JP2014058367A - 記録媒体搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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裕治 苅草
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Abstract

【課題】先行する記録媒体が搬送異常を起こしても、搬送異常を起こしていない後続の用紙のスキューを矯正することができる記録媒体搬送装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】搬送路内の記録媒体を搬送する搬送手段と、搬送路内の搬送手段よりも上流側に突出部が突出し突出部に記録媒体の先端が突き当たる突き当て位置と、搬送路内から突出部が退避する退避位置との間で移動可能なゲート部材と、搬送路内での未達ジャムを検出する未達ジャム検出手段とを備えた記録媒体搬送装置において、搬送路内のゲート部材よりも上流側の所定位置に記録媒体の先端が到達したのを検知する記録媒体検知手段を設け、先行する記録媒体の未達ジャムが未達ジャム検出手段によって検出されたときの退避位置から突き当て位置へのゲート部材の移動は、記録媒体検知手段によって後続の記録媒体の先端を検知したときに行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置に用いられる記録媒体搬送装置、及び、その記録媒体搬送装置を備えた画像形成装置に関するものである。
特許文献1に記載の画像形成装置に備えられた用紙搬送装置は、記録媒体である用紙が積載された用紙積載部から用紙搬送路内に繰り出された用紙を搬送する給送ローラ対と、給送ローラ対よりも用紙搬送方向下流側に設けられた挾持搬送ローラ対と有している。また、挾持搬送ローラ対よりも用紙搬送方向上流側で用紙搬送路に突出部が突出し突出部に用紙の先端が突き当たる突き当て位置と、用紙搬送路から突出部が退避する退避位置との間で回転可能なゲート部材が設けられている。
この用紙搬送装置では、給送ローラ対によって搬送される用紙の先端を、挾持搬送ローラ対のニップ部よりも用紙搬送方向上流側で用紙搬送路内に突出したゲート部材の突出部に突き当てて用紙先端を止める。用紙が傾いて搬送されていた場合には、ゲート部材の突出部に用紙先端の全域がゲート部材の突出部に突き当たるのではなく、用紙先端の一部が前記突出部に突き当たって止まる。そして、この状態で、給送ローラ対により用紙の搬送を一時的に継続することによって、用紙の一部が撓んでループが形成される。このようにループが形成された用紙は、ゲート部材の突出部に突き当たっている先端部分を中心として傾きが無くなる方向に回転する。この結果、用紙先端の全域がゲート部材の突出部に突き当たることにより、用紙のスキューが矯正される。
このように用紙のスキューが矯正された後、ゲート部材が回転し用紙搬送路から突出部が退避した際に生じる用紙の形状復元力により、挾持搬送ローラ対のニップ部に用紙先端を進入させて、挾持搬送ローラ対で用紙を搬送する。また、用紙の後端が挾持搬送ローラ対を抜けたら、次の用紙のスキュー矯正を行えるように、ゲート部材を回転させて突出部を退避位置から突き当て位置に移動させる。
一方、従来の画像形成装置として、用紙搬送路内で搬送されている用紙の搬送異常を検出するものが知られている。
特許文献2に記載の画像形成装置では、用紙搬送路内での用紙位置を検知して用紙の搬送異常を検出するためのジャムセンサを設けている。そして、複数枚の用紙を連続で用紙搬送路内を搬送させ、所定のタイミングで検知位置に用紙が到達しない搬送遅れによる未達ジャムなどの搬送異常を検出する。
未達ジャムは、通常、紙詰まりのように用紙搬送路内に用紙がくしゃくしゃになって詰まり用紙の搬送が行えなくなるものではなく、搬送ローラと用紙との間で生じるスリップなどにより、用紙の搬送が遅れるだけである。そのため、未達ジャムを起こした用紙は、未達ジャム検出後も通常の用紙搬送時と同じように継続して搬送することが可能である。
ジャムセンサによって未達ジャムが検出されると、未達ジャムを起こした用紙も含めて用紙搬送路内の搬送可能な用紙に対する搬送動作を継続して行う。未達ジャムを起こした用紙は、ユーザーによるジャム処理作業を簡便化させるために所定のジャム処理位置に搬送し、搬送異常とは関係ない用紙は、前記ジャム処理位置に搬送せず継続して印刷に用いる。
しかしながら、先行する用紙が搬送異常を起こすと、先行する用紙と後続の用紙との間隔が、搬送異常を起こしていない場合よりも狭まる。そのため、特許文献1に記載の用紙搬送装置のように、先行する用紙の後端が挾持搬送ローラ対を通過した後、ゲート部材の突出部を退避位置から突き当て位置に移動させる構成では、後続の用紙に対して前記突出部の突き当て位置への移動が間に合わない虞がある。このように、前記突出部の突き当て位置への移動が間に合わないと、後続の用紙の先端をゲート部材の突出部に突き当ててスキュー矯正を行うことができず、後続の用紙上に正規の位置に対し傾いて画像が形成されてしまい、画像品質が低下するといった問題が生じる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、先行する記録媒体が搬送異常を起こしても、搬送異常を起こしていない後続の用紙のスキューを矯正できる記録媒体搬送装置及びその記録媒体搬送装置を備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、搬送路内の記録媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送路内の前記搬送手段よりも記録媒体搬送方向上流側に突出部が突出し該突出部に記録媒体の先端が突き当たる突き当て位置と、該搬送路内から該突出部が退避する退避位置との間で移動可能なゲート部材と、前記搬送路内での未達ジャムを検出する未達ジャム検出手段とを備えた記録媒体搬送装置において、前記搬送路内の前記ゲート部材よりも記録媒体搬送方向上流側の所定位置に記録媒体の先端が到達したのを検知する記録媒体検知手段を設け、先行する記録媒体の未達ジャムが前記未達ジャム検出手段によって検出されたときの前記退避位置から前記突き当て位置への前記ゲート部材の移動は、前記記録媒体検知手段によって後続の記録媒体の先端を検知したときに行うことを特徴とするものである。
本発明においては、先行する記録媒体の未達ジャムが未達ジャム検出手段よって検出され、記録媒体検知手段により前記所定位置で後続の記録媒体の先端が検知されると、ゲート部材を前記退避位置から前記突き当て位置に移動させる。また、前記所定位置としては、記録媒体検知手段により記録媒体の先端が検知されてから、ゲート部材が前記突き当て位置に移動し終える前に、当該記録媒体の先端がゲート部材に到達しないような位置とする。これにより、先行する記録媒体が未達ジャムを起こして先行する記録媒体と後続の記録媒体との間隔が狭まっても、後続の記録媒体の先端がゲート部材よりも記録媒体搬送方向上流側に位置するときに、ゲート部材を突き当て位置に移動させることができる。よって、先行する記録媒体が未達ジャムを起こしても、未達ジャムを起こしていない後続の記録媒体の先端をゲート部材の突出部に突き当ててスキューの矯正を行うことができる。
以上、本発明によれば、先行する記録媒体が搬送異常を起こしても、搬送異常を起こしていない後続の記録媒体のスキューを矯正することができるという優れた効果がある。
先行用紙の後端がレジストローラ対を未通過の状態で、ゲート部材を回転させた状態を示す用紙整合機構部の模式図。 本実施形態に係る画像形成装置の用紙整合装置の概略を示す図。 用紙の先端をゲート部材の突出部の当接面に突き当てた状態を示す用紙整合機構部の模式図。 実施例1におけるゲート部材のレジストローラ対の駆動ローラとの固定部と、用紙搬送路への突出部の関係を示す図。 レジストローラ対の駆動ローラとゲート部材との関係を示す図。 通常搬送時のゲート部材の当接面を突き当て位置に保持した場合のゲート部材の位置を示した図。 用紙の後端が抜けるまでレジストローラ対を離間した状態で待つ場合のゲート部材の位置を示した図。 先行する用紙の後端がレジストローラ対を抜けた後の状態を示す用紙整合機構部の模式図。 先行用紙の後端がレジストローラ対を未通過の状態で、後行用紙の先端が上流側タイミングセンサの位置まで到達した状態を示す図。 ジャム用紙をパージエリアに搬送した場合のゲート部材の位置を示した図。 後行用紙の先端をゲート部材の突出部の当接面に突き当てた状態を示す用紙整合機構部の模式図。 レジストローラ対近傍に先行用紙が滞留していても、上流側タイミングセンサに先行用紙が到達したタイミングによって、ゲート部材をホームポジションに戻す動作を行う場合の説明図。 (a)実施例2に係るゲート部材の突出部が第一の姿勢に保持されている状態を示す図、(b)実施例2に係るゲート部材の突出部が第二の姿勢に保持されている状態を示す図。 (a)実施例3に係るゲート部材の突出部が第一の姿勢に保持されている状態を示す図、(b)実施例3に係るゲート部材の突出部が第二の姿勢に保持されている状態を示す図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図2は、実施形態に係る画像形成装置を示す全体構成図であり、ここではその一例としてカラープリンタ(以下、単にプリンタという)を示している。
このプリンタは、像担持体としての中間転写ベルト8を用いた中間転写方式でタンデム型の電子写真装置であり、下部に給紙カセット34に積載収容された記録媒体である用紙を給送する用紙給送装置3を、その上方に印刷機構部1が設けてある。なお、本実施形態で用いられる用紙の用紙搬送方向の長さは、140[mm]〜420[mm]である。なお、用紙給送装置3はプリンタ筐体と別筐体(外部供給方式)でも構わない。
印刷機構部1には、ほぼ中央に無端状の中間転写ベルト8を備えた転写装置20が設けてあり、中間転写ベルト8は駆動ローラ14や従動ローラ15,16などを含む複数の張架ローラによって張架され、図中矢印A方向に回転する。従動ローラ16のベルト回転方向下流側には、中間転写ベルトクリーニング装置17が設けられており、この中間転写ベルトクリーニング装置17によって、画像転写後に中間転写ベルト8の表面に残留する残留トナーが除去されて次回の画像形成に備えられる。
駆動ローラ14と従動ローラ15との間に架け渡された中間転写ベルト8の直線状部分の上方には、中間転写ベルト8の表面移動方向に沿って、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の4つの画像形成部18Y,18M,18C,18Kが設けられている。
各画像形成部18Y,18M,18C,18Kは、潜像担持体としてのドラム状の感光体10Y,10M,10C,10K(以下、色を分けて説明する必要がない場合には、色分け符号であるY、M、C、Kを省略する。)が設けられている。各感光体10は、それぞれ、図中反時計回り方向に回転可能に設けられており、その周囲には、帯電装置60、現像装置61、一次転写手段を構成する一次転写ローラ62、感光体クリーニング装置63、及び、除電装置64がそれぞれ設けられている。また、感光体10の上方には露光装置21が設けられている。
中間転写ベルト8の下側には、二次転写装置104を構成する転写部材としての二次転写ローラ22が設けられている。この二次転写ローラ22が中間転写ベルト8を介して従動ローラ16に圧接するようになっている。そして、二次転写ローラ22と中間転写ベルト8とが対向する二次転写領域に送り込まれた用紙に、中間転写ベルト8上のトナー画像を一括転写する。なお、従動ローラ16には、二次転写領域で中間転写ベルト8上のトナー画像を用紙側に転移させるための転写電界を形成すべく転写バイアスが、不図示の二次転写バイアス印加電源によって印加される。
二次転写装置104の用紙搬送方向上流側には、二次転写装置104に向け搬送される用紙のスキューを矯正するとともに、用紙の繰り出しタイミングを画像位置と整合させる用紙整合機構部2が備えられている。
二次転写ローラ22の用紙搬送方向下流側には、無端状の定着ベルト26に加圧ローラ27を圧接させて形成した定着ニップで熱と圧力とにより、用紙上に形成されたトナー画像を定着する定着装置25が設けられている。画像転写後の用紙が、張架ローラ23aと張架ローラ23bとに架け渡された無端状の搬送ベルト24によって定着装置25の定着ニップへと搬送される。
また、二次転写装置104の下流側で搬送ベルト24の上方には、ジャム発生時の用紙を排出する所定のジャム処理位置であるジャム用紙パージエリア80が設けられている。ジャム用紙パージエリア80は、ジャム発生時に特にダメージの無い用紙を各ローラ対にて搬送し、自動で集約して、ユーザーがジャム用紙除去を簡便に行うために設けられている。
次に、本実施形態のプリンタでの画像形成動作について説明する。パーソナルコンピュータなどからの画像情報に基づいて、各感光体10上にイエロー、マゼンタ、シアン、黒の各単色トナー像が形成される。このようにして各感光体10上に形成された各単色トナー像は、図中時計回り方向に回動する中間転写ベルト8上に重ね合わせて順次転写されてフルカラーの合成カラー画像が形成される。
一方、用紙給送装置3内の給紙ローラ32が回転し、ペーパーバンク33内の給紙カセット34に積載収容された用紙束から用紙が繰り出され、分離ローラ35により一枚に分離されて給紙路36に搬送される。本実施形態のプリンタにおいては、給紙カセット34から連続して複数枚の用紙を繰り出して連続印刷を行うことが可能である。このとき、先行する用紙である先行用紙Pの後端と、後続の用紙である後行用紙P’の先端との、用紙搬送方向における間隔である紙間を60[mm]程度としている。
給紙ローラ32により給紙カセット34から繰り出された用紙は、搬送ローラ対37により印刷機構部1の用紙搬送路70に搬送され、用紙整合機構部2で用紙のスキュー矯正を行う。その後、中間転写ベルト8上の画像位置に合わせてタイミングローラ対7により、用紙を中間転写ベルト8と二次転写ローラ22との間に送り込む。
中間転写ベルト8と二次転写ローラ22との間に送り込まれた用紙は、二次転写ローラ22に印加された転写バイアスによる転写電界の作用によって、中間転写ベルト8上から用紙上にカラー画像が転写される。カラー画像が転写された用紙Pは、搬送ベルト24により、定着装置25へ搬送され、加熱、加圧されて転写画像が定着された後、不図示の排出ローラにより不図示の排紙トレイ上に排出されてスタックされる。
[実施例1]
本実施例に係る用紙整合機構部2の概略構成を図3に示す。
用紙整合機構部2は、前述した図2の矢印Bで示す用紙搬送方向において上流側から下流側に向けて、フィードローラ対6、レジストローラ対5及びタイミングローラ対7が順に配置されている。また、フィードローラ対6及びタイミングローラ対7は、用紙搬送路70を挟んで対向するほぼ同径のローラ対で構成されている。
用紙搬送路70内のフィードローラ対6とレジストローラ対5との間の所定位置には、用紙搬送路70上の用紙を検知する第一記録媒体検知手段である上流側タイミングセンサ91が配置されている。また、タイミングローラ対7の近傍にも、用紙搬送路70上の用紙を検知する下流側タイミングセンサ92が配置されている。なお、本実施形態においては、フィードローラ対6−レジストローラ対5間の間隔は、120[mm]〜130[mm]程度としている。
フィードローラ対6とレジストローラ対5との間の用紙搬送路70には、下側搬送ガイド153と、下側搬送ガイド153と対向して延長方向の一部が下側搬送ガイド153から離れる向きに膨出した形状の上側搬送ガイド154とが設けられている。また、下側搬送ガイド153は、フィードローラ対6のニップ部から延長された接線方向にほぼ平行させて配置されている。上側搬送ガイド154の膨出部分は、後述する用紙の一部を撓ませた際に生じるループ(湾曲部)が位置する部分である。
一方、レジストローラ対5からタイミングローラ対7までの搬送距離Tfは、レジストローラ対5の各ローラの一回転で用紙が搬送される距離Tr以下である。例えば、「距離Tr≦ゲート側ローラ5aの円周」とすれば良い。これにより、ゲート側ローラ5aが1回転するまでの間に用紙先端がタイミングローラ対7のニップ部に到達し、周長とニップ部間での距離との差分が生じる間、用紙が繰り出しを継続されることによる。このような差分を設置する理由は、確実に用紙先端をタイミングローラ対7のニップ部に到達させるためである。
なお、本実施形態においては、レジストローラ対5−タイミングローラ対7間の間隔を100[mm]程度としており、ゲート側ローラ5aの直径を40[mm]程度としている。
レジストローラ対5は、用紙搬送路70を挟んで下側に位置するゲート側ローラ5aと上側に位置する送り出しローラ5bとを備えている。ゲート側ローラ5aは、不図示の駆動機構により回転駆動される。送り出しローラ5bは、不図示の接離機構によりゲート側ローラ5aに対して接離可能に設けられており、ゲート側ローラ5aと当接した状態で、ゲート側ローラ5aの回転に連れ回る。
ゲート側ローラ5aには、ゲート側ローラ5aの軸方向端面に隣接して同軸上に支持されたゲート部材4が設けられている。図4に示すようにゲート部材4は、レジストローラ対5のゲート側ローラ5aに固定されるゲート部材4の固定部43や、用紙搬送路70に当接面41aを突出させるゲート部材4の突出部41などを有している。ゲート部材4は、図5に示すように固定部43がゲート側ローラ5aと締結用ネジ47によって締結されており、ゲート側ローラ5aと同軸且つ一体で回転する。
ゲート部材4は、用紙搬送路70内のレジストローラ対5よりも用紙搬送方向上流側に突出部41が突出し、突出部41に用紙の先端が突き当たる突き当て位置と、用紙搬送路70内から突出部41が退避する退避位置との間で移動可能に設けられている。
突出部41は、固定部43に設けられた軸42により、軸42を支点にして回転可能にゲート部材4に保持されている。
すなわち、突出部41は、軸42を支点にして、ゲート部材4の固定部43の端面に突き当てられた状態の第一の姿勢から、突出部41の先端がレジストローラ対5の駆動ローラの周面50よりも内側に収納される第二の姿勢まで回転可能に保持されている。
ゲート部材4の突出部41は、軸42に対する回転方向の端部に、固定部43に保持された圧縮スプリング44から力Fsが付勢されており、力Fsは第一の姿勢を保持するために十分な力である。また、第二の姿勢に移動することにより圧縮スプリング44は圧縮される構成となり、突出部41には圧縮スプリング44から力Ftが付勢される。
また、軸42に回転可能に支持された突出部41は、固定部43と共にゲート側ローラ5aと一体で回転可能である。なお、軸42は、ゲート側ローラ5aの周面50よりも内側に配置されている。
ゲート部材4は、周方向の一部に用紙搬送路70内に突出して用紙先端が突き当たると衝止される突出部41を備え、その突出部41に連続した一部には、ゲート側ローラ5aの周面50よりも内側から周面50に倣うようにガイド面が形成されている。なお、このガイド面は、用紙先端がガイド面に摺擦しながら移動し、レジストローラ対5のニップ部に、用紙先端を誘導し易くする機能を発揮するよう、低摩擦面で構成されていることが好ましい。
また、ゲート部材4のガイド面をゲート側ローラ5aの周面50と同じ位置にしてもよい。すなわち、ガイド面は、ゲート側ローラ5aの周面50と同形部分とする。この結果、レジストローラ対5のニップ部よりも用紙搬送方向上流側に前記ガイド面が位置することによって、前記ガイド面と送り出しローラ5bの周面とで楔状の空間を形成することができる。これにより、レジストローラ対5のニップ部に搬送されてくる用紙の先端を前記ニップ部に向けて誘導し易くすることができるとともに、ゲート部材4の突出部41に用紙先端を突き当て易くすることができる。
次に、用紙給送装置3から給紙された用紙のスキュー矯正時の搬送動作について説明する。
ゲート部材4は、図6に示すように用紙搬送路70内に突出部41を突出させた突き当て位置で待機しており、フィードローラ対6によって搬送される先行用紙Pの先端を、ゲート部材4の突出部41の当接面41aに突き当てて止める。なお、ゲート部材4が突き当て位置にあるとき、フィードローラ対6及びレジストローラ対5は共に当接状態となっている。
用紙は、先端が突出部41に突き当たると、撓み変形してループのような形状となり、フィードローラ対6による繰り出しが継続されると、突出部41に突き当たっている先端部を中心とするモーメントにより傾きを無くされる方向に回転する。この結果、用紙先端の全域が突出部41に突き当たることにより、用紙の斜行(スキュー)が矯正される。
このように用紙の斜行が矯正された後、用紙搬送路70から突出部41が退避した退避位置にゲート部材4が回転して移動する。このように、ゲート部材4が退避位置に移動すると突出部41によって用紙先端が止められなくなり、その際に生じる用紙の形状復元力により、レジストローラ対5のニップ部に用紙先端を進入させて、レジストローラ対5で用紙を所定のタイミングで搬送する。このとき、フィードローラ対6側では、不図示の接離機構によりフィードローラ対6が用紙搬送路70から離間して退避位置に移動する。
レジストローラ対5から繰り出された用紙がタイミングローラ対7のニップ部に挾持されると、図7に示すように、不図示の接離機構によりゲート側ローラ5aから離間し、先行用紙Pの後端がレジストローラ対5から抜けるまで離間状態を保持する。このとき、ゲート部材4の突出部41が用紙搬送路70に突出しない位置でレジストローラ対5が停止するように回転制御されている。
タイミングローラ対7により先端が挾持された用紙は、タイミングローラ対7が画像位置との整合タイミングに基づき回転を開始するのに応じてタイミングローラ対7から繰り出され、二次転写装置104に向けて搬送される。一方、フィードローラ対6は、後続の用紙である後行用紙P’の搬送のために前記接離機構により再度互いに当接して回転を開始する。
その後、下流側タイミングセンサ92によってレジストローラ対5から先行用紙Pの後端が抜けたのを直接検知(または、先端検知後の搬送速度や時間などから判断)すると、図8に示すように、後行用紙P’が到達するまでに前記接離機構によって送り出しローラ5bをゲート側ローラ5aに当接させる。また、このときにゲート部材4を回転させて突出部41の当接面41aを、用紙搬送路70に突出させて突き当て位置に位置させる。
一方、下流側タイミングセンサ92によってレジストローラ対5から先行用紙Pの後端が抜けたのが検知されていない場合でも、後行用紙P’の先端が上流側タイミングセンサ91によって検知されると、レジストローラ対5の当接を開始する。また、これと同時にゲート部材4の突出部41を用紙搬送路70に突出させ、突出部41の当接面41aを突き当て位置に位置させる。
本実施形態のプリンタでは、上流側タイミングセンサ91や下流側タイミングセンサ92などによって、用紙搬送路70内での紙詰まり等の搬送異常を検出する。プリンタ内で発生する搬送異常(ジャム)は、紙詰まりに限るものでなく、各タイミングセンサの検知位置に所定のタイミングで用紙が到達しない搬送遅れなどによる未達ジャムがある。
例えば、下流側タイミングセンサ92の検知結果から先行用紙Pが所定のタイミングでレジストローラ対5のニップ部を未通過である搬送遅れが生じており、先行用紙Pが未達ジャムを起こしていることが検出される。未達ジャムでは、未達ジャム検出後も未達ジャムを起こした用紙が搬送可能であるため、未達ジャムが発生した際には、未達ジャムを起こした用紙も含めて用紙搬送路70内の搬送可能な用紙し対しては、搬送動作が継続される。この際、用紙搬送のために、一定時間、フィードローラ対6やレジストローラ対5やタイミングローラ対7などを含む各搬送ローラ対を回転駆動させる。
未達ジャムが発生した後も搬送動作が継続されることで、図9に示すように、所定のタイミングで先行用紙Pの後端がレジストローラ対5を未通過の状態で、後行用紙P’の先端が上流側タイミングセンサ91の位置まで到達する場合がある。この場合、下流側タイミングセンサ92の検知結果から先行用紙Pの未達ジャムが検出され、且つ、上流側タイミングセンサ91で後行用紙P’の先端を検知したときに、上述したように、ゲート部材4を退避位置から突き当て位置に移動させるように回転する。
なお、上流側タイミングセンサ91は、上流側タイミングセンサ91により用紙の先端が検知されてから、ゲート部材4が突き当て位置に移動し終える前に、当該用紙の先端がゲート部材4に到達しないような位置に設けられている。
これにより、先行用紙Pが未達ジャムを起こして先行用紙Pと後行用紙P’との間隔が狭まっても、後行用紙P’の先端がゲート部材4よりも用紙搬送方向上流側に位置するときに、ゲート部材4を突き当て位置に移動させることができる。よって、先行用紙Pが未達ジャムを起こしても、未達ジャムを起こしていない後行用紙P’の先端をゲート部材4の突出部41に突き当ててスキューの矯正を行うことができる。したがって、後行用紙P’を継続して画像形成に用いたときに、後行用紙P’上に正規の位置に対し傾いて画像が形成され画像品質が低下してしまうのを抑制し、良好な画像形成を行うことができる。
一方で、未達ジャムを起こした先行用紙Pの後端がレジストローラ対5を抜けていないと、突き当て位置に向けて回転させたゲート部材4の突出部41に先行用紙Pが被さる場合がある。このとき、ゲート部材4の突出部41が第一の姿勢で用紙搬送路70内に突出していると、突出部41が先行用紙Pに突き刺さってしまい、先行用紙Pを損傷させたり、ジャム用紙パージエリア80に先行用紙Pを搬送できなくなったりしてしまう。
これに対し、本実施形態においては、突出部41を第一の姿勢に保持するために圧縮スプリング44から突出部41に付勢された力Ftは、先行用紙Pから突出部41が受ける力Fpよりも小さく(Fp>Ft)なっている。そのため、図10に示すように、先行用紙Pが突出部41に被さっている期間は、突出部41が第二の姿勢で保持され、レジストローラ対5のゲート側ローラ5aの周面50よりも内側に突出部41が収納される。これにより、図1に示すようにゲート部材4は先行用紙Pの搬送には影響を及ぼさず、タイミングローラ対7やレジストローラ対5によって先行用紙Pを、ジャム用紙パージエリア80に搬送することができる。よって、未達ジャムなどの搬送異常を起こした先行用紙Pがレジストローラ対5で挟まれた状態で、先行用紙Pの搬送を停止させてジャム処理を行う場合よりも、ユーザーは簡単にプリンタ内から先行用紙Pを取り除くことができる。
なお、ゲート部材4の回転に伴って突出部41に用紙が被さる際には、突出部41の当接面41aの背面側で用紙と接触する。そのため、ゲート部材4に設けた軸42を支点とした突出部41の回転方向と用紙の搬送方向とが逆方向になるような構成であるので、スムーズに突出部41をゲート側ローラ5aの周面50よりも内側に収納することができる。
また、先行用紙Pの後端がレジストローラ対5を抜けた後、後行用紙P’がゲート部材4の位置に到達するまでには、圧縮スプリング44からの付勢力によって突出部41が第二の姿勢から第一の姿勢へと移動する。これにより、図11に示すように、後行用紙P’の先端を突出部41の当接面41aに突き当てることができ、後行用紙P’のスキュー矯正動作を行って、後行用紙P’を印刷に継続して用いることができる。よって、未達ジャムなどの搬送異常が発生したときに、未達ジャムなどの搬送異常とは関係ない後行用紙P’が無駄になるのを抑制することができる。
[変形例]
また、ゲート部材4の動作は、後行用紙P’にかかわらず先行用紙Pが上流側タイミングセンサ91に到達してから一定の動作をするように制御することも可能である。すなわち、上流側タイミングセンサ91に先行用紙Pが到達したタイミングだけでゲート部材4の一回転動作を制御する。そのため、図12に示すように、レジストローラ対5近傍に先行用紙Pが滞留していても、ゲート部材4は継続して退避位置から突き当て位置に戻る動作を行う。このため、搬送遅れなどの搬送異常が発生した際に、用紙搬送路70内における先行用紙Pの位置によっては、ゲート部材4の突出部41に先行用紙Pが被さって、突出部41と先行用紙Pとが干渉する。
そのため、上述したように、Fp>Ftの関係を満たすように構成することで、先行用紙Pが突出部41にかかっている期間は、突出部41が第二の姿勢で保持され、レジストローラ対5のゲート側ローラ5aの周面50よりも内側に突出部41が収納される。これにより、ゲート部材4は先行用紙Pの搬送(パージ処理)に影響を及ぼさず、レジストローラ対5によって先行用紙Pを正常にジャム用紙パージエリア80に搬送することができる。
[実施例2]
本実施例のゲート部材4は、固定部43に設けられた軸42を支点に突出部41が回転可能に保持されており、固定部43とともにレジストローラ対5のゲート側ローラ5aと一体で回転可能である。なお、軸42はレジストローラ対5のゲート側ローラ5aの周面50よりも内側に配置されている。
ゲート部材4の突出部41は保持された軸42によってゲート部材4の固定部43の端面に突き当てられた状態の第一の姿勢から、突出部41の先端がレジストローラ対5の駆動ローラの周面50よりも内側に収納される第二の姿勢まで回転可能に保持されている。
本実施例のゲート部材4は、図13に示すように、突出部41が保持された軸42と同軸にねじりコイルスプリング45が配置されている。コイルスプリング45の一方の端部はゲート部材4の固定部43に固定されており、もう一方の端部は突出部41に固定されている。そして、突出部41には、ねじりコイルスプリング45によりFsの力が付勢されることで、図13(a)に示すように突出部41が第一の姿勢に保持されている。
なお、力Fsは突出部41の第一の姿勢を保持するために十分な力である。また、図13(b)に示すように突出部41が第二の姿勢に移動することにより、ねじりコイルスプリング45が圧縮される構成となり、突出部41にはFtの力が、ねじりコイルスプリングから付勢される。
なお、本実施例においても実施例1と同様の効果をもつことは言うまでも無い。
[実施例3]
本実施例のゲート部材4は、レジストローラ対5のゲート側ローラ5aに固定されるゲート部材4の固定部43と、用紙搬送路70に当接面41aを突出させるゲート部材4の突出部41で構成されている。また、突出部41は固定部43に対して外径方向にスライド移動可能に保持されており、固定部43と一体で回転可能である。
突出部41は、固定部43に設けられた隙間をスライド移動して、ゲート側ローラ5aの周面50よりも突出部41の当接面41aが突出した第一の姿勢と、突出部41の先端が周面50よりも内側に収納される第二の姿勢とで移動可能に保持されている。
本実施例では図14に示すように、突出部41の下面には突出部41を押圧するように圧縮スプリング46が固定されている。そして、図14(a)に示すように、突出部41にFsの力が付勢されることで、突出部41が第一の姿勢に保持されている。また、図14(b)に示すように、突出部41が第二の姿勢に移動することにより、圧縮スプリング46が圧縮される構成となっており、このとき突出部41にはFtの力が圧縮スプリング46から付勢される。
なお、本実施例においても実施例1や実施例2と同様の効果をもつことは言うまでも無い。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
用紙搬送路70などの搬送路内の用紙などの記録媒体を搬送するレジストローラ対5などの搬送手段と、搬送路内の搬送手段よりも記録媒体搬送方向上流側に突出部41などの突出部が突出し突出部に記録媒体の先端が突き当たる突き当て位置と、搬送路内から突出部が退避する退避位置との間で移動可能なゲート部材4などのゲート部材と、搬送路内での未達ジャムを検出する下流側タイミングセンサ92などの未達ジャム検出手段とを備えた用紙搬送装置などの記録媒体搬送装置において、搬送路内のゲート部材よりも記録媒体搬送方向上流側の所定位置に記録媒体の先端が到達したのを検知する上流側タイミングセンサ91などの記録媒体検知手段を有しており、先行する記録媒体の未達ジャムが未達ジャム検出手段によって検出されたときの前記退避位置から前記突き当て位置へのゲート部材の移動は、記録媒体検知手段によって後続の記録媒体の先端を検知したときに行う。これよれば、上記実施形態について説明したように、先行する記録媒体が搬送異常を起こしても、搬送異常を起こしていない後続の記録媒体のスキューを矯正することができる。
(態様B)
(態様A)において、先行する記録媒体の未達ジャムが未達ジャム検出手段によって検出されたときに、搬送路内の記録媒体の搬送を継続して行い、先行する記録媒体をジャム用紙パージエリア80などの所定のジャム処理位置に向けて搬送する。これによれば、上記実施形態について説明したように、ユーザーによるジャム処理作業の簡便化を図ることができる。
(態様C)
(態様A)または(態様B)において、上記搬送手段は、ゲート側ローラ5aと送り出しローラ5bなどの一対のローラ部材からなる搬送ローラ対であり、搬送ローラ対のゲート側ローラ5aなどの一方のローラの回転中心と同一中心で回転可能にゲート部材が設けられており、前記一方のローラ部材の周面よりも外側に突出した第一の姿勢と、前記周面よりも内側に収納された第二の姿勢との間で移動可能なように突出部がゲート部材に設けられている。これによれば、上記実施形態について説明したように、未達ジャムを起こした先行する記録媒体がゲート部材に被さっていても、ゲート部材が先行する記録媒体に何ら影響を及ぼさず、先行する記録媒体を所定のジャム処理位置に搬送することができる。
(態様D)
(態様C)において、突出部が第一の姿勢で保持されるように突出部を付勢する圧縮スプリング44などの付勢手段を有しており、付勢手段から突出部に付勢する力は、突出部が搬送路に突出する際に搬送路にある記録媒体と接触したときに、記録媒体から突出部が受ける力よりも弱くなっている。これによれば、簡単な構成で確実に突出部を第一の姿勢から第二の姿勢に移動させることができる。
(態様E)
(態様C)または(態様D)において、レジストローラ対5などの上記搬送ローラ対よりも記録媒体搬送方向下流側に設けられ搬送路内の記録媒体を搬送するタイミングローラ対7などの下流側搬送手段と、搬送ローラ対を搬送路を挟んで互いに接離させる接離機構などの接離手段とを有しており、搬送ローラ対により搬送される記録媒体の先端が下流側搬送手段に到達した後、ゲート部材を前記退避位置から前記突き当て位置に移動させる前に、接離手段により搬送ローラ対を離間させる。これによれば、通常の搬送時に搬送ローラ対のニップ部と突出部とに記録媒体が挟み込まれることがないので、記録媒体が変形するのを抑制することができる。
(態様F)
(態様E)において、先行する記録媒体の未達ジャムが未達ジャム検出手段によって検出され、且つ、記録媒体検知手段によって後続の記録媒体の先端を検知したときに、上記接離手段によって上記搬送ローラ対を当接させる。これによれば、未達ジャムなどの搬送異常が先行する記録媒体に発生した後も、後続の記録媒体に対して前記側搬送ローラ対による搬送動作を継続して行うことができる。
(態様G)
(態様E)または(態様F)において、レジストローラ対5などの上記搬送手段よりも記録媒体搬送方向上流側に設けられ搬送路内の記録媒体を搬送するフィードローラ対6などの上流側搬送手段を有し、前記上流側搬送手段と前記搬送手段との間に上記記録媒体検知手段が配置されており、未達ジャム検出手段は、下流側搬送手段の近傍に配置され搬送路内の記録媒体を検知する下流側タイミングセンサ92などの下流側記録媒体検知手段を有する。これによれば、前記記録媒体検知手段によって記録媒体の先端が、前記下流側搬送手段と前記搬送手段との間の上記所定位置に到達したのを検知することができる。また、下流側記録媒体検知手段の検知結果から記録媒体の後端が前記搬送手段を所定のタイミングで未通過であることで未達ジャムを検出することができる。
(態様H)
記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、画像形成手段へ記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段とを備えた画像形成装置において、前記記録媒体搬送手段として、(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)、(態様F)または(態様G)の記録媒体搬送装置を有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、先行する記録媒体が搬送異常を起こしても、搬送異常を起こしていない後続の記録媒体のスキューを矯正することができる。よって、後続の記録媒体上に正規の位置に対し傾いて画像が形成され画像品質が低下してしまうのを抑制し、良好な画像形成を行うことができる。
1 印刷機構部
2 用紙整合機構部
3 用紙給送装置
4 ゲート部材
5 レジストローラ対
5a ゲート側ローラ
5b 送り出しローラ
6 フィードローラ対
7 タイミングローラ対
8 中間転写ベルト
10 感光体
14 駆動ローラ
15 従動ローラ
16 従動ローラ
17 中間転写ベルトクリーニング装置
18 画像形成部
20 転写装置
21 露光装置
22 二次転写ローラ
23a 張架ローラ
23b 張架ローラ
24 搬送ベルト
25 定着装置
26 定着ベルト
27 加圧ローラ
32 給紙ローラ
33 ペーパーバンク
34 給紙カセット
35 分離ローラ
36 給紙路
37 搬送ローラ対
41 突出部
41a 当接面
42 軸
43 固定部
44 圧縮スプリング
45 コイルスプリング
46 圧縮スプリング
47 締結用ネジ
50 周面
60 帯電装置
61 現像装置
62 一次転写ローラ
63 感光体クリーニング装置
64 除電装置
70 用紙搬送路
80 ジャム用紙パージエリア
91 上流側タイミングセンサ
92 下流側タイミングセンサ
104 二次転写装置
153 下側搬送ガイド
154 上側搬送ガイド
特開2012−30971号公報 特許第4909206号公報

Claims (8)

  1. 搬送路内の記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送路内の前記搬送手段よりも記録媒体搬送方向上流側に突出部が突出し該突出部に記録媒体の先端が突き当たる突き当て位置と、該搬送路内から該突出部が退避する退避位置との間で移動可能なゲート部材と、
    前記搬送路内での未達ジャムを検出する未達ジャム検出手段とを備えた記録媒体搬送装置において、
    前記搬送路内の前記ゲート部材よりも記録媒体搬送方向上流側の所定位置に記録媒体の先端が到達したのを検知する記録媒体検知手段を設け、
    先行する記録媒体の未達ジャムが前記未達ジャム検出手段によって検出されたときの前記退避位置から前記突き当て位置への前記ゲート部材の移動は、前記記録媒体検知手段によって後続の記録媒体の先端を検知したときに行うことを特徴とする記録媒体搬送装置。
  2. 請求項1の記録媒体搬送装置において、
    上記先行する記録媒体の未達ジャムが上記未達ジャム検出手段によって検出されたときに、上記搬送路内の記録媒体の搬送を継続して行い、
    前記先行する記録媒体を所定のジャム処理位置に向けて搬送することを特徴とする記録媒体搬送装置。
  3. 請求項1または2の記録媒体搬送装置において、
    上記搬送手段は、一対のローラ部材からなる搬送ローラ対であり、
    前記搬送ローラ対の一方のローラの回転中心と同一中心で回転可能に上記ゲート部材が設けられており、
    前記一方のローラ部材の周面よりも外側に突出した第一の姿勢と、該周面よりも内側に収納された第二の姿勢との間で移動可能なように上記突出部が前記ゲート部材に設けられていることを特徴とする記録媒体搬送装置。
  4. 請求項3の記録媒体搬送装置において、
    上記突出部が上記第一の姿勢で保持されるように該突出部を付勢する付勢手段を有しており、
    前記付勢手段から前記突出部に付勢する力は、該突出部が上記搬送路に突出する際に該搬送路にある記録媒体と接触したときに、該記録媒体から該突出部が受ける力よりも弱くなっていることを特徴とする記録媒体搬送装置。
  5. 請求項3または4の記録媒体搬送装置において、
    上記搬送ローラ対よりも記録媒体搬送方向下流側に設けられ上記搬送路内の記録媒体を搬送する下流側搬送手段と、
    前記搬送ローラ対を前記搬送路を挟んで互いに接離させる接離手段とを有しており、
    前記搬送ローラ対により搬送される記録媒体の先端が前記下流側搬送手段に到達した後、上記ゲート部材を前記退避位置から前記突き当て位置に移動させる前に、前記接離手段により前記搬送ローラ対を離間させることを特徴とする記録媒体搬送装置。
  6. 請求項5の記録媒体搬送装置において、
    上記先行する記録媒体の未達ジャムが上記未達ジャム検出手段によって検出され、且つ、前記記録媒体検知手段によって上記後続の記録媒体の先端を検知したときに、上記接離手段によって上記搬送ローラ対を当接させることを特徴とする記録媒体搬送装置。
  7. 請求項5または6の記録媒体搬送装置において、
    上記搬送手段よりも記録媒体搬送方向上流側に設けられ前記搬送路内の記録媒体を搬送する上流側搬送手段を有し、該上流側搬送手段と上記搬送手段との間に上記記録媒体検知手段が配置されており、
    上記未達ジャム検出手段は、上記下流側搬送手段の近傍に配置され前記搬送路内の記録媒体を検知する下流側記録媒体検知手段を有することを特徴とする記録媒体搬送装置。
  8. 記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段へ記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段とを備えた画像形成装置において、
    前記記録媒体搬送手段として、請求項1、2、3、4、5、6または7の記録媒体搬送装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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