JP2014040714A - オーニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】片持ち型のオーニング装置において、風でシート体が膨らんだり、左右にねじれたりすることが発生しにくい構造を提供する。
【解決手段】オーニング装置として、先端側が棒体で支持されるシート体を巻き取る、巻き取り軸が水平になるように壁面に固定される巻き取り装置と、基端側が鉛直軸に回転可能に壁面に固定され、先端側が鉛直軸に回転可能に前記シート体の棒体に固定される、駆動手段により伸縮する第一伸縮体と、基端側が前記第一伸縮体の固定位置から水平に一定距離を置いて、鉛直軸に回転可能に壁面に固定され、先端側が鉛直軸に回転可能に前記シート体の棒体に固定される駆動手段により伸縮する第二伸縮体とから構成し、前記第一伸縮体と第二伸縮体とが同じ長さのときに前記第一伸縮体と前記第二伸縮体とが対称になるようにする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、日よけや雨よけのために建築物の壁面から片持ちでシート体を張り出すように設けるオーニング装置に関する。
片持ち型のオーニング装置は、壁面位置の巻き取り装置に巻き取られたシート体の先端側を、伸びるようにバネで付勢される屈曲したアームにより前方に伸ばすことで、シート体を張り出した状態に保持するものが広く用いられている。シート体を収納する際には、シート体を電動又は手動で巻き取り、アームを強制的に折り畳むことでシート体を収納する。
ところで、上述した構造を有するオーニング装置はアームがバネで伸びるように付勢されているので、ある程度強い風が吹くとバネが縮んでシート体が膨らんだり、左右にねじれたりすることがある。
本発明は、このような問題に鑑みて、片持ち型のオーニング装置において、風でシート体が膨らんだり、左右にねじれたりすることが発生しにくい構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を有する。
請求項1に記載の発明は、先端側の縁部が棒体で支持されるシート体と、前記シート体の基端側を巻き取る、巻き取り軸が水平になるように壁面に固定される巻き取り装置と、基端側が鉛直軸に回転可能に壁面に固定され、先端側が鉛直軸に回転可能に前記シート体の棒体に固定される、駆動手段により基端と先端を結ぶ線上に沿って伸縮する第一伸縮体と、基端側が前記第一伸縮体の固定位置から水平に一定距離を置いて、鉛直軸に回転可能に壁面に固定され、先端側が鉛直軸に回転可能に前記シート体の棒体に固定される駆動手段により基端と先端を結ぶ線上に沿って伸縮する第二伸縮体とを有し、前記第一伸縮体と第二伸縮体とが同じ長さのときに、前記第一伸縮体の基端側の固定位置と、前記第二伸縮体の基端側の固定位置の中央を通る鉛直面に対して、前記第一伸縮体と前記第二伸縮体とが対称になるように形成されるオーニング装置である。なお、巻き取り装置は、ゼンマイやバネ、ゴムなどの弾性体によりシート体を巻き取る方向に付勢するか、モーターにより巻き取り軸を回転させるものが用いられる。
請求項2に記載の発明は、前記オーニング装置において、前記第一伸縮体と前記第二伸縮体の間に、基端側が鉛直軸に回転可能に壁面に固定され、先端側が鉛直軸に回転可能に前記シート体の棒体に固定される、鉛直軸回りに屈曲できる屈曲アームが設けられるものである。
請求項3に記載の発明は、前記オーニング装置において、前記第一伸縮体の先端側と前記第二伸縮体の先端側とは同じ鉛直軸に対して回転可能に前記シート体の棒体に固定されるものである。
請求項4に記載の発明は、前記オーニング装置において、前記第一伸縮体と第二伸縮体の組み合わせを1ユニットとして、一つの前記シート体の棒体に対して2ユニット以上が並列に設けられるものである。
請求項5に記載の発明は、前記オーニング装置において、前記巻き取り装置には、巻き取り軸の回転を固定するブレーキ手段が設けられるものである。
請求項1に記載の発明は、第一伸縮体と第二伸縮体とを同じだけ伸ばすことで、シート体の棒体を平行に移動させることができる。そして、第一伸縮体と第二伸縮体の移動を止めることで、シート体の棒体は移動が拘束されることになるので、風でシート体に多少の負荷がかかっても第一伸縮体と第二伸縮体とは縮まないので、シート体の風による膨らみや左右のねじれなどが生じることを抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、屈曲アームを設けることで、下方へ回転しようとする力を分散できるので、シート体を伸ばしたときの剛性を高くすることができる。特に、屈曲アームの片持ち梁としての強度を高くすれば、第一伸縮体と第二伸縮体を簡素化することができる。
請求項3に記載の発明は、第一伸縮体と第二伸縮体の先端を合致させることで、第一伸縮体と第二伸縮体とでトラス構造が形成され強度を高めることができる。
請求項4に記載の発明は、前記第一伸縮体と第二伸縮体の組み合わせたユニットを並列に配置することで、幅の広いシート体を支持することが可能となる。
請求項5に記載の発明は、第一伸縮体と第二伸縮体とを伸ばした状態で固定するとともに、ブレーキ手段によりシート体の巻き取り軸の回転も固定することで、シート体が風で膨らむことをより確実に抑制することができる。
実施形態1に係るオーニング装置の一部を示す斜視図である。 (a)は、実施形態1に係るオーニング装置の開いた状態を示す底面図であり、(b)は実施形態1に係るオーニング装置の閉じた状態を示す底面図である。 実施形態1に係る第一伸縮体の模式的な断面図である。 実施形態2に係るオーニング装置の一部を示す斜視図である。 (a)は、実施形態2に係るオーニング装置の開いた状態を示す底面図であり、(b)は実施形態2に係るオーニング装置の閉じた状態を示す底面図である。 実施形態2に係る第一伸縮体の模式的な断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1に実施形態1に係るオーニング装置Xの一部を表す斜視図を示し、図2(a)にオーニング装置Xの開いた状態を示す底面図を示し、図2(b)はオーニング装置Xの閉じた状態を示す底面図を示す。図1はオーニング装置Xを左右に分離したうちの片側を示している。
オーニング装置Xは、シート体10、巻き取り装置20、第一伸縮体30、第二伸縮体40、屈曲アーム50とを有する。第一伸縮体30、第二伸縮体40、屈曲アーム50は、これらで一つのユニットを構成するものであり、左右対称に2ユニット設けられる。
シート体10は遮光性及び防水性を有するシートから構成され、先端に真っ直ぐな状態に保持するための角パイプからなる棒体11が設けられている。
巻き取り装置20は、シート体10を基端側から巻き取り軸となる芯棒に巻き取る装置であり、ゼンマイにより芯棒を常にシート体10を巻き取る方向に付勢している。即ち、シート体10の先端側に力を加えない状態ではシート体10は巻き取り装置20に巻き取られた状態となる。巻き取り装置20は芯棒が水平になるように建物の壁面Wに固定される。
第一伸縮体30、第二伸縮体40はほぼ同じ構造を有する伸縮する棒状体である。図3に第一伸縮体30の模式的な断面図を示す。第一伸縮体30は、回転棒31、移動パイプ32、筐体33、保護パイプ34、制御モーター35、回転伝達機構36から構成される。回転棒31は全ネジボルトにより形成される。移動パイプ32は、内周に回転棒31に係合する雌ネジが形成されたパイプ体からなり、回転棒31の先端側から係合する。筐体33は、回転棒31を基端側で回転可能に保持する直方体状の箱体である。保護パイプ34は、回転棒31を囲い保護するパイプ体であり、移動パイプ32を内周面で移動可能に挿入できる内径を有する。制御モーター35は、筐体33の下面に固定されるサーボモーターやステッピングモーターのような回転位置の制御が可能なモーターから構成される。回転伝達機構36は、制御モーター35の回転を回転棒31に伝達するフェースギアにより形成される。なお、回転伝達機構36は、フェースギアの他にウォームギアや傘歯車を用いてもよく、さらに、制御モーター34の回転軸が回転棒31と一致したり平行であったりする場合は、カップリングや平歯車等を用いることができる。このような構造により、制御モーター35を正転又は反転させることで全ネジボルトからなる回転棒31が回転し、これに係合する雌ネジが形成された移動パイプ32は、回転方向に応じて先端側に移動したり、基端側に移動したりすることができる。
筐体33の基端側の面には上下に開口した筒体33aが設けられ、当該筒体33a部分が壁面WにブラケットB1を介して鉛直な回転軸に回転可能に固定される。また、移動パイプ32の先端にも上下に開口したリング体32aが設けられる。第一伸縮体30のリング体32aは下方にずれた位置に設けられるとともに、第二伸縮体40のリング体32aは上方にずれた位置に設けられることで、基端側に設けられるリング体33aの固定高さを一致させた状態において、回転棒31、移動パイプ32の水平を保ったまま、第一伸縮体30のリング体32aと、第二伸縮体40のリング体32aとを重ねることができるようになっている。
第二伸縮体40も基端側でリング体33aが壁面WにブラケットB1から水平に一定距離をおいたブラケットB2を介して第一伸縮体30と同じ高さにおいて鉛直な回転軸に回転可能に固定される。また、第一伸縮体30と第二伸縮体40の先端側のリング体32a同士は、第一伸縮体30と第二伸縮体40とが同じ長さになった状態で、シート体10の棒体11にブラケットB3を介して鉛直な回転軸に回転可能に固定されている。
第一伸縮体30、第二伸縮体40の制御モーター35は、図示しない制御装置により制御され、すべての第一伸縮体30及び第二伸縮体40とが常に同じ長さを維持しながら伸縮するように制御されている。
屈曲アーム50は、第一アーム51、第二アーム52とから形成される。第一アーム51は十分な荷重に耐えることができる角パイプからなり、基端側は、ブラケットB1の第一伸縮体30の上側に第一伸縮体の基端側と同じ鉛直な回転軸に回転可能に固定される。第二アーム52も十分な荷重に耐えることができる角パイプからなり、先端側は、ブラケットB3の第一伸縮体30、第二伸縮体40の上側に、第一伸縮体30、第二伸縮体40の先端側と同じ鉛直な回転軸に回転可能に固定される。また、第一アーム51の先端側と第二アーム52の基端側とは互いに鉛直な回転軸周りに回転可能に固定される。なお、屈曲アーム50は図1、図2(a)に示すように伸びきることはなく、屈曲した状態で使用され、折りたたんだときの角度が小さくできるように第一アーム51と第二アーム52を連結する回転軸は第二アーム52において、屈曲した内側に寄って設けられている。
次に、以上のような構成を有するオーニング装置Xの使用方法、作用効果について説明する。通常、使用しないときには、図2(b)に示すように、第一伸縮体30、第二伸縮体40を縮めて、シート体10の先端側を壁面Wに近接させた状態とする。そして、シート体10を広げるときには、第一伸縮体30、第二伸縮体40を伸ばして、図1、図2(a)のような状態とする。この状態において、シート体10の先端は第一伸縮体30、第二伸縮体40により基端側への移動が抑制されているので、風でシート体10に力が加わってもシート体10の先端は移動することがなく、シート体10が左右にねじれたりすることがない。また、シート体10の荷重は屈曲アーム50が支持しているので、第一伸縮体30、第二伸縮体40は荷重を受ける必要がなく、強度的に簡易な構造とすることができる。
(実施形態2)
図4に実施形態2に係るオーニング装置Yの一部を表す斜視図を示し、図5(a)にオーニング装置Yの開いた状態を示す底面図を示し、図5(b)はオーニング装置Yの閉じた状態を示す底面図を示す。図4はオーニング装置Xを左右に分離したうちの片側を示している。実施形態2に係るオーニング装置Yの実施形態1に係るオーニング装置Xとの違いは、第一伸縮体30A、第二伸縮体40Aの強度を増して、屈曲アーム50を省略した点である。
図6に、オーニング装置Yの第一伸縮体30Aの模式的な断面図を示す。なお、第二伸縮体40Aの構造も、実施形態1の第二伸縮体と同様に先端のリング32aの位置を除いて同じである。第一伸縮体30Aは、実施形態1に係る第一伸縮体30において、移動パイプ32の外側に、十分な荷重に耐えることができる角パイプからなる第二移動パイプ37を移動パイプ32に一体に固定し、保護パイプ34Aを、第二移動パイプ37を第二移動パイプ37を内周面で移動可能に保持できる形状を有する角パイプに代えたものである。
実施形態2に係るオーニング装置Yは、以上のような構成を有するので、屈曲アーム50を省略でき、外観をシンプルなものとすることができる。
なお、上記実施形態において巻き取り装置10に回転を固定する電磁ブレーキを設けてもよい。この場合、シート体10の移動を停止した状態で電磁ブレーキをかけておけば、巻き取り装置10のゼンマイに抗する強い風が吹いてシート体10が膨らもうとした場合でも、電磁ブレーキによりシート体10の基端側は固定されるので、強い風が吹いてもシート体10が膨らむことを抑制できる。また、上記実施形態では巻き取り装置10はゼンマイによりシート体を巻き取るように形成しているが、モーターによって巻き取るようにし、第一伸縮体30、第二伸縮体40と同期してシート体の繰り出し量を調節するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、第一伸縮体30、第二伸縮体40は雄ネジと雌ネジによる伸縮機構により伸縮するように形成されているが、伸びた位置で固定できる構造であれば、ボールネジ、リニアモーター、リンク機構、エアシリンダ、油圧シリンダなど種々の伸縮機構を採用することができる。
また、上記実施形態では一組の第一伸縮体30、第二伸縮体40を含むユニットを2つ並列に並べているが、当該ユニットは一つでもよく、3つ以上を並列に並べてもよい。
それから、上記実施形態では一ユニットを構成する第一伸縮体30と第二伸縮体40の先端は同じ回転軸で回転可能に固定されているが、第一伸縮体30と第二伸縮体とが左右対称な状態を維持する限りにおいて、第一伸縮体30と第二伸縮体40の先端側の回転軸もシート体10の棒体11に沿ってずれた位置に設けられていてもよい。
X、Y オーニング装置
10 シート体
11 棒体
20 巻き取り装置
30、30A 第一伸縮体
40、40A 第二伸縮体
50 屈曲アーム

Claims (5)

  1. 先端側の縁部が棒体で支持されるシート体と、
    前記シート体の基端側を巻き取る、巻き取り軸が水平になるように壁面に固定される巻き取り装置と、
    基端側が鉛直軸に回転可能に壁面に固定され、先端側が鉛直軸に回転可能に前記シート体の棒体に固定される、駆動手段により基端と先端を結ぶ線上に沿って伸縮する第一伸縮体と、
    基端側が前記第一伸縮体の固定位置から水平に一定距離を置いて、鉛直軸に回転可能に壁面に固定され、先端側が鉛直軸に回転可能に前記シート体の棒体に固定される駆動手段により基端と先端を結ぶ線上に沿って伸縮する第二伸縮体とを有し、
    前記第一伸縮体と第二伸縮体とが同じ長さのときに、前記第一伸縮体の基端側の固定位置と、前記第二伸縮体の基端側の固定位置の中央を通る鉛直面に対して、前記第一伸縮体と前記第二伸縮体とが対称になるように形成される
    オーニング装置。
  2. 前記第一伸縮体と前記第二伸縮体の間に、
    基端側が鉛直軸に回転可能に壁面に固定され、先端側が鉛直軸に回転可能に前記シート体の棒体に固定される、基端と先端との間で鉛直軸回りに屈曲できる屈曲アームが設けられる請求項1に記載のオーニング装置。
  3. 前記第一伸縮体の先端側と前記第二伸縮体の先端側とは同じ鉛直軸に対して回転可能に前記シート体の棒体に固定される請求項1又は2に記載のオーニング装置。
  4. 前記第一伸縮体と第二伸縮体の組み合わせを1ユニットとして、一つの前記シート体の棒体に対して2ユニット以上が並列に設けられる請求項1から3のいずれか1項に記載のオーニング装置。
  5. 前記巻き取り装置には、巻き取り軸の回転を固定するブレーキ手段が設けられる請求項1から4のいずれか1項に記載のオーニング装置。
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