JP2014055697A - ガスタービン燃焼器 - Google Patents

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Abstract

【課題】
複数の燃料ノズルと、複数の空気孔が形成された空気孔プレートを有し、燃焼用空気を燃焼器の上流部で流れの向きを反転して、複数の空気孔から燃焼室に流入させるようにしたガスタービン燃焼器において、圧力損失の増加を抑制して、各空気孔を通過する空気流量のばらつきを小さくすることが可能なガスタービン燃焼器を提供する。
【解決手段】
燃焼室を形成する燃焼器ライナと、複数の燃料ノズルと、複数の空気孔を有する空気孔プレートと、燃焼器ライナおよび空気孔プレートを内包する外筒およびエンドカバーとを備え、エンドカバーの空気孔プレート側の表面が燃焼器の半径方向外側から燃焼器中心側へ向かい空気孔プレート側に突出している。また、エンドカバー半径方向外周側をエンドカバー側へ窪んだ形状とするのが望ましい。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ガスタービン燃焼器に関する。
火力発電プラントでは、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出量を削減する手段として、発電効率の向上や化石燃料以外の水素などの燃料を積極的に利用することが検討されている。発電効率の向上には、ガスタービン複合発電設備のガスタービン入口温度の高温化が有効である。
しかし、ガスタービンの高温化に伴い、環境汚染物質である窒素酸化物(NOx)の排出量が増加するため、発電効率の向上とともにNOx排出量の低減が重要な技術課題となっており、高温化したガスタービンや水素含有燃料を使用するガスタービンに対応した低NOx燃焼方式が求められている。
このような課題に対応するため、燃焼室に対向配置された複数の燃料ノズルと複数の空気孔をそれぞれ概略同軸上に配置し、燃料と空気を同軸流として燃焼室に供給する燃焼器が提案されている(例えば特許文献1)。この燃焼器では、燃料と空気を分散して同軸流として供給することで混合が急速に促進され、NOx排出量を低減することが可能となる。また混合距離を短くすることが可能となり、特に水素含有燃料を用いる場合に懸念される火炎の逆流を防止できる。
特許文献1に記載の燃焼器では、燃焼用空気を燃焼室の下流側の外周位置から外側を通過させて上流側に導き、燃焼器の上流部で流れの向きを反転して、燃焼室に流入させる、いわゆるリバースフロー燃焼器が用いられている。リバースフロー燃焼器は燃焼用空気の多くを燃焼器の対流冷却に使用できる。しかし、リバースフロー燃焼器では、流れの向きを反転する際に燃焼器の外周側に剥離渦と呼ばれる淀み領域が生じ、外周側に配置した空気孔を通過する空気流量が低下する可能性がある。空気孔ごとに空気流量が異なる場合、燃焼室における燃料と空気の混合度に偏りが生じ、NOx排出量が増加する可能性がある。
特許文献1には、このような課題に対応するため、空気孔を有するプレートが段階的に燃焼器上流側へ突き出した構造とし、燃焼用空気の流れが流れ方向を変えた際に、階段状に突出した空気孔プレートに衝突して圧力を回復することで、淀み領域を解消し、燃焼用空気の流入の偏差を縮小する方法が開示されている。
特開2011−191046号公報
特許文献1では、燃焼器外周から中央部に向かう、燃焼用空気の流れを階段状に突出した空気孔プレートによってせき止めて、圧力を回復している。
特許文献1に記載の方法で外周側の空気孔へ供給する空気流量を増加させる場合、空気孔プレートの突出部を増加させてせき止めによる圧力の回復量を増加することが有効であるが、流体をせき止めた際に発生する圧力損失が増加する可能性がある。このような圧力損失は、外周側から中央に向かうにつれて集積し、燃焼器中央部に逆に燃焼用空気が流入しにくくなる可能性がある。特にガスタービンを高温化する場合には、燃焼用空気の密度が高くなるとともに粘性係数も大きくなるため、せき止めによる圧力損失がさらに増大する可能性がある。
外周側の空気孔を通過する空気流量を増加させ、偏差の小さい燃焼用空気の流入を実現するため、空気孔プレートの突出量を減少させてせき止めによる動圧損失を減少させる場合、流体の圧力回復を促して剥離渦と呼ばれる淀み領域を解消する効果が逆に小さくなる。
本発明の目的は、複数の燃料ノズルと、複数の空気孔が形成された空気孔プレートを有し、燃焼用空気を燃焼器の上流部で流れの向きを反転して、複数の空気孔から燃焼室に流入させるようにしたガスタービン燃焼器において、圧力損失の増加を抑制して、各空気孔を通過する空気流量のばらつきを小さくすることが可能なガスタービン燃焼器を提供することにある。
本発明は、空気孔プレートの上流側に位置するエンドカバーの空気孔プレート側の表面が燃焼器の半径方向外側から燃焼器中心側へ向かい空気孔プレート側に突出するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、燃焼用空気をせき止めることなく燃焼用空気の圧力を回復させることができ、その結果、圧力損失の増加を抑制して、空気孔プレートの各空気孔を通過する空気流量のばらつきを小さくすることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明のガスタービン燃焼器が適用されるガスタービンプラントの概略構成との本発明の第一の実施例におけるガスタービン燃焼器の構造を示す図。 本発明の第一の実施例における空気孔プレートの正面図。 本発明の第一の実施例におけるエンドカバー、燃料ノズル、空気孔プレートの配置を示した燃焼器上流側の軸方向断面図。 比較例1におけるエンドカバー、燃料ノズル、空気孔プレートの配置を示した燃焼器上流側の軸方向断面図。 本発明の第一の実施例と比較例1の空気孔プレート入口側における半径方向圧力分布の概念図 本発明の第二の実施例におけるエンドカバー、燃料ノズル、空気孔プレートの配置を示した燃焼器上流側の軸方向断面図。 本発明の第二の実施例における空気孔プレートの正面図。 比較例2におけるエンドカバー、燃料ノズル、空気孔プレートの配置を示した燃焼器上流側の軸方向断面図。 本発明の第二の実施例と比較例2の空気孔プレート入口側における半径方向圧力分布の概念図 本発明の第三の実施例におけるエンドカバー、燃料ノズル、空気孔プレートの配置を示した燃焼器上流側の軸方向断面図。 本発明の第三の実施例における検査円における空気流量とエンドカバー突出量の関係を示す概念図。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1〜図5を用いて本発明の第一の実施例を説明する。
先ず、図1を用いて本発明の実施例のガスタービン燃焼器が適用されるガスタービンプラントの概略構成について説明する。ガスタービンプラント1は、圧縮機2、燃焼器3、タービン4により構成され、圧縮機2から燃焼用空気を燃焼器3に供給し、燃焼器3で燃料を燃焼させ、発生した高温高圧の燃焼ガス110をタービン4に流入させて駆動し、タービン4の回転動力を電力として取り出す。
圧縮機2は大気を吸気して圧縮し、圧縮機2で圧縮された圧縮空気102はディフューザー9を通過後、燃焼器3へ流入する。
燃焼器3は、燃料と空気を混合し燃焼させる燃焼室5と、燃焼室を形成するライナ12と、燃焼室3の上流側に面し燃料を噴出する燃料ノズル22と、燃料ノズル22と燃焼室3との間に設置され空気を噴出する空気孔21を備えた空気孔プレート20と、空気孔プレート20の上流側に面したエンドカバー7を備え、空気は燃焼室5の下流側の外周からライナ12の外側を通過し、燃焼室5の上流側の外周で流れの向きを反転して空気孔21に流入し燃焼室5に噴出されるように構成されている。複数の燃料ノズル22と、複数の空気孔21を有する空気孔プレート20とでバーナ8が構成される。
このような燃焼器の構成において、燃焼器3へ流入した圧縮空気102は、外筒10とライナ12の間を通過する。圧縮空気102の一部はライナ12の冷却空気103として燃焼室5に流入する。外筒10とライナ12の間を通過した圧縮空気102は燃焼用空気104として空気孔プレート20に形成された空気孔21に流入し燃焼室5に噴出する。燃焼用空気104は燃料ノズル22から噴出する燃料と混合し燃焼室5に火炎を形成する。このように、本実施例では、空気は燃焼室5の下流側の外周位置からライナ12の外側を通過し、燃焼室5の上流側の外周位置で流れの向きを反転して空気孔21に流入し燃焼室5に噴出される。燃焼室5で発生した燃焼ガスはトランジションピース6を通過してタービン5に流入する。
本実施例の燃焼器は複数本の燃料ノズル22を備えており、それぞれ燃料ノズル22は燃料を分配する燃料ヘッダー23に接続される。燃料ヘッダー23はエンドカバー7内部に設けられており、燃料ヘッダー23には燃料供給系統201、202から燃料が供給される。
燃料ノズル22へ燃料を供給する燃料供給系統201および燃料供給系統202は燃料遮断弁60を備えた燃料供給系統200から分岐している。また、燃料供給系統201、202はそれぞれ燃料圧力調整弁61a、62aを備えており、個別に制御される。また燃料供給系統201および燃料供給系統202は、燃料圧力調整弁61a、62aの下流に燃料流量調整弁61b、62bをそれぞれ備えている。なお、本実施例では、燃料を2系統に分配したが、それ以上の数の系統に分配してもよい。
このように燃料系統を複数に分配すれば、系統数の増加により運転の自由度を拡大できる。本実施例の燃焼器3では燃料として、コークス炉ガスや製油所オフガス、石炭ガス化ガスなどの水素含有燃料を使用でき、液化天然ガス(Liquefied Natural Gas: LNG)をはじめとする多くのガス燃料にも適用できる。
図2に本実施例で用いられる空気孔プレート20の一例を示す。複数の空気孔21が、空気孔プレート20の中心軸まわりに同心円状に配置されている。本実施例では、空気孔は、中心から外側に向けて1列目空気孔51、2列目空気孔52、3列目空気孔53の3列で構成されている。また、本実施例の空気孔プレート20には、特許文献1のような突出部が形成されておらず平面状に形成されている。空気孔21は、各列のピッチ円周方向に傾斜しており、噴出する燃焼用空気104に空気孔プレートの中心軸周りに旋回がかかるよう適度な旋回角が付与されている。図1に示すように空気孔プレート20はライナ12と同軸となっているため、燃焼用空気104に旋回を与えることで、ライナ内部の燃焼室5中心軸周りに旋回が作用し、循環渦を伴う低流速領域90を形成でき、火炎を安定化することができる。なお、本実施例の空気孔は3列で構成されているが、これに限定されるものではない。但し、空気孔プレートには、同心円状に配置した空気孔列が2列以上、また、1列の空気孔数は4孔以上であることが望ましい。
次に図3を用いて本実施例の燃焼器の特徴的な構成を説明する。本実施例の特徴は、(1)エンドカバー7の中心領域を空気孔プレート20側へ突出させ(エンドカバー表面が燃焼器の半径方向外側から燃焼器中心側へ向かい空気孔プレート側に突出)、(2)半径方向外周側に窪み領域80を形成した(空気孔プレート側とは反対側に窪んだ形状を有する)ことである。
また、各燃料ノズル22は各空気孔21とそれぞれ概略同軸に配置され、各燃料ノズル22のエンドカバー7埋め込み端面から燃料噴孔出口端面までの長さは同じとしている。
本実施例の作用効果を、図4に示す比較例1と対比して説明する。比較例1はエンドカバー7の表面形状が平面としたものである。比較例1は、燃焼器構造ならびに燃料系統は本実施例と同様であり、エンドカバー表面形状が平面である点が本実施例と異なる。
図5に本実施例と比較例1の空気孔プレート20入口側における半径方向圧力分布の概念図を示す。いずれの燃焼器においてもライナ12上流端から流入した燃焼用空気104が空気孔プレート20に沿って流入するにつれて、除々に空気孔列に燃焼用空気104を分配し流量を減らしながら流れる。また、流量を減じた燃焼用空気104は燃焼器中央部で衝突して淀み領域を形成する。
図4の比較例1の燃焼器では、燃焼用空気104が流れの向きを反転する際に空気孔プレート20の外周側に剥離渦と呼ばれる淀み領域70が発生し、外周側の空気孔を通過する空気流量が低下する。さらにエンドカバー7と空気孔プレート20との間の距離が一定であるので、燃焼用空気104の流速は除々に減少する。この過程で流体の運動エネルギである動圧は減速するに従って減少し、空気孔プレート20の中心軸側で最も小さくなる。動圧の減少分が静圧として回復するため、比較例1における空気孔プレート入口側には、図5のように空気孔プレートの軸中心側を最大とする半径方向の圧力分布が形成される。これに対し空気孔プレート出口側の圧力の半径方向の偏差は小さいため、空気孔プレート20の入口側圧力に対する出口側圧力の比は空気孔プレート20の中心に近いほど大きな値となり、空気孔プレート20の中心部の空気孔を通過する燃焼用空気104の流量が多くなる。このように比較例1の燃焼器では、空気孔プレート20径方向位置によって空気孔を通過する空気流量に偏差が生じる可能性がある。
一方、図3の本実施例では、エンドカバー7外周側に窪み領域80を設けることで、空気孔プレート入口外周側における環帯面積を増加するため、空気孔プレートの中心側へ向かう燃焼用空気104の流速が低下し、空気孔プレート外周側においても静圧を回復しやすくなる。
また、エンドカバー7の中心領域は、空気孔プレート20側へ突出しているため、静圧を回復した燃焼用空気104がエンドカバー7表面に沿って中心側へ流れる際に通過する環帯面積が減少する。環帯面積の減少により空気孔プレート20中心軸側へ流れる燃焼用空気104は加速され、空気孔プレート20の半径方向で圧力分布が一定となるよう静圧が動圧に変換される。
以上のエンドカバー表面に設けた窪み領域80と突出部により、図5の効果1ように空気孔プレート20入口側の半径方向における圧力分布の偏差を縮小できる。
また、図4の比較例1に示すように空気孔プレート20の外周側に発生する淀み領域70は、ライナ12上流側から流入する燃焼用空気104の流速に応じて拡大する。本実施例では、エンドカバー7外周側の窪み領域で燃焼用空気104の流速が減少するため、淀み領域70は小さくなり、淀み領域の形成による圧力損失も低減することができる。
各空気孔21入口部の圧力の偏差が縮小されることにより供給する空気流量の偏差も縮小される。各空気孔から供給する空気流量の偏差を縮小し、各燃料ノズル22から同量の燃料を供給する場合、燃焼室5に流入する燃料と空気の混合度の半径方向偏差も縮小する。そのため、燃焼室5における空気に対する燃料の比率(以下、燃空比と呼ぶ)の上昇に伴う局所高温領域の発生を防げるため、NOx排出量を低減できる。
特に空気孔プレート20の外周側の燃空比が低下するため、ライナ12近傍において高温の火炎が形成されることがなくなり、構造物の信頼性を確保することが可能となる。
さらに、エンドカバー7の外周側に窪み領域80を設けることで、燃焼用空気104が窪み領域80の表面形状に沿って流れるため、流れの向きが反転する際に生じる流体損失を低減することが可能となる。
また、窪み領域80からエンドカバー7中心領域の突出部への角度を変更することで、エンドカバー外周側で静圧として回復せず、流速を持った燃焼用空気104の流れ方向を制御することが可能となり、空気孔プレート20の外周側へ燃焼用空気を集めることができる。空気孔プレート外周側に供給する空気流量が増加すると、空気孔プレート20の入口側中心で衝突する燃焼用空気104の流量が減少するため、空気孔プレート中心側の圧力が低下する。突出部への角度を変更して空気孔プレート中心側の圧力を低下させた場合、図5の効果2に示すように圧力分布の偏差を効果1に比べさらに縮小することができる。そして、空気孔プレート外周側に供給する空気流量が増加する場合、ライナ12近傍における燃空比の低下により火炎の温度が低下するため、構造物の信頼性を確保することが可能となる。
水素含有燃料をガスタービンに使用する場合には、燃料を着火するために必要な最小着火エネルギが低く着火しやすくなる上に、可燃範囲が広がるため、燃焼室5上流側に位置する空気孔プレート20に火炎が接近しやすくなる。また高温化したガスタービンに水素含有燃料を使用する場合も、圧縮空気102の温度が高くなるため、着火しやすくなる上に可燃範囲が広がり、火炎が接近しやすくなる。特に燃空比が高い領域に火炎が接近しやすい。本実施例では各空気孔21から噴出する混合気の燃空比の半径方向偏差を縮小しているので、水素含有燃料に対しても火炎の接近を防止できる。すなわち、本実施例によれば、水素を含むガス燃料を使用する場合においても、低NOx燃焼と燃焼器の安定な運用を両立させることができる。
また、本実施例の構造では燃料ノズル22先端から空気孔21出口までの距離は一定であり、全て同寸法の燃料ノズル22が用いられているが、エンドカバー7表面から露出する長さが半径方向で異なる。各燃料ノズル22はエンドカバー7外周側において流れ方向を反転した燃焼用空気104を横風として受けるため、燃焼用空気104の通過に伴う渦が発生し、それによる繰り返し応力が発生する。燃料ノズル22に生じる繰り返し応力は、通過する燃焼用空気104の流速が高いほど大きく、横風を受ける燃料ノズル22の露出部の長さが長いほど大きくなる可能性がある。この点、本実施例の構造では、燃料ノズル22の露出部が長いエンドカバー7外周側を通過する燃焼用空気104の流速は窪み領域80により低下しており、一方、流速が高くなるエンドカバー7中心側へ向かい燃料ノズル22の露出部は短くなるので、燃料ノズル22に大きな応力が作用することを防止できる。
また、本実施例では、燃焼用空気をせき止めることなく燃焼用空気の圧力を回復させているので、圧力損失の増加を抑制して、燃焼室に供給する空気の流量配分を略均一にすることができる。即ち、特許文献1では、空気孔プレート側に突出部を形成させて燃焼用空気をせき止めて燃焼用空気の圧力を回復させていたので、圧力損失の増加の可能性があったが、本実施例では、エンドカバーの表面形状を工夫して、空気孔プレート側を平面上に形成しているので、燃焼用空気はせき止められることがなく、圧力損失の増加を抑制して、燃焼用空気の圧力を回復させることができる。このようなことから、特許文献1との対比では、本実施例は、エンドカバーの表面形状に凸凹を形成し、各空気孔を通過する空気流量を調整しているという点に特徴を有するとも言える。
本発明の第二の実施例であるガスタービン燃焼器について図6〜図9で説明する。
本実施例のガスタービン燃焼器も図1に示すガスタービン発電プラントに適用することができる。プラントの構成および運用方法は第一の実施例と同様であり、詳細な説明は省略する。
本実施例のガスタービン燃焼器では、より大きな発電出力と多様な運用形態に対応するため、実施例1に示す概略同軸に配置された3列の空気孔21と燃料ノズル22から成るバーナ8を中央に1つ、その周囲に6つ配置した構造としており、多様なガスタービン負荷に対応できる。また、本実施例に示す燃焼器では、燃料系統を分割し、よりきめ細かく燃料配分を制御できるように工夫していることが第一の実施例と異なる。
このため第二の実施例は、第一の実施例より高水素濃度の水素含有燃料を燃料とするガスタービン発電プラントや、大出力、高温化のガスタービン発電プラントに好適である。
図6に本実施例のガスタービン燃焼器におけるエンドカバー7、燃料ノズル22、空気孔プレート20の配置を示した燃焼器軸方向断面を示す。図7に本実施例の空気孔プレート20を燃焼室5側からみた正面図を示す。本実施例では、図7に示すように、実施例1の空気孔プレート20を複数個配置して1つの空気孔プレート20を構成している。すなわち本実施例の燃焼器は、燃焼器3の中心に位置する1個の中央バーナ32と中央バーナ32の外側に位置する6個の外周バーナ33を備える。各空気孔21の中心軸は各列のピッチ円周方向に傾斜し、空気孔21を通過した流れは空気孔21の下流で螺旋状に旋回し、旋回流が形成される。
また、図6に示すように中央バーナ32および外周バーナ33は、3つの燃料系統に接続されており、それぞれ独立に燃料流量を制御できるようになっている。中央バーナ32に対しては中央バーナ燃料系統203が接続されており、主にガスタービンの起動運転に使用するとともに、負荷運転の際には燃焼器全体の燃焼安定性を確保するための運用をする。
一方、外周バーナ33には、外周バーナ内周燃料系統204と外周バーナ外周燃料系統205が接続されている。外周バーナ33の1列目同心円上に配置された同軸噴流群は、火炎の起点を形成するので、特に燃焼安定性に関係する。そこで本実施例のように、外周バーナ32の1列目(内周)に供給する燃料流量を独立に制御することで、火炎の起点を形成でき、より広い負荷範囲に対して安定な燃焼を維持することができる。
本実施例の特徴は、1つの中央バーナ32と複数の外周バーナ33を備える空気孔プレートに対し、第一の実施例と同様に、(1)エンドカバー7の半径方向外周側に窪み領域80を設け、(2)エンドカバーが半径方向外側から中心側へ向かい空気孔プレート20の入口側に突出していることである。
本実施例の作用効果を、図8に示す比較例2と対比して説明する。比較例2はエンドカバー7の表面形状が平面としたものである。比較例12、燃焼器構造ならびに燃料系統は本実施例と同様であり、エンドカバー表面形状が平面である点が本実施例と異なる。
図9に本実施例と比較例2の空気孔プレート20入口側における半径方向圧力分布の概念図を示す。
図8の比較例2の燃焼器では、燃焼用空気104が流れの向きを反転する際に空気孔プレート20の外周側に剥離渦と呼ばれる淀み領域70が発生し、外周側の空気孔を通過する空気流量が低下する。さらにエンドカバー7と空気孔プレート20との間の距離が一定であるので、燃焼用空気104の流速は空気孔プレート20の中心側へ向かうほど減少するため、空気孔プレート20の中心軸側における動圧は最も小さくなる。動圧の減少分が静圧として回復するため、比較例2における空気孔プレート入口側では、図9に示すように軸中心側を最大とする半径方向の圧力分布が形成される。このため空気孔プレート20の中心部の空気孔を通過する燃焼用空気104の流量が多くなる。すなわち、中央バーナ32に形成された空気孔を通過する空気流量は多く、外周バーナ33に形成された空気孔を通過する空気流量は少なくなる。
一方、本実施例では、エンドカバー7外周側に窪み領域80を設けることで、空気孔プレート入口外周側における環帯面積を増加するため、空気孔プレートの中心側へ向かう燃焼用空気104の流速が低下し、空気孔プレート外周側においても静圧を回復しやすくなる。
また、エンドカバー7の中心領域が空気孔プレート20側へ突出しているため、エンドカバー7の外周側の窪み領域80で静圧を回復した燃焼用空気104は、環帯面積の減少により空気孔プレート20中心軸側へ流れる燃焼用空気104は加速され、空気孔プレート20の半径方向で圧力分布が一定となるよう静圧が動圧に変換される。
以上のエンドカバー表面に設けた窪み領域80と突出部により、図9のように空気孔プレート20の入口側の半径方向における圧力分布の偏差を縮小できる。
各空気孔21入口部の圧力の偏差が縮小されることにより供給する空気流量の偏差も縮小される。各燃料ノズル22から同量の燃料を供給する場合、各空気孔から供給する空気流量の偏差が小さいほど燃焼室5に流入する燃料と空気の混合度の半径方向偏差も縮小する。燃空比の低下により局所高温領域の発生を防げるため、NOx排出量を低減できる。
その他、第二の実施例においても、第一の実施例で説明した作用効果は同様に得られる。例えば、エンドカバー7外周側の窪み領域で燃焼用空気104の流速が減少するため、図8の比較例2における淀み領域70は小さくなり、淀み領域の形成による圧力損失も低減することができる。
本発明の第三の実施例であるガスタービン燃焼器について図10〜図11で説明する。
本実施例のガスタービン燃焼器も図1に示すガスタービン発電プラントに適用することができる。プラントの構成および運用方法は第一の実施例及び第二の実施例と同様であり、詳細な説明は省略する。
また、ガスタービン燃焼器の構成は、第二の実施例と基本的には同じであるが、本実施例のガスタービン燃焼器では、エンドカバー7表面形状が第二の実施例と異なる。すなわち本実施例の燃焼器は、第二の実施例に比べエンドカバー7表面の空気孔プレート20入口側へ突出する割合が変化している。より具体的には、本実施例では、中央バーナの中心側を基点としたピッチ円に対する空気流量の減少量に応じてエンドカバーの突出量が増加するように構成している。
空気孔プレート20の半径方向の静圧分布は、空気孔プレート20に形成された空気孔の数に依存し、変化する傾向がある。すなわち、空気孔プレート20の半径方向に形成された各空気孔21から空気が燃焼室5に流出するため、その影響を受けて、空気孔プレート20の表面の静圧分布が変化することが考えられる。そこで、本実施例では、空気孔プレート20の半径方向に形成された空気孔数を考慮した上で、空気孔プレート20の表面の静圧分布が略均一になるようエンドカバー7の突出量を変化させたものである。
本実施例の空気孔プレート20に供給される燃焼用空気104の空気流量は、空気孔数に依存し、中央バーナ32が設けられた検査円半径300まで実施例1と同様に増加している。
図11に示すように空気孔プレート20の外周側から供給される燃焼用空気104は、空気孔21が配置された領域を通過するほど、空気孔プレート20の中心へ向かう燃焼用空気104の流量が減少する。燃焼用空気104の流量が減少すると空気孔プレート20の中心へ向かう流速が減少するため、エンドカバー7の突出部による燃焼用空気104を加速する割合が低下する。そのため、燃焼用空気104の流量が減少する領域ほど、エンドカバー7の突出量を増加することで、空気孔プレート20の入口側の圧力分布の偏差を縮小することができる。
このため、各空気孔21に燃焼用空気104が分岐しつつ空気孔プレート20入口側中心部へ燃焼用空気104が流れる場合、減少する空気流量に応じて燃焼用空気104が通過する環帯面積が減少するので、圧力分布の偏差が縮小するように静圧が動圧に変換される。従って半径方向における圧力分布の偏差を縮小でき、供給する空気流量の偏差も縮小する。このため、燃焼室5における燃空比の偏差が縮小し、局所高温領域の発生を防ぐことができるので、NOx排出量の低減が可能となる。また、空気孔プレート20の外周側の燃空比が低下するため、ライナ12近傍において高温の火炎が形成されることがなくなり、構造物の信頼性を確保することが可能となる。
その他、本実施例においても先の実施例で述べた作用効果は同様に得られる。
また、本実施例においてもエンドカバーの表面形状に凸凹を形成し、各空気孔を通過する空気流量を調整しているという点に特徴を有すると言えるが、本実施例ではエンドカバーの突出量を調整して各空気孔を通過する空気流量を調整しているのでその特徴がより明らかであると言える。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加,削除,置換をすることが可能である。
1…ガスタービンプラント、2…圧縮機、3…燃焼器、4…タービン、5…燃焼室、6…トランジションピース、7…エンドカバー、8…バーナ、9…ディフーザ、10…外筒、12…ライナ、20…空気孔プレート、21…空気孔、22…燃料ノズル、23…燃料ヘッダー、32…中央バーナ、33…外周バーナ、51…1列目空気孔、52…2列目空気孔、53…3列目空気孔、60…燃料遮断弁、61a、62a、…燃料圧力調整弁、61b、62b、…燃料流量調整弁、70…淀み領域、80…窪み領域、83…火炎面、90…低流速領域、101…空気、102…圧縮空気、103…冷却空気、104…燃焼用空気、110…燃焼ガス、200、201、202…燃料供給系統、203…中央バーナ燃料系統、204…外周バーナ内周燃料系統、205…外周バーナ外周燃料系統、300…検査円半径

Claims (7)

  1. 燃料と空気を燃焼させる燃焼室を形成する燃焼器ライナと、
    前記燃焼室の上流側に配置された複数の燃料ノズルと、
    前記燃焼室の上流側に配置され、前記複数の燃料ノズルからの燃料がそれぞれ噴射される複数の空気孔が形成された空気孔プレートと、
    前記複数の燃料ノズルが取り付けられ、前記空気孔プレートの上流側に間隔をおいて位置するエンドカバーであって、前記空気孔プレートに対向する面が、エンドカバー半径方向外周側からエンドカバー中心側に向かって前記空気孔プレート側に突出しているエンドカバーとを有することを特徴とするガスタービン燃焼器。
  2. 請求項1に記載のガスタービン燃焼器おいて、
    前記エンドカバーは、前記空気孔プレートに対向する面のエンドカバー半径方向外周側が前記空気孔プレート側とは反対側に窪んだ形状を有するガスタービン燃焼器。
  3. 請求項1に記載のガスタービン燃焼器において、
    前記エンドカバーの前記空気孔プレートに対向する面から前記各燃料ノズル先端までの長さがガスタービン燃焼器半径方向で異なることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  4. 請求項1に記載のガスタービン燃焼器において、
    前記ガスタービン燃焼器は複数個のバーナから構成され、
    前記複数個のバーナは、それぞれ、前記複数の燃料ノズルと前記複数の空気孔から構成され、前記複数個のバーナの空気孔プレートは一つの空気孔プレートを構成していることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  5. 請求項4に記載のガスタービン燃焼器において、
    前記複数個のバーナは、中央バーナと、前記中央バーナの周囲に位置する複数個の外周バーナとから構成され、前記エンドカバーは、前記中央バーナの中心側を基点としたピッチ円に対する空気流量の減少量に応じて前記空気孔プレート側に突出する量が増加するように形成されていることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  6. 燃料と空気を燃焼させる燃焼室を形成する燃焼器ライナと、
    前記燃焼室の上流側に配置された複数の燃料ノズルと、
    前記燃焼室の上流側に配置され、前記複数の燃料ノズルからの燃料がそれぞれ噴射される複数の空気孔が形成された空気孔プレートと、
    前記燃焼器ライナおよび前記空気孔プレートを内包する外筒と、
    前記複数の燃料ノズルが取り付けられ、前記空気孔プレートの上流側に間隔をおいて位置するエンドカバーとを備えたガスタービン燃焼器であって、
    前記ガスタービン燃焼器は、燃焼用空気を前記燃焼室の下流側の外周位置から前記燃焼器ライナと前記外筒との間を通過させて前記燃焼室の上流側に導き、前記複数の空気孔を通過させて前記燃焼室内に流入させるように構成され、
    前記エンドカバーは、前記空気孔プレートに対向する面のエンドカバー半径方向外周側が前記空気孔プレート側とは反対側に窪んだ形状を有するガスタービン燃焼器。
  7. 燃料と空気を燃焼させる燃焼室を形成する燃焼器ライナと、
    前記燃焼室の上流側に配置された複数の燃料ノズルと、
    前記燃焼室の上流側に配置され、前記複数の燃料ノズルからの燃料がそれぞれ噴射される複数の空気孔が形成された空気孔プレートと、
    前記複数の燃料ノズルが取り付けられ、前記空気孔プレートの上流側に間隔をおいて位置するエンドカバーとを備え、
    前記エンドカバーの前記空気孔プレートに対向する面に凹凸を形成し、前記複数の空気孔のそれぞれを通過する空気流量を調整したことを特徴とするガスタービン燃焼器。
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