JP2014050799A - ラジカル発生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】家庭内での応用が可能で、且つ物品の洗浄に適用可能なラジカル含有液体を製造できるラジカル発生方法を提供する。
【解決手段】本発明のラジカル発生方法は、過酸化水素を含む液体中で微細気泡を発生させて、該微細気泡の破泡により前記液体中にラジカルを発生させるラジカル発生方法であって、前記微細気泡はオゾンを含有しない気体から成ることを特徴とする。過酸化水素を含む液体中に、オゾンを含まない気体(オゾンレスレス気体)の微細気泡を発生させると、過酸化水素からの水酸基ラジカルの発生と、水の酸化による水酸基ラジカルの発生とにより、大量のラジカルを発生させることができる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のラジカル発生方法は、過酸化水素を含む液体中で微細気泡を発生させて、該微細気泡の破泡により前記液体中にラジカルを発生させるラジカル発生方法であって、前記微細気泡はオゾンを含有しない気体から成ることを特徴とする。過酸化水素を含む液体中に、オゾンを含まない気体(オゾンレスレス気体)の微細気泡を発生させると、過酸化水素からの水酸基ラジカルの発生と、水の酸化による水酸基ラジカルの発生とにより、大量のラジカルを発生させることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、本発明は,水質浄化、洗浄、消毒、殺菌などに有効な水酸基ラジカルの発生方法に関するものである。
水酸基ラジカルは、難分解性有機物などを分解除去するのに有効である。水酸基ラジカルを効率よく発生させる方法として、オゾンと過酸化水素とを併用した方法が知られている(例えば、特許文献1〜2)。また、粒径が50μm以下のオゾンの微小気泡により、水酸基ラジカルを発生させる方法も知られている(例えば、特許文献3)。さらに、液体中の微小気泡が縮小している段階で刺激を与えることにより、縮小する速度を加速させて微小気泡を消滅させることにより、フリーラジカルを発生させる方法も知られている(例えば特許文献4)。
特許文献1〜3はオゾンを使用するため、環境衛生、コスト面の課題から家庭内等への応用が困難である。また、特許文献4で発生するラジカルは、寿命が短く、発生後瞬時に消滅するため、ラジカル含有液体として物品の洗浄に適用することは困難である。
そこで、本発明は、家庭内での応用が可能で、且つ物品の洗浄に適用可能なラジカル含有液体を製造できるラジカル発生方法を提供する。
本発明は、過酸化水素を含む液体中で微細気泡を発生させて、該微細気泡の破泡により前記液体中にラジカルを発生させるラジカル発生方法であって、前記微細気泡はオゾンを含有しない気体から成ることを特徴とする。
過酸化水素を含む液体中に、オゾンを含まない気体(オゾンレスレス気体)の微細気泡を発生させると、過酸化水素からの水酸基ラジカルの発生と、水の酸化による水酸基ラジカルの発生とにより、大量のラジカルを発生させることができる。
過酸化水素を含む液体中に、オゾンを含まない気体(オゾンレスレス気体)の微細気泡を発生させると、過酸化水素からの水酸基ラジカルの発生と、水の酸化による水酸基ラジカルの発生とにより、大量のラジカルを発生させることができる。
本発明の方法によれば、オゾンレス気体を用いて水酸基ラジカルを発生させるので、家庭内への応用が可能である。また、本発明は過酸化水素を含むことにより発生したラジカルの寿命が長いので、ラジカル含有液体として物品の洗浄に適用することができる。
<実施の形態1>
本発明は、過酸化水素を含む液体中で微細気泡を発生させて、該微細気泡の破泡により前記液体中にラジカルを発生させるラジカル発生方法であって、前記微細気泡はオゾンを含有しない気体から成ることを特徴とする。この方法は、例えば図1のようなラジカル発生装置10を用いて実施することができる。
本発明によれば、過酸化水素を含む液体中に、オゾンを含まない気体(オゾンレスレス気体)の微細気泡を発生させると、過酸化水素からの水酸基ラジカルの発生と、水の酸化による水酸基ラジカルの発生とにより、大量のラジカルを発生させることができる。
本発明は、過酸化水素を含む液体中で微細気泡を発生させて、該微細気泡の破泡により前記液体中にラジカルを発生させるラジカル発生方法であって、前記微細気泡はオゾンを含有しない気体から成ることを特徴とする。この方法は、例えば図1のようなラジカル発生装置10を用いて実施することができる。
本発明によれば、過酸化水素を含む液体中に、オゾンを含まない気体(オゾンレスレス気体)の微細気泡を発生させると、過酸化水素からの水酸基ラジカルの発生と、水の酸化による水酸基ラジカルの発生とにより、大量のラジカルを発生させることができる。
図1は、本発明のラジカル発生方法に適したラジカル発生装置10の一例であり、過酸化水素を発生させる手段(過酸化水素発生部20)と、前記過酸化水素を含む液体中で微細気泡を発生させる手段(微細気泡発生部30)と、ラジカル発生部32と、廃液処理部39とを含んでいる。
過酸化水素発生部20とは、過酸化水素を含んでいない液体中で、過酸化水素を発生させる部分である。過酸化水素発生部20に使用できる過酸化水素発生方法としては、例えば電解還元反応(図2)、超音波照射(図3)、薬剤添加(図4)が挙げられる。
図2は、電解還元反応を用いた過酸化水素発生部20を示しており、液体供給部40からの液体41を貯留する貯留槽214と、貯留された液体41に浸漬される一対の電極211、212と、それらの電極211、212に直流電圧を印加する直流電源213とを含んでいる。水分を含む液体41に直流電圧を印加すると、陰極211での酸素分子への還元により、過酸化水素28が発生する。この反応の際、陰極211に酸素分子を引き寄せるために陰極211の表面を疎水処理することもできる。発生した過酸化水素28は液体中に溶解して、過酸化水素含有液体42が得られる。
図3は、超音波照射を用いた過酸化水素発生部20を示しており、液体供給部40からの液体41を貯留する貯留槽214と、貯留された液体41に超音波を照射する超音波振動子221と、超音波振動子221を制御するための超音波振動制御装置222とを含んでいる。水分を含む液体41に超音波を照射すると、以下の式(1)〜(4)の反応が起こり、過酸化水素水が生成する。なお、式中の「E」は、超音波照射によって付与されるエネルギーである。また、式中の酸素分子は、液体41に溶解している酸素や、空気中に存在する酸素である。
H20+ E → H・十OH・ …式(1)
02+ E→ 0 (3P)+0 (1D) …式(2)
0 (1D)+H20 → 20H・ …式(3)
2OH・ → H202 …式(4)
発生した過酸化水素28は液体中に溶解して、過酸化水素含有液体42が得られる。
H20+ E → H・十OH・ …式(1)
02+ E→ 0 (3P)+0 (1D) …式(2)
0 (1D)+H20 → 20H・ …式(3)
2OH・ → H202 …式(4)
発生した過酸化水素28は液体中に溶解して、過酸化水素含有液体42が得られる。
照射する超音波の周波数としては、超音波洗浄機に用いられる20KHz〜2MHzの範囲を使用することもできるが、特に、ソノケミカル効率が高いとされる100〜500KHZ付近にするのが好ましく、特にラジカル発生効率の高い200〜400KHzであるのが好ましい。
図4は、薬剤添加を行うための過酸化水素発生部20を示しており、液体供給部40からの液体41を貯留する貯留槽234と、薬剤を貯留する薬剤貯留部231とを含んでいる。薬剤貯留部231には、液体に溶解すると過酸化水素を発生する薬剤が入っており、貯留槽234から流出する液体42内の過酸化水素濃度がほぼ一定になるように、液体41に薬剤を添加する。
使用する薬剤としては、衣服用漂白剤、消毒用過酸化水素水などの市販されている薬剤が利用できるので、家庭内での使用に好適である。また、薬剤は、粉末状又は液体状の状態で使用すると、薬剤貯留部231から液体41への薬剤の添加量の制御が容易になるので好ましい。
使用する薬剤としては、衣服用漂白剤、消毒用過酸化水素水などの市販されている薬剤が利用できるので、家庭内での使用に好適である。また、薬剤は、粉末状又は液体状の状態で使用すると、薬剤貯留部231から液体41への薬剤の添加量の制御が容易になるので好ましい。
過酸化水素発生部20で得られた過酸化水素含有液体42は、微細気泡発生部30に導入される(図1)。微細気泡発生部30では、過酸化水素を含む液体(過酸化水素含有液体)42中に、気体供給部52から供給されたオゾンレス気体(オゾンを含まない気体)の微細発泡を発生させる。微細気泡発生部30に使用できる微細気泡発生方法としては、例えばバブリング(図5)、加圧溶解方式(図6〜9)が挙げられる。
図5は、液体42中で気体をバブリングするための微細気泡発生部30を示しており、過酸化水素発生部20からの液体(過酸化水素含有液体)42を貯留する貯留槽304と、液体42中で気体(オゾンレス気体)31をバブリングするための多孔部302を備えた多孔チューブ301とを含んでいる。多孔部302には、気体31を微細気泡310として放出できるように、微細な孔が多数形成されている。よって、多孔チューブ301に流入した気体31が多孔部302から液体42中に放出されて、微細気泡310が生成される(バブリング)。微細気泡発生部30により、過酸化水素と微細気泡とを含む液体(過酸化水素・微細気泡含有液体)44が得られる。
図5のような多孔チューブ301を用いた微細気泡発生部30は、後述の加圧溶解方式を用いたものに比べて構造が簡単で低価格で製造できるので、ラジカル発生装置10の小型化、低価格化に有利である。
図5のような多孔チューブ301を用いた微細気泡発生部30は、後述の加圧溶解方式を用いたものに比べて構造が簡単で低価格で製造できるので、ラジカル発生装置10の小型化、低価格化に有利である。
図6〜9は、加圧溶解方式によって微細気泡を生成するための微細気泡発生部30を示している。
図6は、微細気泡発生部30の一例を示すブロック図である。微細気泡発生部30は、オゾンレス気体31と過酸化水素含有液体42とを混合して気液混合液を得るための気液混合部53と、この気液混合液を加圧するための加圧部51と、混合された気液から余分な気体を分離する気体分離部54と、加圧された気液混合液を急速に減圧して微細気泡を発生させる減圧発泡部55とを含んでいる。微細気泡発生部30により、過酸化水素と微細気泡とを含む液体(過酸化水素・微細気泡含有液体)44が得られる。
図6は、微細気泡発生部30の一例を示すブロック図である。微細気泡発生部30は、オゾンレス気体31と過酸化水素含有液体42とを混合して気液混合液を得るための気液混合部53と、この気液混合液を加圧するための加圧部51と、混合された気液から余分な気体を分離する気体分離部54と、加圧された気液混合液を急速に減圧して微細気泡を発生させる減圧発泡部55とを含んでいる。微細気泡発生部30により、過酸化水素と微細気泡とを含む液体(過酸化水素・微細気泡含有液体)44が得られる。
図7は微細気泡発生部30の具体的な一例を示す概略図である。図7の微細気泡発生部は、液体を圧送して連続的に微細気泡含有液体を製造するものであり、過酸化水素含有液体42を取り入れる入液部63と、オゾンレス気体31を供給する気体供給部52と、液体42と気体31とを加圧する加圧部51と、液体42と気体31を混合する気液混合部53と、気液混合液から余分な気体を分離する気体分離部54と、加圧状態の気液混合液を大気圧まで急速に減圧する減圧発泡部55と、減圧された気液混合液を吐出する吐出部57とを備えている。各部は流路56に接続して設けられている。
図7に示す微細気泡発生部30では、加圧部51および気液混合部53として機能するポンプ61を用いている。ポンプ61は、液体42と気体31とを加圧し、且つ液体42と気体31とを撹拌する。これにより、気体31は微細な気泡となって液体42中に分散・混合される。
なお、加圧部51は、高圧ガスを用いた加圧方式にすることもできる。
なお、加圧部51は、高圧ガスを用いた加圧方式にすることもできる。
図8は、ポンプ61の具体的な形態の一例を示す要部の概略図である。このポンプ61aは、複数(図8では4枚)の回転翼72を備えた回転体71の回転により液体を加圧する。図8において白抜き矢印は液体方向の流れ方向を示し、実線矢印は回転体71の回転方向を示している。回転体71の回転軸75は、円筒状に形成されたポンプ壁74の円筒中心よりもポンプ出口77側に偏って配置され、偏心軸となって設けられている。そして、回転軸71の偏心によりポンプ流路室73の第二流路室73bの容積は、第一流路室73aの容積よりも小さく形成されており、液体の流れ方向に沿ってポンプ流路室73の容積が順次小さくなっている。
ポンプ入口76からポンプ流路室73に流入した液体42および気体31は、回転する回転翼72によって白抜き矢印の方向に流動しながら加圧される。急激な圧力変化により、液体42中の気体31(大きな気泡BBとして存在)は細分化されて、微細な気泡BNが液体中に分散される。また、ポンプ壁74の内面と回転翼72の先端部との間(クリアランス)を液体42が通過するときに剪断力が与えられる。液体42中の気体31は、この剪断力によって剪断されて、より微細な気泡(BN)になる。
気体分離部54は、加圧部51および気液混合部53を通過した後の液体(過酸化水素・微細気泡含有液体)44から、微細気泡にならなかった気体31(直径が比較的大きい気泡)を除去するものである。
図9(a)〜(c)に、気体分離部54のいくつかの例を示す。気体分離部54は主に管体などで構成されている。除去すべき気泡(例えば、直径1μmを超えるサイズの気泡)をそれ自身の浮力で液面まで上昇させて、液体44から分離除去することができる。気体分離部54によって液体44から分離された気泡は、気体除去部58から外部に排出される。
図9(a)〜(c)に、気体分離部54のいくつかの例を示す。気体分離部54は主に管体などで構成されている。除去すべき気泡(例えば、直径1μmを超えるサイズの気泡)をそれ自身の浮力で液面まで上昇させて、液体44から分離除去することができる。気体分離部54によって液体44から分離された気泡は、気体除去部58から外部に排出される。
減圧発泡部55は、加圧された気液混合液体を急速に減圧して微細気泡を発生させるものである。減圧速度は、例えば0.2MPa/0.01s=20MPa/s程度にすることができる。加圧下で液体中に溶解していた気体が微細気泡として発泡する。これにより、過酸化水素・微細気泡含有液体44が得られる。
減圧発泡部55は、メッシュ構造やベンチュリ構造を用いることができる。
減圧発泡部55は、メッシュ構造やベンチュリ構造を用いることができる。
図5〜9のような加圧溶解方式を用いた微細気泡発生部30は、微細気泡を高密度に発生できるので、ラジカルの発生量を増加するのに有効である。
本発明に適したオゾンレス気体としては、例えば空気、酸素、窒素、二酸化炭素、希ガス(ヘリウム、ネオン、アルゴン等)等が利用できる。特に、空気を利用すると、気体を供給するためのボンベが不要になるので、家庭用のラジカル発生装置10に適している。
再び図1を参照すると、微細気泡発生部30で生成した過酸化水素・微細気泡含有液体44は、ラジカル発生部32に送られる。ラジカル発生部32では、過酸化水素・微細気泡含有液体44中に含まれる微細気泡を破泡させて、液体中に水酸基ラジカルを発生させる。また、人為的に破泡を促進するために、ラジカル発生部32内の液体44に超音波照射をすることもできる。
ラジカル発生部32では、ラジカルを使用した水質浄化や、物品の洗浄、消毒及び殺菌が行われる。つまり、ラジカル発生部32は、用途によって、水質浄化槽、物品洗浄装置、物品消毒装置などになりうる。
ラジカル発生部32では、ラジカルを使用した水質浄化や、物品の洗浄、消毒及び殺菌が行われる。つまり、ラジカル発生部32は、用途によって、水質浄化槽、物品洗浄装置、物品消毒装置などになりうる。
ラジカル発生部32で、水質浄化、物品洗浄などに使用された液体(使用済廃液)46は、廃液処理部39に送られる。過酸化水素は弱い毒性があるため、過酸化水素含有の液体をそのまま廃棄することはできない。そこで、廃液処理部39では、使用済廃液46に含まれる過酸化水素を除去する。
廃液処理部39には、過酸化水素の除去に有効な活性手段(活性炭、紫外線照射、加熱処理など)を用いることができる。例えば、図10(a)には、活性炭391を利用した廃液処理部39が図示されており、活性炭391を充填した容器内に使用済廃液46を通過させて、活性炭39で過酸化水素を吸着除去する。図10(b)には、紫外線を利用した廃液処理部39が図示されており、使用済廃液46に紫外線ランプ392等で紫外線を照射して、過酸化水素を酸素と水に分解することにより過酸化水素を除去する。
廃液処理部39には、過酸化水素の除去に有効な活性手段(活性炭、紫外線照射、加熱処理など)を用いることができる。例えば、図10(a)には、活性炭391を利用した廃液処理部39が図示されており、活性炭391を充填した容器内に使用済廃液46を通過させて、活性炭39で過酸化水素を吸着除去する。図10(b)には、紫外線を利用した廃液処理部39が図示されており、使用済廃液46に紫外線ランプ392等で紫外線を照射して、過酸化水素を酸素と水に分解することにより過酸化水素を除去する。
ラジカル発生に適した過酸化水素の濃度は0.01ppm以上である。また、過酸化水素濃度が高いほど、ラジカル発生効率が高い。そこで、過酸化水素の濃度を高めるために、微細気泡発生部30で生成された過酸化水素・微細気泡含有液体44の少なくとも一部を、再び過酸化水素発生部20に戻すことができる(図11)。
循環した液体は、複数回にわたって過酸化水素発生部20を通過することになるので、当該液体中に過酸化水素を蓄積して、過酸化水素濃度を高めることができる。
循環した液体は、複数回にわたって過酸化水素発生部20を通過することになるので、当該液体中に過酸化水素を蓄積して、過酸化水素濃度を高めることができる。
微細気泡発生部30からで生成された過酸化水素・微細気泡含有液体44の全流量に対する循環経路へと循環する流量(循環比率)は、過酸化水素の蓄積効率やラジカルの利用量などの兼ね合いにより可変させても良い。
特に、超音波照射による過酸化水素の生成方法(図3)は、電解還元反応を用いた生成方法(図2)や薬剤添加による生成方法(図4)に比べて、過酸化水素の生成効率が低い。よって、得られる液体42中の過酸化水素濃度も低くなりやすい。このような場合、循環経路を用いて複数回にわたって過酸化水素の生成処理を受けることにより、液体中の過酸化水素の濃度を高めることができる。
また、図12のように、微細気泡発生部30から循環経路59とラジカル発生部32とに分岐する位置に、切替バルブ591を設けることもできる。これにより、循環経路59を通って液体中の過酸化水素濃度を高めるモード(過酸化水素蓄積モード)と、ラジカル発生部32でラジカルを発生させて物品洗浄等を行うモード(ラジカル発生モード)とを切り替えることができる。なお、図12では、ラジカル発生部32で使用された液体(使用済廃液)46を過酸化水素発生部20に戻せるように配管されている。これにより、ラジカル発生部32で物品洗浄等に使用された使用済廃液46の汚染度が低い場合には、当該廃液を再利用することができる。使用済廃液46が再利用不可能な程度に汚染した場合には、廃液処理部39で過酸化水素を除去して廃棄する。
循環経路59を通る過酸化水素蓄積モードと、ラジカル発生部32を通るラジカル発生モードでは、微細気泡発生部30から過酸化水素発生部20までの循環経路の体積容量が異なる。これは、ラジカル発生部32は、物品の洗浄等に使用するスペースを必要とするため、循環経路59に比べてより大きい体積容量を有するからである。このため、過酸化水素蓄積モードは、ラジカル発生モードに比べて、液体が循環するのにかかる時間(循環時間)が短くなる。つまり、単位時間当たりに液体が受ける過酸化水素生成処理回数が、過酸化水素蓄積モードのほうが、ラジカル発生モードよりも多くなる。そのため、液体中の過酸化水素の濃度を高める場合には、過酸化水素蓄積モードが有利である。
図11のように、過酸化水素・微細気泡含有液体44の一部を循環経路59に流入させる方法は、ラジカル発生部32で物品の洗浄等を行いながら、徐々に過酸化水素の濃度を高めることができるので、連続して物品洗浄を行う用途に好適である。
一方、図12のように、過酸化水素・微細気泡含有液体44の全流量を循環経路59又はラジカル発生部32に流入させる方法は、ラジカル発生部32で物品の洗浄等が断続的に行われる用途に有利である。つまり、洗浄時にはラジカル発生モードに切り替えて、洗浄に使用する液体量を確保し、洗浄していない時には過酸化水素蓄積モードに切り替えて、短時間で過酸化水素の濃度を高めることができる。
一方、図12のように、過酸化水素・微細気泡含有液体44の全流量を循環経路59又はラジカル発生部32に流入させる方法は、ラジカル発生部32で物品の洗浄等が断続的に行われる用途に有利である。つまり、洗浄時にはラジカル発生モードに切り替えて、洗浄に使用する液体量を確保し、洗浄していない時には過酸化水素蓄積モードに切り替えて、短時間で過酸化水素の濃度を高めることができる。
なお、図11及び図12において、循環経路59に液体を流通させるために、微細気泡発生に使用されるポンプや、別に準備したポンプを用いることもでき、又は循環経路59の入口を出口より高い位置にして、位置エネルギーによって液体を流通させてもよい。
<実施の形態2>
本実施の形態のラジカル発生装置100は、実施の形態1に係るラジカル発生装置10と類似している。しかし、実施の形態1では過酸化水素発生部20と微細気泡発生部30とが別体で準備されているのに対して、本実施の形態では、それらが一体となって過酸化水素・微細気泡発生部34とされている点で異なる(図1、図13)。
本実施の形態のラジカル発生装置100は、実施の形態1に係るラジカル発生装置10と類似している。しかし、実施の形態1では過酸化水素発生部20と微細気泡発生部30とが別体で準備されているのに対して、本実施の形態では、それらが一体となって過酸化水素・微細気泡発生部34とされている点で異なる(図1、図13)。
図13の過酸化水素・微細気泡発生部34は、実施の形態1における微細気泡発生部30(例えば図5および図6)と同様に構成することができる。図5を参照しながら、過酸化水素・微細気泡発生部34内での過酸化水素生成反応について説明する。
過酸化水素・微細気泡発生部34で生成した微細気泡310の一部は、過酸化水素・微細気泡発生部34の中で破泡する。このとき破泡のエネルギーにより、前述の式(1)〜(4)の反応が起こり、水と酸素から過酸化水素が生成される。
過酸化水素・微細気泡発生部34で生成した微細気泡310の一部は、過酸化水素・微細気泡発生部34の中で破泡する。このとき破泡のエネルギーにより、前述の式(1)〜(4)の反応が起こり、水と酸素から過酸化水素が生成される。
なお、実施の形態1においては、微細気泡310は、ラジカル発生部32まで破泡しないほうが望ましい。よって、破泡までに時間がかかる気泡310(例えば気泡径が30μm〜数百μmの比較的小さい気泡)をバブリングするのが好ましい。
一方、本実施の形態では、気泡310の一部が過酸化水素・微細気泡発生部34内で破泡するのが好ましいため、前述のような破泡までに時間のかかる気泡310と共に、破泡しやすい気泡310(例えば気泡径が30μm未満の比較的小さい気泡)をバブリングするのが好ましい。よって、本実施の形態では、直径の異なる気泡310をバブリングするために、1本の多孔チューブ301の多孔部302に、直径の異なる孔を混在させたり、複数本の多孔チューブ301を用いて、多孔チューブごとに多孔部302の孔の直径の異ならせるのが好ましい。
一方、本実施の形態では、気泡310の一部が過酸化水素・微細気泡発生部34内で破泡するのが好ましいため、前述のような破泡までに時間のかかる気泡310と共に、破泡しやすい気泡310(例えば気泡径が30μm未満の比較的小さい気泡)をバブリングするのが好ましい。よって、本実施の形態では、直径の異なる気泡310をバブリングするために、1本の多孔チューブ301の多孔部302に、直径の異なる孔を混在させたり、複数本の多孔チューブ301を用いて、多孔チューブごとに多孔部302の孔の直径の異ならせるのが好ましい。
また、図13の過酸化水素・微細気泡発生部34は、実施の形態1における超音波照射を用いた過酸化水素発生部20(図3)と同様に構成することもできる。以下、図3を参照しながら、過酸化水素・微細気泡発生部34について説明する。
液体供給部40からの液体41には、大気圧下において空気が溶解している。よって、貯留槽214に貯留された液体41に超音波を照射すると、溶解していた空気が微細気泡310として発泡する。また、前述したように、水と酸素の存在下で超音波を照射することにより、前述の式(1)〜(3)の反応が起こり、過酸化水素水が生成する。
液体供給部40からの液体41には、大気圧下において空気が溶解している。よって、貯留槽214に貯留された液体41に超音波を照射すると、溶解していた空気が微細気泡310として発泡する。また、前述したように、水と酸素の存在下で超音波を照射することにより、前述の式(1)〜(3)の反応が起こり、過酸化水素水が生成する。
本実施の形態では、実施の形態1における2つの部材(過酸化水素発生部20と微細気泡発生部30)を1つの部材(過酸化水素・微細気泡発生部34)で置き換えることができるので、ラジカル発生装置100の小型化に有利である。また、本実施の形態では、水と酸素の存在下で、オゾンレス気体31の微細気泡310を生成することで過酸化水素を生成できるので、電解還元反応用の電極(図2)や、薬剤添加(図4)を不要にして、簡単な構成にすることができる。
本実施の形態では、過酸化水素・微細気泡発生部34内での微細気泡310の破泡のエネルギーによって過酸化水素を生成しているので、電解還元反応を用いた生成方法(図2)や薬剤添加による生成方法(図4)に比べて、過酸化水素の生成効率が低い。よって、得られる液体44中の過酸化水素濃度も低くなりやすい。このような場合、実施の形態1と同様に、循環経路59を用いて過酸化水素・微細気泡含有液体44の少なくとも一部を循環させることにより、液体中の過酸化水素の濃度を高めるのが有効である(図14)。
本実施の形態においても、図12と同様に切替バルブ591を用いた配管にして、過酸化水素蓄積モードとラジカル発生モードとに切替可能にすることもできる。
本実施の形態においても、図12と同様に切替バルブ591を用いた配管にして、過酸化水素蓄積モードとラジカル発生モードとに切替可能にすることもできる。
ラジカル発生時に、過酸化水素・微細気泡含有液体44がFeイオン(Fe2+)を含み、pH2〜4であるのが好ましい。式(5)のように過酸化水素とFeイオンが反応して水酸基ラジカルが発生するので(Fenton反応)、ラジカル発生効率を向上させることができる。
Fe2+ + H2O2 → Fe3+ + OH・ + OH- …式(5)
Fe2+ + H2O2 → Fe3+ + OH・ + OH- …式(5)
水道水には微量のFeイオンが含まれているので、液体41に水道水を使用することにより、過酸化水素・微細気泡含有液体44にFeイオンを含有させることができる。なお、Feイオンを含む化合物を液体41、過酸化水素含有液体42又は過酸化水素・微細気泡含有液体44に添加してもよい。
また、液体44のpHを調整するには、液体41、過酸化水素含有液体42又は過酸化水素・微細気泡含有液体44に塩酸などの酸を添加しても良いし、電解処理などを施しても良い。
また、液体44のpHを調整するには、液体41、過酸化水素含有液体42又は過酸化水素・微細気泡含有液体44に塩酸などの酸を添加しても良いし、電解処理などを施しても良い。
<実施の形態2>
本実施の形態のラジカル発生装置110は、実施の形態1及び2に係るラジカル発生装置10と類似している。しかし、実施の形態1では過酸化水素発生部20、微細気泡発生部30及びラジカル発生部32が別体で準備され、実施の形態2では過酸化水素・微細気泡発生部34とラジカル発生部32とが別体で準備されているのに対し、本実施の形態では、それらが一体となって過酸化水素・微細気泡・ラジカル発生部34とされている点で異なる(図1、図13、図15)。
本実施の形態のラジカル発生装置110は、実施の形態1及び2に係るラジカル発生装置10と類似している。しかし、実施の形態1では過酸化水素発生部20、微細気泡発生部30及びラジカル発生部32が別体で準備され、実施の形態2では過酸化水素・微細気泡発生部34とラジカル発生部32とが別体で準備されているのに対し、本実施の形態では、それらが一体となって過酸化水素・微細気泡・ラジカル発生部34とされている点で異なる(図1、図13、図15)。
図15の過酸化水素・微細気泡・ラジカル発生部36は、実施の形態2の過酸化水素・微細気泡発生部34(この図では、多孔チューブ301を備えた構成)と、ラジカル処理の対象物48を液体中に載置するための載置部材37とを含んでいる。載置部材37は多数の開口371を備えた部材(例えば、パンチングされた板部材や網状部材)から成り、微細気泡310が通過できるようにされている。
載置部材37は多孔チューブ301の上側に設置されており、これにより、多孔チューブ301から発生した微細気泡310が上昇するときに、載置部材37の上に載置された対象物48に微細気泡310を接触させることができる。
載置部材37は多孔チューブ301の上側に設置されており、これにより、多孔チューブ301から発生した微細気泡310が上昇するときに、載置部材37の上に載置された対象物48に微細気泡310を接触させることができる。
本実施の形態は、過酸化水素を含有する対象物48のラジカル処理に有効である。つまり、本実施の形態では、過酸化水素を含有する対象物48を過酸化水素の発生源としている。過酸化水素を含有する対象物の例としては、ホタテや蛤などの魚介類が挙げられる。
過酸化水素を含有する対象物48を液体41に浸漬すると、対象物48の表面から過酸化水素が溶出する。そして、多孔チューブ301から微細気泡310を発泡すると、微細気泡310の破泡のエネルギーによって、溶出した過酸化水素が2つの水酸基ラジカルに分離する(式(6)参照)。
H202 → 2OH・ …式(6)
過酸化水素を含有する対象物48を液体41に浸漬すると、対象物48の表面から過酸化水素が溶出する。そして、多孔チューブ301から微細気泡310を発泡すると、微細気泡310の破泡のエネルギーによって、溶出した過酸化水素が2つの水酸基ラジカルに分離する(式(6)参照)。
H202 → 2OH・ …式(6)
対象物48から溶出する過酸化水素の量はごく微量であるが、水酸基ラジカルが対象物48の近傍で生成するので、対象物48を効率よく洗浄、消毒、殺菌等をすることができる。また、過酸化水素を含有する食品等では、過酸化水素の濃度によっては過酸化水素を除去する処理が行われるが、本実施の形態のラジカル発生装置110で処理することにより、食品からの過酸化水素の除去と食品の殺菌とを同時に行うことができる。
マイクロバブルによるラジカル発生を調べた。
まず、過酸化水素濃度が異なる三種類の約60mの超純水溶液(ブランク(0.01ppm以下)、10ppm、100ppm)を作成し、各水溶液に対しDMPOを約27mmol/Lの濃度となるよう滴下した。その後、この三種類の水溶液に対し、加圧溶解方式(ゲージ圧0.2MPa)によるマイクロバブルの発生(処理量250ml/min×15分間)を行った。これらの水溶液に対するESRを用いたラジカル発生量の評価結果を図16に示す。
まず、過酸化水素濃度が異なる三種類の約60mの超純水溶液(ブランク(0.01ppm以下)、10ppm、100ppm)を作成し、各水溶液に対しDMPOを約27mmol/Lの濃度となるよう滴下した。その後、この三種類の水溶液に対し、加圧溶解方式(ゲージ圧0.2MPa)によるマイクロバブルの発生(処理量250ml/min×15分間)を行った。これらの水溶液に対するESRを用いたラジカル発生量の評価結果を図16に示す。
OHラジカルを示す4本のピークは、マイクロバブルを発生させない場合(上段)は全サンプルで検出されない(ND)が、マイクロバブルを発生させた場合(下段)は、いずれの濃度でも4本のピークが観測された。また、ピーク強度は、ブランク(0.01ppm以下)では弱く、過酸化水素濃度が濃くなるにつれて強くなることが確認された。
また過酸化水素は100ppm程度まで溶存させてもPHや温度はほとんど変化しないことなどから、前述のラジカル量増加は過酸化水素の濃度そのものに大きく依存することが示された。
また過酸化水素は100ppm程度まで溶存させてもPHや温度はほとんど変化しないことなどから、前述のラジカル量増加は過酸化水素の濃度そのものに大きく依存することが示された。
図14のラジカル発生装置100において、一定量の液体を過酸化水素・微細気泡発生部34と循環経路59との間で循環させて(いわゆる過酸化水素蓄積モード)、過酸化水素の濃度上昇を確認した。
60mlの水道水を流量250ml/minで循環させ(1分間に4.17回循環する)、過酸化水素・微細気泡発生部34(容量50ml)では、空気を50ml/minでバブリングした。
液体中の過酸化水素濃度の上昇を確認するために吸光度を測定した。測定結果を図17に示す。
60mlの水道水を流量250ml/minで循環させ(1分間に4.17回循環する)、過酸化水素・微細気泡発生部34(容量50ml)では、空気を50ml/minでバブリングした。
液体中の過酸化水素濃度の上昇を確認するために吸光度を測定した。測定結果を図17に示す。
処理時間が増加するに伴い、吸光度が上昇していることがわかった。これにより、バブリングの処理によって過酸化水素が生成すること、及び過酸化水素蓄積モードにより、過酸化水素の濃度を上昇できることがわかった。
10、100、110 ラジカル発生装置
20 過酸化水素発生部
28 過酸化水素
30 微細気泡発生部
310 微細気泡
32 ラジカル発生部
40 液体供給部
41 水分を含む液体
42 過酸化水素含有液体
44 過酸化水素・微細気泡含有液体
20 過酸化水素発生部
28 過酸化水素
30 微細気泡発生部
310 微細気泡
32 ラジカル発生部
40 液体供給部
41 水分を含む液体
42 過酸化水素含有液体
44 過酸化水素・微細気泡含有液体
Claims (13)
- 過酸化水素を含む液体中で微細気泡を発生させて、該微細気泡の破泡により前記液体中にラジカルを発生させるラジカル発生方法であって、
前記微細気泡はオゾンを含有しない気体から成ることを特徴とするラジカル発生方法。 - ラジカルの再結合によって過酸化水素を発生することを更に含むことを特徴とする請求項1に記載のラジカル発生方法。
- 水の電解還元反応により前記過酸化水素を発生することを更に含むことを特徴とする請求項1に記載のラジカル発生方法。
- 水に超音波を照射することにより前記過酸化水素を発生することを更に含むことを特徴とする請求項1に記載のラジカル発生方法。
- 過酸化水素を含有する対象物から前記液体中に当該過酸化水素を溶出させることと、
前記ラジカルで、前記対象物を処理することを更に含むことを特徴とする請求項1に記載のラジカル発生方法。 - 過酸化水素を主成分とする薬剤により前記過酸化水素を発生することを更に含む、請求項1に記載のラジカル発生方法。
- ラジカル発生後の液体の少なくとも一部を、循環経路を通して、過酸化水素を発生させる発生領域に循環させることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載のラジカル発生方法。
- 前記循環経路の体積容量が可変であることを特徴とする請求項7に記載のラジカル発生方法。
- 前記液体中で気体をバブリングすることにより、微細気泡を生成することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のラジカル発生方法。
- 加圧溶解方式により、微細気泡を生成することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のラジカル発生方法。
- 液体は、Feイオンを含み、pH2〜4であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のラジカル発生方法。
- ラジカル発生後の液体を活性炭又は紫外線を用いた活性手段で処理して、過酸化水素を除去することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のラジカル発生方法。
- 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の方法に使用されるラジカル発生装置であって、
過酸化水素を発生させる手段と、
前記過酸化水素を含む液体中で微細気泡を発生させる手段と、を含むラジカル発生装置。
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JP2019537499A (ja) * | 2016-09-20 | 2019-12-26 | ナショナル・リサーチ・カウンシル・オブ・カナダNational Research Council Of Canada | 標的金属分離のための鉄−キャビテーションプロセス |
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2012
- 2012-09-07 JP JP2012197121A patent/JP2014050799A/ja active Pending
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JP2022184884A (ja) * | 2016-09-20 | 2022-12-13 | ナショナル・リサーチ・カウンシル・オブ・カナダ | 標的金属分離のための鉄-キャビテーションプロセス |
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