JP2014036918A - プラズマ塗装方法及び装置 - Google Patents
プラズマ塗装方法及び装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014036918A JP2014036918A JP2012179281A JP2012179281A JP2014036918A JP 2014036918 A JP2014036918 A JP 2014036918A JP 2012179281 A JP2012179281 A JP 2012179281A JP 2012179281 A JP2012179281 A JP 2012179281A JP 2014036918 A JP2014036918 A JP 2014036918A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plasma
- gas
- adherend
- resin
- nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Nozzles (AREA)
- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
- Plasma Technology (AREA)
Abstract
【解決手段】第1のプラズマをプラズマノズルから被着体に向けてプラズマ流として噴射させることで被着体の表面を改質処理する改質処理工程と、表面改質処理工程の完了後、第1のプラズマを第2のプラズマに切り替えて、この第2のプラズマをプラズマノズルから被着体に向けてプラズマ流として噴射させる間に、プラズマ流に皮膜形成性樹脂を連続的に供給することで、プラズマ溶射により樹脂皮膜を形成するプラズマ溶射工程とを同一のプラズマノズルで順次行うように構成する。
【選択図】図1
Description
表面処理用ガスを供給しながら電極間に電圧を印加することで発生させた第1のプラズマを、前記プラズマノズルから前記被着体に向けてプラズマ流として噴射させることで、前記被着体の表面を改質処理する表面改質処理工程と、
前記表面改質処理工程の完了後、皮膜形成用ガスを供給しながら電極間に電圧を印加することで発生させた第2のプラズマを、前記プラズマノズルから前記被着体に向けてプラズマ流として噴射させる間に、前記プラズマ流に皮膜形成性樹脂を連続的に供給することで、前記樹脂をプラズマ溶射し、溶融した前記樹脂を前記被着体の表面に被着して前記樹脂皮膜を形成するプラズマ溶射工程と
を含んでなることを特徴とするプラズマ塗装方法によって解決することができる。
プラズマ生成ガスのためのガス供給源と、
電極間距離を調整可能な陽極及び陰極、前記電極間に電圧を印加する電源、及び前記ガス供給源から前記プラズマ生成ガスを供給しながら前記電極間に電圧を印加することで生成したプラズマを前記被着体に向けてプラズマ流として噴射させるプラズマノズルを含むプラズマガンと、
前記プラズマノズルの内部あるいは出口の近傍に配置された、噴射前あるいは噴射後の前記プラズマ流に前記樹脂皮膜を形成するための皮膜形成性樹脂を連続的に供給する樹脂供給ポートと
を含んでなり、
前記プラズマガンは一基であり、前記プラズマノズルからは、表面処理用プラズマ生成ガスに由来する第1のプラズマと、皮膜形成用プラズマ生成ガスに由来する第2のプラズマとが、プラズマ照射を遮断することなく順次連続的に噴射されることを特徴とするプラズマ塗装装置によっても上記の課題を解決することができる。
表面処理用ガスを供給しながら電極間に電圧を印加することで発生させた第1のプラズマを、プラズマノズルから被着体に向けてプラズマ流として噴射させることで、被着体の表面を改質処理する表面改質処理工程と、
表面改質処理工程の完了後、皮膜形成用ガスを供給しながら電極間に電圧を印加することで発生させた第2のプラズマを、プラズマノズルから被着体に向けてプラズマ流として噴射させる間に、プラズマ流に皮膜形成性樹脂を連続的に供給することで、樹脂をプラズマ溶射し、溶融した樹脂を被着体の表面に被着して樹脂皮膜を形成するプラズマ溶射工程と
を含んでなり、
必要に応じて、表面改質処理工程とプラズマ溶射工程の間で、予備加熱用ガスを供給しながら電極間に電圧を印加することで発生させた第3のプラズマを、プラズマノズルから被着体に向けてプラズマ流として噴射させることにより被着体を加熱する予備加熱工程をさらに含んでいてもよい。
本例では、図1及び図2に示したプラズマ塗装装置で、かつ下記の第1表に記載の処理条件で、樹脂製被着体の表面にプラズマ塗装を施した例について説明する。
本例では、図1及び図2に示したプラズマ塗装装置で、かつ下記の第2表に記載の処理条件で、金属製被着体の表面にプラズマ塗装を施した例について説明する。本例では、前記実施例1に記載の手法を繰返したけれども、PP樹脂製被着体に代えて金属(鉄)製被着体を使用し、かつ表面改質処理工程とプラズマ溶射(塗装)工程の間に予備加熱工程を介在させた。
2 樹脂皮膜
3 コンベヤベルト
4 原料フィーダー
5 電源
6 チラー
7 ガス供給源
8 制御系
10 プラズマガン
11 ノズル
12 カバー
13 陽極
14 樹脂供給ポート
15 陰極
16 絶縁スリーブ
17 サーボモータ
20 プラズマ塗装装置
Claims (10)
- プラズマノズルを備えたプラズマガンを使用して、被着体の表面に樹脂皮膜を形成するプラズマ塗装方法において、
表面処理用ガスを供給しながら電極間に電圧を印加することで発生させた第1のプラズマを、前記プラズマノズルから前記被着体に向けてプラズマ流として噴射させることで、前記被着体の表面を改質処理する表面改質処理工程と、
前記表面改質処理工程の完了後、皮膜形成用ガスを供給しながら電極間に電圧を印加することで発生させた第2のプラズマを、前記プラズマノズルから前記被着体に向けてプラズマ流として噴射させる間に、前記プラズマ流に皮膜形成性樹脂を連続的に供給することで、前記樹脂をプラズマ溶射し、溶融した前記樹脂を前記被着体の表面に被着して前記樹脂皮膜を形成するプラズマ溶射工程と
を含んでなることを特徴とするプラズマ塗装方法。 - 前記表面改質処理工程及び前記プラズマ溶射工程を同一の前記プラズマガンを使用して実施する、請求項1に記載のプラズマ塗装方法。
- 前記表面改質処理工程から前記プラズマ溶射工程までの一連の工程を、前記プラズマノズルからの前記プラズマ流の照射を遮断することなく連続的に実施する、請求項1又は2に記載のプラズマ塗装方法。
- 前記表面改質処理工程と前記プラズマ溶射工程の間に、予備加熱用ガスを供給しながら電極間に電圧を印加することで発生させた第3のプラズマを、前記プラズマノズルから前記被着体に向けてプラズマ流として噴射させることにより前記被着体を加熱する予備加熱工程をさらに含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のプラズマ塗装方法。
- 前記表面改質処理工程及び前記プラズマ溶射工程を同一の前記プラズマガンを使用して実施するとき、前記表面改質処理工程及び前記プラズマ溶射工程において、前記同一のプラズマガンにおける陽極と陰極の間の電極間距離を変更することで、前記それぞれの工程において要求されたプラズマ処理条件を満足させる、請求項2〜4のいずれか1項に記載のプラズマ塗装方法。
- 前記表面改質処理工程及び前記プラズマ溶射工程を同一の前記プラズマガンを使用して実施するとき、前記プラズマガンに導入されるプラズマ生成のためのガスを前記それぞれの工程において要求されたガスに切り替える、請求項2〜5のいずれか1項に記載のプラズマ塗装方法。
- 前記表面処理用ガスは、アルゴンと水素の混合ガスであり、前記予備加熱用ガスは、アルゴンガス又はアルゴンと窒素の混合ガスであり、かつ前記皮膜形成用ガスは、アルゴンガス、アルゴンとヘリウムの混合ガス又はアルゴンと酸素の混合ガスである、請求項4〜6のいずれか1項に記載のプラズマ塗装方法。
- 電極間に電圧を印加することでプラズマを発生させるとき、3000℃以下の低温下、直流のパルス波形を印加する、請求項1〜7のいずれか1項に記載のプラズマ塗装方法。
- 前記表面改質処理工程、前記予備加熱工程及び前記プラズマ溶射工程において、それぞれ、波形を異にする直流のパルス波形を印加する、請求項4〜7のいずれか1項に記載のプラズマ塗装方法。
- 被着体の表面に樹脂皮膜を形成するプラズマ塗装装置において、
プラズマ生成ガスのためのガス供給源と、
電極間距離を調整可能な陽極及び陰極、前記電極間に電圧を印加する電源、及び前記ガス供給源から前記プラズマ生成ガスを供給しながら前記電極間に電圧を印加することで生成したプラズマを前記被着体に向けてプラズマ流として噴射させるプラズマノズルを含むプラズマガンと、
前記プラズマノズルの内部あるいは出口の近傍に配置された、噴射前あるいは噴射後の前記プラズマ流に前記樹脂皮膜を形成するための皮膜形成性樹脂を連続的に供給する樹脂供給ポートと
を含んでなり、
前記プラズマガンは一基であり、前記プラズマノズルからは、表面処理用プラズマ生成ガスに由来する第1のプラズマと、皮膜形成用プラズマ生成ガスに由来する第2のプラズマとが、プラズマ照射を遮断することなく順次連続的に噴射されることを特徴とするプラズマ塗装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012179281A JP5842766B2 (ja) | 2012-08-13 | 2012-08-13 | プラズマ塗装方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012179281A JP5842766B2 (ja) | 2012-08-13 | 2012-08-13 | プラズマ塗装方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014036918A true JP2014036918A (ja) | 2014-02-27 |
JP5842766B2 JP5842766B2 (ja) | 2016-01-13 |
Family
ID=50285456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012179281A Expired - Fee Related JP5842766B2 (ja) | 2012-08-13 | 2012-08-13 | プラズマ塗装方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5842766B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3505260A1 (de) * | 2017-12-28 | 2019-07-03 | RAantec GmbH & Co.KG | Verfahren und vorrichtung zum versiegeln eines fügespalts |
CN115522159A (zh) * | 2022-10-31 | 2022-12-27 | 广东电网有限责任公司广州供电局 | 干式空心电抗器表面裂纹等离子体喷涂修复装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03505102A (ja) * | 1988-05-13 | 1991-11-07 | アプライド・ポリマー・システムズ・インコーポレーテッド | プラズマ炎溶射ポリマーを塗布する装置及び方法 |
JP2005522312A (ja) * | 2002-04-10 | 2005-07-28 | ダウ・コーニング・アイルランド・リミテッド | 保護被覆用組成物 |
-
2012
- 2012-08-13 JP JP2012179281A patent/JP5842766B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03505102A (ja) * | 1988-05-13 | 1991-11-07 | アプライド・ポリマー・システムズ・インコーポレーテッド | プラズマ炎溶射ポリマーを塗布する装置及び方法 |
JP2005522312A (ja) * | 2002-04-10 | 2005-07-28 | ダウ・コーニング・アイルランド・リミテッド | 保護被覆用組成物 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3505260A1 (de) * | 2017-12-28 | 2019-07-03 | RAantec GmbH & Co.KG | Verfahren und vorrichtung zum versiegeln eines fügespalts |
CN115522159A (zh) * | 2022-10-31 | 2022-12-27 | 广东电网有限责任公司广州供电局 | 干式空心电抗器表面裂纹等离子体喷涂修复装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5842766B2 (ja) | 2016-01-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10787733B2 (en) | Device for forming coatings on surfaces of a component, band-shaped material, or tool | |
US3179784A (en) | Method and apparatus for spraying plastics | |
KR20170038778A (ko) | 플라즈마 빔에 의한 기판의 코팅 및 표면 처리 방법 및 장치 | |
CN108866471B (zh) | 一种耐液态铅铋合金腐蚀涂层及其制备方法 | |
JP2009001891A (ja) | コールドスプレー用のノズル及びそのコールドスプレー用のノズルを用いたコールドスプレー装置 | |
CN104174987A (zh) | 在金属基体表面制备金属间化合物涂层的方法 | |
JP5842766B2 (ja) | プラズマ塗装方法及び装置 | |
KR20130051289A (ko) | 저온분사 코팅방법 및 이에 의해 제조되는 코팅층 | |
CN107620029A (zh) | 一种wc颗粒和铁基合金粉末的等离子喷焊方法 | |
JP2022552886A (ja) | コールドスプレーシステムにおける多重ノズルの設計および関連する方法 | |
Khafizov et al. | Steel surface modification with plasma spraying electrothermal installation using a liquid electrode | |
KR20060093940A (ko) | 원통소재 표면 처리용 플라즈마 장치 및 플라즈마 처리를통한 피복 강관의 제조방법 | |
WO2013105613A1 (ja) | アモルファス皮膜の形成装置および形成方法 | |
TW202123358A (zh) | 使用低溫電漿噴流的近似淨形積層製造 | |
RU2645631C1 (ru) | Способ нанесения покрытия на образец (варианты) и устройство для его осуществления (варианты) | |
CN108715989A (zh) | 一种等离子喷涂绝缘涂层的制备方法 | |
CN115255386A (zh) | 一种保护仓内外增材制造与激光冲击强化复合制造方法 | |
CN105624602B (zh) | 一种应用于铝基基材的Y3Al5O12涂层的制备方法 | |
KR20100109245A (ko) | 기판 증착 장치 및 방법 | |
CN209923428U (zh) | 一种采用低温等离子体制备多孔性热障涂层的装置 | |
CN103540889A (zh) | 一种低压等离子喷涂技术制备碳化硼涂层的方法 | |
CN113355627A (zh) | 一种利用等离子喷涂在复合材料表面制备导电涂层的方法 | |
KR101690312B1 (ko) | 메탈잉크 코팅 강판의 유도가열 건조 장치 및 방법 | |
KR101160297B1 (ko) | 하이브리드 코팅 장치 | |
KR101569807B1 (ko) | 이중 분사주조 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141128 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150731 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150825 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151001 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151020 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151102 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5842766 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |