないことを特徴とする。
本願発明により、確実に通知先に電源状態の変化を通知することができ、また、省電力状態からの復帰の頻度を減らし、省電力状態をより長い時間保つことが可能となる。
本発明に係るシステム全体の構成例の図。 本発明に係るシステム全体のハードウェア構成例の図。 本発明に係るソフトウェア構成例の図。 実施形態1に係る通信制御部におけるフローチャート。 実施形態1に係る本体制御部におけるフローチャート。 実施に係る1に係る電源状態通知のフローチャート。 通信制御部で応答するためのパケットのパターンの例を示す図。 管理系ポートのリストを示す図。 個別の通知先のリストを示す図。 管理装置が有する管理対象のリストを示す図。 管理装置が有する管理対象の電源状態を示す図。 電源状態通知におけるマルチキャストのパケットの例を示す図。 実施形態2に係るフローチャート。 登録リストへの登録の要/不要を決定するための値の例を示す図。
<実施形態1>
[システム概要]
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、特に動作の主体が記載されていない場合には、各装置が備える各部におけるCPU(Central Processing Unit)が動作の主体となる。
図1は、本発明を実施するためのシステム全体の構成図である。管理装置103、106は、ネットワーク105及びルーター104を介して被管理装置101と接続されている。図1においては、管理装置103と被管理装置101の間には1つのルーター104が存在し、管理装置106と被管理装置101の間にはルーターが存在しない例を示している。しかし、ルーターの数は2つ以上の場合もあり得る。また、図1においては、被管理装置101は1台のみが示されているが、複数の被管理装置がネットワーク105に接続され、管理されるようにしても構わない。なお、管理装置および被管理装置は、画像などの各種情報を処理する情報処理装置である。
管理装置103、106の管理対象である被管理装置101は、画像処理などを行う本体制御部と、通信制御部とに大きく分けることができ、それぞれ別々に通電することが可能である。本体制御部と通信制御部の両方に通電を行っている場合には、通常の電力状態(第一の電力状態)とする。本実施形態において、印刷を行う場合や、本体機能を使う場合のみ本体制御部に通電を行い、それ以外は本体制御部にて制御する操作系の一部と、通信制御部にのみ通電を行う。これにより、より電力消費量が低い省電力状態(第二の電力状態)を保持する。例えば、省電力状態でユーザー端末102からの印刷指示命令を通信制御部が受信すると、印刷するために本体制御部での処理が必要と判断され、通信制御部が本体制御部への通電指示を行う。そして、本体制御部が通電され、通常の電力状態に復帰して印刷を行う。
管理装置103は、ネットワーク105を介して被管理装置101に対してエラーが発生していないかなどの定期的な情報取得要求をSNMP(Simple Network Management Protocol)などのプロトコルを用いて行う。被管理装置101は、管理装置103から情報取得要求を受けた場合、被管理装置101が省電力状態であれば、被管理装置101の通信制御部のみで要求に対する処理が可能か否かを判定する。そして通信制御部のみで処理が可能であれば、省電力状態を維持したまま、管理装置103に応答を行う。一方、通信制御部以外の被管理装置101内部(本体制御部)での処理が必要な場合には、省電力状態から復帰し、外部装置である管理装置103にネットワークを介して応答を行う。
被管理装置101は、省電力状態に移行する際と省電力状態から復帰した際に、マルチキャストのパケットによる電源状態通知を行う。ここでいうマルチキャストのパケットとは、SLP(Service Location Protocol)やWSD(Web Services on Devices)などで定義されたマルチキャストキャストアドレスを用いたパケットである。そして、SLPであれば、サービスタイプなどに省電力状態移行を表す“SLEEP”や、省電力状態からの復帰を表す“WAKEUP”などのキーワードを付加する。
マルチキャストに関し、IPv4ではTTL値、IPv6ではHop Limit値によりルーターを越えられる数であるホップ数の指定を行う。ホップ数は管理装置103と被管理装置101間のルーター数に応じた適切な数値を指定する必要がある。ここで、設定値が小さいと経路上のルーターを越えられず通信することができず、一方、大きいと必要以上に広範囲にパケットが送信されてしまう。例えば、被管理装置101でマルチキャストのTTL値を“1”に設定してマルチキャストを送信した場合、管理装置106ではこのマルチキャストのパケットを受信できる。しかし、管理装置103は、被管理装置101との経路上にルーター104があるため、このマルチキャストのパケットを受信することができない。
管理装置103が、被管理装置101からのマルチキャストによる電源状態通知を受信した場合、管理装置103は通知されたパケットの内容を解釈し、電源状態通知が省電力状態への移行通知であれば、情報取得の要求を停止する。また、電源状態通知が省電力状態からの復帰通知であれば、情報取得の要求を再開する。これによって、管理装置103は被管理装置101に対して必要以上の情報取得要求を行わないことになり、被管理装置101の省電力状態を長時間維持することができる。
管理装置103が被管理装置101からのマルチキャストの電源状態通知を受信できない場合、管理装置103は省電力状態の被管理装置101に対して情報取得要求を行う。省電力状態の被管理装置101が情報取得要求を受信し、かつ通信制御部で情報取得要求を処理ができない場合には、被管理装置101は省電力状態から復帰して、管理装置103への応答処理を行う。
省電力状態から復帰した被管理装置101は、管理装置103を個別の電源状態通知の通知先として被管理装置101内の個別通知先リストに登録する。被管理装置101は、個別の通知先として登録した通知先にユニキャストで電源状態通知を行う。これによって、マルチキャストでの電源状態通知を受信できない場合でも、管理装置103は被管理装置101に対して、必要以上の情報取得要求を行わないことで被管理装置101をより長い時間省電力状態を維持することができる。
[ハードウェア構成]
図2は、本発明を実施するためのシステム全体のハードウェア構成図である。図2の被管理装置101は、本体制御部201、通信制御部202、および電源制御部203から構成されている。印刷を行う場合などは、被管理装置101の本体制御部201と通信制御部202に通電されている。しかし、本体制御部201の機能を使わない場合には、本体制御部201のUI操作部212の一部(非図示の電源ボタン)と通信制御部202にのみ通電された省電力状態となる。
なお、本実施形態において、通常の電力状態と省電力状態とにおける通電状態を説明するために、本体制御部と通信制御部を用いて説明している。しかし、この構成に限定するものではなく、例えばさらに多くの構成要素を有し、電源制御部203によって、それらに対する通電制御を行うことで省電力状態を切り替えるようにしても構わない。また、通常の電力状態と省電力状態のそれぞれにおいて動作可能な部位について、より詳細に設定できるようにしても構わない。
管理装置103は、HDD232からメモリ231にロードされたプログラムによって被管理装置101に対する情報取得要求を生成する。本実施形態における情報取得要求は、SNMPなどの装置管理用のプロトコルを用いる。情報取得要求は、NIC233を介して被管理装置101へ送信される。なお、管理装置106の内部構成は、管理装置103と同じものとして説明する。
被管理装置101は、通信制御部202のLAN端子223で管理装置103からの情報取得要求を受信する。受信した情報取得要求は、通信制御部202のRAM222に取り込まれ、CPU220が処理を行う。CPU220は、情報取得要求に対する応答可能な情報がROM221上に存在すれば、LAN端子223とネットワーク105を介して、管理装置103に応答を行う。この場合、本体制御部201に通電されていなければ、本体制御部201は非通電のままである。しかし、通信制御部202がROM221上に登録された情報を用いて応答できない場合、通信制御部202は本体制御部201を省電力から復帰させるために電源制御部203を介して、本体制御部201に通電させる。本体制御部201が通電されると、情報取得要求は通信制御部202からPCIを介して、本体制御部201で処理される。
本体制御部201では、CPU210がメモリ211に情報取得要求を取り込み、情報取得要求は、CPU210がHDD213からメモリ211にロードしたプログラムによって処理される。本体制御部201のCPU210によって処理された情報取得要求に対する応答が生成され、生成された応答は通信制御部202を介して、管理装置103に返信される。
また、詳細は後述するが、プログラムによって電源状態通知の個別通知先の登録処理を行う。本体制御部201が非通電状態(省電力状態)に移行する場合、被管理装置101は、ネットワーク105を介して電源状態通知を管理装置に送信する。電源状態通知は不特定の通知先に出るマルチキャストを用いた通知と、ユニキャストでの個別通知先への通知を行う。管理装置103は、NIC233で電源状態通知を受信する。電源状態通知を受信した管理装置103は、電源状態通知が省電力移行の通知であれば、定期的な情報取得を停止する。また、電源状態が省電力状態からの復帰であれば、定期的な情報取得の再開を行う。
[ソフトウェア構成]
図3は、本発明を実施するためのソフトウェア構成図である。電源制御部203は、本体制御部201において印刷などの処理すべき内容がない場合には、本体制御部201の通電を遮断する。なお、省電力状態であっても、本体制御部201の一部の機能を動作させる場合には、電源制御部203はその部分に対する通電は行う。通電が遮断される前に本体制御部201は電源状態通知部302を介して、ホップ数の設定値をホップ数設定部301から取得し、マルチキャストでの電源状態通知(省電力移行の通知)を作成し、通信処理部311を介して電源状態通知を行う。更に電源状態通知部302は、通知先テーブル303(通知先一覧)から個別の通知先を取得し、個別の電源状態通知を作成し、通信処理部311を介して電源状態通知を行う。
電源状態通知を受信した管理装置103の電源状態受信部324は、電源状態リスト325にその被管理装置101の電源状態を書き込む。管理装置103において、情報取得要求部322は、情報取得対象の被管理装置101の管理対象リスト323を参照する。情報取得要求部322は、電源状態リスト325を参照し、管理対象リスト323に含まれる被管理装置101の電源状態を確認する。
そして、被管理装置101が省電力状態であれば、情報取得要求は行わないと判定する。また、被管理装置101が省電力状態でなければ、定期的に情報取得要求を生成し、通信処理部321が被管理装置101に対して情報取得要求を行う。ここでいう情報取得要求では、SNMPなどの装置管理用のプロトコルを用いる。被管理装置101の通信制御部202の通信処理部311は、情報取得要求を受信し、NIC応答部310に処理を移す。
NIC応答部310はNIC応答パターンリスト312を参照し、受信した情報取得要求が通信処理部311で処理可能か否かを判定する。図7にNIC応答パターンリスト312の構成例を示す。図7のテーブル501は受信パケットのパターンである。また、テーブル502は、各受信パケットに対応する応答のパターン(応答データ)である。
受信した情報取得要求を処理可能と判定した場合、NIC応答部310はNIC応答パターンリスト312に記載された情報取得要求に対する応答パターンを取得し、当該応答パターンにて通信処理部311は管理装置103への応答処理を行う。受信した情報取得要求を処理不可能と判定した場合、NIC応答部310は電源制御部203に対して、本体制御部201への通電指示を行う。電源制御部203は、本体制御部201に対して通電を行う。これにより被管理装置101は省電力状態から復帰する。通電された本体制御部201は、電源状態通知部302を介してホップ数の設定をホップ数設定部301から取得し、マルチキャストでの電源状態通知(省電力状態からの復帰通知)を作成し、通信処理部311を介して電源状態通知を行う。
また、本体制御部201の電源状態通知部302は、通知先テーブル303から個別の通知先を取得し、個別の電源状態通知を作成し、通信処理部311から電源状態通知を行う。さらに、通知先処理部304は、NIC応答部310で処理できなかった情報取得要求を取得し、情報取得要求に含まれるポート番号が管理系か否かを管理系リスト305と比較する。ここでの管理系とは、被管理装置の状態等を管理するために用いられるプロトコルを指し、管理系であるプロトコルのポート番号は予め定義されているものとする。図8に管理系リスト305の構成例を示す。
通知先処理部304は、図8に示すテーブル601に基づいて情報取得要求に含まれるポート番号が管理系か否かを判定し、管理系であれば、その送信元アドレスと受信時間を通知先テーブル303に登録する。図9に通知先テーブル303の構成例を示す。図9に示すテーブル701は、通知先アドレスと受信時間とで構成される。なお、すでに通知先テーブル303に同一アドレスが登録されている場合には、通知先処理部304は、受信時間のみを更新する。ここで通知先テーブル303には、登録可能な通知先の数の上限が設定されているものとする。したがって、通知先テーブル303の登録数が上限に達する場合、通知先処理部304は、受信時間が古い通知先を削除する。
情報取得応答部306は、NIC応答部310で処理できなかった情報取得要求に対する応答を生成して、通信処理部311を介して管理装置103に情報取得の応答を行う。
[処理動作]
(被管理装置における情報取得要求受信時の処理)
図4〜図6は、本発明に係るフローチャートである。図4と図5は、管理装置103から被管理装置101に情報取得要求があった場合の処理の流れを記載している。図4は通信制御部202側の処理を示し、図5は本体制御部201側の処理を記載している。図6は、被管理装置101から電源状態通知を通知する際の処理の流れを記載している。
まず、図4と図5の処理の流れについて説明する。管理装置103から被管理装置101の通信制御部202に情報取得要求が届くと、通信処理部311は情報取得要求を受信し、NIC応答部310にその受信パケットを渡す。NIC応答部310は、NIC応答パターンリスト312を読み取り、受信パケットと一致するものがあるかを確認する(図4のS101)。
NIC応答パターンリスト312は、図7のテーブル501に示すように、受信したパケットの宛先イーサネット(登録商標)アドレスとして自機のMAC、ポート番号、PDUタイプ、詳細なデータ構造のビットパターンが記載されている。NIC応答部310は、S102においてテーブル501に一致しているものがあるか判定する。一致するものがあれば(S102にてYES)、NIC応答部310は、応答用のパケットを定義したテーブル502から一致するIDの応答用の情報を取得する。そして、NIC応答部310は、その情報に基づき応答用パケットを生成し、通信処理部311を介して管理装置103に対する応答処理を行う(S104)。
一致するパターンが存在しない場合(S102にてNO)、NIC応答部310では処理できないため、電源制御部203を介して、本体制御部201に通電させる指示を行う(S103)。そして、本処理フローを終了する。S103にて本体制御部201に対して通電が行われた場合、本体制御部201による図5の処理が開始される。
通電された本体制御部201は、通信制御部202のNIC応答部310が処理できなかった情報取得要求を通信制御部202から取得する。ここで情報取得要求が取得できない場合、ネットワーク経由にて受信した情報取得要求に起因して本体制御部201が通電されたのではないと判定し(S201にてNO)、処理を終了する。情報取得要求が取得できた場合、ネットワーク経由にて受信した情報取得要求に起因して本体制御部201が通電されたと判定された場合(S201にてYES)、S202に移行する。
S202にて、本体制御部201は、管理系リスト305(図8のテーブル601)を参照し、情報取得要求のパケットのポート番号が、管理系のポート番号か否かを判定する。例えば、SNMPであれば161、SLPであれば427がポート番号として管理系リスト305に登録されている。本体制御部201は、情報取得要求のパケットがそれらに該当するか否かを判定する。管理系のポート番号でない場合(S202にてNO)、本処理フローを終了する。なお、S201にてNOの場合もしくはS202にてNOの場合は、本処理フローが終了した後、受信したデータの要求に従って処理を行うこととなる。
管理系のポート番号であると判定された場合(S202にてYES)、本体制御部201は、通知先テーブル303(図9のテーブル701)に受信した情報取得要求の送信元アドレスと一致するアドレスがあるか否かを確認する(S203)。通知先テーブル303に受信した情報取得要求の送信元アドレスと一致するアドレスがある場合(S203にてYES)、S204に遷移する。S204にて、本体制御部201は、通知先テーブル303において通知先アドレスと一致するアドレスの受信時間カラムを現在時刻で書き換える。その後、S208へ遷移する。
受信した情報取得要求の送信元アドレスと一致するアドレスが通知先テーブル303にない場合(S203にてNO)、本体制御部201は、通知先テーブル303に含まれる通知先アドレスの数が上限に達しているか否かを判定する(S205)。
上限に達している場合には(S205にてYES)、本体制御部201は、通知先テーブル303において受信時間が一番古い行を削除する(S206)。また、通知先テーブル303の上限に達していない場合(S205にてNO)もしくはS206の処理の後、本体制御部201は、受信した情報取得要求の送信元アドレスを通知先として通知先テーブル303に登録する(S207)。最後に、本体制御部201は、情報取得応答部306にて情報取得要求に対する応答情報を生成し、通知先テーブル303に従って管理装置103に返信する(S208)。
(被管理装置における電源状態通知処理)
次に、図6のフローチャートを用いて、被管理装置101が行う電源状態通知の処理の流れについて説明を行う。被管理装置101は印刷などの処理がない場合、電源制御部203が本体制御部201の通電を遮断する。これにより、被管理装置は、省電力状態となる。本体制御部201では、通電が遮断される前に図6のフローチャートに従って、電源状態通知部302の処理によって電源状態通知(省電力移行)が行われる。
S301にて、電源状態通知部302は電源状態の状態変化のチェックを行う。そして、電源状態が変化したと判定された場合(S302にてYES)、電源状態通知部302は、S303でマルチキャストによる電源状態通知のパケットを生成するためのホップ数の設定をホップ数設定部301から取得する。そして、電源状態通知部302は、S304でマルチキャストパケットを生成し、通信処理部311を介して管理装置103に対しマルチキャストによる電源状態通知を通知する。マルチキャストのパケットは、例えば図12のパケット1101に示すようなSLPプロトコルで構成されているものとする。例えば、省電力移行の場合には、“SLEEP”という属性が付加される。
S305にて、電源状態通知部302は、通知先テーブル303から個別の通知先のアドレスを取得し、個別の通知先にユニキャストで電源状態の通知を行う(S305)。個別の通知先のユニキャストのパケットは、図12に示したマルチキャストのパケットに対しアドレスの部分が個別のアドレスとなる点のみが異なる。電源状態通知部302は、S306で通知先テーブル303のうち、未通知のアドレスを取得する。電源状態通知部302は、S307にて通知先テーブル303に登録されたすべての通知先に対して通知が行われたかを判定する。通知が完了していれば(S307にてYES)、電源状態通知部302は処理を終了する。通知が完了していなければ(S307にてNO)、S305に遷移し、処理を繰り返す。
被管理装置101において、省電力状態から本体制御部201が通電状態に移行した場合にも、図6のフローチャートに従って、電源状態通知部302の処理が実行される。なお、通電状態に移行する場合には、パケットには省電力から復帰の“WAKEUP”の属性が付加され、マルチキャストでの通知(S304)及び個別の通知先への通知(S305)が行われる。
(管理装置の動作)
管理装置103は、通電されている限りにおいて常に被管理装置101からの電源状態通知の受信待ちをしている。管理装置103は、電源状態通知を受信した場合には、電源状態受信部324で受信したパケットを解析し、電源状態リスト325(図11のテーブル1001)に被管理装置101の電源状態を書き込む。電源状態通知として“SLEEP”が取得できた場合、電源状態受信部324は、図11のテーブル1001の電源状態カラムに“SLEEP”と書きこむ。また、電源状態通知として“WAKEUP”が取得できた場合、電源状態受信部324は、テーブル1001の電源状態カラムに“WAKEUP”と書きこむ。その際、通知元のMACアドレスをキーに同じMACアドレスの行があれば、電源状態受信部324は、レコードの上書きを行う。同じMACアドレスの行がなければ、電源状態受信部324は、レコードの追加を行う。
管理装置103は、管理対象リスト323(図10のテーブル901)にある管理対象に対して、定期的な情報取得要求を情報取得要求部322で生成する。そして、管理装置103は、通信処理部321からパケットとして、情報取得要求を被管理装置101に対して送信する。管理装置103は、情報取得要求を生成する前に、対象の被管理装置101の電源状態を電源状態リスト325(図11のテーブル1001)で確認する。そして、対象の被管理装置101の状態が“SLEEP”となっている場合には、管理装置103は、情報取得要求の送信を取りやめる。これによって、管理装置103は被管理装置101に対して、省電力状態における情報取得要求を行わず、被管理装置101は省電力状態を保つことができる。
本願発明により、マルチキャストなどでの電源状態が通知できない場合にも、個々の通知先を登録して通知することで、確実に通知先に電源状態変化を通知することが可能となる。これにより、管理装置から省電力状態の被管理装置に対して情報取得を行わないように制御することができ、省電力状態をより長い時間保つことが可能となる。また、自動的に通知先を登録することにより手動で通知先を登録する手間を省くことができる。さらに、登録する対象を管理系のポートに絞る手段により、必要以上に通知先を増やすことがなくなる。
<実施形態2>
管理装置103からの情報取得要求において、印刷装置で印刷した枚数を取得するなど強制的に被管理装置101を通常の電力状態にして処理が必要な場合もある。一方、定期的な状態変化を通知することは要求されない場合がある。このような場合には、通知先テーブル303への管理装置103の登録は不要である。そこで実施形態2は、実施形態1に対して、図9の通知先リストへの登録を不要とするか否かの処理を追加したものである。
管理装置103が省電力状態の被管理装置101に対して情報取得要求を行う場合には、図14に示す設定値1301を付加して情報取得要求を行う。この設定値はSNMPにおいては1つのオブジェクトで定義され、SLPにおいては1つの属性として定義され、被管理装置に対して通知先テーブル303への通知先登録が不要である旨を示すものである。
図13は被管理装置101の本体制御部201におけるフローチャートである。実施形態1の図5のフローチャートに対して、実施形態2における図13のフローチャートは、S503とS504が追加されている点が異なる。以下、実施形態1との差分のみを説明する。
受信した情報取得要求のパケットのポート番号が管理系のポート番号である場合(S502にてYES)、本体制御部201はS503で管理装置103を通知先リストへ登録するか否かの設定値を取得する。そして、S504にて本体制御部201は、図14に示す設定値に従い、登録するか否かを判定する。登録不要と判定された場合(S504にてYES)、管理装置103を通知先テーブル303には登録せず、本処理フローを終了する。
本実施形態により、通知先テーブル303への不要な登録を避けることができる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピューター(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (11)

  1. 第一の電力状態と当該第一の電力状態よりも電力消費量が低い第二の電力状態とを切り替え可能な1または複数の情報処理装置と、前記1または複数の情報処理装置を管理する1または複数の管理装置とを含むシステムであって、
    前記1または複数の情報処理装置は、
    外部装置からデータを受信する受信手段と、
    第二の電力状態の際に受信したデータが管理装置からの前記情報処理装置の状態の情報の要求である場合、前記受信したデータの送信元である管理装置を通知先一覧に登録する登録手段と、
    電力状態が変化した場合に、前記通知先一覧に登録された管理装置に対し状態変化を通知する通知手段と
    を有し、
    前記1または複数の管理装置は、
    管理対象となる情報処理装置に対し状態の情報を要求する要求手段と、
    前記情報処理装置からの通知に従って、当該情報処理装置の状態を管理する管理手段と
    を有し、
    前記要求手段は、第二の電力状態の情報処理装置に対しては状態の情報を要求しないことを特徴とするシステム。
  2. 第一の電力状態と当該第一の電力状態よりも電力消費量が低い第二の電力状態とを切り替え可能な情報処理装置であって、
    受信するデータに対応する応答データを登録して保持する保持手段と、
    外部装置からデータを受信する受信手段と、
    第二の電力状態の際に受信したデータに対応する応答データが前記保持手段に登録されている場合、第二の電力状態のまま、当該応答データを前記外部装置に返信する返信手段と、
    第二の電力状態の際に受信したデータに対応する応答データが前記保持手段に登録されておらず、かつ前記受信したデータが前記情報処理装置の状態の情報の要求である場合、当該受信したデータの送信元である外部装置を通知先一覧に登録する登録手段と、
    電力状態が変化した場合に、前記通知先一覧に登録された通知先に状態変化を通知する通知手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  3. 第二の電力状態の際に受信したデータに対応する応答データが前記保持手段に登録されていない場合、第一の電力状態に切り替え、前記受信したデータに対する応答を行う応答手段を更に有することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 第二の電力状態では、前記情報処理装置の一部の部位に対して通電し、
    前記受信手段および返信手段は、第二の電力状態においても動作可能であり、
    前記応答手段、前記登録手段、および前記通知手段は、第一の電力状態にのみ動作可能であることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記登録手段は、第二の電力状態の際に受信したデータの送信元である外部装置から前記通知先一覧への登録を行わない旨の指示を受け付けた場合、当該外部装置を前記通知先一覧に登録しないことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置の状態の情報の要求は、SNMPもしくはSLPによる要求であることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記通知先一覧への登録数が上限に達する場合、当該通知先一覧に登録された通知先のうち、登録された時刻が最も古い通知先から順に削除することを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記外部装置は、1または複数の情報処理装置の状態を管理する管理装置であり、
    前記管理装置は、前記1または複数の情報処理装置に対し状態の情報を要求することを特徴とする請求項2乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記管理装置は、第二の電力状態である情報処理装置に対しては状態の情報を要求しないことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 第一の電力状態と当該第一の電力状態よりも電力消費量が低い第二の電力状態とを切り替え可能な情報処理装置の制御方法であって、
    保持手段が、受信するデータに対応する応答データを登録して保持する保持工程と、
    受信手段が、外部装置からデータを受信する受信工程と、
    返信手段が、第二の電力状態の際に受信したデータに対応する応答データが前記保持手段に登録されている場合、第二の電力状態のまま、当該応答データを前記外部装置に返信する返信工程と、
    登録手段が、第二の電力状態の際に受信したデータに対応する応答データが前記保持手段に登録されておらず、かつ前記受信したデータが前記情報処理装置の状態の情報の要求である場合、当該受信したデータの送信元である外部装置を通知先一覧に登録する登録工程と、
    通知手段が、電力状態が変化した場合に、前記通知先一覧に登録された通知先に状態変化を通知する通知工程と
    を有することを特徴とする制御方法。
  11. 第一の電力状態と当該第一の電力状態よりも電力消費量が低い第二の電力状態とを切り替え可能なコンピューターを、
    受信するデータに対応する応答データを登録して保持する保持手段、
    外部装置からデータを受信する受信手段、
    第二の電力状態の際に受信したデータに対応する応答データが前記保持手段に登録されている場合、第二の電力状態のまま、当該応答データを前記外部装置に返信する返信手段、
    第二の電力状態の際に受信したデータに対応する応答データが前記保持手段に登録されておらず、かつ前記受信したデータが前記コンピューターの状態の情報の要求である場合、当該受信したデータの送信元である外部装置を通知先一覧に登録する登録手段、
    電力状態が変化した場合に、前記通知先一覧に登録された通知先に状態変化を通知する通知手段
    として機能させるプログラム。
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