JP2014042503A - ラップベールウエット飼料及びその製造方法並びにウエット飼料にラップベールを形成するための装置 - Google Patents

ラップベールウエット飼料及びその製造方法並びにウエット飼料にラップベールを形成するための装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ラップベールウエット飼料、かかるラップベールウエット飼料を迅速且つ効率的に生産することができる方法及び装置を提供する。
【解決手段】乾燥牧草、稲わら等の短尺切断飼料材料とビール粕や豆腐粕等の食品副産物との混合飼料の飼料圧縮物に、その周りのプラスチックフィルムの螺旋状縦巻きとその上に重なるプラスチックフィルムの全幅での横巻きとで構成されるラップベールを有するウエット飼料を提供し、かつ押出機のノズルに一部はみ出して巻かれたプラスチックフィルムの層が,押出機の押出ノズルを通して押し出される飼料圧縮物によって内側から引き出されて飼料圧縮物に螺旋縦巻きを形成する螺旋縦巻きステーションと、螺旋縦巻きされた飼料圧縮物にプラスチックフィルムを全幅で横巻きする横巻きステーションとを含むラップベールウエット飼料の製造装置を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、飼料圧縮成形物にプラスチックフィルムを縦横重ね巻きしてなるラップベールウエット飼料及びその製造方法並びに飼料圧縮成形物にラップベールを形成するための装置に関する。
本発明者は、乾燥牧草、稲わら等の短尺切断飼料材料にビール粕や豆腐粕等の食品副産物を混合し、その混合飼料を圧縮成形して飼料成形物とし、それにプラスチックフィルムを縦横に重ね巻きして成るラップベールウエット飼料を社会に開示している(特許文献1)。ラップベールの目的は、外気を遮断して、その中のウエット飼料を所定の貯蔵期間で乳酸発酵させ、それによって牛のような家畜に好適な飼料を得ることにある。
特許文献1に開示されているラップベールウエット飼料は、横断面が長方形で、比較的長く、重さが約500Kgのものであり、そのため、扱い難く、運搬には、フォークリフトトラック等の運搬車両の使用が欠かせない。また、飼料圧縮物を覆うラップベールは、それぞれプラスチックフィルムを一部重ね合わせて螺旋状に巻いた縦巻きと横巻きで構成されるため、巻き終わるまでに比較的時間がかかる。このようなことから、扱い易く、手で持ち運びができ、しかも短時間に生産することができるラップベールウエット飼料の出現が強く求められてきた。
特開2006−345773
本発明の目的は、かかる要求を満たすラップベールウエット飼料を提供することにある。
本発明の他の目的は、かかるラップベールウエット飼料を迅速且つ効率的に生産することができる方法を提供するにある。
本発明のさらに他の目的は、かかる方法を実現するためのラップベール形成装置を提供することにある。
本発明の上記の目的は、乾燥牧草、稲わら等の短尺切断飼料材料とビール粕や豆腐粕等の食品副産物との混合飼料の飼料圧縮物に、その周りのプラスチックフィルムの螺旋状縦巻きとその上に重なるプラスチックフィルムの全幅での横巻きとで構成されるラップベールを有するウエット飼料を提供することによって達成される。
本発明によれば、このラップベールウエット飼料は、縦巻きステーションにおいて、押出成形機の、横断面長方形で4隅が切除されている押出ノズルの周りに、プラスチックフィルムを、ストレッチの下に、一部がノズルの開口端からはみ出した状態で縦巻きとして予め数回巻き付けてフィルム巻き層を形成しておく段階と、次いで、飼料圧縮物を成形機のボックス形プッシャーの前進により押出ノズルの中に押し込んで、プラスチックフィルムの、前記ノズルの切除部に位置したフィルム巻き層部分に圧接させる段階と、プッシャーの更なる前進によりノズルを通して飼料圧縮物を押出して、ノズル上に巻かれていたプラスチックフィルムの巻き層部分を、内側から飼料圧縮物と一緒にノズルから螺旋状に引き出し、それと略同時にノズルの周りにプラスチックフィルムを巻き始める段階と、飼料圧縮物がノズルから十分遠ざかるまで、ノズルからのフィルムの螺旋状の引き出が継続し、それにより、飼料圧縮物の周りにフィルムの螺旋縦巻きを形成する段階と、フィルムがノズルに巻かれている間にプッシャーを、ノズルを通して引っ込める段階と、ノズルの開口端と飼料圧縮物の後端との間のフィルムの螺旋巻き部分をその略中間で切断する段階と、螺旋巻きされた飼料圧縮物を横巻きステーションに搬送する段階と、横巻きステーションにおいて、飼料圧縮物を水平平面において回転させる段階と、飼料圧縮物の回転によりプラスチックフィルムをその全幅で、螺旋巻きの上から数回横巻きする段階と、を経て生産される。本発明によれば、フィルムの切断段階に続いてプラスチックフィルムをノズルに少なくとも一回補充的に巻き付ける段階を更に含むのが良い。
本発明の他の目的は、横断面が長方形で4隅が切除されている押出ノズルと、飼料圧縮物を押出ノズルを通して押し出すためのボックス形プッシャーとを有する水平な押出成形機と、縦向きの固定リングと、固定リングに対して回転自在に取り付けられた回転リングと、回転リングに装着されたプラスチックフィルム供給ユニットと、フィルム供給ユニットからのフィルムをストレッチの下に、一部が押出成形機のノズルの開口端からはみ出した状態でノズルに巻き付けてフィルム巻き層を形成するために、回転リングを回転させるための回転駆動手段と、成形機から飼料圧縮物を押出ノズルを通して押し出し、ついで,ノズルから十分離れた位置まで押すようにボックス型プッシャーを前進させ、押出ノズルを通して成形機までボックス型プッシャーを引っ込ませるための手段と、を含み、飼料圧縮物の押出中飼料圧縮物が前記ノズルの切除部に位置したフィルムの巻き層部分に圧接して、該フィルム巻き層部分が内側から飼料圧縮物と一緒にノズルから引き出されて、飼料圧縮物の周りにフィルムの螺旋巻きを形成し、螺旋巻きは、飼料圧縮物がノズルから十分離れた位置まで押されるまで継続し、螺旋巻きの形成の間ノズルにフィルム供給ユニットから引き出されるべきプラスチックフィルムをノズルに巻くために、回転リングを回転させるべく回転駆動手段を起動し、プッシャーを、ノズルを通して引っ込めた後、ノズルの開口端と飼料圧縮物の後端との間のフィルムの螺旋巻き部分をその略中間で切断するための切断装置を含み、フィルムの切断後、回転駆動手段を再起動して回転リングの回転によりプラスチックフィルムをノズルに補充的に巻くことを特徴とするラップベールの螺旋縦巻き装置を提供することによって達成される。
本発明の更に他の目的は、プラスチックフィルムで螺旋縦巻きされた飼料圧縮物を受ける回転コンベヤ手段と、回転コンベヤ手段を支持するターンテーブルと、ターンテーベルに設けられた、飼料圧縮物を回転コンベヤに対して昇降させるためのリフタ装置と、飼料圧縮物を回転コンベヤ手段から上昇させた状態において、飼料圧縮物を水平平面において回転コンベヤ及びターンテーブルと一緒に回転させるスイベル手段と、プラスチックフィルム供給ユニットと、ターンテーブルに取り付けられた、フィルム供給ユニットから繰り出されるプラスチックフィルムを掴んだり放したりするためのチャック装置と、飼料圧縮物の回転により、プラスチックフィルムをその全幅で、螺旋巻きの上から数回横巻きし、飼料圧縮物に横巻きされたプラスチックフィルムをチャック装置で掴んだ後プラスチックフィルムを切断するための切断装置と、を含むことを特徴とするラップベールの横巻き装置を提供することによって達成される。
本発明の更に他の目的は、縦巻きステーションと、横巻きステーションとを含み、縦巻きステーションは、横断面が長方形で4隅が切除されている押出ノズルと、飼料圧縮物を押出ノズルを通して押し出すためのボックス形プッシャーとを有する水平な押出成形機と、縦向きの固定リングと、固定リングに対して回転自在に取り付けられた回転リングと、回転リングに装着されたプラスチックフィルム供給ユニットと、フィルム供給ユニットからのフィルムをストレッチの下に、一部が押出成形機のノズルの開口端からはみ出した状態でノズルに巻き付けてフィルム巻き層を形成するために、回転リングを回転させるための回転駆動手段と、成形機から飼料圧縮物を押出ノズルを通して押し出し、ついで,ノズルから十分離れた位置まで押すようにボックス型プッシャーを前進させ、押出ノズルを通して成形機までボックス型プッシャーを引っ込ませるための手段と、を含み、飼料圧縮物の押出中飼料圧縮物が前記ノズルの切除部に位置したフィルムの巻き層部分に圧接して、該フィルム巻き層部分が内側から飼料圧縮物と一緒にノズルから引き出されて、飼料圧縮物の周りにフィルムの螺旋巻きを形成し、螺旋巻きは、飼料圧縮物がノズルから十分離れた位置まで押されるまで継続し、螺旋巻きの形成の間ノズルにフィルム供給ユニットから引き出されるべきプラスチックフィルムをノズルに巻くために、回転リングを回転させるべく回転駆動手段を起動し、プッシャーを、ノズルを通して引っ込めた後、ノズルの開口端と飼料圧縮物の後端との間のフィルムの螺旋巻き部分をその略中間で切断するための切断装置を含み、フィルムの切断後、回転駆動手段を再起動して回転リングの回転によりプラスチックフィルムをノズルに補充的に巻き、螺旋縦巻きされた飼料圧縮物を横巻きステーションに搬送するための定置コンベヤ手段を含み、横巻きステーションは、搬送された飼料圧縮物を受ける回転コンベヤ手段と、回転コンベヤ手段を支持したターンテーブルと、ターンテーベルに設けられた、飼料圧縮物を回転コンベヤに対して昇降させるためのリフタ装置と、飼料圧縮物を回転コンベヤ手段から上昇させた状態において、飼料圧縮物を水平平面において回転コンベヤと一緒に回転させるスイベル手段と、プラスチックフィルム供給ユニットと、ターンテーブルに取り付けられた、フィルム供給ユニットから繰り出されるプラスチックフィルムを掴んだり放したりするためのチャック装置と、飼料圧縮物の回転により、プラスチックフィルムをその全幅で、螺旋巻きの上から数回横巻きし、飼料圧縮物に横巻きされたプラスチックフィルムをチャック装置で掴んだ後プラスチックフィルムを切断するための切断装置と、を含むことを特徴とするラップベールの形成装置を提供することによって達成される。
本発明によるラップベールの形成装置の更なる特徴及び利点は以下の詳細な説明から明らかになろう。
本発明によるラップベール形成装置全体の側面図である。 ラップベール形成装置の平面図である。 押出機のノズル及びボックス型プッシャーの拡大斜視図である。 ラップベール形成装置の縦巻きステーションの背面図である。 縦巻きステーションの概略断面側面図である。 回転リングに装着されるプラスチックフィルム供給ユニットの拡大背面図である。 プラスチックフィルム供給ユニットの平面図である。 プラスチックフィルムの供給ユニットの側面図である。 延伸ローラ部分の側面図である。 横巻きステーションの側面図である。 横巻きステーションの概略平面図である。 横巻きステーションを正面側から見た立面図である。 横巻きステーションのチャック装置及びヒートカッタ装置の平面図である。 横巻き用のプラスチックフィルム供給ユニットの拡大平面図である。 図14に示すフィルム供給ユニットの立面図である。 フィルム供給ユニットの一部の立面図である。
図1及び2を参照すると、本発明による、飼料圧縮物にラップベールを形成するための設備1が示されており、該設備は、縦巻きステーションS1及び横巻きステーションS2を含む。縦巻きステーションS1は、フレーム組立体2に固定された定置リング3と、定置リング3に回転自在に取り付けられた回転リング4と、回転リング4にその直径方向に対向して装着されたフィルム供給ユニット5、5と、回転リング4を回転させるための回転動力伝達装置6と、を含む。回転動力伝達装置は、フレーム組立体2に固定されたモータ7からそのプーリ8を介して回転を回転リング4に伝えるためのプーリ・ベルト9を含む。
各フィルム供給ユニット5は、図6乃至9に示すように、回転リング4に固定されたベース10と、ベースと垂直に設けられ、プラスチックフィルムFのロール11を着脱自在に取り付けるための片持ち支持軸12と、支持軸12と平行に延びる、ベース10上の固定部材13の両端に固定された一対の支持部材14、14と、支持部材の一方のアーム15aに枢着16され、連結ロッド17で互いに連結された一対の可動支持部材18、18と、可動支持部材間に回転自在に設けられ、互いに噛み合った直径の異なる歯車19、20によって互いに連結された一対のローラ21、21と、可動支持部材18、18間に回転自在に設けられたガイドローラ22、23と、可動支持部材18を、枢着軸線を中心にフィルムロール11に向かって回動させて上流側のローラ21をフィルムロール11に圧接させてフィルムロール11に制動を付与するために、一端が支持部材14の他方のアーム15bに連結され、他端が可動支持部材18、18に連結されたコイルスプリング24と、を含む。
フィルムロール11から引き出されたプラスチックフィルムFは、上流側のローラ21と下流側のローラ21にたすき掛けして通され、次いで一対のガイドローラ22、23に同じくたすき掛けして通される。かくして、プラスチックフィルムFが、歯車比により下流側のローラ21を上流側のローラ21よりも早い速度で駆動するから、フィルムはローラ間で引き伸ばされる。プラスチックフィルムFは、例えば、幅50cm、引き伸ばされとネックダウンが起こって幅45cmになる。
回転リング4乃至フィルム供給ユニット5の上流側には、回転リング4の軸線と整合する位置に押出機26がある(図1及び2参照)。押出機26は、該押出機からその軸線に沿って前方に延びた押出ノズル27と、該押出ノズルを通して飼料圧縮物28を押出すため、押出ノズル27の中を通り越す前方位置まで前進し、押出後後方位置まで後退するようになったボックス型プッシャー25と、を有する。押出ノズル27は、該ノズルから押し出される飼料圧縮物を下から支えるために、その底から前方に延びた舌片27aを有するのがよい。
飼料圧縮物28は、乾燥牧草、稲わら等の短尺切断飼料材料とビール粕や豆腐粕等の食品副産物との混合飼料からなり、図示してない圧縮機を経て押出機26に供給されるようになっている。飼料圧縮物は、押出ノズル27を通して押し出されると、幾分膨張するが、その大きさは、例えば幅35cm、高さ30cm、長さ50cmである。
図3ではっきり分かるように、押出ノズル27は、横断面が横長の長方形であり、その四隅に末広がり状切除部29を有している。押出ノズル27は、回転リング4が回転されるとき、フィルム供給ユニット5から繰り出されるプラスチックフィルムFによって、その一部がノズル27の開口端からはみ出した状態で巻かれるような寸法形状を有している。押出ノズル27と押出機26との間には、アクチュエータ(図示せず)によって昇降されるゲート30が設けられている。ゲート30は、開口部31を有し、上昇位置にあるとき、圧縮機から押出機に供給された飼料圧縮物を、押出に先立って形を整えるために最初短いストローク前進するプッシャーによって長手方向に幾分圧縮するために押出機を塞ぐのに役立ち、下降位置にあるとき、開口部31は押出機のボックス型プッシャー25と整合し、引き続いて前進するプッシャーによる飼料圧縮物の押出を可能にする。
押出ノズル27の底に近いレベルで、その前方には、フレーム組立体2の支柱2aによって水平に支持された定置ベルトコンベヤ32が設置されている。定置ベルトコンベヤ32は、ボックス型プッシャー25でノズルから押し出され、後述するようにフィルムFで螺旋状に巻かれた飼料圧縮物28を受け止めるようになっている。定置ベルトコンベヤ32は、これと同じレベルでその下流に設置された回転ベルトコンベヤ33に飼料圧縮物を搬送するため定置コンベヤ32を走行させるための駆動装置34を含む。
フレーム組立体2の水平ビーム2bには、回転リング4の下流で、それに隣接して、しかも定置ベルトコンベヤ32の後方部分の真上に、押さえ装置35が取り付けられている(図1,4及び5を参照)。押さえ装置35は、複数の回転可能なローラ36と、該ローラを昇降させるための、エアシリンダのようなアクチエータ37とを備え、ボックス型プッシャー25の後退の際、ベルトコンベヤ32上のフィルム巻きされた飼料圧縮物28の不用意な移動を防止するために、ローラ36は、アクチュエータ37の作用で飼料圧縮物28に向かって下げられて飼料圧縮物をベルトコンベヤ32に上から押さえ付ける働きをする。プッシャー25が後退すると、アクチュエータ37が作動して飼料圧縮物28の押さえを解放する為ローラ36を上昇させる。
フィルムを切断するための切断装置38がフレーム組立体2の垂直側部材2cに設置されている。切断装置38は、回転リング4の下流から上流に向かって延び、アクチエータ39によって上下に60°の範囲に亙って回動されるスイングアーム40を含み、その先端には、片持ちのヒートカッタ41が水平に取り付けられている。
フィルム供給ユニット5から引っ張りだされるプラスチックフィルムが、ストレッチの下に押出機の押出ノズル27に所要回数巻かれて巻き層を形成しているものと仮定する。先に述べたように、フィルムの巻き層の一部はノズルの開口端からはみ出してくびれ42を形成していることは理解されよう。飼料圧縮物28が押出機26からボックス型プッシャー25によって押出ノズル27の中に押し込まれてフィルム巻き層のくびれ42に達したとき、プラスチックフィルムの、押出ノズル27の切除部29に位置した巻き層部分に圧接するため、該フィルム巻き層は、さらに前進するプッシャー25によりノズル27を通して押し出される飼料圧縮物28と一緒に、その内側から螺旋状に引き出され、この引き出しは、ボックス型プッシャー25が押出ノズル27の開口端を通り越してその前方位置に達し、飼料圧縮物28を定置ベルトコンベヤ32上へ押すまで続けられ、飼料圧縮物28の周りにプラスチックフィルムの螺旋縦巻きを形成する。プラスチックフィルムの螺旋縦巻きの形成が開始されると、回転動力伝達装置のモータ7が作動して回転リング4を回転させて、フィルム供給ユニット5から引き出されるプラスチックフィルムを、上記の態様で、押出ノズル27に巻き付ける。
フィルムで螺旋巻きされた飼料圧縮物28は、押さえ装置のアクチュエータ37の作動で降下されるローラ36によって定置ベルトコンベヤ32に上から押さえ付けられ、ボックス型プッシャー25の円滑な後退を可能にする。プッシャー25の後退している間回転リング4は依然として、しかしゆっくり数回回転し続けてプラスチックフィルムを押出ノズル27に巻き付け、そして一旦停止する。プッシャー25の後退に続いて、切断装置38のアクチュエータ39が作動してスイングアーム40をその上限位置から下限位置に向かって回動させ、それにより、ヒータカッタ41で飼料圧縮物28とノズル27との間に位置する引き出されたフィルムを切断する。フィルムの切断後、押さえ装置35のローラ36はアクチュエータ37の作動で持ち上げられて飼料圧縮物28から離れ、略同時に、駆動装置34が作動して定置コンベヤ32を走行させ、飼料圧縮物28を下流の回転ベルトコンベヤ33へ搬送する。飼料圧縮物のコンベヤによる移動と略同時にスイングアーム40が逆転してヒータカッタ41をもとの位置に戻す。引き続いて、回転リング4が少なくとも1回再び回転して、押出ノズル5に、所要回数巻かれて次の螺旋縦巻きに必要な、上述したフィルムの巻き層を形成する。このようにして、次々に螺旋縦巻きされた飼料圧縮物が作られるが、その前面及び後面の一部はフィルム巻きの切り口から露出していることは理解されよう。
図1,2,10乃至13を参照すると、横巻きステーションS2は、この回転ベルトコンベヤ33と、横巻き用のフィルム供給ユニット61、とを含む。回転ベルトコンベヤ33は、これと同じレベルでその下流に設置されたローラコンベヤ(図示せず)に飼料圧縮物28を搬送するため、ベルトコンベヤ33を走行させるための駆動装置42を含む。回転ベルトコンベヤ33は、その両側の支柱43及び十字状ターンテーブル44を介してスイベル装置45に連結されている。スイベル装置45は、固定ベース46と、ベース46から垂直に延びる固定中空軸47と、固定中空軸47の周りの回転モータ部48とを含む。十字状ターンテーブル44には、ベルトコンベヤ33の両側にリフト装置49、49が設置されている。リフト装置49、49の各々は、ベルトコンベヤ33の側に沿って延びるリフタープレート50と、リフタープレート50を昇降させるためのエアシリンダ装置51とを含み、該エアシリンダ装置51は、ターンテーブル44に固定されたブラケット52に取り付けられている。ターンテーブル44には、エアシリンダ装置51を干渉しないためこれを受け入れるための開口44aが設けられている。後述するように、プラスチックフィルムの横巻きに先立って、エアシリンダ装置51は、リフタープレート50が、飼料圧縮物28のベルトコンベヤ33からはみ出した部分の底に係合して飼料圧縮物28をベルトコンベヤ33の面から持ち上げるため、リフターブレート50を上昇させ、また横巻きの完了後、飼料圧縮物28をベルトコンベヤ33に戻すために、リフタープレート50を引っ込めるように作動する。ターンテーブル44には、ベルトコンベヤ33の一方の側に、ターンテーブル44に固定されたブラケット52を介してチャック装置53が設置されている。チャック装置53は、一対のチャッキングブレード54と、フィルムを掴んだり離したりチャッキングブレード54を開閉するためのアクチュエータ55とを含む。
以上のことから、スイベル装置45の回転モータ部48の作動により、ターンテーブル44を介して回転ベルトコンベヤ33、リフト装置49、49及びチャック装置53を一緒に回転させることが理解されよう。
回転ベルトコンベヤ33の中心でその真上の位置には、上昇するリフタープレート50によって飼料圧縮物28がベルトコンベヤ33から持ち上げられるとき、飼料圧縮物28を受け止めるための、フレーム組立体2の上水平ビーム2dにフレーム57を介して設置されたスタビライザー装置56がある(図10参照)。スタビライザー装置56は、フレームに固定されたシャフト58と、その下端に回転可能に取り付けられ、例えばスポンジゴムのようなパッド59の付いたプッシャプレート60とを含む。プッシャプレート60は、パット59が持ち上げられた飼料圧縮物28に当たるため飼料圧縮物28と一緒にシャフト58を中心に回転し、飼料圧縮物28を安定化させる。
図14乃至16を参照すると、横巻き用のフィルム供給ユニット61は、回転ベルトコンベヤ33の一方の側に立て向きにして設置されている。フィルム供給ユニット61は、フレーム組立体2の支柱2eにブラケット62を介して固定された垂直固定部材63と、垂直固定部材63の下端に固定された水平なベース64に設けられた、プラスチックフィルムFのロール65を着脱自在に取り付けるための支持軸66と、垂直固定部材63の両端に固着された一対の水平な支持部材67、67と、支持部材の一方のアーム67aに枢着68され、連結ロッド69で互いに連結された一対の水平な可動支持部材70、70と、可動支持部材間に回転自在に設けられ、互いに噛み合った直径の異なる歯車71、72によって互いに連結された一対の垂直ローラ73,73と、可動支持部材70、70間に回転自在に設けられた垂直なガイドローラ74と、可動支持部材70、70に軸受け75を介して両端が回転可能に設けられた連結軸76に固着され、先端に回転可能に設けられた垂直なガイドローラ77を有する一対の水平な可動アーム78と、可動支持部材70、70を、枢着68の軸線を中心にフィルムロール65に向かって回動させて上流側のローラ73をフィルムロール65に圧接させてフィルムロール65に制動を付与するために、一端が支持部材67の他方のアーム67bに連結され、他端が可動支持部材70、70に連結されたコイルスプリング79と、を含む。80は、ガイドローラ77に掛けられたフィルムの引っ張りに抗して可動アーム78を連結軸76の軸線を中心に時計周りに付勢するための引っ張りコイルスプリングである。なお、下流側のローラ73は、その下端が下側の可動支持部材70に固定された動力補助装置81の出力軸に連結されている。この動力補助装置81は、フィルムの引き出しを容易にするためにローラに補助動力を与えるように作用する。
プラスチックフィルムFは、縦巻きのフィルムと同様幅が50cmであり、引き伸ばされると45cmになる。フィルムFは、フィルムロール65から引き出されて上流側のローラ73と下流側のローラ73にたすき掛けして通され、次いでガイドローラ74と77との間にたすき掛けして通され、最後にチャック装置のチャッキングブレード54に至る。かくして、プラスチックフィルムFは、歯車比により下流側のローラ73を上流側のローラ73よりも早い速度で駆動するから、下流側のローラはフィルムを引き伸ばされることになる。
回転ベルトコンベヤ33の一方の側には、フィルムを切断するための切断装置82がフレーム組立体2の垂直側部材2fに設置されている。切断装置82は、アクチエータ83によって90°の範囲に亙って水平方向に回動されるスイングアーム84を含み、その先端には、フィルムの切断方向に向いたヒートカッタ85が垂直に取り付けられている。スイングアーム84には、またヒートカッタ85に隣接してその後ろ側に可撓性ブレード86が取り付けられている。可撓性ブレード86は、後述するように、横巻きされて切断されたフィルムを飼料圧縮物28に撫で付けるのに役立つ。
フィルム供給ユニット61のフィルムロール65から繰り出されたプラスチックフィルムFがその下縁部分においてチャック装置53のチャッキングブレード54で掴まれているものとする。螺旋状に縦巻きされた飼料圧縮物28が下流の回転ベルトコンベヤ33へ搬送されて適所に位置すると、リフト装置49、49のエアシリンダ装置51が作動されてリフタープレート50を上昇させる。リフタープレート50は、飼料圧縮物28のベルトコンベヤ33からはみ出した部分の底に係合して飼料圧縮物28をベルトコンベヤ33の面から持ち上げる。次いで、スイベル装置45の回転モータ部48の作動により、回転ベルトコンベヤ33、飼料圧縮物28、ターンテーブル44、リフト装置49、49及びチャック装置53を一緒に回転させる。かくして飼料圧縮物28の回転により、プラスチックフィルムFをフィルム供給ユニット61から引き出しながらフィルムは所定の締めつけ力で飼料圧縮物28に巻き付いて螺旋状縦巻き上に横巻きを形成し、飼料圧縮物28のフィルム巻きの切り口を塞ぐ。プラスチックフィルムのストレッチ後でもフィルム幅は上述したように、飼料圧縮物28の高さよりも上下に広いから、フィルムは、上縁部分及び下縁部分が飼料圧縮物からはみ出して飼料圧縮物に巻かれる。はみ出したフィルムの上縁部分はフィルムの締めつけ力により飼料圧縮物28の上面に直ちに密着する。他方、フィルムの下縁部分は、飼料圧縮物28をベルトコンベヤから持ち上げているリフターブレード50にも巻かれるから、リフタープレート50が引っ込むと直ちに、フィルムの締めつけ力により飼料圧縮物28の下面に密着する。かくして、飼料圧縮物28には、螺旋縦巻きとその上から巻かれたフィルム幅の横巻きとからなるラップベールが形成される。
飼料圧縮物28の回転により、フィルムが飼料圧縮物28に巻き付くと、チャック装置53のアクチュエータ55が作動してチャッキングブレード54を開かせ、次の掴み操作に備える。フィルムが飼料圧縮物28に所定回数巻かれてスイベル装置45が停止するとき、巻き終わったフィルムは、飼料圧縮物28とフィルム供給ユニット61のガイドローラ77との間に張力下で位置し、チャック装置53のアクチュエータ55が作動してチャッキングブレード54をその両側から閉鎖させてフィルムを掴む。次いで、切断装置82のアクチエータ83が作動してスイングアーム84を回動させ、ヒートカッタ85でフィルムを切断する。フィルムの切断後、横巻きされた飼料圧縮物28は、コンベヤ33の走行で下流には運ばれるが、その際可撓性ブレード86は、切断されたフィルムを飼料圧縮物28に密着させるように撫で付ける。その後、スイングアーム84を逆転させてヒートカッタ85及び可撓性ブレード86をそれらの元の位置へ戻す。
飼料圧縮物はラップベールの中で発酵し、発酵に伴ってガスが発生するが、そのガスは主として飼料圧縮物の螺旋縦巻きの間やフィルム切り口から横巻き層を通して外部に逃げる。そのためラップベールが発生したガスによって膨れ上がることがない。他方において、ラップベールはフィルムの締めつけにより、外部空気を遮断するから、飼料圧縮物の腐敗を防止することができる。
本発明によれば、ラップベールの螺旋縦巻きと横巻きがそれぞれのステーションで順に行われるのでラップベールを効率的に形成することができる。プラスチックフィルムを押出機の押出ノズルに所要回数巻いて縦巻き層を形成し、飼料圧縮物の押出に伴って縦巻き層の内側からフィルムを引き出して飼料圧縮物に螺旋縦巻きを形成するようにしたから、螺旋巻きをより効率的に且つ迅速に行うことができる。フィルム幅で横巻きするため、横巻き設備の簡易化を図ることができる。
1 飼料圧縮物にラップベールを形成するための設備
S1 縦巻きステーション
S2 横巻きステーション
2 フレーム組立体
3 定置リング
4 回転リング
5 フィルム供給ユニット
6 回転動力伝達装置
11 プラスチックフィルムロール
21 ローラ
25 ボックス型プッシャー
26 押出機
27 押出ノズル
28 飼料圧縮物
29 末広がり状切除部
30 ゲート
32 定置ベルトコンベヤ
35 押さえ装置
36 回転可能なローラ
37 アクチエータ
38 切断装置
39 アクチエータ
40 スイングアーム
41 ヒートカッタ
44 ターンテーブル
45 スィーベル装置
49 リフト装置
50 リフタープレート
51 エアシリンダ装置
53 チャック装置
56 スタビライザー装置
61 フィルム供給ユニット
82 切断装置
83 アクチュエータ
84 スイングアーム
85 ヒートカッタ

Claims (6)

  1. 乾燥牧草、稲わら等の短尺切断飼料材料とビール粕や豆腐粕等の食品副産物との混合飼料の飼料圧縮物に、その周りのプラスチックフィルムの螺旋状縦巻きとその上に重なるプラスチックフィルムの全幅での横巻きとで構成されるラップベールを有するウエット飼料。
  2. 縦巻きステーションにおいて、押出成形機の、横断面長方形で4隅が切除されている押出ノズルの周りに、プラスチックフィルムを、ストレッチの下に、一部がノズルの開口端からはみ出した状態で縦巻きとして予め数回巻き付けてフィルム巻き層を形成しておく段階と、次いで、飼料圧縮物を成形機のボックス形プッシャーの前進により押出ノズルの中に押し込んで、プラスチックフィルムの、前記ノズルの切除部に位置したフィルム巻き層部分に圧接させる段階と、プッシャーの更なる前進によりノズルを通して飼料圧縮物を押出して、ノズル上に巻かれていたプラスチックフィルム巻き層部分を、内側から飼料圧縮物と一緒にノズルから螺旋状に引き出し、それと略同時にノズルの周りにプラスチックフィルムを巻き始める段階と、飼料圧縮物がノズルから十分遠ざかるまで、ノズルからのフィルムの螺旋状の引き出が継続し、それにより、飼料圧縮物の周りにフィルムの螺旋縦巻きを形成する段階と、フィルムがノズルに巻かれている間にプッシャーを、ノズルを通して引っ込める段階と、ノズルの開口端と飼料圧縮物の後端との間のフィルムの螺旋巻き部分をその略中間で切断する段階と、螺旋巻きされた飼料圧縮物を横巻きステーションに搬送する段階と、横巻きステーションにおいて、飼料圧縮物を水平平面において回転させる段階と、飼料圧縮物の回転によりプラスチックフィルムをその全幅で、螺旋巻きの上から数回横巻きする段階と、を経て生産される、ラップベールウエット飼料の製造方法。
  3. フィルムの切断段階に続いてプラスチックフィルムをノズルに少なくとも一回補充的に巻き付ける段階を更に含む、請求項2によるラップベールウエット飼料の製造方法。
  4. 横断面が長方形で4隅が切除されている押出ノズルと、飼料圧縮物を押出ノズルを通して押し出すためのボックス形プッシャーとを有する水平な押出成形機と、縦向きの固定リングと、固定リングに対して回転自在に取り付けられた回転リングと、回転リングに装着されたプラスチックフィルム供給ユニットと、フィルム供給ユニットからのフィルムをストレッチの下に、一部が押出成形機のノズルの開口端からはみ出した状態でノズルに巻き付けてフィルム巻き層を形成するために、回転リングを回転させるための回転駆動手段と、成形機から飼料圧縮物を押出ノズルを通して押し出し、ついで,ノズルから十分離れた位置まで押すようにボックス型プッシャーを前進させ、押出ノズルを通して成形機までボックス型プッシャーを引っ込ませるための手段と、を含み、飼料圧縮物の押出中飼料圧縮物が前記ノズルの切除部に位置したフィルムの巻き層部分に圧接して、該部分が内側から飼料圧縮物と一緒にノズルから引き出されて、飼料圧縮物の周りにフィルムの螺旋巻きを形成し、螺旋巻きは、飼料圧縮物がノズルから十分離れた位置まで押されるまで継続し、螺旋巻きの形成の間ノズルにフィルム供給ユニットから引き出されるべきプラスチックフィルムをノズルに巻くために、回転リングを回転させるべく回転駆動手段を起動し、プッシャーを、ノズルを通して引っ込めた後、ノズルの開口端と飼料圧縮物の後端との間のフィルムの螺旋巻き部分をその略中間で切断するための切断装置を含み、フィルムの切断後、回転駆動手段を再起動して回転リングの回転によりプラスチックフィルムをノズルに補充的に巻くことを特徴とするラップベールの螺旋縦巻き装置。
  5. プラスチックフィルムで螺旋縦巻きされた飼料圧縮物を受ける回転コンベヤ手段と、回転コンベヤ手段を支持するターンテーブルと、ターンテーベルに設けられた、飼料圧縮物を回転コンベヤに対して昇降させるためのリフタ装置と、飼料圧縮物を回転コンベヤ手段から上昇させた状態において、飼料圧縮物を水平平面において回転コンベヤ及びターンテーブルと一緒に回転させるスイベル手段と、プラスチックフィルム供給ユニットと、ターンテーブルに取り付けられた、フィルム供給ユニットから繰り出されるプラスチックフィルムを掴んだり放したりするためのチャック装置と、飼料圧縮物の回転により、プラスチックフィルムをその全幅で、螺旋巻きの上から数回横巻きし、飼料圧縮物に横巻きされたプラスチックフィルムをチャック装置で掴んだ後プラスチックフィルムを切断するための切断装置と、を含むことを特徴とするラップベールの横巻き装置。
  6. 縦巻きステーションと、横巻きステーションとを含み、縦巻きステーションは、横断面が長方形で4隅が切除されている押出ノズルと、飼料圧縮物を押出ノズルを通して押し出すためのボックス形プッシャーとを有する水平な押出成形機と、縦向きの固定リングと、固定リングに対して回転自在に取り付けられた回転リングと、回転リングに装着されたプラスチックフィルム供給ユニットと、フィルム供給ユニットからのフィルムをストレッチの下に、一部が押出成形機のノズルの開口端からはみ出した状態でノズルに巻き付けてフィルム巻き層を形成するために、回転リングを回転させるための回転駆動手段と、成形機から飼料圧縮物を押出ノズルを通して押し出し、ついで,ノズルから十分離れた位置まで押すようにボックス型プッシャーを前進させ、押出ノズルを通して成形機までボックス型プッシャーを引っ込ませるための手段と、を含み、飼料圧縮物の押出中飼料圧縮物が前記ノズルの切除部に位置したフィルムの巻き層部分に圧接して、該フィルム巻き層部分が内側から飼料圧縮物と一緒にノズルから引き出されて、飼料圧縮物の周りにフィルムの螺旋巻きを形成し、螺旋巻きは、飼料圧縮物がノズルから十分離れた位置まで押されるまで継続し、螺旋巻きの形成の間ノズルにフィルム供給ユニットから引き出されるべきプラスチックフィルムをノズルに巻くために、回転リングを回転させるべく回転駆動手段を起動し、プッシャーを、ノズルを通して引っ込めた後、ノズルの開口端と飼料圧縮物の後端との間のフィルムの螺旋巻き部分をその略中間で切断するための切断装置を含み、フィルムの切断後、回転駆動手段を再起動して回転リングの回転によりプラスチックフィルムをノズルに補充的に巻き、螺旋縦巻きされた飼料圧縮物を横巻きステーションに搬送するための定置コンベヤ手段を含み、横巻きステーションは、搬送された飼料圧縮物を受ける回転コンベヤ手段と、回転コンベヤ手段を支持したターンテーブルと、ターンテーベルに設けられた、飼料圧縮物を回転コンベヤに対して昇降させるためのリフタ装置と、飼料圧縮物を回転コンベヤ手段から上昇させた状態において、飼料圧縮物を水平平面において回転コンベヤと一緒に回転させるスイベル手段と、プラスチックフィルム供給ユニットと、ターンテーブルに取り付けられた、フィルム供給ユニットから繰り出されるプラスチックフィルムを掴んだり放したりするためのチャック装置と、飼料圧縮物の回転により、プラスチックフィルムをその全幅で、螺旋巻きの上から数回横巻きし、飼料圧縮物に横巻きされたプラスチックフィルムをチャック装置で掴んだ後プラスチックフィルムを切断するための切断装置と、を含むことを特徴とするラップベールの形成装置。
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