JP2014039400A - 電池パック、充電装置、充電システムおよび充電方法 - Google Patents

電池パック、充電装置、充電システムおよび充電方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信回路を必要とせずに一つの充電装置で、満充電電池電圧の異なる複数種類の電池パックを充電することができ、費用が低減された電池パック、充電装置、充電システムおよび充電方法を提供する。
【解決手段】段階的に充電電圧が上がってくる充電電力によって充電がなされる電池と、電池の満充電を検出する制御部と、制御部からの信号を受けて、電池が満充電に至った場合に、電池への充電経路を切断するスイッチとを備える。
【選択図】図1

Description

本開示は、電池パック、充電装置、充電システムおよび充電方法に関する。
充電が行われることによって繰り返し使用可能な充電式電池(2次電池)が知られている。2次電池は、電池セルと、過充電や過放電などを監視する電池保護回路となどが絶縁性の外装材によって覆われた電池パックとして提供される。
電池パックは、充電装置によって充電される。充電装置は、例えば商用電源の交流電力から電圧変換や整流などの処理を経て生成した直流電力によって電池パックを充電する。例えば、リチウムイオン2次電池が用いられた電池パックの場合には、定電流充電と定電圧充電とが組合わされた定電流定電圧(CC−CV(Constant Current Constant Voltage))充電方式が用いられる。
電池パックには、専用の充電装置が用意される場合が多い。すなわち、電池パックと充電装置とが1対1で対応する場合が多い。これは、用いられる電極の材料や電池セルの数などによって電池パックの満充電電池電圧がそれぞれ異なるからである。したがって、満充電電池電圧の異なる複数種類の電池パックを充電するためにはそれぞれ専用の充電装置を用意する必要がある。
一つの充電装置で、満充電電池電圧の異なる複数種類の電池パックを充電させようとする要求は多い。その要求に応えるためには、充電装置の回路構成および出力プラグを多出力対応にすることが考えられる。さらに、充電装置と電池パックとの間の通信によって、その電池パックに適した充電電流や満充電電圧が充電装置に設定されることでも対応が可能と考えられる。
最大充電電圧(満充電電池電圧)や最大充電電流が異なる複数の電池パックの全てに対して最適になるような充電エネルギを注入することができる技術が例えば、特許文献1(特開平9−285026号公報)に開示されている。特許文献1のバッテリ充電装置においては、まず、バッテリパックの不揮発性メモリに記憶されていた最大充電電流と最大充電電圧の情報を読み取る。そして、バッテリパックの現在の充電電圧値と充電電流値を視察しながら、初期段階では最大充電電流を用いた定電流充電を行い、バッテリパックが一定電圧(満充電時の90%の電圧)に到達した後は、最大充電電圧での定電圧充電を行うようにしている。
特開平9−285026号公報
しかしながら、上述した方法では、複数の充電装置が必要であったり、回路の多出力化が必要であったりと充電装置の費用が増大する。さらに、特許文献1では、通信回路が設けられる必要があり、充電装置だけでなく電池パックの費用も増大する。
したがって、本開示の目的は、通信回路を必要とせずに一つの充電装置で、満充電電池電圧の異なる複数種類の電池パックを充電することができ、費用が低減された電池パック、充電装置、充電システムおよび充電方法を提供することにある。
上述の課題を解決するために、本開示は、段階的に充電電圧が上がってくる充電電力によって充電がなされる電池と、
電池の満充電を検出する制御部と、
制御部からの信号を受けて、電池が満充電に至った場合に、電池への充電経路を切断するスイッチと
を備える
電池パックである。
本開示は、電池パックの電池の充電を行う場合に、定電流充電と、定電圧充電とを切り替える制御部
を備え、
第1の定電流充電が第1の電圧まで行われると第1の電圧での第1の定電圧充電に切り替えるようになされ、
第1の定電圧充電の電流が所定の値を下回ると第2の定電流充電に切り替えるようになされ、
第2の定電流充電が第2の電圧まで行われると第2の電圧での第2の定電圧充電に切り替えるようになされ、
第1の電圧は、第2の電圧より低い
充電装置である。
本開示は、充電装置と、
電池パックと
を備え、
充電装置は、
電池パックの電池の充電を行う場合に、定電流充電と、定電圧充電とを切り替える制御部
を備え、
第1の定電流充電が第1の電圧まで行われると第1の電圧での第1の定電圧充電に切り替えるようになされ、
第1の定電圧充電の電流が所定の値を下回ると第2の定電流充電に切り替えるようになされ、
第2の定電流充電が第2の電圧まで行われると第2の電圧での第2の定電圧充電に切り替えるようになされ、
第1の電圧は、第2の電圧より低く、
電池パックは、
段階的に充電電圧が上がってくる充電電力によって充電がなされる電池と、
電池の満充電を検出する制御部と、
制御部からの信号を受けて、電池が満充電に至った場合に、電池への充電経路を切断するスイッチと
を備え、
第1の電圧および第2の電圧の何れかは満充電電圧である
充電システムである。
本開示は、充電装置と、
電池パックと
を備え、
充電装置は、
電池パックの電池の充電を行う場合に、定電流充電と、定電圧充電とを切り替える制御部
を備え、
第1の定電流充電が第1の電圧まで行われると第1の電圧での第1の定電圧充電に切り替えるようになされ、
第1の定電圧充電の電流が所定の値を下回ると第2の定電流充電に切り替えるようになされ、
第2の定電流充電が第2の電圧まで行われると第2の電圧での第2の定電圧充電に切り替えるようになされ、
第1の電圧は、第2の電圧より低く、
電池パックは、
段階的に充電電圧が上がってくる充電電力によって充電がなされる電池と、
電池の満充電を検出する制御部と、
制御部からの信号を受けて、電池が満充電に至った場合に、電池への充電経路を切断するスイッチと
を備え、
第1の電圧および第2の電圧の何れかは満充電電圧である
充電方法である。
本開示によれば、通信回路を必要とせずに一つの充電装置で、満充電電池電圧の異なる複数種類の電池パックを充電することができ、費用が低減された電池パック、充電装置、充電システムおよび充電方法を提供することができる。
本開示の一実施の形態による電池パックおよび充電装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 本開示の一実施の形態による2直列構成品の電池パックおよび充電装置の動作の流れを説明するためのフローチャートである。 本開示の一実施の形態による2直列構成品の電池パックおよび充電装置の充電電圧および充電電流の変化を示す略線図である。 本開示の一実施の形態による電池パックのスイッチのオンオフ動作の流れを説明するためのフローチャートである。 本開示の一実施の形態による単セル構成品の電池パックおよび充電装置の動作の流れを説明するためのフローチャートである。 本開示の一実施の形態による単セル構成品の電池パックおよび充電装置の充電電圧および充電電流の変化を示す略線図である。 本開示の一実施の形態の変形例による単セル構成品の電池パックおよび充電装置の動作の流れを説明するためのフローチャートである。 本開示の一実施の形態の変形例による単セル構成品の電池パックおよび充電装置の充電電圧および充電電流の変化を示す略線図である。
以下に説明する実施の形態は、本開示の好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかしながら、本開示の範囲は、以下の説明において、特に本開示を限定する旨の記載がない限り、これらの実施の形態に限定されないものとする。
<電池パック、充電装置の構成>
本開示の一実施の形態による電池パック、充電装置、充電システムおよび充電方法について図を参照して説明する。本開示は、例えばリチウムイオン2次電池による電池パックおよびその充電装置に適用することができる。
まず、本開示の一実施の形態の構成について説明する。図1には、本開示の一実施の形態による充電システム1の概要が示される。充電システム1は、充電装置10と、電池パック20とを有する。さらに、充電装置10は、電池パック検出スイッチ11と、電圧変換部12と、制御部13と、抵抗14と、電源入力端子t1およびt2と、電源出力端子t3およびt4とを有する。さらに、電池パック20は、充電装置検出スイッチ21と、電池22と、制御部23と、抵抗24と、ヒューズ25と、スイッチSW1と、スイッチSW2と、電源入力端子t5およびt6とを有する。なお、電池パック20は、電池22の温度を測定する図示せぬサーミスタなどの温度センサや所定の温度を超えると溶断する図示せぬ温度ヒューズなども有する。さらに、電池パック20は、温度が上がると電気抵抗が増大する図示せぬPTC(Positive Temperature Coefficient)サーミスタを有していても良い。PTCサーミスタは過電流を抑制する機能を有する。
充電装置10および電池パック20は、それぞれが電池パック検出機構および充電装置検出機構を有している。充電装置10に電池パック20が装着されると、好ましくは物理的なスイッチで構成される電池パック検出スイッチ11および充電装置検出スイッチ21の双方が押された状態となる。なお、電池パック検出スイッチ11および充電装置検出スイッチ21は、物理的な接触によってオンオフが切り替わる機械スイッチ以外でも使用でき、例えば、光センサを利用したスイッチを用いることができる。電池パック検出スイッチ11が押されることによって充電装置10は、電池パック20との接続を検出する。そして、充電装置検出スイッチ21が押されることによって電池パック20は、充電装置10との接続を検出する。さらに、充電装置10に電池パック20が装着されると、充電装置10と、電池パック20とが、正の電源出力端子t3と電源入力端子t5とを介して、負の電源出力端子t4と電源入力端子t6とを介して電気的に接続される。
電源入力端子t1とt2とから入力される例えば商用電源の交流電力に対し、電圧変換部12は、電圧変換や整流などの処理を行って、直流電力を生成する。電圧変換部12は、定電流充電制御回路(以下、CC充電回路と適宜称する)と定電圧充電制御回路(以下、CV充電回路と適宜称する)とを有している。所定の電圧、又は所定の電流となるように調整された直流電力が電池パック20に供給される。さらに、電圧変換部12は、入力が交流電力の場合には例えば整流装置を有し、入力が直流電力の場合には、例えばDC(Direct Current)−DCコンバータを有する。
制御部(CU(Control Unit)1)13は、充電装置10を制御する。より具体的には制御部13は、電池パック検出スイッチ11からの信号を受けて電池パック20との接続を検出する。さらに、制御部13は、電圧変換部12から出力された直流電力の電圧および電流を測定する。そして、制御部13は、定電流充電と、定電圧充電との切り替えが行えるように電圧変換部12の出力する直流電力の電圧および電流を制御する。制御部13は、マイクロコンピュータなどによって構成される。
電圧変換部12の出力する直流電力の負側の電源経路中に抵抗14が設けられる。抵抗14の値と、抵抗14の両端の電位差とから電圧変換部12の出力する直流電力の電流が測定される。
充電装置10で生成された直流電力は、正の電源出力端子t3と、負の電源出力端子t4とから電池パック20に供給される。
電池パック20の正の電源入力端子t5が、スイッチSW1と、スイッチSW2とを介して電池22の正極と電気的に接続される。電池パック20の負の電源入力端子t6が、抵抗24を介して電池22の負極と電気的に接続される。電池22は、充電が行われることによって繰り返し使用可能な2次電池である。電池22は、例えばリチウムイオン2次電池である。充電装置10で生成された直流電力によって電池22が充電される。図1中においては、電池22が1つ用いられた単セルが例示されている。電池22は、直列に2つ並べられた2直セルであってもそれ以上であっても良い。電池22の種類、数および配列は用途に合わせて適宜選択される。
制御部(CU2)23は、電池パック20を制御する。より具体的には制御部23は、充電装置検出スイッチ21からの信号を受けて充電装置10との接続を検出する。さらに、制御部23は、電池22の電圧、電池パック20内の電圧および電流、スイッチSW1およびSW2の各両端の電位差などを測定する。そして、制御部23は、過充電、過放電、過電流から電池22を保護する。制御部23は、マイクロコンピュータなどによって構成される。制御部23は、電池パック20の定格の満充電電池電圧の値を保持している。満充電電池電圧の値は、例えば制御部23の内部の図示せぬROMに記憶されていても良く、電池パック20の制御用のプログラム上に数値として記述されていても良い。
充電装置10から供給される直流電力の負側の電源経路中に抵抗24が設けられる。抵抗24の値と、抵抗24の両端の電位差とから電池22の電流が測定される。電流の測定値から過電流の検出や充電完了の判定などが行われる。ヒューズ25は、定格以上の電流から電池22を保護するために設けられる。
正の電源入力端子t5と電池22の正極との間にはスイッチSW1とスイッチSW2とが直列に接続される。スイッチSW1およびスイッチSW2は制御部23によって電源回路のオンオフが制御される。スイッチSW1は、例えば放電制御電界効果トランジスタ(FET(Field effect transistor)と適宜称する)である。スイッチSW2は、例えば充電制御FETである。なお、スイッチSW1およびスイッチSW2が負側の電源経路中に設けられても構わない。
スイッチSW1およびスイッチSW2のドレインとソースとの間にはそれぞれ寄生ダイオード26および27が存在している。寄生ダイオード26は、充電電流に対して順方向で、放電電流に対して逆方向の極性を有している。寄生ダイオード27は、充電電流に対して逆方向で、放電電流に対して順方向の極性を有している。
スイッチSW1およびスイッチSW2の各々のゲートは制御部23と接続されている。制御部23は、スイッチSW1およびスイッチSW2のそれぞれをオンオフする制御信号を供給する。より具体的には、電池22の充電中、および電池22の放電中(通常使用時)にはスイッチSW1およびスイッチSW2がオン状態とされる。そして、過放電の場合には、電池22の電圧が所定の値(例えば2.4V)を下回ったことを検出した制御部23からの制御信号によってスイッチSW1が切られる。したがって、電池パック20は、寄生ダイオード26およびスイッチSW2を介した充電のみが可能な状態となる。さらに、過充電の場合には、電池22の電圧が所定の値(例えば4.3V)を上回ったことを検出した制御部23からの制御信号によってスイッチSW2が切られる。したがって、電池パック20は、寄生ダイオード27およびスイッチSW1を介した放電のみが可能な状態となる。
<電池パック、充電装置の動作>
次に、本開示の一実施の形態の動作について説明する。以下に、例として、2つのリチウムイオン電池が直列に並ぶ2直列構成品(2直列セル)、およびリチウムイオン電池が1つである単セル構成品に対する多段(ここでは2段)のCC−CV充電方式での充電の動作について図を参照して説明する。
「2直列構成品の充電動作」
図2には、本開示の一実施の形態による2直列構成品の充電動作の流れが示される。図3には、本開示の一実施の形態による2直列構成品の充電特性が示される。図3は、図2の制御フローに則って充電動作が行われた際に描かれる充電特性である。図3の充電特性の横軸は充電電流である。ここでの充電電流の単位C(Capacity)は充放電係数である。例えば、1Ahの容量の2次電池に0.1Aを流す充電が0.1Cの充電である。なお、ここでのリチウムイオン電池パックの容量は1Ahである。図3の充電特性の縦軸は充電電圧である。充電電圧の単位Vはボルトである。
まず、充電装置10が、電池パック20の検出を行う(ステップS1)。充電装置10は、電池パック20が無しかどうかを判定する(ステップS2)。より具体的には、制御部13は、電池パック検出スイッチ11がオフされている(接点が離れている)ことを確認する。電池パック20が無しではないと判定される場合(ステップS2:No)には、充電装置10から電池パック20が取り外されるまで待つ。
電池パック20が無しと判定される場合(ステップS2:Yes)には、充電装置10は、電池パック20が有りかどうかを判定する(ステップS3)。より具体的には、制御部13は、電池パック検出スイッチ11がオンされている(接点が接触している)ことを確認する。電池パック20が有りではないと判定される場合(ステップS3:No)には、充電装置10に電池パック20が取り付けられるまで待つ。このように、本開示の一実施の形態による充電システム1において充電が開始されるためには充電装置10から電池パック20が一旦取り外される必要がある。充電装置10に電池パック20が有りと判定される場合(ステップS3:Yes)には、以下の動作で充電される。
まず、初期充電が行われる(ステップS4)。例えば、0.1C(=0.1A)のような比較的小さい値の定電流で電池22の初期充電が行われる。図3には、充電電流は、0.1Cで一定に、電圧が上昇する充電特性が示されている(直線S4で示される)。
次に、初期充電が完了したかどうかを判定する(ステップS5)。初期充電の完了は充電電圧の値によって判定される。初期充電の完了の充電電圧は例えば3.0Vに設定される。初期充電が完了していないと判定されている間(ステップS5:No)、制御部13は、電圧および電流を測定して電池22の状態を確認する。そして、制御部13は、電池22を所定の充電電圧の値、例えば3Vまで充電するように電圧変換部12を制御する。電圧変換部12は、0.1Aに調整した電流を電池パック20に供給し続ける。初期充電が行われることによって、電池22が過放電の場合には、それが解消される。そして、充電中の電池22の発熱や電池22の品質低下などの不具合が抑制される。
初期充電が完了したと判定される場合(ステップS5:Yes)には、定電流(CC)充電へと移行する(ステップS6)。例えば、1.0C(=1.0A)の定電流で電池22の充電が行われる。図3に示された充電特性では、充電電流が、0.1Cから1.0Cへと変更されている。その後、充電電流は、1.0Cで一定に、電圧が上昇している(図3中に直線S6で示される)。
次に、CC充電が完了したかどうかを判定する(ステップS7)。CC充電の完了も充電電圧の値によって判定される。CC充電の完了の充電電圧は例えば4.2Vに設定される。ここで設定された4.2Vとは、単セルのリチウムイオン電池の充電に適した値として設定されたものである。CC充電が完了していないと判定される場合(ステップS7:No)、制御部13は、CC充電の完了に至るまで電圧および電流を所定の間隔で測定し続ける。そして、制御部13は、電池22を所定の充電電圧の値、例えば4.2Vまで充電するように電圧変換部12を制御する。電圧変換部12は、1.0Aに調整した電流を電池パック20に供給し続ける。
CC充電が完了したと判定される場合(ステップS7:Yes)には、定電圧(CV)充電に移行する(ステップS8)。以下においては、1回目の定電圧充電を定電圧1(CV1)充電と適宜称する。例えば、4.2Vの定電圧で電池22の充電が行われる。図3では、充電電流が1.0Cで、充電電圧が4.2Vの点(S7で示される)がCV1充電の開始点として示される。その後、充電電圧は、一定の4.2Vで、電流が減少している(図3中に直線S8で示される)。
CV1充電の完了は充電電流の値によって判定される。ただし、CV1充電の完了の判定は、電池パック20および充電装置10の双方で行われる。
まず、電池パック20側でCV1充電が完了したかどうかを判定する(ステップS9)。電池パック20側でのCV1充電の完了の充電電流は例えば0.2Cに設定される。図3中には、4.2Vの充電電圧と0.2Cの充電電流との交点(S9で示される)が電池パック20のCV1充電完了判定ポイントとして示される。ここで設定された0.2Cは、充電電流が充分に減少した収束値に近い値であり、且つ充電装置10側で設定される充電電流よりも大きな値である。電池パック20の制御部23は、CV1充電が行われている間、電圧および電流を所定の間隔で測定し続けてCV1充電の完了を判定する。
CV1充電の電圧が、電池パック20の定格の満充電電池電圧であり、且つ充電電流が、0.2Cまで減少し、電池パック20側でCV1充電が完了したと判定される場合(ステップS9:Yes)には、電池パック20の充電経路が遮断される(ステップS10)。より具体的には、制御部23は、電池パック20の定格の満充電電池電圧でのCV1充電の際に、測定された充電電流が0.2Aまで減少すると、スイッチSW2をオフするように制御信号を供給する。制御信号を受けたスイッチSW2はオフとされ、充電装置10から電池パック20への充電経路が遮断される。このようにして、電池パック20は、充電装置10から自らを切り離す。なお、スイッチSW1についてもスイッチSW2と同様にオフとするようにしても良い。
なお、ここでの2直列構成品の充電においては、CV1充電の電圧(4.2V)が、電池パック20の定格の満充電電池電圧(8.4V)には至っていないため、電池パック20側でのCV1充電が完了とは判定されない(ステップS9:No)。したがって、図2中のフローチャートにおいて、ステップS10の処理が行われない。図2中のフローチャートにはこの間の流れは点線で示されている。
次に、充電装置10側でCV1充電が完了したかどうかを判定する(ステップS11)。充電装置10側でのCV1充電の完了の充電電流は例えば0.1Cに設定される。図3中には、4.2Vの充電電圧と0.1Cの充電電流との交点(S11で示される)が充電装置10のCV1充電完了判定ポイントとして示される。ここで設定された0.1Cは、電池パック20側で設定される充電電流よりも小さな値である。CV1充電が完了していないと判定される場合(ステップS11:No)、充電装置10の制御部13は、CV1充電の完了に至るまで電圧および電流を所定の間隔で測定し続ける。そして、制御部13は、電池22を所定の一定電圧の値、例えば4.2Vで充電し続けるように電圧変換部12を制御する。電圧変換部12は、電圧を4.2Vに調整した電流を電池パック20に供給し続ける。
CV1充電の充電電流が0.1Cまで減少して、充電装置10側でCV1充電が完了と判定される場合(ステップS11:Yes)、充電電圧を所定の値上昇させる切り替えが行われる(ステップS12)。例えばここでは、充電電圧が、4.2Vから8.4Vへと切り替えられる。このように、CV1充電の完了後には電圧の切り替えが行われるため、上述した、充電装置10のCV1充電完了判定ポイントは、充電装置10の電圧切り替え判定ポイントとも言える。
充電装置10において充電電圧の切り替えが行われた後に再度、定電流(CC)充電へと移行する(ステップS13)。例えば、1.0Cの定電流で電池22の充電が行われる。図3に示された充電特性では、充電電流が、0.1Cから1.0Cへと変更されている。その後、充電電流は、1.0Cで一定に、電圧が上昇している(図3中に直線S13で示される)。
次に、CC充電が完了したかどうかを判定する(ステップS14)。CC充電の完了も充電電圧の値によって判定される。CC充電の完了の充電電圧は例えば8.4Vに設定される。ここで設定された8.4Vとは、2直列構成品のリチウムイオン電池の充電に適した値として設定されたものである。CC充電が完了していないと判定される場合(ステップS14:No)、制御部13は、CC充電の完了に至るまで電圧および電流を所定の間隔で測定し続ける。そして、制御部13は、電池22を所定の充電電圧の値、例えば8.4Vまで充電するように電圧変換部12を制御する。電圧変換部12は、1.0Aに調整した電流を電池パック20に供給し続ける。
CC充電が完了したと判定される場合(ステップS14:Yes)には、定電圧(CV)充電に移行する(ステップS15)。以下においては、2回目の定電圧充電を定電圧2(CV2)充電と適宜称する。例えば、8.4Vの定電圧で電池22の充電が行われる。図3では、充電電流が1.0Cで、充電電圧が8.4Vの点(S14で示される)がCV2充電の開始点として示される。その後、充電電圧は、一定の8.4Vで、電流が減少している(図3中に直線S15で示される)。
CV2充電の完了は充電電流の値によって判定される。ただし、CV2充電の完了の判定は、電池パック20および充電装置10の双方で行われる。
まず、電池パック20側でCV2充電が完了したかどうかを判定する(ステップS16)。電池パック20側でのCV2充電の完了の充電電流は例えば0.2Cに設定される。図3中には、8.4Vの充電電圧と0.2Cの充電電流との交点(S16で示される)が電池パック20のCV2充電完了判定ポイントとして示される。ここで設定された0.2Cは、充電電流が充分に減少した収束値に近い値であり、且つ充電装置10側で設定される充電電流よりも大きな値である。電池パック20の制御部23は、CV2充電が行われている間、電圧および電流を所定の間隔で測定し続けてCV2充電の完了を判定する。
CV2充電の電圧が、電池パック20の定格の満充電電池電圧であり、且つ充電電流が、0.2Cまで減少し、電池パック20側でCV2充電が完了したと判定された場合(ステップS16:Yes)には、電池パック20の充電経路が遮断される(ステップS17)。より具体的には、制御部23は、電池パック20の定格の満充電電池電圧でのCV2充電の際に、測定された充電電流が0.2Aまで減少すると、スイッチSW2をオフするように制御信号を供給する。制御信号を受けたスイッチSW2はオフとされ、充電装置10から電池パック20への充電経路が遮断される。このようにして、電池パック20は、充電装置10から自らを切り離す。なお、スイッチSW1についてもスイッチSW2と同様にオフとするようにしても良い。
ここでの2直列構成品の充電においては、CV2充電の電圧(8.4V)が、電池パック20の定格の満充電電池電圧(8.4V)に至っている。このため、充電電流が、0.2Cまで減少すると、電池パック20側でのCV2充電が完了と判定されて(ステップS16:YES)、電池パック20の充電経路が遮断される(ステップS17)。
なお、CV2充電の電圧が、電池パック20の定格の満充電電池電圧に至っていない場合、又は充電電流が、0.2Cまで減少していない場合には、電池パック20側で、CV2充電が完了していないと判定されて(ステップS16:No)、引き続き充電が行われる。
次に、充電装置10側でCV2充電が完了したかどうかを判定する(ステップS18)。充電装置10側でのCV2充電の完了の充電電流は例えば0.1Cに設定される。図3中には、8.4Vの充電電圧と0.1Cの充電電流との交点(S18で示される)が充電装置10のCV2充電完了判定ポイントとして示される。ここで設定された0.1Cは、電池パック20側で設定される充電電流よりも小さな値である。CV2充電が完了していないと判定される場合(ステップS18:No)、充電装置10の制御部13は、CV2充電の完了に至るまで電圧および電流を所定の間隔で測定し続ける。そして、制御部13は、電池22を所定の一定電圧の値、例えば8.4Vで充電し続けるように電圧変換部12を制御する。電圧変換部12は、電圧を8.4Vに調整した電流を電池パック20に供給し続ける。
CV2充電の充電電流が0.1Cまで減少して、充電装置10側でCV2充電が完了と判定される場合(ステップS18:Yes)、充電は完了の状態となる(ステップS19)。制御部13は、充電電力の供給を停止するように電圧変換部12を制御する。電圧変換部12からの電力の供給は停止される。
本開示の一実施の形態では、電池パック20の充電完了判定ポイントの方が充電装置10の判定ポイントよりも先に行われるように設定されている。例えば、ここでの判定ポイントとされる充電電流は、電池パック20が0.2Cであり、充電装置10が0.1Cである。電池パック20の充電完了の判定が先に行われることによって、電池パック20の定格を超えた充電電圧が電池パック20に流れることなく、充電装置10は、充電電圧を上げることができる。
図4は、電池パック20の充電完了時および充電開始時のスイッチSW2の動作の一例を示したフローチャートである。電池パック20が通常に充電されている段階(ステップS21)から説明を開始する。
まず、充電が完了したかどうかを判定する(ステップS22)。この処理は、図2中のステップS9およびステップS16に当たる。充電が完了していないと判定される場合(ステップS22:No)には、引き続き充電が行われる。逆に、充電が完了したと判定される場合(ステップS22:Yes)には、スイッチSW2がオフとされる(ステップS23)。より具体的には、制御部23は、スイッチSW2をオフするように制御信号を供給する。制御信号を受けたスイッチSW2はオフとされる。
スイッチSW2がオフとされた状態において、充電装置10の検出が行われる(ステップS24)。そして、充電装置10が無しかどうかを判定する(ステップS25)。より具体的には、電池パック20の制御部23は、充電装置検出スイッチ21のオンオフを確認する。
充電装置10が無しではないと判定され(ステップS25:No)、充電装置10が接続されている場合には、引き続き、充電装置10の検出が行われる。逆に、充電装置10が無しと判定され(ステップS25:Yes)、充電装置10が接続されていない場合には、スイッチSW2がオンとされる(ステップS26)。より具体的には、制御部23は、スイッチSW2をオンするように制御信号を供給する。制御信号を受けたスイッチSW2はオンとされる。
本開示の一実施の形態では、電池パック20側での充電完了の判定の際に、充電装置10からの充電経路を遮断するためにオフとされたスイッチSW2は、電池パック20が充電装置10から一旦取り外されるまでは再度オンとされない。このため、図2中のステップS1からS3でも説明したように、再度、充電が開始されるためには、充電装置10から電池パック20が一旦取り外される必要がある。
「単セル構成品の充電動作」
図5には、本開示の一実施の形態による単セル構成品の充電動作の流れが示される。図6には、本開示の一実施の形態による単セル構成品の充電特性が示される。図6は、図5の制御フローに則って充電動作が行われた際に描かれる充電特性である。図6の充電特性の横軸は充電電流である。充電電流の単位Cは充放電係数である。なお、ここでのリチウムイオン電池パックの容量は1Ahである。図6の充電特性の縦軸は充電電圧である。充電電圧の単位Vはボルトである。なお、単セル構成品の電池パック20の定格の満充電電池電圧は4.2Vである。
ステップS1からステップS7までは上述した2直列構成品の充電動作と同様である。すなわち、ステップS1からステップS3において、充電装置10によって電池パック20の検出が行われる。次に、ステップS4およびステップS5において初期充電が行われる。そして、ステップS6およびステップS7においてCC充電が行われる。ここでは、ステップS8から説明を行う。
CC充電が完了したと判定される場合(ステップS7:Yes)には、1回目の定電圧充電のCV1充電に移行する(ステップS8)。例えば、4.2Vの定電圧で電池22の充電が行われる。図6では、充電電流が1.0Cで、充電電圧が4.2Vの点(S7で示される)がCV1充電の開始点として示される。その後、充電電圧は、一定の4.2Vで、電流が減少している(図6中に直線S8で示される)。
CV1充電の完了は充電電流の値によって判定される。ただし、CV1充電の完了の判定は、電池パック20および充電装置10の双方で行われる。
まず、電池パック20側でCV1充電が完了したかどうかを判定する(ステップS9)。電池パック20側でのCV1充電の完了の充電電流は例えば0.2Cに設定される。図6中には、4.2Vの充電電圧と0.2Cの充電電流との交点(S9で示される)が電池パック20のCV1充電完了判定ポイントとして示される。ここで設定された0.2Cは、充電電流が充分に減少した収束値に近い値であり、且つ充電装置10側で設定される充電電流よりも大きな値である。電池パック20の制御部23は、CV1充電が行われている間、電圧および電流を所定の間隔で測定し続けてCV1充電の完了を判定する。
CV1充電の電圧が、電池パック20の定格の満充電電池電圧であり、且つ充電電流が、0.2Cまで減少し、電池パック20側でCV1充電が完了したと判定される場合(ステップS9:Yes)には、電池パック20の充電経路が遮断される(ステップS10)。より具体的には、制御部23は、電池パック20の定格の満充電電池電圧でのCV1充電の際に、測定された充電電流が0.2Aまで減少すると、スイッチSW2をオフするように制御信号を供給する。制御信号を受けたスイッチSW2はオフとされ、充電装置10から電池パック20への充電経路が遮断される。このようにして、電池パック20は、充電装置10から自らを切り離す。なお、スイッチSW1についてもスイッチSW2と同様にオフとするようにしても良い。
ここでの単セル構成品の充電においては、CV1充電の電圧(4.2V)が、電池パック20の定格の満充電電池電圧(4.2V)に至っている。このため、充電電流が、0.2Cまで減少すると、電池パック20側でのCV1充電が完了と判定されて(ステップS9:YES)、電池パック20の充電経路が遮断される(ステップS10)。
なお、CV1充電の電圧が、電池パック20の定格の満充電電池電圧に至っていない場合、又は充電電流が、0.2Cまで減少していない場合には、電池パック20側で、CV1充電が完了していないと判定されて(ステップS9:No)、引き続き充電が行われる。
次に、充電装置10側でCV1充電が完了したかどうかを判定する(ステップS11)。充電装置10側でのCV1充電の完了の充電電流は例えば0.1Cに設定される。図6中には、4.2Vの充電電圧と0.1Cの充電電流との交点(S11で示される)が充電装置10のCV1充電完了判定ポイントとして示される。ここで設定された0.1Cは、電池パック20側で設定される充電電流よりも小さな値である。CV1充電が完了していないと判定される場合(ステップS11:No)、充電装置10の制御部13は、CV1充電の完了に至るまで電圧および電流を所定の間隔で測定し続ける。そして、制御部13は、電池22を所定の一定電圧の値、例えば4.2Vで充電し続けるように電圧変換部12を制御する。電圧変換部12は、電圧を4.2Vに調整した電流を電池パック20に供給し続ける。
CV1充電の充電電流が0.1Cまで減少して、充電装置10側でCV1充電が完了したと判定される場合(ステップS11:Yes)、充電電圧を所定の値上昇させる切り替えが行われる(ステップS12)。例えばここでは、充電電圧が、4.2Vから8.4Vへと切り替えられる。このように、CV1充電の完了後には電圧の切り替えが行われるため、上述した、充電装置10のCV1充電完了判定ポイントは、充電装置10の電圧切り替え判定ポイントとも言える。
なお、ここでは、電池パック20の充電経路が遮断されているため、充電電流は急激に0Cへと変化する。したがって、ステップS10によって充電経路が遮断されると、速やかに、ステップS11によって充電装置10側でCV1充電が完了したと判定される。
充電装置10において充電電圧の切り替えが行われた後に再度、CC充電へと移行する(ステップS13)。例えば、1.0Cの定電流で電池22の充電が行われる。しかしながら、充電経路が遮断されているため、充電電流は1.0Cまで上がらず、0Cのままとなる。図6に示された充電特性では、充電電流が、0Cを示している。その後、充電電流は、0Cで一定に、電圧が上昇している(図6中に直線S13で示される)。
次に、CC充電が完了したかどうかを判定する(ステップS14)。CC充電の完了も充電電圧の値によって判定される。CC充電の完了の充電電圧は例えば8.4Vに設定される。ここで設定された8.4Vとは、2直列構成品のリチウムイオン電池の充電に適した値として設定されたものである。CC充電が完了していないと判定される場合(ステップS14:No)、制御部13は、CC充電の完了に至るまで電圧および電流を所定の間隔で測定し続ける。そして、制御部13は、電池22を所定の充電電圧の値、例えば8.4Vまで充電するように電圧変換部12を制御する。電圧変換部12は、1.0Aに調整した電流を電池パック20に供給し続ける。しかしながら、ここでは、電池パック20の充電経路が遮断されているため、電池パック20には電力は供給されず、充電電圧は速やかに8.4Vまで上昇する。
CC充電が完了したと判定される場合(ステップS14:Yes)には、2回目の定電圧充電のCV2充電に移行する(ステップS15)。例えば、8.4Vの定電圧で電池22の充電が行われる。しかしながら、ここでは、電池パック20の充電経路が遮断されているため、電池パック20には電力は供給されない。図6では、充電電流が0Cで、充電電圧が8.4Vの点(S15で示される)がCV2充電の開始点として示される。
CV2充電の完了は充電電流の値によって判定される。ただし、CV2充電の完了の判定は、電池パック20および充電装置10の双方で行われる。
まず、電池パック20側でCV2充電が完了したかどうかを判定する(ステップS16)。電池パック20側でのCV2充電の完了の充電電流は例えば0.2Cに設定される。しかしながら、ここでは、ステップS9で既に完了の判定が行われているため、次のステップへと進む。したがって、図5中のフローチャートにおいて、ステップS16およびステップS17の処理が行われない。図5中のフローチャートにはこの間の流れは点線で示されている。
次に、充電装置10側でCV2充電が完了したかどうかを判定する(ステップS18)。充電装置10側でのCV2充電の完了の充電電流は例えば0.1Cに設定される。しかしながら、充電経路が遮断されていて、充電電流は既に0Cであるため、充電装置10側でCV2充電が完了したと判定される(ステップS18:Yes)。
充電装置10側でCV2充電が完了したと判定される場合(ステップS18:Yes)には、充電は完了の状態となる(ステップS19)。制御部13は、充電電力の供給を停止するように電圧変換部12を制御する。電圧変換部12からの電力の供給は停止される。
「単セル構成品の充電動作の変形例」
図7には、本開示の一実施の形態の変形例による単セル構成品の充電動作の流れが示される。図8には、本開示の一実施の形態の変形例による単セル構成品の充電特性が示される。図8は、図7の制御フローに則って充電動作が行われた際に描かれる充電特性である。図8の充電特性の横軸は充電電流である。充電電流の単位Cは充放電係数である。なお、ここでのリチウムイオン電池パックの容量は1Ahである。図8の充電特性の縦軸は充電電圧である。充電電圧の単位Vはボルトである。なお、単セル構成品の電池パック20の定格の満充電電池電圧は4.2Vである。
ステップS1からステップS11までは上述した単セル構成品の充電動作と同様である。すなわち、ステップS1からステップS3において、充電装置10によって電池パック20の検出が行われる。次に、ステップS4およびステップS5において初期充電が行われる。その次に、ステップS6およびステップS7においてCC充電が行われる。そして、ステップS8からステップS11において1回目の定電圧充電のCV1充電が行われる。ここでは、ステップS8から説明を行う。
CC充電が完了したと判定される場合(ステップS7:Yes)には、CV1充電に移行する(ステップS8)。例えば、4.2Vの定電圧で電池22の充電が行われる。図8では、充電電流が1.0Cで、充電電圧が4.2Vの点(S7で示される)がCV1充電の開始点として示される。その後、充電電圧は、一定の4.2Vで、電流が減少している(図8中に直線S8で示される)。
CV1充電の完了は充電電流の値によって判定される。ただし、CV1充電の完了の判定は、電池パック20および充電装置10の双方で行われる。
まず、電池パック20側でCV1充電が完了したかどうかを判定する(ステップS9)。電池パック20側でのCV1充電の完了の充電電流は例えば0.2Cに設定される。図8中には、4.2Vの充電電圧と0.2Cの充電電流との交点(S9で示される)が電池パック20のCV1充電完了判定ポイントとして示される。ここで設定された0.2Cは、充電電流が充分に減少した収束値に近い値であり、且つ充電装置10側で設定される充電電流よりも大きな値である。電池パック20の制御部23は、CV1充電が行われている間、電圧および電流を所定の間隔で測定し続けてCV1充電の完了を判定する。
CV1充電の電圧が、電池パック20の定格の満充電電池電圧であり、且つ充電電流が、0.2Cまで減少し、電池パック20側でCV1充電が完了したと判定される場合(ステップS9:Yes)には、電池パック20の充電経路が遮断される(ステップS10)。より具体的には、制御部23は、電池パック20の定格の満充電電池電圧でのCV1充電の際に、測定された充電電流が0.2Aまで減少すると、スイッチSW2をオフするように制御信号を供給する。制御信号を受けたスイッチSW2はオフとされ、充電装置10から電池パック20への充電経路が遮断される。このようにして、電池パック20は、充電装置10から自らを切り離す。なお、スイッチSW1についてもスイッチSW2と同様にオフとするようにしても良い。
ここでの単セル構成品の充電においては、CV1充電の電圧(4.2V)が、電池パック20の定格の満充電電池電圧(4.2V)に至っている。このため、充電電流が、0.2Cまで減少すると、電池パック20側でのCV1充電が完了と判定されて(ステップS9:YES)、電池パック20の充電経路が遮断される(ステップS10)。
なお、CV1充電の電圧が、電池パック20の定格の満充電電池電圧に至っていない場合、又は充電電流が、0.2Cまで減少していない場合には、電池パック20側で、CV1充電が完了していないと判定されて(ステップS9:No)、引き続き充電が行われる。
次に、充電装置10側でCV1充電が完了したかどうかを判定する(ステップS11)。充電装置10側でのCV1充電の完了の充電電流は例えば0.1Cに設定される。図8中には、4.2Vの充電電圧と0.1Cの充電電流との交点(S11で示される)が充電装置10のCV1充電完了判定ポイントとして示される。ここで設定された0.1Cは、電池パック20側で設定される充電電流よりも小さな値である。CV1充電が完了していないと判定される場合(ステップS11:No)、充電装置10の制御部13は、CV1充電の完了に至るまで電圧および電流を所定の間隔で測定し続ける。そして、制御部13は、電池22を所定の一定電圧の値、例えば4.2Vで充電し続けるように電圧変換部12を制御する。電圧変換部12は、電圧を4.2Vに調整した電流を電池パック20に供給し続ける。
CV1充電の充電電流が0.1Cまで減少して、充電装置10側でCV1充電が完了したと判定される場合(ステップS11:Yes)、充電電流が連続的に(徐々に)減少したかどうかを判定する(ステップS31)。なお、充電電流が連続的に減少したと判定される場合(ステップS31:Yes)には、充電電圧を所定の値上昇させる切り替えが行われる(ステップS12)。その後は、上述した単セル構成品の充電動作と同様の処理が行われる。しかしながら、ここでは、図7中のフローチャートにおいて、ステップS12からステップS18の処理が行われない。図7中のフローチャートにはこの間の流れは点線で示されている。
ここでは、電池パック20の充電経路が遮断されているため、充電電流は非連続に(急峻に)0Cへと変化する。したがって、ステップS10によって充電経路が遮断されると、速やかに、ステップS11によって充電装置10側でCV1充電が完了したと判定される。さらに、充電電流が連続的に減少していないと判定される(ステップS31:No)。
充電電流が連続的に減少していないと判定される場合(ステップS31:No)には、充電は完了の状態となる(ステップS19)。この場合には、充電装置10の充電電圧は8.4Vまで上昇せず、4.2Vまでで停止する。制御部13は、充電電力の供給を停止するように電圧変換部12を制御する。電圧変換部12からの電力の供給は停止される。
以上に、説明を行った本開示の一実施の形態の変形例では、充電完了の判定が変更されている。本開示の一実施の形態の変形例では、電池パック20側だけでなく、充電装置10側においても確実に充電の完了が判別されている。これによって、電池パック20の充電中の安全性がより高められている。
以上に、説明を行った本開示の一実施の形態による電池パック、充電装置、充電システムおよび充電方法では、充電装置と電池パックとの通信を必要としない。電池パックから得た充電電流や充電電圧情報に基づいて充電装置が充電する方法は本開示の一実施の形態では採られていない。本開示の一実施の形態では、電池パックに依存せずに動作する充電装置からの充電電力を電池パックが受け取り、自身に適したタイミングで充電を完了させる方法が採られている。さらに、充電装置および電池パックのそれぞれが有する電池パック検出機構および充電装置検出機構は、充電開始のタイミングを得るために用いられており、電池パックの種類を特定することは本開示の一実施の形態ではされていない。このように、本開示の一実施の形態では、充電装置が電池パックの種類を特定しなくても、電池パックに適した電圧まで充電することができる。
本開示の一実施の形態による電池パック、充電装置、充電システムおよび充電方法において、ここでは、一例として、2段のCC−CV充電方式での充電の動作について取り上げた。しかしながら、本開示の一実施の形態では、2段に限らず所望の段数でCC−CV充電することができる。さらに、設定充電電圧を、単セルと2直列セルとのような2倍の値とする例を取り上げた。しかしながら、設定充電電圧を倍数には限らず、任意の値で細かく区切ることができる。さらに、設定充電電流も、例示した0.1Cおよび1.0Cには限らず、電池パックに適した値の範囲内であれば、任意の値を選ぶことができる。
「一実施の形態の効果」
本開示の一実施の形態による充電装置は、CC−CV充電を自動的に交互に繰り返しながら充電電圧を低い値から段階的に上げていく多段CC−CVの特性を有している。本開示の一実施の形態による電池パックは、満充電を検出する回路と充電経路を切断する回路とを有し、検出回路から得た情報から任意のタイミングで充電経路を自ら切断することができる。したがって、本開示の一実施の形態による充電装置と電池パックとが組み合わせられた充電システムでは、異なる満充電電池電圧を持つ複数種類の電池パックの充電に一つの充電装置で対応することができる。つまり、電池パック毎に充電装置が設けられる必要がなくなり、充電装置の機種数が増加することが抑制され、種々の充電装置の統合ができる。したがって、充電装置が単出力構成や通信回路非搭載で良いため、本開示の一実施の形態による電池パック、充電装置、充電システムおよび充電方法では、充電装置のコスト削減や、充電装置の機種数がいたずらに増えることの抑制などができる効果を有している。
なお、本開示は、以下のような構成も取ることができる。
(1)
段階的に充電電圧が上がってくる充電電力によって充電がなされる電池と、
前記電池の満充電を検出する制御部と、
前記制御部からの信号を受けて、前記電池が前記満充電に至った場合に、前記電池への充電経路を切断するスイッチと
を備える
電池パック。
(2)
充電装置との接続を検出する充電装置検出機構
を備え、
前記充電装置との接続が断たれたことを検出すると、前記スイッチによって前記充電経路を形成するようになされる
(1)に記載の電池パック。
(3)
測定部を備え、
前記満充電の検出は、前記充電中に所定の電流値を下回ることで判断する
(1)および(2)の何れかに記載の電池パック。
(4)
前記充電は、定電圧充電である
(3)に記載の電池パック。
(5)
電池パックの電池の充電を行う場合に、定電流充電と、定電圧充電とを切り替える制御部
を備え、
第1の定電流充電が第1の電圧まで行われると前記第1の電圧での第1の定電圧充電に切り替えるようになされ、
前記第1の定電圧充電の電流が所定の値を下回ると第2の定電流充電に切り替えるようになされ、
前記第2の定電流充電が第2の電圧まで行われると前記第2の電圧での第2の定電圧充電に切り替えるようになされ、
前記第1の電圧は、前記第2の電圧より低い
充電装置。
(6)
前記電池パックとの接続を検出する電池パック検出機構
を備え、
前記電池パックとの接続が断たれたことを検出した後に、前記電池パックとの接続を検出すると前記充電を開始する
(5)に記載の充電装置。
(7)
測定部を備え、
前記第1および第2の定電圧充電において、前記電流の値が急峻に低下した場合に前記充電を終了する
(5)および(6)の何れかに記載の充電装置。
(8)
充電装置と、
電池パックと
を備え、
前記充電装置は、
前記電池パックの電池の充電を行う場合に、定電流充電と、定電圧充電とを切り替える制御部
を備え、
第1の定電流充電が第1の電圧まで行われると前記第1の電圧での第1の定電圧充電に切り替えるようになされ、
前記第1の定電圧充電の電流が所定の値を下回ると第2の定電流充電に切り替えるようになされ、
前記第2の定電流充電が第2の電圧まで行われると前記第2の電圧での第2の定電圧充電に切り替えるようになされ、
前記第1の電圧は、前記第2の電圧より低く、
前記電池パックは、
段階的に充電電圧が上がってくる充電電力によって前記充電がなされる前記電池と、
前記電池の満充電を検出する制御部と、
前記制御部からの信号を受けて、前記電池が前記満充電に至った場合に、前記電池への充電経路を切断するスイッチと
を備え、
前記第1の電圧および前記第2の電圧の何れかは前記満充電電圧である
充電システム。
(9)
前記充電装置は、前記電池パックとの接続を検出する電池パック検出機構
を備え、
前記電池パックとの接続が断たれたことを検出した後に、前記電池パックとの接続を検出すると充電を開始し、
前記電池パックは、前記充電装置との接続を検出する充電装置検出機構
を備え、
前記充電装置との接続が断たれたことを検出すると前記充電経路を形成するようになされる
(8)に記載の充電システム。
(10)
前記電池パックは、第1の測定部
を備え、
前記満充電の検出は、前記満充電電圧でなされる前記充電中に第1の電流値を下回ることで判断し、
前記充電装置は、第2の測定部
を備え、
前記第1および第2の定電圧充電がなされる場合に、第2の電流値を下回ると前記充電電圧を上げ、
前記第1の電流値は、前記第2の電流値よりも大である
(8)および(9)の何れかに記載の充電システム。
(11)
充電装置と、
電池パックと
を備え、
前記充電装置は、
前記電池パックの電池の充電を行う場合に、定電流充電と、定電圧充電とを切り替える制御部
を備え、
第1の定電流充電が第1の電圧まで行われると前記第1の電圧での第1の定電圧充電に切り替えるようになされ、
前記第1の定電圧充電の電流が所定の値を下回ると第2の定電流充電に切り替えるようになされ、
前記第2の定電流充電が第2の電圧まで行われると前記第2の電圧での第2の定電圧充電に切り替えるようになされ、
前記第1の電圧は、前記第2の電圧より低く、
前記電池パックは、
段階的に充電電圧が上がってくる充電電力によって前記充電がなされる前記電池と、
前記電池の満充電を検出する制御部と、
前記制御部からの信号を受けて、前記電池が前記満充電に至った場合に、前記電池への充電経路を切断するスイッチと
を備え、
前記第1の電圧および前記第2の電圧の何れかは前記満充電電圧である
充電方法。
以上、本開示の実施の形態について具体的に説明したが、上述の各実施の形態に限定されるものではなく、本開示の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、上述の実施の形態において挙げた構成、方法、工程、形状、材料および数値などはあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる構成、方法、工程、形状、材料および数値などを用いてもよい。
また、上述の実施の形態の構成、方法、工程、形状、材料および数値などは、本開示の主旨を逸脱しない限り、互いに組み合わせることが可能である。
1 ・・・充電システム
10・・・充電装置
11・・・電池パック検出スイッチ
12・・・電圧変換部
13・・・制御部
14・・・抵抗
20・・・電池パック
21・・・充電装置検出スイッチ
22・・・電池
23・・・制御部
24・・・抵抗
25・・・ヒューズ
26・・・寄生ダイオード
27・・・寄生ダイオード
SW1・・・スイッチ(放電制御FET)
SW2・・・スイッチ(充電制御FET)
t1・・・電源入力端子
t2・・・電源入力端子
t3・・・電源出力端子
t4・・・電源出力端子
t5・・・電源入力端子
t6・・・電源入力端子

Claims (11)

  1. 段階的に充電電圧が上がってくる充電電力によって充電がなされる電池と、
    前記電池の満充電を検出する制御部と、
    前記制御部からの信号を受けて、前記電池が前記満充電に至った場合に、前記電池への充電経路を切断するスイッチと
    を備える
    電池パック。
  2. 充電装置との接続を検出する充電装置検出機構
    を備え、
    前記充電装置との接続が断たれたことを検出すると、前記スイッチによって前記充電経路を形成するようになされる
    請求項1記載の電池パック。
  3. 測定部を備え、
    前記満充電の検出は、前記充電中に所定の電流値を下回ることで判断する
    請求項1記載の電池パック。
  4. 前記充電は、定電圧充電である
    請求項3記載の電池パック。
  5. 電池パックの電池の充電を行う場合に、定電流充電と、定電圧充電とを切り替える制御部
    を備え、
    第1の定電流充電が第1の電圧まで行われると前記第1の電圧での第1の定電圧充電に切り替えるようになされ、
    前記第1の定電圧充電の電流が所定の値を下回ると第2の定電流充電に切り替えるようになされ、
    前記第2の定電流充電が第2の電圧まで行われると前記第2の電圧での第2の定電圧充電に切り替えるようになされ、
    前記第1の電圧は、前記第2の電圧より低い
    充電装置。
  6. 前記電池パックとの接続を検出する電池パック検出機構
    を備え、
    前記電池パックとの接続が断たれたことを検出した後に、前記電池パックとの接続を検出すると前記充電を開始する
    請求項5記載の充電装置。
  7. 測定部を備え、
    前記第1および第2の定電圧充電において、前記電流の値が急峻に低下した場合に前記充電を終了する
    請求項5記載の充電装置。
  8. 充電装置と、
    電池パックと
    を備え、
    前記充電装置は、
    前記電池パックの電池の充電を行う場合に、定電流充電と、定電圧充電とを切り替える制御部
    を備え、
    第1の定電流充電が第1の電圧まで行われると前記第1の電圧での第1の定電圧充電に切り替えるようになされ、
    前記第1の定電圧充電の電流が所定の値を下回ると第2の定電流充電に切り替えるようになされ、
    前記第2の定電流充電が第2の電圧まで行われると前記第2の電圧での第2の定電圧充電に切り替えるようになされ、
    前記第1の電圧は、前記第2の電圧より低く、
    前記電池パックは、
    段階的に充電電圧が上がってくる充電電力によって前記充電がなされる前記電池と、
    前記電池の満充電を検出する制御部と、
    前記制御部からの信号を受けて、前記電池が前記満充電に至った場合に、前記電池への充電経路を切断するスイッチと
    を備え、
    前記第1の電圧および前記第2の電圧の何れかは前記満充電電圧である
    充電システム。
  9. 前記充電装置は、前記電池パックとの接続を検出する電池パック検出機構
    を備え、
    前記電池パックとの接続が断たれたことを検出した後に、前記電池パックとの接続を検出すると充電を開始し、
    前記電池パックは、前記充電装置との接続を検出する充電装置検出機構
    を備え、
    前記充電装置との接続が断たれたことを検出すると前記充電経路を形成するようになされる
    請求項8記載の充電システム。
  10. 前記電池パックは、第1の測定部
    を備え、
    前記満充電の検出は、前記満充電電圧でなされる前記充電中に第1の電流値を下回ることで判断し、
    前記充電装置は、第2の測定部
    を備え、
    前記第1および第2の定電圧充電がなされる場合に、第2の電流値を下回ると前記充電電圧を上げ、
    前記第1の電流値は、前記第2の電流値よりも大である
    請求項8記載の充電システム。
  11. 充電装置と、
    電池パックと
    を備え、
    前記充電装置は、
    前記電池パックの電池の充電を行う場合に、定電流充電と、定電圧充電とを切り替える制御部
    を備え、
    第1の定電流充電が第1の電圧まで行われると前記第1の電圧での第1の定電圧充電に切り替えるようになされ、
    前記第1の定電圧充電の電流が所定の値を下回ると第2の定電流充電に切り替えるようになされ、
    前記第2の定電流充電が第2の電圧まで行われると前記第2の電圧での第2の定電圧充電に切り替えるようになされ、
    前記第1の電圧は、前記第2の電圧より低く、
    前記電池パックは、
    段階的に充電電圧が上がってくる充電電力によって前記充電がなされる前記電池と、
    前記電池の満充電を検出する制御部と、
    前記制御部からの信号を受けて、前記電池が前記満充電に至った場合に、前記電池への充電経路を切断するスイッチと
    を備え、
    前記第1の電圧および前記第2の電圧の何れかは前記満充電電圧である
    充電方法。
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