JP2014035632A - 操作装置 - Google Patents

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綾野 伊藤
Yuichi Sahashi
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Abstract

【課題】タッチパッドの押圧操作時の誤入力を抑制することのできる操作装置を提供する。
【解決手段】この操作装置は、タッチパッド20がタッチ操作された際にそのタッチ位置を検出し、タッチ位置に基づいて、ディスプレイに表示される複数項目のいずれかを選択する。また、タッチパッド20の押圧操作に基づいて選択項目を決定する。ここでは、タッチパッド20上のタッチ面積の増加を検知した際にその時点でのタッチ位置P1を基準タッチ位置Pbとして保持する。また、タッチパッド20上のタッチ面積が増加していて且つ、タッチ部分の形状が楕円状に変形している間、基準タッチ位置Pbに基づいて選択項目を決定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、タッチパッドの操作により表示部に表示される各種項目を選択及び決定することが可能な操作装置に関する。
車両には、エアコン装置やナビゲーション装置等を遠隔操作するための操作装置を搭載したものがある。従来、この種の操作装置としては特許文献1に記載の操作装置が知られている。
特許文献1に記載の操作装置は、エアコン装置やナビゲーション装置等の操作に必要な各種項目が表示されるディスプレイ、及びユーザにより指で操作されるタッチパッドを備えている。ディスプレイは車両のインストルメントパネルなどの視認し易い場所に配置されている。タッチパッドはセンターコンソール等の操作し易い場所に配置されている。この操作装置は、ユーザの指がタッチパッドに接触すると、そのタッチ位置(接触位置)を検出し、ディスプレイに表示された各種項目のいずれが選択されたかを判断する。そして操作装置は、ディスプレイに表示された選択項目の色を反転することにより、ユーザが選択項目を視認できるようにする。また、各種項目のいずれかが選択されている状態でユーザがタッチパッドを押圧すると、操作装置はこの押圧操作を検出する。このとき操作装置は決定操作が行われたと判定して、選択項目に対応する動作、例えばエアコン装置の動作モードの切り替えなどを行う。
このような操作装置によれば、ユーザはタッチパッドを指でなぞるタッチ操作や、タッチパッドを指で押圧する押圧操作の2種類の操作を行うだけでエアコン装置やカーナビゲーション装置等を操作することができるため、利便性が向上する。
特開2000−235452号公報
ところで、この操作装置では、ユーザが決定操作の際にタッチパッドを指で押圧すると指がつぶれるように変形する。このときタッチパッド上の指が接触している部分(タッチ部分)の形状が変化する。特に爪の長いユーザや指の太いユーザの場合、タッチ部分の形状の変化が顕著に現れる。そしてタッチ部分の形状が変化すると、操作装置により検出されるタッチ位置が変化する可能性がある。これに起因してタッチ位置が変化してしまうと、押圧操作の完了時にユーザが決定したい項目とは別の項目が決定されるという不具合が発生するおそれがある。
なお、こうした課題は、車両のエアコン装置やナビゲーション装置などを遠隔操作するための操作装置に限らず、タッチパッドのタッチ操作に基づきディスプレイの複数項目のいずれかが選択されるとともに、タッチパッドの押圧操作に基づいて選択項目が決定される各種操作装置に共通する課題である。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、タッチパッドの押圧操作時の誤入力を抑制することのできる操作装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、タッチパッドがタッチ操作された際にそのタッチ位置を検出し、同タッチ位置に基づいて、表示部に表示される複数項目のいずれかを選択するとともに、前記タッチパッドの押圧操作に基づいて選択項目を決定する操作装置において、前記タッチパッド上のタッチ面積の増加を検知した際にその時点でのタッチ位置を基準タッチ位置として保持し、前記タッチパッド上のタッチ面積が増加していて且つ、タッチ部分の形状が楕円状に変化している間、前記基準タッチ位置に基づいて前記選択項目を決定することを要旨とする。
ユーザがタッチパッドを指で押圧した場合、指がつぶれるように変形するため、タッチ面積が徐々に増加する。またこのとき、タッチ部分の形状が指の形状に沿って楕円状に変化する。したがって上記構成によれば、押圧操作が行われている間、基準タッチ位置に基づいて選択項目が決定されるため、基準タッチ位置に対応する項目が選択されたままの状態となる。そして、ユーザの押圧操作が完了したとき、基準タッチ位置に対応する項目がそのまま決定される。これにより、ユーザが押圧操作の開始時に選択した項目がそのまま決定されるため、誤入力を抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の操作装置において、前記タッチ部分の形状が楕円状に変化していることの判定が、前記基準タッチ位置から現在のタッチ位置までの第1軸方向の変位量、及び前記第1軸方向と直交する第2軸方向への変位量に基づいて行われることを要旨とする。
同構成によれば、押圧操作時におけるタッチ部分の楕円状の変化を容易に検出することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の操作装置において、前記タッチ面積の増加を検知した際にその時点でのタッチ面積を基準タッチ面積として更に保持し、前記タッチ面積が増加していることの判定が、現在のタッチ面積と前記基準タッチ面積との比較に基づいて行われることを要旨とする。
同構成によれば、押圧操作時のタッチ面積の増加を容易に検出することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の操作装置において、前記基準タッチ位置と現在のタッチ位置との間の距離が所定値以上となることを条件に、前記基準タッチ位置に基づく選択項目の決定を停止し、現在のタッチ位置に基づいて前記選択項目を決定することを要旨とする。
同構成によれば、ユーザが押圧操作を中断して指を移動させたとき、基準タッチ位置と現在のタッチ位置との間の距離が所定値以上になると基準タッチ位置に基づく選択項目の決定が停止され、現在のタッチ位置に基づいて選択項目が決定される。これにより、ユーザが押圧操作を中断して指を移動させた場合でもその操作に応じた適切な項目が選択されるため、操作性が向上する。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の操作装置において、前記基準タッチ位置に基づく選択項目の決定を停止するための条件として、前記タッチ面積が減少することを更に含むことを要旨とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の操作装置において、前記タッチ面積が減少することを条件に、前記基準タッチ位置に基づく選択項目の決定を停止し、現在のタッチ位置に基づいて前記選択項目を決定することを要旨とする。
ユーザは押圧操作を中断する際に押圧力を弱めるため、タッチ面積が減少する。よって、上記構成によれば、押圧操作の中断をより的確に検出することができる。
本発明の操作装置によれば、タッチパッドの押圧操作時の誤入力を抑制することができる。
本発明の操作装置の一実施形態について同操作装置が搭載された車両内部の斜視構造を示す斜視図。 実施形態の操作装置についてそのディスプレイの正面構造を示す正面図。 実施形態の操作装置についてその操作部の平面構造を示す平面図。 図3のIV−IV線に沿った断面構造を示す断面図。 実施形態の操作装置についてその操作部の動作例を示す断面図。 実施形態の操作装置についてそのパームレストの斜視構造を示す斜視図。 実施形態の操作装置についてその構成を示すブロック図。 実施形態の操作装置による誤入力抑制制御についてその処理手順を示すフローチャート。 実施形態の操作装置についてその操作部のタッチパッドの操作例を示す平面図。 実施形態の操作装置についてそのディスプレイの表示例を示す正面図。
以下、本発明の操作装置を具体化した一実施形態について図1〜図10を参照して説明する。本実施形態の操作装置は車両のエアコン装置やナビゲーション装置等を遠隔操作するための装置である。
図1に示すように、この操作装置は、車両のセンタークラスター3に設けられたディスプレイ1、及び車両のセンターコンソール4に設けられた操作部2を備えている。
ディスプレイ1にはエアコン装置やナビゲーション装置等の操作に必要な各種項目が表示される。例えばナビゲーション装置で行き先検索を行う場合、ディスプレイ1には、図2に示すように、五十音順に並べられた日本語のひらがな文字からなるアイコン10が表示される。本実施形態では、このディスプレイ1が表示部となる。
図3及び図4に示すように操作部2は、矩形板状のタッチパッド20、及びこれを収容する筐体21を備えている。
タッチパッド20は静電容量式の構造からなり、例えば図3の点ハッチングで示す領域にユーザの指が触れたとするとその接触領域の静電容量の変化を検出する。また、タッチパッド20は、静電容量の変化が検出された領域の情報を出力する。
図4に示すように筐体21には、タッチパッド20を収容する凹部21aが形成されている。凹部21aの開口部には、タッチパッド20の外縁に接触する突出部21bが形成されている。また凹部21aの内部には、ばね部材23が収容され、その付勢力によりタッチパッド20が突出部21bに接触した状態で保持されている。さらに凹部21aの底面には押圧センサ22が配置されている。押圧センサ22は、タッチパッド20側に突出する可動部22aを備えており、この可動部22aが図中の下方に移動することにより押圧検出信号を出力する。
操作部2のこのような構造によりユーザが図5に示すようにタッチパッド20を下方に押圧すると、タッチパッド20がばね部材23の付勢力に抗して押圧センサ22側に移動する。このとき押圧センサ22の可動部22aが下方に移動し、押圧センサ22から押圧検出信号が出力される。すなわち操作部2はタッチパッド20の押圧操作に基づいて押圧検出信号を出力する。
一方、図6に示すように、センターコンソール4の操作部2の近傍には、タッチパッド20の操作の際に運転者の手首を支えるパームレスト(支持部材)6が設けられている。パームレスト6はクッション性の部材からなり、センターコンソール4から山状に突出する形状を有している。パームレスト6の操作部2側には凹部60が形成されている。ユーザが凹部60に手首を載せることにより、人差し指の伸びる方向がタッチパッド20の短辺方向(図中のY軸方向)となる。これにより、ユーザはタッチパッド20を指で短辺方向(Y軸方向)になぞる操作、及び長辺方向(図中のX軸方向)になぞる操作を容易に行うことができる。
図7に示すように、操作部2のタッチパッド20及び押圧センサ22のそれぞれの出力信号は制御装置5に取り込まれる。制御装置5はマイクロコンピュータを中心に構成され、メモリ50などを備えている。制御装置5はタッチパッド20及び押圧センサ22の出力に基づいてディスプレイ1の表示を制御する。具体的には、制御装置5はタッチパッド20の出力信号に基づいてユーザのタッチ位置を所定の周期で検出する。制御装置5は例えば図3に示す点ハッチングの領域で静電容量の変化を検出した場合、その領域の中心座標P1をタッチ位置として検出する。本実施形態のタッチ位置はタッチパッド20のX軸方向の座標位置、及びそのY軸方向の座標位置として検出される。そして制御装置5は、検出したタッチ位置とディスプレイ1の各アイコン10の表示位置とに基づいてタッチ位置に対応するアイコン10を特定し、複数のアイコン10のいずれが選択されたかを判断する。また制御装置5は、選択されたアイコン10を囲むように外枠11をディスプレイ1に表示する。例えば選択されたアイコン10が「つ」の文字である場合、図2に太線で示すように、「つ」の文字を囲むように外枠11を表示する。また制御装置5は、アイコン10が選択された状態で押圧センサ22からの押圧検出信号を受信した場合、タッチパッド20の押圧操作が行われたと判定して、選択されたアイコン10の操作を決定する。例えば図2に示すように「つ」の文字が選択されているときに押圧操作を検出した場合、ディスプレイ1の検索テキストフィールド12に「つ」の文字を表示する。
このような操作装置によれば、ユーザはタッチパッド20に指を接触させたり、タッチパッド20を指でなぞるタッチ操作を行うことにより、ディスプレイ1に表示される各種項目を選択することができる。また項目を選択した後、タッチパッド20を指で押圧することにより、選択した項目を決定することができる。
一方、ユーザがタッチパッド20を指で押圧すると、図5に示すように指がつぶれるように変形する。これにより図3に2点鎖線で示すように、タッチパッド20上の指が接触している部分(タッチ部分)の形状が指の形状に沿って楕円状に変化し、タッチ面積が増加する。詳しくは、指の伸びる方向、すなわちY軸方向が長辺方向となり、X軸方向が短辺方向となるように楕円状に変化する。このとき制御装置5により検出されるタッチ位置は図中の「P1」から「P2」に変化する。このため、押圧開始時に「つ」の文字が選択されていたとしても、押圧完了時に「つ」の下方に位置する「て」の文字が選択され、これが決定されるおそれがある。
そこで本実施形態の制御装置5は、まず、タッチ位置の検出周期に併せてタッチ面積も検出する。そして制御装置5は、タッチ面積の時間的な変化に基づいてタッチ面積の増加を検出した際に、その時点でのタッチ位置及びタッチ面積を基準タッチ位置及び基準タッチ面積としてそれぞれ保持する。また制御装置5は、その後に検出されるタッチ位置及びタッチ面積に基づいて以下の(a1)の条件及び(a2)の条件が共に成立している間、基準タッチ位置に基づいて選択項目を決定する。
(a1)タッチ面積が基準タッチ面積から増加していること。本実施形態では、現在のタッチ面積と基準タッチ面積との差分値が所定値A以上であることをもってタッチ面積が基準タッチ面積から増加していると判定する。所定値Aは、押圧操作時のタッチ面積の増加を判別できるように予め実験などにより設定される。
(a2)タッチ部分の形状が楕円状に変化していること。本実施形態では、基準タッチ位置から現在のタッチ位置までのX軸方向の変位量の絶対値が所定値B未満であって且つ、そのY軸方向の変位量の絶対値が所定値B以上であることをもってタッチ部分の形状が楕円状に変化していると判定する。所定値Bは、押圧操作時におけるタッチ部分の楕円状の変化を検出できるように予め実験などにより設定される。
ところで、(a1)の条件及び(a2)の条件が共に成立している間、基準タッチ位置に基づいて選択項目を常に決定すると、ユーザが押圧操作を中断して指を移動させた場合にも基準タッチ位置に対応する選択項目がディスプレイ1に表示されるおそれがある。このような状況では、ユーザの指の動きに併せて選択項目が変化することが望ましい。一方、ユーザは押圧操作を中断する際に押圧力を弱めるため、タッチ面積が減少する。また、指の移動に伴ってタッチ位置が基準タッチ位置から大きく変化する。そこで本実施形態では、(a1)の条件及び(a2)の条件が共に成立している間に以下の(b1)の条件及び(b2)の条件が共に成立した場合、基準タッチ位置に基づく選択項目の決定を停止し、現在のタッチ位置に基づいて選択項目を決定するようにしている。
(b1)タッチ面積が減少したこと。本実施形態では、現在のタッチ面積と前回検出されたタッチ面積との差分値が所定値C未満であることをもってタッチ面積が減少したと判定する。所定値Cは、押圧操作の中断を判別できるように予め実験などにより設定される。
(b2)現在のタッチ位置と基準タッチ位置との間の距離が所定値D以上であること。所定値Dは、ユーザが押圧操作を中断して指を移動させたか否かを判別できるように予めの実験などにより設定される。
次に、図8を参照して、制御装置5により行われる、こうした誤入力を抑制する制御についてその作用とともに詳述する。なお、図8に示す処理は、所定の周期をもって繰り返し実行される。また、制御装置5のメモリ50には上記所定値A〜Dが予め記憶されている。
図8に示すように、制御装置5は、はじめに、タッチパッド20の出力に基づいてタッチパッド20にユーザの指が触れているか否かを判定する(ステップS1)。制御装置5はステップS1で肯定判定をした場合(ステップS1:YES)、タッチパッド20の出力に基づいて現在のタッチ位置及びタッチ面積を算出した後(ステップS2)、基準タッチ位置及び基準タッチ面積のデータがメモリ50に有るか否かを判定する(ステップS3)。制御装置5はステップS3で否定判定をした場合(ステップS3:NO)、現在のタッチ位置に基づいて選択項目を決定する(ステップS4)。また制御装置5は現在のタッチ位置及びタッチ面積を基準タッチ位置及び基準タッチ面積としてメモリ50に記憶する(ステップS5)。さらに制御装置5は現在のタッチ面積を前回のタッチ面積検出値としてメモリ50に記憶し(ステップS6)、一連の処理を一旦終了する。
その後、制御装置5は、所定周期が経過した時点で図8に示す処理を再度実行したとき、タッチパッド20にユーザの指が触れていることを検知すると(ステップS1:YES)、現在のタッチ位置及びタッチ面積を算出する(ステップS2)。そして制御装置5は、メモリ50に基準タッチ位置及び基準タッチ面積のデータが有る場合(ステップS3:YES)、現在のタッチ面積と基準タッチ面積との差分値が所定値A以上であるか否かを判定する(ステップS7)。制御装置5はステップS7で肯定判定をした場合(ステップS7:YES)、基準タッチ位置から現在のタッチ位置までのX軸方向の変位量の絶対値が所定値B未満であること、及びそのY軸方向の変位量の絶対値が所定値B以上であることの両方の条件が成立するか否かを判定する(ステップS8)。制御装置5はステップS8で肯定判定をした場合(ステップS8:YES)、現在のタッチ面積と前回のタッチ面積検出値との差分値が所定値C未満であるか否かを判定する(ステップS9)。また制御装置5はステップS9で肯定判定をした場合には(ステップS9:YES)、現在のタッチ位置と基準タッチ位置との間の距離が所定値D以上であるか否かを判定する(ステップS10)。そして制御装置5はステップS9で否定判定をした場合(ステップS9:NO)、あるいはステップS10で否定判定をした場合には(ステップS10:NO)、基準タッチ位置に基づいて選択項目を決定する(ステップS11)。また制御装置5は現在のタッチ面積を前回のタッチ面積検出値としてメモリ50に記憶し(ステップS12)、一連の処理を終了する。以降、制御装置5はステップS7及びS8の両方で肯定判定を行って且つ、ステップS9及びS10のいずれか一方で否定判定を行う間、基準タッチ位置に基づいて選択項目を決定する。
一方、制御装置5はステップS9及びS10の両方で肯定判定をした場合、ユーザが押圧操作を中断して指を移動させたと判定して、現在のタッチ位置に基づいて選択項目を決定する(ステップS13)。また制御装置5は、メモリ50に記憶されている基準タッチ位置、基準タッチ面積、及び前回のタッチ面積検出値のそれぞれのデータをクリアし(ステップS14)、一連の処理を終了する。
また制御装置5はステップS7で否定判定をした場合(ステップS7:NO)、あるいはステップS8で否定判定をした場合(ステップS8:NO)には、タッチパッド20の押圧操作が行われていないと判定する。この場合、制御装置5は、現在のタッチ位置に基づいて選択項目を決定するとともに(ステップS13)、メモリ50に記憶されている基準タッチ位置、基準タッチ面積、及び前回のタッチ面積検出値のそれぞれのデータをクリアし(ステップS14)、一連の処理を終了する。
さらに制御装置5はステップS1で否定判定をした場合(ステップS1:NO)、すなわちタッチパッド20にユーザの指が触れていない場合には、メモリ50に記憶されている基準タッチ位置、基準タッチ面積、及び前回のタッチ面積検出値のそれぞれのデータをクリアし(ステップS14)、一連の処理を終了する。
次に、本実施形態の操作装置の動作例について説明する。
図3に示すように、ユーザが図中の点ハッチングで示す領域に指を接触させて「つ」の文字を選択した後、この選択を決定すべくタッチパッド20を指で押圧したとする。このとき制御装置5は、タッチ面積が増加し始める時点で検出されるタッチ位置P1及びタッチ面積S1を基準タッチ位置Pb及び基準タッチ面積Sbとしてメモリ50に記憶する。
そして操作部2から押圧検出信号が出力されるまでに、すなわち押圧操作が完了するまでに、タッチ部分の形状が図中の2点鎖線で示す形状に変化したとする。このとき制御装置5により検出されるタッチ位置は「Pb」から「P2」に変化する。この間、タッチ面積は基準タッチ面積Sbから徐々に増加するため、上記(a1)の条件が成立する。またタッチ位置は基準タッチ位置PbからY軸方向にのみ変化するため、上記(a2)の条件も成立する。よって押圧操作が行われている間、制御装置5は基準タッチ位置Pbに基づいて選択項目を決定するため、基準タッチ位置Pbに対応するアイコン10、すなわち「つ」の文字が選択されたままの状態となる。そして制御装置5は操作部2からの押圧検出信号を受信した時点で「つ」の文字をディスプレイ1の検索テキストフィールド12に表示する。これによりユーザが押圧操作の開始時に選択した項目がそのまま決定されるため、誤入力を抑制することができる。
また図9に示すように、ユーザがタッチパッド20の押圧操作を中断し、タッチ位置を基準タッチ位置Pbから位置P3まで変化させたとする。なお図9では、ユーザが押圧操作を中断した際のタッチ部分の形状を2点鎖線で囲む領域で示している。この場合、タッチパッド20の押圧を中断した時点でタッチ面積が2点鎖線の領域の面積から減少するため、上記(b1)の条件が成立する。また基準タッチ位置Pbから現在のタッチ位置P3までの距離Lが所定値D以上となるため、上記(b2)の条件も成立する。よって制御装置5は基準タッチ位置Pbに基づく選択項目の決定を停止し、現在のタッチ位置P3に基づいて選択項目を決定する。これにより図10に示すように、ディスプレイ1では図中に破線で示すように基準タッチ位置Pbに対応する「つ」の文字が選択された状態から、図中に太線で示すように現在のタッチ位置P3に対応する「あ」の文字が選択された状態へと変化する。したがってユーザの操作に応じた適切な項目が選択されるため、操作性が向上する。
以上説明したように、本実施形態の操作装置によれば以下の効果が得られる。
(1)制御装置5では、タッチパッド20上のタッチ面積の増加を検知した際にその時点でのタッチ位置を基準タッチ位置として保持することとした。そしてタッチパッド20上のタッチ面積が増加していて且つ、タッチ部分の形状が楕円状に変化している間、基準タッチ位置に基づいて選択項目を決定することとした。これにより、押圧操作の開始時に選択した項目がそのまま決定されるため、押圧操作時の誤入力を抑制することができる。
(2)操作部2の近傍には、指の伸びる方向がY軸方向となるようにユーザの手を支えるパームレスト6を設けた。また制御装置5では、タッチ部分の形状が楕円状に変形していることの判定を、基準タッチ位置から現在のタッチ位置までのX軸方向の変位量の絶対値が所定値B未満であること、及びそのY軸方向の変位量の絶対値が所定値B以上であることの両方の条件が成立することに基づいて行うこととした。これにより、押圧操作時におけるタッチ部分の楕円状の変化を容易に検出することができる。
(3)制御装置5では、タッチパッド20上のタッチ面積の増加を検知した際にその時点でのタッチ面積を基準タッチ面積として保持することとした。そしてタッチ面積が増加していることの判定を、現在のタッチ面積と基準タッチ位置との比較に基づいて行うこととした。これにより、押圧操作時のタッチ面積の増加を容易に検出することができる。
(4)制御装置5では、タッチ面積が減少して且つ、基準タッチ位置と現在のタッチ位置との間の距離が所定値以上であることを検知したとき、基準タッチ位置に基づく選択項目の決定を停止し、現在のタッチ位置に基づいて選択項目を決定することとした。これにより、ユーザが押圧操作を中断して指を移動させた場合でもその操作に応じた適切な項目が選択されるため、操作性が向上する。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・パームレスト6の位置や形状は適宜変更可能である。またパームレスト6を省略してもよい。
・ディスプレイ1及び操作部2の位置や形状は適宜変更可能である。例えばディスプレイ1と操作部2とを一体で構成してもよい。
・上記実施形態では、基準タッチ位置から現在のタッチ位置までのX軸方向の変位量の絶対値が所定値B未満であって且つ、そのY軸方向の変位量の絶対値が所定値B以上であることをもってタッチ部分の形状が楕円状に変形していると判定した。これに代えて、基準タッチ位置から現在のタッチ位置までのX軸方向の変位量の絶対値が所定値B以上であって且つ、そのY軸方向の変位量の絶対値が所定値B未満であることをもってタッチ部分の形状が楕円状に変形していると判定してもよい。このような判定方法は、例えばユーザの人差し指の伸びる方向がタッチパッドの長辺方向(X軸方向)となる場合に有効である。
・上記実施形態及び上記変形例では、タッチ部分の形状が楕円状に変形していることの判定を、基準タッチ位置から現在のタッチ位置までのX軸方向の変位量、及びそのY軸方向の変位量に基づいて行うこととした。これに代えて、例えばタッチパッド20で静電容量の変化が検出された領域の形状に基づいてタッチ部分の形状が楕円状に変形しているか否かを判定してもよい。これにより、タッチパッド20を操作する指の伸びる方向がどのような方向であったとしてもタッチ部分の形状が楕円状に変化しているか否かを判定することが可能となる。このような構成はパームレスト6を省略した場合に特に有効である。
・上記実施形態では、(b1)の条件及び(b2)の条件が共に成立することをもって基準タッチ位置に基づく選択項目の決定を停止することとしたが、この停止処理を(b1)の条件及び(b2)の条件のいずれか一方が成立することをもって行ってもよい。すなわち、図8に例示した処理においてステップS9及びS10のいずれか一方を省略してもよい。また、(b1)の条件及び(b2)の条件に基づく停止処理自体を省略してもよい。すなわち、図8に例示した処理においてステップS9及びS10を両方とも省略してもよい。
・上記実施形態では、タッチ面積が増加していることの判定を、現在のタッチ面積と基準タッチ面積との比較に基づいて行うこととした。これに代えて、例えば現在のタッチ面積が前回のタッチ面積検出値よりも大きいことをもって、タッチ面積が増加していると判定してもよい。また、操作部2の押圧センサ22が可動部22aの押し込み量に応じてその出力の大きさが変化するものである場合、すなわちセンサ感度が変化するものである場合、押圧センサ22のセンサ感度に基づいてタッチ面積の増加を判定してもよい。
・上記実施形態では、図8に例示した処理のステップS8においてX軸方向の変位量の絶対値に対する判定値、及びY軸方向の変位量の絶対値に対する判定値として同一の所定値Bを用いることとした。これに代えて、前者の判定値と後者の判定値とを異なる値に設定してもよい。
・タッチパッド20は静電容量式のものに限らず、例えば感圧式のものなど、適宜の検出方式のものを用いることが可能である。
・本発明の操作装置は、車両のエアコン装置やナビゲーション装置を遠隔操作する装置に限らず、車両以外の各種電子機器を操作する装置に適用することが可能である。
<付記>
次に、上記実施形態及びその変形例から把握できる技術的思想について追記する。
(イ)請求項2に記載の操作装置において、指の伸びる方向が前記第1軸方向となるようにユーザの手を支える支持部材を更に備え、前記タッチ部分の形状が楕円状に変化していることの判定が、前記基準タッチ位置から前記現在のタッチ位置までの第1軸方向の変位量が所定値未満であって且つ、その前記第2軸方向の変位量が所定値以上であることに基づいて行われることを特徴とする操作装置。ユーザの指の伸びる方向が第1軸方向となっている場合、ユーザが指でタッチパッドを押圧すると、タッチ部分の形状は第1軸方向が長辺方向となり、第2軸方向が短辺方向となるように楕円状に変化する。よって、タッチ位置は基準タッチ位置から第1軸方向へ大きく変化するが、第2軸方向へはほとんど変化しない。よって、上記構成によれば、タッチ部分の形状が楕円状に変化しているか否かを容易に判定することができる。
P1〜P3…タッチ位置、Pb…基準タッチ位置、S1…タッチ面積、Sb…基準タッチ面積、1…ディスプレイ(表示部)、6…パームレスト(支持部材)、20…タッチパッド。

Claims (6)

  1. タッチパッドがタッチ操作された際にそのタッチ位置を検出し、同タッチ位置に基づいて、表示部に表示される複数項目のいずれかを選択するとともに、前記タッチパッドの押圧操作に基づいて選択項目を決定する操作装置において、
    前記タッチパッド上のタッチ面積の増加を検知した際にその時点でのタッチ位置を基準タッチ位置として保持し、
    前記タッチパッド上のタッチ面積が増加していて且つ、タッチ部分の形状が楕円状に変化している間、前記基準タッチ位置に基づいて前記選択項目を決定する
    ことを特徴とする操作装置。
  2. 前記タッチ部分の形状が楕円状に変化していることの判定が、前記基準タッチ位置から現在のタッチ位置までの第1軸方向の変位量、及び前記第1軸方向と直交する第2軸方向への変位量に基づいて行われる
    請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記タッチ面積の増加を検知した際にその時点でのタッチ面積を基準タッチ面積として更に保持し、
    前記タッチ面積が増加していることの判定が、現在のタッチ面積と前記基準タッチ面積との比較に基づいて行われる
    請求項1又は2に記載の操作装置。
  4. 前記基準タッチ位置と現在のタッチ位置との間の距離が所定値以上となることを条件に、前記基準タッチ位置に基づく選択項目の決定を停止し、現在のタッチ位置に基づいて前記選択項目を決定する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の操作装置。
  5. 前記基準タッチ位置に基づく選択項目の決定を停止するための条件として、前記タッチ面積が減少することを更に含む
    請求項4に記載の操作装置。
  6. 前記タッチ面積が減少することを条件に、前記基準タッチ位置に基づく選択項目の決定を停止し、現在のタッチ位置に基づいて前記選択項目を決定する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の操作装置。
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