JP2014056320A - サーバーシステム、サーバー、印刷システムにおける方法、およびプログラム - Google Patents

サーバーシステム、サーバー、印刷システムにおける方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 クラウド・サービスに登録されたデバイスに対して削除指示が出されているにも関わらず、共有ユーザーがデバイス選択画面からデバイスを選択してデバイスオブジェクトを利用できてしまう
【解決手段】 クラウド・サービスに対してデバイスの削除指示が出された場合、共有ユーザーからの指示によるジョブがデバイスへ送信されないよう、共有状態のデバイスオブジェクト内のデバイス認証情報を少なくとも削除することが可能になる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、印刷サービスを備えたサーバーシステム、サーバー、印刷システムにおける方法、およびプログラムに関する。
プリントサーバーを利用した印刷システムが従来から知られている。プリントサーバーは、ネットワーク上に配置されたプリンターを管理し、ユーザーからの印刷指示に基づき印刷ジョブを発行し、プリンターへ印刷ジョブを送信することで印刷処理を制御する。ユーザーはクライアントPCを介してプリントサーバーにアクセスし、プリントサーバーによって管理されているプリンターで印刷処理が行われるよう指示する。このように、プリントサーバーはクライアントPCに対し印刷機能を提供しており、クライアントPCに代わりサーバーが機能の一部を負担する形態をサーバーによるサービスの提供と言う。
近年は、クラウドコンピューティングが注目を集めている。このクラウドコンピューティングもサーバーがクライアントPCへサービスを提供する形態である。クラウドコンピューティングは、多くのコンピューティング・リソースを用いてデータ変換やデータ処理を分散実行し、多くのクライアントからの要求を並列して処理する特徴がある。このクラウドコンピューティング環境上にサービスを実装し、ネットワークを介して多種多様なWEBサービスを提供するベンダーが登場している。例えばGoogle(登録商標)は、大規模なデータセンターを多数設立する他、プリンターとクラウドとを連携させるGoogle Cloud Print(登録商標)なるWEBサービスを提案している。なお、Google Cloud Print(登録商標)の詳細な仕様に関しては非特許文献1を参照して頂きたい。
Google Cloud Print(登録商標)では、Google(登録商標)が用意したクラウドコンピューティング環境(以下、サーバー、またはサーバーシステムと称する)と、プリンター、および/またはプロキシを搭載した装置とがデータ通信を行うためのインタフェースを公開した。例えば、このインタフェースをプリンターに実装すれば、プリンターとサーバーとがインターネットを介して接続されていても、ユーザーはクライアントPCを介し指定したネットワーク上のデータをプリンターに印刷させることが可能となる。
クラウド・サービスを提供するサーバーとデバイスとを連携させるWEBサービスを利用するには、ユーザーはサーバーにデバイスを登録する必要がある。サーバーは登録されたデバイスと連携するために必要なデータ群、即ちデバイスオブジェクトを生成し、デバイスと連携する際にはデバイスオブジェクトを介してユーザーとデバイスとの仲立ちをする。デバイスオブジェクトに関しては、特許文献1に、プリンターの登録指示を受け付けたことに応じて、プリンターと印刷サービスを提供するサーバーとを連携させるために利用されるプリンターオブジェクトを生成する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されているサーバーと、クラウド・サービスのサーバーとではデバイスオブジェクトの管理方法が異なる。特許文献1に開示されているサーバーは、ユーザーからのプリンターの削除指示を受け付けたことに応じて、プリンターオブジェクト内のデータを全て削除している。一方、クラウド・サービスはサービスの充実化を図るために、デバイスの登録情報、およびサービスの利用履歴を含むデバイスオブジェクトを削除せず、その他の方法を用いてクラウド・サービスとデバイスとが連携しないようにコントロールする傾向がある。例えば、Google Cloud Print(登録商標)では、プリンター再接続への対応、およびプリンター利用記録を使用するためにプリンターオブジェクトを削除せず、登録されたプリンターが使用できないようにプリンター選択画面の表示をコントロールすることでユーザーからの削除指示に対応している。プリンター選択画面上には登録されたプリンターが表示されないので、プリンターオブジェクトが削除されていない状態であっても、ユーザーからはプリンターオブジェクトが利用されることはない。
また、クラウド・サービスの技術として次の様な技術も知られている。クラウド・サービスではコンピューティング・リソースの効率的な運用、およびユーザーの負荷軽減のためにプリンターオブジェクトを共有して利用することを推奨している。例えば、Google Cloud Print(登録商標)もこれに対応している。始めに、管理者がサーバーへプリンターを登録することで、登録されたプリンターに対応するプリンターオブジェクトが生成される。そして、登録されたプリンターを管理者以外の別のユーザーがプリンターオブジェクトを利用できるよう、管理者はプリンターの共有化作業を行う。以降、共有を許されたユーザーは共有ユーザーとなり、共有ユーザーは登録者が登録したプリンターに対応するプリンターオブジェクトを利用できるようになる。なお、共有状態にあるプリンターオブジェクトに対応するプリンターは共有プリンターと呼ばれ、共有ユーザーはプリンター選択画面から共有プリンターを選択することで登録プリンターのプリンターオブジェクトを利用できる。
特開2010−160579号
https://developers.google.com/cloud−print/docs/overview?hl=us (Google Cloud Print(登録商標) Developers)
クラウド・サービスはクライアント・サーバーモデルに適用されるサービスであるため、サーバー側の情報とクライアント側の情報とに齟齬が生じる場合がある。例えば、デバイスオブジェクトが削除される前のタイミングにおけるデバイス選択画面を共有ユーザーが閲覧していた場合、その後デバイスオブジェクトが削除されたとしても、共有ユーザーが閲覧しているデバイス選択画面にはプリンターが削除されたという事実がリアルタイムに反映されない。
また、クラウド・サービスは多数のリクエストを並列で処理する分散並列処理システム上で提供されるため、クラウド・サービスにより実行される各処理(例えば、デバイスオブジェクトの探索、およびデバイスオブジェクトの削除)は非同期となる。結果、全ユーザーに紐付く削除対象のデバイスオブジェクトに対し、削除された事実を反映させるためには時間を要することもある。よって、クライアントからサーバーに対して頻繁にアクセスを行っても、サーバーから送られてくるプリンター選択画面が常に最新の状態である保証はない。
以上の理由から、クラウド・サービスに登録されたデバイスに対して削除指示が出されているにも関わらず、共有ユーザーがデバイス選択画面からデバイスを選択してデバイスオブジェクトを利用できてしまう可能性がある。選択された結果、本来はクラウド・サービスと連携しないはずのデバイスがクラウド・サービスと連携してしまう。なぜなら、上述した如く、クラウド・サービスはデバイスの削除指示を受け付けた場合、デバイスオブジェクトを削除せずにデバイス選択画面の表示をコントロールすることでプリンターの削除に対処しているからである。デバイスオブジェクトが削除されていない以上、クラウド・サービスとデバイスは連携できてしまう。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、クラウド・サービスに対してデバイスの削除指示が出された場合、共有ユーザーからの指示によるジョブがデバイスへ送信されないよう、共有状態のデバイスオブジェクト内のデバイス認証情報を少なくとも削除する削除機能を提供することを1つの目的とする。
本願発明の一実施形に係るサーバーは、デバイスと連携するWEBサービスを備えたサーバーであって、前記WEBサービスにデバイスを登録するための登録指示を受け付けたことに応じて、前記デバイスと前記WEBサービスとを連携させるためにユーザーにより利用されるデバイスオブジェクトを生成するオブジェクト生成手段と、第1のユーザーにより登録されたデバイスに対する共有指示を受け付けたことに応じて、前記第1のユーザーとは異なる第2のユーザーであっても前記デバイスオブジェクトが利用できるよう、前記デバイスオブジェクトの状態を共有状態へと変更する状態変更手段と、前記WEBサービスに登録されているデバイスを削除するための削除指示を受け付けた際、共有状態のデバイスオブジェクト内のデバイス認証情報を少なくとも削除することを特徴とする。
本発明は、クラウド・サービスに対してデバイスの削除指示が出された場合、共有ユーザーからの指示によるジョブがデバイスへ送信されないよう、デバイスオブジェクト内のデバイス認証情報を少なくとも削除することが可能になる。
印刷システム10の構成を示す図。 ハードウェア構成を示す図。 印刷システム10のソフトウェア構成を示す図。 プリンターの削除方法を示す図。 プリンターを管理するための管理画面を示す図。 印刷システム10が有するデータの構成を示す図。 サービス1のプリンター削除時の動作の概要を示す図。 対処方法710に対応するフローチャート。 対処方法720に対応するフローチャート。 対処方法730に対応するフローチャート。 実施例2におけるプリンター削除時の動作の概要を示す図。 形態1140に対応するフローチャート。 形態1150に対応するフローチャート。 形態1160に対応するフローチャート。 プリンター操作部に表示される削除画面。
以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
<実施例1>
〔印刷システムの構成〕
図1は、本実施例に係るシステム構成を示す図である。印刷システム10は、サーバーシステムである印刷サーバー群11、プリンター2、クライアントコンピュータであるクライアントPC3を含む。これらの装置はネットワーク5を介して通信可能であり、ネットワーク5はインターネット9に接続されている。また、印刷サーバー群11に含まれる各サーバーはネットワーク5を介し接続されており、更に、そのネットワーク5はインターネット9にも接続されている。また、印刷サーバー群は複数のサーバーから構成されているのでサーバーシステムと称することとし、本発明においてサーバーシステムと称した場合、クライアントPC3、およびプリンター2は含まれないものとする。一方、印刷システム10と称した場合は、印刷サーバー群11のみならず、クライアントPC3、およびプリンター2が含まれるシステムを示しているものとする。
なお、本実施例ではサーバーシステムである印刷サーバー群11としているが必ずしも複数台である必要はなく、1台のサーバーに後述する図3のサービス1を実装させても良い。なお、印刷システム10を構成する各装置は、インターネット9を介して接続可能であり、互いにデータ通信することができる。また、クライアントPC3、およびプリンター2は複数台配置されていても良い。以上、本実施例のシステム構成の一例を示す図を説明した。続いて、本実施例のハードウェア構成の一例を示す図を説明する。
〔ハードウェアの構成〕
図2は、図1に示した各装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2Aは、情報処理装置のハードウェア構成の一例を表すブロック図である。印刷サーバー群11に含まれる各サーバー、およびクライアントPC3は、図2Aに示すようなハードウェアで構成されている。
CPU111は、記憶部であるRAM112に記憶されているプログラムを実行し、プログラムの命令に従いシステムバス121に接続される各ユニットを総括的に制御する。RAM112は、CPU111の主メモリ、ワークエリア等としても機能している。ROM113は、各種プログラム及びデータを格納している。操作部I/F116は、キーボードやポインティングデバイス(タッチパネル、マウス等)と言った操作デバイス120からの入力を制御する。表示部I/F115は、表示部119への表示を制御している。外部メモリI/F117は、例えばフラッシュメモリ、SSD(Solid State Disk)等の外部メモリ122とのアクセスを制御する。
外部メモリ122は、データの保存、またはデータを読み取り可能な記憶媒体として機能し、オペレーティングシステム(OS)、WEBブラウザー、およびアプリケーション等のプログラムが記憶されている。外部メモリ122に記憶されたプログラムは、必要に応じてRAM112に読み出されてCPU111により実行される。これにより、アプリケーションを構成する各モジュール(ソフトウェア)の機能を実現する。
ネットワークI/F118はネットワークとの接続I/Fでありネットワークへの接続を可能とし、データの送受信を制御する。なお、図2の構成に限定されるものでは無く、携帯網などへの通信を制御して無線基地局とのネットワークに接続可能であってもよい。なお、プログラム135は、外部メモリ122以外にもRAM112やROM113にて記憶されてもよい。
図2Bはプリンターのハードウェア構成を示すブロック図である。CPU142は、プリンター2の全体の動作を制御している。CPU142は、RAM143に記憶されているプログラムに従って、システムバス141に接続される各デバイスを総括的に制御している。RAM143は、CPU142の主メモリ、ワークエリア等として機能すると共に、入力情報展開領域、環境データ格納領域としても用いられる。またこのRAM143は、NVRAM(Non−volatile RAM:不揮発性RAM)領域も備えており、増設ポート(不図示)に接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。ROM144は、各種フォント、CPU142により実行される制御プログラム等、及び各種データを記憶している。
ネットワークI/F145は、印刷サーバー群11やクライアントPC3との間でのデータの送受信を制御する。ネットワークI/F145は、ウェブサービスプロトコルなど実施環境に適した実装を備える。プリンターI/F148は、プリンタエンジンであるプリンター部149とのインタフェースを制御している。外部メモリ151は、外部メモリI/F152によりアクセスが制御されており、例えばフラッシュメモリ、SSD等が挙げられる。CPU142が外部メモリ151やROM等に記憶されているプログラムを必要に応じてRAM143に読み出し、実行することによって、プリンター2の機能を実現する。操作部I/F146は、プリンター2の各種設定を行うための操作部147とのインタフェースを制御している。
〔印刷システム10のソフトウェア構成〕
図3は、印刷システム10を構成する各装置で実現されるソフトウェアの構成を示すブロック図である。図3で示す各ソフトウェア構成部は、図2に示した各装置の夫々のCPUがROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、ロードされたプログラムを実行することで実現される。
印刷サーバー群11のソフトウェア構成を説明する。サービス1は、制御部31、認証部34、印刷部35、通信部37を含むクラウド・プリントサービスである。プリンター2、およびクライアントPC3は、サービス1と連携することで機能を拡張することが可能になる。具体的には、クライアントPC3はドライバレスで印刷指示することが可能となり、プリンター2はサーバーから送信される印刷ジョブを受信することで、ネットワーク上のデータを印刷することが可能になる。制御部31は、認証部34、印刷部35、通信部37を含むサービス1の機能を制御している。各部は、制御部31の指示に基づき機能する。認証部34は、ユーザー認証情報、およびプリンター認証情報の管理を行い、管理している情報を基に、アクセスしてきたユーザー、またはプリンターの認証を行う認証314を有する。認証314は、アクセスしてきた対象に対する認証を行うわけだが、プリンターがデータ取得を要求してきた際は認証画面を送信しない。これはプリンターにネットワーク上のデータを印刷させる際に、ユーザーの認証処理の負担を軽減させるためである。これを実現するために、ユーザーがプリンターを登録する際に、認証・認可314からプリンター認証情報を発行してもらいプリンターに保存させる必要がある。プリンターは、サービス1にデータ取得要求を送信する際のプリンター認証時に、保存したプリンター認証情報も送信することで、サービス1による認証情報の入力を省略してプリンターの認証を行える。一方、例えばクライアントPC3のWEBブラウザー45を介してアクセスされた場合、サービス1はアクセス毎にユーザーに認証情報の入力を要求する。
印刷部35は、ユーザーの印刷指示を受け付けたことに応じて、登録されたプリンターを一覧で表示し、一覧の中からプリンターを選択することが可能なプリンター選択画面(不図示)を生成するUI315を有する。ユーザーからはサービス1が保有するプリンターに関連するデータは見えず、ユーザーはその一覧を介して登録されたプリンターを把握する。本実施例では、ユーザー視点から見えるプリンターは全てプリンターと称している。よって、サービス1により表示されるプリンターの情報もプリンターであり、実際にユーザー環境に配置されている実プリンターもプリンターである。一方で、ユーザーからは見ることができず、サービス1が保有するサービスとプリンターと連携させる際に利用されるデータ群をプリンターオブジェクトと呼ぶ。プリンターオブジェクトは、ユーザーからのプリンター登録指示を受け付けたことに応じて生成されるが、その登録指示を指示するための画面もUI315により生成される。また、後述するプリンターの削除指示を行うことが可能なプリンター管理画面もUI315により生成される。プリンターオブジェクトを構成するデータ群の中には上述したプリンター認証情報も含まれるが、プリンターオブジェクトの詳細な内容については後述する。
印刷部35は、別のクラウド・サービスを備えた外部装置からネットワークを介してデータを取得する。そして、そのデータを印刷させるプリンターをユーザーがプリンター選択画面から選択したことに応じて、そのデータに対応する印刷ジョブを管理する印刷・管理316を更に有する。印刷・管理316は、印刷ジョブのみならず、プリンターオブジェクト内の一部のデータであって、その他の印刷に関する情報を管理する機能も有する。通信部37は、登録されたプリンターと通信し、印刷・管理316で管理されている印刷ジョブを送信する通信317を有する。通信317は、プリンターオブジェクト内の一部のデータであって、登録されたプリンターと通信するために必要な情報を記憶する機能も有する。サービス1は、プリンター2、クライアントPC3、および外部装置(不図示)とWEB接続する際には、WEB Server324、325、327を利用する。
プリンター2のソフトウェア構成を説明する。プリンター2の制御部32は、印刷、および/または通信処理を制御するために存在する。プリンター2の制御部32は、プリンター通信部39のネットワークI/F145を介した通信機能、プリンター印刷部38のプリンターI/F148を介した印刷機能を制御する。なお、サービス1とプリンター2とが連携するため、通信部37と通信部39が特定の通信プロトコルで通信を行い、印刷ジョブの送受信を行う。プリンター2はサービス1に対して上述のプリンター認証情報を送信し、サービス1はプリンター認証情報を基に認証を行い、プリンター2は印刷ジョブを受信する。プリンター認証情報はプリンター通信部39にも保存されている。プリンター2から、サービス1、およびクライアントPC3とWeb接続する際は、WEB Server322を利用する。
クライアントPC3のソフトウェア構成を説明する。WEBブラウザー45は、サービス1、およびプリンター2のWEB Serverと通信する。ユーザーは、WEBブラウザー45を介し、サービス1、およびプリンター2のWEB Serverに指示を送ることが可能である。
〔印刷システム10が有するデータの概要図〕
図6は、印刷システム10を構成する各装置が有するデータの構成を示す図であり、印刷システム10を構成する印刷サーバー群11、およびプリンター2にて保存されるデータを示している。プリンターオブジェクトとは、印刷設定情報55、および接続設定情報57を総称したデータ群である。本願発明の実施例1におけるサービス1とプリンター2とを連携させる際に必要な情報の削除方法の1つとして、印刷設定情報55、および接続設定情報57を削除する方法があるが、この動作を「プリンターオブジェクト内のデータを削除する」と称する。言うなれば、サービスとプリンターとを連携させるにはプリンターオブジェクトが必要であり、クライアントPC3、およびプリンター2はプリンターオブジェクトを介して印刷ジョブのやり取りを行う。なお、本実施例における印刷設定情報58、および接続設定情報59は、印刷設定情報55、および接続設定情報57と同じであるが、全く同一である必要はない。例えば、プリンター2は最低でもプリンター認証情報を含む接続設定情報59を保存していれば良い。そのため本実施例では、プリンターが保有するデータ群をプリンターオブジェクトとは呼ばず、サービスとプリンターとが連携するために必要な情報と称する。
ユーザー認証620は、サービス1を利用するユーザーの認証情報であり、認証・認可314により保持されるデータである。ユーザー認証620は、印刷サービス1に対するユーザーアカウント、およびパスワードを含み、サービス利用者単位に存在する。
プリンター認証621は、サービス1に登録されたプリンターの認証情報であり、認証・認可314により保持されるデータである。プリンター認証621は、ユーザーが登録したプリンター毎に存在する。
表示リスト53は、サービス1を利用するユーザーが使用可能なプリンターを選択する画面であり、UI315により生成されるプリンター選択画面である。表示リスト53は、登録されたプリンター、即ちエントリ54を表示することが可能であり、サービス1のユーザーに紐付くプリンターの一覧を含んでいる。エントリ54は、例えばプリンターの名前、またはプリンターの識別番号等を含み、その内容はプリンターオブジェクトに基づき決定される。ユーザーは表示リスト53をクライアントPC3に表示させ、ネットワーク上のデータを印刷させたいプリンターを選択することが可能である。エントリー54は、プリンターオブジェクトに紐付く形で存在する。
印刷設定情報55は、プリンターの印刷機能に関するデータであり、プリンターの印刷機能を利用したことを示す履歴情報も含む。また、印刷設定情報55は印刷部35、および印刷部38により保持されるデータである。印刷設定情報55は、印刷設定値情報632、プリンター能力情報633、プリンター共有情報634、印刷ジョブ情報635などを有する。印刷設定値情報632は、用紙サイズ、部数など印刷設定値である。プリンター能力情報633は、プリンターの名前、モノクロ/カラー機と言ったプリンターの識別、および能力に関する情報である。プリンター共有情報634はプリンターを利用可能なユーザーの情報でありプリンターに紐付くユーザーを示している。制御部31はプリンター共有情報634を基に共有ユーザーが存在するか否かを確認できる。印刷ジョブ情報635は、印刷ジョブ履歴であり、どのようなネットワーク上のデータを、どのような印刷様態で印刷したのかと言ったことを示す履歴情報である。プリントキューである印刷キュー640は、ユーザーからの印刷指示に応じて発行された印刷ジョブであって、キューイングされた印刷ジョブの番号、名称、印刷ジョブの状態なども含む。
接続設定情報57は、サービスとプリンターとの通信に関るデータであり、プリンターとの通信に関わる履歴情報も含む。また、接続設定情報57は通信部37、および通信部39により保持されるデータである。接続設定情報57は、宛先情報636、アクセス情報637、認証情報638、期間情報638などを有する。宛先情報636は、プリンターの位置を特定するための宛先の情報であり、プロキシのエンドポイントを示すデータである。アクセス情報637は、プリンターへアクセスする際の権限の情報である。認証情報638はプリンター認証に関する情報であり、認証・認可314が保持するプリンター認証621と同じプリンターの認証情報である。このプリンター認証638のデータは、プリンターがネットワーク上のデータの取得要求とともに送信した情報を検証するために用いられるデータである。サービス1はプリンターへデータを送信する際にプリンター認証情報を基にプリンターの認証を行い、サービスに登録された正規なプリンターにのみデータを送信する。制御部31は、プリンター認証情報である認証情報638と、プリンターから受信したプリンター認証情報とを認証部34に送信し、認証処理を依頼する。制御部31は、認証部34から受信した認証結果を基に、データをプリンターへ送信するか否かを決定する。期間情報639は、接続設定情報57の有効期間の情報である。期間情報639には一定の期間が記載されており、特定の期間が経過すると接続設定情報57を更新する。
プリンターオブジェクトが生成された後は、表示リスト53にプリンターオブジェクトに対応するプリンターが表示され、そのプリンターがユーザーにより選択される。ユーザーはプリンターを選択することでプリンターオブジェクトを利用することができる。ユーザーはプリンターオブジェクトを利用してプリンターと印刷サービスとを連携させることが可能となり、選択したプリンターオブジェクトに対応するプリンターにネットワーク上のデータを印刷させることができる。
〔プリンターの削除方法〕
図4を用いて、本実施例におけるプリンターの削除方法を説明する。管理者6が管理しているプリンター2がある。管理者6はこのプリンター2をサービス1に登録し、ユーザー7は登録されたプリンター2を共有している。サービス1からの印刷ジョブは、ネットワークである接続路406を経由してプリンター2へ送信される。管理者6の使用するクライアントPC3上には、プリンター2のエントリ401がプリンター一覧402の上に[Printer A]として表示されている。プリンター一覧402は後述する管理画面500の表示部分の一部であり、表示リスト53と同一である。管理者6がプリンター2をサービス1から削除する場合、共有しているプリンター2のエントリ401を選択し、[Delete]ボタン40を押下する(400)。[Delete]ボタンがプリンターの削除指示をサービス1へ指示するためのボタンに想到する。
ボタン40が管理者6により押下されたことに応じてDELETEコマンドが発行され、DELETEコマンドが発行されサービス1で受信されたことに応じて、接続設定情報412がサービス1から削除される。なお、印刷設定情報411は削除されてない(410)。詳細は後述するが、サービス1からデータを削除する形態はこれに限らない。管理者6が再度サービス1へアクセスした場合、クライアントPC3のプリンター一覧422から共有していたプリンター2の表示が消える(420)。サービス1からプリンター2の接続設定情報412が削除されているので、プリンター2に対して共有ユーザーであるユーザー7からの印刷ジョブはプリンター2へ送信されない(430)。なぜなら、接続設定情報412が削除されたことでサービス1とプリンター2とが連携することが出来なくなるからである。
なお、本実施例が特徴とするプリンターの削除とは、ユーザーから見えるサービス上のプリンターを見えないようにするためのみならず、そのプリンターのプリンターオブジェクトを削除する行為を意味する。一方で、従来のクラウド・サービスのプリンターの削除とは、ユーザーから見えるサービス上のプリンターを見えなくすることを意味している。そこで、本実施例では、プリンターの削除指示に基づき、サービスがユーザーからプリンターが見えなくなるようにする行為をプリンターの無効化と称し、プリンターオブジェクトを削除する行為をプリンターの削除と称することで差異をつける。
〔プリンターの管理〕
図5を用いて、図4で示したプリンター一覧を含むプリンター管理画面について説明する。図5はサービス1が提供するプリンターを管理するための管理画面を示す。ユーザーは、クライアントPC3のWEBブラウザー45を利用しサービス1の特定のURLへアクセスすると設定画面500を閲覧できる。
そのサービス1の管理画面500で[プリンター]メニュー501を選択すると、プリンター一覧505が表示される。このプリンター一覧505には、[Delete]ボタン520、[Share]ボタン530が配置されている。操作対象のプリンターは、プリンター一覧505から選択する。ユーザーが[Delete]ボタン520を押下すると、削除対象のプリンターが削除される。本実施例で言えば、プリンターが削除されることはプリンターオブジェクトが削除されることを意味する。例えば、サービス1の設定画面500から[Printer A]を削除する場合、プリンター一覧505から[Printer A]を選択し(510)、[Delete]ボタン520を押下する。[Delete]ボタン520と[Delete]ボタン40は同じボタンであり、管理者6はクライアントPC3を介しサービス1に対しプリンター削除を指示できる。[Delete]ボタンが押下されるとDELETEコマンドが発行される。
[Share]ボタン530を押下すると、対象プリンターの共有設定を行える。例えば、プリンター2をユーザー7と共有する場合、プリンター一覧505から[Printer A]を選択し、[Share]ボタン530を押下する。[Share]ボタン530を押下することでユーザー情報を入力するための画面が表示されるので、管理者6はユーザー7のユーザー情報を入力し、共有指示を行う。以降、プリンターオブジェクトの状態が共有状態へと状態変更され、ユーザー7は[Printer A]に相当するプリンター2を利用することが可能になる。なお、プリンターの削除、および共有はプリンターを登録した管理者のみが行えるものとする。よって、ユーザー7がWEBブラウザーに図5の管理画面を表示させたとしても、共有されたプリンターを削除することも、共有することもできない。画面制御の例として、例えば、[Delete]530を表示しない形態や、共有されたプリンターを選択した場合は[Delete]530を選択できない形態によりプリンターが選択不可能な画面制御が考えられる。なお、サービス1は、プリンターオブジェクト内の共有ユーザーに関する情報と、管理画面を要求するユーザーのユーザー認証情報を基に、クライアント装置に送信する管理画面を生成し送信している。
〔サービス1の動作概要〕
図7を用いて、プリンターの削除が指示された後のサービス1の動作概要を説明する。図7(A)は、サービス1のプリンター削除時の動作の概要を示す図である。プリンターの[Delete]ボタン40が押下されるとDELETEコマンドが発行され、サービス1はDELETEコマンドを受信し、そのプリンターの表示リストのエントリ54の無効化にあわせて接続設定情報57も削除する。
上述の通り、従来のクラウド・サービスはデバイスを削除する場合、管理者が参照する表示リストのエントリを無効化するだけで、接続設定情報を始めとするサービスとデバイスとが連携するための情報を削除しない。本実施例における印刷システム10のサービスは、表示リストのエントリを無効化し、あわせて接続設定情報も削除することによって、共有ユーザーの印刷ジョブがプリンターへ送信されないように制御する。
図7(B)は、本実施例におけるサービス1のプリンターオブジェクト削除動作時の3つの削除方法である。サービス1は、プリンターの削除が指示された場合、次の3つの内何れか1つの方法でユーザーからのプリンターの削除指示に対処する。1つ目の対処方法は710に示す方法であり、図7(A)で説明したプリンターの削除方法である。サービス1は、削除するプリンターの管理者の表示リストのエントリ54を無効化し、あわせてそのプリンターに対応する接続設定情報57を削除する。2つ目の対処方法は720に示す方法であり、サービス1がプリンターに関連するデータを全て削除する例である。サービス1は、管理者の表示リストのエントリ54の無効化にあわせて、接続設定情報57、印刷設定情報55を削除する。3つ目の対処方法は730に示す方法であり、サービス1が削除するプリンターの全ての表示リストのエントリ54を無効化する例である。
上述した如く、クラウド・サービスにより実行される各処理は非同期であるため、全ユーザーに紐付く削除対象のデバイスオブジェクトに対し、削除された事実を反映させるためには時間を要する。そこで、710、および720に示すようにデータの削除を行わずとも、少なくともエントリの無効化を最優先で行うことでプリンターの削除に対処する形態である。この方法を取る場合は、共有ユーザーが閲覧しているプリンター選択画面にプリンターの状態をリアルタイムに反映させる機能を、サービス1、およびWEBブラウザー45に搭載した方がより好ましい。例えば、WEBSocketのようなサーバー・クライアント型のシステムにおいて双方向通信が可能な通信プロトコルを用いれば良い。サービス1は、管理者の表示リストのエントリ54の無効化にあわせて、共有ユーザーの表示リストのエントリ54も無効化する。
〔対処方法710に対応するフローチャート〕
図8は、サービス1の制御部31により実行されるフローチャートである。サービス1は、共有プリンターを削除する際に接続設定情報57を削除する。
ステップS810において、制御部31は、クライアントPC3から受信したDELETEコマンドの処理を始める。このステップは、プリンターを登録したユーザーが、図4に示すようにプリンター削除を指示したことに応じて開始される。ステップS820において、制御部31は、プリンター一覧におけるプリンターのエントリ54の表示の無効化を開始する。ステップS821において、制御部31は、表示リスト53上でプリンターのエントリ54の表示が無効化されるように制御する。上述した通り、プリンターが削除されたことが全てのユーザーに紐付くプリンターオブジェクトに反映されるのには時間を要する。
ステップS822において、制御部31は、削除対象のプリンターが共有プリンターであるか否かを判断する。具体的には、制御部31は、プリンター共有情報634を基に、プリンターオブジェクトが共有状態にあるか否かを判断することで削除対象のプリンターが共有プリンターであるか否かを判断できる。判断の結果、共有プリンターであればS830へ遷移し、共有プリンターでなければ印刷設定情報55、および接続設定情報57は削除されずにフローが終了する。なお、それらの情報が削除されなかったとしても、少なくとも登録ユーザーのプリンター選択画面には削除対象のプリンターが表示されないことは上述の通りである。また、共有プリンターでない場合は、それらの情報が削除されなかったとしても共有ユーザーの印刷ジョブがプリンターへ送信されることはない。
ステップS830において、制御部31は、接続情報の削除を開始する。ステップS831において、制御部31は、接続設定情報57を削除する。なお、サービス1は接続設定情報57を全て削除するとしたが、プリンター認証情報である認証情報688を少なくとも削除する形態であっても良い。認証情報688が削除されることで、プリンターが認証されない限りサービスとプリンターは連携することができない。
以上、サービス1の制御部31が共有プリンターを削除する際、接続設定情報57を削除するフローを説明した。対処方法710をサービス1が採用した場合、接続設定情報57が削除されるので共有ユーザーからの印刷ジョブはプリンターへ送信されない。また、サービス1は印刷設定情報55を有しているので、プリンターの登録情報、およびサービスの利用履歴を基にサービスの充実化を図ることができる。
〔対処方法720に対応するフローチャート〕
図9は、サービス1の制御部31により実行されるフローチャートである。サービス1は、共有プリンターを削除する際に印刷設定情報55、および接続設定情報57を削除する。図9における符番の中で、図8の符番と同一のものは既に説明したものと同じ動作を行う。よって、ここでは図8との差異について説明する。
ステップS940において、制御部31は、印刷情報の削除を開始する。ステップS941において、制御部31は、印刷設定情報55を削除する。接続設定情報57、および印刷設定情報55の削除の順番はこれに限るものではない。
以上、サービス1の制御部31が共有プリンターを削除する際、接続設定情報57のみならず印刷設定情報55も削除するフローを説明した。対処方法710をサービス1が採用した場合、接続設定情報57が削除されるので共有ユーザーからの印刷ジョブはプリンターへ送信されない。また、サービス1から印刷設定情報55も削除されるのでデバイスの情報がサービス1から漏えいするリスクも低減する。なお、ここでは印刷設定情報55を全て削除する形態を説明したがこの形態に限らない。例えば、印刷キュー640の印刷ジョブのみを削除する形態、印刷ジョブ、およびプリンターの登録情報を削除し印刷ジョブの履歴のみを削除しない形態等のように、情報の削除は多種多様に変化させることも可能である。
〔対処方法730に対応するフローチャート〕
図10はサービス1の制御部31により実行されるフローチャートである。サービス1は、共有プリンターを削除する際に共有ユーザーの表示リスト53上でプリンターのエントリ54の表示を無効化する。図10における符番の中で、図8の符番と同一のものは既に説明したものと同じ動作を行う。よって、ここでは図8との差異について説明する。
ステップS1030において、制御部31は、プリンター一覧におけるプリンターのエントリの表示の無効化を開始する。ステップS1031において、制御部31は、共有ユーザーの表示リスト53上でプリンターのエントリ54の表示を無効化する。なお、対処方法710、または対処方法720を更に実行しても良い。以上、サービス1の制御部31が共有プリンターを削除する際、共有ユーザーの表示リスト53上でプリンターのエントリ54の表示も無効化するフローを説明した。
最後に、サービス1のプリンター削除時の動作についてまとめる。図8、および図9で示した対処方法710、および720は、サービス1の非同期処理の影響を抑えつつ、共有ユーザーの印刷ジョブがプリンターへ送信されないようにするため、サービス1の動作により接続設定情報57を削除しサービス1上から共有プリンターを削除する方法を示した。また、対処方法710におけるサービス1は印刷設定情報55を削除していないので、プリンターの登録情報、およびサービスの利用履歴を基にサービスの充実化を図ることができる。
図10で示した対処方法730では、サービス1の運用を限りなく同期処理形態に近付け、共有ユーザーに利用される共有プリンターの表示を無効化することでプリンターの削除指示に対応する。なお、サービス1は接続設定情報57、および印刷設定情報55を削除していないので、プリンター再接続への対応やプリンター利用記録の再利用が可能である。
<実施例2>
〔印刷システムの動作例〕
実施例1では、プリンターを例に、共有デバイスに対応するデバイスオブジェクトをユーザーからの削除指示を受け付けたこたに応じて、クラウド・サービスからデバイスオブジェクトを削除する動作について説明した。実施例2では、クラウド・サービスからデバイスオブジェクトが削除されたことに応じて、デバイス側に保存されているクラウド・サービスと連携するために必要な情報を削除する動作について説明する。以下、特に説明のない構成・説明については実施例1と同じであることに留意されたい。
印刷システム10におけるプリンター削除動作を例に説明する。近年の環境配慮の観点から、メーカーによるレンタル品や再調整品(リファービッシュ品)の台数が増加傾向にある。この場合プリンターは物理的に廃棄されず、プリンターの管理者は、前の利用環境における管理者から別の利用環境における管理者に変更される。この状況で考えられる可能性として、前管理者により設定されたクラウド・プリントサービスと連携するために必要な情報がプリンターに残存することが推測される。これは、プリンターのデータ管理方法がその情報を永続的に保存されるデータ領域に保存する形態である他、業者がその情報を削除し忘れた場合に発生し得る。プリンターに前利用者が使用していた情報が残ることは、情報保護やセキュリティーの観点から望ましくない。
このような背景を踏まえ実施例2においては、顧客に関連する情報のセキュリティー性を担保するため、デバイスがサービスとデバイスとを連携させるために必要な情報を削除する方法について説明する。図11を用いて、実施例2における本印刷システム10の動作を説明する。
図11(A)は、サービス1とプリンター2のプリンター削除時の動作の概要である。印刷システム10は、プリンター2に備えられた削除指示ボタン40がユーザーにより押下されDELETEコマンドが発行されると、サービス1上に保存されている接続設定情報57、および印刷設定情報55のみならずプリンター上に保存されている接続設定情報59、および印刷設定情報58も削除する。更に、印刷システム10は、サービス1から表示リストのエントリ54を無効化し、印刷設定情報55、および接続設定情報57することでプリンターの削除に対応する。なお、図11(A)に示すプリンター2から削除される情報は必ずしも全て削除されなくとも良く、更に、印刷サービス1におけるプリンターの削除方法も実施例1で説明した3つの対処方法の内の何れか1つの対処方法であれば良い。また、サービス1は、従来のクラウド・プリントサービスと同様のプリンター削除方法を行っても良い。
図11(B)は、印刷サービス1とプリンター2とが連携するために必要な情報をプリンターから削除する方法を示すものである。プリンター2から情報を削除する方法は次の3つの形態が考えられる。
1つ目は、クライアント3を介しユーザーから[Delete]が指示された場合、サービス1はプリンターを削除し、そしてプリンター2に対して情報の削除を指示する。即ち、1つ目は、サービス1からプリンター2へのトップダウン形式でプリンターに保存された情報を削除する形態である(1140)。
2つ目は、クライアント3を介しユーザーから[Delete]が指示された場合、サービス1はプリンターを削除する。その後、プリンター2はサービス1と接続できなくなったことに応じて、プリンター2自身が自主的に情報の削除を行う。即ち、2つ目は、サービス1とプリンター2が独立し、疎形式で情報を削除する形態である。
3つ目は、プリンター2の操作部に表示された削除指示ボタンを介しユーザーからプリンターの削除が指示された場合、プリンター2は保有する情報を削除し、そしてサービス1に対し上述の[Delete]に相当するコマンドを送信し、サービス1にプリンターの削除を行わせる。即ち、3つ目は、プリンター2からサービス1へのボトムアップ形式で情報を削除する形態であり、先程説明した図11(A)はこの形態である。以上、実施例2は、プリンター2に保存されている情報の削除を、図11(B)に示す3つの削除形態の内何れか1つの形態で行う。
〔サービスがプリンターを削除し、プリンターへ情報の削除を指示する形態(トップダウン形式)〕
図12は、制御部31、およびプリンター2の制御部32により実行される削除処理のフローチャートである。印刷システム10において、サービス1からプリンター2へ情報の削除指示が送信される。
ステップS1210において、制御部31は、クライアントPC3から受信したDELETEコマンドの処理を始める。このステップは、プリンターを登録したユーザーが、図4に示すようにプリンター削除を指示したことに応じて開始される。ステップS1211において、制御部31は、プリンター2に対するDELETEコマンドを発行し、DELETEコマンドをプリンター2へ送信する。
ステップS1212において、制御部31は、プリンター2から応答があった場合ステップS1220へ進み、応答が無い場合ステップS1213へ進む。ステップS1213において、制御部31は、DELETEコマンドの実行を行わず、DELETEコマンド実行を保留しておく。ステップS1214において、制御部31は、削除対象のプリンターが共有プリンターであるか否かを確認する。削除対象のプリンターが共有プリンターである場合はS1220へ遷移し、共有プリンターでない場合は印刷設定情報55、および接続設定情報57は削除されずにフローが終了する。
ステップS1220において、制御部31は、プリンター一覧におけるプリンターのエントリの表示の無効化を開始する。ステップS1221において、制御部31は、表示リスト53上でプリンターのエントリ54の表示を無効化する。ステップS1230において、制御部31は、接続情報の削除を開始する。ステップS1231において、制御部31は、接続設定情報57を削除する。ステップS1240において、制御部31は、印刷情報の削除を開始する。ステップS1241において、制御部31は、印刷設定情報55を削除する。ステップS1250において、プリンター2の制御部32のフローを開始する。ステップS1260において、プリンター2の制御部32は、サービス1から発行されたDELETEコマンドを受信したことに応じて処理を始める。
ステップS1270において、プリンター2の制御部32は、印刷情報の削除を開始する。ステップS1271において、プリンター2の制御部32は、プリンターの印刷設定情報58を削除する。ステップS1272において、プリンター2の制御部32は、サービス1へ情報の削除を開始した旨を応答する。なお、プリンター2の制御部32が情報を削除するタイミングと、情報の削除したことを印刷サービスへ応答するタイミングは本実施例に限るものではない。完全に情報が削除された後で印刷サービスへ応答する形態が好適ではあるが、例えば、削除のタイミングをサービスとプリンターとで合わせるのであれば本実施例の形態の方が好ましい。
ステップS1280において、プリンター2の制御部32は、接続情報の削除を開始する。ステップS1281において、プリンター2の制御部32は、プリンターの接続設定情報59を削除する。なお、制御部31のDELETEコマンド実行の保留を補足しておく。制御部31は自身へのDELETEコマンド実行を保留し、改めて実行するということである。サービスとプリンターの活性時間比では、プリンターの活性時間の方が短く、サービスと接続できない場合が多い。従って保留手順が必要となる。例えばプリンターは電源が切れている間は非活性状態であるため、サービスへ応答できない。一方、サービスは多数のプリンターと連携するために非活性状態の時間が短い。
プリンター2が活性している場合、プリンター2の制御部32は、サービス1がS1211にて発行したDELETEコマンドを受信してS1260から処理する。また、プリンター2が活性していなかったため制御部31が保留していたDELETEコマンドをプリンター2へ再送信するタイミングとしては、一定時間後、プリンター接続確認後、プリンター操作発生後などがある。プリンター接続確認、プリンター操作発生等は、プリンターの電源が入り活性した段階、またはプリンターが操作された段階で、プリンターからサービスへ活性したことを伝えれば良い。
以上、印刷システム10からプリンターオブジェクトを削除する際、サービス1からプリンター2へ削除指示が送信されるフローを説明した。印刷システム10がこの形態を採用した場合、サービス1のプリンターオブジェクトと、プリンター2の状態を出来る限り同じ状態に維持できる。
〔サービスがプリンターを削除し、その後、プリンターはサービスからプリンターが削除されたことに応じて自主的に保有する情報を削除する形態。(疎形式)〕
図13は、サービス1の制御部31とプリンター2の制御部32のフローチャートである。システムからプリンターを削除する際、プリンターが自律して削除処理を行う。図13における符番の中で、図12の符番と同一のものは既に説明したものと同じ動作を行う。よって、ここでは図12との差異について説明する。
ステップS1351において、プリンター2の制御部32は、アクセス判定を開始する。ステップS1352において、プリンター2の制御部32は、現在の設定情報である接続設定情報59を用いてサービス1へアクセスする。ステップS1353において、プリンター2の制御部32は、サービス1へアクセスできない場合ステップS1354へ進み、サービス1へアクセスできる場合ステップS1358へ進む。
ステップS1354において、プリンター2の制御部32は、DELETEコマンドを発行する。S1358において、プリンター2の制御部32は一度処理を中断する。なお、ステップS1260において、プリンター2の制御部32は、ステップS1354においてDELETEコマンドが発行されている場合、DELETEコマンドの処理を開始する。
以上、本処理はサービス1からの命令ではなく、プリンター2の判断フローによって上述のプリンターの活性時間が短い問題へ対処している。図12と異なりサービス1がDELETEコマンドの保留処理を行わなくても良いのでサービス1の負担が軽くなる。
〔プリンターが情報を削除し、プリンターからサービスへプリンターの削除を指示しサービスがプリンターを削除する形態。(ボトムアップ形式)〕
図14は、サービス1の制御部31とプリンター2の制御部32のフローチャートである。サービス1からプリンター2を削除する際、プリンター2からサービス1へ削除指示する。図14における符番の中で、図12の符番と同一のものは既に説明したものと同じ動作を行う。よって、ここでは図12との差異について説明する。
ステップS1401から、プリンター2の制御部32は、コマンドボタンの表示処理を始める。ステップS1402では、プリンター2の制御部32は、サービス1と連携している状態、即ち、サービス1へアクセスして連携できる場合ステップS1403へ進み、サービス1にアクセスしておらず連携できない場合ステップS1405へ進む。
ステップS1403では、プリンター2の制御部32は、操作部147の[DELETE]ボタン、即ち[Delete]ボタン40を有効化する。ステップS1404では、プリンター2の制御部32は、[DELETE]ボタンが押下されたことにより[DELETE]コマンドが発行された場合ステップS1408へ進み、ステップS1410の[DELTE]コマンドを実行する。[DELETE]コマンドが発行されていない場合[DELETE]コマンドを発行することなくステップ1408へ進む。
S1408において、プリンター2の制御部32は一度処理を中断する。S1422において、プリンター2の制御部32は、サービスのプリンターを削除する指示をサービス1へ送信するための[DELETE]コマンドを発行し、サービス1へ送信する。
なお、本処理はユーザーがプリンターを介してプリンター削除を指示することによって、上述のプリンターの活性時間が短い状況へ対処している。サービスから削除したい実際のプリンターをユーザーが操作しながら削除できるので、プリンターの削除がし易いメリットがある。以上、サービス1からプリンター2を削除する際、プリンター2からサービス1へ削除指示するフローを説明した。
ここまで、本印刷システム10におけるプリンター2が保有する情報の削除を説明した。次に実施例2について補足説明をする。実施例2におけるサービス1は、共有プリンターでなければサービスとプリンターとが連携するための情報の削除を行わない。その場合、サービス1に情報が残ることでサービス1の運用者はプリンターに関する情報を利用することができ、一方で、プリンターにはサービスとの連携に関する情報が残らないので情報保護の観点からも好ましい。更に、実施例2におけるプリンターが保有する情報を削除する場合、サービス1は共有プリンターであるか否かに関わらずプリンターオブジェクトを削除する形態、または共有プリンターであるか否かに関わらずプリンターオブジェクトを削除しない形態の何れか1つであっても良い。
図15を用いて、実施例2を更に補足して説明する。図15Aを用いて、プリンター2のUI表示例を説明する。プリンター2の操作部に、図11で示した[Delete]ボタン40が表示される画面である。プリンター2は、操作部147上に印刷サービス用のメニュー画面1510を表示する。そのメニュー画面1510には[Delete]ボタン40が配置されている。この[Delete]ボタン40が押下されることにより、図14に示すフローが印刷システム10により実行される。
図15Bを用いて、[Delete]ボタンについて補足説明する。[Delete]ボタン40は次の様な形態であっても良い。[Delete]ボタン40に[Release]チェックボックス1551を加える(1550)。[Release]チェックボックス1551がOffで、[Delete]ボタン40が押下された場合、サービス1はプリンターオブジェクトの共有状態に依らずプリンターオブジェクトの削除を行わず表示のコントロールを行い、プリンターは図14に示すプリンターの削除動作が実行される。
一方、[Release]チェックボックス1551がOnで、[Delete]ボタン40が押下された場合、図14に示すフローが印刷システム10により実行される。この形態には次の様な効果がある。例えば、プリンター2をサービス1に再接続をする予定がない場合、サービス1からプリンターオブジェクトを削除する[Release]ボタンにチェックを入れ、ユーザーは、プリンターが保有する情報を削除するための[Delete]ボタンを押下する。結果、プリンター2は印刷システム10から完全に解放されるので、プリンター2に関する情報が印刷システム10上に存在しないためセキュリティーの観点から好ましい。
一方で、[Release]ボタンにチェックが入れなければ、プリンター2が保有する情報が削除されるだけである。再接続時にプリンター2から送信する情報量を抑えるだけでなく、サービス1を運用するサービス側にとっては情報の有効利用が行えるメリットがある。なお、ボタンを押下されること、およびチェックボックスにチェックが入ることを“有効”と称し、ボタンを押下されないこと、およびチェックボックスにチェックが入らないことを“無効”と称する。
このような形態をとれば、従来の削除処理と、本実施例の削除方法の両方に対応することができ、サービス1を運用するサービス側、およびプリンターを管理するユーザー側の両方のメリットを柔軟に得ることができる。
<その他の実施例>
本発明の各実施例においてはプリンターを例に特徴的な構成を説明した。しかしながら、プリンターに限らず、クラウド・サービスとデバイスとが連携するシステムであれば本発明を適用することが可能である。例えば、スキャナー、FAX装置、動画再生装置等が挙げられる。本発明は、このようなデバイスに対応するデバイスオブジェクト内のデバイス認証情報を削除する形態、および/またはデバイスに保存された情報を削除する形態をとることが可能である。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 サービス
2 プリンター
3 クライアントPC
5 ネットワーク
10 印刷システム
11 印刷サーバー群

Claims (13)

  1. ネットワーク上のデータをプリンターに印刷させる印刷サービスを備えたサーバーシステムであって、
    前記印刷サービスにプリンターを登録するための登録指示を受け付けたことに応じて、前記プリンターと前記印刷サービスとを連携させる際に利用されるプリンターオブジェクトを生成するオブジェクト生成手段と、
    第1のユーザーにより登録された前記プリンターに対する共有指示を受け付けたことに応じて、前記第1のユーザーとは異なる第2のユーザーであっても前記プリンターオブジェクトが利用できるよう、前記プリンターオブジェクトの状態を共有状態へと変更する状態変更手段と、
    前記印刷サービスに登録されているプリンターを削除するための削除指示を受け付けた際、共有状態のプリンターオブジェクト内のプリンター認証情報を少なくとも削除する削除手段と、を有するサーバーシステム。
  2. 削除対象のプリンターオブジェクトの状態が共有状態であるか否かを判断する判断手段を更に有し、
    前記削除手段は、前記印刷サービスに登録されているプリンターを削除するための削除指示を受け付けた際、削除対象のプリンターオブジェクトが共有状態でないと前記判断手段により判断された場合は、当該プリンターオブジェクトを削除せず、削除対象のプリンターオブジェクトが共有状態であると前記判断手段により判断された場合は、当該プリンターオブジェクト内のプリンター認証情報を少なくとも削除することを特徴とする請求項1に記載のサーバーシステム。
  3. 前記サーバーシステムは、前記印刷サービスに登録されているプリンターを削除するための削除指示を受け付けた際、前記プリンターに対し、前記印刷サービスと連携するために必要な情報を削除する命令を送信する送信手段を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載のサーバーシステム。
  4. 前記削除手段は、送信された前記命令を受信したプリンターから応答がない間は、当該プリンターオブジェクトを削除することなくプリンターからの応答を待ち、送信された前記命令を受信したプリンターから応答があった後、共有状態のプリンターオブジェクト内のプリンター認証情報を少なくとも削除することを特徴とする請求項3に記載のサーバーシステム。
  5. 前記プリンターオブジェクトは、前記プリンターの印刷機能に関する印刷設定情報、および前記プリンターとの通信に関する接続設定情報を含み、
    前記削除手段は、前記印刷設定情報、および前記プリンター認証情報を含む前記接続設定情報を削除することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のサーバーシステム。
  6. 前記プリンターオブジェクトは、前記印刷サービスから印刷ジョブを受信したことに応じてデータの取得要求を送信する前記プリンターの認証時に、取得要求とともに前記プリンターが送信した情報を検証するために用いるプリンター認証情報の他に、前記プリンターの印刷機能に関する印刷設定情報である印刷設定値情報、プリンター能力情報、プリンター共有情報、ユーザーからの印刷指示に基づき発行された印刷ジョブを管理するプリントキューを含み、
    前記サーバーシステムは、登録されたプリンターが一覧で表示されており、かつ前記データを印刷させるためのプリンターを選択することが可能なプリンター選択画面を生成する画面生成手段と、削除対象のプリンターオブジェクトの状態が共有状態であるか否かを判断する判断手段とを更に有し、
    前記画面生成手段は、前記印刷設定値情報、および前記プリンター能力情報を基に、前記プリンター選択画面を生成し、
    前記判断手段は、前記プリンター共有情報を基に、削除対象のプリンターオブジェクトの状態が共有状態であるか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至5に記載のサーバーシステム
  7. 前記画面生成手段は、プリンター選択画面の取得要求を受信した時点で前記印刷サービスに登録されているプリンターを含むプリンター選択画面を生成し、
    前記印刷サービスに登録されているプリンターを削除するための削除指示を受け付けた後のタイミングでプリンター選択画面の取得要求を受信した場合は、当該プリンターが選択不可能なプリンター選択画面を生成することを特徴とする請求項6に記載のサーバーシステム。
  8. 前記サーバーシステムは、プリンター管理画面を生成する管理画面生成手段を更に有し、
    前記管理画面生成手段は、前記プリンターの登録を行った前記第1のユーザーからプリンター管理画面が要求された場合、前記印刷サービスに登録されているプリンターを削除するための削除指示を指示することが可能なプリンター管理画面を生成し、
    共有ユーザーである前記第2のユーザーからプリンター管理画面が要求された場合、前記印刷サービスに登録されているプリンターを削除するための削除指示を指示することが不可能なプリンター管理画面を生成し、
    前記削除手段は、前記プリンター管理画面を介して前記第1のユーザーから削除指示を受け付け、かつ共有状態のプリンターオブジェクト内のプリンター認証情報を少なくとも削除することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のサーバーシステム。
  9. ネットワーク上のデータをプリンターに印刷させる印刷サービスを備えたサーバーシステムであって、
    前記印刷サービスにプリンターを登録するための登録指示を受け付けたことに応じて、前記プリンターと前記印刷サービスとを連携させる際に利用されるプリンターオブジェクトを生成するオブジェクト生成手段と、
    前記印刷サービスに登録されているプリンターを削除するための削除指示を受け付けたことに応じて、当該プリンターへプリンター認証情報を削除する命令を送信する送信手段と、
    送信された前記命令に従いプリンター認証情報を削除したことに伴い当該プリンターが送信する、前記プリンター認証情報を削除したことを示す応答を受け付けたことに応じて、生成されたプリンターオブジェクト内のプリンター認証情報を少なくとも削除する削除手段と、を有するサーバーシステム。
  10. ネットワーク上のデータをプリンターに印刷させる印刷サービスを備えたサーバーシステムと通信可能なプリンターであって、
    前記印刷サービスから印刷ジョブを受信したことに応じてデータの取得要求を送信する前記プリンターの認証時に、取得要求とともに前記プリンターが送信した情報を検証するために用いるプリンター認証情報を保存する保存手段と、
    プリンターを削除するための削除指示を受け付けた前記印刷サービスから送信される、前記プリンター認証情報を削除する命令を受信する受信手段と、
    受信された前記命令に従い、前記保存手段により保存されているプリンター認証情報を削除するとともに、前記プリンター認証情報を削除したことを前記印刷サービスへ応答する制御手段と、を有するプリンター。
  11. ネットワーク上のデータをプリンターに印刷させる印刷サービスを備えたサーバーシステム、クライアントコンピュータ、プリンターと、を含む印刷システムにおける方法であって、
    前記プリンターに関する情報を前記印刷サービスへ送信し、
    前記印刷サービスにプリンターを登録するための登録指示を受け付けるとともに、前記プリンターに関する情報を受信したことに応じて、前記プリンターと前記印刷サービスとを連携させる際に利用されるプリンターオブジェクトを生成し、
    前記クライアントコンピュータは第1のユーザーから共有指示を受け付け、共有指示を前記印刷サービスへ送信し、
    前記第1のユーザーにより登録された前記プリンターに対する共有指示を受け付けたことに応じて、前記第1のユーザーとは異なる第2のユーザーであっても前記プリンターオブジェクトが利用できるよう、前記プリンターオブジェクトの状態を共有状態へと変更し、
    前記クライアントコンピュータはユーザーから削除指示を受け付け、削除指示を前記印刷サービスへ送信し、
    前記印刷サービスに登録されているプリンターを削除するための削除指示を受け付けた際、共有状態のプリンターオブジェクト内のプリンター認証情報を少なくとも削除することを特徴とする印刷システムにおける方法。
  12. デバイスと連携するWEBサービスを備えたサーバーであって、
    前記WEBサービスにデバイスを登録するための登録指示を受け付けたことに応じて、前記デバイスと前記WEBサービスとを連携させるためにユーザーにより利用されるデバイスオブジェクトを生成するオブジェクト生成手段と、
    第1のユーザーにより登録されたデバイスに対する共有指示を受け付けたことに応じて、前記第1のユーザーとは異なる第2のユーザーであっても前記デバイスオブジェクトが利用できるよう、前記デバイスオブジェクトの状態を共有状態へと変更する状態変更手段と、
    前記WEBサービスに登録されているデバイスを削除するための削除指示を受け付けた際、共有状態のデバイスオブジェクト内のデバイス認証情報を少なくとも削除する削除手段と、を有するサーバー。
  13. ネットワーク上のデータをプリンターに印刷させる印刷サービスを備えるサーバーにより実行されるプログラムであって、
    前記印刷サービスにプリンターを登録するための登録指示を受け付けたことに応じて、前記プリンターと前記印刷サービスとを連携させる際に利用されるプリンターオブジェクトを生成するオブジェクト生成ステップ、
    第1のユーザーにより登録された前記プリンターに対する共有指示を受け付けたことに応じて、前記第1のユーザーとは異なる第2のユーザーであっても前記プリンターオブジェクトが利用できるよう、前記プリンターオブジェクトの状態を共有状態へと変更する状態変更ステップ、
    前記印刷サービスに登録されているプリンターを削除するための削除指示を受け付けた際、共有状態のプリンターオブジェクト内のプリンター認証情報を少なくとも削除する削除ステップを含むプログラム。
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