JP2014038051A - 気象情報生成装置、プログラム及び通信システム - Google Patents

気象情報生成装置、プログラム及び通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが所望する目的地の正確な気象情報を生成することが可能な気象情報生成装置等を提供する。
【解決手段】本実施形態の通信システム1は、上記機能を実現するため、図1に示すように、各ユーザによってそれぞれ所持される複数の通信携帯端末装置10と、ネットワーク20と、携帯用通信端末装置10からの要求に基づいて気象情報を生成し、該当する携帯用通信端末装置10に生成した気象情報を提供する情報提供サーバ装置30と、を有している。情報提供サーバ装置30は、目的地指定情報に付加されている目的地位置情報とデータベース内に登録済みの位置情報を比較して、目的地周辺に存在する通信携帯端末装置10(を特定するとともに、特定した通信携帯端末装置10から上記の画像データ、音データ及び日照データの状態情報を取得する構成を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯用電話機などの通信端末装置と連動して天気予報又は降水確率、温度若しくは湿度等の気象情報を生成及び提供する気象情報生成装置、プログラム及び通信システムに関する。
近年、WWW(World Wide Web)などのネットワーク技術の発展、及び、タブレット型情報端末装置やスマートフォンなどに代表される情報通信端末装置(以下、「通信端末装置」という。)の進歩に伴い、これら通信端末装置のユーザは、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)に代表される情報の共有及び提供サービスを通して、いつでも、手軽に天気予報や降水確率、温度、湿度等の気象情報を取得できるようになっている。例えば、この気象情報は、気象庁の気象観測システム(アメダス:AMeDAS(Automated Meteorolgical DATA Aquisition System))を用いて取得された情報に基づいて生成され、通信端末装置に提供されるようになっている。
このアメダスによる気象情報は、比較的広範囲(例えば、数km〜数百km程度。)な地域の気象に関する情報は取得できるが、例えば、東京駅周辺数十〜数百m程度というようなピンポイントな地点の気象情報を的確に把握することは難しい。そこで、最近では、温度センサ及び湿度センサからなる晴雨センサを内蔵させた複数の携帯用電話機から天気情報のサンプルを取得して気象情報を生成し、ユーザの要求に基づいて当該生成した気象情報を提供するシステムが提案されている(例えば、特許文献1)。
具体的には、このシステムのサーバ装置は、各携帯用電話機に設けられた晴雨センサによって取得されたデータに基づいて、該当する携帯用電話域が存在する位置の晴雨を判定し、当該判定結果を示す天気情報を、位置情報とともに蓄積するように構成されている。そして、このサーバ装置は、携帯用電話機からの要求があったときに、蓄積済みの位置情報及び天気情報に基づいて、気象情報を生成し、該当する携帯電話機に提供するように構成されている。
特開2002−99576号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたシステムにあっては、携帯用電話機に内蔵された晴雨センサにおける判定結果のみに基づいて、サーバ装置が気象情報を生成しているため、気象情報の精度が低くなり、正確な気象情報を提供することは難しい。
また、上記のシステムにあっては、例えば、外出しようとするユーザが、その目的地近辺の出発時における天候を把握し、傘を持ち歩くべきか否かを判断したいような場合であっても、目的地近辺のリアルタイムで正確な気象情報を当該ユーザの通信端末装置に提供することが難しい。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ユーザが所望する目的地の正確な気象情報を生成することが可能な気象情報生成装置等を提供することにある。
(1)上述した課題を解決するため、本発明に係る気象情報生成装置は、ネットワークを介して接続された通信端末装置に所定の地点における気象情報を提供する気象情報生成装置であって、複数の前記通信端末装置の現在位置を、現在位置情報として収集する収集手段と、一の前記通信端末装置から当該通信端末装置のユーザが前記気象情報を所望する地点の位置情報を目的地指定情報として取得する目的地指定情報取得手段と、前記取得された目的地指定情報によって指定される目的地と前記収集した各通信端末装置の現在位置とに基づいて、当該目的地から現実空間における所定の距離範囲内に存在する他の前記通信端末装置を特定する特定手段と、前記特定された他の通信端末装置から前記気象情報の演算及び生成に必要となる当該他の通信端末装置の周辺環境の状態を示す状態情報を取得する状態情報取得手段と、前記取得された状態情報に基づいて、前記気象情報を生成する生成手段と、を具備する構成を有している。
この構成より、本発明に係る気象情報生成装置は、ユーザによって通信端末装置を介して目的地が設定されると、当該目的地から所定の距離(例えば、50m)範囲内に存在する、他の通信端末装置を特定し、当該特定した通信端末装置によって収集した周辺環境の状態に基づいて前記気象情報を生成することができる。
したがって、本発明に係る気象情報生成装置は、目的地周辺の気象に関する環境の状況をリアルタイムに収集することができるので、当該目的地の正確な気象情報を生成することができる。
(2)また、本発明に係る気象情報生成装置は、前記生成された前記気象情報を該当する前記通信端末装置に対して配信する配信手段を更に備える、構成を有している。
この構成により、本発明に係る気象情報生成装置は、例えば、ネットワークを介して、目的地を設定した通信端末装置のユーザに対して、リアルタイムで正確な気象情報を提供することができる。
(3)また、本発明に係る気象情報生成装置は、前記状態情報には、当該状態情報の取得元である前記他の通信端末装置によって取得された該当する通信端末装置の周辺環境における画像情報が含まれており、前記気象情報生成手段が、前記画像情報を含む状態情報に基づいて前記気象情報を生成する、構成を有している。
この構成により、本発明に係る気象情報生成装置は、例えば、雨による路面が濡れた状態か否か、又は、画像情報の取得元のユーザが傘をさしているか否かなど、降雨時に必須となる環境を画像によって判定することができるので、正確に降雨状況を特定することができるので、降雨判定の精度を高めつつ、気象情報を生成することが可能となる。
(4)また、本発明に係る気象情報生成装置は、前記画像情報を画像解析することによって前記他の通信端末装置の周囲における路面が濡れているか否かを解析する画像解析手段を更に有し、前記気象情報生成手段が、前記路面が濡れていると判定された場合に、目的地又はその周辺エリアが降雨状態にある旨を示す気象情報を生成する、構成を有している。
この構成により、本発明に係る気象情報生成装置は、雨による路面が濡れた状態か否かを解析することによって、通信端末装置の周囲の降雨の状況を判定することができるので、画像情報の取得元である通信端末装置の周囲の状況を詳細に把握することが可能となる。
(5)また、本発明に係る気象情報生成装置は、前記画像情報を画像解析することによって前記他の通信端末装置のユーザが傘をさしているか否かを解析する画像解析手段を更に有し、前記気象情報生成手段が、前記傘をさしていると判定した場合に、目的地又はその周辺エリアが降雨状態にある旨を示す気象情報を生成する、構成を有している。
この構成により、本発明に係る気象情報生成装置は、画像情報の取得元のユーザが傘をさしているか否かを解析することによって、通信端末装置の周囲の降雨の状況を判定することができるので、画像情報の取得元である通信端末装置の周囲の状況を詳細に把握することが可能となる。
(6)また、本発明に係る気象情報生成装置は、前記状態情報には、当該状態情報の取得元である前記他の通信端末装置によって取得された、周囲の音に対応した音情報が含まれており、前記気象情報生成手段が、前記音情報に基づいて前記気象情報を生成する、構成を有している。
この構成により、本発明に係る気象情報生成装置は、周波数に基づく雨音の有無等の音情報を解析することによって、通信端末装置の周囲の降雨の状況を判定することができるので、降雨判定の精度を高めつつ、気象情報を生成することが可能となる。特に、本発明に係る気象情報生成装置は、ゲリラ豪雨のように激しい雨が降っている場合には、正確に降雨状況を特定することができる。
(7)また、本発明に係る気象情報生成装置は、前記状態情報には、前記状態情報の取得元である前記他の通信端末装置の周囲の明るさが所定の閾値を超えるか否かを示す日照情報が含まれており、前記気象情報生成手段が、前記日照情報に基づいて前記気象情報を生成する、構成を有している。
この構成により、本発明に係る気象情報生成装置は、照度などを計測することによって、通信端末装置の周囲の降雨の状況を判定することができるので、降雨判定の精度を高めつつ、気象情報を生成することが可能となる。特に、本発明に係る気象情報生成装置は、曇り又は降雨時の暗くなった周囲の状況を特定することができる。
(8)また、本発明に係る気象情報生成装置は、前記画像情報、各他の携帯用通信端末装置から送信された音情報及び日照情報の各々に対して重み付けを行う重み付け手段を更に有し、前記状態情報には、前記画像情報、前記音情報及び前記日照情報の少なくともいずれかが含まれており、前記気象情報生成手段が、前記重み付けされた、画像情報、音情報及び日照情報に基づいて前記気象情報を生成する、構成を有している。
この構成により、本発明に係る気象情報生成装置は、例えば、画像、音、日照のいずれかが信用に値しないような場合に、当該情報に対する重み付けを低くして、信用性の高い情報に基づいて気象情報を生成することができる。
(9)上述した課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、ネットワークを介して接続された複数の通信端末装置に所定の地点における気象情報を提供するコンピュータを、前記各通信端末装置の現在位置を、現在位置情報として収集する収集手段、一の前記通信端末装置から当該通信端末装置のユーザが前記気象情報を所望する地点の位置情報を目的地指定情報として取得する目的地指定情報取得手段、前記取得された目的地指定情報によって指定される目的地と前記収集した各通信端末装置の現在位置とに基づいて、当該目的地から現実空間における所定の距離範囲内に存在する他の前記通信端末装置を特定する特定手段、前記特定された他の通信端末装置から前記気象情報の演算及び生成に必要となる当該他の通信端末装置の周辺環境の状態を示す状態情報を取得する状態情報取得手段、及び、前記取得された状態情報に基づいて、前記気象情報を生成する生成手段、として機能させることを特徴とする、構成を有している。
この構成より、本発明に係るプログラムは、ユーザによって通信端末装置を介して目的地が設定されると、当該目的地から所定の距離(例えば、50m)範囲内に存在する、他の通信端末装置を特定し、当該特定した通信端末装置によって収集した周辺環境の状態に基づいて前記気象情報を生成することができる。
したがって、本発明に係るプログラムは、目的地周辺の気象に関する環境の状況をリアルタイムに収集することができるので、当該目的地の正確な気象情報を生成することができる。
(10)上述した課題を解決するため、本発明に係る通信システムは、前記ネットワークに接続された複数の通信端末装置と、前記通信端末装置に所定の地点における気象情報を提供するサーバ装置と、を備える通信システムであって、前記サーバ装置は、前記各通信端末装置の現在位置を、現在位置情報として収集する収集手段と、一の前記通信端末装置から当該通信端末装置のユーザが前記気象情報を所望する地点の位置情報を目的地指定情報として取得する目的地指定情報取得手段と、前記取得された目的地指定情報によって指定される目的地と前記収集した各通信端末装置の現在位置とに基づいて、現実空間における所定の距離範囲内に存在する他の前記通信端末装置を特定する特定手段と、前記特定された他の通信端末装置から前記気象情報の演算及び生成に必要となる当該他の通信端末装置の周辺環境の状態を示す状態情報を取得する状態情報取得手段と、前記取得された状態情報に基づいて、前記気象情報を生成する生成手段と、を具備する、構成を有している。
この構成より、本発明に係る気象情報生成装置は、ユーザによって通信端末装置を介して目的地が設定されると、当該目的地から所定の距離(例えば、50m)範囲内に存在する、他の通信端末装置を特定し、当該特定した通信端末装置によって収集した周辺環境の状態に基づいて前記気象情報を生成することができる。
したがって、本発明に係る気象情報生成装置は、目的地周辺の気象に関する環境の状況をリアルタイムに収集することができるので、当該目的地の正確な気象情報を生成することができる。
本発明の気象情報生成装置、プログラム、及び、通信システムは、目的地周辺の気象に関する環境の状況をリアルタイムに収集することができるので、当該目的地の正確な気象情報を生成することができる。
本発明に係る一実施形態の通信システムの構成を示すシステム構成図である。 一実施形態の通信システムの動作概要を示す概念図である。 一実施形態の通信端末装置の構成を示すブロック図である。 一実施形態の情報提供サーバ装置の構成を示すブロック図である。 一実施形態のサーバ装置内に設けられたユーザ管理データベースに記録されるデータの一例を示す図である。 一実施形態のサーバ装置内に設けられた状態情報データベースに記録されるデータの一例を示す図である。 一実施形態の、情報提供サーバ装置内に設けられたデータ処理部により得られる各パラメータの値の一例を示す図である。 一実施形態の通信システムにおいて実行される処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、通信端末装置と、当該通信端末装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置と、を有する通信システムに対し、本発明に係る、気象情報生成装置、プログラム及び通信システムを適用した場合の実施形態である。
[1]通信システムの概要
まず、図1及び図2の各図を用いて本実施形態における通信システム1の構成及び概要について説明する。
なお、図1は、本実施形態における通信システム1の構成を示すシステム構成図であり、図2は、本実施形態における通信システム1の動作概要を示す概念図である。また、図が煩雑になることを防止するために、図1及び図2においては、一部のユーザのみを示している。すなわち、実際の通信システム1においては、表示するよりも多数のユーザ、及び、携帯用通信端末装置10が存在している。さらに、図1は、現実空間RSを概念的に示しており、SNSに代表される情報提供サービスのユーザが現実空間RS上に存在している状況を概念的に示している。
本実施形態の通信システム1は、ユーザが外出する際に傘を持つか否か、又は、服装の選択等の外出する際に必要な天候情報を取得するために、降雨の有無を含む気象情報を、ユーザに提供するシステムである。
そして、本実施形態の通信システム1は、上記機能を実現するため、図1に示すように、各ユーザによってそれぞれ所持される複数の通信携帯端末装置10と、ネットワーク20と、携帯用通信端末装置10からの要求に基づいて気象情報を生成し、該当する携帯用通信端末装置10に生成した気象情報を提供する情報提供サーバ装置30と、を有している。
なお、各通信携帯端末装置10は、基地局BSを介してネットワーク20に接続される。また、ネットワーク20は、例えば、携帯電話網を含む公衆電話網と、IP(Internet Protocol)ネットワークが相互接続されて構成される。ただし、当該ネットワーク20の構成は、これに限られない。また、各通信携帯端末装置10は、GPS(Global Positioning System)衛星40からの信号に基づいて現在位置を検出する。
各携帯用通信端末装置10は、例えば、携帯型音楽プレーヤー、携帯型ゲーム機、タブレット型情報端末装置、スマートフォン、又は、携帯用電話機等のユーザによって携帯可能な通信端末装置である。
特に、各通信携帯端末装置10は、ユーザの目的地の経度及び緯度を目的地位置情報として付加した目的地指定情報を情報提供サーバ装置30に送信し、当該目的地近辺の気象情報を情報提供サーバ装置30から取得する構成を有しており、取得した気象情報をユーザが閲覧可能な状態で表示するようになっている。
また、各通信携帯端末装置10は、情報提供サーバ装置30の要求に基づいて、現実空間における現地位置を示す現在位置情報を当該情報サーバ装置30に提供するとともに、情報提供サーバ装置30において気象情報を生成するために用いられる情報であって、自機の周辺の画像、音及び日照などの各状態を示す情報(以下、「状態情報」という。)を取得又は収集し、情報提供サーバ装置30に送信する構成を有している。
本実施形態の状態情報には、
(1)通信端末装置10にて撮像された画像に対応する画像データと、
(2)当該通信端末装置10にて録音された当該通信端末装置10周囲の音に対応する音データと、
(3)当該通信端末装置10の周囲の明るさを示す日照(照度)データと、
が含まれる。
また、この携帯用通信端末装置10は、XML(eXtensible Markup Language)等のマークアップ言語によって記述されているWWWシステム用のリソースデータと、当該リソースデータのネットワークアドレスを示す固有のURL(Uniform Resource Locator)とを用いつつ、情報提供サーバ装置30と、データ通信を行うブラウジング機能を有している。
そして、携帯用通信端末装置10は、当該ブラウジング機能を用いて、情報提供サーバ装置30から取得したリソースデータに基づいて、当該リソースデータに対応するコンテンツ(気象情報を含む)をユーザが閲覧可能に表示するとともに、基地局BS及びネットワーク20を介して情報提供サーバ装置30と通信接続しつつ、情報提供サーバ装置30と現在位置などの種々のデータの授受を実行する構成を有している。
情報提供サーバ装置30は、携帯用通信端末装置10からの要求に応じて気象情報を生成して配信する構成を有している。特に、情報提供サーバ装置30は、ユーザからの要求に基づいて、目的地におけるリアルタイムで正確な気象情報を当該ユーザの携帯用通信端末装置10に提供する構成を有している。
具体的には、情報提供サーバ装置30は、各通信端末装置10から所定のタイミング又は所定の時間間隔(例えば、一分間隔)毎に当該通信端末装置10の位置情報を収集し、当該収集した位置情報をデータベース(以下、「DB」という。)に登録する構成を有している。
また、情報提供サーバ装置30は、所定の通信端末装置10から気象情報の取得要求を受信した場合に、当該目的地指定情報に付加されている目的地位置情報とデータベース内に登録済みの位置情報を比較して、目的地周辺(例えば、目的地から半径50m以内のエリア)に存在する通信携帯端末装置10(すなわち、現実空間RSにおいて目的地周辺に存在するユーザ又はユーザ群)を特定するとともに、特定した通信携帯端末装置10から上記の画像データ、音データ及び日照データの状態情報を取得する構成を有している。
そして、情報提供サーバ装置30は、状態情報をDBに登録させるとともに、当該取得された状態情報に基づく演算処理を実行して気象情報を生成し、生成した気象情報を、取得要求を送信した通信携帯端末装置10に配信する構成を有している。
このような構成を有することによって、本実施形態の通信システム1においては、ユーザによって携帯用通信端末装置10を介して目的地が設定されると、当該目的地から所定の距離(例えば、50m)範囲内に存在する、他の携帯用通信端末装置10を特定し、当該特定した携帯用通信端末装置10によって収集した周辺環境の状態に基づいて気象情報を生成することができるようになっている。
したがって、本実施形態の通信システム1においては、目的地周辺の気象に関する環境の状況をリアルタイムに収集することができるので、当該目的地の正確な気象情報を生成することができるようになっている。
[2]携帯用通信端末装置の構成
次に、図3を用いて本実施形態の各携帯用通信端末装置10の構成について説明する。なお、図3は、本実施形態の携帯用通信端末装置10の構成を示す構成図である。
本実施形態の携帯用通信端末装置10は、図3に示すように、種々のデータを記録する記録部100と、基地局BSを介してネットワーク20に接続するネットワーク通信部110と、GPS衛星40から発信されたGPS信号に基づいて自機の現在位置を検出する現在位置検出部120と、目的地指定情報アプリケーション実行部130と、集音用のマイクロホンMと、を有している。
また、携帯用通信端末装置10は、所定の画像を表示する表示部140と、表示部140を制御する表示制御部150と、ユーザの操作を受け付ける操作部160と、装置全体を管理制御する端末管理制御部170と、カメラ機能を有して撮像した画像におけるデータ(すなわち、画像データ)を生成する撮像部181と、マイクロホンMから集音された音におけるデータ(すなわち、音データ)を生成する音データ生成部182と、日照測定を実行する日照測定部183と、を有している。
なお、上記の各部は、バスBによって相互に接続され、各構成要素間におけるデータの転送が実行される。また、アプリケーション実行部130は、実装上、端末管理制御部170を構成するCPU(中央処理装置)が、アプリケーションプログラム(以下、「アプリケーション」という。)を実行した際の機能として実現されるものであってもよい。
記録部100は、例えば、ハードディスクドライブ(以下、「HDD」と略す。)、又は、NAND型、NOR型等の不揮発性フラッシュメモリによって構成される。また、記録部100は、目的地指定情報アプリケーション実行部130、端末管理制御部170及び状態情報生成部180のワークエリアとしてRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory )も含まれる。
また、記録部100には、現在位置検出部120、目的地指定情報アプリケーション実行部130及び端末管理制御部170によって実行される様々なアプリケーションが記録されているとともに、上記ブラウジング機能を実現するためのプログラム(以下、単に「ブラウザ」ともいう。)も記録されている。
さらに、記録部100には、当該携帯用通信端末装置10のユーザがSNS等の気象情報の生成及び状態情報のアップロードを行うサービス(以下、「気象情報提供サービス」ともいう。)の提供を受ける際に必要となる各種の管理データが記録される。例えば、SNSによって気象情報提供サービスを実行する場合には、管理データとして、SNSのサイトに対応するURLと、当該ユーザが利用している電子メールのメールアドレスと、当該ユーザのアカウント及びユーザをSNS内において識別するためのユーザIDと、ログイン用のパスワードと、が記録されてもよい。
ネットワーク通信部110は、基地局BSの準拠する通信規格により、基地局BSと無線通信チャネルを構築し、ネットワーク20を経由して、情報提供サーバ装置30と、各種データの授受を行う。
なお、基地局BSの準拠する通信規格はネットワーク20の構成により変化する。例えば、ネットワーク20が携帯電話網を含む場合には、3GPP(3rd Generation Pertnership Project)、又は、3GPP2、或いは、LTE(Long Term Evolution)などの通信規格に準拠することになる。また、IEEE802.11系の各種ワイヤレスLAN(Wireless local area network)ネットワークを携帯電話網や固定電話網に接続する構成を採用する場合には、対応する通信規格に準拠することになる。
現在位置検出部120は、アプリケーション実行部130と連動し、所定の時間間隔(例えば、一分)毎に携帯用通信端末装置10の現在位置を検出しつつ、当該現在位置示す位置情報を生成するとともに、当該位置情報をアプリケーション実行部130に供給する。特に、現在位置検出部120は、気象情報提供サービスを受けるためのアプリケーションが実行されている場合にも、所定の時間間隔毎に位置情報をアプリケーション実行部130に供給する。
例えば、現在位置検出部120は、所定の検出タイミングにおいて、図1に示すGPS(Global Positioning System)衛星40の位置を認識しつつ、当該GPS衛星40から送信された衛星信号(GPS信号)を受信する。そして、現在位置検出部120は、当該受信したGPS信号に基づいて自機の現在位置の座標値(例えば、緯度及び経度)を算出し、当該座標値に基づいて位置情報として生成する。
なお、携帯用通信端末装置10のネットワーク通信部110が、携帯電話機能を実現するチップセット、又は、IEEE802.11系の各種ワイヤレスLAN(Wireless local area network)の通信プロトコルに従って、無線通信を行う機能を実現するチップセットを用いて構成されている場合には、現在位置検出部120は、これらの無線システム等において用いられる、三点測量法、すなわち、基地局BSから受信した電波信号の方角と電波強度に基づいて自機の現在位置を検出してもよい。
アプリケーション実行部130は、アプリケーション記憶部101に記憶された各種アプリに基づいて、各処理を実現する。特に、アプリケーション実行部130は、SNS等の気象情報の授受を行うための所定のサービスへのログイン処理、目的指定情報に基づいて情報提供サーバ装置30に対して気象情報の取得処理(以下、「気象情報取得処理」という。)、及び、自機の現実空間内の位置における気象情報を提供する処理(以下、「自機周辺気象情報提供処理」という。)を実行する。なお、所定のサービスのログイン処理にあっては、SNS等の従来の処理と同様であるため、その説明を省略する。
具体的には、アプリケーション実行部130は、気象情報所得処理においては、記録部100に記録されたアプリケーションに従いつつ操作部170に対するユーザの入力操作に基づいて、目的地位置情報を生成し、生成した目的地位置情報を付加した目的地指定情報を生成する。そして、アプリケーション実行部130は、ネットワーク通信部110及び表示制御部150と連動しつつ、目的地指定情報とともに目的地の気象情報を取得するための取得要求を送信し、当該送信に基づいて情報提供サーバ装置30が生成した気象情報を受信して表示部140に表示させる。
なお、目的地は、ユーザが操作部160に入力を行って、指示する必要があるが、目的地の指示方法は、任意であり、例えば、住所を入力させ、当該住所に対応する目的地位置情報を生成してもよい。また、表示部140に地図を表示させ、目的地となる地点をユーザに選択させるようにして、当該選択された地点に対応する目的地位置情報を生成するようにしてもよい。
また、アプリケーション実行部130は、撮像部181、音データ生成部182及び日照測定部183と連動して、所定のネットワークサービスにログインしている際に、情報提供サーバ装置30の要求に基づいて、当該要求時における画像データ、音データ及び日照データを生成させて取得し、取得した画像データ、音データ及び日照データを状態情報として情報提供サーバ装置30に提供する自機周辺気象情報提供処理を実行する。
表示部140は、例えば、液晶素子又は有機EL(Electro Luminescence)素子のパネルによって構成され、表示制御部150において生成された表示データに基づいて所定の画像を表示する。
表示制御部150は、表示部140に表示させるために必要な表示データを生成するようになっており、生成された表示データを当該表示部140に出力する。
操作部160は、各種の確認ボタン、各操作指令を入力する操作ボタン、テンキーなどの多数のキー及びタッチパネルにより構成され、各操作を行う際に用いられるようになっている。
端末管理制御部170は、主に中央演算処理装置(CPU)によって構成されるとともに、キー入力ポート、表示制御ポート等の各種入出力ポートを含み、記録部100に記録された各種のアプリケーションを実行することにより、携帯用通信端末装置10の全般的な機能を総括的に制御する。
撮像部181は、光学システムと、該光学システムから入力された光学画像を電気信号に変換するCCDI(Charge Coupled Device Image Sensor)センサと、CCDIセンサ部において生成された電気信号に基づいて写真に対応する画像データを生成する生成部と、を有し、カメラモジュールとして機能する。
また、撮像部181は、2つの光学システム及びCCDIセンサが設けられている。例えば、撮像部181は、ユーザが携帯用通信端末装置10を使用する使用状態おいて、光学システムが携帯用通信端末装置10を使用するユーザ側に向けて配設されインカメラとして機能するインカメラモジュール(図示しない)と、インカメラモジュールと反対方向に向けて設置されるアウトカメラとして機能するアウトカメラモジュール(図示しない)と、を有している。
そして、撮像部181は、インカメラモジュール及びアウトカメラモジュールの双方によって撮像された画像に対応する画像データ(以下、インカメラモジュールによって撮像された画像データを、「イン画像データ」、アウトカメラモジュールによって撮像された画像データを「アウト画像データ」という。)を生成するとともに、当該生成した画像データを状態情報の一部としてアプリケーション実行部130に供給する。
なお、撮像部181は、携帯用通信端末装置10がアクティブでない場合(例えば、待ち受け画面の状態)には、非アクティブを示す情報(例えば−(null))を、画像データの代わりにアプリケーション実行部130に供給するようになっている。
音データ生成部182は、マイクロホンMによって集音された音を音データに変換し、当該音データを状態情報の一部として、アプリケーション実行部130に供給する。なお、携帯用通信端末装置10がアクティブでない場合には、撮像部180と同様に、非アクティブを示す情報(例えば−(null))を、音データの代わりにアプリケーション実行部130に供給する。
日照測定部183は、光電素子を含み、通信端末装置10周辺の明るさ(照度)に応じて変化する電圧、又は、電流値に基づき日照データを生成する。具体的には、日照測定部183は、光電素子からの出力電圧、又は、電流値が所定の閾値を超える場合に「1」、超えない場合に「0」、携帯用通信端末装置10が非アクティブの場合には、撮像部180及び音データ生成部182と同様に、「−(null)」、に設定されるパラメータDを含む、日照データを生成し、状態情報の一部として、アプリケーション実行部130に供給する。
[3]サーバ装置
[3.1]サーバ装置の構成
次に、図4〜図6の各図を用いて本実施形態の情報提供サーバ装置30の構成について説明する。なお、図4は、本実施形態の情報提供サーバ装置30の構成を示すブロック図であり、図5は、本実施形態における情報提供サーバ装置30内のユーザ管理DB331に記録されるデータの一例を示す図である。また、図6は、本実施形態における情報提供サーバ装置30内の状態情報DB332に記録されるデータの一例を示す図である。
本実施形態の情報提供サーバ装置30は、図4に示すように、ネットワーク20に接続される通信制御部310と、各種のメモリとして機能するROM/RAM320と、現在日時を特定するためのタイマ330と、各種のデータベースを有する記録装置340と、装置全体を制御するサーバ管理制御部350と、気象情報生成処理その他の処理を実行するデータ処理部360と、を有する。
通信制御部310は、所定のネットワークインターフェースであり、携帯用通信端末装置10と通信チャネルを構築し、各種データの授受を行う。
ROM/RAM320には、情報提供サーバ装置30の駆動に必要な各種のプログラムが記録されている。また、ROM/RAM320は、サーバ管理制御部350やデータ処理部360が各種の処理を実行する際のワークエリアとして用いられる。
記録装置340は、HDD(ハードディスクドライブ)又は、SSD(Solid State Drive)により構成される。そして、記録装置340は、少なくとも、気象情報の提供サービスの提供を受けるユーザの管理を行うユーザ管理DB341と、状態情報DB342と、が設けられている。
ユーザ管理DB341は、気象情報の提供サービスの利用登録を行っている各ユーザを管理するための各種情報がデータとして格納されるデータベースである。例えば、ユーザ管理DB341には、図5に示すように、
(1)各ユーザに対応するユーザIDと、
(2)当該ユーザのユーザ名などの属性を含むユーザ情報と、
(3)当該ユーザの現在位置に対応する位置情報と、
が対応付けて登録される。
なお、図5に例示する場合には、ユーザID「101」により特定されるユーザに対して「user1profile」なるユーザ情報と「N:35:02:11、E:140:01:20」なる位置情報が対応付けて格納されている。
また、ユーザが移動した場合であっても、当該ユーザの現在位置をDB341に反映させるため、ユーザ管理DB341に記録される位置情報は、当該サービスルへのログイン状態において、所定の時間間隔(例えば一分)毎に、対応する携帯用通信端末装置10から随時取得され、かつ、更新される
状態情報DB342は、各携帯用通信端末装置10の自機周辺気象情報提供処理に基づいて首取得した状態情報を管理するためのデータベースである。例えば、状態情報DB342には、図6に例示するように、
(1)目的地位置情報に対応する地点から所定の距離範囲内に存在する携帯用通信端末装置10のユーザ群の各ユーザに対応したユーザIDと、
(2)当該携帯用通信端末装置10から取得された画像データ、音データ及び日照データを含む状態情報と、
が対応付けて格納される。
サーバ管理制御部350は、主に中央演算処理装置(CPU)によって構成され、プログラムを実行することによって、サーバ装置30の各部を統合制御する機能を有する。
データ処理部360は、サーバ管理制御部350による制御の下、目的地位置情報に対応する地点周辺の気象情報を生成する構成を有している。データ処理部360は、通信端末特定部361と、画像解析部362と、音解析部363と、照度解析部364と、晴雨判定部365と、気象情報生成管理部366と、有している。また、上記の各部は、バスBによって相互に接続され、各構成要素間におけるデータの転送が実行される。
なお、例えば、本実施形態の通信端末特定部361は、本発明に係る収集手段、特定手段及び状態情報取得手段を構成し、画像解析部362は、本発明に係る生成手段及び画像解析手段を構成する。また、例えば、音解析手段363、照度解析手段364、晴雨判定部365及び気象情報生成管理部366は、本発明に係る生成手段を構成する。
通信端末特定部361は、気象情報生成管理部366の管理の下、所定の携帯用通信端末装置10から気象情報の取得要求が受信された場合に、当該取得要求に含まれる目的地指定情報によって特定される目的地の周辺の状態情報を得るための携帯用通信端末装置10を特定する。具体的には、通信端末特定部361は、目的地指定情報に付加された目的地位置情報及びユーザ管理DB341に格納された位置情報に基づいて、目的地から所定の距離範囲内に存在するユーザ群に含まれるユーザのユーザIDを特定し、特定したユーザIDを気象情報生成管理部366に供給する。
なお、気象情報の提供サービスに登録されたユーザの携帯用通信端末装置10であって、ログイン中でない携帯用通信端末装置10は、位置情報自体がユーザ管理DB341に登録されていないために、当該携帯用通信端末装置10は、特定されることはない。
画像解析部362は、気象情報生成管理部366の管理の下、通信端末特定部361によって特定された各ユーザIDに基づいて、状態情報DB342に格納済みの状態情報に含まれる各画像データを読み出し、当該読み出した各画像データを解析する。
具体的には、画像解析部362は、状態情報における該当するイン画像データを読み出して、当該携帯用通信端末装置10のユーザが傘をさしているか否かを判定する。そして、画像解析部362は、当該判定結果を示すパラメータ(以下、「パラメータA」という。)を生成し、生成したパラメータAを晴雨判定部365に供給する。
例えば、画像解析部362は、パターンAの生成にあっては、事前に開いた状態の傘の骨の画像パターンを登録しておき、当該画像パターンと一致する画像がイン画像データに含まれているか否かを判定する。そして、画像解析部362は、傘をさしていると判定した場合には、パラメータAを「1」に設定し、傘をさしていないと判定した場合には、パラメータAを「0」に設定する。
なお、画像解析部362は、イン画像データが状態情報DB342に記録されておらず、特定したユーザIDにおい当該イン画像データを読み出すことができなかった場合(すなわち、状態情報が「−(null)」の場合)には、パラメータAに「0」を設定する。また、本実施形態におけるイン画像データからパラメータAを生成する手法は任意である。
また、画像解析部362は、状態情報における該当するアウト画像データを読み出し、当該携帯用通信端末装置10の周辺の路面が濡れているか否かを判定する。そして、画像解析部362は、当該判定結果を示すパラメータ(以下、「パラメータB」という。)を生成し、生成したパラメータBを晴雨判定部365に供給する。
例えば、画像解析部362は、参考文献1(手島、植松等、参考URL:http://hvrl.ics.keio.ac.jp/paper/pdf/miru2008_tomoaki.pdf)の手法を用いて携帯用通信端末装置10の周辺の路面が濡れているか否かを判定する。そして、画像解析部362は、路面が濡れていると判定した場合には、パラメータBに「1」を設定し、路面が濡れていないと判定した場合には、パラメータBに「0」を設定する。
なお、画像解析部362は、イン画像データと同様に、アウト画像データが状態情報DB342に記録されておらず、特定したユーザIDにおい当該イン画像データを読み出すことができなかった場合(すなわち、状態情報が「−(null)」の場合)には、パラメータBに「0」を設定する。また、本実施形態におけるアウト画像データからパラメータBを生成する手法は任意である。
音解析部363は、気象情報生成管理部366の管理の下、通信端末特定部361によって特定された各ユーザIDに基づいて、状態情報DB342に格納済みの状態情報に含まれる各音データを読み出し、当該読み出した各音データを解析する。
具体的には、音解析部363は、状態情報における該当する音データを読み出して、携帯用通信端末装置10の周囲において雨が降っているか否かを判定する。そして、音解析部363は、当該判定結果を示すパラメータ(以下、「パラメータC」という。)を生成し、生成したパラメータCを晴雨判定部365に供給する。
例えば、音解析部363において、降雨状況において発生する雨音の周波数パターンを、事前に登録しておき、当該周波数パターンと一致する音が音データに含まれているか否かを判定する。そして、音解析部363は、雨が降っていると判定した場合に、パラメータCを「1」に設定し、雨が降っていないと判定した場合に、パラメータCを「0」に設定する。
なお、音解析部363は、音データが状態情報DB342に記録されておらず、特定したユーザIDにおいて当該音データを読み出すことができなかった場合(すなわち、状態情報が「−(null)」の場合)には、パラメータCを「0」に設定する。また、本実施形態において、音データからパラメータCを生成する手法は任意である。
照度解析部364は、気象情報生成管理部366の管理の下、通信端末特定部361によって特定された各ユーザIDに基づいて、状態情報DB342に格納済みの状態情報に含まれる各日照データを読み出し、当該読み出した各日照データを解析する。
具体的には、照度解析部364は、状態情報における該当する日照データを読み出して、携帯用通信端末装置10の周囲において雨が降っているか否かを判定する。そして、照度解析部364は、当該判定結果を示すパラメータ(以下、「パラメータD」という。)を生成し、生成したパラメータDを晴雨判定部365に供給する。
例えば、照度解析部364において、事前に雨が降っていると判定可能な閾値となる照度を登録しておき、各日照データの値が当該閾値より小さいか否かを判定する。そして、照度解析部363は、雨が降っていると判定した場合に、パラメータDを「1」に設定し、雨が降っていないと判定した場合に、パラメータDを「0」に設定する。
なお、照度解析部364は、日照データが状態情報DB342に記録されておらず、特定したユーザIDにおいて当該日照データを読み出すことができなかった場合(すなわち、状態情報が「−(null)」の場合)には、パラメータDを「0」に設定する。また、本実施形態において、日照データからパラメータDを生成する手法は任意である。
晴雨判定部365は、画像解析部362、音解析部363及び照度解析部364において、該当する携帯用通信端末装置10の状態情報に基づいて生成されたパラメータA、B、C及びDの4つのパラメータを用いて目的地指定情報によって特定される目的地に雨が降っているか否かを判定する。なお、本実施形態の晴雨判定部365における判定処理の詳細については後述する。
気象情報生成管理部366は、気象情報の提供サービスにログインした状態の携帯用通信端末装置10から所定の時間間隔にて位置情報を取得し、ユーザ管理DB341を更新するとともに、気象情報を所望するユーザの携帯用通信端末装置10から送信された目的地指定情報を通信制御部310を介して受信した場合に、画像解析部362、音解析部363、及び照度解析部364及び晴雨判定部365と連動して、気象情報を生成する気象情報生成処理を実行し、生成した気象情報(具体的には、雨か雨でないか)を該当する携帯用通信端末装置10に配信する。
なお、気象情報生成管理部366は、「雨」の気象情報を該当する携帯用通信端末装置10に配信する場合には、「雨」を示す情報の他に、「雨が降っているので傘を持って外出して下さい。できれば、レインコートを着た方が良いかもしれません」などの文字列を気象情報に含ませるようにしてもよい。また、気象情報生成管理部366は、「雨が降っていない」ことを配信する場合には、当該情報の他に、「晴れているので、傘は不要です」等の文字列を気象情報に含ませるようにしてもよい。
[3.2]晴雨判定部
次に、図7を用いて本実施形態の情報提供サーバ装置30における晴雨判定部365の判定処理の詳細について説明する。なお、図7は、情報提供サーバ装置30のデータ処理部360により得られる各パラメータの値の一例を示す図である。
晴雨判定部365は、該当する携帯用通信端末装置10から取得して状態情報DB342に記録された各状態情報に基づいて生成されたパラメータA、B、C及びDの各値を用いて、所定のユーザが所望する目的地の晴雨(具体的には現在時刻において目的地に雨が降っているか否か)を判定し、判定結果を気象情報生成管理部366に供給する。また、本実施形態の晴雨判定部365は、具体的には以下の二通りの方法によって晴雨判定を行う。
(1)判定方法1
判定方法1としては、晴雨判定部365は、パラメータ毎に画像解析部362、音解析部363及び照度解析部364において生成された各ユーザのスコアの平均値を算出し、当該平均値の和を総スコアとして算出するとともに、当該総スコアが予め定められた閾値に基づいて晴雨判定を行う。
具体的には、晴雨判定部365は、算出した総スコアγが閾値αより大きい場合(総スコアγ>閾値αの場合)に、目的地が「雨」であると判定し、当該算出した総スコアγが閾値以下の場合(総スコアγ≦閾値αの場合)に、雨が降っていないと判定する。
例えば、所定のユーザが所望する目的地周辺に存在するとして特定されたユーザが101、102、103及び104の4人であって、図7に示すような各パラメータが算出された場合を想定する。このような場合においては、パラメータAの値が取れているユーザがユーザ「101」のみであるので、晴雨判定部365は、パラメータAのスコアを1/1=「1.0」と算出する。また、パラメータBの値が取れているユーザは、ユーザAとユーザCの2ユーザであるので、晴雨判定部365は、パラメータBのスコアを0/2=「0.0」と算出し、パラメータC及びパラメータDのスコアを、各々「1.0」と算出する。そして、晴雨判定部365は、平均値の総スコアγを「3.0」と算出し、閾値αの値が「1.7」と設定されていれば、当該目的地の晴雨を「雨」と判定する。
(2)判定方法2
判定方法2として、晴雨判定部365は、経験的に得られた各パラメータの誤検出率に基づいて各パラメータに重み付けを付与しつつ、上記の判定方法1を実行し、晴雨判定を行う。
例えば、イン画像データについては、日傘をさしていても、雨(パラメータAが「1」)と判定されてしまうため、誤検出率が大きい。また、アウト画像データについては、雨が止やんだ後であっても、路面が乾燥する前には、雨(パラメータBが「1」)と判定されるため、これについても誤検出率は大きくなる。さらに、音データについても、周囲の騒音が大きい場合には、誤検出される可能性がある。なお、日照データについては、誤検出率は比較的低いので、本実施形態においては、そのままの値を用いている。
そこで、本判定方法においては、晴雨判定部365は、パラメータ毎に誤検出率を考慮した補正係数βを定め、当該補正係数を用いて上記の判定方法1によって算出された各パラメータのスコアを補正し、補正した各パラメータのスコアの総和が予め定められた閾値より大きいか否かによって目的地の晴雨判定を行う。特に、晴雨判定部365は、誤検出率が高いパラメータについては、値が小さい補正係数を用いるとともに、誤検出率が低いパラメータについては、値が小さい補正係数を用いる。
例えば、パラメータA、B、C、Dのそれぞれについての補正係数をβ1、β2、β3、β4とし、それぞれの値をβ1=0.4、β2=0.5、β3=0.5、β4=1.0とし、図7に例示する場合を想定する。この場合には、総スコアγは、γ=パラメータAのスコア× β1+パラメータBのスコア× β2+パラメータCのスコア× β3+パラメータDのスコア× β4となるので、晴雨判定部365は、(式1)のように総スコアγを算出し、閾値αが1.7とした場合には、γ>αであるので「雨」と判定する。
γ=1×0.4+0×0.5+1×0.5+1×1=1.9 ・・・(式1)
[4]通信システムの動作
次いで、図8を用いて本実施形態の通信システム1の携帯用通信端末装置10及び情報提供サーバ装置30における気象情報生成処理の動作について説明する。なお、図8は、本実施形態の通信システム1において実行される処理を示すフローチャートである。
本動作に先立って、各ユーザは、SNS等の気象情報の提供サービスに利用登録済みであるものとし、各ユーザは、自身の携帯用通信端末装置10を用いて、当該サービスにログインした状態になっているものとする。そして、ユーザ管理DB341には、ログイン中の各携帯用通信端末装置10状態情報が既に登録済みの状態になっているものとする。
また、本動作において、携帯用通信端末装置10において、アプリケーション実行部130は、所定のアプリケーションを実行しているとともに表示制御部150と連動して、ユーザに目的地を選択させる画面を表示部140に表示させているものとする。
まず、アプリケーション実行部130は、ユーザが画面表示に従って、目的地を指定する旨の指示入力を、操作部160を介して検出すると(ステップS100)、目的地位置情報を生成させるとともに、当該目的位置情報を付加した目的地指定情報を生成させる(ステップS101)。
次いで、アプリケーション実行部130は、ネットワーク通信部110を介して、生成した目的地指定情報を含む気象情報の取得要求を情報提供サーバ装置30に送信させ、受信待機状態に移行させる(ステップS102)。
一方、情報提供サーバ装置30においては、気象情報生成管理部366は、携帯用通信端末装置10から送信された気象情報の取得要求を受信すると(ステップS200)、通信端末特定部361に、気象情報取得要求に付加された目的地の位置に基づいて、ユーザ管理DB341に格納された各携帯用通信端末装置の位置情報を検索させる(ステップS201)。このとき、通信端末特定部361は、目的地の現実空間における位置から所定の距離範囲内に存在するユーザのユーザIDを特定し、気象情報生成管理部366に供給する。
次いで、気象情報生成管理部366は、当該特定されたユーザIDを有する携帯用通信端末装置10と連動し、状態情報を取得して状態情報DB342を更新する(ステップS203)。
次いで、気象情報生成管理部366は、画像解析部362、音解析部363及び照度解析部364と連携して、パラメータA、B、C及びDを生成させるとともに(ステップS204)、晴雨判定部365に総スコアγを算出させる(ステップS205)。
次いで、晴雨判定部365は、気象情報生成部366の制御の下、算出した総スコアγと閾値αを比較して降雨状況を判定するとともに(ステップS206)、当該判定結果に基づいて、気象情報を生成する(ステップS207)。
最後に、気象情報生成管理部365は、生成した気象情報を目的地指定情報の送信元の携帯用通信端末装置10に配信して(ステップS208)、本動作を終了させる。
次いで、携帯用通信端末装置10においては、アプリケーション実行部130は、ネットワーク通信部110を介してり気象情報を受信すると(ステップS103)、表示制御部150と連動し、当該受信した気象情報に基づき、当該気象情報に対応した画像を表示部140に表示させて(ステップS104)、本動作を終了させる。
以上のように、本実施形態の通信システム1においては、ユーザによって携帯用通信端末装置10を介して目的地が設定されると、当該目的地から所定の距離(例えば、50m)範囲内に存在する、他の携帯用通信端末装置10を特定し、当該特定した携帯用通信端末装置10によって収集した周辺環境の状態に基づいて気象情報を生成することができる。
したがって、本実施形態の通信システム1においては、目的地周辺の気象に関する環境の状況をリアルタイムに収集することができるので、当該目的地の正確な気象情報を生成することができる。
また、本実施形態の通信システム1においては、ネットワーク20を介して、目的地を設定した携帯用通信端末装置10のユーザに対して、生成した気象情報を提供することができるので、リアルタイムで正確な気象情報を提供することができる。
特に、本実施形態の通信システム1においては、雨による路面が濡れた状態か否か、又は、画像情報の取得元のユーザが傘をさしているか否かなど、降雨時に必須となる環境を画像によって解析すること、周波数解析によってその地点の雨音の有無を解析すること、及び、その地点の照度を計測して明るさを解析するができるので、正確に降雨状況を特定することができるとともに、降雨判定の精度を高めつつ、気象情報を生成することが可能となる。
また、本実施形態の通信システム1においては、画像、音、日照の何れかが信用に値しないような場合に、当該情報に対する重み付けを低くして、信用性の高い情報に基づいて気象情報を生成することができる。
[5]変形例
[5.1]変形例1
上記実施形態においては、晴雨判定部365は、パラメータA、B、C及びDの全てに基づいて総スコアγを算出して、当該総スコアγの値が閾値αを超えるか否かに応じて晴雨判定を行うようにしているが、パラメータA、B、C及びDの少なくともいずれか一つを用いて総スコアγを算出するようにしてもよい。
なお、総スコアγの算出に用いるパラメータが一つであって、そのパラメータの検出誤差を非常に小さくできる場合には、晴雨判定部365は、総スコアγを算出せず、当該パラメータが「1」なのか、「0」なのかに基づいて、晴雨判定を行うようにしてもよい。
[5.2]変形例2
また、上記必実施形態においては、情報提供サーバ装置30内にユーザ管理DB341及び状態情報DB342を設け、これらの各DBを情報提供サーバ装置30のみにおいて管理及び制御する構成としているが、各DBの管理、制御主体は、各々、別個なコンピュータシステムを用いるようにしてもよい。
特に、SNS等の気象情報の提供サービスに関しては別個のサーバ装置を用いて行うようにしてもよい。この場合、各携帯用端末装置10の現在位置を示す位置情報は、当該サーバ装置のDBに格納し、必要に応じて、情報提供サーバ装置30に供給する。
[5.3]変形例3
また、上記実施形態においては、情報提供サーバ装置30によって画像データ、音データ及び照度データに基づいて、晴雨状況を示す情報を含む気象情報を生成及び配信する構成を有しているが、携帯用通信端末装置10に気温センサ及び湿度センサを設けて温度及び湿度を状態情報に含め、晴雨判定が実行されてもよい。すなわち、この場合には、情報提供サーバ装置30は、晴雨判定とともに、温度及び湿度に応じて気象情報を該当する携帯用通信端末装置10に提供する。
例えば、この場合には、各状態情報の温度及び湿度の平均値を算出し、その値を文字列として気象情報として該当する携帯用通信端末装置10に配信してもよいし、当該温度及び湿度が所定の閾値を超えるか否かによって、例えば、服装の提案を含む気象情報を生成するようにしてもよい。
[5.4]変形例4
また、上記実施形態においては、目的地近辺に存在するユーザの携帯用通信端末装置10のみから状態情報を取得して、気象情報を生成する構成としたが、当該状態情報とアメダスから取得される情報の双方に基づいて気象情報を生成するようにしてもよい。
[5.5]変形例5
また、上記実施形態においては、情報提供サーバ装置30は、気象情報の取得要求をした携帯用通信端末装置10に生成した気象情報を配信しているが、目的地の気象情報を生成し、生成した気象情報を、配信せずに、当該取得要求をしたユーザの操作によって所定のWeb再度で閲覧可能に記録してもよい。
1 … 通信システム
10 … 携帯用通信端末装置
30 … 情報提供サーバ装置
100 … 記録部
110 … ネットワーク通信部
120 … 現在位置検出部
130 … アプリケーション実行部
140 … 表示部
150 … 表示制御部
160 … 操作部
170 … 端末管理制御部
181 … 撮像部
182 … 音データ生成部
183 … 日照測定部
310 … 通信制御部
320 … ROM/RAM
330 … タイマ
340 … 記録装置
341 … ユーザ管理DB
342 … 状態情報DB
350 … サーバ管理制御部
360 … データ処理部
361 … 通信端末特定部
362 … 画像解析部
363 … 音解析部
364 … 照度解析部
365 … 晴雨判定部
366 … 気象情報生成管理部

Claims (10)

  1. ネットワークを介して接続された通信端末装置に所定の地点における気象情報を提供する気象情報生成装置であって、
    複数の前記通信端末装置の現在位置を、現在位置情報として収集する収集手段と、
    一の前記通信端末装置から当該通信端末装置のユーザが前記気象情報を所望する地点の位置情報を目的地指定情報として取得する目的地指定情報取得手段と、
    前記取得された目的地指定情報によって指定される目的地と前記収集した各通信端末装置の現在位置とに基づいて、当該目的地から現実空間における所定の距離範囲内に存在する他の前記通信端末装置を特定する特定手段と、
    前記特定された他の通信端末装置から前記気象情報の演算及び生成に必要となる当該他の通信端末装置の周辺環境の状態を示す状態情報を取得する状態情報取得手段と、
    前記取得された状態情報に基づいて、前記気象情報を生成する生成手段と、
    を具備することを特徴とする、気象情報生成装置。
  2. 請求項1に記載の気象情報生成装置において、
    前記生成された前記気象情報を該当する前記通信端末装置に対して配信する配信手段を更に備える、気象情報生成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の気象情報生成装置において、
    前記状態情報には、当該状態情報の取得元である前記他の通信端末装置によって取得された該当する通信端末装置の周辺環境における画像情報が含まれており、
    前記気象情報生成手段が、前記画像情報を含む状態情報に基づいて前記気象情報を生成する、気象情報生成装置。
  4. 請求項3に記載の気象情報生成装置において、
    前記画像情報を画像解析することによって前記他の通信端末装置の周囲における路面が濡れているか否かを解析する画像解析手段を更に有し、
    前記気象情報生成手段が、前記路面が濡れていると判定された場合に、目的地又はその周辺エリアが降雨状態にある旨を示す気象情報を生成する、気象情報生成装置。
  5. 請求項3に記載の気象情報生成装置において、
    前記画像情報を画像解析することによって前記他の通信端末装置のユーザが傘をさしているか否かを解析する画像解析手段を更に有し、
    前記気象情報生成手段が、前記傘をさしていると判定した場合に、目的地又はその周辺エリアが降雨状態にある旨を示す気象情報を生成する、気象情報生成装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の気象情報生成装置において、
    前記状態情報には、当該状態情報の取得元である前記他の通信端末装置によって取得された、周囲の音に対応した音情報が含まれており、
    前記気象情報生成手段が、前記音情報に基づいて前記気象情報を生成する、気象情報生成装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の気象情報生成装置において、
    前記状態情報には、前記状態情報の取得元である前記他の通信端末装置の周囲の明るさが所定の閾値を超えるか否かを示す日照情報が含まれており、
    前記気象情報生成手段が、前記日照情報に基づいて前記気象情報を生成する、気象情報生成装置。
  8. 請求項7に記載の気象情報生成装置において、
    前記画像情報、各他の携帯用通信端末装置から送信された音情報及び日照情報の各々に対して重み付けを行う重み付け手段を更に有し、
    前記状態情報には、前記画像情報、前記音情報及び前記日照情報の少なくともいずれかが含まれており、
    前記気象情報生成手段が、前記重み付けされた、画像情報、音情報及び日照情報に基づいて前記気象情報を生成する、気象情報生成装置。
  9. ネットワークを介して接続された複数の通信端末装置に所定の地点における気象情報を提供するコンピュータを、
    前記各通信端末装置の現在位置を、現在位置情報として収集する収集手段、
    一の前記通信端末装置から当該通信端末装置のユーザが前記気象情報を所望する地点の位置情報を目的地指定情報として取得する目的地指定情報取得手段、
    前記取得された目的地指定情報によって指定される目的地と前記収集した各通信端末装置の現在位置とに基づいて、当該目的地から現実空間における所定の距離範囲内に存在する他の前記通信端末装置を特定する特定手段、
    前記特定された他の通信端末装置から前記気象情報の演算及び生成に必要となる当該他の通信端末装置の周辺環境の状態を示す状態情報を取得する状態情報取得手段、及び、
    前記取得された状態情報に基づいて、前記気象情報を生成する生成手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  10. 前記ネットワークに接続された複数の通信端末装置と、
    前記通信端末装置に所定の地点における気象情報を提供するサーバ装置と、
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記各通信端末装置の現在位置を、現在位置情報として収集する収集手段と、
    一の前記通信端末装置から当該通信端末装置のユーザが前記気象情報を所望する地点の位置情報を目的地指定情報として取得する目的地指定情報取得手段と、
    前記取得された目的地指定情報によって指定される目的地と前記収集した各通信端末装置の現在位置とに基づいて、現実空間における所定の距離範囲内に存在する他の前記通信端末装置を特定する特定手段と、
    前記特定された他の通信端末装置から前記気象情報の演算及び生成に必要となる当該他の通信端末装置の周辺環境の状態を示す状態情報を取得する状態情報取得手段と、
    前記取得された状態情報に基づいて、前記気象情報を生成する生成手段と、
    を具備することを特徴とする通信システム。
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