JP2014058116A - 画像形成装置 - Google Patents

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Makoto Kikura
真 木倉
Kazuyoshi Matsumoto
和悦 松本
Kazuyoshi Kondo
和芳 近藤
Yuzo Obata
雄三 小幡
Norikazu Yanase
徳和 柳瀬
Yoshisato Uchino
義識 内野
Gaku Hosono
岳 細野
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Abstract

【課題】ラベル紙自体の剛性も低く、搬送を行うときにラベル紙自体の姿勢が下向きにおじぎをするような形状になり、搬送経路上をスムーズに搬送することが困難になる。
【解決手段】カッタユニット31は、印刷媒体2を受ける受け部材312と、受け部材312で支持された印刷媒体2を切断するカッタ313とを有し、画像形成部102の下流側であってカッタユニット31の上流側には、印刷媒体2を挟んで搬送する中継ローラ42と拍車43が配置され、中継ローラ42と受け部材312との間で、印刷媒体2を印刷面側から裏面側に向けて加圧して印刷媒体2にコシを付ける拍車45を含むコシ付け手段44が配置されている。
【選択図】図5

Description

本発明は画像形成装置に関し、特に粘着面を有する印刷媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
テープ、台紙なしのラベル紙など、粘着面を有し、粘着面に剥離紙が付いていない印刷媒体(以下、「ライナーレスラベル紙」ともいう。)に対して印刷を行い、印刷後所望の長さに切断して印刷媒体片(以下、「ラベル片」ともいう。)とするラベルプリンタなどの画像形成装置が知られている。
このようなライナーレスラベル紙は、片面に粘着層が露出しているために、給紙から排紙までの間でラベル紙の粘着面が周りに付着してしまうという問題がある。
そこで、従来、ライナーレスラベル紙を搬送する搬送路上のガイド板に粘着面が粘着するのを回避するために、ガイド板表面に非粘着コーティング処理を施すようにしたものが知られている(特許文献1)。
特開2000−053315号公報
ところで、ライナーレスラベル紙は、上述した粘着面の露出による搬送時の付着という問題だけでなく、剥離紙がないことで、ラベル紙自体の剛性も低く、搬送を行うときにラベル紙自体の姿勢が下向きにおじぎをするような形状になり、搬送経路上をスムーズに搬送することが困難になるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ライナーレスラベル紙の搬送性を向上することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
粘着面を有し、前記粘着面に剥離紙が付いていない印刷媒体と、
前記印刷媒体に画像を形成する画像形成手段と、
前記印刷媒体を前記画像形成手段に対向して搬送する搬送手段と、
前記画像が形成された前記印刷媒体を所望の長さの印刷媒体片に切断する切断手段と、を備え、
前記切断手段は、前記印刷媒体を受ける受け部材と、前記受け部材で支持された前記印刷媒体を切断する切断刃部材と、を有し、
前記画像形成手段の下流側であって前記切断手段の上流側には、前記印刷媒体を挟んで搬送する搬送回転体対が配置され、
前記搬送回転体対と前記切断手段の受け部材との間で、前記印刷媒体を一面側から他面側に向けて加圧して前記印刷媒体にコシを付けるコシ付け手段が配置されている
構成とした。
本発明によれば、ライナーレスラベル紙の搬送性を向上することができる。
本発明に係る画像形成装置の一例の全体構成を説明する側面説明図である。 同装置の平面説明図である。 図1を簡略化して示す側面説明図である。 本発明の第1実施形態の説明に供する排紙部周辺の側面説明図である。 同じく搬送方向から見た正面説明図である。 中継ローラとコシ付け手段の位置関係の説明図である。 比較例の排紙部周辺の側面説明図である。 本発明の第2実施形の説明に供する排紙搬送部周辺の側面説明図である。 本発明の第3実施形の説明に供する排紙搬送部の搬送回転体対周辺を搬送方向から見た正面説明図である。 同実施形態の作用効果の説明に供する説明図である。 本発明の第4実施形態の説明に供する排紙搬送部周辺を搬送方向から見た正面説明図である。 本発明の第5実施形態の説明に供する排紙搬送部周辺を搬送方向から見た正面説明図である。 本発明の第6実施形態の説明に供する排紙搬送部の搬送回転体対周辺の側面説明図である。 本発明の第7実施形態の説明に供する排紙搬送部の搬送回転体対周辺の側面説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置の一例について図1ないし図3を参照して説明する。図1は同画像形成装置の全体構成を説明する側面説明図、図2は同装置の平面説明図、図3は図1を簡略化して示す側面説明図である。
この画像形成装置は、装置本体100内に、印刷媒体2を給紙する給紙部101と、印刷媒体2に画像を形成する画像形成手段である画像形成部102と、画像形成部102に対向して印刷媒体2を搬送する搬送手段である搬送部103と、搬送部103から送り出される画像が形成された印刷媒体2を排出口105に向かって搬送する排紙搬送部104とが配置されている。
給紙部101には、ライナーレスラベル紙などの印刷媒体2を芯部材3(無芯でもよい。)にロール状に巻き付けたロール体4が装填される。ロール体4はロール体支持部材5、5によって回転可能に支持されている。
ここで、印刷媒体2は、図3に詳細を示すように、画像を形成可能な媒体(以下、「印刷面」という。)2aの一面に粘着層(以下、「粘着面」という。)2bを形成した連続体であり、粘着面2bに台紙(剥離紙、セパレータ)を貼り付けていない状態で芯部材3に巻き付けている。
画像形成部102は、印刷媒体2に液滴を吐出する液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド11を搭載したキャリッジ12を備えている。キャリッジ12は、ガイド部材13、14に移動可能に保持されて、印刷媒体2の送り方向と直交する方向に往復移動される。
なお、記録ヘッド11は2つのノズル列を有するヘッドであり、この記録ヘッド11を2つ使用して、4列のノズル列でそれぞれブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のインク液滴を吐出するようにしている。ただし、これに限るものではなく、またライン型ヘッドを使用することもできる。
また画像形成部102は、液体吐出ヘッドの形態に限らず、接触および非接触で画像を形成する各種画像形成手段を用いることができる。
搬送部103は、記録ヘッド11の下方に、無端状のベルト状に形成された粘着面保護部材である保護ベルト21が配置されている。保護ベルト21は、搬送ローラ22と従動ローラ23とに周回移動可能に掛け回されている。
保護ベルト21は粘着面2bに対し粘着性を持たないことが好ましいが、搬送時に保護ベルト21から印刷媒体2が浮いてしまうことを防止するために粘着面2bに対し再剥離可能な程度の弱い被粘着性を有していてもよい。保護ベルト21を粘着面2bにあてがうことで粘着面2bを保護し、同時に粘着面2bが装置内に接触することが防止されることで搬送安定性が得られるとともに、保護ベルト21が粘着面2bから剥離可能であることから、印刷媒体2のみを排紙することが可能になる。
そして、搬送ローラ22に対向して第1加圧ローラ24が配置されている。これらの搬送ローラ22と第1加圧ローラ24とによって、印刷媒体2と粘着面保護部材である保護ベルト21とを一緒に挟み込んで、記録ヘッド11による画像形成領域に搬送する搬送手段を構成している。
このような搬送手段を用いることで、印刷媒体を搬送する搬送径路に粘着面2bが接着して搬送不能になったり、搬送抵抗が大きくなって搬送が不安定になったりすることがない。
また、保護ベルト21には多数の孔21aが形成されている。そして、保護ベルト21の内側には、画像形成部102の記録ヘッド11に対向して、孔21aを介して印刷媒体2を保護ベルト21の表面に向けて吸引する吸引ファン27が配置されている。なお、ここでは、吸引によって保護ベルト21に印刷媒体2を吸着する構成としているが、これに限らず、静電力で吸着することもできる。また印刷媒体2の粘着面2bの粘着性を利用して保護ベルト21から浮かないように固定してもよい。
また、搬送ローラ22より送り方向下流側で記録ヘッド11による画像形成領域よりも上流側に、印刷媒体2を保護ベルト21側に押し付ける第2加圧ローラ25を配置し、第1加圧ローラ24と第2加圧ローラ25との間に更に中間加圧ローラ26を配置している。
排紙搬送部104は、保護ベルト21の下流側に、保護ベルト21から曲率分離された印刷媒体2の搬送を中継する搬送回転体対41が配置されている。搬送回転体対41は、印刷媒体2の粘着面2b側(他面側)を支持する中継ローラ42と、印刷媒体2の印刷面2a側(一面側)に接触し、中継ローラ42に対向して配置された拍車43とを有する。
中継ローラ42の印刷媒体2を支持する(保持する)表面は、例えば非粘着性処理(粘着面が付着しない処理)を施して、印刷媒体2の粘着面2bを剥離可能としている。この場合、中継ローラ42自体を剥離可能な材質で形成することもできる。
この中継ローラ42の下流側には、印刷媒体2を所定の長さに切断して印刷媒体片(ラベル片)200とする切断手段であるカッタユニット31が配置されている。カッタユニット31は、中継ローラ42から搬送される印刷媒体2を受ける受け部材312と、印刷媒体2を切断する切断刃(カッタ)313とを有し、カッタ313が印刷媒体の搬送方向と直交する方向(主走査方向)に移動することで印刷媒体2を切断する。
そして、カッタユニット31の下流側には、排紙ローラ32が配置されている。排紙ローラ32に対向して拍車コロ33が配置されている。これらの排紙ローラ32と拍車コロ33によって、カッタユニット31で切断された状態のラベル片200を排出口105に送り出した状態で保持する。
排紙ローラ32のラベル片200を保持する表面は、例えば非粘着性処理(粘着面が付着しない処理)を施して、ラベル片200の粘着面2bを剥離可能としている。この場合、排紙ローラ32自体を剥離可能な材質で形成することもできる。
このように構成した画像形成装置においては、搬送ローラ22と第1加圧ローラ24との間に印刷媒体2と保護ベルト21とを一緒に挟み込み、搬送ローラ22を回転駆動することによって、印刷媒体2の粘着面2bが保護ベルト21で保護された状態で搬送され、画像形成部102の記録ヘッド11によって所望の画像が形成される。
画像が形成された印刷媒体2から保護ベルト21が剥離されて、印刷媒体2のみが排紙搬送部104に送られ、カッタユニット31によって所要の位置で切断されて印刷媒体片(ラベル片)200となり、排紙ローラ32と拍車コロ33との間で、装置本体100の排出口105から抜き取り可能な状態で保持される。
次に、本発明の第1実施形態について図4及び図5を参照して説明する。図4は同実施形態の説明に供する排紙搬送部周辺の側面説明図、図5は同じく搬送方向から見た正面説明図、図6は中継ローラとコシ付け手段の位置関係の側面説明図である。
本実施形態においては、搬送回転体対41の近傍に、搬送回転体対41とカッタユニット31の受け部材312との間で、印刷媒体2を一面側から他面側方向(印刷面側から裏面側方向、中継ローラ42方向)に向けて加圧して、印刷媒体2にコシを付けるコシ付け手段44が配置されている。
ここで、搬送回転体対41は、前述したが、図5に示すように、印刷媒体の搬送方向と直交する方向(主走査方向)において、印刷媒体2の両端部を支持して搬送する回転体である中継ローラ42、42と、中継ローラ42、42の周面に対向配置された2枚の搬送用拍車43とを有している。
そして、コシ付け手段44は、図4に示すように、搬送用拍車43よりは若干下流側であって、搬送方向においては中継ローラ42と重なる位置であって、図5に示すように、搬送方向と直交する方向においては中継ローラ42に対向しない位置である中継ローラ42、42間に配置した2つコシ付け用拍車45で構成されている。
ここで、中継ローラ42及び搬送用拍車43とコシ付け用拍車45との高さ方向の位置関係は、図5及び図6にも示すように、水平方向の位置Hで中継ローラ42の周面よりも下方まで所要量Dだけ印刷媒体2を押し込める位置(加圧できる位置)にコシ付け用拍車45を配置する。なお、拍車45に代えてコロ(ローラでもよい。)も使用できるが、本実施形態では滴吐出で形成される画像を乱さないために拍車を使用している。
上記の搬送用拍車43は、軸43aによってホルダ部材46に従動回転可能に保持されている。同様に、コシ付け用拍車45は、軸45aによってホルダ部材46に従動回転可能に保持されている。
このように構成したので、保護ベルト21から分離された印刷媒体2が、両端部を中継ローラ42で支持されて搬送用拍車43との間に挟まれて、カッタユニット31の受け部材312に向けて搬送される。
このとき、図5に示すように、コシ付け手段44のコシ付け用拍車45によって印刷媒体2は、中継ローラ42、42間で下方向に加圧されて押し込まれるので、搬送方向に直交する方向において凹凸が生じコシがつけられる。
これにより、中継ローラ42から送り出された印刷媒体2がカッタユニット31の受け部材312に送り込まれるときに、印刷媒体2の剛性が低くとも、印刷媒体2の先端部がおじぎをするようにだれることがなくなり、安定してカッタユニット31に送り込むことができる。
この点について、図7に示す比較例との対比において説明する。図7は同比較例の排紙部周辺の側面説明図である。
この比較例は、上述した実施形態におけるコシ付け手段44を有しない構成としている。
そのため、中継ローラ42から送り出された印刷媒体2がカッタユニット31の受け部材312に送り込まれるときに、印刷媒体2の剛性が低いと、印刷媒体2の先端部201がおじぎをするようにだれてしまい、カッタユニット31の受け部材312上に衝突し、粘着面2bが受け部材312表面に貼り付き、それ以上搬送できなくなることがある。
これに対し、本実施形態のように印刷媒体2にコシを付けることで、印刷媒体2の先端部の垂れが抑制されて、カッタユニット31の受け部材312上にスムーズに送り込めて、印刷媒体2の搬送性が向上する。また、仮に印刷媒体2が受け部材312に接触したとしても、粘着面2の搬送方向に直交する方向に凹凸が形成されているため、接触面積が小さくなり搬送を妨げるほどの抵抗とはならない。
また、本実施形態においては、図4に示すように、排紙ローラ32に対向する拍車コロ33の近傍ないし下流側にも、上記と同様なコシ付け手段44を配置している。
これにより、切断されたラベル片200が垂れて排出口105の周囲に干渉することが防止され、ラベル片200を確実に安定して排出口105から送り出すことができる。
次に、本発明の第2実施形について図8を参照して説明する。図8は同実施形態の説明に供する排紙搬送部周辺の側面説明図である。
本実施形態では、コシ付け手段44のコシ付け用拍車45は、中継ローラ42より下流側であって、加圧位置が搬送方向において中継ローラ42と重ならない位置であって、搬送方向と直交する方向においては、前記第1実施形態と同様に、中継ローラ42に対向しない位置である中継ローラ42、42間に配置した2つコシ付け用拍車45で構成されている。
このように構成することで、印刷媒体2が中継ローラ42と搬送用拍車43との間に挟まれる動作と、コシ付け動作とが独立して行われるので、印刷媒体2に係る負荷を低減することができて、搬送負荷による搬送時ジャムを防止できる。
次に、本発明の第3実施形について図9を参照して説明する。図9は同実施形態の説明に供する排紙搬送部の搬送回転体対周辺を搬送方向から見た正面説明図である。
本実施形態では、コシ付け手段44は、複数枚の拍車45からなる2つの拍車群45A、45Bで構成している。
このように、一定の領域(幅)で印刷媒体2を加圧することによって、前記第1実施形態のように、2か所で加圧するよりも、印刷媒体2の波打ち(凹凸)を低減することができ、平坦面が維持されやすくなる。この結果、カッタユニット31のカッタ313を印刷媒体の搬送方向と直交する方向(主走査方向)に移動させて切断するときに切断し易くなる。
つまり、カッタユニット31のカッタ313を印刷媒体の搬送方向と直交する方向(主走査方向)に移動させて切断するとき、図10(a)に示すように、印刷媒体2が主走査方向に細かく波打っていると、カッタ313と受け部材312の合わせ位置に印刷媒体2をきれいに押しあてることができずに切断しにくくなるのに対し、図9(b)に示すように凹凸の箇所が少なく平坦面の領域が多いと、カッタ313と受け部材312の合わせ位置から浮いている領域が少なくなり切断し易くなる。
次に、本発明の第4実施形態について図11を参照して説明する。図11は同実施形態の説明に供する排紙搬送部の搬送回転体対周辺を搬送方向から見た正面説明図である。
本実施形態では、印刷媒体の搬送方向と直交する方向(主走査方向)に3個以上の中継ローラ42を配置し、中継ローラ42間にコシ付け用拍車45を配置した構成としている。コシ付け用拍車45は、図11に示すように中継ローラ42間に一つでもよいが、図5等に示すように中継ローラ42間に複数設けてもよい。
このように配置することで、両端以外の中継ローラ42は両側の印刷媒体2をコシ付け用拍車45で押し込まれることになり、印刷媒体2の粘着面2bが間接的に中継ローラ42に押し付けられ、これにより搬送用拍車43を設けなくてもある程度の搬送力を得ることができる。もちろん、搬送力の安定化のために中継ローラ42に対向する搬送用拍車43を併用する構成としてもよい。
次に、本発明の第5実施形態について図12を参照して説明する。図12は同実施形態の説明に供する排紙搬送部の搬送回転体対周辺を搬送方向から見た正面説明図である。
本実施形態では、第4実施形態と同様に、印刷媒体の搬送方向と直交する方向(主走査方向)に3個以上の中継ローラ42を配置し、両端に位置する中継ローラ42、42の外側(搬送方向と直交する方向の外側)にコシ付け手段44を構成するコシ付け用拍車45、45を配置している。なお、図12では搬送用拍車43を両端の中継ローラ42に対向して設けているが、搬送力の安定のために搬送用拍車43を全ての中継ローラ42に対向して設けてもよい。
つまり、両端のみを下方に押し下げることによって、中継ローラ42から送出された印刷媒体2はアーチ状の形状に維持されるため、途中で先端がお辞儀をすることなく、送り出し方向に安定して搬送することができる。また、このように送り出された印刷媒体2は搬送途中に仮に粘着面2bが受け部材312に接触したとしても両端部しか接触することはない。したがって、受け部材312に粘着面2bが広範囲に付着してジャム処理を引き起こすこともなく搬送性が安定する。
次に、本発明の第6実施形態について図13を参照して説明する。図13は同実施形態の説明に供する排紙搬送部の搬送回転体対周辺の側面説明図である。
本実施形態では、コシ付け手段44のコシ付け用拍車45は、搬送用拍車43を保持するホルダ部材46とは別のホルダ部材47に従動回転可能に保持されている。
そして、このホルダ部材47は、実線位置と破線位置との間で、矢印方向に回転可能に設けている。
これによって、ホルダ部材47を回転させることで、コシ付け用拍車45を印刷媒体2に接触する位置(実線位置)と、印刷媒体2から退避する退避位置(破線位置)との間で進退させることができる。したがって、例えば、コシ付けが必要でない種類の印刷媒体2を使用するときなどには、コシ付け用拍車45を印刷媒体2に接触しない退避位置に退避させることができる。
つまり、使用するラベル紙(印刷媒体)によっては、元々コシが強いものもあり、その場合は、搬送時にラベル紙自体がおじぎすることもなく、従って、ラベルのコシ付けも必要ない。逆に、コシを付けてしまうことで、ラベル自体に折れが生じてしまったり、ラベル搬送時の負荷が大きくなることで、搬送ジャムを引き起こしたりするおそれがある。
そこで、本実施形態では、コシの強いラベルに対して、コシ付けによる不具合を防止できるようにしている。
なお、ホルダ部材47の回転は手動でもよいし、アクチュエータ等を用いて印刷媒体2の種類の検出結果に応じて駆動するようにしてもよい。
次に、本発明の第7実施形態について図14を参照して説明する。図14は同実施形態の説明に供する排紙搬送部の搬送回転体対周辺の側面説明図である。
本実施形態では、コシ付け手段44のコシ付け用拍車45は、搬送用拍車43を保持するホルダ部材46とは別のホルダ部材47に従動回転可能に保持されている。
そして、このホルダ部材47の高さを調製する調整手段48を備えている。この調整手段48を駆動する(操作する)ことで、ホルダ部材47に保持されたコシ付け用拍車45を矢印方向に移動させて上下方向の位置を調整することができる。
これによって、前記第4実施形態と同様に、コシ付け用拍車45を印刷媒体2に接触する位置と、印刷媒体2から退避した退避位置との間で進退させることができる。
それとともに、コシ付け用拍車45の押し込み量(図5の押し込み量D)を調整することができる。したがって、例えば、印刷媒体2の種類に応じて拍車45の押し込み量を調整し、コシの付きにくい印刷媒体2の場合には押し込み量を多くし、コシの付きやすい印刷媒体2の場合には押し込み量を少なくすることができ、コシを付きすぎたり、コシ付けが不足したりすることを低減できる。
つまり、使用するラベル紙(印刷媒体)によっては、コシが弱いものもあれば強いものもあり、コシの強さに応じて必要なコシ付け圧(押し込み量)も異なってくる。ここで、ラベル紙のコシ強さに対し、適切でないコシ付け圧だった場合、コシを付け過ぎてしまうことで、ラベル自体に折れが生じてしまったり、ラベル搬送時の負荷が大きくなることで、搬送ジャムを引き起こしたりする。また、逆に、コシ付けが足りないことで、ラベル紙のおじぎによる搬送ジャムが発生したりする。
そこで、本実施形態では、様々な種類のラベル紙に対して、コシ付け過多、またはコシ付け不足による不具合を防止できるようにしている。
この場合も、例えば、アクチュエータ等を用いて印刷媒体2の種類の検出結果に応じて調整量を変化させるようにすることができる。
以上の実施形態では、拍車(又はコロ)で加圧して印刷媒体を加圧してコシ付けをする例で説明しているが、圧縮エアーを吹き付けることで印刷媒体を加圧してコシ付けをするような構成とすることもできる。
なお、本願における「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用いる。
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
2 印刷媒体
4 ロール体
11 記録ヘッド
21 保護ベルト
22 搬送ローラ
24 第1加圧ローラ
31 カッタユニット
32 排紙ローラ
33 拍車コロ
41 中継用回転体対
42 中継ローラ(回転体)
43 拍車(搬送用、回転体)
44 コシ付け手段
45 拍車(コシ付け用)
100 装置本体
101 給紙部
102 画像形成部
103 搬送部
104 排紙部
105 排出口

Claims (8)

  1. 粘着面を有し、前記粘着面に剥離紙が付いていない印刷媒体と、
    前記印刷媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記印刷媒体を前記画像形成手段に対向して搬送する搬送手段と、
    前記画像が形成された前記印刷媒体を所望の長さの印刷媒体片に切断する切断手段と、を備え、
    前記切断手段は、前記印刷媒体を受ける受け部材と、前記受け部材で支持された前記印刷媒体を切断する切断刃部材と、を有し、
    前記画像形成手段の下流側であって前記切断手段の上流側には、前記印刷媒体を挟んで搬送する搬送回転体対が配置され、
    前記搬送回転体対と前記切断手段の受け部材との間で、前記印刷媒体を一面側から他面側に向けて加圧して前記印刷媒体にコシを付けるコシ付け手段が配置されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記コシ付け手段は、前記印刷媒体の搬送方向と直交する方向に配置された1又は複数のコロ又は拍車であり、
    前記コロ又は拍車は、少なくとも前記印刷媒体の搬送方向と直交する方向において、前記搬送回転体対のうちの前記印刷媒体の他面側を支持する回転体に対向しない位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記コロ又は拍車は、前記搬送方向において、加圧位置が前記搬送回転体対のうちの前記印刷媒体の他面側を支持する回転体に重ならない位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記コシ付け手段は、前記印刷媒体の搬送方向と直交する方向に配置された、前記印刷媒体の両端部を加圧するコロ又は拍車であり、
    前記コロ又は拍車は、少なくとも前記印刷媒体の搬送方向と直交する方向において、前記搬送回転体対のうちの前記印刷媒体の他面側を支持する回転体に対向しない位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記コシ付け手段は、前記印刷媒体の搬送方向と直交する方向に配置された複数の拍車からなる複数の拍車群を有し、
    前記複数の拍車群は、前記搬送回転体対のうちの前記印刷媒体の他面側を支持する少なくとも搬送方向と直交する方向に配置された2つの回転体間に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記コシ付け手段は、前記印刷媒体に対して進退可能に配置されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記コシ付け手段は、前記印刷媒体に対する押し込み量を調整可能に配置されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記切断手段の下流側にも前記コシ付け手段が配置されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
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