JP2014055828A - 乾式水道メータ - Google Patents

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Abstract

【課題】
乾式水道メータにおいて、下部ケースに対する積算流量表示ユニットの取付構造を簡単にすることである。
【解決手段】
乾式水道メータにおいて、下部ケースBに対して受圧板P1 を固定する受圧板固定リングR1 には、弾性変形可能な複数の係止爪部23が形成され、前記積算流量表示ユニットUの外ケースK1 には、当該係止爪部23が係止される被係止部33が形成されて、前記下部ケースBに固定された受圧板固定リングR1 に対して前記積算流量表示ユニットUを押し付けることにより、前記複数の係止爪部23が前記被係止部33に係止されて、当該受圧板固定リングR1 に対して前記積算流量表示ユニットUが一体に取付けられる構成とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、羽根車が収容された下部ケースの計量室と、当該下部ケースの上方に配置される積算流量表示ユニットの収容部とが受圧板で隔離された構成の乾式水道メータに関するものである。
乾式水道メータは、下部ケースの上方突出環状部の周壁部の内側にシール部材を介して水密を保持して嵌入される受圧板と、前記上方突出環状部の周壁部の内周に螺合されて、当該受圧板を当該下部ケースに対して固定するための受圧板固定リングと、前記下部ケースに収容された羽根車の回転を磁石継手を介して伝達して、積算流量を表示する積算流量表示ユニットを備え、前記下部ケースの計量室と、前記積算流量表示ユニットの収容部とが受圧板によって分離されて、積算流量表示ユニットの表示部に下部ケース内を流れる水道水が浸入しない構成である。
上記構成の水道メータの一つとして、特許文献1に記載のものが知られていて、下部ケース(下ケース1)の上方突出環状部の上方に配置される積算流量表示ユニット(積算流量表示部75)を構成するケース76は、当該外ケースの全体を覆うように配置されたキャップ84を介して固定カバー86により、下部ケース(下ケース1)に対して固定され、更に、当該固定カバー86が下部ケース(下ケース1)の上部周壁8から外れるのを防止すべく、固定カバー86の外側にカバー固定リング108が配置されている。
このため、特許文献1の水道メータでは、積算流量表示ユニット(積算流量表示部75)のケース76を下部ケース(下ケース1)に対して固定するのに、固定カバー86及びカバー固定リング108の二つの部材を必要とするため、全体としての部品点数が増加して、下部ケース(下ケース1)に対する積算流量表示ユニット(積算流量表示部75)のケース76の固定構造が複雑となるのみならず、下部ケース(下ケース1)の上部周壁8の部分の外径も大きくなって、全体として「厚ぼったい」感じとなり、「スッキリ感」のない設計となる。
特開2000−171272号公報
本発明は、乾式水道メータにおいて、下部ケースに対する積算流量表示ユニット、及び当該積算流量表示ユニットに対する全体カバーの各取付構造を簡単にすることを課題としている。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、下部ケースの上方突出環状部の内側にシール部材を介して水密を保持して嵌入される受圧板と、前記上方突出環状部の内周に螺合されて、当該受圧板を当該下部ケースに対して固定するための受圧板固定リングと、前記下部ケースに収容された羽根車の回転を磁石継手を介して伝達して、積算流量を表示する積算流量表示ユニットを備えた乾式水道メータにおいて、前記積算流量表示ユニットの外ケース又は前記受圧板固定リングのいずれか一方には、弾性変形可能な複数の係止爪部が形成され、その他方には、当該係止爪部が係止される被係止部が形成されて、前記下部ケースに固定された受圧板固定リングに対して前記積算流量表示ユニットを押し付けることにより、前記複数の係止爪部が前記被係止部に係止されて、当該受圧板固定リングに対して前記積算流量表示ユニットが一体に取付けられる構成であることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、下部ケースの上方突出環状部の内側に受圧板が水密を保持して嵌入されて、当該受圧板が受圧板固定リングによって下部ケースに対して固定された状態において、当該受圧板の上方に積算流量表示ユニットを配置して、当該積算流量表示ユニットを下方に押し付けると、その外ケース又は前記受圧板固定リングのいずれか一方に形成された複数の係止爪部と、その他方に形成された被係止部とが係止されて、受圧板固定リングに対して積算流量表示ユニットがワンタッチで取付けられる。その結果、下部ケースに対して積算流量表示ユニットが取付けられる。
このように、当該積算流量表示ユニットを下部ケースに対して単に下方に押し付ける操作のみで、当該下部ケースに対して積算流量表示ユニットを取付けられるので、下部ケースに対する積算流量表示ユニットの取付け操作が容易になると共に、積算流量表示ユニットの外ケース又は受圧板固定リングのいずれかに設けられた複数の係止爪部によって、下部ケースに収容された羽根車の回転軸部の上端部に取付けられた羽根車側の磁石に対する積算流量表示ユニットの側に設けられた磁石の芯出しも自動的に高い精度で行われる。
請求項2の発明は、下部ケースの上方突出環状部の内側にシール部材を介して水密を保持して嵌入される受圧板と、前記上方突出環状部の内周に螺合されて、当該受圧板を当該下部ケースに対して固定するための受圧板固定リングと、前記下部ケースに収容された羽根車の回転を磁石継手を介して伝達して、積算流量を表示する積算流量表示ユニットを備えた乾式水道メータにおいて、前記積算流量表示ユニットの外ケース又は前記受圧板のいずれか一方には、弾性変形可能な複数の係止爪部が形成され、その他方には、当該係止爪部が係止される被係止部が形成されて、前記下部ケースに固定された受圧板に対して前記積算流量表示ユニットを押し付けることにより、前記複数の係止爪部が前記被係止部に係止されて、当該受圧板に対して前記積算流量表示ユニットが一体に取付けられる構成であることを特徴としている。
請求項1の発明は、下部ケースに対して受圧板を固定している受圧板固定リングに対して積算流量表示ユニットの外ケースが取付けられる構成であるのに対して、請求項2の発明は、下部ケースに固定された受圧板に対して前記外ケースが取付けられる構成である点において、請求項1の発明と相違するのみであって、取付けのための係止構造は、同一であるので、請求項2の発明の作用効果は、実質的に請求項1の発明と同一である。
請求項3の発明は、下部ケースの上方突出環状部の内側にシール部材を介して水密を保持して嵌入される受圧板と、前記上方突出環状部の内周に螺合されて、当該受圧板を当該下部ケースに対して固定するための受圧板固定リングと、前記下部ケースに収容された羽根車の回転を磁石継手を介して伝達して、積算流量を表示する積算流量表示ユニットと、カバー本体に当該積算流量表示ユニットの表示部を覆う蓋体が開閉可能に取付けられて、当該積算流量表示ユニットの全体を覆う変則短筒状の全体カバーとを備えた乾式水道メータにおいて、前記積算流量表示ユニットの外ケースの外面、及び前記全体カバーのカバー本体の内側の一方には、係止部が半径方向に突設されると共に、その他方には、前記係止部に係止される被係止部が形成され、前記積算流量表示ユニットの外ケースの外側に前記全体カバーを覆い被せた状態で当該全体カバーを押し付けることにより、前記係止部及び前記被係止部の少なくとも一方が弾性変形されて、互いに係止されることにより、前記外ケースに対して前記全体カバーが取付けられる構成であることを特徴としている。
請求項3の発明によれば、下部ケースに対して積算流量表示ユニットが取付けられている状態において、当該積算流量表示ユニットの全体を全体カバーで覆うべく、当該積算流量表示ユニットに対して全体カバーを押し付けると、前記積算流量表示ユニットの外ケースの外面、及び前記全体カバーのカバー本体の内側の一方に半径方向に突設された係止部と、その他方に設けられた被係止部との係止によって、積算流量表示ユニットの外ケースの全体を覆う全体カバーは、当該外ケースに取外し不能な状態で取付けられる。
このように、積算流量表示ユニットの外ケースに対して全体カバーを押し付けるのみで、当該外ケースに対して全体カバーを取付けることができて、当該全体カバーの取付けが簡単であると共に、外ケースに対して一旦全体カバーが取付けられると、当該全体カバーを取り外すことはできないので、積算流量表示ユニットの表示部の表示を故意に変更させる不正を防止できる。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記外ケースの外側に設けられた被係止部の外周面は、上面側よりも下面側の直径が大きくなるようなテーパー面に形成されていると共に、前記カバー本体の内側の係止部の内端面は、前記被係止部の外周面のテーパー面に対応するテーパー面に形成されていることを特徴としている。
請求項4の発明によれば、外ケースに設けられた被係止部の外周面がテーパー面に形成されていると共に、当該被係止部と係止するカバー本体の内側の係止部の内端面も対応したテーパー面に形成されているため、積算流量表示ユニットの外ケースに対して全体カバーを押し込んで、外ケースの被係止部に対してカバー本体の係止部が、下部ケースに収容された羽根車の軸方向に移動する際の当該移動がスムーズとなって、外ケースの被係止部とカバー本体の係止部との係止が、当該被係止部又は係止部を損傷又は損壊させることなく、スムーズに行われる。
請求項5の発明は、請求項3又は4の発明において、前記積算流量表示ユニットの外ケースの被係止部、及び前記全体カバーのカバー本体の内周面の一方には、前記積算流量表示ユニットに対する前記全体カバーの周方向の位置決めを行うための位置決め凹部が設けられると共に、その他方には、前記位置決め凹部に嵌合される位置決め凸部が設けられていることを特徴としている。
下部ケースと一体となった積算流量表示ユニットを覆う全体カバーは、その蓋体のヒンジ部との関係において、当該積算流量表示ユニットに対して周方向の位置を定める必要がある。請求項5の発明では、前記積算流量表示ユニットの外ケースの被係止部、及び前記全体カバーのカバー本体の内周面の一方には、前記積算流量表示ユニットに対する前記全体カバーの周方向の位置決めを行うための位置決め凹部が設けられると共に、その他方には、前記位置決め凹部に嵌合される位置決め凸部が設けられることにより、前記周方向の位置を簡単、かつ確実に定めることができる。
本発明によれば、乾式水道メータにおいて、前記積算流量表示ユニットの外ケース又は前記受圧板固定リングのいずれか一方には、弾性変形可能な複数の係止爪部が形成され、その他方には、当該係止爪部が係止される被係止部が形成されて、当該係止爪部と被係止部との係止構造によって、下部ケースに対する積算流量表示ユニットの取付構造が簡単になると共に、前記積算流量表示ユニットの外ケースの外面、及び前記全体カバーのカバー本体の内側の一方には、係止部が半径方向に突設されると共に、その他方には、前記係止部に係止される被係止部が形成されて、当該係止部と被係止部との係止構造によって、当該積算流量表示ユニットに対する全体カバーの取付構造が簡単となる。
本発明の実施例1の乾式水道メータA1 の分解斜視図である。 下部ケースBに受圧板P1 を固定している受圧板固定リングR1 に対して積算流量表示ユニットUを取付ける状態の斜視図である。 下部ケースBの上方に固定配置された積算流量表示ユニットUに対して全体カバーCを取付ける状態の斜視図である。 下部ケースBの上方に固定配置された積算流量表示ユニットUに対して全体カバーCが取付けられた状態の斜視図である。 同じく断面図である。 図5のX−X線断面図である。 図5のY−Y線断面図である。 本発明の実施例2の乾式水道メータA2 の受圧板P1 よりも上方の部分の縦断面図である。 本発明の実施例3の乾式水道メータA3 の受圧板P3 よりも上方の部分の縦断面図である。 本発明の実施例4の乾式水道メータA4 の受圧板P4 よりも上方の部分の縦断面図である。
以下、複数の実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。
本発明の実施例1の乾式水道メータA1 が図1ないし図7に示されている。乾式水道メータA1 は、当該下部ケースBの計量室(図示せず)と、当該下部ケースBの上方に配置される積算流量表示ユニットUの表示部とが、当該下部ケースBの上方突出環状部8の内側に、シール部材であるOリング18を介して嵌入される受圧板P1 によって分離された構成である。そして、本発明の特徴は、下部ケースBの側に存在するのではなくて、前記受圧板P1 に対する積算流量表示ユニットUの外ケースK1 の固定構造、及び当該外ケースK1 に対する全体カバーCの固定構造に存在するので、図5において、下部ケースBの側は非断面表示として、水道メータとして必要な一般説明を文言のみを用いて行う。
下部ケースBは、図1,図2及び図5に示されるように、直径に対する高さの比がほぼ(1/2)の中空短円柱状のインナーケース収容部(図示せず)を構成する有底短円筒状のケース本体部1と、当該ケース本体部1に平面視で直線状となって一体に設けられた入口管2及び出口管3とを備えている。インナーケース収容部には、上下に二分割されたインナーケース4が収容され、当該インナーケース4は、上下の各インナーケース分割体(図1には、上インナーケース分割体4aが示されている)が組み付けられることにより、内部の計量室に羽根車5が収容されている。インナーケース4の周面には、水道水の流入口及び流出口がそれぞれ形成され、その上面には、羽根車5の回転軸部6(図1参照)を外部に突出可能な回転軸部挿通開口7(図5参照)が形成されている。インナーケース4の流入口から内部の計量室に流入した水道水は、羽根車5を回転させた後に、流出口から外部に流出される。
図5において、ケース本体部1の上部には、当該ケース本体部1よりも大径であって、全体形状が環状の上方突出環状部8が一体に形成され、前記インナーケース4を構成する上インナーケース分割体4aの上端部は、当該上方突出環状部8の下端部に達している。環状をした上方突出環状部8の内周面には、二段の各段差部11,12が形成され、上方突出環状部8の内周面における二段の各段差部11,12の上方には、雌螺子部13が形成されている。インナーケース4の計量室に収容された羽根車5の回転軸部6の上端部は、当該インナーケース4の上面に形成された回転軸部挿通開口7から上方に突出している。
受圧板P1 は、羽根車5が収容された下部ケースBの計量室と、当該下部ケースBの上方に配置される積算流量表示ユニットUとを隔離させると共に、計量室内の水道水の高い圧力を受け止める作用を果し、全体が樹脂で形成されて、中央部の上方突出部14の下端部と外周の環状壁部15の上端部とが厚板状の連結板部16で一体に連結された構成であって、前記環状壁部15の下端外周部には、固定鍔部17が外方に向けて一体に形成されている。受圧板P1 の上方突出部14の内側に形成された凹部14aには、回転軸部6の上端部が収容されている。
下部ケースBの上方突出環状部8の下方の段差部11にシール部材であるOリング18が配置され、前記上方突出環状部8に全体が収容された受圧板P1 の固定鍔部17が上方の段差部12に配置されて、前記上方突出環状部8の内周面の雌螺子部13に螺合される受圧板固定リングR1 の螺入によって、受圧板P1 の固定鍔部17が押圧されて、前記Oリング18が圧縮変形されることにより、当該受圧板P1 を介してケース本体部1の内外が水密を保持して互いに隔離される(図2参照)。
受圧板固定リングR1 は、同じく樹脂で形成されて、図1及び図5に示されるように、リング本体21の外周面に雄螺子22が形成され、当該リング本体21の上端面に、弾性変形可能な複数の係止爪部23が周方向に沿って等間隔をおいて上方に突設された構成である。係止爪部23は、上端部の内側に係止爪23aが一体に設けられている。
積算流量表示ユニットUは、図1ないし図5に示されるように、外ケースK1 の内部に積算流量表示部31が収容された構成である。外ケースK1 の周壁部32の下端部には、受圧板固定リングR1 の係止爪部23と係止される鍔状の第1被係止部33が外方に突設され、当該周壁部32における前記第1被係止部33の上方の部分に、後述の全体カバーCのカバー本体41の内側に突設された複数の係止部43に対して係止される鍔リング状の第2被係止部34が外方に突設された構成である。第2被係止部34は、僅かに弾性変形可能なように第1被係止部33に比較して薄肉に形成され、周方向の特定位置には、積算流量表示ユニットUに対する全体カバーCの周方向の位置決めを可能にすべく、全体カバーCのカバー本体41の内側に形成された位置決め凸部44が嵌合される位置決め凹部35が形成されている。
そして、図2に示されるように、下部ケースBの上方突出環状部8に収容された受圧板P1 が受圧板固定リングR1 を介して当該上方突出環状部8に固定された状態で、当該受圧板固定リングR1 に対して積算流量表示ユニットUを上方から押し付けると、当該受圧板固定リングR1 に設けられた各係止爪部23の係止爪23aが外ケースK1 の第1被係止部33により僅かに外方に弾性変形され、当該第1被係止部33の通過後に各係止爪部23が原形状に復元して、受圧板固定リングR1 に対して積算流量表示ユニットUの外ケースK1 が固定される。この際に、外ケースK1 に設けられた位置決め凹部35の位置を確認する等して、下部ケースBのケース本体部1に対する積算流量表示部31の周方向の配置位置を確認しておく。
このように、当該積算流量表示ユニットUを下部ケースBに対して単に下方に押し付ける操作のみで、当該下部ケースBに対して積算流量表示ユニットUを取付けられるので、下部ケースBに対する積算流量表示ユニットUの取付け操作が容易になると共に、受圧板固定リングR1 に設けられた複数の係止爪部23によって、下部ケースBに収容された羽根車5の回転軸部6の上端部に取付けられた羽根車側の磁石M1 に対する積算流量表示ユニットUの側に設けられた磁石M2 の芯出しも自動的に高い精度で行われる。
次に、図5に示されるように、積算流量表示ユニットUの外ケースK1 の周壁部32の外周上端部に形成された環状溝部にOリング30を嵌め込んだ後に、外ケースK1 の開口に僅かにわん曲された円盤状の透明ガラス板Gを配置して、押え鍔51を備えたガラス押えリング52を前記外ケースK1 の外側に螺合させることにより、前記押え鍔51により前記透明ガラス板Gの周縁の薄肉の被押え部61を押さえ付けると、積算流量表示ユニットUの外ケースK1 の開口が透明ガラス板Gで覆われる。
全体カバーCは、変則短筒状のカバー本体41の開口に蓋体42がヒンジ部45を介して回動可能に取付けられて、当該蓋体42により積算流量表示ユニットUの積算流量表示部31を覆う構成である。積算流量表示ユニットUの外ケースK1 の第2被係止部34は、カバー本体41の内側に設けられた複数の係止部43を係止させて、当該積算流量表示ユニットUに対して全体カバーCを固定する部材であって、当該第2被係止部34の外周面34aは、上面側よりも下面側の直径が大きくなるようなテーパー面に形成され、前記係止部43の内端面43aは、当該第2被係止部34の外周面34aのテーパー面に対応するテーパー面に形成されている。
そして、外ケースK1 の位置決め凹部35に対して全体カバーCの位置決め凸部44を位置合せした状態で、外ケースK1 に対して全体カバーCを押し付けると、外ケースK1 の第2被係止部34が僅かに弾性変形されて、全体カバーCの係止部43が当該第2被係止部34の部分を通過すると、外ケースK1 の第2被係止部34に対して全体カバーCの係止部43が係止され、積算流量表示ユニットUの全体に対して全体カバーCが覆われる。ここで、第2被係止部34の外周面34a及び全体カバーCの係止部43の内端面43aが対応するテーパー面に形成されていることにより、全体カバーCが、ケース本体部1に収容された羽根車5の軸方向に移動する際の当該移動がスムーズとなって、外ケースK1 の第2被係止部34とカバー本体41の係止部43との係止が、当該第2被係止部34又は係止部43を損傷又は損壊させることなく、スムーズに行われる。また、外ケースK1 の第2被係止部34とカバー本体41の係止部43とが一旦係止された後は、簡単には全体カバーCを取り外すことのできない構造であるため、積算流量表示ユニットの表示部の表示を故意に変更させる不正を防止できる。また、全体カバーCのカバー本体41の下端部の円筒部は、上方突出環状部8の外側の環状凸部8aに当接して、当該上方突出環状部8の外側には、カバー本体41の下端部の円筒部が存在しているのみであるので、当該部分の構造が簡素となって、全体がスッキリした設計となる。
なお、受圧板P1 の上方突出部14の内部に入り込んだ羽根車5の回転軸部6の上端部に埋設された磁石M1 と、積算流量表示ユニットUの積算流量表示部31を構成する入力軸71の下端に取付けられた磁石M2 とは、受圧板P1 の薄肉部を介して対峙配置で近接していて、磁石継手を構成しており、羽根車5の回転軸部6の回転がそのまま積算流量表示部31の入力軸71に伝達される構成となっている。
上記した実施例1において、外ケースK1 の周壁部32の外側に複数の係止部を設けると共に、全体カバーCのカバー本体41の内周面に、前記複数の係止部に対して係止される環状の被係止部を設けることも可能である。また、積算流量表示ユニットUに対する全体カバーCの周方向に沿った位置決め構造に関しても、積算流量表示ユニットUの外ケースK1 に位置決め凸部を設け、全体カバーCのカバー本体41に、当該位置決め凸部に嵌合される位置決め凹部を設けることも可能である。
図8は、実施例2の乾式水道メータA2 の受圧板P1 よりも上方の部分の縦断面図であって、実施例1の乾式水道メータA1 に対して同一部分には、同一符号を付し、重複説明を避けて異なる部分についてのみ説明する。乾式水道メータA2 は、乾式水道メータA1 に対して、受圧板固定リングR2 に対する積算流量表示ユニットUの外ケースK2 の固定構造が異なるのみである。即ち、外ケースK2 の周壁部32の外周下端部に鍔部33’が形成され、当該鍔部33’の下面であって、しかも外周端には、弾性変形可能な複数の係止爪部36が下方に向けて形成されている。一方、リング状をした受圧板固定リングR2 のほぼ上半部であって、しかも内周側の部分は、環状に欠落されて係止爪部挿入凹部24となっていて、当該係止爪部挿入凹部24の内周壁面24aには、前記外ケースK2 の係止爪部36が係止される被係止部25が段差凹状となって形成されている。
よって、受圧板P1 が受圧板固定リングR2 によって下部ケースBの上方突出環状部8に固定された状態で、受圧板P1 に対して積算流量表示ユニットUを押し付けると、その外ケースK2 の係止爪部36が、受圧板固定リングR2 の係止爪部挿入凹部24に挿入されて、先端の係止爪が、受圧板固定リングR2 の被係止部25に係止されて、受圧板固定リングR2 に対して積算流量表示ユニットUが取付けられる。
上記した実施例1,2には、受圧板固定リングR1 ,R2 に対して積算流量表示ユニットUの外ケースK1 ,K2 が取付けられる構成であるが、実施例3,4には、受圧板P3 ,P4 に対して積算流量表示ユニットUの外ケースK3 ,K4 が取付けられる構成である点において、実施例3,4は、実施例1,2に対して相違する。
図9は、実施例3の乾式水道メータA3 の受圧板P3 よりも上方の部分の縦断面図である。実施例3の乾式水道メータA3 においては、受圧板P3 の環状壁部15の上端面の外周部に、弾性変形可能な複数の係止爪部19が上方に向けて設けられ、積算流量表示ユニットUの外ケースK3 の周壁部32の下端部の外周側には、段差凹状に形成された環状の被係止部37が形成され、受圧板P3 に対して積算流量表示ユニットUを押し付けると、各係止爪部19が僅かに外方に弾性変形された後に、原形状に復元して、受圧板P3 の各係止爪部19の係止爪19aと、外ケースK3 の環状の被係止部37とが係止されて、受圧板P3 に対して積算流量表示ユニットUの外ケースK3 が取付けられる。
図10は、実施例4の乾式水道メータA4 の受圧板P4 よりも上方の部分の縦断面図である。積算流量表示ユニットUの外ケースK4 の底板部38の底面の外周部には、弾性変形可能な複数の係止爪部39が下方に向けて設けられ、受圧板P4 の環状壁部15の上端部の内周側には、前記各係止爪部39が係止可能な凹環状をした被係止部10が形成され、外ケースK4 の各係止爪部39と、受圧板P4 の被係止部10との係止によって、受圧板P4 に対して積算流量表示ユニットUの外ケースK4 が取付けられる。
1 〜A4 :乾式水道メータ
B:下部ケース
C:全体カバー
1,K2,K3,K4 :積算流量表示ユニットの外ケース
1,M2 :磁石(磁石継手)
1,P3,P4 :受圧板
1,R2,R4 :受圧板固定リング
U:積算流量表示ユニット
8:上方突出環状部
10,25,33,37:被係止部
19,23,36,39:係止爪部
34:外ケースに設けられたカバー本体の係止部と係止する被係止部
34a:テーパー外周面
35:位置決め凹部
41:カバー本体
43:カバー本体に設けられた係止部
43a:テーパー内端面
44:位置決め凸部

Claims (5)

  1. 下部ケースの上方突出環状部の内側にシール部材を介して水密を保持して嵌入される受圧板と、前記上方突出環状部の内周に螺合されて、当該受圧板を当該下部ケースに対して固定するための受圧板固定リングと、前記下部ケースに収容された羽根車の回転を磁石継手を介して伝達して、積算流量を表示する積算流量表示ユニットを備えた乾式水道メータにおいて、
    前記積算流量表示ユニットの外ケース又は前記受圧板固定リングのいずれか一方には、弾性変形可能な複数の係止爪部が形成され、その他方には、当該係止爪部が係止される被係止部が形成されて、
    前記下部ケースに固定された受圧板固定リングに対して前記積算流量表示ユニットを押し付けることにより、前記複数の係止爪部が前記被係止部に係止されて、当該受圧板固定リングに対して前記積算流量表示ユニットが一体に取付けられる構成であることを特徴とする乾式水道メータ。
  2. 下部ケースの上方突出環状部の内側にシール部材を介して水密を保持して嵌入される受圧板と、前記上方突出環状部の内周に螺合されて、当該受圧板を当該下部ケースに対して固定するための受圧板固定リングと、前記下部ケースに収容された羽根車の回転を磁石継手を介して伝達して、積算流量を表示する積算流量表示ユニットを備えた乾式水道メータにおいて、
    前記積算流量表示ユニットの外ケース又は前記受圧板のいずれか一方には、弾性変形可能な複数の係止爪部が形成され、その他方には、当該係止爪部が係止される被係止部が形成されて、
    前記下部ケースに固定された受圧板に対して前記積算流量表示ユニットを押し付けることにより、前記複数の係止爪部が前記被係止部に係止されて、当該受圧板に対して前記積算流量表示ユニットが一体に取付けられる構成であることを特徴とする乾式水道メータ。
  3. 下部ケースの上方突出環状部の内側にシール部材を介して水密を保持して嵌入される受圧板と、前記上方突出環状部の内周に螺合されて、当該受圧板を当該下部ケースに対して固定するための受圧板固定リングと、前記下部ケースに収容された羽根車の回転を磁石継手を介して伝達して、積算流量を表示する積算流量表示ユニットと、カバー本体に当該積算流量表示ユニットの表示部を覆う蓋体が開閉可能に取付けられて、当該積算流量表示ユニットの全体を覆う変則短筒状の全体カバーとを備えた乾式水道メータにおいて、
    前記積算流量表示ユニットの外ケースの外面、及び前記全体カバーのカバー本体の内側の一方には、係止部が半径方向に突設されると共に、その他方には、前記係止部に係止される被係止部が形成され、
    前記積算流量表示ユニットの外ケースの外側に前記全体カバーを覆い被せた状態で当該全体カバーを押し付けることにより、前記係止部及び前記被係止部の少なくとも一方が弾性変形されて、互いに係止されることにより、前記外ケースに対して前記全体カバーが取付けられる構成であることを特徴とする乾式水道メータ。
  4. 前記外ケースの外側に設けられた被係止部の外周面は、上面側よりも下面側の直径が大きくなるようなテーパー面に形成されていると共に、前記カバー本体の内側の係止部の内端面は、前記被係止部の外周面のテーパー面に対応するテーパー面に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の乾式水道メータ。
  5. 前記積算流量表示ユニットの外ケースの被係止部、及び前記全体カバーのカバー本体の内周面の一方には、前記積算流量表示ユニットに対する前記全体カバーの周方向の位置決めを行うための位置決め凹部が設けられると共に、その他方には、前記位置決め凹部に嵌合される位置決め凸部が設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載の乾式水道メータ。
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