JP2014040807A - プロペラファン - Google Patents

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Yoshinao Komatsu
由尚 小松
Takeshi Shimizu
健 清水
Yasuhiro Naito
康弘 内藤
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Abstract

【課題】不安定な境界層の流れに起因する騒音を抑制できるプロペラファンを提供すること。
【解決手段】
プロペラファン1のブレード3には、正圧面3A側と負圧面3B側とに開口するスリット10が形成され、スリット10の負圧面3B側の開口10Bは、正圧面3A側の開口10Aよりもブレード3の回転後方Bに位置している。スリット10を区画する回転後方B側の内壁12は、正圧面3A側から負圧面3B側に向けて順に配置される第1曲面121、第2曲面122、および第3曲面123を有し、第1曲面121は、内壁12の正圧面3A側の端部と負圧面3B側の端部とを結ぶ方向Cに対して凸となる向きとされ、第2曲面122は、方向Cに対して凹となる向きとされ、第3曲面123は、方向Cに対して凸となる向きとされるとともに、負圧面3Bに連続する。
【選択図】図2

Description

本発明は、プロペラファンに関する。
空気調和機の室外機に用いられるプロペラファンは、低騒音化のために様々な工夫が施されている。
例えば、特許文献1のプロペラファンは、負圧面側に向けて凸となるように湾曲されたブレードに、正圧側に向けて凸となる変曲面部を形成することにより、騒音を低減している。変曲面部を形成すると、ブレードの負圧面では流れが変曲面部において渦を巻くように変化するとともに、ブレードの正圧面では変曲面部を乗り越えるときに流速が増加し圧力が低下する。これにより、変曲面部において、負圧側と正圧側との圧力差が小さくなることにより、負圧側と正圧側との圧力差によって発生する翼端渦の発生を抑制している。
また、負圧面においては、ブレードの回転方向前方側から後方側に向けて境界層が徐々に成長していくが、変曲面部で流れが変化するため、境界層の成長が一端中断される。これにより、境界層の発達を抑制している。
特開2008−51074号公報
近年、周囲環境の静粛性が進んでいることから、より一層の低騒音化が必要とされている。
ここで、空気調和機のプロペラファンでは、広い周波数範囲に亘る広帯域騒音が発生している。この騒音は、ブレードの表面に沿った境界層が発達して流れが不安定になることに起因している。特に、ブレードの負圧面では、ブレードの正圧面と、隣接するブレードの負圧面との間の流路を流れる主流の転向の内側であることと、圧力を上げて送風するプロペラファンにあって、当該流路の減速側に位置し、そこでは圧力勾配が逆転することが、境界層の流れが不安定になるのを助長する。その状態を経て、境界層の剥離にまで進行すると、大きな騒音を発生させるおそれがある。
特許文献1のプロペラファンでは、負圧面上の流れが凹状の変曲面部に転向して入るときに速度増加に伴って静圧を低下させることで主流との圧力差を大きくし、その変曲面部に主流を取り込むことで境界層の流れを安定化させる狙いと考えられる。しかし、流れが変曲面部の端縁を乗り越えて負圧面上に戻るときに静圧が上昇するので、かえって境界層の流れが不安定となるおそれが大きい。その上、変曲面部に沿って流れの経路が長くなるため、送風に必要な動力が増すので、効率が低下するおそれがある。
本発明は、上記のような課題に基づいてなされたもので、不安定な境界層の流れに起因する騒音を抑制できるプロペラファンを提供することを目的とする。
本発明のプロペラファンは、所定の向きに回転されるハブと、ハブに放射状に設けられてハブの回転に伴って回転されるとともに、正圧面および負圧面を有する複数のブレードと、を備える。ブレードには、正圧面側と負圧面側とに開口する貫通路が形成され、貫通路の負圧面側の開口は、正圧面側の開口よりもブレードの回転後方に位置する。
そして、本発明は、貫通路を区画する回転後方側の内壁は、正圧面側から負圧面側に向けて順に配置される第1曲面、第2曲面、および第3曲面を有し、第1曲面は、回転後方側の内壁の正圧面側の端部と負圧面側の端部とを結ぶ方向に対して凸となる向きとされ、第2曲面は、前記方向に対して凹となる向きとされ、第3曲面は、前記方向に対して凸となる向きとされるとともに、負圧面に連続することを特徴とする。
正圧面に沿って回転後方に向けて流れる空気は、正圧面よりも気流のエネルギが小さい負圧面に向けて貫通路の正圧面側の開口に流入する。その気流は、負圧面側の開口に向けて回転後方に向けて進み、負圧面側の開口から負圧面に供給される。このようにして正圧面側の高いエネルギを持つ主流が負圧面の境界層に導入されると、境界層の発達を遅らせ、負圧面に沿った境界層の流れを安定化させることができる。
ここで、貫通路を通じて負圧面に気流を導入するにあたり、その気流を負圧面の境界層の流れに沿った向きとし、負圧面の境界層の流れにエネルギを十分に送り込めるように、回転後方側の内壁に第1曲面、第2曲面、および第3曲面が形成されている。貫通路内に入った気流は、第1曲面の凸部を乗り越え、続いて第2曲面の凹部に進入することで、負圧面に対してなす傾斜角度が小さくなるように気流の向きが転向される。そして、第2曲面の凹部から出るときに逆向きに転向された後、第3曲面の凸部によって再び転向されることで、負圧面上を境界層の流れと同じ向きに沿って流れ、その境界層の流れに導入される。これにより、負圧面の境界層の流れにエネルギを補充できるので、負圧面の境界層の流れを安定化させることができる。したがって、不安定な境界層の流れに起因する広帯域騒音を抑制できる。
さらに、境界層の流れが安定化されることで、動力損失が低減されるので、プロペラファンの効率も向上させることができる。
本発明のプロペラファンでは、第1曲面の曲率半径をR1、第2曲面の曲率半径をR2、第3曲面の曲率半径をR3とすると、R1 < R2 < R3 を満足することが好ましい。
第1曲面〜第3曲面の曲率半径R1〜R3が次第に大きくなることにより、第1曲面〜第3曲面によって規定される貫通路の内壁によって順次転向されるときの遠心力が低下するために流れが壁面に沿って流れ易くなるので、流れの変動が抑制されながら、気流の向きを負圧面に沿う向きに漸次近づけることができる。これにより、導入される気流を負圧面に確実に沿わせることができる。
本発明のプロペラファンでは、貫通路の負圧面側の開口は、負圧面における最大反り位置の近傍または最大反り位置よりもブレードの回転後方に位置することが好ましい。
負圧面上の最大反り位置の近傍では、主流の影響により減速が開始され、これに伴って気流のエネルギが低下し始める。したがって、最大反り位置の近傍、または最大反り位置よりも回転後方に貫通路を形成することにより、負圧面に効率良く気流エネルギを補充できる。
本発明のプロペラファンでは、貫通路を区画するブレードの回転前方側の内壁は、回転後方に向けて延びていることが好ましい。
それによれば、導入される気流を負圧面に沿う向きまでガイドする効果を高めることができる。
本発明の第2のプロペラファンは、所定の向きに回転されるハブと、ハブに放射状に設けられてハブの回転に伴って回転されるとともに、正圧面および負圧面を有する複数のブレードと、を備える。
そして、ブレードには、ブレード内部を通り、正圧面および負圧面の少なくとも一方に到達する吹込経路が形成され、吹込経路は、正圧面および負圧面の少なくとも一方の面上でブレードの回転後方に向けて開口する吹込口を有することを特徴とする。
この発明によれば、吹込経路により、負圧面の境界層の流れに沿った向きに気流を吹き込むことができるので、負圧面において低下する気流エネルギを補充できる。これにより、境界層の発達を遅らせ、負圧面の境界層の流れを安定化できるので、広帯域騒音を抑制することができる。
さらに、境界層の流れが安定化されることで、動力損失が低減されるので、プロペラファンの効率も向上させることができる。
また、吹込経路は、主流の影響により減速が開始され、これに伴って気流のエネルギが低下し始める負圧面上の最大反り位置の近傍、または最大反り位置よりもブレードの回転後方に形成すれば、効率良く気流エネルギを補充できる。
さらに、本発明の第3のプロペラファンは、所定の向きに回転されるハブと、ハブに放射状に設けられてハブの回転に伴って回転されるとともに、正圧面および負圧面を有する複数のブレードと、を備える。
そして、ブレードには、正圧面および負圧面の少なくとも一方から、ブレード内部を通り、ブレードの外部に到達する吸込経路が形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、吸込経路を通じて負圧面の境界層の流れをプロペラの外部に吸い出すことができる。これによって境界層が負圧面から排除されると、負圧面にはエネルギの大きな主流が吸引される。これにより、負圧面の境界層の流れが安定化されるので、広帯域騒音を抑制することができる。
さらに、境界層の流れが安定化されることで、動力損失が低減されるので、プロペラファンの効率も向上させることができる。
また、吸込経路は、境界層の発達に伴って不安定となり易い回転後方側に形成すれば、境界層が排除されることによる騒音抑制の効果を高めることができる。
本発明のプロペラファンによれば、不安定な境界層の流れに起因する広帯域騒音を低減できる。さらに、境界層の流れが安定化されることで、動力損失が低減されるので、プロペラファンの効率も向上させることができる。
第1実施形態に係るプロペラファンを負圧面側から示す平面図である。(a)はプロペラファンの全体図であり、(b)は1つのブレードを示す拡大図である。 図1(b)のII−II線断面図であり、ハブの軸心から同一半径に沿ったブレードの断面を示す。また、その部分拡大図も示す。細い実線矢印は気流の向きを示している。 正圧面と負圧面との間の流路断面をプロペラファンの周方向に展開して示す図である。 (a)および(b)ともに第1実施形態の変形例を示す平面図である。 第2実施形態に係るプロペラファンのブレードを示す図である。(a)は負圧面側からブレードを示す平面図であり、(b)は(a)のVb−Vb線断面図である。 (a)は、第3実施形態に係るプロペラファンのブレードを示す平面図である。(b)は、その変形例を示す平面図である。 図6(a)、(b)のVII−VII線断面図、およびその部分拡大図である。 第3実施形態の変形例に係るプロペラファンのハブの軸心から同一半径に沿ったブレードの断面図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1および図2に示す本実施形態のプロペラファン1は、射出成形品であり、円筒状のハブ2と、ハブ2の外周に放射状に設けられる複数のブレード3とを一体に備えている。薄板状とされるブレード3は、ハブ2の軸心S(図2参照)に対して傾いた状態でハブ2の外周に支持される。
ハブ2に接続される図示しない動力源により、ブレード3が所定の向き(図1の矢印方向)に回転される。これにより、図1の紙面の手前側から奥側へと、隣り合うブレード3の表面に沿って斜めに拡がるように送風される。以下では、ブレード3の回転向きの前方(上流)を回転前方F、後方(下流)を回転後方Bと呼ぶ。
ブレード3は、回転前方F側に位置する前縁4と、回転後方B側に位置する後縁5と、前縁4および後縁5を径方向外側で繋ぐ外周縁6と、ハブ2に支持されるとともに前縁4および後縁5に連なる基端部7とを有している。前縁4は、外周縁6側の部分が回転前方Fに向けて張り出しており、これによってブレード3は鎌形に形成されている。
このブレード3は、図2に示すように、その全体形状が負圧面3B側に向けて凸となるように湾曲されている。正圧面3Aの曲率半径よりも負圧面3Bの曲率半径の方が小さいため、ブレード3は、前縁4と後縁5とを結ぶ直線Nに対して、負圧面3Bの方が正圧面3Aよりも反っている。
ブレード3の正圧面3Aと、これに隣合うブレード3の負圧面3Bとは、図3に示すように、間隔をおいて互いに対向する。回転するブレード3の正圧面3Aによってかきとられる空気は、前縁4側から正圧面3Aと負圧面3Bとの間に押し込まれる。正圧面3Aと負圧面3Bとの間に挟まれる気流の流路は、ブレード3の全体の湾曲形状に沿って転向しており、負圧面3Bは、その転向の内側に位置する。
上記構成のブレード3には、正圧面3A側と負圧面3B側とに開口する貫通路としてのスリット10が形成されている。このスリット10は、上記の最大反り位置Pの近傍(Pの前側または後側)に位置しており、後述するように、スリット10を通じて正圧面3A側から負圧面3B側へと空気が流れる。なお、スリット10が形成されていないときのブレード3の表面を図2の部分拡大図に一点鎖線で示す。
スリット10は、図1(b)に示すように、ブレード3の基端部7から外周縁6に向かう方向に沿って、基端部7近傍から外周縁6近傍までの所定の長さで形成されている。より具体的には、スリット10は、前縁4の形状に倣って、外周縁6側が回転前方F側に位置し、基端部7側が回転後方B側に位置するように、ブレード3の径方向Dに対して傾斜している。このスリット10は、基端部7から外周縁6に向けて最大反り位置Pが連なる方向に沿って形成されている。
図2に示すように、スリット10の負圧面3B側の開口(負圧面開口)10Bは、正圧面3A側の開口(正圧面開口)10Aよりも回転後方Bに位置している。後述するように、前縁4側からブレード3,3間に押し込まれる空気の流れは、後縁5側に向かう成分を持つ。その流れの向きに倣ってスリット10内を空気が流れるので、正圧面開口10Aと負圧面開口10Bが回転方向の同じ位置に形成されている場合よりも、スリット10の内壁および開口10A,10Bの周縁における空気抵抗が小さい。
図2に示す断面においてスリット10を区画する内壁11,12は、いずれも以下に述べるような曲面を有している。図2に表される内壁11,12の各々の稜線(曲線)がスリット10の長さ方向に連続することで、曲面状の内壁11,12が形成されている。その曲面状の内壁11,12は、後述するように、正圧面開口10Aから負圧面開口10Bへと流れる気流をガイドする機能を有している。
以下、負圧面3B側における内壁11,12の形状について説明する。
回転後方B側に位置する内壁12は、負圧面3B側に、正圧面3A側から負圧面3B側に向けて順に配置される第1曲面121、第2曲面122、および第3曲面123を有している。これらの第1〜第3曲面121〜123は相互に滑らかに連続している。
第1曲面121は、図2において内壁12の正圧面3A側の端部と負圧面3B側の端部とを結ぶ方向Cに対して凸となる向きとされている。また、第2曲面122は、方向Cに対して凹となる向きとされ、第3曲面123は、方向Cに対して凸となる向きとされるとともに、負圧面3Bに連続している。なお、以下の説明で、内壁11,12の凹凸の向きは、方向Cに対するものとする。
そして、第1曲面121の曲率半径をR1、第2曲面122の曲率半径をR2、第3曲面123の曲率半径をR3とすると、下式の関係を満足する。
R1 < R2 < R3
また、第1曲面121の行程をL1、第2曲面122の行程をL2、および第3曲面123の行程をL3とすると、L2は、L1およびL3に比べて小さい。但し、L1〜L3はこれに限らず任意に設定できる。
一方、回転前方F側に位置する内壁11は、負圧面3B側に、上記の内壁12の形状に倣い、回転後方Bに向けて延びる負圧面側曲面111を有している。負圧面側曲面111は、凸とされ、その湾曲の頂点部から負圧面3Bに連続する先端部にかけて内壁12を負圧面3B側から覆っている。より具体的には、負圧面側曲面111は、第1曲面121の頂点を過ぎ、第2曲面122の一部を覆っている。この負圧面側曲面111は、内壁12の第3曲面123と共に負圧面開口10Bを形成している。
次に、正圧面3A側における内壁11,12の形状について説明する。
内壁11は、正圧面3Aに連続する部分が面取りされることにより、正圧面側曲面112を有している。正圧面側曲面112は、方向Cに対して凹となる向きとされている。この正圧面側曲面112と上記の負圧面側曲面111により、内壁11は略S字状とされている。
そして、内壁12は、正圧面3A側に、上記の正圧面側曲面112の形状に倣う正圧面側曲面124を有している。上記の正圧面側曲面112および正圧面側曲面124の曲率半径は各々、第1曲面121〜第3曲面123の曲率半径R1〜R3よりも小さい。それら正圧面側曲面112および正圧面側曲面124は、正圧面開口10Aを形成している。以上の正圧面側曲面112,124に沿ってガイドされることにより、正圧面開口10Aからスリット10内に空気がスムーズに流入する。
上記のように正圧面3A側に形成された内壁12の正圧面側曲面124から、負圧面3B側に形成された内壁12の第1曲面121にかけては、その全体が曲面により滑らかに連続している。また、内壁11についても、正圧面側曲面112から負圧面側曲面111にかけての全体が曲面により滑らかに連続している。
なお、内壁12における正圧面側曲面124と第1曲面121との間に直線を介在させることもできる。内壁11についても同様に、正圧面側曲面112と負圧面側曲面111との間に直線を介在させることもできる。
以上説明した構成のプロペラファン1を作動させると、各ブレード3が正圧面3A側に周囲の空気をかきとるように回転し、これによって、正圧面3Aと負圧面3Bとの間に前縁4側から周囲の空気が押し込まれる。その空気は、正圧面3Aと負圧面3Bとの間で、ブレード3の回転に伴う遠心力が働くことによって一部が外周縁6に向かうとともに、ブレード3全体の周方向における湾曲形状に沿って転向しながら後縁5にも向かう主流を形成する。その主流の経路は隣接するブレード3同士で形成され、後縁5に向けてディフューザ風路になるので、主流は後縁5に向けて次第に減速する。この減速に伴って流れの動圧が静圧に変換されることで空気圧力が大きくなり、プロペラファン1が昇圧する。
ここで、ブレード3の表面に沿って境界層の流れが存在する。この境界層は、特に、負圧面3B側において発達し、その流れが不安定になり易い。
その要因について以下説明する。まず、負圧面3Bは、図3に示すように、正圧面3Aと負圧面3Bに挟まれる流路の転向の内側であるために正圧面3A側よりも気流のエネルギが小さい。
次に、正圧面3Aと負圧面3Bに挟まれる流路において、負圧面3Bは、主流の進行方向前方側である減速側(圧力が大きくなる)に位置する点でも、正圧面3A側よりも気流のエネルギが小さい。ここで、負圧面3B側でも前縁4近傍では、正圧面3Aと負圧面3Bとの間に押し込まれた空気が加速されるため、気流を安定させるだけの気流エネルギを有しており、上流側が圧力大、下流側が圧力小となる通常の圧力勾配となる。これに対して、それよりも回転後方Bでは、当該流路を流れる主流の影響が支配的となるので、負圧面3Bに沿った流れは減速する。そのため、負圧面3Bに沿った境界層は、正圧面3Aに沿った境界層と圧力勾配(主流の圧力勾配に同じ)が逆転しており、上流側が圧力小、下流側が圧力大となっている。このため、負圧面3Bに沿った境界層の流れにブレーキがかかるので、気流のエネルギが小さくなる。これがさらに進行して、境界層の流れに向きが逆転する成分が生じると、境界層の剥離が生じうる。
以上で説明したように気流のエネルギが小さいと、負圧面3Bにおける境界層の流れが一定方向に安定せずに、断続的に向きや速度が変化する。
そこで、本実施形態では、正圧面3A側から負圧面3B側に気流のエネルギを補充すべく、スリット10を形成している。図2に破線で示すように、正圧面3Aに沿って回転後方Bに向けて流れる空気は、正圧面3Aよりも気流のエネルギが小さい負圧面3Bに向けてスリット10の正圧面開口10Aに流入する。その気流は、スリット10内で負圧面開口10Bに向けて回転後方Bに向けて進み、負圧面開口10Bから負圧面3Bに供給されるとともに、負圧面3Bに沿って更に回転後方Bに向かう。このようにして正圧面3A側の高いエネルギを持つ主流が負圧面3Bの境界層に導入されると、境界層の発達を遅らせ、負圧面3Bに沿った境界層の流れを安定化させることができる。
また、本実施形態では、負圧面3Bにおいて、主流が拡大流れとなるために減速が開始され、これに伴って気流のエネルギが低下し始める最大反り位置Pの近傍にスリット10の負圧面開口10Bが配置されているので、効率良くエネルギを補充できる。
なお、スリット10の負圧面開口10Bは、負圧面3Bにおける任意の位置に形成できるが、負圧面3Bへのエネルギ補充効果は、最大反り位置Pの近傍、または最大反り位置Pよりも回転後方Bに形成されるときに際立つ。この範囲では負圧面10B側の流れが拡大流れとなるために(ディフューザ風路)境界層が不安定になり易く、エネルギが低下し易いためである。
さらに、スリット10を通じて、基端部7から外周縁6に向かう各所で負圧面3Bの境界層に気流が導入されるので、エネルギの補充効果を高めることができる。
さて、正圧面3A側から負圧面3B側に気流を導入するにあたり、その気流を負圧面3Bの境界層の流れに沿った向きにすると、負圧面3B上の境界層の流れにエネルギを十分に送り込める。そのために、本実施形態では、スリット10に上述の曲面を形成している。正圧面開口10Aからスリット10内に流入した空気は、図2に破線で示すように、スリット10の内壁に沿って緩やかに転向しながら、負圧面3B側に進む。そして、第1曲面121〜第3曲面123によって形状が定まる内壁12と、それに対向する内壁11により、負圧面3Bに沿うまでガイドされ、負圧面3Bにおける境界層の流れに導入される。
以下、第1曲面121〜第3曲面123に沿って気流がガイドされる様子を説明する。
第1曲面121の凸部121Aを乗り越え、第2曲面122によって形成される凹部122Aに気流が進入すると、負圧面3Bに対してなす傾斜角度が小さくなるように気流の向きが転向される。そして、凹部122Aから出るときに逆向きに転向された後、第3曲面123の凸部123Aによって再び転向されることで、気流は、負圧面3B上を境界層の流れと同じ向きに沿って流れ、その境界層の流れに導入される。これにより、負圧面3Bの境界層の流れにエネルギを十分に補充できるので、負圧面3Bの境界層の流れをより安定化させることができる。
しかも、上記のように第1曲面121〜第3曲面123の曲率半径R1〜R3が次第に大きくなるので、順次転向されるときの遠心力が低下するために流れが壁面に沿って流れ易くなるので、流れの変動が抑制されながら、気流の向きを負圧面3Bに沿う向きに漸次近づけ、負圧面3Bに確実に沿わせることができる。
さらに、上記の第1曲面121〜第3曲面123は滑らかに連続しているので、転向による圧力変動を極力抑えられる。このため、負圧面開口10Bから安定した気流が負圧面3Bに導入されることも、負圧面3Bの境界層の流れの安定化に寄与できる。
以上説明した本実施形態のプロペラファン1によれば、第1曲面121〜第3曲面123によって規定される曲面状のスリット10内壁に沿って、負圧面3Bの境界層の流れに沿った向きに気流が導入される。このようにして負圧面3Bに気流エネルギが補充されるので、負圧面3Bの境界層の流れを安定化することができる。
したがって、本実施形態によれば、不安定な境界層の流れに起因する広帯域騒音を十分に抑制できる。
さらに、境界層の流れが安定化されることで、動力損失が低減されるので、プロペラファン1の効率も向上させることができる。
上記の第1実施形態において、図4(a)に示すように、スリット10と同様の構成のスリット15を、スリット10よりも回転後方B側に形成することもできる。これにより、スリット10からのエネルギの補充後、負圧面3Bにおける減速が進行したために負圧面3Bの気流エネルギが境界層の流れを安定化するには不足したとしても、再度、スリット15を通じて負圧面3Bにエネルギを補充できる。これにより、後縁5までエネルギを保って、負圧面3Bの境界層の流れを安定化させ易くなる。なお、ブレード3には、エネルギの補充により境界層の流れを安定化させるのに足りる数だけ、回転方向に間隔をおいて複数のスリット15を設けることができる。
また、スリット10は、第1曲面121〜第3曲面123が形成されている限り、その内壁の形状は任意である。
さらに、第1曲面121〜第3曲面123には、上述したR1〜R3に限らず、負圧面3Bに沿って気流を沿わせることのできる任意の曲率半径を採用できる。
ブレード3に形成される貫通路の形態や、形成される位置も任意である。
例えば、図4(b)に示すように、複数の貫通孔17を、最大反り位置Pで、基端部7から外周縁6に向けて配列させることもできる。この貫通孔17は、その中心を通るII−II線断面がスリット10と同様とされており、負圧面3Bへエネルギを補充するスリット10と同様の効果を得ることができる。貫通孔17の数や位置は任意であり、図4(a)のスリット15を複数の貫通孔17に代替することもできる。
また、貫通路は、スリット10のように基端部7から外周縁6に向かう全域に限らず、その一部に形成することができる。さらに、スリット10は、最大反り位置Pの近傍に限らず、それよりも回転後方Bに形成することもできる。
次に、本発明の第2実施形態について、図5を参照して、第1実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と共通する構成については、同じ符号を付している。
本実施形態のブレード3には、上述のスリット10の代わりに、気流の吹込経路40が形成されている。
吹込経路40は、ブレード3の内部(板厚内)に形成されるととともに、基端部7から外周縁6に向けて最大反り位置Pが連なる方向に沿って形成される経路41と、その経路41に連通するとともに負圧面3B上で回転後方Bに向けて開口する吹込口42とを有している。
経路41は、基端部7側の一端が、ハブ2の側壁21を厚み方向に貫通する気流の取込口210に連通し、他端が外周縁6側で閉塞している。
吹込経路40から回転後方Bに向けて所定の範囲は、吹込経路40が形成されていないブレード3の表面から正圧面3A側に退いている。この退いた負圧面の3Bの退避部421と、その退避部421の回転前方F側端部に対向する負圧面3Bである屋根部422との間の隙間が、気流の吹込口42とされている。吹込口42は、図5(b)の紙面に交差する方向に連続している。
本実施形態のプロペラファンを回転させると、遠心力により、ハブ2の取込口210を介して吹込経路40の経路41内に空気が取り込まれる。経路41内の空気は遠心力で圧縮されるとともに、吹込口42から負圧面3Bに沿って境界層の流れに吹き込まれる(導入される)。したがって、本実施形態によれば、負圧面3Bにおいて低下する気流エネルギを補充できる。これにより、境界層の発達を遅らせ、負圧面3Bの境界層の流れを安定化できるので、広帯域騒音を抑制することができる。
さらに、境界層の流れが安定化されることで、動力損失が低減されるので、プロペラファンの効率も向上させることができる。
また、吹込経路40は、主流の影響による減速に伴って気流のエネルギが低下し始める最大反り位置Pの近傍に形成されているので、効率良く気流エネルギを補充できる。
さらに、吹込経路40を通じて、基端部7から外周縁6に向かう各所で負圧面3Bの境界層の流れに気流が導入されるので、エネルギの補充効果を高めることができる。
第2実施形態の吹込経路40は、経路41と、正圧面3A上で回転後方Bに向けて開口する吹込口とを有するように構成することもできる。また、経路41と、正圧面3Aおよび負圧面3Bの両方に開口する吹込口とを有するように構成することもできる。正圧面3Aにおいても、境界層の流れが発達し、不安定となりうる。したがって、正圧面3Aに開口する吹込口から吹き込まれる気流によって正圧面3Aにもエネルギを補充する意義がある。これにより、正圧面3Aの境界層の流れが不安定になることで生じる騒音を抑制できる。
また、第2実施形態では、経路41が基端部7から外周縁6に向かう方向に沿って形成されるとともに、経路41内にハブ2の内側から空気を取り込んでいるが、経路の向きや、経路内に空気を取り込む箇所は上記に限られない。例えば、吹込部は、その経路がブレード3の回転の向きに沿って形成されるとともに、経路の回転前方F側の端部が正圧面3Aに開口する取込口に連通するように構成することもできる。その場合には、正圧面3Aと経路内との圧力差によって経路内に空気が取り込まれる。
さらに、強制的に送風する装置を取込口に接続し、経路内に空気を送り込むこともできる。
なお、吹込経路40は、ブレード3において基端部7から外周縁6に向かう方向の一部に形成することもできる。また、吹込経路40は、最大反り位置Pの近傍に限らず、それよりも回転後方Bに形成することもできる。
次に、本発明の第3実施形態について、図6および図7を参照して、第1実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と共通する構成については、同じ符号を付している。
本実施形態のブレード3には、上述のスリット10の代わりに、気流の吸込経路50が形成されている。図6(a)に示すように、吸込経路50は、ブレード3の回転後方B側に形成されている。吸込経路50は、本実施形態では複数が設けられているが、その数は任意である。
吸込経路50は、ブレード3の内部(板厚内)に形成されるとともに、基端部7から外周縁6に向けて形成される経路51と、その経路51に連通するとともに負圧面3Bに向けて開口する吸込溝52とを有している。
経路51は、基端部7側の一端が、ハブ2の側壁21を厚み方向に貫通する気流の放出口212に連通し、他端が外周縁6側で閉塞している。放出口212には図示しない吸気装置が接続される。
吸込溝52の回転前方F側の端縁521は、負圧面3Bに連続する部分が丸められてなだらかな曲面状とされている。吸込溝52の回転後方B側の端縁522は、端縁521に倣って吸込溝52の内側に突き出すように曲面状とされている。これらの端縁521,522によりガイドされながら、負圧面3Bに沿った境界層の流れが吸込溝52に入り込む。吸込溝52は、図7の紙面に交差する方向に連続している。
なお、図6(b)に示すように、吸込溝52に代わる複数の吸込孔53を形成することもできる。
本実施形態のプロペラファンを回転させるとともに、ハブ2に接続された吸気装置を作動させると、吸気装置により、負圧面3Bの境界層の流れが吸込溝52から経路51内に強制的に吸い込まれ、放出口212からプロペラファンの外部に放出される。これによって境界層が負圧面3Bから排除されると、負圧面3Bにはエネルギの大きな主流が吸引される。これにより、負圧面3Bの境界層の流れが安定化されるので、広帯域騒音を抑制することができる。
さらに、境界層の流れが安定化されることで、動力損失が低減されるので、プロペラファンの効率も向上させることができる。
また、吸込経路50は、境界層の発達に伴って不安定となり易い回転後方B側に形成されているので、境界層が排除されることによる騒音抑制の効果を高めることができる。
さらに、吸込経路50を通じて、基端部7から外周縁6に向かう各所で負圧面3Bの境界層が排除されることでも、騒音抑制の効果を高めることができる。
第3実施形態の吸込経路50は、経路51と、正圧面3A側に開口する吸込溝とを有するように構成することもできる。また、経路51と、正圧面3Aおよび負圧面3Bの両方に開口する吸込溝とを有するように構成することもできる。正圧面3Aにおいても、境界層の流れが発達し、不安定となることもあるので、正圧面3Aに開口する吸込溝から境界層の流れを吸い込み、よりエネルギの大きな主流を吸引する意義がある。これにより、正圧面3A側で生じる騒音を抑制できる。
なお、吸込経路50は、ブレード3において基端部7から外周縁6に向かう方向の一部に形成することもできる。
図8は、吸気装置を用いないで自然吸気が可能なプロペラファンのブレード3を示している。ブレード3に形成される気流の吸込経路50´は、周方向に延びてブレード3の内部を貫通する経路51´と、上述の吸込溝52とほぼ同様の構成の吸込溝54とを有している。吸込溝54は経路51´に連通している。
経路51´は、ブレード3の前縁5側の側面に開口する入口511と、後縁6に対してディフューザ風路をなすように後縁6の正圧面3A側に開口する出口512とを有している。経路51´は、その途中で流路面積が絞られている。
上記構成では、前縁5近傍の動圧(淀み圧)を利用して、入口511から経路51´内に気流を取り込む。取り込まれた気流は、経路51´の途中で絞りによる流速増大によって静圧が低下する。すると、負圧面3Bの境界層の流れが経路51´に向けて、吸込溝54を通じて吸い込まれる。そして、気流は、出口512に向けて拡大流れとされているために、静圧が回復されて、後縁6へと抜けていく。このようにして境界層が負圧面3Bから排除されるので、負圧面3Bにはエネルギの大きな主流が吸引される。これにより、負圧面3Bの境界層の流れが安定化されるので、広帯域騒音を抑制することができる。
上記以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
1 プロペラファン
2 ハブ
3 ブレード
3A 正圧面
3B 負圧面
4 前縁
5 後縁
6 外周縁
7 基端部
10,15 スリット(貫通路)
10A 正圧面開口
10B 負圧面開口
11 内壁(回転前方側の内壁)
12 内壁(回転後方側の内壁)
17 貫通孔(貫通路)
40 吹込経路
41 経路
42 吹込口
50 吸込経路
51 経路
52 吸込溝
53 吸込孔
111 負圧面側曲面
112 正圧面側曲面
121 第1曲面
121A 凸部
122 第2曲面
122A 凹部
123 第3曲面
123A 凸部
124 正圧面側曲面
210 取込口
212 放出口
421 退避部
422 屋根部
521,522 端縁
B 回転後方
F 回転前方
C 方向
N 直線
P 最大反り位置
S 軸心

Claims (8)

  1. 所定の向きに回転されるハブと、
    前記ハブに放射状に設けられて前記ハブの回転に伴って回転されるとともに、正圧面および負圧面を有する複数のブレードと、を備え、
    前記ブレードには、前記正圧面と前記負圧面とに開口する貫通路が形成され、
    前記貫通路の前記負圧面側の開口は、前記正圧面側の開口よりも前記ブレードの回転後方に位置し、
    前記貫通路を区画する前記回転後方側の内壁は、
    前記正圧面側から前記負圧面側に向けて順に配置される第1曲面面、第2曲面面、および第3曲面面を有し、
    前記第1曲面面は、前記内壁の前記正圧面側の端部と前記負圧面側の端部とを結ぶ方向に対して凸となる向きとされ、
    前記第2曲面面は、前記方向に対して凹となる向きとされ、
    前記第3曲面面は、前記方向に対して凸となる向きとされるとともに、前記負圧面に連続する、
    ことを特徴とするプロペラファン。
  2. 前記第1曲面の曲率半径をR1、
    前記第2曲面の曲率半径をR2、
    前記第3曲面の曲率半径をR3とすると、
    R1 < R2 < R3 を満足する、
    請求項1に記載のプロペラファン。
  3. 前記貫通路の前記負圧面側の開口は、
    前記負圧面における最大反り位置の近傍または前記最大反り位置よりも前記ブレードの回転後方に位置する、
    請求項1または2に記載のプロペラファン。
  4. 前記貫通路を区画する前記ブレードの回転前方側の内壁は、
    前記回転後方に向けて延びている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のプロペラファン。
  5. 所定の向きに回転されるハブと、
    前記ハブに放射状に設けられて前記ハブの回転に伴って回転されるとともに、正圧面および負圧面を有する複数のブレードと、を備え、
    前記ブレードには、前記ブレード内部を通り、前記正圧面および前記負圧面の少なくとも一方に到達する吹込経路が形成され、
    前記吹込経路は、前記正圧面および前記負圧面の少なくとも一方の面上で前記ブレードの回転後方に向けて開口する吹込口を有する、
    ことを特徴とするプロペラファン。
  6. 前記吹込経路は、
    前記負圧面における最大反り位置の近傍または前記最大反り位置よりも前記ブレードの回転後方に位置する、
    請求項5に記載のプロペラファン。
  7. 所定の向きに回転されるハブと、
    前記ハブに放射状に設けられて前記ハブの回転に伴って回転されるとともに、正圧面および負圧面を有する複数のブレードと、を備え、
    前記ブレードには、前記正圧面および前記負圧面の少なくとも一方から、前記ブレード内部を通り、前記ブレードの外部に到達する吸込経路が形成されている、
    ことを特徴とするプロペラファン。
  8. 前記吸込経路は、前記正圧面および前記負圧面の少なくとも一方において前記ブレードの回転後方側に位置する、
    請求項7に記載のプロペラファン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023128231A1 (ko) * 2022-01-03 2023-07-06 삼성전자주식회사 진공청소기

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