JP2014038187A - 鍵盤打楽器 - Google Patents
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Abstract
【課題】演奏が可能な音程の数を減らすことなく、音板の数を減らし、小型・軽量の鍵盤打楽器を提供する。
【解決手段】平面に対して傾斜した角度で取り付けられ、1個の音板につき少なくとも2つ以上の方向から演奏用のマレットで叩くことができる平面または曲面供えた音板を有する。また前記音板は、叩く方向毎に板厚寸法等を異なる値にしておき、1個の音板につき少なくとも2つ以上の音程を個別に鳴らすことができる。
【選択図】図1
【解決手段】平面に対して傾斜した角度で取り付けられ、1個の音板につき少なくとも2つ以上の方向から演奏用のマレットで叩くことができる平面または曲面供えた音板を有する。また前記音板は、叩く方向毎に板厚寸法等を異なる値にしておき、1個の音板につき少なくとも2つ以上の音程を個別に鳴らすことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、たとえば木琴や鉄琴などの鍵盤打楽器に関するものである。
従来の鍵盤打楽器には、たとえば木琴や鉄琴など、木製や金属製などの音板をピアノの鍵盤と同じ順番に並べたものがある。これを、手で持ったマレット等で叩くことによって振動させ、音板ごとに予め決めておいた音程で鳴らして、音楽を演奏することができる。
しかしながら、上記従来の鍵盤打楽器では、音板1個につき1つの音程しか鳴らすことができない。このため多数の音程を出せるようにするためには、所望する音程の個数と同数またはそれ以上の音板を実装する必要があり、器具が大型化し、質量が大きくなるという難点があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、演奏が可能な音程の数を減らすことなく、音板の数を減らし、小型・軽量の鍵盤打楽器を提供することにある。
本発明の鍵盤打楽器は、平面に対して傾斜した角度で取り付けられ、少なくとも2つ以上の方向から演奏用のマレットで叩くことができる平面または曲面を備えた音板を有することを特徴としている。
この構成によれば、演奏用のマレットを用いて音板の一つを、少なくとも2つの方向から叩くことができる。
また、音板を叩く方向毎に板厚寸法あるいは材質の方向性あるいは前記の両者を、予め調整された別々の値にしておくことを特徴としている。
この構成によれば、音板の1つを用いて、その叩いた方向に応じて、少なくとも2つの別々の音程を鳴らすことができる。
本発明によれば、音板の個数よりも多くの音程を鳴らせる鍵盤打楽器を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る鍵盤打楽器の図面である。
図1に示す様に、本実施形態の鍵盤打楽器は、一例として音楽演奏用として音色を鳴らすものである。なお、本実施形態の例に限らず、たとえば時報チャイムといった他の用途にも適用可能である。
図1に示す様に、本実施形態の鍵盤打楽器は、一例として音楽演奏用として音色を鳴らすものである。なお、本実施形態の例に限らず、たとえば時報チャイムといった他の用途にも適用可能である。
鍵盤打楽器Aには、長辺10を有する音板2が設けられている。音板2には、マレット4で叩くことのできる面6及び面7が設けられている。
また、音板2は音板の取付面11に対して傾斜角5を持たせて取り付けられている。この傾斜角5は約45度である。この傾斜角により、面6または面7を個別にマレット4で叩くことができる様になっている。
音板2を面6の方向から見た場合の板厚に相当する寸法9は、音板2を面7の方向から見た場合の板厚に相当する寸法8に対して約90%の寸法としている。
次に、鍵盤打楽器Aの作用について説明する。
鍵盤打楽器Aの音板2を面6の方向から叩いた場合、その長辺10と寸法9に応じた周波数f1で振動する。
この周波数f1は長辺10の長さの2乗に反比例し、寸法9に比例し、寸法8にはほぼ無関係であることが実験で確認されている。
鍵盤打楽器Aの音板2を面7の方向から叩いた場合、その長辺10と寸法8に応じた周波数f2で振動する。
この周波数f2は長辺10の長さの2乗に反比例し、寸法8に比例し、寸法9にはほぼ無関係であることが実験で確認されている。
寸法9は寸法8の約90%であるため、周波数f2は周波数f1の約110%となり、周波数f2は周波数f1に対して約1音程高い音となる。たとえばf1を「ド」、f2を「レ」の音程とすることができる。
この結果、鍵盤打楽器Aの音板2は、叩く方向を変えることにより、異なる2つの音程を個別に鳴らすことができる。例えば、1個の音板で「ド」と「レ」を個別に鳴らすことができる。
本実施形態では4個の音板を備えているので、「ド」「レ」「ミ」「ファ」「ソ」「ラ」「シ」「高いド」の8つの音程を鳴らすことができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
たとえば、音板の数を増やして、さらに上または下のオクターブの音を鳴らしたり、各音程の間の半音も鳴らせるようにしても良い。
また、たとえば、音板として、特定方向に繊維を入れて固めた樹脂など、叩く方向によって音の鳴り方が異なる材料を使用する方法もある。
A 本発明の一実施形態に係る鍵盤打楽器
1 鍵盤打楽器の本体
2 音板
3 本体と音板を結合するためのコルク板
4 マレット
5 音板と、音板の取付面との傾斜角
6 音板2の、マレットで叩くことができる面の1つ
7 音板2の、マレットで叩くことができる、前記6とは異なる面
8 音板2を、面7の方向から見たときの板厚に相当する寸法
9 音板2を、面6の方向から見たときの板厚に相当する寸法
10 音板2の長さ
11 音板の取付面
1 鍵盤打楽器の本体
2 音板
3 本体と音板を結合するためのコルク板
4 マレット
5 音板と、音板の取付面との傾斜角
6 音板2の、マレットで叩くことができる面の1つ
7 音板2の、マレットで叩くことができる、前記6とは異なる面
8 音板2を、面7の方向から見たときの板厚に相当する寸法
9 音板2を、面6の方向から見たときの板厚に相当する寸法
10 音板2の長さ
11 音板の取付面
Claims (2)
- 音板の取付面に対して傾斜した角度で取り付けられ、1個の音板につき少なくとも2つ以上の方向から演奏用のマレットで叩くことができる平面または曲面を備えた音板を有することを特徴とする鍵盤打楽器。
- 前記音板は、叩く方向毎に、異なる板厚寸法あるいは材質の方向性あるいは前記の両者を設定することを特徴とする鍵盤打楽器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012180145A JP2014038187A (ja) | 2012-08-15 | 2012-08-15 | 鍵盤打楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012180145A JP2014038187A (ja) | 2012-08-15 | 2012-08-15 | 鍵盤打楽器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014038187A true JP2014038187A (ja) | 2014-02-27 |
Family
ID=50286380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012180145A Pending JP2014038187A (ja) | 2012-08-15 | 2012-08-15 | 鍵盤打楽器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014038187A (ja) |
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2012
- 2012-08-15 JP JP2012180145A patent/JP2014038187A/ja active Pending
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Legal Events
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
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