JP2014035885A - 二次電池用負極板、及び二次電池、並びに電池パック - Google Patents

二次電池用負極板、及び二次電池、並びに電池パック Download PDF

Info

Publication number
JP2014035885A
JP2014035885A JP2012176654A JP2012176654A JP2014035885A JP 2014035885 A JP2014035885 A JP 2014035885A JP 2012176654 A JP2012176654 A JP 2012176654A JP 2012176654 A JP2012176654 A JP 2012176654A JP 2014035885 A JP2014035885 A JP 2014035885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
negative electrode
active material
electrode active
material layer
secondary battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012176654A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6047990B2 (ja
Inventor
Tsubasa Kagata
翼 加賀田
Minoru Ariyama
稔 有山
Akira Fujiwara
亮 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2012176654A priority Critical patent/JP6047990B2/ja
Publication of JP2014035885A publication Critical patent/JP2014035885A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6047990B2 publication Critical patent/JP6047990B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

【課題】高容量化を図りつつ、サイクル特性の低下や電池特性の低下を防止することのできる二次電池用負極板、およびこれを使った二次電池や電池パックを提供すること。
【解決手段】負極集電体と、負極集電体に設けられた負極活物質積層体と、を含む二次電池用負極板であって、負極活物質積層体は、ケイ素系活物質及び/又はスズ系活物質から構成される特定の負極活物質と、バインダーとを含有する2以上の負極活物質層を含み、負極集電体に最も近い位置に存在する負極活物質層上には、当該負極活物質層中の特定の負極活物質の含有比率よりも小さい比率で特定の負極活物質を含有する別の負極活物質層が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池用負極板、及び二次電池、並びに電池パックに関する。
リチウムイオン二次電池等に代表される二次電池は、高エネルギー密度、高電圧を有し、また充放電時にいわゆるメモリ効果と呼ばれる完全に放電させる前に電池の充電を行なうと次第に電池容量が減少していく現象が無いことから、携帯機器、ノート型パソコン、ポータブル機器など様々な分野で用いられている。
現在、地球温暖化防止の対策として、世界規模でCO2排出抑制の取り組みが行われているなかで、石油依存度を低減し、低環境負荷で走行可能とすることで、CO2削減に大いに寄与することができるプラグインハイブリッド自動車、電気自動車に代表される次世代クリーンエネルギー自動車の開発・普及が急務とされている。これらの次世代クリーンエネルギー自動車の駆動力として二次電池を利用することができれば、ガソリンに依存する必要がなく、CO2削減に大いに寄与することができ、地球温暖化防止に大いに貢献することができる。一方で、次世代クリーンエネルギー自動車の駆動力として二次電池が利用されるためには、長期にわたって安定的な使用が可能であることが必要とされている。
現在、各種の提案がされている二次電池は、正極板、負極板、セパレータ、及び非水電解液から構成される。正極板としては、金属箔などの集電体表面に、正極活物質粒子が固着されてなる負極活物質層を備えるものが一般的である。また負極板としては、銅やアルミニウムなどの集電体表面に、各種炭素材料を含む負極活物質粒子が固着されてなる負極活物質層を備えるものが一般的である(例えば、特許文献1)。
ケイ素(Si)系や、スズ(Sn)系の材料は炭素系の材料よりも理論容量が高いことが知られており、近時の二次電池の高容量化に対する要請に伴い、ケイ素系やスズ系の負極活物質(以下、ケイ素系やスズ系の負極活物質を、特定の負極活物質という)に対する注目が高まりつつある。ところで、これら特定の負極活物質に、リチウムイオン等のアルカリ金属イオンが電気化学的に挿入されると、特定の負極活物質の体積は充電前の体積の3〜4倍程度まで膨張し、放電時には充電前の体積まで収縮する。したがって、負極板の負極活物質層に特定の負極活物質が含まれる二次電池では、充放電の繰り返しにより、負極活物質層中において特定の負極活物質も膨張収縮を繰り返すこととなる。その結果、負極集電体と特定の負極活物質を含む負極活物質層との固着界面が破壊され負極集電体から負極活物質層が剥離してしまう問題、特定の負極活物質が崩壊することで負極板がひび割れる問題、特定の負極活物質同士を固着させているバインダーが崩壊する問題、特定の負極活物質同士をつなぐ導電パスが崩壊する問題等種々の問題が生じうる。これらの問題は、負極板に、特定の負極活物質を用いた二次電池においてサイクル特性の低下や、電池特性の低下を引き起こすこととなる。
このような状況下、特許文献2には、負極集電体上に、該負極集電体に隣接する第1の層と、該第1の層よりも集電体から遠く配置された第2の層とを含む複数の層を含む負極活物質層が設けられた負極板を備え、第2の層における活物質の重量比が、第1の層における活物質の重量比よりも高いことを特徴とする二次電池が提案されている。特許文献2の提案によれば、負極集電体に隣接する層の活物質の重量比を小さくすることで、負極集電体と隣接する負極活物質層との応力を抑制でき、負極集電体と負極活物質層との剥離を抑制できるとされている。
特開2006−310010号公報 特開2005−209496号公報
しかしながら、上記特許文献2に提案がされている構成では、第1の層よりも活物質の重量比が高い第2の層に含まれる活物質の膨張収縮を抑えることができず、第2の層中において活物質の崩壊や、第2の層からの活物質の脱落、第2の層において導電パスの崩壊等が生じ、充放電の繰り返しにともなって、第2の層としての機能は低下し、電池特性の低下や、サイクル特性の低下を引き起こすこととなる。
本発明は、このような状況下に鑑みてなされたものであり、高容量化を図りつつ、サイクル特性の低下や電池特性の低下を防止することのできる二次電池用負極板、およびこれを使った二次電池や電池パックを提供することを主たる課題とする。
上記課題を解決するための本発明は、負極集電体と、前記負極集電体に設けられた負極活物質積層体と、を含む二次電池用負極板であって、前記負極活物質積層体は、ケイ素系活物質及び/又はスズ系活物質から構成される特定の負極活物質と、バインダーとを含有する2以上の負極活物質層を含み、前記負極集電体に最も近い位置に存在する負極活物質層上には、当該負極活物質層中の前記特定の負極活物質の含有比率よりも小さい比率で前記特定の負極活物質を含有する別の負極活物質層が設けられていることを特徴とする。
また、上記課題を解決するための本発明は、正極板と、負極板と、電解質とを含む二次電池であって、前記負極板は、負極集電体と、前記負極集電体に設けられた負極活物質積層体とを含み、前記負極活物質積層体は、ケイ素系活物質及び/又はスズ系活物質から構成される特定の負極活物質と、バインダーとを含有する2以上の負極活物質層を含み、前記負極集電体に最も近い位置に存在する負極活物質層上には、当該負極活物質層中の前記特定の負極活物質の含有比率よりも小さい比率で前記特定の負極活物質を含有する別の負極活物質層が設けられていることを特徴とする。
また、上記課題を解決するための本発明は、収納ケースと、正極端子および負極端子を備える二次電池と、過充電および過放電保護機能を有する保護回路とを少なくとも備え、前記収納ケースに二次電池および前記保護回路が収納されて構成される電池パックであって、前記二次電池は、正極板と、負極板と、電解質とを含み、前記負極板は、負極集電体と、前記負極集電体に設けられた負極活物質積層体とを含み、前記負極活物質積層体は、ケイ素系活物質及び/又はスズ系活物質から構成される特定の負極活物質と、バインダーとを含有する2以上の負極活物質層を含み、前記負極集電体に最も近い位置に存在する負極活物質層上には、当該負極活物質層中の前記特定の負極活物質の含有比率よりも小さい比率で前記特定の負極活物質を含有する別の負極活物質層が設けられていることを特徴とする。
本発明の二次電池用負極板によれば高容量化を図りつつ、サイクル特性の低下や電池特性の低下を防止することができる。また、本発明の二次電池用負極板を用いた二次電池、電池パックにあっても前記と同様の効果を奏することができる。
本発明の二次電池用負極板の一例を示す概略断面図である。 本発明の二次電池用負極板の一例を示す概略断面図である。 本発明の二次電池用負極板の一例を示す概略断面図である。 本発明の二次電池の一例を示す概略断面図である。 本発明の電池パックの一例を示す断面分解図である。
以下、本発明の二次電池用負極板、当該二次電池用負極板を用いた二次電池、及び電池パックについて説明する。
<<二次電池用負極板>>
図1に示すように、本発明の二次電池用負極板10(本発明の負極板10という場合もある。)は、負極集電体1と、負極集電体1上に設けられた負極活物質積層体2とを含んでいる。そして、本発明の負極板10は、負極活物質積層体2が、ケイ素系活物質及び/又はスズ系活物質から構成される特定の負極活物質5と、バインダーとを含有する2以上の負極活物質層2A、2Bを含み、負極集電体1に最も近い位置に存在する負極活物質層2A上には、当該負極活物質層2A中の特定の負極活物質5の含有比率よりも小さい比率で特定の負極活物質5を含有する別の負極活物質層2Bが設けられている。なお、図1では、負極活物質層2A、2Bに含まれる特定の負極活物質5の含有比率の違いを明確に説明するために、特定の負極活物質5を誇張して示している。また、負極活物質層中において、ケイ素系活物質及び/又はスズ系活物質から構成される特定の負極活物質5同士は図示しないバインダーによって固着されている。また、負極集電体1は、図示しないバインダーによって、近接する特定の負極活物質5と固着され、これにより負極集電体1と負極活物質層2Aとが固着されている。以下、負極集電体1に最も近い位置に存在する負極活物質層2Aを、第1の負極活物質層2Aという場合があり、ケイ素系活物質及び/又はスズ系活物質から構成される特定の負極活物質5の含有比率が第1の負極活物質層2Aよりも小さい別の負極活物質層2Bを、第2の負極活物質層2Bという場合がある。以下、ケイ素系活物質及び/又はスズ系活物質から構成される特定の負極活物質5を、単に特定の負極活物質5という場合がある。
以下、本発明の負極板10によって高容量化を図りつつ、電池特性の低下や、サイクル特性の低下を防止できる想定メカニズムについて説明する。負極集電体上に特定の負極活物質を含む負極活物質層を設け、当該特定の負極活物質にアルカリ金属イオンを電気化学的に挿入した場合には、当該特定の負極活物質はアルカリ金属イオン挿入前の体積の3〜4倍程度まで膨張し、この膨張にともなって負極活物質層も全体として膨張する。一般的に負極集電体では実質的な膨張が生じない、或いは殆ど膨張しないことから、アルカリ金属イオン挿入時に特定の負極活物質を含む負極活物質層は、負極集電体から離れる方向に向かって膨張し、当該負極活物質層に反りが発生する。負極活物質層における膨張や反りの程度は負極活物質層中の特定の負極活物質の含有比率に影響を受けるものと考えられ、特定の負極活物質の含有比率が大きいほど反りの程度も大きくなる。なお、負極活物質層に反りが発生した場合には、負極集電体から負極活物質層が剥離しやすくなり、その結果、サイクル特性の低下を引き起こす。これ以外にも、負極活物質層中の特定の負極活物質の膨張による導電パスの崩壊、特定の負極活物質同士を固着せしめているバインダーの崩壊等によって、電池特性の低下を引き起こす。
本発明において、第2の負極活物質層2B中の特定の負極活物質5の含有比率は、第1の負極活物質層2A中の特定の負極活物質5の含有比率よりも小さいことから、第1の負極活物質層2Aは、第2の負極活物質層2Bよりも膨張の度合は大きい。換言すれば、第1の負極活物質層2A中の特定の負極活物質5の含有比率よりも小さい比率で特定の負極活物質5が含まれる第2の負極活物質層2Bの膨張の度合は、第1の負極活物質層2Aよりも小さい。
本発明の負極板10では、第1の負極活物質層2A上に、該第1の負極活物質層2Aよりも特定の負極活物質5の含有比率が小さい第2の負極活物質層2Bが設けられている。また、第1の負極活物質層2Aは、実質的な膨張が生じない、或いは殆ど膨張しない負極集電体1に最も近い位置に存在している。本発明の負極板10では、膨張の度合が大きい第1の負極活物質層2Aが、実質的な膨張が生じない、或いは殆ど膨張しない負極集電体1上に設けられていることから、上述したように第1の負極活物質層2Aは、負極集電体から離れる方向に向かって膨張することとなるが、該第1の負極活物質層2A上には、該第1の負極活物質層2Aよりも膨張の度合が小さい第2の負極活物質層2Bが設けられていることから、この第2の負極活物質層2Bによって第1の負極活物質層2Aの膨張が抑制される。つまり、第2の負極活物質層2Bは、第1の負極活物質層2Aが負極集電体1から離れる方向に向かって膨張することを抑制する蓋としての機能を果たしているものと推察される。同様に、第1の負極活物質層2A中の特定の負極活物質5の膨張も抑制されるものと推察される。
本発明の負極板10では、以上説明した推定メカニズムによって、第1の負極活物質層2Aの膨張が抑制され、負極集電体1からの第1の負極活物質層2Aの剥離、第1の負極活物質層2A中の特定の負極活物質5が膨張することによるバインダーの崩壊や、導電パスの崩壊が防止されているものと推察される。これにより、本発明の負極板10では、サイクル特性や、電池特性の低下の防止が図られるものと考えられる。なお、第2の負極活物質層2Bは、第1の負極活物質層2Aと比較して、特定の負極活物質5の含有比率が小さいことから、第2の負極活物質層2Bの膨張の度合は小さい。つまり、第2の負極活物質層2B中におけるバインダーの崩壊や、導電パスの崩壊の程度は小さいことから、第2の負極活物質層2B上に、別の負極活物質層や、他の層等を設けなくとも、第2の負極活物質層2Bはその機能を維持することができる。これにより、上記の第1の負極活物質層2Aに含まれる特定の負極活物質5と、第2の負極活物質層2Bに含まれる特定の負極活物質5との相乗効果によって、高容量化を達成することができるものと推察される。
以下、本発明の負極板10の各構成について具体的に説明する。
<負極集電体>
負極集電体1について特に限定はなく、二次電池用負極板に用いられる従来公知の負極集電体を適宜選択して用いることができる。例えば、アルミニウム箔、ニッケル箔、銅箔などの単体又は合金から形成された負極集電体を好ましく用いることができる。また、負極集電体には、その表面に導電性を担保するための物質が積層されたものや、何らかの表面処理がなされたものも含まれる。その表面に表面加工処理がなされている負極集電体1としては、導電性物質が集電機能を有する材料の表面に積層された負極集電体、化学研磨処理、コロナ処理、酸素プラズマ処理がなされた負極集電体等が挙げられる。すなわち、負極集電体1には、集電機能を有する材料のみから形成される集電体のみならず、その表面に導電性を担保するための物質が積層されたものや、何らかの表面処理がなされたものも含まれる。
負極集電体1の厚みは、二次電池用負極板の負極集電体として使用可能な厚みであれば特に限定されないが、5〜200μmであることが好ましく、10〜50μmであることがより好ましい。
<負極活物質層>
負極集電体上に設けられた負極活物質積層体2は、ケイ素系活物質及び/又はスズ系活物質から構成される特定の負極活物質5と、バインダーとを含有する2以上の負極活物質層を含む。負極活物質積層体2を構成する負極活物質層は、必須の成分として特定の負極活物質5と、バインダーとを含む。つまり、本願明細書において、負極活物質層という場合には、特定の負極活物質5とバインダーとを含む層のことを意味し、特定の負極活物質5を含まない層や、バインダーを含まない層は負極活物質層からは除外される。
そして、図1に示すように2以上の負極活物質層のうち、負極集電体1に最も近い位置に存在する負極活物質層2A上には、当該負極活物質層2A中の特定の負極活物質5の含有比率よりも小さい比率で特定の負極活物質5を含有する別の負極活物質層2Bが直接的または間接的に設けられている。要約すると、負極集電体1上には、上記第1の負極活物質層2A、及び負極活物質層2Bが、この順で設けられている。各負極活物質層の説明を行うにあたり、はじめに、負極活物質層に含まれる必須の成分である特定の負極活物質5、バインダー、及び必要に応じて添加される任意の成分について説明する。
(特定の負極活物質)
負極活物質層に含まれる特定の負極活物質5は、ケイ素系活物質及び/又はスズ系活物質から構成される負極活物質である。なお、本願明細書において、負極活物質層に、ケイ素系活物質及び/又はスズ系活物質から構成される特定の負極活物質が含まれるという場合には、負極活物質層に、ケイ素系活物質、スズ系活物質の何れか一方の活物質が含有されている場合のみならず、ケイ素系活物質、スズ系活物質の双方の活物質が含有されていている場合も含まれる。
ケイ素系活物質は、ケイ素元素を含む活物質である。ケイ素元素を含む活物質としては、例えば、粒子状のケイ素、粒子状のケイ素酸化物、粒子状のケイ素合金等を挙げることができる。ケイ素合金としては、ケイ素とケイ素以外の元素との合金を挙げることができる。ケイ素以外の元素としては、例えば、Fe、Co、Sb、Bi、Pb、Ni、Cu、Zn、Ge、In、Sn、Ti等を挙げることができる。これら、ケイ素と合金をなす元素は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用することもできる。
スズ系活物質は、スズ元素を含む活物質である。スズ元素を含む活物質としては、例えば、粒子状のスズ、粒子状のスズ酸化物、粒子状のスズ合金等を挙げることができる。スズ合金としては、スズとスズ以外の元素との合金を挙げることができる。スズ以外の元素としては、例えば、Fe、Co、Sb、Bi、Pb、Ni、Cu、Zn、Ge、In、Si、Ti等を挙げることができる。これら、スズと合金をなす元素は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用することもできる。
特定の負極活物質5の形状についても特に限定はなく、例えば、鱗片形状、扁平形状、紡錘形状、球状のものを用いることができる。また、特定の負極活物質5の粒子径についても特に限定はなく、設計される負極活物質層の厚みなどを勘案して、任意の大きさのものを適宜選択して使用することができる。ただし、特定の負極活物質5の粒子径が小さいほど、単位重量当たりの表面積を増大し、レート特性の向上を図ることができる。したがって、より高いレート特性を求める場合には、特定の負極活物質5は、粒子径の寸法の小さいもの、具体的には、10μm未満であることが好ましく、5μm以下、特には1μm以下が好ましい。
本発明及び本明細書に示す特定の負極活物質5の粒子径は、レーザー回折/散乱式粒度分布測定により測定される平均粒子径(体積中位粒径:D50)である。特定の負極活物質5の粒子径は、測定された電子顕微鏡観察結果のデータを、粒子認識ツールを用いて識別し、認識された粒子の画像から取得した形状データをもとに粒度分布のグラフを作成し、この粒度分布のグラフから算出することができる。粒度分布のグラフは、例えば、電子顕微鏡観察結果を画像解析式粒度分布測定ソフトウェア(株式会社マウンテック製、MAC VIEW)を用いて作成可能である。
(バインダー)
負極活物質積層体2に含まれる2以上の負極活物質層には、バインダーが含まれており、負極活物質層中において特定の負極活物質5同士は、このバインダーによって固着されている。
バインダーについて特に限定はなく、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリフッ化ビニリデン樹脂等を使用することができる。中でも、ポリイミド樹脂や、ポリアミドイミド樹脂は、密着力や引張強度が高く、かつ耐久性の高い点で、特定の負極活物質5同士を固着させるバインダーとして好適である。なお、これら以外の樹脂等をバインダーとして使用可能であることは言うまでもなく、従来公知のあらゆる樹脂等を使用可能である。
(任意の成分)
上述したように、負極活物質層は、特定の負極活物質5と、バインダーを含むとの条件を満たせばよく、必要に応じてこれら以外の成分が含まれていてもよい。例えば、より優れた導電性が望まれる場合などには、導電材を使用することとしてもよい。また、特定の負極活物質5とともに、必要に応じて他の負極活物質が含まれていてもよい。他の負極活物質としては、例えば、天然黒鉛、人造黒鉛、アモルファス炭素、カーボンブラック、またはこれらの成分に異種元素を添加した炭素材料や、金属リチウム及びその合金、チタンコバルトの酸化物、マンガン、鉄、コバルトの窒化物など、アルカリ金属イオンを吸蔵放出可能な材料を挙げることができる。
次に、上記で説明した必須の成分である特定の負極活物質5、及びバインダーを含む負極活物質層について説明する。
(第1の負極活物質層)
図1に示すように、第1の負極活物質層2Aは、負極集電体1に最も近い位置に存在する層であり、上記で説明した特定の負極活物質5と、バインダーとを含む。
第1の負極活物質層2Aは、当該第1の負極活物質層2A上に設けられた第2の負極活物質層2Bよりも特定の負極活物質5の含有比率が大きいとの条件を満たす層であり、この条件を満たすものであれば、特に限定はされない。第1の負極活物質層2Aは、負極集電体1と直接的に接していてもよく、他の層を介して間接的に設けられていてもよい。
なお、導電パスの関係から負極集電体1に近い層ほど、アルカリ金属イオン挿入時に特定の負極活物質5とアルカリ金属との合金が形成されやすいと考えられており、第1の負極活物質層2Aに含まれる特定の負極活物質5の含有比率が高いほど、初期充放電効率等の電池特性の向上が図られると推察される。
上記のように、第1の負極活物質層2Aは、第2の負極活物質層2Bよりも特定の負極活物質5の含有比率が大きいとの条件を満たせばよいが、第1の負極活物質層2Aにおける当該負極活物質5の含有比率が50%未満である場合には、十分な容量を得ることができない、すなわちエネルギー密度が低下し高容量の電池を提供できない場合が生じうる。一方、特定の負極活物質5の含有比率が95%を超えると、その分バインダーの含有比率が低下することとなり、特定の負極活物質5同士の固着強度や、第1の負極活物質層2Aと負極集電体1との固着強度が低下し、電池特性が低下する傾向にある。したがって、この点を考慮すると、第1の負極活物質層2Aの全構成成分に対する特定の負極活物質5の含有比率は質量比率で50%以上95%以下であることが好ましい。なお、ここでいう第1の負極活物質層2Aの全構成成分とは、特定の負極活物質5、バインダー、及び必要に応じて添加される任意の成分の合計質量を意味する。以下で説明する第2の負極活物質層2Bの全構成成分についても同様である。
また、特定の負極活物質5の含有比率が上記好ましい範囲内である場合には、残部がバインダー、及び必要に応じて添加される任意の成分となるが、特定の負極活物質5同士の固着強度や、負極集電体1と第1の負極活物質層2Aとの固着強度を考慮すると、第1の負極活物質層2Aの全構成成分に対するバインダーの含有比率は質量比率で5%以上40%以下であることが好ましい。
また、第1の負極活物質層2Aには導電材が含まれていることが好ましく、第1の負極活物質層2Aの全構成成分に対する導電材の含有比率が質量比率で5%以上10%以下であることが好ましい。
第1の負極活物質層2Aの層厚について特に限定はないが、第1の負極活物質層2Aと、第2の負極活物質層2Bを含む負極活物質積層体2の層厚が50μm以下となるような範囲で適宜設定されていることが好ましい。負極活物質積層体2の層厚を50μm以下とすることで、負極活物質積層体2と負極集電体1との距離を短くすることができ本発明の負極板10のインピーダンスを下げることができる。したがって、後述する第2の負極活物質層2Bについてもこれらの点を考慮して適宜設定することが望ましい。
(第2の負極活物質層)
図1に示すように、第1の負極活物質層2A上には、上記で説明した特定の負極活物質5と、バインダーを含む第2の負極活物質層2Bが設けられている。第2の負極活物質層2Bは、第1の負極活物質層2A中の特定の負極活物質5の含有比率よりも小さい比率で特定の負極活物質5を含有している。この構成により、当該第2の負極活物質層2Bによって、アルカリ金属イオン挿入時における第1の負極活物質層2Aの膨張が抑制される。
なお、図1に示す形態の負極板10では、第1の負極活物質層2A上に、第2の負極活物質層2Bが直接的に設けられているが、本発明の負極板10は、この構成に限定されることはなく、種々の形態をとることができる。例えば、図2に示すように、第1の負極活物質層2A上に任意の層Xを介して、間接的に第2の負極活物質層2Bが設けられていてもよい。任意の層Xは、負極活物質積層体2を構成する層である。図2に示す任意の層Xとしては、例えば、導電性を担保するための成分を含む導電層などを挙げることができる。
第2の負極活物質層2Bは、第1の負極活物質層2A中の特定の負極活物質5の含有比率よりも小さい比率で特定の負極活物質5を含有しているとの条件を満たせば、これ以外の条件について特に限定はないが、上述したように第2の負極活物質層2Bは、第1の負極活物質層2Aの膨張を抑制する蓋としての機能を果たす層である。したがって、第2の負極活物質層2Bは、アルカリ金属イオンの挿入によって膨張する度合が、第1の負極活物質層2Aの膨張を抑制する蓋としての機能を妨げない範囲であることが好ましい。この点を考慮すると、第2の負極活物質層2Bの全構成成分に対し、特定の負極活物質5の含有比率が質量比率で5%以上50%未満であることが好ましい。特定の負極活物質5の含有比率をこの範囲内とすることで、第1の負極活物質層2Aの膨張を抑制する蓋としての機能を十分に発揮することができ、サイクル特性の更なる向上が見込まれる。さらに、第2の負極活物質層2B中の特定の負極活物質5が膨張することによるバインダーの崩壊や、導電パスの崩壊の問題の発生も防止しうることから、第1の負極活物質層2Aに含まれる特定の負極活物質5と、当該層中に含まれる特定の負極活物質5との相乗効果によって、高容量化が図られた負極板の特性を長期にわたって維持することができる。
上記の第1の負極活物質層2Aに含まれる特定の負極活物質5と、第2の負極活物質層2Bに含有される特定の負極活物質5とは同一のものであってもよく、異なるものであってもよい。また、第1の負極活物質層2A、第2の負極活物質層2Bに、ケイ素系活物質、スズ系活物質の双方が含有されていてもよい。例えば、第1の負極活物質層2Aに含有される特定の負極活物質5がケイ素酸化物であり、第2の負極活物質層2Bに含有される特定の負極活物質5がケイ素の合金であってもよい。また、第1の負極活物質層2Aと、第2の負極活物質層2Bに含有される特定の負極活物質が異なる種であってもよい。例えば、第1の負極活物質層2Aに含まれる特定の負極活物質5がケイ素系活物質であり、第2の負極活物質層2Bに含まれる特定の負極活物質5がスズ系活物質であってもよい。なお、第1の負極活物質層2Aと、第2の負極活物質層2Bに、特定の負極活物質として同一種の負極活物質が含有される場合には、負極活物質層の組成調整の容易性や、膜厚の設計の容易性の点で有効である。
第2の負極活物質層2Bに含まれるバインダーの好ましい含有比率についても特に限定はなく、上記第1の負極活物質層2Aに含まれるバインダーの含有比率と同様の範囲を好ましい範囲とすることができる。導電材についても同様である。
また、本発明の負極板10は、図1、図2に示す構成以外にも別途の形態とすることができる。例えば、図3に示すように、第2の負極活物質層2B上に、他の負極活物質層2Cを設けてもよい。なお、この形態では、第2の負極活物質層2Bによって、アルカリ金属イオン挿入時における第1の負極活物質層2Aの膨張が抑制されていることから、他の負極活物質層2Cに含まれる特定の負極活物質5の含有比率は、負極活物質層2Bに含まれる特定の負極活物質5の含有比率よりも大きくてもよく、小さくてもよい。なお、他の負極活物質層2Cに含まれる特定の負極活物質5の含有比率を、負極活物質層2Bに含まれる特定の負極活物質5の含有比率よりも小さくした場合には、この他の負極活物質層2Cによって、アルカリ金属イオンの挿入時において第1の負極活物質層2Aのみならず、第2の負極活物質層2Bの膨張を抑制することができる点で好ましい。この点から、負極活物質積層体2に、特定の負極活物質5とバインダーとを含む3以上の負極活物質層が含まれる場合には、各負極活物質層中の特定の負極活物質5の含有比率が、負極集電体1から離れるにしたがって小さくなるような含有勾配となっていることが好ましい。なお、図3に示す形態では、他の負極活物質層2C中の特定の負極活物質5の含有比率は、第2の負極活物質層2B中の特定の負極活物質5の含有比率よりも小さい比率となっている。
本発明の負極板10の製造方法についても特に限定はなく、特定の負極活物質5の含有比率が上記で説明した関係となるように特定の負極活物質5とバインダーを適当な溶媒に分散或いは溶解した第1の負極活物質層用塗工液と、第2の負極活物質層用塗工液を準備し、負極集電体上に、印刷法、スピンコート、ディップコート、バーコート、スプレーコート等によって、第1の負極活物質層用塗工液を塗工・乾燥して第1の負極活物質層を形成し、次いで、同様にして、第2の負極活物質層用塗工液を塗工・乾燥して第2の負極活物質層を形成することにより製造することができる。また、負極集電体1の表面が多孔質であったり、凹凸が多数設けられていたり、三次元立体構造を有したりする場合には、上記の方法以外に手動で塗布することも可能である。
<<二次電池>>
次に、上記で説明した本発明の負極板を用いた、本発明の二次電池について図4を用いて説明する。なお、図4は、本発明の二次電池の一例を示す概略図である。
図4に示すように、本発明の二次電池100は、負極集電体1の一方面側に負極活物質積層体2が設けられてなる負極板10、及び、これに組合される正極集電体55の一方面側に正極活物質層54が設けられてなる正極板50と、負極板10と正極板50との間に必要に応じて設けられるセパレータ70とから構成され、これらが、外装81、82で構成される容器内に収容され、かつ、容器内に電解質90が充填された状態で密封された構成をとる。ここで、本発明の二次電池100は、負極板10が上記で説明した本発明の負極板であることを特徴とする。
以下に、上記で説明した負極板以外の構成について説明する。負極板については、上記本発明の負極板10で説明した通りであり、ここでの詳細な説明は省略する。また、以下では、本発明の二次電池が、リチウムイオン二次電池である場合を中心に説明を行うが、本発明の二次電池100は、リチウムイオン二次電池以外の二次電池、例えば、マグネシウムイオン二次電池、カルシウムイオン二次電池、アルミニウムイオン二次電池とすることもできる。
(正極板)
本発明の二次電池100を構成する正極板50について特に限定はなく、二次電池の種別に応じ従来公知の正極板を適宜選択して用いることができる。例えば、リチウムイオン二次電池の正極板としては、本発明の負極板10において用いられる負極集電体と同様の正極集電体55の表面の一部に、リチウム遷移金属複合酸化物などの正極活物質粒子、導電材、樹脂製の結着物質などが分散された溶液を塗布・乾燥し、必要に応じてプレスすることで正極活物質層54が形成されてなる正極板等を挙げることができる。
(セパレータ)
セパレータ70について特に限定はなく、二次電池の分野で従来公知のセパレータを適宜選択して使用することができる。例えば、マイクロポアを有するリチウムイオン透過性のポリエチレンフィルムを、多孔性のリチウムイオン透過性のポリプロピレンフィルムで挟んだ三層構造としたものなどを好適に使用可能である。なお、電解質として、固体電解質や、半固体電解質を用いる場合には、セパレータを設けない二次電池の構成とすることができる。
(電解質)
本発明に用いられる電解質90は、一般的に、本発明の二次電池100がリチウムイオン二次電池である場合には、リチウム塩を有機溶媒に溶解させた非水電解液等を用いることができる。
上記リチウム塩の例としては、LiClO4、LiBF4、LiPF6、LiAsF6、LiCl、及びLiBr等の無機リチウム塩;LiB(C654、LiN(SO2CF32、LiC(SO2CF33、LiOSO2CF3、LiOSO225、LiOSO249、LiOSO2511、LiOSO2613、及びLiOSO2715等の有機リチウム塩;等が代表的に挙げられる。
リチウム塩の溶解に用いられる有機溶媒としては、環状エステル類、鎖状エステル類、環状エーテル類、及び鎖状エーテル類等が挙げられる。
上記負極板10、正極板50、電解質90、及び必要に応じて設けられるセパレータ70を用いて製造される二次電池100の構造としては、従来公知の構造を適宜選択して用いることができる。例えば、上記の負極板10及び正極板50を、セパレータ70を介して渦巻状に巻き回して、電池容器内に収納する構造が挙げられる。また別の態様としては、所定の形状に切り出した正極板50及び負極板10をセパレータ70を介して積層して固定し、これを電池容器内に収納する構造を採用してもよい。いずれの構造においても、正極板50及び負極板10を電池容器内に収納後、正極板に取り付けられたリード線を外装容器に設けられた正極端子に接続し、一方、負極板に取り付けられたリード線を外装容器内に設けられた負極端子に接続し、さらに電池容器内に電解質90を充填した後、密閉することによって二次電池が製造される。
<<電池パック>>
次に、図5を用いて本発明の二次電池100を用いて構成される電池パック200について説明する。図5は、本発明の電池パック200の一例を示す概略分解図である。
図5に示すように電池パック200は、二次電池100が樹脂容器36a、樹脂容器36b、および端部ケース37に収納されて構成される。また、二次電池の一端面であって、正極端子32および負極端子33を備える面と、端部ケース37との間には、過充電や過放電を防止するための保護回路基板34が設けられている。
保護回路基板34は、外部接続コネクタ35を備えており、外部接続コネクタ35は、樹脂容器36aに設けられた外部接続用窓38a、および、端部ケース37に設けられた外部接続用窓38bに挿入され外部端子と接続される。また、保護回路基板34には、図示しない、充放電を制御するための充放電安全回路、外部接続端子と二次電池100とを導通させるための配線回路などが搭載されている。
電池パック200は、本発明の負極板10が用いられた本発明の二次電池100を用いること以外は、従来公知の電池パックの構成を適宜選択することができる。図示しないが、電池パック200は、二次電地100と端部ケース37との間に、正極端子32と接続する正極リード板、負極端子33と接続する負極リード板、絶縁体などを適宜備えていてもよい。
なお、本発明の負極板10を用いた本発明の二次電池100は、電池パックへの使用態様以外に、上記保護回路に、さらに過大電流の遮断、電池温度モニター等の機能を備え、且つ、該保護回路を二次電池に一体化させて取り付けられる態様に用いられてもよい。かかる態様では、電池パックを構成することなく、保護機能および保護回路を備える二次電池として使用することができ、汎用性が高い。なお、上記で説明したいくつかの態様は、例示に過ぎず、本発明の負極板10、あるいは本発明の二次電池100の使用を何ら限定するものではない。
次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。以下、特に断りのない限り、部または%は質量基準である。
(実施例1)
平均粒径2.7μmのSi金属20.0g(関東金属工業(株)製)に、ポリイミド樹脂(PIX‐L110 日立化成工業株式会社)4.0gとNMP(N−メチル−2−ピロリドン)(三菱化学(株)製)15.0gを分散させ、エクセルオートホモジナイザー((株)日本精機製作所製)で4000rpmの回転数で10分間攪拌した。次いで、前記分散液に、アセチレンブラック粉状(電気化学工業株式会社製、デンカブラック)1.0gとNMP(N−メチル−2−ピロリドン)(三菱化学(株)製)7.0gを分散させ、エクセルオートホモジナイザー((株)日本精機製作所製)で4000rpmの回転数で15分間混練することによって第1の負極活物質層用塗工液Aを調製した。
次に、平均粒径2.7μmのSi金属(関東金属工業(株)製)2.0gに、ポリイミド樹脂(PIX‐L110 日立化成工業株式会社)7.0gとNMP(N−メチル−2−ピロリドン)(三菱化学(株)製)5.0gを分散させた分散液を作製し、さらにアセチレンブラック粉状(電気化学工業株式会社製、デンカブラック)1.0g、NMP(N−メチル−2−ピロリドン)(三菱化学(株)製)5.0gを分散液に分散、攪拌させて第2の負極活物質層用塗工液Aを調製した。
集電体として厚さ10μmの銅箔(日本製箔(株)製)を準備し、最終的に得られる第1の負極活物質層の厚さが10μmとなる量で、当該集電体の一面側に上記にて調製した第1の負極活物質層用塗工液Aをアプリケーターで塗布し、120℃の乾燥炉内に設置し、10分乾燥することで第1の負極活物質層を形成した。乾燥させた第1の負極活物質層の上に最終的に得られる第2の負極活物質層の厚さが5μmとなるように、第2の負極活物質層用塗工液Aをアプリケーターで塗布し、120℃の乾燥炉内に設置し、10分乾燥することで第2の負極活物質層を形成した。
次に、表面に第1の負極活物質層、第2の負極活物質層がこの順で設けられた負極集電体を雰囲気電気炉(N2置換、酸素濃度200ppm以下)内で、室温から60分かけて300℃まで加熱し、300℃で60分保持した後、室温まで冷却することで負極板を得た。この負極板を所定の大きさ(直径15mmの円板)に裁断したものを、実施例1の負極板とした。なお、実施例1において、第1の負極活物質層中のケイ素系活物質の含有比率は80%であり、第2の負極活物質層中のケイ素系活物質の含有比率は20%である。
(実施例2)
第1の負極活物質層用塗工液Aにおける、Si金属(関東金属工業(株)製)の添加量を22.5gに変更し、ポリイミド樹脂(PIX‐L110 日立化成工業株式会社)の添加量を1.5gに変更し、NMP(N−メチル−2−ピロリドン)(三菱化学(株)製)22.0gを、15.0gに変更した以外は、全て第1の負極活物質層用塗工液Aと同様の調製方法で第1の負極活物質層用塗工液Bを調製した。第1の負極活物質層用塗工液Aを上記で調製した第1の負極活物質層用塗工液Bに変更し、最終的に得られる第1の負極活物質層の厚さが9μmとなる量で塗工した以外は、全て実施例1と同様の方法で実施例2の負極板を得た。なお、実施例2において、第1の負極活物質層中のケイ素系活物質の含有比率は90%であり、第2の負極活物質層中のケイ素系活物質の含有比率は20%である。
(実施例3)
第2の負極活物質層用塗工液Aにおける、Si金属(関東金属工業(株)製)の添加量を5.0gに変更し、ポリイミド樹脂(PIX‐L110 日立化成工業株式会社)の添加量を4.0gに変更した以外は、全て第2の負極活物質層用塗工液Aと同様の調製方法で第2の負極活物質層用塗工液Bを調製した。第2の負極活物質層用塗工液Aを第2の負極活物質層用塗工液Bに変更した以外は全て実施例1と同様の方法で、実施例3の負極板を得た。なお、実施例3において、第1の負極活物質層中のケイ素系活物質の含有比率は80%であり、第2の負極活物質層中のケイ素系活物質の含有比率は50%である。
(実施例4)
第1の負極活物質層用塗工液Aにおけるポリイミド樹脂(PIX‐L110 日立化成工業株式会社)4.0gを、ポリアミドイミド(Torlon ソルベイスペシャルティポリマーズジャパン)4.0gに変更した以外は、全て第1の負極活物質層用塗工液Aと同様の調整方法で第1の負極活物質層用塗工液Cを調製した。同様に、第2の負極活物質層用塗工液Aにおけるポリイミド樹脂(PIX‐L110 日立化成工業株式会社)7.0gを、ポリアミドイミド(Torlon ソルベイスペシャルティポリマーズジャパン)7.0gに変更した以外は、全て第2の負極活物質層用塗工液Aと同様の調製方法で第2の負極活物質層用塗工液Cを調製した。次いで、第1の負極活物質層用塗工液Aを第1の負極活物質層用塗工液Cに変更し、第2の負極活物質層用塗工液Aを第2の負極活物質層用塗工液Cに変更した以外は全て実施例1と同様の方法により、実施例4の負極板を得た。なお、実施例4において、第1の負極活物質層中のケイ素系活物質の含有比率は80%であり、第2の負極活物質層中のケイ素系活物質の含有比率は20%である。
(実施例5)
第2の負極活物質層用塗工液Aをそのまま第3の負極活物質層用塗工液Aとした。最終的に得られる第1の負極活物質層の厚さが9μmとなる量で上記実施例1で用いた第1の負極活物質層用塗工液Aを塗工し、最終的に得られる第2の負極活物質層の厚さが2μmとなる量で上記実施例3で用いた第2の負極活物質層用塗工液Bを塗工して第1の負極活物質層、及び第2の負極活物質層を形成した。次いで、上記で調製した第3の負極活物質層用塗工液Aを最終的に得られる第3の負極活物質層の厚さが5μmとなる量で、第2の負極活物質層上にアプリケーターで塗布し、120℃の乾燥炉内に設置し、10分乾燥することで第3の負極活物質層を形成した。この点以外は全て実施例1と同様の方法にして実施例5の負極板を得た。なお、実施例5において、第1の負極活物質層中のケイ素系活物質の含有比率は80%であり、第2の負極活物質層中のケイ素系活物質の含有比率は50%であり、第3の負極活物質層中のケイ素系活物質の含有比率は20%である。
(実施例6)
第1の負極活物質層の厚さを20μm、第2の負極活物質層の厚さを10μmに変更した以外は全て実施例1と同様にして実施例6の負極板を得た。なお、実施例6において、第1の負極活物質層中のケイ素系活物質の含有比率は80%であり、第2の負極活物質層中のケイ素系活物質の含有比率は20%である。
(比較例1)
第1の負極活物質層の厚さを11μmとし、第2の負極活物質層を形成しなかった以外は全て実施例1と同様にして、比較例1の負極板を得た。なお、比較例1において、第1の負極活物質層中のケイ素系活物質の含有比率は80%である。
(比較例2)
第1の負極活物質層用塗工液Aをそのまま第2の負極活物質層用塗工液Dとした。最終的に得られる第1の負極活物質層の厚さが8μmとなる量で上記実施例1で用いた第1の負極活物質層用塗工液Aを塗工し、最終的に得られる第2の負極活物質層の厚さが2μmとなる量で上記で調製した第2の負極活物質層用塗工液Dを塗工した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例2の負極板を得た。なお、比較例2において、第1の負極活物質層中のケイ素系活物質の含有比率は80%であり、第2の負極活物質層中のケイ素系活物質の含有比率は80%である。
(比較例3)
第2の負極活物質層用塗工液Aをそのまま第1の負極活物質層用塗工液Dとした。最終的に得られる第1の負極活物質層の厚さが10μmとなる量で上記で調製した第1の負極活物質層用塗工液Dを塗工し、最終的に得られる第2の負極活物質層の厚さが2μmとなる量で上記比較例2で調製した第2の負極活物質層用塗工液Dを塗工した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例3の負極板を得た。なお、比較例3において、第1の負極活物質層中のケイ素系活物質の含有比率は20%であり、第2の負極活物質層中のケイ素系活物質の含有比率は80%である。
(電池特性評価)
エチレンカーボネート(EC)/ジエチルカーボネート(DEC)/エチルメチルカーボネート(EMC)混合溶媒(重量比=30wt%:30wt%:30wt%)に、溶質として六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)を加えて、当該溶質であるLiPF6の濃度が、1mol/Lとなるように濃度調整した後、電解液に対して10wt%のFECを添加し、非水電解液を調製した。各実施例および比較例の負極板を作用極として用い、対極板及び参照極板として金属リチウム板、電解液として上記にて作製した非水電解液を用い、三極式コインセルを組み立て、下記充放電試験およびサイクル試験に供した。
(初期充電試験)
試験セルを、25℃の環境下で、電圧が0.001Vに達するまで定電流(0.85mA)で定電流充電し、当該電圧が0.001Vに達した後は、電圧が0.001Vを下回らないように、当該電流(充電レート:0.1C)が5%以下となるまで減らしていき、定電圧で充電を行ない、満充電させた後、10分間休止させた。尚、ここで、上記「0.1C」とは、上記三極式コインセルを用いて定電流充電して、10時間で充電終了となる電流値(充電終止電圧に達する電流値)のことを意味する。また上記定電流は、試験セルにおける作用極において、活物質であるSi金属の理論放電量4200mAh/gが10時間で充電されるよう設定した。縦軸にセル電圧(V)、横軸に充電時間(h)をとり、充電曲線を作成し、負極板の初期充電容量(mAh)を求めた。初期充電容量を表1に示す。
(初期放電試験)
その後、満充電された試験セルを、25℃の環境下で、電圧が0.001V(満充電電圧)から1.5V(放電終止電圧)になるまで、定電流(0.85mA)(放電レート:0.1C)で定電流放電し、縦軸にセル電圧(V)、横軸に放電時間(h)をとり、放電曲線を作成し、負極板の初期放電容量(mAh)を求めた。初期放電容量を表1に併せて示す。
(初期充放電効率の算出)
初期充放電効率%={(初期放電容量)÷(初期充電容量)]×100より算出した上記実施例および比較例の結果を表1に併せて示す。
(サイクル試験)
上記初期充放電試験後の試験セルを上記初期充放電試験と同様に、さらに2回行い、この時の放電容量の平均値をサイクル試験時の初期値とし、上記初期充放電試験と同様の充放電試験を繰り返し、放電容量が初期値に対して90%以下になったときのサイクル数を求めた。サイクル数を表1に併せて示す。
Figure 2014035885
表1からも明らかなように、負極集電体にケイ素系活物質とバインダーとを含む2以上の負極活物質層が設けられ、負極集電体に最も近い位置に存在する負極活物質層上に、当該負極活物質層よりもケイ素系活物質の含有比率が小さい別の負極活物質層が設けられた本発明の発明特定事項を充足する実施例の負極板を用いた二次電池によれば、アルカリ金属イオン挿入時における膨張が抑制されており、これにより十分なサイクル特性を得ることができた。また、十分な電池特性を得ることができた。一方、本発明の発明特定事項を全て充足しない比較例の負極板を用いた二次電池では、サイクル特性、及び電池特性ともに、実施例に劣る結果となった。
1・・・負極集電体
2・・・負極活物質積層体
2A・・・第1の負極活物質層
2B・・・第2の負極活物質層
2C・・・他の負極活物質層
5・・・特定の負極活物質
10・・・負極板
50・・・正極板
54・・・正極活物質層
55・・・正極集電体
32・・・正極端子
33・・・負極端子
34・・・保護回路基板
35・・・外部接続コネクタ
36a、36b・・・樹脂容器
37・・・端部ケース
38a、38b・・・外部接続窓
70・・・セパレータ
81、82・・・外装
90・・・電解質
100・・・二次電池
200・・・電池パック

Claims (3)

  1. 負極集電体と、前記負極集電体に設けられた負極活物質積層体と、を含む二次電池用負極板であって、
    前記負極活物質積層体は、ケイ素系活物質及び/又はスズ系活物質から構成される特定の負極活物質と、バインダーとを含有する2以上の負極活物質層を含み、
    前記負極集電体に最も近い位置に存在する負極活物質層上には、当該負極活物質層中の前記特定の負極活物質の含有比率よりも小さい比率で前記特定の負極活物質を含有する別の負極活物質層が設けられていることを特徴とする二次電池用負極板。
  2. 正極板と、負極板と、電解質とを含む二次電池であって、
    前記負極板は、負極集電体と、前記負極集電体に設けられた負極活物質積層体とを含み、
    前記負極活物質積層体は、ケイ素系活物質及び/又はスズ系活物質から構成される特定の負極活物質と、バインダーとを含有する2以上の負極活物質層を含み、
    前記負極集電体に最も近い位置に存在する負極活物質層上には、当該負極活物質層中の前記特定の負極活物質の含有比率よりも小さい比率で前記特定の負極活物質を含有する別の負極活物質層が設けられていることを特徴とする二次電池。
  3. 収納ケースと、正極端子および負極端子を備える二次電池と、過充電および過放電保護機能を有する保護回路とを少なくとも備え、前記収納ケースに二次電池および前記保護回路が収納されて構成される電池パックであって、
    前記二次電池は、正極板と、負極板と、電解質とを含み、
    前記負極板は、負極集電体と、前記負極集電体に設けられた負極活物質積層体とを含み、
    前記負極活物質積層体は、ケイ素系活物質及び/又はスズ系活物質から構成される特定の負極活物質と、バインダーとを含有する2以上の負極活物質層を含み、
    前記負極集電体に最も近い位置に存在する負極活物質層上には、当該負極活物質層中の前記特定の負極活物質の含有比率よりも小さい比率で前記特定の負極活物質を含有する別の負極活物質層が設けられていることを特徴とする電池パック。
JP2012176654A 2012-08-09 2012-08-09 二次電池用負極板、及び二次電池、並びに電池パック Active JP6047990B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012176654A JP6047990B2 (ja) 2012-08-09 2012-08-09 二次電池用負極板、及び二次電池、並びに電池パック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012176654A JP6047990B2 (ja) 2012-08-09 2012-08-09 二次電池用負極板、及び二次電池、並びに電池パック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014035885A true JP2014035885A (ja) 2014-02-24
JP6047990B2 JP6047990B2 (ja) 2016-12-21

Family

ID=50284780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012176654A Active JP6047990B2 (ja) 2012-08-09 2012-08-09 二次電池用負極板、及び二次電池、並びに電池パック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6047990B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019230298A1 (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 非水電解質二次電池
CN113013379A (zh) * 2021-03-08 2021-06-22 昆山宝创新能源科技有限公司 一种负极极片及其制备方法、锂离子电池
US20210218029A1 (en) * 2018-05-15 2021-07-15 Lg Chem, Ltd. Negative electrode and lithium secondary battery including negative electrode
CN114079048A (zh) * 2020-08-18 2022-02-22 比亚迪股份有限公司 一种负极极片以及锂离子电池
US12009512B2 (en) 2018-05-30 2024-06-11 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Nonaqueous electrolyte secondary battery

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024085709A1 (ko) * 2022-10-21 2024-04-25 주식회사 엘지에너지솔루션 리튬 이차 전지용 음극, 리튬 이차 전지용 음극의 제조 방법 및 음극을 포함하는 리튬 이차 전지

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008010394A (ja) * 2006-06-02 2008-01-17 Toshiba Corp 非水電解質電池、電池パック及び充電式掃除機
JP2008532224A (ja) * 2005-04-01 2008-08-14 エルジー・ケム・リミテッド 電極添加剤を含むリチウム二次電池用電極及び該電極を含むリチウム二次電池
WO2011142083A1 (ja) * 2010-05-12 2011-11-17 株式会社豊田自動織機 リチウムイオン二次電池用電極及びその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008532224A (ja) * 2005-04-01 2008-08-14 エルジー・ケム・リミテッド 電極添加剤を含むリチウム二次電池用電極及び該電極を含むリチウム二次電池
JP2008010394A (ja) * 2006-06-02 2008-01-17 Toshiba Corp 非水電解質電池、電池パック及び充電式掃除機
WO2011142083A1 (ja) * 2010-05-12 2011-11-17 株式会社豊田自動織機 リチウムイオン二次電池用電極及びその製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20210218029A1 (en) * 2018-05-15 2021-07-15 Lg Chem, Ltd. Negative electrode and lithium secondary battery including negative electrode
WO2019230298A1 (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 非水電解質二次電池
JPWO2019230298A1 (ja) * 2018-05-30 2021-06-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 非水電解質二次電池
JP7386432B2 (ja) 2018-05-30 2023-11-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 非水電解質二次電池
US12009512B2 (en) 2018-05-30 2024-06-11 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Nonaqueous electrolyte secondary battery
CN114079048A (zh) * 2020-08-18 2022-02-22 比亚迪股份有限公司 一种负极极片以及锂离子电池
CN113013379A (zh) * 2021-03-08 2021-06-22 昆山宝创新能源科技有限公司 一种负极极片及其制备方法、锂离子电池

Also Published As

Publication number Publication date
JP6047990B2 (ja) 2016-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6015222B2 (ja) 二次電池用負極板、及び二次電池、並びに電池パック
WO2017038041A1 (ja) 非水電解質二次電池
KR20130142877A (ko) 리튬 이차 전지용 전극재 및 리튬 이차 전지
WO2011052533A1 (ja) リチウム二次電池
JP6466161B2 (ja) リチウムイオン電池用負極材料
JP2015179565A (ja) 非水電解質電池用電極、非水電解質二次電池及び電池パック
JP2008262832A (ja) 非水電解質二次電池
KR20170107894A (ko) 적층체, 이차 전지, 전지 팩 및 차량
JP2015046218A (ja) 非水電解質二次電池用電極およびそれを用いた非水電解質二次電池
JP6047990B2 (ja) 二次電池用負極板、及び二次電池、並びに電池パック
JP6518061B2 (ja) リチウムイオン二次電池
US11626591B2 (en) Silicon-containing electrochemical cells and methods of making the same
JP6794658B2 (ja) 蓄電素子用非水電解質、非水電解質蓄電素子及びその製造方法
JP6051038B2 (ja) リチウムイオン二次電池の正極集電体用箔とその製造方法、及び、リチウムイオン二次電池
JP2017054782A (ja) 非水電解質電池用電極、それを備えた非水電解質電池および電池パック
JP6974930B2 (ja) 非水電解質二次電池
JP2014041767A (ja) 非水電解液二次電池用負極板、非水電解液二次電池、および電池パック
JP2009152182A (ja) 非水電解質二次電池
JP5168380B2 (ja) リチウムイオン二次電池用負極板、リチウムイオン二次電池、及び電池パック、並びにリチウムイオン二次電池の製造方法
JP5865951B2 (ja) 非水電解質電池及び電池パック
JP5863849B2 (ja) 非水電解質電池および電池パック
WO2020017580A1 (ja) 蓄電素子
JP2014241233A (ja) 二次電池用電極板、その製造方法、二次電池及び電池パック
JP6955660B2 (ja) 蓄電素子
JP2014044826A (ja) 二次電池用セパレータの製造方法、二次電池用セパレータ、二次電池、および電池パック

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160405

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161025

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6047990

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150