JP2014050653A - ブロック玩具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】多種多様な形状のブロック玩具に、日本工業規格で規定されたメネジと、六角ボルトの頭部が嵌合可能な凹部を設け、市販のボルトやナットと組合わせて立体創造物を作成可能に装置する。また、作品コンテストを定期的に開催し、優秀作品を表彰する。
【選択図】図1
Description
また、幼児の手指で締める・緩めるの操作ができる様に、ネジ部の直径が20〜30mmと、一般的に大型になっている。直径が20〜30mmのボルトと言えば、ビルの建築や造船・土木業界などで使用されるサイズであり、ホームセンター等でも市販されておらず、一般市民には全くなじみの無い、非現実的なサイズである。
大人がボルトやナットを使用して楽しむ方法としては、色々な部品を溶接や接着によって組合せ、立体を作る場合がある。しかし、この方法は、溶接などの特殊な設備を所有している極一部の人たちによる、限定的な趣味の領域を出ない。
また、小さなボルトやナットを締める・緩めるの作業は、手指のリハビリや能の活性化に適しているとの事実は広く知られているが、単純な作業に他ならず、すぐに飽きてしまう問題がある。
1、既存の木製ブロック玩具では、ネジを締める・緩めるの作業しかできない。
2、既存の木製ブロック玩具では、立体を造形する事ができない。
3、既存の木製ブロック玩具は、幼児が遊ぶ以外の機能が無い。
4、市販のボルト・ナットを使用して手指のリハビリを行いたいが、すぐに飽きてしまう。
5、ネジを締めたり緩めたりする事は、単なる作業であり、全く楽しくない。
6、ボルト・ナットを大量に用意しても、立体を作る事はできない。
7、ボルト・ナットは廉価で大量に入手できるが、締結以外の使い道が無い。
8、溶接やロー付けで、ボルト・ナットを接着したいが、その設備や道具が高価。
9、溶接やロー付けは高温になる為、子供や老人には危険。
10、ボルトやナットで立体を作っても、金属色だけなので、面白味が無い。
11、サイズの異なるボルトやナットを組合せる手段が無い。
12、すばらしい立体造形物を作っても、発表の場が無く、表彰される事も無い為、モチベーションが全く上がらない。
即ち、子供から大人まで十分な満足度が得られ、高いモチベーションと創造力を働かせて立体創造物を作る事が可能な玩具が求められており、さらに、手指を使ったリハビリや各種訓練用としても使用可能な、実用性の高いブロック玩具が求められている。
さらに本発明では、実用性のある、本物のボルトを使用する事により、大人でも物作りの満足度を得る事が可能で、既存商品には無い、新たな価値を発揮できる。
部品となるボルトやナットは、日本工業規格で規定されたネジサイズを採用している為、ホームセンターなどで、安く大量に市販されており、好みに応じて自由に追加できる。
即ち、子供から大人まで、安全に楽しく遊べる立体ブロック玩具を普及する事ができる。
具体的には、多種多様な形状のブロック玩具に、日本工業規格で規定されたメネジを複数設け、市販のボルトやナットと組合わせて立体創造物を製作可能に装置する。
また、複数のブロック玩具とボルトやナットをセットにし、公共施設などに提供して自由に創作活動を実施していただき、コンテストを定期開催して優秀作品を表彰する。
大きなサイズのメネジとは、例えば日本工業規格のM10サイズで、小さなサイズのメネジとは、例えばM5サイズなどを指すが、これは、ホームセンターなどで極一般的に市販されているサイズの中で比較した場合に、大きい・小さいとの区別ができるだけであって、絶対的な大きさを示すものではない。
この様に構成されたブロック玩具を複数用意しておけば、市販の六角ボルトのオネジをメネジと嵌合させたり、六角の頭部を六角の凹部に嵌合させるなどの方法により、複雑な立体を作る事ができる。
8は胴体となる台形状のブロック玩具、11は多面体のブロック玩具、13も台形状のブロック玩具であり、ボルト10、ボルト12で連結される。9は長いスタッドボルトであり、8のブロック玩具を貫通し、6と11のブロックを取り付けている。
この様に、多種多様な形状のブロックがあれば、複雑な立体モデルを作る事が可能となり、大人でも十分に満足でき、リハビリにも使用可能なブロック玩具となる。以上が請求項2及び3に記載の本発明の実施例である。
また、市販のボルトやナットが使用可能な為、廉価で購入が可能となり、実用性の高い製品を広く一般に普及する事が可能となる。
昨今、電子玩具の普及が目覚しいが、本発明による斬新なブロック玩具を使用した作品のコンテストを開催する事により、手指を使って創造力を働かせる玩具を普及させ、産業の発展に大きく貢献できる。
2、大きなサイズの、メネジ
3、小さなサイズの、メネジ
4、六角形状の、凹部
5、円筒形状の、ブロック玩具
6、異形形状の、ブロック玩具
7、異形形状の、ブロック玩具
8、台形形状の、ブロック玩具
9、上記8のブロックを貫通している、スタッドボルトであり、ネジ形状は省略してある
10、ブロックを連結しているボルトであり、ネジ形状は省略してある
11、異形形状の、ブロック玩具
12、ブロックを連結しているボルトであり、ネジ形状は省略してある
13、異形形状の、ブロック玩具
Claims (5)
- 球体、又は多面体、又は球体と多面体を組合せた立体で構成されたブロックの表面に、日本工業規格で規定された、メートルネジのメネジを、1つ又は複数設けた事を特徴とする、ブロック玩具。尚、多面体とは、立方体や正三角錐などの正多面体や、多角柱、円柱、錐体、及びこれらを組合せた形状や、人形や動物や乗り物の形状や、将棋の駒やラグビーボールなどの特定の製品形状や、前述の立体を規則的又は不規則に削って作った形状や、前述の立体を規則的や不規則に組合せた形状や、数学で定義される3次元空間の物体全てを指す。また、当該ブロックは、複数の組合せにより、多種多様な立体造形物を創作可能な玩具として構成する。
- 以下のいずれか、又はいずれか複数の特徴を有する、請求項1に記載のブロック玩具。
1,メネジは、同一サイズのネジを複数設けた。
2,メネジは、異なるサイズのネジを複数設けた。
3,1つ又は複数のメネジを、反対側まで貫通とした。
4,1つ又は複数のメネジ部分を、ネジ山の無い貫通孔とした。
5,メネジは、等間隔又は規則的に配置した。
6,メネジは、不等間隔又は不規則に配置した。
7,メネジの口元部分に、面取り又はスミRを設けた、又はオネジ挿入時のガイドとなる円筒孔形状や凹部を設けた。
8,立体ブロックの表面に、日本工業規格で規定された六角ボルトの頭部が嵌合可能な六角形状の凹部を、1箇所又は複数箇所設けた。尚、凹部は、単独で設ける場合の他、メネジの中心軸と六角形の凹部の中心軸とが略同一となる位置に設ける構成や、メネジと一部が重複する位置に配置する構成や、規則的に配置する構成や、メネジの位置とは無関係に配置する構成を含む。
9,上記8の構成において、嵌合したボルトの脱落を防止する為、六角形状の凹部の内壁に、1個又は複数個の凸部を設けた、又は内壁の表面を粗面とした、又は六角形状を微妙に変形させた、又は凹部を成形する際の抜け勾配を逆向きとした、又は六角形状を八角形などの正多角形又は略円形又は楕円形又は長円形とした。
10,メネジや六角形状の凹部は、立体ブロックの表面の、平面部、凸部、凹部、凹凸部、曲面部、角部の、いずれかに設けた。
11,ヘリサート状の部品を捩じ込み、メネジのサイズを小さくする事が可能に構成した。
12,立体ブロックの表面に凸形状を設け、その凸部にオネジを装置した。
13,上記1から11のいずれかの構成において、メネジとメネジが一部で重なっている、又は一部で交差している構成とした。尚、重なる又は交差する部位がメネジの下穴である構成も含む。
14,複数のブロックをピン結合で連結し、揺動自在に装置した。又はユニバーサルジョイントやボールジョイントで連結して搖動に装置した。
15,ブロックの1つに凹部を設け、別のブロックに凸部を設け、この凹凸の嵌合部に設けた孔やネジを丸棒やボルトで連結する構成により、上記14と同様に揺動自在とした。尚、凹部と凸部のいずれか又は両方を球形にした構成も含む。
16,上記4の貫通孔を長円形、又は複数の長円形を組合せた形状とし、孔に嵌合したボルトや棒が、孔に沿って移動可能に装置した。 - 以下のいずれか、又はいずれか複数の特徴を有する、請求項1又は2に記載のブロック玩具。
1,ブロックの材質を、樹脂、又は木、又はアルミ合金、又はスチール、又はチタン合金、又は硬質ゴム、又は軟質ゴム、又は陶器、又はガラス、又は紙の、いずれかとした。
2,ブロックの表面に着色した、又は着色材料を使用した、又は彩色した。尚、彩色には、線や図形によるデザインや、写真や絵の印刷又は貼り付けを含む。
3,ブロックの表面に、ネジのサイズを表記した。尚、ネジサイズの表記は、ブロック本体に凹凸を設けて文字表現する構成、又は印刷、又はサイズが表記されたシールやプレートの貼り付けとする。
4,ブロックに設けるメネジは、型による成形、又は機械加工による成形、又は転造による成形の、いずれかとした。
5,ブロックに設けるメネジは、ブロックに設けた凹部又は貫通孔に、ナット状の部品を圧入又は挿入又は嵌合する構成とした。尚、ブロックとナット状の部品が接触する部分は、スプラインやキーを装置する、又は切り欠きやリブや凹凸を設ける、又は多角形とする、又は面を粗面とする構成により、ナット状の部品の回転を防止した構成も含む。 - 以下のいずれか、又はいずれか複数の特徴を有する、請求項1から3のいずれかに記載のブロック玩具。
1,同一サイズのネジを設け、同じ形状の立体ブロックを複数まとめ、1セットとした。
2,同一サイズのネジを設け、異なる形状の立体ブロックを複数まとめ、1セットとした。
3,異なるサイズのネジを設け、同じ形状の立体ブロックを複数まとめ、1セットとした。
4,異なるサイズのネジを設け、異なる形状の立体ブロックを複数まとめ、1セットとした。
5,上記1から4のいずれかの構成において、請求項3に記載の彩色やデザインが、統一されたセットとした。
6,上記1から4のいずれかの構成において、請求項3に記載の彩色やデザインが、不統一のセットとした。
7,上記1から6のいずれかの構成において、ネジに適合するボルトを複数加え、1セットとした。
尚、貫通孔を設けたブロックが混入されたセットにおいては、孔の内径に適合するボルトとナットも、複数加えたセットとし、ボルトとは、六角ボルトや六角穴付きボルトや蝶ネジなど、日本工業規格で規定された全てのボルト及びネジの、全ての種類を指す。
8,上記7の構成において、セットに加えたスタッドボルトを使用し、メネジを設けた複数のブロックを、ネジで連結可能に装置した。
9,上記7又は8の構成において、セットに円柱形状や角柱形状の棒を加えた。 - 請求項1から4のいずれかに記載のブロック玩具を使用し、以下の業務を行うビジネスモデル。
1,多種多様なブロック玩具と、適合するボルトやナットを多数用意し、学校、幼稚園、老人ホーム、リハビリ施設、工場の製造現場、手指を使う各種訓練施設などの公共施設に、無償で提供し、使用法方法の説明と作品製作例の紹介を行う。
2,貸与したブロック玩具を使って、使用者に自由に立体作品を作っていただく。
3,定期的に、立体作品のコンテストを開催し、独創性や難易度などについて評価を行ない、優秀な作品は表彰する。
4,コンテスト開催と平行して、ブロック玩具の販売を行う。販売は、単品又はセットとする。
5,表彰された作品は公開し、ブロック玩具の販促材料として活用する。
6,ブロック玩具を販売した利益の一部を活用し、上記1の施設などに、追加提供を行う。
7,コンテスト参加者や、本発明品を購入した一般消費者や、リハビリや手指の訓練に使用している人から、新たな形状のブロック玩具を作って欲しいとのリクエストを受けた場合は、実態や使用頻度などを調査の上、新形状のブロック玩具を開発し、追加で製造販売する。
Priority Applications (1)
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JP2012208822A JP2014050653A (ja) | 2012-09-04 | 2012-09-04 | ブロック玩具 |
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JP2012208822A Pending JP2014050653A (ja) | 2012-09-04 | 2012-09-04 | ブロック玩具 |
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Cited By (2)
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-
2012
- 2012-09-04 JP JP2012208822A patent/JP2014050653A/ja active Pending
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