JP2014040198A - 車両用乗員検知装置及び車両用乗員検知方法 - Google Patents

車両用乗員検知装置及び車両用乗員検知方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014040198A
JP2014040198A JP2012183906A JP2012183906A JP2014040198A JP 2014040198 A JP2014040198 A JP 2014040198A JP 2012183906 A JP2012183906 A JP 2012183906A JP 2012183906 A JP2012183906 A JP 2012183906A JP 2014040198 A JP2014040198 A JP 2014040198A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
image
lighting
reference image
vehicle interior
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012183906A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoharu Nakano
智晴 中野
Masabumi Tsuji
正文 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2012183906A priority Critical patent/JP2014040198A/ja
Publication of JP2014040198A publication Critical patent/JP2014040198A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

【課題】夜間や暗所でも車室内照明の影響を考慮して誤検出なく乗員の有無を検出する。
【解決手段】本発明の車両用乗員検知装置1は、車両信号に基づいて自車両の車両状態を判定する車両状態判定部2と、車室内カメラ27によって自車両の車室内の画像を基準画像として撮像する基準画像撮像部3と、車室内カメラ27によって自車両の車室内の画像を比較画像として撮像する比較画像撮像部4と、車室内照明31及び赤外線投光器32の点灯の有無を制御し、基準画像の撮像時における車室内照明31及び赤外線投光器32の点灯の有無と比較画像の撮像時における車室内照明31及び赤外線投光器32の点灯の有無を一致させる投光制御部5と、基準画像と比較画像とを比較して乗員の有無を判定する画像比較判定部6とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車室内カメラを用いて車室内の乗員を検知する車両用乗員検知装置及びその方法に関する。
従来、幼児などの車室内への閉じ込めを防止するために、ドアロックの操作時に車室内に人を閉じ込めたことを検知すると、閉じ込めの発生を報知して強制的にドアロックを禁止する技術があり、このような技術の一例として特許文献1が開示されている。特許文献1に開示された閉じ込め防止システムでは、車室内における乗員の有無を検知するために赤外線カメラによる温度情報を使用していた。
特開2004−346708号公報
しかしながら、上述した従来の閉じ込め防止システムでは、カメラを用いて乗員の有無を判断しているが、夜間や暗所における車室内照明による影響を考慮していないために誤検出の可能性があるという問題点があった。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、夜間や暗所でも車室内照明の影響を考慮して誤検出なく乗員の有無を検出することのできる車両用乗員検知装置及び車両用乗員検知方法を提供することを目的とする。
本発明は、自車両の車室内の画像を撮像する撮像手段を用いて車室内の乗員を検知する車両用乗員検知装置であって、自車両の状態を示す車両信号に基づいて自車両の車両状態を判定し、この車両状態が所定の車両状態であると判定された場合に撮像手段によって自車両の車室内の画像を基準画像及び比較画像として撮像する。このとき基準画像の撮像時における投光手段の点灯の有無と比較画像の撮像時における投光手段の点灯の有無を一致させるように制御し、撮像された基準画像と比較画像とを比較して乗員の有無を判定することにより上述した課題を解決する。
本発明によれば、基準画像の撮像時における投光手段の点灯の有無と、比較画像の撮像時における投光手段の点灯の有無を一致させるので、夜間や暗所でも車室内照明の影響を考慮して誤検出なく乗員の有無を検出することができる。
図1は、本発明を適用した第1実施形態に係る車両用乗員検知装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明を適用した第1実施形態に係る車両用乗員検知装置の車室内の配置を示す図である。 図3は、本発明を適用した第1実施形態に係る車両用乗員検知装置による乗員検知処理の処理手順を示すフローチャートである。 図4は、本発明を適用した第1実施形態に係る車両用乗員検知装置による車両状態判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 図5は、本発明を適用した第1実施形態に係る車両用乗員検知装置による乗車時基準画像撮像処理の処理手順を示すフローチャートである。 図6は、本発明を適用した第1実施形態に係る車両用乗員検知装置による乗り込み判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 図7は、本発明を適用した第1実施形態に係る車両用乗員検知装置による降車準備時基準画像撮像処理の処理手順を示すフローチャートである。 図8は、本発明を適用した第1実施形態に係る車両用乗員検知装置による置き去り判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 図9は、本発明を適用した第2実施形態に係る車両用乗員検知装置の構成を示すブロック図である。 図10は、本発明を適用した第2実施形態に係る車両用乗員検知装置の車室内の配置を示す図である。 図11は、本発明を適用した第2実施形態に係る車両用乗員検知装置による乗員検知処理の処理手順を示すフローチャートである。 図12は、本発明を適用した第2実施形態に係る車両用乗員検知装置による車両状態判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 図13は、本発明を適用した第2実施形態に係る車両用乗員検知装置による乗車時基準画像撮像処理の処理手順を示すフローチャートである。 図14は、本発明を適用した第2実施形態に係る車両用乗員検知装置による乗り込み判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 図15は、本発明を適用した第2実施形態に係る車両用乗員検知装置による降車時基準画像撮像処理の処理手順を示すフローチャートである。 図16は、本発明を適用した第2実施形態に係る車両用乗員検知装置による置き去り判定処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明を適用した第1及び第2実施形態について図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
[車両用乗員検知装置の構成]
図1は本実施形態に係る車両用乗員検知装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る車両用乗員検知装置1は、自車両の状態を示す車両信号に基づいて自車両の車両状態を判定する車両状態判定部2と、自車両の車室内の画像を基準画像として撮像する基準画像撮像部3と、自車両の車室内の画像を比較画像として撮像する比較画像撮像部4と、基準画像の撮像時における照明の点灯の有無と比較画像の撮像時における照明の点灯の有無とを一致させる投光制御部5と、基準画像と比較画像とを比較して乗員の有無を判定する画像比較判定部6とを備えている。
また、車両用乗員検知装置1の入力側には、車室内照明の点灯制御状態を出力する車室内照明スイッチ21と、自車両のドアに設けられたロック部材が開錠されたときに開錠信号を出力する開錠検知センサ22と、シフトレバーのポジションを出力するシフトポジションセンサ23と、自車両の速度を示す車速信号を出力する車速センサ24と、自車両のイグニッション状態を出力するイグニッションスイッチ25と、自車両のドアに設けられたロック部材が施錠されると施錠信号を出力する施錠検知センサ26と、自車両の車室内を撮像して画像を出力する車室内カメラ27とが接続されている。
さらに、車両用乗員検知装置1の出力側には、車室内を照明する車室内照明31と、車室内カメラ27の撮像領域に赤外光を投光する赤外線投光器32と、運転者に警報を報知するブザー33とが接続されている。
ここで、本実施形態に係る車両用乗員検知装置1は、マイクロコンピュータを主要構成部品とするECU(Erectronic Control Unit)に搭載されており、特定のプログラムを実行することにより、上述した各部2〜6として動作する。
車両状態判定部2は、車両信号である開錠信号、シフトポジション信号、車速信号、イグニッション信号、施錠信号に基づいて現在の自車両の車両状態を判定し、車両状態として走行中、乗車時、降車準備時、降車時、施錠時のいずれであるかを判定する。
基準画像撮像部3は、車両状態判定部2により自車両が所定状態、例えば乗車時、降車準備時、降車時であると判定された場合に、車室内カメラ27によって自車両の車室内の画像を基準画像として撮像する。
比較画像撮像部4は、車両状態判定部2により自車両が所定状態、例えば走行中、施錠時であると判定された場合に、車室内カメラ27によって自車両の車室内の画像を比較画像として撮像する。
投光制御部5は、自車両の車室内に投光する車室内照明31及び赤外線投光器32の点灯の有無を制御するものであり、基準画像の撮像時における車室内照明31及び赤外線投光器32の点灯の有無と、比較画像の撮像時における車室内照明31及び赤外線投光器32の点灯の有無とを一致させる。
画像比較判定部6は、基準画像と比較画像とを差分比較して、出力される差分値によって運転席に着座している乗員以外の乗員(以下、運転者以外の乗員ともいう)の有無を判定しており、特に車室内に運転者以外の乗員が乗車したか否かを判定する乗り込み判定処理と、自車両への乗員の置き去りを判定する置き去り判定処理とを行う。
車室内カメラ27は、図2に示すように車室内の天井の前方に設置され、車室内全体を撮像して画像を出力する。
車室内照明31は、図2に示すように車室内の天井各部に設置されて各座席を照明する。
赤外線投光器32は、図2に示すように車室内の天井の前方に設置され、車室内カメラ27の撮像領域に赤外線を投光する。
ブザー33は、運転者に対して警報を報知するものであり、本実施形態では乗員の置き去りを検知した際に運転者に警報を発する。
[乗員検知処理の手順]
次に、本実施形態に係る車両用乗員検知装置1による乗員検知処理の手順を図3のフローチャートを参照して説明する。
図3に示すように、ステップS101において、まず処理を実行するために使用するタイマーやカウンタ、フラグを初期設定するために初期化の処理を実行する。
次に、ステップS102において、車両状態判定部2が車両信号を受信して現在の車両状態を判定するための車両状態判定処理を実行する。ここで判定される車両状態としては、走行中、乗車時、降車準備時、施錠時のいずれかである。具体的には、開錠信号によってロックの解除が検知されたタイミングから走行中と判断されるまでの期間を乗車時と判定する。また、開錠信号でロックが解除された後にシフトポジション信号がパーキング位置以外であり、車速信号が0km/hでない場合に走行中と判定する。さらに、車速信号が0km/hとなってシフトポジション信号がパーキング位置となった場合に降車準備時と判定し、施錠信号の検知に応じて施錠時と判定する。この車両状態判定処理の詳細については後述する。
そして、ステップS103において、車両状態判定部2が、ステップS102で判定した車両状態が乗車時であるか否かを判定し、車両状態が乗車時である場合にはステップS104へ進み、乗車時でない場合にはステップS105へ進む。
ステップS104へ進むと、基準画像撮像部3が、運転者以外の乗員の乗り込み判定に用いるための基準画像を撮像する乗車時基準画像撮像処理を行う。この乗車時基準画像撮像処理の詳細については後述する。乗車時基準画像撮像処理が終了すると、ステップS102へ戻る。
一方、ステップS105へ進むと、車両状態判定部2が、ステップS102で判定した車両状態が走行中であるか否かを判定し、車両状態が走行中である場合にはステップS106へ進み、走行中でない場合にはステップS107へ進む。
ステップS106へ進むと、画像比較判定部6が、基準画像と比較画像とを差分比較して、出力される差分値によって運転者以外の乗員が乗車したか否かを判定する乗り込み判定処理を実行する。この乗り込み判定処理の詳細については後述する。乗り込み判定処理が終了すると、ステップS102へ戻る。
一方、ステップS107へ進むと、車両状態判定部2が、ステップS102で判定した車両状態が降車準備時であるか否かを判定し、車両状態が降車準備時である場合にはステップS108へ進み、降車準備時でない場合にはステップS109へ進む。
ステップS108へ進むと、基準画像撮像部3が、運転者以外の乗員の置き去り判定に用いるための基準画像を撮像する降車準備時基準画像撮像処理を行う。この降車準備時基準画像撮像処理の詳細については後述する。降車準備時基準画像撮像処理が終了すると、ステップS102へ戻る。
一方、ステップS109へ進むと、車両状態判定部2が、ステップS102で判定した車両状態が施錠時であるか否かを判定し、車両状態が施錠時である場合にはステップS110へ進み、施錠時でない場合にはステップS102へ戻る。
そして、ステップS110へ進むと、画像比較判定部6が、基準画像と比較画像とを差分比較して、出力される差分値によって乗員の置き去りを判定する置き去り判定処理を実行する。この置き去り判定処理の詳細については後述する。
次に、ステップS111において、画像比較判定部6が乗員の有無を判定する。ここではステップS106において運転者以外の乗員が乗り込んでいると判定され、ステップS110において運転者以外の乗員が置き去りにされていると判定された場合に乗員ありと判定してステップS112へ進み、そうでない場合には本実施形態に係る乗員検知処理を終了する。
次に、ステップS112に進むと、運転者以外の乗員の置き去りを運転者に報知するために、画像比較判定部6が報知処理を実行する。この報知処理では、ブザー33によって運転者に置き去りの警報を報知する。そして、報知処理が実行されると、本実施形態に係る乗員検知処理を終了する。
[車両状態判定処理の手順]
次に、上述した乗員検知処理のステップS102における車両状態判定処理の手順を図4のフローチャートを参照して説明する。
図4に示すように、まずステップS201において、車両状態判定部2は車両信号の取得処理を実行する。車両信号としては開錠信号、シフトポジション信号、車速信号、イグニッション信号、施錠信号である。
次に、ステップS202において、車両状態判定部2が、ステップS201で取得した車両信号に基づいて分岐処理を行う。まず開錠信号によってロックの解除が検知された後にシフトポジション信号がパーキング位置以外であって車速信号が0km/hでない場合には走行中と判定してステップS203へ進む。そして、開錠信号でロックの解除が検知されたタイミングから走行中と判断されるまでの期間を乗車時と判定してステップS204へ進む。さらに、走行中の後に車速信号が0km/hとなってシフトポジション信号がパーキング位置になった場合に降車準備時と判定してステップS205へ進む。そして、施錠信号の検知に基づいて施錠時と判定してステップS206へ進む。
次に、ステップS203〜206では、車両状態判定部2が、現在の車両状態をそれぞれ走行中、乗車時、降車準備時、施錠時であると保持して、本実施形態に係る車両状態判定処理を終了する。
[乗車時基準画像撮像処理の手順]
次に、上述した乗員検知処理のステップS104における乗車時基準画像撮像処理の手順を図5のフローチャートを参照して説明する。
図5に示すように、まずステップS301において、基準画像撮像部3が、車室内照明スイッチ21によって切り替えられる車室内照明31の点灯制御状態を確認する。この点灯制御状態には、常時点灯のONと、常時消灯のOFFと、ドア開閉に連動させるDOORの3状態がある。
そして、ステップS302において、基準画像撮像部3が、ステップS301で取得した車室内照明31の点灯制御状態に基づいて分岐処理を行う。この分岐処理では点灯制御状態がDOORの場合にはステップS303へ進み、点灯制御状態がOFFの場合にはステップS306へ進み、点灯制御状態がONの場合には撮像不可能と判断して本実施形態に係る乗車時基準画像撮像処理を終了する。
まず、点灯制御状態がDOORの場合にステップS303に進むと、投光制御部5が照明点灯遅延処理を実行する。点灯制御状態がDOORの場合、開錠時には車室内照明31が点灯する。そこで、ステップS303では、車室内照明31の点灯を遅延させ、車室内照明31が消灯している間に基準画像を撮像できるようにする。この照明点灯遅延処理が完了したら、次にステップS304へ進む。
ステップS304では、基準画像撮像部3が、乗車時基準画像の撮像処理を実行する。基準画像の撮像は、車室内カメラ27で車室内を撮像する。このとき、投光制御部5は、車室内カメラ27の撮像領域に対して赤外線投光器32から赤外線を投光して照明する。こうして乗車時基準画像の撮像処理が完了したら、次にステップS305へ進む。
ステップS305では、投光制御部5が車室内照明31を点灯させ、本実施形態に係る乗車時基準画像撮像処理を終了する。
一方、ステップS302において点灯制御状態がOFFの場合にステップS306に進むと、基準画像撮像部3が乗車時基準画像の撮像処理を実行する。基準画像の撮像は、車室内カメラ27で車室内を撮像する。このとき、投光制御部5は、車室内カメラ27の撮像領域に対して赤外線投光器32から赤外線を投光して照明する。こうして乗車時基準画像の撮像処理が完了すると、本実施形態に係る乗車時基準画像撮像処理を終了する。
[乗り込み判定処理の手順]
次に、上述した乗員検知処理のステップS106における乗り込み判定処理の手順を図6のフローチャートを参照して説明する。
図6に示すように、まずステップS401において、画像比較判定部6が、ステップS104で乗車時基準画像が撮像されているか否かを判定する。ここで、乗車時基準画像が撮像されていない場合には運転者以外の乗員の乗り込みを判定することは不可能であると判定してステップS402へ進み、乗り込みの判定結果を乗員の乗り込みなしと保持して本実施形態に係る乗り込み判定処理を終了する。
一方、ステップS401において乗車時基準画像が撮像されていると判定された場合には、ステップS403に進んで画像比較判定部6が、運転者以外の乗員の乗り込みの判定がすでに完了しているか否かを判定する。すでに乗り込みの判定結果が保持されている場合には、これ以上の処理は必要ないので、本実施形態に係る乗り込み判定処理を終了する。
一方、乗り込みの判定が完了していない場合には、ステップS404へ進んで車室内照明スイッチ21によって切り替えられる車室内照明31の点灯制御状態を、画像比較判定部6が確認する。
そして、ステップS405において、画像比較判定部6が、ステップS404で取得した車室内照明31の点灯制御状態に基づいて分岐処理を行う。この分岐処理では点灯制御状態がDOORまたはOFFの場合にはステップS406へ進み、点灯制御状態がONの場合には乗り込みの判定は不可能であると判断してステップS408へ進む。ステップS408では、画像比較判定部6が、乗り込みの判定結果として乗員の乗り込みなしと保持して本実施形態に係る乗り込み判定処理を終了する。
一方、ステップS405において点灯制御状態がDOORまたはOFFの場合には、ステップS406において、比較画像撮像部4が、比較画像の撮像処理を実行する。比較画像の撮像は、車室内カメラ27で車室内を撮像する。このとき、点灯制御状態がDOORまたはOFFであり、車両状態が走行中であるので、車室内照明31は消灯されている。したがって、投光制御部5は、車室内カメラ27の撮像領域に対して赤外線投光器32から赤外線を投光して照明する。これにより、基準画像の撮像時における車室内照明31及び赤外線投光器32の点灯の有無と、比較画像の撮像時における車室内照明31及び赤外線投光器32の点灯の有無とを一致させることができる。こうして比較画像の撮像処理が完了したら、次にステップS407へ進む。
ステップS407では、画像比較判定部6が画像比較処理を実行する。この画像比較処理は、ステップS104で取得した乗車時基準画像と、ステップS406で取得した比較画像とを比較し、運転者以外の乗員の有無を検知する。具体的には、基準画像と比較画像に対して差分比較を行い、出力される差分値から車室内物体の動きを判定する。出力される差分値が所定値以上である場合には運転者以外の乗員による乗り込みが行われたと判定し、乗り込みの判定結果を運転者以外の乗員ありとして保持する。一方、出力される差分値が所定値未満である場合には運転者以外の乗員による乗り込みなしと判定し、乗り込みの判定結果を運転者以外の乗員なしと保持して本実施形態に係る乗り込み判定処理を終了する。
[降車準備時基準画像撮像処理の手順]
次に、上述した乗員検知処理のステップS108における降車準備時基準画像撮像処理の手順を図7のフローチャートを参照して説明する。
図7に示すように、まずステップS501において、基準画像撮像部3が、車室内照明スイッチ21によって切り替えられる車室内照明31の点灯制御状態を確認する。
そして、ステップS502において、ステップS501で取得した車室内照明31の点灯制御状態に基づいて分岐処理を行う。この分岐処理では点灯制御状態がDOORの場合にはステップS503へ進み、点灯制御状態がOFFの場合にはステップS506へ進み、点灯制御状態がONの場合には撮像不可能と判断して本実施形態に係る降車準備時基準画像撮像処理を終了する。
まず、点灯制御状態がDOORの場合にステップS503に進むと、投光制御部5が照明点灯遅延処理を実行する。点灯制御状態がDOORの場合、降車準備時には車室内照明31が点灯している場合がある。そこで、ステップS503では、車室内照明31の点灯を遅延させ、車室内照明31が消灯している間に基準画像を撮像できるようにする。この照明点灯遅延処理が完了したら、次にステップS504へ進む。
次に、ステップS504では、基準画像撮像部3が降車準備時基準画像の撮像処理を実行する。基準画像の撮像は、車室内カメラ27で車室内を撮像する。このとき、投光制御部5は、車室内カメラ27の撮像領域に対して赤外線投光器32から赤外線を投光して照明する。こうして降車準備時基準画像の撮像処理が完了したら、次にステップS505へ進む。
ステップS505では、投光制御部5が車室内照明31を点灯させ、本実施形態に係る降車準備時基準画像撮像処理を終了する。
一方、ステップS502において点灯制御状態がOFFの場合にステップS506に進むと、基準画像撮像部3が降車準備時基準画像の撮像処理を実行する。基準画像の撮像は、車室内カメラ27で車室内を撮像する。このとき、投光制御部5は、車室内カメラ27の撮像領域に対して赤外線投光器32から赤外線を投光して照明する。こうして降車準備時基準画像の撮像処理が完了すると、本実施形態に係る降車準備時基準画像撮像処理を終了する。
[置き去り判定処理の手順]
次に、上述した乗員検知処理のステップS110における置き去り判定処理の手順を図8のフローチャートを参照して説明する。
図8に示すように、まずステップS601において、画像比較判定部6が、ステップS108で降車準備時基準画像が撮像されているか否かを判定する。ここで、降車準備時基準画像が撮像されていない場合には運転者以外の乗員の置き去りを判定することは不可能であると判定してステップS602へ進み、置き去りの判定結果を乗員の置き去りなしと保持して本実施形態に係る置き去り判定処理を終了する。
一方、ステップS601において降車準備時基準画像が撮像されていると判定された場合には、ステップS603に進んで、車室内照明スイッチ21によって切り替えられる車室内照明31の点灯制御状態を、画像比較判定部6が確認する。
そして、ステップS604において、画像比較判定部6が、ステップS603で取得した車室内照明31の点灯制御状態に基づいて分岐処理を行う。この分岐処理では点灯制御状態がDOORまたはOFFの場合にはステップS605へ進み、点灯制御状態がONの場合には置き去りの判定は不可能であると判断してステップS602へ進む。
ステップS605へ進むと、比較画像撮像部4が、比較画像の撮像処理を実行する。比較画像の撮像は、車室内カメラ27で車室内を撮像する。このとき、点灯制御状態がDOORまたはOFFであり、車両状態が施錠時であるので、車室内照明31は消灯されている。したがって、投光制御部5は、車室内カメラ27の撮像領域に対して赤外線投光器32から赤外線を投光して照明する。これにより、基準画像の撮像時における車室内照明31及び赤外線投光器32の点灯の有無と、比較画像の撮像時における車室内照明31及び赤外線投光器32の点灯の有無とを一致させることができる。こうして比較画像の撮像処理が完了したら、次にステップS606へ進む。
ステップS606では、画像比較判定部6が画像比較処理を実行する。この画像比較処理は、ステップS108で取得した降車準備時基準画像と、ステップS605で取得した比較画像とを比較し、運転者以外の乗員の有無を検知する。具体的には、基準画像と比較画像に対して差分比較を行い、出力される差分値から車室内物体の動きを判定する。出力される差分値が所定値以上である場合には運転者以外の乗員の置き去りがあると判定し、置き去りの判定結果を運転者以外の乗員の置き去りありとして保持する。一方、出力される差分値が所定値未満である場合には運転者以外の乗員の置き去りなしと判定し、置き去りの判定結果を運転者以外の乗員の置き去りなしと保持して本実施形態に係る置き去り判定処理を終了する。
[第1実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本実施形態に係る車両用乗員検知装置1によれば、基準画像の撮像時における赤外線投光器32及び車室内照明31の点灯の有無と、比較画像の撮像時における赤外線投光器32及び車室内照明31の点灯の有無とを一致させるので、夜間や暗所でも車室内照明の影響を考慮して誤検出なく乗員の有無を検出することができる。
また、本実施形態に係る車両用乗員検知装置1によれば、基準画像と比較画像を撮像するときに車室内照明31が点灯していない場合には赤外線投光器32を点灯させるので、赤外線投光時に車室内照明による影響を避けることができ、これによって誤検出なく乗員の有無を検出することができる。
さらに、本実施形態に係る車両用乗員検知装置1によれば、車室内照明31の点灯制御状態に応じて赤外線投光器32及び車室内照明31の点灯の有無を制御するので、車室内照明31の点灯制御状態に応じた適切な投光制御を行うことができ、これによって誤検出なく乗員の有無を検出することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る車両用乗員検知装置について図面を参照して説明する。尚、第1実施形態と同一の構成要素には同一の番号を付して詳細な説明は省略する。
[車両用乗員検知装置の構成]
図9は本実施形態に係る車両用乗員検知装置の構成を示すブロック図である。図9に示すように、本実施形態に係る車両用乗員検知装置51は、図1に示す赤外線投光器32が取り除かれ、ディスプレイ52が新たに設置されていることが第1実施形態と相違している。これにより、図10に示すように、車室内には車室内カメラ27と車室内照明31だけが設置され、赤外線投光器32は設置されていない。
このように赤外線投光器32を取り除いた理由は、本実施形態に係る車両用乗員検知装置51では、基準画像を撮像するときも比較画像を撮像するときも車室内照明31を点灯させることで一致させたので、赤外線投光器32が不要となったためである。
また、ディスプレイ52は、車室内カメラ27で撮像した画像を運転者に提示するものであり、カーナビゲーション装置のディスプレイを利用することができる。このように車室内カメラ27で撮像した画像を運転者に提示することにより、乗員の置き去りを抑止することが可能となる。
[乗員検知処理の手順]
次に、本実施形態に係る車両用乗員検知装置51による乗員検知処理の手順を図11のフローチャートを参照して説明する。ただし、図3に示す第1実施形態の乗員検知処理と同一のステップについては詳細な説明は省略し、相違点のみについて説明する。
本実施形態では、ステップS702において判定される車両状態として、走行中、乗車時、降車時、施錠時のいずれであるかを判定している。上述した第1実施形態では降車準備時と判定していたが、本実施形態では降車時と判定することが相違している。具体的には、イグニッションスイッチがOFFとなった場合に降車時と判定する。この車両状態判定処理の詳細については後述する。
また、この変更にともなって、ステップS707では車両状態が降車時であるか否かを判定している。
さらに、本実施形態では、ステップ712における報知処理において、ブザー33によって警報を報知するのに加えて、ディスプレイ52に車室内カメラ27で撮像した画像を表示して運転者に乗員の置き去りを報知するようにしている。
[車両状態判定処理の手順]
次に、上述した乗員検知処理のステップS702における車両状態判定処理の手順を図12のフローチャートを参照して説明する。
図12に示すように、まずステップS801において、車両状態判定部2は、車両信号の取得処理を実行する。車両信号としては開錠信号、シフトポジション信号、車速信号、イグニッション信号、施錠信号である。
次に、ステップS802において、車両状態判定部2は、ステップS801で取得した車両信号に基づいて分岐処理を行う。まず開錠信号によってロックの解除が検知された後にシフトポジション信号がパーキング位置以外であって車速信号が0km/hでない場合に走行中と判定してステップS803へ進む。そして、開錠信号でロックの解除が検知されたタイミングから走行中と判断されるまでの期間を乗車時と判定してステップS804へ進む。さらに、イグニッションスイッチがOFFとなった場合に降車時と判定してステップS805へ進む。そして、施錠信号の検知に基づいて施錠時と判定してステップS806へ進む。
次に、ステップS803〜806では、車両状態判定部2が、現在の車両状態をそれぞれ走行中、乗車時、降車時、施錠時であると保持して、本実施形態に係る車両状態判定処理を終了する。
[乗車時基準画像撮像処理の手順]
次に、上述した乗員検知処理のステップS704における乗車時基準画像撮像処理の手順を図13のフローチャートを参照して説明する。
図13に示すように、ステップS901において、基準画像撮像部3が、車室内照明スイッチ21によって切り替えられる車室内照明31の点灯制御状態を確認する。この点灯制御状態には、常時点灯のONと、常時消灯のOFFと、ドア開閉に連動させるDOORの3状態がある。
そして、ステップS902において、基準画像撮像部3は、ステップS901で取得した車室内照明31の点灯制御状態に基づいて分岐処理を行う。この分岐処理では点灯制御状態がDOORの場合にはステップS903へ進み、点灯制御状態がONの場合にはステップS905へ進み、点灯制御状態がOFFの場合には撮像不可能と判断して本実施形態に係る乗車時基準画像撮像処理を終了する。
まず、点灯制御状態がDOORの場合にステップS903に進むと、基準画像撮像部3が撮像遅延処理を実行する。点灯制御状態がDOORの場合、開錠時には車室内照明31が点灯する。そこで、ステップS903では、車室内照明31が完全に点灯するまで撮像を遅延させる。この撮像遅延処理が完了したら、次にステップS904へ進む。
ステップS904では、基準画像撮像部3が乗車時基準画像の撮像処理を実行する。基準画像の撮像は、車室内カメラ27によって車室内を撮像するが、このときすでに車室内照明31の点灯が完了しているので、車室内照明が点灯した状態で撮像することができる。こうして乗車時基準画像の撮像処理が完了したら、本実施形態に係る乗車時基準画像撮像処理を終了する。
一方、ステップS902において点灯制御状態がONの場合にステップS905に進むと、基準画像撮像部3が乗車時基準画像の撮像処理を実行する。基準画像の撮像は、車室内カメラ27によって車室内を撮像するが、点灯制御状態がONの場合にはすでに車室内照明31が点灯しているので、車室内照明が点灯した状態で撮像することができる。こうして乗車時基準画像の撮像処理が完了すると、本実施形態に係る乗車時基準画像撮像処理を終了する。
[乗り込み判定処理の手順]
次に、上述した乗員検知処理のステップS706における乗り込み判定処理の手順を図14のフローチャートを参照して説明する。
図14に示すように、まずステップS1001において、画像比較判定部6が、ステップS704において乗車時基準画像が撮像されているか否かを判定する。ここで、乗車時基準画像が撮像されていない場合には運転者以外の乗員の乗り込みを判定することは不可能であると判定してステップS1002へ進み、乗り込みの判定結果を乗員の乗り込みなしと保持して本実施形態に係る乗り込み判定処理を終了する。
一方、ステップS1001において乗車時基準画像が撮像されていると判定された場合には、ステップS1003に進んで画像比較判定部6が、運転者以外の乗員の乗り込みの判定がすでに完了しているか否かを判定する。すでに乗り込みの判定結果が保持されている場合には、これ以上の処理は必要ないので、本実施形態に係る乗り込み判定処理を終了する。
一方、乗り込みの判定が完了していない場合には、ステップS1004へ進んで車室内照明スイッチ21によって切り替えられる車室内照明31の点灯制御状態を、画像比較判定部6が確認する。
そして、ステップS1005において、画像比較判定部6が、ステップS1004で取得した車室内照明31の点灯制御状態に基づいて分岐処理を行う。この分岐処理では点灯制御状態がDOORの場合にはステップS1006へ進み、点灯制御状態がONの場合にはステップS1007へ進み、点灯制御状態がOFFの場合には乗り込みの判定は不可能であると判断してステップS1009へ進む。ステップS1009では、画像比較判定部6が、乗り込みの判定結果として乗員の乗り込みなしと保持して本実施形態に係る乗り込み判定処理を終了する。
一方、ステップS1005において点灯制御状態がDOORの場合には、ステップS1006において、投光制御部5は車室内照明31の消灯遅延処理を実行する。点灯制御状態がDOORの場合、車両状態が走行中となったタイミングで車室内照明31が消灯する。そこで、投光制御部5は、比較画像の撮像が完了するまで車室内照明31の消灯を遅延させ、車室内照明が点灯している間に比較画像を撮像できるようにする。この照明消灯遅延処理が完了したら、次にステップS1007へ進む。
次に、ステップ1007では、比較画像撮像部4が、比較画像の撮像処理を実行する。比較画像の撮像は、車室内カメラ27で車室内を撮像するが、照明消灯遅延処理が完了している場合あるいは点灯制御状態がONの場合には、車室内照明31が点灯しているので、車室内照明31が点灯した状態で撮像することができる。これにより、基準画像の撮像時における車室内照明31の点灯の有無と、比較画像の撮像時における車室内照明31の点灯の有無とを一致させることができる。こうして比較画像の撮像処理が完了したら、次にステップS1008へ進む。
ステップS1008では、画像比較判定部6が画像比較処理を実行する。この画像比較処理は、ステップS704で取得した乗車時基準画像と、ステップS1007で取得した比較画像とを比較し、運転者以外の乗員の有無を検知する。具体的には、基準画像と比較画像に対して差分比較を行い、出力される差分値から車室内物体の動きを判定する。出力される差分値が所定値以上である場合には運転者以外の乗員による乗り込みが行われたと判定し、乗り込みの判定結果を運転者以外の乗員ありとして保持する。一方、出力される差分値が所定値未満である場合には運転者以外の乗員による乗り込みなしと判定し、乗り込みの判定結果を運転者以外の乗員なしと保持して本実施形態に係る乗り込み判定処理を終了する。
[降車時基準画像撮像処理の手順]
次に、上述した乗員検知処理のステップS708における降車時基準画像撮像処理の手順を図15のフローチャートを参照して説明する。
図15に示すように、ステップS1101において、基準画像撮像部3が、車室内照明スイッチ21によって切り替えられる車室内照明31の点灯制御状態を確認する。
そして、ステップS1102において、基準画像撮像部3は、ステップS1101で取得した車室内照明31の点灯制御状態に基づいて分岐処理を行う。この分岐処理では点灯制御状態がDOORの場合にはステップS1103へ進み、点灯制御状態がONの場合にはステップS1105へ進み、点灯制御状態がOFFの場合には撮像不可能と判断して本実施形態に係る降車時基準画像撮像処理を終了する。
まず、点灯制御状態がDOORの場合にステップS1103に進むと、基準画像撮像部3が撮像遅延処理を実行する。点灯制御状態がDOORの場合、降車時には車室内照明31が点灯する。そこで、ステップS1103では、車室内照明31が完全に点灯するまで撮像を遅延させる。この撮像遅延処理が完了したら、次にステップS1104へ進む。
ステップS1104では、基準画像撮像部3が降車時基準画像の撮像処理を実行する。基準画像の撮像は、車室内カメラ27によって車室内を撮像するが、このときすでに車室内照明31の点灯が完了しているので、車室内照明が点灯した状態で撮像することができる。こうして降車時基準画像の撮像処理が完了したら、本実施形態に係る降車時基準画像撮像処理を終了する。
一方、ステップS1102において点灯制御状態がONの場合にステップS1105に進むと、基準画像撮像部3が降車時基準画像の撮像処理を実行する。基準画像の撮像は、車室内カメラ27によって車室内を撮像するが、点灯制御状態がONの場合すでに車室内照明31が点灯しているので、車室内照明が点灯した状態で撮像することができる。こうして降車時基準画像の撮像処理が完了すると、本実施形態に係る降車時基準画像撮像処理を終了する。
[置き去り判定処理の手順]
次に、上述した乗員検知処理のステップS710における置き去り判定処理の手順を図16のフローチャートを参照して説明する。
図16に示すように、ステップS1201において、画像比較判定部6が、ステップS708において降車時基準画像が撮像されているか否かを判定する。ここで、降車時基準画像が撮像されていない場合には運転者以外の乗員の置き去りを判定することは不可能であると判定してステップS1202へ進み、置き去りの判定結果を乗員の置き去りなしと保持して本実施形態に係る置き去り判定処理を終了する。
一方、ステップS1201において降車時基準画像が撮像されていると判定された場合には、ステップS1203に進んで車室内照明スイッチ21によって切り替えられる車室内照明31の点灯制御状態を、画像比較判定部6が確認する。
そして、ステップS1204において、画像比較判定部6が、ステップS1203で取得した車室内照明31の点灯制御状態に基づいて分岐処理を行う。この分岐処理では点灯制御状態がDOORの場合にはステップS1205へ進み、点灯制御状態がONの場合にはステップS1206へ進み、点灯制御状態がOFFの場合には乗り込みの判定は不可能であると判断してステップS1202へ進む。
まず、ステップS1204において点灯制御状態がDOORの場合には、ステップS1205において、投光制御部5は車室内照明31の照明消灯遅延処理を実行する。点灯制御状態がDOORの場合、車両状態が施錠時では車室内照明31は消灯する。そこで、投光制御部5は、比較画像の撮像が完了するまで車室内照明31の消灯を遅延させ、車室内照明が点灯している間に比較画像を撮像できるようにする。この照明消灯遅延処理が完了したら、次にステップS1206へ進む。
次に、ステップ1206では、比較画像撮像部4が、比較画像の撮像処理を実行する。比較画像の撮像は、車室内カメラ27で車室内を撮像するが、照明消灯遅延処理が完了している場合あるいは点灯制御状態がONの場合には、車室内照明31が点灯しているので、車室内照明31が点灯した状態で撮像することができる。これにより、基準画像の撮像時における車室内照明31の点灯の有無と、比較画像の撮像時における車室内照明31の点灯の有無とを一致させることができる。こうして比較画像の撮像処理が完了したら、次にステップS1207へ進む。
ステップS1207では、画像比較判定部6が画像比較処理を実行する。この画像比較処理は、ステップS708で取得した降車時基準画像と、ステップS1206で取得した比較画像とを比較し、運転者以外の乗員の有無を検知する。具体的には、基準画像と比較画像に対して差分比較を行い、出力される差分値から車室内物体の動きを判定する。出力される差分値が所定値以上である場合には運転者以外の乗員の置き去りがあると判定し、置き去りの判定結果を運転者以外の乗員の置き去りありとして保持する。一方、出力される差分値が所定値未満である場合には運転者以外の乗員の置き去りなしと判定し、置き去りの判定結果を運転者以外の乗員の置き去りなしと保持して本実施形態に係る置き去り判定処理を終了する。
[第2実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本実施形態に係る車両用乗員検知装置51によれば、基準画像の撮像時における車室内照明31の点灯の有無と、比較画像の撮像時における車室内照明31の点灯の有無とを一致させるので、夜間や暗所でも車室内照明の影響を考慮して誤検出なく乗員の有無を検出することができる。
また、本実施形態に係る車両用乗員検知装置51によれば、車室内照明31の点灯が完了するまで基準画像の撮像を遅延させるので、車室内照明31が点灯している状態で基準画像を撮像することができ、これによって誤検出なく乗員の有無を検出することができる。
さらに、本実施形態に係る車両用乗員検知装置51によれば、比較画像の撮像が完了するまで車室内照明31の消灯を遅延させるので、車室内照明31が点灯している状態で比較画像を撮像することができ、これによって誤検出なく乗員の有無を検出することができる。
また、本実施形態に係る車両用乗員検知装置51によれば、車室内照明31の点灯制御状態がOFFである場合に車室内照明31の制御を行わないので、乗員が意図しない照明の点灯を避けることができ、これによって乗員の煩わしさを防止することができる。
さらに、本実施形態に係る車両用乗員検知装置51によれば、車室内照明31の点灯制御状態に応じて車室内照明31の点灯の有無を制御するので、車室内照明31の点灯制御状態に応じた適切な投光制御を行うことができ、これによって誤検出なく乗員の有無を検出することができる。
尚、上述の実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計などに応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
また、上述した各実施形態で説明した車室内カメラは、特許請求の範囲に記載されている撮像手段に対応し、車室内照明及び赤外線投光器は投光手段に対応する。
1、51 車両用乗員検知装置
2 車両状態判定部
3 基準画像撮像部
4 比較画像撮像部
5 投光制御部
6 画像比較判定部
21 車室内照明スイッチ
22 開錠検知センサ
23 シフトポジションセンサ
24 車速センサ
25 イグニッションスイッチ
26 施錠検知センサ
27 車室内カメラ
31 車室内照明
32 赤外線投光器
33 ブザー
52 ディスプレイ

Claims (7)

  1. 自車両の車室内の画像を撮像する撮像手段を用いて車室内の乗員を検知する車両用乗員検知装置であって、
    自車両の状態を示す車両信号に基づいて自車両の車両状態を判定する車両状態判定部と、
    前記車両状態判定部により自車両が所定の車両状態であると判定された場合に、前記撮像手段によって自車両の車室内の画像を基準画像として撮像する基準画像撮像部と、
    前記車両状態判定部により自車両が所定の車両状態であると判定された場合に、前記撮像手段によって自車両の車室内の画像を比較画像として撮像する比較画像撮像部と、
    自車両の車室内に投光する投光手段の点灯の有無を制御し、前記基準画像の撮像時における前記投光手段の点灯の有無と前記比較画像の撮像時における前記投光手段の点灯の有無とを一致させる投光制御部と、
    前記基準画像と前記比較画像とを比較して乗員の有無を判定する画像比較判定部と
    を備えることを特徴とする車両用乗員検知装置。
  2. 前記投光手段は、車室内に赤外光を投光する赤外線投光器と車室内を照明する車室内照明であり、
    前記投光制御部は、前記基準画像と前記比較画像を撮像するときに、前記車室内照明が点灯していない場合には前記赤外線投光器を点灯させることを特徴とする請求項1に記載の車両用乗員検知装置。
  3. 前記基準画像撮像部は、前記投光手段の点灯が完了するまで前記基準画像の撮像を遅延させることを特徴とする請求項1に記載の車両用乗員検知装置。
  4. 前記投光制御部は、前記比較画像の撮像が完了するまで前記投光手段の消灯を遅延させることを特徴とする請求項1または3に記載の車両用乗員検知装置。
  5. 前記投光制御部は、車室内を照明する車室内照明の点灯制御状態がOFFである場合に前記車室内照明の制御を行わないことを特徴とする請求項3または4に記載の車両用乗員検知装置。
  6. 前記投光制御部は、車室内を照明する車室内照明の点灯制御状態に応じて前記投光手段の点灯の有無を制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用乗員検知装置。
  7. 自車両の車室内の画像を撮像する撮像手段を用いて車室内の乗員を検知する車両用乗員検知装置における車両用乗員検知方法であって、
    自車両の状態を示す車両信号に基づいて自車両の車両状態を判定し、
    自車両が所定の車両状態であると判定された場合に、前記撮像手段によって自車両の車室内の画像を基準画像として撮像し、
    自車両が所定の車両状態であると判定された場合に、前記撮像手段によって自車両の車室内の画像を比較画像として撮像し、
    自車両の車室内に投光する投光手段の点灯の有無を制御して、前記基準画像の撮像時における前記投光手段の点灯の有無と前記比較画像の撮像時における前記投光手段の点灯の有無とを一致させ、
    前記基準画像と前記比較画像とを比較して乗員の有無を判定する
    ことを特徴とする車両用乗員検知方法。
JP2012183906A 2012-08-23 2012-08-23 車両用乗員検知装置及び車両用乗員検知方法 Pending JP2014040198A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012183906A JP2014040198A (ja) 2012-08-23 2012-08-23 車両用乗員検知装置及び車両用乗員検知方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012183906A JP2014040198A (ja) 2012-08-23 2012-08-23 車両用乗員検知装置及び車両用乗員検知方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014040198A true JP2014040198A (ja) 2014-03-06

Family

ID=50392850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012183906A Pending JP2014040198A (ja) 2012-08-23 2012-08-23 車両用乗員検知装置及び車両用乗員検知方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014040198A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106289280A (zh) * 2015-06-23 2017-01-04 沃尔沃汽车公司 目标检测装置
WO2019159321A1 (ja) * 2018-02-16 2019-08-22 三菱電機株式会社 異常検出装置及び異常検出方法
WO2019207625A1 (ja) * 2018-04-23 2019-10-31 三菱電機株式会社 乗員検知装置、乗員検知方法及び乗員検知システム
JP2020003967A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 三菱電機株式会社 置き去り検知装置、置き去り検知方法および置き去り検知プログラム
WO2024007815A1 (zh) * 2022-07-04 2024-01-11 东风汽车集团股份有限公司 一种通过电子后视镜判断车辆是否遗留乘员的方法和系统

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106289280A (zh) * 2015-06-23 2017-01-04 沃尔沃汽车公司 目标检测装置
CN106289280B (zh) * 2015-06-23 2022-03-04 沃尔沃汽车公司 目标检测装置
WO2019159321A1 (ja) * 2018-02-16 2019-08-22 三菱電機株式会社 異常検出装置及び異常検出方法
JPWO2019159321A1 (ja) * 2018-02-16 2020-05-28 三菱電機株式会社 異常検出装置及び異常検出方法
WO2019207625A1 (ja) * 2018-04-23 2019-10-31 三菱電機株式会社 乗員検知装置、乗員検知方法及び乗員検知システム
JPWO2019207625A1 (ja) * 2018-04-23 2020-12-03 三菱電機株式会社 乗員検知装置、乗員検知方法及び乗員検知システム
JP2020003967A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 三菱電機株式会社 置き去り検知装置、置き去り検知方法および置き去り検知プログラム
WO2024007815A1 (zh) * 2022-07-04 2024-01-11 东风汽车集团股份有限公司 一种通过电子后视镜判断车辆是否遗留乘员的方法和系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5704178B2 (ja) 車両制御装置
US11008783B2 (en) Vehicle periphery monitoring apparatus
US20170203685A1 (en) Road surface illumination apparatus
JP2014040198A (ja) 車両用乗員検知装置及び車両用乗員検知方法
CN105620354A (zh) 用于提醒驾驶员可能的后座乘客或物品的系统和方法
JP5059551B2 (ja) 車両の乗員検出装置
KR101487165B1 (ko) 차량 승객을 위한 승하차 안전 시스템
JP2009202610A (ja) 駐車支援装置
WO2016152574A1 (ja) 降車通知装置
JP2007193604A (ja) 運転者心理判定装置
JP5339877B2 (ja) 安全制御装置および方法、並びに、プログラム
JP2011113366A (ja) 接近物検知装置、接近物検知システム、および、接近物検知方法
JP2014210477A (ja) 乗員検出装置
JP2011111070A (ja) 接近物検知装置、接近物検知システム、および、接近物検知方法
JP4144448B2 (ja) 車両後方表示装置
US11325609B2 (en) Vehicle driving assist system
WO2013111745A1 (ja) 車室内残存乗員検出装置及び車室内残存乗員検出方法
CN110312640A (zh) 车辆监视设备
CN112580418A (zh) 车室内检测装置、车室内检测方法及非暂时性存储介质
JP2015106395A (ja) 信号情報提示装置
JP6206333B2 (ja) 非常点滅表示装置
JP4265992B2 (ja) 運転支援装置
JP6131692B2 (ja) 乗員検出装置
JP2020201881A (ja) ドア開放警告装置、ドア開放警告方法、及びドア開放警告プログラム
WO2013133075A1 (ja) 車両用報知装置及び車両用報知方法