JP2014050640A - 歯ブラシ - Google Patents
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Abstract
【課題】リーク電流が発生することを抑制できる歯ブラシを提供する。
【解決手段】歯ブラシ1は、本体通電部20、ブラシ体通電部90、ブラシヘッド40、ブラシ毛50、歯茎マッサージ部60、および舌清掃部70を有する。本体通電部20およびブラシ体通電部90は、口腔内を通電する機能を有する。ブラシヘッド40は、ブラシ毛50および歯茎マッサージ部60が取り付けられる正面41A、および舌清掃部70が取り付けられる背面41Bを有する。舌清掃部70は、非導電性のエラストマーにより形成される。舌清掃部70は、舌から舌垢を除去する構造を有する。歯茎マッサージ部60は、導電性の弾性体のシリコーンにより形成される。歯茎マッサージ部60は、本体通電部20およびブラシ体通電部90により口腔内を通電するための電極を兼ねる。
【選択図】図1
【解決手段】歯ブラシ1は、本体通電部20、ブラシ体通電部90、ブラシヘッド40、ブラシ毛50、歯茎マッサージ部60、および舌清掃部70を有する。本体通電部20およびブラシ体通電部90は、口腔内を通電する機能を有する。ブラシヘッド40は、ブラシ毛50および歯茎マッサージ部60が取り付けられる正面41A、および舌清掃部70が取り付けられる背面41Bを有する。舌清掃部70は、非導電性のエラストマーにより形成される。舌清掃部70は、舌から舌垢を除去する構造を有する。歯茎マッサージ部60は、導電性の弾性体のシリコーンにより形成される。歯茎マッサージ部60は、本体通電部20およびブラシ体通電部90により口腔内を通電するための電極を兼ねる。
【選択図】図1
Description
本技術は、通電部、ブラシヘッド、ブラシ毛、舌清掃部、および歯茎マッサージ部を有する歯ブラシの分野に属する。
特許文献1は、従来の歯ブラシの一例を開示している。図9は、特許文献1の歯ブラシ100を示している。歯ブラシ100は、ブラシヘッド110、清掃要素120、歯茎ケア要素130、および舌ブラシ140を有する。清掃要素120は、歯垢を除去する。清掃要素120は、ブラシヘッド110の正面に取り付けられる。歯茎ケア要素130は、歯茎をマッサージする。歯茎ケア要素130は、ブラシヘッド110の正面に取り付けられる。歯茎ケア要素130と舌ブラシ140とは、同一の材料を加工することにより一体的に形成される。舌ブラシ140は、舌垢を除去する。舌ブラシ140はブラシヘッド110の背面に取り付けられる。
特許文献2は、従来の歯ブラシの一例を開示している。特許文献2の歯ブラシは、歯茎マッサージ用のフィラメントを通電する通電機能を有する。
歯茎のマッサージにおいては、歯茎を通電することにより、歯茎の血行を促進することが好ましい。歯ブラシ100は、歯茎ケア要素130による歯茎のマッサージ中に、歯茎ケア要素130と一体的に形成された舌ブラシ140が、頬に接触するおそれがある。このため、歯ブラシ100に通電機能をもたせた場合、歯茎ケア要素130に流している電流が、舌ブラシ140を介して頬に流れるおそれがある。すなわち、リーク電流が発生するおそれがある。
本発明は、以上の背景をもとに創作されたものであり、リーク電流が発生することを抑制できる歯ブラシを提供することを目的とする。
第1の手段は、「通電部、ブラシヘッド、ブラシ毛、舌清掃部、および歯茎マッサージ部を有する歯ブラシであって、前記通電部は、口腔内を通電する機能を有し、前記ブラシヘッドは、前記ブラシ毛および前記歯茎マッサージ部が取り付けられる正面、および前記舌清掃部が取り付けられる背面を有し、前記舌清掃部は、非導電性の材料により形成されるとともに舌から舌垢を除去する構造を有し、前記歯茎マッサージ部は、導電性の弾性材料により形成されるとともに前記通電部により口腔内を通電するための電極を兼ねる歯ブラシ」を含む。
第2の手段は、「前記歯茎マッサージ部は、前記ブラシヘッドおよび前記舌清掃部とは別に成型される歯ブラシ」を含む。
第3の手段は、「前記歯ブラシは、マッサージ部挿入穴および背面カバーを有し、前記マッサージ部挿入穴は、前記ブラシヘッドに形成されるとともに前記歯茎マッサージ部を挿入することができる大きさの径を有し、前記背面カバーは、前記マッサージ部挿入穴を覆う形状を有し、前記舌清掃部は、前記マッサージ部挿入穴および前記背面カバーの周辺に取り付けられる歯ブラシ。」を含む。
第3の手段は、「前記歯ブラシは、マッサージ部挿入穴および背面カバーを有し、前記マッサージ部挿入穴は、前記ブラシヘッドに形成されるとともに前記歯茎マッサージ部を挿入することができる大きさの径を有し、前記背面カバーは、前記マッサージ部挿入穴を覆う形状を有し、前記舌清掃部は、前記マッサージ部挿入穴および前記背面カバーの周辺に取り付けられる歯ブラシ。」を含む。
第4の手段は、「前記舌清掃部を形成する材料は、前記歯茎マッサージ部を形成する材料と異なる硬度を有する歯ブラシ」を含む。
第5の手段は、「前記舌清掃部を形成する材料の硬度は、前記歯茎マッサージ部を形成する材料の硬度よりも高い歯ブラシ」を含む。
第5の手段は、「前記舌清掃部を形成する材料の硬度は、前記歯茎マッサージ部を形成する材料の硬度よりも高い歯ブラシ」を含む。
第6の手段は、「前記歯茎マッサージ部は、導電性のシリコーンにより形成され、前記舌清掃部は、非導電性のエラストマーにより形成される歯ブラシ」を含む。
本歯ブラシは、リーク電流が発生することを抑制できる。
図1を参照して、歯ブラシ1の構成について説明する。
歯ブラシ1に関する方向について以下のとおり定義する。
(A)Y方向は、歯ブラシ1の長手方向を示す。
(B)X方向は、歯ブラシ1の側面視においてY方向と直交する方向を示す。
(C)前方向XAは、X方向において、背面側から正面側に向かう方向を示す。
(D)後方向XBは、X方向において、正面側から背面側に向かう方向を示す。
(E)上方向YAは、Y方向において、歯ブラシ1の底部から先端に向かう方向を示す。
(F)下方向YBは、Y方向において、歯ブラシ1の先端から底部に向かう方向を示す。
歯ブラシ1に関する方向について以下のとおり定義する。
(A)Y方向は、歯ブラシ1の長手方向を示す。
(B)X方向は、歯ブラシ1の側面視においてY方向と直交する方向を示す。
(C)前方向XAは、X方向において、背面側から正面側に向かう方向を示す。
(D)後方向XBは、X方向において、正面側から背面側に向かう方向を示す。
(E)上方向YAは、Y方向において、歯ブラシ1の底部から先端に向かう方向を示す。
(F)下方向YBは、Y方向において、歯ブラシ1の先端から底部に向かう方向を示す。
歯ブラシ1は、電池2により供給される電力によりブラシ体30が振動する電動歯ブラシとしての構成を有する。
歯ブラシ1は、歯ブラシ本体10およびブラシ体30を有する。
歯ブラシ1は、歯ブラシ本体10およびブラシ体30を有する。
歯ブラシ本体10は、ユーザーが把持する部分として機能する。歯ブラシ本体10は、ケース11および本体通電部20を有する。
ケース11は、円筒形状を有する。ケース11は、電池2および本体通電部20を内部に収容する。本体通電部20は、回路基板21、電動モーター22、駆動軸23、本体電極24、通電端子25、および接続端子26を有する。
ケース11は、円筒形状を有する。ケース11は、電池2および本体通電部20を内部に収容する。本体通電部20は、回路基板21、電動モーター22、駆動軸23、本体電極24、通電端子25、および接続端子26を有する。
回路基板21は、電動モーター22への電力の供給態様を制御する。電動モーター22は、駆動軸23を介してブラシ体30に振動を付与する。駆動軸23は、電動モーター22が発生する振動をブラシ体30に伝達する部分として機能する。駆動軸23は、導電性の材料により形成される。本体電極24は、ケース11の外周面のうち、ユーザーにより把持される部分に固定される。本体電極24は、電極突起部分24Aを有する。電極突起部分24Aは、ケース11の外周面から前方向XAに突出する形状を有する。電極突起部分24Aは、通電端子25を介して回路基板21と電気的に接続されている。通電端子25は、本体電極24と回路基板21とを電気的に接続する機能を有する。接続端子26は、駆動軸23と回路基板21とを電気的に接続する機能を有する。
図2を参照して、ブラシ体30の構成について説明する。
ブラシ体30は、歯ブラシ本体10に取り付け可能な構造を有する。ブラシ体30は、ブラシヘッド40およびブラシネック80を有する。
ブラシ体30は、歯ブラシ本体10に取り付け可能な構造を有する。ブラシ体30は、ブラシヘッド40およびブラシネック80を有する。
ブラシヘッド40は、基礎部41、マッサージ部挿入穴42、ブラシ毛50、歯茎マッサージ部60、および舌清掃部70を有する。ブラシヘッド40は、ブラシ体30のうち、上方向YA側の端部を含む部分に形成される。
基礎部41は、ブラシ毛50、歯茎マッサージ部60、および舌清掃部70が取り付けられる部分として機能する。基礎部41は、ABS樹脂により形成される。基礎部41は、正面41Aおよび背面41Bを有する。正面41Aは、基礎部41のうち、前方向XA側の面を示す。背面41Bは、基礎部41のうち、後方向XB側の面を示す。マッサージ部挿入穴42は、基礎部41に歯茎マッサージ部60を取り付ける部分として機能する。マッサージ部挿入穴42は、歯茎マッサージ部60を挿入することができる大きさの径を有する。マッサージ部挿入穴42は、基礎部41に形成される。
ブラシ毛50は、歯垢を除去する部分として機能する。ブラシ毛50は、複数のブリッスル束により形成される。ブラシ毛50は、基礎部41の正面41Aに形成された複数の孔(図示略)に植毛される。
歯茎マッサージ部60は、歯茎をマッサージする部分として機能する。歯茎マッサージ部60は、導電性の弾性材料であるシリコーンにより形成される。歯茎マッサージ部60は、断面コ字形状を有する。
舌清掃部70は、舌垢を除去する部分として機能する。舌清掃部70は、非導電性のエラストマーにより形成される。舌清掃部70を形成するエラストマーは、歯茎マッサージ部60を形成するシリコーンよりも硬度が高い。舌清掃部70は、清掃基礎部71および接触部72を有する。清掃基礎部71は、基礎部41の背面41Bに溶着されている。接触部72は、ユーザーの舌に付着した舌垢をそぎ落とす部分として機能する。接触部72は、基礎部41の背面41Bから後方向XBに突出する形状を有する。
ブラシネック80は、基礎部41と一体的に形成される。ブラシネック80は、正面部材81、背面カバー82、軸挿入穴83、およびブラシ体通電部90を有する。
正面部材81は、ABS樹脂により形成される。正面部材81は、基礎部41と一体的に形成される。背面カバー82は、正面部材81に取り付けられる構造を有する。背面カバー82はABS樹脂により形成される。背面カバー82は、第1押付部82Aおよび第2押付部82Bを有する。第1押付部82Aおよび第2押付部82Bは、ブラシ体通電部90を正面部材81に対して押し付ける機能を有する。第1押付部82Aおよび第2押付部82Bは、背面カバー82の内周面から前方向XAに突出する形状を有する。
正面部材81は、ABS樹脂により形成される。正面部材81は、基礎部41と一体的に形成される。背面カバー82は、正面部材81に取り付けられる構造を有する。背面カバー82はABS樹脂により形成される。背面カバー82は、第1押付部82Aおよび第2押付部82Bを有する。第1押付部82Aおよび第2押付部82Bは、ブラシ体通電部90を正面部材81に対して押し付ける機能を有する。第1押付部82Aおよび第2押付部82Bは、背面カバー82の内周面から前方向XAに突出する形状を有する。
軸挿入穴83は、駆動軸23が挿入される部分として機能する。軸挿入穴83は、正面部材81の下方向YB側の端面を含んで形成される。
ブラシ体通電部90は、歯茎マッサージ部60と駆動軸23とを電気的に接続する機能を有する。ブラシ体通電部90は、通電板91を有する。通電板91は、ステンレスにより形成される。通電板91は、正面部材81の後方向XB側の面に固定される。通電板91の上方向YA側の端部91Aは、歯茎マッサージ部60の通電板接触面61の全体と接触する。
ブラシ体通電部90は、歯茎マッサージ部60と駆動軸23とを電気的に接続する機能を有する。ブラシ体通電部90は、通電板91を有する。通電板91は、ステンレスにより形成される。通電板91は、正面部材81の後方向XB側の面に固定される。通電板91の上方向YA側の端部91Aは、歯茎マッサージ部60の通電板接触面61の全体と接触する。
図3および図4を参照して、舌清掃部70が取り付けられる位置について説明する。
図3に示されるように、舌清掃部70は、基礎部41の背面41Bのうち、背面カバー82の周辺の全体にわたり取り付けられる。
図3に示されるように、舌清掃部70は、基礎部41の背面41Bのうち、背面カバー82の周辺の全体にわたり取り付けられる。
図4に示されるように、基礎部41の背面41Bのうち、歯茎マッサージ部60の通電板接触面61と対向する位置に背面カバー82が取り付けられる。すなわち、基礎部41の背面41Bのうち通電板接触面61と対向する部分には、舌清掃部70は取り付けられない。
図5〜図7を参照して、ブラシ体30の製造工程について説明する。
ブラシ体30の製造工程は、第1工程、第2工程、および第3工程を含む。第1工程は、図5に示される工程を示す。第2工程は、図6に示される工程を示す。第3工程は、図7に示される工程を示す。
ブラシ体30の製造工程は、第1工程、第2工程、および第3工程を含む。第1工程は、図5に示される工程を示す。第2工程は、図6に示される工程を示す。第3工程は、図7に示される工程を示す。
第1工程においては、基礎部41および正面部材81が一体的に成型される。さらに第1工程においては、一体的に成型された基礎部41および正面部材81に舌清掃部70が溶着される。
第2工程においては、基礎部41に歯茎マッサージ部60が固定される。歯茎マッサージ部60は、基礎部41の背面41Bからマッサージ部挿入穴42を介して挿入される。歯茎マッサージ部60は、ブラシヘッド40および舌清掃部70とは異なる金型により成型される。さらに、第2工程においては、通電板91が正面部材81に取り付けられる。通電板91は、端部91Aが通電板接触面61と接触した状態で正面部材81に固定される。
第3工程においては、正面部材81に背面カバー82が取り付けられる。背面カバー82は、第1押付部82Aおよび第2押付部82Bが通電板91と接触する状態で正面部材81に固定される。背面カバー82は、超音波溶着により正面部材81と溶着される。さらに、第3工程においては、基礎部41の正面41Aにブラシ毛50が植毛される。
図8を参照して、通電回路について説明する。
歯ブラシ1は、各部位が次のように電気的に接続されている。
電池2のプラス極と回路基板21とが互いに接続されている。
歯ブラシ1は、各部位が次のように電気的に接続されている。
電池2のプラス極と回路基板21とが互いに接続されている。
回路基板21と通電端子25が互いに接続されている。
通電端子25と本体電極24とが互いに接続されている。
歯茎マッサージ部60と通電板91とが互いに接続されている。
通電端子25と本体電極24とが互いに接続されている。
歯茎マッサージ部60と通電板91とが互いに接続されている。
通電板91と駆動軸23とが互いに接続されている。
駆動軸23と接続端子26とが互いに接続されている。
接続端子26と回路基板21とが互いに接続されている。
駆動軸23と接続端子26とが互いに接続されている。
接続端子26と回路基板21とが互いに接続されている。
回路基板21と電池2のマイナス極とが互いに接続されている。
歯ブラシ1が、ユーザーにより使用されているとき、歯ブラシ1とユーザーとにより次の通電回路が形成される。すなわち、本体電極24がユーザーにより把持されているとき、電流は次の順に流れる。
歯ブラシ1が、ユーザーにより使用されているとき、歯ブラシ1とユーザーとにより次の通電回路が形成される。すなわち、本体電極24がユーザーにより把持されているとき、電流は次の順に流れる。
電流は、電池2のプラス極から回路基板21に流れる。回路基板21を流れる電流は、通電端子25に流れる。通電端子25を流れる電流は、電極突起部分24Aから本体電極24に流れる。本体電極24を流れる電流は、ユーザーの上肢に流れる。ユーザーの上肢を流れる電流は、ユーザーの歯茎に流れる。ユーザーの歯茎を流れる電流は、ユーザーの唾液および歯磨き粉に流れる。ユーザーの唾液および歯磨き粉を流れる電流は、歯茎マッサージ部60に流れる。歯茎マッサージ部60を流れる電流は、通電板91に流れる。通電板91を流れる電流は、駆動軸23に流れる。駆動軸23を流れる電流は、接続端子26に流れる。接続端子26を流れる電流は、回路基板21に流れる。回路基板21を流れる電流は、電池2のマイナス極に流れる。
歯ブラシ1は、以下の効果を奏する。
(1)歯ブラシ1は、歯茎マッサージ部60および舌清掃部70を有する。歯茎マッサージ部60は、導電性のシリコーンにより形成される。歯茎マッサージ部60は、本体通電部20およびブラシ体通電部90により口腔内を通電するための電極を兼ねる。舌清掃部70は、非導電性のエラストマーにより形成される。
(1)歯ブラシ1は、歯茎マッサージ部60および舌清掃部70を有する。歯茎マッサージ部60は、導電性のシリコーンにより形成される。歯茎マッサージ部60は、本体通電部20およびブラシ体通電部90により口腔内を通電するための電極を兼ねる。舌清掃部70は、非導電性のエラストマーにより形成される。
この構成によれば、歯茎マッサージ部60を通電しながら歯茎をマッサージしているときに、舌清掃部70が歯茎よりも電気抵抗の低い部分である頬と接触しても、舌清掃部70を介して頬に電流が流れることを抑制できる。すなわち、リーク電流が発生することを抑制できる。
(2)歯茎マッサージ部60は、ブラシヘッド40および舌清掃部70とは別に成型される。この構成によれば、ブラシヘッド40、舌清掃部70、および歯茎マッサージ部60を三色成型により成型する構成と比較して、歯ブラシ1を成型するための金型の構造が複雑な構造となることを抑制できる。
(3)歯ブラシ1は、マッサージ部挿入穴42および背面カバー82を有する。マッサージ部挿入穴42は、ブラシヘッド40に形成される。マッサージ部挿入穴42は、歯茎マッサージ部60を挿入することができる大きさの径を有する。この構成によれば、マッサージ部挿入穴42を介して別に成型された歯茎マッサージ部60をブラシヘッド40に取り付けることができる。そのため、歯ブラシ1をより簡単に製造できる。
(4)舌清掃部70は、マッサージ部挿入穴42および背面カバー82の周辺に取り付けられる。この構成によれば、背面カバー82に舌清掃部70が取り付けられる構成と比較して、ブラシヘッド40の厚みを薄くできる。すなわち、ブラシヘッド40が大型化することを抑制できる。
(5)舌清掃部70は、舌に付着した舌垢を除去するため、一定以上の硬度を有する材料により形成されることが好ましい。舌清掃部70を形成する非導電性のエラストマーは、歯茎マッサージ部を形成する導電性のシリコーンよりも硬度が高い。この構成によれば、舌清掃部70を形成する材料の硬度が、歯茎マッサージ部60を形成する材料の硬度よりも低い構成と比較して効率よく舌垢を除去することができる。
本歯ブラシは、上記実施形態とは別の実施形態を含む。以下、その他の実施形態としての上記実施形態の変形例を示す。なお、以下の各変形例は、互いに組み合わせることもできる。
・実施形態の歯ブラシ1は、歯ブラシ本体10とブラシ体30とは別に成型される。一方、変形例の歯ブラシ1は、歯ブラシ本体10とブラシ体30とが一体的に成型される。
・実施形態の歯ブラシ1は、電動モーター22により駆動軸23を介してブラシ体30に振動を付与する。一方、変形例の歯ブラシ1は、電磁ソレイノイドにより駆動軸23を介してブラシ体30に振動を付与する。
・実施形態の歯ブラシ1は、電動モーター22により駆動軸23を介してブラシ体30に振動を付与する。一方、変形例の歯ブラシ1は、電磁ソレイノイドにより駆動軸23を介してブラシ体30に振動を付与する。
・実施形態の歯ブラシ1は、電動モーター22を有する。一方、変形例の歯ブラシ1は、電動モーター22を有さない。すなわち、変形例の歯ブラシ1は、ブラシ体30が振動しない。
・実施形態の舌清掃部70を形成する材料は、歯茎マッサージ部を形成する材料よりも硬度が高い。一方、変形例の歯ブラシ1は、舌清掃部70を形成する材料は、歯茎マッサージ部60を形成する材料よりも硬度が低い。
(課題を解決するための手段に関する付記)
課題を解決するための手段は、下記の付記手段のとおり記述することもできる。
(1)付記手段は、「歯ブラシの製造方法であって、前記歯ブラシは、通電部、ブラシヘッド、ブラシ毛、舌清掃部、および歯茎マッサージ部を有する歯ブラシであって、前記通電部は、口腔内を通電する機能を有し、前記ブラシヘッドは、前記ブラシ毛および前記歯茎マッサージ部が取り付けられる正面、および前記舌清掃部が取り付けられる背面を有し、前記舌清掃部は、非導電性の材料により形成されるとともに舌から舌垢を除去する構造を有し、前記歯茎マッサージ部は、導電性の弾性体の材料により形成されるとともに前記通電部により口腔内を通電するための電極を兼ね、前記歯ブラシの製造方法は、前記ブラシヘッドに前記舌清掃部を溶着する工程、および前記舌清掃部が溶着されたブラシヘッドに前記歯茎マッサージ部を溶着する工程を含む歯ブラシの製造方法」を含む。
課題を解決するための手段は、下記の付記手段のとおり記述することもできる。
(1)付記手段は、「歯ブラシの製造方法であって、前記歯ブラシは、通電部、ブラシヘッド、ブラシ毛、舌清掃部、および歯茎マッサージ部を有する歯ブラシであって、前記通電部は、口腔内を通電する機能を有し、前記ブラシヘッドは、前記ブラシ毛および前記歯茎マッサージ部が取り付けられる正面、および前記舌清掃部が取り付けられる背面を有し、前記舌清掃部は、非導電性の材料により形成されるとともに舌から舌垢を除去する構造を有し、前記歯茎マッサージ部は、導電性の弾性体の材料により形成されるとともに前記通電部により口腔内を通電するための電極を兼ね、前記歯ブラシの製造方法は、前記ブラシヘッドに前記舌清掃部を溶着する工程、および前記舌清掃部が溶着されたブラシヘッドに前記歯茎マッサージ部を溶着する工程を含む歯ブラシの製造方法」を含む。
1…電動歯ブラシ、2…電池、10…歯ブラシ本体、11…ケース、20…本体通電部、21…回路基板、22…電動モーター、23…駆動軸、24…本体電極、24A…電極突起部分、25…通電端子、26…接続端子、30…ブラシ体、40…ブラシヘッド、41…基礎部、41A…正面、41B…背面、42…マッサージ部挿入穴、50…ブラシ毛、60…歯茎マッサージ部、61…通電板接触面、70…舌清掃部、71…清掃基礎部、72…接触部、80…ブラシネック、81…正面部材、82…背面カバー、82A…第1押付部、82B…第2押付部、83…軸挿入穴、90…ブラシ体通電部、91…通電板、91A…端部、100…歯ブラシ、110…ブラシヘッド、120…清掃要素、130…歯茎ケア要素、140…舌ブラシ。
Claims (6)
- 通電部、ブラシヘッド、ブラシ毛、舌清掃部、および歯茎マッサージ部を有する歯ブラシであって、
前記通電部は、口腔内を通電する機能を有し、
前記ブラシヘッドは、前記ブラシ毛および前記歯茎マッサージ部が取り付けられる正面、および前記舌清掃部が取り付けられる背面を有し、
前記舌清掃部は、非導電性の材料により形成されるとともに舌から舌垢を除去する構造を有し、
前記歯茎マッサージ部は、導電性の弾性材料により形成されるとともに前記通電部により口腔内を通電するための電極を兼ねる
歯ブラシ。 - 前記歯茎マッサージ部は、前記ブラシヘッドおよび前記舌清掃部とは別に成型される
請求項1に記載の歯ブラシ。 - 前記歯ブラシは、マッサージ部挿入穴および背面カバーを有し、
前記マッサージ部挿入穴は、前記ブラシヘッドに形成されるとともに前記歯茎マッサージ部を挿入することができる大きさの径を有し、
前記背面カバーは、前記マッサージ部挿入穴を覆う形状を有し、
前記舌清掃部は、前記マッサージ部挿入穴および前記背面カバーの周辺に取り付けられる
請求項2に記載の歯ブラシ。 - 前記舌清掃部を形成する材料は、前記歯茎マッサージ部を形成する材料と異なる硬度を有する
請求項1〜3のいずれか一項に記載の歯ブラシ。 - 前記舌清掃部を形成する材料の硬度は、前記歯茎マッサージ部を形成する材料の硬度よりも高い
請求項4に記載の歯ブラシ。 - 前記歯茎マッサージ部は、導電性のシリコーンにより形成され、
前記舌清掃部は、非導電性のエラストマーにより形成される
請求項1〜5のいずれか一項に記載の歯ブラシ。
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2012
- 2012-09-10 JP JP2012198683A patent/JP2014050640A/ja active Pending
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