JP2014050277A - 電力供給制御装置、その電力供給制御装置を備える画像形成装置及び電力供給制御方法 - Google Patents

電力供給制御装置、その電力供給制御装置を備える画像形成装置及び電力供給制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電力を消費する機器へ電力を供給する場合において、さらなる省電力化を図ること。
【解決手段】電力消費部101に電力を供給して画像形成装置1を動作させる際に、PSU102における変換効率の他に、蓄電池103の充放電特性をも考慮して、PSU102と蓄電池103とのどちらを、若しくは、両方を、電力消費部101に電力を供給するための電力供給源として決定すると共に、蓄電池103への充電を行うか否かを判定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電力供給制御装置、その電力供給制御装置を備える画像形成装置及び電力供給制御方法に関し、特に、供給する電力の制御方法に関する。
近年、環境保全やランニングコストの観点から、オフィスや家庭に設置される各種機器に対して省電力化が求められている。例えば、今日となっては広く普及し、各オフィスや家庭に欠かせない機器となりつつある、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、コピー機として利用可能な画像形成装置がその一例として挙げられる。
このような画像形成装置においては、商用電源や家庭用電源であるAC(Alternating Current)電源を電力供給源として使用する他に、内部に蓄電池を備え、状況に応じてそのどちらかを切り替えて使用し、また、状況に応じて蓄電池の充電を行うことにより、省電力化を実現する方法が提案され既に知られている(例えば、特許文献1、2参照)。このような方法は、AC/DC(Alternating Current/Direct Current)変換ユニットにおける電気的損失が、即ち、AC電源から供給される交流電流をAC/DC変換ユニットにより直流電流に変換する際の変換効率が、蓄電池への充電時に供給される充電電流と画像形成部や演算部等の電力消費部へ供給される負荷電流との合計電流の大きさに応じて変化することを利用したものである。
特許文献1には、AC/DC変換ユニットの変換効率が高いときには画像形成装置の動作のための電力をAC電源から供給すると共に、その時の電力を充電部にも供給して充電部を充電し、上記変換効率が低いときにはAC電源からの電力供給を停止して画像形成装置の動作のための電力を充電部の蓄電電力を使用して供給する画像形成装置が記載されている。このような特許文献1に記載されている画像形成装置によれば、無効電力を減少させて、効率的に消費電力の削減を行うことができ、画像形成装置全体の消費電力を低減させることができるようになっている。
また、特許文献2には、複数の蓄電装置を備え、画像形成装置の動作のための電力を安定化電源から供給すると共に、AC/DC変換効率が最も高くなるように、上記複数の蓄電装置のいずれかが選択され、選択された蓄電装置への充電が行われる画像形成装置が記載されている。このような特許文献2に記載されている画像形成装置によれば、AC/DC変換効率の良いところで安定化電源から蓄電装置への充電を行うことができ、これにより、蓄電装置への充電期間における安定化電源の電源効率が改善され、省エネを図ることができるようになっている。
ところが、特許文献1及び2に記載されているような従来の画像形成装置においては、AC/DC変換ユニットにおける変換効率しか考慮されておらず、蓄電池の充放電の際の充電特性や放電特性といった蓄電池特性までは考慮されていないため、その分、省電力化の余地が残されていることになる。従って、特許文献1及び2に記載されているような従来の画像形成装置においては一定の省電力化を達成してはいるものの、電気的損失等の無駄はまだ含まれており、それらをさらに省くことにより、さらなる省電力化を図ることが課題となる。
このような課題は画像形成装置に限られず、例えば、PC(Personal Computer)やサーバ装置等の情報処理装置、冷蔵庫やテレビ、エアコン、照明器具等の家電等、電力を消費し得るあらゆる機器において生じうる課題である。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、電力を消費する機器へ電力を供給する場合において、さらなる省電力化を図ることを目的とする。
上記課題を解決するために、電力を消費する電力消費部に対する交流電源及び蓄電池からの電力の供給を制御する電力供給制御装置であって、前記交流電源から入力される交流電流を直流電流に変換して、変換された前記直流電流を前記電力消費部に出力する変換部と、前記変換部による交流電流から直流電流への変換特性及び前記蓄電池の充放電特性に基づき、前記交流電源及び前記蓄電池の少なくとも一方を前記電力消費部に電力を供給するための電力供給源として用いるか否かを決定すると共に、前記蓄電池への充電を行うか否かを判定する電源制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の他の態様は、電力を消費する電力消費部に対する交流電源及び蓄電池からの電力の供給を制御する電力供給制御方法であって、前記交流電源から入力される交流電流を直流電流に変換して、変換された前記直流電流を前記電力消費部に出力し、前記変換部による交流電流から直流電流への変換特性及び前記蓄電池の充放電特性に基づき、前記交流電源及び前記蓄電池の少なくとも一方を前記電力消費部に電力を供給するための電力供給源として用いるか否かを決定すると共に、前記蓄電池への充電を行うか否かを判定することを特徴とする。
本発明によれば、電力を消費する機器へ電力を供給する場合において、さらなる省電力化を図ることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る蓄電池における放電電圧の残存容量依存性及び温度依存性の一例を表すグラフである。 本発明の実施形態に係る蓄電池における電池容量の充放電サイクル回数依存性の一例を表すグラフである。 本発明の実施形態に係る蓄電池における充電効率の残存容量依存性及び温度依存性の一例を表すグラフである。 本発明の実施形態に係る蓄電池における入力電流の残存容量依存性及び温度依存性の一例を表すグラフである。 本発明の他の実施形態に係る蓄電池における放電効率の残存容量依存性及び温度依存性の一例を表すグラフである。 本発明の実施形態に係る蓄電池における出力電流の残存容量依存性及び温度依存性の一例を表すグラフである。 本発明の実施形態に係るPSUにおける変換効率の負荷電流依存性及び温度依存性の一例を表すグラフである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置が、蓄電池の劣化状況を検知する際の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置が、蓄電池の劣化状況を検知する際の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置が、電力消費部において電力を消費する際に、電力供給源を決定すると共に、蓄電池への充電の可否を決定するための処理を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、AC(Alternating Current)電源を電力供給源として駆動する画像形成装置を例として説明する。尚、本実施形態に係る画像形成装置1は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能なMFP(MultiFunction Peripheral:複合機)である。また、本実施形態に係る画像形成装置は、AC電源以外からも電力の供給を受けることができるように、そのときの電力供給源として蓄電池を備えている。さらに、本実施形態に係る画像形成装置は、AC電源及び蓄電池の少なくともどちらかを電力供給源として決定し、決定した電力供給源からの電力消費部に対する電力の供給を制御することが可能な電力供給制御装置を備えるように構成されている。ここで電力消費部とは、スキャナユニットやプリントエンジン、ディスプレイパネル等、電力を消費する機構部の総称のことである。
このような画像形成装置において、本実施形態に係る要旨の一つは、電力消費部に電力を供給して画像形成装置を動作させる際に、交流電流を直流電流に変換する際の変換効率の他に、蓄電池の充放電特性をも考慮して、AC電源と蓄電池とのどちらを、若しくは、両方を、電力消費部に電力を供給するための電力供給源として決定すると共に、蓄電池への充電を行うか否かを判定することにある。
従って、本実施形態に係る画像形成装置によれば、電力消費部に電力を供給して画像形成装置の機能を使用する際に、交流電流を直流電流に変換する際の変換効率のみを考慮した場合よりもさらに電気的損失を低減させることができ、より効率的に電力消費部に電力を供給することができるため、更なる省電力化を図ることが可能となる。また、本実施形態に係る画像形成装置によれば、電力消費部に電力を供給して画像形成装置の機能を使用する際に、交流電流を直流電流に変換する際の変換効率のみを考慮した場合よりも更に効率的に蓄電池への充電を行うことができるため、更なる省電力化を図ることが可能となる。以下、詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。尚、画像形成装置1は、図1に示すハードウェア構成に加えて、スキャナ、プリンタ等を実現するための後述するプリントエンジン105及びスキャナユニット106を備える。
図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、一般的なサーバやPC(Personal Computer)等と同様の構成を含む。即ち、本実施形態に係る画像形成装置1は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、HDD(Hard Disk Drive)40及びI/F50がバス80を介して接続されている。また、I/F50にはLCD(Liquid Crystal Display)60及び操作部70が接続されている。
CPU10は演算手段であり、画像形成装置1全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM30は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD40は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納される。
I/F50は、バス80と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD60は、ユーザが画像形成装置1の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部70は、キーボードやマウス、タッチパネル等、ユーザが画像形成装置1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
このようなハードウェア構成において、ROM30やHDD40若しくは図示しない光学ディスク等の記憶媒体に格納されたプログラムがRAM20に読み出され、CPU10がRAM20にロードされたプログラムに従って演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係る画像形成装置1の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成を模式的に示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係る画像処理装置1は、電力消費部101、PSU(Power Supply Unit)102、蓄電池103、切替スイッチ104を有する。
電力消費部101は、電力を消費する機構部である、コントローラ100、プリントエンジン105、スキャナユニット106、ディスプレイパネル107、ネットワークI/F108を含む。従って、電力消費部101に含まれる各機構部は、電力が供給されることによりその機能を発揮することが可能となる。また、コントローラ100は、主制御部110、エンジン制御部120、画像処理部130、操作表示制御部140、入出力制御部150及び電力供給制御部160を含む。尚、図2においては、電気的接続を実線の矢印で示しており、電流の流れを破線の矢印で示している。
PSU102は、商用電源や家庭用電源である交流電源2から交流電流を受電し、受電した交流電流を直流電流にAC/DC(Alternating Current/Direct Current)変換して各部品に供給する。即ち、本実施形態においては、PSU102は、変換部として機能する。蓄電池103は、充電を行うことにより電気を蓄えて繰り返し使用することが出来る電池である。本実施形態に係る蓄電池は、鉛蓄電池等、物質自身が持つ化学的なエネルギーを化学反応によって直流電流に変換する化学電池であっても良いし、電気二重層コンデンサ等、静電容量により電荷を蓄えたり、放出したりする受動素子であるコンデンサであっても良い。尚、化学電池においては、化学エネルギーを電気エネルギーに変換することを放電とし、放電時とは逆方向に電流を流すことで、電気エネルギーを化学エネルギーに変換することを充電とする。また、コンデンサにおいては、蓄積された電荷を電気エネルギーとして取り出すことを放電とし、放電時とは逆方向に電流を流すことで、コンデンサに電荷を蓄積することを充電とする。
切替スイッチ104は、PSU102と蓄電池103との少なくともどちらかを切り替えて電力消費部101に電力を供給するためのスイッチである。従って、切替スイッチの切り替えにより、電力消費部101には、PSU102のみから電力が供給される場合と、蓄電池103のみから電力が供給される場合との他に、PSU102及び蓄電池103の両方から電力が供給される場合がある。また、切替スイッチ104は、PSU102から供給される電力を使って蓄電池103を充電するか否かを切り替えるためのスイッチでもある。
プリントエンジン105は、画像形成部であり、画像形成動作において描画情報に基づいて記録紙等の記録媒体に画像を描画する。プリントエンジン105の具体的態様としては、インクジェット方式による画像形成機構や電子写真方式による画像形成機構等を用いることが可能である。スキャナユニット106は、画像読取部であり、画像読取動作において記録紙等の記録媒体に形成されている画像を読み取り、撮像データを取得する。
ディスプレイパネル107は、画像形成装置1の状態を視覚的に表示する出力インタフェースであると共に、タッチパネルとしてユーザが画像形成装置1を直接操作し、若しくは画像形成装置1に対して情報を入力する際の入力インタフェースでもある。即ち、ディスプレイパネル107は、ユーザによる操作を受けるための画像を表示する機能を含む。ディスプレイパネル107は、図1に示すLCD60及び操作部70によって実現される。
ネットワークI/F108は、画像形成装置1がネットワークを介してPC等の他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSBインタフェースが用いられる。ネットワークI/F108は、図1に示すI/F50によって実現される。
コントローラ100は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM30や不揮発性メモリ並びにHDD40や光学ディスク等の不揮発性記憶媒体に格納されたプログラムが、RAM20等の揮発性メモリにロードされ、CPU10がそのプログラムに従って動作することにより構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアとによってコントローラ100が構成される。コントローラ100は、画像形成装置1全体を制御する制御部として機能する。
主制御部110は、コントローラ100に含まれる各部を制御する役割を担い、コントローラ100の各部に命令を与える。エンジン制御部120は、プリントエンジン105やスキャナユニット106等を制御若しくは駆動する駆動手段としての役割を担う。
画像処理部130は、主制御部110の制御に従い、印刷出力すべき画像情報に基づいて描画情報を生成する。この描画情報とは、画像形成部であるプリントエンジン105が画像形成動作において形成すべき画像を描画するための情報である。また、画像処理部130は、スキャナユニット106から入力される撮像データを処理し、画像データを生成する。この画像データとは、スキャナ動作の結果物として画像形成装置に送られ画像形成出力が行われ、若しくは画像形成装置のHDD等の記憶装置に記憶され、また、ネットワークI/F108を介してPC等の外部の情報処理端末に送信される情報である。
操作表示制御部140は、ディスプレイパネル107に情報表示を行い若しくはディスプレイパネル107を介して入力された情報を主制御部110に通知する。入出力制御部150は、ネットワークI/F108を介して入力される情報を主制御部110に入力する。また、主制御部110は、入出力制御部150を制御し、ネットワークI/F108を介してPC等の他の機器にアクセスする。電力供給制御部160は、交流電源2から画像形成装置1へ供給される電力の制御を行い、また、そのためのパラメータの取得や記憶を行う。尚、電力供給制御部160の詳細な機能構成については、図3を参照して後述する。
尚、図2においては図示していないが、本実施形態に係る電力消費部101は、上記機構部の他に、スキャナユニット106に原稿を自動で搬送するADF(Auto Documennt Feeder:原稿自動搬送装置)や、プリントエンジン105若しくはスキャナユニット106へ記録紙を給紙するための給紙部、プリントエンジン105若しくはスキャナユニット106が記録済み若しくは読取済みの記録紙や原稿を排紙するための排紙部を含む。
次に、本実施形態に係る電力供給制御部160の詳細な機能構成について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成を模式的に示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係る電力供給制御部160は、放電電圧検知部161、残存容量検知部162、電池温度検知部163、充放電電流検知部164、電池情報記憶部165、電池情報取得部166、切替制御部167、消費電流検知部168、変換情報記憶部169を含む。
放電電圧検知部161は、蓄電池103が放電する際の、即ち、蓄電池103から電力消費部101に電力を供給する際の電圧値(以下、「放電電圧」とする)を検知して主制御部110に通知する。残存容量検知部162は、蓄電池103の残存容量を検知して主制御部110に通知する。ここで、残存容量とは、放電や充電の後、若しくは、長期保存後に蓄電池内に残存している電気量のことである。電池温度検知部163は、蓄電池103の温度を検知して主制御部110に通知する。
充放電電流検知部164は、蓄電池103が充電される際の、即ち、PSU102から蓄電池103に流れる際の電流の電流値(以下、「充電電流」とする)を検知して主制御部110に通知する。また、充放電電流検知部164は、蓄電池103が放電する際に、即ち、蓄電池103から電力消費部101に電力を供給する際に、蓄電池103から電力消費部101に向けて流れる電流の電流値(以下、「放電電流」とする)を検知して主制御部110に通知する。
電池情報記憶部165は、蓄電池103の電池特性に関する情報を記憶する。尚、電池特性に関する情報(以下、「電池情報」とする)とは、規定容量、放電電圧の残存容量依存性及び温度依存性、電池容量の充放電サイクル回数依存性、充電効率の残存容量依存性及び温度依存性、放電効率の残存容量依存性及び温度依存性、入力電流の残存容量依存性及び温度依存性、出力電流の残存容量依存性及び温度依存性等の蓄電池103の特性に関する情報である。また、電池情報記憶部165は、蓄電池103の充放電サイクル回数を記憶する。即ち、本実施形態においては、放電電圧の残存容量依存性及び温度依存性、電池容量の充放電サイクル回数依存性、充電効率の残存容量依存性及び温度依存性、放電効率の残存容量依存性及び温度依存性、入力電流の残存容量依存性及び温度依存性、出力電流の残存容量依存性及び温度依存性等の蓄電池103の特性は、充放電特性として用いられる。
規定容量とは、蓄電池103の劣化がなく、かつ、蓄電池103から損失なく電気量を取り出せることを想定した上で、規定の温度でかつ規定の放電電流で、完全充電状態から放電終止電圧に至るまでに蓄電池103から取り出せる最大の電気量のことである。即ち、規定容量とは、蓄電池103から取り出すことができる電気量の理論値のことである。ここで、完全充電状態とは、それ以上蓄電池103に電気量を蓄電することができなくなるまで完全に充電がなされた状態のことである。尚、規定容量は、上記の他、メーカーによる公表値や、公称値、代表値であっても良い。
放電電圧とは、蓄電池103が放電を行う際の電圧のことである。この放電電圧は残存容量及び温度に依存するため、電池情報記憶部165は、放電電圧の残存容量依存性及び温度依存性を記憶する。図4に本実施形態に係る蓄電池103における放電電圧の残存容量依存性及び温度依存性の一例を示す。図4は、本実施形態に係る蓄電池103における放電電圧の残存容量依存性及び温度依存性の一例を表すグラフである。
電池容量とは、蓄電池103が蓄電できる電気量の上限、即ち、完全充電状態における残存容量のことである。この電池容量は充放電のサイクル回数及び温度に依存するため、即ち、蓄電池103はその使用を繰り返す毎に劣化が進行するため、電池情報記憶部165は、電池容量の充放電サイクル回数依存性を記憶する。具体的には、蓄電池103の電池容量は、その使用を繰り返す毎に低下していく傾向にあり、完全充電状態になるまで充電しても規定容量より小さくなる。図5に本実施形態に係る蓄電池103における電池容量の充放電サイクル回数依存性の一例を示す。図5は、本実施形態に係る蓄電池103における電池容量の充放電サイクル回数依存性の一例を表すグラフである。
尚、電池容量が充放電サイクルの回数にどの程度依存するかは、過去に使用されてきた環境により変化するため、電池容量の充放電サイクル回数依存性については、予め予測したり、理論的に求めたりして決定することが困難である。そのため、本実施形態においては、電池容量の充放電サイクル回数依存性の決定について、過去に使用されてきた環境に変化がないと想定、即ち、常に一定の環境で使用されてきたと想定した上で予測したり、理論的に求めたりして決定するようにしている。但し、電池容量の充放電サイクル回数依存性の決定については、このような方法に限られず、他の方法、例えば、複数の環境を想定し、夫々の環境における充放電サイクル回数依存性の平均を真の充放電サイクルの回数依存性として決定するようにしても良い。
充電効率とは、蓄電電気量の充電電気量に対する割合である。ここで、蓄電電気量とは、充電により蓄電池内に蓄電された電気量のことであり、充電電気量とは、充電に使用された電気量のことである。即ち、蓄電池103に充電を行う場合、充電エネルギーの一部が熱の発生等に消費されるため、実際に充電に使用される電気量が全て蓄電池103に蓄電されるわけではなく損失が発生する。従って、充電効率は1以下の値となる。この充電効率は残存容量及び温度に依存するため、電池情報記憶部165は、充電効率の残存容量依存性及び温度依存性を記憶する。図6に本実施形態に係る蓄電池103における充電効率の残存容量依存性及び温度依存性の一例を示す。図6は、本実施形態に係る蓄電池103における充電効率の残存容量依存性及び温度依存性の一例を表すグラフである。
入力電流とは、充電に際して上述したような損失がない理想的な状態を想定した場合に、蓄電池103が入力を受け入れることができる電流のことである。即ち、入力電流とは、蓄電池103が本来持つ電気的能力において入力を受け入れることができる電流のことである。尚、蓄電池103に充電を行う場合、上述したように損失が発生するため、蓄電池103は備えている電気的能力を最大限に発揮することができない。そのため、蓄電池103の充電の際に実際に入力される電流値は、入力電流と充電効率との積により算出された値となる。この入力電流は残存容量及び温度に依存するため、電池情報記憶部165は、入力電流の残存容量依存性及び温度依存性を記憶する。図7に本実施形態に係る蓄電池103における入力電流の残存容量依存性及び温度依存性の一例を示す。図7は、本実施形態に係る蓄電池103における入力電流の残存容量依存性及び温度依存性の一例を表すグラフである。
放電効率とは、放電電気量の消費電気量に対する割合である。ここで、消費電気量とは、充電により蓄電池内にから消費された電気量のことであり、放電電気量とは、放電により蓄電池から取り出された電気量のことである。即ち、蓄電池103から放電を行う場合、充電の場合と同様に、放電エネルギーの一部が熱の発生等に消費されるため、実際に蓄電池103から消費される電気量が全て放電されるわけではなく損失が発生する。従って、放電効率は1以下の値となる。この放電効率は残存容量及び温度に依存するため、電池情報記憶部165は、放電効率の残存容量依存性及び温度依存性を記憶する。図8に本実施形態に係る蓄電池103における放電効率の残存容量依存性及び温度依存性の一例を示す。図8は、本実施形態に係る蓄電池103における放電効率の残存容量依存性及び温度依存性の一例を表すグラフである。
出力電流とは、放電に際して上述したような損失がない理想的な状態を想定した場合に、蓄電池103が出力することができる電流のことである。即ち、出力電流とは、蓄電池103が本来持つ電気的能力において出力することができる電流のことである。尚、蓄電池103から放電を行う場合、上述したように損失が発生するため、蓄電池103は備えている電気的能力を最大限に発揮することができない。そのため、蓄電池103の放電に際に実際に出力される電流値は、出力電流と放電効率との積により算出された値となる。この出力電流は残存容量及び温度に依存するため、電池情報記憶部165は、出力電流の残存容量依存性及び温度依存性を記憶する。図9に本実施形態に係る蓄電池103における出力電流の残存容量依存性及び温度依存性の一例を示す。図9は、本実施形態に係る蓄電池103における出力電流の残存容量依存性及び温度依存性の一例を表すグラフである。
電池情報取得部166は、蓄電池103の交換に伴って、交換後の蓄電池103から電池情報を取得し、取得した最新の電池情報を電池情報記憶部165に記憶させ、若しくは、電池情報記憶部165に記憶されている古い電池情報を、取得した最新の電池情報に更新する。尚、蓄電池103が電池情報を記憶していない場合には、最新の電池情報は、ユーザのパネル操作により入力され、若しくは、ユーザにより接続されたUSBフラッシュメモリ等の外部記憶装置やPC等の情報処理装置から入力され、ここで入力された電池情報を電池情報取得部166が取得するようにすれば良い。このように、蓄電池103の交換に伴って電池情報を改めて取得する理由としては、電池情報は、個々の蓄電池103に特有の情報であるため、蓄電池103を交換する際には、交換後の蓄電池103に対応した電池情報に更新する必要があるためである。尚、交換後の蓄電池103が交換前の蓄電池103と同種である等、交換後においてもその特性が変化しない場合には、電池情報は更新されなくても良い。
切換制御部167は、主制御部110の制御に従って、切替スイッチ104の切替えを制御する。消費電流検知部168は、電力消費部101に供給される電流の電流値(以下、「消費電流」とする)を検知して主制御部110に通知する。尚、消費電流は、使用される機能や機構部により予測可能であるが、消費電流検知部168により実測しても良い。変換情報記憶部169は、PSU102の変換特性に関する情報として記憶する。即ち、本実施形態においては、電池情報記憶部165は、充放電特性記憶部として機能する。尚、変換特性に関する情報(以下、「変換情報」とする)とは、変換効率の負荷電流依存性及び温度依存性等のPSU102の特性に関する情報である。
変換効率とは、PSU102が、入力された交流電流を直流電流にAC/DC変換して出力する際に、入力される交流電流の電流値に対する出力される直流電流の電流値の割合のことである。この変換効率は負荷電流及び温度に依存するため、変換情報記憶部169は、変換効率の負荷電流依存性及び温度依存性を記憶する。ここで、本実施形態において負荷電流とは、電力消費部101に供給される電流の電流値と蓄電池103への充電の際に供給される電流の電流値との合計値のことである。図10に本実施形態に係るPSU102における変換効率の負荷電流依存性及び温度依存性の一例を示す。図10は、本実施形態に係るPSU102における変換効率の負荷電流依存性及び温度依存性の一例を表すグラフである。即ち、本実施形態おいては、変換効率の負荷電流依存性及び温度依存性は、変換特性、変換効率特性として用いられる。
尚、図10に示すように、PSU102における変換効率は、特定の負荷電流において最大値となる極値をとるようにして負荷電流に依存する。従って、一般的には、PSU102は、電力消費部101が最も良く使用される消費電流においてその変換効率が最大(以下、「最大効率」とする)となるように設計されている。また、図10に示すように、PSU102における変換効率は、最大効率となる負荷電流を境に、それよりも大きい負荷電流では負荷電流の増加に伴って低下し、それよりも小さい負荷電流では負荷電流の増加に伴って増加する。即ち、PSU102における変換効率は、最大効率となる負荷電流を基準にして、その負荷電流との差が大きい負荷電流であるほど低下することになる。特に、図10に示すように、最大効率となる負荷電流よりも小さい負荷電流の領域(図10に示す「低負荷領域」)においては、最大効率となる負荷電流よりも大きい負荷電流の領域(図10に示す「高負荷領域」)と比較してその傾向が大きい。
また、本実施形態に係る画像形成装置1は、図示しない変換情報取得部を備え、電池情報取得部166において説明したのと同様に、PSU102の交換に伴って、交換後のPSU102から変換情報を取得し、取得した最新の変換情報を変換情報記憶部169に記憶させ、若しくは、変換情報記憶部169に記憶されている古い変換情報を、取得した最新の変換情報に更新するようにしても良い。尚、このように変換情報取得部を備える構成において、PSU102が変換情報を記憶していない場合、電池情報取得部166において説明したのと同様に、最新の変換情報は、ユーザのパネル操作により入力され、若しくは、ユーザにより接続されたUSBフラッシュメモリ等の外部記憶装置やPC等の情報処理装置から入力され、ここで入力された変換法を変換情報取得部が取得するようにすれば良い。
このように構成された電力供給制御部160が、主制御部110の制御に従って機能することにより、電力供給制御装置として機能することになる。
尚、上述した図4〜図10に示している各グラフは一例であって、各パラメータの各種依存性や各グラフにおける各軸のスケールはこれらに限られるものでなく、電池の種類等により異なる。
このように構成された画像形成装置1において、本実施形態に係る要旨の一つは、電力消費部101に電力を供給して画像形成装置1を動作させる際に、PSU102における変換効率の他に、蓄電池103の充放電特性をも考慮して、PSU102と蓄電池103とのどちらを、若しくは、両方を、電力消費部101に電力を供給するための電力供給源として決定すると共に、蓄電池103への充電を行うか否かを判定することにある。
従って、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、電力消費部101に電力を供給して画像形成装置1の機能を使用する際に、PSU102における変換効率のみを考慮した場合よりもさらに電気的損失を低減させることができ、より効率的に電力消費部101に電力を供給することができるため、更なる省電力化を図ることが可能となる。また、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、電力消費部101に電力を供給して画像形成装置1の機能を使用する際に、PSU102における変換効率のみを考慮した場合よりも更に効率的に蓄電池103への充電を行うことができるため、更なる省電力化を図ることが可能となる。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1が、蓄電池103の劣化状況を検知する際の処理について、図11を参照して説明する。図11は、本実施形態に係る画像形成装置1が、蓄電池103の劣化状況を検知する際の処理を説明するためのフローチャートである。図11に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1が、蓄電池103の劣化状況を検知する際にはまず、蓄電池103の完全充電状態において、主制御部110は、蓄電池情報記憶部165から規定容量と充放電サイクル回数とを取得する(S1101)。主制御部110は、蓄電池情報記憶部165に記憶されている電池容量の充放電サイクル回数依存性を参照し、S1101の処理において取得した充放電サイクル回数に対応する電池容量を取得し(S1102)、取得した電池容量の規定容量に対する割合を算出する(S1103)。
主制御部110は、S1103の処理において算出した電池容量の規定容量に対する割合を蓄電池103の劣化状況として操作表示制御部140に通知し、ディスプレイパネル107に劣化状況を表示させる(S1104)。尚、このとき、主制御部110は、S1103の処理において算出した電池容量の規定容量に対する割合が予め設定されている所定の割合を下回ると判定した場合には、ユーザに蓄電池103の交換を促す旨の表示を行っても良い。また、S1104の処理における劣化状況の表示は、画像形成装置1に接続されているPC等の外部装置の液晶ディスプレイ等の表示部に表示するようにしても良い。
図11においては、電池容量の充放電サイクル回数依存性を参照して劣化状況を検知する例について説明したが、図12に示すように、放電電圧の残存容量依存性に基づいて劣化状況を検知するようにしても良い。即ち、図12に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1が、蓄電池103の劣化状況を検知する際にはまず、放電電圧検知部161により完全充電状態における蓄電池103の放電電圧(以下、「検知電圧」とする)を検知し、温度検知部163により蓄電池103の温度を検知して主制御部110に通知する(S1201)。主制御部110は、蓄電池情報記憶部165に記憶されている放電電圧の残存容量依存性及び温度依存性を参照し、通知された温度に対応する放電電圧(以下、「理論電圧」とする)を取得する(S1202)。主制御部110は、検知電圧の理論電圧に対する割合を算出する(S1203)。
主制御部110は、S1203の処理において算出した検知電圧の理論電圧に対する割合を劣化状況として操作表示制御部140に通知し、ディスプレイパネル107に劣化状況を表示させる(S1204)。尚、このとき、主制御部110は、S1203の処理において算出した検知電圧の理論電圧に対する割合が予め設定されている所定の割合を下回ると判定した場合には、ユーザに蓄電池103の交換を促す旨の表示を行っても良い。また、S1204の処理における劣化状況の表示は、画像形成装置1に接続されているPC等の外部装置の液晶ディスプレイ等の表示部に表示するようにしても良い。
図11及び図12において説明したように、本実施形態に係る画像形成装置1は、蓄電池103の劣化状況を正確に検知することができるため、適切なタイミングで蓄電池103を交換することが可能となる。したがって、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、劣化した蓄電池103を使用することによる電気的損失と、蓄電池103の交換による資源としての損失とのバランスを取ることが可能となり、より環境保護やランニングコストを考慮した省電力化を図ることが可能となる。
尚、図11のS1101〜S1104における処理、図12のS1201〜S1204における処理においては、主制御部110は、劣化状況検知部及び表示制御部として機能し、放電電圧の残存容量依存性及び温度依存性、電池容量の充放電サイクル回数依存性は、劣化特性として用いられる。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1が、電力消費部101において電力を消費する際に、電力供給源を決定すると共に、蓄電池103への充電の可否を決定するための処理について、図13及び図14を参照して説明する。図13は、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成を模式的に示すブロック図である。尚、図13においては、電力消費部101で電力が消費される際の電流の流れを実線で示し、及び、蓄電池103への充電の際の電流の流れを破線の矢印で示している。図14は、本実施形態に係る画像形成装置1が、電力消費部101において電力を消費する際に、電力供給源を決定すると共に、蓄電池103への充電の可否を決定するための処理を説明するためのフローチャートである。
本実施形態に係る画像形成装置1が、電力消費部101において電力を消費する際の各パラメータを、図13に示すように設定する。即ち、図13に示すように、交流電源2からPSU102に供給される交流電流の電流値をA、PSU102が交流電源2から入力される交流電流をAC/DC変換して出力する直流電流の電流値をB、そのときの変換効率をα、蓄電池103に充電を行う際の充電電流をC、そのときの入力電流をD、そのときの充電効率をβ、蓄電池103から放電を行う際の放電電流をE、そのときの出力電流をF、そのときの放電効率をγ、電力消費部101が電力を消費する際に電力消費部101に供給される消費電流をGとして設定している。
また、上記パラメータから、B=C+G−Eという関係式が得られる。従って、負荷電流Bは、蓄電池103への充電を行うと増加し、蓄電池103からの放電を行うと低下する。即ち、負荷電流Bは、蓄電池103の充電及び放電が行われ、PSU102から電力消費部101へ電力供給が行われている場合には、B=C+G−Eとなり、蓄電池103の充電が行われず放電のみが行われ、PSU102から電力消費部101へ電力供給が行われている場合には、C=0となるためB=G−Eとなり、蓄電池103の充電及び放電が行われず、PSU102から電力消費部101へ電力供給が行われている場合には、C=E=0となるためB=Gとなり、PSU102から電力消費部101へ電力供給が行われない場合には、B=0となる。さらに、上記パラメータから、B=αA、C=βD、E=γFという関係式が得られる。
このような前提において、図14に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1が、電力消費部101において電力を消費する際に、電力供給源を決定すると共に、蓄電池103への充電の可否を決定する際にはまず、残存容量検知部162により蓄電池103の残存容量を検知し、温度検知部163により蓄電池103の温度を検知し、消費電流検知部168により電力消費部101に供給される消費電流Gを検知し、主制御部110に通知する(S1401)。
主制御部110は、通知された蓄電池103の残存容量と温度とに基づき、電池情報記憶部165に記憶されている放電効率の残存容量依存性及び温度依存性を参照して放電効率γを取得し、また、負荷電流B=消費電流Gとして、即ち、蓄電池103への充電を行わずかつPSU102のみから電力消費部101に電力を供給するものとして、通知された消費電流G(=B)と蓄電池103の温度とに基づき、変換情報記憶部169に記憶されている変換効率の負荷電流依存性及び温度依存性を参照して変換効率αを取得して(S1402)、取得した放電効率γと変換効率αとの大小関係を比較する(S1403)。このS1403における判定は、主制御部110が、蓄電池103から単独で電力消費部101に電力を供給した方が効率が良いか否かを判定するために行われる。尚、本来ならS1402の処理において変換効率αを取得するには、PSU102の温度も必要となるが、本実施形態においては、PSU102の温度を蓄電池103の温度で代用している。但し、電力供給制御部160は、PSU102の温度を直接検知することができるように構成されていても良いし、予測した値であっても良い。
主制御部110は、S1403における比較の結果、放電効率γの方が変換効率αよりも大きいと判定した場合には(S1403/YES)、即ち、蓄電池103から単独で電力消費部101に電力を供給した方が効率が良いと判定した場合には、蓄電池103のみを電力供給源として決定すると共に、蓄電池103への充電を行わないと判定する(S1404)。そして、主制御部110は、S1404の処理における判定及び決定の結果、即ち、蓄電池103のみを電力供給源として決定したこと、蓄電池103への充電を行わないと判定したことを切換制御部167に通知する。
即ち、主制御部110は、S1403の判定において、放電効率γの方が変換効率αよりも大きいと判定した場合には(S1403/YES)、PSU102から電力消費部101に電力が供給されないようにすること、PSU102から蓄電池103への電力の供給を遮断して蓄電池103への充電を行わないこと、蓄電池103から電力消費部101に電力が供給されるようにすることを切替制御部167に通知する。これにより、切換制御部167は、主制御部110からの通知に従って切替スイッチ104を制御する(S1405)。そして、本実施形態に係る画像形成装置1は、電力供給源を決定すると共に、蓄電池103への充電の可否を決定するための処理を終了する。
一方、主制御部110は、S1403における比較の結果、放電効率γが変換効率αと同じ若しくは変換効率αよりも小さいと判定した場合には(S1403/NO)、即ち、蓄電池103から単独で電力消費部101に電力を供給した方が効率が悪いと判定した場合には、PSU102を電力供給源として決定し(S1406)、S1401において通知された消費電流Gと、PSU102における変換効率が最大効率となる負荷電流との大小関係を比較する(S1407)。以下では、図10に示すように、PSU102における最大効率をαmaxとし、そのときの負荷電流をBαmaxとする。尚、最大効率αmax及び負荷電流Bαmaxは、温度に依存するため温度毎に異なるが、本実施形態においては便宜上、同一としている。
主制御部110は、S1207の比較の結果、消費電流Gの方が負荷電流Bαmaxよりも大きいと判定した場合には(S1407/YES)、このときの負荷電流Bは図10に示すグラフにおいて高負荷領域にあることになるため、変換効率αを大きくするべく負荷電流Bを下げるために、蓄電池103からの放電を行うと決定、即ち、蓄電池103を電力供給源として決定すると共に、蓄電池103への充電を行わないと判定する(S1408)。そして、主制御部110は、S1408の処理における判定及び決定の結果、即ち、蓄電池103への充電を行わないと判定したこと、蓄電池103を電力供給源として決定したことと共に、S1406の処理における決定の結果、即ち、PSU102を電力供給源として決定したことを切換制御部167に通知する。
即ち、主制御部110は、S1407の比較の結果、消費電流Gの方が負荷電流Bαmaxよりも大きいと判定した場合には(S1407/YES)、PSU102から電力消費部101に電力が供給されるようにすること、PSU102から蓄電池103への電力の供給を遮断して蓄電池103の充電が行われないようにすること、蓄電池103から電力消費部101に電力が供給されるようにすることを切替制御部167に通知する。これにより、切換制御部167は、主制御部110からの通知に従って切替スイッチ104を制御する(S1409)。そして、本実施形態に係る画像形成装置1は、電力供給源を決定すると共に、蓄電池103への充電の可否を決定するための処理を終了する。
一方、主制御部110は、S1407の比較の結果、負荷電流Bαmaxの方が消費電力Gよりも小さいと判定した場合には(S1407/NO)、このときの負荷電流Bは図10に示すグラフにおいて低負荷領域にあることになるため、変換効率αを大きくするべく負荷電流Bを上げるために、蓄電池103からの放電を行わない、即ち、蓄電池103を電力供給源としないと決定する(S1410)。尚、負荷電流Bαmaxの方が消費電力Gよりも小さい場合には(S1407/YES)、蓄電池103への充電を行う方が、その分、負荷電流Bが高くなるため、主制御部110は、S1410の処理において、蓄電池103への充電を行うと判定すべきである。しかし、そのときのPSU102における変換の際の電気的損失よりも蓄電池103における充電の際の電気的損失の方が大きい場合には、充電を行うべきではないため、変換の際の電気的損失と充電の際の電気的損失の大小関係を比較しない限り、蓄電池103への充電を行うか否かを判定することができない。
そこで、主制御部110は、S1407の比較の結果、負荷電流Bαmaxの方が消費電力Gよりも小さいと判定した場合には(S1407/YES)、蓄電池103の非充電時における負荷電流B(=G)の、そのときのPSU102における変換効率αに対する割合、即ち、G/α・・・式(1)と、蓄電池103への充電時における負荷電流B(=βD+G)の、そのときのPSU102における変換効率αに対する割合、即ち、(βD+G)/αβD+G・・・式(2)との大小関係を比較する(S1411)。
尚、図10において説明したように、PSU102の変換効率αは負荷電流Bの関数として示され、その負荷電流Bにおける変換効率αをαとして表している。即ち、αは、図10のグラフにおいて、負荷電流がGの場合における変換効率を示し、αβD+Gは、負荷電流が(βD+G)の場合における変換効率を示す。また、主制御部110は、S1410の処理において、蓄電池103からの放電を行わない、即ち、蓄電池103を電力供給源としないと決定しているため、S1411の処理では蓄電池103からの放電を考慮していない。
尚、S1411における、式(1)と式(2)との大小関係の比較は、蓄電池103への充電を行う場合の電流値Aと、蓄電池103への充電を行わない場合の電流値Aとの大小関係の比較に他ならない。このように、式(1)と式(2)との大小関係、即ち、蓄電池103への充電を行う場合の電流値Aと、蓄電池103への充電を行わない場合の電流値Aとの大小関係の比較を行うことにより、主制御部110は、蓄電池103への充電を行うべきか否かを判断することが可能となる。
従って、主制御部110は、S1411の判定において、G/α<(βD+G)/αβD+Gと判定した場合には(S1411/YES)、蓄電池103への充電を行わない方が充電を行うよりも電流値Aが小さくなるため、蓄電池103への充電を行わないと判定する(S1412)。そして、主制御部110は、S1412の処理における判定の結果、即ち、蓄電池103への充電を行わないと判定したことと共に、S1406の処理における決定の結果、即ち、PSU102を電力供給源として決定したこと、及び、S1410の処理における決定の結果、即ち、蓄電池103を電力供給源としないと決定したことを切換制御部167に通知する。
即ち、主制御部110は、S1411の判定において、G/α<(βD+G)/αβD+Gと判定した場合には(S1411/YES)、PSU102から電力消費部101に電力が供給されるようにすること、PSU102から蓄電池103への電力の供給を遮断して蓄電池103の充電が行われないようにすること、蓄電池103から電力消費部101に電力が供給されないようにすることを切替制御部167に通知する。これにより、切換制御部167は、主制御部110からの通知に従って切替スイッチ104を制御する(S1413)。そして、本実施形態に係る画像形成装置1は、電力供給源を決定すると共に、蓄電池103への充電の可否を決定するための処理を終了する。
一方、主制御部110は、S1411の判定において、G/α>(βD+G)/αβD+Gと判定した場合には(S1411/NO)、蓄電池103への充電を行う方が充電を行わないよりも電流値Aが小さくなるため、蓄電池103が完全充電状態であるか否かを判定する(S1414)。このとき、即ち、G/α>(βD+G)/αβD+Gのとき、充電を行うことによりその分だけ電力を多く消費するにもかかわらず、蓄電池103への充電を行わない場合よりも電流値Aが小さくなるので効率的に充電を行うことが可能となる。従って、G/α>(βD+G)/αβD+Gの場合には蓄電池103の充電を行う方が充電を行わないよりも電気的損失が小さくなる。
ここで、主制御部110が、S1414の処理において、蓄電池103が完全充電状態であるか否かを判定する理由を説明する。G/α>(βD+G)/αβD+Gである場合(S1411/NO)、上述したように、蓄電池103の充電を行う方が充電を行わないよりも電気的損失が小さくなるため、蓄電池103への充電を行うべきであるが、蓄電池103が完全充電状態にある場合には充電を行う必要がない。一方、蓄電池103が完全充電状態にある場合には充電を行う必要がある。そのため、主制御部110は、蓄電池103が完全充電状態にあるか否かの判定を行わなければ、蓄電池103への充電を行うか否かの判定ができないためである。尚、S1414における、蓄電池103が完全充電状態にあるか否かの判定は、例えば、前回の充電時において蓄電池103に出力される電圧が急激に上昇したか否かを記憶しておく等、前回の充電時における蓄電池103の状態を記憶しておくことで可能となるが、これに限られない。
主制御部110は、S1414の判定において、蓄電池103が完全充電状態にあると判定した場合には(S1414/YES)、蓄電池103への充電を行う必要がないので、蓄電池103への充電を行わないと判定する(S1412)。そして、主制御部110は、S1412の処理における判定の結果、即ち、蓄電池103への充電を行わないと判定したことと共に、S1406の処理における決定の結果、即ち、PSU102を電力供給源として決定したこと、及び、S1410の処理における決定の結果、即ち、蓄電池103を電力供給源としないと決定したことを切換制御部167に通知する。
即ち、主制御部110は、S1414の判定において、蓄電池103が完全充電状態にあると判定した場合には(S1414/YES)、PSU102から電力消費部101に電力が供給されるようにすること、PSU102から蓄電池103への電力の供給を遮断して蓄電池103の充電が行われないようにすること、蓄電池103から電力消費部101に電力が供給されないようにすることを切替制御部167に通知する。これにより、切換制御部167は、主制御部110からの通知に従って切替スイッチ104を制御する(S1413)。そして、本実施形態に係る画像形成装置1は、電力供給源を決定すると共に、蓄電池103への充電の可否を決定するための処理を終了する。
一方、主制御部110は、S1414の判定において、蓄電池103が完全充電状態にないと判定した場合には(S1414/NO)、蓄電池103への充電を行う必要があるので、蓄電池103への充電を行うと判定する(S1415)。そして、主制御部110は、S1415の処理における判定の結果、即ち、蓄電池103への充電を行うと判定したことと共に、S1406の処理における決定の結果、即ち、PSU102を電力供給源として決定したこと、及び、S1410の処理における決定の結果、即ち、蓄電池103を電力供給源としないと決定したことを切換制御部167に通知する。
即ち、主制御部110は、S1414の判定において、蓄電池103が完全充電状態にないと判定した場合には(S1414/NO)、PSU102から電力消費部101に電力が供給されるようにすること、PSU102から蓄電池103への電力を供給して蓄電池103への充電が行われるようにすること、蓄電池103から電力消費部101に電力が供給されないようにすることを切替制御部167に通知する。これにより、切換制御部167は、主制御部110からの通知に従って切替スイッチ104を制御する(S1416)。そして、本実施形態に係る画像形成装置1は、電力供給源を決定すると共に、蓄電池103への充電の可否を決定するための処理を終了する。
尚、図14のS1404、S1406、S1408、S1410、S1412及びS1415における処理においては、主制御部110は、電源制御部として機能する。
以上、説明したように、本実施形態に係る画像形成装置1においては、電力消費部101に電力を供給して画像形成装置1を動作させる際に、PSU102における変換効率の他に、蓄電池103の充放電特性をも考慮して、PSU102と蓄電池103とのどちらを、若しくは、両方を、電力消費部101に電力を供給するための電力供給源として決定すると共に、蓄電池103への充電を行うか否かを判定することが可能である。
従って、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、電力消費部101に電力を供給して画像形成装置1の機能を使用する際に、PSU102における変換効率のみを考慮した場合よりもさらに電気的損失を低減させることができ、より効率的に電力消費部101に電力を供給することができるため、更なる省電力化を図ることが可能となる。また、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、電力消費部101に電力を供給して画像形成装置1の機能を使用する際に、PSU102における変換効率のみを考慮した場合よりも更に効率的に蓄電池103への充電を行うことができるため、更なる省電力化を図ることが可能となる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1においては、蓄電池103の劣化状況を正確に検知することができるため、適切なタイミングで蓄電池103を交換することが可能となる。従って、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、劣化した蓄電池103を使用することによる電気的損失と、蓄電池103の交換による資源としての損失とのバランスを取ることが可能となり、より環境保護やランニングコストを考慮した省電力化を図ることが可能となる。
尚、本実施形態においては、画像形成装置を例にして説明したが、例えば、PC(Personal Computer)やサーバ装置等の情報処理装置、冷蔵庫やテレビ、エアコン、照明器具等の家電等、電力を消費し得るあらゆる機器においても適用可能である。
1 画像形成装置
2 交流電源
10 CPU
20 RAM
30 ROM
40 HDD
50 I/F
60 LCD
70 操作部
80 バス
100 コントローラ
101 電力消費部
102 PSU
103 蓄電池
104 切替スイッチ
105 プリントエンジン
106 スキャナユニット
107 ディスプレイパネル
108 ネットワークI/F
110 主制御部
120 エンジン制御部
130 画像処理部
140 操作表示制御部
150 入出力制御部
160 電力供給制御部
161 放電電圧検知部
162 残存容量検知部
163 電池温度検知部
164 充放電電流検知部
165 電池情報記憶部
166 電池情報取得部
167 切替制御部
168 消費電流検知部
169 変換情報記憶部
特開2004−074558号公報 特開2009−198694号公報

Claims (10)

  1. 電力を消費する電力消費部に対する交流電源及び蓄電池からの電力の供給を制御する電力供給制御装置であって、
    前記交流電源から入力される交流電流を直流電流に変換して、変換された前記直流電流を前記電力消費部に出力する変換部と、
    前記変換部による交流電流から直流電流への変換特性及び前記蓄電池の充放電特性に基づき、前記交流電源及び前記蓄電池の少なくとも一方を前記電力消費部に電力を供給するための電力供給源として用いるか否かを決定すると共に、前記蓄電池への充電を行うか否かを判定する電源制御部と、
    を備えることを特徴とする電力供給制御装置。
  2. 前記電源制御部は、前記蓄電池の状態に応じた前記蓄電池の放電効率と、前記交流電源のみが前記電力供給源として用いられて前記蓄電池の充電が行われない場合の前記変換部の変換効率との比較結果に基づき、前記交流電源を前記電力供給源として用いるか否かを決定することを特徴とする請求項1に記載の電力供給制御装置。
  3. 前記電源制御部は、前記電力消費部に流れる電流の総量と、前記変換部による交流電流から直流電流への変換効率が最大となる場合において前記変換部が出力する直流電流の値との比較結果に基づき、前記蓄電池を前記電力供給源として用いるか否かを決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の電力供給制御装置。
  4. 前記電源制御部は、前記蓄電池への充電を行った場合において必要な前記交流電源からの交流電流の電流値と、前記蓄電池への充電を行わない場合において必要な前記交流電源からの交流電流の電流値との比較結果に基づき、前記蓄電池への充電を行うか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の電力供給制御装置。
  5. 前記電源制御部は、前記蓄電池への充電を行った場合において必要な前記交流電源からの交流電流の電流値と、前記蓄電池への充電を行わない場合において必要な前記交流電源からの交流電流の電流値との比較結果に基づき、前記蓄電池の充電を行うと判定する状態の場合であっても、前記蓄電池が完全充電状態であれば前記蓄電池の充電を行わないと判定することを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載の電力供給制御装置。
  6. 前記蓄電池の劣化特性に基づき、前記蓄電池の劣化状況を検知する劣化状況検知部を備えることを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項に記載の電力供給制御装置。
  7. 検知された前記蓄電池の劣化状況を表示部に表示させる表示制御部を備えることを特徴とする請求項6に記載の電力供給制御装置。
  8. 前記電池特性の充放電特性を記憶する充放電特性記憶部を備え、
    前記蓄電池の交換の際に、前記充放電特性記憶部に記憶されている充放電特性を、交換された前記蓄電池に応じた充放電特性に更新することを特徴とする請求項1乃至7いずれか1項に記載の電力供給制御装置。
  9. 請求項1乃至8いずれか1項に記載の電力供給制御装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  10. 電力を消費する電力消費部に対する交流電源及び蓄電池からの電力の供給を制御する電力供給制御方法であって、
    前記交流電源から入力される交流電流を直流電流に変換して、変換された前記直流電流を前記電力消費部に出力し、
    前記変換部による交流電流から直流電流への変換特性及び前記蓄電池の充放電特性に基づき、前記交流電源及び前記蓄電池の少なくとも一方を前記電力消費部に電力を供給するための電力供給源として用いるか否かを決定すると共に、前記蓄電池への充電を行うか否かを判定することを特徴とする電力供給制御方法。
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