以下、添付した図面を参照して、本発明に係る触覚画像の表現方法及びそれを行うためのタッチスクリーン装置をより詳細に説明する。
図1は本発明に係る触覚画像の表現方法を説明するためのフローチャートである。
図1を参照すると、表示パネル上に画像を表示する(段階S110)。前記表示パネル上に表示される画像は、多様な質感を有し得る。例えば、樹皮や岩表面のようにデコボコした質感の画像であるか、金属質感の画像であるか、又は布の質感の画像である。
前記画像データが供給されないディスプレイ垂直ブランク区間の間に、タッチ駆動電圧を前記表示パネル上に配置された触覚タッチパネルに形成されたタッチ駆動ラインに供給し(段階S120)、タッチセンシング電圧を前記触覚タッチパネルに形成されたタッチセンシングラインを通じて収集する(段階S130)。前記タッチ駆動ラインと前記タッチセンシングラインは、1つの基板上に形成されるか、又は各々異なる基板上に形成される。前記タッチ駆動ラインと前記タッチセンシングラインが各々異なる基板に形成されると、前記タッチセンシングラインが形成された基板は前記タッチ駆動ラインが形成された基板の上に配置される。
タッチ動作時、前記タッチ駆動ラインにタッチ駆動電圧(或いは駆動電圧又は駆動電流)が印加されると、該タッチ駆動ラインに隣接する前記タッチセンシングラインの周辺に形成されたキャパシタに電場が形成される。人の身体やタッチペンなどのタッチ手段が接近(又は、接触)すると、前記電場の強度が変動し、前記キャパシタから電荷が流出入する。上述したように電場の変動は前記電荷の流出入、即ち電流変動となり、前記タッチセンシングラインを通じてセンシング電圧として収集される。
引き続き、タッチが発生したかどうかをチェックする(段階S140)。例えば、収集されたタッチセンシング電圧が基準電圧より大きいか又は小さいかがチェックされると、該部位にタッチが発生したと判別される。
段階S140において、タッチが発生しないとチェックされると、触覚画像の表現方法の終了可否をチェックする(段階S142)。段階S142において、終了とチェックされると触覚画像の表現方法を終了し、未終了とチェックされると、段階S110にフィードバックする。
一方、段階S140において、タッチが発生したとチェックされると、収集されたタッチセンシング電圧に基づいてタッチ位置を判別する(段階S150)。
引き続き、表示される画像に対応する触覚電圧をタッチ発生部位のタッチ電極に供給した後(段階S160)、段階S110にフィードバックする。前記触覚電圧は多様な大きさの幅と振幅を有するパルス形態で印加される。例えば、デコボコした質感の程度が大きい場合、大きい振幅の触覚電圧が印加され、デコボコした質感の程度が小さい場合、小さい振幅の触覚電圧が印加される。また、前記触覚電圧は多様なタイミングで印加される。例えば、前記触覚電圧は、前記タッチ駆動電圧が印加されるタッチ区間とは別に区分された触覚区間に、同じタイミングで印加されるか、又は各々異なるタイミングで印加される。また、前記触覚電圧は、前記タッチ駆動電圧が印加されるタッチ区間の間に、前記タッチ駆動電圧が印加されない他のタイミングで印加できる。この時、前記触覚電圧は順次的なタイミングで印加される。上述した触覚電圧が印加される多様なタイミングの例は後述する図面を参照して詳しく説明する。
以上、説明したように、垂直ブランク区間においてタッチ駆動電圧が印加されない区間の間に、表示すべき触覚画像に対応する触覚電圧を触覚タッチパネルに印加することによって、前記触覚電圧によって発生する電場が、タッチ動作による電場の変動を邪魔することを防止できる。
以下において上述した触覚画像の表現方法を行うための多様なタッチスクリーン装置に対して説明する。
図2は本発明の一実施形態に係るタッチスクリーン装置を説明するためのブロック図である。
図2を参照すると、本発明の一実施形態に係るタッチスクリーン装置100は、触覚タッチパネル110、電圧送受信部120、表示パネル130、データ駆動部140、スキャン駆動部150、及びタイミング制御部160を含む。
前記触覚タッチパネル110は、複数のタッチ駆動ライン112と複数のタッチセンシングライン114を含み、タッチ機能とハプティック機能を行う。前記タッチ駆動ライン112は、Y軸と平行するように延伸してX軸方向に配列される。前記タッチセンシングライン114は、X軸と平行するように延伸してY軸方向に配列される。
本実施形態において、前記タッチ駆動ライン112は、四角形状のITOパターンがチェーン形状に接続された構造を有する。また、前記タッチセンシングライン114は、四角形状のITOパターンがチェーン形状に接続された構造を有する。これによって、XY平面上で観察するとき、前記触覚タッチパネル110は格子形状を有してもよい。図2において、前記タッチ駆動ライン112と前記タッチセンシングライン114は交差するので交差する領域には別途の絶縁層(図示せず)がさらに形成される。
前記電圧送受信部120は、タッチ電圧印加部122、センシング電圧収集部124及び触覚電圧印加部126を含み、前記触覚タッチパネル110及び前記タイミング制御部160に各々接続される。
前記タッチ電圧印加部122は、前記タッチ駆動ライン112の各々に接続されて前記タッチ駆動ライン112にタッチ駆動電圧を印加する。
前記センシング電圧収集部122は、前記タッチセンシングライン114の各々に接続されてタッチセンシング電圧を受信し、受信されたタッチセンシング電圧を前記タイミング制御部160に提供する。
前記触覚電圧印加部126は、前記タッチ駆動ライン112の各々及び前記タッチセンシングライン114の各々に接続され、垂直ブランク区間において前記タッチ駆動電圧が印加されない区間の間に、前記表示パネル130上に表示される画像に対応する触覚電圧を前記タッチ駆動ライン112の各々及び前記タッチセンシングライン114の各々に印加する。前記ブランク区間は、画像の垂直ブランク区間であってもよい。前記触覚電圧は、タッチ駆動電圧より大きい電圧である。例えば、前記表示パネル130上に表示される画像がデコボコした質感の画像である場合、前記触覚電圧印加部126は、第1の大きさの触覚電圧を提供する。前記触覚電圧はハプティック効果を高めるために正負逆位相の電圧を交互に印加できる。例えば、1番目のブランク区間の間、第1位相を有する第1触覚電圧が印加され、2番目ブランク区間の間、前記第1位相に反転する第2位相を有する第2触覚電圧が印加される。
前記触覚電圧印加部126と前記タッチ電圧印加部122は各々異なる時間に動作する。前記タッチ電圧印加部122と前記触覚電圧印加部126の動作は、前記タイミング制御部160の制御に基づいて作動する。
前記表示パネル130は、前記触覚タッチパネル110の下に配置される。前記表示パネル130は、液晶表示パネル、プラズマ表示パネル、有機発光表示パネルなどであってもよい。前記表示パネル130が液晶表示パネルである場合、前記表示パネル130は画像表示のために複数の画素電極(図示せず)、前記画素電極を活性化(アクティブに)するための複数のスイッチング素子(図示せず)を含む。前記スイッチング素子は薄膜トランジスタを含み得る。
前記データ駆動部140は、前記表示パネル130に配置された画素電極にデータ信号を提供する。例えば、前記表示パネル130にスイッチング素子を備えると、前記データ駆動部140は前記スイッチング素子を経由して前記画素電極にデータ信号を提供する。
前記スキャン駆動部150は、前記表示パネル130に配置されたスイッチング素子を活性化するスキャン信号を出力する。前記スキャン信号が前記スイッチング素子に印加されると、前記スイッチング素子はターンオンされて前記データ信号を前記画素電極に伝達する。この時、前記触覚電圧印加部126は、前記スキャン信号が印加されない垂直ブランク区間の間に前記タッチ駆動ライン112の各々及び前記タッチセンシングライン114の各々に触覚電圧を印加する。
前記タイミング制御部160は、前記表示パネル130上に画像を表示するために画像データと前記画像データに対応する第1制御信号を前記データ駆動部150に提供し、前記表示パネル130に備えるスイッチング素子を活性化するための第2制御信号を前記スキャン駆動部160に提供する。また、前記タイミング制御部160は、タッチ機能を実行するために前記タッチ電圧印加部122に第3制御信号を提供し、前記センシング電圧収集部130から提供されるタッチセンシング電圧を受信する。また、前記タイミング制御部160は、ハプティック機能を実行ために前記触覚電圧印加部124に第4制御信号を提供する。
本実施形態において、前記タッチスクリーン装置100はシールド層170をさらに含む。前記シールド層170は前記触覚タッチパネル110と前記表示パネル130との間に配置されて前記触覚電圧印加部126から出力される前記触覚電圧が前記表示パネル130に印加されることを遮断する。
一方、前記シールド層170は前記表示パネル130内に配置され得る。例えば、前記表示パネル130がアレイ基板、前記アレイ基板に対向する対向基板及び前記アレイ基板と前記対向基板との間に掲載された液晶層を含む液晶表示パネルであれば、前記シールド層170は前記対向基板に形成されるか、又は、前記シールド層170は前記アレイ基板に形成される。
以下に、図2に示した触覚タッチパネル110に印加されるタッチ駆動電圧と触覚電圧の多様なタイミングに対して説明する。以下の波形図において、D1,D2,D3,…,Dn(nは自然数)はタッチ駆動ラインを意味し、S1,S2,S3,…,Snはタッチセンシングラインを意味する。
図3は図2に示すタッチスクリーン装置において、タッチ駆動電圧、タッチセンシング電圧及び触覚電圧の送受信タイミングの第1の例を説明するための波形図である。
図2及び図3を参照すると、表示パネル上に表示すべき画像のデータが供給されない垂直ブランク区間(V_BLANK)は、タッチ区間(TOUCH)と触覚区間(TACTILE)に区分される。
前記タッチ区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部122から出力され、前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部124によって収集される。
前記触覚区間の間、触覚電圧が前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snの各々に印加されるタイミングは同一である。本実施形態において、前記触覚電圧は前記触覚区間内の予め設定された時間に印加される。例えば、1番目のタッチ駆動ラインに印加される触覚電圧の印加時間と2番目のタッチ駆動ラインに印加される触覚電圧の印加時間は同一である。また、1番目のタッチセンシングラインに印加される触覚電圧の印加時間と2番目のタッチセンシングラインに印加される触覚電圧の印加時間は同一である。
前記触覚電圧は毎フレーム区間ごとに位相が反転し印加されてもよい。例えば、1番目の垂直ブランク区間に対応する触覚区間の間、第1触覚電圧が印加される。2番目垂直ブランク区間に対応する触覚区間の間、前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧が印加される。このように、フレーム区間ごとに触覚電圧の位相が反転して印加されることによって、ハプティック効果(又は、振動効果)を高めることができる。
図3においては、全てのタッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び全てのタッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに触覚電圧が同時に印加される場合を示しているが、タッチが発生した領域に対応して局部的に前記触覚電圧が印加されてもよい。
例えば、前記センシング電圧収集部124が前記タッチセンシング電圧を収集すると、前記タイミング制御部160はこれを分析して、何れの位置でタッチが発生するかを判別する。この時、前記タイミング制御部160はタッチが発生した部位に対する情報を前記触覚電圧印加部126に提供する。前記触覚電圧印加部126はタッチが発生した部位に対応する該当タッチ駆動ライン及び該当タッチセンシングラインに触覚電圧が印加される。前記タッチが発生した部位に対応して触覚電圧が印加されるタッチ駆動ライン及びタッチセンシングラインは複数であってもよい。
以上、説明したように、表示すべき画像に対応する画像データが供給されない垂直ブランク区間において、タッチ区間の間にタッチ駆動電圧を印加し、タッチセンシング電圧を収集して、触覚区間の間に触覚電圧をタッチ駆動ラインとタッチセンシングラインに同時に印加することによって、表示パネル上に表示される画像にハプティック機能を付与できる。
図4は図2に示すタッチスクリーン装置において、タッチ駆動電圧、タッチセンシング電圧、及び触覚電圧の送受信タイミングの第2の例を説明するための波形図である。図4において、前記タッチ駆動ラインに印加される触覚電圧の大きさは前記タッチ駆動ラインに印加されるタッチ駆動電圧より大きく示した。また、前記タッチセンシングラインに印加されるタッチセンシング電圧の大きさは前記タッチセンシングラインに印加される触覚電圧の大きさより低く示した。
図2及び図4を参照すると、表示すべき画像に対応する画像データが供給されない垂直ブランク区間はタッチ区間と触覚区間に区分される。前記触覚区間は第1触覚フレーム区間と第2触覚フレーム区間に区分される。
前記タッチ区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部122から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部124によって収集される。前記タッチセンシング電圧を収集するために前記センシング電圧収集部124は、1番目のタッチ駆動電圧が印加される時間から最後のタッチ駆動電圧が印加される時間まで一定レベルの電圧を前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに印加する。例えば、第1タッチセンシングラインS1を通じて収集された第1センシング電圧が前記一定レベルの電圧より高いか又は低い場合、前記第1タッチセンシングラインS1を通じてタッチが発生することを判別できる。
前記第1触覚フレーム区間の間、第1触覚電圧が前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snの各々に互いに同じタイミングで印加される。
前記第2触覚フレーム区間の間、前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧が、前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snの各々に互いに同じタイミングで印加される。
以上、説明したように、垂直ブランク区間の第1触覚フレーム区間の間に第1触覚電圧が前記タッチ駆動ライン及び前記タッチセンシングラインに互いに同じタイミングで印加され、垂直ブランク区間の第2触覚フレーム区間の間に前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧が、前記タッチ駆動ライン及び前記タッチセンシングラインに互いに同じタイミングで印加されることによって、表示パネル上に表示される画像にハプティック機能を付与できる。
図5は、図2に示すタッチスクリーン装置において、タッチ駆動電圧、タッチセンシング電圧、及び触覚電圧の送受信タイミングの第3の例を説明するための波形図である。図5において、前記タッチ駆動ラインに印加される触覚電圧の大きさは前記タッチ駆動ラインに印加されるタッチ駆動電圧より大きく示した。また、前記タッチセンシングラインに印加されるタッチセンシング電圧の大きさは前記タッチセンシングラインに印加される触覚電圧の大きさより低く示した。
図2及び図5を参照すると、1つの垂直ブランク(以下、タッチフレームともいう)区間(TOUCH_FRAME)は第1触覚フレーム区間(1ST_TACTILE_FRAME)と第2触覚フレーム区間(2ND_TACTILE_FRAME)に区分される。
前記タッチフレーム区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部122から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部124によって収集される。前記タッチセンシング電圧を収集するために前記センシング電圧収集部124は、タッチ駆動電圧が印加される時間ごとに一定レベルの電圧を前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに印加する。例えば、全てのタッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snにはタッチ駆動電圧が印加される時間ごとに一定レベルの電圧が連続的に印加される。これによって、例えば、第1タッチセンシングラインS1を通じて収集された第1センシング電圧が前記一定レベルの電圧より高いか又は低い場合、前記第1タッチセンシングラインS1を通じてタッチが発生することを判別できる。
前記第1触覚フレーム区間の間、第1触覚電圧はタッチ駆動電圧が印加された以前と以後に、前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに順次に印加される。前記第1触覚電圧は、前記タッチ駆動電圧が印加される時間又は前記タッチセンシング電圧が印加される時間と重ならないように印加される。
前記第2触覚フレーム区間の間、前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧はタッチ駆動電圧が印加される以前と以後に、前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに順次に印加される。前記第2触覚電圧は、前記タッチ駆動電圧が印加される時間又は前記タッチセンシング電圧が印加される時間と重ならないように印加される。
図5で全てのタッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び全てのタッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに触覚電圧が印加されることを示したが、前記触覚電圧は触覚タッチパネル上にタッチが発生した領域に対応して局部的に印加されてもよい。
例えば、前記センシング電圧収集部124がタッチセンシング電圧を収集すると、前記タイミング制御部160はこれを分析して何れの位置でタッチが発生するかを判別できる。この時、前記タイミング制御部160は、タッチが発生した部位に対する情報(例えば、タッチ駆動ライン及びタッチセンシングラインに対する情報)を前記触覚電圧印加部126に提供する。前記触覚電圧印加部126は、タッチが発生した部位に対応する該当タッチ駆動ライン及び該当タッチセンシングラインに触覚電圧を印加する。前記タッチが発生した部位に対応して触覚電圧が印加されるタッチ駆動ライン及びタッチセンシングラインの各々は複数であってもよい。
以上、説明したように、タッチ駆動電圧が印加される1つのタッチフレーム区間のうち、第1触覚フレーム区間には第1触覚電圧がタッチ駆動ライン及びタッチセンシングラインに印加され、第2触覚フレーム区間には前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧がタッチ駆動ライン及びタッチセンシングラインに印加することによって、表示パネル上に表示される画像にハプティック機能を付与できる。
図6は図2に示すタッチスクリーン装置において、タッチ駆動電圧、タッチセンシング電圧、及び触覚電圧の送受信タイミングの第4の例を説明するための波形図である。図6において、前記タッチ駆動ラインに印加される触覚電圧の大きさは、前記タッチ駆動ラインに印加されるタッチ駆動電圧より大きく示した。また、前記タッチセンシングラインに印加されるタッチセンシング電圧の大きさは前記タッチセンシングラインに印加される触覚電圧の大きさより低く示した。
図2及び図6を参照すると、画像データが供給されない垂直ブランク区間の中の奇数番目の垂直ブランク区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部122から出力されて、前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は、前記センシング電圧収集部124によって収集される。この時、第1触覚電圧は、前記タッチ駆動電圧と前記タッチセンシング電圧の何れも印加されていない時間に、前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snの各々に順次に印加される。
一方、画像データが供給されない垂直ブランク区間の中の偶数番目の垂直ブランク区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部122から出力されて、前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は、前記センシング電圧収集部124によって収集される。この時、前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧が、前記タッチ駆動電圧と前記タッチセンシング電圧の何れも印加されていない時間に、前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snの各々に順次に印加される。
図6において、前記タッチセンシング電圧を収集するために前記センシング電圧収集部124は、タッチ駆動電圧が印加される時間ごとに一定レベルの電圧を前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに印加される。例えば、全てのタッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snにはタッチ駆動電圧が印加される時間ごとに一定レベルの電圧が連続的に印加される。これによって、例えば、第1タッチセンシングラインS1を通じて収集された第1センシング電圧が前記一定レベルの電圧より高いか又は低い場合、前記第1タッチセンシングラインS1を通じてタッチが発生することを判別できる。
図6では、全てのタッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び全てのタッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに触覚電圧が順次に印加される場合を示したが、タッチが発生した領域に対応して前記触覚電圧は局部的に印加されてもよい。
以上、説明したように、画像データが供給されない奇数番目の垂直ブランク区間の間、第1触覚電圧を順次に印加して、画像データが供給されない偶数番目の垂直ブランク区間の間、前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧を順次に印加することによって、表示パネル上に表示される画像にハプティック機能を付与できる。
図7は図2に示すタッチスクリーン装置において、タッチ駆動電圧、タッチセンシング電圧、及び触覚電圧の送受信タイミングの第5の例を説明するための波形図である。図7において、前記タッチ駆動ラインに印加される触覚電圧の大きさは前記タッチ駆動ラインに印加されるタッチ駆動電圧より大きく示した。また、前記タッチセンシングラインに印加されるタッチセンシング電圧の大きさは前記タッチセンシングラインに印加される触覚電圧の大きさより低く示した。
図2及び図7を参照すると、2つのタッチフレーム区間は1つの触覚フレーム区間を定義する。1番目のタッチフレーム区間の間、触覚電圧はタッチ駆動電圧が印加される以前に印加され、2番目のタッチフレーム区間の間、触覚電圧はタッチ駆動電圧が印加された後に印加される。
1番目のタッチフレーム区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部122から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は、前記センシング電圧収集部124によって収集される。この時、触覚電圧はタッチ駆動電圧が印加される以前に前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに順次に印加される。
前記2番目のタッチフレーム区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部122から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部124によって収集される。この時、触覚電圧はタッチ駆動電圧が印加された後に前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに順次に印加される。
図7において、前記タッチセンシング電圧を収集するために前記センシング電圧収集部124はタッチ駆動電圧が印加される時間ごとに一定レベルの電圧を前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに印加する。例えば、全てのタッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snにはタッチ駆動電圧が印加される時間ごとに一定レベルの電圧が連続的に印加される。これによって、例えば、第1タッチセンシングラインS1を通じて収集された第1センシング電圧が前記一定レベルの電圧より高いか又は低い場合、前記第1タッチセンシングラインS1を通じてタッチが発生することを判別できる。
図7で全てのタッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び全てのタッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに触覚電圧が印加される場合を示したが、前記触覚電圧は触覚タッチパネル上にタッチが発生した領域に対応して局部的に印加されてもよい。
以上、説明したように、2つのタッチフレーム区間を1つの触覚フレーム区間に設定し、1番目のタッチフレーム区間にはタッチ駆動電圧が印加される以前に触覚電圧が前記タッチ駆動ライン及び前記タッチセンシングラインに順次に印加され、2番目のタッチフレーム区間にはタッチ駆動電圧が印加された後に触覚電圧が前記タッチ駆動ライン及び前記タッチセンシングラインに順次に印加されることによって、表示パネル上に表示される画像にハプティック機能を付与できる。
図8は図2に示すタッチスクリーン装置において、タッチ駆動電圧、タッチセンシング電圧、及び触覚電圧の送受信タイミングの第6の例を説明するための波形図である。図8において、前記タッチ駆動ラインに印加される触覚電圧の大きさは前記タッチ駆動ラインに印加されるタッチ駆動電圧より大きく示した。また、前記タッチセンシングラインに印加されるタッチセンシング電圧の大きさは前記タッチセンシングラインに印加される触覚電圧の大きさより低く示した。
図2及び図8を参照すると、(4N−3)番目(ここで、Nは自然数)垂直ブランク(図8で「1ST_FRAME」)区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部122から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加されて、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部124によって収集される。この時、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snの各々でタッチセンシング電圧がセンシングされる時間とは異なる時間に第1触覚電圧が前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに順次に印加される。
(4N−2)番目の垂直ブランク(図8で「2ND_FRAME」)区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部320から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部124によって収集される。この時、前記第1触覚電圧は前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに印加されない。
(4N−1)番目の垂直ブランク(図8で「3RD_FRAME」)区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部320から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部124によって収集される。この時、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snの各々でタッチセンシング電圧がセンシングされる時間とは異なる時間に前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧が前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに順次に印加される。
(4N)番目の垂直ブランク(図8に示さず)区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部320から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は、前記センシング電圧収集部124によって収集される。この時、前記第2触覚電圧は前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに印加されない。
図8において、前記タッチセンシング電圧を収集するために前記センシング電圧収集部124はタッチ駆動電圧が印加される時間ごとに一定レベルの電圧を前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに印加する。例えば、全てのタッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snにはタッチ駆動電圧が印加される時間ごとに一定レベルの電圧が連続的に印加される。これによって、例えば、第1タッチセンシングラインS1を通じて収集された第1センシング電圧が前記一定レベルの電圧より高いか又は低い場合、前記第1タッチセンシングラインS1を通じてタッチが発生することを判別できる。
以上、説明したように、2番目及び4番目のタッチフレーム区間の間、触覚電圧が印加されないで、1番目及び3番目のタッチフレーム区間の間、触覚電圧が前記タッチ駆動ライン及び前記タッチセンシングラインに順次に印加されることによって、表示パネル上に表示される画像にハプティック機能を付与できる。
図9は本発明の他の実施形態に係るタッチスクリーン装置を説明するためのブロック図である。
図9を参照すると、本発明の他の実施形態に係るタッチスクリーン装置200は、触覚タッチパネル210、電圧送受信部220、表示パネル230、データ駆動部240、スキャン駆動部250及びタイミング制御部260を含む。
前記触覚タッチパネル210は複数のタッチ駆動ライン212と複数のタッチセンシングライン214を含み、タッチ機能とハプティック機能を行う。前記タッチ駆動ライン212は、Y軸と平行するように延伸してX軸方向に配列される。前記タッチセンシングライン214はX軸と平行するように延伸してY軸方向に配列される。本実施形態において、前記タッチ駆動ライン212は棒形状のITOパターン構造を有する。また、前記タッチセンシングライン214は棒形状のITOパターン構造を有する。前記タッチ駆動ライン212の各々の大きさは前記タッチセンシングライン214の各々の大きさより大きくてもよい。
前記タッチ駆動ライン212の各々は、駆動ルーター(driving router)(図示せず)を通じて前記タッチ電圧印加部222に接続される。前記タッチ駆動ライン212の各々は前記駆動ルーターを通じて前記タッチ電圧印加部222からタッチ駆動電圧の提供を受ける。
前記タッチセンシングライン214の各々は、センシングルーター(sensing router)(図示せず)を通じて前記センシング電圧収集部224に接続される。前記タッチセンシングライン214の各々は、前記センシングルーターを通じてタッチセンシング電圧を前記センシング電圧収集部224に伝達する。
前記タッチ駆動ライン212の各々はY軸と平行するように1つのITOパターンに配置されてもよく、複数のITOパターンに配置されてもよい。
前記タッチ駆動ライン212の各々が1つのITOパターンに配置されると、前記タッチセンシングライン214の各々は複数個のITOパターンで構成されて前記タッチ駆動ライン212の各々に隣接するように配置される。
前記タッチ駆動ライン212の各々が複数のITOパターンに配置されるならば、前記タッチセンシングライン214の各々は複数個のITOパターンで構成されて前記タッチ駆動ライン212の各々に隣接するようにジグザグ形態に配置されてもよい。即ち、Y軸方向に配置されたタッチ駆動ライン212の各々とタッチセンシングライン214の各々は互いにジグザグ形態に配置されてもよい。
前記電圧送受信部220はタッチ電圧印加部222、センシング電圧収集部224及び触覚電圧印加部226を含み、前記触覚タッチパネル210及び前記タイミング制御部260に各々接続される。
前記タッチ電圧印加部222は前記タッチ駆動ライン212の各々に接続されて前記タッチ駆動ライン212にタッチ駆動電圧を印加する。
前記センシング電圧収集部222は前記タッチセンシングライン214の各々に接続されてタッチセンシング電圧を受信し、受信されたタッチセンシング電圧を前記タイミング制御部260に提供する。
前記触覚電圧印加部226は、前記タッチ駆動ライン212の各々及び前記タッチセンシングライン214の各々に接続されて、ブランク区間内において前記タッチ駆動電圧が印加されない区間の間に、前記表示パネル230上に表示されるべき触覚画像に対応する触覚電圧を前記タッチ駆動ライン212の各々及び前記タッチセンシングライン214の各々に印加する。
前記ブランク区間は画像の垂直ブランク区間であってもよい。前記触覚電圧はタッチ駆動電圧より大きい電圧である。例えば、前記表示パネル230上に表示される画像がデコボコした質感の画像である場合、前記触覚電圧印加部226は第1の大きさの触覚電圧を提供する。前記触覚電圧は、ハプティック効果を高めるために正負逆位相で交互に印加されてもよい。例えば、1番目のブランク区間の間、第1触覚電圧が印加され、2番目ブランク区間の間、前記第1位相に反転する前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧が印加されてもよい。
前記触覚電圧印加部226と前記タッチ電圧印加部222は、各々異なる時間に動作する。前記タッチ電圧印加部222と前記触覚電圧印加部226の動作は前記タイミング制御部260の制御によって行われてもよい。
前記表示パネル230は、前記触覚タッチパネル210の下に配置される。前記表示パネル230は図2に示した表示パネル130と同一であるのでその詳細な説明は省略する。
前記データ駆動部240及び前記スキャン駆動部250の各々は図2で説明した前記データ駆動部150及び前記スキャン駆動部160と同一であるのでその詳細な説明は省略する。
前記タイミング制御部260は前記表示パネル230上に画像を表示するために画像データと前記画像データに対応する第1制御信号を前記データ駆動部250に提供し、前記表示パネル230に備わるスイッチング素子を活性化するための第2制御信号を前記スキャン駆動部260に提供する。また、前記タイミング制御部260は、タッチ機能を行うために前記タッチ電圧印加部222に第3制御信号を提供し、前記センシング電圧収集部230から提供されるタッチセンシング電圧を受信する。また、前記タイミング制御部260はハプティック機能を行うために前記触覚電圧印加部224に第4制御信号を提供する。
本実施形態において、前記タッチスクリーン装置200はシールド層270をさらに含んでもよい。前記シールド層270は前記触覚タッチパネル210と前記表示パネル230との間に配置されて前記触覚電圧印加部226から出力される前記触覚電圧が前記表示パネル230に印加されることを遮断する。
一方、前記シールド層270は前記表示パネル230内に配置されることもできる。前記表示パネル230がアレイ基板、前記アレイ基板に対向する対向基板、及び前記アレイ基板と前記対向基板との間に掲載された液晶層を含む液晶表示パネルであれば、前記シールド層270は前記対向基板、又は、前記アレイ基板の何れか一方に形成されることもできる。
以下、図9に示した触覚タッチパネル210に印加されるタッチ駆動電圧と触覚電圧の多様なタイミングに対して説明する。以下の波形図において、D1,D2,D3,…,Dn(nは自然数)はタッチ駆動ラインを意味し、S1,S2,S3,…,Snはタッチセンシングラインを意味する。
図10は図9に示したタッチスクリーン装置において、タッチ駆動電圧、タッチセンシング電圧、及び触覚電圧の送受信タイミングの第1の例を説明するための波形図である。図10において、前記タッチ駆動ラインに印加される触覚電圧の大きさは前記タッチ駆動ラインに印加されるタッチ駆動電圧より大きく示した。また、前記タッチセンシングラインに印加されるタッチセンシング電圧の大きさは前記タッチセンシングラインに印加される触覚電圧の大きさより低く示した。
図9及び図10を参照すると、画像データが供給されない垂直ブランク区間の中、奇数番目フレームに後続する奇数番目の垂直ブランク区間は、第1タッチ区間と第1触覚区間に区分され、偶数番目のフレームに後続する偶数番目の垂直ブランク区間は、第2タッチ区間と第2触覚区間に区分される。
前記第1タッチ区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部222から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加されて、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部224によって収集される。図9において、1つのタッチ駆動ラインには2つのタッチセンシングラインが対応する。従って、1番目のタッチ駆動ラインD1に印加されるタッチ駆動電圧に対応するタッチセンシング電圧を収集するために、前記センシング電圧収集部224は1番目のタッチセンシングラインS1と2番目のタッチセンシングラインS1から同時にタッチセンシング電圧を収集する。また、2番目のタッチ駆動ラインD2に印加されるタッチ駆動電圧に対応するタッチセンシング電圧を収集するために、前記センシング電圧収集部224は3番目のタッチセンシングラインS3と4番目のタッチセンシングラインS4から同時にタッチセンシング電圧を収集する。
前記第1触覚区間の間、第1触覚電圧が前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snの各々に同時に印加される。
前記第2タッチ区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部222から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部224によって収集される。
前記第2触覚区間の間、前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧が前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snの各々に同時に印加される。
図10において、全てのタッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び全てのタッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに触覚電圧が印加される場合を示したが、前記触覚電圧は触覚タッチパネル上にタッチが発生した領域に対応して局部的に印加されてもよい。
例えば、前記センシング電圧収集部224がタッチセンシング電圧を収集すると、前記タイミング制御部260はこれを分析して何れの位置でタッチが発生するかを判別できる。この時、前記タイミング制御部260はタッチが発生した部位に対する情報を前記触覚電圧印加部226に提供する。前記触覚電圧印加部226はタッチが発生した部位に対応する該当タッチ駆動ライン及び該当タッチセンシングラインに触覚電圧が印加される。前記タッチが発生した部位に対応して触覚電圧が印加されるタッチ駆動ライン及びタッチセンシングラインは複数であってもよい。
以上、説明したように、奇数番目のタッチフレーム区間の第1触覚区間の間第1触覚電圧が前記タッチ駆動ライン及び前記タッチセンシングラインに同時に印加され、偶数番目のタッチフレーム区間の第2触覚区間の間に前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧が前記タッチ駆動ライン及び前記タッチセンシングラインに印加することによって、表示パネル上に表示される画像にハプティック機能を付与できる。
図11は図9に示すタッチスクリーン装置において、タッチ駆動電圧、タッチセンシング電圧、及び触覚電圧の送受信タイミングの第2の例を説明するための波形図である。図11において、前記タッチ駆動ラインに印加される触覚電圧の大きさは前記タッチ駆動ラインに印加されるタッチ駆動電圧より大きく示した。また、前記タッチセンシングラインに印加されるタッチセンシング電圧の大きさは前記タッチセンシングラインに印加される触覚電圧の大きさより低く示した。
図9及び図11を参照すると、画像データが供給されない垂直ブランク区間は、タッチ区間と触覚区間に区分される。前記触覚区間は、第1触覚フレーム区間と第2触覚フレーム区間に区分される。
前記タッチ区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部222から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部224によって順次に収集される。図9において、1つのタッチ駆動ラインには2つのタッチセンシングラインが対応する。従って、1番目のタッチ駆動ラインD1に印加されるタッチ駆動電圧に対応するタッチセンシング電圧を収集するために、前記センシング電圧収集部224は1番目のタッチセンシングラインS1と2番目のタッチセンシングラインS1から同時にタッチセンシング電圧を収集する。また、2番目のタッチ駆動ラインD2に印加されるタッチ駆動電圧に対応するタッチセンシング電圧を収集するために、前記センシング電圧収集部224は3番目のタッチセンシングラインS3と4番目のタッチセンシングラインS4から同時にタッチセンシング電圧を収集する。
前記第1触覚フレーム区間の間、第1触覚電圧が前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snの各々に順次に印加される。
前記第2触覚フレーム区間の間、前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧が前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snの各々に順次に印加される。
以上、説明したように、垂直ブランク区間の第1触覚フレーム区間の間、第1触覚電圧が前記タッチ駆動ライン及び前記タッチセンシングラインに順次に印加され、垂直ブランク区間の第2触覚フレーム区間の間に前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧が前記タッチ駆動ライン及び前記タッチセンシングラインに順次に印加することによって、表示パネル上に表示される画像にハプティック機能を付与できる。
図12は図9に示すタッチスクリーン装置において、タッチ駆動電圧、タッチセンシング電圧及び触覚電圧の送受信タイミングの第3の例を説明するための波形図である。図12において、前記タッチ駆動ラインに印加される触覚電圧の大きさは前記タッチ駆動ラインに印加されるタッチ駆動電圧より大きく示した。また、前記タッチセンシングラインに印加されるタッチセンシング電圧の大きさは前記タッチセンシングラインに印加される触覚電圧の大きさより低く示した。
図9及び図12を参照すると、奇数番目のフレームの垂直ブランク区間の間に、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部222から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部224によって収集される。この時、前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snには第1触覚電圧が順次に印加される。前記第1触覚電圧は前記タッチ駆動電圧が印加される時間或いは前記タッチセンシング電圧が印加される時間と重ならないように印加される。
偶数番目のフレームの垂直ブランク区間の間に、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部222から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部224によって収集される。この時、前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snには前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧が順次に印加される。前記第2触覚電圧は前記タッチ駆動電圧が印加される時間或いは前記タッチセンシング電圧が印加される時間と重ならないように印加される。
図9において、1つのタッチ駆動ラインには2つのタッチセンシングラインが対応する。従って、1番目のタッチ駆動ラインD1に印加されるタッチ駆動電圧に対応するタッチセンシング電圧を収集するために、前記センシング電圧収集部224は1番目のタッチセンシングラインS1と2番目のタッチセンシングラインS1から同時にタッチセンシング電圧を収集する。また、2番目のタッチ駆動ラインD2に印加されるタッチ駆動電圧に対応するタッチセンシング電圧を収集するために、前記センシング電圧収集部224は3番目のタッチセンシングラインS3と4番目のタッチセンシングラインS4から同時にタッチセンシング電圧を収集する。
図12において、全てのタッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び全てのタッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに触覚電圧が印加される場合を示したが、前記触覚電圧は触覚タッチパネル上にタッチが発生した領域に対応して局部的に印加されてもよい。
例えば、前記センシング電圧収集部224がタッチセンシング電圧を収集すると、前記タイミング制御部260はこれを分析して何れの位置でタッチが発生するかを判別する。この時、前記タイミング制御部260はタッチが発生した部位に対する情報を前記触覚電圧印加部226に提供する。前記触覚電圧印加部226はタッチが発生した部位に対応する該当タッチ駆動ライン及び該当タッチセンシングラインに触覚電圧が印加される。前記タッチが発生した部位に対応して触覚電圧が印加されるタッチ駆動ライン及びタッチセンシングラインは複数であってもよい。
以上、説明したように、奇数番目のタッチフレーム区間で第1触覚電圧がタッチセンシングラインに順次に印加され、偶数番目のタッチフレーム区間で前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧がタッチセンシングラインに印加することによって、表示パネル上に表示される画像にハプティック機能を付与できる。
図13は図9に示すタッチスクリーン装置において、タッチ駆動電圧、タッチセンシング電圧及び触覚電圧の送受信タイミングの第4の例を説明するための波形図である。図13において、前記タッチ駆動ラインに印加される触覚電圧の大きさは前記タッチ駆動ラインに印加されるタッチ駆動電圧より大きく示した。また、前記タッチセンシングラインに印加されるタッチセンシング電圧の大きさは前記タッチセンシングラインに印加される触覚電圧の大きさより低く示した。
図9及び図13を参照すると、画像データが供給されない垂直ブランク区間の中、奇数番目フレームに後続する奇数番目の垂直ブランク区間は、第1タッチ区間と第1触覚区間に区分され、偶数番目のフレームに後続する偶数番目の垂直ブランク区間は第2タッチ区間と第2触覚区間に区分される。
前記第1タッチ区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部222から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部224によって同時に収集される。
前記第1触覚区間の間、第1触覚電圧が前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snの各々に同時に印加される。
前記第2タッチ区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部222から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部224によって同時に収集される。
前記第3触覚区間の間、前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧が前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snの各々に同時に印加される。
図13において、全てのタッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dn及び全てのタッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに触覚電圧が印加される場合を示したが、前記触覚電圧は触覚タッチパネル上にタッチが発生した領域に対応して局部的に印加されてもよい。
例えば、前記センシング電圧収集部224がタッチセンシング電圧を収集すると、前記タイミング制御部260はこれを分析して何れの位置でタッチが発生するかを判別することができる。この時、前記タイミング制御部260はタッチが発生した部位に対する情報を前記触覚電圧印加部226に提供する。前記触覚電圧印加部226はタッチが発生した部位に対応する該当タッチ駆動ライン及び該当タッチセンシングラインに触覚電圧が印加される。前記タッチが発生した部位に対応して触覚電圧が印加されるタッチ駆動ライン及びタッチセンシングラインは複数であってもよい。
以上、説明したように、奇数番目のタッチフレーム区間の第1触覚区間の間、第1触覚電圧が前記タッチ駆動ライン及び前記タッチセンシングラインに同時に印加され、偶数番目のタッチフレーム区間の第2触覚区間の間に前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧が前記タッチ駆動ライン及び前記タッチセンシングラインに印加することによって、表示パネル上に表示される画像にハプティック機能を付与できる。
図14は本発明の他の実施形態に係るタッチスクリーン装置を説明するためのブロック図である。
図14を参照すると、本発明の他の実施形態に係るタッチスクリーン装置は、触覚タッチパネル1210、電圧送受信部220、表示パネル230、データ駆動部240、スキャン駆動部250、及びタイミング制御部260を含む。前記表示パネル230、前記データ駆動部240、前記スキャン駆動部250、及び前記タイミング制御部260は、図9に示す前記表示パネル230、前記データ駆動部240、前記スキャン駆動部250、及び前記タイミング制御部260と同一であるので、同じ図面符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
前記触覚タッチパネル1210は、複数のタッチ駆動ライン1212と複数のタッチセンシングパターン1214を含み、タッチ機能とハプティック機能を行う。前記タッチ駆動ライン1212は、Y軸と平行するように延びて、X軸方向に配列される。前記タッチセンシングパターン1214はX軸と平行するように延びてY軸方向に配列される。本実施形態において、前記タッチ駆動ライン1212は、棒状のITOパターン構造を有する。また、前記タッチセンシングパターン1214は、ITOパターン構造を有して1つのタッチ駆動ラインに隣接するように配置される。即ち、前記タッチ駆動ラインと前記タッチセンシングパターンは一対多方式で配列される。
前記タッチ駆動ライン1212の各々は、駆動ルーター(driving router)(図示せず)を通じて前記タッチ電圧印加部222に接続される。前記タッチ駆動ライン1212の各々は、前記駆動ルーターを通じて前記タッチ電圧印加部222からタッチ駆動電圧の提供を受ける。
前記タッチセンシングパターン1214の各々は、センシングルーター(sensing router)(図示せず)を通じて前記センシング電圧収集部224に接続される。前記タッチセンシングパターン1214の各々は、前記センシングルーターを通じてタッチセンシング電圧を前記センシング電圧収集部224に伝達する。
前記電圧送受信部220は、タッチ電圧印加部222、センシング電圧収集部224、及び触覚電圧印加部226を含み、前記触覚タッチパネル1210及び前記タイミング制御部260に各々接続される。
前記タッチ電圧印加部222は、前記タッチ駆動ライン1212の各々に接続されて前記タッチ駆動ライン1212にタッチ駆動電圧を印加する。
前記センシング電圧収集部224は、前記タッチセンシングパターン1214の各々に接続されてタッチセンシング電圧を受信し、受信されたタッチセンシング電圧を前記タイミング制御部260に提供する。
前記触覚電圧印加部226は、前記タッチ駆動ライン1212の各々及び前記タッチセンシングパターン1214の各々に接続されて、前記タッチ駆動電圧が印加されないブランク区間の間、前記表示パネル230上に表示される画像に対応する触覚電圧を前記タッチ駆動ライン1212の各々及び前記タッチセンシングパターン1214の各々に印加する。
前記触覚電圧印加部226と前記タッチ電圧印加部222は、各々異なる時間に動作する。前記タッチ電圧印加部222と前記触覚電圧印加部226の動作は、前記タイミング制御部260の制御によって行われる。
本実施形態において、前記タッチスクリーン装置200は、シールド層270をさらに含んでもよい。前記シールド層270は図9で説明したので詳細な説明は省略する。
以下において、図14に示す触覚タッチパネル1210に印加されるタッチ駆動電圧、タッチセンシング電圧、及び触覚電圧のタイミングに対して説明する。以下の波形図において、D1,D2,D3,…,Dn(nは自然数)はタッチ駆動ラインを意味し、S1,S2,S3,…,Snはタッチセンシングパターンを意味する。
図15は、図14に示すタッチスクリーン装置においてタッチ駆動電圧、タッチセンシング電圧、及び触覚電圧の送受信タイミングの例を説明するための波形図である。図15において、前記タッチ駆動ラインに印加される触覚電圧の大きさは、前記タッチ駆動ラインに印加されるタッチ駆動電圧より大きく示した。また、前記タッチセンシングパターンに印加されるタッチセンシング電圧の大きさは、前記タッチセンシングパターンに印加される触覚電圧の大きさより低く示した。
図14及び図15を参照すると、画像データが供給されない垂直ブランク区間は、タッチ区間と触覚区間に区分される。
前記タッチ区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部222から出力して前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に同時に印加され、前記タッチセンシングパターンS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は、前記センシング電圧収集部224で順次に収集される。図14において、3つのタッチ駆動ラインが配置され、タッチ駆動ラインの各々には複数個のタッチセンシングパターンが配置される。従って、最初の行に対応するタッチセンシングパターンからタッチセンシング電圧を同時に収集する。引き続き、2番目行に対応するタッチセンシングパターンからタッチセンシング電圧を同時に収集する。引き続き、3番目行に対応するタッチセンシングパターンからタッチセンシング電圧を同時に収集する。このような方式で最後の行に対応するタッチセンシングパターンからタッチセンシング電圧を同時に収集する。
前記触覚区間の間、タッチ駆動電圧及びタッチセンシング電圧は、非活性化される。ここで、1番目行の1番目列にタッチが発生すると、1番目行の1番目列に配置されたタッチセンシングパターンに触覚電圧が印加され、3番目行の2番目列に配置されたタッチセンシングパターンにタッチが発生すると、3番目行の2番目列に配置されたタッチセンシングパターンに触覚電圧が印加される。
以上で説明したように、垂直ブランク区間の触覚区間の間にタッチが発生されたタッチセンシングパターンに触覚電圧を印加することによって、表示パネル上に表示される画像にハプティック機能を付与することができる。
図16は、本発明のまた他の実施形態に係るタッチスクリーン装置を説明するためのブロック図である。
図16を参照すると、本発明の他の実施形態に係るタッチスクリーン装置は触覚タッチパネル2210、電圧送受信部220、表示パネル230、データ駆動部240、スキャン駆動部250、及びタイミング制御部260を含む。前記表示パネル230、前記データ駆動部240、前記スキャン駆動部250、及び前記タイミング制御部260は、図9に示す前記表示パネル230、前記データ駆動部240、前記スキャン駆動部250、及び前記タイミング制御部260と同一であるので同じ図面符号を付与して、その詳細な説明は省略する。
前記触覚タッチパネル2210は、複数のタッチセンシングライン2212と複数のタッチ駆動パターン2214を含み、タッチ機能とハプティック機能を行う。前記タッチセンシングライン2212は、Y軸と平行するように延びてX軸方向に配列される。前記タッチ駆動パターン2214はX軸と平行するように延びてY軸方向に配列される。本実施形態において、前記タッチセンシングライン2212は、棒状のITOパターン構造を有する。また、前記タッチ駆動パターン2214は、ITOパターン構造を有して1つのタッチセンシングラインに隣接するように配置される。即ち、前記タッチセンシングラインと前記タッチ駆動パターンは一対多方式で配列される。
前記タッチセンシングライン2212の各々は、センシングルーター(図示せず)を通じて前記センシング電圧収集部224に接続される。前記タッチセンシングライン2212の各々は、前記センシングルーターを通じてタッチセンシング電圧を前記センシング電圧収集部224に伝達する。
前記タッチ駆動パターン2214の各々は、駆動ルーター(図示せず)を通じて前記タッチ電圧印加部222に接続される。前記タッチ駆動パターン2214の各々は前記駆動ルーターからタッチ駆動電圧の提供を受ける。
前記電圧送受信部220は、タッチ電圧印加部222、センシング電圧収集部224、及び触覚電圧印加部226を含み、前記触覚タッチパネル2210及び前記タイミング制御部260に各々接続される。
前記タッチ電圧印加部222は、前記タッチ駆動パターン2214の各々に接続されて前記タッチ駆動パターン2214にタッチ駆動電圧を印加する。
前記センシング電圧収集部222は、前記タッチセンシングライン2212の各々に接続されてタッチセンシング電圧を受信し、受信されたタッチセンシング電圧を前記タイミング制御部260に提供する。
前記触覚電圧印加部226は、前記タッチセンシングライン2212の各々及び前記タッチ駆動パターン2214の各々に接続されて、前記タッチ駆動電圧が印加されないブランク区間の間、前記表示パネル230上に表示される画像に対応する触覚電圧を前記タッチセンシングライン2212の各々及び前記タッチ駆動パターン2214の各々に印加する。
前記触覚電圧印加部226と前記タッチ電圧印加部222は、各々異なる時間に動作する。前記タッチ電圧印加部222と前記触覚電圧印加部226の動作は、前記タイミング制御部260の制御によって行われる。
本実施形態において、前記タッチスクリーン装置200は、シールド層270をさらに含んでもよい。前記シールド層270は、図9で説明したので詳細な説明は省略する。
以下において、図16に示す触覚タッチパネル2210に印加されるタッチ駆動電圧、タッチセンシング電圧、及び触覚電圧の多様なタイミングに対して説明する。以下の波形図において、D1,D2,D3,…,Dn(nは自然数)は、タッチ駆動パターンを意味し、S1,S2,S3,…,Snはタッチセンシングラインを意味する。
図17は図16に示すタッチスクリーン装置において、タッチ駆動電圧、タッチセンシング電圧、及び触覚電圧の送受信タイミングの例を説明するための波形図である。図17において、前記タッチ駆動パターンに印加される触覚電圧の大きさは前記タッチ駆動パターンに印加されるタッチ駆動電圧より大きく示した。また、前記タッチセンシンナインに印加されるタッチセンシング電圧の大きさは、前記タッチ駆動パターンに印加される触覚電圧の大きさより低く示した。
図16及び図17を参照すると、画像データが供給されない垂直ブランク区間はタッチ区間と触覚区間に区分される。
前記タッチ区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部222から出力されて前記タッチ駆動パターンのD1,D2,D3,…,Dnの各々に行単位で順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部224で同時に収集される。図16において、n個のタッチセンシングラインが配置されて、タッチセンシングラインの各々に対応して複数のタッチ駆動パターンが配置される。
従って、最初の行に対応するタッチ駆動パターンにタッチ駆動電圧が同時に印加される。引き続き、2番目行に対応するタッチ駆動パターンにタッチ駆動電圧が同時に印加される。引き続き、3番目行に対応するタッチ駆動パターンにタッチ駆動電圧が同時に印加される。このような方式で最後の行に対応するタッチ駆動パターンにタッチ駆動電圧が同時に印加される。
前記触覚区間の間、タッチ駆動電圧及びタッチセンシング電圧は、非活性化される。ここで、1番目行の1番目列にタッチが発生すると、1番目行の1番目列に配置されたタッチ駆動パターンに触覚電圧が印加され、3番目行の2番目列にタッチが発生すると、3番目行の2番目列に配置されたタッチ駆動パターンに触覚電圧が印加される。上述した触覚電圧は、次のフレームの触覚区間の間に印加されることもできる。
以上、説明したように、垂直ブランク区間の触覚区間の間にタッチが発生したタッチ駆動パターンに触覚電圧を印加することによって、表示パネル上に表示される画像にハプティック機能を付与することができる。
図18は本発明のまた他の実施形態に係るタッチスクリーン装置を説明するためのブロック図である。
図18を参照すると、本発明のまた他の実施形態に係るタッチスクリーン装置300は触覚タッチパネル310、タッチ電圧印加部320、電圧送受信部330、表示パネル340、データ駆動部350、スキャン駆動部360、及びタイミング制御部370を含む。
前記触覚タッチパネル310は第1基板312と、前記第1基板312の上に配置された第2基板314を含み、タッチ機能とハプティック機能を行う。
前記第1基板312には複数のタッチ駆動ライン313が形成される。前記タッチ駆動ライン313は、X軸と平行するように延伸してY軸方向に配列される。前記タッチ駆動ライン313は棒形状のITOパターン構造を有する。
前記第2基板314には複数のタッチセンシングライン315が形成される。前記タッチセンシングライン315はY軸と平行するように延伸してX軸方向に配列される。前記タッチセンシングライン315は棒形状のITOパターン構造を有してもよい。XY平面上で観察するとき、前記タッチ駆動ライン313と前記タッチセンシングライン315は互いに交差する。
前記タッチ電圧印加部320は前記タッチ駆動ライン313の各々に接続されて前記タッチ駆動ライン313の各々にタッチ駆動電圧を印加する。
前記電圧送受信部330はセンシング電圧収集部332及び触覚電圧印加部334を含む。
前記センシング電圧収集部332は前記タッチセンシングライン315の各々に接続されて、タッチセンシング電圧を収集し、受信されたタッチセンシング電圧を前記タイミング制御部370に提供する。
前記触覚電圧印加部334は前記タッチセンシングライン315の各々に接続されて、垂直ブランク区間において前記タッチ駆動電圧が印加されない区間の間に、前記表示パネル340上に表示されるべき触覚画像に対応する触覚電圧を前記タッチセンシングライン315の各々に印加する。前記触覚電圧はタッチ駆動電圧より大きい電圧である。例えば、前記表示パネル340上に表示される画像がデコボコした質感の画像である場合、前記触覚電圧印加部334は第1の大きさの触覚電圧を提供する。
前記表示パネル340は前記触覚タッチパネル310の下に配置される。前記表示パネル340は図2に示した表示パネル130と同一であるのでその詳細な説明は省略する。
前記データ駆動部350及び前記スキャン駆動部360の各々は、図2で説明した前記データ駆動部150及び前記スキャン駆動部160と同一であるのでその詳細な説明は省略する。
前記タイミング制御部370は、前記表示パネル340上に画像を表示するために、画像データと前記画像データに対応する第1制御信号を前記データ駆動部350に提供し、前記表示パネル340に備わるスイッチング素子を活性化するための第2制御信号を前記スキャン駆動部360に提供する。また、前記タイミング制御部370はタッチ機能を行うために、前記タッチ電圧印加部320に第3制御信号を提供し、前記センシング電圧収集部332に提供されるタッチセンシング電圧を受信する。また、前記タイミング制御部370はハプティック機能を行うために、前記触覚電圧印加部334に第4制御信号を提供する。
本実施形態において、前記タッチスクリーン装置300は、シールド層380をさらに含んでもよい。前記シールド層380は前記触覚タッチパネル310と前記表示パネル340との間に配置されて前記触覚電圧印加部334から出力される前記触覚電圧が前記表示パネル340に印加されることを遮断する。
一方、前記シールド層380は前記表示パネル340内に配置されてもよい。前記表示パネル340がアレイ基板、前記アレイ基板に対向する対向基板及び前記アレイ基板と前記対向基板との間に掲載された液晶層を含む液晶表示パネルである場合、前記シールド層380は前記対向基板に形成されてもよく、前記アレイ基板に形成されてもよい。
以下、図18に示した触覚タッチパネルに印加されるタッチ駆動電圧と触覚電圧の多様なタイミングに対して説明する。以下の波形図において、D1,D2,D3,…,Dn(nは自然数)はタッチ駆動ラインを意味し、S1,S2,S3,…,Snはタッチセンシングラインを意味する。
図19は図18に示すタッチスクリーン装置において、タッチ駆動電圧、タッチセンシング電圧及び触覚電圧の送受信タイミングの第1の例を説明するための波形図である。
図18及び図19を参照すると、画像データが供給されない垂直ブランク区間の中で、奇数番目の垂直ブランク区間(V_Blank Interval)は、第1タッチ区間(Touch Interval)と第1触覚区間(Tactile Interval)に区分され、偶数番目の垂直ブランク区間は第2タッチ区間と第2触覚区間に区分される。
前記第1タッチ区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部320から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部332によって収集される。
前記第1触覚区間の間、第1触覚電圧が前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snの各々に同時に印加される。
前記第2タッチ区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部320から出力され前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部332によって収集される。
前記第2触覚区間の間、前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧が前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snの各々に同時に印加される。
図19において、全てのタッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに触覚電圧が印加されることを示したが、前記触覚電圧は触覚タッチパネル上にタッチが発生した領域に対応して局部的に印加されてもよい。
以上、説明したように、奇数番目の垂直ブランク区間の触覚区間で第1触覚電圧がタッチセンシングラインに印加され、偶数番目の垂直ブランク区間の触覚区間で前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧がタッチセンシングラインに印加することによって、表示パネル上に表示される画像にハプティック機能を付与できる。
図20は図18に示すタッチスクリーン装置において、タッチ駆動電圧、タッチセンシング電圧及び触覚電圧の送受信タイミングの第2の例を説明するための波形図である。
図18及び図20を参照すると、画像の垂直ブランク区間はタッチ区間と触覚区間に区分され、前記触覚区間は第1触覚フレーム区間及び第2触覚フレーム区間に区分される。
前記タッチ区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部320から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部332によって収集される。
前記第1触覚フレーム区間の間、第1触覚電圧が前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snの各々に印加される。
前記第2触覚フレーム区間の間、前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧が前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snの各々に印加される。
図20において、全てのタッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに触覚電圧が印加されることを示したが、前記触覚電圧は触覚タッチパネル上にタッチが発生した領域に対応して局部的に印加されてもよい。
図21は図18に示すタッチスクリーン装置において、タッチ駆動電圧、タッチセンシング電圧及び触覚電圧の送受信タイミングの第3の例を説明するための波形図である。図21において、前記タッチセンシングラインに印加されるタッチセンシング電圧の大きさは前記タッチセンシングラインに印加される触覚電圧の大きさより低く示した。
図18及び図21を参照すると、1つのタッチフレーム区間は第1触覚フレーム区間と第2触覚フレーム区間に区分される。
前記タッチフレーム区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部320から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部332によって収集される。
前記第1触覚フレーム区間の間、第1触覚電圧はタッチ駆動電圧が印加された後に前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに順次に印加される。
前記第2触覚フレーム区間の間、前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧はタッチ駆動電圧が印加される以前に前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに順次に印加される。
図21において、全てのタッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに触覚電圧が印加されることを示したが、前記触覚電圧は触覚タッチパネル上にタッチが発生した領域に対応して局部的に印加されてもよい。
例えば、前記センシング電圧収集部332がタッチセンシング電圧を収集すると、前記タイミング制御部360はこれを分析して何れの位置でタッチが発生するかを判別することができる。この時、前記タイミング制御部360はタッチが発生した部位に対する情報を前記触覚電圧印加部334に提供する。前記触覚電圧印加部334はタッチが発生した部位に対応する該当タッチセンシングラインに触覚電圧を印加する。前記タッチが発生した部位に対応して触覚電圧が印加されるタッチセンシングラインは複数であってもよい。
以上、説明したように、タッチ駆動電圧が印加される1つのタッチフレーム区間のうち、第1触覚フレーム区間には、第1触覚電圧がタッチセンシングラインに印加され、第2触覚フレーム区間には前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧がタッチセンシングラインに印加することによって、表示パネル上に表示される画像にハプティック機能を付与できる。
図22は図18に示すタッチスクリーン装置において、タッチ駆動電圧、タッチセンシング電圧、及び触覚電圧の送受信タイミングの第4の例を説明するための波形図である。図22において、前記タッチセンシングラインに印加されるタッチセンシング電圧の大きさは前記タッチセンシングラインに印加される触覚電圧の大きさより低く示した。
図18及び図22を参照すると、2つのタッチフレーム区間は、1つの触覚フレーム区間を定義し、1番目のタッチフレーム区間にはタッチ駆動電圧が印加される以前に触覚電圧が印加され、2番目のタッチフレーム区間にはタッチ駆動電圧が印加された後に触覚電圧が印加される。
1番目のタッチフレーム区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部320から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部332によって収集される。この時、触覚電圧はタッチ駆動電圧が印加される以前に前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに順次に印加される。
前記2番目のタッチフレーム区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部320から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部332によって収集される。この時、触覚電圧はタッチ駆動電圧が印加された後に前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに順次に印加される。
以上、説明したように、2つのタッチフレーム区間を1つの触覚フレーム区間に設定し、1番目のタッチフレーム区間にはタッチ駆動電圧が印加される以前に触覚電圧が前記タッチセンシングラインに順次に印加され、2番目のタッチフレーム区間にはタッチ駆動電圧が印加された後に触覚電圧が前記タッチセンシングラインに順次に印加されることによって、表示パネル上に表示される画像にハプティック機能を付与できる。
図23は図18に示すタッチスクリーン装置において、タッチ駆動電圧、タッチセンシング電圧及び触覚電圧の送受信タイミングの第5の例を説明するための波形図である。図23において、前記タッチセンシングラインに印加されるタッチセンシング電圧の大きさは前記タッチセンシングラインに印加される触覚電圧の大きさより低く示した。
図18及び図23を参照すると、(4N−3)番目(ここで、Nは自然数)タッチフレーム(図23で「1ST_FRAME」)区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部320から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部332によって収集される。この時、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snの各々からタッチセンシング電圧がセンシングされる時間とは異なる時間に第1触覚電圧がタッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに順次に印加される。
(4N−2)番目のタッチフレーム(図23で「2ND_FRAME」)区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部320から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部332によって収集される。この時、前記第1触覚電圧は印加されない。
(4N−1)番目のタッチフレーム(図23で「3RD_FRAME」)区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部320から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部332によって収集される。この時、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snの各々からタッチセンシング電圧がセンシングされる時間とは異なる時間に前記第1触覚電圧と位相が反転した第2触覚電圧がタッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに順次に印加される。
(4N)番目のタッチフレーム(図23に示さず)区間の間、タッチ駆動電圧は前記タッチ電圧印加部320から出力されて前記タッチ駆動ラインD1,D2,D3,…,Dnの各々に順次に印加され、前記タッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに対応するタッチセンシング電圧は前記センシング電圧収集部332によって収集される。この時、第2触覚電圧は印加されない。
図23において、(4N−3)番目のタッチフレーム区間及び(4N−1)番目のタッチフレーム区間の間、全てのタッチセンシングラインS1,S2,S3,…,Snに第1触覚電圧及び第2触覚電圧が各々に印加されることを示したが、局部的に前記第1触覚電圧又は前記第2触覚電圧が印加されてもよい。
以上、説明したように、2番目及び4番目のタッチフレーム区間の間に触覚電圧が印加されず、1番目及び3番目のタッチフレーム区間の間に触覚電圧が順次に印加されることによって、表示パネル上に表示される画像にハプティック機能を付与できる。
以上、説明したように、画像データが供給されない垂直ブランク区間はタッチ区間及び触覚区間に区分される。触覚電圧が前記触覚区間の間に前記タッチセンシングラインに順次に印加されることによって、表示パネル上に表示される画像にハプティック機能を付与できる。
以上、説明したように、画像データが供給されない垂直ブランク区間はタッチ区間、第1触覚フレーム区間、及び第2触覚フレーム区間に区分される。位相が反転した触覚電圧が前記第1触覚フレーム区間及び前記第2触覚フレーム区間の間に、前記タッチセンシングラインに同時に印加されることによって、表示パネル上に表示される画像にハプティック機能を付与できる。
図24は本発明のまた他の実施形態に係るタッチスクリーン装置を説明するためのブロック図である。
図24を参照すると、本発明の他の実施形態に係るタッチスクリーン装置は触覚タッチパネル3210、電圧送受信部220、表示パネル230、データ駆動部240、スキャン駆動部250、及びタイミング制御部260を含む。前記電圧送受信部220、前記表示パネル230、前記データ駆動部240、前記スキャン駆動部250、及び前記タイミング制御部260は、図9に示した前記電圧送受信部220、前記表示パネル230、前記データ駆動部240、前記スキャン駆動部250及び前記タイミング制御部260と同一であるので、同じ図面符号を付与して、その詳細な説明は省略する。
前記触覚タッチパネル3210は、マトリックス タイプに配置された複数のセンシングパターン3212を含み、タッチ機能とハプティック機能を行う。
前記センシングパターン3212の各々は、前記電圧送受信部220のタッチ電圧印加部222に接続されてセンシング信号を提供され、前記電圧送受信部220のセンシング電圧収集部224に接続される。特定センシングパターンにタッチが発生すると、前記センシング信号には変形が発生し、変形されたセンシング信号自体の変化量は前記センシング電圧収集部224が測定してタッチ発生有無をセンシングする。
特定センシングパターンでタッチが発生すると、該当センシングパターンに触覚電圧を印加する。前記触覚電圧はタッチが発生したセンシングパターンにだけ印加されることもでき、すべてのセンシングパターンに印加されることもできる。
以下において、図24に示す触覚タッチパネル3210に印加されるタッチ駆動電圧及び触覚電圧の多様なタイミングに対して説明する。以下の波形図において、D1,D2,D3,…,D42はセンシングパターンを意味する。
図25は、図24に示すタッチスクリーン装置においてタッチ駆動電圧及び触覚電圧の送受信タイミングの例を説明するための波形図である。
図24及び図25を参照すると、画像データが供給されなかった垂直ブランク区間はタッチ区間と触覚区間に区分される。
前記タッチ区間の間、1番目列の1番目のセンシングパターンD1から最後の列の最後のセンシングパターンD42までセンシング信号を順次に印加し、フィードバックされるセンシング信号の変化量を測定してタッチ座標を検出する。
前記触覚区間の間、特定センシングパターンでタッチが発生したこととチェックされると、該当センシングパターンに触覚電圧を印加する。例えば、1番目列の2番目のセンシングパターンD2及び4番目列の3番目のセンシングパターンD24でタッチが各々発生すると、触覚区間の間、1番目列の2番目のセンシングパターンD2及び4番目列の3番目のセンシングパターンD42の各々に触覚電圧が同時に印加される。上述した触覚電圧は、次のフレームの触覚区間の間に印加されることもできる。
本実施形態において、タッチが発生した特定センシングパターンにだけ触覚電圧が印加される場合を示したが、タッチが発生すると、すべてのセンシングパターンに触覚電圧を印加することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。