JP2014033481A - スイッチギヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉器ユニットの取り付けや取り外しを短時間で行うことが出来るスイッチギヤを提供することを目的とする。
【解決手段】
上記の課題を解決するために、母線と、該母線に電気的に接続される複数の開閉器ユニット10a、100a、240aと、前記母線、及び開閉器ユニット10a、100a、240aの少なくとも一部を内部に有する筐体とを備え、複数の開閉器ユニット10a、100a、240aの間は、導体を有する連結部50a、60aにより電気的に接続され、連結部50a、60aは複数の開閉器ユニット10a、100a、240aが配列される方向とは異なる方向に、取り付け、または取り外しが可能であることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遮断器、断路器などがユニット化された開閉器ユニットを備えるスイッチギヤに関する。
近年、電力供給系統において、地球温暖化問題への対応策として、六フッ化硫黄ガス(SFガス)を使用しない高電圧スイッチギヤが注目されている。その絶縁方式としては、高圧力の乾燥空気をタンクに封入した圧縮空気絶縁方式、真空を主な絶縁媒体とした真空絶縁方式、エポキシ樹脂を高電圧部に被覆する固体絶縁方式などがある。
スイッチギヤの構成には、母線の数に応じて単母線タイプと複母線タイプがあり、いずれも、負荷への給電のためのフィーダ盤、母線を分離させるための母線区分盤、2つの母線を接続させるための母線連絡盤などを並べて構成される。図20に、複母線タイプにおけるスイッチギヤの単線結線図の一例を示す。ここで、電力を受けるための受電盤については、主回路構成はフィーダ盤のそれと同一と考えてよい。
ここで、従来のスイッチギヤとして例えば特許文献1に記載されたものがある。該スイッチギヤにおける主回路部分は、いずれも固体絶縁型ユニット化された遮断器、断路器、接地開閉器と言った各開閉器、更には母線とを組合せることで構成されている。
特開2007−306791号公報
上記特許文献1に記載されたスイッチギヤにおいては、開閉器ユニット間を連結する連結部が、複数の開閉器ユニットが配列される方向に取り付け、取り外しされる様に形成されており、いずれかのユニットが故障した場合に1つの盤内の機器を一括して全部取り外すか、ユニットを一旦垂直方向にずらしてから、水平移動して取り外す必要があった。そして、交換取り付け時には、逆の作業が必要となる。即ち、取り付けや取り外し作業を短時間で完了することが困難となる恐れがある。取り付けや取り外しが長時間に及べば、当該スイッチギヤからの電力供給を受ける負荷側は、停電する時間が長くなってしまい、また分散電源などが配置されていた場合には、当該電源からの電力供給が途絶えてしまう。
そこで本発明では、開閉器ユニットの取り付けや取り外しを短時間で行うことが出来るスイッチギヤを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係るスイッチギヤは母線と、該母線に電気的に接続される複数の開閉器ユニットと、前記母線、及び前記開閉器ユニットの少なくとも一部を内部に有する筐体とを備え、前記複数の開閉器ユニットの間は、導体を有する連結部により電気的に接続され、前記連結部は前記複数の開閉器ユニットが配列される方向とは異なる方向に、取り付け、または取り外しが可能であることを特徴とする。
本発明によれば、開閉器ユニットの取り付けや取り外しを短時間で行うことが出来るスイッチギヤを提供することが可能になる。
実施例1に係るスイッチギヤの側断面図であり、フィーダ盤において第一の共通接続母線とケーブルが接続された状態を示す図である。 図1に示すスイッチギヤの背面図である。 図1に示すスイッチギヤの回路構成と状態を説明するための単相結線図である。 図1に示すスイッチギヤの側断面図において、遮断器ユニットとそれに接続された断路器ユニットを拡大した図である。 実施例1の回路構成と状態を説明するための単相結線図であり、共通母線とケーブルが切り離された状態を示す図である。 図5に示す回路状態のスイッチギヤについて、遮断器ユニットとそれに接続された断路器ユニットを拡大した側断面図である。 実施例1の回路構成と状態を説明するための単相結線図であり、ケーブルが接地された状態を示す図である。 図7に示す回路状態のスイッチギヤについて、遮断器ユニットとそれに接続された断路器ユニットを拡大した側断面図である。 実施例1に係るスイッチギヤの側断面図であり、各ユニットの取り外し作業を示す図である。 実施例2の母線区分盤の回路構成を説明するための単相結線図である。 実施例2に係るスイッチギヤの側断面図であり、遮断器ユニットと断路器ユニットが配置された部分の側断面図である。 実施例2に係るスイッチギヤの側断面図であり、遮断器ユニットが配置されていない部分の側断面図である。 実施例2に係るスイッチギヤの背面図である。 実施例3の母線連絡盤の回路構成を説明するための単相結線図である。 実施例3に係るスイッチギヤの側断面図であり、遮断器ユニットと断路器ユニットが配置された部分の側断面図である。 実施例3に係るスイッチギヤの背面図である。 実施例4に係るスイッチギヤの側断面図である。 実施例4に係るスイッチギヤの背面図である。 実施例4に係るスイッチギヤの平断面図であり、繋ぎ導体の分離を説明する図である。 スイッチギヤの盤構成の一例である。
以下、本発明の実施に好適な実施例について図面を交えて説明する。尚、下記は実施の一例に過ぎず、本発明の内容を下記特定の態様に限定する趣旨でないことは言うまでもない。本発明は特許請求の範囲によって定められ、係る記載内容を満たす範囲であれば種々の態様に適宜変形することができる。
下記の実施例では複母線タイプのスイッチギヤについて説明するが、本発明の適用範囲は複母線タイプのものに限定される訳ではない。但し、複母線タイプのスイッチギヤにおいては、2対の母線と連結するために開閉器の数が相対的に増え、経済性追求のためには組立作業時間の短縮がより顕著な課題となる。また、母線やケーブルの施工は、各スイッチギヤを現地に据え付けて列盤状態にした後の作業となるため、現地作業性の向上が要求される。
その上、複母線タイプのスイッチギヤは、想定外のサージや電流による万一の故障により1つの母線が使用不可となっても、もう一方の母線により停電を回避する必要のある重要なポイントに設置される。このため、想定外のサージや電流により開閉器等が万一故障した際にも速やかに取り外して交換することが要求される。この取り外し交換作業時には停電する場合があるので、交換作業時間をできる限り短くする必要がある。
上記の様な理由から、複母線タイプのスイッチギヤは特に本発明を適用する上で好適となるが、適用範囲が複母線タイプのスイッチギヤに限られるものではない。
以下では、1相につき、3つの主回路(符号ではa〜cで表現)が存在する場合を例として説明し、各主回路間で対応する部材については重複説明を省略化するべく、代表していずれかの符号で説明する場合がある。但し、a〜cで表現した各々の部材が異なる符号の部材と接触・切り替え等されることはない(例、aとbが接触、bとcが接触、cとaが接触することはいずれもない)。
実施例1について図1ないし図9を用いて説明する。
本実施例におけるスイッチギヤ1は、複母線タイプのスイッチギヤに関するものであり、図20に記載した単線結線図における受電盤あるいはフィーダ盤に相当する。
図1に示す様に、スイッチギヤ1には、筺体内に高電圧回路の電流遮断を担う遮断器ユニット10aと、遮断器ユニット10aと第1の共通接続母線180aとの閉・断路・接地を切り替え可能な3位置接地断路器ユニット100aと、遮断器ユニット10と第2の共通接続母線280との閉・断路を切り替え可能な断路器ユニット240aとが各々鉛直方向に配列され、各開閉器ユニット10a、100a、240aはそれぞれ操作器48、118、258により可動電極26a、101a、241aが駆動される。これらのユニットは筺体を構成する接地された金属板2、3、4、5により覆われている。第1の共通接続母線180a及び第2の共通接続母線280aは、列盤するスイッチギヤと接続されており、図2に示す様に、筺体内には一部は収まるものの、複数のスイッチギヤの筺体間にまたがって配置されている。各開閉器ユニットは当該開閉器ユニットから見て母線とは反対側に操作器を備えている。具体的には、本実施例において遮断器ユニット10aが操作器48に接続されており、3位置接地断路器ユニット100aが操作器118に接続されており、断路器ユニット240aが操作器258に接続されている。操作器に相記号aを付していないのは、相によらず複数の相で一つの操作器で一括に動かすためである。(理由を付してみましたが正しいでしょうか?)操作器48は絶縁ロッド40aに接続されており、該絶縁ロッド40aは可動ホルダ27に接続され、該可動ホルダ27の先端(絶縁ロッド40aとは反対側の先端)には可動電極26aが接続されている。操作器118は絶縁ロッド115aに接続されており、該絶縁ロッド115aは可動電極101aに接続されている。操作器258は絶縁ロッド255aに接続されており、該絶縁ロッド255aは可動電極241aに接続されている。図1の操作器9は何でしょうか?
遮断器ユニット10aと3位置接地断路器ユニット100aはユニット接続母線60aにより電気的に接続され、3位置接地断路器ユニット100aと断路器ユニット240aはユニット接続母線70aにより電気的に接続されており、結果的に遮断器ユニット10aと断路器ユニット240aも電気的に接続されている。さらに、遮断器ユニット10aは、ユニット接続母線50aによりケーブル接続ユニット80aと電気的に接続されており、ケーブル84a、85aを介して外部の電源や需要家に接続される。本実施例では電流容量を確保するために2本のケーブルを接続した例を示している。無論、各相のケーブルを複数にしなければならない訳ではない。遮断器ユニット10aの両側に接続されたユニット接続母線50a、60aには、それぞれ電流検出するための変流器91a、92aが配置されており、事故電流検出や電力潮流の監視に使用する。
共通接続母線180a、280aは、図2に示す様に、スイッチギヤ1の盤背面側(図1内で右側)に水平方向に配置されており、複数の盤同士を接続する。図1および図2において、3位置接地断路器100aは、可動電極101aにより母線側電極102aと遮断器側電極103aが接続された「閉」状態であり、ケーブル84aと85aが第1の共通接続母線180aに接続されている。また、断路器240aは、可動電極241aが母線側電極242aから切り離された「断路」状態であり、ケーブル84aと85aが第2の共通接続母線280aから切り離されている。図3の単線結線図はこの状況を示しており、該図における太線の部分がケーブル接続部80に接続された部分である。
図4は、図1に示すスイッチギヤ1の側断面図において、遮断器ユニット10aとそれに接続された3位置接地断路器ユニット100aの部分を拡大した図である。以下、図1及び図4を用いて、実施例1の遮断器ユニット10a及び3位置接地断路器ユニット100aの構成と動作について説明する。尚、断路器ユニット240aは、3位置接地断路器ユニット100aに対して接地位置を備えていないことから後述する接地電極140aに相当する部位を備えていない。また、断路器ユニット240aは、末端に位置するユニット(両側に開閉器ユニットを備えていない)であり、後述するつなぎ導体108aに相当する部位も備えていない。他の部分については、基本的に3位置接地断路器ユニット100aと同様の構成であるので重複説明は省略する。
図4では簡略化のため、図1で相符号aを付している部位でも当該相符号aを省略して記載している。以下、図6及び図8でも同様である。遮断器ユニット10は、真空開閉部11と、真空開閉部11から突出し、真空開閉部11外の導体と接続されるブッシング導体32、36と、真空開閉部11及びブッシング導体32、36を被覆するエポキシ樹脂などの固体絶縁物により構成される。ブッシング導体32、36は固体絶縁物30に被覆されてブッシング部31、35を構成し、ユニット接続母線や共通母線等の導体と接続される。
真空開閉部11は、固定側セラミックス絶縁筒12と、固定側セラミックス絶縁筒12に対して同軸方向に接合される可動側セラミックス絶縁筒22と、固定側セラミックス絶縁筒12の可動側セラミックス絶縁筒22の接合側とは逆の端部に接合される固定側端板13と、可動側セラミックス絶縁筒22において固定側セラミックス絶縁筒12の接合側とは逆の端部に接合される可動側端板23とから構成され、かつ内部を真空とする真空容器内に、固定電極16と、該固定電極16と対向して配置され、固定電極16に接離可能な可動電極26と、固定電極16と接続されてブッシング導体32側と接続される固定ホルダ17と、可動電極26と接続される可動ホルダ27と、上記した各セラミックス絶縁筒をアークから保護するためのアークシールド20と、可動側端板23及び可動ホルダ27に接続されて真空を保ったまま可動ホルダ27の軸方向の可動を実現するためのベローズ29と、ベローズ29と可動電極26の接続部近傍に配置されて、開閉時のアーク等からベローズ29を保護するベローズシールド28とを配置している。ベローズ29によって内部の真空を維持しながら可動電極26、可動ホルダ27を軸方向に移動させて投入遮断状態を切り替えることが可能になり、またベローズシールド28は、併せてベローズ端部における電界の集中を緩和することも可能である。そして真空開閉部11が電流投入特性及び短絡電流遮断特性を有する。
固定側セラミックス絶縁筒12と固定側端板13の接続部の外周側には、該接続部における電界集中を緩和するための固定側電界緩和シールド14を配置し、可動側セラミックス絶縁筒22と可動側端板23の接続部の外周側には、該接続部における電界集中を緩和するための可動側電界緩和シールド24をそれぞれ配置している。
可動ホルダ27は、フレキシブル導体33を介して繋ぎ導体34に接続され、該繋ぎ導体34を通じてブッシング導体36に接続され、さらにユニット接続母線60を介して3位置接地断路器ユニット100と電気的に接続されている。ブッシング導体36は、ユニット接続母線60と接続される。ブッシング導体36は、開閉器ユニットが配列される方向(本実施例では高さ方向)とは異なる方向に引き出されている。そして、3位置接地断路器100を介して共通接続母線180a(共通接続母線180に接続した場合、閉)と接地電極104(接地電極104に接続した場合、接地)のいずれかに接続する様に、または両者の中間でいずれにも接続しない様に(断路)に切り替えることができる。フレキシブル導体33としては、例えば薄い銅板を複数枚重ねた上で、可動ホルダ27および繋ぎ導体34との接続部のみ固定して可動ホルダ27が駆動された時に変形して対応可能なものを適用することができる。また、フレキシブル導体に変えて、細かい接点片を組み合わせてリング状としたものや、ばね接点など摺動可能な電気接点を適用することも可能である。
固定ホルダ17はブッシング導体32に接続され、ユニット接続母線50を介してケーブル接続ユニット80に接続される。接続方法は、まず導体56と一体に形成された固体絶縁母線54をブッシング31に挿入する。次に固体絶縁母線54をブッシング31に挿入した状態で、導体56及びブッシング導体32の接続部周囲に配置される導電部52と一体に形成された絶縁ゴム51を、ブッシング部32に対して密着して被せる。そして最後に、絶縁栓53を絶縁ゴム51に対して挿入し、締め付け固定する。絶縁栓53で締め付けることにより、ブッシング部32と絶縁ゴム51の界面、および、絶縁ゴム51と絶縁栓53の界面の気密性を高め、絶縁耐力を高めている。また、絶縁ゴム51の表面には、触れても感電しない様に導電層を配置して接地することが有効である。更に、遮断器ユニット10に接続されるユニット接続母線50、60についてはユニット接続母線50、60が有する導体の周囲に変流器91、92をそれぞれ配置している。ユニット接続母線50は、真空開閉部11との接続側とは他端側でケーブル接続部58と接続されている。ケーブル接続部58についても、導体56及びケーブル接続部58の接続部周囲に配置される導電部58と一体に形成された絶縁ゴム57を、ケーブル接続部58に対して密着して被せる。そして最後に、絶縁栓59を絶縁ゴム51に対して挿入し、締め付け固定する。この点は、上記と同様である。ユニット接続母線60は、真空開閉部11との接続側とは他端側で3位置接地断路器ユニット100から突出するブッシング部105に接続され、ブッシング部105内に配置される繋ぎ導体106と接続されている。尚、本実施例では、他の接続部分(ユニット接続母線を用いる接続部分、及び共通母線を用いる接続部分)における接続方法/接続様式も同様である。接続様式の共通化、即ち各ユニット接続母線や共通接続母線と言った連結部に対する接続部位の形状を共通化することで、設置環境の要求に応じて種々の開閉器ユニットや母線、ケーブルを組合わせることができ、汎用性を高めることが可能になる。
各ユニット接続母線や共通接続母線については、複数の開閉器ユニットの配列方向(本実施例においては高さ方向)とは異なる方向に取り付けや取り外しを出来る様にしている。より具体的には、複数の開閉器ユニットが配列される方向とは略垂直な方向(本実施例においては水平方向)に取り付けや取り外しを出来る様にしている。この方向は、開閉器ユニットが有するブッシング導体や繋ぎ導体と言った、(ユニット接続母線や共通接続母線との)接続導体のユニット接続母線や共通接続母線に対する接続部分における伸延方向と略平行な方向となる。
可動電極26と可動ホルダ27は、上述の様に操作器48と接続される絶縁操作ロッド40と連結しており、これにより開閉動作が可能となる。可動電極26が固定電極16と接した位置を投入位置、可動電極26が固定電極16から離れて所要の絶縁耐力を確保した位置を遮断位置とする。
遮断器ユニット10においては、真空開閉部11に連結された絶縁操作ロッド40を可動軸方向に覆う様に固体絶縁物30が成型されており、かつ可動軸方向に覆う様に成型された部分に電界緩和シールド39を埋め込んでいる。これにより、絶縁操作ロッド40の周囲の空気部分の電界を低減して耐電圧を向上している。また、固体絶縁物30の表面を導電塗装して接地することにより、(電位差が無くなり、)接地した金属板46、47に密着して取付けることが可能になる。金属板46は、固体絶縁物30の表面で真空開閉部11の固定側端部に接触して配置されている。一方、金属板47は、操作器48の遮断器ユニット10側に接触して配置されている。そして、両金属板46、47は接地電位としている。
上述の真空開閉部11は、遮断器ユニット10においてブッシング部31、35と一体注型されたエポキシ樹脂などの固体絶縁物により構成される。
3位置接地断路器ユニット100は、可動電極101と接触または離れる固定電極102、103、104を可動電極101の可動軸方向に有しており、固定電極102、103、104は内径を略等しくする円形状の接点部位を有している。可動電極101と各固定電極102、103、104は摺動通電する。固定電極102は、母線側電極102であり、繋ぎ導体112に接続されている。繋ぎ導体112は固体絶縁物110に覆われてブッシング部111を形成し、共通接続母線180aに接続される。固定電極103は遮断器側固定電極103であり、遮断器ユニット10側は繋ぎ導体106に接続されており、断路器ユニット240側は繋ぎ導体108に接続されている。繋ぎ導体108は固体絶縁物110に覆われてブッシング部107を形成し、ユニット接続母線70を介して断路器ユニット240に接続される。固定電極104は接地電極であり、操作器118の3位置接地断路器ユニット100側に接触して配置されている接地された金属板117に接触して配置されている。母線側電極102、遮断器側固定電極103、繋ぎ導体106、108、112は固体絶縁物110で覆われており、各繋ぎ導体は固体絶縁物110で覆われてブッシング部(順に、105、107、111)を形成する。また、固体絶縁物110は絶縁操作ロッド115を可動軸方向に覆う様に成型されており、かつ可動軸方向に覆う様に成型された部分に電界緩和シールド109を埋め込んでいる。これにより、絶縁操作ロッド115の周囲の空気部分の電界を低減して耐電圧を向上している。また、固体絶縁物110の表面を導電塗装して接地することにより、安全性を確保している。各繋ぎ導体は、開閉器ユニットが配列される方向(本実施例では高さ方向)とは異なる方向に引き出されている。
可動電極101は、絶縁ロッド115を介して操作器118により駆動され、母線側電極102と遮断器側固定導体103を接続した「閉」状態、母線側電極102等の各固定電極から可動電極101が切り離された「断路」状態、遮断器側固定導体103と接地電極104を接続した「接地」状態の3位置に駆動され、それにより各状態が切り替えられる。
図3ないし図8を用いて、遮断器ユニット10と3位置接地断路器ユニット100の動作について説明する。
図4において、3位置接地断路器100は、可動電極101により母線側電極102と遮断器側電極103が接続された「閉」状態であり、ケーブル84と85が第1の共通接続母線180に接続されている。図3の単線結線図はこの状況を示しており、太線の部分がケーブル接続部80に接続された部分である。
図5、図6は、ケーブル84と85が第1の共通接続母線180から切り離された状態を示す。保守点検時などにケーブル84と85が第1の共通接続母線180との接続状態から切離状態に切り替えるためには、まず、遮断器ユニット10の可動電極26を駆動して「遮断」位置に移動する。この動作は、短絡事故による大電流が検出された場合にも行う。その後、3位置接地断路器ユニット100を「断路」位置に駆動することにより「断路」状態となる。これにより、3位置接地断路器ユニット100自体は電流の遮断機能を有さなくても足りる。
ケーブル84と85が第2の共通接続母線280から切り離された状態については特に図示していないが、断路器ユニット240も3位置接地断路器ユニット100と同様に閉位置と断路位置は備えているので、同様の操作となる。即ち遮断器ユニット10の可動電極26を駆動して「遮断」状態とした後、断路器ユニット240を「断路」位置に駆動することにより「断路」状態となる。これにより、断路器ユニット240についても電流の遮断機能を有さなくても足りる。尚、図5に示す様に、共通接続母線180及び共通接続母線280は並列に備えられているので、一方が他方とは独立して閉・断路位置を取ることが可能である。
図7、図8は、ケーブル84、85を接地した状態を示す。この時の動作としては、まず、3位置接地断路器ユニット100の可動電極101を、前述の「断路」位置から更に駆動して、遮断器側固定導体103と接地電極104を接続した「接地」位置にする。その後、遮断器ユニット10の可動電極26を固定電極16に投入し、「投入」状態とする。これによりケーブル84、85は、ユニット接続母線50、遮断器ユニット10、ユニット接続母線60、3位置接地断路器ユニット100、3位置接地断路器ユニット100内接地電極104を通じて接地される。尚、この接地投入に先立ち、断路器ユニット240は「断路」状態としておくことが必須である。なぜなら、断路器ユニット240は共通接続母線280に接続されており、断路器ユニット240が閉状態にある場合には、共通接続母線280を接地させてしまうことになるからである。タイミングとしては、接地投入より先であれば、3位置接地断路器ユニット100の状態に関わらず(3位置接地断路器ユニット100と断路器ユニット240は並列であるため)特に問題はない。また、ケーブル84、85に分散電源等の電源が繋がっていないことも必要であるが(電源を地絡させてしまうため)、万一ケーブル84、85に電源が繋がっていて地絡電流が流れてしまう様なケースが生じても、投入容量仕様を持たせた遮断器ユニット10が常に投入電流を負担する様になっており(上述の通り。3位置接地断路器ユニット100自体は接地位置となっているが、実際に接地状態に移行させる最後のトリガとなるのは、遮断器ユニット10の投入である。故に、投入電流は遮断器ユニット10内で発生する)、機器の故障に至ることはない。尚、断路器ユニット240については接地位置を有していないが、上述の様に3位置接地断路器ユニット100が少なくとも接地位置を有していれば、ケーブルに対し、3位置接地断路器ユニット100と並列に配置される断路器ユニット240は接地位置を有していなくともケーブルを接地させることは可能である。
尚、接地状態から元に戻す場合には、上述と逆の動作をすれば良い。
また、共通接続母線180を共通接続母線280に切り替える場合には、図6の「断路」状態(3位置接地断路器ユニット100、及び断路器ユニット240のいずれも断路位置)から、図6に図示されていない断路器ユニット240の可動導体241を「閉」位置に切り替え、その後遮断器ユニット10を「投入」状態にすればよい。
図9は、実施例1に係るスイッチギヤの側断面図であり、各ユニットの取り外し作業を示す図である。
本実施例の様に複母線タイプのスイッチギヤにおいては、遮断器ユニット10、3位置接地断路器ユニット100または断路器ユニット240と言った開閉器ユニットが、想定外のサージ電圧や事故電流等の何らかの事情により万一故障して共通接続母線の1つが使用不可となった場合であっても、他方の共通接続母線に切替えることによりケーブル84、85に対して電力供給を継続することが可能である。しかし、次の故障に備えるために、いずれにせよ故障したユニットを速やかに交換する必要がある。交換作業は、電力供給への影響が比較的少ない時間帯に停電して行うことになるが、電力供給への影響を皆無にはできないため、作業時間をできる限り短縮する必要がある。
ここで、本実施例においては各連結部となるユニット接続母線や共通接続母線が、複数の開閉器ユニットの配列方向(本実施例においては高さ方向)とは異なる方向に取り外し出来る様にしており、全ての開閉器ユニットを取り外さなくても、交換するべき開閉器ユニットに接続する連結部のみ取り外すことが可能であり、それにより交換するべき開閉器ユニットのみを取り外すことが可能になる。これは取り付ける際にも同じことが言える。即ち、取り外す際に交換するべき開閉器ユニットに接続する連結部のみしか取り外しておらず、取り付ける際にも交換するべき開閉器ユニットに接続する連結部のみを取り付ければ良い。即ち、全体を取り付け・取り外ししなければ交換作業ができない場合と比較して著しく作業時間を減らすことが出来る。これは、特に複母線タイプの様に多くの開閉器ユニットをスイッチギヤ内に備えるタイプで有益となる。
特に本実施例では、複数の開閉器ユニットが配列される方向とは略垂直な方向に取り付けや取り外しを出来る様にしており、最も開閉器ユニットが邪魔にならない。
更に、各連結部となるユニット接続母線や共通接続母線が、複数の開閉器ユニットの配列方向とは異なる方向に取り外し出来る様にするべく、開閉器ユニットが有するブッシング導体や繋ぎ導体と言った、(ユニット接続母線や共通接続母線との)接続導体についても、ユニット接続母線や共通接続母線に対する接続部分においては、複数の開閉器ユニットの配列方向(本実施例においては高さ方向)とは異なる方向に伸延させており、これにより当該接続導体のユニット接続母線や共通接続母線に対する接続部分における伸延方向と略平行な方向に引き出すことで、全ての開閉器ユニットを取り外さなくても、交換するべき開閉器ユニットに接続する連結部のみ取り外すことが可能になる。
また、本実施例におけるスイッチギヤは、全ての連結部分を絶縁栓により締め付け固定される構造としているが、その連結方向を水平方向とし、かつ、向きをスイッチギヤ盤1の背面側に揃えている。即ち、絶縁栓についてはスイッチギヤ盤1の背面の金属板3を外して容易に外すことができる。従って、例えば3位置接地開閉器ユニット118が故障した場合には、ユニット118から共通接続母線180とユニット接続母線60、70を切り離せば、ユニット118を正面方向にスライドして容易に取り出せる。上述したことは、他のユニットについても同様である。
また本実施例によれば、接続母線および互いのユニット間の接続部位が共通化されるため、多様な回路構成の実現が容易となる。
また、接続母線の連結部分や連結接続部(ユニット接続母線)を操作器とは反対側に設ける様にしており、取り付け、または取り外し時に操作器により作業スペースが減らされることがなく、作業性を向上した配置となっている。加えて、接続母線の連結部分を連結接続部(ユニット接続母線)と同じ引き出し方向(本実施例においては盤背面側)にしているため、盤背面にて連結部分を取り外せば、それぞれの開閉器ユニットを独立して前面から水平方向にスライド取り外しできるので、万一の故障時の交換作業時間が短縮され、作業のための停電時間が短縮される。
さらに、複数の開閉器が存在するスイッチギヤの組立作業性が向上し、更に現地作業の母線設置も容易となる。
次に、実施例2について、図10ないし図13を用いて説明する。実施例2は、図20における母線区分盤の例を示すものである。
図10は、共通接続母線280aを区分するための母線区分盤の回路構成であり、共通接続母線280a、285aが、3位置接地断路器ユニット200a、遮断器ユニット10aおよび3位置接地断路器ユニット220aにより区分される。
この回路を、図11に示した3位置接地断路器ユニット200aと遮断器ユニット10aを備えたスイッチギヤ151と、図12に示した3位置接地断路器ユニット220aを備えたスイッチギヤ152と、遮断器ユニット10と3位置接地断路器ユニット220aを接続するユニット接続母線300a、320aと、遮断器ユニット10aと3位置接地断路器ユニット200aを接続するユニット接続母線310aとで構成している。本実施例においても遮断器ユニット10aの両側には変流器93、94を配置している。図13はこれらの背面図であり、ユニット接続母線310a、320aの奥行き方向の位置を共通接続母線180aとずらし、ユニット接続母線と共通接続母線を交差させることで、両者が空間的に重ならない様に配置している。尚、共通接続母線180aを区分するための母線区分盤もユニット接続母線の長さを変えるだけで同様に構成できる。
実施例1で説明した様に、連結部に対する接続部位の形状は共通化されているので、本実施例に示す様に、実施例1で示したスイッチギヤ1から開閉器ユニットを減らしたりすることも可能である。その場合、ユニット接続母線310a、320aについては実施例1におけるユニット接続母線と比較して長いものを用意しておけば良い。開閉器ユニット自体は特に変形不要であり、実施例1で説明したものと同様のものを使用できる。
本実施例においても実施例1で説明したものと同様の効果を奏することが可能である。加えて、ユニット接続母線310a、320aの奥行き方向の位置を共通接続母線180aとずらし、両者が空間的に重ならない様に配置し、列盤を可能にしている。
次に、実施例3について、図14ないし図16を用いて説明する。実施例3は、図20における母線連絡盤の例である。
図14は、共通接続母線280aと共通接続母線180aを連絡/区分するための母線連絡盤の回路構成であり、共通接続母線180a、280aが、3位置接地断路器ユニット200a、遮断器ユニット10aおよび3位置接地断路器ユニット120aにより連絡/区分されている。この回路を、図15に示した3位置接地断路器ユニット200aと遮断器ユニット10aを備えたスイッチギヤ153と、その奥側の3位置接地断路器ユニット180aを備えたスイッチギヤ(図示なし)と、遮断器ユニット10aと3位置接地断路器ユニット180aを接続するユニット接続母線300a及びユニット接続母線330aと、遮断器ユニット10aと3位置接地断路器ユニット200aを接続するユニット接続母線310aとで構成している。本実施例においても遮断器ユニット10aの両側には変流器93a、94aを配置している。図16はこれらの背面図であり、ユニット接続母線310aの奥行き方向の位置を共通接続母線180aとずらし、ユニット接続母線と共通接続母線を交差させることで、両者が空間的に重ならない様に配置している。
尚、スイッチギヤ153の奥側のスイッチギヤについては特に図示していないが、図12で記載したものについて、3位置接地断路器ユニット220aがスイッチギヤ内上段の共通接続母線285aではなく、スイッチギヤ内中段の共通接続母線180aに接続された3位置接地断路器ユニット120aに置き換わり、更に3位置接地断路器ユニット120aがスイッチギヤ内中段に位置するに伴い、短いユニット接続母線330aに置き換わる点以外は特に相違していない。
本実施例についても実施例2と同様の効果を奏することが可能である。
次に、実施例4について、図17ないし図19を用いて説明する。
本実施例におけるスイッチギヤ154は、図20に記載した単線結線図における受電盤あるいはフィーダ盤に相当し、その機能は実施例1と同じである。図17においては、各ユニット10a、100a、240aにおいて、ブッシング導体や繋ぎ導体を固体絶縁した各ブッシング部を全て操作器の反対側の面に配置している。これにより、エポキシ樹脂などを注型する際に、両方のブッシング部に初めに液体の樹脂を流し込むことができるので、ブッシング部の絶縁面を精度よく成型できる。また、ブッシング部の位置が、いずれもスイッチギヤ盤154の最背面側に配置され、共通接続母線180a、280a、および、ユニット接続母線50a、60a、70aが最背面に配置されるので、交換作業時に容易に絶縁栓を外すことができる。図18の背面図には、この状況を示している。本実施例に示す構造では、上記ブッシング部、共通接続母線及びユニット接続母線を同一平面内に配置している。即ち、上記ブッシング部、共通接続母線及びユニット接続母線は交差する関係性にはない。そして、当該同一平面をスイッチギヤ盤154の最背面側(最前面側でも勿論良い。前か後ろかと言うことではなく、作業者にとってアクセス容易な位置に存在することが重要である)、別の良い方をすればスイッチギヤ筺体が有する扉に近接した位置に配置しており、作業者にとっては作業がしやすい。
ここで、図17において、例えば共通接続母線180aから3位置接地断路器ユニット100aと遮断器ユニット10aを介してケーブル85aに短絡事故時の大電流が流れた場合を想定する。この場合、遮断器ユニットにおいて、可動ホルダ27aと繋ぎ導体36aに逆向きの大電流が流れる。図17の実施例においては、可動ホルダ27aと繋ぎ導体36aの距離を、絶縁耐力を確保可能な最短距離とした場合、(電流に比例し距離に反比例することになる)電磁反発力が過大なものとなり、可動側ホルダが偏心して真空開閉部11aの動作に悪影響を及ぼす可能性がある。また、3位置接地断路器ユニット100aにおいても、可動電極101aと繋ぎ導体106aの間に電磁反発力が働き、偏心する力が接触部に働き、接触部を痛める可能性もある。
この電磁反発力を低減するための構造を図19に示す。図19は3位置接地断路器ユニット100aにおける構造であるが、遮断器ユニット10a、断路器ユニット240aについても同様の構造にすることが可能である。図19においては、繋ぎ導体106aを、106p、106qに分割し、繋ぎ導体108aを108p、108qに分割しており、3位置接地断路器ユニット100aの可動導体101aを中心にして可動軸方向に見て四隅に配置している。可動導体101aを中心にして四隅に配置することで、ユニット幅が増大することを抑制しつつも、可動電極101aとの距離を20%から40%大きくすることが出来、結果として電磁反発力を1/1.2から1/1.4に低減している。
また、四隅に配置する場合の他、図19に示すように、可動導体101aを中心にして対称な位置に配置することで可動電極101aが繋ぎ導体106pから受ける電磁反発力106xと、繋ぎ導体106qから受ける電磁反発力106yは、その向きが異なり、かつ図中左右方向の成分が逆ベクトルとなるので、当該逆向きの力の成分は相殺される。故に、上記四隅に配置した場合の距離増大の効果と合わせて、電磁反発力の合力は約半分に低減される。
本実施例においても上記実施例で説明したものと同様の効果を奏することが可能である。
上述したスイッチギヤにおいて、断路器ユニット240aの開閉部を気中開閉器としているが、例えば真空開閉部11と類似構造の真空開閉器を適用することも可能であり、ループ電流などの負荷電流を遮断する必要があるサイトに適用できる。
上述の実施例において、各ユニットの固体絶縁体の表面を導電塗装して接地することにより、相毎に接地されるので、作業者の感電を防止することが可能になる。また、相毎に接地することにより、事故電流の大きい相間短絡を防止でき配電系統の安全性を高めることができる。
また、金属板2、3、4、5で接地容器を形成し、高気圧の乾燥空気やCO2ガス、SF6ガスなどの空気以外の絶縁性気体を封入して絶縁することにより、絶縁距離を短くできるので、3位置接地断路器100a、120a、200a、220a、及び断路器240aを小型化でき、スイッチギヤ全体を小さくできる。空気を封入する場合にも、密閉して湿度の上昇を抑えることにもつながり、結露を防止できる結果、絶縁距離を一層短くでき、スイッチギヤを一層小型化できるというメリットもある。
1、151、152、153、154 スイッチギヤ
2、3、4、5 金属板
9 制御ユニット
10 遮断器ユニット
11 真空開閉部
12 固定側セラミックス絶縁筒
13 固定側端板
14 固定側電界緩和シールド
16 固定側電極
17 固定側ホルダ
20 アークシールド
22 可動側セラミックス絶縁筒
23 可動側端板
24 可動側電界緩和シールド
26 可動側電極
27 可動側ホルダ
28 ベローズシールド
29 ベローズ
30 固体絶縁物
31、35、105、107、111 ブッシング部
32、36 106、108、112 繋ぎ導体
33 フレキシブル導体
48 遮断器操作器
40、115、215、235 絶縁操作ロッド
50、60、70 ユニット接続母線
300、310、320 ユニット接続母線
100、120、200、220 3位置接地断路器ユニット
240 断路器ユニット
101、121、201、221、241 可動導体
102、122、202、222、242 母線側固定導体
103、123、203、223、243 遮断器側固定導体
104、124、204、224 接地電極
118、138、218、238、258 断路器操作器
180、280、285 共通接続母線
84、85 ケーブル
91、02、93、94、95、96 変流器(電流検出器)

Claims (13)

  1. 母線と、該母線に電気的に接続される複数の開閉器ユニットと、前記母線、及び前記開閉器ユニットの少なくとも一部を内部に有する筐体とを備え、
    前記複数の開閉器ユニットの間は、導体を有する連結部により電気的に接続され、
    前記連結部は前記複数の開閉器ユニットが配列される方向とは異なる方向に、取り付け、または取り外しが可能であることを特徴とするスイッチギヤ
  2. 請求項1に記載のスイッチギヤであって、
    前記連結部は前記複数の開閉器ユニットが配列される方向とは略垂直な方向に、取り付け、または取り外しが可能であることを特徴とするスイッチギヤ
  3. 請求項1に記載のスイッチギヤであって、
    前記開閉器ユニットは、前記連結部における前記導体と電気的に接続されると共に、前記複数の開閉器ユニットが配列される方向とは異なる方向に引き出される接続導体を有し、
    前記連結部は前記接続導体に対し、前記接続導体の前記連結部との接続部分の伸延方向と略平行な方向に、取り付け、及び取り外しが可能であることを特徴とするスイッチギヤ
  4. 請求項1ないし3のいずれか一つに記載のスイッチギヤであって、
    更に前記母線も前記複数の開閉器ユニットが配列される方向とは異なる方向に、取り付け、または取り外しが可能であることを特徴とするスイッチギヤ
  5. 請求項1ないし4のいずれか一つに記載のスイッチギヤであって、
    前記連結部に対する接続部位の形状は共通化されていることを特徴とするスイッチギヤ
  6. 請求項5に記載のスイッチギヤであって、
    前記開閉器ユニットは、電流の投入及び遮断を行う遮断器ユニットを備える事を特徴とするスイッチギヤ
  7. 請求項5または6に記載のスイッチギヤであって、
    前記開閉器ユニットは、電流の断路または負荷側の接地を行うユニットを有することを特徴とするスイッチギヤ
  8. 請求項1ないし7のいずれか一つに記載のスイッチギヤであって、
    前記連結部は絶縁栓により締め付けられることで前記開閉器ユニットまたは前記母線に対し取り付けられることを特徴とするスイッチギヤ
  9. 請求項1ないし8のいずれか一つに記載のスイッチギヤであって、
    更に前記開閉器ユニットが有する可動電極を操作する操作力を発生する操作器を備え、
    前記連結部は前記開閉器ユニットに対し、前記操作器とは反対側に設けられることを特徴とするスイッチギヤ
  10. 請求項9に記載のスイッチギヤであって、
    前記母線も前記開閉器ユニットに対し、前記操作器とは反対側に設けられることを特徴とするスイッチギヤ
  11. 請求項10に記載のスイッチギヤであって、
    前記連結部及び前記母線は同一平面内に配置されており、かつ、
    前記連結部及び前記母線の取り付け、または取り外しが容易になる様に、前記筐体が有する扉に近接して配置されていることを特徴とするスイッチギヤ
  12. 請求項1ないし11のいずれか一つに記載のスイッチギヤであって、
    前記連結部は前記母線と重ならないように配置されることを特徴とするスイッチギヤ
  13. 請求項1ないし12のいずれか一つに記載のスイッチギヤであって、
    前記開閉器ユニットは可動導体と、該可動導体を中心に、互いに反対側に配置される第1の導体と第2の導体を備え、
    該第1の導体と第2の導体の一方の導体に流れる電流の方向は、他方に流れる電流の方向とは逆方向であり、
    前記第1の導体と前記第2の導体は更に各々が2つに分割され、
    前記可動導体を中心として、分割された前記第1の導体と前記第2の導体は、対称な位置に配置されることを特徴とするスイッチギヤ
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