JP2014050462A - 眼科撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】波長分布の違いによる制御誤差は低減するとともに反射光に含まれるゴースト等の影響を低減した光量調整を行うことが可能な眼科撮影装置を提供する。
【解決手段】眼底を照明する撮影光源3を有する眼科撮影装置に対して、撮影時に撮影光源3の発光開始からの発光量をモニターする光量検知手段28と、撮影光源3から発せられて眼底を照明する光の波長帯域を選択する撮影光波長選択手段59と、撮影光波長選択手段59の選択した波長帯域に応じて撮影光源3から光量検知手段28に導かれる光の波長帯域を選択する検知波長変更手段29と、を配する。
【選択図】図1
【解決手段】眼底を照明する撮影光源3を有する眼科撮影装置に対して、撮影時に撮影光源3の発光開始からの発光量をモニターする光量検知手段28と、撮影光源3から発せられて眼底を照明する光の波長帯域を選択する撮影光波長選択手段59と、撮影光波長選択手段59の選択した波長帯域に応じて撮影光源3から光量検知手段28に導かれる光の波長帯域を選択する検知波長変更手段29と、を配する。
【選択図】図1
Description
本発明は、被検眼の撮影時に撮影光量の制御を行う眼科撮影装置に関する。
従来の眼底カメラなどの眼科装置では被検眼の眼底を撮影するための光源にキセノン管等の光源を使用している。光源は一般的に経時変化による劣化で発光量が変化する。このため、撮影光量が一定の光量になるように、被検眼からの戻り光の一部をフォトダイオード等の受光素子でモニターしている。この受光素子からの出力をオペアンプとコンデンサにより構成される積分回路により積分し、該積分回路からの出力と基準電圧を比較する。該出力が基準電圧以上になった場合に発光を停止させることで撮影光量が一定値になるように制御し、常に同等の明度となる眼底像を得ている(特許文献1参照)。
また従来の眼底カメラは複数の撮影モードを有しており、撮影者はその撮影目的に応じ、撮影モードを変更する事ができる。例えば白色光で眼底を照明し、撮影するカラー撮影モードや、500nm付近の狭帯域波長光で眼底を照明、撮影する事で、眼底の神経線維層をより明瞭に観察可能な、フィルター撮影モードなどが知られている。このような複数の撮影モードは撮影光源と被検眼間の光軸上に、挿脱可能なフィルターを配置する構成をとり、その挿脱により、撮影光源の波長帯域の一部波長を選択的に抽出することで実現される。
また従来の眼底カメラは複数の撮影モードを有しており、撮影者はその撮影目的に応じ、撮影モードを変更する事ができる。例えば白色光で眼底を照明し、撮影するカラー撮影モードや、500nm付近の狭帯域波長光で眼底を照明、撮影する事で、眼底の神経線維層をより明瞭に観察可能な、フィルター撮影モードなどが知られている。このような複数の撮影モードは撮影光源と被検眼間の光軸上に、挿脱可能なフィルターを配置する構成をとり、その挿脱により、撮影光源の波長帯域の一部波長を選択的に抽出することで実現される。
複数の撮影モードを撮影光源と眼底間にフィルター等を介することで実現する眼底カメラにおいては、撮影光源の発光と、実際に眼底を照明する光の波長分布は異なる事になる。一般的に撮影光源の発光波長分布には個体差があるため、撮影光源の発光を直接受光し、その出力を元に撮影光制御を行う方式では、撮影光源の発光、つまりモニターしている光と、実際に眼底を照明する光の波長分布の違いにより制御誤差が生じてしまう。
前述したように、特許文献1に例示される構成を有する眼科装置では、被検眼からの反射光をモニターし、撮影光の制御を行っているため、波長分布の違いによる制御誤差を低減することが可能である。
しかしながら、一般的に被検眼からの反射光にはアライメント不良に伴うフレア等、さまざまなゴーストが含まれている。従って反射光を元に撮影光制御を行った場合、得られる画像の平均輝度は所望のものが得られたとしても、反射光に含まれるゴーストの影響により、診断に必要な眼底部位の露出が適正でない等の不具合が生じる可能性がある。
しかしながら、一般的に被検眼からの反射光にはアライメント不良に伴うフレア等、さまざまなゴーストが含まれている。従って反射光を元に撮影光制御を行った場合、得られる画像の平均輝度は所望のものが得られたとしても、反射光に含まれるゴーストの影響により、診断に必要な眼底部位の露出が適正でない等の不具合が生じる可能性がある。
本発明は、以上の状況に鑑みて為されたものであり、波長分布の違いによる制御誤差は低減するとともに反射光に含まれるゴースト等の影響を低減した光量調整を行うことが可能な眼科撮影装置の提供を目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明に係る眼科撮影装置は、眼底を照明する撮影光源と、
撮影時に前記撮影光源の発光開始からの発光量をモニターする光量検知手段と、
前記撮影光源から発せられて前記眼底を照明する光の波長帯域を選択する撮影光波長選択手段と、
前記撮影光波長選択手段の選択した前記波長帯域に応じて前記撮影光源から前記光量検知手段に導かれる光の波長帯域を選択する検知波長変更手段と、を備えることを特徴とする。
撮影時に前記撮影光源の発光開始からの発光量をモニターする光量検知手段と、
前記撮影光源から発せられて前記眼底を照明する光の波長帯域を選択する撮影光波長選択手段と、
前記撮影光波長選択手段の選択した前記波長帯域に応じて前記撮影光源から前記光量検知手段に導かれる光の波長帯域を選択する検知波長変更手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、波長分布の違いによる制御誤差は低減するとともに反射光に含まれるゴースト等の影響を低減した光量調整を行うことが可能となる。
[実施例1]
本発明を図1〜図5に図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
本発明を図1〜図5に図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は実施例における眼底カメラの構成図を示している。対物レンズ10から可視光を発光する撮影用光源キセノン管3に至る光路上には、孔あきミラー9、リレーレンズ8、ミラー7、リレーレンズ6が配置され、赤外光を透過し可視光を反射するダイクロイックミラー5に至る。ダイクロイックミラー5の透過方向にはリング状の開口を有する絞り2、その先には赤外観察用光源の赤外LED1が配置されている。ダイクロイックミラー5の反射方向には、リング状の開口を有する絞り4が、その先にはキセノン管3が配置され眼底照明光学系O1を構成する。絞り4とダイクロイックミラー5の間にはフィルター撮影用のバンドパスフィルター59が配置されており不図示の駆動系により光軸外に退避可能でカラー撮影時は光軸外に退避させる。
ミラー7の反射方向には、絞り11、レンズ12、合焦用指標13、合焦用指標光源である赤外LED14配置されており、合焦用指標投影光学系O3を構成する。
また合焦用指標投影光学系O3は、合焦レンズ15と連動して図中Aの方向へ動く。静止画撮影時には、不図示の駆動系により図中Bの方向へ動き照明光学系O1上から退避される。
また合焦用指標投影光学系O3は、合焦レンズ15と連動して図中Aの方向へ動く。静止画撮影時には、不図示の駆動系により図中Bの方向へ動き照明光学系O1上から退避される。
孔あきミラー9の透過方向の光路上には、合焦レンズ15、撮影レンズ16、CMOSセンサー17が配列され、眼底撮影光学系O2を構成しておりCMOSセンサー17の出力は画像信号処理部19、表示器20へ順次接続されている。孔あきミラー9には光ファイバ21を通じて位置合わせ指標用光源である赤外LED22が接続されている。
キセノン管3の後方にはフォトダイオード(Red)38、フォトダイオード(Green)39、フォトダイオード(Blue)40を含む光量検知部28が配置され、各フォトダイオードは絞り27を通じてキセノン管3からの発光光束の一部が受光可能である。該光量検知部28における各々のフォトダイオードは、本発明において、撮影時に撮影光源の発光開始からの発光量をモニターする光量検知手段として機能する。
赤外LED1はLED駆動回路23へ、撮影用キセノン管3はキセノン管駆動回路24へ、赤外発光LED14はLED駆動回路25へ、赤外LED22はLED駆動回路26へとそれぞれ接続されている。LED駆動回路23、キセノン管駆動回路24、LED駆動回路25、LED駆動回路26、光量検知部28、CMOSセンサー17、画像信号処理部19、操作部30、記録部31はCPU29へ接続されている。
また、CMOSセンサー17の各画素上にはR(赤)、G(緑)、B(青)の3色のモザイク状に配置されたフィルター18が配置されておりRのフィルターは赤から赤外光を透過可能である。
赤外観察時、画像信号処理部19はRの画素の出力を用いてモノクロの動画データを生成し表示部20に動画を出力する。またカラー及びフィルター静止画撮影時、画像信号処理部19はR、G、Bの各画素の出力を用いてカラー静止画を生成しCPU29を介して記録部31に記録する。
図2は本実施例において、撮影時に被検眼を照明する撮影光の波長帯域、及び各フォトダイオードの分光感度特性を示した図である。カラー撮影時には眼底をキセノン管3照射波長帯域である約430〜630nmの広帯域光で照明する。またカラー撮影時、フィルター撮影時のどちらの場合においてもフォトダイオード(Red)38、フォトダイオード(Green)39、フォトダイオード(Blue)40はこの広帯域光を受光する。フィルター撮影時にはバンドパスフィルター59の通過帯域である約475〜525nm狭帯域光で眼底を照明する。フォトダイオード(Red)38は約580〜680nm、フォトダイオード(Green)39は約475〜615nm、フォトダイオード(Blue)40は約420〜560nmの波長帯域に感度を有する。
撮影時、光量検知部28はフォトダイオードの出力をCPU29に渡す、カラー撮影時、CPU29はすべてのフォトダイオードの出力を元にキセノン管駆動回路24を制御する。フィルター撮影時、CPU29はフォトダイオード(Blue)40より得られる光量検知結果のみを元に、キセノン管駆動回路24を制御する。
図3は実施例におけるキセノン管駆動回路24と光量検知部28の電気回路の構成図である。キセノン管駆動回路24はIGBT32、メインコンデンサ35、電源36、抵抗37、トリガー用コンデンサ34、トリガートランス33、チョークコイル63から構成され、メインコンデンサ35は電源36により高電圧(例えば300V)に充電されている。トリガー用コンデンサ34も抵抗37を通じて充電されている。この回路構成でCPU29がXe_ON信号をHiとするとIGBT32がONし、まずトリガー用コンデンサ34の電荷が放電されトリガートランス33の左側の巻線に電流が流れることで右側の巻線に高電圧が発生しキセノン管3にトリガーがかかる。これにより、メインコンデンサ35からチョークコイル63を介しキセノン管3に電流が流れ、キセノン管3の発光が開始される。発光開始後CPU29がXe_ON信号をLowとするとIGBT32がOFFしキセノン管3の電流が遮断され発光が停止する。
光量検知部28は、同構成の三回路から成る。まずはそのうちの一回路の構成を例にとり説明する。まずフォトダイオード(Red)38、積分コンデンサ46、リセット抵抗49、アナログスイッチ52、オペアンプ43からなる積分回路が構成されている。CPU29がアナログスイッチ52をオンにするとリセット抵抗49を通じて積分コンデンサ46の電荷をリセットすることができる。D/Aコンバータ55はキセノン管3の発光停止の基準電圧を出力する。この出力はオペアンプ43の出力とともにコンパレータ58の入力に接続されており、積分回路の出力電圧とD/Aコンバータ55の出力電圧の比較が可能である。コンパレータ58の出力はCPU29に接続させており積分回路の出力電圧がD/Aコンバータ55の出力電圧より低い場合はコンパレータ53からはHiが出力され逆の場合はLoが出力される。
同じくフォトダイオード(Green)39、積分コンデンサ45、リセット抵抗48、アナログスイッチ51、オペアンプ42、D/Aコンバータ54、コンパレータ57の組み合わせで同様の回路を構成している。また、フォトダイオード(Blue)40、積分コンデンサ44、リセット抵抗47、アナログスイッチ50、オペアンプ41、D/Aコンバータ53、コンパレータ56の組み合わせでも同じく回路を構成している。
ここで撮影開始か終了までのシーケンスを図4のフローチャートを基に説明する。
ステップS1で眼底カメラは操作者による操作を受け付ける。操作者は操作部30のモードSW(不図示)を操作しカラー撮影かフィルター撮影を選択する。カラー撮影が選択された場合はフィルター撮影用のバンドパスフィルター58を光軸から退避させる。また操作部30の光量調整SW(不図示)を操作し撮影時の光量補正値を設定する。また操作者は表示部20上に表示された赤外観察用光源の赤外LED1により照明された被検眼Eの眼底像と、位置合わせ指標用光源の赤外LED22により被検眼Eの角膜に投影された位置合わせ指標像により眼底カメラと被検眼Eのアライメントを行う。また操作者は合焦用指標光源の赤外LED14の指標像によりピント合わせを行う。以上で述べたバンドパスフィルター58は、本発明において、撮影光源から発せられて眼底を照明する光の中から所定の波長帯域を選択する撮影光波長選択手段として機能する。なお、本実施形態でバンドパスフィルター58により特定波長帯域を抽出する様式としているが、眼底照明光の波長を変更可能であれば、光源自体を複数有してこれらを準じ用いる等、種々の波長帯域変更の様式を用いることが可能である。
ステップS1で眼底カメラは操作者による操作を受け付ける。操作者は操作部30のモードSW(不図示)を操作しカラー撮影かフィルター撮影を選択する。カラー撮影が選択された場合はフィルター撮影用のバンドパスフィルター58を光軸から退避させる。また操作部30の光量調整SW(不図示)を操作し撮影時の光量補正値を設定する。また操作者は表示部20上に表示された赤外観察用光源の赤外LED1により照明された被検眼Eの眼底像と、位置合わせ指標用光源の赤外LED22により被検眼Eの角膜に投影された位置合わせ指標像により眼底カメラと被検眼Eのアライメントを行う。また操作者は合焦用指標光源の赤外LED14の指標像によりピント合わせを行う。以上で述べたバンドパスフィルター58は、本発明において、撮影光源から発せられて眼底を照明する光の中から所定の波長帯域を選択する撮影光波長選択手段として機能する。なお、本実施形態でバンドパスフィルター58により特定波長帯域を抽出する様式としているが、眼底照明光の波長を変更可能であれば、光源自体を複数有してこれらを準じ用いる等、種々の波長帯域変更の様式を用いることが可能である。
アライメントとピント合わせが完了すると操作者は操作部30の撮影SW(不図示)を押し撮影を開始させる(ステップS2)。また、ステップS3に移行する時点で、光量検知部28のアナログスイッチ50、51、52はON状態であり、積分コンデンサ44、45、46はリセットされた状態である。
ステップS3では赤外観察モードから静止画撮影モードに移行するためにCPU29は赤外LED1、赤外LED22、赤外LED14を消灯させ合焦用指標投影光学系O3を照明光学系O1の光軸上から退避させる。
またステップS4では設定された撮影モードと光量補正値から発光光量を計算する。
またステップS4では設定された撮影モードと光量補正値から発光光量を計算する。
ステップS5では設定された発光光量から、あらかじめ定められた光量テーブルより基準D/A値が決定され、CPU29はD/Aコンバータ53、54、55に基準D/A値を渡す。換言すれば、フォトダイオードは、撮影光量選択手段により選択された眼底を照明する光の波長帯域に応じた発光量に応じた基準信号に基づいて、撮影光源の発光量をモニターする。ただし、フィルター撮影ではフォトダイオード(Red)38、フォトダイオード(Green)39の出力を元とした制御は行わないため基準D/A値は最大のものを定める。これによりコンパレータ58、57の出力は常にHi状態となる。即ちCPU29は、制御手段として、複数のフォトダイオードにおいて検知波長変更手段により選択されなかったものに関しては、キセノン管3から発せられた光をモニターする際にHi状態に応じた所定の信号を出力させる。
D/Aコンバータ55は基準D/A値を元にフォトダイオード(Red)38を含む積分回路の出力との比較対象である基準電圧Vrrをコンパレータ58に出力する。同じくD/Aコンバータ54は、フォトダイオード(Green)39を含む積分回路の出力との比較対象である基準電圧Vrgをコンパレータ57に出力する。同じくD/Aコンバータ53は、フォトダイオード(Blue)40を含む積分回路の出力との比較対象である基準電圧Vrbをコンパレータ56に出力する。即ち、CPU29は、眼底照明に供せられる選択された光の波長帯域に応じて撮影光源から光量検知手段に導かれる光の波長帯域を選択する検知波長変更手段として機能する。より詳細には、該CPU29は、検知波長の異なる複数のフォトダイオードより、選択された波長帯域に応じてこれらフォトダイオードにおいて使用するものを切り替えている。
ステップS6ではCPU29はアナログスイッチ50、51、52をOFFにし積分回路のリセットを解除する。その後、CPU29はXe_ON信号をHiにしIGBT32がONすることでキセノン管3にトリガーがかかり発光が開始される。
ステップ7において、まずカラー撮影の場合、CPU29はコンパレータ56、57,58すべての出力がLoになるまで待ち、LoになったらステップS8に移行する。フィルター撮影の場合、フォトダイオード(Blue)40を含む積分回路の出力をうけるコンパレータ56の出力がLoになるまで待ち、Loになったらステップ7に移行する。
ステップS8でCPU29はXe_ON信号をLoにしてIGBT32をOFFにし、キセノン管3の発光を停止させる。
発光停止後のステップS9ではCMOSセンサー17の出力から画像信号処理部19が撮影モードに応じた静止画を生成し記録部31に保存する。
ステップS10で赤外観察モードに移行する。
ここでステップS6の発光からステップ9の発光停止までの動作を図6のタイミングチャートの例を用いて説明する。図6(a)はカラー撮影時、図6(b)はフィルター撮影時である。
ここでステップS6の発光からステップ9の発光停止までの動作を図6のタイミングチャートの例を用いて説明する。図6(a)はカラー撮影時、図6(b)はフィルター撮影時である。
図6(a)及び(b)共に、最上段のグラフはキセノン管3の発光量を示している。また中段にそれぞれフォトダイオード(Red)38、フォトダイオード(Green)39、フォトダイオード(Blue)40について、各々を含む積分回路の出力電圧とそれを受けるコンパレータの出力を示す。最下段にCPU29が出力するXe_ON信号を示す。
図6(a)に示すカラー撮影時について、まずRed、Green、Blueには各々基準電圧が設定されている。Xe_ON信号がHiになると、キセノン管3は発光を開始する。発光後、積分回路出力が基準電圧を超えると、コンパレータがLoを出力する。すべてのコンパレータ出力がLoになった瞬間、CPU29はXe_ON信号をLoにしてIGBT32をOFFにし、キセノン管3の発光を停止させる。
図6(b)に示すフィルター撮影時について、まず発光制御に使用しないRed、Greenの基準電圧は最大に定められ、コンパレータは常にHiを出力している。カラー撮影と同様、キセノン管3が発光開始後、フォトダイオード(Blue)40を含む積分回路の出力が基準電圧を超えると、コンパレータ56がLoを出力する。その瞬間CPU29は発光停止の制御を行う。
以上述べたように、本実施形態において、光量検知手段であるフォトダイオードは、発した光が眼底を介することなく、キセノン管3から発せられた光を直接的にモニターし、該モニターの結果に応じてキセノン管3の発光を停止することとしている。なお、後述するように、眼底を介さない態様であれば、種々の変更が可能である。
本発明では、このようにして、撮影モードに応じてモニターする波長を、実際に眼底を照明する光と同等の波長帯域に切り替える事で、撮影光源の発光波長分布の個体差に起因した撮影光制御誤差を抑えることもできる。また、制御に反射光を使用していないため、反射光に含まれるノイズの影響も受けない。各々の撮影モードにおいて、眼底を照明する光を所望の光量に高い精度で制御することが可能である。
また、光源は使用頻度に応じて経時劣化等の経時変化が生じる。しかし、本発明の如く、常時光源の発する光に基づいて用いる光の制御誤差を抑制することが可能となり、経時変化の影響も抑制することが可能となる。
[実施例2]
本発明を図6〜図8に図示の実施例に基づいて説明する。
詳細な説明は実施例1との差分に留める。
本発明を図6〜図8に図示の実施例に基づいて説明する。
詳細な説明は実施例1との差分に留める。
図6は実施例2における眼底カメラの構成図を示している。実施例1の構成との差分としてキセノン管3と絞り27の間に、フィルター撮影用のバンドパスフィルター59と同じ分光特性を有するバンドパスフィルター61を追加で配置している。バンドパスフィルター61は不図示の駆動系により光軸外に退避可能でカラー撮影時は光軸外に退避させる。該バンドパスフィルター61は、本発明において、前記撮影光源と前記光量検知手段の間に設けられた検知手段用バンドパスフィルターとして機能する。また、検知波長変更手段であるCPU29により選択された前記帯域に応じて該バンドパスフィルター61のキセノン管3とフォトダイオード38、39、40との間への挿脱が行われる。
また、実施例1との差分として、実施例1では光量検知部28に分光感度特性の異なるフォトダイオード(Red)38、フォトダイオード(Green)39、フォトダイオード(Blue)40を構成として含まれていた。それに対し実施例2ではフォトダイオード60のみを構成している。フォトダイオード60はキセノン管3の波長帯域を包括する420〜640nmの分光感度特性を有している。
図7は実施例2におけるキセノン管駆動回路24と光量検知部28の電気回路の構成図である。実施例1との差分として、実施例1では光量検知部28に3つのフォトダイオードを構成していたため、同構成の三回路を含む構成であったが、フォトダイオード60一つとなったため、回路も一回路に減る。
図8のフローチャートを用いて実施例2における撮影シーケンスを説明する。
ステップS11で操作者はカラー撮影かフィルター撮影を選択する。カラー撮影が選択された場合はフィルター撮影用のバンドパスフィルター58及びバンドパスフィルター61を光軸から退避させる。アライメント等終了後、操作者は撮影スイッチをONにする(ステップS12)ステップS13に移行する時点で、光量検知部28のアナログスイッチ50はON状態であり、積分コンデンサ44はリセットされた状態である。
ステップS11で操作者はカラー撮影かフィルター撮影を選択する。カラー撮影が選択された場合はフィルター撮影用のバンドパスフィルター58及びバンドパスフィルター61を光軸から退避させる。アライメント等終了後、操作者は撮影スイッチをONにする(ステップS12)ステップS13に移行する時点で、光量検知部28のアナログスイッチ50はON状態であり、積分コンデンサ44はリセットされた状態である。
ステップS13では赤外観察モードから静止画撮影モードに移行する。
ステップS14では設定された撮影モードと光量補正値から発光光量を計算する。
ステップS14では設定された撮影モードと光量補正値から発光光量を計算する。
ステップS15では設定された光量から、光量テーブルより基準D/A値が決定され、CPU29はD/Aコンバータ53に基準D/A値を渡す。D/Aコンバータ53は、基準電圧をコンパレータ56に出力する。
ステップS16ではCPU29はアナログスイッチ50をOFFにし積分回路のリセットを解除する。その後、発光を開始する。
ステップS17において、まずカラー撮影、フィルター撮影共に、CPU29はコンパレータ56の出力がLoになるまで待ち、Loになったらステップ16に移行する。実施例1と異なり、フィルター撮影時、キセノン管3と絞り27間にバンドパスフィルター61が配置するため、フォトダイオード60には眼底を照明する光と同じ波長の光が入射している。
ステップS18では発光を停止する。
ステップS19では静止画を保存する。
ステップS20で赤外観察モードに移行する。
ステップS19では静止画を保存する。
ステップS20で赤外観察モードに移行する。
本実施例では、バンドパスフィルターとその駆動機構が追加になり、複雑な構成にはなるものの、実施例1と同様の効果を得ることができる。
[実施例3]
本発明を図9〜図10に図示の実施例に基づいて説明する。
詳細な説明は、実施例1、2との差分に留める。
本発明を図9〜図10に図示の実施例に基づいて説明する。
詳細な説明は、実施例1、2との差分に留める。
図9は実施例3における眼底カメラの構成図を示している。実施例2と同じく光量検知部28には420〜640nmの分光感度特性を有するフォトダイオード60を構成している。また他の実施例との差分として、バンドパスフィルター59とダイクロイックミラー5の間にハーフミラー62が配置されている。また他の実施例では眼底照明光学系O1から見てキセノン管3の後方にあった光量検知部28は、ハーフミラー62が主光束から抽出する光の反射方向に配置されている。ハーフミラー62からの反射光は、ハーフミラー62と光量検知部28の間に配置された絞り27を通じて、一部がフォトダイオード60に入射される構成となっている。即ち、該ハーフミラー62は、撮影光波長選択手段であるバンドパスフィルター58と眼底との間に配置されて眼底を照明する光の一部を抽出する手段として機能し、光量検知手段であるフォトダイオード60は抽出された光を用いて発光量を検知する。
本実施例においてキセノン管駆動回路24と光量検知部28の電気回路の構成、及び各々のCPU29、キセノン管3との入出力関係は実施例2と同じである。
図10のフローチャートを用いて実施例3における撮影シーケンスを説明する。
ステップS21でまず操作者は操作部カラー撮影かフィルター撮影を選択する。カラー撮影が選択された場合はフィルター撮影用のバンドパスフィルター59を光軸から退避させる。アライメント等終了後、操作者は撮影スイッチをONにする(ステップS22)
ステップS23では赤外観察モードから静止画撮影モードに移行する。
ステップS21でまず操作者は操作部カラー撮影かフィルター撮影を選択する。カラー撮影が選択された場合はフィルター撮影用のバンドパスフィルター59を光軸から退避させる。アライメント等終了後、操作者は撮影スイッチをONにする(ステップS22)
ステップS23では赤外観察モードから静止画撮影モードに移行する。
またステップS24では発光光量を計算する。
ステップS25では基準電圧をコンパレータ56に設定する。
ステップS26で発光を開始する。
ステップS25では基準電圧をコンパレータ56に設定する。
ステップS26で発光を開始する。
ステップS27において、まずカラー撮影、フィルター撮影共に、CPU29はコンパレータ56の出力がLoになるまで待ち、Loになったらステップ28に移行する。他の実施例と異なり、フィルター撮影時、光軸上に配置したバンドパスフィルター59を通過した後の撮影光がフォトダイオード60に入射する。
ステップS28では発光を停止する。
ステップS29では静止画を保存する。
ステップS30で赤外観察モードに移行する。
ステップS29では静止画を保存する。
ステップS30で赤外観察モードに移行する。
本実施例では、ハーフミラーが追加になり、撮影光の一部を、光量検知用に抽出する必要はあるものの、実施例1と同様の効果を得ることができる
以上述べたように、本発明では、撮影モードに応じてモニターする波長を、実際に眼底を照明する光と同等の波長帯域に切り替える事で、撮影光源の発光波長分布の個体差に起因した撮影光制御誤差を抑えることができる。また、制御に反射光を使用していないため、反射光に含まれるゴーストの影響も受けない。眼底を照明する波長が異なる複数の撮影モードを有し、それぞれの撮影モードにおいて、眼底を照明する光を所望の光量に高い精度で制御可能な装置を提供することができる。
以上述べたように、本発明では、撮影モードに応じてモニターする波長を、実際に眼底を照明する光と同等の波長帯域に切り替える事で、撮影光源の発光波長分布の個体差に起因した撮影光制御誤差を抑えることができる。また、制御に反射光を使用していないため、反射光に含まれるゴーストの影響も受けない。眼底を照明する波長が異なる複数の撮影モードを有し、それぞれの撮影モードにおいて、眼底を照明する光を所望の光量に高い精度で制御可能な装置を提供することができる。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
3 キセノン管
24 キセノン管駆動回路
28 光量検知部
29 CPU
32 IGBT
38 フォトダイオード(Red)
39 フォトダイオード(Green)
40 フォトダイオード(Blue)
59 バンドパスフィルター
24 キセノン管駆動回路
28 光量検知部
29 CPU
32 IGBT
38 フォトダイオード(Red)
39 フォトダイオード(Green)
40 フォトダイオード(Blue)
59 バンドパスフィルター
Claims (8)
- 眼底を照明する撮影光源と、
撮影時に前記撮影光源の発光開始からの発光量をモニターする光量検知手段と、
前記撮影光源から発せられて前記眼底を照明する光の波長帯域を選択する撮影光波長選択手段と、
前記撮影光波長選択手段の選択した前記波長帯域に応じて前記撮影光源から前記光量検知手段に導かれる光の波長帯域を選択する検知波長変更手段と、を備えることを特徴とした眼科撮影装置。 - 前記光量検知手段は検知波長の異なる複数の光量検知部を有し、前記検知波長変更手段は選択された前記波長帯域に応じて用いる前記光量検知部を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
- 前記検知波長変更手段は前記撮影光源と前記光量検知手段の間に設けられた検知手段用バンドパスフィルターを有し、選択された前記波長帯域に応じて前記検知手段用バンドパスフィルターの前記撮影光源と前記光量検知手段との間の光路への挿脱を行うことを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
- 前記検知波長変更手段は、前記撮影光波長選択手段と前記眼底との間において前記眼底を照明する前記光の一部を抽出する手段を有し、前記光量検知手段は抽出された前記光を用いて前記発光量を検知することを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
- 前記光量検知手段は、前記眼底を介さずに前記撮影光源から発せられた光をモニターすることを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
- 前記複数の光量検知部において前記検知波長変更手段により選択されなかった光量検知部に対して、前記撮影光源から発せられた光をモニターする際に所定の信号を出力させる制御手段を更に有することを特徴とする請求項2に記載の眼科撮影装置。
- 前記光量検知手段は、前記撮影光量選択手段により選択された前記眼底を照明する光の波長帯域に応じた発光量に応じた基準信号に基づいて、前記撮影光源の前記発光量をモニターすることを特徴とする請求項2又は6に記載の眼科撮影装置。
- 撮影光源から発せられて眼底を照明する光の中から所定の波長帯域の光を選択し、
前記所定の波長帯域の光の撮影時の発光量を決定し、
前記所定の波長帯域の光であって前記眼底を介さない光をモニターし、
前記光のモニターに応じて前記撮影光源の発光を停止する、ことを特徴とする眼科撮影方法。
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2012
- 2012-09-05 JP JP2012195299A patent/JP2014050462A/ja active Pending
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2013
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