JP2014055751A - ダイレクト洗浄可能ダクト - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成でありながら、メンテナンスの作業効率等に優れたダイレクト洗浄可能ダクトを提供する。
【解決手段】このダイレクト洗浄可能ダクト10は、調理用のフード1で集めた排気を外部に導くダクト2,3などのメンテナンスに当たり、前記フード1に代えてダクト2に取り付けられ、ダクト2,3内などで発生する洗浄廃液を外部に導く専用アダプタ60を備えているので、洗浄液でダクト2,3内などを直接洗浄し、その洗浄廃液を外部に導くことができる。その結果、メンテナンスにかかる時間と費用とを大幅に低減することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ダイレクト洗浄可能ダクトに関し、例えば焼肉店や家庭内に設置可能な調理用フード装置に好適である。
従来の焼肉店に採用されている装置では、空気調和機で室内の温度を調整する一方、客席の焼肉用テーブルに備えた調理器で発生する煙等を処理するために、焼肉用テーブルの上方に設置したフードでその煙等を集めて室外へと強制排気していた。かかる排気中の灰がダクト内に蓄積し着火するおそれがあった。また油が防火ダンパの動作不良を引き起こすおそれもあった。
そこで、例えば特許文献1では、調理用卓や、それからの油煙をフードで集めて外部に導くダクトの出口などに設けられて、油分と臭気を洗浄する油煙・臭気除去装置が開示されている。また、特許文献2では、調理用卓や、それからの油煙をフードで集めて外部に導くダクトの入口などに設けられて、油分を分離する油分離機が開示されている。
ところで、特許文献1、2の技術は、ダクトの入口又は出口において排気中の油等を減少させるものであって、一旦ダクト内に付着した油等を取り除くことはできない。このため、年に一度はダクト内のメンテナンスを要する。通常のメンテナンス方法として、大口径の集合ダクトはその出入口をバイパスした状態でウエス拭きを行い、小口径の枝ダクトは取り替えるしかなかった。したがって、その作業効率が非常に悪く、枝ダクトの取り替え費用がかかるといった問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みたものであり、その目的とするところは、簡単な構成でありながら、メンテナンスの作業効率等に優れたダイレクト洗浄可能ダクトを提供することである。
本発明に係るダイレクト洗浄可能ダクトは、調理用のフードで集めた排気を外部に導く排気ダクトのメンテナンスに当たり、前記フードに代えて前記排気ダクトに取り付けられ、該排気ダクト内で発生する洗浄廃液を外部に導く専用アダプタを備えたことを特徴とするものである。
本発明に係るダイレクト洗浄可能ダクトによれば、調理用のフードで集めた排気を外部に導く排気ダクトのメンテナンスに当たり、前記フードに代えて前記排気ダクトに取り付けられ、該排気ダクト内で発生する洗浄廃液を外部に導く専用アダプタを備えたので、洗浄液で排気ダクト内を直接洗浄し、その洗浄廃液を外部に導くことができる。したがって、簡単な構成でありながら、通常のメンテナンス方法のように、大口径の集合ダクトはその出入口をバイパスした状態でウエス拭きを行い、小口径の枝ダクトは取り替えることは一切不要となり、その結果、メンテナンスにかかる時間と費用とを大幅に低減することができる。
また、前記専用アダプタは、前記排気ダクトにフードを取り付けるために設けられた取り付け機構を利用して該排気ダクトに取り付けられるように構成することが好ましい。
この場合、前記専用アダプタは、前記排気ダクトにフードを取り付けるために設けられた取り付け機構を利用して該排気ダクトに取り付けられるように構成したので、既設の排気ダクトをそのまま使用できるようにして、メンテナンスにかかる時間と費用をさらに低減することができる。また、この専用アダプタは排気ダクトにしっかりと取り付けることができるので、洗浄廃液の漏れをできるだけ少なくして、作業環境を向上させることができる。
また、前記排気ダクト内に挿入され、洗浄液を該排気ダクト内で斜め後方に噴射することにより自走する洗浄ノズルと、該洗浄ノズルから噴射される洗浄液の圧力を前記排気ダクトの口径に応じて調整するための圧力調整機構とを付設可能であることが好ましい。
この場合、前記排気ダクト内に挿入され、洗浄液を該排気ダクト内で斜め後方に噴射することにより自走する洗浄ノズルと、該洗浄ノズルから噴射される洗浄液の圧力を前記排気ダクトの口径に応じて調整するための圧力調整機構とを付設可能であるので、排気ダクトの口径に応じて最適な圧力調整を行うことで、過小な洗浄液の使用により、洗浄ノズルによる洗浄効果を損なうことがなくなるとともに、過大な洗浄液を使用することにより、無駄な洗浄廃液を発生させることがなくなる。その結果、排気ダクトの口径に応じて最適な洗浄を行うことができるようになる。
また、前記排気ダクトに着脱可能に取り付けられ、前記洗浄ノズルの挿入口を閉塞するキャップを備えることが好ましい。
この場合、前記排気ダクトに着脱可能に取り付けられ、前記洗浄ノズルの挿入口を閉塞するキャップを備えたので、最初の洗浄作業時においては排気ダクトに洗浄ノズルの挿入口を開けることが必要であるが、その次からキャップを着脱するだけで済むので、繰り返し作業が非常に容易となる。なお、予め排気ダクトに洗浄ノズルの挿入口を開けて当該キャップを設けておけば、最初からキャップを着脱するだけで済むので、さらに便利である。
また、前記洗浄液として、水、薬品、水を順に使用するように構成することが好ましい。
この場合、前記洗浄液として、水、薬品、水を順に使用するように構成したので、最初の水で排気ダクト内に蓄積した油等を取り除きやすくしておいてから、次の薬品でその油等を確実に取り除き、最後の水でその薬品を洗い流すことができる。したがって、高価な薬品の使用量を減少するとともに、薬品の残留による排気ダクトのダメージを防いて、その排気ダクトの長寿命化を図ることができる。なお、薬品としては、カ性ソーダの希釈液などを使用する。
本発明に係るダイレクト洗浄可能ダクトによれば、調理用のフードで集めた排気を外部に導く排気ダクトのメンテナンスに当たり、前記フードに代えて前記排気ダクトに取り付けられ、該排気ダクト内で発生する洗浄廃液を外部に導く専用アダプタを備えたので、洗浄液で排気ダクト内を直接洗浄し、その洗浄廃液を外部に導くことができる。したがって、簡単な構成でありながら、通常のメンテナンス方法のように、大口径の集合ダクトはその出入口をバイパスした状態でウエス拭きを行い、小口径の枝ダクトは取り替えることは一切不要となり、その結果、メンテナンスにかかる時間と費用とを大幅に低減することができる。
本発明の一実施形態に係るダイレクト洗浄可能ダクトの全体構成を示す説明図である。 本ダイレクト洗浄可能ダクトのフードの詳細構成を示す説明図である。 本ダイレクト洗浄可能ダクトに付設可能な洗浄ユニットの詳細構成を示す説明図である。 本ダイレクト洗浄可能ダクトの専用アダプタの詳細構成を示す説明図である。 本ダイレクト洗浄可能ダクトのメンテナンス手順の一例を示すフローチャートである。 本ダイレクト洗浄可能ダクトのメンテナンス内容の一例を示す説明図である。
図1は本発明の一実施形態に係る本ダイレクト洗浄可能ダクト10の全体構成を示す説明図、図2はそのフード1の詳細構成を示す説明図、図3は本ダイレクト洗浄可能ダクト10に付設可能な洗浄ユニット50の詳細構成を示す説明図、図4はその専用アダプタ60の詳細構成を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態は、調理用のフード1と、枝ダクト2と、集合ダクト(横)3と、集合ダクト(縦)4とからなるダイレクト洗浄可能ダクト(以下、本ダクトという。)10と、排気ファン20と、調理用テーブル30と、椅子40とを備えている。ここで、フード1は調理用テーブル30の上部にあって、該調理用テーブル30に組み込まれた調理器(図示せず。)からの排気を集めて、枝ダクト2内に導くものである。それぞれの枝ダクト2で集められた排気は、天井CL下を若干先上がりにして横向きに走る集合ダクト3内で集合され、側壁WLを貫通して接続された下向きの集合ダクト4を通じて、床FL上に設置された排気ファン20で室外に排出されるようになっている。ダクト間の継手は適宜シールされている。各要素の諸寸法は、その通過が予想される給排気量に応じて設定されており、各要素の材質は、耐食性等を考慮して、概ねステンレス鋼製としている。なお、符号31,32,41は、ダクト3,4の適所にそれぞれ形成された穴を塞ぐためのキャップを示す。
フード1は、例えば図2に示すように、フード本体11と、防火ダンパ12と、油分除去フィルタ13と、円筒部14とを備えている。
フード本体1は、全体が略円錐台形状となるように成形したものであって、フード本体11内には、油分除去フィルタ13を把持する把持脚(図示せず。)が適所に垂下されている。防火ダンパ12は、万一の出火時に自動的に閉じて延焼を防止するためのものであって、通常はダンパ本体(図示せず。)が全開状態で使用される。油分除去フィルタ13は、例えば円筒状の網材からなり、その上部の周縁部分が前記把持脚により抱持されている。そして、フード本体11の下方の開口から吸い込んだ煙等に含まれている油分や灰の大半を除去した後、円筒部14に排出させ、除去油分等をフィルタ下部に取着されたオイル溜め部に落下、回収させるようになっている。
枝ダクト2は、フード1の円筒部14を着脱自在に取り付けるようになっている。すなわち、枝ダクト2の本体23の下部が縮径されて段部21が形成され、この段部21に逆L字状の切れ目22が入れられている。そして、フード1の円筒部14を持ち上げることで段部21にはめ込み、さらに回転することで水平ネジ15が切れ目22に沿って所定位置に案内される。その所定位置で水平ネジ15を締め付けることで、フード1が枝ダクト2に固定されるようになっている。フード1を枝ダクト2から取り外すときはこの逆順となる。
洗浄ユニット50は、本ダクト10に付設可能なものであり、例えば図3に示すように、タンク56内に充填された洗浄液(水、薬品)57を、ポンプ55で吸引して、圧力調整弁53と、ホース52を介して洗浄ノズル51に送るようになっている。洗浄ノズル51は、洗浄液57を斜め後方に噴射することで、ダクト2,3,4内をそれぞれ自走可能なものであり、その自走速度や噴射される洗浄液の量は圧力調整弁(圧力調整機構)53を手動調整することで任意に調整できる。
専用アダプタ60は、前記洗浄ノズル51から噴射される洗浄液57を回収するためのもので、例えば図4に示すように、大径部61と、縮径部63と、小径部64とからなる漏斗状をなしている。大径部61には水平ネジ(取り付け機構)62が図4中の前後に設けられたネジ穴(図示せず。)にそれぞれ螺合されており、小径部64には前記ホース75が接続可能となっている。一方、枝ダクト2の本体23の下部が縮径されて段部21が形成され、この段部21に逆L字状の切れ目(取り付け機構)22が入れられている。
そして、専用アダプタ60の大径部61を持ち上げることで段部21にはめ込み、さらに回転することで水平ネジ62が切れ目22に沿って所定位置に案内される。その所定位置で水平ネジ62を締め付けることで、専用アダプタ60が枝ダクト2に固定されるようになっている。なお、枝ダクト2のかかる構造は、上述したように、フード1を着脱自在に取り付けるためのものであるが、ここではフード1に代えて、専用アダプタ60を着脱自在に取り付けるために使用する。
以下、本ダクト10のメンテナンス手順について説明する。図5は本ダクト10のメンテナンス手順の一例を示すフローチャート、図6はそのメンテナンス内容を示す説明図であって、(a)は集合ダクト3の洗浄、(b)は枝ダクト2の洗浄、(c)は集合ダクト4の洗浄をそれぞれ示すものである。
まず図5において、ダクト洗浄の準備をする(ステップS1)。ここでは、枝ダクト2からフード1を取り外す。すなわち、図2に示すように、フード1を回転させてから、下向きに引っ張ると、枝ダクト2からフード1が外れる。ついで、枝ダクト2に専用アダプタ60を取り付ける。すなわち、図4に示すように、専用アダプタ60の大径部61を持ち上げることで段部21にはめ込み、さらに回転することで水平ネジ62が切れ目22に沿って所定位置に案内される。その所定位置で水平ネジ62を締め付けることで、専用アダプタ60が枝ダクト2に固定される。
ついで、図6(a)に示すように、集合ダクト3の水による洗浄に入る(集合ダクト3についてのステップS2)。最初は集合ダクト3には洗浄ノズル51を挿入するための穴が開いていないものとする。そこで、まず集合ダクト3の右端板の略中央に所定径の穴を開ける。所定径は洗浄ノズル51を挿入できる程度の大きさに設定する。この穴から洗浄ノズル51を挿入する。
このとき、洗浄ユニット50のタンク56には水が入っている。この水をポンプ55で吸引して、圧力調整弁53とホース52とを介して洗浄ノズル51に送り出す。大径の集合ダクト3に比較的大量の水を送り込むために圧力調整弁53はほぼ全開となっている。そうすると、洗浄ノズル51は後方に高圧水を噴射し、その反動で自走することで、集合ダクト3内を右端から左端まで、その集合ダクト3の内部を洗浄していく。その排水(洗浄廃液)は、枝ダクト2の下端に取り付けられた専用アダプタ60で集められて、ホース75を介して、調理用テーブル30上に乗せておいたバケツ70内に回収される。
ホース52が集合ダクト3内で左端に到達したことは同ダクト内に挿入されたホース長で判断できる。ついで、ホース52を引っ張ることで、洗浄ノズル51を集合ダクト3の左端から右端まで引き戻し、その右端板に開けられた穴から洗浄ノズル51を抜き出す。この穴をキャップ31で塞ぐ。
引き続いて、枝ダクト2の水による洗浄に入る(枝ダクト2についてのステップS2)。図6(b)中では、すでに右から2つ目の枝ダクト2の洗浄に入っているが、すべての枝ダクト2の洗浄を同様に行うものとする。ここでも、まず集合ダクト3の分岐部の上部に所定径の穴を開ける。所定径は洗浄ノズル51を挿入できる程度の大きさに設定する。この穴から洗浄ノズル51を挿入する。
このとき、洗浄ユニット50のタンク56には水が入っている。この水をやはりポンプ55で吸引して、圧力調整弁53とホース52とを介して洗浄ノズル51に送り出す。小径の集合ダクト3に比較的少量の水を送り込むために圧力調整弁53は絞っている。それでも、洗浄ノズル51は後方に高圧水を噴射し、その反動で自走することで、枝ダクト2内を上端から下端まで、その枝ダクト2の内部を洗浄していく。その排水(洗浄廃液)は、枝ダクト2の下端に取り付けられた専用アダプタ60で集められて、ホース75を介して、調理用テーブル30上に乗せておいたバケツ70内に回収される。
ホース52が枝ダクト2で下端に到達したことは同ダクト内に挿入されたホース長で判断できる。ついで、ホース52を引っ張ることで、洗浄ノズル51を枝ダクト2の下端から上端まで引き戻し、その真上の集合ダクト3に開けられた穴から洗浄ノズル51を抜き出す。この穴をキャップ32で塞ぐ。
すべての枝ダクト2の水洗浄が終わると、集合ダクト4の水による洗浄に入る(集合ダクト4についてのステップS2)。ここでも、まず集合ダクト4の分岐部の上部に所定径の穴を開ける。所定径は洗浄ノズル51を挿入できる程度の大きさに設定する。この穴から洗浄ノズル51を挿入する。
このとき、洗浄ユニット50のタンク56には水が入っている。この水をやはりポンプ55で吸引して、圧力調整弁53とホース52とを介して洗浄ノズル51に送り出す。大径の集合ダクト4に比較的大量の水を送り込むために圧力調整弁53をほぼ全開に戻している。そうすると、洗浄ノズル51は後方に高圧水を噴射し、その反動で自走することで、枝ダクト2内を上端から下端まで、その集合ダクト4の内部を洗浄していく。その排水(洗浄廃液)は、例えば排気ファン20のダクトを外しておいて、そこから別途バケツ内に回収される。
ホース52が集合ダクト4で下端に到達したことは同ダクト内に挿入されたホース長で判断できる。ついで、ホース52を引っ張ることで、洗浄ノズル51を集合ダクト4の下端から上端まで引き戻し、そこに開けられた穴から洗浄ノズル51を抜き出す。この穴をキャップ41で塞ぐ。
引き続いて、図6(a)(b)(c)に示すように、集合ダクト3、枝ダクト2,集合ダクト4の順に薬品による洗浄に入る(ステップS3)。すでに各ダクト2,3,4には洗浄ノズル51を挿入するための穴が開いており、キャップ31,32,41を外して、この穴から洗浄ノズル51を挿入する。その他の手順は上記した通りであるので詳細説明は省略する。なお、薬品としては、例えばカ性ソーダの希釈液を使用する。
引き続いて、図6(a)(b)(c)に示すように、集合ダクト3、枝ダクト2,集合ダクト4の順に再び水による洗浄に入る(ステップS4)。この場合も、すでに各ダクト2,3,4には洗浄ノズル51を挿入するための穴が開いており、キャップ31,32,41を外して、この穴から洗浄ノズル51を挿入する。その他の手順は上記した通りであるので詳細説明は省略する。
しかる後に、復旧に入る(ステップS5)。ここでは、枝ダクト2から専用アダプタ60を取り外す。すなわち、図4に示すように、専用アダプタ60を回転させてから、下向きに引っ張ると、枝ダクト2から専用アダプタ60が外れる。ついで、枝ダクト2にフード1を取り付ける。すなわち、図2に示すように、フード1を持ち上げることで段部21にはめ込み、さらに回転することで水平ネジ15が切れ目22に沿って所定位置に案内される。その所定位置で水平ネジ15を締め付けることで、フード1が枝ダクト2に固定される。なお、フード1は別途洗浄しておいたものを再度使用する。
以上説明したように、本ダクト10によれば、そのメンテナンスに当たり、フード1に代えて枝ダクト2に取り付けられ、集合ダクト3や枝ダクト2内で発生する洗浄廃液を外部に導く専用アダプタ60を備えたので、洗浄液でダクト2,3内などを直接洗浄し、その洗浄廃液を外部に導くことができる。この際、ダクトには勾配をつけて洗浄廃液が溜まりにくくなっており、その継手はシールして洗浄廃液が漏れにくくなっている。したがって、簡単な構成でありながら、通常のメンテナンス方法のように、大口径の集合ダクトはその出入口をバイパスした状態でウエス拭きを行い、小口径の枝ダクトは取り替えることは一切不要となり、その結果、メンテナンスにかかる時間と費用とを大幅に低減することができる。
なお、上記実施形態では、洗浄ユニット50を焼肉店におけるダクト10に適用した場合を例示したが、この洗浄ユニット50を家庭内のダクトについて同様に適用できる。
また、上記実施形態では、集合ダクト3、枝ダクト2、集合ダクト4の順番で、それぞれ水による洗浄を行い、同順番で薬品による洗浄を行い、最後に同順番で水による洗浄を行っているが、他の順番で洗浄を行ってもよい。ただし、洗浄廃液の流れ方向などを考慮する必要があるのはもちろんである。
また、上記実施形態では、最初は集合ダクト3,4に洗浄ノズル51を挿入するための穴が開いていないダクト10を例示し、その穴を開けたのであるが、最初から穴が開けてあるダクト装置では、その穴を塞ぐキャップを外すだけでよい。特に寒冷地において、ダクトの結露対策として保温材が巻きつけてある場合などには、予め穴を開けてキャップで塞いでおくことが好ましい。
また、上記実施形態では、タンクとポンプとを1つずつ備えた洗浄ユニット50を例示しているが、洗浄液としての水、薬品の入れ替え作業の手間を省くためにタンクなどを複数設けてもよく、さらには室内外にわたる作業性を上げるために洗浄ユニット自体を複数設けてもよい。
1 フード
2 枝ダクト
22 切れ目(取り付け機構)
3 集合ダクト(横)
4 集合ダクト(縦)
10 ダクト(ダイレクト洗浄可能ダクト、排気ダクト)
20 排気ファン
30 調理用テーブル
31,32,41 キャップ
50 洗浄ユニット
51 洗浄ノズル
53 圧力調整弁(圧力調整機構)
57 洗浄液(水、薬品)
60 専用アダプタ
62 水平ネジ(取り付け機構)
実用新案登録第3095320号公報 特開平11―2414号公報

Claims (5)

  1. 調理用のフードで集めた排気を外部に導く排気ダクトのメンテナンスに当たり、
    前記フードに代えて前記排気ダクトに取り付けられ、該排気ダクト内で発生する洗浄廃液を外部に導く専用アダプタを備えたことを特徴とするダイレクト洗浄可能ダクト。
  2. 前記専用アダプタは、前記排気ダクトにフードを取り付けるために設けられた取り付け機構を利用して該排気ダクトに取り付けられるように構成したことを特徴とする請求項1記載ダイレクト洗浄可能ダクト。
  3. 前記排気ダクト内に挿入され、洗浄液を該排気ダクト内で斜め後方に噴射することにより自走する洗浄ノズルと、該洗浄ノズルから噴射される洗浄液の圧力を前記排気ダクトの口径に応じて調整するための圧力調整機構とを付設可能であることを特徴とする請求項1又は2記載のダイレクト洗浄可能ダクト。
  4. 前記排気ダクトに着脱可能に取り付けられ、前記洗浄ノズルの挿入口を閉塞するキャップを備えたことを特徴とする請求項3記載のダイレクト洗浄可能ダクト。
  5. 前記洗浄液として、水、薬品、水を順に使用するように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のダイレクト洗浄可能ダクト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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