JP2014055538A - 内燃機関の潤滑機構 - Google Patents
内燃機関の潤滑機構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014055538A JP2014055538A JP2012200292A JP2012200292A JP2014055538A JP 2014055538 A JP2014055538 A JP 2014055538A JP 2012200292 A JP2012200292 A JP 2012200292A JP 2012200292 A JP2012200292 A JP 2012200292A JP 2014055538 A JP2014055538 A JP 2014055538A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- internal combustion
- combustion engine
- oil
- lubrication
- lubricating oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
【解決手段】潤滑対象部位への潤滑オイルを溜めるオイル溜め空間51と、内燃機関の運転中に潤滑対象部位に潤滑オイルを供給する経路とは異なる経路であってオイル溜め空間に溜められている潤滑オイルを潤滑対象部位へと導くオイル供給経路52A、52Bと、オイル供給経路に設けられた弁手段52とを有し、オイル溜め空間は、潤滑対象部位よりも高い位置に配置され、内燃機関の一部に利用された潤滑オイルの戻経路が接続されて内燃機関の運転中には戻経路の潤滑オイルが溜められ、弁手段は、オイル供給経路を開口または閉鎖することが可能であり、内燃機関が運転中の場合は閉鎖し、内燃機関が停止した場合は開口する。
【選択図】図2
Description
また従来より、内燃機関の運転中は、クランクシャフト等の回転力を動力とする機械式オイルポンプを用いて、オイルパンに溜めてある潤滑オイルを吸い上げ、潤滑を必要とする摺動部や回転部へ潤滑オイルを供給することで摺動部や回転部の摩耗を抑制している。
内燃機関を停止させると、機械式オイルポンプが停止し、潤滑オイルを供給する各油路の圧力は時間の経過とともに低下し、油膜が徐々に薄くなっていく。
内燃機関が始動されれば、再度、摺動部や回転部に潤滑オイルが供給されるが、内燃機関が始動された後でなければ機械式オイルポンプが動作しないので、潤滑オイルの供給遅れが発生する。従って、アイドル停止等にて内燃機関の停止と始動を繰り返す場合、摺動部や回転部の摩耗が増大する可能性がある。
なお、電動式ポンプを追加して、内燃機関の始動の際、始動に先立って電動式ポンプにて潤滑オイルを数秒間、摺動部や回転部に供給した後に、内燃機関を始動する方法も考えられるが、信号待ちからの始動等では、わずか数秒であっても始動遅れが発生することは好ましくない。
また特許文献2に記載された従来技術には、コンプレッサを回転駆動させる電動機を備えたターボチャージャにおいて、内燃機関の非運転時でもコンプレッサ回転軸に潤滑液を供給可能なターボチャージャが記載されている。そして特許文献2には、内燃機関の始動以前に、流量制御弁を制御して貯留タンク内の潤滑液をコンプレッサ回転軸に供給することが記載されている。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、潤滑を必要とする摺動部や回転部に適切に潤滑オイルが供給されている状態にてアイドル停止状態から内燃機関を始動することが可能であり、且つ数秒の始動遅れをも発生させることがない、内燃機関の潤滑機構を提供することを課題とする。
まず、本発明の第1の発明は、内燃機関における所定の潤滑対象部位への潤滑オイルを溜めることが可能なオイル溜め空間と、前記内燃機関の運転中に前記潤滑対象部位に潤滑オイルを供給する経路とは異なる経路であって前記オイル溜め空間に溜められている潤滑オイルを前記潤滑対象部位へと導くオイル供給経路と、前記オイル供給経路に設けられた弁手段と、を有する内燃機関の潤滑機構である。
前記オイル溜め空間は、前記潤滑対象部位よりも高い位置に配置され、前記内燃機関の一部の潤滑に利用された潤滑オイルの戻経路が接続されて前記内燃機関の運転中には前記戻経路を流れる潤滑オイルが溜められる。
そして、前記弁手段は、前記オイル供給経路を開口または閉鎖することが可能であり、前記内燃機関が運転中の場合は、前記オイル溜め空間に潤滑オイルを蓄えることができるように、且つ前記オイル供給経路を経由して前記潤滑対象部位から前記オイル溜め空間へと潤滑オイルが逆流しないように閉鎖しており、前記内燃機関が停止した場合は、前記オイル溜め空間に蓄えた潤滑オイルを前記潤滑対象部位へ供給するように開口する。
これにより、潤滑を必要とする摺動部や回転部に適切に潤滑オイルが供給されている状態にてアイドル停止状態から内燃機関を始動することが可能となる。
また、内燃機関の再始動がいつ発生してもよいように、内燃機関の停止中に潤滑オイルを供給しているので、数秒の始動遅れをも発生させることなく再始動を行うことができる。
そして、前記制御手段は、前記内燃機関が運転中の場合は、前記弁手段を閉鎖し、前記内燃機関が再始動を前提とした一時的な停止状態であるアイドル停止状態となった場合は、前記弁手段を開口する。
これにより、潤滑を必要とする摺動部や回転部に適切に潤滑オイルが供給されている状態にてアイドル停止状態から内燃機関を始動することが可能であり、且つ数秒の始動遅れをも発生させることなく再始動を行うことができる。
これにより、潤滑を必要とする摺動部や回転部に適切に潤滑オイルが供給されている状態にてアイドル停止状態から内燃機関を始動することが可能であり、且つ数秒の始動遅れをも発生させることなく再始動を行うことができる。また、よりシンプルな構成にて潤滑機構を構成することができる。
●[内燃機関の潤滑機構の概略(図1)と、内燃機関の潤滑機構の構造(図2)]
まず図1及び図2を用いて、本発明の内燃機関の潤滑機構の構造について説明する。本実施の形態の説明では、内燃機関の例として、車両に搭載されたエンジン10の例を説明する。なお図1は、内燃機関(エンジン10)の潤滑機構の概略を説明するブロック図を示しており、実線にて示す部分は本発明の内燃機関の潤滑機構に相当する部分であり、点線にて示す部分は従来から用いられている内燃機関の潤滑機構に相当する部分である。
本発明の内燃機関の潤滑機構は、オイル溜め空間51、戻経路51A、51B、オイル供給経路52A、52B、弁手段52、制御手段50、信号線50A等にて構成されている。
また図2(A)は、エンジン10におけるクランクシャフト21の軸方向に直交する平面による断面図であり、図2(B)は、図2(A)におけるB−B断面図であり、内燃機関(エンジン10)の潤滑機構(オイル溜め空間51、戻経路51A、51B、オイル供給経路52A、52B、弁手段52)の具体的な構造の例を示している。
オイルパン26に溜められている潤滑オイルは、(機械式)オイルポンプ27にて吸い上げられ、オイルクーラー28へと吐出される。
オイルクーラー28にて冷却された潤滑オイルは、各摺動部及び回転部への供給経路に供給される。例えば、一部の潤滑オイルは供給経路11Aからカムシャフト11に供給され、一部の潤滑オイルは供給経路21Aからクランクシャフト21に供給され、一部の潤滑オイルは供給経路29A及びオイルジェット29を経由してピストン24に供給され、一部の潤滑オイルは供給経路30Aからターボチャージャ30に供給される。
各摺動部及び回転部に供給された潤滑オイルは、潤滑(及び冷却)に使用された後、戻経路11R、21R、24R、30Rにてオイルパン26に戻される。
アイドル停止状態は、再始動を前提とした一時的な停止状態であるので、アイドル停止状態からブレーキを開放等の所定条件を満足した場合には、瞬時にエンジン10が再始動される。
ところがアイドル停止中は(機械式)オイルポンプ27が停止しているので、各供給経路11A、21A、29A、30Aの油圧が時間の経過とともに低下し、潤滑対象部位の油膜が徐々に薄くなっていく。
従って、アイドル停止状態からの再始動時に必要な油膜の厚さを維持できていない部位では、摩耗が増大する可能性がある。
本発明の内燃機関の潤滑機構は、内燃機関における所定の潤滑対象部位に、内燃機関の停止中において、内燃機関の運転中とは異なる経路から潤滑オイルを供給する構成を有している。
なお、本実施の形態の説明では、エンジン10(内燃機関)が停止した場合であっても潤滑オイルを供給するべき所定の潤滑対象部位をクランクシャフト21の軸受22とした例を説明する。
図2(A)に示すように、オイル溜め空間51は、潤滑対象部位へ供給するための潤滑オイルを溜めておくこことが可能である。本実施の形態では、オイル溜め空間51をカムシャフト11よりも低い位置に配置しており、シリンダヘッド13に形成された戻経路51Aを経由させてカムシャフト11の潤滑に利用された潤滑オイルをオイル溜め空間51に溜めている。
またオイル溜め空間51には戻経路51Bが接続されており、必要以上に溜まった潤滑オイルをオイルパン26に戻している。
またオイル溜め空間51の下方には、潤滑対象部位へ潤滑オイルを供給するためのオイル供給経路52A、52Bが接続されている。そしてオイル供給経路52A、52Bの任意の位置には、オイル供給経路52A及び52Bを開口または閉鎖することが可能な弁手段52が設けられている。また図1に示すように、弁手段52は、制御手段50から信号線50Aを介して制御される電磁弁である。
またオイル溜め空間51は、潤滑対象部位(この場合、クランクシャフト21の軸受22)よりも高い位置に配置されている。
また図2(B)(図2(A)におけるB−B断面図)に示すように、クランクシャフト21は、クランク23、クランクジャーナル21Jを有しており、クランクジャーナル21Jは軸受22を介してクランク支持壁25Aに支持されている。そしてクランク支持壁25Aには、エンジン10の運転中に潤滑オイルを供給する供給経路21A(図1参照)、エンジン10の停止中にオイル溜め空間51から潤滑オイルを供給するオイル供給経路52Bが形成されている。
なお、オイル溜め空間51をシリンダブロック14の内部等に形成することなく、図2(A)に点線にて示すように別体のオイルタンク51Z(オイル溜め空間に相当)を取り付け、戻経路51A、52B、オイル供給経路52Aに相当する各配管を接続するようにしてもよい。
次に図3のフローチャートを用いて、制御手段50による弁手段52の制御の処理手順について説明する。
図3に示すフローチャートの処理は、所定タイミング(例えば数ms〜数10ms等の所定時間間隔)で実行される。
ステップS12に進んだ場合、制御手段50は、アイドル停止の継続時間が所定時間以上であるか否かを判定する。アイドル停止の継続時間が所定時間以上である場合(Yes)はステップS40Bに進み、アイドル停止の継続時間が所定時間未満である場合(No)はステップS14に進む。アイドル停止状態には、最大許容時間が設定されており、制御手段50は、アイドル停止状態が最大許容時間に達すると、アイドル停止状態を強制的に解除してエンジン10を再始動させる。例えば最大許容時間が2分である場合、所定時間は2分に設定される。そして、オイル溜め空間51の容量は、この2分間の間、潤滑対象部位に潤滑オイルを供給可能な容量以上に設定されており、例えば最大許容時間が2分の場合、容量は200[cc]程度に設定される。なお容量は、車両のサイズ(軸受22のサイズ)と最大許容時間に応じて適切な容量に設定される。
ステップS16に進んだ場合、制御手段50は、ブレーキが開放されたか否かを判定する。ブレーキが開放された場合(Yes)はステップS40Bに進み、ブレーキが開放されていない場合(No)はステップS42Aに進む。制御手段50は、ブレーキ踏込量検出手段からの検出信号に基づいてブレーキの踏込量を検出することが可能である。
ステップS18に進んだ場合、制御手段50は、クラッチの開放状態からの踏込量が第1所定量以上であるか否かを判定する。クラッチの開放状態からの踏込量が第1所定量以上である場合(Yes)はステップS40Bに進み、クラッチの開放状態からの踏込量が第1所定量未満の場合(No)はステップS42Aに進む。制御手段50は、(MT車の場合、)クラッチ踏込量検出手段からの検出信号に基づいてクラッチの踏込量を検出することが可能である。
ステップS21に進んだ場合、制御手段50は、外気温が第2所定温度以上であるか否かを判定する。外気温が第2所定温度以上である場合(Yes)はステップS22に進み、外気温が第2所定温度未満である場合(No)はステップS42Bに進む。制御手段50は、外気温検出手段からの検出信号に基づいて外気温を検出することが可能である。
ステップS22に進んだ場合、制御手段50は、大気圧が所定圧力以上であるか否かを判定する。大気圧が所定圧力以上である場合(Yes)はステップS23に進み、大気圧が所定圧力未満である場合(No)はステップS42Bに進む。制御手段50は、大気圧検出手段からの検出信号に基づいて大気圧を検出することが可能である。
ステップS24に進んだ場合、制御手段50は、車両の速度が所定速度以下(例えば25km/h以下)であるか否かを判定する。車両の速度が所定速度以下である場合(Yes)はステップS25に進み、車両の速度が所定速度より大きい場合(No)はステップS42Bに進む。制御手段50は、速度検出手段からの検出信号に基づいて車両の速度を検出することが可能である。
ステップS25に進んだ場合、制御手段50は、ステアリングの操舵角度が所定角度以下(例えば90度以下)であるか否かを判定する。ステアリングの操舵角度が所定角度以下である場合(Yes)はステップS26に進み、ステアリングの操舵角度が所定角度より大きい場合(No)はステップS42Bに進む。制御手段50は、操舵角度検出手段からの検出信号に基づいてステアリングの操舵角度を検出することが可能である。
ステップS27に進んだ場合、制御手段50は、バッテリ容量が所定容量以上であるか否かを判定する。バッテリ容量が所定容量以上である場合(Yes)はステップS30に進み、バッテリ容量が所定容量未満である場合(No)はステップS42Bに進む。制御手段50は、バッテリ容量検出手段からの検出信号に基づいてバッテリの容量を検出することが可能である。
ステップS31に進んだ場合、制御手段50は、シフトポジションがDレンジまたは1速であるか否かを判定する。シフトポジションがDレンジまたは1速である場合(Yes)はステップS32に進み、シフトポジションがDレンジでも1速でもない場合(No)はステップS42Bに進む。制御手段50は、シフトポジション検出手段からの検出信号に基づいてシフトポジションを検出することが可能である。
ステップS32に進んだ場合、制御手段50は、後退後の停止であるか否かを判定する。後退後の停止(駐車後の停止)である場合(Yes)はステップS42Bに進み、後退後の停止でない場合(No)はステップS40Aに進む。制御手段50は、検出したシフトポジションに基づいて後退後の停止であるか否かを判定することが可能である。
ステップS36に進んだ場合、制御手段50は、後退後の停止であるか否かを判定する。後退後の停止(駐車後の停止)である場合(Yes)はステップS42Bに進み、後退後の停止でない場合(No)はステップS40Aに進む。制御手段50は、シフトポジション検出手段からの検出信号に基づいてシフトポジションを検出し、検出したシフトポジションに基づいて後退後の停止であるか否かを判定することが可能である。
ステップS42Aに進んだ場合、制御手段50は、弁手段52が開口状態となるように信号線50Aを介して弁手段52に制御信号(駆動信号)を出力し、処理を終了する。
ステップS40Bに進んだ場合、制御手段50は、アイドル停止の解除処理を実行してステップS42Bに進む。なおアイドル停止の解除処理は既存の処理であり、アイドル停止状態のエンジン10を再始動する処理である。
ステップS42Bに進んだ場合、制御手段50は、弁手段52が閉鎖状態となるように信号線50Aを介して弁手段52に制御信号(駆動信号)を出力し、処理を終了する。
以上に説明した本実施の形態では、弁手段52として電磁弁を用い、当該電磁弁を制御手段50にて制御したが、弁手段52を逆流防止弁とすることで、制御手段50からの制御を省略することができる。
逆流防止弁は、潤滑対象部位(この場合、クランクシャフト21の軸受22)からオイル供給経路52Bを逆流してくる潤滑オイルの圧力が所定圧力以上である場合、オイル供給経路52B、52Aを閉鎖するように自動的に動作する。また潤滑対象部位からオイル供給経路52Bを逆流してくる潤滑オイルの圧力が所定圧力未満となった場合、オイル供給経路52B、52Aを開口するように自動的に動作する。
従って、エンジン10が運転中の場合は、図1及び図2(B)に示す供給経路21Aからの高圧の潤滑オイルが、オイル供給経路52Bからオイル溜め空間51に向かって逆流しようとするが、逆流防止弁にてオイル供給経路52B、52Aを閉鎖して逆流を防止する。これにより、エンジン10が運転中の場合は、オイル供給経路52B、52Aが閉鎖しているので、潤滑オイルの逆流を防止するとともにオイル溜め空間51に潤滑オイルを溜めることができる。
そして、エンジン10が停止した場合は、供給経路21Aから逆流しようとする潤滑オイルの圧力が徐々に低下し、所定圧力以下になると逆流防止弁はオイル供給経路52B、52Aを開口するように自動的に動作する。これにより、エンジン10が停止した場合は、オイル溜め空間51に蓄えられている潤滑オイルが、オイル供給経路52A、52Bを経由して潤滑対象部位に供給される。
また、始動(再始動)の要求が発生してから潤滑するのでなく、始動(再始動)の要求が発生する可能性がある場合に潤滑を継続しているので、アイドル停止状態からの再始動の要求が発生した場合は、即座に再始動が可能であり、数秒の始動遅れが発生することも無い。
また、本発明の内燃機関の潤滑機構は、アイドル停止の機能を備えた種々の内燃機関に適用することが可能である。
また本実施の形態の説明では、オイル溜め空間に溜めた潤滑オイルの供給先の潤滑対象部位を、クランクシャフト21の軸受22とした例を説明したが、軸受22に限定されず、ターボチャージャのタービンシャフトの軸受等、種々の摺動部や回転部を、オイル溜め空間に溜めた潤滑オイルの供給先の潤滑対象部位とすることができる。
また制御手段50の処理手順は、図3のフローチャートに示した処理手順に限定されるものではない。
また、以上(≧)、以下(≦)、より大きい(>)、未満(<)等は、等号を含んでも含まなくてもよい。
また、本実施の形態の説明に用いた数値は一例であり、この数値に限定されるものではない。
11 カムシャフト
21 クランクシャフト
21A 供給経路
21J クランクジャーナル
22 軸受
26 オイルパン
50 制御装置
50A 信号線
51 オイル溜め空間
51A、51B 戻経路
51Z オイルタンク
52 弁手段
52A、52B オイル供給経路
Claims (3)
- 内燃機関における所定の潤滑対象部位への潤滑オイルを溜めることが可能なオイル溜め空間と、
前記内燃機関の運転中に前記潤滑対象部位に潤滑オイルを供給する経路とは異なる経路であって前記オイル溜め空間に溜められている潤滑オイルを前記潤滑対象部位へと導くオイル供給経路と、
前記オイル供給経路に設けられた弁手段と、を有する内燃機関の潤滑機構であって、
前記オイル溜め空間は、前記潤滑対象部位よりも高い位置に配置され、前記内燃機関の一部の潤滑に利用された潤滑オイルの戻経路が接続されて前記内燃機関の運転中には前記戻経路を流れる潤滑オイルが溜められ、
前記弁手段は、
前記オイル供給経路を開口または閉鎖することが可能であり、
前記内燃機関が運転中の場合は、前記オイル溜め空間に潤滑オイルを蓄えることができるように、且つ前記オイル供給経路を経由して前記潤滑対象部位から前記オイル溜め空間へと潤滑オイルが逆流しないように閉鎖しており、
前記内燃機関が停止した場合は、前記オイル溜め空間に蓄えた潤滑オイルを前記潤滑対象部位へ供給するように開口する、
内燃機関の潤滑機構。 - 請求項1に記載の内燃機関の潤滑機構であって、
前記弁手段は電磁弁であり、
前記弁手段を開口または閉鎖することが可能な制御手段を備え、
前記制御手段は、
前記内燃機関が運転中の場合は、前記弁手段を閉鎖し、
前記内燃機関が再始動を前提とした一時的な停止状態であるアイドル停止状態となった場合は、前記弁手段を開口する、
内燃機関の潤滑機構。 - 請求項1に記載の内燃機関の潤滑機構であって、
前記弁手段は、
逆流防止弁であり、
前記内燃機関が運転中の場合は、前記オイル供給経路を経由して前記潤滑対象部位から前記オイル溜め空間へと潤滑オイルが逆流しないように閉鎖し、
前記内燃機関が停止した場合は、前記オイル溜め空間から前記潤滑対象部位へと潤滑オイルが流れるように開口する、
内燃機関の潤滑機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012200292A JP5880368B2 (ja) | 2012-09-12 | 2012-09-12 | 内燃機関の潤滑機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012200292A JP5880368B2 (ja) | 2012-09-12 | 2012-09-12 | 内燃機関の潤滑機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014055538A true JP2014055538A (ja) | 2014-03-27 |
JP5880368B2 JP5880368B2 (ja) | 2016-03-09 |
Family
ID=50613067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012200292A Active JP5880368B2 (ja) | 2012-09-12 | 2012-09-12 | 内燃機関の潤滑機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5880368B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5928614U (ja) * | 1982-08-13 | 1984-02-22 | 日産自動車株式会社 | フリ−ホイル装置付機関の潤滑油供給装置 |
JPS59159709U (ja) * | 1983-04-13 | 1984-10-26 | トヨタ自動車株式会社 | 潤滑油供給装置 |
JPH0475118U (ja) * | 1990-11-10 | 1992-06-30 | ||
JPH0569305U (ja) * | 1992-02-28 | 1993-09-21 | ダイハツ工業株式会社 | 2サイクルエンジン |
-
2012
- 2012-09-12 JP JP2012200292A patent/JP5880368B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5928614U (ja) * | 1982-08-13 | 1984-02-22 | 日産自動車株式会社 | フリ−ホイル装置付機関の潤滑油供給装置 |
JPS59159709U (ja) * | 1983-04-13 | 1984-10-26 | トヨタ自動車株式会社 | 潤滑油供給装置 |
JPH0475118U (ja) * | 1990-11-10 | 1992-06-30 | ||
JPH0569305U (ja) * | 1992-02-28 | 1993-09-21 | ダイハツ工業株式会社 | 2サイクルエンジン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5880368B2 (ja) | 2016-03-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8245684B2 (en) | Method of oil pressure control in an engine | |
US9951664B2 (en) | Method for heating the engine oil of an internal combustion engine and internal combustion engine for performing such a method | |
KR20160108537A (ko) | 터보차저 시스템 | |
US20170335815A1 (en) | Hydraulic Starter And Pre-Lubrication System For An Internal Combustion Engine | |
US11022010B2 (en) | Engine variable oil pump diagnostic method | |
KR20130142998A (ko) | 배기가스 터보차저 | |
EP3536918A1 (en) | Management method of an internal combustion engine lubrication and internal combustion engine implementing the method | |
JP5255618B2 (ja) | 内燃機関の始動方法 | |
JP5880368B2 (ja) | 内燃機関の潤滑機構 | |
JP4508046B2 (ja) | 内燃機関の潤滑装置 | |
GB2496478A (en) | A method for improving warm-up of an engine | |
JP5565323B2 (ja) | 内燃機関の潤滑装置 | |
JP2002295219A (ja) | 機関の潤滑装置 | |
JP6414150B2 (ja) | エンジンのオイル供給装置 | |
KR20150071753A (ko) | 엔진 윤활 시스템의 윤활펌프 드라이 런닝 방지장치 및 방법 | |
JP2014000950A (ja) | 自動車の走行運転時にオイル供給を制御するための方法と,自動車のためのパワートレイン | |
JP2006257913A (ja) | エンジンのバルブタイミング制御装置 | |
JP2020051329A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP6297870B2 (ja) | エンジンの制御装置及びエンジンの制御方法 | |
EP3847356B1 (en) | Engine system and method for a vehicle | |
JP2015038331A (ja) | ターボチャージャの潤滑油供給システム | |
JP2013029061A (ja) | 警告装置 | |
JP7556317B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP4453062B2 (ja) | 内燃機関の潤滑装置 | |
JP4238781B2 (ja) | ドライサンプ式内燃機関の潤滑システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150209 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151221 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160118 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5880368 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |