JP2014033648A - 模様付き板海苔とその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 強度劣化が少なく、香りが損なわれない模様付き板海苔と、作業が容易で、作業速度の速い製造方法を提供する。
【解決手段】 板海苔に炭酸ガスレーザビームを照射し、その焦げ跡によって模様を表示し、その焦げ跡をメッシュ状とした。表示する模様の線幅方向又は線軸方向に炭酸ガスレーザビームを走査させ、走査中に炭酸ガスレーザビームを間欠照射又は連続照射して板海苔を焦がし、一本の走査の終了後に炭酸ガスレーザビームを走査方向と交差する方向に移動させ、その移動位置で炭酸ガスレーザビームを走査と同じ方向に走査させ、その走査中に炭酸ガスレーザビームを間欠照射又は連続照射して照射部分を焦がし、線幅方向又は線軸方向への走査、走査方向と交差する方向への移動、移動後の走査、走査中の炭酸ガスレーザビームの照射を繰返すことにより焦げ跡をメッシュ状にして、板海苔に模様を表示するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は薄板状の海苔(板海苔)に関し、特に、表面に模様が表示された模様付き板海苔とその製造方法に関する。
従来、板海苔の表面に模様が表示された模様付き板海苔が知られている(特許文献1及び2)。特許文献1記載の模様付き板海苔は、海苔の表面にカルシウム等を含む組成物を付着させて模様としたものである。特許文献2記載の模様付き板海苔は、板海苔の表面に炭酸ガスレーザを照射して、当該照射部分を焦げた状態にして模様としたものである。一般に市販されている海苔は黒に近い色であり、炭酸ガスレーザで焦がした部分は白っぽくなり、板海苔の地色との関係でコントラストの綺麗な模様となる。
板海苔ではないが、前記特許文献2と同様に、炭酸ガスレーザでおかきの表面を焦がして、焦げた部分を模様としたおかき(特許文献3)なども知られている。
特公平07−28704号公報 特開2008−245630号公報 特開2005−110575号公報
前記特許文献1記載の模様付き板海苔は、表面にカルシウム等を含む組成物を付着させているため、付着物がはがれて、模様が崩れてしまうおそれがある。特許文献2記載の模様付き板海苔や特許文献3記載のおかきは、炭酸ガスレーザを照射し、照射部分を焦がすことによって模様を表示するものであるため、特許文献1のような問題が生じることはないが、炭酸ガスレーザで焦がした際に生じる焦げ臭さが問題となる。特許文献3はレーザ照射の対象がおかきであるため、ある程度であれば香ばしさとして許容されるが、特許文献2は対象物が海苔であり、磯の香りを損ねることが懸念される。
本発明の目的は、板海苔の強度劣化が少なく、板海苔の香りが損なわれない模様付き板海苔と、作業が容易で、作業速度の速い製造方法を提供することにある。
本発明の模様付き板海苔は、板海苔の表面(表裏両面又はいずれか一面:以下同じ)に炭酸ガスレーザビームが照射されて変色した焦げ跡により模様が表示され、その焦げ跡がメッシュ状であることを特徴とするものである。
模様は文字(漢字・平仮名・片仮名・アルファベット等)、数字、記号、図形(食物、植物、動物等)、キャラクターの線画等々のいずれであってもよい。本発明ではこれらをまとめて模様という。
前記模様付き板海苔において、一枚の板海苔の表裏面のいずれか一面に、同じ又は異なる模様が一又は二以上表示されたものとすることができる。
前記模様付き板海苔において、一枚の板海苔の表裏両面に、同じ又は異なる模様が一又は二以上表示されたものとすることができる。
前記模様付き板海苔において、模様の周囲に、切抜き線が、炭酸ガスレーザビームの焦げ跡で表示されたものとすることもできる。
本発明の模様付き板海苔製造方法は、板海苔の表面に炭酸ガスレーザビームを、表示所望の模様の線幅方向又は線軸方向又は線幅方向及び線軸方向に走査させ、その走査中に炭酸ガスレーザビームを間欠照射又は連続照射して当該照射部分を焦がして変色した焦げ跡を付け、一本の走査の終了後に前記炭酸ガスレーザビームの照射位置を線幅方向又は線軸方向に変え、この変えた位置で炭酸ガスレーザビームを前記走査と同方向に走査させ、その走査中に炭酸ガスレーザビームを間欠照射又は連続照射して当該照射部分を焦がして変色させ、前記走査と炭酸ガスレーザビームの照射位置の変更を繰返して、照射時にのみ焦げ跡を形成して焦げ跡をメッシュ状の線状にして板海苔の表面に模様を表示する方法である。間欠照射にするか連続照射にするかは、レーザマーカ(レーザ照射器)のコントローラ、コンピュータに取り込むソフトにより選択することができる。
前記製造方法では、メッシュの数で模様の線の横幅を選択することができる。
本発明の模様付き板海苔製造方法は、前記炭酸ガスレーザビームを線幅方向又は線軸方向又は線幅方向及び線軸方向に首振り走査させて照射することができる。
本発明の模様付き板海苔製造方法は、板海苔を透明な包装材で包装し、その包装材の外から当該包装材を透過して板海苔の表面に炭酸ガスレーザビームを照射して前記表面に模様を表示することもできる。
本発明の模様付き板海苔製造方法は、板海苔に模様を表示する際に、模様の周囲にも炭酸ガスレーザビームを照射してその焦げ跡で、模様の周囲に切抜き線を表示することもできる。
本発明の模様付き板海苔は次のような効果がある。
(1)板海苔の表面の線状の焦げ跡がメッシュ状であるため、線全体を焦げ跡にする場合に比して板海苔の焦げ面積が狭くなり、模様を表示しても板海苔が強度劣化し難く、模様部分から折れたり裂けたりしにくい。
(2)板海苔の表面の線状の焦げ跡がメッシュ状であるため、線幅を広くしたり模様を大きくしたりしたても焦げ跡面積が狭くなり、焦げ臭さが少ない(殆ど無い)。
(3)板海苔の表裏両面に模様を表示すれば、用途に応じて模様を使い分けることができる。
(4)切抜き線が模様の周囲に炭酸ガスレーザビームの焦げ跡で表示されているので、切抜き線にミシン目をあけて切抜き線とする場合よりも、板海苔の強度劣化が少なく、しかも、模様を容易に切り抜きに可能である。
本発明の模様付き板海苔製造方法は次のような効果がある。
(1)焦げ跡がメッシュ状の線になるように炭酸ガスレーザビームを照射するので、焦げ跡を連続線になるように炭酸ガスレーザビームを照射する方法に比して、模様を描く(焦げ跡を線状にする)スピードが速くなる。
(2)包装材を透過して模様を表示すれば、模様表示作業中に板海苔が欠損したり、汚れたりしにくい。
(3)模様の周囲の切抜き線を、炭酸ガスレーザビームで焦がして変色させて表示して、模様を表示するときに切抜き線も表示することができ、表示作業が容易である。
(4)模様の線幅は、炭酸ガスレーザビームによる線幅方向の焦げ跡の数を変えることにより変えることができるため、線幅の変更が容易であり、一つの模様を線幅の異なる数種の線で表示することが手軽にできる。ちなみに、炭酸ガスレーザビームのスポット径を変更して線幅を変える方法では、線幅を変更する都度スポット径を変えなければならないという面倒がある。
本発明の模様付き板海苔の一例を示す正面図。 図1のX部拡大図。 (a)は図2のY部拡大図、(b)は(a)の部分拡大図。 間欠照射と連続照射を一行おきに繰り返して模様を描いた場合の説明図。 本発明の模様付き板海苔の製造方法の一例を示すフローチャート。 (a)〜(h)は本発明の模様付き板海苔の製造方法における、模様形成手順の一例を示す説明図。
(模様付き板海苔の実施形態)
本発明の模様付き板海苔1の一例について、図面を参照して説明する。本発明の模様付き板海苔1は、板海苔2の表面と裏面の両面又はいずれか一面に、模様3を表示することができるが、図1に示す実施形態は一面にのみ表示したものである。以下の説明では、説明の便宜上、模様3を表示する面を表面と記載する。
図1に示す模様付き板海苔1は、板海苔2の表面に炭酸ガスレーザビームを照射して、前記表面を焦がして(焼いて)変色させ(黒い板海苔の場合は白色系)、焦げ跡(焼き跡)と焦げ跡のない部分とでメッシュ状の線にして模様3を描いた(表示した)ものである。一例として図1に示す模様は太陽とその周囲の光を図形化したものである。
前記板海苔2は既存の板海苔であってもよく、一例として図1に示すものは、縦21cm×横19cmの標準規格の板海苔である。板海苔2は味付きのものでも、味付きでないものであってもよい。模様3は板海苔2の表面(艶のある面)に表示することも、それと反対の裏面(板海苔製造時のスノコ側の面)に表示することも、両面に表示することもできる。図1では模様3の外周に切抜き線4を設けてあり、模様3ごとに切り取りやすくしてある。切抜き線4は模様3の作成時に炭酸ガスレーザビームを照射して、板海苔2の表面を円形(リング状に)に焦がして変色させて形成することができる。切抜き線4は破断線であっても連続線であってもよく、形状も模様の外周に表示することのできる任意形状、例えば、四角、ハート形、星形等々とすることができる。
模様3は線状の焦げ跡で表示してあり、焦げ跡は図2〜図4のようにメッシュ状の線にしてある。メッシュ状の線の詳細の一例を図3(a)(b)に示す。図3(a)は図2のY部の拡大図であり、色の濃い部分が炭酸ガスレーザビームを照射して板海苔2の表面を焦がした焦げ跡である。図3(a)の格子は実際に板海苔2に描かれるものではないが、前記メッシュを説明するための仮想の格子であり縦34×横41の升目の格子である。
図3(a)に示すメッシュは、升目の横方向(X軸方向)に、升目一つおき(間欠的)に焦げ跡を付け、それを縦方向(Y軸方向)に繰返してメッシュにしてある。この場合、横方向への焦げ跡の数を多くすることにより模様の線幅を広くすることができ、縦方向への焦げ跡の数を多くすることにより模様の線を長くすることができ、各々の横方向への焦げ跡の位置を横にずらすことにより模様の線を曲線にすることができる。
本発明のメッシュは他の構造とすることもできる。その一例として図4に示すメッシュは、焦げ跡が横に連続する連続線と、焦げ跡が横に断続する間欠線を一行おきに交互に設けて形成されている。この場合も、連続線、間欠線の横方向への焦げ跡の数を多くすることにより模様3の線幅を広くすることができ、縦方向への焦げ跡の数を多くすることにより模様3の線を長くすることができ、各々の横方向への焦げ跡の位置を横にずらすことにより模様3の線を曲線にすることができる。
(模様付き板海苔製造方法の実施形態)
本発明の模様付き板海苔1は、例えば、炭酸ガスレーザ照射器とコンピュータ(例えば、パソコン:PC)を用いて板海苔2の表面に表示することができる。メッシュを説明するための便宜上、図3(a)に示すような格子が板海苔2の表面に存在すると仮定して説明する。この格子は縦34×横41の升目の格子である。以下に、この格子を使用して板海苔2に模様を表示する方法を説明する。
本発明の模様付き板海苔1は、例えば、炭酸ガスレーザ照射器(CO2レーザ照射器)とコンピュータを用いて、図5に示すステップA〜Fで製造することができる。炭酸ガスレーザ照射器には、例えば、株式会社キーエンス製のレーザマーカ(例えば、ML-Z9510)を使用することができるが、炭酸ガスレーザ照射器はこれ以外であってもよく、例えば、同社製のML-Z9520/9550/9510W/9520W/9550Wのほか、堀内電機製作所製のLSS-S050VAHやLSS-S070VAHなど、株式会社キーエンス製のML-Z9510と同等の能力を備えるものを用いることができる。これらレーザマーカはヘッドとコントローラを備え、コントローラをコンピュータと接続して使用する。
(1)板海苔2に表示する模様3の原図をPCに読み込む(ステップA)。
(2)読み込んだ画像をPC上で白黒(モノクロ)に変換する(ステップB)。
(3)画像データを所望サイズ、例えば、表示する板海苔2の表示位置、表示の大きさ等に合わせたサイズに変換する(ステップC)。
(4)画像データからノイズを除去する(ステップD)。
(5)アプリケーションソフトで画像データをメッシュに変換する(ステップE)。
(6)完成したデータをPCから炭酸ガスレーザ印刷機のコントローラに送り、コントローラで炭酸ガスレーザ印刷機のヘッドを制御して板海苔2に模様3を形成する(ステップF)。
上記ステップFにおける模様3の形成について以下に詳述する。板海苔2の表面に、図3及び図4に示すような格子状のフレームを想定し、前記ステップA〜ステップFの工程で処理されたデータに基づいて当該フレームに一列ずつ順番に照射して所望の模様3を完成させる。
(メッシュ線の表示方法の例1)
模様表示方法の詳細を以下に説明する。
(1)図3(a)の所望列の升目の横方向(X軸方向)に炭酸ガスレーザビームを移動(走査)させて、升目一つおき(間欠的)に炭酸ガスレーザビームを照射して、照射部分に焦げ跡(色の濃い部分)を付けて断続線(間欠線)を表示する。この走査は炭酸ガスレーザビーム照射器を横移動させて行うこともできるが、この実施例では炭酸ガスレーザビーム照射器の照射部分を首振りさせて行うことができる。(ステップ1)。
(2)前記横一列の升目への炭酸ガスレーザビームの照射(走査)が終了したら、炭酸ガスレーザビームを升目の縦方向(Y軸方向)に一升目分だけ移動させて、次の列の升目位置に移動させる。この移動は炭酸ガスレーザビーム照射器の照射口部分を縦移動させて行うこともできるが、この実施形態では炭酸ガスレーザビーム照射器の照射部分を首振りさせて行うことができる。(ステップ2)。
(3)ステップ2で位置合わせした列の横方向に炭酸ガスレーザビームを走査させて、ステップ1と同様に、升目一つおき(間欠的)に炭酸ガスレーザビームを照射して、照射部分に焦げ跡(色の濃い部分)を付けて次の破断線を表示する。(ステップ3)。
(4)以後、前記ステップ2、ステップ3を繰返して、焦げ跡をメッシュ状の線状にして、破断線を縦方向に連続表示して、板海苔2に模様3を表示する。(ステップ4)。
前記ステップ1〜ステップ4において、各々の列の横方向への焦げ跡の数を多くすることにより模様3の線幅を広くすることができ、走査距離を長くすることにより模様3の横幅を広くすることができる。縦方向への移動数を多くすることにより長い線を表示することができ、模様3を縦長に表示することができる。また、各々の列の焦げ跡の位置を順次右方向へずらすと右に湾曲する線を表示することができ、左方向へずらすと左に湾曲する線を表示することができる。
メッシュ模様の表示方法を図3(b)に基づいて詳細に説明する。図3(b)は図3(a)の三行目(上から3段目)を抽出して表示したものであり、第一の照射範囲T1の始点S1〜終点G1までの升目に一つおきに炭酸ガスレーザビームを照射して焦げ跡を作り、第二の照射範囲T2の始点S2〜終点G2までの升目に一つおきに炭酸ガスレーザビームを照射して焦げ跡を作ってある。この三行目の横軸方向への移動を走査という。三行目への前記走査が終了したら炭酸ガスレーザビームの照射位置(走査位置)を縦軸方向(例えば、二列目或いは四列目)に一升目分ずつ順次移動させて、次の走査位置で横移動(走査)させ、その間に前記と同様に、一升目おきに炭酸ガスレーザビームを照射させて当該列に焦げ跡を作ってある。
(メッシュ線の表示方法の例2)
前記メッシュ線の表示方法1は、全ての列の線を間欠線にする方法であるが、本発明では連続線と間欠線の組み合わせでメッシュ状の模様3を表示することができる。その例を図4に基づいて説明する。
この模様3の表示方法は前記ステップ1〜ステップ4と同じであり、異なるのは、炭酸ガスガスレーザビームの間欠照射(数個の升目への任意数おきの照射)と連続照射(数個の升目への連続照射)を走査列ごとに繰返し行って、破断線と連続性を一列おきに表示したことである。この場合も、横方向の焦げ跡の数を多くすることにより破断線又は連続線を長くする(線幅を広くする)ことができ、縦方向への繰り返し移動数を多くすることにより線を長くすることができ、各々の走査列における焦げ跡の位置を横にずらすことにより線を曲線に表示することができる。
(模様表示方法の他の例)
メッシュ線の表示方法の他の例を、図6(a)〜(h)に示す。ここでは、炭酸ガスレーザビームの間欠照射と連続照射を一行おきに繰り返して板海苔2の表面に模様3を描く場合について説明する。
(1)図6(a)に示すように、炭酸ガスレーザビームの出射口を図6(a)の横方向(X軸方向:矢印方向)に移動させながら間欠照射を行い、第一行の照射を完成させる。
(2)図6(b)に示すように、炭酸ガスレーザビームの出射口を第一行目とは逆方向に軸移動させながら連続照射を行い、第二行の照射を完成させる。
(3)図6(c)に示すように、炭酸ガスレーザビームの出射口を第一行目と同方向に軸移動させながら間欠照射を行い、第三行の照射を完成させる。
(4)図6(d)に示すように、炭酸ガスレーザビームの出射口を第一行目とは逆方向に軸移動させながら連続照射を行い、第四行の照射を完成させる。
(5)図6(e)に示すように、炭酸ガスレーザビームの出射口を第一行目と同方向に軸移動させながら間欠照射を行い、第五行の照射を完成させる。
(6)図6(f)に示すように、炭酸ガスレーザビームの出射口を第一行目とは逆方向に軸移動させながら連続照射を行い、第六行の照射を完成させる。
(7)図6(g)に示すように、炭酸ガスレーザビームの出射口を第一行目と同方向に軸移動させながら間欠照射を行い、第七行の照射を完成させる。
(8)図6(h)に示すように、レーザビームの出射口を第一行目とは逆方向に軸移動させながら連続照射を行い、第八行の照射を完成させる。
以上の要領で、模様3が完成するn行目までレーザ照射を繰り返すことによって、メッシュ状の線で模様3を描くことができる。
この実施形態では、間欠照射の例として、1升おきに照射する場合を一例に説明しているが、2升おき、3升おきといった所望間隔をあけて照射することができる。また、この実施形態では、間欠照射と連続照射を一行おきに切り替えているが、間欠照射と連続照射は二行おき、三行おきに切り替えるようにしてもよい。
本発明の模様の表示方法(レーザビームの横方向への走査や縦方向への移動順序や方法等)は、コンピュータに取り込むアプリケーションソフトによって自由に設計することができる。模様の線幅、メッシュ数、メッシュサイズ(焦げ跡のサイズと焦げてない部分のサイズ)等は任意に選択することができる。
本発明の模様付き海苔と模様付き海苔の製造方法の技術は、おかき等、海苔以外の対象物に模様を描く場合に応用することができる。食べ物以外の対象物にも応用することができる。
1 模様付き板海苔
2 板海苔
3 模様
4 切抜き線
T1 第一の照射範囲
S1 (第一の照射範囲の)始点
G1 (第一の照射範囲の)終点
T2 第二の照射範囲
S2 (第二の照射範囲の)始点
G2 (第二の照射範囲の)終点

Claims (8)

  1. 板海苔の表面に炭酸ガスレーザビームが照射されて焦げ跡を付け、変色した焦げ跡で模様が表示され、当該焦げ跡がメッシュ状であることを特徴とする模様付き板海苔。
  2. 請求項1記載の模様付き板海苔において、一枚の板海苔の表裏面のいずれか一面に、同じ又は異なる模様が一又は二以上表示されたことを特徴とする模様付き板海苔。
  3. 請求項1又は請求項2記載の模様付き板海苔において、一枚の板海苔の表裏両面に、同じ又は異なる模様が一又は二以上表示されたことを特徴とする模様付き板海苔。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の模様付き板海苔において、模様の周囲に、切抜き線が、炭酸ガスレーザビームの焦げ跡で表示されたことを特徴とする模様付き板海苔。
  5. 板海苔の表面に炭酸ガスレーザビームを、表示所望の模様の線幅方向又は線軸方向又は線幅方向及び線軸方向に走査させ、その走査中に炭酸ガスレーザビームを間欠照射又は連続照射して当該照射部分を焦がして変色した焦げ跡を付け、一本の走査の終了後に前記炭酸ガスレーザビームの照射位置を線幅方向又は線軸方向に変え、この変えた位置で炭酸ガスレーザビームを前記走査と同方向に走査させ、その走査中に炭酸ガスレーザビームを間欠照射又は連続照射して当該照射部分を焦がして変色させ、前記走査と炭酸ガスレーザビームの照射位置の変更を繰返して照射時にのみ焦げ跡を形成して焦げ跡をメッシュ状の線状にして板海苔の表面に模様を表示することを特徴する模様付き板海苔製造方法。
  6. 請求項5記載の模様付き板海苔の製造方法において、前記炭酸ガスレーザビームを線幅方向又は線軸方向に首振り走査させて焦げ跡によりメッシュ状の模様を表示することを特徴する模様付き板海苔製造方法。
  7. 請求項5又は請求項6記載の模様付き板海苔の製造方法において、板海苔を透明な包装材で包装し、その包装材の外から当該包装材を透過して板海苔の表面に炭酸ガスレーザビームを照射して前記表面に模様を表示することを特徴する模様付き板海苔製造方法。
  8. 請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の模様付き板海苔の製造方法において、板海苔に模様を表示するときに、模様の周囲にも炭酸ガスレーザビームを照射してその焦げ跡で、模様の周囲に切抜き線を表示することを特徴する模様付き板海苔製造方法。
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