JP2014041798A - 口金及び照明ランプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】給電口金50は、給電端子70aと接合部71aとがずれた位置に形成された第1の給電部69aと、給電端子70bと接合部71bとがずれた位置に形成された第2の給電部69bとを有する。接合部71aと接合部71bとは、給電ランド98aと給電ランド98bとの間隔に対応しているので、接合部71aは給電ランド98aに直接半田付けされ、接合部71bは給電ランド98bに直接半田付けされる。
【選択図】図2
Description
照明ランプの口金において、
円盤状の蓋部を有する口金筺体と、
口金筺体の蓋部を貫通して電力を供給する給電部と
を備え、
給電部は、
蓋部から照明ランプの外部方向に突出した給電端子と、
蓋部の円盤状断面において給電端子が形成された位置とはずれた位置に形成され、蓋部から照明ランプの内部方向に突出した接合部と、
蓋部の内部に埋め込まれた板部を有し、給電端子と接合部とを接続した胴部と、
を有することを特徴とする。
板部は、蓋部の厚肉部の内部に埋め込まれ、
給電端子は、蓋部の厚肉部から突出している
ことを特徴とする。
一対の給電端子は、蓋部の直径D1の中心に対して対称の位置にある直径D1の2点から照明ランプの外部方向に突出し、
一対の接合部の一方の接合部は、蓋部の直径D2の1点から照明ランプの内部方向に突出し、
一対の接合部の他方の接合部は、蓋部の直径D3の1点から照明ランプの内部方向に突出し、
一対の給電端子の間隔は、一対の接合部の間隔より広い
ことを特徴とする。
一端が前記蓋部で覆われ、他端が開口された筒状の側壁と、
蓋部から開口方向に向けて突出した突出部と
を有し、
接合部は、途中まで突出部に埋め込まれ、接合部の先端が突出部から露出している
ことを特徴とする。
前記口金は、さらに、胴部から接合部に渡って一体に形成され、少なくとも一部が口金筺体から露出した規制部を備え、
規制部は、給電部を口金筺体に一体成型する場合に給電部の位置決めに用いられる切り欠き部を有することを特徴とする。
給電ランドを有し発光ダイオードを搭載した基板と、
基板を取付け、筒管の長手方向に渡って延在するヒートシンクと、
前記口金と
を備え、
口金は、ヒートシンクの端部に固定されて筒管の端部に取り付けられ、
接合部の先端は、基板の給電ランドに向かって傾斜しており、
接合部の先端は、給電ランドに半田付けされたことを特徴とする照明ランプ。
ヒートシンクはネジ穴を有し、
突出部がヒートシンクに当接するように、突出部がヒートシンクにネジ止めされることを特徴とする照明ランプ。
(照明ランプの外観)
図1は、照明ランプの外観の例を示す図である。
図1の斜視図は、給電口金50の部分とアース口金80の部分とを示したものである。
筒管60は、透光性を有する。筒管60は、筒管60の内部で発光するLEDの光が透過されれば良く、筒管60の材料は、限定されるものでは無いが、実施の形態1においては、筒管60の材料が樹脂の場合を例に説明を進める。更に、具体的には、筒管60の材料がポリカーボネートの場合を例に説明を進める。
なお、詳細は後述するが、給電端子70aは、第1の給電部69aの一部であり、給電端子70bは、第2の給電部69bの一部である。
口金筺体51とアース口金80の筺体とは、例えば樹脂であり、給電端子70aと給電端子70bとアース端子81とは例えば金属である。
実施の形態1では、給電端子70aと給電端子70bとの先端がL型の場合を例に説明を進めるが、給電端子70aと給電端子70bとの先端形状は限定されるものではない。
なお、アース口金80は従来技術によるものであり、実施の形態1においては説明を省略する。
図2は、照明ランプの内部構造の例を示す図である。
図3は、ヒートシンクの外観の例を示す図である。
ここで、図2の平面図と正面図とは、照明ランプ100の給電口金50が、筒管60に取り付られようとしている直前の状態を示す。
そして、図2の正面図(透視)は、筒管60に給電口金50が取り付られ、筒管60が透視された状態を示す。
基板90には、LED97が1つ以上搭載される。また、基板90は、給電ランド98aと給電ランド98bとを有する。
詳細は、後述するが、接合部71aと給電端子70aとは、電力を供給する第1の給電部69aとして一体成型されており、電気的に導通している。同様に、接合部71bと給電端子70bとは、電力を供給する第2の給電部69bとして一体成型されており、電気的に導通している。
接合部71aの先端は、給電ランド98aに半田付けされ、接合部71bの先端は、給電ランド98bに半田付けされる。
そして、給電端子70aに供給された電力は、給電ランド98aに供給され、給電端子70bに供給された電力は、給電ランド98bに供給される。そして、給電ランド98aと給電ランド98bとに供給された電力は、例えば、基板90の整流回路やインバータ回路などを介して、LED97に供給される。
なお、整流回路やインバータ回路などの回路及び配線の図示は省略する。
ヒートシンク95は、LED97や回路(整流回路やインバータ回路)により発生された熱を放熱するための放熱器であり、熱伝導性の良い材料から成る。
ヒートシンク95の断面形状は、図3の右側面図に示すように、半円状である。
そして、ヒートシンク95はネジ穴96と位置合わせ部94aと位置合わせ部94bとを有する。
また、図2における図示は省略するが、口金筺体51は、位置合わせピン58aと位置合わせピン58bとを有する(後述の図面にて図示)。
この時、位置合わせピン58aと位置合わせ部94aとが嵌合し、位置合わせピン58bと位置合わせ部94bとが嵌合することによって、口金筺体51とヒートシンク95との位置合わせが行われる。
図4は、給電口金の外観の例を示す図である。
図5は、第1の給電部の外観の例を示す図である。
図6は、第2の給電部の外観の例を示す図である。
図7は、給電口金の内部構造の例を示す第1の断面図である。
図8は、給電口金の内部構造の例を示す第2の断面図である。
図9は、給電口金の内部構造の例を示す第3の断面図である。
図8は、図4に示すB−B箇所の断面図(正面図)である。
図9は、図4に示すC−C箇所の断面図(正面図)である。
そして、右側面図に示すように、蓋部54は、厚肉部55と薄肉部56とにより構成される。後述の断面図で図示するが、薄肉部56は厚肉部55よりも厚さが薄くなっている。
厚肉部55は、図4の右側面図に示すように直径D1の直径方向全体に渡って所定の幅で形成された帯状形状である。厚肉部55の所定の幅は、上下方向において、給電端子の幅よりも大きい。
また、薄肉部56は、図4の右側面図に示すように、半円状である。
更に、図4の右側面図に示すように、給電端子70aと給電端子70bとは、蓋部54の厚肉部55から突出している。
また、口金筺体51(口金筺体51の開口部分)から照明ランプ100の内部方向に、第1の給電部69aの接合部71aの先端が突出している。この突出部分を接合部71aの先端露出部分と称する。
1.給電端子70a
2.接合部71a
3.胴部73a
4.規制部74a
ここで、胴部73aは、第1の給電部69aのうち、口金筺体51の蓋部54に埋め込まれた部分である。
そして、第1の給電部69aのうち、厚肉部55から突出する部分が、給電端子70aである。
給電端子70aは、平板状であり先端がL字に屈曲している。
給電端子70aの根元は、胴部73a(第1の給電部69aのうち蓋部54に埋め込まれた部分)と接続されている。
接合部71aは、先端露出部分(背面図参照)がピン状に管軸方向に伸びている。
接合部71aの根元(背面図参照)は、胴部73a(第1の給電部69aのうち蓋部54に埋め込まれた部分)に接続されている。そして、接合部71aは、板部72a(後述)と直角に配置されている(直交している)。
接合部71aの先端露出部分と根元との中間部分(背面図参照)は、全部あるいは下部が突出部(後述)に埋めこまれ、突出部内の管軸方向に貫通している。
胴部73aは、以下の部分からなる。
1.板部72a
2.給電端子用屈曲部76a
3.接合部用延長部77a
なお、図6では、胴部73bの詳細図示は省略する。
給電端子用屈曲部76aは、胴部73aの一部であり、蓋部54に埋め込まれている。
1.板部72aのE−E面(平面図のE−E断面)全体から直角に曲がっている曲げ部分78a
2.曲げ部分78aの下部から下方に延長した延長部分79a
3.延長部分79aの下端で接合部71aの根元と繋がった繋がり部分68a
接合部用延長部77aは、胴部73aの一部であり、蓋部54に埋め込まれている。
板部72aの横方向の長さ(D−D面とE−E面との距離)は、給電端子70aと給電ランド98aとの最小距離以上、最大距離以下となる。ここで、給電端子70aと給電ランド98aとの最小距離とは、給電端子70aのうち給電ランド98aに一番近い位置と、給電ランド98aのうち給電端子70aに一番近い位置との横方向の差である。また、給電端子70aと給電ランド98aとの最大距離とは、給電端子70aのうち給電ランド98aに一番近い位置と、給電ランド98aのうち給電端子70aから一番離れた位置との横方向の差である。
また、給電端子70aの高さ方向の長さと板部72aの高さ方向の長さとは等しい。
そして、板部72aの横方向の長さと給電端子70aの高さ方向の長さとの比は、例えば「板部72aの横方向の長さ:給電端子70aの高さ方向の長さ=3:4」である。
繋がり部分68aは、延長部分79aと同一平面にあり、板部72aと直交している。
規制部74aは、管軸方向に平行に板状に形成されている。
規制部74aは、板部72aと直交している。
規制部74aの管軸方向の根元は、接合部用延長部77a(曲げ部分78aと延長部分79a)と繋がっている。
規制部74aの上下方向の根元は、突出部(後述)に埋めこまれ、突出部内で接合部71aの中間部分と繋がっている。
規制部74aの管軸方向の根元と上下方向の根元以外は、板状に空中に露出している。規制部74aは、この露出部分にU字状の切欠きである切り欠き部75aを有する。U字状の切欠きは管軸方向外側に向かって形成されている。
接合部の先端露出部分も樹脂モールドされない部分ではあるが、接合部は細いため、位置決めに用いると破損する危険がある。
また、第1の給電部69aの高さhに対する切り欠き部75aの位置、すなわち、図5の正面図に示すaとbとの比率は、例えば「a:b=1:1.5」である。ここで、aは、高さ方向における第1の給電部69aの上端と切り欠き部75aの中心との距離であり、bは、高さ方向における第1の給電部69aの下端と切り欠き部75aの中心との距離である。
また、図5の背面図に示すc(規制部74aの長さ)とd(切り欠き部75aの切り欠き部分の長さ)との比率は、例えば「c:d=2:1」である。
そして、筒状の一端(図7〜図9の右側)が円盤状の蓋部54で覆われ、他端(図7〜図7の左側)が開口されている。
図8と図9に示すように、蓋部54(口金筺体51)は、厚肉部55と厚肉部55よりも薄い薄肉部56とから成る。
第1の給電部69aと第2の給電部69bとは、口金筺体51の蓋部54を貫通している。
また、口金筺体51は、蓋部54から開口方向に向けて突出した突出部53を有する。突出部53は、蓋部54の薄肉部56の背面から、側壁57の下部の内周面と一体に半円柱状に形成されている。そして、突出部53の断面は、図4の左側面図に示すように半円状である。
この時、位置合わせピン58aと位置合わせ部94aとが嵌合し、位置合わせピン58bと位置合わせ部94bとが嵌合することによって、口金筺体51とヒートシンク95との位置合わせが行われる。
板部72aは、矩形部分全部が蓋部54に埋めこまれている。
板部72aは、板部72aの両面が蓋部54の両面と平行に埋めこまれている。
板部72aは、厚肉部55の厚さ方向中央部分に埋めこまれている。
板部72aは、正面図の厚肉部55の上下幅の中央部分に埋めこまれている。
更に、図9に示すように、接合部71aは、蓋部54から照明ランプ100の内部方向に突出している(接合部71bも同様)。
図7に示す通り、板部72aと板部72bとは、蓋部54に埋め込まれている。
更には、図7に示される板部72aと板部72bとが蓋部54に埋め込まれている部分は、図8に示す通り厚肉部55に対応する。すなわち、板部72aと板部72bとは、蓋部54の厚肉部55の内部に埋め込まれている。
ここで、第1の給電部69a(第2の給電部69b)及び給電口金50及び照明ランプ100の製造方法について説明する。
(1)打ち抜き工程
金属板から第1の給電部69aを折り曲げる前の形状を打ち抜く。
すなわち、給電端子70aと胴部73aと接合部71aと規制部74aとを平面にした形状の金属片を打ち抜く。
打ち抜いた金属片の以下の部分をZ字あるいはクランク状になるように直角に折り曲げる。
A.給電端子70aの先端
B.胴部73aの一端(給電端子用屈曲部76a)
C.胴部73aの他端(曲げ部分78a)
予め以下の金型を準備する。
1.下金型
2.上金型
下金型の上面には、2個の給電端子(給電端子70a、給電端子70b)を差し込む穴が有る。また、蓋部54(薄肉部56、厚肉部55)となる凹部が有る。
下金型の上面には、側壁57、突出部53となる凹部が有る。突出部53を形成する凹部の先にはさらに2個の接合部(接合部71a、接合部71b)を差し込む穴が有る。また、規制部(規制部74a、規制部74b)を挟む隙間と切り欠き部(切り欠き部75a、切り欠き部75b)に嵌め込まれる凸部が有る。
<下金型への給電部の装着工程>
接合部が上に向くように、下金型の穴に2個の給電端子(給電端子70a、給電端子70b)を差し込む。
上金型を下げてゆき、上金型の穴に接合部(接合部71a、接合部71b)を差し込む。
さらに、上金型を下げてゆき、上金型の隙間に規制部(規制部74a、規制部74b)を挟み込むとともに、上金型の隙間にある凸部を規制部の切り欠き部(切り欠き部75a、切り欠き部75b)に嵌め込む。これで、給電部(第1の給電部69a、第2の給電部69b)は、金型の所定の位置に固定される。
上金型32と下金型33とを固定する。
上下金型のインジェクション穴から、熱可塑性樹脂を射出する。
熱可塑性樹脂は、上金型と下金型との間の空間に充填される。
その結果として、空間に充填された樹脂により、口金筺体51が形成される。
熱可塑性樹脂の硬化後に金型を外す。
ヒートシンク95に基板90を固定する。
ヒートシンク95に給電口金50をネジ止めする。
基板90の給電ランド98aと接合部71a、及び給電ランド98bと接合部71bを半田付けする。
ヒートシンク95と基板90とを筒管60でカバーする。
給電端子(給電端子70a、給電端子70b)のみで金型に固定できるのであれば、規制部(規制部74a、規制部74b)はなくてもよい。
規制部(規制部74a、規制部74b)は突出部53に埋めこまれていなくてもよい。
接合部(接合部71a、接合部71b)は、突出部53に埋めこまれているが、接合部(接合部71a、接合部71b)に十分強度が有れば、突出部53に埋めこまれていなくてもよい。
板部(板部72a、板部72b)の形状は矩形でなくともよく、平行四辺形、台形などのその他の多角形でかまわない。
接合部(接合部71a、接合部71b)は、平面状あるいは直線状でなくともよく、接合部(接合部71a、接合部71b)が途中で曲げられていてもよい。
実施の形態1の給電口金50は、給電端子70aと給電端子70bとの間隔が、給電ソケットに差し込み可能な間隔となっており、接合部71aと接合部71bとの間隔が基板90上の給電ランド98aと給電ランド98bとの間隔に対応している。
その為、リード線を用いること無く、基板90に第1の給電部69aと第2の給電部69bとを直接、半田付け(電気的接続)可能である。
その為、リード線が不要となり、実施の形態1の給電口金50と樹脂製の筒管60とを備えた照明ランプ100の製造コストを減少させることが可能である。
実施の形態2について、主に実施の形態1との差異を説明する。
なお、実施の形態1と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図11は、給電口金の内部構造の例を示す第1の断面図である。
図12は、給電口金の内部構造の例を示す第2の断面図である。
図13は、給電口金の内部構造の例を示す第3の断面図である。
図12は、図10に示すB−B箇所の断面図(正面図)である。
図13は、図10に示すC−C箇所の断面図(正面図)である。
ここで、実施の形態2の給電部は、実施の形態1と同一のものである。
一方、実施の形態2の口金筺体51aは、実施の形態1の口金筺体51と形状が異なるが、口金筺体51と同様の構成要素を備える。
すなわち、口金筺体51aは、図10〜図13に示すように、ネジ孔52a、突出部53a、蓋部54a、側壁57a、位置合わせピン58c、位置合わせピン58dを備える。
また、蓋部54aは、厚肉部55aと薄肉部56aとから成る。
各構成要素の特徴は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
筒管60aがガラスの場合、口金筺体51aの側壁57aの内径に筒管60aが挿入され、給電口金50aは筒管60aの端部に取り付けられる。
突出部53aは、筒管60aが挿入される隙間を提供するために、側壁57aの下部の内周面から離れて半円柱状に形成されている。突出部53aは、蓋部54aの薄肉部56aの背面のみと繋がって形成されている。
ガラス製の筒管60aを備えた照明ランプ100aにおいても、実施の形態2の給電口金50aを用いることで、給電部と基板90とを電気的に接続するリード線が不要となる。
実施の形態3について、主に実施の形態1との差異を説明する。
なお、実施の形態1と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図15は、接合部の第2の例を示す図である。
図14及び図15は、図2の正面図の点線の丸の部分を示したものである。なお、図14及び図15において、説明を分かりやすくする為に、給電ランド98aが基板90の面よりも高くなるように図示しているが、実際の形状は、図示と異なるものであってもよい。
例えば、図14は、接合部71aが給電ランド98aから0.2〜1.2mm高い位置で口金筺体51から突出し、接合部71aの先端(先端露出部分)が給電ランド98aに向かって傾斜している状態が示されている。
これにより、更に、給電ランド98aと接合部71aとの半田付け性が向上する。
実施の形態3の給電口金50は、接合部71aの先端(先端露出部分)が傾斜していることにより、給電ランド98aと接合部71aとの半田付け性が向上する。
実施の形態4について、主に実施の形態1との差異を説明する。
なお、実施の形態1と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
なお、第1の給電部69aの変形例である第1の給電部69cについて説明するが、第2の給電部69bの変形例も同様である。
板部72cのD−D面(平面図のD−D断面)の上部から給電端子用屈曲部76aが形成され、給電端子70aが直角方向に突き出される。
板部72cのE−E面(平面図のE−E断面)から曲げ部分78cが形成されることで、実施の形態1の延長部分79aが無くなる。そして、曲げ部分78cの下部に接合部71aの根元との繋がり部分68aが形成され、接合部71aが直角方向に突き出される。
規制部74aは、曲げ部分78cが接合部71aの先端方向に延ばされ、接合部71aの上に接合部71aと同一平面で形成されればよい。
実施の形態4によれば、板部72cの面積が大きくなり、蓋部54への埋めこみが増加するので、第1の給電部69cの固定がより強固になる。
実施の形態5について、主に実施の形態1との差異を説明する。
なお、実施の形態1と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図18は、給電口金の第2の変形例を示す図である。
なお、給電口金50cと給電口金50dとは、第1の給電部の形状もしくは配置が異なるのみで、実施の形態1の給電口金50と同様である。
また、第1の給電部69d及び第1の給電部69eは、第1の給電部69aの変形例であり、実施の形態1の第1の給電部69aと同様の構成である。
ここで、図17において、第1の給電部69dにおける給電端子70dと接合部71dとの位置のずれ量xと、第2の給電部69bにおける給電端子70bと接合部71bとの位置のずれ量yとは異なる。詳細な図示は省略するが、第1の給電部69dの胴部のクランク形状と第2の給電部69bの胴部のクランク形状とが異なることにより、互いのずれ量を変えることが可能である。
なお、第1の給電部69dにおけるずれ量xと、第2の給電部69bにおけるずれ量yとが同じであっても、給電口金50cの中心を通る面(図17のB−B面)に対して、面対称に配置されなくてもよい。
実施の形態5によれば、給電ランドが給電口金50cの中心を通る面に対して、面対称に配置されていない場合でも、接合部を直接給電ランドに半田付けすることが可能である。
Claims (7)
- 照明ランプの口金において、
円盤状の蓋部を有する口金筺体と、
口金筺体の蓋部を貫通して電力を供給する給電部と
を備え、
給電部は、
蓋部から照明ランプの外部方向に突出した給電端子と、
蓋部の円盤状断面において給電端子が形成された位置とはずれた位置に形成され、蓋部から照明ランプの内部方向に突出した接合部と、
蓋部の内部に埋め込まれた板部を有し、給電端子と接合部とを接続した胴部と、
を有することを特徴とする口金。 - 口金筺体は、径方向に形成された帯状の厚肉部と、厚肉部よりも薄い薄肉部とを有し、
板部は、蓋部の厚肉部の内部に埋め込まれ、
給電端子は、蓋部の厚肉部から突出している
ことを特徴とする請求項1記載の口金。 - 前記口金は、給電端子を一対有し、
一対の給電端子は、蓋部の直径D1の中心に対して対称の位置にある直径D1の2点から照明ランプの外部方向に突出し、
一対の接合部の一方の接合部は、蓋部の直径D2の1点から照明ランプの内部方向に突出し、
一対の接合部の他方の接合部は、蓋部の直径D3の1点から照明ランプの内部方向に突出し、
一対の給電端子の間隔は、一対の接合部の間隔より広い
ことを特徴とする請求項1又は2記載の口金。 - 前記口金筺体は、
一端が前記蓋部で覆われ、他端が開口された筒状の側壁と、
蓋部から開口方向に向けて突出した突出部と
を有し、
接合部は、途中まで突出部に埋め込まれ、接合部の先端が突出部から露出している
ことを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の口金。 - 前記口金は、給電部を口金筺体に一体成型したものであり、
前記口金は、さらに、胴部から接合部に渡って一体に形成され、少なくとも一部が口金筺体から露出した規制部を備え、
規制部は、給電部を口金筺体に一体成型する場合に給電部の位置決めに用いられる切り欠き部を有することを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の口金。 - 筒管と、
給電ランドを有し発光ダイオードを搭載した基板と、
基板を取付け、筒管の長手方向に渡って延在するヒートシンクと、
請求項1〜5いずれかに記載の口金と
を備え、
口金は、ヒートシンクの端部に固定されて筒管の端部に取り付けられ、
接合部の先端は、基板の給電ランドに向かって傾斜しており、
接合部の先端は、給電ランドに半田付けされたことを特徴とする照明ランプ。 - 突出部はネジ孔を有し、
ヒートシンクはネジ穴を有し、
突出部がヒートシンクに当接するように、突出部がヒートシンクにネジ止めされることを特徴とする請求項6記載の照明ランプ。
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