JP2014038388A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置上でデータを扱うアプリケーションなどを起動して編集、印刷などを可能にする。
【解決手段】画像データに基づいて画像を形成し、画像を用紙に出力するプリンタ部と、画像形成装置上で起動する第1のオペレーティングシステムと、第1のオペレーティングシステム上で動作して画像形成装置を制御する制御プログラムとの実行によって、少なくとも、前記プリンタ部を含む画像形成装置におけるハードウェア資源の制御を実現する制御部を備え、制御部は、さらに、少なくとも1つ以上のアプリケーションを起動する第2〜第N(Nは2以上の整数)のオペレーティングシステムと、第1のオペレーティングシステムと第2〜第Nのオペレーティングシステムとの間に介在して第1のオペレーティングシステム上で第2〜第Nのオペレーティングシステムを動作可能にするエミュレータを実行可能である。
【選択図】図1

Description

この発明は、画像データに基づいて画像を形成し、前記画像を用紙に出力するプリンタ部を備える画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写機および、これら機能を複数有する複合機などの画像形成装置では、画像データに基づいて画像を形成し、前記画像を用紙に出力する機能を有しており、前記機能は、通常は、OS(オペレーティングシステム)上で動作するファームウェアによって当該画像形成装置のハードウェアを制御することで実現されている。
さらに、情報を処理する装置などでは、複数のOSを動作可能にしたものが知られている(例えば特許文献1〜3参照)。
特許文献1では、複数の外部機器と接続され、処理要求に応じて処理を実行するが、画像処理をハードウェアにより処理するか、ソフトウェアにより処理するのかを処理内容や処理を行っている数で切り替えることが可能な装置が提案されている。
特許文献2では、コントローラソフトを動作させる仮想OSlと操作部ソフトを動作させるOS2を有し、コントローラと操作部間の通信をOSlとOS2の通信として扱うエミュレーション装置が提案されている。
特許文献3では、優先度の異なる二つのOSを有し、実行優先度に応じてハードウェア資源を割り当てる複数のOSを有する画像形成装置が提案されている。
特開2009−223695号公報 特開2010−191543号公報 特開2011−192130号公報
上記のように画像形成装置でも、複数のOSを用いて当該画像形成装置の制御を行うものが知られている(特許文献3)。 装置の制御とはスキャン処理、プリント処理をはじめ画像データをHDDへ保存、熱定着の温度管理、トレイやドアの開閉を検知するセンサなど多岐に渡る。
画像形成装置では、外部装置などのアプリケーションで編集したデータを入力し、当該データに基づいて出力できるようにしたものがある。従来、Word(商標)などの文書データを印刷するときはプリンタドライバを介して出力用データとして画像形成装置にジョブ入力される。
しかしながら、画像形成装置上のOSは装置を制御するためのものだけであり、出力するためのデータ(ワード、エクセルなど(いずれも商標))を扱うOSを有するものはない。このため、入力されたデータの内容を変更する場合、画像形成装置内にはリップ済みのデータしかないため、出力するデータを編集する等の処理は画像形成装置上で行うことは不可能であり、僅かな変更であっても元データ(word)があるPCの前で作業をする必要がある。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、装置を制御する制御プログラムを動作させる第1オペレーティングシステム上に、エミュレータを通して、第2〜第N(Nは2以上の整数)のオペレーティングシステムを起動させることを可能にする画像形成装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の画像形成装置のうち、第1の本発明は、
画像データに基づいて画像を形成し、前記画像を用紙に出力するプリンタ部と、
当該画像形成装置上で起動する第1のオペレーティングシステムと、前記第1のオペレーティングシステム上で動作して当該画像形成装置を制御する制御プログラムとの実行によって、少なくとも、前記プリンタ部を含む当該画像形成装置におけるハードウェア資源の制御を実現する制御部と、を備え、
前記制御部は、さらに、少なくとも1つ以上のアプリケーションを起動する第2〜第N(Nは2以上の整数)のオペレーティングシステムと、前記第1のオペレーティングシステムと前記第2〜第Nのオペレーティングシステムとの間に介在して、前記第1のオペレーティングシステム上で前記第2〜第Nのオペレーティングシステムを動作可能にするエミュレータとを実行可能であることを特徴とする。
第2の本発明の画像形成装置は、前記第1の本発明において、前記エミュレータは、第2〜第Nのオペレーティングシステム毎に用意されていることを特徴とする。
第3の本発明の画像形成装置は、前記第1または2の本発明において、前記第2〜第Nのオペレーティングシステムの少なくとも1つは、前記ハードウェア資源の少なくとも一部に直接アクセス可能であり、前記第2〜第Nのオペレーティングシステムで直接アクセスが不可のハードウェア資源を含むハードウェア資源には、前記第1オペレーティングシステムを介してアクセス可能であることを特徴とする。
第4の本発明の画像形成装置は、前記第1〜3の本発明のいずれかにおいて、前記アプリケーションの少なくとも1つは、データを扱うものであることを特徴とする。
第5の本発明の画像形成装置は、前記第1〜4の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、さらに、前記第2〜第Nのオペレーティングシステムの少なくとも1つ上で動作し、前記プリンタ部を制御するプリンタドライバの実行によって前記プリンタ部による出力を実現することを特徴とする。
第6の本発明の画像形成装置は、前記第5の本発明において、前記第2〜第Nのオペレーティングシステムで扱われるデータを前記第1のオペレーティングシステムにより制御する当該画像形成装置で出力する場合、前記プリンタドライバを通して前記第1のオペレーティングシステムで制御する当該画像形成装置にジョブとして入力することを特徴とする。
第7の本発明の画像形成装置は、前記第6の本発明において、前記プリンタドライバは、パーソナルコンピュータでの使用を前提として提供されたものであることを特徴とする。
第8の本発明の画像形成装置は、前記第5〜7の本発明のいずれかにおいて、前記プリンタドライバは、前記第2〜第Nのオペレーティングシステム毎に用意されていることを特徴とする。
第9の本発明の画像形成装置は、前記第1〜8の本発明のいずれかにおいて、前記制御プログラムおよび前記第2〜第Nのオペレーティングシステムの少なくともいずれかの制御により、操作入力の受け付けと表示とを行う操作部を備えることを特徴とする。
第10の本発明の画像形成装置は、前記第9の本発明において、前記制御部は、1つの操作画面上で、前記制御プログラムにより操作入力の受け付けと表示とを行う領域と、前記第2〜第Nのオペレーティングシステムの少なくともいずれかにより操作入力の受け付けと表示とを行う領域とを区分けして設けることが可能であることを特徴とする。
第11の本発明の画像形成装置は、前記第1〜10の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、前記制御プログラムおよび前記第2〜第Nのオペレーティングシステムの動作に応じて、前記操作部における前記操作入力の受付および前記表示の切り替えを実行することを特徴とする。
第12の本発明の画像形成装置は、前記第1〜11の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、初期動作で前記第1のオペレーティングシステムと、前記制御プログラムとが実行されることを特徴とする。
第13の本発明の画像形成装置は、前記第1〜12の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、前記制御プログラムの指示によって前記エミュレータおよび前記第2〜第Nのオペレーティングシステムの少なくともいずれかが実行され、起動した前記第2〜第Nのオペレーティングシステムの終了によって前記制御プログラムの実行に復帰することを特徴とする。
第14の本発明の画像形成装置は、前記第13の本発明において、前記制御プログラムは、当該画像形成装置の動作状態に応じて前記エミュレータおよび前記第2〜第Nのオペレーティングシステムの動作を禁止することを特徴とする。
第15の本発明の画像形成装置は、前記第1〜14の本発明のいずれかにおいて、少なくとも、前記第1のオペレーティングシステム、前記制御プログラム、前記第2〜第Nのオペレーティングシステム、前記エミュレータおよび前記アプリケーションを記憶する記憶部を備えることを特徴とする。
第16の本発明の画像形成装置は、前記第15の本発明において、前記記憶部が、前記制御プログラムおよび前記第2〜第Nのオペレーティングシステム毎に領域が割り当てられることを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、第2〜第Nのオペレーティングシステム上で動作するアプリケーションによって、画像形成装置上でデータの編集などが行うことが可能になり、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
本発明の一実施形態の画像形成装置におけるソフトウェア構成とハードウェア資源の概略を示す図である。 同じく、アプリケーションソフトを含むソフトウェア構成とハードウェア資源の概略を示す図である。 同じく、操作画面サーバを示したソフトウェア構成とネットワーク構成を示す図である。 同じく、制御ブロック図である。 同じく、電源ON時の全体制御の手順を示すフローチャートである。 同じく、メインメニュー画面を示す図である。 同じく、印刷処理の手順を示すフローチャートである。 同じく、他OSファイル処理の手順を示すフローチャートである。 同じく、ファイルリスト表示画面を示す図である。 同じく、保存ジョブ処理の手順を示すフローチャートである。 同じく、保存ジョブリスト画面を示す図である。 同じく、印刷条件設定画面を示す図である。 同じく、再印刷の手順を示すフローチャートである。 同じく、プリントジョブ受信の手順を示すフローチャートである。 同じく、内容編集の手順を示すフローチャートである。 同じく、他OS画面を示す図である。 同じく、他OS画面の処理手順を示すフローチャートである。 同じく、他OS画面表示の手順を示すフローチャートである。 同じく、スリープ制御の手順を示すフローチャートである。 同じく、スリープ制御の他例の手順を示すフローチャートである。 同じく、スリープ制御のさらに他例の手順を示すフローチャートである。 同じく、起動時の他OSスリープ制御の手順を示すフローチャートである。 同じく、OS優先順位設定の手順を示すフローチャートである。 同じく、RIP処理手順およびRIP処理時の他OSスリープ制御の手順を示すフローチャートである。 同じく、他OS立ち上げ許可/禁止判定の手順を示すフローチャートである。 従来の画像形成装置におけるソフトウェア構成およびハードウェア資源の概略を示す図である。
以下に、本発明の一実施形態の画像形成装置を添付図面に基づいて説明する。
図26に示すように、従来の画像形成装置の構成はハードウェア上に装置制御用ファームウェアを起動させるOS(例えばLinux(商標、以下同じ))が搭載され、そのOS上で装置制御用ファームウェアを起動することにより装置が制御されている。装置の制御とはスキャン処理、プリント処理をはじめ画像データをHDDへ保存、熱定着の温度管理、トレイやドアの開閉を検知するセンサなど多岐に渡る。
図1は、本実施形態の画像形成装置におけるソフトウェア構成とハードウェア資源の概略を示す図である。
この図では、第1オペレーティングシステム(以下第1OSという)で、本発明の制御プログラムに相当する装置制御ファームウェア(以下装置制御FWという)と、エミュレータが動作する。第1OSは、装置制御FWおよびエミュレータを動作させる汎用OSであり、Linux、Windows(商標、以下同じ)などにより構成される。装置制御FWは、画像形成装置を動作させるソフトウェアである。エミュレータ上では、第1OS上で動作する第2〜第N(Nは2以上の整数)のオペレーティングシステムとして第2オペレーティングシステム(以下第2OSという)が動作する。エミュレータは、ハードウェアをエミュレーションして第2OSに提供するソフトウェアである。第2OSは、画像データ編集のアプリケーションなどを動作させるOSであり、Linux、Windows、MacOS(商標、以下同じ)などで構成される。
エミュレータには、操作画面サーバに相当するVNCサーバが設けられている。VNCサーバは、第2OSの画面を遠隔操作可能とするソフトウェアである。
また、装置制御FWおよび第2OSから実行可能なコントローラーを有している。コントローラーは、Postscript(商標、以下同じ)プログラムなどを実行するインタプリンタが動作するものであり、ソフトウェア、ハードウェアのいずれにより構成されるものであってもよく、両者の組み合わせにより構成されるものであってもよい。
装置制御FWは、画像形成装置に備えられる操作部140などを制御する。操作部140は、各種の表示を行う他、操作入力を受け付ける。操作部140では装置制御FWから送られる画面や第2OSから送られる画面の表示やこれら画面に対する操作が受け付けられる。
次に、ソフトウェア構成とハードウェア資源を図2に基づいてより具体的に説明する。
図2に示される形態では、第1オペレーティングシステム(以下第1OSという)としてLinux(商標、以下同じ)が動作し、第1OS上で、装置制御FW、エミュレータであるEmulator1、2が動作する。Emulator1上では、本発明の第2オペレーティングシステム(以下第2OSという)に相当するWindows、Emulator2上では、本発明の第3オペレーティングシステム(以下第3OSという)に相当するLinuxが動作する。エミュレータとしては例えばQemu(商標、以下同じ)などを用いることができ、本発明としては特定のものに限定されるものではない。
なお、この実施形態では、第1オペレーティングシステム上で動作する第2〜第Nのオペレーティングシステムとして、第2、第3のオペレーティングシステムを示しているが、本発明としてはその数が特に限定されるものではなく、第2オペレーティングシステムのみでもよく、また、第4以降のオペレーティングシステムが動作するものであってもよい。
第2OS上では、本発明のアプリケーションとしてWord(商標、以下同じ)およびExcel(商標、以下同じ)、Windows用に用意されたプリンタドライバ(PrinterDriver)が動作する。
第3OS上では、本発明のアプリケーションとして、Linuxで使用されるエディタであるemacs(商標、以下同じ)、Linux用に用意されたプリンタドライバ(PrinterDriver)が動作する。
各プリンタドライバは、PCに搭載されるものとして通常用意されているものを使用することができる。本実施形態では、当該画像形成装置用として専用に用意されたプリンタドライバを用いることは必要ではないが、専用に用意されたプリンタドライバを用いることも可能である。なお、図2では示していないが、前記したコントローラーも有している。
上記した第1OS、第2OS、第3OSは、画像形成装置に備えられ、本発明のハードウェア資源(以下H/Wという)を制御することができる。H/Wには、前記操作部140の他に、画像形成装置の主となる機能を果たすスキャナー、ドラム、定着器、給紙トレイ、各種センサ、HDD、外付けメディア(例えばUSBメモリ)などがある。これらのH/Wは、第1OSによって全て直接アクセス可能である。一方、第2OSや第3OSは通常のPCで動作させるOSであり、画像形成装置特有のH/Wには直接アクセスしない。ただし、通常のPCでも使用されるHDDやUSBメモリーといったH/Wには、第2OS、第3OSでも直接アクセスが可能である。
また、上記HDDでは、装置制御FW、第1OS、第2OS、第3OS、アプリケーション、プリンタドライバやデータ、画像形成用のリップ済みデータ、各アプリケーションで扱うデータなどを格納することができる。この際に、HDDは例えば装置制御FW用、第2OSのアプリケーション用、第3OSのアプリケーション用というように、パーティションを区切っておくことで各アプリケーションによる読み書き領域を制御することができる。
出力するデータ(例えばword文書データ)がネットワーク上の外部PCにある場合、データ自体を画像形成装置内のWindows(第2OS)の共有フォルダにコピーするようにしてもよい。保存先はブリッジ接続により装置制御FW、第2OS、第3OSに個別のIPアドレスを設定することで指定できる。第2OSが管理するHDDの領域に元データが保存され、出力前に変更が必要な場合は、第2OS上でアプリケーション(word)を起動させることで編集することができる。保存する場合は通常のPC同様に第2OSが管理するHDDの領域に保存すれば良い。また、操作表示部140で装置制御FW、第2OS、第3OS、の画面を切り替えることで内容を表示させながら編集することができる。
この実施形態では、第2OS、第3OSは通常のPCで使用されるOSであるので、それらで使用されるアプリケーションで処理されるデータは当然、第2OS、第3OS上で使用することができる。上記wordの他にエクセルや、emacs(Linuxで使用されるエディタ)などを起動させることができ、外部PCからはデータを装置に保存しておけば装置上で編集が可能になる。以上により、画像形成装置上で元データを編集することが可能となり、ユーザーの使い勝手が向上する。
図3に示すように、第1OS、Emulator1、2にそれぞれのOSに応じたVNCサーバ(商標、以下同じ)10、11、12が設けられている。VNCサーバ10、11は、それぞれ、第2OS、第3OSの画面データを、VNCクライアント20〜22に提供するものであり、VNCサーバ12は、VRAM113の画面データをPC3、4のVNCクライアント20、21に提供するものである。各VNCクライアントは、VNCサーバから画面データを取得し、自身の装置(画像形成装置1、PC3、PC4)の操作部制御部に受け渡して取得した画面を表示させるとともに、その画面に対する操作を受付けてVNCサーバへ伝達する機能を有する。また、各VNCサーバは、接続中のVNCクライアントから操作情報を受付け、その操作情報を自身に対応するOSに伝達する。これにより、画像形成装置1の操作部、PCから各OSに対する操作が可能となっている。VNCサーバは、操作画面サーバに相当し、VNCクライアントは操作画面クライアントに相当する。また、第1OS用のVNCサーバ12は、ハードウェアで構成することも可能である。
画像形成装置1の第1OSで動作するVNCクライアント22は、各OS毎のVNCサーバ10、11に接続可能であり、画像形成装置1外のPC3、4に備えられたVNCクライアント20、21は、NIC122を介して各OSのVNCサーバ10、11、12に接続可能になっている。VNCサーバ10、11は、第1操作画面サーバに相当し、VNCサーバ12は、第2操作画面サーバに相当する。
操作部制御部142(図4示)は、装置制御FWで生成された画面イメージと、VNCクライアント22を介してVNCサーバ10またはVNCサーバ11から取得された画面イメージを選択的にまたは組み合わせて、グラフィックドライバーを通して、VRAM113に描画する。操作部140では、そのVRAM113の描画データに基づいて画面が表示される。また、その画面に対して行われた操作については、装置制御FWで生成された画面に対する操作は装置制御FWで受け付けられ、VNCサーバ10またはVNCサーバ11から取得された画面に対する操作はVNCクライアント22を通して接続中のVNCサーバ10または11へ入力される。画像形成装置1の制御部では、装置制御FWで受け付けた操作内容に従って画像形成装置1の動作を制御する。VNCサーバ10または11へ入力された操作は、対応するOS(第2OSまたは第3OS)に入力され、操作内容に従ってOSが動作する。なお、VNCサーバがいずれかのVNCクライアントでアクセスされている場合、他のVNCクライアントからのアクセスは制限される。他のVNCクライアントには、該当するVNCサーバが制限中であるなどの通知をすることができる。
図4は、本実施形態の画像形成装置1の制御ブロックを示す図である。
画像形成装置1は、主要な構成として、全体制御部100とスキャナー部130と操作部140とプリンター部150とを有している。また、この実施形態では、後処理装置であるFNS160が画像形成装置の一部として画像形成装置本体に接続されている。なお、本発明としては後処理装置の有無は特に限定されるものではない。
画像形成装置1は、ネットワークであるLAN2を通して外部装置であるPC3やPC4に接続されている。画像形成装置1に接続する装置の種別や数は特に限定されるものではない。上記画像形成装置1、LAN2、PC3、4は、画像形成システムの一部または全部を構成している。PC3、4は、それぞれ画面の表示および操作の受け付けが行われる操作部30、40を有しており、VNCクライアント20、21を介した操作部30、40上での画面の表示や操作が可能になっている。
全体制御部100では、プロセッサに相当する制御CPU110を備えており、制御CPU110にDRAM制御IC111が接続されている。
制御CPU110には、RAM112、VRAM113が接続されている。
制御CPU110は、前記装置制御FWなどのソフトウェアの実行により画像形成装置1の全体を制御し、画像形成装置1全体の状態把握を行うものである。
前記スキャナー部130は、光学読み取りを行うCCD131と、スキャナー部130全体の制御を行うスキャナー制御部132とを備えている。スキャナー制御部132は、制御CPU110に接続されており、制御CPU110による制御を受ける。なお、スキャナー制御部132は、CPUやこれを動作させるプログラムなどによって構成することができる。前記CCD131で読み取った画像情報は、読み取り処理部116でデータ処理がなされる。読み取り処理部116には、DRAM制御IC111に接続されており、読み取り処理部116でデータ処理された画像データはDRAM制御IC111に送信される。
RAM112は、装置制御FW、第1OS、第2OS、第3OS、アプリケーションプログラム、プリンタドライバ等のプログラムがロードされて、その実行に利用されるとともに、その実行に伴う作業エリアとして利用される。また、さらに、第2OS、第3OSの画面データを記憶する領域が割り当てられており、VNCサーバ10、11により、この領域の第2OS、第3OSの画面データがVNCクライアントに提供される。
前記操作部140は、タッチパネル式のLCD141と、操作部制御部142とを備えており、上記LCD141と操作部制御部142とが接続され、該操作部制御部142と前記制御CPU110と、がシリアル通信可能に接続されている。該構成によって操作部140の制御が制御CPU110によって行われ、VRAM113に描かれた画面画像がLCD141に表示されるとともに、操作部140の入力情報が制御CPU110に送られる。なお、操作部制御部142は、CPUやこれを動作させるプログラムなどによって構成することができる。操作部140には、表示切替部143を備えており、表示切替部143によって、操作部140で表示される画面の所定領域(図16の領域1482)に対応するVRAM113の記憶領域に、装置制御FWが生成した画面、VNCクライアントにより取得した第2OS、第3OSの画面を選択的に描画することにより、これらの画面を切り替えて表示することを可能にしている。また、LCD141のこの画面領域1482内への操作は、VNCクライアントを介してVNCサーバへ伝達される。これにより第2OS、第3OSに対する操作を行うことができるようになっている。
以下、画像形成装置1の操作部140に第2OS、第3OSの画面を表示する点について詳述する。
装置制御FWは、第2OS、第3OS画面への切換え要求(ユーザー操作等により)が発生すると、VNCクライアント22を介して、指定されたOSに対応するVNCサーバからOSの画面データを取得する。そして、操作部制御部により、表示画面を生成して、表示画面データをグラフィックドライバーによりVRAM113に書込む。表示画面は、画面全体をOS画面にしてもよいし、画面の所定領域にOS画面を嵌めこんでもよい。本実施例では、図16に示すように、画面の所定の領域1482にOS画面を嵌めこむようにしている。これにより、操作部140にOS画面が表示される。
図16の画面では、領域1482の外側の領域への操作は、装置制御FWに受け渡され、装置制御FWが操作に応じた動作を実行する(例えば、図16の「終了」釦の操作)。一方、領域1482内部に対する操作は、VNCクライアントを介してVNCサーバへ伝達され、対応するOSへ入力される。これにより、第2OS、第3OSへの操作が可能となっている。
本実施形態で、画面全体をOS画面とせずに所定領域に嵌めこむように構成したのは、画面全体をOS画面にすると、画面上の操作はすべてVNCサーバへ伝達されて装置制御FWで受け付けられず、OS画面を終了して装置制御FWの画面に戻したり、別のOS画面に切換えたりすることができるようにするためには、別途ハードキーを設けるなど、画面操作以外の手段で操作を受け付ける手段が必要となりコストアップになるからである。
DRAM制御IC111は、画像メモリー114に接続されている。該画像メモリー114には、前記スキャナー部130で取得した画像情報やLAN2を通して取得した画像情報や印刷条件、ファイル情報などが格納される。上記のように画像メモリー114は、画像情報や印刷条件、ファイル情報の記憶領域であり、印刷するジョブの情報を格納する。
また、DRAM制御IC111には、HDD115が接続されている。HDD115には、前記したように、第1OS、第2OS、第3OSに応じて、第1OS、第2OS、第3OS、アプリケーションやアプリケーションにより作成される原稿ファイルデータ、プリンタドライバ、画像情報、印刷情報などを格納する領域が割り当てられる。なお、HDD115の領域は、第1OS用、第2OS用、第3OS用にそれぞれ区切られているものとしてもよい。
さらにDRAM制御IC111には、書き込み処理部117が接続されている。該書き込み処理部117は、プリンター部150のLD151に接続され、該LD151の動作に用いられるデータの処理を行う。また、プリンター部150は、プリンター部150の全体を制御するプリンター制御部152を備えており、該プリンター制御部152は、前記した制御CPU110に接続されて制御を受ける。また、プリンター制御部152には、FNS160全体を制御するFNS制御部161が接続されている。これにより、FNS160の制御を、プリンター制御部152を通して制御CPU110により制御することができる。
また、制御CPU110には、外部との間で通信を行う通信部120の全体を制御する通信制御部121が接続されており、通信部120に含まれるNIC122(ネットワークインターフェースカード)を通してLAN2に接続可能とされている。通信制御部121は、制御CPU110の動作指令によって動作し、予め定められた通信手順によって制御CPU110から受け渡されるデータを、NIC122を通してLAN2に送出し、またLAN2から送られるデータをNIC122を通して受信し、制御CPU110に送出する。したがって、VNCサーバ10、11、12の操作画面情報は、NIC122、LAN2を通してPC3、4のVNCクライアント20、21に送信され、PC3、4で前記操作画面に対し行われる操作入力情報は、LAN2、NIC122を通して制御CPU110に送られる。
制御CPU110では、前記した第1OS、第2OS、第3OS、装置制御FWなどのソフトウェアが動作するものであり、制御CPU110は、スキャナー制御部132、操作部制御部142、表示切替部143、プリンター制御部152、通信制御部121などともに本発明の制御部を構成する。
次に、上記画像形成装置1の基本的動作について説明する。
先ず、画像形成装置1において画像情報を蓄積する手順について説明する。
第1に画像形成装置1において、スキャナー部130で原稿の画像を読み取り画像情報を生成する場合、スキャナー部130において原稿からCCD131により原稿の画像を光学的に読み取る。この際には、制御CPU110から指令を受けるスキャナー制御部132によってCCD131の動作制御を行う。
CCD131で読み取られた画像は、読み取り処理部116でデータ処理がなされ、データ処理された画像情報は、DRAM制御IC111を介して画像メモリー114やHDD115に格納される。画像メモリー114やHDD115に格納された画像情報や印刷情報は、制御CPU110によってジョブとして管理することができる。
画像情報を外部から取得する場合、例えば、PC3、4などからLAN2を通して送信されるジョブ情報は、NIC122、制御CPU110を介してDRAM制御IC111により画像メモリー114やHDD115に格納される。
また、画像形成装置1でアプリケーションによって画像情報を生成する場合、プリンタドライバ、エミュレータ、装置制御FWを介して得られる画像情報が上記と同様に画像メモリー114やHDD115に格納される。この際に、プリンタドライバから送られるプリントデータを画像形成装置のジョブとして受け付け、該ジョブの保存、実行等することができる。
外部からの取得や画像形成装置1で動作するアプリケーションによって取得される画像情報がベクターデータである場合、適宜の時期にコントローラーによりRIP処理(Raster Image Processing)が行われる。
画像形成装置1で画像出力を行う場合、すなわち複写機やプリンターとして使用する場合、画像メモリー114やHDD115に格納された画像情報を含むジョブ情報を、DRAM制御IC111を介して書き込み処理部117にデータを送出し、書き込み処理部117からプリンター部150へ書き込みデータが送出される。
プリンター部150では、図示しない帯電部によって感光体の表面に一様に帯電を行った後に、LD151のレーザビームによって、書き込みデータに基づく露光走査を行って潜像を形成し、該潜像を現像部により反転現像して感光体の表面にトナー像を形成する。そして給紙トレイから給紙された用紙は、搬送装置によって転写位置へと送られ、該転写位置において転写部によりトナー像が転写される。その後、画像形成がされた用紙は、定着器により加熱定着され、FNS部160へと搬送される。画像形成がなされた用紙が搬送されるFNS160は、用紙にパンチを行うパンチユニットや、用紙にステイプルを行うステイプラーなどを備えており、所望により用紙への後処理を行う。
外部のPC3、4のデータに基づいて出力するときは、PCに搭載されているプリンタドライバを使用して装置制御FWへデータを送り、出力を行うことができる。
第2OS、第3OSにあるデータを出力する場合も、第2OS、第3OSは通常のPCで使用されるOSなので前述の外部PCに搭載されているものと同じプリンタドライバを利用して出力先プリンターを本体装置に指定することで本体装置の装置制御FWへ出力することが可能である。つまり、専用のプリンタドライバを作成する必要なく出力することが出来る。この際には、出力データを装置制御FWでジョブとして受け付け、出力処理を行うことができる。
以上により、画像形成装置1上で専用のプリンタドライバを必要とすることなく、出力まで行うことが可能である。但し、本実施形態としては、専用のプリンタドライバを用意するものであってもよく、プリンタドライバの種別が汎用、専用で限定されるものではない。
また、画像形成装置特有のH/Wは、通常のPCで使用される第2OS、第3OSでは制御することができない(例えば、熱定着の温度管理等)。しかしながら、第2OS、第3OSは装置を制御する装置制御FWを起動する第1OS上で動作しているので、装置制御FWを介してであれば制御することが可能である。第2OS、第3OSで起動するアプリケーションと装置制御FWとでコマンドを定義しておくことで例えばアプリケーションが「定着温度を〜度に設定」というコマンドを装置制御FWへ送信し、それを受けた装置制御FWがコマンド内容を解釈し、H/Wを制御することで第2OS、第3OS上から装置制御FWを介して本体装置を制御することができる。上記により第2OS、第3OSからでも本体装置を制御可能となる。すなわち、装置制御FWにコマンド送信機能を持たせ、第2OS〜第NOSにそれぞれコマンド受信機能を持たせることで、異なるOS間でコマンドを指令して、実行させることができる。
なお、画像出力に際しては、制御CPU110ではジョブ情報に基づいて出力を行う。ジョブ情報は、前記画像情報の他に、出力条件情報を含んでいる。出力条件は、プリントモード、用紙情報、給紙トレイ、排紙先、後処理条件などの情報からなり、具体的には、出力画像の画素数、カラー・モノクロの別、片面・両面の別、色調調整、用紙サイズ、用紙の向き、用紙の種類(紙種、斤量、用紙の色など)、給紙トレイの選択、後処理の有無、後処理条件などが挙げられる。出力条件は、印刷条件に相当する。
出力条件は、予め初期設定として標準的な設定が定められている。また、出力条件は、操作部140において設定することができる。画像情報を取得するような場合には、制御CPU110によって操作部制御部142が制御され、LCD141に出力設定入力が可能な画面が表示される。
操作者によって適宜の操作入力がなされると、操作部制御部142から制御CPU110に対し、操作部140上で設定された出力条件(プリントモード、給紙トレイ、排紙先、後処理条件など)等の情報が通知される。該情報を受けた制御CPU110では、出力条件情報を作成し、一旦は制御CPU110に備えるメモリーに格納する。画像情報を取得すると、画像情報とともにジョブ情報として画像メモリー114やHDD115に格納される。
また、第2OS、第3OSのプリンタドライバを介して出力が行われる場合には、プリンタドライバを介して出力条件が設定されているジョブとして扱うことができ、このジョブに対し、さらに装置制御FW上で出力条件の設定を行うことも可能である。
次に、本実施形態における制御CPU110での全体制御の手順を図5のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は第1OS上で動作する装置制御FWによって全体制御の一部として実行される。
画像形成装置1の電源ONに基づいて、第1OSおよび装置制御FW、Emulator1、2が起動し、イニシャライズ処理が行われる(ステップs101)。次いで、他のOS、この実施形態では、第2OS、第3OSの起動及び起動時のスリープ制御を行う(ステップs102)。以降、第2OS、第3OSは、そのまま又は他OSと表現する。
起動時のスリープ制御では、スリープさせるOSについて、起動状態でのメモリー状態をHDD115に退避し、メモリーは開放しておく(以下、この状態をスリープ状態という)。スリープしたOSを復帰する時には、HDD115に退避させたメモリー状態をメモリーに写し、該当OSを使用可能な状態にする(このように復帰させることも以下の説明で「起動」という)。
次いで、操作部140に操作入力が可能なメインメニューを画面表示する(ステップs103、手順1)。この際に、PC3、4のVNCクライアント20、21からVNCサーバ12に要求がある場合、操作画面の情報を送ってPC3、4の操作部30、40に同様にメインメニューを画面表示する。この際の操作画面は、第1操作画面に相当する。
図6に示すように、メインメニュー画面1400では、コピー釦1410、他OSファイル処理釦1411、保存ジョブ処理釦1412、他OS画面釦1413が押釦可能に表示されてコピー、他OSファイル処理、保存ジョブ処理、他OS画面表示の処理選択が可能になっている。
メインメニュー1400では、いずれかの押釦がユーザーにより操作されると選択された処理が実行される(ステップs104)。
コピー釦1410が押釦されるとデフォルト印刷条件を保持した印刷条件設定画面が入力可能に表示される(ステップs105)。デフォルト印刷条件は、HDD115や図示しないフラッシュメモリなどの記憶部に格納しておき、これを読み出すことができる。また、他OSファイル処理釦1411が押釦されると、他OSファイル処理手順(ステップs110)が実行され、保存ジョブ処理釦1412が押釦されると保存ジョブ処理(ステップs111)が行われ、他OS画面釦1413が押釦されると他OS画面処理(ステップs112)が実行され、それぞれの処理後、手順1に戻る。
デフォルト印刷条件設定画面表示(ステップs105)の後、印刷条件の設定入力の受け付けが実行される(ステップs106)。印刷条件の設定入力では、ジョブ保存の設定が可能になっている。ジョブ保存では、他OS情報がなければ印刷条件と画像データを対応づけて保存し、他OS情報があれば、さらにファイル情報を対応づけて保存する。ジョブ保存により、当該ジョブを繰り返し印刷することができる。
次いで、印刷スタート操作を待ち(ステップs107)、ユーザーによる印刷スタート操作があると(ステップs107、Y)、スキャナー部130で原稿をスキャンして画像データを生成し(ステップs108)、印刷処理が実行される(ステップs109)。印刷処理後、手順1に戻る。
次に、装置制御FWによる全体制御の一部である印刷処理の手順を図7のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、印刷の処理がなされ(ステップs201)、その後、印刷条件設定にジョブ保存設定があるか判定される(ステップs202)。ジョブ保存設定がなければ(ステップs202、N)、当該処理からリターンする。ジョブ保存設定があれば(ステップs202、Y)、ジョブに他OSファイル情報があるかを判定する(ステップs203)。他OSファイル情報があれば(ステップs203、Y)、印刷条件、画像データ、ファイル情報(原稿ファイルのファイル名、タイムスタンプ、ファイルサイズ等)を対応づけて画像メモリー114やHDD115などに保存し(ステップs204)、当該処理からリターンする。他OSファイル情報がなければ(ステップs203、N)、印刷条件、画像データを対応づけて画像メモリー114やHDD115などに保存し(ステップs205)、当該処理からリターンする。
次に、装置制御FWによる全体制御の一部である他OSファイル処理の手順を図8のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、HDD115に割り当てられている他OS領域からファイル情報を取得する(ステップs301)。この例は、他OSファイルのみをリスト表示するものであるが、装置制御FWが管理しているデータと他OSが管理しているデータを合わせて、取得し、リスト表示するものであってもよい。
ファイル情報に基づいたファイルリスト表示によりユーザーによる選択が受け付けられる(ステップs302)。
ファイルリスト表示画面1450を図9に示す。ファイルリスト表示画面1450は、操作部140に表示される。また、PC3、4のVNCクライアント20、21からVNCサーバ12にアクセスがあると、VNCサーバ12により操作画面の情報がVNCクライアント20、21に送られ、PC3、4の操作部30、40に操作可能に表示される。この操作画面は第1操作画面に相当する。
ファイルリスト表示画面1450には、図9に示すように、リスト欄1451に拡張子とともにファイル名と、更新日とがリスト表示され、リスト中の所望のファイルが表示されている行を押釦して選択することができる。また、ファイルリスト表示画面1450には、リスト欄1451の右側に、印刷釦1452と内容編集釦1453とが押釦可能に表示されている。ファイルリスト表示画面1450では拡張子により、当該ファイルの対象OSが分かる。
ユーザーによる選択受け付けにおいて、印刷釦1452が押釦されたかが判定され(ステップs303)、いずれかのファイルが選択された状態で印刷釦1452が押釦されていれば(ステップs303、Y)、保存ジョブから選択ファイルに関連付けされたジョブをファイル名で検索し(ステップs304)、関連付けされたジョブが有るかを判定する(ステップs305)。以前に選択したファイルに基づいて出力され保存ジョブが生成されていれば、関連付けされた保存ジョブが存在している。選択したファイルに基づいて出力されていても保存ジョブの設定がされていなければ、関連付けされたジョブは保存されていない。
関連付けされたジョブが有ると判定されると(ステップs305、Y)、選択されたファイルと関連付けされたジョブの一致ファイルをリスト表示し、新規印刷か再印刷かのユーザー選択を受け付ける(ステップs306)。この画面は操作部140に表示される。また、PC3、4のVNCクライアント20、21からVNCサーバ12にアクセスがあると、VNCサーバ12により操作画面の情報がVNCクライアント20、21に送られ、PC3、4の操作部30、40に上記リスト表示が操作可能に表示される。この操作画面は第1操作画面に相当する。
ユーザー選択受け付けの結果に応じて、新規印刷または再印刷の選択を判定する(ステップs307)。
新規印刷が選択されていれば(ステップs307、新規)、操作部140にデフォルト印刷条件設定画面を表示する(ステップs308)。この際に、PC3、4のVNCクライアント20、21からVNCサーバ12にアクセスがあると、VNCサーバ12により操作画面の情報がVNCクライアント20、21に送られ、PC3、4の操作部30、40にデフォルト印刷条件設定画面が操作可能に表示される。この操作画面は第1操作画面に相当する。
一方、再印刷が選択されたと判定されると(ステップs307、再印刷)、再印刷処理を実行し(ステップs314)、当該処理からリターンする。
関連付けジョブがないと判定される場合(ステップs305、N)、上記と同様にデフォルト印刷条件設定画面を表示する(ステップs308)。
デフォルト印刷条件設定画面表示(ステップs308)の後、印刷条件設定入力を受け付ける(ステップs309)。印刷条件の設定では、各種印刷設定やジョブ保存の要否などが設定可能である。印刷条件設定入力の受け付け(ステップs309)の後、印刷スタートの操作を待ち(ステップs310)、印刷スタート操作があると(ステップs310、Y)、印刷条件とファイル情報を関連付けて画像メモリー114やHDD115などに一時記憶する(ステップs311)。次いで、ファイルの拡張子などから対応テーブルを参照してファイルに対応するOSを判定し(ステップs312)、ファイルに対応するOSへ対象ファイルを指定して印刷コマンドを入力し(ステップs313)、当該処理からリターンする。
OS判定は、ファイルとOSとを関連付けた、表1に示す対応テーブルなどを参照して行うことができる。対応テーブルは、装置制御FWの管理下で予めHDD115や図示しないフラッシュメモリなどに格納されている。ファイルを印刷したり編集したりする際に、装置制御FWによりこの対応テーブルが参照され、使用するOS・アプリケーションが判定され、OSへ指示(コマンド入力)する。対応テーブルは、予め用意しておくことができ、また、ユーザーが新規設定や設定変更できるようにしてもよい。
Figure 2014038388
なお、第2OS、第3OSでは、起動時にコマンド受付Telnetが自動起動するように予め設定されており、コマンド受信機能を有している。第2OS、第3OSは、印刷コマンドをTelnetで受け付けると、そのファイルの印刷を実行する。アプリケーションも自動起動される。第2OS、第3OSのプリンタドライバとして、この装置のプリンタドライバが設定されており、プリンタドライバが起動して印刷が実行される。プリンタドライバは、通常のPCで使用されるものと同じものである。
前記した印刷釦操作の判定(ステップs303)で、印刷釦が押釦されていないと判定されると(ステップs303、N)、内容編集釦の操作がなされているかの判定が行われ(ステップs315)、印刷釦も内容編集釦も操作されていなければ(ステップs315、N)、ステップs302に戻ってユーザーの選択を受け付ける。内容編集釦が操作されていれば(ステップs315、Y)、内容編集処理がなされ(ステップs316)、その後、当該処理からリターンする。
次に、保存ジョブ処理の手順を図10のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、操作部140に保存ジョブリスト表示がされ、ユーザーによる選択が受け付けられる(ステップs401、手順2)。この際に、PC3、4のVNCクライアント20、21からVNCサーバ12に要求がある場合、操作画面の情報を、LAN2を通して送ってPC3、4の操作部30、40に保存ジョブリストを画面表示する。この際の操作画面は、第1操作画面に相当する。
保存ジョブリスト表示画面1460を図11に示す。保存ジョブは、画像メモリー114などに保存されており、これを読み出してリスト化する。保存ジョブリスト表示画面1460には、リスト欄1461にジョブ名、ジョブ更新日がリスト表示され、さらにジョブに対する関連付けがあれば、拡張子とともに原稿ファイルに関するファイル名及びそのファイルの更新日(タイムスタンプ)がリスト表示されている。リスト中の所望のジョブの行を押釦して選択することができる。保存ジョブリスト表示画面1460には、リスト欄1461の右側に設定変更釦1462、再印刷釦1463、削除釦1464、終了釦1465が押釦可能に表示され、選択されたジョブにファイル情報との関連付けがあれば、さらに内容編集釦1466が押釦可能に表示される。
保存ジョブリスト表示画面1460でのボタン操作の判定がなされ(ステップs402)、再印刷釦が操作されている場合(ステップ402、再印刷)、再印刷処理を実行し(ステップs410)、その後、手順2に戻る。内容編集釦が操作されている場合(ステップ402、内容編集)、内容編集処理を実行し(ステップs411)、その後、手順2に戻る。その他の操作がされている場合(ステップ402、その他の操作)、削除などのその他の処理を実行し(ステップs412)、その後、手順2に戻る。終了釦1465が操作された場合、当該処理からリターンする。
ボタン操作の判定(ステップs402)で、設定変更が選択されている場合(ステップs402、設定変更)、選択された保存ジョブから印刷条件を読み出し(ステップs403)、読み出した印刷条件を反映した設定画面を操作部140に表示する(ステップs404)。この際に、PC3、4のVNCクライアント20、21からVNCサーバ12に要求がある場合、操作画面の情報を送ってPC3、4の操作部30、40に同様に設定画面を画面表示する。この際の操作画面は、第1操作画面に相当する。
図12に設定画面1470を示す。設定画面1470では、各種印刷条件が表示されるとともに、印刷条件欄1471を押釦することで印刷条件の設定入力を行うことができる。
選択されたジョブに対してファイル情報との関連付けがあれば、設定画面1470には、内容編集釦1472が押釦可能に表示される。
上記設定画面1470の表示(ステップs404)の後に、印刷条件設定入力を受け付け(ステップs405)、内容編集釦1472の操作があるかを判定する(ステップs406)。内容編集の操作がなければ(ステップs406、N)、図示しないOK釦の操作などによる終了判定を行い(ステップs408)、終了判定がなされない場合(ステップs408、N)、ステップs405に戻り、印刷条件設定入力の受け付けがなされる。内容編集の操作がある場合(ステップs406、Y)、内容編集処理を行い(ステップs407)、終了判定を行う(ステップs408)。
終了判定で、終了であると判定されると(ステップs408、Y)、印刷条件を画像メモリー114などに上書き保存して(ステップs409)、手順2に戻る。
次に、再印刷の処理手順を図13のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、選択された保存ジョブの印刷条件を画像メモリー114などから読み出す(ステップs501)。次いで、読み出した印刷条件を反映した設定画面を操作部140に表示する(ステップs502)。この際に、PC3、4のVNCクライアント20、21からVNCサーバ12に要求がある場合、操作画面の情報を送ってPC3、4の操作部30、40に同様に設定画面を画面表示する。この際の操作画面は、第1操作画面に相当する。
次いで、当該設定画面による印刷条件設定入力を受け付ける(ステップs503)。印刷スタート操作を待ち(ステップs504)、印刷スタートの操作があると(ステップs504、Y)、他OS側のファイルに変更が有るかを判定する(ステップs505)。
ファイル変更の有無の判定は、保存ジョブのファイル情報(タイムスタンプ、ファイルサイズ等)と他OSが管理する記憶領域に保存された同名ファイルのファイル情報とを比較し、相違が有れば変更有りと判定することができる。
判定の結果、ファイル変更なしと判定される場合(ステップs505、N)、保存ジョブの画像データを画像メモリー114等から読み出し(ステップs509)、印刷処理を実行し(ステップs510)、当該処理からリターンする。
一方、判定の結果、ファイル変更有りと判定される場合(ステップs505、Y)、印刷条件とファイル条件を関連付けてRAM112などに一時記憶し(ステップs506)、ファイルに対応するOSを判定する(ステップs507)。判定は、ファイルとOSとを関連付けた、表1に示す対応テーブルなどを参照して行うことができる。次いで、ファイルに対応するOSへ、対象ファイルを指定して印刷コマンドを入力し(ステップs508)、当該処理からリターンする。また、選択された保存ジョブにファイル情報が関連付けされていない場合もステップs505でYと判定される。
このようにファイル変更の有無を確認して変更があれば元のファイルの内容を印刷するようにしたので、最新の内容を印刷することができる。また、変更がない場合は、保存された画像データを印刷するようにしたので、RIP処理等の時間が省略でき、早く印刷が実行できる。
第2OS、第3OSでは、起動時にコマンド受付Telnetが自動起動するように予め設定されており、上記印刷コマンドをTelnetで受け付けると、そのファイルの印刷を実行する。アプリケーションも自動起動される。第2OS、第3OSのプリンタドライバとして、この装置のプリンタドライバが設定されており、プリンタドライバが起動して印刷が実行される。
次に、装置制御FWによるプリントジョブ受信処理の手順を図14のフローチャートに基づいて説明する。
プリントジョブは、例えば、第2OS、第3OS上で動作するアプリケーションで作成されたデータを、プリンタドライバを通して印刷する場合に、装置制御FWによってプリントジョブとして受信される。
先ず、画像データと印刷条件を受信するプリントジョブ受信を実行する(ステップs601)。受信したプリントジョブについて、ファイル名で保存ジョブを検索する(ステップs602)。検索の結果、保存ジョブが有るかを判定する(ステップs603)。
保存ジョブがあれば(ステップs603、Y)、受信したプリンタジョブと保存ジョブとのタイムスタンプが一致するかを判定し(ステップs604)、タイムスタンプが一致していれば(ステップs604、Y)、保存ジョブの画像データを画像メモリー114などから読み出し(ステップs605)、また、保存ジョブがない場合(ステップs603、N)や、保存ジョブが有ってもタイムスタンプが一致しない場合(ステップs604、N)、受信したプリントジョブをRIP処理して画像データを生成する(ステップs606)。また、プリンタジョブと保存ジョブとの一致判定は、ファイルサイズなどのファイル情報、その他の情報を用いて行うこともできる。
このように、保存ジョブの画像データを利用できる場合には、保存された画像データを利用するため、RIP処理の時間が省略でき、早く印刷が実行できる。
その後、ファイル名などで一時記憶されている印刷条件を検索する処理に移行する(ステップs607)。
一時記憶印刷条件検索(ステップs607)の後、一時記憶印刷条件が有るかを判定する(ステップs608)。一時記憶印刷条件がなければ(ステップs608、N)、印刷処理を行って(ステップs611)、処理を終了する。一時記憶印刷条件が有れば(ステップs608、Y)、一時記憶の印刷条件を読み出して受信したプリントジョブの条件と差し替え(ステップs609)、一時記憶印刷条件を削除する(ステップs610)。その後、印刷処理を行って(ステップs611)、処理を終了する。
通常、プリンタドライバは、ドライバ上で手動により設定された印刷設定を付加してジョブを入力する。あるいは、手動設定されていない場合は、デフォルトの印刷条件を付加してジョブを入力するようになっている。前述したように操作部140で印刷条件を設定してOSに印刷指示を出した場合であっても、OSには単に対象ファイルを指定して印刷コマンドを入力するため、プリンタドライバはデフォルトの印刷条件を付加してしまう。つまり操作部140で設定した印刷条件は、プリンタドライバが送ってくるジョブに反映されていない。そこで、ステップs607からs609において、受信したジョブが操作部140で印刷条件を設定したジョブかどうかを判定し、そのようなジョブの場合は、デフォルトで設定された印刷条件(デフォルト印刷条件)を破棄して操作部140で設定した印刷条件に差替えるようになっている。
次に、装置制御FWによる全体制御の一部である内容編集処理の手順を図15のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、表1に示す対応テーブルなどを用いて選択されたファイルに対応する他OSを判定する(ステップs701)。次いで、他OSの立ち上げの許可/禁止を判定する(ステップs702)。ここで他OSの立ち上げは、他OSが起動状態になることを意味し、スリープ中の他OSの復帰も含まれる。起動許可/禁止の判定においては、例えば、RIP処理中でリソースが多く必要などの動作状況において他OSの立ち上げの制限が必要で禁止と判定する。なお、この禁止判定を、外部のPC3、4から立ち上げが求められている場合に限定し、操作部140による他OS立ち上げ要求にはリソースに拘わらず応えるようにしてもよい。
判定の結果、他OSが禁止かを判定し(ステップs703)。禁止であれば(ステップs703、Y)、「現在使用制限中」の画面情報を操作部140またはVNCサーバ12を通してPC3、4に送り、操作部30、40の操作画面に「現在使用制限中」を表示し(ステップs708)、当該処理からリターンする。この際の操作画面は第1操作画面に相当する。なお、内容編集釦の操作が操作部140を通して行われており、これを禁止から除外している場合には、操作部140に「現在使用制限中」の画面表示はなされない。
他OSが禁止でない場合(ステップs703、N)、選択ファイルに対応するOSへ、選択ファイルに対応するアプリケーション起動を指示するコマンドを入力する(ステップs704)。コマンドは、コマンド受付Telnetで受け付けられ、対応する他OSが受けて起動するとともに、選択ファイルに対応するアプリケーションも自動起動される。この際に、選択ファイルが読み込まれて編集が可能な状態になるようにしてもよい。他OSでは、起動にしたがって、操作画面を表示する(ステップs705)。図16は、他OS画面の表示例である。この例では、他OS画面としてWindows画面1483を、画面1480内の領域1482に嵌めこんで表示している。
また、PC3、4のVNCクライアント20、21からVNCサーバ10またはVNCサーバ11(他OSがWindowsの場合、VNCサーバ10)にアクセスされている場合、他OSの操作画面の情報を送ってPC3、4の操作部30、40に他OS画面を表示させる。この際の操作画面は、第2操作画面または第3操作画面に相当する。操作部30、40で操作画面に対し行われる操作入力は、VNCクライアント20、21を通してVNCサーバ10またはVNCサーバ11に送られ、他OSで受け付けられる。したがって、画像形成装置1にある他OSのファイルを外部装置であるPC3、4で編集することができる。なお、他OSの操作画面をPC3、4に提供している場合でも、操作部140では、装置制御FWで生成された第1操作画面が表示されて、画像形成装置1におけるコピー、スキャン、印刷などの画像形成装置本体の操作を行うことができる。
内容編集釦の操作が、操作部140で行われている場合、VNCサーバ10またはVNCサーバ11により他OSの操作画面がVNCクライアント22に送られて操作部140に他OS画面が表示される。この際の操作画面は、第2操作画面または第3操作画面に相当する。操作部140で操作画面に対し行われる操作入力は、VNCクライアント22を通してVNCサーバ10またはVNCサーバ11に送られ、他OSで受け付けられる。
この実施形態では、領域1482内に嵌め込まれたWindows画面1483上で、さらにWindowsのアプリケーションが起動して操作可能になる。また、領域1482外の画面1480には、終了釦1481が押釦可能に表示されている。領域1482の外側の領域への操作は、装置制御FWの制御により操作に応じた動作が実行される。
上記終了釦1481の操作を待ち(ステップs706)、終了釦1481が操作されると、元画面に切り換え(ステップs707)、当該処理からリターンする。画面の切り替えは、表示切替部143によりVRAM113に保持された描画データを用いて行われる。
次いで、装置制御FWによる他OS画面の処理手順を図17のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、OS選択画面(不図示)を表示してユーザーによるOS選択がなされ(ステップs801)、他OSの立ち上げの許可/禁止を判定する(ステップs802)。判定においては、例えば、RIP処理中でリソースが多く必要などの状況で他OSの立ち上げが制限される。
判定の結果、他OSが禁止かを判定し(ステップs803)。禁止であれば(ステップs803。Y)、「現在使用制限中」を操作部140や外部PC3、4の操作部30、40に表示し(ステップs807)、当該処理からリターンする。
他OSが禁止でない場合(ステップs803、N)、図16に示すように、操作部140やPC3、4の操作部30、40に他OS画面を表示する処理を行う(ステップs804)。
終了釦1481の操作が待機され(ステップs805)、終了釦1481が操作されると、元画面に切り換え(ステップs806)、当該処理からリターンする。
次に、装置制御FWによる他OS画面表示の処理手順を図18のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、装置制御FWが、VNCクライアントを起動し(ステップs901)、対象となる他OSのVNCサーバへアクセスする(ステップs902)。ここでVNCサーバごとに異なるポート番号が設定されており、VNCクライアントはポート番号に基づいて対象となる他OSのVNCサーバにアクセスする。
アクセスしようとするVNCサーバが使用中かを判定し(ステップs903)、他クライアントが使用中の場合(ステップs903、Y)、VNCサーバからその旨の通知がなされ、VNCクライアント側で「他クライアントが使用中」を表示する(ステップs906)。すなわち、操作部140またはPC3、4の操作部30、40に「他クライアントが使用中」を表示する。その後、当該処理からリターンする。
一方、他クライアントが使用中でない場合(ステップs903、N)、対象となる他OSの画像データを当該OSのVNCサーバから取得し(ステップs904)、対象となる他OS画面を操作部140または操作部30、40に表示する(ステップs905)。
他OS画面は、VNCサーバ10によりVNCクライアント22を通して操作部140に操作可能に表示され、また、VNCクライアント20、21を通してPC3の操作部30やPC4の操作部40に操作可能に表示される。この操作画面は、第2操作画面または第3操作画面に相当する。
例えば、Windows画面1483での操作は、VNCサーバ10によって直接第2OSへ伝えられる。このWindows画面1483において、種々の操作を行うことができ、Windows画面1483で起動可能なアプリケーションを立ち上げて新規ファイルの作成、編集、保存、印刷などの処理を行うことができる。操作はVNCサーバ10により、VNCクライアント20、21、22を通して操作部140、外部PC3、4の操作部30、40で行うことができる。なお、操作部30または操作部40にWindows画面1483が表示されている場合、操作部140では、第1操作画面を表示して操作入力を受け付けることができる。
対応する他OS画面内の操作は、VNCクライアント20〜21から他OSのVNCサーバ10、11を通して直接他OSに伝えられる。その後、当該処理からリターンする。
次に、装置制御FWによるスリープ制御の手順を図19のフローチャートに基づいて説明する。スリープ管理は、全体制御のルーチンとは独立して動作する。
先ず、電源ON時のスリープ制御では、タイマーT1がスタートする(ステップs1001)。次いで、スリープ延長に当たる起動イベントが有るかを判定する(ステップs1002、手順4)。起動(スリープ延長)イベントが発生すると、第1OSが起動し、以降のルーチンが実行される。起動(スリープ延長)イベントとしては、パネル操作、プリントジョブ受信、印刷完了などが挙げられる。なお、スリープ延長とは、起動状態においてスリープ状態に移行するタイミングを遅らせることをいう。
起動(スリープ延長)イベントがなければ(ステップs1002、N)、T1>t1かを判定する(ステップs1005)。t1は、スリープ動作のために予め設定された所定の時間であり、この所定時間内に操作や印刷がなければスリープ制御をするという閾値である。
T1>t1でなければ、手順4に戻って処理を継続する。起動(スリープ延長)イベントが有ると(ステップs1002、Y)、プリントエンジンがスリープ中であれば当該プリントエンジンを復帰させ(ステップs1003)、タイマーT1をリセットし(ステップs1004)、T1>t1の判定(ステップs1005)に移行する。なお、プリントエンジンは、例えば、印刷を実行する画像形成機構、用紙搬送機構およびそれらの機構を制御する機能などを有する装置であり、プリントエンジンのスリープ状態とは、各機構への電力供給をオフまたは低電力にした状態のことを意味する。
一方、T1>t1であれば(ステップs1005、Y)、他OSが起動中かを判定する(ステップs1007)。
他OSが起動中でなければ(ステップs1007、N)、プリントエンジンをスリープさせ(ステップs1011)、第1OSをスリープ(ステップs1012)にして、処理を終了する。
他OSが起動中の場合(ステップs1007、Y)、手順4に戻る。この例では、他OSは、そのOSで設定された条件でスリープに入るが、他OSが起動状態の場合、第1OS、プリントエンジンは、他OSからの印刷指示に備えてスリープさせないものとしている。
また、装置制御FWによるスリープ制御の他例の手順を図20のフローチャートに基づいて説明する。
ステップs1001〜ステップs1007までの手順は、上記手順と同様であり、ここでは説明を省略する。
ステップs1007で、他OSが起動中でないと判定される場合は(ステップs1007、N)は、前記手順と同様にプリントエンジンのスリープ(ステップs1011)、第1OSスリープ(ステップs1012)の処理を行い、終了する。他OSが起動中でない場合としては、他OSがスリープ中である場合が含まれる。
ステップs1007で、他OSが起動中であると判定されると(ステップs1007、Y)、他OSでアプリケーションが起動中かの判定がなされる(ステップs1008)。アプリケーションが起動中でない場合(ステップs1008、N)、他OSへスリープ指示を行い(ステップs1010)、プリントエンジンのスリープ(ステップs1011)を行った後、第1OSスリープ(ステップs1012)の処理を行い、終了する。
一方、他OSでアプリケーションが起動している場合(ステップs1008、Y)、手順4に戻る。アプリケーションが使用されている場合、その後、印刷される可能性が高いので、プリントエンジン、第1OSはスリープさせない。なお、この際のアプリケーションの使用は、通常、PC3、4の操作部30、40を通してリモートで使用されている場合である。画像形成装置1の操作部140で使用されている場合、操作部140の操作によってスリープ延長のイベントが発生するため、この処理に至らないのが通常である。
このように、アプリケーションが使用されていない場合に限り、OSをスリープさせるようにしたので、ユーザーによるファイル編集等の作業の中断を避けることができる。
また、装置制御FWによるスリープ制御のさらに他例の手順を図21のフローチャートに基づいて説明する。
ステップs1001〜ステップs1008までの手順は、上記手順と同様であり、ここでは説明を省略する。
ステップs1008で、他OSでアプリケーションが起動中でない場合(ステップs1008、N)、前記手順と同様に、第1OSへスリープ指示を行い(ステップs1010)、プリントエンジンのスリープ(ステップs1011)、第1OSスリープ(ステップs1012)の処理を行い、終了する。
一方、他OSでアプリケーションが起動している場合(ステップs1008、Y)、起動中のアプリケーションが特定のアプリケーションかを判定する(ステップs1013)。特定のアプリケーションは、予め登録しておく。通常は、印刷に関連するアプリケーションを特定のアプリケーションとして登録しておく。また、この登録は、ユーザーが新規に設定登録したり、変更したりできるようにしてもよい。なお、起動中のアプリケーションは、前記手順と同様に、PC3、4の操作部30、40を通してリモートで使用されている場合である。
特定のアプリケーションかの判定後、特定のアプリケーションが起動中かを判定する(ステップs1014)。特定のアプリケーションが起動している場合(ステップs1014、Y)、印刷が実行される可能性が高いので、プリントエンジンをスリープさせずに、手順4に戻る。これにより、特定アプリケーションから印刷しようとした際には、即座に印刷が実行できる。特定のアプリケーションが起動中でない場合(ステップs1014、N)、印刷に関連しないアプリケーションが実行されているため、プリントエンジンをスリープにして手順4に戻る。これにより、消費電力が低減できる。なお、プリントエンジンのみをスリープさせるのは、この実施形態では、第1OS上で、他OSが動作しているおり、第1OSをスリープさせると、他OSを使用できなくなるためである。
なお、上記手順で特定アプリケーションが起動中でないとされる場合(ステップs1014、N)、プリントエンジン等のスリープを行うかをユーザーに問い合わせ、ユーザーの操作に基づいてスリープを行うか、スリープを行わないかを決定するようにしてもよい。これによりユーザーが望まないスリープを回避することができる。
上記した図19〜図21の手順は、いずれかが設定されているものでもよく、また、いずれかをデフォルトとし、ユーザーが選択して設定できるものとしてもよい。
次に装置制御FWによる全体制御の一部である他OSスリープ制御(起動時)の手順を図22のフローチャートに基づいて説明する(図5のステップ102の処理内容)。
先ず、第1OSが起動し、さらに、第2〜第Nの全ての他OSに起動指示をする(ステップs1101)。他OSへの起動指示は、エミュレータに対し行われる。次いで、OS優先順位設定の処理を行う(ステップs1102)。優先順位は予め定めた手動設定や、保存ファイルの種類などによる自動設定で決定される。
手動設定では、予めユーザー指示等によるOS毎の優先順位や、使用アプリケーションや使用ファイルに対し設定された優先順位に基づいて各OSの優先順位を決定する。保存ファイルの種類により自動設定する場合は、保存ジョブに関連付けられているOSを優先し、他をスリープするようにする。また、保存ジョブのファイル数が多い関連OSを優先度の高いものとすることができる。さらに、使用頻度やアクセス時間に基づいて、またはこれらの組み合わせてよって優先順位を決定することができる。
次いで、各OSの起動完了を待ち(ステップs1103)、優先順位の高い所定個数のOSを残し、他をスリープさせる(ステップs1104)。この際の所定個数は予め手動設定、または搭載しているメモリー容量などに応じて自動的に設定される。その後、当該処理からリターンする。
このように、起動状態とするOSの個数を制限したことにより、画像形成に必要なリソースが確保でき、装置のパフォーマンスの低下を防ぐことができる。また、OSのスリープ状態にするには、メモリの内容をハードディスク等に退避させるのであるが、この処理にはある程度の時間が必要である。ジョブが入力されてリソースが必要になった時点でスリープ処理を行うようにすると、その退避期間は、ジョブ実行のパフォーマンスが低下してしまう。本実施形態では、電源オン時に即座にスリープさせるようにしたので、その問題をできる限り未然に防ぐことができる。なお、OSを立ち上げるために要する時間より、スリープ状態のOSを復帰させるために要する時間の方が圧倒的に短いため、ユーザーの利便性の低下も少なくて済む。
次に、装置制御FWによる全体制御でのOS優先順位設定の処理手順を図23のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、OS優先順位設定が自動設定かを判定する(ステップs1201)。優先順位を自動設定するか、手動設定するかは予めユーザーにより設定される。手動設定の際の優先順位も予め設定しておく。
OS優先順位設定が自動設定でない場合(ステップs1201、N)、手動設定の順位をHDD115などから読み出して設定し(ステップs1205)、当該処理からリターンする。
OS優先順位設定が自動設定である場合(ステップs1201、Y)、HDD115の他OS領域からファイル情報を取得し(ステップs1202)、ファイルに対応するOSを表1に示す対応テーブルなどを参照してカウントする(ステップs1203)。カウント数の多いOS順に順位付けをし(ステップs1204)、当該処理からリターンする。
なお、この例では、自動設定としてファイル対応数で優先順位を設定しているが、自動設定の方法がこれに限定されるものではない。
このように、優先順位の低いOSからスリープさせるようにしたので、利便性の低下を防ぐことができる。
次に、装置制御FWによるRIP処理手順とRIP処理時の他OSスリープ制御の処理手順を図24のフローチャートに基づいて説明する。なお、RIP処理時の制御は全体制御ルーチンとは独立して動作する。
先ず、受信したジョブ情報をスリープ制御ルーチンへ通知し(ステップs1301)、次いで、RIP処理を開始する(ステップs1302)。RIP処理を終了すると、RIP終了をスリープ制御ルーチンへ通知し(ステップs1303)、RIP済画像データと印刷条件を全体制御ルーチンへ入力し(ステップs1304)、RIP処理手順を終了する。
一方、RIP処理時の他OSスリープ制御ルーチンでは、ジョブ情報の受信を待ち(ステップs1401)、ステップs1301の通知によりジョブ情報の受信がなされると(ステップ1401、Y)、RIP処理における必要リソースを判定する(ステップs1402)。必要リソースの判定は、ジョブボリューム(データ量等)に基づき必要リソース(CPU、メモリー等)のレベル判定により行うことができる。判定の結果、RIP処理時に使用可能なOSの個数を決定する(ステップs1403)。使用可能なOSの個数決定は、上記判定のレベルに応じて個数(0〜n)を自動設定により決定することができる(nは、正整数)。レベルと個数とは関連付けてHDD115などに読み出し可能に格納しておく。
例えば、ハードウェアリソースによる個数の自動設定では、予め設定された印刷処理に必要なハードウェアリソースが満たせなくなると判定すると、リソースの使用率に応じて起動できるOS数を決定し、それ以外の優先度の低い(例えば未使用)OSをスリープするようにする。ハードウェアリソースは、第1OS経由で情報を取得するのがCPU、メモリーおよびHDDの使用率で例えば50%を超えた場合に3個の起動制限を行うなどする。また、例えば装置制御FW経由で情報を取得する際に、HDDのパフォーマンスで転送速度100MB/secを満たせなくなった場合に制限を行う、ネットワークパフォーマンスで転送速度が最大転送速度の50%を下回った場合に起動制限を行うなどにより、使用可能OS個数を決定することができる。
また、印刷ジョブによる自動設定を行うこともできる。RIP処理を行うコントローラーでは、受信した印刷ジョブのヘッダ情報から、画像サイズ、データフォーマット、ページ数、レイアウトなどを鑑みてRIP処理に必要なリソース情報を予め算出する。その結果からOSの起動制限を行う。
例えば、画像サイズ(A4)+フォーマット(PS)+ページ数(10)、レイアウト(2in1)からメモリー200MB、CPU:2コアで占有率30%、HDD:200MBを要すると算出できる。
RIP処理時に使用可能なOS個数を決定(ステップs1403)した後、OS使用制限をONにし(ステップs1404)、起動中のOS個数>使用可能OS個数かを判定する(ステップs1405)。起動中のOS個数>使用可能OS個数であれば(ステップs1405、Y)、VNCサーバへのアクセスがない他OSをスリープさせ(ステップs1406)、再度、起動中のOS個数>使用可能OS個数かを判定する(ステップs1407)。起動中のOS個数>使用可能OS個数であれば(ステップs1407、Y)、外部からアクセスしている他OSをスリープし(ステップs1408)、スリープ中の他OSのVNCサーバを停止する(ステップs1409)。
なお、ステップs1405、s1407で起動中のOS個数>使用可能OS個数でなければ、他OSのスリープを増加させることなく、スリープ中の他OSのVNCサーバの停止を行う(ステップs1409)。VNCサーバの停止により、外部からのアクセスによる他OSのスリープからの復帰を禁止する。但し、操作部140からのVNCアクセスは、使用可能個数まで立ち上げを許可する。また、VNCサーバを介さない印刷コマンドによる他OSの起動は可能である。
スリープ中他OSのVNCサーバの停止後、RIP処理通知の受信を待機する(ステップs1410)。RIP処理手順による前記RIP処理通知(ステップs1303)を受信すると(ステップs1410、Y)、OS使用制限をOFFにし、全VCNサーバを起動し、ジョブ情報受信の待機に移行する(ステップs1401へ)。
以上のように、本実施形態では、ジョブの実行を最も優先し、必要なリソースを確保するようにしたので、画像形成装置の本来の機能である印刷においてパフォーマンスの低下を防ぐことができる。また、他OSの使用制限(スリープ制御)において、まず未使用のOSからスリープさせ、次に、画像形成装置の操作部から使用されているOSよりも外部のPCから使用されているOSを先にスリープさせることにより、画像形成装置を直接使用するユーザーの利便性をできる限り維持することができる。
他OSのスリープ処理では、起動状態のメモリー状態をHDDに退避し、メモリー開放する。第1OS側でも、HDD未使用であれば、HDDを停止させる。第2〜第NOSの復帰は、第2〜第NOS用のメモリー領域を確保し、HDDの前回のメモリー情報を展開し、OSをロードさせる。
次に、装置制御FWによる全体制御での他OS立ち上げ許可/禁止の判定の処理手順を図25のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、OS使用制限ONであるかを判定する(ステップs1501)。OS使用制限がONでなければ(ステップs1501、N)、他OSの立ち上げの許可をし(ステップs1507)、当該処理からリターンする。ここで他OSの立ち上げは、他OSが起動状態になることを意味し、スリープ中の他OSの復帰も含まれる。
一方、OS使用制限ONである場合(ステップs1501、Y)、起動中OSの個数を検出し(ステップs1502)、起動中OS個数<使用可能OS個数かを判定する(ステップs1503)。起動中OS個数<使用可能OS個数であれば(ステップs1503、Y)、他OSの立ち上げの許可をし(ステップs1507)、当該処理からリターンする。起動中OS個数<使用可能OS個数でなければ(ステップs1503、N)、使用されていない起動他OSが有るかを判定する(ステップs1504)。使用されていない起動他OSがなければ(ステップs1504、N)、他OSの立ち上げを禁止し(ステップs1506)、当該処理からリターンする。使用されていない起動他OSが有る場合、この起動他OSのうちで、優先順位が低い1つの他OSをスリープにして、再度、起動中OS個数<使用可能OS個数の判定(ステップs1503)以降を繰り返す。
上記により限られたリソースでのマルチOS動作を実現することができ、さらに安定した印刷処理を行うことができる。かつ、優先順位を考慮して制限しているため、利便性低下も最小限に抑えられる。また、各OSの起動(復帰)時間を短縮できる。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は、上記説明の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは、適宜の変更が可能である。
1 画像形成装置
2 LAN
3 PC
4 PC
110 制御CPU
113 VRAM
114 画像メモリー
115 HDD
120 通信部
122 NIC
130 スキャナー部
140 操作部
150 プリンター部
第1OS 第1オペレーティングシステム
第2OS 第2オペレーティングシステム
第3OS 第3オペレーティングシステム
H/W ハードウェア資源
1483 Windows画面

Claims (16)

  1. 画像データに基づいて画像を形成し、前記画像を用紙に出力するプリンター部と、
    当該画像形成装置上で起動する第1のオペレーティングシステムと、前記第1のオペレーティングシステム上で動作して当該画像形成装置を制御する制御プログラムとの実行によって、少なくとも、前記プリンター部を含む当該画像形成装置におけるハードウェア資源の制御を実現する制御部と、を備え、
    前記制御部は、さらに、少なくとも1つ以上のアプリケーションを起動する第2〜第N(Nは2以上の整数)のオペレーティングシステムと、前記第1のオペレーティングシステムと前記第2〜第Nのオペレーティングシステムとの間に介在して、前記第1のオペレーティングシステム上で前記第2〜第Nのオペレーティングシステムを動作可能にするエミュレータとを実行可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記エミュレータは、第2〜第Nのオペレーティングシステム毎に用意されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第2〜第Nのオペレーティングシステムの少なくとも1つは、前記ハードウェア資源の少なくとも一部に直接アクセス可能であり、前記第2〜第Nのオペレーティングシステムで直接アクセスが不可のハードウェア資源を含む前記ハードウェア資源には、前記第1のオペレーティングシステムを介してアクセス可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記アプリケーションの少なくとも1つは、データを扱うものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、さらに、前記第2〜第Nのオペレーティングシステムの少なくとも1つ上で動作し、前記プリンター部を制御するプリンタドライバの実行によって前記プリンター部による前記出力を実現することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2〜第Nのオペレーティングシステムで扱われるデータを前記第1のオペレーティングシステムにより制御する当該画像形成装置で出力する場合、前記プリンタドライバを通して前記第1のオペレーティングシステムで制御する当該画像形成装置にジョブとして入力することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記プリンタドライバは、パーソナルコンピュータでの使用を前提として提供されたものであることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記プリンタドライバは、前記第2〜第Nのオペレーティングシステム毎に用意されていることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御プログラムおよび前記第2〜第Nのオペレーティングシステムの少なくともいずれかの制御により、操作入力の受け付けと表示とを行う操作部を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、1つの操作画面上で、前記制御プログラムにより操作入力の受け付けと表示とを行う領域と、前記第2〜第Nのオペレーティングシステムの少なくともいずれかにより操作入力の受け付けと表示とを行う領域とを区分けして設けることが可能であることを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前記制御プログラムおよび前記第2〜第Nのオペレーティングシステムの動作に応じて、前記操作部における前記操作入力の受付および前記表示の切り替えを実行することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御部は、初期動作で前記第1のオペレーティングシステムと、前記制御プログラムとが実行されることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御部は、前記制御プログラムの指示によって前記エミュレータおよび前記第2〜第Nのオペレーティングシステムの少なくともいずれかが実行され、起動した前記第2〜第Nのオペレーティングシステムの終了によって前記制御プログラムの実行に復帰することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記制御プログラムは、当該画像形成装置の動作状態に応じて前記エミュレータおよび前記第2〜第Nのオペレーティングシステムの動作を禁止することを特徴とする請求項13記載の画像形成装置。
  15. 少なくとも、前記第1のオペレーティングシステム、前記制御プログラム、前記第2〜第Nのオペレーティングシステム、前記エミュレータおよび前記アプリケーションを記憶する記憶部を備えることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 前記記憶部は、前記制御プログラムおよび前記第2〜第Nのオペレーティングシステム毎に領域が割り当てられることを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
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