JP2014052772A - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】ネットスーパーの活用促進をより一層図る。
【解決手段】報処理装置は、購入実績に応じた会員毎の会員ランクを記憶する会員ランク記憶部から、入力された会員番号に対応する会員の前記会員ランクを抽出する会員ランク抽出手段と、店舗内で販売している商品をインターネットを介して販売するネットスーパーでの購入商品の配送に係る料金について減じる金額を定める減額情報を会員ランクに対応付けて記憶する記憶部から、前記会員ランク抽出手段が抽出した前記会員ランクに対応する前記減額情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段が抽出した前記会員ランクに対応する前記減額情報と予め定められた配送に係る標準料金とに基づいて、会員ランクに応じた配送に係る料金を算出する算出手段と、前記算出手段が算出した前記会員ランクに応じた配送に係る料金を表示する画面を生成する生成手段と、を備える。
【選択図】図８

Description

本発明の実施形態は、情報処理装置およびプログラムに関する。

近年のネットワークの普及により、インターネットを介して商品の販売を行う販売方式（ＥＣ：Electronic Commerce）が盛んに行われている。また、スーパーマーケット等の店舗においても、店舗内で販売している商品をインターネットを介して販売する、所謂ネットスーパーと呼ばれる販売方式が行われている。

ところで、ネットスーパーにおいては、購入対象の各商品が店舗内でピックアップされ、ピックアップされた購入対象の各商品が配送担当員によって配送先の顧客宅へと配送される。

このような配送においては、配送料や配送料とは別の各種の手数料がかかることになる。配送料とは別の手数料としては、サイズの大きな商品や重量の重い商品、取り扱いに注意を要する商品を発送する際の配送手数料や、代金引換の際の代引手数料などが挙げられる。

しかしながら、上記配送料や手数料は実店舗での商品購入には付与されないものであり、ネットスーパーの活用促進を阻害する一因となっている。

実施形態の情報処理装置は、購入実績に応じた会員毎の会員ランクを記憶する会員ランク記憶部から、入力された会員番号に対応する会員の前記会員ランクを抽出する会員ランク抽出手段と、店舗内で販売している商品をインターネットを介して販売するネットスーパーでの購入商品の配送に係る料金について減じる金額を定める減額情報を会員ランクに対応付けて記憶する記憶部から、前記会員ランク抽出手段が抽出した前記会員ランクに対応する前記減額情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段が抽出した前記会員ランクに対応する前記減額情報と予め定められた配送に係る標準料金とに基づいて、会員ランクに応じた配送に係る料金を算出する算出手段と、前記算出手段が算出した前記会員ランクに応じた配送に係る料金を表示する画面を生成する生成手段と、を備える。

図１は、実施形態の商品販売システムの全体構成を概略的に示したシステム構成図である。 図２は、会員サーバの電装系の構成を示したブロック図である。 図３は、購入実績情報を示す模式図である。 図４は、ネットスーパーサーバの電装系の構成を示したブロック図である。 図５は、割引率設定テーブルを示す模式図である。 図６は、制御部のソフトウェア構成を示した図である。 図７は、商品購入ページの一例を示す正面図である。 図８は、配達日時指定ページの一例を示す正面図である。 図９は、配送伝票の一例を示す平面図である。 図１０は、注文受付処理の手順を示したフローチャートである。

以下、添付図面を参照して、本発明に係る情報処理装置およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。

図１は、商品販売システム１の全体構成を概略的に示したシステム構成図である。図１に示したように、商品販売システム１は、複数台のＰＯＳ（Point Of Sales：販売時点管理）端末２と、これらのＰＯＳ端末２をＬＡＮ３によって接続して集中管理するストアコンピュータ４と、ＷＡＮ５を介して接続された顧客端末１０に対しネットスーパーサービスを提供する情報処理装置としてのネットスーパーサーバ６とで構成されるＰＯＳシステム７と、専用回線８を介してストアコンピュータ４と接続されたサーバコンピュータ（以下、会員サーバという）９とにより構成されている。

ストアコンピュータ４は、ＰＯＳシステム７全体の制御を受け持つ。ストアコンピュータ４は、商品マスタファイルＦ１、店舗売上ファイルＦ２等を格納する。商品マスタファイルＦ１は商品コードに対応付けて商品名、単価、商品画像等の商品情報を記憶するファイルであって、店舗売上ファイルＦ２は各ＰＯＳ端末２から送信される売上登録データを記憶するファイルである。

ここで、ＰＯＳシステム７の店舗にて商品が購入された場合の、ＰＯＳ端末２とストアコンピュータ４とで行われる売上処理の動作について説明する。例えば、商品に付された商品コードがＰＯＳ端末２のコードスキャナ（図示せず）によって読み取られると、ＰＯＳ端末２は読み取った商品コードをストアコンピュータ４に問い合わせを行う。一方、ストアコンピュータ４では、ＰＯＳ端末２からの問い合わせに応じて商品マスタファイルＦ１を検索し、該当する商品コードに対応した商品情報を読み出してＰＯＳ端末２へ送信する。

また、ＰＯＳ端末２では、ストアコンピュータ４からの商品名や単価等を受信し、問い合わせした商品コード及び受信した用品名や単価等に基づいて部門別登録や表示器（図示せず）への表示、またプリンタ（図示せず）により印字処理を行い、さらに売上登録したデータをストアコンピュータ４へ送信する。そして、ＰＯＳ端末２から売上登録データを受け付けたストアコンピュータ４では、この売上登録データを店舗売上ファイルＦ２に累計する。このように、店舗売上ファイルＦ２に累計された売上登録データは、所定のタイミングで会員サーバ９に送信される。なお、ネットスーパーサーバ６によるネットスーパーでの売上分の売上処理については後述する。

次に、会員サーバ９について説明する。会員サーバ９の電装系は、例えば、図２に示すような構成とされている。ここで、図２は会員サーバ９の電装系の構成を示したブロック図である。会員サーバ９は、ＣＰＵ、ＲＯＭ、ＲＡＭ等で構成されるコンピュータ構成の制御部９１を備え、バス９２を介して接続された通信インタフェース９３から、専用回線８を介してストアコンピュータ４との間で相互にオンライン通信を実行し得るように構成されている。また、制御部９１にはバス９２及びＩ／Ｏ機器制御部９４を介して、キーボード９５、表示器９６、プリンタ９７及びハードディスクドライブ装置（以下、ＨＤＤという）９８が接続されている。

ＨＤＤ９８には、制御部９１のＣＰＵを動作させる制御プログラムの他、チェーン売上ファイルＦ３、会員マスタファイルＦ４、会員実績ファイルＦ５等が格納されている。

チェーン売上ファイルＦ３は、各店舗のストアコンピュータ４から送信される売上登録データを記憶するファイルである。会員マスタファイルＦ４は、会員情報（顧客名称、性別、誕生日、住所、電話番号等）を会員顧客毎に記憶するファイルである。会員実績ファイルＦ５は、会員ランク記憶部であって、購入実績情報を会員顧客毎に記憶するファイルである。購入実績情報は、チェーン売上ファイルＦ３等に基づいて所定のタイミングで累積更新される。

ここで、会員実績ファイルＦ５に記憶される購入実績情報について、図３を用いて説明する。図３に示すように、購入実績情報には、客を識別する会員番号、会員ランク、購入総額等の会員情報が記憶されている。ここで、会員ランクとは、客（会員）のこれまでの購入実績（購入総額）や、来店回数または来店頻度、購入点数等の所定の基準によって店舗が各会員に対して設定するランクである。一例として、入会時の会員ランクはランクＣと設定され、購入総額が５万円以上の会員はランクＢ、１０万円以上の会員はランクＡと設定される。なお、購入実績は、購入総額ではなく、前月度の購入金額のように直近の実績であっても良い。また、購入実績についても、店舗とネットスーパーの合算ではなく、店舗とネットスーパーとの何れか一方の実績によるものであっても良い。

次に、ネットスーパーサーバ６について説明する。ネットスーパーサーバ６は、所謂“ネットスーパー”といった販売管理システムを実現するためのサーバ装置であって、商品販売のためのＥＣサイトをＷＡＮ５上に公開し、顧客端末１０からの商品購入の注文を受け付ける。また、ネットスーパーサーバ６は、注文された商品を配送するための配送伝票を、後述するプリンタ６７を用いて出力（印字）する。

ネットスーパーサーバ６の電装系は、例えば図４に示すような構成とされている。ここで、図４は、ネットスーパーサーバ６の電装系の構成を示したブロック図である。ネットスーパーサーバ６は、ＣＰＵ、ＲＯＭ、ＲＡＭ等で構成されるコンピュータ構成の制御部６１と、バス６２を介して接続された通信インタフェース６３１から、ＬＡＮ３を介してストアコンピュータ４との間で相互にオンライン通信を実行し得るように構成されている。さらに、バス６２を介して接続された通信インタフェース６３２から、ＷＡＮ５を介して顧客端末１０との間で相互にオンライン通信を実行し得るように構成されている。また、制御部６１にはバス６２及びＩ／Ｏ機器制御部６４を介して、キーボード６５、表示器６６、プリンタ６７及びハードディスクドライブ装置（以下、ＨＤＤという）６８が接続されている。

ＨＤＤ６８には、制御部６１のＣＰＵとの協働により、ネットスーパーサーバ６をネットスーパーの受注システムとして動作させるための各種プログラム（例えば、Ｗｅｂアプリケーション、データベースプログラム等）の他、後述する注文受付処理などを実行するための制御プログラムが格納されている。なお、プリンタ６７は、ネットスーパーサーバ６に内蔵する形態としてもよいし、ネットスーパーサーバ６の外部に設ける形態としてもよい。

また、ＨＤＤ６８は、記憶部として機能するものであり、ＣＰＵが実行する各種プログラムの他、割引率設定テーブル４１を格納している。

割引率設定テーブル４１とは、ネットスーパーによる商品購入の際の配送に係る料金（配送料や各種の手数料）に対して減じる金額を定める減額情報である割引率を、各会員ランクに対応付けて設定したものである。具体的には、図５に示すように、会員ランクＣに対する割引率は０であり、会員ランクＢに対する割引率は１０％であり、会員ランクＡに対する割引率は２０％等と設定されている。なお、ネットスーパーによる商品購入の際の配送に係る料金（配送料や各種の手数料）に対して減じる金額を定める減額情報としては、割引率に限るものではなく、値引き額などであっても良い。

ここで、ネットスーパーサーバ６が提供するネットスーパーサービスについて説明する。ネットスーパーサーバ６（制御部６１）は、ＰＯＳシステム７の店舗が備える商品のうち、ネットスーパーで販売の対象となる商品の商品名や単価等の商品情報をストアコンピュータ４から取得し、これらの商品情報を掲載した商品注文のためのＥＣサイトをＷＡＮ５上に公開する。なお、各顧客を識別するため会員番号を入力する機構（例えば、ユーザ認証等）が予め設けられているものとする。

ネットスーパーで商品の購入（注文）が行われるまでの動作としては、顧客端末１０では、ユーザの操作に応じて、ネットスーパーサーバ６が提供するＥＣサイトのアドレス宛にアクセスを行う。一方、ＥＣサイトの制御部６１（以下、単にネットスーパーサーバ６という）では、顧客端末１０からのアクセスを受け付けると、ＨＤＤ６８に記憶されたプログラム等に基づいてストアコンピュータ４に記憶された商品マスタファイルＦ１を参照し、購入注文を受け付けるための商品購入画面である商品購入ページＰ１（図７参照）を生成すると、顧客端末１０へ送信する。顧客端末１０は、ネットスーパーサーバ６から提供された商品購入ページＰ１を図示しない表示部に表示し、ユーザの操作入力を待機する。

ネットスーパーサーバ６（制御部６１）は、商品購入ページＰ１を生成するために、以下に示すソフトウェア構成を備えている。図６は、制御部６１のソフトウェア構成を示した図である。図６に示すように、制御部６１は、伝票生成手段である伝票生成部６０１と、会員ランク抽出手段である会員ランク抽出部６０２と、抽出手段である抽出部６０３と、算出手段である算出部６０４と、生成手段である生成部６０５とを備えている。

会員ランク抽出部６０２は、入力された会員番号に基づいて会員サーバ９の会員実績ファイルＦ５の購入実績情報から会員ランクを抽出する。

抽出部６０３は、割引率設定テーブル４１から、会員ランク抽出部６０２が抽出した会員ランクに対応する割引率を抽出する。一例として、会員ランク抽出部６０２が会員ランクはＢであると受け付けた場合、抽出部６０３は、割引率設定テーブル４１から、会員ランクＢに対する割引率は１０％であると抽出する。

算出部６０４は、以下の式（１）に示すように、予め定められた配送に係る標準料金（配送料や各種の手数料）に抽出部６０３が抽出した会員ランクに応じた割引率を乗じて、会員ランクに応じた配送料や各種の手数料を算出する。
会員ランクに応じた配送に係る料金＝標準料金×会員ランクに応じた割引率
・・・ （１）

生成部６０５は、ストアコンピュータ４の商品マスタファイルＦ１から取得した商品の商品名、商品画像、販売金額や、算出部６０４が算出した会員ランクに応じた配送料や各種の手数料に基づいて、商品購入ページＰ１を生成する。

伝票生成部６０１は、顧客端末１０から注文を受け付けた商品の配送に係る配送伝票生成のための伝票生成処理を実行する。

図７は、商品購入ページＰ１の一例を示す正面図である。図７に示すように、商品購入ページＰ１は、商品マスタファイルＦ１から読み出された商品を購入するための購入画面Ｇ１を表示する。図７に示すように、商品購入ページＰ１における商品毎の購入画面Ｇ１には、商品マスタファイルＦ１から読み出された商品画像Ｄ１、商品名Ｄ２、商品コードＤ３、販売金額Ｄ４が表示される。

なお、生成部６０５は、抽出部６０３が抽出した会員ランクよりランクが上の会員ランクに上がるために必要な購入実績から導き出される情報を含めるようにしても良い。すなわち、図７に示すように、次の会員ランクに上がるために必要な客（会員）の購入実績（購入総額）や、来店回数または来店頻度、購入点数等の情報Ｄ６を併せて商品購入ページＰ１に表示するようにしても良い。図７に示す情報Ｄ６の例は、１０万円以上の会員はランクＡと設定される場合に、ランクＢの客（会員）のこれまでの購入実績（購入総額）が７３０００円のケースである。

顧客端末１０では、購入画面Ｇ１に設けられた購入ボタンＢ１の押下を、図示しないキーボードやマウス等を介して受け付ける毎に、対応する商品の商品コード、カテゴリ及びその購入数量を購入対象としてネットスーパーサーバ６へ通知する。そして、顧客端末１０は、商品選択が完了した旨の指示を図示しないキーボードやマウス等を介して受け付けると、この選択完了の旨をネットスーパーサーバ６へ通知する。

次いで、ネットスーパーサーバ６では、顧客端末１０から選択完了の旨の通知を受け付けると、配達日時の指定を受け付けるための配達日時指定ページＰ２（図８参照）を生成し、顧客端末１０へ送信する。顧客端末１０は、ネットスーパーサーバ６から提供された配達日時指定ページＰ２を図示しない表示部に表示し、ユーザの操作入力を待機する。

図８は、配達日時指定ページＰ２の一例を示す正面図である。図８に示すように、配達日時指定ページＰ２の領域Ａ１には、配達便管理ファイル（図示せず）に保持された各便番号に対応する配達日時が選択可能に構成されている。顧客端末１０は、特定の配達日時が選択されたことを図示しないキーボードやマウス等を介して受け付けると、この選択された配達日時をネットスーパーサーバ６へ通知する。

加えて、図８に示すように、配達日時指定ページＰ２には、会員ランクおよび会員ランクに応じた配送料Ａ２や各種の手数料（例えば、代引手数料）Ａ３も表示される。図８に示す例では、通常の配送料および代引手数料は１０００円であって、会員ランクはＢランクである。算出部６０４は、抽出部６０３が抽出した会員ランクに対応する割引率に応じた配送料や各種の手数料を算出し、生成部６０５は、該当する会員ランクに応じた配送料や各種の手数料を配達日時指定ページＰ２に含める。このように配送料や各種の手数料について会員ランクに応じて格差が生じるようにしたことにより、ネットスーパーの活用促進を図ることができる。

ネットスーパーサーバ６は、顧客端末１０から配達日時の通知を受け付けると、この配達日時に対応する便番号に対して、購入対象として通知された各商品の商品コードなどを関連付けた注文商品リストを生成する。

その後、ネットスーパーサーバ６は、注文商品リストに基づいて、注文により購入対象とされた商品の明細などを配送伝票２００（図９参照）に印字する。

図９は、配送伝票２００の一例を示す平面図である。図９に示すように、配送伝票２００には、会員ランクに応じて減額した配送料および代引手数料が印字されているとともに、会員ランクＢによって配送料および代引手数料が１０％引きになっている旨が印字されている。

そして、ＰＯＳシステム７の店舗では、この配送伝票２００に記録された商品名及び数量に従い、注文を受け付けた商品を店舗から顧客宅へと（図示しない）配送機関を用いて配送する。このように、ネットスーパーで販売される商品は、その商品の供給元となる実際の店舗から顧客宅へと配送される。商品配送完了後、顧客の受領サイン又は捺印された配送伝票２００は、ＰＯＳシステム７を備えた店舗へと返送される。

また、店舗のキャッシャは、店舗へと返送された配送伝票２００に印字された各商品、配送料および代引手数料のコードシンボル（ネットスーパーにおける購入時の販売価格を含む）をＰＯＳ端末２のコードスキャナにより読み取る。通常の売上処理と同様に、ＰＯＳ端末２は、配送伝票２００に印字された各商品、配送料および代引手数料に付加されたコードシンボルをコードスキャナにより読み取ると、このコードシンボルに含まれるネットスーパーにおける購入時の商品の販売価格及び販売個数に基づき、これら商品の総額を算出し精算等の処理を行って売上データを生成した後、当該売上データを所定のタイミングでストアコンピュータ４に送信する。

以下、図１０を参照して、ネットスーパーサーバ６がＷＡＮ５に公開するＥＣサイトを介して、顧客（顧客端末１０）から商品購入の注文を受けた際の動作について説明する。ここで、図１０は商品購入の注文を受けた際に実行される注文受付処理の手順を示したフローチャートである。なお、本処理の前提として、ＥＣサイトの初期画面が、ＷＡＮ５上に予め公開されているものとする。

制御部６１は、ＷＡＮ５上に公開したＥＣサイトの初期画面に顧客端末１０からアクセスが行われるまで待機する（ステップＳ１１；Ｎｏ）。ここで、制御部６１は、Ｗｅｂサイトへのアクセスを顧客端末１０から受け付けると（ステップＳ１１；Ｙｅｓ）、会員番号の入力を促す画面を表示し、会員番号の入力が行われるまで待機する（ステップＳ１２；Ｎｏ）。

一方、顧客端末１０から会員番号の入力を受け付けた場合（ステップＳ１２；Ｙｅｓ）、制御部６１（会員ランク抽出部６０２）は、当該会員番号に対応する購入実績情報をストアコンピュータ４を介して会員サーバ９の会員実績ファイルＦ５から取得し、会員ランクを抽出する（ステップＳ１３）。

また、制御部６１は、ネットスーパーにおける販売対象商品の商品名、単価、商品画像などをストアコンピュータ４の商品マスタファイルＦ１から取得する（ステップＳ１４）。

次いで、制御部６１が、ステップＳ１４で取得した商品の商品名、単価、商品画像などに基づいて、商品購入ページＰ１を生成する（ステップＳ１５）。

その後、制御部６１は、ＥＣサイトを介して顧客端末１０に商品購入ページＰ１を表示させ、購入の対象となる商品の選択を商品購入ページＰ１から受け付ける。

制御部６１は、商品の選択の後、顧客端末１０から会計を行う旨の指示を受け付けたか否かを判定する（ステップＳ１６）。会計を行う旨の指示を受け付けない場合（ステップＳ１６；Ｎｏ）には、そのまま商品の選択を受け付ける。

そして、制御部６１が、会計を行う旨の指示を受け付けた場合（ステップＳ１６；Ｙｅｓ）、購入対象とされた商品の商品情報に基づいて、当該商品の売上額を算出する（ステップＳ１７）。

その後、制御部６１は、ステップＳ１９で算出された売上額と、購入対象となった商品の一覧とを表した注文内容確認ページ（図示せず）を生成して顧客端末１０に提供することで（ステップＳ１８）、注文内容を顧客に確認させる。

さらに、制御部６１（抽出部６０３）が、割引率設定テーブル４１からステップＳ１３で抽出した会員ランクに対応する割引率を抽出し（ステップＳ１９）、制御部６１（算出部６０４）が、予め定められた配送に係る標準料金（配送料や各種の手数料）に対して抽出した割引率を用いて会員ランクに応じた配送料や各種の手数料を算出する（ステップＳ２０）。

その後、顧客によって注文内容が確認されると（ステップＳ２１；Ｙｅｓ）、制御部６１（生成部６０５）が、会員ランクに応じた配送料や各種の手数料を含むとともに、配達日時を選択させる配達日時指定ページＰ２を生成する（ステップＳ２２）。

その後、制御部６１は、ＥＣサイトを介して顧客端末１０に配達日時指定ページＰ２を表示させ、配達日時を配達日時指定ページＰ２から受け付ける。

制御部６１（伝票生成部６０１）は、顧客からの配達日時の通知を受け付けると（ステップＳ２３；Ｙｅｓ）、購入手続きの完了を顧客に通知するとともに（ステップＳ２４）、顧客端末１０から注文を受け付けた商品の配送に係る配送伝票生成のための伝票生成処理を実行する（ステップＳ２５）。

制御部６１は、ステップＳ２５の伝票生成処理で生成した配送伝票を、プリンタ６７を用いて出力し（ステップＳ２６）、本処理を終了する。

このように本実施形態によれば、ネットスーパーでの購入商品の配送に係る予め定められた標準料金と、会員ランクに対応する減額情報とに基づいて、会員ランクに応じた配送に係る料金を算出し、算出した会員ランクに応じた配送に係る料金を表示する画面を生成するようにしたことにより、ネットスーパーの活用促進を阻害する一因となっている配送料や各種の手数料に対して会員ランクに応じた一定の配慮を行うことができるので、ネットスーパーの活用促進をより一層図ることができる。

以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

例えば、上記実施形態では、ストアコンピュータ４が商品マスタファイルＦ１及び店舗売上ファイルＦ２を統括的に管理する形態としたが、これに限らず、例えば、各ＰＯＳ端末２が個別に商品マスタファイルＦ１及び店舗売上ファイルＦ２を保持し、所定のタイミングで、ストアコンピュータ４が管理する商品マスタファイルＦ１及び店舗売上ファイルＦ２にデータの統合を行う形態としてもよい。

なお、上記実施形態のネットスーパーサーバ６で実行されるプログラムは、各装置が備える記録媒体に予め組み込んで提供するものとするが、これに限らず、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでＣＤ−ＲＯＭ、フレキシブルディスク（ＦＤ）、ＣＤ−Ｒ、ＤＶＤ（Digital Versatile Disk）等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。さらに、記録媒体は、コンピュータ或いは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、ＬＡＮやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶又は一時記憶した記録媒体も含まれる。

また、上記実施形態のネットスーパーサーバ６で実行されるプログラムをインターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよく、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。

６ 情報処理装置
４１ 記憶部
６０１ 伝票生成手段
６０２ 会員ランク抽出手段
６０３ 抽出手段
６０４ 算出手段
６０５ 生成手段
Ｆ５ 会員ランク記憶部

特開２０１１−１６４７７５号公報

Claims (6)

1. 購入実績に応じた会員毎の会員ランクを記憶する会員ランク記憶部から、入力された会員番号に対応する会員の前記会員ランクを抽出する会員ランク抽出手段と、
   店舗内で販売している商品をインターネットを介して販売するネットスーパーでの購入商品の配送に係る料金について減じる金額を定める減額情報を会員ランクに対応付けて記憶する記憶部から、前記会員ランク抽出手段が抽出した前記会員ランクに対応する前記減額情報を抽出する抽出手段と、
   前記抽出手段が抽出した前記会員ランクに対応する前記減額情報と予め定められた配送に係る標準料金とに基づいて、会員ランクに応じた配送に係る料金を算出する算出手段と、
   前記算出手段が算出した前記会員ランクに応じた配送に係る料金を表示する画面を生成する生成手段と、
   を備える情報処理装置。
2. 前記算出手段が算出した前記会員ランクに応じた配送に係る料金を含む購入商品の配送に係る配送伝票を生成する伝票生成手段を更に備える、
   請求項１記載の情報処理装置。
3. 前記生成手段は、前記抽出手段が抽出した前記会員ランクよりランクが上の会員ランクに上がるために必要な前記購入実績から導き出される情報を含めた画面を生成する、
   請求項１または２記載の情報処理装置。
4. コンピュータを、
   購入実績に応じた会員毎の会員ランクを記憶する会員ランク記憶部から、入力された会員番号に対応する会員の前記会員ランクを抽出する会員ランク抽出手段と、
   店舗内で販売している商品をインターネットを介して販売するネットスーパーでの購入商品の配送に係る料金について減じる金額を定める減額情報を会員ランクに対応付けて記憶する記憶部から、前記会員ランク抽出手段が抽出した前記会員ランクに対応する前記減額情報を抽出する抽出手段と、
   前記抽出手段が抽出した前記会員ランクに対応する前記減額情報と予め定められた配送に係る標準料金とに基づいて、会員ランクに応じた配送に係る料金を算出する算出手段と、
   前記算出手段が算出した前記会員ランクに応じた配送に係る料金を表示する画面を生成する生成手段と、
   として機能させるためのプログラム。
5. 前記算出手段が算出した前記会員ランクに応じた配送に係る料金を含む購入商品の配送に係る配送伝票を生成する伝票生成手段として前記コンピュータを機能させるための請求項４記載のプログラム。
6. 前記生成手段は、前記抽出手段が抽出した前記会員ランクよりランクが上の会員ランクに上がるために必要な前記購入実績から導き出される情報を含めた画面を生成する、
   請求項４または５記載のプログラム。

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