JP2014046911A - 電気自動車の車室内温度調整システム - Google Patents

Abstract

【課題】 従来の電気自動車は電気を動力源にしたコンプレッサーを用いてエンジン付き自動車と同じような方法で冷房を行っていた。また、暖房はエンジンの冷却水の温度を利用して効率的に行うエンジン付き自動車と同じ方法をとれなく、電力を多く消費するヒーターによって行っている
【解決手段】 図１に示すように、バッテリー充電用のコンセント１から枝分かれした配線２は冷凍・加熱庫３につながる。
冷凍・加熱庫３には送風時に開く窓がありそれぞれ送風窓５と空気取入窓６とになっている。冷凍・加熱庫３の送風窓５には送風用ファン７と送風ダクトホース８が備えられ送風ダクトホース８の先端は車室内に伸び車室内送風口９となっている。畜冷・熱剤１０に蓄えられた冷・熱風は送風ダクトホース８介して車室内に吹き出される。
【選択図】図１

Description

発明の詳細な説明

本願発明は、電気自動車の車室内温度調整システムの構造に関するものである。

従来の電気自動車は電気を動力源にしたコンプレッサーを用いてエンジン付き自動車と同じような方法で冷房を行っていた。また、暖房はエンジンの冷却水の温度を利用して効率的に行うエンジン付き自動車と同じ方法をとれなく、電力を多く消費するヒーターによって行っている。

発明が解決しようとしている課題

従来の電気自動車は車室内温度調整に電気を大量に必要とし、電気自動車の駆動用のバッテリーの負担を大きくして航続距離の低下を招いていた。その事が電気自動車の普及の妨げの理由にもなっている。

課題を解決するための手段

本願請求項に記載の発明に係る電気自動車の車室内温度調整システムの構造は、上記の課題を解決するため、下記の構成を有している。
（ア）電源を車外に求める冷凍・加熱庫を備え畜冷・熱剤を冷凍及び加熱出来るようにな っていること。また、畜冷・熱剤は冷凍・加熱庫内から取出し自由になっているこ と。
（イ）前記冷凍庫には任意に開閉できる窓状の穴が一か所以上設けられていること。
（ウ）前記窓状の穴の最低一か所には車両の室内に通ずるダクトが設けられていること。
（エ）前記ダクトには送風用のファンが備えられ前期冷凍・加熱庫内の前期畜冷・熱剤が 蓄えた冷・熱気を車内に送り出せるようになっていること。

発明の効果

本発明の電気自動車の車室内温度調整システムは、電気自動車が必ず行う駆動用バッテリーへの充電を行っている時に前期冷凍・加熱庫へも電力を供給することで前期畜冷・熱剤を冷やし、前期畜冷・熱剤から発する冷・熱気を車室内に送ることで冷暖房を行うことから駆動用バッテリーへの影響は無く航続距離の低下の問題も起こらない。

本願発明の係る電気自動車の車室内温度調整システムの構造の形態を図に表し、その図を用いて説明する。
図１は、本願発明の電気自動車の車室内温度調整システムの構造を表している。

図１に示すように、バッテリー充電用のコンセント１から枝分かれした配線２は冷凍・加熱庫３につながる。また、冷凍・加熱庫３は独自の電源コンセント４も備えることで駆動用バッテリーの充電時以外でも作動することができる。

冷凍・加熱庫３には送風時に開く窓がありそれぞれ送風窓５と空気取入窓６とになっている。冷凍・加熱庫３の送風窓５には送風用ファン７と送風ダクトホース８が備えられ送風ダクトホース８の先端は車室内に伸び車室内送風口９となっている。冷凍・加熱庫３には畜冷・熱剤１０が納められている。

電気自動車の車内温度調整システムの構造を説明するための図

１−バッテリー充電用のコンセント
２−枝分かれした配線
３−冷凍・加熱庫
４−電源コンセント
５−送風窓
６−空気取入窓
７−送風用ファン
８−送風ダクトホース
９−車室内送風口
１０−畜冷・熱剤

Claims (1)

1. 下記の要件を特徴とする、電気自動車の車室内温度調整システム
   （ア）電源を車外に求める冷凍・加熱庫を備え畜冷・熱剤を冷凍及び加熱出来るようにな っていること。また、畜冷・熱剤は冷凍・加熱庫内から取出し自由になっているこ と。
   （イ）前記冷凍庫には任意に開閉できる窓状の穴が一か所以上設けられていること。
   （ウ）前記窓状の穴の最低一か所には車両の室内に通ずるダクトが設けられていること。
   （エ）前記ダクトには送風用のファンが備えられ前期冷凍・加熱庫内で前期畜冷・熱剤が 蓄えた冷・熱気を車内に送り出せるようになっていること。

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