JP2014056498A - コンテンツ表示装置、コンテンツ管理装置、コンテンツ配信システム、コンテンツ表示方法、およびプログラム - Google Patents

コンテンツ表示装置、コンテンツ管理装置、コンテンツ配信システム、コンテンツ表示方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】意味するものが等価であってその表記が異なる情報を、同一の表記に変換して提示し、さらに、コンテンツ配信装置に蓄積された情報を書き換えないコンテンツ配信システムを提供する。
【解決手段】端末装置10は、コンテンツ詳細情報をコンテンツサーバ30から受信して取得する詳細情報取得部と、書庫サーバ20において保持されたサーバ指定詳細情報変換規則を当該書庫サーバ20から受信して取得するとともに、前記詳細情報取得部が取得したコンテンツ詳細情報に含まれる所定の変換対象情報を、当該取得したサーバ指定詳細情報変換規則に基づいて変換する詳細情報変換部と、前記詳細情報変換部が変換したコンテンツ詳細情報を表示するコンテンツ表示部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子書籍などのコンテンツを配信するコンテンツ表示装置、コンテンツ管理装置、コンテンツ配信システム、コンテンツ表示方法、およびプログラムに関する。
現在、インターネット技術の進展とともに、電子書籍などのコンテンツを、ネットワークを介して配信するサービスが知られている。
このような配信サービスの運用にあたっては、ユーザが、携帯電話等の端末装置にインストールされた専用のアプリケーションプログラムを端末装置に実行させ、複数の書店が取り扱う様々な電子書籍の購入を行うシステムが一般的に用いられている。
このようなコンテンツ配信システムは一般的に以下の構成をとる。すなわち、当該コンテンツ配信システムは、電子書籍等のコンテンツと、コンテンツの著者名、タイトル名、シリーズ名等からなるメタ情報であるコンテンツ詳細情報を配信するコンテンツサーバ(コンテンツ配信装置)と、ユーザがコンテンツを選択して購入する販売店サーバ(書店サーバ)と、コンテンツを取得、管理、閲覧するための専用アプリケーションプログラムをインストールした端末装置(コンテンツ表示装置)からなる。
ここで、コンテンツサーバに記録されているコンテンツ詳細情報は、ユーザが端末装置を介して、既に購入済みのコンテンツを一覧表示するときなどに利用される。例えば、ユーザが、購入済みコンテンツを「著者名」ごとに一覧表示する旨の操作を行った場合、上記専用アプリケーションプログラムは、まず、コンテンツサーバから、一覧表示しようとするコンテンツに係るコンテンツ詳細情報をダウンロードする。そして、取得したコンテンツ詳細情報に含まれている著者名情報を参照し、購入済みコンテンツを当該著者名ごとに分類して一覧表示する。
なお、コンテンツサーバに登録されているコンテンツ詳細情報は、それぞれの販売店が(自身が運用する販売店サーバを介して)販売しているコンテンツにつき、各々が独自に作成した情報に基づいて登録されている。
なお上述したコンテンツ配信システムに関連する技術として、データベースにおける参照データと蓄積データの内容を比較して類似度を求め、その類似度が所定の閾値を超えている場合には、当該蓄積データを、参照データと同様の種類の情報内容を有する同様データとして抽出する技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2011−248661号公報
上述したコンテンツ配信システムでは、複数の販売店が保有するコンテンツの管理は、各販売店が各々に運用するものであるから、同一の著者名、シリーズ名等の意味するものが同一であるにもかかわらず、その表記が書店ごとに異なって登録されている場合がある。このため上記専用アプリケーションにおいて、ユーザが保有するコンテンツを、著者名、シリーズ名ごとに分類して一覧表示させる場合に、本来、同一の著者名、シリーズ名として表示されるべきコンテンツが異なる著者名、シリーズ名のものとして表示されてしまうという問題があった。
また、上記特許文献1の技術は、異なるデータベース間において記録されている類似度の高いデータの一方を、他方のデータに書き換えて均一化を図る技術であるが、配信元の情報を書き換えることなく、端末装置において、異なる配信元から配信された同一のコンテンツの情報を同一のものとして(均一化して)表示する技術が求められている。
そこでこの発明は、上記課題を解決するコンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信プログラムを提供することを目的としている。
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたもので、コンテンツ詳細情報をコンテンツ配信装置から受信して取得する詳細情報取得部と、コンテンツ管理装置において保持されたサーバ指定詳細情報変換規則を当該コンテンツ管理装置から受信して取得するとともに、前記詳細情報取得部が取得したコンテンツ詳細情報に含まれる所定の変換対象情報を、当該取得したサーバ指定詳細情報変換規則に基づいて変換する詳細情報変換部と、前記詳細情報変換部が変換したコンテンツ詳細情報を表示するコンテンツ表示部と、を備えることを特徴とするコンテンツ表示装置である。
また本発明は、前記詳細情報変換部は、さらに、ユーザから変換対象情報の指定及びその変換先の情報の指定を受け付け、当該指定に基づいてユーザ指定詳細情報変換規則を生成するとともに、当該生成したユーザ指定詳細情報変換規則を前記コンテンツ管理装置へと送信し、さらに、ユーザ指定詳細情報変換規則を前記コンテンツ管理装置から受信して取得するとともに、前記詳細情報取得部が取得したコンテンツ詳細情報に含まれる所定の変換対象情報を、前記取得したユーザ指定詳細情報変換規則に基づく変換先の情報へと変換することを特徴とする。
また本発明は、前記詳細情報変換部は、さらに、ユーザから変換対象情報の指定及びその変換先の情報の指定を受け付け、当該指定に基づいてユーザ指定詳細情報変換規則を生成するとともに、前記詳細情報取得部が取得したコンテンツ詳細情報に含まれる所定の変換対象情報を、当該生成したユーザ指定詳細情報変換規則に基づく変換先の情報へと変換することを特徴とする。
また本発明は、前記詳細情報変換部は、表示した情報の指定を受け付けて、当該指定を受け付けた情報に基づいて、前記詳細情報変換規則を用いて前記変換対象情報または前記変換先の情報を特定し、当該特定した変換対象情報または変換先の情報の何れか一方または両方を検索キーとして含む検索要求を外部装置へ送信し、当該検索要求に応じて外部装置から受信した情報を表示部に表示する検索処理部を備えることを特徴とする。
また本発明は、コンテンツ詳細情報に含まれる所定の変換対象情報を、所定の変換先の情報へと変換する規則を定めた詳細情報変換規則をコンテンツ表示装置へと送信する詳細情報変換規則管理部を備えることを特徴とするコンテンツ管理装置である。
また本発明は、コンテンツ表示装置において生成された前記詳細情報変換規則であるユーザ指定詳細情報変換規則を複数のコンテンツ表示装置から受信して取得し、当該取得したユーザ指定詳細情報変換規則の示す変換対象情報と変換先の情報との対応関係を記録する詳細情報変換規則記憶部を備え、前記詳細情報変換規則管理部は、前記詳細情報変換規則記憶部に記録した変換対象情報と変換先の情報との対応関係に基づいて、前記詳細情報変換規則であるサーバ指定詳細情報変換規則を生成し、当該生成したサーバ指定詳細情報変換規則をコンテンツ表示装置へと送信することを特徴とする。
また本発明は、コンテンツ管理装置が、コンテンツ詳細情報に含まれる所定の変換対象情報を、所定の変換先の情報へと変換する規則を定めた詳細情報変換規則をコンテンツ表示装置へと送信する詳細情報変換規則管理部を備え、コンテンツ表示装置が、コンテンツ詳細情報をコンテンツ配信装置から受信して取得する詳細情報取得部と、前記詳細情報変換規則を前記コンテンツ管理装置から受信して取得するとともに、前記詳細情報取得部が取得したコンテンツ詳細情報に含まれる所定の変換対象情報を、前記取得した詳細情報変換規則に基づいて変換する詳細情報変換部と、前記詳細情報変換部が変換したコンテンツ詳細情報を表示するコンテンツ表示部と、を備えることを特徴とするコンテンツ配信システムである。
また本発明は、前記コンテンツ管理装置が、さらに、前記コンテンツ表示装置において生成された前記詳細情報変換規則であるユーザ指定詳細情報変換規則を複数の前記コンテンツ表示装置から受信し、当該受信したユーザ指定詳細情報変換規則の示す変換対象情報と変換先の情報との対応関係を記録する詳細情報変換規則記憶部を備え、前記詳細情報変換規則管理部は、前記詳細情報変換規則記憶部に記録した変換対象情報と変換先の情報との対応関係に基づいて、前記詳細情報変換規則であるサーバ指定詳細情報変換規則を生成し、当該生成したサーバ指定詳細情報変換規則を前記コンテンツ表示装置へと送信し、前記コンテンツ表示装置の詳細情報変換部が、さらに、ユーザから変換対象情報の指定及びその変換先の情報の指定を受け付け、当該指定に基づいてユーザ指定詳細情報変換規則を生成するとともに、当該生成したユーザ指定詳細情報変換規則を前記コンテンツ管理装置へと送信することを特徴とする。
また本発明は、コンテンツ管理装置とコンテンツ表示装置とを備えたコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ表示方法であって、前記コンテンツ管理装置が、コンテンツ詳細情報に含まれる所定の変換対象情報を、所定の変換先の情報へと変換する規則を定めた詳細情報変換規則をコンテンツ表示装置へと送信し、前記コンテンツ表示装置が、コンテンツ詳細情報をコンテンツ配信装置から受信して取得し、前記詳細情報変換規則を前記コンテンツ管理装置から受信して取得するとともに、前記取得したコンテンツ詳細情報に含まれる所定の変換対象情報を、前記取得した詳細情報変換規則に基づいて変換し、当該変換したコンテンツ詳細情報を表示することを特徴とするコンテンツ表示方法である。
また本発明は、コンテンツ表示装置のコンピュータを、コンテンツ詳細情報をコンテンツ配信装置から受信して取得し、コンテンツ管理装置において保持されたサーバ指定詳細情報変換規則を当該コンテンツ管理装置から受信して取得するとともに、前記取得したコンテンツ詳細情報に含まれる所定の変換対象情報を、前記取得したサーバ指定詳細情報変換規則に基づいて変換し、当該変換したコンテンツ詳細情報を表示させるコンテンツ表示手段として機能させることを特徴とするプログラムである。
本発明によれば、意味するものが等価であってその表記が異なる情報を、同一の表記に変換して提示する際に、コンテンツサーバ(コンテンツ配信装置)に蓄積された情報を直接書き換える必要がなくなるため、もともとコンテンツサーバに蓄積されていた情報が書き換えられ、失われることがない、という効果が得られる。
本発明の一実施形態によるコンテンツ配信システムの構成を示す図である。 端末装置10の機能構成を示すブロック図である。 端末装置10の記憶する著者名変換規則テーブルを示す図である。 端末装置10の記憶する著者名編集テーブルを示す図である。 端末装置10の記憶するシリーズ名変換規則テーブルを示す図である。 端末装置10の記憶するシリーズ名編集テーブルを示す図である。 端末装置10の記憶する書店情報テーブルを示す図である。 書庫サーバ20の機能構成を示すブロック図である。 書庫サーバ20の記憶するXIDテーブルを示す図である。 書庫サーバ20の記憶する著者名変換規則テーブルを示す図である。 書庫サーバ20の記憶する著者名変換規則適用テーブルを示す図である。 書庫サーバ20の記憶する著者名編集テーブルを示す図である。 書庫サーバ20の記憶するシリーズ名変換規則テーブルを示す図である。 書庫サーバ20の記憶するシリーズ名変換規則適用テーブルを示す図である。 書庫サーバ20の記憶するシリーズ名編集テーブルを示す図である。 書庫サーバ20の記憶する保有コンテンツ情報テーブルを示す図である。 端末装置10における購入した電子書籍の表示例を示す図である。 端末装置10におけるユーザ指定書誌変換規則を作成する画面遷移の一例を示した図である。 本実施形態のコンテンツ配信システム1の処理シーケンスを示す図である。 アップロードデータのデータ例を示す図である。 ダウンロードデータのデータ例を示す図である。 コンテンツ配信情報のデータ例を示す図である。 書誌情報のデータ例を示す図である。 書庫サーバ20における著者名変換規則テーブルの更新処理を示すフローチャート図である。 書庫サーバ20によるダウンロードデータの生成処理の処理フローを示す図である。 端末装置10における一連の同期処理をまとめたフローチャート図である。 端末装置10において、ダウンロードした書誌情報のうち「著者名」について所定の変換を行う処理の流れを示したフローチャート図である。 端末装置10において、ユーザ指定書誌変換規則を示す著者名編集テーブルの更新の処理の流れを示したフローチャート図である。 端末装置10における検索処理の処理フローを示す第1の図である。 端末装置10における検索処理の処理フローを示す第2の図である。 端末装置10における検索機能利用時の画面表示例である。
以下、本発明の一実施形態によるコンテンツ配信システムを、図面を参照して説明する。図1は同実施形態によるコンテンツ配信システムの構成を示す図である。
この図において、符号1はコンテンツ配信システムであり、コンテンツ配信システム1は、端末装置(コンテンツ表示装置)10と、書庫サーバ(コンテンツ管理装置)20と、コンテンツサーバ(コンテンツ配信装置)30と、書店サーバ40とを備えている。
ここで端末装置10は、ブラウザ部11と電子書籍アプリケーション機能部12とを少なくとも備えている。本実施形態では、コンテンツが電子書籍であるとして説明するが、当該コンテンツは電子書籍に限定されるものではなく、例えば音楽データや動画データであってもよい。また、本実施形態において、「コンテンツ詳細情報」とは、例えば電子書籍であれば、その著者名、出版社名、タイトル名、シリーズ名等からなる「書誌情報」を、音楽データであれば、そのアーティスト名、作詞・作曲者名、アルバム名、ジャンル名等からなる「音楽情報」を、また、動画データであれば、その出演者名、監督名、製作者名、タイトル名、シリーズ名等からなる「動画情報」などのコンテンツの詳細な情報を示す。
(コンテンツ配信システム1の全体構成)
端末装置10は、ユーザが所定の電子書籍アプリケーションプログラムを起動することにより、電子書籍アプリケーション機能部12を端末装置10内に構成する。当該電子書籍アプリケーション機能部12は、主に、書誌情報(コンテンツ詳細情報)をコンテンツサーバ30から受信して取得し、書誌変換規則(詳細情報変換規則)に基づいて、書誌情報に含まれる所定の変換対象情報を、所定の変換先の情報へと自装置内で変換する処理を行う。そして電子書籍アプリケーション機能部12は、当該変換により得た変換先の情報を、変換対象情報の代わりに表示部に表示する処理を行う。
書庫サーバ20は、主に、書誌情報に含まれる所定の変換対象情報を、所定の変換先の情報へと変換する規則を定めた書誌変換規則をコンテンツ表示装置へと送信する機能を有する。ここで、書誌変換規則には、書庫サーバ20が保持するサーバ指定書誌変換規則(サーバ指定詳細情報変換規則)と、端末装置10の生成するユーザ指定書誌変換規則(ユーザ指定詳細情報変換規則)の2つの種類が存在するが、これらの違いについては後述する。なお、本実施形態において、サーバ指定書誌変換規則は書庫サーバ20にて保持されているものであるが、これは書庫サーバ20に予め格納されている書誌変換規則であってもよいし、書庫サーバ20自身が所定の処理に基づいて自動的に生成した書誌変換規則であってもよい。
コンテンツサーバ30は、端末装置10からコンテンツ配信要求を受信し、その内容に基づくコンテンツ配信情報を送信する。コンテンツ配信情報とは、コンテンツ(この場合は電子書籍)の内容そのもの、及び、これに関連するコンテンツ詳細情報(電子書籍であれば、その書誌情報)を含む情報である。当該コンテンツ配信情報には電子書籍等を実際に記憶および配信する他のコンテンツサーバ(本実施の形態においては、これら全てをまとめてコンテンツサーバ30とする)にアクセスするためのURL情報等が含まれていてよい。
書店サーバ40は、コンテンツサーバ30が記憶するコンテンツ配信情報の電子商取引による販売等の各処理を行うサーバである。コンテンツサーバ30に記録されているコンテンツ配信情報に含まれる情報のうち、書誌情報は、書店の担当者が作成したデータであってよい。ここで、書店サーバ40は、複数の書店に対応して各書店の担当者がネットワーク上に接続したサーバ装置である。各書店の担当者はそれぞれ書誌情報を作成して、コンテンツサーバ30にその書誌情報を含むコンテンツ配信情報を登録する。ここで、異なる書店の担当者によってコンテンツサーバ30に登録された同一の書籍の書誌情報は、著者名やタイトルなどが完全同一していることにより、複数の書店サーバ40で販売され端末装置10に登録された同一著者の異なるコンテンツデータの表示が同一となるのが望ましい。しかしながら各書店の担当者ごとに、それら担当者によって作成された書誌情報に含まれる著者名やタイトル名の表記が多少異なる場合が存在する。したがって、本実施形態によるコンテンツ配信システム1では、このような書誌情報に含まれる情報(著者名やタイトル等)の表記のぶれを吸収して同じ文字列により端末装置10が表示することができるような仕組みを提供する。
以下、本実施形態のコンテンツ配信システム1を構成する端末装置10、書庫サーバ20における構成及び各機能について詳細に説明する。
(端末装置10)
図2は、端末装置10の機能構成を示すブロック図である。
図2に示すように、端末装置10は、ブラウザ部11と、電子書籍アプリケーション機能部12と、通信部13と、コンテンツ表示部14とを備えている。
ブラウザ部11は、Webページを閲覧するための処理部である。ブラウザ部11は、ユーザ操作に基づいて、ユーザが所望する書店サーバ40にアクセスし、電子書籍の購入手続きを行う。
また図2で示すように通信部13は、送信部131、受信部132を備えており、それぞれ信号の送信及び受信の際における外部との通信インターフェイスである。通信部13は、送信部131、受信部132を用いて、通信ネットワークを介して、書庫サーバ20、コンテンツサーバ30及び書店サーバ40と双方向に通信する。通信部13の用いる通信手段(有線または無線)、通信方式(通信プロトコル)などは特に限定されるものではない。
また、コンテンツ表示部14は、電子書籍のデータまたは種々の情報を表示してユーザに視認させるユーザインターフェイスであり、一般的には液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどに情報を表示する。
また図2に示すように、電子書籍アプリケーション機能部12は、制御部121、コンテンツ取得部122、コンテンツ記憶部123、書誌情報管理部(詳細情報取得部)124、コンテンツ情報記憶部125、書誌変換部(詳細情報変換部)126、書誌変換規則記憶部127、書誌編集記憶部128及び検索処理部129を備える。
制御部121は、電子書籍アプリケーション機能部12に備わる各機能部を制御する。
コンテンツ取得部122は、ダウンロードした電子書籍データを制御部121から入力して、コンテンツ記憶部123に保存する。ユーザは、コンテンツ記憶部123に保存された所望の電子書籍データを、コンテンツ表示部14を介して閲覧することができる。
書誌情報管理部124は、取得した表紙画像(電子書籍のサムネイル画像等)や書誌情報等をコンテンツ情報記憶部125に保存する。本実施形態では、ユーザが既に購入した電子書籍の一覧を確認したいときに、ユーザが端末装置10を操作し、当該ユーザの操作に基づいて端末装置10のコンテンツ表示部14が、コンテンツ情報記憶部125に保存された表示画像、書誌情報などを液晶ディスプレイに一覧表示することで、ユーザに当該一覧を確認させることができる。なお、一覧表示の際には、コンテンツ表示部14は、登録された書誌情報のうち、特定のカテゴリごとに分類して一覧表示することができる。例えば、ユーザの指定に基づいて、購入した電子書籍を著者順にリストアップしたり、タイトル名順にリストアップしたりすることができる。
書誌変換部126は、ダウンロードした書誌変換規則を書誌変換規則記憶部127へと登録する。本実施形態においては、書誌変換規則として、書庫サーバ20が保持するサーバ指定書誌変換規則と、ユーザ操作に基づいて端末装置10が生成したユーザ指定書誌変換規則があり、書誌変換部126は、それらサーバ指定書誌変換規則やユーザ指定書誌変換規則を書誌変換規則記憶部127に登録する。
また、書誌変換部126は、ユーザが独自に変換規則を編集できる機能を備えており、ユーザ操作に基づいて、ユーザ指定書誌変換規則を作成することができる。書誌変換部126は、編集操作によって新たに生成したユーザ指定書誌変換規則の情報を、書誌編集記憶部128へと登録する。書誌変換部126は、新たに生成したユーザ指定書誌変換規則を、一旦、書誌編集記憶部128へと登録し、その後、書庫サーバ20との同期処理によって、書庫サーバ20へ送信するようにしてもよい。
また、書誌変換部126は、ユーザが、既に購入した電子書籍を、コンテンツ表示部14を用いて液晶ディスプレイに一覧表示する際に、リストアップしようとする書誌情報について、サーバ指定書誌変換規則またはユーザ指定書誌変換規則を適用し、当該書誌変換規則を適用した後の書誌情報の一覧を表示する機能を備える。
検索処理部129は、ユーザから検索キーとする情報の指定を受け付け、通信部13を介して、書店サーバ40へ検索要求を送信する機能を備える。具体的な検索処理については後述する。
(端末装置10の各記憶部の記憶するデータ例)
図3は、端末装置10の記憶する著者名変換規則テーブルを示す図である。
図3に示す著者名変換規則テーブルは、コンテンツデータである電子書籍の著者名“author_name”が1つまたは複数記録されている。また著者名変換テーブルには、異なる表記であるが同一著者を示す複数の著者名についてその著者を一意に識別する同一の著者識別子“a_rule_id”が著者名“author_name”に対応付けられて記録されている。また異なる表記であるが同一著者を示す複数の著者名のうち、書誌変換規則を適用した場合における変換先の著者名であることを示す選択フラグ“selected”が対応付けられて記録されている。図3に示す著者名変換規則テーブル例は、異なる表記であるが同一著者を示す複数の著者名として、「アーサー・コナン・ドイル」、「コナン・ドイル」及び「コナンドイル」が記録されている場合の例を示している。また図3に示す著者名変換規則テーブル例では、「アーサー・コナン・ドイル」、「コナン・ドイル」及び「コナンドイル」のそれぞれの著者名“author_name”に、その著者を一意に識別する同一の著者識別子“a_rule_id”として「1」が記録されている場合の例を示している。また図3に示す著者名変換規則テーブル例では、「アーサー・コナン・ドイル」、「コナン・ドイル」及び「コナンドイル」の各著者名のうち、端末装置10に表示させる著者名として書庫サーバ20が特定した「コナン・ドイル」に対応付けて、選択フラグ“selected”として「1」が、またそれ以外の書庫サーバ20に選択されなかった著者名には選択フラグ“selected”として「0」が対応付けて記録されている場合の例を示している。
図4は、端末装置10の記憶する著者名編集テーブルを示す図である。
図4に示す著者名編集テーブルは、ユーザが端末装置10にダウンロードしたコンテンツ配信情報に含まれる書誌情報のうちの所定の変換対象情報と、その変換対象情報についてユーザが指定した変換先の情報とを対応付けて記憶している。図4で示す著者名編集テーブルの例は、ユーザが変換対象情報として指定した書誌情報に記録されている電子書籍の元の著者名“original_author_name”と、その著者名についてユーザが変換先の情報として指定した変換先の著者名“edit_author_name”とを対応付けて記録している。また図4で示す著者名編集テーブルの例は、電子書籍の元の著者名“original_author_name”と変換先の著者名“edit_author_name”とに対応付けて、電子書籍の元の著者名“original_author_name”を含んでいた書誌情報に対応する電子書籍の識別子“CID”と、それらの対応関係の情報を更新した更新日時“update_date”とを対応付けて記録している。なお、電子書籍の識別子“CID”は、本実施形態においては、ネットワーク上に存在する全ての電子書籍を一意に識別するために、「CSID」−「SID」−「書店内でのコンテンツ識別子」の形で記述する。CSIDは、当該電子書籍が保存されているコンテンツサーバ30の識別子、SIDは書店を一意に識別するIDである。ただし、CIDは電子書籍を一意に識別さえできれば、この形式に限定されることはない。
図5は、端末装置10の記憶するシリーズ名変換規則テーブルを示す図である。
図5に示すシリーズ名変換規則テーブルは、コンテンツデータである電子書籍のシリーズ名“series_name”が1つまたは複数記録されている。またシリーズ名変換テーブルには、異なる表記であるが同一シリーズの書籍であることを示す複数のシリーズ名についてそのシリーズを一意に識別する同一のシリーズ識別子“s_rule_id”がシリーズ名“series_name”に対応付けられて記録されている。また異なる表記であるが同一シリーズの書籍であることを示す複数のシリーズ名のうち、書誌変換規則を適用した場合における変換先のシリーズ名であることを示す選択フラグ“selected”が対応付けられて記録されている。図3に示すシリーズ名変換規則テーブル例は、異なる表記であるが同一シリーズの書籍であることを示す複数のシリーズ名として、「シャーロック・ホームズシリーズ」、「シャーロックホームズシリーズ」が記録されている場合の例を示している。また図5に示すシリーズ名変換規則テーブル例では、「シャーロック・ホームズシリーズ」、「シャーロックホームズシリーズ」のそれぞれのシリーズ名“series_name”に、そのシリーズ名を一意に識別する同一のシリーズ識別子“s_rule_id”として「1」が記録されている場合の例を示している。また図5に示すシリーズ名変換規則テーブル例では、「シャーロック・ホームズシリーズ」、「シャーロックホームズシリーズ」の各シリーズ名のうち、ユーザが端末装置10に表示させるシリーズ名として選択した「シャーロック・ホームズシリーズ」に対応付けて、選択フラグ“selected”として「1」が、またそれ以外の選択されなかったシリーズ名「シャーロックホームズシリーズ」には選択フラグ“selected”として「0」が対応付けて記録されている場合の例を示している。
図6は、端末装置10の記憶するシリーズ名編集テーブルを示す図である。
図6に示すシリーズ名変換規則テーブルは、図4で示す著者名編集テーブルと同様に、ユーザが端末装置10にダウンロードしたコンテンツ配信情報に含まれる書誌情報のうちの所定の変換対象情報と、その変換対象情報についてユーザが指定した変換先の情報とを対応付けて記憶している。つまり図6で示すシリーズ名編集テーブルの例は、ユーザが変換対象情報として指定した書誌情報に記録されている電子書籍の元のシリーズ名“original_series_name”と、そのシリーズ名についてユーザが変換先の情報として指定した変換先のシリーズ名“edit_series_name”とを対応付けて記録している。また図6で示すシリーズ名編集テーブルの例は、電子書籍の元のシリーズ名“original_series_name”と変換先のシリーズ名“edit_series_name”とに対応付けて、電子書籍の元のシリーズ名“original_series_name”を含んでいた書誌情報に対応する電子書籍の識別子“CID”と、それらの対応関係の情報を更新した更新日時“update_date”とを対応付けて記録している。
ここで、上述した著者名変換規則テーブル、シリーズ名変換規則テーブルは、書誌変換規則記憶部127が記憶する。また、著者名編集テーブル、シリーズ名編集テーブルは、書誌編集記憶部128が記憶する。
図7に示す書店情報テーブルは、電子書籍購入の際にユーザが利用した書店サーバ40を特定するSIDと、書店名と、その書店名が示す書店が通信ネットワークに接続した書店サーバ40へ端末装置10がアクセスするためのURLとを対応付けた情報テーブルである。当該保有コンテンツ情報テーブルは、端末装置10のコンテンツ記憶部123が記憶する。
(書庫サーバ20)
図8は、書庫サーバ20の機能構成を示すブロック図である。
書庫サーバ20は、図8に示すように、通信部21と、保有コンテンツ管理部22と、保有コンテンツ記憶部23と、書誌変換規則管理部(詳細情報変換規則管理部)24と、書誌変換規則記憶部(詳細情報変換規則記憶部)25と、書誌編集記憶部(詳細情報編集記憶部)26とを備える。
通信部21は、送信部211、受信部212を備えており、それぞれ信号の送信及び受信の際における外部との通信インターフェイスである。通信部21はこれらを用いて、通信ネットワークを介して、端末装置10、コンテンツサーバ30及び書店サーバ40と双方向に通信する。
保有コンテンツ管理部22は、端末装置10から同期要求を受信する際に、同時に当該端末装置10からその端末装置10の保有するコンテンツ(電子書籍)の情報を受信して、自己が管理する保有コンテンツ情報テーブルの内容を更新し、保有コンテンツ記憶部23へと保存する処理や、更新した保有コンテンツの情報を端末装置10へと送信する処理を行う処理部である。
書誌変換規則管理部24は、端末装置10から受信したユーザ指定書誌変換規則を、ユーザごとに識別して書誌編集記憶部26に保存する。ここで、書誌変換規則管理部24は、ユーザ指定書誌変換規則と同時に、サービスを利用するユーザごとに割り振られるID(以下、XIDという。)を受信して、当該XIDとユーザ指定書誌変換規則を関連付けて書誌編集記憶部26に登録する。
また、書誌変換規則管理部24は、サービスを利用する全てのユーザの操作により各端末装置10が作成したユーザ指定書誌変換規則を受信し、これを書誌変換規則記憶部25へ登録して蓄積していく。そして書誌変換規則管理部24は、逐次受信するユーザ指定書誌変換規則に基づいて、サーバ指定書誌変換規則を生成する。
(書庫サーバ20の各記憶部の記憶するデータ例)
図9は、書庫サーバ20の記憶するXIDテーブルを示す図である。
図9に示すXIDテーブルは、本実施形態のコンテンツ配信システム1を利用するユーザごとに割り振られたユーザ識別子“XID”と、そのユーザのパスワードを関連付けて記録するデータテーブルである。書庫サーバ20は、例えば、そのユーザがコンテンツ配信サービスを利用する際の認証手続にXIDテーブルを使用する。
図10は、書庫サーバ20の記憶する著者名変換規則テーブルを示す図である。
図10に示す著者名変換規則テーブルは、コンテンツデータである電子書籍の著者名“author_name”が1つまたは複数記録されている。また著者名変換テーブルには、異なる表記であるが同一著者を示す複数の著者名についてその著者を一意に識別する同一の著者識別子“a_rule_id”が著者名“author_name”に対応付けられて記録されている。当該著者名変換規則テーブルは、図3の端末装置10の記憶する著者名変換規則テーブルから生成されたユーザ指定書誌変換規則の情報に基づいて作成されるものである。図10に示す著者名変換規則テーブルは、著者識別子“a_rule_id”と、著者名“author_name”とに対応付けて、複数の端末装置10から逐次受信するユーザ指定書誌変換規則のうち、“edit_author_name”に当該著者名が登録されたものを受信した回数をカウントした選択回数カウント値“count”を対応づけて記憶している。
図11は、書庫サーバ20の記憶する著者名変換規則適用テーブルを示す図である。
図11に示す著者名変換規則適用テーブルは、電子書籍の識別子“CID”と、その電子書籍の書誌情報に含まれる著者名を一意に識別する著者識別子“a_rule_id”とを対応付けて記憶している。
図12は、書庫サーバ20の記憶する著者名編集テーブルを示す図である。
図12に示す著者名編集テーブルは、図4の端末装置10の記憶する著者名編集テーブルから生成されたユーザ指定書誌変換規則の情報に基づいて作成されるものである。書庫サーバ20は各端末装置10よりユーザ指定書誌変換規則を受信して、当該ユーザ指定書誌変換規則に基づいて、ユーザが変換対象情報として指定した書誌情報に記録されている電子書籍の元の著者名“original_author_name”と、その著者名についてユーザが変換先の情報として指定した変換先の著者名“edit_author_name”と、ユーザ指定書誌変換規則を送信した端末装置10のユーザの識別子XIDとを対応付けて著者名編集テーブルに記録する。また、図12で示す著者名編集テーブルの例は、電子書籍の元の著者名“original_author_name”と変換先の著者名“edit_author_name”とに対応付けて、それらの対応関係の情報を更新した更新日時“update_date”とを対応付けて記録している。
図13は、書庫サーバ20の記憶するシリーズ名変換規則テーブルを示す図である。
図13に示すシリーズ名変換規則テーブルは、コンテンツデータである電子書籍のシリーズ名“series_name”が1つまたは複数記録されている。またシリーズ名変換テーブルには、異なる表記であるが同一シリーズを示す複数のシリーズ名についてそのシリーズを一意に識別する同一のシリーズ識別子“s_rule_id”がシリーズ名“series_name”に対応付けられて記録されている。当該シリーズ名変換規則テーブルは、図5の端末装置10の記憶するシリーズ名変換規則テーブルから生成されたユーザ指定書誌変換規則の情報に基づいて作成されるものである。図13に示すシリーズ名変換規則テーブルは、シリーズ識別子“s_rule_id”と、シリーズ名“series_name”とに対応付けて、複数の端末装置10から逐次受信するユーザ指定書誌変換規則のうち、“edit_series_name”に当該シリーズ名が登録されたものを受信した回数をカウントした選択回数カウント値“count”を対応づけて記憶している。
図14は、書庫サーバ20の記憶するシリーズ名変換規則適用テーブルを示す図である。
図14に示すシリーズ名変換規則適用テーブルは、電子書籍の識別子“CID”と、その電子書籍の書誌情報に含まれるシリーズ名を一意に識別するシリーズ識別子“s_rule_id”とを対応付けて記憶している。
図15は、書庫サーバ20の記憶するシリーズ名編集テーブルを示す図である。
図15に示すシリーズ名編集テーブルは、図6の端末装置10の記憶するシリーズ名編集テーブルから生成されたユーザ指定書誌変換規則の情報に基づいて作成されるものである。書庫サーバ20は各端末装置10よりユーザ指定書誌変換規則を受信して、当該ユーザ指定書誌変換規則に基づいて、ユーザが変換対象情報として指定した書誌情報に記録されている電子書籍の元のシリーズ名“original_series_name”と、そのシリーズ名についてユーザが変換先の情報として指定した変換先のシリーズ名“edit_series_name”と、ユーザ指定書誌変換規則を送信した端末装置10のユーザの識別子XIDとを対応付けてシリーズ名編集テーブルに記録する。また、図12で示すシリーズ名編集テーブルの例は、電子書籍の元のシリーズ名“original_series_name”と変換先のシリーズ名“edit_series_name”とに対応付けて、それらの対応関係の情報を更新した更新日時“update_date”とを対応付けて記録している。
ここで、上述した著者名変換規則テーブル、著者名変換規則適用テーブル、シリーズ名変換規則テーブル、シリーズ名変換規則適用テーブル等は、書誌変換規則記憶部25が記憶する。また、著者名編集テーブル、シリーズ名編集テーブル等は、書誌編集記憶部26が記憶する。
図16は、書庫サーバ20の記憶する保有コンテンツ情報テーブルを示す図である。
図16に示す保有コンテンツ情報テーブルは、ユーザがこれまでに購入した電子書籍の購入情報などを格納している。この保有コンテンツ情報テーブルは、主に、購入したコンテンツ(電子書籍)のCIDと、その電子書籍を購入したユーザのXIDを関連付けて登録している。また、保有コンテンツ情報テーブルは、当該電子書籍を、どの書店サーバを利用して購入したかを把握できるようにするため、SID及びUIDも記録している。ここで、UIDは、各書店サーバがその利用者を識別するために使用するIDであり、書店サーバ各々が、その利用者ごとに割り振るものである。また保有コンテンツ情報テーブルは、コンテンツである電子書籍のコンテンツ配信情報を取得するためのURL“download_url”と、電子書籍を購入した日付“order_date”、当該電子書籍の購入情報に関する情報が追加または更新された日付“update_date”を対応付けて記憶している。なお、保有コンテンツ情報テーブルが記憶する情報のうち、XID,CID,SID,UID,download_url,order_dateは端末装置10から受信した情報であってよい。つまり、端末装置10も同様に、保有コンテンツ情報テーブルをコンテンツ情報記憶部125に記憶しているものとする。
書庫サーバ20における保有コンテンツ情報テーブルは、保有コンテンツ記憶部23が記憶する。
なお、書庫サーバ20が格納する保有コンテンツ情報テーブルは、ユーザが購入した電子書籍の情報を記憶したデータテーブルであるが、この保有コンテンツ情報テーブルに含まれる情報はこれに限られない。例えば、保有コンテンツ情報テーブルには、ユーザがまだ購入していない電子書籍の情報であって、書店サーバ40が当該ユーザに勧めたい電子書籍の情報等をユーザごとに記憶してもよい。
次に、端末装置10における処理概要について説明する。
図17は、端末装置10における購入した電子書籍の表示例を示す図である。
ユーザが、購入した電子書籍の一覧を確認したい場合、端末装置10に購入した電子書籍の一覧表示の要求の操作入力を行う。すると電子書籍アプリケーション機能部12は、コンテンツ表示部14を用いてコンテンツ情報記憶部125に登録された各書誌情報を加工して、所定のカテゴリ(例えば著者名、タイトル名)ごとにリストアップし、液晶ディスプレイに表示する。どの種別でリストアップするかは、ユーザが自由に選択することができる。図17(a)の例ではタイトル名、図17(b)の例では著者名ごとにリストアップした表示例を示している。
ここで、書誌変換部126は、表示しようとする書誌情報について、書誌変換規則記憶部127または書誌編集記憶部128に登録された書誌変換規則を適用して変換し、変換後の書誌情報を表示することができる。例えば、ある書籍のタイトルが「シャーロック・ホームズシリーズ」であり、他の書籍のタイトルが「シャーロックホームズ シリーズ」として保存されていた場合を考える(図17(a)左)。この場合、いずれのタイトル名も同義であるから、本実施形態による書誌変換部126は、「シャーロックホームズ シリーズ」として登録されていた書誌情報を変換対象情報として特定し、当該特定した変換対象情報を、その変換先の情報である「シャーロック・ホームズシリーズ」へ変換する。その結果、コンテンツ表示部14は、書誌情報に含まれるタイトル名が、「シャーロック・ホームズシリーズ」または、「シャーロックホームズ シリーズ」いずれの書籍についても、共通するタイトル名として「シャーロック・ホームズシリーズ」と表示する(図17(a)右)。
書誌変換部126は、ユーザの購入した電子書籍の情報を著者名ごとにリストアップして表示する際にも、同様の処理を行うことができる。図17(b)では、著者名として「アーサー・コナン・ドイル」又は「コナンドイル」の文字列で登録されている書誌情報について、所定の変換規則に基づいて、これらの文字列を変換対象情報とし、その変換先の情報である「コナン・ドイル」に変換する。
このようにして、本実施形態による端末装置10は、等価の意味を持つ文字列情報を同一の文字列に変換して表示する。ただし、ユーザが、上述した書誌変換を望まないケースも考えられる。その場合は、ユーザが、図17に示す「切り替えボタン」を操作することで、書誌変換機能の適用前後の書誌情報を自由に切り替えて表示することができ、また、端末装置10は、ユーザが、自動で書誌変換を行うか否かを設定する機能も備えていてよい(図17(c))。
図18は、端末装置10におけるユーザ指定書誌変換規則を作成する画面遷移の一例を示した図である。
書誌変換部126は、ユーザから指定を受け付けて、ユーザ独自の書誌変換規則(ユーザ指定書誌変換規則)を作成することができる。この際、書誌変換部126は、ユーザの選択した著者名と、それと同一の著者名を示す異なる文字列で表された著者名とを選択候補として表示し、ユーザに選択させることができる。例えば、著者名がリストアップされている一覧表示において、ユーザは、変換対象情報として「コナン・ドイル」を選択する(図18左)。すると、書誌変換部126は、書誌変換規則記憶部127に登録された所定のサーバ指定書誌変換規則を参照し、「コナン・ドイル」の変換先の情報(同一の著者名を示す異なる文字列で表された著者名)として「アーサー・コナン・ドイル」、「コナン・ドイル」、「コナンドイル」、「Conan Doyle」を取得して、それらの一覧である変換先候補リストを作成する。そしてコンテンツ表示部14は、当該変換先候補リストを表示する(図18中央)。次に、ユーザは、表示された変換先候補リストの中から、例えば、「アーサー・コナン・ドイル」を選択したとする。すると、コンテンツ表示部14は、著者名リストにおいて「コナン・ドイル」と表記されていたものを、「アーサー・コナン・ドイル」として表示する(図18右)。
また、この時、書誌変換部126は、変換対象情報を「コナン・ドイル」とし、その変換先の情報を「アーサー・コナン・ドイル」とするユーザ指定書誌変換規則を作成し、これを書誌編集記憶部128へと登録する。以降、書誌変換部126は、上記のとおり登録されたユーザ指定書誌変換規則に基づき、「コナン・ドイル」との表記を「アーサー・コナン・ドイル」と変換して表記するようになる。
なお、ユーザが所望する情報が候補にない場合、ユーザは入力キーを操作して、所望する変換先の情報を直接入力することもできる。
次に、上述した各種情報テーブルを用いて行われる同期処理及び購入した電子書籍の一覧表示までの流れを、順を追って説明する。
図19は、本実施形態のコンテンツ配信システム1の処理シーケンスを示す図である。
図19は、端末装置10と書庫サーバ20間で行う同期処理、及び、端末装置10における、購入した電子書籍の一覧表示処理を示している。
まず、ユーザが端末装置10を操作して、所定の電子書籍アプリケーションプログラムを起動すると、端末装置10に電子書籍アプリケーション機能部12が構成される。すると、電子書籍アプリケーション機能部12の制御部121は、図19で示すように、書庫サーバ20へと同期要求を送信する(ステップS1)。当該同期要求にはユーザを識別するXIDと、認証のためにユーザが入力したパスワードが含まれる。また、電子書籍アプリケーション機能部12の制御部121が、端末装置10に格納される保有コンテンツ情報テーブル、著者名編集テーブル、シリーズ名編集テーブルを用いてユーザ名指定書誌変換規則を含むアップロードデータを生成する。そして制御部121は、生成したアップロードを書庫サーバ20へ通信部13を介して送信する。
図20は、アップロードデータのデータ例を示す図である。
図20に示す“orderContents”の記述箇所は、端末装置10が保有する保有コンテンツ情報テーブルの情報が記述される箇所であり、保有コンテンツ(電子書籍)ごとにCID、“orderDate”、SID、UID、“download_url”の内容が記述される。ここで、これらCID,orderDate,SID,UID,“download_urlの各情報は、書誌情報管理部124が、コンテンツ情報記憶部125に記録されている保有コンテンツ情報テーブルから読み取って、当該書誌情報管理部124がアップロードデータに記述する。
また、図20に示すアップロードデータのデータ例において、“authorEdit”の記述箇所は、著者名編集テーブルの情報が記述される箇所であり、“contentsid”(CID)、“original_author_name”、“edit_author_name”の内容が記述される。これら“contentsid”(CID),original_author_name,edit_author_nameの各情報は、書誌情報管理部124が、書誌編集記憶部128に記録されている著者名編集テーブル(図4)から読み取って、当該書誌情報管理部124がアップロードデータに記述する。
また、図20に示すアップロードデータのデータ例において、“seriesEdit”の記述箇所は、シリーズ名編集テーブルの情報が記述される箇所であり、“contentsid”(CID)、“original_series_name”、“edit_series_name”の情報が記述される。これら“contentsid”(CID),original_series_name,edit_series_nameの各情報は、書誌情報管理部124が、書誌編集記憶部128に記録されているシリーズ名編集テーブル(図6)から読み取って、当該書誌情報管理部124がアップロードデータに記述する。
そして同期要求を受信した書庫サーバ20は、当該同期要求において受信したXID及びパスワードの組み合わせが、XIDテーブル(図9)に記録されているXIDとパスワードの組み合わせと一致するかどうかの認証処理を行ったあと、認証成功の場合には、受信したアップロードデータ(図20)に基づいてデータテーブルの更新処理を行う。具体的には、保有コンテンツ管理部22は、アップロードデータに記述された“orderContents”の記述箇所に記述されている情報に基づいて、保有コンテンツ記憶部23に登録されている保有コンテンツ情報テーブル(図16)の内容を更新する。
また、書誌変換規則管理部24は、アップロードデータに記述された“authorEdit”の記述箇所に記述されている情報に基づいて、書誌編集記憶部26に登録されている著者名編集テーブル(図12)の内容を更新する。
また、書誌変換規則管理部24は、アップロードデータに記述された“seriesEdit”の記述箇所に記述されている情報に基づいて、書誌編集記憶部26に登録されているシリーズ名編集テーブル(図15)の内容を更新する。
また、書誌変換規則管理部24は、アップロードデータに記載された“authorEdit”、“seriesEdit”等に基づいて、書誌変換規則記憶部25に登録されている各種変換規則テーブル(著者名変換規則テーブル、シリーズ名変換規則テーブル)の内容を更新する。この更新処理の詳細については、後述の図24に示すフローチャート図を用いて別途説明する。
次に、電子書籍アプリケーション機能部12の制御部121が、書庫サーバ20から、新たに更新された保有コンテンツ情報テーブル及び書誌変換規則を登録した各種情報テーブル(著者名編集テーブル、シリーズ名編集テーブル、著者名変換規則テーブル、シリーズ名変換規則テーブル等)を用いて生成されたサーバ指定書誌変換規則を含むダウンロードデータを受信する(ステップS2)。
図21は、ダウンロードデータのデータ例を示す図である。
図21に示す“orderContents”の記述箇所は、端末装置10が保有する保有コンテンツ情報テーブルの情報が記述される箇所であり、保有コンテンツ(電子書籍)ごとにCID、“orderDate”、SID、UID、“download_url”の内容が記述される。ここで、これらCID,orderDate,SID,UID,“download_urlの各情報は、書誌変換規則管理部24が、保有コンテンツ記憶部23に記録されている保有コンテンツ情報テーブル(図16)から読み取って、当該書誌変換規則管理部24がダウンロードデータに記述する。
また、図21に示すダウンロードデータのデータ例において、“authorRule”の記述箇所は、著者名変換規則テーブル(図10)の情報が記述される箇所であり、“a_rule_id”、“author_name”、“selected”の内容が記述される。これら“a_rule_id”、“author_name”、“selected”の各情報は、書誌変換規則管理部24が、書誌変換規則記憶部25に記録されている著者名変換規則テーブル(図10)から読み取って、当該書誌変換規則管理部24がダウンロードデータに記述する。
また、図21に示すダウンロードデータのデータ例において、“seriesRule”の記述箇所は、シリーズ名変換規則テーブル(図13)の情報が記述される箇所であり、“s_rule_id”、“series_name”、“selected”の内容が記載される。これら“s_rule_id”、“series_name”、“selected”の各情報は、書誌変換規則管理部24が、書誌変換規則記憶部25に記録されているシリーズ名変換規則テーブル(図13)から読み取って、当該書誌変換規則管理部24がダウンロードデータに記述する。
また、図21に示すダウンロードデータのデータ例において、“authorEdit”の記述箇所は、著者名編集テーブル(図12)の情報が記述される箇所であり、“contentsid”(CID)、“original_author_name”、“edit_author_name”の内容が記述される。これら“contentsid”(CID),original_author_name,edit_author_nameの各情報は、書誌変換規則管理部24が、書誌編集記憶部26に記録されている著者名編集テーブル(図12)から読み取って、当該書誌変換規則管理部24がダウンロードデータに記述する。
また、図21に示すダウンロードデータのデータ例において、“seriesEdit”の記述箇所は、シリーズ名編集テーブル(図15)の情報が記述される箇所であり、“contentsid”(CID)、“original_series_name”、“edit_series_name”の情報が記述される。これら“contentsid”(CID),original_series_name,edit_series_nameの各情報は、書誌変換規則管理部24が、書誌編集記憶部26に記録されているシリーズ名編集テーブル(図15)から読み取って、当該書誌変換規則管理部24がダウンロードデータに記述する。
そして、上記ステップS2において、書庫サーバ20は、このように生成したダウンロードデータを端末装置10へ送信する。
次に端末装置10において電子書籍アプリケーション機能部12の制御部121の制御により、上述したダウンロードデータ(図21)に基づいてデータテーブルの更新処理を行う。具体的には、コンテンツ取得部122が、ダウンロードデータに記述された“orderContents”に基づいて、コンテンツ記憶部123に登録された自装置内の保有コンテンツ情報テーブルの内容を更新する。書庫サーバ20においてはユーザが保有する異なる複数の端末それぞれで購入処理したコンテンツ(電子書籍)の情報を記憶することができるため、このような保有コンテンツ情報テーブルの更新により、ステップS1同期要求を送信した端末装置10に、他の端末装置で購入したコンテンツ(電子書籍)の情報を含む最新情報が登録されることとなる。
また、書誌変換部126が、ダウンロードデータに記載された“authorEdit”、“seriesEdit”に基づいて、書誌編集記憶部128に登録された自装置内の各種書誌編集テーブル(著者名編集テーブル(図4)、シリーズ名編集テーブル(図6))の内容を更新してよい。ここで、ダウンロードデータに記載された“authorEdit”、“seriesEdit”はユーザ指定書誌変換規則であるが、当該ユーザ指定書誌変換規則の情報を端末装置10が著者名編集テーブル(図4)、シリーズ名編集テーブル(図6)に記録している場合には、ダウンロードデータに記載された“authorEdit”、“seriesEdit”の示すユーザ指定書誌変換規則を用いて、各種書誌編集テーブル(著者名編集テーブル(図4)、シリーズ名編集テーブル(図6))の内容を更新しなくともよい。
さらに、書誌変換部126は、ダウンロードデータに記載された“authorRule”、“seriesRule”等に基づいて、書誌変換規則記憶部127に登録された自装置内の各種書誌変換規則テーブル(著者名変換規則テーブル(図3)、シリーズ名変換規則テーブル(図5))の内容を更新する。
以上の処理により、端末装置10と書庫サーバ20との間で行われる同期処理が完了する。ここまでに説明した同期処理の詳細については、後述の図26に示すフローチャート図を用いて別途説明する。
なお、書庫サーバ20は、“authorRule”、“seriesRule”等を送信する際に、書庫サーバ20が格納する著者名変換規則テーブル、シリーズ名変換規則テーブル等から必要な情報を抽出して、“authorRule”、“seriesRule”を作成する必要がある。この作成処理については、後述する図25のフローチャート図を用いて別途説明する。
同期処理が終了すると、続いて、電子書籍アプリケーション機能部12の制御部121は、更新された各種情報テーブルの情報に基づき、購入した電子書籍を一覧表示するための処理に移行する。
電子書籍アプリケーション機能部12の書誌変換部126は、制御部121の制御によって上記同期処理によって更新された保有コンテンツ情報テーブルに記録されている情報を読み取って、保有コンテンツ情報テーブルに登録された電子書籍についてのコンテンツ配信要求をコンテンツサーバ30に送信する(ステップS3)。コンテンツ配信要求には、ユーザが購入した電子書籍を特定するためのCID及びユーザを特定するXID等が含まれる。なお書誌変換部126は、コンテンツサーバ30へアクセスするために、保有コンテンツ情報テーブルに登録されたURL(“download_url”)を参照し、そのURLにアクセスする。
コンテンツ配信要求を受信したコンテンツサーバ30は、受信したコンテンツ配信要求に含まれるCIDを参照し、このCIDに対応する電子書籍のコンテンツ配信情報を、端末装置10へ送信する(ステップS4)。コンテンツ配信情報は、例えば図22に示すようなデータである。
図22はコンテンツ配信情報のデータ例を示す図である。
図22に示すコンテンツ配信情報は、コンテンツである電子書籍を示すCID(“contents_id”)、タイトル(“alt”)及び各種URL等からなる。各種URLは、例えば、当該電子書籍についての書誌情報をダウンロードするためのアクセス先(“bookinfo_url”)、或いは、表紙画像(サムネイル画像)のダウンロードするためのアクセス先(“thumbnail_url”)等である。本実施形態によるコンテンツ配信情報は、書誌情報や表紙画像などの書誌情報を取得するためのURLが格納される情報であるが、コンテンツ配信情報はこのような形式に限られない。例えば、コンテンツ配信情報内に、書誌情報や表紙画像などの書誌情報のデータそのものが格納されるようにしてもよい。なお、コンテンツ配信情報に書誌情報や表紙画像などの書誌情報を取得するためコンテンツサーバ30のURLが記録されているということは、コンテンツ配信情報内に書誌情報が格納されることと実質的に同一である。ここで、図1にはコンテンツサーバ30が1つのみの場合について示しているが、コンテンツ配信システム1内にコンテンツサーバ30は複数存在していてよい。そして、書誌情報や表紙画像が異なるコンテンツサーバ30に格納され、それら書誌情報や表紙画像を取得するためのURLは、異なるコンテンツサーバ30へのアクセス先の情報を示す情報であってよい。
次に、コンテンツ配信情報を受信した電子書籍アプリケーション機能部12の制御部121は、当該コンテンツ配信情報に基づいて、購入した電子書籍の一覧表示に必要なデータの要求(例えば表紙画像要求、書誌情報要求)をコンテンツサーバ30へ送信する(ステップS5)。本実施形態においては、購入電子書籍の一覧表示としては、当該電子書籍の表紙画像および書誌情報を必要とする。電子書籍アプリケーション機能部12の制御部121は、必要な表示画像及び書誌情報を、コンテンツサーバ30からダウンロードする(ステップS6)。
図23は書誌情報のデータ例を示す図である。
書誌情報について簡単に説明すると、書誌情報は、例えば、図23のような各種情報群からなる。具体的には書誌情報は、図23に示す通り、電子書籍のCID(contentsID)、書籍のタイトル、著者名、概要、シリーズ名、ジャンル、種別、出版社などの情報を含んで構成している。電子書籍アプリケーション機能部12は、取得した複数の電子書籍に関する書誌情報に含まれる情報を用いて、共通するカテゴリごとに仕分けしてリストアップすることができ、ユーザが目的の書籍を探して特定する際の負担を軽減することができる。
そして、電子書籍アプリケーション機能部12の制御部121は、ダウンロードした表紙画像及び書誌情報に基づいて、購入した電子書籍の一覧を、コンテンツ表示部14を用いて液晶ディスプレイに表示する(ステップS7)。ここで、電子書籍アプリケーション機能部12の書誌変換部126は、所定の書誌変換規則に基づいて、表示しようとする書誌情報の変換を行う。そして制御部121は変換後の書誌情報を、コンテンツ表示部14を用いて液晶ディスプレイに一覧表示する。この変換処理の具体的手順については、後述する図27のフローチャートを用いて別途説明する。
本実施形態のコンテンツ配信システム1では、以上に説明したような一連の同期処理及び変換処理に基づいて、図17で例示したような、異なる電子書籍の書誌情報において等価の意味を持つ異なる文字列の統一化を実現することができる。
(各種フローチャート図について)
次に、書庫サーバ20が、受信したアップロードデータに記述されている“authorEdit”(ユーザ指定書誌変換規則)に基づいて、著者名変換規則テーブルの内容を更新する具体的な処理の流れを、図24に示すフローチャート図を用いて説明する。
図24は、書庫サーバ20における著者名変換規則テーブル(図10)の更新処理を示すフローチャート図である。
書誌変換規則管理部24は、まず、端末装置10から受信したアップロードデータに記述されている“authorEdit”(ユーザ指定書誌変換規則)のうちのひとつのコンテンツ(電子書籍)に対する記述(contentsid,original_author_name,edit_author_nameの組み合わせ)を選択する(ステップS101)。次に書誌変換規則管理部24は、その選択した“authorEdit”において、変換対象として指定された著者名“original_author_name”と、変換先として指定された著者名“edit_author_name”を著者名変換規則テーブル(図10)から検索し(ステップS102)、その何れか一方が、著者名変換規則テーブル(図10)に記録されているか否かを判定する(ステップS103)。著者名変換規則テーブル(図10)に、“original_author_name”と“edit_author_name”の組み合わせの対応関係の何れもが記録されていない場合には、著者名“original_author_name”及びこれと等価の意味を持つ著者名“edit_author_name”で示される同一の著者名の情報が、これまでの著者名変換規則テーブル(図10)に登録されていなかったことになる。したがって書誌変換規則管理部24は、著者を一意に識別する同一の著者識別子“a_rule_id”を新たに割り当て、当該“a_rule_id”と“original_author_name”の対応関係と、前記“a_rule_id”と“edit_author_name”の対応関係のそれぞれを、著者名変換規則テーブルに追加する(ステップS104)。
また書誌変換規則管理部24は、“original_author_name”か“edit_author_name”の少なくとも一方が、著者名変換規則テーブルの“author_name”に記録されているいずれかの文字列と一致した場合には、“original_author_name”または“edit_author_name”のうち著者名変換規則テーブルになかった方については、著者名変換規則テーブルに新たに追加して、著者名変換規則テーブルに記録されていた“original_author_name”または“edit_author_name”に対応付けられている“a_rule_id”を関連付けて記録する(ステップS105)。また、“original_author_name”、“edit_author_name”のそれぞれに一致する著者名の文字列が既に著者名変換規則テーブルの“author_name”として記録されている場合であって、それら“original_author_name”、“edit_author_name”に関連付けられて著者名変換規則テーブルに記録されている“a_rule_id”が異なる場合には、書誌変換規則管理部24は一方の“a_rule_id”を他方の“a_rule_id”に揃えて変更する。また書誌変換規則管理部24は、当該変更前の一方の“a_rule_id”に関連付けられて著者名変換規則テーブルに記録されている他の著者名についても、同様に他方の“a_rule_id”に揃えて変更する(ステップS106)。
また、“original_author_name”、“edit_author_name”のそれぞれに一致する著者名が既に著者名変換規則テーブルの“author_name”として記録されており、それら“original_author_name”、“edit_author_name”に関連付けられて記録されている“a_rule_id”も一致する場合には、書誌変換規則管理部24は、特に著者名変換規則テーブルの変更は行わない。そして書誌変換規則管理部24は、ステップS101において選択した“authorEdit”の記述における“edit_author_name”と一致する著者名の文字列が著者名変換規則テーブルに既に記録されている場合には、その“edit_author_name”に関連付けられて著者名変換規則テーブルに記録されている選択回数カウント値“count”を1増やす処理を行う(ステップS107)。
最後に書誌変換規則管理部24は、ステップS101で選択したひとつのコンテンツ(電子書籍)に対する記述におけるCID(“contents_id”)を、著者名変換規則適用テーブルから検索し、そのCIDが登録されていない場合は、当該CIDを、選択したひとつのコンテンツ(電子書籍)に対する記述における“original_author_name”や“edit_author_name”に関連付けられて著者名変換規則テーブルに登録されている“a_rule_id”と対応付けて追加する(ステップS108)。そして、書誌変換規則管理部24は、アップロードデータ内の“authorEdit”(ユーザ指定書誌変換規則)において選択していない他のコンテンツ(電子書籍)に対する記述があるかを判定し(ステップS109)、ある場合にはステップS101からの処理を繰り返し、ない場合には処理を終了する。
以上のようにして、書誌変換規則管理部24は、端末装置10から受信したユーザ指定書誌変換規則に基づいて、著者名変換規則テーブルや、著者名変換規則適用テーブルを更新する処理を行う。
書誌変換規則管理部24は、このように著者名変換規則テーブルを更新することにより、複数の端末装置10から受信したアップロードデータに記述されているユーザ書誌変換規則“authorEdit”に基づいて、端末装置10で表示させる変換先の情報として選択された著者名“edit_author_name”の選択回数カウント値“count”を増加する著者名変換規則テーブルの更新の処理を行う。選択回数カウント値“count”の値が最も高い変換先の情報である著者名“edit_author_name”が、複数の端末装置10において最もユーザによって選択されて表示されている著者名であると把握することができる。そして、選択回数カウント値“count”が最も高い変換先の情報である著者名“edit_author_name”を、サーバ指定書誌変換規則における変換先の著者名として指定すれば、その変換規則は多くのユーザが意図して利用しようとするものであるから、変換対象情報の変換先の情報として適切な規則を自動的に端末装置10で適用することができる。
なお、書誌変換規則管理部24は、ステップS101〜ステップS109と同様の処理により、アップロードデータに記述されている“authorEdit”(ユーザ指定書誌変換規則)のうちのひとつのコンテンツ(電子書籍)に対するシリーズ名の記述(contentsid,original_series_name,edit_series_nameの組み合わせ)を選択して、シリーズ名変換規則テーブルや、シリーズ名変換規則適用テーブルを更新する処理を行う。
図25は、書庫サーバ20によるダウンロードデータの生成処理の処理フローを示す図である。
次に、図25を用いて、書庫サーバ20が、自装置内の記憶部に記録されている著者名変換規則テーブル(図10)、シリーズ名変換規則テーブル(図13)から情報を抽出し、端末装置10へ送信するアップロードデータを生成する処理について説明する。
書庫サーバ20の保有コンテンツ管理部22は、上述のステップS1の処理に基づいて同期要求を受信すると、まず、当該同期要求に含まれるユーザのXIDを特定した後、当該ユーザのXIDに基づいて、保有コンテンツ情報テーブル(図16)からXIDに対応付けられて記録されている各コンテンツ(電子書籍)の情報(CID,orderDate,SID,UID,download_url)を読み取り、それらをダウンロードデータの保有コンテンツ情報“orderContents”として格納する。また、書誌変換規則管理部24は、自装置の保有コンテンツ情報テーブルのうち、当該ユーザの保有するコンテンツ(電子書籍)のCIDの一つを選択する(ステップS201)。
次に書誌変換規則管理部24は、選択したCIDを、著者名変換規則適用テーブル(図11)から検索する(ステップS202)。書誌変換規則管理部24は、選択したCIDに一致するCIDが著者名変換規則適用テーブル(図11)に記録されているか否かを判定し(ステップS203)、そして、選択したCIDに一致するCIDが著者名変換規則適用テーブル(図11)に記録されていない場合は、当該CIDの電子書籍の書誌情報には、適用できるサーバ指定書誌変換規則がないとして、そのCIDについての処理を終える。また、選択したCIDに一致するCIDが著者名変換規則適用テーブル(図11)に記録されている場合には、そのCIDに対応付けられて著者名変換規則適用テーブル(図11)に記録されている著者識別子“a_rule_id”を、著者名変換規則テーブル(図11)から検索する(ステップS204)。そして書誌変換規則管理部24は、著者名変換規則テーブル(図10)において、その著者識別子“a_rule_id”と、当該著者識別子“a_rule_id”に関連付けられた著者名“author_name”のうち最も“count”の値が大きい著者名“author_name”とを読み取る。そして書誌変換規則管理部24は、当該読み取った著者識別子“a_rule_id”と、著者名“author_name”と、選択フラグ“selected”「1」と対応付けたサーバ指定書誌変換規則(“authorRule”)を、ダウンロードデータに格納する(ステップS205)。
また、書誌変換規則管理部24は、ステップS204において著者名変換規則テーブル(図10)から検索した著者識別子“a_rule_id”と、当該著者識別子“a_rule_id”に関連付けられた著者名“author_name”のうち最も“count”の値が大きい著者名以外の著者名“author_name”とを読み取る。そして書誌変換規則管理部24は、当該読み取った著者識別子“a_rule_id”と、著者名“author_name”と、選択フラグ“selected”「0」と対応付けたサーバ指定書誌変換規則(“authorRule”)を、ダウンロードデータに格納する(ステップS206)。
そして書誌変換規則管理部24は、ダウンロードデータに格納された保有コンテンツの情報“orderContents”のうち次のコンテンツ(電子書籍)のCIDが存在するかを判定する(ステップS207)。そして、書誌変換規則管理部24は、次のコンテンツ(電子書籍)のCIDがダウンロードデータに格納された保有コンテンツ情報“orderContents”に存在する場合には、そのCIDの選択の処理(ステップS201)からの処理を繰り返す。
なお、書誌変換規則管理部24は、ステップS201〜ステップS207の同様の処理を用いて、シリーズ識別子“s_rule_id”と、シリーズ名“series_name”と、選択フラグ“selected”「1」と対応付けたサーバ指定書誌変換規則(“authorRule”)を、ダウンロードデータに格納する。また書誌変換規則管理部24は、ステップS201〜ステップS207の同様の処理を用いて、シリーズ識別子“s_rule_id”と、シリーズ名“series_name”と、選択フラグ“selected”「0」と対応付けたサーバ指定書誌変換規則(“authorRule”)を、ダウンロードデータに格納する。
このような一連の処理により、書庫サーバ20は、膨大なデータ量となる著者名変換規則テーブルのうち、ユーザが購入しているコンテンツ(電子書籍)に適用できるサーバ指定書誌変換規則を格納したダウンロードデータを生成して端末装置10へ送信する。ここで端末装置10においては、ダウンロードデータにおいて、選択フラグ“selected”が「1」のフラグに対応して記述されている著者名“author_name”を、その著者名“author_name”に対応付けられてダウンロードデータに記述されている著者識別子“a_rule_id”の変換対象情報(電子書籍の元の著者名)についての変換先の情報(著者名)と指定して変換する。ここで、選択フラグ“selected”が「1」のフラグに対応して記述されている著者名“author_name”は、多くのユーザによって変換先の情報として選択された著者名を示す。したがって、端末装置10においては、コンテンツ(電子書籍)の書誌情報に含まれる元の著者名(変換対象情報)を、多くのユーザに選択されている信頼性の高い著者名へと変換することができる。
図26は、端末装置10における一連の同期処理をまとめたフローチャート図である。
次に、上述した端末装置10と書庫サーバ20との間で行われる同期処理の、端末装置10における一連の処理を、図26を用いて説明する。
まず、端末装置10の電子書籍アプリケーション機能部12において制御部121は、上述のステップS1における同期要求を送信する前に、保有コンテンツ情報テーブルに記録されている更新日を検索し、更新日“update_date”が前回の同期時刻よりも後の保有コンテンツ(電子書籍)をアップロード対象として抽出する(ステップS301)。なお、端末装置10は、前回の同期時刻を、予めメモリなどに記憶しているものとする。
次に、制御部121は、端末装置10の各記憶部に記憶している著者名編集テーブル(図4)の中から、更新日“update_date”が前回の同期時刻よりも後の時刻の更新日“update_date”に対応付けられているCID, original_author_name,edit_author_nameの対応関係を著者名に関するユーザ指定書誌変換規則として抽出する(ステップS302)。そして、制御部121は、その著者名に関するユーザ指定書誌変換規則を、“authorEdit”として所定のアップロードデータの格納領域に格納する。
また制御部121は、シリーズ名編集テーブル(図6)の中から、更新日“update_date”が前回の同期時刻よりも後の時刻の更新日“update_date”に対応付けられているCID, original_series_name,edit_series_nameの対応関係をシリーズ名に関するユーザ指定書誌変換規則として抽出する(ステップS303)。そして、制御部121は、そのシリーズ名に関するユーザ指定書誌変換規則を、“seriesEdit”として所定のアップロードデータの格納領域に格納する。
また制御部121は、端末装置10で保有する保有コンテンツ(電子書籍)の情報(CID、“orderDate”、SID、UID、“download_url”)を、保有コンテンツ情報テーブルから読み取る。そしてそれら保有コンテンツ情報を、“orderContents”として所定のアップロードデータの格納領域に格納する。
そして制御部121は、上述の処理により“authorEdit”,“seriesEdit”,“orderContents”の各情報の格納されたアップロードデータを生成し、書庫サーバ20に送信する(ステップS304)。これによりアップロードデータの書庫サーバ20への送信が完了する。
次に、電子書籍アプリケーション機能部12は、書庫サーバ20から、“orderContents”、“authorEdit”、“seriesEdit”、“authorRule”、“seriesRule”を格納したダウンロードデータ(図21)を受信する(ステップS305)。
次に端末装置10において電子書籍アプリケーション機能部12の制御部121の制御により、上述したダウンロードデータ(図21)に基づいてデータテーブルの更新処理を行う。具体的には、コンテンツ取得部122が、ダウンロードデータに記述された“orderContents”に基づいて、コンテンツ記憶部123に登録された自装置内の保有コンテンツ情報テーブルの内容を更新する(ステップS306)。
また、書誌変換部126は、ダウンロードデータに記載された“authorRule”、“seriesRule”等に基づいて、書誌変換規則記憶部127に登録された自装置内の各種書誌変換規則テーブル(著者名変換規則テーブル(図3)、シリーズ名変換規則テーブル(図5))の内容を更新する(ステップS307)。
さらに、書誌変換部126が、ダウンロードデータに記載された“authorEdit”、“seriesEdit”に基づいて、書誌編集記憶部128に登録された自装置内の各種書誌編集テーブル(著者名編集テーブル(図4)、シリーズ名編集テーブル(図6))の内容を更新する(ステップS308)。
以上で、端末装置10における書庫サーバ20との同期処理が完了する。
図27は、端末装置10において、ダウンロードした書誌情報のうち「著者名」について所定の変換を行う処理の流れを示したフローチャート図である。
次に書誌変換部126が、所定の書誌変換規則に基づいて、コンテンツサーバ30からダウンロードして得た書誌情報を変換する具体的な処理について、図27に示すフローチャート図を用いて説明する。
上記図19を用いて説明した処理のステップS7において書誌変換部126は、まず、端末装置10のユーザが保持する各電子書籍について記憶する保有コンテンツ情報テーブルから、一の電子書籍のCIDを選択する(ステップS401)。なお、このステップS401の処理においては、受信した書誌情報のうちの一つを選択して、その書誌情報からCIDを選択するようにしてもよい。そして書誌変換部126は、選択した電子書籍のCIDを、自装置内の著者名編集テーブル(図4)から検索し(ステップS402)、一致するCIDがあるかを判定する(ステップS403)。書誌変換部126は、選択したCIDと一致するCIDが、著者名編集テーブル(図4)内に記録されている場合には、その著者名編集テーブル(図4)においてCIDに対応付けられて記述されている“original_author_name”と“edit_author_name”の対応関係を示すユーザ指定書誌変換規則を読み取る。そして、書誌変換部126は、その読み取ったユーザ指定書誌変換規則を用いて、ステップS401で選択したCIDの電子書籍に関する書誌情報について表示する処理において、その書誌情報に含まれる変換対象情報である著者名を、変換先の情報である“edit_author_name”に書き換える(ステップS404)。この処理は、既にユーザが購入した電子書籍であって、かつ端末装置10にその電子書籍についてのユーザ指定書誌変換規則が記録されている場合の書誌情報に対して、当該ユーザ指定書誌変換規則が適用できる場合に、そのユーザ指定書誌変換規則を優先的に書誌情報における変換対象情報に適用して変換処理を行った処理である。
次に、ステップS402においてステップS401で選択したCIDが著者名編集テーブル(図4)から検索できない場合、書誌変換部126は、自動変換機能が有効と設定されているかを判断する(ステップS405)。そして、書誌変換部126は、自動変換機能が有効と設定されている場合には、受信した書誌情報のうち、選択した1つの書誌情報に含まれる著者名を読み取り、その著者名が著者名編集テーブル(図4)の“original_author_name”として記録されているかを検索し(ステップS406)、その著者名の文字列と一致する“original_author_name”が存在するか否かを判定する(ステップS407)。書誌変換部126は、ステップS407において書誌情報から読み取った著者名の文字列と一致する“original_author_name”が存在する場合には、その“original_author_name”と、その“original_author_name”に対応付けられている“edit_author_name”の対応関係を示すユーザ指定規則を読み取る。そして、書誌変換部126は、その読み取ったユーザ指定書誌変換規則を用いて、書誌情報から読み取った著者名を、変換先の情報である“edit_author_name”に書き換える(ステップS408)。この処理は、既にユーザが購入した電子書籍であるが、端末装置10にその電子書籍についてのユーザ指定書誌変換規則が記録されてない場合、または新たにユーザが購入した電子書籍の書誌情報に対して、当該ユーザ指定書誌変換規則が適用できる場合に、そのユーザ指定書誌変換規則を優先的に書誌情報における変換対象情報に適用して変換処理を行った処理である。
書誌変換部126は、書誌情報から読み取った著者名の文字列と一致する“original_author_name”が存在しないとステップS407において判定した場合には、受信した書誌情報のうち、上記で選択した1つの書誌情報に含まれる著者名を読み取り、その著者名が著者名変換規則テーブル(図3)の“author_name”として記録されているかを検索し(ステップS409)、その著者名の文字列と一致する“original_author_name”が存在するか否かを判定する(ステップS410)。ここで、一致する著者名があった場合、書誌変換部126は、その著者名に対応付けられて著者名変換規則テーブル(図3)に記録されている“a_rule_id”に基づいて、その“a_rule_id”に対応付けられている各著者名についての選択フラグ“selected”を読み取る。そして書誌変換部126は、その選択フラグ“selected”のうち、「1」を示す選択フラグ“selected”に対応付けられている著者名“author_name”を検索して読み取る(ステップS411)。次に書誌変換部126は、上記の処理において選択した1つの書誌情報に含まれる著者名を、ステップS411で読み取った著者名“author_name”に変換する(ステップS412)。
なお、著者名変換規則テーブル(図3)に記録されている情報は、サーバ指定書誌変換規則に相当する。したがって、ステップS409以降の処理は、「著者名」についてのサーバ指定書誌変換規則を用いて、自動変換を行った処理の流れを示したものである。すなわち、変換対象とする書誌情報の著者名が、その著者名と同一著者を意味しているが他の文字列である著者名(同一の“a_rule_id”に関連付けられて登録されている著者名)のいずれかに該当する場合には、その中の選択フラグ“selected”が「1」とサーバによって指定された著者名に統一しようとするものである。
書誌変換部126は、ユーザが保持している他の電子書籍が保有コンテンツ情報テーブルに登録されている場合、またはユーザが保持している他の電子書籍の書誌情報を受信している場合、ステップS401に戻って、他の全ての電子書籍の書誌情報について同様の処理を行う(ステップS413)。
以上のようにして、電子書籍アプリケーション機能部12は、電子書籍ごとの書誌情報について、ユーザ指定書誌変換規則及びサーバ指定書誌変換規則に基づいた変換処理を適用し、図17に示すような、購入電子書籍の一覧表示変換処理を行うことができる。
図28は、端末装置10において、ユーザ指定書誌変換規則を示す著者名編集テーブルの更新の処理の流れを示したフローチャート図である。
次に、図19を用いて説明した同期要求の前提として、ユーザが端末装置10を用いてユーザ指定書誌変換規則を入力し著者名編集テーブルを更新する際の処理について説明する。なお図28を用いた処理により、端末装置10は、変換先の情報の候補をリストアップして、ユーザ指定書誌変換規則をユーザに指定させる補助を行う機能(図18)を実現する。
まず、例えば、ユーザは既に購入した電子書籍の一覧の表示要求を端末装置10に入力する。すると、端末装置10のコンテンツ表示部14がその要求に応じて保有コンテンツ情報テーブルから特定した保有する全ての電子書籍の書誌情報を取得する各download_urlを読み取り、保有する全ての電子書籍についての書誌情報を取得する。そしてコンテンツ表示部14は、取得した書誌情報に基づいて、保有する全ての電子書籍の著者名の一覧を液晶ディスプレイに表示する。この処理により端末装置10は、液晶ディスプレイに図18の左図のような著者名の一覧を表示する。このような状態により、ユーザは、何れかの電子書籍の著者名を、同一著者名を意味する他の文字列で表示したいと考えたとする。この場合ユーザは、端末装置10にユーザ指定書誌変換規則の登録を指示する操作を入力する。この操作の入力により、書誌変換部126は、著者名の一覧から変換対象情報となる1つの著者名の選択を受け付ける。すると書誌変換部126は、ユーザが変換対象情報として選んだ著者名“author_name”を、著者名変換規則テーブル(図3)から検索し(ステップS501)、一致する著者名“author_name”が著者名変換規則テーブル(図3)に存在するかを判定する(ステップS502)。
ここで、一致する著者名があった場合、書誌変換部126は、一致する著者名“author_name”に対応付けられて著者名変換規則テーブル(図3)に記録されている著者識別子“a_rule_id”を読み取る。そして書誌変換部126は、当該著者識別子“a_rule_id”に対応付けられて著者名変換規則テーブル(図3)に記録されている他の1つまたは複数の著者名“author_name”を読み取って、それら読み取った著者名を、変換先の著者名の候補とする(ステップS503)。そして書誌変換部126は、変換先の著者名の著者名編集画面を、コンテンツ表示部14を介して表示する(ステップS504)。ステップS502において一致する著者名“author_name”が著者名変換規則テーブル(図3)に存在する場合には、書誌変換部126は、ステップS503で候補とした変換先の著者名を指定させる一覧と、変換先の著者名をユーザが指定する入力欄とを表示する著者名編集画面(図18中央)を、コンテンツ表示部14を介して表示する。他方、ステップS502において一致する著者名“author_name”が著者名変換規則テーブル(図3)に存在しない場合には、書誌変換部126は、変換先の著者名をユーザが指定する入力欄のみを表示する著者名編集画面を、コンテンツ表示部14を介して表示する。
例えば、ユーザが、当該ユーザの保有する電子書籍の著者名のうち「コナン・ドイル」を変換対象情報として指定したとき(図18左)に、著者名変換規則テーブル(図3)の中に「コナン・ドイル」が登録されていた場合、その「コナン・ドイル」のほか、これと同じ“a_rule_id”で対応付けられた「アーサー・コナン・ドイル」、「コナンドイル」、「Conan Doyle」等を変換先の著者名を指定させる一覧に表示する(図18中央)。
端末装置10の書誌変換部126は、表示された著者名編集画面を通じて、ユーザによる変換先とする著者名の指定操作を入力する(ステップS505)。そして書誌変換部126は、編集完了するかを判定し(ステップS506)、完了する場合には、ステップS501で用いた変換対象情報となる1つの著者名を持つ書誌情報をコンテンツ情報記憶部125から読み取り、その書誌情報から電子書籍のCIDを読み取る(ステップS507)。なお、この書誌情報は、書誌情報管理部124が、例えばステップS6において受信しコンテンツ情報記憶部125に記録した情報である。そして書誌変換部126は、ステップS507で読み取ったCIDと、ステップS501で用いた変換対象情報となる1つの著者名“original_author_name”と、ステップS506で入力した変換先の著者名“edit_author_name”と、さらに、更新日“update_date”を対応付けて、著者名編集テーブル(図4)に登録する(ステップS508)。そして、書誌変換部126は、ステップS501で用いた変換対象情報となる1つの著者名を持つ書誌情報をコンテンツ情報記憶部125から読み取ることができるか否かを判定し(ステップS509)、読み取ることができる場合には、その書誌情報についてステップS507からステップS508の処理を繰り返す。
書誌変換部126は、この一連の処理によって、電子書籍ごとにユーザが指定した書誌変換規則(「コナン・ドイル」を「アーサー・コナン・ドイル」とする書誌変換規則)を、著者名編集テーブルに追加または更新する。
以上、ユーザ指定書誌変換規則を示す著者名編集テーブルの更新の処理について説明したが、この処理によれば、ユーザの操作によって、ユーザ指定書誌変換規則を新たに登録、または更新することができる。
そして、この処理によって生成されたユーザ指定書誌変換規則を用いることで、ユーザが購入した電子書籍の一覧を確認する際に、意味するものが等価である表記を同一化して表示させることができる。これにより、ユーザは、複数の電子書籍が同一の著者の電子書籍であることを容易に把握することができ、複数の電子書籍を確認する際のユーザの利便性が向上する。
そして、本実施形態においては、ユーザが購入した複数の電子書籍の書誌情報に含まれる変換対象情報を統一した1つの文字列へと変換して表示する機能の実現に際し、あらかじめ所定の変換規則を自装置内に用意しておき、書誌情報取得の度に、自装置内で変換規則を適用して表示を行う。したがって、上記機能の実現において、コンテンツサーバ30に格納されている書誌情報そのものが書き換えられることはない。
変換規則としては、書庫サーバ20が、サーバ指定書誌変換規則を生成し、これを保持しており、端末装置10は、これを書庫サーバ20から適宜ダウンロードして所定の書誌情報に適用する。具体的には、書庫サーバ20が、自装置の書誌変換規則記憶部25に記録されている著者名変換規則テーブル、シリーズ名変換規則テーブル等の情報に基づいて、サーバ指定書誌変換規則としての変換対象情報及び変換先の情報を格納したダウンロードデータを生成し、端末装置10へ送信する。
また、変換規則は、ユーザ自身が所望に作成することもできる(ユーザ指定書誌変換規則)。この場合は、ユーザ自身が変換対象情報及び変換先とする情報を直接指定し、この指定に基づいて、書誌変換部126が、それらを自装置内の著者名編集テーブル、シリーズ名編集テーブル等に登録する(同期処理のため、書庫サーバ20にもアップロードされる)。
端末装置10は、書誌編集記憶部128に登録されている著者名編集テーブル、シリーズ名編集テーブル等の情報に基づいて、ユーザ指定書誌変換規則としての、変換対象情報及び変換先の情報を特定し、この変換対象情報及び変換先の情報の対応関係に基づいて、書誌情報における所定の変換対象情報を、変換先の情報に変換して出力する。
端末装置10は、このユーザ指定書誌変換規則を書庫サーバ20にアップロードしてもよい。書庫サーバ20は、この端末装置10から受信したユーザ指定書誌変換規則を、サーバ指定書誌変換規則を生成する情報として利用する。すなわち、書庫サーバ20は、複数のユーザからユーザ指定書誌変換規則を受信し、最も多くのユーザによって規定されたユーザ指定書誌変換規則(変換対象情報と変換先の情報の対応関係)をサーバ指定書誌変換規則として端末装置10へ送信する。そして、端末装置10がーバ指定書誌変換規則を書誌情報における変換対象情報の変換に適用することにより、端末装置10においては、多くのユーザによって規定された変換対象情報と変換先の情報の対応関係による変換対象情報の変換先の情報への変換を行う仕組みとなっている。
又は書庫サーバ20が、書誌編集記憶部26に登録されている著者名編集テーブル、シリーズ名編集テーブル等の情報に基づいて、ユーザ指定書誌変換規則としての、変換対象情報及び変換先の情報を格納したダウンロードデータを生成し、端末装置10へ送信する。そして端末装置10がこのダウンロードデータに記述されているユーザ指定書誌変換規則を用いて、書誌情報における所定の変換対象情報を、変換先の情報に変換して出力してもよい。
さらに、端末装置10は、このユーザ指定書誌変換規則を書庫サーバ20にアップロードし、書庫サーバ20は、これを、サーバ指定書誌変換規則を定める情報として利用する。すなわち、書庫サーバ20は、ユーザが等価の意味を持つものと指定する情報を関連付けて記憶するとともに、ユーザが最も希望する変換規則を、既定の変換規則として一般ユーザに適用する仕組みとなっている。
(書誌変換規則を利用した検索機能)
続いて、本実施形態のコンテンツ配信システム1における、電子書籍の検索機能について説明する。
コンテンツ配信システム1は、一般的なWeb検索システム等と同様に、ある情報(例えば「著者名」)を検索キーとして指定して、書店サーバ40から、該当する電子書籍を検索できるサービスを提供する。
電子書籍アプリケーション機能部12の検索処理部129は、ユーザから検索キーの指定を受け付け、指定された情報に基づいて書店サーバ40に検索要求を送信する。ここで、本実施形態においては、検索キーの指定を受け付けた検索処理部129は、当該検索キーとして指定された情報と等価の意味を持つ他の情報を用いて、検索要求を送信する機能を備える。
図29は、端末装置10における検索処理の処理フローを示す第1の図である。
以下、具体的な第1の検索処理の流れを図29のフローチャート図を用いて説明する。
まず、ユーザが、目的とする電子書籍を検索すべく端末装置10に表示された電子書籍の著者名の一覧から、一つの著者名を選択入力する。すると、電子書籍アプリケーション機能部12の検索処理部129がその著者名を入力し、その著者名を格納した変換規則取得要求を、書誌変換部126へ出力する。すると書誌変換部126は、その変換規則取得要求に含まれる著者名に基づいて、当該著者名に対応付けられて書誌変換規則記憶部127に記録されている著者名変換規則テーブル(図3)から、ユーザより入力した著者名に対応付けられて記録されている著者識別子“a_rule_id”を読み取る。そして書誌変換部126は、当該著者識別子“a_rule_id”に対応付けられて著者名変換規則テーブル(図3)に記録されている他の1つまたは複数の著者名“author_name”を読み取って、それら読み取った著者名を、検索処理部129へ出力し、検索処理部129がそれら著者名を入力する(ステップS601)。
すると、検索処理部129は、書誌変換部126から入力した著者名“author_name”と、ユーザから入力した著者名“author_name”とを含む、保有コンテンツ情報要求を書誌情報管理部124へ出力する。すると書誌情報管理部124は、保有コンテンツ情報要求に含まれる各著者名のいずれかが記述されている書誌情報を検索し、該当する書誌情報のCIDを読み取り、その書誌情報に記述されている著者名とCIDとの対応関係の情報を検索処理部129へ出力する。これにより検索処理部129は、ユーザが入力した著者名と同一の著者を示す保有コンテンツ(電子書籍)のCIDを取得する。例えば、ユーザが、検索キーとして「コナン・ドイル」を指定したとする。すると、検索処理部129は、ユーザがこれまでに購入した電子書籍のうち、「コナン・ドイル」と等価の意味を持つ著者名の全ての著者名(「アーサー・コナン・ドイル」、「コナンドイル」等)を記述した各書誌情報に対応する電子書籍のCIDを取得できる。検索処理部129は、入力した著者名とCIDとの対応関係の情報を一時的にメモリ等に記憶する(ステップS602)。
また検索処理部129は、取得した全てのCIDを含む書店情報要求を書誌情報管理部124へ出力する。すると書誌情報管理部124は、コンテンツ情報記憶部125に記録されている保有コンテンツ情報テーブルから、そのCIDに対応するSIDを読み取る。そして、ステップS602で当該CIDに対応付けられて記憶した著者名と、当該SIDの対応関係の情報を検索処理部129へ出力する。これにより検索処理部129は、ステップS601で取得したCIDについて、その各電子書籍を購入した書店の情報を、当該電子書籍についての書誌情報に記述されていた著者名と対応付けて取得できる。検索処理部129は、入力した著者名とSIDの対応関係の情報を一時的にメモリ等に記憶する(ステップS603)。
そして、検索処理部129は、あるCIDに対応付けられてメモリに記録されている著者名とSIDとを読み取る。検索処理部129は、読み取ったSIDを含む書店URL要求を書誌情報管理部124へ出力する。すると書誌情報管理部124は、書店URL要求に含まれるSIDに基づいて、コンテンツ記憶部123内の書店情報テーブル(図7)から書店のURLを取得して検索処理部129へ出力し、検索処理部129がその書店のURLを入力する(ステップS604)。すると、検索処理部129は、ステップS603で読み取った著者名を含む検索要求を、ステップS604で入力したURL(書店サーバ40)に宛てて送信する(ステップS605)。そして、検索処理部129は、検索要求に応じた検索結果を入力する。当該検索結果には、検索要求に含まれていた著者名を含む書誌情報が含まれる。そして検索処理部129は、各書店サーバから受信した検索結果を統合して、一覧として表示する(ステップS606)。
例えば、検索処理部129は、A書店への検索要求を、A書店に対応する「アーサー・コナン・ドイル」を検索キーとして送信する。このようにすれば、ユーザは、単に検索キーを「コナン・ドイル」と指定しただけであっても、A書店において、著者名が「アーサー・コナン・ドイル」と登録されている電子書籍も、検索結果として含まれることとなる。このように、ユーザが指定した検索キーを、書店ごとに管理している同義の情報に変換して、書店ごとに検索要求を送信することで、従来、複数の検索キーを別個に指定して検索を行わなければならなかったユーザ負担を大幅に改善することができる。
なお、「シリーズ名」等についても同様の検索処理を行うことができる。
図30は、端末装置10における検索処理の処理フローを示す第2の図である。
以下、具体的な第2の検索処理の流れを図30のフローチャート図を用いて説明する。
検索処理部129は、上述した第1の検索処理の代わりに、以下の第2の検索処理を行うようにしてもよい。
すなわち、まずユーザが、目的とする電子書籍を検索すべく端末装置10に表示された電子書籍の著者名の一覧から、一つの著者名を選択入力する。すると、電子書籍アプリケーション機能部12の検索処理部129がその著者名を入力し、その著者名を格納した変換規則取得要求を、書誌変換部126へ出力する。すると書誌変換部126は、その変換規則取得要求に含まれる著者名に基づいて、当該著者名に対応付けられて書誌変換規則記憶部127に記録されている著者名変換規則テーブル(図3)から、ユーザより入力した著者名に対応付けられて記録されている著者識別子“a_rule_id”を読み取る。そして書誌変換部126は、当該著者識別子“a_rule_id”に対応付けられて著者名変換規則テーブル(図3)に記録されている他の1つまたは複数の著者名“author_name”を読み取って、それら読み取った著者名を、検索処理部129へ出力し、検索処理部129がそれら著者名を入力する(ステップS701)。
次に、検索処理部129は、書店URL要求を書誌情報管理部124へ出力する。すると書誌情報管理部124は、コンテンツ記憶部123内の書店情報テーブル(図7)から全ての書店(ユーザが過去に電子書籍を購入した書店)のURLを取得して検索処理部129へ出力し、検索処理部129がその全ての書店のURLを入力する(ステップS702)。すると、検索処理部129は、1つのURLを選択して(ステップS703)、ステップS701で読み取った全ての著者名を含む検索要求を、その選択したURL(書店サーバ40)に宛てて送信する(ステップS704)。検索処理部129は、他の選択していないURLが存在するかを判定し、存在する場合には、ステップS703からステップS704の処理を繰り返す(ステップS705)。
最後に、検索処理部129は、各書店サーバから、検索要求に応じた検索結果を入力する。当該検索結果には、検索要求に含まれていた著者名を含む書誌情報が含まれる。そして検索処理部129は、各書店サーバから受信した検索結果を統合して、一覧として表示する(ステップS706)。
以上のように、図30では、各書店に対し、ユーザに指定された著者名を、関連する全ての著者名に変換して検索を行う処理の流れを記載している。すなわち、この処理によれば、検索処理部129は、例えば、A書店に対し、等価の意味を持つ全ての著者名(「コナン・ドイル」、「アーサー・コナン・ドイル」、「コナンドイル」等)を検索キーとして検索要求することができる。このようにすることで、ユーザは、同一の書店サーバ内においてその登録情報が異なる場合であっても、ユーザが指定した検索キーに該当する全ての電子書籍を検索することができる。
以上に説明した検索処理部129の処理に基づき、ユーザが実際に行う検索手続の様子の一例について説明する。
図31は、端末装置10における検索機能利用時の画面表示例である。
まず、ユーザは購入した電子書籍の一覧表示画面において、著者順にリストアップしている(図31左)。ここで表示されている著者名「コナン・ドイル」は、変換処理が適用され、電子書籍ごとの表記が統一されている状態である(図3(b)右)。
ユーザは、これまでに利用した書店を対象に、「コナン・ドイル」が著者である電子書籍について検索を行いたいとする。この場合、ユーザは、著者順にリストアップされた一覧表示画面において「コナン・ドイル」を選択し、これを検索キーとして指定する。
検索処理部129は、当該指定を受けると、図29または図30に説明した処理フローを実行し、その検索結果を表示する(図31右)。検索結果は、複数の書店にまたがって実施され、かつ、検索キーとして指定した「コナン・ドイル」以外の表記で登録されているものも含まれる。
以上のように、本実施形態の検索システムでは、書店ごとに登録表記が異なった状態であっても、等価の意味を持つ情報を関連付けた変換規則テーブルを参照することで、よりユーザの意図を反映した検索結果を得ることが可能となり、ユーザの検索処理負担を大幅に改善することができる。
端末装置10、書庫サーバ20、コンテンツサーバ30及び書店サーバ40は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェアとして実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアとして実現してもよい。
後者の場合、端末装置10及び各サーバ20、30、40は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納する大容量記録媒体などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである端末装置10及び各サーバ20、30、40の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記端末装置10及び各サーバ20、30、40に供給し、当該コンピュータ(のCPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても達成可能である。
上記記録媒体としては、有形の媒体である、磁気テープやカセットテープなどのテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスクなどの磁気ディスク、ICカード(メモリーカード)/光カードなどのカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュメモリなどの半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などのプログラマブル論理回路類などを用いることができる。
また、端末装置10及び各サーバ20、30、40を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを、通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送できれば何でもよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網などが利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力搬送線、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線などの有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網などの無線でも利用可能である。
1・・・コンテンツ配信システム
10・・・端末装置(コンテンツ表示装置)
11・・・ブラウザ部
12・・・電子書籍アプリケーション機能部
121・・・制御部
122・・・コンテンツ取得部
123・・・コンテンツ記憶部
124・・・書誌情報管理部
125・・・コンテンツ情報記憶部
126・・・書誌変換部
127、25・・・書誌変換規則記憶部
128、26・・・書誌編集記憶部
13、21・・・通信部
131、211・・・送信部
132、212・・・受信部
14・・・コンテンツ表示部
20・・・書庫サーバ(コンテンツ管理装置)
22・・・保有コンテンツ管理部
23・・・保有コンテンツ記憶部
24・・・書誌変換規則管理部
30・・・コンテンツサーバ(コンテンツ配信装置)
40・・・書店サーバ

Claims (10)

  1. コンテンツ詳細情報をコンテンツ配信装置から受信して取得する詳細情報取得部と、
    コンテンツ管理装置において保持されたサーバ指定詳細情報変換規則を当該コンテンツ管理装置から受信して取得するとともに、前記詳細情報取得部が取得したコンテンツ詳細情報に含まれる所定の変換対象情報を、当該取得したサーバ指定詳細情報変換規則に基づいて変換する詳細情報変換部と、
    前記詳細情報変換部が変換したコンテンツ詳細情報を表示するコンテンツ表示部と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ表示装置。
  2. 前記詳細情報変換部は、
    さらに、ユーザから変換対象情報の指定及びその変換先の情報の指定を受け付け、当該指定に基づいてユーザ指定詳細情報変換規則を生成するとともに、当該生成したユーザ指定詳細情報変換規則を前記コンテンツ管理装置へと送信し、
    さらに、ユーザ指定詳細情報変換規則を前記コンテンツ管理装置から受信して取得するとともに、前記詳細情報取得部が取得したコンテンツ詳細情報に含まれる所定の変換対象情報を、前記取得したユーザ指定詳細情報変換規則に基づく変換先の情報へと変換する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ表示装置。
  3. 前記詳細情報変換部は、
    さらに、ユーザから変換対象情報の指定及びその変換先の情報の指定を受け付け、当該指定に基づいてユーザ指定詳細情報変換規則を生成するとともに、前記詳細情報取得部が取得したコンテンツ詳細情報に含まれる所定の変換対象情報を、当該生成したユーザ指定詳細情報変換規則に基づく変換先の情報へと変換する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンテンツ表示装置。
  4. 前記詳細情報変換部は、
    表示した情報の指定を受け付けて、当該指定を受け付けた情報に基づいて、前記サーバ指定詳細情報変換規則を用いて前記変換対象情報または変換先の情報を特定し、
    当該特定した変換対象情報または変換先の情報の何れか一方または両方を検索キーとして含む検索要求を外部装置へ送信し、当該検索要求に応じて外部装置から受信した情報を表示部に表示する検索処理部を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載のコンテンツ表示装置。
  5. コンテンツ詳細情報に含まれる所定の変換対象情報を、所定の変換先の情報へと変換する規則を定めた詳細情報変換規則をコンテンツ表示装置へと送信する詳細情報変換規則管理部を備えることを特徴とするコンテンツ管理装置。
  6. コンテンツ表示装置において生成された前記詳細情報変換規則であるユーザ指定詳細情報変換規則を複数のコンテンツ表示装置から受信して取得し、当該取得したユーザ指定詳細情報変換規則の示す変換対象情報と変換先の情報との対応関係を記録する詳細情報変換規則記憶部を備え、
    前記詳細情報変換規則管理部は、前記詳細情報変換規則記憶部に記録した変換対象情報と変換先の情報との対応関係に基づいて、前記詳細情報変換規則であるサーバ指定詳細情報変換規則を生成し、当該生成したサーバ指定詳細情報変換規則をコンテンツ表示装置へと送信する
    ことを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ管理装置。
  7. コンテンツ管理装置が、
    コンテンツ詳細情報に含まれる所定の変換対象情報を、所定の変換先の情報へと変換する規則を定めた詳細情報変換規則をコンテンツ表示装置へと送信する詳細情報変換規則管理部を備え、
    コンテンツ表示装置が、
    コンテンツ詳細情報をコンテンツ配信装置から受信して取得する詳細情報取得部と、
    前記詳細情報変換規則を前記コンテンツ管理装置から受信して取得するとともに、前記詳細情報取得部が取得したコンテンツ詳細情報に含まれる所定の変換対象情報を、前記取得した詳細情報変換規則に基づいて変換する詳細情報変換部と、
    前記詳細情報変換部が変換したコンテンツ詳細情報を表示するコンテンツ表示部と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ配信システム。
  8. 前記コンテンツ管理装置が、
    さらに、前記コンテンツ表示装置において生成された前記詳細情報変換規則であるユーザ指定詳細情報変換規則を複数の前記コンテンツ表示装置から受信し、当該受信したユーザ指定詳細情報変換規則の示す変換対象情報と変換先の情報との対応関係を記録する詳細情報変換規則記憶部を備え、
    前記詳細情報変換規則管理部は、前記詳細情報変換規則記憶部に記録した変換対象情報と変換先の情報との対応関係に基づいて、前記詳細情報変換規則であるサーバ指定詳細情報変換規則を生成し、当該生成したサーバ指定詳細情報変換規則を前記コンテンツ表示装置へと送信し、
    前記コンテンツ表示装置の詳細情報変換部が、
    さらに、ユーザから変換対象情報の指定及びその変換先の情報の指定を受け付け、当該指定に基づいてユーザ指定詳細情報変換規則を生成するとともに、当該生成したユーザ指定詳細情報変換規則を前記コンテンツ管理装置へと送信する
    ことを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ配信システム。
  9. コンテンツ管理装置とコンテンツ表示装置とを備えたコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ表示方法であって、
    前記コンテンツ管理装置が、
    コンテンツ詳細情報に含まれる所定の変換対象情報を、所定の変換先の情報へと変換する規則を定めた詳細情報変換規則をコンテンツ表示装置へと送信し、
    前記コンテンツ表示装置が、
    コンテンツ詳細情報をコンテンツ配信装置から受信して取得し、
    前記詳細情報変換規則を前記コンテンツ管理装置から受信して取得するとともに、前記取得したコンテンツ詳細情報に含まれる所定の変換対象情報を、前記取得した詳細情報変換規則に基づいて変換し、
    当該変換したコンテンツ詳細情報を表示する
    ことを特徴とするコンテンツ表示方法。
  10. コンテンツ表示装置のコンピュータを、
    コンテンツ詳細情報をコンテンツ配信装置から受信して取得し、
    コンテンツ管理装置において保持されたサーバ指定詳細情報変換規則を当該コンテンツ管理装置から受信して取得するとともに、前記取得したコンテンツ詳細情報に含まれる所定の変換対象情報を、前記取得したサーバ指定詳細情報変換規則に基づいて変換し、
    当該変換したコンテンツ詳細情報を表示させるコンテンツ表示手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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