JP2014057580A - 恒常性機能を賦活させる遺伝子を発現させる方法 - Google Patents

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健二 了▲徳▼寺
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Abstract

【課題】熱刺激を与えて恒常性機能を賦活させる遺伝子を発現させる。
【解決手段】電気式温熱刺激装置を用いて少なくとも前記熱刺激起源部位の左右の足裏の第1と第2の指間で内側辺縁の延長線上で内踝の垂線と交叉する部位に50℃未満の熱刺激を与えて血液量を増大させて恒常性機能を賦活させる遺伝子を発現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気式温熱刺激装置を用いて体表面の特定の局所部位に熱刺激を与えて恒常性機能を賦活させる遺伝子の発現方法に関する。
米国特許第5,950,635号明細書(特許文献1)は、不安、例えばストレスを低減するための特定の鍼療法のポイントの表面刺激方法を開示する。この特許は、患者の刺激ポイントとしてLR3、HT3及びPC6を特定している。この3つの刺激ポイントにそれぞれ電極を接触させ、この電極に電流を流すことが記載されている。
上述の刺激点(LR3、HT3及びPC6)を鍼で刺激することによりP1 電圧が低下し、不安を低減することが記載している。なお、上記LR3、HT3及びPC6の刺激点以外に鍼で刺激す刺激点の記載はない。
米国特許第5,950,635号明細書
従来技術は、刺激ポイントとしてLR3、HT3及びPC6を刺激する方法を開示しているが、この刺激による人体の遺伝子を解析した記載はない。
本発明の目的は、以上のような実情に鑑みてなされたもので、その目的は、電気式温熱刺激装置を用いて体表面の特定の局所部位である熱刺激起源部位に熱刺激を与えて末梢血管や脳血管への血流量を熱刺激前に比べて60%以上、このましくは2倍から4倍以上に増大させて、これによりスプライシングや転写時にスプライシングの正常化を果し、また転写を円滑に行わせて恒常性機能を賦活させる遺伝子を発現させる方法を提供することにある。
本発明は、電気式温熱刺激装置を用いて少なくとも熱刺激起源部位の左右の足裏の第1と第2の指間で内側辺縁の延長線上で内踝の垂線と交叉する部位に50℃未満の熱刺激を与えて血液量を60%以上、好ましくは2倍から4倍以上に増大させて、恒常性機能を賦活させる遺伝子を発現する方法を提供する。
本発明は、電気式温熱刺激装置を用いて生体の特定の刺激部位に50℃未満の熱刺激を与えて、熱刺激を与える前に比べて血流量を60%以上、好ましくは2倍から4倍以上に増大させ、
これにより、サイトカインの細胞外遺伝子のシグナルにより直接に核に伝達するシグナル伝達兼転写伝達系の増殖分化を決定する特異的なシグナル伝達兼転写活性化因子により、細胞内の正常なタンパク質分子を維持してアミノ酸の分解を抑制すると共に生体の正常な免疫作用である恒常性機能を賦活させる遺伝子を発現する方法を提供する。
本発明は、電気式温熱刺激装置を用いて生体の特定の刺激部位に50℃未満の熱刺激を与えて、熱刺激を与える前に比べて血流量を60%以上、好ましくは2倍から4倍以上に増大させ、
これにより、TNF−αが血管内皮細胞や血管平滑筋細胞に作用して、プロスタグランジン(PG)、NO(一酸化窒素)を介して、血管透過性亢進及び血管拡張を誘導させて、細胞の増殖や分化の制御に関わる遺伝子を発現する方法を提供する。
本発明は、電気式温熱刺激装置を用いて生体の特定の刺激部位に50℃未満の熱刺激を与えて、熱刺激を与える前に比べて血流量を60%以上、好ましくは2倍から4倍以上に増大させ、
これにより、恒常性機能を賦活させる遺伝子を発現させ、そして該遺伝子にスイッチを入れて恒常性機能を賦活させる遺伝子を発現する方法を提供する。
本発明は、電気式温熱刺激装置を用いて生体の特定の刺激部位に50℃未満の熱刺激を与えて、熱刺激を与える前に比べて血流量を60%以上、好ましくは2倍から4倍以上に増大させ、
これにより、循環器疾患では、機能細胞の増加、細胞の増殖や機能分化の促進、造血系・免疫系の活性化、がん免疫や炎症に関する細胞の活性化、機能細胞の代謝や増殖、ホルモンへの応答性向上、血管内皮・心筋の増殖や機能制御をもたらす遺伝子を発現する方法を提供する。
本発明は、電気式温熱刺激装置を用いて生体の特定の刺激部位に50℃未満の熱刺激を与えて、熱刺激を与える前に比べて血流量を60%以上、好ましくは2倍から4倍以上に増大させ、
これにより、がん疾患では、機能細胞の増加、細胞の増殖や機能分化の促進、造血系・免疫系の活性化、がん免疫や炎症に関する細胞の活性化、機能細胞の代謝や増殖、ホルモンへの応答性向上、造骨の促進、血管内皮・心筋の増殖や機能制御の変化をもたらす遺伝子を発現する方法を提供する。
上述の遺伝子を発現する方法により発現される遺伝子を提供する。
上述の遺伝子を発現する方法を実施するための血液量増大システムを提供する。
上述の血液量増大システムにおいて、少なくとも熱刺激起源部位の左右の足裏の第1と第2の指間で内側辺縁の延長線上で内踝の垂線と交叉する部位に50℃未満の熱刺激を与えることを特徴とする。
本発明によれば、電気式温熱刺激装置を用いて体表面の局所の特定部位である熱刺激起源部位に熱刺激を与えて末梢血管や脳血管への血流量を熱刺激前に比べて60以上、このましくは2倍から4倍以上に増大させることにより、恒常性機能を賦活させる遺伝子を発現させることができる。
本発明による末梢血管や脳血管への血流量の増大は、ストレスホルモンであるコルチゾールやACTHの低下によりストレスを改善し、深部体温を上昇し、血糖値を減少し、総コレステロール並びにHDLコレステロールを減少し、さらには、うつ病、認知症、突発性難聴、白内症や変形性膝関節症を改善し、記憶力を向上する等の効果がある。
本発明に使用される電気式温熱刺激装置を示す概略図である。 図1の電気式温熱刺激装置の回路図を示す概略図である。 熱刺激波形を示す概略図である。 電気式温熱刺激装置の温熱刺激の制御盤を示す概略図である。 左右の足裏の熱刺激起源部位を示す概略図である。 熱刺激パターンの1サイクルを示す概略図である。
本発明に従って、電気式温熱刺激装置を用いて末梢血管や脳血管への血流量が熱刺激前に比べて60%以上、このましくは2倍から4倍以上に増大することにより、サイトカインの細胞外遺伝子のシグナルにより直接に核に伝達するシグナル伝達兼転写伝達系の増殖分化を決定する特異的なシグナル伝達兼転写活性化因子を発現し、さらに細胞内の正常なタンパク質分子を維持してアミノ酸の分解を抑制すると共に生体の正常な免疫作用である恒常性機能を賦活させる遺伝子が発現する。
さらに、この血流量の増大により、TNF−αが血管内皮細胞や血管平滑筋細胞に作用して、プロスタグランジン(PG)、NO(一酸化窒素)を介して血管透過性亢進及び血管拡張を誘導させて細胞の増殖や分化の制御に関わる遺伝子が発現する。
また、この血流量の増大により、発現した恒常性機能を賦活させる遺伝子にスイッチが入る。
発現した遺伝子にスイッチが入ると、遺伝子は、以下の作用を有する。
・インターロイキン(IL−6)などのサイトカインを介して細胞の増殖や分化を制御する遺伝子を活性化させる。
・インターロイキン(IL−6)、Gタンパク質共役受容体(GPCRs)、B Cell、TNF−α、p38MAPKが発現する。
・STATやMAPKに誘導されて血管作動性腸管ペプチド(VIP)が発現させる。
・JAK/STAT経路の制御不全を改善し、活性化を誘導し、続いて標的遺伝子の活性化を誘導する。
・VEGFが分泌を亢進し又VIPの出現に関与する。
・JAK/STATシグナル伝達系におけるSTATタンパク質の機能の抑制を改善させる。
・STATタンパク質の機能の抑制を出現させる。
・細胞内のSTATタンパク質が受容体に結合し、細胞膜のサイトカインからの情報を細胞核内の遺伝子への伝達を改善する。
・正常(wild type)な遺伝子配列における遺伝子の変位(point mutation)、欠失(deletion)や挿入(insertion)の異常遺伝子の発現を抑制する。
JAKとSTATとが結合した形でインターフェロン等のサイトカインの刺激に応答して遺伝子が出現し、転写時の正常スプライシングの統御を担う。サイトカインの刺激により、正と負いずれのフィードバック機構が強く誘導されるかは刺激の強度に依存し、大量のサイトカインによって刺激を受けた際には過剰なシグナルを抑制するために負のフィードバック機構が働く。
・細胞にはサイトカインのシグナルを正又は負に制御するシステムが備わっており、恒常性の維持に重要な役割を果たす。
・ポジティブフィードバック機構としてインターフェロンによるSTAT1やISG15の誘導が認められ、一方サイトカインシグナルの抑制経路としてタンパク質分解による受容体発現の減少、SHPによるJAK及びSTATの脱リン酸化、タンパク質のよるSTATの機能阻害がある。
本発明により血流量が増大すると、細胞間シグナル受容体に関与する遺伝子の発現による機能細胞が増加し、細胞増殖・分化制御に関与する遺伝子の発現による細胞の増殖及び機能分化が促進し、造血・血液分化に関与する遺伝子の発現による造血及び血液分化が活性化し、炎症・免疫系の活性化に関与する細胞が活性化し、細胞増殖・代謝に関与する遺伝子の発現による機能細胞が代謝し及び増殖し、内分泌系制御に関与する遺伝子の発現によるホルモンへの応答性が向上し、造骨系制御に関与する遺伝子の発現による造骨が促進し、循環器系細胞の増殖及び代謝に関与する遺伝子の発現による血管内皮・心筋が増殖しかつ機能制御が変化する。
遺伝子のpathway解析において0.005以上の有意な遺伝子としてインター
ロイキン、Gタンパク質共役受容体(GPCR)、B Cell、TNF−α、
p38MAPKが高い頻度で発現することが確認された。
表1は、症状;急性下痢、肝臓がん、虚弱体質、心機能不全、過度のストレスの各患者のWiKiPathways データを示す。
Figure 2014057580
表2は、IL−6のsignaking pathwayのデータを示す。
Figure 2014057580
表3は、健康成人の遺伝子解析のpathwayの一覧表を示す。
Figure 2014057580
遺伝子解析により、細胞の増殖や分化の制御に関わるマーカー(1)、細胞の増殖や代謝の活性化を示唆するマーカー(2から6)、免疫系の活性化を示唆するマーカー(7から9)が認められた。
表4は、ガン疾患の患者の遺伝子解析のpathwayの一覧表を示す
Figure 2014057580
胆がんを示唆するマーカー(1,2,4,5,6,8,9,10)が認められた。特に骨髄の造血幹細胞の分化や増殖に関わるマーカー(5,8,9、10)と、炎症マーカー(1,12)は、免疫系の賦活を示唆する。
血流増加に伴ないがん組織内に誘導された血管を通してがん組織内に血球及び血液が供給されて、リンパ球の供給が増加して抗腫瘍免疫が賦活している可能性が推定される。
表5は、循環器疾患の患者の遺伝子解析のpathwayの一覧表を示す。
Figure 2014057580
細胞増殖系マーカー(4,5、6、8、9、11、13、15、17、19、22、23、24)と細胞機能分化系マーカー(2,3、6,7、14、17、18、19,21)に有意な上昇が認められた。
特に免疫系細胞の増殖や分化に関わるマーカー(1,2,3、6,7,21)は免疫系の賦活を、そしてホルモン受容体関連のマーカー(12,18)は内分泌系による全身制御の増強を示唆する。
一酸化窒素を介する血管透過性亢進、血管拡張を誘導することで血流の増加がももたらされると考えられる。
表6は、症状;虚弱体質、心機能不全、過度のストレスの各患者の血流量の測定データを示す。
Figure 2014057580
本発明による電気式温熱刺激装置を用いて熱刺激を与えて末梢血管や脳血管への血流量を増大させる役割を果たす体表面の局所部位である熱刺激起源部位の特定、また熱刺激起源部位を複数組み合わせて熱刺激を与える血流増大システは、本発明者の日々の研究から得られた画期的な成果である。本発明は、これまで知られていない血流量を増加させるための熱刺激起源部位を特定し、また熱刺激起源部位を複数組み合わせて熱刺激を与える血流増大システを開示する。
熱刺激は、血流量増大システムを用いて熱刺激起源部位の少なくとも異なる2ヶ所、好ましくは4ヶ所の部位に同時又は非同時に互いに独立して付与することが好ましい。また、刺激は、少なくとも異なる2ヶ所、好ましくは4ヶ所の部位に位相をずらして付与することが好ましい。刺激付与は同じ温熱パターンで行なうことが好ましい。
本発明は、電気式温熱刺激装置によって体表面の熱刺激起源部位に熱刺激を付与する、そしてレーザードップラー組織血流計で血流量を測定し、熱刺激付与の前後における該血流量の増加率を求める。
ここで血流量の測定は、手関節内側中央部に装着されたレーザードップラー組織血流計で測定することが好ましい。レーザードップラー組織血流計ALF21D(Adovans社製)は、半導体レーザー光(波長780nm)を生体組織に照射した際の組織からの反射光を電気信号に変換して処理することにより、生体組織の血流情報を得る。このレーザー組織血流計ALF21Dを用いて健康成人の手関節横紋の中央にC型レーザープローブ(直径10mm、厚さ3mm、レーザー照射面積2mm、測定深度1mm)を装着し、刺激後15分安静時の血流量の変化を計測した。
レーザー組織血流量測定の原理は、レーザー光が血管内を流れる赤血球に衝突し、散乱を受ける際に生じるドップラーシフト(周波数変化)を利用するところにある。この測定法の特徴は、無侵襲的、即時応答性かつ連続測定が可能な点にある。さらに今回使用したALF21Dはml/min/100g単位の血流量の表示が可能で、これは、Bonnerらの理論に基づいた信号処理がなされているためである。
図5は、熱刺激起源部位である左右の足裏の第1と第2指中足骨頭間の部位(1−1)と、第2と第3指中足骨頭間の部位(1−2)と、第1と第2の指間で内側辺縁の延長線上で内踝の垂線と交叉する部位(1−3)の概略図を示す。
熱刺激起源部位は、部位(1)左右の足裏の第1と第2指中足骨頭間の部位(1−1)と、第2と第3指中足骨頭間の部位(1−2)と、第1と第2の指間で内側辺縁の延長線上で内踝の垂線と交叉する部位(1−3)の少なくとも1つと、部位(2);陽池と、部位(3);中▲かん▼と、部位(4);足三里と、部位(5);照海であることが好ましい。
血流量増大システムは、熱刺激を選択されたこれら熱刺激起源部位に同時に又は間欠的に付与する。血流量増大システムにおいて、好ましい熱刺激起源部位の組み合わせは、次の通りである。(A)左右足裏の第1と第2の指間で内側辺縁の延長線上で内踝の垂線と交叉する部位(1−3)の2ヶ所、(B)左右の足裏の第1と第2の指間で内側辺縁の延長線上で内踝の垂線と交叉する部位(1−3)と、部位;陽池と、部位;照海の4ヶ所、(C)左右の足裏の第1と第2の指間で内側辺縁の延長線上で内踝の垂線と交叉する部位(1−3)と、部位;中▲かん▼、部位;足三里の4ヶ所である。なお、この熱刺激起源部位の組み合わせは、上記の組み合わせに限定されるものではない。
上述したように選択された熱刺激起源部位に熱刺激を与えることにより血流量は、熱刺激前に比べて60%以上、好ましくは2倍から4倍以上に増加する。このように血流量が増加すると、恒常性機能を賦活させる遺伝子が発現し、そしてこの遺伝子にスイッチが入る。
熱刺激起源部位を探査するためには部位探査装置を用いて行うことが好ましい。この部位探査装置は、体表面に端子を当接し、そして端子間を流れる電流を測定する。そして、電流計の針が、20〜40μA以上を示す部位を熱刺激起源部位と特定することが好ましい。
図1は、本発明に使用される電気式温熱刺激装置を示す概略図であり、図2は、電気式温熱刺激装置の回路図を示す概略図である。
電気式温熱刺激装置は、制御機能を組み込んだ装置本体10と、装置本体10と導線12で接続された熱刺激用導子14とを備える。装置本体10は、熱刺激パターンを記憶する記憶手段16と、記憶手段16から熱激パターンを読出する制御手段(CPU)18と、熱刺激用導子14に熱刺激パターンを供給する出力手段20を備える。熱刺激パターンに従って上記部位内に熱刺激が導入される。
制御手段(CPU)18は、記憶手段16に接続されている。記憶手段は、▲もぐさ▼の燃焼と同等の刺激具合を得るための熱刺激波形が記憶されている。制御手段(CPU)18は、前記記憶手段から熱刺激波形を読み出し、温度センサ22の検出に基づいて発熱素子への出力を制御して、熱刺激パターンを熱刺激用導子に出力する。
装置本体10は、異なる少なくとも2ヶ所の部位に熱刺激波形を供給するための複数個の熱刺激用導子に接続される。かくして、選択された熱刺激波形が、熱刺激用導子を介して体表面の部位に供給される。
電気式温熱刺激装置は、熱刺激制御装置を備え、熱刺激制御装置は、熱刺激波形、加熱温度、熱刺激強度、温熱印加時間、温刺激波形のサイクル、熱刺激パターン、加温モード、熱刺激のプロトコールの少なくとも1つを制御する。制御の情報は、熱刺激用導子から出力される。
図3は、熱刺激波形30は、所定のピーク温度;50±5℃まで温度に加熱して得られる加熱波形32と、ピーク温度に達したら加熱をオフにして形成される放熱波形34とを備える。加熱波形32と放熱波形34で囲まれた領域は、熱刺激領域36である。熱刺激領域36は、加熱領域熱38と放熱領域40を備える。波形32は、所定のピーク温度;50±5℃まで温度を加熱して得られる凸型状を有する。加熱波形は、凸型状波形以外に直線状の加熱波形、あるいは凹型波形、ノコギリ状、凹凸状であってもよい。
熱刺激パターンは、加熱波形32と放熱波形34を備える熱刺激領域36と次の熱刺激領域36との間にインターバルを備える第1熱刺激パターン38と、前記第1の熱刺激パターンと位相をずらして形成される第2の熱刺激パターン40を備える。
熱刺激パターンの1サイクルは、図6に示される。熱刺激パターンの1サイクルは、熱刺激領域;10秒から30秒、該熱領域間のインターバル;1秒から10秒に設定されることが好ましい。熱刺激パターンは、実質的に互いに重なり合わない位相のずれた独立した熱刺激領域を備える。そして、熱刺激パターンのサイクルは、10分から30分繰り返えされることが好ましい。
温度センサは、人体の部位に接触するハウジングの所定の位置に設けられ、その位置の温度を検出してセンサアンプに検出信号を与える。制御手段(CPU)は、人体の皮膚表面に接触する温度が所定の温度を超えないように電力発生回路の出力を制御する。温熱装置は、熱刺激用導子の表面温度を40℃から50℃±5℃に制御する。
温度センサで検出される発熱素子による加熱温度が、所望の基準温度以下のときに、温度センサの出力に応じてパルス信号の正側期間を長く、負側期間を短くなるように制御し、また基準温度状態では逆に正側期間を短く、負側期間を長くなるように制御する。
装置本体10は、異なる少なくとも2ヶ所、好ましくは4ヶ所の上述した部位に熱刺激パターンを供給するための複数個の熱刺激用導子に接続される。かくして、選択された熱刺激パターンが、熱刺激用導子を介して上述した熱刺激起源部位に供給される。
ここで、熱刺激起源部位として上述の左右足裏の第1と第2の指間で内側辺縁の延長線上で内踝の垂線と交叉する部位(1−3)と、部位(3)と、部位(4)を使用した。この熱刺激部位に直径15mmの温熱導子を取り付けた。熱刺激は、温熱導子の温熱導子のピーク温度を50±5℃に、時間を15分に設定して行なった。
図4は、電気式温熱刺激装置の温熱刺激の制御盤の概略図を示す。
上述した熱刺激起源部位の異なる4ヵ所に温熱導子を固定する場合を説明する。4個の温熱導子を上述の選択した部位に固定し、温熱刺激装置に電源を入れる。ここで、温熱導子の温度の設定及び刺激付与の仕方について熱刺激起源部位が4ヵ所の場合、温熱導子1、2、3及び4を使用する。温度設定スイッチで温度を調節する。スイッチを押す毎に1−2−3−4−5の順に温度が46.5℃から52.5℃の範囲に制御される。
加温のモードとして交互モード・順次モードを選択する、モード選択機能を備えるモード選択ボタンが設置されている。交互モードでは、4個の温熱導子1、2、3、4がそれぞれ交互に加温・休止を繰り返す。順次モードでは、異なる4ヶ所の温熱導子が順番に1つずつ加温を繰り返す。かくして、温熱が、4ヶ所の異なる部位に非同時に互いに独立して供給される。また、加温間隔のインターバル(時間)モードが選択できる。
温熱導子の熱伝導板は、以下の材料が用いられ、これら材料の少なくとも2種類の熱伝導率の異なる材料で構成される。室温付近での材料の熱伝導率は以下の通りであり、熱伝導率の異なる少なくとも2つの材料を組み合わせて使用する、本実施例では、アルミナと金との組み合わせを用いた。これらの組み合わせに限定されるものではない。なお、例えば、精神的ストレスレベルが高いほど、熱伝導率の差が大きい組み合わせが好ましい。
かくて、電気式温熱刺激装置を用いて体表面の特定の局所部位である熱刺激起源部位に熱刺激を与えることにより上述した恒常性機能を賦活させる遺伝子を発現することができる。
表6は、被験者は成人男女を対象として、刺激部位に上記の電気式温熱刺激装置を用いて温熱刺激を行なった。熱刺激起源部位に温熱刺激を付与し、レーザードップラー組織血流計を用いて手関節横紋の中央部の刺激付与の前後の血流量を測定した結果を示す。表より、熱刺激の付与の前後で血流量の増加が認められた。該表より血流の増加率;60%以上、好ましくは120%以上で治療効果が顕著であった。
10;電気式温熱刺激装置
14;熱刺激用導子
18;CPU
22;温度センサ
30;熱刺激波形
32;加熱波形
34;放熱波形

Claims (9)

  1. 電気式温熱刺激装置を用いて少なくとも熱刺激起源部位の左右の足裏の第1と第2の指間で内側辺縁の延長線上で内踝の垂線と交叉する部位に50℃未満の熱刺激を与えて血液量を60%以上、好ましくは2倍から4倍以上に増大させて、恒常性機能を賦活させる遺伝子を発現する方法。
  2. 電気式温熱刺激装置を用いて生体の特定の刺激部位に50℃未満の熱刺激を与えて、熱刺激を与える前に比べて血流量を60%以上、好ましくは2倍から4倍以上に増大させ、
    これにより、サイトカインの細胞外遺伝子のシグナルにより直接に核に伝達するシグナル伝達兼転写伝達系の増殖分化を決定する特異的なシグナル伝達兼転写活性化因子により、細胞内の正常なタンパク質分子を維持してアミノ酸の分解を抑制すると共に生体の正常な免疫作用である恒常性機能を賦活させる遺伝子を発現する方法。
  3. 電気式温熱刺激装置を用いて生体の特定の刺激部位に50℃未満の熱刺激を与えて、熱刺激を与える前に比べて血流量を60%以上、好ましくは2倍から4倍以上に増大させ、
    これにより、TNF−αが血管内皮細胞や血管平滑筋細胞に作用して、プロスタグランジン(PG)、NO(一酸化窒素)を介して、血管透過性亢進及び血管拡張を誘導させて、細胞の増殖や分化の制御に関わる遺伝子を発現する方法。
  4. 電気式温熱刺激装置を用いて生体の特定の刺激部位に50℃未満の熱刺激を与えて、熱刺激を与える前に比べて血流量を60%以上、好ましくは2倍から4倍以上に増大させ、
    これにより、恒常性機能を賦活させる遺伝子を発現させ、そして該遺伝子にスイッチを入れて恒常性機能を賦活させる遺伝子を発現する方法。
  5. 電気式温熱刺激装置を用いて生体の特定の刺激部位に50℃未満の熱刺激を与えて、熱刺激を与える前に比べて血流量を60%以上、好ましくは2倍から4倍以上に増大させ、
    これにより、循環器疾患では、機能細胞の増加、細胞の増殖や機能分化の促進、造血系・免疫系の活性化、がん免疫や炎症に関する細胞の活性化、機能細胞の代謝や増殖、ホルモンへの応答性向上、血管内皮・心筋の増殖や機能制御をもたらす遺伝子を発現する方法。
  6. 電気式温熱刺激装置を用いて生体の特定の刺激部位に50℃未満の熱刺激を与えて、熱刺激を与える前に比べて血流量を60%以上、好ましくは2倍から4倍以上に増大させ、
    これにより、がん疾患では、機能細胞の増加、細胞の増殖や機能分化の促進、造血系・免疫系の活性化、がん免疫や炎症に関する細胞の活性化、機能細胞の代謝や増殖、ホルモンへの応答性向上、造骨の促進、血管内皮・心筋の増殖や機能制御の変化をもたらす遺伝子を発現する方法。
  7. 請求項1から6のいずれか1項記載の遺伝子を発現する方法により発現される遺伝子。
  8. 請求項1から6のいずれか1項記載の遺伝子を発現する方法を実施するための血液量増大システム。
  9. 遺伝子を発現する方法は、少なくとも前記熱刺激起源部位の左右の足裏の第1と第2の指間で内側辺縁の延長線上で内踝の垂線と交叉する部位に50℃未満の熱刺激を与えることを特徴とする請求項8記載の血液量増大システム。
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