JP2014046465A - 板材、当該板材の製作方法、当該製作方法に用いる掘削工具、及び家具 - Google Patents

板材、当該板材の製作方法、当該製作方法に用いる掘削工具、及び家具 Download PDF

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Abstract

【課題】デザイン性が高い立体的形状を有しつつも、工業生産的に量産可能なシンプルな形状を有する板材を実現する。
【解決手段】所定厚みを有する板材100において、おもて面に形成された複数の第1凹部20aと、うら面に第1凹部20aとは互い違いの位置に形成された複数の第2凹部30a,30b,30c,30dと、第1凹部20aの凹面と前記第2凹部30a,30b,30c,30dの凹面とのオーバーラップ部分に形成されて表裏に貫通した貫通孔40a,40b,40c,40dと、を備えさせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定厚みを有する板材、当該板材の製作方法、当該製作方法に用いる掘削工具、及び所定厚みの構造材を有する家具に関する。
従来、テーブルの天板や屏風のように表面に露出させて用いられる家具の構造材や、建物の壁面に用いられる建築材などには、機能性を充足するだけでなく、観察者がデザインを楽しめるように、そのデザイン性(形状や模様、色彩、又はこれらの結合)についても工夫がなされることが多い。これら構造材や建築材などにデザイン性を付与する手法としては、(1)表面に直接塗料などを付着させる方法、(2)表面に壁紙等の薄い装飾材を貼着する方法、(3)構造材や建築材自体をデザイン性のある形状を加工する方法、等がある。
ここで、上述した(1)の方法及び(2)の方法で実現される形状は表面的な形状であるため、模様や色彩に係るデザイン性は付与しやすいが、凹凸が少ないため立体感に乏しく、光に応じた陰影を楽しむような形状のデザイン性を付与することが難しかった。
また、上述した(3)の方法では、工業生産容易性とデザイン性とを両立することが難しかった。すなわち、陰影に富む十分な立体感を有したデザイン性の高い形状を実現しようとすると、工業生産的な量産が難しい一品製作物になりがちであり、その一方で、工業生産的に量産可能な形状にしてしまうと、デザイン性の十分に高い立体的形状の実現が難しいという課題があった。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、デザイン性が高い立体的形状を有しつつも、工業生産的に量産可能なシンプルな形状を実現した板材、当該板材の製作方法、及び当該板材の製作に用いる工具の提供を目的とする。
本発明の態様の1つは、所定厚みを有する板材であって、前記板材のおもて面に形成された第1凹部と、前記板材のうら面に前記第1凹部とは互い違いの位置に形成され、その形成範囲が前記第1凹部の形成範囲と部分的にオーバーラップする第2凹部と、を備え、前記第1凹部の凹面と前記第2凹部の凹面とのオーバーラップ部分に、前記第1凹部と前記第2凹部との間を貫通した貫通孔が形成されていることを特徴とする板材である。
この態様に係る板材は、おもて面側から形成された第1凹部と、うら面側から形成された第2凹部と、これら第1凹部と第2凹部のオーバーラップ部分に自然に形成される独特な形状の貫通孔と、を有しているため、陰影に富んだ立体的な形状が実現されている。また、この態様に係る板材を製作する場合、おもて側から第1凹部を形成する工程と裏側から第2凹部を形成する工程を行うだけでよいため、工業生産的に量産可能である。
また、本発明の選択的な態様の1つにおいて、前記第1凹部と前記第2凹部は、それぞれ複数形成されており、規則的に互い違いの位置に形成され、隣接する位置に形成される他方の凹部の凹面とのオーバーラップ部分に前記貫通孔がそれぞれ形成されていること特徴とする。
この態様に係る板材は、前記板材のおもて面に規則的に前記第1凹部を形成し、前記板材のうら面に規則的に前記第2凹部を形成し、これら第1凹部と第2凹部が規則的に互い違いの位置に形成するというシンプルな工業的過程を行うだけで、隣接する位置に形成される他方の凹部の凹面とのオーバーラップ部分に、規則的に前記貫通孔がそれぞれ形成される。これにより、陰影に富んだ非常に美しい立体的形状が板材に付与される。
また、本発明の選択的な態様の1つにおいて、前記貫通孔は、略オーバル形状であることを特徴とする。
ここで、オーバルとは、幾何学上、(1)微分可能な(スムーズな・滑らかな)曲線であり、(2)交差しておらず、凸状で、閉じた、平面上の曲線であり、(3)形が円や長円からあまり違わず、(4)最低一箇所、線対称な部分がある曲線を指す。ただし、ここで言う略オーバル形状については、(4)の要件は必須ではなく、(1)〜(3)の要件を備えた縁部を有する形状を指すものとする。
通常、略オーバル形状の貫通孔を実現するには、前記第1凹部や前記第2凹部を形成する工程のみならず、前記板材を掘削にて製作する場合はドリル等を用いた工程が別途に必要であり、樹脂成形にて板材を製作する場合は金型に特殊な構造を追加する必要がある。しかしながら、本態様に係る板材は、前記第1凹部と前記第2凹部とを適切な位置と形状で形成するのみで、略オーバル形状の貫通孔を容易に実現することができる。すなわち、前記板材の工業生産性を維持しつつ、デザイン性の高い略オーバル形状の貫通孔を形成し、板材に付与されるデザイン性を高めることができる。
また、本発明の選択的な態様の1つにおいて、前記貫通孔の縁は、端に近づくほど徐々に薄くなる尖形であることを特徴とする。
この態様に係る板材では、前記貫通孔の縁が端に近づくほど徐々に薄くなる尖形であるため、うら面やおもて面から光を投射して前記板材の凹凸に係る立体的な陰影を作りだそうとした場合に、投射する光の投射角度、光源の位置や性能に係る制限が少ない。他方、前記貫通孔が筒型等のように端部が尖形でない形に形成されてしまうと、仮に前記板材のうら面から光を投射しても、うら面に対して垂直に投射しない限り表側へ光が通過しづらいし、板材のうら面に対して光を垂直に投射したとしても、投射された光を板材のおもて側から観察できる角度は極めて限定される。すなわち、本態様に係る板材によれば、多様な陰影を実現して楽しむ事ができる。
また、本発明の選択的な態様の1つにおいて、前記第1凹部の最大深さと前記第2凹部の最大深さは、何れも前記所定厚みより小さく、前記所定厚みの半分以上であることを特徴とする。
このような深さに前記第1凹部と前記第2凹部を形成することにより、第1凹部と第2凹部とがオーバーラップしやすくなり、第1凹部と第2凹部とを形成するだけで前記貫通孔を形成することが簡単かつ容易に実現できるようになる。
また、本発明の選択的な態様の1つにおいて、前記第1凹部及び前記第2凹部は、開口縁部から中央部に近づくほど徐々に深くなる曲面を有し、前記貫通孔は、前記曲面に形成されていることを特徴とする。
このような曲面に前記貫通孔を形成することにより、上述した略オーバル形状の貫通孔が容易に実現され、前記第1凹部や前記第2凹部のデザイン性が向上し、更には、板材のおもて面やうら面に作り出される陰影を興趣に富んだものとすることができる。
また、本発明の選択的な態様の1つにおいて、前記第1凹部及び前記第2凹部の開口は、楕円形、円形、又は角丸矩形であることを特徴とする。
このような開口形状とすることにより、前記第1凹部や前記第2凹部の形状と、独特な形状である貫通孔との親和性が高まり、デザイン性が向上する。
また、本発明の態様の1つは、上述した板材の何れかの製作方法であって、前記おもて面の側から回転刃で掘削して前記第1凹部を形成する第1掘削工程と、前記うら面の側から回転刃で掘削して前記第2凹部を形成する第2掘削工程と、を含んで構成され、前記第1掘削工程と前記第2掘削工程を行う事により前記貫通孔が形成されることを特徴とする板材の製作方法である。
また、本発明の態様の1つは、上述した製作方法における第1掘削工程と第2掘削工程において用いる掘削工具であって、回転軸を軸心とする円柱状の基部と、前記基部の先端から左右に開くように延設された2枚の刃部と、を備え、前記刃部は、前記回転軸の軸心から外方へ延びる略扇形の面を有しており、前記略扇形の面は、直線状の辺の一方が軸心に沿って配向し、直線状の辺の他方が前記基部の先端から周方向に向けて配向し、扇形の曲線部の先端に掘削刃が形成されており、前記回転軸を軸心として回転したとき、前記刃部の描くカーブが、前記第1凹部や前記第2凹部が有する曲面の形状に略一致していることを特徴とする掘削工具である。
また、本発明の態様の1つは、所定厚みの構造材を有する家具であって、前記構造材のおもて面に形成された第1凹部と、前記構造材のうら面に前記第1凹部とは互い違いの位置に形成され、その形成範囲が前記第1凹部の形成範囲と部分的にオーバーラップする第2凹部と、を備え、前記第1凹部の凹面と前記第2凹部の凹面とのオーバーラップ部分に、前記第1凹部と前記第2凹部との間を貫通した貫通孔が形成されていることを特徴とする家具である。
なお、以上説明した板材は、他の建築物や家具に組み込まれた状態で実施されたり他の方法とともに実施されたりする等の各種の態様を含む。また、以上説明した板材の製作方法は、他の建築物や家具の製作方法の一環として実施されたり他の方法とともに実施されたりする等の各種の態様を含む。また、本発明は上述した板材の製作方法の各工程に対応した機能を、工作機械を制御するためのコンピュータに実現させるプログラム、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、等としても実現可能である。
本発明によれば、デザイン性が高い立体的形状を有しつつも、工業生産的に量産可能なシンプルな形状を有する板材を実現することができる。
第1実施形態に係る板材のおもて面の形状を示す斜視図である。 第1実施形態に係る板材のうら面の形状を示す斜視図である。 板材を用いて作成された扉の図である。 板材を用いて作成された家具の図である。 建築材として板材を使用した状態の図である。 第1掘削工程を説明する図である。 第1貫通孔形成工程を説明する図である。 第2掘削工程を説明するための図である。 第2貫通孔形成工程を説明する図である。 第1の掘削工具の形状を示す図である。 第2の掘削工具の形状を示す図である。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)板材の形状:
(2)板材の製作方法:
(3)まとめ:
(1)板材の形状:
図1は、本実施形態に係る板材のおもて面の形状の具体的な一例を示す斜視図であり、図2は、本実施形態に係る板材のうら面の形状の具体的な一例を示す斜視図である。なお、これらの図には、板材100の一部を切り出した物を拡大して示してある。
板材100は、所定厚みを有する板本体10、板本体10のおもて面に形成された第1凹部20、及び、板本体10のうら面に形成された第2凹部30、を備えている。具体的には、板本体10のおもて面には、図1(a)に示すように、複数の第1凹部20a,20b,20c,・・・が規則的に形成されており、板本体10のうら面には、図1(b)に示すように、複数の第2凹部30a,30b,30c,・・・が規則的に形成されている。なお、板材100に形成される第1凹部20a,20b,20c,・・・や第2凹部30a,30b,30c,・・・については、その構成比率を変更したり、連続する単位の数を増減したりしてもよい。
なお、本実施形態においては、複数の第1凹部20a,20b,20c,・・・は同一形状とし、複数の第2凹部30a,30b,30c,・・・も同一形状としてあるため、以下では、板本体10のおもて面に形成される第1凹部のうち、主として、第1凹部20aを例に取り説明を行うこととし、板本体10のうら面に形成される第2凹部については、主として、第1凹部20aに隣接して設けられる第2凹部30a,30b,30c,30dについて説明を行うことにする。
図1において、おもて面に形成される第1凹部20aやうら面に形成される第2凹部30a,30b,30c,30dは、楕円形の開口を有している。ただし、第1凹部20aや第2凹部30a,30b,30c,30dの開口形状は、楕円形に限定されるものではなく、例えば、円形や角丸矩形であってもよい。また、その他、様々な形状としても、むろん構わない。
また、図1において、おもて面に形成される第1凹部20aやうら面に形成される第2凹部30a,30b,30c,30dは、開口縁部から凹みの中央部に近づくにつれて徐々に深くなる曲面を有している。このような曲面は、例えば、板材100のxy平面を横断する横断面において、その形状が二次曲線状、角丸コ字型、角丸逆台形等の形状になる曲面等である。ただし、第1凹部20aや第2凹部30a,30b,30c,30dの有する曲面は、これらに限定される物ではなく、その他、様々な曲面形状としても、むろん構わない。
図2(a)は、第1凹部20aと第2凹部30a,30b,30c,30dの位置関係を示す平面図であり、図2(b)は、図2(a)のA−A’断面の断面図であり、図2(c)は、図2(a)のA−A’断面の断面図において、第1凹部20aと第2凹部30a,30b,30c,30dの重複箇所における凹み面の位置関係を示した図である。
図2(a)において、第1凹部20aと第2凹部30a,30b,30c,30dは、図2のxy方向において、互いに異なる位置に形成されており、より具体的には、互い違いの位置に形成されている。また、図2(a)のxy方向において、第1凹部20aと第2凹部30a,30b,30c,30dは、互いにその一部が重複しあうような位置に形成されている。
また、図2(b)に示すように、第1凹部20aの最大深さΔd1と第2凹部30a,30b,30c,30dの最大深さΔd2は、何れも板材100の厚みであるΔd0よりも小さく、且つ、Δd0の半分以上の深さであり、好適にはΔd0の2/3以上の深さとする。
そして、図2(c)に示すように、隣接する第1凹部20aと第2凹部30a,30b,30c,30dは、xy方向において重複する箇所において、凹面が互いにオーバーラップするオーバーラップ部分を有するように形成されている。すなわち、第1凹部20aを形成するとともに第2凹部30a,30b,30c,30dを隣接して形成すると、xy方向において重複する箇所であって凹面のオーバーラップ部分に、自然と貫通孔40a,40b,40c,40dが形成されることになる。
より具体的には、図2(a)においては、板材100のおもて面側から見ると、おもて面に形成される第1凹部20aの左上部分とうら面に形成される第2凹部30aの右下部分が重複しており、この重複部分において第1凹部20aの凹面と第2凹部30aの凹面とのオーバーラップ部分に貫通孔40aが形成される。これは、板材100のうら面側から見ると、うら面に形成される第2凹部30aの左下部分とおもて面に形成される第1凹部20aの右上部分との重複部分に貫通孔40aが形成されることに相当する。
また、おもて面に形成される第1凹部20aの右上部分とうら面に形成される第2凹部30bの左下部分が重複しており、この重複部分において第1凹部20aの凹面と第2凹部30aの凹面とのオーバーラップ部分に貫通孔40bが形成される。これは、板材100のうら面側から見ると、うら面に形成される第2凹部30bの右下部分とおもて面に形成される第1凹部20aの左上部分との重複部分に貫通孔40bが形成されることに相当する。
また、おもて面に形成される第1凹部20aの右下部分とうら面に形成される第2凹部30cの左上部分が重複しており、この重複部分において第1凹部20aの凹面と第2凹部30cの凹面とのオーバーラップ部分に貫通孔40cが形成される。これは、板材100のうら面側から見ると、うら面に形成される第2凹部30cの右上部分とおもて面に形成される第1凹部20aの左下部分との重複部分に貫通孔40cが形成されることに相当する。
また、おもて面に形成される第1凹部20aの左下部分とうら面に形成される第2凹部30dの右上部分が重複しており、この重複部分において第1凹部20aの凹面と第2凹部30dの凹面とのオーバーラップ部分に貫通孔40dが形成される。これは、板材100のうら面側から見ると、うら面に形成される第2凹部30dの左上部分とおもて面に形成される第1凹部20aの右下部分との重複部分に貫通孔40dが形成されることに相当する。
また、図1や図2(b)(c)に示すように、第1凹部20a及び第2凹部30a,30b,30c,30dの凹面は、開口縁部から離れるに従って徐々に深くなる曲面を有している。従って、第1凹部20aと第2凹部30a,30b,30c,30dの重複箇所に形成される貫通孔40a,40b,40c,40dは、第1凹部20aと第2凹部30a,30b,30c,30dの曲面の形状に応じた略オーバル形状となる。
ここで、オーバルとは、幾何学上、(1)微分可能な(スムーズな・滑らかな)曲線であり、(2)交差しておらず、凸状で、閉じた、平面上の曲線であり、(3)形が円や長円からあまり違わず、(4)最低一箇所、線対称な部分がある曲線を指すが、本実施形態で言う略オーバル形状については(4)の要件は必須ではなく、(1)〜(3)の要件を備えた縁部を有する形状を指すものとする。
このようにして形成される貫通孔40a,40b,40c,40dの縁は、縁は端に近づくほど徐々に薄くなる尖形になっている。これにより、うら面やおもて面から光を投射して前記板材の凹凸に係る立体的な陰影を作りだそうとした場合に、投射する光の投射角度、光源の位置や性能に係る制限が少なくなる。なお、貫通孔40の縁部は、第1凹部20aや第2凹部30a,30b,30c,30dの形成により自然と形成された後、ヤスリなどの工具を用いて滑らかに加工し、その尖端のバリを取ったり形を整えたりしてもよい。
また、第1凹部20aや第2凹部30a,30b,30c,30dの底部略中央には、円形又は楕円形の貫通孔50a,50b,50c,50d,50eが形成されている。これらの貫通孔50a,50b,50c,50d,50eは、第1凹部20aや第2凹部30a,30b,30c,30dの形成とは別途に形成される。第1凹部20aの底部略中央に形成される貫通孔50aは、うら面から見ると、第2凹部30a,30b,30c,30dと重複しない位置に形成されており、第2凹部30a,30b,30c,30dの底部略中央に形成される貫通孔50b,50c,50d,50eは、おもて面から見ると、第1凹部20aと重複しない位置に形成されている。
このように第1凹部20aや第2凹部30a,30b,30c,30dに貫通孔50a,50b,50c,50d,50eを形成することにより、第1凹部20a、第2凹部30a,30b,30c,30d及び貫通孔40a,40b,40c,40dの立体的形状と相まって、よりデザイン性の高い立体的形状が実現される。さらに、貫通孔40a,40b,40c,40dを通過する光と貫通孔50a,50b,50c,50d,50eを通過する光の競演により、より美しい光のグラデーションやコントラストが実現される。なお、貫通孔40a,40b,40c,40dの形状は、様々に変更可能であるが、例えば、第1凹部20a、第2凹部30a,30b,30c,30d及び貫通孔50a,50b,50c,50d,50eとの親和性を高める場合は、円形、楕円形、角丸矩形などとすることが考えられる。
以上説明した板材100は、光を投射方向に応じて各種の絶妙な陰影が生まれる。特に、おもて面に光沢のある塗料などを塗布して光沢仕上げすると、そのおもて面に投射した光の反射と、第1凹部の曲面の陰影と、貫通孔40a,40b,40c,40dや貫通孔50a,50b,50c,50d,50eを通して観察されるうら面側の状況(光や影、光景等)とが非常に美しい造形的・未来的なデザインを作り出す。そのため、板材100を家具や装飾材に用いることにより、そのデザイン性の高めることができる。
図3〜5は、以上説明した板材を用いて作成された製品の一例である。図3は、板材100を用いて作成された扉(同図に示してあるのは、演劇場の舞台袖を装飾する扉)であり、図4は、板材100を用いて作成された家具であり(同図に示してあるのは、屏風)、図5は建築材として板材100を使用した状態の図である(同図に示してあるのは、エレベーター横の壁面に埋め込んだ状態)。
これら製品においては、うら面から光が当たっている状態でおもて面側から観察したとき、又は、そのおもて面から光が当たっている状態でうら面側から観察したときに、板材100自体に非常に美しい陰影が現出される。さらに、うら面もしくはおもて面から光が投射されたときに、製品を通過して床面等の投影面にも、非常に美しい陰影が現出される。なお、投射する光は、自然光であってもよいし人口光であってもよい。また、観察面と同じ側の面から光を照射してもよいし、観察面と反対側から光を照射してもよい。
その他、板材100は、おもて面を上面としてガラス天板をおもて面上に載置するとともにうら面側に脚部を取り付けてテーブルを作成したり、照明機器のランプシェードとして板材100を用いたりする等、その応用範囲は多岐に亘る。
(2)板材の製作方法:
次に、板材100の製作方法について説明する、なお、以下で説明する第2実施形態に係る板材100の製作方法においては、掘削工具の回転刃で第1凹部や第2凹部を掘削することにより板材100を製作しているが、板材100の製作方法はこれに限るものではなく、例えば、金型を用いた樹脂成型にて製作してもよい。
図6〜9は、板材の製作方法の一例を示す図である。これらの図の(a)にはおもて面から見た板材100の部分的な平面図を示し、(b)には同じ図の(a)に示すa−a’断面の断面図を示し、(c)には同じ図の(a)に示すb−b’断面の断面図を示し、(d)には同じ図の(a)に示すc−c’断面の断面図を示してある。
図6は、第1凹部20aを形成するための第1掘削工程S1を説明する図である。第1掘削工程S1においては、板材100のおもて面を上にして所定の作業台上に固定し、図10に示す掘削工具E1の回転軸A1を板材100のおもて面に対して略垂直に配向させつつ、板材100おもて面側から押し当てて、掘削工具E1の先端が板材100のおもて面から所定深さΔd1となるまで掘削する。なお、図10には、(a)に掘削工具E1の側面図を示し、(b)に掘削工具E1の斜視図を示してある。
ここで、掘削工具E1は、回転軸A1を軸心とする円柱状の基部E11、基部E11の先端から左右に開くように延設された2枚の刃部E12,E13、を備えている。刃部E12,E13は、回転軸A1の軸心から外方へ延びる略扇形の面を有している。この扇形の面は、直線状の辺の一方を軸心に沿わせて配向し、直線状の辺の他方を基部E11の先端から周方向に配向しており、扇形の曲線部の先端は、尖形に形成された掘削刃になっている。そして、刃部E12,E13は、その略扇形の面の背面側(掘削工具E1の回転方向と逆側)が、掘削刃Bから回転軸A1に近づくにつれて徐々に厚くなるようなふくらみを持った形状となっている。
また、掘削工具E1が回転軸A1を軸心として回転したとき、刃部E12,E13の描くカーブC1は、上述した第1凹部20aや第2凹部30a,30b,30c,30dが有する曲面の形状に一致している。すなわち、カーブC1を有する刃部E12,E13にて板材100を掘削することにより、第1凹部20aの凹面に形成されていた曲面を実現することができる。
そして、掘削工具E1を板材100のおもて面に対して略垂直に配向させたまま、図6(a)の動線D1に沿って水平移動させていく。この動線D1は、第1凹部20aの開口縁部に沿っており、開口縁部から内方に一定距離(掘削工具E1の半径分に相当)だけ変位した位置にある。これにより、第1凹部20aのおおまかな形が形成される。
ただし、第1掘削工程S1の終了時点では、図6(a)に示すように、第1凹部20aの中央部に、同図の上下方向に延びる稜線を有する山脈状の突起Rが残った状態である。本第2実施形態においては、この突起Rは、下記の第1貫通孔形成工程S2によって除去される。ただし、第1凹部20aの略中央の底部に貫通孔50aを形成しない場合は、突起Rを何らかの掘削工具で切削等することにより第1凹部20aの底部を平坦にならしてもよい。
図7は、第1凹部20の略中央底部に貫通孔50aを形成する第1貫通孔形成工程S2を説明する図である。第1貫通孔形成工程S2においては、第1掘削工程S1から引き続き板材100のおもて面を上にして所定の作業台上に固定した状態で、図11に示す掘削工具E2の回転軸A2を板材100のおもて面に対して略垂直に配向させつつ、板材100の突起Rの部分におもて面側から押し当てて、掘削工具E2が板材100のうら面に貫通するまで掘削する。なお、図11には、(a)に掘削工具E2の側面図を示し、(b)に掘削工具E2の斜視図を示してある。
そして、掘削工具E2を板材100のおもて面に対して略垂直に配向させたまま、図6(a)の動線D2に沿って水平移動させていく。この動線D2は、第1凹部20aの底部に形成される貫通孔50aの開口縁部に沿っており、開口縁部から内方に一定距離(掘削工具E2の半径分に相当)だけ変位した位置にある。これにより、貫通孔50aが第1凹部20aの略中央の底部に形成されるとともに、第1凹部20aが完成する。なお、その他の第1凹部20b、20c、20d・・・についても同様に作成される。
図8は、第2凹部30a,30b,30c,30dを形成するための第2掘削工程を説明するための図である。第2掘削工程S3においては、第1掘削工程S1及び第1貫通孔形成工程S2が行われた後の板材100のうら面を上にして所定の作業台上に固定し、図10に示す掘削工具E1の回転軸A1を板材100のうら面に対して略垂直に配向させつつ、板材100うら面側から押し当てて、掘削工具E1の先端が板材100のうら面から所定深さΔd1となるまで掘削する。
そして、掘削工具E1を板材100のおもて面に対して略垂直に配向させたまま、図8(a)の動線D3に沿って水平移動させていく。この動線D3は、第2凹部30a,30b,30c,30dの開口縁部に沿っており、開口縁部から内方に一定距離(掘削工具E1の半径分に相当)だけ変位した位置にある。これにより、第2凹部30a,30b,30c,30dの概形が形成される。
ただし、第2掘削工程S3の終了時点では、図8(a)に示すように、第2凹部30a,30b,30c,30dの中央部に、同図の上下方向に延びる稜線を有する山脈状の突起Rが残った状態である。本第2実施形態においては、この突起Rは、下記の第2貫通孔形成工程S4によって除去されるが、第2凹部30a,30b,30c,30dの略中央の底部に貫通孔50b,50c,50d,50eを形成しない場合は、突起Rを何らかの掘削工具で切削等することにより第2凹部30a,30b,30c,30dの底部を平坦に均してもよい。
図9は、第2凹部30a,30b,30c,30dの略中央底部に貫通孔50b,50c,50d,50eを形成する第2貫通孔形成工程S4を説明する図である。第2貫通孔形成工程S4においては、第2掘削工程S3から引き続き板材100のうら面を上にして所定の作業台上に固定した状態で、図11に示す掘削工具E2の回転軸A2を板材100のうら面に対して略垂直に配向させつつ、板材100の突起Rの部分にうら面側から押し当てて、掘削工具E2が板材100のおもて面に貫通するまで掘削する。
そして、掘削工具E2を板材100のおもて面に対して略垂直に配向させたまま、図9(a)の動線D4に沿って水平移動させていく。この動線D4は、第2凹部30a,30b,30c,30dの底部に形成される貫通孔50b,50c,50d,50eの開口縁部に沿っており、開口縁部から内方に一定距離(掘削工具E2の半径分に相当)だけ変位した位置にある。これにより、貫通孔50b,50c,50d,50eが第2凹部30a,30b,30c,30dの略中央の底部に形成されるとともに、第2凹部30a,30b,30c,30dが完成する。
なお、以上説明した板材100は、複数種類の板材を積層して接着材等で接着した板材を用いると、掘削工具E1にて掘削された第1凹部20aや第2凹部30a,30b,30c,30dの凹面には、厚み方向に質感が変化する断層面が露出するため、更なる美感を呈することができる。
(3)まとめ:
以上説明した実施形態によれば、おもて面に形成された複数の第1凹部20aと、うら面に第1凹部20aとは互い違いの位置に形成された複数の第2凹部30a,30b,30c,30dと、第1凹部20aの凹面と前記第2凹部30a,30b,30c,30dの凹面とのオーバーラップ部分に形成されて表裏に貫通した貫通孔40a,40b,40c,40dと、を備えた所定厚みを有する板材100が実現される。このようにして実現された板材は、デザイン性が高い立体的形状を有しつつも、工業生産的に量産可能なシンプルな形状が実現されている。
なお、本発明は上述した実施形態に限られず、上述した実施形態の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術並びに上述した実施形態の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も含まれる。また,本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されず,特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
10…板本体、20…第1凹部、20a〜20c…第1凹部、30…第2凹部、30a〜30d…第2凹部、40…貫通孔、40a〜40d…貫通孔、50…貫通孔、100…板材、A1…回転軸、A2…回転軸、C1…カーブ、C2…カーブ、D1…動線、D2…動線、D3…動線、D4…動線、E1…掘削工具、E2…掘削工具、S1…第1掘削工程、S2…第1貫通孔形成工程、S3…第2掘削工程、S4…第2貫通孔形成工程

Claims (10)

  1. 所定厚みを有する板材であって、
    前記板材のおもて面に形成された第1凹部と、
    前記板材のうら面に前記第1凹部とは互い違いの位置に形成され、その形成範囲が前記第1凹部の形成範囲と部分的にオーバーラップする第2凹部と、
    を備え、
    前記第1凹部の凹面と前記第2凹部の凹面とのオーバーラップ部分に、前記第1凹部と前記第2凹部との間を貫通した貫通孔が形成されていることを特徴とする板材。
  2. 前記第1凹部と前記第2凹部は、それぞれ複数形成されており、規則的に互い違いの位置に形成され、隣接する位置に形成される他方の凹部の凹面とのオーバーラップ部分に前記貫通孔がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載の板材。
  3. 前記貫通孔は、略オーバル形状であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の板材。
  4. 前記貫通孔の縁は、端に近づくほど徐々に薄くなる尖形であることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の板材。
  5. 前記第1凹部の最大深さと前記第2凹部の最大深さは、何れも前記所定厚みより小さく、前記所定厚みの半分以上であることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の板材。
  6. 前記第1凹部及び前記第2凹部は、開口縁部から中央部に近づくほど徐々に深くなる曲面を有し、
    前記貫通孔は、前記曲面に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の板材。
  7. 前記第1凹部及び前記第2凹部の開口は、楕円形、円形、又は角丸矩形であることを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の板材。
  8. 請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の板材の製作方法であって、
    前記おもて面の側から回転刃で掘削して複数の前記第1凹部を形成する第1掘削工程と、
    前記うら面の側から回転刃で掘削して複数の前記第2凹部を形成する第2掘削工程と、
    を含んで構成され、
    前記第1掘削工程と前記第2掘削工程を行う事により前記貫通孔が形成されることを特徴とする板材の製作方法。
  9. 請求項8に記載の第1掘削工程と第2掘削工程において用いる掘削工具であって、
    回転軸を軸心とする円柱状の基部と、
    前記基部の先端から左右に開くように延設された2枚の刃部と、
    を備え、
    前記刃部は、前記回転軸の軸心から外方へ延びる略扇形の面を有しており、
    前記略扇形の面は、直線状の辺の一方が軸心に沿って配向し、直線状の辺の他方が前記基部の先端から周方向に向けて配向し、扇形の曲線部の先端に掘削刃が形成されており、
    前記回転軸を軸心として回転したとき、前記刃部の描くカーブが、前記第1凹部や前記第2凹部が有する曲面の形状に略一致していることを特徴とする掘削工具。
  10. 所定厚みの構造材を有する家具であって、
    前記構造材のおもて面に形成された第1凹部と、
    前記構造材のうら面に前記第1凹部とは互い違いの位置に形成され、その形成範囲が前記第1凹部の形成範囲と部分的にオーバーラップする第2凹部と、
    を備え、
    前記第1凹部の凹面と前記第2凹部の凹面とのオーバーラップ部分に、前記第1凹部と前記第2凹部との間を貫通した貫通孔が形成されていることを特徴とする家具。
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