JP2014037441A - プロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂を含む化粧用組成物および化粧品として許容可能な芳香族溶媒 - Google Patents

プロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂を含む化粧用組成物および化粧品として許容可能な芳香族溶媒 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、以下を含む化粧用組成物に関するものである。
【解決手段】:(a) 少なくとも1種のプロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂;(b)少なくとも1種の化粧品として許容可能な芳香族溶媒;(c)少なくとも1種の顔料;および(d)任意に、組成物が揮発性溶媒を実質的に含まない、少なくも1種の共溶媒。唇を上記組成物と接触させることにより、唇上に継続した光沢を付与する方法もまた開示される。
【選択図】なし

Description

本出願は2005年12月5日に出願された、「プロピルフェニルシルセスキオキサンを含む化粧用組成物および化粧品として許容可能な芳香族溶媒」と題された米国仮出願番号60/942352号に対して優先権を主張し、ここに参照により組み込まれるものである。
意図される使用に応じて、化粧用組成物は複数の特性を有している必要がある。身につけること、身につけることの快適性、付着および移転しないことまたは移転抵抗性は、顔、目、唇、爪または髪に対する化粧用組成物のほとんどにおいて有益である。ファンデーション、頬紅、またはコンシーラーにおいて光沢/輝きのような他の特性は必要ではないが、爪、唇、または髪に対する組成物において活発に追求されてよい。市販の化粧用組成物は、消費者に求められる特性の1つまたはそれ以上を一緒に与える成分の組み合わせを使用する。化粧用組成物に使用される成分の数を制限することにより、望まれる特性を保持する間の効率性を生み出すことになる。現在、そのような生産物の光沢または輝きをさらに増強するための高屈折率流動体を添加することにより光沢を取得してよいが、光沢または輝きの着用は制限される。
米国仮出願番号60/942352号 国際公開特許番号2005/090444号 米国公開特許番号20040180011号 米国公開特許番号20040156806号 米国特許第5783657号 米国特許第6402408号 米国特許第6268466号 米国特許第6552160号 米国特許出願2006/0120983 A1号 米国特許第7127280号 米国特許出願2003077240 A1号 CTFA dictionary (第6版, 1995) The International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook, 第9版, 2002年,pp.2903-2906 Encyclopedia of Chemical Technology, KIRK-OTHMER, volume 22, pp. 333-432, 3rd edition, 1979, Wiley
既知の光沢増強剤を使用することに関係する一つの問題は、それが光沢を増加する傾向を持つ一方、増加した光沢が極度に一時的なものであることである。言い換えれば、唇上数時間の後、光沢はなくなり、使用者は光沢を保持するために唇光沢組成物を再使用しなければならない。
それゆえ、唇上に継続した光沢を付与することが可能な唇処理組成物を提供することが本発明の1つの目的である。
伝統的な光沢増強剤を使用することに関係する他の問題は、それが唇処理組成物を粘着性にし、使用するには心地よくなくする傾向があることである。これは、光沢オイルの移動を遅くするために使用される、高粘度を有する高分子量ポリマーの存在による。
それゆえ、粘着性がより低く、使用するためにより心地よい、および持続する光沢を提示する化粧用組成物を提供することが本発明の別の目的である。
<発明の簡潔な要約>
本発明の第一の特徴は、以下を含む化粧用組成物に関するものである。すなわち:
(a)樹脂のシロキシ単位の総モル%に対して約80モル%までからのプロピルシロキシ単位、および樹脂のシロキシ単位の総モル%に対して約20モル%から約100モル%までのフェニルシロキシ単位を含む少なくとも1種のプロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂;
(b)少なくとも1種の化粧品として許容可能な芳香族溶媒;
(c)少なくとも1種の顔料;および
(d)任意に、約150から約10,000の分子量を有し、組成物が揮発性溶媒を実質的に含まない、少なくも1種の共溶媒。
本発明の第二の特徴は、前記で開示された化粧用組成物を唇に使用することを含む、持続する光沢/輝きを唇に付与する方法に関するものである。
<発明の詳細な記述>
実施例におけるものとほかに、または別途示されている場合、成分の量および/または反応条件を表す全ての数は、「約」の語により全ての例において修飾されるものと理解される。
<プロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂>
シルセスキオキサン樹脂は、シリコーン樹脂の特異的な形態である。シリコーン樹脂は、室温で固体であり一般に有機溶媒に可溶である架橋オルガノポリシロキサンである。それが揮発性溶媒に可溶性であるとき、ひとたび溶媒が蒸発したあとシリコーン樹脂は膜を形成することが可能である。さらに、使用される基質上に、シリコーン樹脂を溶解している溶媒が吸着するならば、基質上に残留するシリコーン樹脂もまた膜を形成してよい。
本発明の組成物は、2005年9月29日公開された国際公開特許番号2005/090444号の特許文献、2004年9月16日公開された米国公開特許番号20040180011号、2004年8月12日公開された米国公開特許番号20040156806号で開示されているプロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂を含み、各特許文献の内容全体が参照してここに取り込まれている。
文献DIN 53180 "Softening Point of Resins”により決定されるように、約30℃から約80℃のような、および約40℃から約70℃のような、約30℃から約100℃の範囲で好ましくはプロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂は軟化する。
フェニルシロキシ単位に対するプロピルシロキシ単位のモル%を、意図される使用に応じて調節することができる。そのように、プロピルシロキシ単位:フェニルシロキシ単位が、70:30; 60:40; 50:50; 40:60; 30:70; 20:80; 10:90; 0:100; およびその間の部分範囲のような、約80:20から約0:100である範囲のモル%を有するプロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂を有することが可能である。
適切なプロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂は、Wacker Chemical, Adrian, MIより購入可能なBelsil(登録商標)SPR 45;Dow Corning, Midland, MIより購入可能なDC217;Dow Corning, Midland, MIより購入可能で、30モル%のプロピルおよび70モル%のフェニルシルセスキオキサンであるDC Z-6018を含むがそれに限定されない。
プロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂中のフェニルシロキシ単位のモル%を、望まれる結果に応じて選択することができる。フェニルシロキシ単位が高いほど、組成物はより光沢/輝きが大きいことが期待される。
フェニルシルセスキオキサン樹脂が使用される場合、フェニルシルセスキオキサン樹脂を可塑化するためにプロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂もまた使用する必要があってよいことに注意すべきである。
約10重量%から約60重量%;約15重量%から約50重量%;約20重量%から約40重量%のように、約5重量%から約70重量%の範囲量で、少なくとも1種類のプロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂が本発明の化粧用組成物に一般に存在し、全ての重量は組成物全体の重量に対するものである。
<化粧用として許容しうる芳香族溶媒>
本発明の組成物は、化粧用として許容しうる芳香族溶媒を含む。
化粧用として許容しうる芳香族溶媒は、その分子中に芳香族タンパク質を含むであろう。
化粧用として許容しうる適切な芳香族溶媒は、フェニル化シリコーン、ベンゾエートエステル、ベンジルエステル、アルキル化ベンジルエステル、アルキル化ベンジルエーテル、およびそれらの混合物を含むがそれに限定されない。化粧用として許容しうる好ましい芳香族溶媒は、Dow CorningよりDC555として購入可能なトリメチルペンタフェニルトリシロキサン、Finnsolv TNとして購入可能なC12-15アルキルベンゾエート、Crodamol STSとして購入可能なPPG-3ベンジルエーテルミリステート、Nikkol BZ-2として購入可能なPEG-2ベンジルエーテル、Pelemol 612として購入可能なベンジルドデカノエート、Finsolv SBとして購入可能なイソステアリルベンゾエート、X-tend 226として購入可能なフェネチルベンゾエート、Finsolv EBとして購入可能な2-エチルヘキシルベンゾエート、Finsolv BODとして購入可能なオクチルドデシルベンゾエート、Finsolv PG-22として購入可能なジプロピレングリコールジベンゾエートのようなポリ(プロピレングリコール)ジベンゾエートを含むがそれに限定されない。
全ての重量は組成物全体の重量に対するもので、約5重量%から約80重量%のように;約10重量%から約70重量%のように;約15重量%から約60重量%のように;約20重量%から約50重量%のように;約25重量%から約40重量%のように、約1重量%から約95重量%の範囲量で、化粧用として許容しうる芳香族溶媒は本発明の組成物に典型的に存在するであろう。
<着色剤>
本発明の化粧用組成物はまた、顔料または染料のような化粧用として許容しうる少なくとも1種類の着色剤も含むであろう。適切な顔料の例は、無機顔料、有機顔料、レーキ、真珠光沢顔料、虹色または光学的可変顔料、およびそれらの混合物を含むがそれに限定されない。顔料は、無機または有機、白色または着色粒子を意味すると理解されるべきである。顔料は任意に、本発明の範囲で表面処理されるが、シリコーン、ペルフルオロ化合物、レシチン、およびアミノ酸のような処理に限定されない。
本発明で使用できる無機顔料の代表例は、以下からなる群より選択されるものを含む。すなわち:文献CI 77,891のColor Indexにコードされるルチルまたはアナターゼチタニウム二酸化物;文献CI 774,99、77,492、および77,491にコードされる黒、黄、赤および茶色鉄酸化物;マンガンバイオレット(CI 77,742);群青(CI 77,007); 酸化クロム(CI 77,288);クロム水和物(CI 77,289);およびフェリックブルー(ferric blue) (CI 77,510)ならびにそれらの混合物。
本発明で使用できる有機顔料およびレークの代表例は、以下を含むがそれに限定されない。すなわち:D&CレッドNo.19(CI 45,170)、D&CレッドNo. 9(CI 15,585)、D&CレッドNo.21 (CI 45,380)、D&CオレンジNo.4 (CI 15,510)、D&CオレンジNo. 5 (CI 45,370)、D&CレッドNo.27 (CI 45,410)、D&CレッドNo. 3(CI 15,630)、D&CレッドNo.7 (CI 15,850)、D&CレッドNo.6(CI 15,850)、D&CイエローNo.5(CI 19,140)、D&CレッドNo.36 (CI 12,085)、D&CオレンジNo.10(CI 45,425)、D&CイエローNo. 6 (CI 15,985)、D&CレッドNo.30 (CI 73,360)、D&CレッドNo.3 (CI 45,430)およびコチニール(Cochineal Carmine)(CI 75,570)に基づく顔料およびレーク、ならびにそれらの混合物。
本発明で使用できる真珠光沢顔料の代表例は、酸化チタニウムで被覆されるマイカ、二酸化チタニウムで被覆されるマイカ、オキシ塩化ビスマス、オキシ塩化チタニウムのような白色真珠光沢顔料、酸化鉄を有するチタニウムマイカ、フェリックブルー、酸化クロムおよびその類似物を有するチタニウムマイカ、上記言及された種類の有機顔料を含むチタニウムマイカ、ならびにオキシ塩化ビスマスおよび混合物に基づくもののような着色真珠光沢顔料を含む。
本発明の組成物で使用される着色剤の正確な量および種類は、色、強度、および化粧用組成物の使用に依存し、その結果として、化粧用配合物の当業者により決定されるであろう。
本発明の組成物は、揮発性溶媒が実質的に存在しない。「実質的に存在しない」という語により、組成物全体の重量に対して、約3重量%より少ない量で揮発性溶媒が本発明の組成物中に存在することが意味されている。
揮発性溶媒は、もし約3重量%より少ない量で存在するならば、揮発性シリコーン溶媒および/または揮発性非シリコーン溶媒であってよい。好ましくは、揮発性溶媒は、低くても40°Cの引火点を有する。約3重量%より少ない量で存在する揮発性シリコーン溶媒の例は、室温で6cStより小さいまたは等しい粘性を有し、シクロメチコンおよびジメチコンのような2個から7個のケイ素原子を有する直鎖状または環状シリコーンオイルを含むが、それに限定されない。約3重量%より少ない量存在する揮発性非シリコーン溶媒の例は、C8〜C16イソパラフィン、イソドデカン、IsoparまたはPermethylの商標名で販売されるオイル、イソヘキシルまたはイソデシルネオペンタノエートおよびそれらの混合物のようなC8〜C16分枝エステルのような揮発性炭化水素オイル、アルコール、揮発性エステル、および揮発性エーテルを含むが、それに限定されない。
<添加剤/助剤>
本発明の組成物は、さらに化粧としての利点を提供する、および/または前記組成物のさまざまな物理形態を容易にするために、さらに添加剤または助剤を含んでよい。
<共溶媒>
唇上に使用する間の化粧用組成物の移動および平準化、ならびに唇上におけるその感覚および快適性を改善するために、化粧用組成物中に共溶媒をさらに含むことが望ましくあってもよい。
使用されてよい共溶媒は典型的には、約200から約5,000のような、約250から約2,500のような、約150から約10,000の範囲の重量平均分子量を有するであろう。
本発明で使用されてよい非揮発性共溶媒は以下を含むがそれに限定されない。すなわち:脂肪族および/または芳香族と混合されるモノエステル、ジエステル、トリエステル、以下のような極性油:ペルヒドロスクアレンのような動物起源炭化水素ベース油;脂肪酸が種々の鎖長を有してよく、この鎖は直鎖状でも分枝状であってよく、および飽和または非飽和であってよい、脂肪酸およびグリセロールの液体トリグリセリドのような植物起源炭化水素ベース油;これらの油は以下から選択することができ、例えば:麦芽油、ヒマワリ油、コーン油、大豆油、マロー油、ブドウ種子油、ブラックカラント種子油、ゴマ油、ヘーゼルナッツ油、アンズ油、マカダミア油、ヒマシ油、アボカド油、カリテバター(karite butter)、甘扁桃油、綿花油、アルファルファ油、ケシ油、カボチャ油、月見草油、ミレット油、大麦油、キヌアオイル、オリーブオイル、ライ麦油、ベニバナ油、ククイノキ油、トケイソウ油、ジャコウバラ油、およびStearineries Dubois社により販売されているもの、あるいはDynamit Nobel社によりMiglyol(登録商標) 810, 812および818の名で販売されているもののような、カプリル/カプリン酸トリグリセリド;式R1COOR2の天然または合成エステル[前記式中、R1は7個から19個の炭素原子を含む高級脂肪酸基、R2は3個から20個の炭素原子を含む分枝炭化水素ベース鎖、例えばプルセリン油(セトステアリルオクタノエート)、イソプロピルミリステート、アルキルまたはポリアルキルオクタノエート、デカノエート、またはリシノリエートのような];式RaCORbの合成エステル[前記式中、RaはC5〜C19アルキルラジカル、RbはC5〜C20アルキルラジカル];オクチルドデカノールまたはオレイルアルコールのような、少なくとも12個の炭素原子を含む脂肪アルコール;(アルキル)シクロアルカンのような環状炭化水素[ここでアルキル鎖は、シクロヘキサンまたはジオクチルシクロヘキサンのように、直鎖状または分枝状であり、飽和または非飽和であり、および1個から30個の炭素原子を含む];トリエタノールアミンのような第一級、第二級、または第三級アミン;その全内容がここに参照して取り込まれる米国特許出願2003077240 A1号に記載されているもののような、液体フェニルシルセスキオキサン;ならびにそれらの混合物。
適切な共溶媒は、さらに以下を含むがそれに限定されない。すなわち:イソプロピルミリステート(Mw=270)、イソプロピルパルミテート(Mw=300)、イソノニルイソノナノエート、セチルエチルヘキサノエート(Mw=368)、ネオペンチルグリコールジエチルヘキサノエート(Mw=356)、ジイソプロピルセバケート(Mw=286)、カプリン酸/カプリル酸トリグリセリド(Mw=500)、ジイソプロピルダイマージリノリエート(Mw=644)、ジイソステアリルフマレート(Mw=620)、ジイソステアリルマレート(Mw=640)。
ペンタエリトリチルテトラオレエート、ネオペンチルグリコールジエチルヘキサノエート、ジエチルヘキシルセバケートおよびトリカプリレート/トリカプレートのようなエステルもまた使用されてよい。
さらなる共溶媒の例は、以下を含んでよいが、それに限定されない。すなわち:Dow Corning社により商標名「DC2-2078(登録商標)」で商品化されているアミノプロピルフェニルトリメチコン、Goldschmidt社により商標名「Abil AV 8853(登録商標)」で商品化されているもの、Dow Corning社により商標名「DC 554(登録商標)」「DC 556(登録商標)」で商品化されているもの、GE Silicones社により商標名「SF 558(登録商標)」で商品化されているもの、Rhone-Poulencにより商標名「Silbione 70633 V 30(登録商標)」で商品化されているもの、PDM 20(登録商標)のような商標名Belsilで商品化されているもののようなフェニル化シリコーン、25oCでおよそ20 cStの粘性を有するフェニル化シリコーン;25oCでおよそ200cStの粘性を有するフェニル化シリコーンである、Belsil PDM 200(登録商標);25oCでおよそ1,000cStの粘性を有するフェニル化シリコーンである、Belsil PDM 1000(登録商標)(Belsil(登録商標)は、Wacker Chemical社の登録商標である)。全ての重量は組成物全体の重量に対するもので、約5重量%から約60重量%のような;約15重量%から約40重量%のような;約1重量%から約70重量%の量で本発明の化粧用組成物中に少なくとも1種類の共溶媒が典型的には存在してよい。
<修飾シリコーン>
本発明の化粧用組成物は、質感および快適性を改善するために少なくとも1種類の修飾シリコーンを含んでよい。適切な修飾シリコーンの例は、以下を含むがそれに限定されない。すなわち:ポリエチレンオキシおよび/またはポリプロピレンオキシ修飾シリコーン、アルコキシ修飾シリコーン、ヒドロキシアルキル修飾シリコーン、アシルオキシアルキル修飾シリコーン、アルキル修飾シリコーン、アミノ修飾シリコーン、エポキシ修飾シリコーン、カルボキシ修飾シリコーン、クロロアルキル修飾シリコーン、高級アルコールアルキルエステル修飾シリコーン、アルコール修飾シリコーン、ポリエーテル修飾シリコーン、アルキルポリグリセリル修飾シリコーン、ペルフルオロアルキルポリエステル共修飾シリコーン、およびフッ素修飾シリコーン。
全ての重量は組成物全体の重量に対するもので、約20重量%までのように;約10重量%までのように;約30重量%までの量で、本発明の化粧用組成物中に修飾シリコーンは存在してよい。
<ワックス/構造化剤>
一部の実施態様において、密集する、または室温で流れない化粧用組成物を配合することが望ましくあってよい。これは、ワックスおよび/または他の構造化剤でありうる構造化剤の使用によって達成することができる。ワックスを含まない、本発明による構造化組成物を配合することがまた望ましくあってもよい。
ワックスが使用される場合、本発明の組成物における使用に適するワックスは化粧品および皮膚科学において一般に使用されるものである。その例は、ビーワックス(ミツロウ)、カルナウバワックス、カンデリラワックス、オウリキュリ(ouricury)ワックス、日本ワックス、コークファイバーワックス、サトウキビワックス、パラフィンワックス、亜炭ワックス、微結晶ワックス、ラノリンワックス、モンタンワックス、オゾケライト、および水素化ホホバ油のような水素化油のような天然源のものを含むがそれに限定されない。適切な合成ワックスの例は、以下を含むがそれに限定されない。すなわち:エチレンの重合に由来するポリエチレンワックス;フィッシャー・トロプシュ合成により取得されるワックス;40°Cで、例えば55°Cより高い温度で、固体である脂肪酸およびグリセリド;アルキルおよびアルコキシポリ(ジ)メチルシロキサンのようなシリコーンワックス;および/または40°Cで、例えば55°Cより高い温度で、固体であるポリ(ジ)メチルシロキサンエステル。
構造化剤はまた以下を含むがそれに限定されない。すなわち:
(A) Uniclear(登録商標)またはSylvaclear(登録商標)として商業上周知であるもののような非シリコーンベースのポリアミド。これらの非シリコーンポリアミドは、Uniclear(登録商標)80または100として知られるエステル末端のような、Sylvaclear(登録商標)A200として知られるアミド末端のような、およびSylvaclear(登録商標)AF1900として知られるポリアルキレンオキシ末端のような、ならびにポリエステルアミド末端のエステルのような、異なる末端基を有する。これらの非シリコーンポリアミドは、例えばArizona Chemical Company, Jacksonville, FLより入手可能であり、米国特許第5783657号、米国特許第6402408号、米国特許第6268466号、米国特許第6552160号に記載され、その全内容は引用として取り込まれている。
(B) シリコーンベースのポリアミド樹脂は、米国特許出願2006/0120983 A1号に記載されたものであり、その全内容は引用としてここに取り込まれている。
構造化剤は、本発明の化粧用組成物中に、組成物全体の重量に対して約0.1重量%から約30重量%までの量で存在してよい。
<ゲル化剤>
本発明の組成物はまた、任意に少なくとも1種類のゲル化剤でゲル化されてもよい。ゲル化剤は、液体脂肪相粘性を増大させ、前記脂肪相に導入されたとき固体または流動性組成物をもたらす。ゲル化剤は、ワックス質ではないという意味でワックスを包含しない。少なくとも1種類のゲル化剤は、ポリマー形態のゲル化剤、および鉱物形態のゲル化剤より選択されてよい。ゲル化剤は、化学的細網化によってゲル化する薬剤、および物理的細網化によってゲル化する薬剤より選択されてよい。
修飾粘土(modified clay)をゲル化剤として使用してよく、その例は以下を含むがそれに限定されない。すなわち:Rheox社により「Bentone 34(登録商標)」の名で販売または製造される商品、Southern Clay社により販売または製造される「Claytone XL(登録商標)」、「Claytone 34(登録商標)」、および「Claytone 40(登録商標)」のような、クオタニウム-18ベントナイトとしても知られる塩化ジステアリルジメチルアンモニウムで修飾されるヘクトライトのような、C10〜C22脂肪酸の塩化アンモニウム塩で修飾されるヘクトライト、クオタニウム-18ベンザルコニウムベントナイトの名で知られ、ならびにSouthern Clay社により「Claytone HT(登録商標)」、「Claytone GR(登録商標)」、および「Claytone PS(登録商標)」の名で販売または製造される修飾粘土、Southern Clay社により「Claytone APA(登録商標)」、および「Claytone AF(登録商標)」の名で販売または製造される商品、ならびにRheox社により販売または製造される「Baragel 24(登録商標)」のような、ステアリルコニウムベントナイトとして知られる塩化ステアリルジメチルベンゾイルアンモニウムで修飾される粘土。
本発明で使用することができる他の鉱物ゲル化剤は、フュームドシリカのようなシリカを含む。フュームドシリカは、例えば約5 nmから約200 nmの範囲である、ナノメートル規模からマイクロメートル規模であってよい粒径を有する。フュームドシリカは、微細分割シリカを生成する、水素-酸素炎中における揮発性ケイ素化合物の高温加水分解により取得されてよい。この方法により、表面に多数のシラノール基を有する親水性シリカを取得することが可能になる。そのような疎水性シリカは、例えばDegussa社により「Aerosil 130(登録商標)」、「Aerosil 200(登録商標)」、「Aerosil 255(登録商標)」、「Aerosil 300(登録商標)」、および「Aerosil 380(登録商標)」の名で、ならびにCabot社により「CAB-O-SIL HS-5(登録商標)」、「CAB-O-SIL EH-5(登録商標)」、「CAB-O-SIL LM-130(登録商標)」、「CAB-O-SIL MS-55(登録商標)」、および「CAB-O-SIL M-5(登録商標)」の名で販売または製造されている。
それゆえ、化学的反応により親水性シリカの表面を化学的に修飾し、シアノール基の数を減少させることが可能である。シアノール基を、例えば疎水基と交換することができ:そしてそれにより疎水性シリカが与えられる。疎水基は、特にヘキサメチルジシラザンの存在下でフュームドシリカを処理することにより取得されるトリメチルシロキシル基であってよい。そして処理されたシリカはCTFA dictionary (第6版, 1995)により「シリル化シリカ」として知られている。それは例えば、Degussa社により「Aerosil R812(登録商標)」、およびCabot社により「CAB-O-SIL TS-530(登録商標)」;特にポリジメチルシロキサンまたはジメチルジクロロシランの存在下でフュームドシリカを処理することにより取得されるジメチルシリルオキシルまたはポリジメチルシロキサン基と言及されて販売または製造されている。そして処理されたシリカはCTFA dictionary (第6版, 1995)により「シリル化シリカジメチル」として知られている。それは例えば、Degussa社により「Aerosil R972(登録商標)」、および「Aerosil R974(登録商標)」の名で、ならびにCabot社により「CAB-O-SIL TS-610(登録商標)」、および「CAB-O-SIL TS-720(登録商標)」;フュームドシリカをシランアルコキシドまたはシロキサンと反応させることに由来する群と言及されて販売または製造される。これらの処理シリカは例えば、Degussa社により「Aerosil R805(登録商標)」と言及されて販売または製造される商品である。
本発明により、フュームドシリカのような疎水性シリカを脂溶性ゲル化剤として使用してよい。フュームドシリカを使用することにより、ワックス、充てん剤および顔料(真珠層を含む)のような不透明化粒子の非存在下で染み出さない、特に棒状の形態で半透明または透明でさえある組成物を取得することができる。
少なくとも1種類の脂溶性ゲル化剤により、化粧品および皮膚科学で伝統的に使用されるもののようなワックスでは不可能な、組成物の光沢外見を変換すると同時に、組成物の染み出しを制限することが可能となり、および安定性を増加させることを可能となる。
少なくとも1種類の脂溶性ゲル化剤は、使用されるならば、全ての重量は組成物全体の重量に対するもので、約0.1重量%から約15重量%までのように;約0.1重量%から約10重量%までのように;約0.1重量%から約20重量%までの量で本発明の化粧用組成物中に存在してよい。
本発明の化粧用組成物はまた、化粧品としてまたは皮膚化学的に許容可能である以下のような他の添加物もさらに含んでよい。すなわち:増粘剤、塗膜形成要素、可塑剤、抗酸化剤、界面活性剤、精油、保存剤、香料、充てん剤、ペースト状脂肪物質、ワックス様脂肪物質、中和剤、およびポリマー、ならびに例えば、柔軟化粧水、補湿剤、ビタミン、必須脂肪酸および薬物のような、化粧用活性剤および/または皮膚科学的活性剤。
さらなる塗膜形成要素をまた、本発明の化粧用組成物中に使用してもよい。塗膜形成要素は、塗膜形成ポリマーとしてもまた知られている。「塗膜形成ポリマー」の語は、単独および/または可塑剤の存在下で、分離可能な塗膜を形成することができるポリマーを意味すると理解される。塗膜形成ポリマーを、組成物の溶媒中に粒子の形態で溶解または分散することができる。
適切な塗膜形成要素を、ラジカルポリマー、ポリコンデンセート、および天然源のポリマーより選択することができる。そのような許容可能な塗膜形成要素を、「The International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook, 第9版, 2002年 ,pp.2903-2906」で見つけてもよい。適切な塗膜形成要素は、以下を含むがそれに限定されない。すなわち:ビニルおよびアクリル酸ポリマー、ポリウレタン、ポリエステル、アルキド樹脂、エポキシエステル樹脂、ニトロセルロースのようなセルロースポリマー、セルロースアセテート、セルロースアセテートプロピオネート、またはセルロースアセテートブチレートのようなセルロースエステル、アリールスルホンアミドとのホルムアルデヒドの濃縮の結果生ずる樹脂、ならびにそれらの混合物。さらに、トリメチルシロキシシリケートのような、シルセスキオキサン以外のシリコーン樹脂を塗膜形成要素は含んでよい。
可塑剤の使用は本発明の化粧用組成物中に必要ではないが、それにもかかわらずその使用が望ましくあってよい。可塑剤は、処理を促進させ、およびポリマー分子の内部修飾により最終生成物の柔軟性および強靭性を増大させる両方の目的で高重合体に添加される有機化合物である。適切な可塑剤の例は、オイル、セルロースエステル、フタレートエステル、アジペートエステル、セバケートエステル、トリクレシルフォスフェート、ヒマシ油、グリコールエーテル、ベンジルアルコール、トリエチルシトレート、およびプロピレンカーボネートを含むが、それに限定されない。
可塑剤は、使用されるならば、全ての重量は組成物全体の重量に対するもので、組成物全体の重量に対して約2重量%から約50重量%までのように;約5重量%から約20重量%までのように;約1重量%から約70重量%までの量で本発明の化粧用組成物中に典型的には存在してよい。
本発明の組成物は、界面活性剤を含んでよいエマルジョンまたはその混合物の形態であってよい。本発明の組成物における使用に適切な、エマルジョンの形態である界面活性剤は、アニオン性、非イオン性、両性、およびカチオン性界面活性剤を含む。界面活性剤の性質および(エマルジョン化)機能の定義については、例えばEncyclopedia of Chemical Technology, KIRK-OTHMER, volume 22, pp. 333-432, 3rd edition, 1979, Wiley、特にアニオン性、およびカチオン性界面活性剤に関する、この文献のpp. 347-377を参照のこと。
本発明の組成物において有用である適切なアニオン性界面活性剤は、アミン、アンモニアまたはそれらのアルカリ金属塩により中和されたC16〜C30脂肪酸を含むが、それに限定されない。
本発明の組成物において有用である適切な非イオン性界面活性剤は、脂肪酸、脂肪アルコール、ポリエトキシ化ステアリルアルコールまたはセチルステアリルアルコールのような、ポリエトキシ化脂肪アルコールまたはポリグリセロール化脂肪アルコール、脂肪およびショ糖のエステル、ならびにグルコースアルキルエステル、特にポリオキシエチレン化C1〜C6アルキルグルコース脂肪エステルを含むが、それに限定されない。
適切な両性界面活性剤は、ベタイン、スルタイン、ヒドロキシスルタイン、アルキルアンホジアセテート、アルキルアンホジピロピオナート、およびイミダゾリン、またはそれらの塩を含むが、それに限定されない。アミノ酸、タンパク質、およびその類似物とともに形成されるもののような、他の脂肪酸凝縮物もまた適切である。明確な例は、ココアンホジプロピオナート、例えば、Rhone-Poulencより塩を含まない形態で入手可能な「Miranol C2M-SF(登録商標)」(ココアンホジプロピオナート二ナトリウム)、およびCrodaより入手可能な「Crosultaine C-50(登録商標)」(ココアンホジプロピルヒドロキシスルタイン)を含んでよい。
適切なカチオン性界面活性剤は、第四級アミン、アミン酸化物、およびアミン、例えばアルキル アミン、アルキルイミダゾリン、エトキシル化アミン、第四級化合物、および四級化エステルを含むが、それに限定されない。
界面活性剤は、全ての重量は組成物全体の重量に対するもので、約5重量%から約15重量%までのように、約1重量%から約30重量%までの範囲である量で本発明の化粧用組成物中に存在してよい。
本発明の組成物における適切な保存料は、以下を含むがそれに限定されない。すなわち:フェノキシエタノール、アルキルp-ヒドロキシベンゾエート[ここでアルキル基は1, 2, 3, 4, 5または6個の炭素原子、および好ましくは1から4個の炭素原子を有する]、例えば、メチルp-ヒドロキシベンゾエート(メチルパラベン)、エチルp-ヒドロキシベンゾエート(エチルパラベン)、プロピルp-ヒドロキシベンゾエート(プロピルパラベン)、ブチルp-ヒドロキシベンゾエート(ブチルパラベン)、イソブチルp-ヒドロキシベンゾエート(イソブチルパラベン)、およびそれらの混合物。
保存料は、全ての重量は組成物全体の重量に対するもので、約0.5重量%から約5重量%までのように;約0.8重量%から約3重量%までのように、約0.01重量%から約10重量%までの範囲である量で本発明の化粧用組成物中に存在してよい。
本発明の組成物における使用に適切な充てん剤は、以下を含むがそれに限定されない。すなわち:シリカ粉末;タルク;Atochem社によりOrgasol(登録商標)の名の下に販売されているもののようなポリアミド粒子;ポリエチレン粉末;Dow Corning社によりPolytrap(登録商標)の名の下に販売されているもののようなアクリルコポリマーベースのミクロスフェア;Kemanord Plast社によりExpancel(登録商標)の名の下に、またはMatsumoto社により「Micropearl F 80 ED(登録商標)」の名の下に販売されているもののような、中空ミクロスフェアのような膨張粉末;National Starch社によりDry-Flo(登録商標)の名の下に販売されている、オクテニルスクシネート無水物と架橋されるデンプンの粉末のような、架橋または非架橋トウモロコシデンプン、コムギデンプン、またはコメデンプンのような天然有機材料の粉末;Toshiba Silicone社によりTospearl(登録商標)の名の下に販売されているもののような、シリコーン樹脂マイクロビーズ;粘土(ベントン, ラポニット, サポニットなど)、およびその混合物。
充てん剤は、全ての重量は組成物全体の重量に対するもので、組成物全体の重量に対して約0.5重量%から約30重量%までのように;約1重量%から約20重量%までのように、約0.1重量%から約50重量%までの範囲である量で本発明の化粧用組成物中に存在してよい。
ある本発明の実施態様において、本発明の化粧用組成物は、着用および光沢性質を改善するために添加されてよい、スクロースアセテートイソブチレートのような高粘度エステルをさらに含んでよい。適切なスクロースアセテートイソブチレート化合物は、Eastman, Kingsport, TNより入手可能な「SAIB-100(登録商標)」を含む。それは、30oCで約100,000 cpsの粘度、および20oCで約1.5の屈折率を有する。
スクロースアセテートイソブチレート化合物は、全ての重量は組成物全体の重量に対するもので、約2重量%から約15重量%までのように;約3重量%から約10重量%までのように、約1重量%から約20重量%までの範囲である量で本発明の化粧用組成物中に存在してよい。
本発明の組成物は、安全で有効な量の少なくとも1種類の活性成分および薬剤として許容可能なその塩をさらに含んでよい。ここで「安全で有効な量」は、信頼できる医学的判断の範囲内で合理的なリスク対効果比で、深刻な副作用を回避すると同時に、処理される条件を改変する、または皮膚に望まれる利点をもたらすのに十分な量を意味する。活性成分の安全で有効な量は、特定の活性薬剤、活性薬剤の皮膚をとおして浸透する能力、年齢、健康、および使用者の皮膚状態、ならびに他の同等な要因により変動するであろう。典型的には、活性成分は、全ての重量は組成物全体の重量に対するもので、約0.1重量%から約10重量%までのように;約0.5重量%から約5重量%までのように、約0.01重量%から約20重量%までの範囲である量で本発明の化粧用組成物中に存在してよい。
ここで使用できる活性成分を、治療上の利点、または想定される作用機構により分類することができる。しかしながら、ここで使用できる活性成分が、一部の例では1以上の治療上の利点を供与する、または1以上の作用機構を介して作用する可能性があることも理解されるべきである。それゆえ、ここでの分類は便宜的に行われ、活性成分を特定の用途、または列挙される用途に限定することが意図されてはいない。また、薬剤として許容可能な、これらの活性成分の塩もここで使用できる。以下の活性成分が本発明の組成物において許容可能である。
抗菌性および抗真菌性活性物質:抗菌性および抗真菌性活性物質の例は、β-ラクタム薬剤、キノロン剤、シプロフロキサシン、ノルフロキサシン、テトラサイクリン、エリスロマイシン、アミカシン、2,4,4'-トリクロロ-2'-ヒドロキシ臭化ジフェニルエーテル、3,4,4'-トリクロロブアニリド(trichlorobanilide)、フェノキシエタノール、フェノキシプロパノール、フェノキシイソプロパノール、ドキシサイクリン、カプレオマイシン、クロルヘキシジン、クロルテトラサイクリン、オキシテトラサイクリン、クリンダマイシン、エタンブトール、イセチオン酸ヘキサミジン、メトロニダゾール、ペンタミジン、ゲンタマイシン、カナマイシン、リネオマイシン(lineomycin)、メタサイクリン、メセナミン、ミノサイクリン、ネオマイシン、ネチルミシン、パロモマイシン、ストレプトマイシン、トブラマイシン、ミコナゾール、塩酸テトラサイクリン、エリスロマイシン、亜鉛エリスロマイシン、エリスロマイシン・エストレート、ステアリン酸エリスロマイシン、硫酸アミカシン、塩酸ドキシサイクリン、硫酸カプレオマイシン、グルコン酸クロルヘキシジン、塩酸クロルヘキシジン、塩酸クロルテトラサイクリン、塩酸オキシテトラサイクリン、塩酸クリンダマイシン、塩酸エタンブトール、塩酸メトロニダゾール、塩酸ペンタミジン、硫酸ゲンタマイシン、硫酸カナマイシン、塩酸リネオマイシン、塩酸メタサイクリン、馬尿酸メテナミン、マンデル酸メテナミン、塩酸ミノサイクリン、硫酸ネオマイシン、硫酸ネチルマイシン、硫酸パロモマイシン、硫酸ストレプトマイシン、硫酸トブラマイシン、塩酸ミコナゾール、塩酸アマンファジン、硫酸アマンファジン、オクトピロキス、パラクロロメタキシレノール、ニスタチン、トルナフテート、およびクロトリマゾール。
本発明の化粧用組成物はまた、有害な紫外線を実際に吸収する化学的吸収体である、日焼け止め剤もまた含んでよい。化学的吸収体が保護する紫外線の種類に応じて、UV-AまたはUV-B吸収体のいずれかに吸収体が分類されることがよく知られている。UV-A吸収体は一般に、紫外スペクトルの320 nmから400 nm領域における紫外線を吸収する。UV-A吸収体は、アントラニレート、ベンゾフェノン、およびジベンゾイルメタンを含む。UV-B吸収体は一般に、紫外スペクトルの280 nmから320 nm領域における紫外線を吸収する。UV-B吸収体は、p-アミノp-ヒドロキシベンゾエート誘導体、ショウノウ誘導体、ケイ皮酸塩、およびサリチル酸塩を含む。
本発明の化粧用組成物において許容可能な日焼け止め剤は、典型的には化学的吸収体を含むが、物理的遮断物もまた含んでもよい。本発明の組成物中に配合されてよい、例示的な日焼け止め剤は、p-アミノ安息香酸誘導体、アントラニレート、ベンゾフェノン、ショウノウ誘導体、ケイ皮酸誘導体、(Parsol(登録商標)1789としても知られるアボベンゾンのような)ジベンゾイルメタン、ジフェニルアクリル酸誘導体、サリチル酸誘導体、トリアゾン誘導体、ベンゾイミダゾール化合物、ビス-ベンゾアゾリル誘導体、メチレンビス-(ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール)化合物、日焼け止め剤ポリマーおよびシリコーン、またはそれらの混合物のような化学的吸収体である。本発明の組成物中に配合されてよい、例示的な日焼け止め剤はまた、セリウム酸化物、クロム酸化物、コバルト酸化物、鉄酸化物、赤色ワセリン、シリコーン処理二酸化チタン、二酸化チタン、酸化亜鉛、および/または酸化ジルコニウム、あるいはそれらの混合物のような物理的遮断物である。
適切な日焼け止め剤の例は、以下を含むがそれに限定されない。すなわち:アミノ安息香酸、アミルジメチルPABA、シノキセート、ジエタノールアミンp-メトキシシンナメート、ジガロイルトリオレエート、ジオキシベンゾン、2-エトキシエチルp-メトキシシンナメート、エチル4-ビス(ヒドロキシプロピル)アミノベンゾエート、2-エチルヘキシル2-シアノ-3,3-ジフェニルアクリレート、エチルヘキシルp-メトキシシンナメート、2-エチルヘキシルサリチレート、グリセリルアミノベンゾエート、ホモメンチルサリチレート、ホモサレート、3-イミダゾール-4-イルアクリル酸およびエチルエステル、メチルアントラニレート、オクチルジメチルPABA、2-フェニルベンゾイミダゾール-5-スルホン酸および塩、赤色ワセリン、スリソベンゾン、二酸化チタン、トリエタノールアミンサリチレート、N,N,N-トリメチル-4-(2-オキソボルナ-3-イリデンメチル)アニリニウムメチルサルフェート、およびそれらの混合物。
日焼け止め剤は、本発明の化粧用組成物中に、組成物全体の重量に対して約0重量%より多い値から約30重量%までの量で存在してよい。
本発明の組成物は、長期に継続する光沢/輝きを供与することを意図される固体口紅製品として特に有用性を有する。
本発明は、以下の非限定的実施例についてさらに記述される。他に示されていない限り、全ての部およびパーセンテージは重量対重量パーセンテージに基づく。
Figure 2014037441
Figure 2014037441
<光沢測定プロトコール>
上記言及された化粧用製品の光沢を測定するために、測定を実行するために使用される光の強度を最初に決定し、その後唇の表面からの反射を測定した。これは、光源の前に垂直方向の第一偏光板、およびビデオカメラの前に垂直方向の第二偏光板を有することにより実行される。ビデオカメラは、垂直に方向付けられる偏光板を回転させつつ;すなわち、光源偏光板と同じ方向で、最初に、光沢および/または唇より放出される垂直方向の光に沿った表面反射を記録した。
その後カメラの前の偏光子を、表面より下から放出される垂直方向の光のいずれかの強度を記録するために、(ビデオレートで)90度回転させた。その後、表面下放出光の水平強度を測定した。第二の、水平測定は、所望の表面シグナル(輝き)に対して表面下がいずれかの貢献をすることを説明する修正であった。その後、最初に得られた光沢値から第二の数を引いた。
化粧用組成物の光沢値を評価するために使用される過程および方法のより詳細な説明は、米国特許第7127280号に見つけられ、その全内容は参照してここに取り込まれる。
<光沢動態表>
Figure 2014037441
結果は、本発明の配合物により供与される光沢は長時間持続することを示す。
上記のデータに見られるように、実施例1および2のように長時間持続する光沢を提示する組成物は、10より小さい光沢値の低下を示す;言い換えれば、使用後2時間の間、最初の光沢値に比較して、光沢値の変化は10またはそれより小さい値である。反対に、実施例3および4で観察されるように、光沢値の減少は10より大きく、その値は裸眼で観察されたとき知覚できる光沢の減少に同等である。
<調製手順>
相A成分をビーカー中で一緒に混合し、その後90oCの油浴槽に移し、プロペラミキサーで混合した。混合は、系が均一になるまで継続された。相B成分を一緒に混合し、相A成分に加えた。相C成分を一緒に混合し、得られる混合物を3ローラー圧延機に移し、4回圧延した。その後着色粉末混合物を相A+Bを含むビーカーに移した。その後、相D成分をA+B+Cに加え、ロウが溶解し、混合物が均一になるまで100oCで混合した。得られる流体を型に移し、30分間冷凍庫に入れた。その後得られるスティックを個々の包装に移した。
前記は好ましい本発明の実施態様を記載し、請求の範囲で説明されるような本発明の意図または範囲から逸脱することなく改変が行われてよいことが理解されるべきである。

Claims (40)

  1. (a) プロピルシロキシ単位(C3H7SiO3/2)およびフェニルシロキシ単位(C6H5SiO3/2)を含み、プロピルシロキシ単位が樹脂のシロキシ単位の総モル%のうち約80モル%までを含み、フェニルシロキシ単位が樹脂のシロキシ単位の総モル%のうち約20モル%から約100モル%までを含む、約2,000から約30,000の重量平均分子量を有する少なくとも1種類のプロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂;
    (b) 化粧として許容可能な少なくとも1種類の芳香族溶媒;
    (c) 少なくとも1種類の顔料;
    (d) 任意で、約150から約10,000の重量平均分子量を有する少なくとも1種類の共溶媒;
    を含み、揮発性溶媒を実質的に含まない、化粧用組成物。
  2. (a)が約3,000から約20,000の重量平均分子量を有するプロピルフェニルシルセスキオキサンである、請求項1に記載の組成物。
  3. (a)がフェニルシルセスキオキサンである、請求項1に記載の組成物。
  4. 組成物全体の重量に対して、約5重量%から約70重量%までの量で(a)が存在する、請求項1に記載の組成物。
  5. 組成物全体の重量に対して、約10重量%から約60重量%までの量で(a)が存在する、請求項1に記載の組成物。
  6. (a)のシロキシ単位の総モル%に対して約30モル%のプロピルシロキシ単位、および約70モル%のフェニルシロキシ単位を(a)が含む、請求項1に記載の組成物。
  7. トリメチルペンタフェニルトリシロキサン、C12-15アルキルベンゾエート、PPG-3ベンジルエーテルミリステート、およびそれらの混合物より(b)が選択される、請求項1に記載の組成物。
  8. (b)がトリメチルペンタフェニルトリシロキサンである、請求項1に記載の組成物。
  9. (b)がC12-15アルキルベンゾエートである、請求項1に記載の組成物。
  10. (b)がPPG-3ベンジルエーテルミリステートである、請求項1に記載の組成物。
  11. 組成物全体の重量に対して、約1重量%から約95重量%までの量で(b)が存在する、請求項1に記載の組成物。
  12. 組成物全体の重量に対して、約5重量%から約80重量%までの量で(b)が存在する、請求項1に記載の組成物。
  13. 約150から約10,000の重量平均分子量を(d)が有する、請求項1に記載の組成物。
  14. 約200から約5,000の重量平均分子量を(d)が有する、請求項1に記載の組成物。
  15. 組成物全体の重量に対して、約1重量%から約70重量%までの量で(d)が存在する、請求項1に記載の組成物。
  16. 組成物全体の重量に対して、約15重量%から約40重量%までの量で(d)が存在する、請求項1に記載の組成物。
  17. 固体形態である、請求項1に記載の組成物。
  18. スクロースアセテートイソブチレートをさらに含む、請求項1に記載の組成物。
  19. 30oCで約100,000cpsの粘度、および20oCで約1.5の屈折率をスクロースアセテートイソブチレートが有する、請求項18に記載の組成物。
  20. 組成物全体の重量に対して、約1重量%から約20重量%までの量でスクロースアセテートイソブチレートが存在する、請求項18に記載の組成物。
  21. (a) プロピルシロキシ単位(C3H7SiO3/2)およびフェニルシロキシ単位(C6H5SiO3/2)を含み、プロピルシロキシ単位が樹脂のシロキシ単位の総モル%のうち約80モル%までを含み、フェニルシロキシ単位が樹脂のシロキシ単位の総モル%のうち約20モル%から約100モル%までを含む、約2,000から約30,000の重量平均分子量を有する少なくとも1種類のプロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂;
    (b) 化粧として許容可能な少なくとも1種類の芳香族溶媒;
    (c) 少なくとも1種類の顔料;
    (d) 任意で、約150から約10,000の重量平均分子量を有する少なくとも1種類の共溶媒;
    を含み、揮発性溶媒を実質的に含まない化粧用組成物を唇に使用することを含む、継続する光沢を唇に付与する方法。
  22. (a)が約3,000から約20,000の重量平均分子量を有するプロピルフェニルシルセスキオキサンである、請求項21に記載の方法。
  23. (a)がフェニルシルセスキオキサンである、請求項21に記載の方法。
  24. 組成物全体の重量に対して、約5重量%から約70重量%までの量で(a)が存在する、請求項21に記載の方法。
  25. 組成物全体の重量に対して、約10重量%から約60重量%までの量で(a)が存在する、請求項21に記載の方法。
  26. (a)のシロキシ単位の総モル%に対して約30モル%のプロピルシロキシ単位、および約70モル%のフェニルシロキシ単位を(a)が含む、請求項21に記載の方法。
  27. トリメチルペンタフェニルトリシロキサン、C12-15アルキルベンゾエート、PPG-3ベンジルエーテルミリステート、およびそれらの混合物より(b)が選択される、請求項21に記載の方法。
  28. (b)がトリメチルペンタフェニルトリシロキサンである、請求項21に記載の方法。
  29. (b)がC12-15アルキルベンゾエートである、請求項21に記載の方法。
  30. (b)がPPG-3ベンジルエーテルミリステートである、請求項21に記載の方法。
  31. 組成物全体の重量に対して、約1重量%から約95重量%までの量で(b)が存在する、請求項21に記載の方法。
  32. 組成物全体の重量に対して、約5重量%から約80重量%までの量で(b)が存在する、請求項21に記載の方法。
  33. 約150から約10,000の重量平均分子量を(d)が有する、請求項21に記載の方法。
  34. 約200から約5,000の重量平均分子量を(d)が有する、請求項21に記載の方法。
  35. 組成物全体の重量に対して、約1重量%から約70重量%までの量で(d)が存在する、請求項21に記載の方法。
  36. 組成物全体の重量に対して、約15重量%から約40重量%までの量で(d)が存在する、請求項21に記載の方法。
  37. 組成物が固体形態である、請求項21に記載の方法。
  38. スクロースアセテートイソブチレートをさらに含む、請求項21に記載の方法。
  39. 30oCで約100,000cpsの粘度、および20oCで約1.5の屈折率をスクロースアセテートイソブチレートが有する、請求項38に記載の方法。
  40. 組成物全体の重量に対して、約1重量%から約20重量%までの量でスクロースアセテートイソブチレートが存在する、請求項38に記載の方法。
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