JP2014055922A - 欠陥抽出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光切断法を利用した欠陥抽出装置であって、測定光の多重反射があっても対象物の表面形状の測定精度の劣化を低減することが可能な欠陥抽出装置を提供する。
【解決手段】欠陥抽出装置であって、測定対象物にスリット光を照射する光照射部と、前記測定対象物の表面で反射されたスリット光を撮像する撮像部と、を備え、前記光照射部は、前記スリット光が形成する面と垂直方向である第1の方向、および前記面と平行方向、かつ前記スリット光の進行方向と垂直方向である第2の方向の少なくとも一方に前記スリット光を振動させる欠陥抽出装置である。
【選択図】図5

Description

本発明は、光切断法を用いた欠陥抽出装置に関し、より詳細には、物体の表面に光を走査照射してその反射光を撮像し、測定対象物の欠陥を抽出する欠陥抽出装置に関する。
物体の表面の形状を測定する一つの方法として三角測量の原理を利用した光切断法と呼ばれる手法がある。(特許文献1参照)光を使った三角測量の原理として、測定対象物の高さは、光照射部と撮像部との距離と、光照射部と撮像部と測定対象物の位置によって形成される角度によって定められる。
図1は、従来の光切断法を利用した欠陥抽出装置の構成例である。欠陥抽出装置1は、測定対象物2に対してスリット光を照射する光照射部3と、測定対象物2からの反射光を撮像する撮像部4とを備える。光照射部3から測定対象物2に照射されたレーザ光はスリット状で測定対象物2に照射される。測定対象物2の断面がスリット光5の形成面と交差する。そして、測定対象物2からの反射光が撮像部4によって取得され、光切断画像6における光切断線7の座標データが取得される。その後、三角測量の原理に基づいてマスタデータ及び取得された座標データから測定対象物2の表面形状が算出される。
特開2010−19812号公報
このような光切断法を利用して測定対象物の欠陥を抽出する場合、スリット光の多重反射の問題が生じる。多重反射光は測定対象物の形状及び表面状態などによって発生する。特に、測定対象物に溝状の凹部があり、かつ、測定対象物の表面の鏡面性が大きい場合に多重反射光は発生し易い。
光切断法に係る光照射部から測定対象物にスリット光が入射すると、該測定対象物の照射領域にて上記スリット光は反射されるが、この反射光は、正反射光と拡散反射光とを含む。本明細書では、上記測定対象物の照射領域から生じる反射光のうち、光切断法に係る撮像部に入射するものを1次反射光(1回目の反射による反射光のうち上記撮像部に入射するもの)と呼ぶことにする。よって、上記照射領域からの正反射光が撮像部に入射するのであれば、1次反射光は、1回目の反射の正反射光となる。一方、1回目の反射の正反射光が撮像部に入射しない場合は、1回目の反射における拡散反射光のうち、上記撮像部に入射するものが1次反射光となる。
上記1回目の正反射光は、測定対象物の他の領域(以降、「2回目照射領域」と呼ぶこともある)に入射して反射光を生じることがある。本明細書では、1回目の反射の正反射光が2回目照射領域にて反射して生じる反射光のうち、上記撮像部に入射するものを2次反射光(2回目の反射による反射光のうち上記撮像部に入射するもの)と呼ぶことにする。よって、上記2回目照射領域からの正反射光が撮像部に入射するのであれば、2次反射光は、2回目の反射の正反射光となる。一方、2回目の反射の正反射光が撮像部に入射しない場合は、2回目の反射における拡散反射光のうち、上記撮像部に入射するものが2次反射光となる。
図2は、欠陥抽出装置による多重反射光の一例を示す説明図である。光照射部3から照射されたスリット光5aは測定対象物2の測定領域(照射領域9a)にて反射し、反射光の一部である1次反射光5cは撮像部4に入射する。撮像部4は、入射された1次反射光5cによる光切断線7を取得する。しかし、例えば、測定対象物2が光沢を有する傾斜面の場合、照射領域9aからの正反射光5bが測定対象物2と向かい合った面の2回目照射領域9bに入射することがある。測定対象物2、光照射部3及び撮像部4の位置関係によって、2回目照射領域9bから生じた2次反射光5dが撮像部4に入射することがあり、1次反射光による光切断線7と共に2次反射光による光切断線8が生じる。結果として、光切断画像6において複数の光切断線が取得されてしまう。
光切断線の検出は、例えば、光切断画像中から高輝度画素を抽出することにより実現できる。また、一般にスリット光はその長さ方向(スリット光をある平面に照射した時の長軸方向)に光の輝度に基づいた形状線を発生し、その幅方向(スリット光を上記平面に照射した時の短軸方向)に光の強度分布を有しているので、スリット光の反射光像である光切断線は明るさの分布を有している。図3は、図2の欠陥抽出装置による多重反射光の一例において、反射光の反射位置に対する反射光の光切断線の輝度値を示す図である。図3において、スリット光5が測定対象物2の測定対象位置で反射する位置をX1、スリット光5が反射して測定対象物2と向かい合った面で反射する位置をX2、位置X1での輝度値(1次反射光の輝度値)をY1、位置X2での輝度値(2次反射光の輝度値)をY2、及び輝度値の閾値をYtでそれぞれ表している。また、図3において反射光の反射位置である横軸は撮像部4の撮像素子の画素に対応する。図3に示すように、測定対象物2の形状によっては1次反射光より2次反射光の光切断線の輝度値が大きいので、光の輝度値が最大となる光切断線の座標データを選択して測定対象物の表面形状が算出される場合、正しい位置に対応する1次反射光の光切断線7ではなく正しくない位置に対応する2次反射光の光切断線8の座標データが取得されてしまう。さらに、設定した閾値Yt以上の光の輝度値の総和が大きい光切断線を選択して測定対象物の表面形状が算出される場合、1次反射光の光切断線7ではなく、2次反射光の光切断線8の座標データが取得されてしまう。よって、誤った表面形状の取得に繋がってしまう。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、光切断法を利用した欠陥抽出装置であって、測定光の多重反射があっても対象物の表面形状の測定精度の劣化を低減することが可能な欠陥抽出装置を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明の態様は、欠陥抽出装置であって、測定対象物にスリット光を照射する光照射部と、前記測定対象物の表面で反射されたスリット光を撮像する撮像部と、を備え、前記光照射部は、前記スリット光が形成する面と垂直方向である第1の方向、および前記面と平行方向、かつ前記スリット光の進行方向と垂直方向である第2の方向の少なくとも一方に前記スリット光を振動させる欠陥抽出装置である。
本発明によれば、光切断法を用いた欠陥抽出装置において、多重反射があっても2次反射光の影響を減少することができ、対象物の表面形状の誤測定を低減することができる。
従来の光切断法を用いた欠陥抽出装置を示す図である。 欠陥抽出装置による多重反射光の一例を示す説明図である。 図2の欠陥抽出装置による多重反射光の一例において、反射光の反射位置に対する反射光の輝度値を示す図である。 本発明の一実施形態に係る、欠陥抽出装置を示す図である。 本発明の一実施形態に係る、欠陥抽出装置の測定装置部を示す図である。 本発明の一実施形態に係る、MEMSミラーの回転方向とスリット光の走査方向との関係を示す図である。 本発明の一実施形態に係る、スリット光の走査方向と反射位置との関係を示す図である。 本発明の一実施形態に係る、1次反射光及び2次反射光の輝度分布と閾値との関係を示す図である。 本発明の別の実施形態に係る、MEMSミラーの回転方向とスリット光の走査方向との関係を示す図である。 本発明の別の実施形態に係る、欠陥抽出装置の測定装置部を示す図である。 本発明の一実施形態に係る、測定対象物の検査手順を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明するが、本発明は本実施形態に限定されるものではない。なお、以下で説明する図面で、同機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略することもある。
なお、本明細書において、「マスタデータ」とは、測定対象物の基準となる点、線又は2次元若しくは3次元の領域であって、欠陥が無い理想的な仕上がりを有する測定対象物に対してスリット光による測定対象物の3次元断面形状の測定を行った場合の点、線又は2次元若しくは3次元の領域に対応するものである。よって、マスタデータは3次元の位置情報(X、Y、Z)を有する。
本発明の一実施形態では、上述のように、測定光であるスリット光の1回目の反射により生じた反射光のうち、撮像部に入射するものが1次反射光である。本発明の一実施形態にかかる欠陥抽出装置において、測定対象物からの1次反射光による光の輝度値に基づいた光切断線が生じて、光切断画像における光切断線の座標データが取得された後、三角測量の原理に基づいてマスタデータ及び取得された座標データから測定対象物の表面形状が算出される。
なお、本発明の一実施形態では、1回目の反射の後、該1回目の反射の正反射光が測定対象物の他の領域(2回目照射領域)にて反射される場合、該反射光のうち、撮像部に入射する光である、2次反射光は、「ノイズ光」である。
本明細書において、「画素」はCMOSやCCD等で成る撮像素子の最小単位に相当する。光切断線は光切断画像中から高輝度画素を抽出することで検出される。
(第1の実施形態)
図4は本実施形態に係る欠陥抽出装置を示す図である。本実施形態において、レーザスリット投光器の光軸と撮像部の光軸を含む面に対して、スリット光の長さ方向の軸と撮像部のカメラ座標の1つの軸(例えばX軸)が垂直になるように装置を構成する。欠陥抽出装置10は、測定装置部11と、測定対象物12を保持可能であり、該測定対象物12を回転させるように構成された回転テーブル13と、測定装置部11に対して測定対象物12をX軸方向に相対的に移動させるように構成されたXステージ14と、測定装置部11に対して測定対象物12をY軸方向に相対的に移動させるように構成されたYステージ15と、欠陥抽出装置10が備える各部の動作を制御し、各種データの生成、データ処理を行うコントローラ16とを備える。
測定装置部11、回転テーブル13、Xステージ14、およびYステージ15はそれぞれ、コントローラ16に電気的に接続されている。よって、コントローラ16は、測定装置部11、回転テーブル13、Xステージ14、およびYステージ15にそれぞれ制御信号を送信してそれらの駆動を制御することができる。また、コントローラ16は、測定装置部11の動作を制御することができ、測定装置部11にて撮影された画像データを測定装置部11から取得することができる。
本実施形態では、コントローラ16と、欠陥抽出装置10との電気的接続は、有線であっても無線であっても良い。また、LANやWANといったネットワークを介して行っても良い。すなわち、コントローラ16から欠陥抽出装置10に向かって、該欠陥抽出装置10の所定の構成要素を制御するための制御信号を伝送でき、かつ、欠陥抽出装置10にて取得された画像データをコントローラ16に伝送できればいずれの方式を用いても良い。
なお、本実施形態では、X軸方向およびY軸方向を測定対象物12の加工面の面内方向、すなわち、回転テーブル13の測定対象物12の保持面の面内方向を規定する2次元方向(測定装置部11から照射されたスリット光17の光軸方向と垂直な2次元方向)に設定し、Z軸方向を測定対象物12の厚さ方向(すなわち、測定装置部11から照射されたスリット光17の光軸方向に沿った方向)に設定する。
図5は、本実施形態に係る欠陥抽出装置の測定装置部を示す図である。測定装置部11は、スリット光17を照射する光照射部としてのレーザスリット平行投光器21(以降、「光照射部21」とも呼ぶ)と、レーザスリット平行投光器21から測定対象物12に対してスリット光17が照射され、該測定対象物12にて反射された反射光を受光する、すなわち測定対象物12のスリット光17が照射されている領域(照射領域)を撮像する撮像部22とを備える。
レーザスリット平行投光器21は、測定対象物12上の複数の凹凸(溝)表面を死角なく照射するためのレーザスリット投光器23と、レーザスリット投光器23から照射された光を走査するMEMSミラー24と、MEMSミラー24を駆動するモータ(不図示)と、シリンドリカルレンズ25とを有する。また、撮像部22は、CMOS素子26のカバーガラス裏面反射により発生するノイズ光を除去するための偏光板27と、画角ゼロで測定対象物12上の複数の凹凸(溝)表面を死角なく撮像するためのテレセントリック系レンズ28と、CMOS素子26を有するCMOSカメラ29とを有する。
レーザスリット平行投光器21は、レーザ光を平行スリット状のスリット光17にして該スリット光17を測定対象物12に照射する。本実施形態では、レーザ光をスリット光にして照射する方法として、レーザスリット投光器23から照射された光をシリンドリカルレンズ25でスリット状にしている。また、光源から照射される光はスリット光でなくても良く、スポット光を測定対象物12に照射しても良い。
MEMSミラー24は、レーザスリット投光器23から照射されたスリット光17を、該スリット光17の幅方向に走査する。MEMSミラー24はモータによって駆動される。また、モータはコントローラ16に備えられているモータ駆動部42によって制御されてMEMSミラー24の回転が制御されることになる。MEMSミラー24を駆動する手段としてモータに限らず周知のいずれの駆動手段が適用できる。
図6は、MEMSミラーの回転方向とスリット光の走査方向との関係を示す図である。回転するMEMSミラー24によって、レーザスリット投光器23から照射された光は所定の速度及び所定の角度で走査される。また、MEMSミラー24は所定の角度に傾斜されているので、走査された光はシリンドリカルレンズ25の方向に反射される。反射された光はシリンドリカルレンズ25で平行スリット状のスリット光17となり、該スリット光17は測定対象物12に照射される。MEMSミラー24の回転によってレーザスリット投光器23から照射された光が高速で走査されるので、測定対象物12に照射される光の線幅がX方向(スリット光17の幅方向)に拡大される。結果として、測定対象物12に照射されるスリット光17の光の輝度が走査される。MEMSミラー24を回転させてCMOSカメラ29の1画素撮像範囲内でレーザスリット投光器23から照射された光が走査されることが望ましい。本実施形態では、スリット光17が形成する面を基準として垂直方向(スリット光17の幅方向)に±0.012度(つまり、θx=0.024度)でスリット光17を走査するようにMEMSミラー24を回転させた。また、本実施形態では、1/200secの速度でレーザスリット投光器23から照射された光が走査されている。
図7は、本発明のスリット光の走査方向と反射位置との関係を示す図である。光照射部21は図6で示したMEMSミラー24を備えており、該MEMSミラー24の回転によって測定対象物12の照射領域31に照射されるスリット光17の線幅がX方向に拡大する。よって、撮像部22によって取得される1次反射光33の光の輝度の幅方向が拡大する。また、スリット光17が反射して測定対象物12と向かい合った面で反射した2次反射光34が生じる場合、走査されているスリット光17の発生源である光照射部21から1次反射光33の発生源となる照射領域31までの光路長よりも、光照射部21から2次反射光34の発生源となる2回目照射領域32までの光路長の方が長くなるので、MEMSミラー24の回転によるスリット光17の幅方向における該スリット光17の走査よって、2回目照射領域32のX方向(スリット光17の走査方向、すなわち、スリット光17の幅方向)の幅を拡大することができる。よって、撮像部22によって取得される2次反射光の光の輝度の幅方向が拡大する。図7に示すような測定対象物12が光沢を有する傾斜面の場合、光の入射角度及び光路長によって、撮像部22によって取得される2次反射光の光の輝度の幅方向の変化量は、撮像部22によって取得される1次反射光の光の輝度の幅方向の変化量より大きい。つまり、1次反射光の受光輝度の総和の変化量は小さいが、測定対象物の傾斜により2次反射光の照射範囲が広がり、2次反射光の受光画素が増えて1画素あたりの反射輝度が小さくなる。よって、光切断画像36において、2次反射光の光切断線38の輝度値の幅方向の変化量は、1次反射光の光切断線37の輝度値の幅方向の変化量より大きい。
図8は、本発明の欠陥抽出装置による多重反射光の一例において、反射光の反射位置に対する反射光の光切断線の輝度値を示す図である。図8において、スリット光17が測定対象物12で反射する位置をX1、スリット光17が反射して測定対象物12と向かい合った面で反射する位置をX2、位置X1での輝度値をY1(1次反射光の輝度値)、位置X2での輝度値をY2(2次反射光の輝度値)、及び輝度値の閾値をYtでそれぞれ表している。図8に示すように、横軸を反射光の反射位置、縦軸を反射光の光切断線の輝度値に設定すると、1次反射光の光切断線の輝度の極大値は、2次反射光の光切断線の輝度の極大値より大きくなる。よって、MEMSミラー24の回転によって反射光の光の輝度を走査することで、1次反射光と2次反射光とを区別できる。つまり、複数の撮像画像(1次反射光及び2次反射光の撮像画像)がCMOSカメラ29からコントローラ16に送られてきた際に、画像処理部44が輝度最大となる1次反射光の光切断線を検出する。よって、1次反射光に基づいた対象物の表面形状を測定するので測定の劣化を低減できる。
1次反射光の光切断線の輝度の極大値と2次反射光の光切断線の輝度の極大値との比較によって1次反射光と2次反射光とを区別している。一方で、輝度の大きさに関して閾値を設定して1次反射光と2次反射光とを区別しても良い。図8に示すように、輝度の分布を表す曲線と閾値Ytとで囲まれる領域が各反射光の光の輝度の総和に相当する。よって、1次反射光の光の輝度の総和は2次反射光の光の輝度の総和より大きくなるので、MEMSミラー24の回転によって反射光の光の輝度を走査することで、1次反射光と2次反射光とを区別できる。つまり、複数の撮像画像(1次反射光及び2次反射光の撮像画像)がCMOSカメラ29からコントローラ16に送られてきた際に、画像処理部44が光の輝度の総和が大きい1次反射光の光切断線を検出する。よって、1次反射光に基づいた対象物の表面形状を測定するので測定の劣化を低減できる。
本実施形態では、スリット光17が形成する面と垂直方向にスリット光17を所定の角度走査するようにMEMSミラー24を回転させているがこれに限定するものではない。図9に示すように、スリット光17が形成する面と平行方向、かつスリット光17の進行方向と垂直方向(スリット光17の幅方向と垂直方向、かつスリット光17の進行方向と垂直方向)にスリット光17を所定の角度走査するようにMEMSミラー24を回転させても良い。例えば、スリット光17が形成する面を基準として平行方向に±0.005度(つまり、θy=0.01度)にスリット光17を走査するようにMEMSミラー24を回転できる。
一般にスリット光はその長さ方向(スリット光を平面に投影したときの長軸方向)に光の輝度に基づいた形状線を発生し、その幅方向(スリット光を平面に投影したときの短軸方向)に光の強度分布を有している。測定対象物の表面には一様でない微細な凹凸が存在するため、スリット光の反射光像である光切断線はそれらを原因とした明るさの分布を有している。よって、スリット光17が形成する面と平行方向、かつスリット光17の進行方向と垂直方向(スリット光17の幅方向と垂直方向、かつスリット光17の進行方向と垂直方向)にスリット光17を所定の角度走査するようにMEMSミラー24を回転させた場合、1次反射光の受光輝度の総和の変化量は小さい。しかし、測定対象物の傾斜、及び測定対象物の表面には一様でない微細な凹凸によって2次反射光の照射範囲が広がり、2次反射光の受光画素が増えて1画素あたりの反射輝度が小さくなる。よって、各反射光の光の輝度の極大値の比較、又は閾値を使った各反射光の光の輝度の総和の比較によって1次反射光と2次反射光とを区別できる。つまり、複数の撮像画像(1次反射光及び2次反射光の撮像画像)がCMOSカメラ29からコントローラ16に送られてきた際に、画像処理部44が輝度最大となる1次反射光の光切断線を検出する。よって、多重反射により1次反射光および2次反射光が撮像部に入射しても、1次反射光に基づいた対象物の表面形状を測定することができるので、測定の劣化を低減することができる。
測定される断面形状は、レーザスリット平行光であるスリット光17が形成する面と交差する測定対象物12の断面である。測定対象物12の表面形状を反映した、スリット光17の測定対象物12の照射領域における反射光は測定装置11の撮像部22に入射し、CMOS素子26にて受光され、画像データに変換される。該画像データは、コントローラ16に送信される。コントローラ16は、撮像部22と測定対象物12との位置関係から測定対象物12の表面の形状データを演算し、欠陥のないマスタデータとの照合により欠陥を抽出し、OK・NG判定するように構成されている。撮像部22の撮像期間内にスリット光17がMEMSミラー24によって高速で走査されるので、1次反射光の光切断線の輝度値が2次反射光の光切断線の輝度値より大きくなる。よって、コントローラ16内の画像処理部44が光の輝度最大となる反射光の光切断線を検出する場合、複数の撮像画像(つまり、1次反射光及び2次反射光の撮像画像)がCMOSカメラ29からコントローラ16に送られてきた際に、画像処理部44が輝度最大となる1次反射光の光切断線を検出する。よって、1次反射光に基づいた対象物の表面形状を測定するので測定精度が向上する。また、光切断線の検出は、画像中から高輝度画素を抽出することにより実現することができる。撮像部22の撮像期間内にスリット光17がMEMSミラー24によって高速で走査されると、設定した閾値Yt以上の光の輝度値の総和が大きい光切断線を選択して測定対象物の表面形状が算出される場合、2次反射光ではなく1次反射光の光切断線の座標データが取得される。よって、対象物の表面形状の測定の劣化を低減することができる。
本実施形態に係るコントローラ16の構成について図4を参照して説明すると、コントローラ16は、光源制御部41と、モータ駆動部42と、画像メモリ43と、画像処理部44と、3次元測定データ演算部45と、評価モジュール46と、昇降機構制御部47と、回転テーブル制御部48と、Xステージ制御部49と、Yステージ制御部50とを備えている。
コントローラ16は、実質的にはコンピュータユニットとして構成されている。従って、コントローラ16は、種々の演算、制御、判別などの処理動作を実行するCPU(不図示)、このCPUによって実行される制御プログラムなどを格納するROM(不図示)、CPUの処理動作中のデータや入力データなどを一時的に格納するRAM(不図示)、および所定のデータなどを保持可能な不揮発性メモリなどを有する。また、コントローラ16には、所定の指令あるいはデータなどを入力するキーボードあるいは各種スイッチなどを含む入力操作部51、欠陥抽出装置10の入力・設定状態などをはじめとする種々の表示を行う表示部52がそれぞれ接続されている。
光源制御部41は、レーザスリット投光器23に接続され、スリット光17の投光強度を制御する。モータ駆動部42がモータを制御することでMEMSミラー24の回転は制御されることになる。本実施形態においてモータ駆動部42はコントローラ16に備えられているが、コントローラ16に独立して形成しても良い。モータ駆動部42は駆動回路などの周知のいずれの駆動手段が適用できる。
CMOSカメラ29からコントローラ16に送られてきた撮像画像(画像データ)は、画像メモリ43に展開される。光の輝度に基づいて1次反射光の光切断線と2次反射光の光切断線とを区別できるようにスリット光17がMEMSミラー24によって高速で走査されている。よって、画像処理部44が光の輝度最大となる反射光の光切断線を検出するように設定されている場合、複数の撮像画像(つまり、1次反射光及び2次反射光の撮像画像)がCMOSカメラ29からコントローラ16に送られてきた際に、画像処理部44が輝度最大となる1次反射光の光切断線を検出する。また、画像処理部44が設定した閾値以上の光の輝度値の総和が大きい光切断線を選択して測定対象物の表面形状が算出される場合においても、画像処理部44は光の輝度の総和が大きい1次反射光の光切断線を検出する。さらに、必要に応じて、画像処理部44によって座標変換やレベル補正、エッジ検出などの画像処理が施され、スリット光17による光切断線が検出される。
本実施形態において、画像処理部44が1次反射光の光切断線を検出しているがこれに限定されるものではない。画像処理部44とは別の検出部がコントローラ16に備えられ、該検出部が1次反射光の光切断線を検出した後検出された光切断線を画像処理部44に送っても良い。
3次元測定データ演算部45は、スリット光17の照射点や照射角度、スリット光軸と撮像光軸とのなす角度が既知なので、画像処理部44で検出された光切断線の座標値から三角測量法に基づいて演算することで、光切断線、つまり複数の直線状深溝を形成している測定対象物12の3次元断面形状に対応する多数の測定点データ(距離画像)を得ることができる。ここでいう距離画像とは、測定点としての画素にその三次元位置座標値を割り当てた測定データである。なお、三角測量法に基づく演算に代えて、その演算結果を格納したテーブルを用いる方法を採用してもよい。
Xステージ制御部49は、測定対象物12をX方向に移動させるようにXステージ14を制御し、Yステージ制御部50は、測定対象物12をY方向に移動させるようにYステージ15を制御する。すなわち、測定対象物12の全面を測定するように、Xステージ制御部49およびYステージ制御部50はXステージ14およびYステージ15の駆動を制御する。また、昇降機構制御部47は、レーザスリット平行投光器21及び撮像部22の、Z軸方向に沿った高さ(レーザスリット平行投光器21及び撮像部22の、測定対象物12に対する高さ)を調整するように、測定装置部11が有するレーザスリット平行投光器21及び撮像部22の昇降機構(不図示)を制御する。回転テーブル制御部48は回転テーブルの回転方向及び回転角を制御する。
3次元測定データ演算部45によって生成された測定点データは評価モジュール46に転送される。評価モジュール46は、転送されてきた測定点データに、所定の位置合わせアルゴリズムを適用して測定点データのマスタデータへの位置合わせを行い測定対象物の表面形状を評価する。評価モジュール46は、測定点データのマスタデータへの位置合わせ結果に基づいて測定対象物12の表面欠陥を評価する。なお、評価モジュール46は表面欠陥の評価を測定対象物12において予め区分けされた所定ブロック単位で行う。
本実施形態において、撮像部22の撮像期間内にMEMSミラー24の回転によってスリット光17が所定の速度及び所定の方向に走査されるので、光の輝度に基づいて1次反射光の光切断線と2次反射光の光切断線とを区別できる。よって、画像処理部44が1次反射光の光切断線を検出し、1次反射光に基づいた対象物の表面形状が測定されるので測定精度の劣化を低減することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態の欠陥抽出装置の構成において、レーザスリット平行投光器の構成を除いて第1の実施形態と同様の構成であるため、レーザスリット平行投光器の構成以外の構成の説明は省略する。図10は、本実施形態に係る欠陥抽出装置の測定装置部の構成を示す図である。レーザスリット平行投光器61は、測定対象物12上の複数の凹凸(溝)表面を死角なく照射するためのレーザスリット投光器23と、レーザスリット投光器23から照射された光を走査するMEMSミラー62,63と、MEMSミラー62,63を駆動するモータ(不図示)と、シリンドリカルレンズ25とを有する。
レーザスリット平行投光器61は、レーザ光を平行スリット状のスリット光17にして該スリット光17を測定対象物12に照射する。MEMSミラー62,63は、レーザスリット投光器23から照射された光を走査する。第1の実施形態ではMEMSミラーの数が1つであるが、本実施形態ではMEMSミラーの数が2つである。MEMSミラー62,63を駆動するモータは、コントローラ16に備えられているモータ駆動部42によって制御される。よって、MEMSミラー62,63の回転が制御されることになる。MEMSミラー62,63を駆動する手段としてモータに限らず周知のいずれの駆動手段が適用できる。
レーザスリット投光器23から照射された光が測定対象物12に照射されるまでの光の進行方向を説明すると、回転するMEMSミラー62,63によって、レーザスリット投光器23から照射された光は所定の速度及び所定の角度で走査される。また、走査された光がシリンドリカルレンズ25の方向に反射されるように、MEMSミラー62,63は所定の角度に傾斜されている。反射された光はシリンドリカルレンズ25で平行スリット状のスリット光17となり、該スリット光17は測定対象物22に照射される。MEMSミラー62,63の回転によって、レーザスリット投光器23から照射された光が高速で走査されるので、測定対象物12に照射されるスリット光17の光の輝度が走査される。
本実施形態では、スリット光17が形成する面と垂直方向、及びスリット光17が形成する面と平行方向、かつスリット光17の進行方向と垂直方向(スリット光17の幅方向と垂直方向、かつスリット光17の進行方向と垂直方向)にスリット光17を所定の角度走査するようにMEMSミラー62,63をそれぞれ回転させた。MEMSミラー62,63を回転させてCMOSカメラ29の1画素撮像範囲内でレーザスリット投光器23から照射された光が走査されることが望ましい。第1の実施形態で説明したように、MEMSミラー62の回転によって、測定対象物12に照射される光の線幅がX方向(スリット光17の幅方向)に拡大する。よって、撮像部22によって取得される1次反射光の光の輝度の幅方向が拡大する。また、スリット光17が反射して測定対象物12と向かい合った面で反射した2次反射光が生じる場合、MEMSミラー62の回転によって、撮像部22によって取得される2次反射光の光の輝度の幅方向が拡大する。測定対象物12が光沢を有する傾斜面の場合、光の入射角度及び光路長によって、撮像部22によって取得される2次反射光の光の輝度の幅方向の変化量は、撮像部22によって取得される1次反射光の光の輝度の幅方向の変化量より大きい。また、MEMSミラー63の回転によって、1次反射光の受光輝度の総和の変化量は小さいが、測定対象物の傾斜、及び測定対象物の表面には一様でない微細な凹凸によって2次反射光の照射範囲が広がり、2次反射光の受光画素が増えて1画素あたりの反射輝度が小さくなる。
よって、第1の実施形態で説明したように、各反射光の光の輝度の極大値の比較、又は閾値を使った各反射光の光の輝度の総和の比較によって1次反射光と2次反射光とを区別できる。複数の撮像画像(1次反射光及び2次反射光の撮像画像)がCMOSカメラ29からコントローラ16に送られてきた際に、画像処理部44が輝度最大となる1次反射光の光切断線を検出するので、1次反射光に基づいた対象物の表面形状を測定できる。
本実施形態において、撮像部22の撮像期間内に2つのMEMSミラー62,63の回転によってスリット光17が所定の速度及び所定の方向に走査されるので、光の輝度に基づいて1次反射光の光切断線と2次反射光の光切断線とを区別できる。よって、画像処理部44が1次反射光の光切断線を検出し、1次反射光に基づいた対象物の表面形状が測定されるので測定精度の劣化を低減することができる。
本実施形態では2つのMEMSミラーを使用しているが、3つ以上のMEMSミラーを用いてレーザスリット平行投光器を構成しても良い。また、スリット光17が形成する面と垂直方向、又はスリット光17が形成する面と平行方向、かつスリット光17の進行方向と垂直方向(スリット光17の幅方向と垂直方向、かつスリット光17の進行方向と垂直方向)にスリット光17を所定の角度走査するようにMEMSミラー62,63を回転させても良い。本実施形態では、スリット光17が形成する面と垂直方向、及びスリット光17が形成する面と平行方向、かつスリット光17の進行方向と垂直方向(スリット光17の幅方向と垂直方向、かつスリット光17の進行方向と垂直方向)にスリット光17を所定の角度走査するようにMEMSミラー62,63をそれぞれ回転させているので、第1の実施形態と比較して、1次反射光の光切断線と2次反射光の光切断線とを区別するための各MEMSミラーの回転角を小さくできる。
上述したように構成された欠陥抽出装置10を用いた、測定対象物の検査手順を図11に示された計測フローチャートを用いて以下に説明する。例えばコントローラ16が有するCPUによって実行される処理である。従って、処理の制御は、コントローラ16が有するCPUが、コントローラ16が有するROMまたは記憶装置に格納された図11のS2〜S18に示す処理を行うプログラムを読み出し、該プログラムを実行することによって行われる。
ここでの測定対象物は、長方形のプレート体の表面に多数の直線状の深溝が形成されたもので、その測定領域は400mm×300mm程度である。この測定領域は100mm×15mmの測定ブロックに区分けされている。1回のX軸方向走査で4つの測定ブロックを走査して、走査ピッチと撮像解像度によって規定される測定単位での直線状深溝の3次元断面形状位置を表す測定点データを取得して、測定ブロック毎に区分けしてメモリに格納する。1回のX軸方向走査が完了する毎に所定ピッチでY軸方向移動を行い、次の測定ブロックに対するX軸方向走査を逆方向で行う。このような、X軸方向走査とY軸方向移動を繰り返すことで、全測定領域おける直線状深溝の測定点データを取得する。さらに、測定死角の発生を考慮して、測定対象物を90度回転させた状態で、再度同じ測定領域における測定を行う。なお、取得した測定点データを用いた測定対象物の測定結果に対する評価は、つまり測定対象物に対する検査は、各ブロック単位で行われ、各ブロック単位での検査結果をまとめて、最終的な総合判定が行われる。
本実施形態に係る欠陥抽出を行うために、測定対象物12が回転テーブル13上にセットされる(S1)。測定対象物12は測定装置部11からのレーザスリット平行光が測定対象物12の長手方向と直角に切断するように配置される。図示されていない測定開始ボタンが操作されると(S2)、測定が開始される。まず、光源制御部41は、レーザスリット投光器21を制御して、スリット光17照射させる(S3)。
Xステージ制御部49、Yステージ制御部50、および回転テーブル制御部48は、測定開始ポイントである1番目の測定ブロックの左エッジがスリット光17によって照射されるように、Xステージ14及びYステージ15、回転テーブル13を動作させる(S4)。Xステージ制御部49は、Xステージ14を制御して、該Xステージ14を正方向に定速移動させながらX軸方向走査を行う(S5)。それとともに、CMOSカメラ29は、測定対象物12を撮影することにより得られた画像データをコントローラ16に送信する。すなわち、コントローラ16は、CMOSカメラ29から画像データを取得し、画像メモリ43に転送する(S6)。このX軸方向走査と画像データの取得は、スリット光17が測定対象物12の側端に達するまで行われる。
スリット光17が測定対象物12の側端に達すると(S7)、Xステージ制御部49は、Xステージ14の移動を停止させて、X軸方向走査を停止する(S8)。X軸方向走査が停止すると、画像処理部44は、転送され画像メモリ43に展開された画像データを処理し、その光切断線画素位置情報(スリット光17の1次反射光による光切断線に沿った各点(測定点に対応)の、画像データベースの座標情報)を生成する。
その後、Yステージ15を駆動して測定対象物12をCMOSカメラ29の視野分Y方向(次エリア)に移動させる(S9)。同時に、S5〜S7で取得した3次元データを所定のブロックに分割し(S10)、分割したブロック毎に欠陥のないマスタデータと3次元照合を行い(S11)、マスタデータと異なる部分のサイズを計測し、ある閾値以上のサイズを欠陥と判断する(S12)。測定対象物12がCMOSカメラ29の視野分Y方向(次エリア)に移動完了するかS10〜S12が完了したらS4〜S12を繰り返す(S13)。
レーザスリット光17がY方向の測定対象物12の端までS13を繰り返す(S14)。レーザスリット光17がY方向の測定対象物12の端まで移動完了したら、光源制御部41は、レーザスリット投光器23の電源をOFFにする(S15)。凹凸の形状によっては測定死角が発生するため、それを補完する為に回転テーブル13で測定対象物12を90度回転させS3〜S15を実行する。さらに死角を補完するために必要なら測定対象物12を180度および270度回転させ、S3〜S15を実行する。これまでの欠陥計測結果から全ブロックで1箇所でも欠陥があればNGと判定し全ブロックすべて欠陥がなければOKと判定する(S17)。欠陥があればその欠陥の位置を測定対象物の全体図上に表示部52等を使って表示する(S18)。
よって、本実施形態の光切断法を用いた欠陥抽出装置において、多重反射により撮像部に1次反射光以外に2次反射光が入射しても、該2次反射光の影響を減少することができ、対象物の表面形状の測定劣化を低減することが可能である。
1、10 欠陥抽出装置
2、12 測定対象物
3、21 光照射部
4、22 撮像部
5、17 スリット光
6、36 光切断画像
7、8、37、38 光切断線
11 測定装置部
16 コントローラ
21 レーザスリット平行投光器
23 レーザスリット投光器
24、62、63 MEMSミラー
25 シリンドリカルレンズ
26 CMOS素子
27 偏光板
28 テレセントリック系レンズ
29 CMOSカメラ
42 モータ駆動部

Claims (4)

  1. 測定対象物にスリット光を照射する光照射部と、
    前記測定対象物の表面で反射されたスリット光を撮像する撮像部と、
    を備え、
    前記光照射部は、前記スリット光が形成する面と垂直方向である第1の方向、および前記面と平行方向、かつ前記スリット光の進行方向と垂直方向である第2の方向の少なくとも一方に前記スリット光を振動させる欠陥抽出装置。
  2. 前記光照射部は、少なくとも1つの反射部を有し、
    前記光照射部は、前記少なくとも1つの反射部にて光を反射した後に前記スリット光を照射するように構成されており、
    前記少なくとも1つの反射部は、前記スリット光を前記第1および第2の方向の少なくとも一方に振動させて、該振動したスリット光が前記測定対象物の表面で走査されるように回転する請求項1に記載の欠陥抽出装置。
  3. 光照射部は、第1および第2の反射部を有し、
    前記光照射部は、前記第1および第2の反射部にて光を反射した後に前記スリット光を照射するように構成されており、
    前記第1および第2の反射部の各々は、前記スリット光を前記第1および第2の方向に振動させて、該振動したスリット光が前記測定対象物の表面で走査されるように回転する請求項2に記載の欠陥抽出装置。
  4. 前記反射部はMEMSミラーで構成される請求項2または3に記載の欠陥抽出装置。
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