JP2014047739A - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Takejiro Kamata
崇二郎 蒲田
Nobuhiro Nojima
伸広 野島
Tomomi Yokoyama
知巳 横山
Keiji Yoshimura
恵司 吉村
Masaru Tanaka
勝 田中
Yuta Okamura
勇太 岡村
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Abstract

【課題】製造コストの上昇を抑制しつつ、過酷なスラスト摺動条件下でも運転可能なスクロール圧縮機を提供する。
【解決手段】スクロール圧縮機10は、ケーシング20と、下部ハウジング60と、圧縮機構30と、クランク軸50と、回転側スラスト軸受部材70と、スラストプレート80と、を備える。下部ハウジングは、ケーシングに固定されている。圧縮機構は、ケーシング内に配され、固定スクロール31と可動スクロール32とを有する。クランク軸は、可動スクロールに連結されている。回転側スラスト軸受部材は、窒化処理された鋼製であり、クランク軸に装着される。スラストプレートは、下部ハウジングに固定され、回転側スラスト軸受部材の回転側スラスト面71aと対向し回転側スラスト面と摺接する固定側スラスト面80aを有し、クランク軸を軸方向に支持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スクロール圧縮機に関する。
スクロール圧縮機では、クランク軸の軸方向のスラスト荷重が、スラスト受け部で軸方向に支持される。例えば、特許文献1(特開2004−124780号公報)には、主軸の軸方向のスラスト荷重をスラストプレートで支持する事例が開示されている。特許文献1では、主軸に、焼入れされていない炭素鋼が用いられている。
ところで、スクロール圧縮機には、省エネルギーや高性能化の観点から、従来よりも広範囲の回転数での運転が求められつつある。また、スクロール圧縮機には、用途やニーズに応じて多種多様な冷媒が利用されるが、冷媒によっては体積能力が低く、必要な能力を得るために圧縮機構を大型化せざるえない場合がある。さらに、使用される冷凍機油によっては、油粘度が低く、摺動部の流体潤滑を期待しにくい場合がある。
そのため、運転条件や使用冷媒によっては、クランク軸とスラスト受け部との摺動条件が過酷になり、特許文献1で使用されているようなクランク軸の材料では、クランク軸の耐摩耗性や摺動性の観点から、スクロール圧縮機の運転を実現できない。
クランク軸とスラスト受け部との摺動条件が過酷な場合にも、スクロール圧縮機を適切に運転するためには、クランク軸全体に表面処理を施し、クランク軸の耐摩耗性や摺動性を向上させるという方策が考えられる。しかし、クランク軸全体を表面処理する場合には、加工効率が悪く、製造コストの上昇に繋がることを本願発明者は見い出した。
本発明の課題は、製造コストの上昇を抑制しつつ、過酷なスラスト摺動条件下でも運転可能なスクロール圧縮機を提供することにある。
本発明の第1観点に係るスクロール圧縮機は、ケーシングと、ハウジングと、圧縮機構と、クランク軸と、回転側スラスト軸受部材と、固定側スラスト軸受部材と、を備える。ハウジングは、ケーシングに固定されている。圧縮機構は、ケーシング内に配され、固定スクロールと可動スクロールとを有する。クランク軸は、可動スクロールに連結されている。回転側スラスト軸受部材は、窒化処理された鋼製である。回転側スラスト軸受部材は、クランク軸に装着される。固定側スラスト軸受部材は、ハウジングに固定され、回転側スラスト軸受部材の回転側スラスト面と対向し回転側スラスト面と摺接する固定側スラスト面を有し、クランク軸を軸方向に支持する。
ここでは、クランク軸に窒化処理された鋼製の回転側スラスト軸受部材が装着される。回転側スラスト軸受部材の回転側スラスト面が、クランク軸を軸方向に支持する固定側スラスト軸受部材の固定側スラスト面と摺接する。回転側スラスト軸受部材を窒化処理された鋼製としたため、回転側スラスト軸受部材の耐摩耗性や摺動性が向上し、過酷なスラスト摺動条件下でも運転可能なスクロール圧縮機を実現できる。また、クランク軸全体ではなく、クランク軸に取り付けられる回転側スラスト軸受部材だけを窒化処理された鋼製としたため、製造コストの上昇を抑制できる。
本発明の第2観点に係るスクロール圧縮機は、第1観点に係るスクロール圧縮機であって、固定側スラスト軸受部材は窒化処理された鋼製である。
ここでは、固定側スラスト軸受部材も窒化処理された鋼製である。固定側スラスト軸受部材の耐摩耗性や摺動性も向上させることができ、過酷なスラスト摺動条件下でも運転可能なスクロール圧縮機を実現できる。
本発明の第3観点に係るスクロール圧縮機は、第1観点又は第2観点に係るスクロール圧縮機であって、回転側スラスト軸受部材は、FCD材又はSACM材である。
ここでは、回転側スラスト軸受部材の材料が耐摩耗性に優れるため、過酷なスラスト摺動条件下でも運転可能なスクロール圧縮機を実現できる。
本発明の第4観点に係るスクロール圧縮機は、第1観点から第3観点のいずれかに係るスクロール圧縮機であって、固定側スラスト軸受部材は、SACM材又はSCM材である。
これにより、過酷なスラスト摺動条件下でも運転可能なスクロール圧縮機を実現できる。
本発明の第5観点に係るスクロール圧縮機は、第1観点から第4観点のいずれかに係るスクロール圧縮機であって、固定側スラスト面は平坦である。
ここでは、固定側スラスト面は平坦であるため、固定側スラスト軸受部材と回転側スラスト軸受部材との摺動性が向上する。
本発明の第6観点に係るスクロール圧縮機は、第1観点から第4観点のいずれかに係るスクロール圧縮機であって、固定側スラスト面には油溝が形成されている。
ここでは、固定側スラスト面と可動側スラスト面との間に油が供給されやすく、固定側スラスト面と可動側スラスト面とが流体潤滑される。そのため、固定側スラスト軸受部材と回転側スラスト軸受部材との摺動性が向上する。
本発明の第7観点に係るスクロール圧縮機は、第1観点から第6観点のいずれかに係るスクロール圧縮機であって、回転側スラスト軸受部材は、クランク軸の可動スクロールとは反対側の端部に圧入される。
ここでは、回転側スラスト軸受部材はクランク軸の下部に圧入される部材であるため、クランク軸全体を窒化処理された鋼製とする場合に比べ、製造コストの上昇を抑制することができる。
本発明の第8観点に係るスクロール圧縮機は、第1観点から第7観点のいずれかに係るスクロール圧縮機であって、オイルピックアップを更に備える。ケーシングの下部には、回転側スラスト面及び固定側スラスト面を潤滑するための油が貯留される油溜空間が形成される。クランク軸には、軸方向に延び、油が流れる油流路が形成される。オイルピックアップは、油溜空間と油流路とを連通させ、油流路に油を供給するものであって、回転側スラスト軸受部材と一体に形成される。
ここでは、回転側スラスト軸受部材がオイルピックアップと一体に形成されており、部品数を削減することができる。その結果、製造コストを抑制しながら、過酷なスラスト摺動条件下でも運転可能なスクロール圧縮機を実現できる。
本発明の第9観点に係るスクロール圧縮機は、第1観点から第7観点のいずれかに係るスクロール圧縮機であって、オイルピックアップを更に備える。ケーシングの下部には、回転側スラスト面及び固定側スラスト面を潤滑するための油が貯留される油溜空間が形成される。クランク軸には、軸方向に延び、油が流れる油流路が形成される。オイルピックアップは、油溜空間と油流路とを連通させ、油流路に油を供給するものであって、回転側スラスト軸受部材と別体に形成される。
ここでは、オイルピックアップと回転側スラスト軸受部材とが別体であるため、回転側スラスト軸受部材を小型化できる。そのため、回転側スラスト軸受部材を容易に加工できる。
本発明に係るスクロール圧縮機では、クランク軸に窒化処理された鋼製の回転側スラスト軸受部材が装着される。回転側スラスト軸受部材の回転側スラスト面は、クランク軸を軸方向に支持する固定側スラスト軸受部材の固定側スラスト面と摺接する。回転側スラスト軸受部材を窒化処理された鋼製としたため、回転側スラスト軸受部材の耐摩耗性や摺動性が向上し、過酷なスラスト摺動条件下でも運転可能なスクロール圧縮機を実現できる。また、クランク軸全体ではなく、クランク軸に取り付けられる回転側スラスト軸受部材だけを窒化処理された鋼製としたため、製造コストの上昇を抑制できる。
本発明の実施形態に係るスクロール圧縮機の縦断面図である。 図1のスクロール圧縮機の回転側スラスト軸受部材の斜視図である。 図1のスクロール圧縮機のスラストプレートの平面図である。 図1のスクロール圧縮機で使用される回転側スラスト軸受部材及びスラストプレートの材料の組合せ(回転側:窒化処理されたFCD材、固定側:窒化処理されたSACM材)と、従来のスクロール圧縮機で使用される回転側スラスト軸受部材及びスラストプレートに相当する部分の材料の組合せ(回転側:非窒化処理のFCD材、固定側:浸炭焼入鋼材)とについて、耐摩耗性を比較した結果を示す図である。より具体的には、両組合せについて、回転側の材料からなる回転側試験部材を、固定側の材料からなる固定側試験部材に対して、実際の摺動条件に近いある条件下で一定期間摺動させた場合の、回転側試験部材及び固定側試験部材の摩耗量(重量)を示している。左側の枠内が、従来のスクロール圧縮機の材料の組合せについての結果であり、左側の棒グラフが回転側試験部材の摩耗量を、右側の棒グラフが固定側試験部材の摩耗量を示している。一方、右側の枠内が、図1のスクロール圧縮機の材料の組合せについての結果であり、左側の棒グラフが回転側試験部材の摩耗量を、右側の棒グラフが固定側試験部材の摩耗量を示している。 変形例Aに係るスラストプレートの平面図である。 変形例Bに係る回転側スラスト軸受部材と、スラストプレートと、の摺動部付近を示したスクロール圧縮機の縦断面図である。 変形例Cに係る回転側スラスト軸受部材と、スラストプレートと、の摺動部付近を示したスクロール圧縮機の縦断面図である。 変形例Cに係る回転側スラスト軸受部材を下方から見た平面図である。
本発明の一実施形態に係るスクロール圧縮機を、図面を参照しながら説明する。なお、下記の実施形態は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
(1)全体概要
図1に示されるスクロール圧縮機10は、蒸発器、凝縮器、及び膨張機構などと共に冷媒回路を構成し、その冷媒回路中を流れる冷媒を圧縮する役割を担うものである。
スクロール圧縮機10は、主に、ケーシング20、圧縮機構30、電動機40、クランク軸50、下部ハウジング60、下部軸受部65、回転側スラスト軸受部材70及びスラストプレート80を有する。以下、このスクロール圧縮機10の構成部品について詳述する。
なお、以下の説明では、図1の矢印Uの方向を上、矢印Uと逆方向を下と呼ぶ。
(2)詳細説明
(2−1)ケーシング
スクロール圧縮機10は、縦長円筒状のケーシング20を有する。ケーシング20は、図1のように、上下が開口した略円筒状の円筒部材21と、円筒部材21の上端及び下端にそれぞれ設けられた上蓋22及び下蓋23と、を有する。円筒部材21と、上蓋22及び下蓋23とは、気密を保つように溶接により固定される。
ケーシング20には、圧縮機構30、電動機40、クランク軸50、下部ハウジング60、下部軸受部65、回転側スラスト軸受部材70及びスラストプレート80を含むスクロール圧縮機10の構成機器及び構成部品が収容される。ケーシング20の下部には、回転側スラスト軸受部材70の回転側スラスト面71a及びスラストプレート80の固定側スラスト面80aを含む、スクロール圧縮機10の摺動部分を潤滑するための油Lが溜められる油溜空間25が形成される。
ケーシング20の上部には、圧縮機構30の圧縮対象であるガス冷媒を吸入する吸入管26が、上蓋22の側面を貫通して設けられる。吸入管26の一端は、後述する圧縮機構30の固定スクロール31に接続されており、吸入管26は、後述する圧縮機構30の圧縮室Scと連通する。吸入管26には、圧縮前の低圧のガス冷媒が流れる。
ケーシング20の円筒部材21の中間部には、ケーシング20外に吐出されるガス冷媒が通過する吐出管27が設けられる。より具体的には、吐出管27は、吐出管27のケーシング20内側の端部が、圧縮機構30のハウジング33の下方に形成される高圧空間S1に突き出すように配置される。吐出管27には、圧縮機構30により圧縮された高圧のガス冷媒が流れる。
(2−2)圧縮機構
圧縮機構30は、図1に示されるように、主に、固定スクロール31と、可動スクロール32と、ハウジング33と、を有する。固定スクロール31と可動スクロール32との間には、冷媒を圧縮する圧縮室Scが形成される。
(2−2−1)固定スクロール
固定スクロール31は、図1に示されるように、固定スクロール31の下面から突出する渦巻状の固定側ラップ31aと、固定側ラップ31aを囲む外縁部31bとを有する。
固定スクロール31の上面の略中央には、後述する圧縮室Scに連通する非円形形状の吐出口31cが、固定スクロール31を厚さ方向に貫通して形成される。圧縮室Scで圧縮されたガス冷媒は、吐出口31cから上方に吐出され、固定スクロール31及び後述するハウジング33に形成された図示しない冷媒通路を通過して高圧空間S1へ流入する。
外縁部31bは、固定スクロール31の下部外周縁に形成されると共に、全周にわたって外周側に突出する。固定スクロール31は、外縁部31bにおいて、ハウジング33に固定される。
(2−2−2)可動スクロール
可動スクロール32は、図1に示されるように、可動スクロール32の上面から突出する渦巻状の可動側ラップ32aと、可動スクロール32の下面から突出し、円筒状に形成されたボス部32bとを有する。
固定側ラップ31aと可動側ラップ32aとは、固定スクロール31の下面と可動スクロール32の上面とが対向するように組み合わされ、隣接する固定側ラップ31aと可動側ラップ32aとの間に圧縮室Scが形成される。
ボス部32bは、上端の塞がれた円筒状部分である。ボス部32bには後述するクランク軸50の偏心部51が挿入され、可動スクロール32とクランク軸50とが連結される。
可動スクロール32は、オルダムリング35を介して後述するハウジング33に支持される。オルダムリング35は、可動スクロール32の自転を防止し、公転をさせる部材である。ボス部32bに偏心部51が連結されたクランク軸50が回転されると、オルダムリング35により、可動スクロール32は固定スクロール31に対して自転することなく公転し、圧縮室Sc内の冷媒が圧縮される。
(2−2−3)ハウジング
ハウジング33は、ケーシング20の円筒部材21に圧入され、ハウジング33の外周面の全周が、円筒部材21の内周面に固定されている。ハウジング33の上部には、固定スクロール31の外縁部31bが密着するように、図示しないボルト等により固定されている。
ハウジング33には、図1のように、中央上部に、平面視において略円形状の凹部33aが形成されている。凹部33aの内側には、クランク軸50の偏心部51が連結された、可動スクロール32のボス部32bが収容される。
凹部33aの下部には、略円形状の軸受部33bが形成される。クランク軸50の主軸52は、軸受部33bを貫くように挿入される。軸受部33bは、主軸52を回転自在に軸支する。
(2−3)電動機
電動機40は、圧縮機構30を駆動する。電動機40は、図1のように、ケーシング20の円筒部材21の内壁面に固定された略環状のステータ41と、ステータ41の内側に僅かな隙間(エアギャップ通路)を空けて回転自在に収容されたロータ42とを有する。
ロータ42は、クランク軸50を介して可動スクロール32と連結される。ロータ42が回転することで、可動スクロール32は、固定スクロール31に対して公転する。
(2−4)クランク軸
クランク軸50は、図1のように、電動機40の駆動力を可動スクロール32に伝達する。クランク軸50は、ケーシング20の円筒部材21の軸心に沿って上下方向に延びるように配置され、電動機40のロータ42と、圧縮機構30の可動スクロール32とを連結する。
クランク軸50は、円筒部材21の軸心と中心軸が一致する主軸52と、円筒部材21の軸心に対して偏心した偏心部51とを有する。クランク軸50の内部には、油流路53が形成されている。
偏心部51は、主軸52の上端に配置され、可動スクロール32のボス部32bに連結される。
主軸52は、ハウジング33の軸受部33b及び後述する下部軸受部65により、回転自在に支持される。また、主軸52は、軸受部33bと下部軸受部65との間で、電動機40のロータ42と連結される。
油流路53は、摺動部に潤滑のための油Lを供給するための油流路である。油流路53は、クランク軸50の軸方向に、クランク軸50の下端から上端まで延び、クランク軸50の上下の端部で開口する。油流路53の下端側の開口には、後述する回転側スラスト軸受部材70が圧入されて固定されている。なお、圧入は固定方法の一例であり、これに限定されるものではない。回転側スラスト軸受部材70は、後述するように、オイルピックアップ73と一体に形成されており、油流路53には、オイルピックアップ73を介して、油溜空間25の油Lが供給される。油流路53に供給された油Lは、クランク軸50の上端の開口まで運ばれる。また、図1のように、油流路53は、ボス部32b及び下部軸受部65に油Lが供給されるようにクランク軸50の径方向にも延び、ボス部32b及び下部軸受部65の内面側で開口する。
(2−5)下部ハウジング
下部ハウジング60は、図1のように、電動機40の下方に配される。下部ハウジング60は、外周部がケーシング20に固定される。下部ハウジング60には、下部軸受部65及びスラストプレート80が固定される。
(2−6)下部軸受部
下部軸受部65は、クランク軸50の主軸52を回転自在に支持する。下部軸受部65は、図1のように、電動機40の下方に配置され、下部ハウジング60と固定されている。
(2−7)回転側スラスト軸受部材
回転側スラスト軸受部材70は、図1及び図2のように、スラスト受部71と、圧入部72と、オイルピックアップ73と、が一体に形成された部材である。回転側スラスト軸受部材70は、クランク軸50の下端に装着される。
回転側スラスト軸受部材70は、塩浴窒化処理されたFCD材(ダクタイル鋳鉄)製である。なお、塩浴窒化処理は、窒化処理方法の一例であり、ガス窒化処理、ガス軟窒化処理、酸窒化処理、浸硫窒化処理等により、回転側スラスト軸受部材70に窒化処理が施されていてもよい。また、回転側スラスト軸受部材70の材質は一例であり、例えばSACM材(アルミニウムクロムモリブデン鋼)が、回転側スラスト軸受部材70の材料として用いられてもよい。
スラスト受部71は、円筒状に形成され、クランク軸50の軸方向に延びる。スラスト受部71は、下端に回転側スラスト面71aを有する。回転側スラスト面71aは、回転側スラスト軸受部材70がクランク軸50と共に回転することで、スラストプレート80の固定側スラスト面80aと摺接する。回転側スラスト面71aは、平滑な平面である。なお、回転側スラスト面71aを含むスラスト受部71の下端部は、油溜空間25の油Lの中に浸漬されている。そのため、回転側スラスト面71aには常に油Lが供給されやすく、回転側スラスト面71aと固定側スラスト面80aとは流体潤滑が期待される。
圧入部72は、円筒状に形成され、スラスト受部71の上端から、クランク軸50の軸方向上方に延びる。圧入部72の外径は、スラスト受部71の外径よりも小さく形成されている。圧入部72は、クランク軸50に形成された油流路53の下端側の開口に圧入されている。回転側スラスト軸受部材70は、圧入部72でクランク軸50と連結される。
オイルピックアップ73は、スラスト受部71の下端から下方に延び、圧入部72の上端から上方に延びるように、スラスト受部71と圧入部72とを貫通して形成される。オイルピックアップ73の上端の開口は、クランク軸50に形成された油流路53内に配置される。オイルピックアップ73の下端の開口は、ケーシング20の下部に形成された油溜空間25に溜められた油L内に配置される。つまり、オイルピックアップ73は、ケーシング20の下部に形成された油溜空間25と、クランク軸50に形成された油流路53とを連通させる。回転側スラスト軸受部材70がクランク軸50と共に回転すると、差圧により油溜空間25の油Lが油流路53に供給される。
(2−8)スラストプレート
スラストプレート80は、クランク軸50に作用するスラスト荷重を受け、クランク軸50及びクランク軸50の下端に装着された回転側スラスト軸受部材70の下方への移動を規制する。言い換えれば、スラストプレート80は、クランク軸50を軸方向に支持する。図1のように、スラストプレート80は、回転側スラスト軸受部材70の下方に、油溜空間25の油Lの中に浸漬するよう配置されている。スラストプレート80は、ケーシング20の下部ハウジング60に固定されている。
スラストプレート80は、塩浴窒化処理が施されたSACM材製である。なお、塩浴窒化処理は、窒化処理方法の一例であり、ガス窒化処理、ガス軟窒化処理、酸窒化処理、浸硫窒化処理等により、スラストプレート80に窒化処理が施されていてもよい。また、スラストプレート80の材質は一例であり、例えばSCM材(クロムモリブデン鋼)が材料として用いられてもよい。
スラストプレート80は、図3のようなリング状の円板である。スラストプレート80の略中心には、貫通穴80cが形成されている。貫通穴80cには、スラスト受部71の下端から下方に延びるオイルピックアップ73が挿入されている。スラストプレート80は、回転側スラスト軸受部材70のスラスト受部71の回転側スラスト面71aと対向する、固定側スラスト面80aを有する。固定側スラスト面80aは、平滑な平面である。固定側スラスト面80aは、回転側スラスト軸受部材70がクランク軸50と共に回転することで、回転側スラスト軸受部材70のスラスト受部71の回転側スラスト面71aと摺接する。
(3)スクロール圧縮機の動作説明
スクロール圧縮機10の動作について図1を参照して説明する。
電動機40が駆動されると、ロータ42が回転し、ロータ42と連結されたクランク軸50が回転する。クランク軸50が回転することで、可動スクロール32が駆動される。可動スクロール32は、オルダムリング35の働きにより、自転せず、固定スクロール31に対して公転する。
可動スクロール32の公転に伴い、圧縮機構30の圧縮室Scの容積は周期的に変化する。圧縮室Scの容積が増加する際に、低圧のガス冷媒が、吸入管26を通って圧縮室Scに供給される。より具体的には、最周縁側の圧縮室Scの容積が増加する際に、吸入管26から供給される低圧のガス冷媒が、最周縁側の圧縮室Scに供給される。一方、圧縮室Scの容積が減少する際に、圧縮室Sc内でガス冷媒が圧縮され、最終的に高圧のガス冷媒となる。高圧のガス冷媒は、固定スクロール31の上面の中心付近に位置する吐出口31cから吐出される。その後、高圧のガス冷媒は、固定スクロール31及び後述するハウジング33に形成された図示しない冷媒通路を通過して、高圧空間S1へ流入する。高圧のガス冷媒は、最終的に吐出管27から吐出される。
(4)回転側スラスト軸受部材とスラストプレートとの摺動性及び耐摩耗性
以下に、本実施形態のスクロール圧縮機10で使用される回転側スラスト軸受部材70及びスラストプレート80の材料の組合せと、従来のスクロール圧縮機で使用される回転側スラスト軸受部材70及びスラストプレート80に相当する部分の材料の組合せと、について、摺動性及び耐摩耗性を比較した結果について説明する。
なお、従来のスクロール圧縮機の材料として、回転側(従来のスクロール圧縮機では一般にクランク軸)は窒化処理されないFCD材を、固定側は浸炭焼入鋼を想定している。
本実施形態のスクロール圧縮機10では、上述のように、回転側(回転側スラスト軸受部材70)の材料として塩浴窒化処理が施されたFCD材が使用され、固定側(スラストプレート80)の材料として塩浴窒化処理が施されたSACM材が使用されている。
下記の比較結果は、上記の両組合せについて、回転側の材料からなる回転側試験部材を、固定側の材料からなる固定側試験部材に対して実際の摺動条件に近いある条件下で摺動させ、摩擦係数と、所定期間摺動後に減少した回転側試験部材及び固定側試験部材の摩耗量(重量)とを実測した実験に基づくものである。
摺動性に関しては、本実施形態のスクロール圧縮機10の材料の組合せでは、従来のスクロール圧縮機で使用される材料の組合せに対し、摩擦係数を半分以下に低減できる。
耐摩耗性に関しては、図4のように、本実施形態のスクロール圧縮機10の材料の組合せ(図4の右側の枠内)では、従来のスクロール圧縮機で使用される材料の組合せ(図4の左側の枠内)に対し、特に回転側試験部材の摩耗量が十分の一以下に低減されている。つまり、回転側スラスト軸受部材70に窒化処理されたFCD材を用いることで、耐摩耗性を著しく向上させることができる。
なお、回転側スラスト軸受部材70のみを窒化処理された鋼材とするだけでも、回転側スラスト軸受部材70の摺動性や耐摩耗性が向上するが、スラストプレート80も窒化処理された鋼材とすることがより望ましい。
(5)特徴
(5−1)
本実施形態のスクロール圧縮機10では、ケーシング20と、下部ハウジング60と、圧縮機構30と、クランク軸50と、窒化処理された鋼製の回転側スラスト軸受部材70と、スラストプレート80と、を備える。下部ハウジング60は、ケーシング20に固定されている。圧縮機構30は、ケーシング20内に配され、固定スクロール31と可動スクロール32とを有する。クランク軸50は、可動スクロール32に連結されている。回転側スラスト軸受部材70は、クランク軸50に装着される。スラストプレート80は、下部ハウジング60に固定され、回転側スラスト軸受部材70の回転側スラスト面71aと対向し回転側スラスト面71aと摺接する固定側スラスト面80aを有し、クランク軸50を軸方向に支持する。
ここでは、回転側スラスト軸受部材70を窒化処理された鋼製としたため、回転側スラスト軸受部材70の耐摩耗性や摺動性が向上し、過酷なスラスト摺動条件下でも運転可能なスクロール圧縮機10を実現できる。
また、クランク軸50全体ではなく、クランク軸50に取り付けられる回転側スラスト軸受部材70だけを窒化処理された鋼製としたため、製造コストの上昇を抑制することができる。
例えば、本実施形態では、回転側スラスト軸受部材70だけを塩浴窒化処理すれば足りるため、クランク軸50全体を塩浴窒化処理する場合に比べ、一度に多数の回転側スラスト軸受部材70を塩浴窒化処理することができる。つまり、回転側スラスト軸受部材70だけを塩浴窒化処理する場合には、クランク軸50全体を塩浴窒化処理する場合に比べ、作業効率を向上させ、スクロール圧縮機10のコストダウンを図ることができる。
また、クランク軸50全体を塩浴窒化処理する場合には、塩浴窒化処理前に、塩浴窒化処理することが望ましくない部分、例えば軸受部33bや下部軸受部65内に配される部分に、マスキング処理をする必要が生じるが、回転側スラスト軸受部材70だけを塩浴窒化処理するのであれば、このような問題は生じず、作業量を抑制できる。
(5−2)
本実施形態のスクロール圧縮機10では、スラストプレート80は窒化処理された鋼製である。
このため、スラストプレート80の耐摩耗性や摺動性も向上させることができ、過酷なスラスト摺動条件下でも運転可能なスクロール圧縮機10を実現できる。
(5−3)
本実施形態のスクロール圧縮機10では、回転側スラスト軸受部材70は、FCD材又はSACM材である。
ここでは、回転側スラスト軸受部材70の材料が耐摩耗性に優れるため、過酷なスラスト摺動条件下でも運転可能なスクロール圧縮機10を実現できる。
(5−4)
本実施形態のスクロール圧縮機10では、スラストプレート80は、SACM材又はSCM材である。
これにより、過酷なスラスト摺動条件下でも運転可能なスクロール圧縮機10を実現できる。
(5−5)
本実施形態のスクロール圧縮機10では、固定側スラスト面80aは平坦である。
これにより、スラストプレート80と回転側スラスト軸受部材70との摺動性が向上する。
(5−6)
本実施形態のスクロール圧縮機10では、回転側スラスト軸受部材70は、クランク軸50の可動スクロール32とは反対側の端部に圧入される。
ここでは、回転側スラスト軸受部材70はクランク軸50の端部に圧入される部材であるため、クランク軸50全体を窒化処理された鋼製とする場合に比べ、製造コストの上昇を抑制することができる。
(5−7)
本実施形態のスクロール圧縮機10では、オイルピックアップ73を更に備える。ケーシング20の下部には、回転側スラスト面71a及び固定側スラスト面80aを潤滑するための油Lが貯留される油溜空間25が形成される。クランク軸50には、軸方向に延び、油Lが流れる油流路53が形成される。オイルピックアップ73は、油溜空間25と油流路53とを連通させ、油流路53に油Lを供給するものであって、回転側スラスト軸受部材70と一体に形成される。
ここでは、回転側スラスト軸受部材70がオイルピックアップ73と一体に形成されており、部品数を削減することができる。その結果、製造コストを抑制しながら、過酷なスラスト摺動条件下でも運転可能なスクロール圧縮機10を実現できる。
(6)変形例
以下に本実施形態の変形例を示す。なお、複数の変形例を適宜組み合わせてもよい。
(6−1)変形例A
上記実施形態では、スラストプレート80は平坦な固定側スラスト面80aを有するが、これに限定されるものではない。例えば、図5に示したスラストプレート81のように、固定側スラスト面81aに油溝81bが形成されていてもよい。
これにより、固定側スラスト面81aと回転側スラスト面71aとの間に油が供給されやすくなり、固定側スラスト面81aと回転側スラスト面71aとが流体潤滑される。そのため、固定側スラスト面81aと回転側スラスト面71aとの摺動性が向上し、信頼性の高いスクロール圧縮機10を実現できる。
(6−2)変形例B
上記実施形態の、回転側スラスト軸受部材70の形状は図2のものに限定されるものではなく、例えば図6のように、スラスト受部171の軸方向長さを短く形成した回転側スラスト軸受部材170であってもよい。これにより使用される材料の量を抑制することができ、コストの抑制を図ることができる。
なお、スラスト受部171の可動側スラスト面171aは、油Lの中に浸漬されている必要はないが、可動側スラスト面171aと固定側スラスト面80aとの摺動性の観点から、可動側スラスト面171aは、油Lの中に浸漬されていることが望ましい。
(6−3)変形例C
上記実施形態では、オイルピックアップ73は、回転側スラスト軸受部材70と一体に形成されているが、これに限定されるものではなく、図7のように、オイルピックアップ290と、回転側スラスト軸受部材270とを独立した部材としてもよい。
これにより、回転側スラスト軸受部材270を小型化でき、回転側スラスト軸受部材270を容易に加工することができる。
なお、回転側スラスト軸受部材270は、図7及び図8のように、リング状に形成された底部を有する筒状の部材である。回転側スラスト軸受部材270の底部の下面が、スラストプレート80の固定側スラスト面80aと摺動する回転側スラスト面270aとなる。回転側スラスト軸受部材270の底部に形成された貫通穴270cには、オイルピックアップ290が挿入されている。
回転側スラスト軸受部材270は、クランク軸50に形成された油流路53の下端側の開口に圧入されるものではなく、主軸52の下端が、回転側スラスト軸受部材270の筒部270bに圧入されることで、回転側スラスト軸受部材270とクランク軸50とは固定される。
本発明は、製造コストの上昇を抑制しつつ、過酷なスラスト摺動条件下でも運転可能なスクロール圧縮機として有用である。
10 スクロール圧縮機
20 ケーシング
25 油溜空間
30 圧縮機構
31 固定スクロール
32 可動スクロール
50 クランク軸
53 油流路
60 下部ハウジング(ハウジング)
70,170,270 回転側スラスト軸受部材
71a,171a,270a 回転側スラスト面
73,173,290 オイルピックアップ
80,81 スラストプレート(固定側スラスト軸受部材)
80a,81a 固定側スラスト面
L 油
特開2004−124780号公報

Claims (9)

  1. ケーシング(20)と、
    前記ケーシングに固定されたハウジング(60)と、
    前記ケーシング内に配され、固定スクロール(31)と可動スクロール(32)とを有する圧縮機構(30)と、
    前記可動スクロールに連結されたクランク軸(50)と、
    前記クランク軸に装着された、窒化処理された鋼製の回転側スラスト軸受部材(70,170,270)と、
    前記ハウジングに固定され、前記回転側スラスト軸受部材の回転側スラスト面(71a,171a,271a)と対向し前記回転側スラスト面と摺接する固定側スラスト面(80a,81a)を有し、前記クランク軸を軸方向に支持する固定側スラスト軸受部材(80,81)と、
    を備えた、
    スクロール圧縮機(10)。
  2. 前記固定側スラスト軸受部材は窒化処理された鋼製である、
    請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記回転側スラスト軸受部材は、FCD材又はSACM材である、
    請求項1又は2に記載のスクロール圧縮機。
  4. 前記固定側スラスト軸受部材は、SACM材又はSCM材である、
    請求項1から3のいずれかに記載のスクロール圧縮機。
  5. 前記固定側スラスト面(80a)は平坦である、
    請求項1から4のいずれかに記載のスクロール圧縮機。
  6. 前記固定側スラスト面(81a)には、油溝が形成されている、
    請求項1から4のいずれかに記載のスクロール圧縮機。
  7. 前記回転側スラスト軸受部材は、前記クランク軸の前記可動スクロールとは反対側の端部に圧入される、
    請求項1から6のいずれかに記載のスクロール圧縮機。
  8. オイルピックアップ(73,173)を、
    更に備え、
    前記ケーシングの下部には、前記回転側スラスト面及び前記固定側スラスト面を潤滑するための油(L)が貯留される油溜空間(25)が形成され、
    前記クランク軸には、前記軸方向に延び、前記油が流れる油流路(53)が形成され、
    前記オイルピックアップは、前記油溜空間と前記油流路とを連通させ、前記油流路に前記油を供給するものであって、前記回転側スラスト軸受部材(70,170)と一体に形成される、
    請求項1から7のいずれかに記載のスクロール圧縮機。
  9. オイルピックアップ(290)を、
    更に備え、
    前記ケーシングの下部には、前記回転側スラスト面及び前記固定側スラスト面を潤滑するための油(L)が貯留される油溜空間(25)が形成され、
    前記クランク軸には、前記軸方向に延び、前記油が流れる油流路(53)が形成され、
    前記オイルピックアップは、前記油溜空間と前記油流路とを連通させ、前記油流路に前記油を供給するものであって、前記回転側スラスト軸受部材(270)と別体に形成される、
    請求項1から7のいずれかに記載のスクロール圧縮機。
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